説明

補体活性化のキメラ抑制分子

本発明は、例えば、炎症、アポトーシス、自己免疫、血液凝固疾患、血栓又は凝血異常関連疾患に随伴する症状の治療における使用のための、融合ポリペプチド等のフィコリン結合ポリペプチドの新規キメラ分子に関する。本発明はさらに、このような融合ポリペプチドをコードする核酸分子、融合ポリペプチドの産生において使用されるベクター及び宿主細胞に関する。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
フィコリン結合ポリペプチドのキメラ分子であって、
a)フィコリン結合ポリペプチド、及び
b)補体活性の第二の調節因子、
を含み、補体活性化の抑制能を有するキメラ分子。
【請求項2】
補体活性の第二の調節因子が、補体活性化の抑制因子である、請求項1に記載のキメラ分子。
【請求項3】
補体活性化の抑制因子が、因子H(FH)、GAS6、タンパク質S、C1-抑制因子(C1-inh)、補体成分4結合タンパク質(C4bp)、因子I(FI)、CR1、DAF(CD55)、CD59、CR2、又はそれらの機能性断片から成るリストから選択される、請求項2に記載のキメラ分子。
【請求項4】
補体活性化の抑制因子が、因子H、又はその機能性断片である、請求項3に記載のキメラ分子。
【請求項5】
因子H、又はその機能性断片が、少なくとも因子Hの最初の4つのSCRドメインを含む、請求項4に記載のキメラ分子。
【請求項6】
補体活性の第二の調節因子が免疫グロブリン分子又はその一部である、請求項1に記載のキメラ分子。
【請求項7】
免疫グロブリン分子又はその一部が、ヒトIgG1、IgG2、IgG3、及びIgG4のFc成分から選択される、請求項6に記載のキメラ分子。
【請求項8】
フィコリン結合ポリペプチドが、マンノース結合レクチン(MBL)との結合が可能である、請求項1〜7のいずれか1項に記載のキメラ分子。
【請求項9】
フィコリン結合ポリペプチドが、フィコリン-1、フィコリン-2、又はフィコリン-3のいずれか1つとの結合が可能である、請求項1〜4のいずれか1項に記載のキメラ分子。
【請求項10】
フィコリン結合ポリペプチドが、C1q、肺サーファクタントタンパク質SP-A及び/又はSP-D、及び例えば、CL-L1等の細胞内コラーゲン様防御分子、のいずれか1つとの結合が可能である、請求項1〜5のいずれか1項に記載のキメラ分子。
【請求項11】
フィコリン結合ポリペプチドが、例えば、特異的受容体等の特異的アクセプタータンパク質との結合が可能である、請求項1〜6のいずれか1項に記載のキメラ分子。
【請求項12】
フィコリン結合ポリペプチドが、配列番号3のアミノ酸配列20-297、又はその機能性変異体を含む、請求項1〜7のいずれか1項に記載のキメラ分子。
【請求項13】
フィコリン結合ポリペプチドが、配列番号1のアミノ酸配列20-380又はその機能性変異体を含む、請求項1〜8のいずれか1項に記載のキメラ分子。
【請求項14】
フィコリン結合ポリペプチドが、配列番号9のアミノ酸配列16-296又はその機能性変異体を含む、請求項1〜9のいずれか1項に記載のキメラ分子。
【請求項15】
フィコリン結合ポリペプチドが、SDS-PAGEにおいて非還元条件下で約40 kDaの分子量を有する、請求項1〜10のいずれか1項に記載のキメラ分子。
【請求項16】
フィコリン結合ポリペプチドが、配列番号1の49及び178から選択される位置に相当する1又は2個のアミノ酸においてN結合型グリコシル化されている、請求項1〜11のいずれか1項に記載のキメラ分子。
【請求項17】
フィコリン結合ポリペプチドが、遺伝子組換えタンパク質である、請求項1〜12のいずれか1項に記載のキメラ分子。
【請求項18】
フィコリン結合ポリペプチドが、ホモ二量体形態である、請求項1〜13のいずれか1項に記載のキメラ分子。
【請求項19】
フィコリン結合ポリペプチドが、配列番号1のアミノ酸配列20-380から成る、請求項1〜14のいずれか1項に記載のキメラ分子。
【請求項20】
フィコリン結合ポリペプチドが、配列番号4のアミノ酸配列、又はその変異体又は免疫断片を含む、請求項1〜15のいずれか1項に記載のキメラ分子。
【請求項21】
キメラ分子が、例えば、アポトーシス細胞等の臨死細胞又は死細胞、及び/又は細胞残屑の食作用を媒介する、請求項1〜16のいずれか1項に記載のキメラ分子。
【請求項22】
キメラ分子が、微生物の食作用を媒介する、請求項1〜17のいずれか1項に記載のキメラ分子。
【請求項23】
