説明

複数成分製剤などのための塗布器および使用方法

本発明の一側面は、1つ以上の液体および1つ以上の固体(例えば、重合性ヒドロゲルの成分)を別々に収納するために使用することができる、塗布器システムおよびその使用方法に関する。ある実施形態では、塗布器システムはさらに、塗布器の内側の固体および液体の混合を促進するように設計される。また、ある実施形態では、塗布器システムはまた、表面への混合物の塗布を促進するように設計される。ある実施形態では、そのような塗布器は、組織に組成物を送達するために使用されてもよい。例えば、ある実施形態では、そのような塗布器は、角膜に製剤を送達するために使用されてもよい。さらに、これらの塗布器はまた、例えば、血管封止剤および動脈アクセス閉鎖の調製および塗布を含む、種々の用途に有用であってもよい。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
(関連出願)
本願は、米国仮特許出願第60/897,327号(2007年1月25日出願)および同第60/975,960号(2007年9月28日出願)に基づく優先権の利益を主張するものであり、両出願は、その全体が本明細書に参考として援用される。
【背景技術】
【0002】
(発明の背景)
多数の医学的に有用な組成物は、使用の直前まで一緒に混合されない、2つ以上の原料を備える。場合によっては、原料のうちの少なくとも1つは、固体で、通常は粉末であるが、他の原料のうちの少なくとも1つは、固体原料が溶解される液体である。
【0003】
この種類の二成分組成物の使用は、まず1つの原料を注射器に装填し、次いで、第2の原料を追加し、注射器を振盪するか、あるいは内容物を撹拌して効果的な混合を達成し、続いて、通常の方式で得られる混合物を分注することによって、完遂することができる。しかしながら、この手順は、起こり得る汚染および無菌性の喪失を含む、大幅な欠点を提示する。例えば、注射器の出口開口部に接続される充填針を通して充填される種類の従来の注射器を使用すると、第2の原料の供給の起こり得る汚染を回避するために、第1の原料が注射器に取り込まれた後に、針を交換する必要がある。その場合でさえ、特に、空気との長時間接触によって、注射器の出口部分を無菌でない状態にすることなく、この手順を完了することは困難となる場合がある。
【0004】
採用することができる別の技術は、1つの原料が注射器に装填されているほぼ従来の構造の注射器を利用し、通常、それに続いて、注射器の外側部分の完全滅菌手順が行われる。しかしながら、再度、注射器の無菌特性に影響を及ぼすことなく、第2の原料で注射器を装填することは、しばしば多少困難である。さらに、これらの手順の両方において、ユーザ側の操作ステップは、十分に複雑であるため、ある程度の困難が経験される場合がある。
【0005】
特殊化した二重区画注射器が、二原料薬剤の投与に対して提案されている。この種類の特殊化した注射器については、Sarnoffらの特許文献1(参照することによって組み込まれる)、およびYamadaの米国特許出願第2004/0064102Al号(参照することによって組み込まれる)を参照してもよい。しかしながら、この種類の二重区画注射器は、比較的高価で構造が複雑であり、従来の注射器で使用されるものとは異なる構成の構造部材を必要とする。さらに、この種類の特殊目的の注射器を充填することは、かなり困難となり得て、汚染の回避および無菌性の維持に関して他の問題を生じる。
【0006】
この問題への異なる対処法において、Lindberg,R.M.らは、解放可能な接続スリーブによって接合される2つの注射器を備える、二重原料ディスペンサを設計した。Lindbergらの特許文献2(参照することによって組み込まれる)を参照されたい。Lindbergディスペンサでは、薬剤を混合および分注するために使用される1つの注射器は、その対向端において入口および出口弁シール部材を伴う筐体を備え、弁シール部材間の混合チャンバ中に第1の原料を含有し、入口弁シール部材は、充填針によって閉鎖状態から開放状態に連接可能である。他方の注射器は、第2の原料で充填され、第1の注射器の入口弁密封部材と一直線上に保持される充填針を装備する、キャリア注射器である。材料の混合は、ディスペンサを手動で振盪することによって達成されてもよい。しかしながら、特に、粘性組成物を形成する時に、完全な混合が発生しない場合がある。加えて、混合後の材料の分注は、ディスペンサへの追加要素の挿入を必要とする。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
【特許文献1】米国特許第3,326,215号明細書
【特許文献2】米国特許第4,060,082号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
公知の塗布器システムは、高価で、滅菌することが困難であり、および/または複数の成分を備えており、そのことが使い難くしている。したがって、使いやすく、無菌にすることができ、安価である塗布器システムの必要性が存在する。そのような塗布器システムおよびそれらの使用方法を本明細書に記載する。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明の一側面は、1つ以上の液体および1つ以上の固体(例えば、重合性ヒドロゲルの成分)を別々に収納するために使用することができ、さらに、塗布器の内部における固体および液体の混合を促進するように設計され、また、表面への混合物の塗布を促進するように設計される、塗布器システムおよびその使用方法に関する。ある実施形態では、そのような塗布器は、組織に組成物を送達するために使用されてもよい。例えば、ある実施形態では、そのような塗布器は、角膜に製剤を送達するために使用されてもよい。さらに、これらの塗布器はまた、例えば、血管封止剤および動脈アクセス閉鎖の調製および塗布を含む、種々の用途に有用であってもよいことが理解される。
【0010】
本発明のさらなる目的は、使用のために必要とされる操作ステップが最小限に抑えられ、および/または成分の数が最小限に抑えられる、塗布器システムを提供することである。
【0011】
本発明のある実施形態では、本発明の塗布器システムは、部分的には従来の成分から構築され、特殊化した構造要素を事実上全く必要としない。加えて、ある実施形態では、本発明は、構造が単純かつ安価であるが、汚染、非無菌性、滅菌および/使用前の液体の分離、ならびに固体および液体部分の完全混合といった前述の問題および困難を効果的に最小限化する、塗布器システムに関する。
【0012】
ある実施形態では、液体の混合物は、使用の直前に圧搾することができる、圧搾可能アンプル(ガラスアンプル等)中に提供される。代替実施形態では、複数の液体が各自のアンプル中に提供される。ある実施形態では、固体または固体の混合物が圧搾可能アンプル中に提供される。
【0013】
ある実施形態では、2つ以上の液体部分は、脆弱性シールによって互いに分離された別個の区画中に保持される。ある実施形態では、固体および液体部分は、脆弱性シールによって互いに分離された別個の区画中に保持される。ある実施形態では、脆弱性シールのうちの1つ以上は、蝋シールである。
【0014】
本発明のさらに詳細かつ具体的な側面は、添付の請求項の範囲内で本発明の形態のうちのいくつかを一例として図示する、以下の図および発明を実施するための形態を参照することによって、理解されるであろう。
【図面の簡単な説明】
【0015】
【図1】図1は、本発明の選択された例示的要素を表す。[A]a James Alexander Corporation Plastic Ampoule(「JACプラスチックアンプル」)、[B]ノズル先端、および[C]貫流ブラシ先端。
【図2】図2は、活性化PEG、貫流ブラシ先端、および[A]緩衝PEI溶液が充填された単一の圧搾可能アンプル(左)、または[B]一方が緩衝剤を保持し、他方がPEI溶液を保持する、2つの別個の圧搾可能アンプルのいずれかを含有する、ボトルを表す。
【図3】図3は、[A]直列アンプル塗布器、および[B]メッシュまたはスクリーンを伴う直列アンプル塗布器を表す。
【図4】図4は、脆弱性シールによって分離された別個のチャンバ内に2つの液体と、ガラスアンプル内に固体を収納する、塗布器を表す。
【図5】図5は、本発明の塗布器(例えば、図4に示される塗布器)を使用するための手法を表す。
【図6】図6は、本発明の二成分塗布器を表し、1つの成分は、ブラシを備え、他方の成分は、ブラダを備える。
【図7】図7は、本発明の1つの種類の塗布器の[A]「分解図」および[B]「組み立てられた構成」を表す。
【図8】図8は、[A]単一の蝋ペン型塗布器の一実施例、および[B]プラスチックアンプル−ブラダ塗布器の一実施例を表す。
【発明を実施するための形態】
【0016】
混合物の無菌性を維持しながら、ディスペンサの内部での固体および/または液体の完全混合を促進する、改良型ディスペンサを開発する必要性がある。加えて、混合される2つ以上の成分が使用の直前まで分離されたままにできるようにする、ディスペンサのためのシステムの必要性がある。さらに、ディスペンサが塗布器の役割も果たすことにより、混合物の塗布を促進できれば有利となるであろう。本発明は、これらの必要性および他の必要性に対処する。
【0017】
本発明の一側面は、複数の成分(例えば、固体および液体等の重合性ヒドロゲルの成分)を収納するために使用されてもよく、塗布器の内部での成分の混合を促進し、さらに混合物の塗布を容易にする、塗布器システムに関する。本発明の別の側面は、複数の液体および1つの固体(例えば、重合性ヒドロゲルの成分)を収納するために使用されてもよく、塗布器の内部での固体および液体の混合を促進し、さらに混合物の塗布を容易にする、塗布器システムに関する。本発明の別の側面は、1つの液体および1つの固体(例えば、重合性ヒドロゲルの成分)を収納するために使用されてもよく、塗布器の内部での固体および液体の混合を促進し、さらに混合物の塗布を容易にする、塗布器システムに関する。
【0018】
本発明は、しばしば、患者への重合性ヒドロゲル製剤の形成および効果的な送達を促進するものとして本明細書で記載されるが、これは決して、本発明の範囲をそのような用途に限定することを目的としない。むしろ、本発明の塗布器、および本発明の方法は、使用前に2つ以上の成分(例えば、固体および液体)を混合することを必要とする、任意の用途で使用されてもよい。これらの塗布器はまた、例えば、血管封止剤および動脈アクセス閉鎖の調製および塗布を含む、種々の用途に有用であってもよいことが理解される。
【0019】
ある実施形態では、本発明の塗布器は、ヒドロゲル製剤(液体眼帯製品等)を調製および塗布するために使用することができる。ある実施形態では、ヒドロゲル製剤は、液体形態で送達され、急速に軟質ヒドロゲルに重合する。ある実施形態では、ヒドロゲル製剤は、架橋剤(PEI等)、活性化ポリマー(活性化PEG等)、および緩衝液といった3つの基本的要素を備える。
【0020】
以下でさらに詳細に説明されるように、ある塗布器は、液体部分用の1つの格納容器、および製剤の粉末状部分用のもう1つの別個の格納場所を有する。本発明のそのような実施形態の1つを図7に示す。図7Aは、本発明の塗布器の一実施形態の分解図である。図7Bは、その組み立てられた構成のデバイスを示す。本実施形態では、塗布器は、キャップ、先端(この場合、ブラシカニューレ先端)、および塗布器本体といった、3つの基本的要素から成る。ブラシカニューレは、塗布器本体の最遠位部分におけるブラシと塗布器本体の最近位面との間の液体連通を可能にする、内部開口部を伴って設計され、それは管状塗布器本体の遠位部分にしっかりと嵌入する。次いで、キャップは、ブラシカニューレの外面上、または管状塗布器本体の直上のいずれかに、しっかりと外嵌する。
