説明

自動開閉式カーテン装置

【課題】カーテン等開閉時に前記専用リモコンを使用することにより、センサー感知にて作動し、あらゆるカーテンレール等に付帯することのできる軽量かつコンパクトタイプな自動開閉式カーテン装置を提供するものである。
【解決手段】自動開閉式カーテン装置は、カーテン等開閉時に前記専用リモコンを使用することによりセンサー感知にて作動する装置であり、また、受信するセンサー感知ユニット及び駆動ユニットは、カーテンレール等上部に固定され、左右に半開き状態につり上げる際の市販の太巻きひもと、電源用アダプターを備え、前記専用リモコンを使用することで作動し、任意の位置で停止させることのできるように構成した。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、カーテン開閉時にカーテンレール等に付帯している本装置と専用リモコンを使用することにより、あらゆるカーテンレール等に付帯することのできる軽量かつ取付け簡単な自動開閉式カーテン装置に関するものである。
【背景技術】
【0002】
日差しがまぶしいとき、あるいは、カーテン等を開けなければいけないとき、窓からはなれていたり、両手が塞がっていたりして開閉することができないことがある。
このようなとき、例えば、病院等で点滴や薬剤を持った人の両手が塞がっていてうまくカーテンを開けることができず、持っているものを落としてしまったり、また、寝たきりの人が外の景色を見たくても自分でカーテンを開けることができないなどの様々な弊害が生じさせる。
【0003】
係る問題点を解決するため、下記特許文献に開示される自動開閉式カーテン装置が公知である。この自動開閉式カーテン装置は、カーテン開閉時にカーテンレールに駆動ユニット付帯のモーターを付帯することでカーテン等を自動で開閉することができたり、つり上げたりすることができて、極めて便利である。
【特許文献1】特開平06−209843
【特許文献2】特開平11−113734
【特許文献3】特開2001−224490
【特許文献4】特開2003−325310
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記先行技術における課題は、次の通りである。カーテン等を開閉する際、病院等で点滴や薬剤を持った人の両手が塞がっていてうまくカーテン等を開けることや閉めることができず、持っているものを落としてしまったりして弊害が生じたり、また、寝たきりの人が外の景色を見たくても自分でカーテンを開けることができないなどの様々な弊害が生じさせる。
【0005】
本発明は、上記実情に鑑みてなされたものであり、その課題は、カーテン等開閉時に前記専用リモコンを使用することにより、センサー感知にて作動し、あらゆるカーテンレール等に付帯することのできる軽量かつコンパクトタイプな自動開閉式カーテン装置を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決するため本発明に係る自動開閉式カーテン装置は、カーテン等開閉時に前記専用リモコンを使用することによりセンサー感知にて作動する装置であり、また、受信するセンサー感知ユニット及び駆動ユニットは、カーテンレール等上部に固定され、左右に半開き状態につり上げる際の市販の太巻きひもと、電源用アダプターを備え、前記専用リモコンを使用することで作動し、任意の位置で停止させることのできるように構成されていることを特徴とするものである。
【発明の効果】
【0007】
この構成による自動開閉式カーテン装置の作用・効果は以下の通りである。カーテンレール内に2本のカーテンレール代用ワイヤーを内装し、この前記ワイヤーに駆動ユニット付帯のモーターを付帯し、電源用アダプターのコードをコンセントに配線し、さらに、専用リモコンを具備する。
したがって、専用リモコンを使用することにより、センサー感知して、駆動ユニット付帯のモーターが作動し、同軸ギアや連動ギアを作動させ、カーテンレール内装のワイヤーを回転させることができる。それにより、カーテンを左右に開閉することができる。
また、専用リモコンを使用することにより、作動を任意の位置で停止させることのでき、さらに、つり上げたりすることができる自動開閉式カーテン装置を提供することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0008】
本発明に係る自動開閉式カーテン装置の好適な実施形態を図面を用いて説明する。図1は、実施形態の自動開閉式カーテン装置を示す外観斜視図、図2は、実施形態の自動開閉式カーテン装置を示す作用図、図3は、実施形態の自動開閉式カーテン装置を示すシステム構成図、図4は、実施形態の自動開閉式カーテン装置の駆動ユニット部を示すシステムのユニット図、図5は、実施形態の自動開閉式カーテン装置の作動を示すフローチャートである。
【0009】
〈自動開閉式カーテン装置の構成〉
各図に示すように自動開閉式カーテン装置Jは、カーテンレール11内に2本のカーテンレール代用ワイヤー21を内装し、この前記ワイヤー21に駆動ユニットK付帯の駆動モーター15を付帯し、電源用アダプター24のコードをコンセントに配線する。さらに、専用リモコン25を具備し、この専用リモコン25を使用することにより、センサー14感知して、駆動ユニットK付帯の駆動モーター15が作動し、同軸ギアのカーテン開閉時の作動ギア16aと連動ギアのカーテン開閉時の作動受けギア17を勘合させ、カーテンレール11内装のカーテンレール代用ワイヤー21を回転させることができる。それにより、カーテンCを左右に開閉することができる。