フィコリン結合ポリペプチドが、例えば、貪食アダプタータンパク質(GULP)等の、配列相同性を有する他のタンパク質と同様の活性を有する、請求項1〜18のいずれか1項に記載のキメラ分子。
【請求項24】
フィコリン結合ポリペプチドと補体活性の第二の調節因子とが、融合タンパク質の形態で直接又は間接的に互いに融合される、請求項1〜23のいずれか1項に記載のキメラ分子。
【請求項25】
フィコリン結合ポリペプチドと補体活性の第二の調節因子とが、化学的架橋を介して結合される、請求項1〜23のいずれか1項に記載のキメラ分子。
【請求項26】
フィコリン結合ポリペプチドと補体活性の第二の調節因子とが、非共有結合で結合される、請求項1〜23のいずれか1項に記載のキメラ分子。
【請求項27】
請求項24に記載のキメラ分子をコードする、単離核酸分子。
【請求項28】
請求項27に記載の単離核酸分子を含む、ベクター。
【請求項29】
請求項28に記載のベクターを含む、宿主細胞。
【請求項30】
請求項24に記載のキメラ分子の産生方法であって、ポリヌクレオチドコンストラクトの発現が可能な条件下で、請求項29に記載の細胞を適した成長培地で培養する工程、及び生じたポリペプチドを培地から回収する工程を含む、方法。
【請求項31】
請求項1〜26のいずれか1項に記載のキメラ分子を含む、組成物。
【請求項32】
請求項1〜26のいずれか1項に記載のキメラ分子を含む、医薬組成物。
【請求項33】
医薬としての使用のための、請求項1〜26のいずれか1項に記載のキメラ分子。
【請求項34】
医薬の調製のための、請求項1〜26のいずれか1項に記載のキメラ分子の、使用。
【請求項35】
炎症、アポトーシス及び/又は自己免疫と関連した任意の徴候の治療のための、請求項1〜26のいずれか1項に記載のキメラ分子。
【請求項36】
例えば、アジソン病、自己免疫性溶血性貧血、自己免疫性甲状腺炎、クローン病、グレーブス病、ギランバレー症候群、全身性エリテマトーデス(SLE)、ループス腎炎、多発性硬化症、重症筋無力症、乾癬、原発性胆汁性肝硬変、慢性関節リウマチおよびブドウ膜炎、喘息、アテローム性動脈硬化症、1型糖尿病、乾癬、様々なアレルギー等のいずれかの自己免疫疾患の治療のための、請求項1〜26のいずれか1項に記載のキメラ分子。
【請求項37】
虫垂炎、消化性潰瘍、胃潰瘍、十二指腸潰瘍、腹膜炎、膵炎、潰瘍性大腸炎、偽膜性大腸炎、急性大腸炎、虚血性大腸炎、憩室炎、喉頭蓋炎、アカラシア、胆管炎、胆嚢炎、肝炎、クローン病、腸炎、ウィップル病、アレルギー、免疫複合体病、臓器虚血、再灌流傷害、臓器壊死、花粉症、敗血症(sepsis)、敗血症(septicemia)、エンドトキシンショック、悪液質、超高熱、好酸球性肉芽腫、肉芽腫症、サルコイドーシス、敗血症性流産、精巣上体炎、膣炎、前立腺炎、尿道炎、気管支炎、肺気腫、肺炎、鼻炎、塵肺症(pneumotransmicroscopicsilicovolcanoconiosis)、肺胞炎、細気管支炎、咽頭炎、胸膜炎、副鼻腔炎、インフルエンザ、呼吸器合胞体ウイルス感染症、HIV感染症、B型肝炎ウイルス感染症、C型肝炎ウイルス感染症、播種性菌血症、デング熱、カンジダ症、マラリア症、フィラリア症、アメーバ症、包虫嚢胞、熱傷、皮膚炎、皮膚筋炎、日焼け、じんましん、いぼ、膨疹、脈管炎、血管炎、心内膜炎、動脈炎、アテローム性動脈硬化症、血栓性静脈炎、心膜炎、心筋炎、心筋虚血、結節性動脈周囲炎、リウマチ熱、アルツハイマー病、セリアック病、うっ血性心不全、成人呼吸窮迫症候群、髄膜炎、脳炎、多発性硬化症、脳梗塞、脳塞栓、ギランバレー症候群、神経炎、神経痛、脊髄損傷、麻痺、ブドウ膜炎、関節炎、関節痛、骨髄炎、筋膜炎、パジェット病、痛風、歯周病、リウマチ性関節炎、滑膜炎、重症筋無力症、甲状腺炎、全身性エリテマトーデス、グッドパスチャー症候群、ベーチェット症候群、同種移植片拒絶反応、移植片対宿主病、1型糖尿病、強直性脊椎炎、バーガー病、ライター症候群およびホジキン病、角膜炎、2型糖尿病、嚢胞性線維症、心筋梗塞、再灌流傷害、脳卒中、皮膚筋炎、メタボリック症候群、全身性炎症反応症候群、敗血症、多臓器不全、播種性血管内凝固、アナフィラキシーショック、1型及び/又は2型糖尿病性血管合併症及び腎症、髄膜炎、細菌性敗血症、併発マラリア、非定型溶血性尿毒症症候群、加齢黄斑変性、発作性夜間血色素尿症、ヘビ毒咬傷、熱傷、及び臓器移植への合併症、から成る群から選択されるいずれかの炎症性疾患の治療のための、請求項1〜26のいずれか1項に記載のキメラ分子。
【請求項38】