【0021】
一実施形態では、塗布器本体は、管状であり、重合性ヒドロゲルの液体部分を収容する。本実施形態および他の実施形態では、重合性ヒドロゲルの粉末状部分は、ブラシカニューレの近位空洞に収納される。ユーザによる管の外部の手動加圧は、液体部分をヒドロゲルの粉末状部分の中に強制的に入れる。キャップは、ヒドロゲルの複合液体および固体部分よりも大きい内部容積を有するように設計され、したがって、キャップの内部に混合製剤を完全に含有する。手動加圧を停止すると、混合ヒドロゲル製剤が管状塗布器本体の中へ吸い込まれる。反復加圧および圧力解放は、ヒドロゲル成分を効果的に混合する。使用時に、キャップが除去され、穏やかな圧力が管状塗布器本体に印加されて、混合ヒドロゲルを、まずカニューレを通して、次いで、ブラシを通して外へ強制的に出し、次いで、ブラシが、適切な組織に薄層を塗布するために使用される。
【0022】
ある実施形態では、キャップ中での成分の混合を促進するために、キャップは、いったん成分がキャップに注入されると、空気がキャップから排出されること、および成分が塗布機本体に吸い込まれた時に、空気がキャップの中に入ることの両方を可能にするように設計される。いずれの材料もキャップに注入することができない、気密性キャップは、「エアロック型」と呼ばれる。前述のように、空気の通過を可能にするキャップは、「非気密」態様で先端を覆うものである。
【0023】
他の実施形態では、ヒドロゲルの粉末状部分は、ブラシカニューレとキャップの内面との間の空間内に収納される。第1の実施形態のように、加圧は、液体を粉末の中に強制的に入れ、圧力の解放は、混合成分を管状塗布器本体に吸い込ませる。製剤は、本明細書で記載のように塗布される。
【0024】
ある実施形態では、塗布器本体からの液体の解放は、シールが破られることを必要とする。いったんシールが破られると、液体は、塗布器本体から固体収容の先端またはキャップの中へ入ることができる。ある実施形態では、キャップは、シールを穿刺するために使用することができる。ある実施形態では、破られる前にシールを通る液体の通過がないことを確実にするように、シールは、蝋またはプラスチックで被覆される。
【0025】
ある実施形態では、本発明の先端は、Andon Brush Flow−Thru Brush Tip(「貫流ブラシ」)等のブラシ先端である。貫流ブラシは、通常、表面に液体を塗布するためにボトルまたは注射器とともに使用される、市販のブラシ塗布器先端である。流体がカニューレを通り、ブリッスルアセンブリの開放中心を通って流れ、ブリッスルの中に吸い上げられ、液体で被覆される表面上に出ていくように、貫流ブラシのブリッスルは、中心カニューレの周辺に配設される。ある実施形態では、全体の長さは約1インチで、軸部における外径は約0.25インチである。
【0026】
ある実施形態では、ブラシカニューレは、ブラシのない単純カニューレに代替される。ある実施形態では、本発明の先端は、図1Bに示されるようなJames Alexander Corporation Nozzle Tip(「ノズル先端」)である。ノズル先端は、JACプラスチックアンプル内に嵌入し、デバイスを通って表面上へと液体の流れを方向付けるように設計される、内部カニューレを伴う市販の先端である。それは、外径(軸部における)が約0.320インチで、全体の長さが0.8インチである。
【0027】
他の実施形態では、ブラシカニューレまたは単純カニューレの代わりに、代替の先端が使用される。これらは、発泡体スワブ、多孔性プラスチック成分、嘴状先端、織物ミット、またはスプレー先端を含み得る。
【0028】
ある実施形態では、本発明の塗布器本体は、図1Aに示されるようなJames Alexander Corporation Plastic Ampoule(「JACプラスチックアンプル」)である。JACプラスチックアンプルは、開放遠位端から約3/4インチに脆弱性シールを有する、プラスチック管状デバイスである。それは、ポリエチレンおよびポリプロピレンの両方で市販されている。脆弱性シールは、開放遠位端から、液体部分で充填された閉鎖近位端を分離する。デバイスは、約0.020インチの壁厚を伴って、長さ約3インチ、直径0.350インチである。使用時に、ユーザが管の脆弱性シールをつまんで、シールを破り、液体部分を解放する。管の付加的な手動による屈曲は、前に密封された近位端の中の液体を加圧して、それを開放遠位端に向かって駆動する。
【0029】
他の実施形態では、管状塗布器本体は、金属管である。例えば、グラミネート管等の、軟質アルミニウム管またはラミネート管である。必要であれば、管の跳ね返りを生じさせるために、追加要素(本明細書では、バネ機構と呼ばれる)が金属管の中に追加されてもよく、したがって、混合ヒドロゲル成分を管の中に吸い込むことを促進する。
【0030】
ある実施形態では、粉末状部分は、先端/キャップアセンブリ内に結集され、液体を充填した管状塗布器本体部分とは別に格納される。これは、デバイスの格納安定性を促進する。使用時に、管状塗布器本体および先端/キャップアセンブリは、ヒドロゲル成分の混合の直前に互いに接続される。
【0031】
別の実施形態では、管状塗布器本体は、連結分離器が塗布器の液体含有部分と塗布器の粉末含有部分との間の液体連通を防止する、ポリマー管である。使用時に、連結分離器が除去され、ヒドロゲル成分の混合が許容される。
【0032】
本発明のある実施形態は、製剤の液体部分用の別個の区画、ならびに製剤の粉末状部分の別個の格納場所を有する、付加的な塗布器に関する。本発明の1つのそのような実施形態は、図2に示される。本実施形態では、塗布器は、液体および固体を含む1つ以上のアンプルを含む、ボトル(塗布器本体)、および先端といった、基本的要素から成る。図2に示される先端は、ブラシカニューレ先端である。ブラシカニューレ先端は、ボトルの最遠位部分におけるブラシとボトルの最近位面との間の液体連通を可能にする、内部開口部を伴って設計され、それはボトルの遠位部分にしっかりと嵌入する。
【0033】
本発明の一実施形態では、6ccのポリエチレンボトルは、緩衝PEI溶液が充填された単一の圧搾可能アンプル、または2つの別個の圧搾可能アンプル(1つはPEI水溶液を伴い、第2のアンプルは緩衝液を伴う)のいずれかによって嵌合された。ボトルの開放ネックに、MicroPore(登録商標)フィルタを伴う貫流ブラシ塗布器を接続した。
【0034】
別の実施形態では、その中に活性化PEGが配置され、続いて、緩衝液アンプル、次いで、PEI溶液アンプル、最終的に、MicroPore(登録商標)フィルタを伴う貫流ブラシ先端が配置される、管状本体を組み込む直列アンプル塗布器を構想した(図3A参照)。この構成は、PEI溶液および緩衝液を分離する効果を保持し、まず底部アンプル(緩衝液)を破り、活性化PEGを再構成し、次いで、上部アンプル(PEI溶液)を破り、2回目の混合を行って塗布するようにユーザに決定的に指示できるという利点を追加した。
【0035】
別の実施形態では、管状塗布器本体は、塗布器本体の内部に活性化PEG、両方とも管状塗布器本体の内部にある緩衝剤含有アンプルと別個のPEI溶液含有アンプルとを含む。ある実施形態では、ビニルまたはシリコン(ゴム)管は、管状本体の開放端に嵌着される(図3B参照)。管状塗布器本体中にガラス破片の大部分を保持するために、一個のスクリーン材料がゴムの内面に追加される。次いで、貫流ブラシ先端がビニルまたはシリコン管の他方の端に嵌着される。この構成は、上記で論じられる塗布器の利点の全てを保持し、ユーザが本能的にデバイスを握って圧迫することを希望する領域からガラス破片を排除する付加的な利点を有する。この設計はまた、塗布器を圧迫し、液体製剤を放出することをより容易にする。
【0036】
ヒドロゲルを調製する際に、液体製剤をゲル化させる化学反応は、pHに依存し得る。例えば、PEI/PEG−SGヒドロゲルを形成する時に、一緒に混合されると、得られる液体が正しいpHを有して、溶解PEG−SGを適当な時間内で重合およびゲル化させるように、PEI溶液は塩基性であり、緩衝液は酸性である。しかしながら、正確な局所pHは、PEIアンプルが破壊した態様、およびデバイスの手動の振盪中に発生する混合の程度に依存する。したがって、ある塗布に対しては、(前述のように)滅菌の前に液体部分を分離して保つことに加えて、(使用の直前に)液体を固体部分と混合する前に、液体を完全に混合することが有利となる。
【0037】
ある実施形態では、固体部分(例えば、PEG−SG)は、ガラスアンプルの中に配置される。これは、塗布器本体中に遊離した固体部分を有する塗布器に優る利点であってもよい。例えば、ガラスアンプルの内部にPEG−SGを配置することによって、PEG−SGは、環境の湿気および/または塗布器の他の成分から保護される。
【0038】
ある実施形態では、管状塗布器本体は、製剤の液体部分を処理および保持するための場所として利用される。
【0039】
ある実施形態では、塗布器は概して、脆弱性シールによって互いから分離されるチャンバに2つの液体を収納する。さらに、ある実施形態では、固体部分(活性化PEG粉末等)は、圧搾可能ガラスアンプルに収納される。ある実施形態では、固体部分は、脆弱性シールによって液体部分から分離される。ある実施形態では、脆弱性シールのうちの1つ以上は、蝋である。ある実施形態では、塗布器は、塗布器本体の3分の1の遠位に接続されるゴムのブラダ(bladder)、ならびにブラダの最遠位端における貫流ブラシ先端を組み込む。ブラダの内部には、大型ガラス破片がブラダに進入することを防止するスクリーンがある。そのような塗布器を使用する時に、いったん材料が完全に混合されると、ブラダ上の穏やかな圧力が、表面(眼の表面等)への塗布のために、ブラシ先端を通って混合製剤を流れさせる。
【0040】
図5は、表面への製剤の混合および送達の1つの手法を示す。図5Aに示されるように、塗布器ブラシ先端を上に向けて、塗布器本体の底部の脆弱性シールが存在する地点を、数回圧迫する。この力は、脆弱性シールを破り、2つの液体が混合できるようにする。このステップは、有害な影響を伴わずに、使用前にいつでも行うことができる。図5Bに示されるように、塗布器ブラシ先端を上に向けて、塗布器の上部の脆弱性シールが存在する場所を数回圧迫する。この力は、上部の脆弱性シールを破り、混合液体が粉末充填ガラスアンプルと連通できるようにする。代替として、第1に上部の脆弱性シールを破ることができ、第2に下部の脆弱性シールを破ることができる。これらの2つのステップは、数時間の間、有害な影響を伴わずに使用前に完遂することができる。
【0041】
使用時に、図5Cに示されるように、塗布器先端を上に向けて、ガラスアンプルを圧搾し、塗布器を激しく振盪する。この作用は、固体の溶解、およびヒドロゲルを形成する後続化学反応を開始させる。次いで、図5Dに示されるように、ヒドロゲルが形成する前に、製剤を表面に塗布する。穏やかに軽く打つ、またはわずかに振盪する動きが、ブラシ先端に向かって混合液体製剤を促進するのに役立ち、したがって、表面上への発現を促進してもよい。
【0042】
ある実施形態では、塗布器は、脆弱性シールとして蝋を利用してもよい。蝋は、融解形態で液体の表面に送達され、固体へと冷却させられるか、あるいは、融解され、次いで冷却させられるまで加熱される固体として、液体の表面に送達される。実際、液体の表面に達し、次いで、固体に重合されるような、ほとんどの重合性物質が使用されてもよい。例えば、シアノアクリレート等の、光開始ポリマーおよび湿気開始ポリマーのような材料が、良好な候補となる。
