表面実装用接続端子
【課題】2つのプリント基板の配線パターンを接続する場合、プリント基板に直接加工する手段やフラットケーブルなどを用いる手段などがあるが、製造が面倒でコスト高、プリント基板どうしの間に隙間が生じてしまうなどの問題があった。
【解決手段】雌接続端子と雄接続端子を対向して雄端子部を雌挟持部に差し込むことで2つのプリント基板の配線パターンどうしは接続状態となり、かつ、弾性係合片42が雌接続端子に形成された凹部に係合されて固定状態となる表面実装用接続端子である。
【解決手段】雌接続端子と雄接続端子を対向して雄端子部を雌挟持部に差し込むことで2つのプリント基板の配線パターンどうしは接続状態となり、かつ、弾性係合片42が雌接続端子に形成された凹部に係合されて固定状態となる表面実装用接続端子である。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、1つの雌端子を半田付けしたプリント基板と、他の1つに雄端子を半田付けしたプリント基板どうしを接続し、あるいは前記雌端子を半田付けしたプリント基板にリード線を接続した雄端子を接続可能とした表面実装用接続端子に関する。
【背景技術】
【0002】
従来におけるプリント基板どうしを接続する接続手段としては、例えば、特開2003−317830号公報(以下、先行文献1という)に開示されている発明がある。この発明は、雌側プリント基板の側面に凹型の基板挿入口を設け、雄側プリント基板に突型の基板挿入部を設けたプリント基板を形成し、雄側プリント基板の前記基板挿入部を雌側プリント基板の前記基板挿入口に嵌め込むことで、雌側プリント基板の配線パターンと雄側プリント基板の配線パターンとを接続するものであった。
【0003】
また、プリント基板どうしをケーブルを使用して接続する接続手段としては、特開平7−45342号公報(以下、先行文献2という)に開示されている発明がある。この発明は、一方のプリント基板に多数の接触端子が仕切り壁で仕切られたフラットケーブル用コネクタにフラットケーブルの一端に形成されたコネクタ接続部を接続し、また、前記フラットケーブルの他端に形成された断面円形の端子部を他方のプリント基板に形成されたスルーホールに差し込み半田付けして接続するものであった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2003−317830号公報
【特許文献2】特開平7−45342号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところで、前記した先行文献1にあっては、プリント基板に加工を施す必要があることから、プリント基板の製造が面倒でコストが高くなると共に、一般的なフラットプリント基板どうしを接続することは不可能であった。
【0006】
また、前記した先行文献2にあっては、フラットケーブルを用いて2つのプリント基板間を接続することは一方のプリント基板にフラットケーブル用コネクタを半田付けし、このコネクタにフラットケーブルのコネクタ接続部を接続し、フラットケーブルの他端を他方のスルーホールに半田付けすることで2つのプリント基板の配線パターンを接続することができることから先行文献1の前もってプリント基板を加工する必要がないのでコストの低減を図れるとう利点を有するが、2つのプリント基板どうしの間に隙間が生じて小型の製品には不向きであるといった問題があった。
【0007】
さらに、先行文献1,2の発明にあっては、2つのプリント基板の配線パターンを接続する手段が全く異なる、すなわち、2つのプリント基板どうしをケーブルを使用しないで接続したり、または、ケーブルを使用して接続することが望まれるような場合に対応できないといった問題があった。
【0008】
本発明は前記した問題点を解決せんとするもので、その目的とするところは、少なくともプリント基板に半田付けして固定する雌接続端子を共用し、プリント基板に半田付けした雄接続端子とを接続することで基板どうしの接続が可能となり、また、前記雌接続端子にケーブルが接続された雄接続端子を接続することでケーブルを使用して基板の所望の配線パターンと接続することが可能な表面実装用接続端子を提供せんとするにある。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明の表面実装用接続端子は前記した目的を達成せんとするもので、請求項1の手段は、上面辺と下面辺とをU字状に折曲すると共に前記上面辺の一部を折曲部とし、また、前記上面辺から折曲して延長辺を介して補助辺を前記上面辺と略平行に形成すると共に補助辺の前記折曲部側に向かって折曲して雄端子板を挟持する雌挟持部とした雌端子板と、前記上面辺と前記補助辺とが挿入可能な長孔が形成されると共に前記下面辺が面一状態で係合される溝が形成され、かつ、側面の両側に凹部が形成された合成樹脂等の絶縁部材で形成された絶縁体とで形成した雌接続端子と、前記雌挟持部に挟持される雄端子部に連接され前記雄端子部より幅が広く形成された基部から前記雄端子部と平行にU字状に折曲された下面部とからなる雄端子板と、該雄端子板の前記基部が挿入され固定される長孔が形成されると共に前記下面部が面一状態で係合される溝が形成された筐体部と、該筐体部の両側面に一体的に形成され前記凹部に係合される弾性係合片が形成された雄接続端子とで構成したことを特徴とする。