また、専用リモコン25を使用することにより、作動するのを任意の位置で停止させることのでき、さらに、つり上げたりすることができる自動開閉式カーテン装置を構成されている。
【0010】
図1においては、実施形態の自動開閉式カーテン装置Jを示す外観斜視図である。カーテンレール11内に2本のカーテンレール代用ワイヤー21を内装し、この前記ワイヤー21に駆動ユニットK付帯の駆動モーター15を付帯し、電源用アダプター24のコードをコンセントに配線する。さらに、専用リモコン25を具備し、この専用リモコン25を使用することにより、センサー14感知して、駆動ユニットK付帯の駆動モーター15が作動し、同軸ギアのカーテン開閉時の作動ギア16aと連動ギアのカーテン開閉時の作動受けギア17を勘合させ、カーテンレール11内装のカーテンレール代用ワイヤー21を回転させることができる。それにより、左右の誘導リング12が移動してカーテンCを左右に開閉することができる。
また、専用リモコン25を使用することにより、電磁ユニット19の働きで、カーテン開閉時の作動ギア16aが作動してカーテン半開(つり上げ)時の作動ギア16bとして位置し、カーテン半開(つり上げ)時の作動受けギア18と勘合させ巻き取りプーリー20を回転させて、カーテンストッパー23で固定されたカーテンつり上げ用ひも22を巻き上げて、カーテンCをつり上げることができる。さらに、専用リモコン25を使用することにより、センサー14感知して作動するのを任意の位置で停止させることのできるが、左右の誘導リング12が中央に移動してタクトスイッチ13が作用したら、作動が終了することができる。
【0011】
図2においては、実施形態の自動開閉式カーテン装置Jを示す作用図で、専用リモコン25を使用することによる作動状態を示す。図1で示すように構成されており、i)カーテンを開ける時は、カーテン開閉時の作動受けギア17を勘合させ、または、ii)カーテンを半開(つり上げる)する時は、巻き取りプーリー20を回転させて作動させることができる。
【0012】
また、図3においては、実施形態の自動開閉式カーテン装置Jを示すシステム構成図である。センサー14は、カーテンレール11上部の右側に位置し、タクトスイッチ13は、カーテンレール代用ワイヤー21の上部中央に位置する。カーテンレール11に内装されたカーテンレール代用ワイヤー21の右端にカーテン開閉時の作動ギア16aを付帯し、次に、右側に駆動モーター15を連結する。さらに、カーテン開閉時の作動ギア16aと駆動モーター15の間に電磁ユニット19を設け、カーテン開閉時の作動ギア16aが移動できるよう位置する。移動したカーテン開閉時の作動ギア16a(カーテン半開(つり上げ)時の作動ギア16b)と勘合する位置にカーテン半開(つり上げ)時の作動受けギア18を設け、その同軸右側延長上に巻き取りプーリー20を位置するように構成されている。
【0013】
さらに、図4においては、駆動ユニット部を示すシステムのユニット図で、i)カーテンを開ける時、ii)カーテンを半開(つり上げる)する時の電磁ユニット19の作用による、カーテン開閉時の作動ギア16a(カーテン半開(つり上げ)時の作動ギア16b)の移動状態を示し、かつ、カーテン開閉時の作動受けギア17とカーテン半開(つり上げ)時の作動受けギア18との勘合状態を示すユニット図である。
【0014】
次に、図5において、実施形態の作動フローチャートによる作動説明を示す図である。専用リモコン25を使用して、自動開閉式カーテン装置Jを作動させる際、i)カーテンを開ける時は、リモコンスイッチ《開》ON 50から終了57までの手順で、また、ii)カーテンを半開(つり上げる)する時は、リモコンスイッチ《半開》ON 60から終了67までの手順で行なうことができる。
【0015】
〈別実施形態〉
ケースやカーテンレール等やひも等の材質については、特定の材質に限定されるものではなく、難燃性で、しかも丈夫であれば、市販品として使用されているものでよい。モーターも同軸ギアや連動ギアを回すだけなので、コンパクトタイプ軽量化を計り、作業条件を満足するものであればよい。
本発明は、本明細書で開示した実施形態以外で実施することはもちろん可能であり、ケースやモーターの大きさや形状、更に、ギアや、また、カーテンレール等の長さや形状を適宜設計可能にすることができる。
【産業上の利用可能性】
【0016】
カーテン等の開閉時にリモコンを使用することにより、センサー感知して作動し、あらゆるカーテンレール等に付帯することができて、日常生活等の作業困難を容易に改善することができて、また、リモコン操作することで任意の位置で止めることができるため、作業時の手間もかからず極めて便利である。
【図面の簡単な説明】
【0017】
【図1】実施形態の自動開閉式カーテン装置を示す外観斜視図
【図2】実施形態の自動開閉式カーテン装置を示す作用図
【図3】実施形態の自動開閉式カーテン装置を示すシステム構成図
【図4】駆動ユニット部を示すシステムのユニット図
【図5】実施形態の作動フローチャート
【符号の説明】
【0018】
J 自動開閉式カーテン装置
K 駆動ユニット
C カーテン
11 カーテンレール
12 誘導リング
13 タクトスイッチ
14 センサー
15 駆動モーター
16a カーテン開閉時の作動ギア
16b カーテン半開(つり上げ)時の作動ギア
17 カーテン開閉時の作動受けギア
18 カーテン半開(つり上げ)時の作動受けギア
19 電磁ユニット
20 巻き取りプーリー
21 カーテンレール代用ワイヤー
22 カーテンつり上げ用ひも
23 カーテンストッパー
24 電源用アダプター
25 専用リモコン