【0043】
ある実施形態では、ユーザに指示を提供する目的で脆弱性シールの識別を補助するために、脆弱性シールは、異なる色(例えば、赤および青)となり得る。第1に赤いシールを、第2に青いシールを破るようにユーザに指示することができる。脆弱性シールが蝋を備える時には、着色蝋を使用することができる。
【0044】
ある実施形態では、蝋が脆弱性シールとして使用される時に、蝋は、蝋をその融点まで加熱するための誘導加熱コイルを使用することができるように混合される、鉄金属粒子または同等物を含んでもよい。
【0045】
ある実施形態では、下部シールに鉄粒子を伴う蝋を使用することができ、上部シールは、未修飾の蝋のままとなり得る。本実施形態のデバイスは、作製し、包装し、滅菌し、次いで、下部シールを崩壊させる誘導加熱サイクルを受けることができ、滅菌の後しばらくであるが、使用の十分前に、緩衝剤およびPEIが混合できるようにする。
【0046】
ある実施形態では、本発明の塗布器本体は、閉鎖近位端および開放遠位端を有する、プラスチック管状デバイスである。ある実施形態では、塗布器本体は、ポリエチレンまたはポリプロピレンでできている。ある実施形態では、塗布器本体は、約0.020インチの壁厚を伴って、長さ約3インチ、直径0.350インチである。使用時に、ユーザが適切な順序で管をつまんで、アンプルおよび/または脆弱性シールを破り、固体および/または液体部分を解放する。管の付加的な手動による屈曲は、近位端の中の液体を加圧し、それを開放遠位端に向かって駆動する。
【0047】
他の実施形態では、管状塗布器本体は、金属管である。例えば、塗布器本体は、グラミネート管等の、軟質アルミニウム管またはラミネート管で作製され得る。必要であれば、管の跳ね返りを生じさせるために、追加要素(本明細書では、バネ機構と呼ばれる)が金属管の内部に追加されてもよく、したがって、管の中へのヒドロゲル成分の混合およびそれらの管からの後続排出を促進する。
【0048】
別の実施形態では、管状塗布器本体は、脆弱性シール(例えば、蝋シール)が塗布器の液体部分間の液体連通を防止する、ポリマー管である。使用時に、脆弱性シールが破られ(または融解され)、液体部分の混合が許容される。
【0049】
ある実施形態では、ブラダが塗布器本体と先端との間に挿入されてもよい。例えば、PVCプラスチゾルブラダをAndon貫流ブラシおよびJACプラスチックアンプルに接続することができる。ある実施形態では、ブラシ/ブラダアセンブリの内部空間に、固体(例えば、活性化PEG)を配置することができ、近位端上にキャップを配置した。別に、JACプラスチックアンプルを混合PEI/緩衝液で充填し、熱融着することができる。これらの2つのアセンブリは、別個のMylar(登録商標)ホイルバッグの中に、または単一のホイルMylar(登録商標)ポーチ内の別個の空洞の中に配置することができる。使用時に、手術室の看護師または医師は、2つのアセンブリを取り外し、ブラシ先端/ブラダアセンブリの後端からキャップを取り外し、ブラダをJACプラスチックアンプルの開放端に嵌着する。使用時に、医師は、プラスチックアンプルを圧迫して、内部隔壁を破り、プラスチックアンプル本体を圧迫して、PEI/緩衝液をブラダの中へ流れさせる。次いで、医師は、振盪して液体および粉末状活性化PEGを混合し、ブラダを圧迫して意図した組織表面上に混合製剤を表出させる。
【0050】
本発明の別の側面は、不溶性固体担体上でのヒドロゲルの固体部分の吸着に関する。この固体含有の不溶性固体担体は、液体と接触させられることにより、ヒドロゲルを形成してもよい。この手法の顕著で予期しない利点(固体および液体の直接混合によるヒドロゲルの形成に優る)は、不溶性固体担体上に固体部分を吸着させることによって、固体および液体部分の混合時の空気の閉じ込めを回避することである。閉じ込められた空気が、ヒドロゲルの送達および/または質に悪影響を及ぼし得るため、この特徴に注目すべきである。
【0051】
本発明の別の側面は、手持ち式ブラシ塗布器に関する。上記の塗布器と同様に、手持ち式ブラシ塗布器は、塗布器の内部での固体および液体の混合を促進し、および/または固体−液体混合物の塗布を容易にすることができる。本発明の手持ち式ブラシ塗布器の使用は、眼および血管に使用するための封止剤/接着剤の塗布等の、精密な塗布において特に有利である。ある実施形態では、本発明の手持ち式ブラシ塗布器は、患者への組成物の送達を可能にする一方で、そのような用途によって典型的に引き起こされる気泡を低減または排除する。本発明のある実施形態では、手持ち式ブラシ塗布器は、患者への重合性ヒドロゲル製剤の効果的な送達のために使用されてもよい。
【0052】
(選択された塗布器)
本発明の一側面は、塗布器本体と、先端と、キャップとを備える、塗布器であって、
塗布器本体は、液体部分用の格納容器と、閉鎖近位端と、開放遠位端と、開放遠位端から液体部分用の格納容器を分離する脆弱性シールまたは可撤性分離器とを備え、先端は、塗布器本体の開放遠位端に接続される開放近位端と、開放遠位端とを備え、キャップは、非気密態様で先端の開放遠位端を覆い、先端またはキャップは、固体部分用の格納容器を備える、塗布器に関する。
【0053】
ある実施形態では、本発明は、前述の塗布器のいずれかに関し、塗布器本体は、管状である。ある実施形態では、本発明は、前述の塗布器のいずれかに関し、塗布器本体は、プラスチックアンプルである。
【0054】
ある実施形態では、本発明は、前述の塗布器のいずれかに関し、塗布器本体はさらに、液体部分用の格納容器中に液体を備える。ある実施形態では、本発明は、前述の塗布器のいずれかに関し、液体は、ポリアルキレンイミンを含み。ある実施形態では、本発明は、前述の塗布器のいずれかに関し、液体は、PEIを含む。
【0055】
ある実施形態では、本発明は、前述の塗布器のいずれかに関し、塗布器本体は、圧縮性材料から作られ、圧縮性材料は、手動加圧を可能にする。ある実施形態では、本発明は、前述の塗布器のいずれかに関し、圧縮性材料は、プラスチックを含む。ある実施形態では、本発明は、前述の塗布器のいずれかに関し、圧縮性材料は、金属を含む。ある実施形態では、本発明は、前述の塗布器のいずれかに関し、圧縮性材料は、紙を含む。ある実施形態では、本発明は、前述の塗布器のいずれかに関し、圧縮性材料は、ラミネートである。ある実施形態では、本発明は、前述の塗布器のいずれかに関し、圧縮性材料は、グラミネートである。
【0056】
ある実施形態では、本発明は、前述の塗布器のいずれかに関し、塗布器本体はさらに、塗布器本体の内部にバネ機構を備え、バネ機構は、塗布器本体の跳ね返りを生じさせ、したがって、塗布器本体の中へ成分(例えば、液体部分および固体部分)を吸い込むことを促進する。
【0057】
ある実施形態では、本発明は、前述の塗布器のいずれかに関し、塗布器本体の長さは、約1”〜約5”の間である。ある実施形態では、本発明は、前述の塗布器のいずれかに関し、塗布器本体の長さは、約2”〜約4”の間である。ある実施形態では、本発明は、前述の塗布器のいずれかに関し、塗布器本体の長さは、約3”である。ある実施形態では、本発明は、前述の塗布器のいずれかに関し、塗布器本体の長さは、約2”である。ある実施形態では、本発明は、前述の塗布器のいずれかに関し、塗布器本体の長さは、約1”である。
【0058】
ある実施形態では、本発明は、前述の塗布器のいずれかに関し、塗布器本体の平均外径は、約0.15”〜約0.55”の間である。ある実施形態では、本発明は、前述の塗布器のいずれかに関し、塗布器本体の平均外径は、約0.35”である。
【0059】
ある実施形態では、本発明は、前述の塗布器のいずれかに関し、塗布器本体の平均壁厚は、約0.001”〜約0.1”の間である。ある実施形態では、本発明は、前述の塗布器のいずれかに関し、塗布器本体の平均壁厚は、約0.01”〜約0.03”の間である。ある実施形態では、本発明は、前述の塗布器のいずれかに関し、塗布器本体の平均壁厚は、約0.02”である。
【0060】
ある実施形態では、本発明は、前述の塗布器のいずれかに関し、先端は、ノズル先端である。
【0061】
ある実施形態では、本発明は、前述の塗布器のいずれかに関し、先端はさらに、先端の遠位端に取り付けられる、ブラシ、スポンジ、発泡体スワブ、多孔性プラスチック成分、嘴状先端、織物ミット、またはスプレー先端を備える。
【0062】
ある実施形態では、本発明は、前述の塗布器のいずれかに関し、先端は、貫流ブラシである。
【0063】
ある実施形態では、本発明は、前述の塗布器のいずれかに関し、先端のみが、固体部分用の格納容器を備える。ある実施形態では、本発明は、前述の塗布器のいずれかに関し、固体部分用の格納容器は、先端の近位端にある。
【0064】
ある実施形態では、本発明は、前述の塗布器のいずれかに関し、先端はさらに、固体部分用の格納容器中に固体を備える。ある実施形態では、本発明は、前述の塗布器のいずれかに関し、固体は、活性化PEGを含む。ある実施形態では、本発明は、前述の塗布器のいずれかに関し、固体は、PEG−SPAまたはPEG−SGを含む。ある実施形態では、本発明は、前述の塗布器のいずれかに関し、固体は、PEG−SGを含む。
【0065】
ある実施形態では、本発明は、前述の塗布器のいずれかに関し、先端の長さは、約0.1”〜約2.0”の間である。ある実施形態では、本発明は、前述の塗布器のいずれかに関し、先端の長さは、約0.6”〜約1.2”の間である。ある実施形態では、本発明は、前述の塗布器のいずれかに関し、先端の長さは、約1.0”である。ある実施形態では、本発明は、前述の塗布器のいずれかに関し、先端の長さは、約0.8”である。
【0066】
ある実施形態では、本発明は、前述の塗布器のいずれかに関し、先端の近位端の直径は、約0.15”〜約0.55”の間である。ある実施形態では、本発明は、前述の塗布器のいずれかに関し、先端の近位端の直径は、約0.35”である。ある実施形態では、本発明は、前述の塗布器のいずれかに関し、先端の近位端の直径は、約0.25”である。
【0067】
ある実施形態では、本発明は、前述の塗布器のいずれかに関し、キャップは、液体部分と固体部分との混合物を受容するように構成される。
【0068】
ある実施形態では、本発明は、前述の塗布器のいずれかに関し、キャップのみは、固体部分用の格納容器を備える。ある実施形態では、本発明は、前述の塗布器のいずれかに関し、固体部分用の格納容器は、キャップの近位端にある。
【0069】
ある実施形態では、本発明は、前述の塗布器のいずれかに関し、キャップはさらに、固体部分用の格納容器中に固体を備える。ある実施形態では、本発明は、前述の塗布器のいずれかに関し、固体は、活性化PEGを含む。ある実施形態では、本発明は、前述の塗布器のいずれかに関し、固体は、PEG−SPAまたはPEG−SGを含む。ある実施形態では、本発明は、前述の塗布器のいずれかに関し、固体は、PEG−SGを含む。
【0070】
ある実施形態では、本発明は、前述の塗布器のいずれかに関し、キャップは、液体部分を受け入れるように構成される。
【0071】
ある実施形態では、本発明は、前述の塗布器のいずれかに関し、固体をさらに含み、固体は、固体部分用の格納容器の内壁に吸着される。ある実施形態では、本発明は、前述の塗布器のいずれかに関し、固体部分用の格納容器の内壁に吸着される固体は、活性化PEGを含む。ある実施形態では、本発明は、前述の塗布器のいずれかに関し、固体部分用の格納容器の内壁に吸着される固体は、PEG−SPAまたはPEG−SGを含む。ある実施形態では、本発明は、前述の塗布器のいずれかに関し、固体部分用の格納容器の内壁に吸着される固体は、PEG−SPAを含む。
【0072】