【0010】
請求項2の手段は、上面辺と下面辺とをU字状に折曲すると共に前記上面辺の一部を折曲部とし、また、前記上面辺から折曲して延長辺を介して補助辺を前記上面辺と略平行に形成すると共に補助辺の前記折曲部側に向かって折曲して雄端子板を挟持する雌挟持部とした雌端子板と、前記上面辺と前記補助辺とが挿入可能な長孔が形成されると共に前記下面辺が面一状態で係合される溝が形成され、かつ、側面の両側に凹部が形成された合成樹脂等の絶縁部材で形成された絶縁体とで構成した雌接続端子と、前記雌挟持部に挟持される雄端子部より延長され前記雄端子部より幅が広く形成された基部から更に延長されケーブルを半田付けする孔が形成されたケーブル取付部とで形成した雄端子板と、該雄端子板の前記基部が挿入され固定される長孔が形成されると共に溝が形成された筐体部と、該筐体部の両側面に一体的に形成され前記凹部に係合される弾性係合片が形成された雄接続端子とで構成したことを特徴とする。
【0011】
請求項3の手段は、前記した請求項2において、前記雄端子板にはケーブルを半田付けするための孔が形成されていない平坦な形状であることを特徴とする。
【発明の効果】
【0012】
本発明は前記したように、雄端子板を絶縁体の長孔および溝に嵌め込むことで雌端子板は絶縁体内に固定され、下面辺をプリント基板の配線パターンに半田付け固定し、また、雄接続端子を絶縁体における筐体部の長孔および溝に嵌め込むことで雄接続端子は筐体部に固定され、下面辺を他のプリント基板の配線パターンに半田付け固定した状態において、雌接続端子と雄接続端子を対向して雄端子部を雌挟持部に差し込むことで2つのプリント基板の配線パターンどうしは接続状態となり、かつ、弾性係合片が雌接続端子に形成された凹部に係合されて固定状態となる。
【0013】
また、平坦な雄端子板を絶縁体の筐体部の長孔に差し込むことで雄端子板は絶縁体内に固定され、この雄端子板のケーブル接続部にケーブルを絡めて半田付けして構成れた雄接続端子を、プリント基板の配線パターンに半田付けされている雌接続端子に接続することで、ケーブルを前記半田パターンに電気的に接続され、従って、前記ケーブルを他のプリント基板の配線パターンに接続するば2つのプリント基板の配線パターンを電気的に接続することが可能となり、また、弾性係合片が雌接続端子に形成された凹部に係合されて固定状態となる。
【0014】
さらに、ケーブルの接続を雄端子板の孔に絡めて半田付けする必要がない場合には、請求項1の雄端子板を折り曲げる以前の平坦な物が使用可能となるので、部品点数を少なく、すなわち、雌接続端子以外の雄接続端子を共用できることで製品のコストを大幅に下げることができる等の効果を有するものである。
【図面の簡単な説明】
【0015】
【図1】本発明の表面実装用接続端子の雌接続端子の正面図である。
【図2】図1の底面図である。
【図3】図1の背面図である。
【図4】雌端子板の斜視図である。
【図5】図1のA−A線断面図である。
【図6】雌接続端子をプリント基板に半田付けした状態の斜視図である。
【図7】第1の雄接続端子の平面図である。
【図8】図8の正面図である。
【図9】図8の底面図である。
【図10】雄端子板の斜視図である。
【図11】図9のB−B線断面図である。
【図12】雄接続端子をプリント基板に半田付けした状態の斜視図である。
【図13】プリント基板に半田付け固定された第1の雄接続端子と雌接続端子とを接続する状態を示す斜視図である。
【図14】第2の雄接続端子の平面図である。
【図15】図13の正面図である。
【図16】第2の雄接続端子の雄端子板の斜視図である。
【図17】図14のC−C線断面図である。
【図18】第2の雄接続端子にケーブルを接続し雌接続端子に接続する状態を示す斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0016】
以下、本発明の表面実装用接続端子の一実施例を図面と共に説明する。
図1〜図6は雌接続端子を示し、図7〜図20は雄接続端子であって、雌接続端子は2個の雌端子板1と該雌端子板が挿入固定される合成樹脂の絶縁体2とより構成されている。
【0017】
雌端子板1は、図5に示すようにU字状に折曲された上面辺11aと下面辺11bとからなる基部11と、該基部11の上面辺11aの開口端側の側面から延長辺12を介してU字状に折曲され前記上面辺11aと平行に形成された補助辺13とより構成されている。
【0018】
