説明

複数の無線機を搭載する通信端末装置、それにおける無線回路診断方法及びその方法のためのプログラム

【課題】複数の無線機を備える通信端末装置が故障した際に、特別な設備が無い環境であっても無線機の故障状況を把握する。
【解決手段】第1の無線機及び第2の無線機を有する通信端末装置の、前記第1の無線機又は前記第2の無線機が、他方の無線機に対してテスト信号を送信し、前記他方の無線機が、前記テスト信号を受信し、受信した前記テスト信号を復調し、前記復調の結果が正常であれば前記第1の無線機の変復調が正常に行われていると判別する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、複数の無線機を搭載する通信端末装置、それにおける無線回路診断方法及びその方法のためのプログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
近年、ダイバシティの実現等のために、1つの通信端末にアンテナ等の無線機器を2系統(あるいは複数系統)、実装することが一般的に行われている(例えば特許文献1参照)。
【0003】
これにより、例えば電波状況の優れたほうのアンテナを優先的に利用し、通話の安定性を高める等のメリットを得ることができる。
【0004】
しかし、これらの通信端末に故障等の何かしら問題が生じた場合、その原因特定が困難である。例えば通信が不可能となる場合その原因には主だったところで以下が挙げられる。
【0005】
1.ソフトウェア、及びその設定によるもの
2.ハードウェアの故障によるもの
3.データ通信端末等の場合はPC等のホスト側の要因によるもの
4.製品には問題なくユーザー側の使用方法の問題によるもの
そして、例えばユーザーからの電話相談対応窓口では詳細な特性確認は行えないまでも、一般的な接続性に関する確認を行い、そこから原因の切り分けとその後の対応が迅速に行いたいというニーズがある。
【0006】
しかし、メーカーへの申告は単に「使用不可能」以上の情報が上がり難く、ユーザーからの電話相談対応窓口では上記に考えられる要因の切り分けが困難である。
【0007】
そのため、図5に示すようにメーカー修理窓口等においては、専用測定機器と無線端末を接続することにより無線特性の確認を行っていた。具体的には、図5の通信端末500は第1の無線機510と、第2の無線機520を有しており、それぞれの無線機は、アンテナ511、アンテナ521を有している。そして、変調信号発生器等である測定機器550と各無線機を接続し、無線特性の確認を行う。
【特許文献1】特開2006−94383号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
しかし、上述したような専用測定機器は非常に高価である。また、無線回路に関しては専門性が高く、専用測定装置を扱う人員の教育等が必要となる問題がある。
【0009】
また、メーカー修理窓口等にこれらの専用測定装置や人員を用意出来ない場合は生産現場や、開発現場へ解析を依頼する事になるため、その分の時間も要する事になる。
【0010】
これでは、上述した、原因の切り分けとその後の対応が迅速に行いたいというニーズを満たすことができない。
【0011】
そこで、本発明は、特別な設備が無い環境であっても簡易的に無線回路の確認を可能とすることが可能な、無線機を搭載する端末における無線回路診断方法、その装置及びそのプログラムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0012】
本発明の第1の観点によれば、第1の無線機及び第2の無線機を有する通信端末装置であって、前記第1の無線機又は前記第2の無線機が、他方の無線機に対してテスト信号を送信し、前記他方の無線機が、前記テスト信号を受信し、受信した前記テスト信号を復調し、前記復調の結果が正常であれば前記第1の無線機の変復調が正常に行われていると判別する通信端末装置が提供される。
【0013】
本発明の第2の観点によれば、第1の無線機及び第2の無線機を有する通信端末装置における診断方法であって、前記第1の無線機又は前記第2の無線機が、他方の無線機に対してテスト信号を送信し、前記他方の無線機が、前記テスト信号を受信し、受信した前記テスト信号を復調し、前記復調の結果が正常であれば前記第1の無線機の変復調が正常に行われていると判別する診断方法が提供される。
【0014】