ある実施形態では、本発明は、前述の塗布器のいずれかに関し、固体部分用の格納容器は、固体が吸着されている一片の多孔性プラスチックを備える。ある実施形態では、本発明は、前述の塗布器のいずれかに関し、一片の多孔性プラスチックに吸着される固体は、活性化PEGを含む。ある実施形態では、本発明は、前述の塗布器のいずれかに関し、一片の多孔性プラスチックに吸着される固体は、PEG−SPAまたはPEG−SGを含む。ある実施形態では、本発明は、前述の塗布器のいずれかに関し、一片の多孔性プラスチックに吸着される固体は、PEG−SPAを含む。
【0073】
ある実施形態では、本発明は、前述の塗布器のいずれかに関し、一片の多孔性プラスチックは、一片のポリエチレン(PE)、ポリプロピレン(PP)、高密度ポリエチレン(HDPE)、超高分子量ポリエチレン(UHMWPE)、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)、ナイロン、フッ化ポリビニリデン(PVDF)、ポリエーテルスルホン(PES)、エチル酢酸ビニル(EVA)、またはそれらの共重合体である。ある実施形態では、本発明は、前述の塗布器のいずれかに関し、一片の多孔性プラスチックは、一片のポリエステルの詰め物または他の繊維フィルタ媒体材料である。
【0074】
ある実施形態では、本発明は、前述の塗布器のいずれかに関し、一片の多孔性プラスチックは、約0.02”〜約0.32”の間の平均直径を有する。ある実施形態では、本発明は、前述の塗布器のいずれかに関し、一片の多孔性プラスチックは、約0.12”〜約0.22”の間の平均直径を有する。ある実施形態では、本発明は、前述の塗布器のいずれかに関し、一片の多孔性プラスチックは、約0.17”の平均直径を有する。
【0075】
ある実施形態では、本発明は、前述の塗布器のいずれかに関し、一片の多孔性プラスチックは、約0.2”〜約0.6”の間の平均長を有する。ある実施形態では、本発明は、前述の塗布器のいずれかに関し、一片の多孔性プラスチックは、約0.3”〜約0.5”の間の平均長を有する。ある実施形態では、本発明は、前述の塗布器のいずれかに関し、一片の多孔性プラスチックは、約0.4”の平均長を有する。
【0076】
ある実施形態では、本発明は、前述の塗布器のいずれかに関し、塗布器本体は、脆弱性シールを備える。
【0077】
ある実施形態では、本発明は、前述の塗布器のいずれかに関し、脆弱性シールは、プラスチックを含む。ある実施形態では、本発明は、前述の塗布器のいずれかに関し、脆弱性シールは、金属を含む。ある実施形態では、本発明は、前述の塗布器のいずれかに関し、脆弱性シールの外面は、蝋またはプラスチックで被覆される。
【0078】
ある実施形態では、本発明は、前述の塗布器のいずれかに関し、脆弱性シールは、塗布器本体の遠位端にある。ある実施形態では、本発明は、前述の塗布器のいずれかに関し、脆弱性シールは、塗布器本体の遠位端から0.1”未満のところにある。ある実施形態では、本発明は、前述の塗布器のいずれかに関し、脆弱性シールは、塗布器本体の遠位端から0.25”未満のところにある。ある実施形態では、本発明は、前述の塗布器のいずれかに関し、脆弱性シールは、塗布器本体の遠位端から0.50”未満のところにある。ある実施形態では、本発明は、前述の塗布器のいずれかに関し、脆弱性シールは、塗布器本体の遠位端から約0.75”のところにある。
【0079】
ある実施形態では、本発明は、前述の塗布器のいずれかに関し、先端は、塗布器本体の遠位端が先端の近位端に接続される時に脆弱性シールを破るように設計される。
【0080】
ある実施形態では、本発明は、前述の塗布器のいずれかに関し、塗布器本体は、可撤性分離器を備える。
【0081】
本発明の別の側面は、塗布器本体と、先端とを備える、塗布器であって、
塗布器本体は、第1の液体部分と第2の液体部分との混合物用の第1の格納容器と、閉鎖近位端と、開放遠位端とを備え、先端は、開放遠位端と、塗布器本体の開放遠位端に接続される開放近位端とを備える、塗布器に関する。
【0082】
本発明の別の側面は、塗布器本体と、先端とを備える、塗布器であって、
塗布器本体は、第1の液体部分用の第1の格納容器と、第2の液体部分用の第2の格納容器と、閉鎖近位端と、開放遠位端とを備え、先端は、開放遠位端と、塗布器本体の開放遠位端に接続される開放近位端とを備える。
【0083】
ある実施形態では、本発明は、前述の塗布器のいずれかに関し、追加の格納容器をさらに備える。
【0084】
ある実施形態では、本発明は、前述の塗布器のいずれかに関し、先端に配置されるスクリーンまたはフィルタをさらに備える。
【0085】
ある実施形態では、本発明は、前述の塗布器のいずれかに関し、塗布器本体の開放遠位端と先端の開放近位端との間に配置されるスクリーンまたはフィルタをさらに備える。
【0086】
ある実施形態では、本発明は、前述の塗布器のいずれかに関し、第1の格納容器は、圧搾可能アンプルである。
【0087】
ある実施形態では、本発明は、前述の塗布器のいずれかに関し、第2の格納容器は、圧搾可能アンプルである。
【0088】
ある実施形態では、本発明は、前述の塗布器のいずれかに関し、塗布器本体はさらに、固体を備える。
【0089】
ある実施形態では、本発明は、前述の塗布器のいずれかに関し、塗布器本体は、脆弱性シールによって、近位区画、中央区画、および遠位区画に分割され、近位区画および中央区画は、第1の脆弱性シールによって分離され、中央区画および遠位区画は、第2の脆弱性シールによって分離され、近位区画は、第1の格納容器であり、中央区画は、第2の格納容器である。
【0090】
ある実施形態では、本発明は、前述の塗布器のいずれかに関し、塗布器本体はさらに、第1の格納容器中に第1の液体部分および第2の液体部分の混合物を備える。ある実施形態では、本発明は、前述の塗布器のいずれかに関し、塗布器本体はさらに、第1の格納容器中に第1の液体部分を備える。ある実施形態では、本発明は、前述の塗布器のいずれかに関し、塗布器本体はさらに、第2の格納容器中に第2の液体部分を備える。
【0091】
ある実施形態では、本発明は、前述の塗布器のいずれかに関し、第1の液体部分は、ポリアルキレンイミン、エポキシ樹脂成分、またはポリウレタンプレポリマーを含む。ある実施形態では、本発明は、前述の塗布器のいずれかに関し、第1の液体部分は、ポリアルキレンイミンを含む。ある実施形態では、本発明は、前述の塗布器のいずれかに関し、第1の液体部分は、PEIを含む。ある実施形態では、本発明は、前述の塗布器のいずれかに関し、第2の液体部分は、緩衝剤または硬化剤を含む。ある実施形態では、本発明は、前述の塗布器のいずれかに関し、第2の液体部分は、緩衝剤を含む。
【0092】
ある実施形態では、本発明は、前述の塗布器のいずれかに関し、遠位区画は、固体を備える。
【0093】
ある実施形態では、本発明は、前述の塗布器のいずれかに関し、遠位区画は、圧搾可能アンプル中に固体を備える。ある実施形態では、本発明は、前述の塗布器のいずれかに関し、圧搾可能アンプルは、ガラスである。
【0094】
ある実施形態では、本発明は、前述の塗布器のいずれかに関し、固体は、活性化PEGを含む。ある実施形態では、本発明は、前述の塗布器のいずれかに関し、固体は、PEG−SPAまたはPEG−SGを含む。ある実施形態では、本発明は、前述の塗布器のいずれかに関し、固体は、PEG−SGを含む。
【0095】
ある実施形態では、本発明は、前述の塗布器のいずれかに関し、塗布器本体は、管状である。
【0096】
ある実施形態では、本発明は、前述の塗布器のいずれかに関し、塗布器本体は、圧縮性材料から作られ、圧縮性材料は、手動の加圧を可能にする。ある実施形態では、本発明は、前述の塗布器のいずれかに関し、圧縮性材料は、プラスチックを含む。ある実施形態では、本発明は、前述の塗布器のいずれかに関し、圧縮性材料は、金属を含む。ある実施形態では、本発明は、前述の塗布器のいずれかに関し、圧縮性材料は、ラミネートである。ある実施形態では、本発明は、前述の塗布器のいずれかに関し、圧縮性材料は、グラミネートである。
【0097】
ある実施形態では、本発明は、前述の塗布器のいずれかに関し、塗布器本体の長さは、約1”〜約9”の間である。ある実施形態では、本発明は、前述の塗布器のいずれかに関し、塗布器本体の長さは、約9”である。ある実施形態では、本発明は、前述の塗布器のいずれかに関し、塗布器本体の長さは、約8”である。ある実施形態では、本発明は、前述の塗布器のいずれかに関し、塗布器本体の長さは、約7”である。ある実施形態では、本発明は、前述の塗布器のいずれかに関し、塗布器本体の長さは、約6”である。ある実施形態では、本発明は、前述の塗布器のいずれかに関し、塗布器本体の長さは、約5”である。ある実施形態では、本発明は、前述の塗布器のいずれかに関し、塗布器本体の長さは、約4”である。ある実施形態では、本発明は、前述の塗布器のいずれかに関し、塗布器本体の長さは、約3”である。ある実施形態では、本発明は、前述の塗布器のいずれかに関し、塗布器本体の長さは、約2”である。ある実施形態では、本発明は、前述の塗布器のいずれかに関し、塗布器本体の長さは、約1”である。
【0098】
ある実施形態では、本発明は、前述の塗布器のいずれかに関し、塗布器本体の平均外径は、約0.1”〜約2”の間である。ある実施形態では、本発明は、前述の塗布器のいずれかに関し、塗布器本体の平均外径は、約1.75”である。ある実施形態では、本発明は、前述の塗布器のいずれかに関し、塗布器本体の平均外径は、約1.50”である。ある実施形態では、本発明は、前述の塗布器のいずれかに関し、塗布器本体の平均外径は、約1.25”である。ある実施形態では、本発明は、前述の塗布器のいずれかに関し、塗布器本体の平均外径は、約1”である。ある実施形態では、本発明は、前述の塗布器のいずれかに関し、塗布器本体の平均外径は、約0.75”である。ある実施形態では、本発明は、前述の塗布器のいずれかに関し、塗布器本体の平均外径は、約0.5”である。ある実施形態では、本発明は、前述の塗布器のいずれかに関し、塗布器本体の平均外径は、約0.25”である。
【0099】
ある実施形態では、本発明は、前述の塗布器のいずれかに関し、塗布器本体の平均壁厚は、約0.001”〜約0.1”の間である。ある実施形態では、本発明は、前述の塗布器のいずれかに関し、塗布器本体の平均壁厚は、約0.01”〜約0.03”の間である。ある実施形態では、本発明は、前述の塗布器のいずれかに関し、塗布器本体の平均壁厚は、約0.02”である。
【0100】
ある実施形態では、本発明は、前述の塗布器のいずれかに関し、先端は、ノズル先端である。ある実施形態では、本発明は、前述の塗布器のいずれかに関し、先端は、貫流ブラシである。
【0101】
ある実施形態では、本発明は、前述の塗布器のいずれかに関し、先端はさらに、先端の遠位端に取り付けられる、カニューレ、接種ループ、ブラシ、スポンジ、発泡体スワブ、多孔性プラスチック成分、嘴状先端、織物ミット、またはスプレー先端を備える。ある実施形態では、本発明は、前述の塗布器のいずれかに関し、先端は、カニューレを備える。
【0102】
ある実施形態では、本発明は、前述の塗布器のいずれかに関し、先端は、接種ループを備える。
【0103】
ある実施形態では、本発明は、前述の塗布器のいずれかに関し、先端の長さは、約0.1”〜約9.0”の間である。ある実施形態では、本発明は、前述の塗布器のいずれかに関し、先端の長さは、約7.5”である。ある実施形態では、本発明は、前述の塗布器のいずれかに関し、先端の長さは、約5.0”である。ある実施形態では、本発明は、前述の塗布器のいずれかに関し、先端の長さは、約2.5”である。ある実施形態では、本発明は、前述の塗布器のいずれかに関し、先端の長さは、約1.0”である。ある実施形態では、本発明は、前述の塗布器のいずれかに関し、先端の長さは、約0.5”である。