前記した上面辺11aのU字状に折曲した近傍には前記補助辺13側に向かって折曲された折曲部11cが形成され、また、U字状に折曲された側面には突起11dが形成されている。前記補助辺13の水平部には起立辺13aが形成されると共に前記折曲部11cと対向する部分は該折曲部11c側に向かって折曲部13bが形成されている。そして、折曲部11cと折曲部13bとの対向部分が後述する雄端子を挟持する雌挟持部となっている。
【0019】
一方、絶縁体2は前記した基部11の上面辺11aと延長辺12を含めた補助辺13が挿入可能な長孔21と、前記起立辺13aが入り込み左方向への抜け止めを行なう前記長孔21と連通する係止孔22が形成されている。また、絶縁体11の下面にはU字状に折曲された下面辺11bが面一状態で係合される溝23が形成されている。
【0020】
そして、絶縁体2には前記した長孔21と溝23および係止孔22が1対形成され2つの雌端子板1を固定することができる構造となっている。また、絶縁体2の両側面には後述する雄接続端子の弾性係合片が嵌合される凹部24が形成されている。このように構成した雌接続端子を図6に示すようにプリント基板P1に形成されている配線パターンに対して下面辺11bを半田付け固定する。なお、図6は雌接続端子を配線パターンに接続する前の状態をしめしている。
【0021】
なお、前記U字状に折曲された側面には突起11dは、雌端子板1を長孔21内に挿入した時に、該長孔21の側壁面に圧入される状態となることから前記起立辺13aと係止孔22との係合と共に絶縁体1よりの雌端子板2の抜け止め作用を行なっている。
【0022】
次に、前記プリント基板P1に半田付け固定した前記雌接続端子に対しプリント基板P2に半田付け固定して配線パターンどうしを接続するための雄接続端子(以下、第1の雄接続端子という)の構造について説明する。
【0023】
第1の雄接続端子は図10に示す2個の雄端子板3と該雄端子板3が挿入固定される合成樹脂の絶縁体4とより構成されている。
雄端子板3は他の部分より幅が狭く、前記折曲部11cと折曲部13bとの対向部分である雌挟持部に接触挟持される雄端子部31と、該雄端子部31より延長され幅が広く形成された基部32とより形成れている。この基部32は中間部でU字状に折曲された上面部32aと下面部32bとからなり、上面部32aの両側面には後述する筐体部41の長孔41aに挿入した時に摩擦抵抗で嵌め込まれ固定される固定部32cが形成され、また、U字状に折曲された両側面にも摩擦抵抗で嵌め込まれ固定される突起32dが形成れている。
【0024】
一方、絶縁体4は雄端子板3を収納固定する筐体部41と、後に詳述する弾性係合片42とより構成され、筐体部41には前記した雄端子板3の基部32の上面辺32aが挿入可能な長孔41aと、前記下面辺32bが面一状態で係合される溝41bが形成されている。
【0025】
そして、長孔41aに上面辺32aに挿入すると必然的に溝41bに下面辺32bが面一状態で挿入され、この挿入において前記固定部32cと突起32dが長孔41aの内壁面に食い込んで摩擦抵抗が大きくなって固定状態となる。なお、前記筐体部41には前記した長孔41aと溝41bが1対形成され2つの雄端子板3を固定することができる構造となっている。
【0026】
また、絶縁体4における筐体部41の両側面には左右方向に延長片42aが一体的に形成されると共に該延長片42aから雄端子部31の方向に向かって「く」の字状の弾性部42bが延長され、先端は筐体部41の側面から雄端子部31側に近接して位置する係合部42cとで形成された弾性係合片42が形成されている。そして、図12に示すように第1の雄接続端子における下面辺32bをプリント基板P2に形成されている配線パターンに半田付け固定する。
【0027】
次に、前記したプリント基板P1に半田付け固定された雌接続部材と、プリント基板P2に半田付け固定された雄接続端子とを接続する操作方法を図13と共に説明するに、プリント基板P1,P2の端面を対向させ、かつ、前記雌接続端子と雄接続端子を対面させて雌接続端子における折曲部11cと折曲部13bとの対向部分である雌挟持部に雄接続端子の雄端子部31を差し込んで電気的に接続状態とする。
【0028】
さらに、雌接続端子に向かって雄接続端子を押し込むと、弾性係合片42における先端の係合部42cが雌接続端子に形成されている凹部24に対して弾性的に嵌合されるので、雌接続端子と雄接続端子とは固定状態となってみだりに外れるのを防止できるので、プリント基板P1,P2をシャーシ等に固定することでプリント基板P1,P2に形成されている配線パターンどうしは確実に接続状態を維持することとなる。
【0029】
前記した実施例は雌接続端子と雄接続端子とを接続してプリント基板P1,P2の配線パターンどうしを接続する場合であるが、プリント基板P1の雌接続端子を利用してプリント基板P2の所望位置の配線パターンとケーブルを利用して接続する第2の雄接続端子について説明する。
【0030】
この実施例における絶縁体としては前記した第1の雄接続端子における絶縁体4と同じ部品を採用することから絶縁体についての説明は省略する。