臓器虚血、再灌流傷害、臓器壊死、脈管炎、心内膜炎、アテローム性動脈硬化症、血栓性静脈炎、心膜炎、心筋炎、心筋虚血、結節性動脈周囲炎、リウマチ熱、うっ血性心不全、成人呼吸窮迫症候群、脳梗塞、脳塞栓、1型及び/又は2型糖尿病と関連する血管合併症及び腎症、から成る群から選択されるいずれかの炎症性疾患の治療のための、請求項1〜26のいずれか1項に記載のキメラ分子。
【請求項39】
血液凝固疾患、血栓又は凝血異常関連疾患と関連する任意の徴候の治療のための、請求項1〜26のいずれか1項に記載のキメラ分子。
【請求項40】
血液凝固疾患、炎症反応を含む血栓又は凝血異常関連疾患又は障害及び血栓症等の血管障害を含むフィブリン形成と関連した慢性血栓塞栓性疾患又は障害、例えば深部静脈血栓症、動脈血栓症、手術後の血栓症、冠動脈バイパス術(CABG)、経皮的冠動脈形成術(PTCA)、血小板沈着脳卒中、腫瘍成長、腫瘍転移、血管新生、血栓溶解、アテローム性動脈硬化症、例えば、血管形成術後の動脈硬化及び/又は再狭窄等の再狭窄、例えば、炎症等の急性および慢性の徴候、敗血症、敗血症性ショック、敗血症、低血圧症、成人呼吸窮迫症候群(ARDS)、全身性炎症反応症候群(SIRS)、播種性血管内凝固症候群(DIC)、肺塞栓症、病的血小板沈着、心筋梗塞と関連した徴候の治療、又はアテローム硬化性血管を有し、血栓症、末梢血単核球(PBPC)移植後の静脈閉塞症、溶血性尿毒症症候群(HUS)、及び血栓血小板減少性紫斑病(TTP)及びリウマチ熱の危険性がある哺乳類の予防治療のための、請求項1〜26のいずれか1項に記載のキメラ分子。
【請求項41】
血液凝固疾患、炎症反応を含む血栓又は凝血異常関連疾患又は障害及び血栓症等の血管障害を含むフィブリン形成と関連した慢性血栓塞栓性疾患又は障害、例えば深部静脈血栓症、動脈血栓症、手術後の血栓症、冠動脈バイパス術(CABG)、経皮的冠動脈形成術(PTCA)、血小板沈着脳卒中、腫瘍成長、腫瘍転移、血管新生、血栓溶解、アテローム性動脈硬化症、例えば、血管形成術後の動脈硬化及び/又は再狭窄等の再狭窄、例えば、炎症等の急性および慢性の徴候、病的血小板沈着、心筋梗塞と関連した徴候の治療、又はアテローム硬化性血管を有し、血栓症、末梢血単核球(PBPC)移植後の静脈閉塞症、溶血性尿毒症症候群(HUS)、及び血栓血小板減少性紫斑病(TTP)及びリウマチ熱の危険性がある哺乳類の予防治療のための、請求項1〜26のいずれか1項に記載のキメラ分子。
【請求項42】
例えば、うっ血性心不全の手術を受けている患者又はうっ血性心不全を患う患者等の、同定されたハイリスク患者において、血栓塞栓性合併症の発生を予防するための、請求項1〜26のいずれか1項に記載のキメラ分子。
【請求項43】
心臓と関連する病状の治療のための、請求項1〜26のいずれか1項に記載のキメラ分子。
【請求項44】
フィコリン結合ポリペプチドの欠乏と関連する病状の治療のための、請求項1〜26のいずれか1項に記載のキメラ分子。
【請求項45】
炎症、アポトーシス及び/又は自己免疫と関連した任意の徴候の治療方法であって、請求項1〜26のいずれか1項に記載のキメラ分子の治療又は予防有効量を、それを必要とする対象に投与する工程を含む、治療方法。
【請求項46】
例えば、アジソン病、自己免疫溶血性貧血、自己免疫甲状腺炎、クローン病、グレーブス病、ギランバレー症候群、全身性エリテマトーデス(SLE)、ループス腎炎、多発性硬化症、重症筋無力症、乾癬、原発性胆汁性肝硬変、関節リウマチ及びブドウ膜炎、喘息、アテローム性動脈硬化症、1型糖尿病、乾癬、及び様々なアレルギー等のいずれかの自己免疫疾患、又はこれらの自己免疫症状と関連した疾患の治療方法であって、請求項1〜26のいずれか1項に記載のキメラ分子の治療又は予防有効量を、それを必要とする対象に投与する工程を含む、治療方法。
【請求項47】
虫垂炎、消化性潰瘍、胃潰瘍、十二指腸潰瘍、腹膜炎、膵炎、潰瘍性大腸炎、偽膜性大腸炎、急性大腸炎、虚血性大腸炎、憩室炎、喉頭蓋炎、アカラシア、胆管炎、胆嚢炎、肝炎、クローン病、腸炎、ウィップル病、アレルギー、アナフィラキシーショック、免疫複合体病、臓器虚血、再灌流傷害、臓器壊死、枯草熱、敗血症(sepsis)、敗血症(septicemia)、エンドトキシンショック、悪液質、超高熱、好酸球性肉芽腫、肉芽腫症、サルコイドーシス、敗血症性流産、精巣上体炎、膣炎、前立腺炎、尿道炎、気管支炎、肺気腫、鼻炎、肺炎、塵肺症(pneumotransmicroscopicsilicovolcanoconiosis)、肺胞炎、細気管支炎、咽頭炎、胸膜炎、副鼻腔炎、インフルエンザ、呼吸器