本発明の第3の観点によれば、第1の無線機及び第2の無線機を有する通信端末装置における診断プログラムであって、前記第1の無線機又は前記第2の無線機が、他方の無線機に対してテスト信号を送信し、前記他方の無線機が、前記テスト信号を受信し、受信した前記テスト信号を復調し、前記復調の結果が正常であれば前記第1の無線機の変復調が正常に行われていると判別する通信端末装置としてコンピュータを機能させることを特徴とする診断プログラムが提供される。
【発明の効果】
【0015】
本発明によれば、特別な設備が無い環境であっても無線機の故障状況を把握することが可能となる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0016】
まず、本発明の実施形態の概略を説明する。本実施形態は、一方の無線機が正常に動作しているか否かを、隣接する他方の無線機を使用して確認する方法である。
【0017】
専用の無線測定機器を使用した場合に比べ、詳細な特性確認は行えないが、一般的な接続性に関する確認は可能であり、そこから原因の切り分けとその後の対応が迅速に行える。
【0018】
次に、図1に本発明の実施形態として、データ通信端末及びPC等のホスト側装置を用いた構成を示す。
【0019】
図1を参照すると、本発明の実施形態は、通信端末100及びホスト側装置200を有する。図1では、ホスト側装置200に通信端末100が挿入されている場合を例示する。
【0020】
また、通信端末100は、第1の無線機110及び第2の無線機120を有している。第1の無線機110と第2の無線機120は同一規格に準拠する無線機であり、本実施形態では両無線機は同一のPHS(Personal Handy-phone System)規格に準拠する無線機である。
【0021】
第1の無線機110と第2の無線機120は接続されており、その接続は、各々のアンテナ放射を利用した空間接続、あるいは試験用端子が用意されている場合はケーブル接続とする。なお、ケーブル接続とする場合には、必要に応じて減衰器を追加する。
【0022】
また、今回はPHSを例として説明するが本発明は無線機の規格が限定されるものではない。第1の無線機110と第2の無線機120が同一規格でさえあればよく、例えば両無線機がIMT−2000(International Mobile Telecommunication 2000)規格に準拠した携帯電話機等であってもよい。
【0023】
また、第1の無線機110は、アンテナ111、送受信回路112、変復調回路113及び制御部114を有する。同様に第2の無線機120は、アンテナ121、送受信回路122、変復調回路123及び制御部124を有する。
【0024】
アンテナ111は、両無線機が無線で通信を行う際に外部と信号を送受信するためのアンテナである。送受信回路112は、アンテナ111が送受信する信号を送り出す又は受け取るための回路である。
【0025】
変復調回路123は、制御部114から受け取った信号を変調し、送受信回路112から受け取った信号を復調するための回路である。
【0026】
制御部114は、テスト信号を送受信するための部分であり、テスト信号を生成し変復調回路113へ渡す。また、変復調回路113から送られてきたテスト信号を受け取る。
【0027】
なお、第2の無線機120の各回路及び各部分の機能も上述した第1の無線機110と同様である。
【0028】
ホスト側装置200は、例えばPC(Personal Computer)であり、アプリケーション/ユーティリティ部210を有する。アプリケーション/ユーティリティ部210は、データ通信端末100に自己診断を開始するように指示を出す部分である。
【0029】
次に、図2、図3及び図4のフローチャートを参照して、本実施形態における自己診断の動作について説明する。
【0030】
まず、自己診断の起動動作について図2を参照して説明する。
【0031】
アプリケーション/ユーティリティ部210が、ユーザーからの自己診断開始の選択を受け付ける(ステップS301)。なお、ここでは、ユーザーからの自己診断開始の選択を受け付けることにより自己診断を開始することとしたが、アプリケーション/ユーティリティ部210が、定期的/自動的に自己診断開始の選択を行うようにしてもよい。具体的には、一定の期間毎に自己診断を行うようにしたり、例えば通信端末100起動時に毎回自己診断を行うようにしたりしてもよい。
【0032】
次に、自己診断開始の選択をうけたアプリケーション/ユーティリティ部210は、通信端末100の制御部114を起動させ、以下の確認を行う(ステップS302)。
【0033】
次に、第1の無線機110の送信確認動作について図3を参照して説明する。