この実施例における雄接続板5は全体が平坦に形成され、幅が狭い雄端子部51と、該雄端子部51より延長され幅が広く形成され絶縁体4の筐体41内に固定される基部52と、該基部52より延長されケーブルCを巻き付け半田付けするための孔53aが形成されたケーブル取付部53とより構成されている。なお、前記基部52の両側面には筐体部41の長孔41aに挿入した時に摩擦抵抗で嵌め込まれ固定される突起部52aが形成されている。
【0031】
この雄接続板5を前記した絶縁体4の筐体部41の長孔41aに差し込むと図16に示すように挿入すると、前記突起52aによって摩擦抵抗で長孔41a内で固定され、従って、雄接続板5は絶縁体4に固定状態で取付けられる。この状態において、前記雄接続板5の孔53aにケーブルCの銅線部を絡めて半田付けした後に絶縁性を維持するためにチューブ等の絶縁被覆体54で覆った状態とする。
【0032】
次に、前記したプリント基板P1に半田付け固定された雌接続端子と、ケーブルCが接続された第2の雄接続端子とを接続する操作方法を図18と共に説明するに、前記雌接続端子と第2の雄接続端子を対面させて雌接続端子における折曲部11cと折曲部13bとの対向部分である雌挟持部に雄端子板5の雄端子部51を差し込んで電気的に接続状態とする。
【0033】
さらに、雌接続端子に向かって第2の雄接続端子を押し込むと、弾性係合片42における先端の係合部42cが雌接続端子に形成されている凹部24に対して弾性的に嵌合されるので、雌接続端子と雄接続端子とは固定状態となってみだりに外れるのを防止できる。従って、雌接続端子が半田付けされているプリント基板P1の配線パターンと第2の雄接続端子に接続されたケーブルCとが電気的に接続されるので、該ケーブルCを他のプリント基板の配線パターンと接続することで、配線パターンどうしが接続されることとなる。
【0034】
なお、この実施例にあっては、ケーブルCを絡める孔53aを形成した雄端子板5を使用したが、この雄端子板としては、図10に示した第1の雄接続端子に使用する雄端子板3を1字状に折曲する前の平坦な状態の雄端子板3の下面辺32bの部分にケーブルCを半田付けすることは可能であることから、第2の雄接続端子としては実施例の雄接続端子5に限定されるものではない。そして、U字状に折曲する前の雄接続板3を使用することで部品点数の削減を図ることが可能となる。
【符号の説明】
【0035】
1 雌端子板
11a 上面辺
11b 下面辺
12 延長辺
13 補助辺
11c,13b 折曲部
2 絶縁体
21 長孔
22 係止孔
23 溝
24 凹部
3 雄端子板
31 雄端子部
32 基部
32a 上面辺
32b 下面辺
4 絶縁体
41 筐体部
41a 長孔
41b 溝
42 弾性係合片
【技術分野】
【0001】
本発明は、1つの雌端子を半田付けしたプリント基板と、他の1つに雄端子を半田付けしたプリント基板どうしを接続し、あるいは前記雌端子を半田付けしたプリント基板にリード線を接続した雄端子を接続可能とした表面実装用接続端子に関する。
【背景技術】
【0002】
従来におけるプリント基板どうしを接続する接続手段としては、例えば、特開2003−317830号公報(以下、先行文献1という)に開示されている発明がある。この発明は、雌側プリント基板の側面に凹型の基板挿入口を設け、雄側プリント基板に突型の基板挿入部を設けたプリント基板を形成し、雄側プリント基板の前記基板挿入部を雌側プリント基板の前記基板挿入口に嵌め込むことで、雌側プリント基板の配線パターンと雄側プリント基板の配線パターンとを接続するものであった。
【0003】
また、プリント基板どうしをケーブルを使用して接続する接続手段としては、特開平7−45342号公報(以下、先行文献2という)に開示されている発明がある。この発明は、一方のプリント基板に多数の接触端子が仕切り壁で仕切られたフラットケーブル用コネクタにフラットケーブルの一端に形成されたコネクタ接続部を接続し、また、前記フラットケーブルの他端に形成された断面円形の端子部を他方のプリント基板に形成されたスルーホールに差し込み半田付けして接続するものであった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2003−317830号公報
【特許文献2】特開平7−45342号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところで、前記した先行文献1にあっては、プリント基板に加工を施す必要があることから、プリント基板の製造が面倒でコストが高くなると共に、一般的なフラットプリント基板どうしを接続することは不可能であった。
【0006】
また、前記した先行文献2にあっては、フラットケーブルを用いて2つのプリント基板間を接続することは一方のプリント基板にフラットケーブル用コネクタを半田付けし、このコネクタにフラットケーブルのコネクタ接続部を接続し、フラットケーブルの他端を他方のスルーホールに半田付けすることで2つのプリント基板の配線パターンを接続することができることから先行文献1の前もってプリント基板を加工する必要がないのでコストの低減を図れるとう利点を有するが、2つのプリント基板どうしの間に隙間が生じて小型の製品には不向きであるといった問題があった。