合胞体ウイルス感染症、HIV感染症、B型肝炎ウイルス感染症、C型肝炎ウイルス感染症、播種性菌血症、デング熱、カンジダ症、マラリア、フィラリア症、アメーバ症、包虫嚢胞、熱傷、皮膚炎、皮膚筋炎、日焼け、じんましん、いぼ、膨疹、脈管炎、血管炎、心内膜炎、動脈炎、アテローム性動脈硬化症、血栓性静脈炎、心膜炎、心筋炎、心筋虚血、結節性動脈周囲炎、リウマチ熱、アルツハイマー病、セリアック病、うっ血性心不全、成人呼吸窮迫症候群、髄膜炎、脳炎、多発性硬化症、脳梗塞、脳塞栓、ギランバレー症候群、神経炎、神経痛、脊髄損傷、麻痺、ブドウ膜炎、関節炎、関節痛、骨髄炎、筋膜炎、パジェット病、痛風、歯周病、リウマチ性関節炎、滑膜炎、重症筋無力症、甲状腺炎、全身性エリテマトーデス、グッドパスチャー症候群、ベーチェット症候群、同種移植片拒絶反応、移植片対宿主病、1型糖尿病、強直性脊椎炎、バーガー病、ライター症候群及びライター症候群、から成る群から選択されるいずれかの炎症性疾患の治療方法であって、請求項1〜26のいずれか1項に記載のキメラ分子の治療又は予防有効量を、それを必要とする対象に投与する工程を含む、治療方法。
【請求項48】
血液凝固疾患、血栓又は凝血異常関連疾患と関連した任意の徴候の治療方法であって、請求項1〜26のいずれか1項に記載のキメラ分子の治療又は予防有効量を、それを必要とする対象に投与する工程を含む、治療方法。
【請求項49】
血液凝固疾患、炎症反応を含む血栓又は凝血異常関連疾患又は障害及び血栓症等の血管障害を含むフィブリン形成と関連した慢性血栓塞栓性疾患又は障害、例えば深部静脈血栓症、動脈血栓症、手術後の血栓症、冠動脈バイパス術(CABG)、経皮的冠動脈形成術(PTCA)、血小板沈着脳卒中、腫瘍成長、腫瘍転移、血管新生、血栓溶解、アテローム性動脈硬化症、例えば、血管形成術後の動脈硬化及び/又は再狭窄等の再狭窄、例えば、炎症等の急性および慢性の徴候、敗血症、敗血症性ショック、敗血症、低血圧症、成人呼吸窮迫症候群(ARDS)、全身性炎症反応症候群(SIRS)、播種性血管内凝固症候群(DIC)、肺塞栓症、病的血小板沈着、心筋梗塞と関連した徴候の治療、又はアテローム硬化性血管を有し、血栓症、末梢血単核球(PBPC)移植後の静脈閉塞症、溶血性尿毒症症候群(HUS)、及び血栓血小板減少性紫斑病(TTP)の危険性がある哺乳類の予防治療のための方法であって、請求項1〜26のいずれか1項に記載のキメラ分子の治療又は予防有効量を、それを必要とする対象に投与する工程を含む、方法。
【請求項50】
例えば、うっ血性心不全の手術を受けている患者又はうっ血性心不全を患う患者等の、同定されたハイリスク患者において、血栓塞栓性合併症の発生を予防するための方法であって、請求項1〜26のいずれか1項に記載のキメラ分子の治療又は予防有効量を、それを必要とする対象に投与する工程を含む、方法。
【請求項51】
心臓と関連する病状の治療方法であって、請求項1〜26のいずれか1項に記載のキメラ分子の治療又は予防有効量を、それを必要とする対象に投与する工程を含む、治療方法。
【請求項52】
フィコリン結合ポリペプチドの欠乏と関連する病状の治療方法であって、請求項1〜26のいずれか1項に記載のキメラ分子の治療又は予防有効量を、それを必要とする対象に投与する工程を含む、治療方法。
【請求項53】
医薬組成物である、請求項31に記載の組成物。
【請求項54】
医薬としての使用のための、請求項53に記載の医薬組成物。
【請求項55】
医薬の調製のための、請求項53に記載の組成物の、使用。
【請求項56】
炎症、アポトーシス及び/又は自己免疫と関連した任意の徴候の治療のための、請求項53に記載の医薬組成物。
【請求項57】
請求項35〜52のいずれか1項に記載の任意の徴候の治療のための、請求項53に記載の医薬組成物。
【請求項58】
請求項35〜52のいずれか1項に記載の任意の徴候の治療方法であって、請求項1〜26のいずれか1項に記載のキメラ分子、及びフィコリン-1、2、3、及びマンノース結合レクチン(MBL)、C1q、肺サーファクタントタンパク質SP-A及び/又はSP-D、及び例えば、CL-L1等の細胞内コラーゲン様防御分子から選択される1又は2以上のタンパク質の治療又は予防有効量を同時に又は連続して投与する工程を含む、治療方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【図17】
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【図18】
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【図19】
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【図20】
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【図21】
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【図22】
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【図23】
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【図24】
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【図25−1】
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【図25−2】
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【図26】
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【図27】
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【図28】
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【図29】
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【図30】
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【図31】
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【図32】
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【図33】
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【図34】
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【図35A】
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【図35B】
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【図36A】
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【図36B】
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【図37A】
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【図37B】
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【図38A】
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【図38B】
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【図39A】
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【図39B】
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【公表番号】特表2013−520979(P2013−520979A)
【公表日】平成25年6月10日(2013.6.10)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2012−555437(P2012−555437)
【出願日】平成23年3月4日(2011.3.4)
【国際出願番号】PCT/EP2011/053309
【国際公開番号】WO2011/107591
【国際公開日】平成23年9月9日(2011.9.9)
【出願人】(506330139)
【出願人】(512012285)ケベンハウンス ウニベルシテット (2)
【出願人】(512012573)シダンスク ウニベルシテット (2)
【Fターム(参考)】