【0104】
ある実施形態では、本発明は、前述の塗布器のいずれかに関し、先端の近位端の直径は、約0.15”〜約0.55”の間である。ある実施形態では、本発明は、前述の塗布器のいずれかに関し、先端の近位端の直径は、約0.35”である。ある実施形態では、本発明は、前述の塗布器のいずれかに関し、先端の近位端の直径は、約0.25”である。
【0105】
ある実施形態では、本発明は、前述の塗布器のいずれかに関し、第1の脆弱性シールは、蝋を含む。ある実施形態では、本発明は、前述の塗布器のいずれかに関し、第2の脆弱性シールは、蝋を含む。ある実施形態では、本発明は、前述の塗布器のいずれかに関し、第1の脆弱性シールは、蝋を含み、第2の脆弱性シールは、蝋を含む。ある実施形態では、本発明は、前述の塗布器のいずれかに関し、蝋は、蜜蝋、カルナウバ(植物蝋)、またはパラフィン(鉱物蝋)である。
【0106】
ある実施形態では、本発明は、前述の塗布器のいずれかに関し、第1の脆弱性シールは、蝋と、金属粒子とを含む。ある実施形態では、本発明は、前述の塗布器のいずれかに関し、第1の脆弱性シールは、蝋と、鉄金属粒子とを含む。ある実施形態では、本発明は、前述の塗布器のいずれかに関し、第2の脆弱性シールは、蝋と、金属粒子とを含む。ある実施形態では、本発明は、前述の塗布器のいずれかに関し、第2の脆弱性シールは、蝋と、鉄金属粒子とを含む。
【0107】
ある実施形態では、本発明は、前述の塗布器のいずれかに関し、第1の脆弱性シールは、本質的に蝋から成る。ある実施形態では、本発明は、前述の塗布器のいずれかに関し、第2の脆弱性シールは、本質的に蝋から成る。ある実施形態では、本発明は、前述の塗布器のいずれかに関し、第1の脆弱性シールは、本質的に蝋から成り、第2の脆弱性シールは、本質的に蝋から成る。ある実施形態では、本発明は、前述の塗布器のいずれかに関し、蝋は、蜜蝋、カルナウバ(植物蝋)、またはパラフィン(鉱物蝋)である。
【0108】
ある実施形態では、本発明は、前述の塗布器のいずれかに関し、第1の脆弱性シールは、本質的に蝋および金属粒子から成る。ある実施形態では、本発明は、前述の塗布器のいずれかに関し、第1の脆弱性シールは、本質的に蝋および鉄金属粒子から成る。ある実施形態では、本発明は、前述の塗布器のいずれかに関し、第2の脆弱性シールは、本質的に蝋および金属粒子から成る。ある実施形態では、本発明は、前述の塗布器のいずれかに関し、第2の脆弱性シールは、本質的に蝋および鉄金属粒子から成る。
【0109】
ある実施形態では、本発明は、前述の塗布器のいずれかに関し、両方の脆弱性シールは、プラスチックを含む。ある実施形態では、本発明は、前述の塗布器のいずれかに関し、両方の脆弱性シールは、金属を含む。
【0110】
ある実施形態では、本発明は、前述の塗布器のいずれかに関し、第1の脆弱性シールの平均厚は、約10mmである。ある実施形態では、本発明は、前述の塗布器のいずれかに関し、第1の脆弱性シールの平均厚は、約7.5mmである。ある実施形態では、本発明は、前述の塗布器のいずれかに関し、第1の脆弱性シールの平均厚は、約5mmである。ある実施形態では、本発明は、前述の塗布器のいずれかに関し、第1の脆弱性シールの平均厚は、約2.5mmである。ある実施形態では、本発明は、前述の塗布器のいずれかに関し、第1の脆弱性シールの平均厚は、約1mmである。ある実施形態では、本発明は、前述の塗布器のいずれかに関し、第2の脆弱性シールの平均厚は、約10mmである。ある実施形態では、本発明は、前述の塗布器のいずれかに関し、第2の脆弱性シールの平均厚は、約7.5mmである。ある実施形態では、本発明は、前述の塗布器のいずれかに関し、第2の脆弱性シールの平均厚は、約5mmである。ある実施形態では、本発明は、前述の塗布器のいずれかに関し、第2の脆弱性シールの平均厚は、約2.5mmである。ある実施形態では、本発明は、前述の塗布器のいずれかに関し、第2の脆弱性シールの平均厚は、約1mmである。
【0111】
ある実施形態では、本発明は、前述の塗布器のいずれかに関し、第1の脆弱性シールは、塗布器本体の近位端から約1”のところにある。ある実施形態では、本発明は、前述の塗布器のいずれかに関し、第1の脆弱性シールは、塗布器本体の近位端から約2”のところにある。ある実施形態では、本発明は、前述の塗布器のいずれかに関し、第1の脆弱性シールは、塗布器本体の近位端から約3”のところにある。ある実施形態では、本発明は、前述の塗布器のいずれかに関し、第1の脆弱性シールは、塗布器本体の近位端から約4”のところにある。ある実施形態では、本発明は、前述の塗布器のいずれかに関し、第1の脆弱性シールは、塗布器本体の近位端から約5”のところにある。ある実施形態では、本発明は、前述の塗布器のいずれかに関し、第1の脆弱性シールは、塗布器本体の近位端から約6”のところにある。
【0112】
ある実施形態では、本発明は、前述の塗布器のいずれかに関し、第1の脆弱性シールは、塗布器本体の近位端から約7”のところにある。ある実施形態では、本発明は、前述の塗布器のいずれかに関し、第1の脆弱性シールは、塗布器本体の近位端から約8”のところにある。ある実施形態では、本発明は、前述の塗布器のいずれかに関し、第1の脆弱性シールは、塗布器本体の近位端から約9”のところにある。
【0113】
ある実施形態では、本発明は、前述の塗布器のいずれかに関し、第2の脆弱性シールは、塗布器本体の遠位端から約1”のところにある。ある実施形態では、本発明は、前述の塗布器のいずれかに関し、第2の脆弱性シールは、塗布器本体の遠位端から約2”のところにある。ある実施形態では、本発明は、前述の塗布器のいずれかに関し、第2の脆弱性シールは、塗布器本体の遠位端から約3”のところにある。ある実施形態では、本発明は、前述の塗布器のいずれかに関し、第2の脆弱性シールは、塗布器本体の遠位端から約4”のところにある。ある実施形態では、本発明は、前述の塗布器のいずれかに関し、第2の脆弱性シールは、塗布器本体の遠位端から約5”のところにある。ある実施形態では、本発明は、前述の塗布器のいずれかに関し、第2の脆弱性シールは、塗布器本体の遠位端から約6”のところにある。ある実施形態では、本発明は、前述の塗布器のいずれかに関し、第2の脆弱性シールは、塗布器本体の遠位端から約7”のところにある。ある実施形態では、本発明は、前述の塗布器のいずれかに関し、第2の脆弱性シールは、塗布器本体の遠位端から約8”のところにある。ある実施形態では、本発明は、前述の塗布器のいずれかに関し、第2の脆弱性シールは、塗布器本体の遠位端から約9”のところにある。
【0114】
本発明の別の側面は、ハンドルと、ブラシと、固体とを備える手持ち式ブラシ塗布器であって、
ブラシは、ハンドルの一方の端に接続され、固体は、ブラシに吸着される。
【0115】
ある実施形態では、本発明は、前述の塗布器のいずれかに関し、固体は、活性化PEGを含む。ある実施形態では、本発明は、前述の塗布器のいずれかに関し、固体は、PEG−SPAまたはPEG−SGを含む。ある実施形態では、本発明は、前述の塗布器のいずれかに関し、固体は、PEG−SGを含む。
【0116】
本発明の一側面は、塗布器本体と、先端と、ブラダとを備える、塗布器であって、
塗布器本体は、液体部分用の格納容器と、閉鎖近位端と、開放遠位端と、開放遠位端から液体部分用の格納容器を分離する脆弱性シールまたは可撤性分離器とを備え、先端は、ブラダの開放遠位端に接続される開放近位端と、開放遠位端とを備え、ブラダは、先端に接続する開放遠位端と、塗布器本体に接続する開放近位端とを備える、塗布器に関する。
【0117】
ある実施形態では、本発明は、前述の塗布器のいずれかに関し、塗布器本体は、管状である。ある実施形態では、本発明は、前述の塗布器のいずれかに関し、塗布器本体は、プラスチックアンプルである。
【0118】
ある実施形態では、本発明は、前述の塗布器のいずれかに関し、塗布器本体はさらに、液体部分用の格納容器中に液体を備える。ある実施形態では、本発明は、前述の塗布器のいずれかに関し、液体は、ポリアルキレンイミンを含む。ある実施形態では、本発明は、前述の塗布器のいずれかに関し、液体は、PEIを含む。
【0119】
ある実施形態では、本発明は、前述の塗布器のいずれかに関し、塗布器本体は、圧縮性材料から作られ、圧縮性材料は、手動の加圧を可能にする。ある実施形態では、本発明は、前述の塗布器のいずれかに関し、圧縮性材料は、プラスチックを含む。ある実施形態では、本発明は、前述の塗布器のいずれかに関し、圧縮性材料は、金属を含む。ある実施形態では、本発明は、前述の塗布器のいずれかに関し、圧縮性材料は、紙を含む。ある実施形態では、本発明は、前述の塗布器のいずれかに関し、圧縮性材料は、ラミネートである。ある実施形態では、本発明は、前述の塗布器のいずれかに関し、圧縮性材料は、グラミネートである。
【0120】
ある実施形態では、本発明は、前述の塗布器のいずれかに関し、塗布器本体はさらに、塗布器本体の内部にバネ機構を備え、バネ機構は、塗布器本体の跳ね返りを生じさせ、したがって、塗布器本体の中へ成分(例えば、液体部分および固体部分)を吸い込むことを促進する。
【0121】
ある実施形態では、本発明は、前述の塗布器のいずれかに関し、塗布器本体の長さは、約1”〜約5”の間である。ある実施形態では、本発明は、前述の塗布器のいずれかに関し、塗布器本体の長さは、約2”〜約4”の間である。ある実施形態では、本発明は、前述の塗布器のいずれかに関し、塗布器本体の長さは、約3”である。ある実施形態では、本発明は、前述の塗布器のいずれかに関し、塗布器本体の長さは、約2”である。ある実施形態では、本発明は、前述の塗布器のいずれかに関し、塗布器本体の長さは、約1”である。
【0122】
ある実施形態では、本発明は、前述の塗布器のいずれかに関し、塗布器本体の平均外径は、約0.15”〜約0.55”の間である。ある実施形態では、本発明は、前述の塗布器のいずれかに関し、塗布器本体の平均外径は、約0.35”である。
【0123】
ある実施形態では、本発明は、前述の塗布器のいずれかに関し、塗布器本体の平均壁厚は、約0.001”〜約0.1”の間である。ある実施形態では、本発明は、前述の塗布器のいずれかに関し、塗布器本体の平均壁厚は、約0.01”〜約0.03”の間である。ある実施形態では、本発明は、前述の塗布器のいずれかに関し、塗布器本体の平均壁厚は、約0.02”である。
【0124】
ある実施形態では、本発明は、前述の塗布器のいずれかに関し、先端は、ノズル先端である。
【0125】
ある実施形態では、本発明は、前述の塗布器のいずれかに関し、先端はさらに、先端の遠位端に取り付けられる、ブラシ、スポンジ、発泡体スワブ、多孔性プラスチック成分、嘴状先端、織物ミット、またはスプレー先端を備える。
【0126】
ある実施形態では、本発明は、前述の塗布器のいずれかに関し、先端は、貫流ブラシである。
【0127】
ある実施形態では、本発明は、前述の塗布器のいずれかに関し、ブラダは、固体部分用の格納容器を備える。ある実施形態では、本発明は、前述の塗布器のいずれかに関し、ブラダはさらに、固体部分用の格納容器中に固体を備える。ある実施形態では、本発明は、前述の塗布器のいずれかに関し、固体は、活性化PEGを含む。ある実施形態では、本発明は、前述の塗布器のいずれかに関し、固体は、PEG−SPAまたはPEG−SGを含む。ある実施形態では、本発明は、前述の塗布器のいずれかに関し、固体は、PEG−SGを含む。
【0128】