【0007】
さらに、先行文献1,2の発明にあっては、2つのプリント基板の配線パターンを接続する手段が全く異なる、すなわち、2つのプリント基板どうしをケーブルを使用しないで接続したり、または、ケーブルを使用して接続することが望まれるような場合に対応できないといった問題があった。
【0008】
本発明は前記した問題点を解決せんとするもので、その目的とするところは、少なくともプリント基板に半田付けして固定する雌接続端子を共用し、プリント基板に半田付けした雄接続端子とを接続することで基板どうしの接続が可能となり、また、前記雌接続端子にケーブルが接続された雄接続端子を接続することでケーブルを使用して基板の所望の配線パターンと接続することが可能な表面実装用接続端子を提供せんとするにある。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明の表面実装用接続端子は前記した目的を達成せんとするもので、請求項1の手段は、上面辺と下面辺とをU字状に折曲すると共に前記上面辺の一部を折曲部とし、また、前記上面辺から折曲して延長辺を介して補助辺を前記上面辺と略平行に形成すると共に補助辺の前記折曲部側に向かって折曲して雄端子板を挟持する雌挟持部とした雌端子板と、前記上面辺と前記補助辺とが挿入可能な長孔が形成されると共に前記下面辺が面一状態で係合される溝が形成され、かつ、側面の両側に凹部が形成された合成樹脂等の絶縁部材で形成された絶縁体とで形成した雌接続端子と、前記雌挟持部に挟持される雄端子部に連接され前記雄端子部より幅が広く形成された基部から前記雄端子部と平行にU字状に折曲された下面部とからなる雄端子板と、該雄端子板の前記基部が挿入され固定される長孔が形成されると共に前記下面部が面一状態で係合される溝が形成された筐体部と、該筐体部の両側面に一体的に形成され前記凹部に係合される弾性係合片が形成された雄接続端子とで構成したことを特徴とする。
【0010】
請求項2の手段は、上面辺と下面辺とをU字状に折曲すると共に前記上面辺の一部を折曲部とし、また、前記上面辺から折曲して延長辺を介して補助辺を前記上面辺と略平行に形成すると共に補助辺の前記折曲部側に向かって折曲して雄端子板を挟持する雌挟持部とした雌端子板と、前記上面辺と前記補助辺とが挿入可能な長孔が形成されると共に前記下面辺が面一状態で係合される溝が形成され、かつ、側面の両側に凹部が形成された合成樹脂等の絶縁部材で形成された絶縁体とで構成した雌接続端子と、前記雌挟持部に挟持される雄端子部より延長され前記雄端子部より幅が広く形成された基部から更に延長されケーブルを半田付けする孔が形成されたケーブル取付部とで形成した雄端子板と、該雄端子板の前記基部が挿入され固定される長孔が形成されると共に溝が形成された筐体部と、該筐体部の両側面に一体的に形成され前記凹部に係合される弾性係合片が形成された雄接続端子とで構成したことを特徴とする。
【0011】
請求項3の手段は、前記した請求項2において、前記雄端子板にはケーブルを半田付けするための孔が形成されていない平坦な形状であることを特徴とする。
【発明の効果】
【0012】
本発明は前記したように、雄端子板を絶縁体の長孔および溝に嵌め込むことで雌端子板は絶縁体内に固定され、下面辺をプリント基板の配線パターンに半田付け固定し、また、雄接続端子を絶縁体における筐体部の長孔および溝に嵌め込むことで雄接続端子は筐体部に固定され、下面辺を他のプリント基板の配線パターンに半田付け固定した状態において、雌接続端子と雄接続端子を対向して雄端子部を雌挟持部に差し込むことで2つのプリント基板の配線パターンどうしは接続状態となり、かつ、弾性係合片が雌接続端子に形成された凹部に係合されて固定状態となる。
【0013】
また、平坦な雄端子板を絶縁体の筐体部の長孔に差し込むことで雄端子板は絶縁体内に固定され、この雄端子板のケーブル接続部にケーブルを絡めて半田付けして構成れた雄接続端子を、プリント基板の配線パターンに半田付けされている雌接続端子に接続することで、ケーブルを前記半田パターンに電気的に接続され、従って、前記ケーブルを他のプリント基板の配線パターンに接続するば2つのプリント基板の配線パターンを電気的に接続することが可能となり、また、弾性係合片が雌接続端子に形成された凹部に係合されて固定状態となる。
【0014】
さらに、ケーブルの接続を雄端子板の孔に絡めて半田付けする必要がない場合には、請求項1の雄端子板を折り曲げる以前の平坦な物が使用可能となるので、部品点数を少なく、すなわち、雌接続端子以外の雄接続端子を共用できることで製品のコストを大幅に下げることができる等の効果を有するものである。
【図面の簡単な説明】
【0015】
【図1】本発明の表面実装用接続端子の雌接続端子の正面図である。