【0034】
制御部114が、任意の信号をテスト信号として生成し、生成したテスト信号を変復調回路113に送る(ステップS303)。
【0035】
テスト信号を受け取った変復調回路113は、テスト信号を変調した上で送受信回路112に渡す(ステップS304)。この際のテスト信号の変調方式等は極力実動作(通常時の送受信方式)と同じとすることが望ましい。
【0036】
制御部114は、変調されたテスト信号を、アンテナ111を介して第2の無線機120に送出する(ステップS305)。
【0037】
この送出されたテスト信号を、アンテナ121を介して第2の無線機120の送受信回路122が受信し、変復調回路123に渡す(ステップS306)。
【0038】
そして、変復調回路123がテスト信号を、正常に復調することができれば(ステップS307においてYes)第1の無線機110の変調が正常であると判断する(ステップS308)。一方、正常に復調する事ができなければ(ステップS307においてNo)第1の無線機110の変調が正常ではないと判断する(ステップS309)。
【0039】
また同時に第2の無線機120の受信RSSI(Received Signal Strength Indicator)から第1の無線機110の送信レベルを判断することもできる。
【0040】
次に、第1無線機の受信確認動作について図4を参照して説明する。
【0041】
制御部124が、任意の信号をテスト信号として生成し、生成したテスト信号を変復調回路123に送る(ステップS403)。
【0042】
テスト信号を受け取った変復調回路123は、テスト信号を変調した上で送受信回路122に渡す(ステップS404)。この際のテスト信号の変調方式等は極力実動作(通常時の送受信方式)と同じとすることが望ましい。
【0043】
制御部124は、変調されたテスト信号を、アンテナ121を介して第1の無線機110に送出する(ステップS405)。
【0044】
この送出されたテスト信号を、アンテナ111を介して第1の無線機110の送受信回路112が受信し、変復調回路113に渡す(ステップS406)。
【0045】
そして、変復調回路113がテスト信号を、正常に復調することができれば(ステップS407においてYes)第1の無線機110の復調が正常であると判断する(ステップS408)。一方、正常に復調することができなければ(ステップS407においてNo)第1の無線機110の復調が正常ではないと判断する(ステップS409)。
【0046】
また同時に第1の無線機110の受信RSSIから第1無線機の受信ゲインを判断する事もできる。
【0047】
以上、第1の無線機110の送受信回路を確認する場合について説明したが、第2の無線機120の送受信回路を確認する場合は、上記手順において第1の無線機110及び第2の無線機120が逆となる。
【0048】
また第1の無線機110と第2の無線機120の接続を空間接続にて確認を行う場合は、信号送出の際に事前にキャリアセスを行い希望する周波数の空き状況を確認する必要がある。
【0049】
以上説明した本処理にて、異常が検出された場合は、通信端末100の本体上のLED等を用いて異常が検出された旨を通知する。或いは、アプリケーション/ユーティリティ部210アプリケーション等のソフトウェアに異常を知らせる通知を行う。
【0050】
その他の実施形態として、アプリケーション/ユーティリティ部210を用いず、通信端末100端末だけで構成する場合も考えられる。
【0051】
この場合は、通信端末100の起動を契機として、起動する際に一旦自己診断行った上で、通常の処理を行う事とする。
【0052】
以上説明した実施形態は、ユーザーからの修理等の受付窓口等で利用することができる。また、修理等のための診断といった用途だけではなく、生産工場現場における試験工程、あるいは出荷検査等や、通常時の定期的な自己診断といった用途でも利用可能である。
【0053】
以上説明した本発明の実施形態を用いることにより、特別な設備無く無線機の故障状況を把握することが可能となるという効果を奏する。
【0054】
これにより、ユーザーからの修理等の受付窓口においても、設備/人員面での負担無く故障状況の確認が可能となる。それにより後工程のより的確/迅速な対応が可能となる。
またユーザー自身が診断動作を実施でき、無線機の故障状況を把握することが可能となる。例えば、電話相談窓口からの誘導等でユーザーからより的確な故障状況を得る事ができる。
【0055】