【特許請求の範囲】
【請求項1】
カーテンの開閉時に、市販されているカーテンレール等に駆動用カーテンレール代用ワイヤーを内装し、前記カーテンに付帯する留め金の一部を利用し前記カーテンを左右に開閉することができることを特徴とする自動開閉式カーテン装置。
【請求項2】
駆動ユニット付帯のモーターは、リモコンを使用することにより、モーターを作動させ、前記リモコンを使用することにより、作動を任意の位置で停止させたり、作動させたりすることができ、さらに、前記カーテンから離れたところで作動させることのできることを特徴とする請求項1に記載の自動開閉式カーテン装置。
【請求項3】
前記カーテンの開閉時にリモコンを使用することにより、前記カーテンレール等に付帯する前記駆動ユニット付帯のモーターと連動し、自動で前記カーテンが左右に開閉することができることを特徴とする請求項1又は2に記載の自動開閉式カーテン装置。
【請求項4】
前記カーテンの開閉時にリモコンを使用することにより、前記カーテンレールに付帯する前記駆動ユニット付帯のモーターと連動し、自動で前記カーテンを左右に半開き状態につり上げることができ、さらに、元の状態に戻すことができることを特徴とする請求項1〜3に記載の自動開閉式カーテン装置。

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate

【図4】
image rotate

【図5】
image rotate


【公開番号】特開2008−266925(P2008−266925A)
【公開日】平成20年11月6日(2008.11.6)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−108840(P2007−108840)
【出願日】平成19年4月18日(2007.4.18)
【出願人】(304000065)
【出願人】(593031229)
【Fターム(参考)】