【図2】図1の底面図である。
【図3】図1の背面図である。
【図4】雌端子板の斜視図である。
【図5】図1のA−A線断面図である。
【図6】雌接続端子をプリント基板に半田付けした状態の斜視図である。
【図7】第1の雄接続端子の平面図である。
【図8】図8の正面図である。
【図9】図8の底面図である。
【図10】雄端子板の斜視図である。
【図11】図9のB−B線断面図である。
【図12】雄接続端子をプリント基板に半田付けした状態の斜視図である。
【図13】プリント基板に半田付け固定された第1の雄接続端子と雌接続端子とを接続する状態を示す斜視図である。
【図14】第2の雄接続端子の平面図である。
【図15】図13の正面図である。
【図16】第2の雄接続端子の雄端子板の斜視図である。
【図17】図14のC−C線断面図である。
【図18】第2の雄接続端子にケーブルを接続し雌接続端子に接続する状態を示す斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0016】
以下、本発明の表面実装用接続端子の一実施例を図面と共に説明する。
図1〜図6は雌接続端子を示し、図7〜図20は雄接続端子であって、雌接続端子は2個の雌端子板1と該雌端子板が挿入固定される合成樹脂の絶縁体2とより構成されている。
【0017】
雌端子板1は、図5に示すようにU字状に折曲された上面辺11aと下面辺11bとからなる基部11と、該基部11の上面辺11aの開口端側の側面から延長辺12を介してU字状に折曲され前記上面辺11aと平行に形成された補助辺13とより構成されている。
【0018】
前記した上面辺11aのU字状に折曲した近傍には前記補助辺13側に向かって折曲された折曲部11cが形成され、また、U字状に折曲された側面には突起11dが形成されている。前記補助辺13の水平部には起立辺13aが形成されると共に前記折曲部11cと対向する部分は該折曲部11c側に向かって折曲部13bが形成されている。そして、折曲部11cと折曲部13bとの対向部分が後述する雄端子を挟持する雌挟持部となっている。
【0019】
一方、絶縁体2は前記した基部11の上面辺11aと延長辺12を含めた補助辺13が挿入可能な長孔21と、前記起立辺13aが入り込み左方向への抜け止めを行なう前記長孔21と連通する係止孔22が形成されている。また、絶縁体11の下面にはU字状に折曲された下面辺11bが面一状態で係合される溝23が形成されている。
【0020】
そして、絶縁体2には前記した長孔21と溝23および係止孔22が1対形成され2つの雌端子板1を固定することができる構造となっている。また、絶縁体2の両側面には後述する雄接続端子の弾性係合片が嵌合される凹部24が形成されている。このように構成した雌接続端子を図6に示すようにプリント基板P1に形成されている配線パターンに対して下面辺11bを半田付け固定する。なお、図6は雌接続端子を配線パターンに接続する前の状態をしめしている。
【0021】
なお、前記U字状に折曲された側面には突起11dは、雌端子板1を長孔21内に挿入した時に、該長孔21の側壁面に圧入される状態となることから前記起立辺13aと係止孔22との係合と共に絶縁体1よりの雌端子板2の抜け止め作用を行なっている。
【0022】
次に、前記プリント基板P1に半田付け固定した前記雌接続端子に対しプリント基板P2に半田付け固定して配線パターンどうしを接続するための雄接続端子(以下、第1の雄接続端子という)の構造について説明する。
【0023】
第1の雄接続端子は図10に示す2個の雄端子板3と該雄端子板3が挿入固定される合成樹脂の絶縁体4とより構成されている。
雄端子板3は他の部分より幅が狭く、前記折曲部11cと折曲部13bとの対向部分である雌挟持部に接触挟持される雄端子部31と、該雄端子部31より延長され幅が広く形成された基部32とより形成れている。この基部32は中間部でU字状に折曲された上面部32aと下面部32bとからなり、上面部32aの両側面には後述する筐体部41の長孔41aに挿入した時に摩擦抵抗で嵌め込まれ固定される固定部32cが形成され、また、U字状に折曲された両側面にも摩擦抵抗で嵌め込まれ固定される突起32dが形成れている。
【0024】
一方、絶縁体4は雄端子板3を収納固定する筐体部41と、後に詳述する弾性係合片42とより構成され、筐体部41には前記した雄端子板3の基部32の上面辺32aが挿入可能な長孔41aと、前記下面辺32bが面一状態で係合される溝41bが形成されている。
【0025】
そして、長孔41aに上面辺32aに挿入すると必然的に溝41bに下面辺32bが面一状態で挿入され、この挿入において前記固定部32cと突起32dが長孔41aの内壁面に食い込んで摩擦抵抗が大きくなって固定状態となる。なお、前記筐体部41には前記した長孔41aと溝41bが1対形成され2つの雄端子板3を固定することができる構造となっている。
【0026】