ある実施形態では、本発明は、前述の塗布器のいずれかに関し、先端の長さは、約0.1”〜約2.0”の間である。ある実施形態では、本発明は、前述の塗布器のいずれかに関し、先端の長さは、約0.6”〜約1.2”の間である。ある実施形態では、本発明は、前述の塗布器のいずれかに関し、先端の長さは、約1.0”である。ある実施形態では、本発明は、前述の塗布器のいずれかに関し、先端の長さは、約0.8”である。
【0129】
ある実施形態では、本発明は、前述の塗布器のいずれかに関し、先端の近位端の直径は、約0.15”〜約0.55”の間である。ある実施形態では、本発明は、前述の塗布器のいずれかに関し、先端の近位端の直径は、約0.35”である。ある実施形態では、本発明は、前述の塗布器のいずれかに関し、先端の近位端の直径は、約0.25”である。
【0130】
ある実施形態では、本発明は、前述の塗布器のいずれかに関し、さらに固体を備え、固体は、ブラダの内壁に吸着される。ある実施形態では、本発明は、前述の塗布器のいずれかに関し、ブラダの内壁に吸着される固体は、活性化PEGを含む。ある実施形態では、本発明は、前述の塗布器のいずれかに関し、ブラダの内壁に吸着される固体は、PEG−SPAまたはPEG−SGを含む。ある実施形態では、本発明は、前述の塗布器のいずれかに関し、ブラダの内壁に吸着される固体は、PEG−SPAを含む。
【0131】
ある実施形態では、本発明は、前述の塗布器のいずれかに関し、固体部分用の格納容器は、ブラダの内面を備える。
【0132】
ある実施形態では、本発明は、前述の塗布器のいずれかに関し、固体部分用の格納容器は、固体が吸着されている一片の多孔性プラスチックを備える。ある実施形態では、本発明は、前述の塗布器のいずれかに関し、一片の多孔性プラスチックに吸着される固体は、活性化PEGを含む。ある実施形態では、本発明は、前述の塗布器のいずれかに関し、一片の多孔性プラスチックに吸着される固体は、PEG−SPAまたはPEG−SGを含む。ある実施形態では、本発明は、前述の塗布器のいずれかに関し、一片の多孔性プラスチックに吸着される固体は、PEG−SPAを含む。
【0133】
ある実施形態では、本発明は、前述の塗布器のいずれかに関し、一片の多孔性プラスチックは、一片のポリエチレン(PE)、ポリプロピレン(PP)、高密度ポリエチレン(HDPE)、超高分子量ポリエチレン(UHMWPE)、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)、ナイロン、フッ化ポリビニリデン(PVDF)、ポリエーテルスルホン(PES)、エチル酢酸ビニル(EVA)、またはそれらの共重合体である。ある実施形態では、本発明は、前述の塗布器のいずれかに関し、一片の多孔性プラスチックは、一片のポリエステルの詰め物または他の繊維フィルタ媒体材料である。
【0134】
ある実施形態では、本発明は、前述の塗布器のいずれかに関し、一片の多孔性プラスチックは、約0.02”〜約0.32”の間の平均直径を有する。ある実施形態では、本発明は、前述の塗布器のいずれかに関し、一片の多孔性プラスチックは、約0.12”〜約0.22”の間の平均直径を有する。ある実施形態では、本発明は、前述の塗布器のいずれかに関し、一片の多孔性プラスチックは、約0.17”の平均直径を有する。
【0135】
ある実施形態では、本発明は、前述の塗布器のいずれかに関し、一片の多孔性プラスチックは、約0.2”〜約0.6”の間の平均長を有する。ある実施形態では、本発明は、前述の塗布器のいずれかに関し、一片の多孔性プラスチックは、約0.3”〜約0.5”の間の平均長を有する。ある実施形態では、本発明は、前述の塗布器のいずれかに関し、一片の多孔性プラスチックは、約0.4”の平均長を有する。
【0136】
ある実施形態では、本発明は、前述の塗布器のいずれかに関し、塗布器本体は、脆弱性シールを備える。
【0137】
ある実施形態では、本発明は、前述の塗布器のいずれかに関し、脆弱性シールは、プラスチックを含む。ある実施形態では、本発明は、前述の塗布器のいずれかに関し、脆弱性シールは、金属を含む。ある実施形態では、本発明は、前述の塗布器のいずれかに関し、脆弱性シールの外面は、蝋またはプラスチックで被覆される。
【0138】
ある実施形態では、本発明は、前述の塗布器のいずれかに関し、脆弱性シールは、塗布器本体の遠位端にある。ある実施形態では、本発明は、前述の塗布器のいずれかに関し、脆弱性シールは、塗布器本体の遠位端から0.1”未満のところにある。ある実施形態では、本発明は、前述の塗布器のいずれかに関し、脆弱性シールは、塗布器本体の遠位端から0.25”未満のところにある。ある実施形態では、本発明は、前述の塗布器のいずれかに関し、脆弱性シールは、塗布器本体の遠位端から0.50”未満のところにある。ある実施形態では、本発明は、前述の塗布器のいずれかに関し、脆弱性シールは、塗布器本体の遠位端から約0.75”のところにある。
【0139】
ある実施形態では、本発明は、前述の塗布器のいずれかに関し、脆弱性シールは、蝋を含む。ある実施形態では、本発明は、前述の塗布器のいずれかに関し、蝋は、蜜蝋、カルナウバ(植物蝋)、またはパラフィン(鉱物蝋)である。
【0140】
ある実施形態では、本発明は、前述の塗布器のいずれかに関し、脆弱性シールは、蝋と、金属粒子とを含む。ある実施形態では、本発明は、前述の塗布器のいずれかに関し、脆弱性シールは、蝋と、鉄金属粒子とを含む。
【0141】
ある実施形態では、本発明は、前述の塗布器のいずれかに関し、脆弱性シールは、本質的に蝋から成る。ある実施形態では、本発明は、前述の塗布器のいずれかに関し、蝋は、蜜蝋、カルナウバ(植物蝋)、またはパラフィン(鉱物蝋)である。
【0142】
ある実施形態では、本発明は、前述の塗布器のいずれかに関し、脆弱性シールの平均厚は、約10mmである。ある実施形態では、本発明は、前述の塗布器のいずれかに関し、脆弱性シールの平均厚は、約7.5mmである。ある実施形態では、本発明は、前述の塗布器のいずれかに関し、脆弱性シールの平均厚は、約5mmである。ある実施形態では、本発明は、前述の塗布器のいずれかに関し、脆弱性シールの平均厚は、約2.5mmである。ある実施形態では、本発明は、前述の塗布器のいずれかに関し、脆弱性シールの平均厚は、約1mmである。
【0143】
ある実施形態では、本発明は、前述の塗布器のいずれかに関し、塗布器本体は、可撤性分離器を備える。
【0144】
ある実施形態では、本発明は、前述の塗布器のいずれかに関し、先端の近位端に係合し、固体容器をさらに備える、キャップをさらに備える。
【0145】
上記の複数の実施形態の説明から明白であるように、顕著な複数成分塗布器アセンブリを本明細書で提供する。そのような複数成分塗布器は、以下で詳細に論じられるように、ヒドロゲルを分注するために使用することができるが、本発明はまた、使用前に混合され、別々に格納される必要があってもよい、任意の複数の成分混合物を分注するステップにも適用可能である。特に、本発明は、公知の複数成分のディスペンサに関連する欠点を克服する、複数の流動性成分材料を同時に分注するための塗布器アセンブリを含む。例えば、本発明は、二成分接着剤、封止剤、被覆、ならびに、エポキシ、ウレタン、アクリル、多硫化物、ポリエステル、およびシリコン等の埋め込み用化合物、ならびに他の接着剤または封止剤材料および同等物を分注するステップに適用可能である。
【0146】
エポキシ接着剤は、複数成分接着剤の一実施例であり、さらに概して、使用前に成分材料が個別に格納されることを必要とし、使用前に特定の比率に従って混合されなければならない、複数成分製品の一実施例である。エポキシ接着剤は、典型的には、エポキシ樹脂成分および硬化剤成分を含むため、適切な割合で一緒に混合されると、エポキシ硬化剤がその場で硬化する。これを考慮して、本明細書に記載の塗布器は、エポキシ樹脂成分および硬化剤成分に対する別個の格納場所を有するエポキシ接着剤分注デバイス、および、別個の成分をともに分注するための手段として、および硬化のための適切な比率に従って、使用されてもよい。
【0147】
加えて、多孔性および無孔性の基板に結合するために有用な、そのような種々のポリウレタンはまた、成分材料が個別に格納され、使用のために特定の比率に従って混合されることも必要とする。ポリウレタン接着剤組成物は、典型的には、少なくとも1つのポリウレタンプレポリマーおよび硬化剤を含む。
【0148】
さらに、血漿成分から形成されるフィブリン封止剤は、フィブリノゲンおよび因子XIIIを含有する第1の成分を備え、通常はトロンビンおよびカルシウムイオンを含む第2の成分もまた、本明細書で開示される塗布器を介して送達されてもよい。フィブリノゲンは、適切な成分が混合されると、重合し、フィブリン塊を形成するように架橋されることが可能であることが周知である。自然な血液凝固カスケードの関連部分を刺激する、必要な付加的因子を、フィブリノゲン成分およびトロンビン成分との間に適切に分配することができる。例えば、フィブリノゲン封止剤調製(カラム1の行20からカラム4の行62)および塗布器(カラム4の行62からカラム5の行14)の広範囲にわたる議論を提供する、参照することによって本明細書に組み込まれる、Antanavichらの米国特許第5,585,007号を参照されたい。
【0149】
(物質の選択された組成物)
本発明の一側面は、固体と、活性化PEGとを含む、組成物に関し、活性化PEGは、固体に吸着される。
【0150】
ある実施形態では、本発明は、前述の固体に関し、固体は、一片の多孔性プラスチックである。ある実施形態では、本発明は、前述の固体に関し、多孔性プラスチックは、ポリエチレン(PE)、ポリプロピレン(PP)、高密度ポリエチレン(HDPE)、超高分子量ポリエチレン(UHMWPE)、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)、ナイロン、フッ化ポリビニリデン(PVDF)、ポリエーテルスルホン(PES)、エチル酢酸ビニル(EVA)、またはそれらの共重合体である。ある実施形態では、本発明は、前述の固体に関し、一片の多孔性プラスチックは、一片のポリエステルの詰め物または他の繊維フィルタ媒体材料。
【0151】
(選択された方法)
本発明の一側面は、表面にヒドロゲルを塗布するために塗布器を使用する方法であって、
塗布器は、塗布器本体と、先端と、キャップとを備え、塗布器本体は、液体部分用の格納容器と、閉鎖近位端と、開放遠位端と、開放遠位端から液体部分用の格納容器を分離する脆弱性シールとを備え、先端は、塗布器本体の開放遠位端に接続される開放近位端と、開放遠位端とを備え、キャップは、非気密態様で先端の開放遠位端を覆い、先端またはキャップは、固体部分用の格納容器を備え、
塗布器本体を圧迫することにより、脆弱性シールを破り、固体を液体部分と接触させることにより、液体ヒドロゲル前混合物を形成するステップと、
表面に液体ヒドロゲル前混合物を塗布するステップであって、ヒドロゲル前混合物は、ゲル化して表面上にヒドロゲルを形成する、ステップとを含む、方法に関する。
【0152】
ある実施形態では、本発明は、前述の方法のいずれかに関し、塗布器本体を解放するステップをさらに含む。
【0153】
本発明の別の側面は、表面にヒドロゲルを塗布するために塗布器を使用する方法であって、
塗布器は、塗布器本体と、先端と、キャップとを備え、塗布器本体は、液体部分用の格納容器と、閉鎖近位端と、開放遠位端と、開放遠位端から液体部分用の格納容器を分離する可撤性分離器とを備え、先端は、塗布器本体の開放遠位端に接続される開放近位端と、開放遠位端とを備え、キャップは、非気密態様で先端の開放遠位端を覆い、先端またはキャップは、固体部分用の格納容器を備え、
可撤性分離器を除去し、固体を液体部分と接触させることにより、液体ヒドロゲル前混合物を形成するステップと、