なお、本発明の実施形態である通信端末100、第1の無線機110、第2の無線機120及びホスト側装置200は、ハードウェアのみによっても実現できるが、ハードウェァの一部に演算装置を含ませ、演算装置がプログラムを実行することによっても実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【0056】
【図1】本発明の実施形態の基本的構成を表す図である。
【図2】本発明の実施形態の基本的動作を表す図(1/3)である。
【図3】本発明の実施形態の基本的動作を表す図(2/3)である。
【図4】本発明の実施形態の基本的動作を表す図(3/3)である。
【図5】測定機を用いた関連する技術の構成を表す図である。
【符号の説明】
【0057】
100、500 通信端末
110、510 第1の無線機
120、520 第2の無線機
111、121、511、521 アンテナ
112、122 送受信回路
113、123 変復調回路
114、124 制御部
200 ホスト側装置
210 アプリケーション/ユーティリティ部
550 測定機器

【特許請求の範囲】
【請求項1】
第1の無線機及び第2の無線機を有する通信端末装置であって、
前記第1の無線機又は前記第2の無線機が、他方の無線機に対してテスト信号を送信し、前記他方の無線機が、前記テスト信号を受信し、受信した前記テスト信号を復調し、前記復調の結果が正常であれば前記第1の無線機の変復調が正常に行われていると判別する通信端末装置。
【請求項2】
請求項1に記載の通信端末装置であって、
前記第1の無線機が、
テスト信号を生成する第1の制御手段と、
前記第1の制御手段が生成した前記テスト信号を変調する第1の変調手段と、
前記変調後の前記テスト信号を前記第2の無線機に送信する第1の送信手段と、
を備え、
前記第2の無線機が、
送信されてきた前記テスト信号を受信する第1の受信手段と、
受信した前記テスト信号を復調する第1の復調手段と、
前記復調が正常に行えた場合は前記第1の無線機の変調が正常であると判断し、前記復調が正常に行えなかった場合は前記第1の無線機の変調が正常ではないと判断する第2の制御手段と、を備えることを特徴とする通信端末装置。
【請求項3】
請求項1又は2に記載の通信端末装置であって、
前記第2の無線機が、
テスト信号を生成する第3の制御手段と、
前記第3の制御手段が生成した前記テスト信号を変調する第2の変調手段と、
前記変調後の前記テスト信号を前記第1の無線機に送信する第2の送信手段と、
を備え、
前記第1の無線機が、
送信されてきた前記テスト信号を受信する第2の受信手段と、
受信した前記テスト信号を復調する第2の復調手段と、
前記復調が正常に行えた場合は前記第1の無線機の復調が正常であると判断し、前記復調が正常に行えなかった場合は前記第1の無線機の復調が正常ではないと判断する第4の制御手段と、を備えることを特徴とする通信端末装置。
【請求項4】
請求項1乃至3の何れか1項に記載の通信端末装置であって、前記第2の無線機が、前記第2の無線機が受信した前記テスト信号の受信RSSI(Received Signal Strength Indicator)から前記第1の無線機の送信レベルを判断することを特徴とする通信端末装置。
【請求項5】
請求項1乃至4の何れか1項に記載の通信端末装置であって、前記第1の無線機が、前記第1の無線機が受信した前記テスト信号の受信RSSIから前記第1の無線機の受信ゲインを判断することを特徴とする通信端末装置。
【請求項6】
第1の無線機及び第2の無線機を有する通信端末装置における診断方法であって、
前記第1の無線機又は前記第2の無線機が、他方の無線機に対してテスト信号を送信し、前記他方の無線機が、前記テスト信号を受信し、受信した前記テスト信号を復調し、前記復調の結果が正常であれば前記第1の無線機の変復調が正常に行われていると判別する診断方法。
【請求項7】
請求項6に記載の診断方法であって、
前記第1の無線機が、テスト信号を生成する第1の制御ステップと、
前記第1の無線機が、前記第1の制御ステップが生成した前記テスト信号を変調する第1の変調ステップと、
前記第1の無線機が、前記変調後の前記テスト信号を前記第2の無線機に送信する第1の送信ステップと、
前記第2の無線機が、送信されてきた前記テスト信号を受信する第1の送信ステップと、
前記第2の無線機が、受信した前記テスト信号を復調する第1の復調ステップと、
前記第2の無線機が、前記復調が正常に行えた場合は前記第1の無線機の変調が正常であると判断し、前記復調が正常に行えなかった場合は前記第1の無線機の変調が正常ではないと判断する第2の制御ステップと、を備えることを特徴とする診断方法。