また、絶縁体4における筐体部41の両側面には左右方向に延長片42aが一体的に形成されると共に該延長片42aから雄端子部31の方向に向かって「く」の字状の弾性部42bが延長され、先端は筐体部41の側面から雄端子部31側に近接して位置する係合部42cとで形成された弾性係合片42が形成されている。そして、図12に示すように第1の雄接続端子における下面辺32bをプリント基板P2に形成されている配線パターンに半田付け固定する。
【0027】
次に、前記したプリント基板P1に半田付け固定された雌接続部材と、プリント基板P2に半田付け固定された雄接続端子とを接続する操作方法を図13と共に説明するに、プリント基板P1,P2の端面を対向させ、かつ、前記雌接続端子と雄接続端子を対面させて雌接続端子における折曲部11cと折曲部13bとの対向部分である雌挟持部に雄接続端子の雄端子部31を差し込んで電気的に接続状態とする。
【0028】
さらに、雌接続端子に向かって雄接続端子を押し込むと、弾性係合片42における先端の係合部42cが雌接続端子に形成されている凹部24に対して弾性的に嵌合されるので、雌接続端子と雄接続端子とは固定状態となってみだりに外れるのを防止できるので、プリント基板P1,P2をシャーシ等に固定することでプリント基板P1,P2に形成されている配線パターンどうしは確実に接続状態を維持することとなる。
【0029】
前記した実施例は雌接続端子と雄接続端子とを接続してプリント基板P1,P2の配線パターンどうしを接続する場合であるが、プリント基板P1の雌接続端子を利用してプリント基板P2の所望位置の配線パターンとケーブルを利用して接続する第2の雄接続端子について説明する。
【0030】
この実施例における絶縁体としては前記した第1の雄接続端子における絶縁体4と同じ部品を採用することから絶縁体についての説明は省略する。
この実施例における雄接続板5は全体が平坦に形成され、幅が狭い雄端子部51と、該雄端子部51より延長され幅が広く形成され絶縁体4の筐体41内に固定される基部52と、該基部52より延長されケーブルCを巻き付け半田付けするための孔53aが形成されたケーブル取付部53とより構成されている。なお、前記基部52の両側面には筐体部41の長孔41aに挿入した時に摩擦抵抗で嵌め込まれ固定される突起部52aが形成されている。
【0031】
この雄接続板5を前記した絶縁体4の筐体部41の長孔41aに差し込むと図16に示すように挿入すると、前記突起52aによって摩擦抵抗で長孔41a内で固定され、従って、雄接続板5は絶縁体4に固定状態で取付けられる。この状態において、前記雄接続板5の孔53aにケーブルCの銅線部を絡めて半田付けした後に絶縁性を維持するためにチューブ等の絶縁被覆体54で覆った状態とする。
【0032】
次に、前記したプリント基板P1に半田付け固定された雌接続端子と、ケーブルCが接続された第2の雄接続端子とを接続する操作方法を図18と共に説明するに、前記雌接続端子と第2の雄接続端子を対面させて雌接続端子における折曲部11cと折曲部13bとの対向部分である雌挟持部に雄端子板5の雄端子部51を差し込んで電気的に接続状態とする。
【0033】
さらに、雌接続端子に向かって第2の雄接続端子を押し込むと、弾性係合片42における先端の係合部42cが雌接続端子に形成されている凹部24に対して弾性的に嵌合されるので、雌接続端子と雄接続端子とは固定状態となってみだりに外れるのを防止できる。従って、雌接続端子が半田付けされているプリント基板P1の配線パターンと第2の雄接続端子に接続されたケーブルCとが電気的に接続されるので、該ケーブルCを他のプリント基板の配線パターンと接続することで、配線パターンどうしが接続されることとなる。
【0034】
なお、この実施例にあっては、ケーブルCを絡める孔53aを形成した雄端子板5を使用したが、この雄端子板としては、図10に示した第1の雄接続端子に使用する雄端子板3を1字状に折曲する前の平坦な状態の雄端子板3の下面辺32bの部分にケーブルCを半田付けすることは可能であることから、第2の雄接続端子としては実施例の雄接続端子5に限定されるものではない。そして、U字状に折曲する前の雄接続板3を使用することで部品点数の削減を図ることが可能となる。
【符号の説明】
【0035】
1 雌端子板
11a 上面辺
11b 下面辺
12 延長辺
13 補助辺
11c,13b 折曲部
2 絶縁体
21 長孔
22 係止孔
23 溝
24 凹部
3 雄端子板
31 雄端子部
32 基部
32a 上面辺
32b 下面辺
4 絶縁体
41 筐体部
41a 長孔
41b 溝
42 弾性係合片
【特許請求の範囲】
【請求項1】
上面辺と下面辺とをU字状に折曲すると共に前記上面辺の一部を折曲部とし、また、前記上面辺から折曲して延長辺を介して補助辺を前記上面辺と略平行に形成すると共に補助辺の前記折曲部側に向かって折曲して雄端子板を挟持する雌挟持部とした雌端子板と、前記上面辺と前記補助辺とが挿入可能な長孔が形成されると共に前記下面辺が面一状態で係合される溝が形成され、かつ、側面の両側に凹部が形成された合成樹脂等の絶縁部材で形成された絶縁体とで形成した雌接続端子と、