表面に液体ヒドロゲル前混合物を塗布するステップであって、ヒドロゲル前混合物は、ゲル化して表面上にヒドロゲルを形成する、ステップとを含む、方法に関する。
【0154】
ある実施形態では、本発明は、前述の方法のいずれかに関し、塗布器本体は、管状である。ある実施形態では、本発明は、前述の方法のいずれかに関し、塗布器本体は、プラスチックアンプルである。
【0155】
ある実施形態では、本発明は、前述の方法のいずれかに関し、塗布器本体はさらに、液体部分用の格納容器中に液体を備える。ある実施形態では、本発明は、前述の方法のいずれかに関し、液体は、ポリアルキレンイミンを含む。ある実施形態では、本発明は、前述の方法のいずれかに関し、液体は、PEIを含む。
【0156】
ある実施形態では、本発明は、前述の方法のいずれかに関し、塗布器本体は、圧縮性材料から作られ、圧縮性材料は、手動の加圧を可能にする。ある実施形態では、本発明は、前述の方法のいずれかに関し、圧縮性材料は、プラスチックを含む。ある実施形態では、本発明は、前述の方法のいずれかに関し、圧縮性材料は、金属を含む。ある実施形態では、本発明は、前述の方法のいずれかに関し、圧縮性材料は、紙を含む。ある実施形態では、本発明は、前述の方法のいずれかに関し、圧縮性材料は、ラミネートである。ある実施形態では、本発明は、前述の方法のいずれかに関し、圧縮性材料は、グラミネートである。
【0157】
ある実施形態では、本発明は、前述の方法のいずれかに関し、塗布器本体はさらに、塗布器本体の内部にバネ機構を備え、バネ機構は、塗布器本体の跳ね返りを生じさせ、したがって、塗布器本体の中へ成分(例えば、液体部分および固体部分)を吸い込むことを促進する。
【0158】
ある実施形態では、本発明は、前述の方法のいずれかに関し、塗布器本体の長さは、約1”〜約5”の間である。ある実施形態では、本発明は、前述の方法のいずれかに関し、塗布器本体の長さは、約2”〜約4”の間である。ある実施形態では、本発明は、前述の方法のいずれかに関し、塗布器本体の長さは、約3”である。ある実施形態では、本発明は、前述の方法のいずれかに関し、塗布器本体の長さは、約2”である。ある実施形態では、本発明は、前述の方法のいずれかに関し、塗布器本体の長さは、約1”である。
【0159】
ある実施形態では、本発明は、前述の方法のいずれかに関し、塗布器本体の平均外径は、約0.15”〜約0.55”の間である。ある実施形態では、本発明は、前述の方法のいずれかに関し、塗布器本体の平均外径は、約0.35”である。
【0160】
ある実施形態では、本発明は、前述の方法のいずれかに関し、塗布器本体の平均壁厚は、約0.001”〜約0.1”の間である。ある実施形態では、本発明は、前述の方法のいずれかに関し、塗布器本体の平均壁厚は、約0.01”〜約0.03”の間である。ある実施形態では、本発明は、前述の方法のいずれかに関し、塗布器本体の平均壁厚は、約0.02”である。
【0161】
ある実施形態では、本発明は、前述の方法のいずれかに関し、先端は、ノズル先端である。
【0162】
ある実施形態では、本発明は、前述の方法のいずれかに関し、先端はさらに、先端の遠位端に取り付けられる、ブラシ、スポンジ、発泡体スワブ、多孔性プラスチック成分、嘴状先端、織物ミット、またはスプレー先端を備える。
【0163】
ある実施形態では、本発明は、前述の方法のいずれかに関し、先端は、貫流ブラシである。
【0164】
ある実施形態では、本発明は、前述の方法のいずれかに関し、先端のみは、固体部分用の格納容器を備える。ある実施形態では、本発明は、前述の方法のいずれかに関し、固体部分用の格納容器は、先端の近位端にある。
【0165】
ある実施形態では、本発明は、前述の方法のいずれかに関し、先端はさらに、固体部分用の格納容器中に固体を備える。ある実施形態では、本発明は、前述の方法のいずれかに関し、固体は、活性化PEGを含む。ある実施形態では、本発明は、前述の方法のいずれかに関し、固体は、PEG−SPAまたはPEG−SGを含む。ある実施形態では、本発明は、前述の方法のいずれかに関し、固体は、PEG−SGを含む。
【0166】
ある実施形態では、本発明は、前述の方法のいずれかに関し、先端の長さは、約0.1”〜約2.0”の間である。ある実施形態では、本発明は、前述の方法のいずれかに関し、先端の長さは、約0.6”〜約1.2”の間である。ある実施形態では、本発明は、前述の方法のいずれかに関し、先端の長さは、約1.0”である。ある実施形態では、本発明は、前述の方法のいずれかに関し、先端の長さは、約0.8”である。
【0167】
ある実施形態では、本発明は、前述の方法のいずれかに関し、先端の近位端の直径は、約0.15”〜約0.55”の間である。ある実施形態では、本発明は、前述の方法のいずれかに関し、先端の近位端の直径は、約0.35”である。ある実施形態では、本発明は、前述の方法のいずれかに関し、先端の近位端の直径は、約0.25”である。
【0168】
ある実施形態では、本発明は、前述の方法のいずれかに関し、キャップは、液体部分と固体部分との混合物を受容するように構成される。
【0169】
ある実施形態では、本発明は、前述の方法のいずれかに関し、キャップのみは、固体部分用の格納容器を備える。ある実施形態では、本発明は、前述の方法のいずれかに関し、固体部分用の格納容器は、キャップの近位端にある。
【0170】
ある実施形態では、本発明は、前述の方法のいずれかに関し、キャップはさらに、固体部分用の格納容器中に固体を備える。ある実施形態では、本発明は、前述の方法のいずれかに関し、固体は、活性化PEGを含む。ある実施形態では、本発明は、前述の方法のいずれかに関し、固体は、PEG−SPAまたはPEG−SGを含む。ある実施形態では、本発明は、前述の方法のいずれかに関し、固体は、PEG−SGを含む。
【0171】
ある実施形態では、本発明は、前述の方法のいずれかに関し、キャップは、液体部分を受容するように構成される。
【0172】
ある実施形態では、本発明は、前述の方法のいずれかに関し、固体は、固体部分用の格納容器の内壁に吸着される。ある実施形態では、本発明は、前述の方法のいずれかに関し、固体部分用の格納容器の内壁に吸着される固体は、活性化PEGを含む。ある実施形態では、本発明は、前述の方法のいずれかに関し、固体部分用の格納容器の内壁に吸着される固体は、PEG−SPAまたはPEG−SGを含む。ある実施形態では、本発明は、前述の方法のいずれかに関し、固体部分用の格納容器の内壁に吸着される固体は、PEG−SPAを含む。
【0173】
ある実施形態では、本発明は、前述の方法のいずれかに関し、固体部分用の格納容器は、固体が吸着されている一片の多孔性プラスチックを備える。ある実施形態では、本発明は、前述の方法のいずれかに関し、一片の多孔性プラスチックに吸着される固体は、活性化PEGを含む。ある実施形態では、本発明は、前述の方法のいずれかに関し、一片の多孔性プラスチックに吸着される固体は、PEG−SPAまたはPEG−SGを含む。ある実施形態では、本発明は、前述の方法のいずれかに関し、一片の多孔性プラスチックに吸着される固体は、PEG−SPAを含む。
【0174】
ある実施形態では、本発明は、前述の方法のいずれかに関し、一片の多孔性プラスチックは、一片のポリエチレン(PE)、ポリプロピレン(PP)、高密度ポリエチレン(HDPE)、超高分子量ポリエチレン(UHMWPE)、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)、ナイロン、フッ化ポリビニリデン(PVDF)、ポリエーテルスルホン(PES)、エチル酢酸ビニル(EVA)、またはそれらの共重合体である。ある実施形態では、本発明は、前述の方法のいずれかに関し、一片の多孔性プラスチックは、一片のポリエステルの詰め物または他の繊維フィルタ媒体材料である。
【0175】
ある実施形態では、本発明は、前述の方法のいずれかに関し、一片の多孔性プラスチックは、約0.02”〜約0.32”の間の平均直径を有する。ある実施形態では、本発明は、前述の方法のいずれかに関し、一片の多孔性プラスチックは、約0.12”〜約0.22”の間の平均直径を有する。ある実施形態では、本発明は、前述の方法のいずれかに関し、一片の多孔性プラスチックは、約0.17”の平均直径を有する。
【0176】
ある実施形態では、本発明は、前述の方法のいずれかに関し、一片の多孔性プラスチックは、約0.2”〜約0.6”の間の平均長を有する。ある実施形態では、本発明は、前述の方法のいずれかに関し、一片の多孔性プラスチックは、約0.3”〜約0.5”の間の平均長を有する。ある実施形態では、本発明は、前述の方法のいずれかに関し、一片の多孔性プラスチックは、約0.4”の平均長を有する。
【0177】
ある実施形態では、本発明は、前述の方法のいずれかに関し、脆弱性シールは、プラスチックを含む。ある実施形態では、本発明は、前述の方法のいずれかに関し、脆弱性シールは、金属を含む。ある実施形態では、本発明は、前述の方法のいずれかに関し、脆弱性シールの外面は、蝋またはプラスチックで被覆される。
【0178】
ある実施形態では、本発明は、前述の方法のいずれかに関し、脆弱性シールは、塗布器本体の遠位端にある。ある実施形態では、本発明は、前述の方法のいずれかに関し、脆弱性シールは、塗布器本体の遠位端から0.1”未満のところにある。ある実施形態では、本発明は、前述の方法のいずれかに関し、脆弱性シールは、塗布器本体の遠位端から0.25”未満のところにある。ある実施形態では、本発明は、前述の方法のいずれかに関し、脆弱性シールは、塗布器本体の遠位端から0.50”未満のところにある。ある実施形態では、本発明は、前述の方法のいずれかに関し、脆弱性シールは、塗布器本体の遠位端から約0.75”のところにある。
【0179】
ある実施形態では、本発明は、前述の方法のいずれかに関し、塗布器本体の遠位端上に先端を配置するステップをさらに含み、先端は、塗布器本体の遠位端が先端の近位端に接続される時に、脆弱性シールを破るように設計される。
【0180】
本発明の別の側面は、表面にヒドロゲルを塗布するために塗布器を使用する方法であって、
塗布器は、先端と、塗布器本体とを備え、先端は、開放遠位端と、開放近位端とを備え、塗布器本体は、第1の液体部分および第2の液体部分の混合物を備える近位区画と、固体部分を備える遠位区画と、閉鎖近位端と、開放遠位端とを備え、近位区画および遠位区画は、第1の脆弱性シールによって分離され、
第1の脆弱性シールを破り、固体を第1の液体部分および第2の液体部分の混合物と接触させることにより、液体ヒドロゲル前混合物を形成するステップと、
表面に液体ヒドロゲル前混合物を塗布するステップであって、ヒドロゲル前混合物は、ゲル化して表面上にヒドロゲルを形成する、ステップとを含む、方法に関する。
【0181】
本発明の別の側面は、表面にヒドロゲルを塗布するために塗布器を使用する方法であって、
塗布器は、先端と、塗布器本体とを備え、先端は、開放遠位端と、開放近位端とを備え、塗布器本体は、第1の液体部分および第2の液体部分の混合物を備える近位区画と、圧搾可能アンプル中に固体部分を備える遠位区画と、閉鎖近位端と、開放遠位端とを備え、近位区画および遠位区画は、第1の脆弱性シールによって分離され、
第1の脆弱性シールを破るステップと、
圧搾可能アンプルを破り、固体を記第1の液体部分および第2の液体部分の混合物と接触させることにより、液体ヒドロゲル前混合物を形成するステップと、
表面に液体ヒドロゲル前混合物を塗布するステップであって、ヒドロゲル前混合物は、ゲル化して表面上にヒドロゲルを形成する、ステップとを含む、方法に関する。
【0182】
本発明の別の側面は、表面にヒドロゲルを塗布するために塗布器を使用する方法であって、