【請求項8】
請求項6又は7に記載の診断方法であって、
前記第2の無線機が、
テスト信号を生成する第3の制御ステップと、
前記第2の無線機が、前記第3の制御ステップが生成した前記テスト信号を変調する第2の変調ステップと、
前記第2の無線機が、前記変調後の前記テスト信号を前記第1の無線機に送信する第2の送信ステップと、
前記第1の無線機が、
送信されてきた前記テスト信号を受信する第2の受信ステップと、
前記第1の無線機が、受信した前記テスト信号を復調する第2の復調ステップと、
前記第1の無線機が、前記復調が正常に行えた場合は前記第1の無線機の復調が正常であると判断し、前記復調が正常に行えなかった場合は前記第1の無線機の復調が正常ではないと判断する第4の制御ステップと、を備えることを特徴とする診断方法。
【請求項9】
請求項6乃至8の何れか1項に記載の診断方法であって、前記第2の無線機が、前記第2の無線機が受信した前記テスト信号の受信RSSI(Received Signal Strength Indicator)から前記第1の無線機の送信レベルを判断することを特徴とする診断方法。
【請求項10】
請求項6乃至9の何れか1項に記載の診断方法であって、前記第1の無線機が、前記第1の無線機が受信した前記テスト信号の受信RSSIから前記第1の無線機の受信ゲインを判断することを特徴とする診断方法。
【請求項11】
第1の無線機及び第2の無線機を有する通信端末装置における診断プログラムであって、
前記第1の無線機又は前記第2の無線機が、他方の無線機に対してテスト信号を送信し、前記他方の無線機が、前記テスト信号を受信し、受信した前記テスト信号を復調し、前記復調の結果が正常であれば前記第1の無線機の変復調が正常に行われていると判別する通信端末装置としてコンピュータを機能させることを特徴とする診断プログラム。
【請求項12】
請求項11に記載の診断プログラムであって、
前記第1の無線機が、
テスト信号を生成する第1の制御手段と、
前記第1の制御手段が生成した前記テスト信号を変調する第1の変調手段と、
前記変調後の前記テスト信号を前記第2の無線機に送信する第1の送信手段と、
を備え、
前記第2の無線機が、
送信されてきた前記テスト信号を受信する第1の受信手段と、
受信した前記テスト信号を復調する第1の復調手段と、
前記復調が正常に行えた場合は前記第1の無線機の変調が正常であると判断し、前記復調が正常に行えなかった場合は前記第1の無線機の変調が正常ではないと判断する第2の制御手段と、を備えることを特徴とする診断プログラム。
【請求項13】
請求項11又は12に記載の診断プログラムであって、
前記第2の無線機が、
テスト信号を生成する第3の制御手段と、
前記第3の制御手段が生成した前記テスト信号を変調する第2の変調手段と、
前記変調後の前記テスト信号を前記第1の無線機に送信する第2の送信手段と、
を備え、
前記第1の無線機が、
送信されてきた前記テスト信号を受信する第2の受信手段と、
受信した前記テスト信号を復調する第2の復調手段と、
前記復調が正常に行えた場合は前記第1の無線機の復調が正常であると判断し、前記復調が正常に行えなかった場合は前記第1の無線機の復調が正常ではないと判断する第4の制御手段と、を備えることを特徴とする診断プログラム。
【請求項14】
請求項11乃至13の何れか1項に記載の診断プログラムであって、前記第2の無線機が、前記第2の無線機が受信した前記テスト信号の受信RSSI(Received Signal Strength Indicator)から前記第1の無線機の送信レベルを判断することを特徴とする診断プログラム。
【請求項15】
請求項11乃至14の何れか1項に記載の診断プログラムであって、前記第1の無線機が、前記第1の無線機が受信した前記テスト信号の受信RSSIから前記第1の無線機の受信ゲインを判断することを特徴とする診断プログラム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【公開番号】特開2010−87786(P2010−87786A)
【公開日】平成22年4月15日(2010.4.15)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−253841(P2008−253841)
【出願日】平成20年9月30日(2008.9.30)
【出願人】(000227205)NECインフロンティア株式会社 (1,047)
【Fターム(参考)】