前記雌挟持部に挟持される雄端子部に連接され前記雄端子部より幅が広く形成された基部から前記雄端子部と平行にU字状に折曲された下面部とからなる雄端子板と、該雄端子板の前記基部が挿入され固定される長孔が形成されると共に前記下面部が面一状態で係合される溝が形成された筐体部と、該筐体部の両側面に一体的に形成され前記凹部に係合される弾性係合片が形成された雄接続端子とで構成したことを特徴とする表面実装用接続端子。
【請求項2】
上面辺と下面辺とをU字状に折曲すると共に前記上面辺の一部を折曲部とし、また、前記上面辺から折曲して延長辺を介して補助辺を前記上面辺と略平行に形成すると共に補助辺の前記折曲部側に向かって折曲して雄端子板を挟持する雌挟持部とした雌端子板と、前記上面辺と前記補助辺とが挿入可能な長孔が形成されると共に前記下面辺が面一状態で係合される溝が形成され、かつ、側面の両側に凹部が形成された合成樹脂等の絶縁部材で形成された絶縁体とで構成した雌接続端子と、
前記雌挟持部に挟持される雄端子部より延長され前記雄端子部より幅が広く形成された基部から更に延長されケーブルを半田付けする孔が形成されたケーブル取付部とで形成した雄端子板と、該雄端子板の前記基部が挿入され固定される長孔が形成されると共に溝が形成された筐体部と、該筐体部の両側面に一体的に形成され前記凹部に係合される弾性係合片が形成された雄接続端子とで構成したことを特徴とする表面実装用接続端子。
【請求項3】
前記雄端子板にはケーブルを半田付けするための孔が形成されていない平坦な形状であることを特徴とする請求項2記載の表面実装用接続端子。
【請求項1】
上面辺と下面辺とをU字状に折曲すると共に前記上面辺の一部を折曲部とし、また、前記上面辺から折曲して延長辺を介して補助辺を前記上面辺と略平行に形成すると共に補助辺の前記折曲部側に向かって折曲して雄端子板を挟持する雌挟持部とした雌端子板と、前記上面辺と前記補助辺とが挿入可能な長孔が形成されると共に前記下面辺が面一状態で係合される溝が形成され、かつ、側面の両側に凹部が形成された合成樹脂等の絶縁部材で形成された絶縁体とで形成した雌接続端子と、
前記雌挟持部に挟持される雄端子部に連接され前記雄端子部より幅が広く形成された基部から前記雄端子部と平行にU字状に折曲された下面部とからなる雄端子板と、該雄端子板の前記基部が挿入され固定される長孔が形成されると共に前記下面部が面一状態で係合される溝が形成された筐体部と、該筐体部の両側面に一体的に形成され前記凹部に係合される弾性係合片が形成された雄接続端子とで構成したことを特徴とする表面実装用接続端子。
【請求項2】
上面辺と下面辺とをU字状に折曲すると共に前記上面辺の一部を折曲部とし、また、前記上面辺から折曲して延長辺を介して補助辺を前記上面辺と略平行に形成すると共に補助辺の前記折曲部側に向かって折曲して雄端子板を挟持する雌挟持部とした雌端子板と、前記上面辺と前記補助辺とが挿入可能な長孔が形成されると共に前記下面辺が面一状態で係合される溝が形成され、かつ、側面の両側に凹部が形成された合成樹脂等の絶縁部材で形成された絶縁体とで構成した雌接続端子と、
前記雌挟持部に挟持される雄端子部より延長され前記雄端子部より幅が広く形成された基部から更に延長されケーブルを半田付けする孔が形成されたケーブル取付部とで形成した雄端子板と、該雄端子板の前記基部が挿入され固定される長孔が形成されると共に溝が形成された筐体部と、該筐体部の両側面に一体的に形成され前記凹部に係合される弾性係合片が形成された雄接続端子とで構成したことを特徴とする表面実装用接続端子。
【請求項3】
前記雄端子板にはケーブルを半田付けするための孔が形成されていない平坦な形状であることを特徴とする請求項2記載の表面実装用接続端子。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15】
【図16】
【図17】
【図18】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15】
【図16】
【図17】
【図18】
【公開番号】特開2012−14899(P2012−14899A)
【公開日】平成24年1月19日(2012.1.19)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−148697(P2010−148697)
【出願日】平成22年6月30日(2010.6.30)
【出願人】(000137384)株式会社マックエイト (8)
【Fターム(参考)】
【公開日】平成24年1月19日(2012.1.19)
【国際特許分類】
【出願日】平成22年6月30日(2010.6.30)
【出願人】(000137384)株式会社マックエイト (8)
【Fターム(参考)】
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