塗布器は、先端と、塗布器本体とを備え、先端は、開放遠位端と、開放近位端とを備え、塗布器本体は、第1の液体部分を備える近位区画と、第2の液体部分を備える中央区画と、圧搾可能アンプル中に固体部分を備える遠位区画と、閉鎖近位端と、開放遠位端とを備え、近位区画および中央区画は、第1の脆弱性シールによって分離され、中央区画および遠位区画は、第2の脆弱性シールによって分離され、
第1の脆弱性シールを破り、第1の液体および第2の液体を混合させるステップと、
第2の脆弱性シールを破るステップと、
圧搾可能アンプルを破り、固体を第1の液体部分および第2の液体部分の混合物と接触させることにより、液体ヒドロゲル前混合物を形成するステップと、
表面に液体ヒドロゲル前混合物を塗布するステップであって、ヒドロゲル前混合物は、ゲル化して表面上にヒドロゲルを形成する、ステップとを含む、方法に関する。
【0183】
ある実施形態では、本発明は、前述の方法のいずれかに関し、第1の脆弱性シールを破るステップは、第1の脆弱性シールが存在する点において塗布器本体を圧迫するステップを含む。
【0184】
ある実施形態では、本発明は、前述の方法のいずれかに関し、第1の脆弱性シールを破るステップは、第1の脆弱性シールが存在する点において塗布器本体を加熱するステップを含む。
【0185】
ある実施形態では、本発明は、前述の方法のいずれかに関し、第2の脆弱性シールを破るステップは、第2の脆弱性シールが存在する点において塗布器本体を圧迫するステップを含む。
【0186】
ある実施形態では、本発明は、前述の方法のいずれかに関し、第2の脆弱性シールを破るステップは、第2の脆弱性シールが存在する地点において塗布器本体を加熱するステップを含む。
【0187】
ある実施形態では、本発明は、前述の方法のいずれかに関し、圧搾可能アンプルを破るステップは、圧搾可能アンプルが存在する塗布器本体を圧迫するステップを含む。
【0188】
ある実施形態では、本発明は、前述の方法のいずれかに関し、先端の開放近位端は、塗布器本体の開放遠位端に接続するように構成される。
【0189】
ある実施形態では、本発明は、前述の方法のいずれかに関し、先端の開放近位端は、塗布器本体の開放遠位端に接続される。
【0190】
ある実施形態では、本発明は、前述の方法のいずれかに関し、先端に配置されるスクリーンまたはフィルタをさらに備える。
【0191】
ある実施形態では、本発明は、前述の方法のいずれかに関し、塗布器本体の開放遠位端と先端の開放近位端との間に配置されるスクリーンまたはフィルタをさらに備える。
【0192】
ある実施形態では、本発明は、前述の方法のいずれかに関し、第1の液体部分は、ポリアルキレンイミン、エポキシ樹脂成分、またはポリウレタンプレポリマーを含む。ある実施形態では、本発明は、前述の方法のいずれかに関し、第1の液体部分は、ポリアルキレンイミンを含む。ある実施形態では、本発明は、前述の方法のいずれかに関し、第1の液体部分は、PEIを含む。ある実施形態では、本発明は、前述の方法のいずれかに関し、第2の液体部分は、緩衝剤または硬化剤を含む。ある実施形態では、本発明は、前述の方法のいずれかに関し、第2の液体部分は、緩衝剤を含む。
【0193】
ある実施形態では、本発明は、前述の方法のいずれかに関し、固体は、活性化PEGを含む。ある実施形態では、本発明は、前述の方法のいずれかに関し、固体は、PEG−SPAまたはPEG−SGを含む。ある実施形態では、本発明は、前述の方法のいずれかに関し、固体は、PEG−SGを含む。
【0194】
ある実施形態では、本発明は、前述の方法のいずれかに関し、塗布器本体は、管状である。
【0195】
ある実施形態では、本発明は、前述の方法のいずれかに関し、塗布器本体は、圧縮性材料から作られ、圧縮性材料は、手動加圧を可能にする。ある実施形態では、本発明は、前述の方法のいずれかに関し、圧縮性材料は、プラスチックを含む。ある実施形態では、本発明は、前述の方法のいずれかに関し、圧縮性材料は、金属を含む。ある実施形態では、本発明は、前述の方法のいずれかに関し、圧縮性材料は、ラミネートである。ある実施形態では、本発明は、前述の方法のいずれかに関し、圧縮性材料は、グラミネートである。
【0196】
ある実施形態では、本発明は、前述の方法のいずれかに関し、塗布器本体の長さは、約1”〜約9”の間である。ある実施形態では、本発明は、前述の方法のいずれかに関し、塗布器本体の長さは、約9”である。ある実施形態では、本発明は、前述の方法のいずれかに関し、塗布器本体の長さは、約8”である。ある実施形態では、本発明は、前述の方法のいずれかに関し、塗布器本体の長さは、約7”である。ある実施形態では、本発明は、前述の方法のいずれかに関し、塗布器本体の長さは、約6”である。ある実施形態では、本発明は、前述の方法のいずれかに関し、塗布器本体の長さは、約5”である。ある実施形態では、本発明は、前述の方法のいずれかに関し、塗布器本体の長さは、約4”である。ある実施形態では、本発明は、前述の方法のいずれかに関し、塗布器本体の長さは、約3”である。ある実施形態では、本発明は、前述の方法のいずれかに関し、塗布器本体の長さは、約2”である。ある実施形態では、本発明は、前述の方法のいずれかに関し、塗布器本体の長さは、約1”である。
【0197】
ある実施形態では、本発明は、前述の方法のいずれかに関し、塗布器本体の平均外径は、約0.1”〜約2”の間である。ある実施形態では、本発明は、前述の方法のいずれかに関し、塗布器本体の平均外径は、約1.75”である。ある実施形態では、本発明は、前述の方法のいずれかに関し、塗布器本体の平均外径は、約1.50”である。ある実施形態では、本発明は、前述の方法のいずれかに関し、塗布器本体の平均外径は、約1.25”である。ある実施形態では、本発明は、前述の方法のいずれかに関し、塗布器本体の平均外径は、約1”である。ある実施形態では、本発明は、前述の方法のいずれかに関し、塗布器本体の平均外径は、約0.75”である。ある実施形態では、本発明は、前述の方法のいずれかに関し、塗布器本体の平均外径は、約0.5”である。ある実施形態では、本発明は、前述の方法のいずれかに関し、塗布器本体の平均外径は、約0.25”である。
【0198】
ある実施形態では、本発明は、前述の方法のいずれかに関し、塗布器本体の平均壁厚は、約0.001”〜約0.1”の間である。ある実施形態では、本発明は、前述の方法のいずれかに関し、塗布器本体の平均壁厚は、約0.01”〜約0.03”の間である。ある実施形態では、本発明は、前述の方法のいずれかに関し、塗布器本体の平均壁厚は、約0.02”である。
【0199】
ある実施形態では、本発明は、前述の方法のいずれかに関し、先端は、ノズル先端である。ある実施形態では、本発明は、前述の方法のいずれかに関し、先端は、貫流ブラシである。
【0200】
ある実施形態では、本発明は、前述の方法のいずれかに関し、先端はさらに、先端の遠位端に取り付けられる、カニューレ、接種ループ、ブラシ、スポンジ、発泡体スワブ、多孔性プラスチック成分、嘴状先端、織物ミット、またはスプレー先端を備える。ある実施形態では、本発明は、前述の方法のいずれかに関し、先端は、カニューレを備える。ある実施形態では、本発明は、前述の方法のいずれかに関し、先端は、接種ループを備える。
【0201】
ある実施形態では、本発明は、前述の方法のいずれかに関し、先端の長さは、約0.1”〜約9.0”の間である。ある実施形態では、本発明は、前述の方法のいずれかに関し、先端の長さは、約9.0”である。ある実施形態では、本発明は、前述の方法のいずれかに関し、先端の長さは、約7.5”である。ある実施形態では、本発明は、前述の方法のいずれかに関し、先端の長さは、約5.0”である。ある実施形態では、本発明は、前述の方法のいずれかに関し、先端の長さは、約2.5”である。ある実施形態では、本発明は、前述の方法のいずれかに関し、先端の長さは、約1.0”である。ある実施形態では、本発明は、前述の方法のいずれかに関し、先端の長さは、約0.5”である。
【0202】
ある実施形態では、本発明は、前述の方法のいずれかに関し、先端の近位端の直径は、約0.15”〜約0.55”の間である。ある実施形態では、本発明は、前述の方法のいずれかに関し、先端の近位端の直径は、約0.35”である。ある実施形態では、本発明は、前述の方法のいずれかに関し、先端の近位端の直径は、約0.25”である。
【0203】
ある実施形態では、本発明は、前述の方法のいずれかに関し、第1の脆弱性シールは、蝋を含む。ある実施形態では、本発明は、前述の方法のいずれかに関し、第2の脆弱性シールは、蝋を含む。ある実施形態では、本発明は、前述の方法のいずれかに関し、第1の脆弱性シールは、蝋を備え、第2の脆弱性シールは、蝋を含む。ある実施形態では、本発明は、前述の方法のいずれかに関し、蝋は、蜜蝋、カルナウバ(植物蝋)、またはパラフィン(鉱物蝋)である。
【0204】
ある実施形態では、本発明は、前述の方法のいずれかに関し、第1の脆弱性シールは、蝋と、金属粒子とを含む。ある実施形態では、本発明は、前述の方法のいずれかに関し、第1の脆弱性シールは、蝋と、鉄金属粒子とを含む。ある実施形態では、本発明は、前述の方法のいずれかに関し、第2の脆弱性シールは、蝋と、金属粒子とを含む。ある実施形態では、本発明は、前述の方法のいずれかに関し、第2の脆弱性シールは、蝋と、鉄金属粒子とを含む。
【0205】
ある実施形態では、本発明は、前述の方法のいずれかに関し、第1の脆弱性シールは、本質的に蝋から成る。ある実施形態では、本発明は、前述の方法のいずれかに関し、第2の脆弱性シールは、本質的に蝋から成る。ある実施形態では、本発明は、前述の方法のいずれかに関し、第1の脆弱性シールは、本質的に蝋から成り、第2の脆弱性シールは、本質的に蝋から成る。ある実施形態では、本発明は、前述の方法のいずれかに関し、蝋は、蜜蝋、カルナウバ(植物蝋)、またはパラフィン(鉱物蝋)である。
【0206】
ある実施形態では、本発明は、前述の方法のいずれかに関し、第1の脆弱性シールは、本質的に蝋および金属粒子から成る。ある実施形態では、本発明は、前述の方法のいずれかに関し、第1の脆弱性シールは、本質的に蝋および鉄金属粒子から成る。ある実施形態では、本発明は、前述の方法のいずれかに関し、第2の脆弱性シールは、本質的に蝋および金属粒子から成る。ある実施形態では、本発明は、前述の方法のいずれかに関し、第2の脆弱性シールは、本質的に蝋および鉄金属粒子から成る。
【0207】
ある実施形態では、本発明は、前述の方法のいずれかに関し、両方の脆弱性シールは、プラスチックを含む。ある実施形態では、本発明は、前述の方法のいずれかに関し、両方の脆弱性シールは、金属を含む。
【0208】
ある実施形態では、本発明は、前述の方法のいずれかに関し、第1の脆弱性シールの平均厚は、約10mmである。ある実施形態では、本発明は、前述の方法のいずれかに関し、第1の脆弱性シールの平均厚は、約7.5mmである。ある実施形態では、本発明は、前述の方法のいずれかに関し、第1の脆弱性シールの平均厚は、約5mmである。ある実施形態では、本発明は、前述の方法のいずれかに関し、第1の脆弱性シールの平均厚は、約2.5mmである。ある実施形態では、本発明は、前述の方法のいずれかに関し、第1の脆弱性シールの平均厚は、約1mmである。ある実施形態では、本発明は、前述の方法のいずれかに関し、第2の脆弱性シールの平均厚は、約10mmである。ある実施形態では、本発明は、前述の方法のいずれかに関し、第2の脆弱性シールの平均厚は、約7.5mmである。ある実施形態では、本発明は、前述の方法のいずれかに関し、第2の脆弱性シールの平均厚は、約5mmである。ある実施形態では、本発明は、前述の方法のいずれかに関し、第2の脆弱性シールの平均厚は、約2.5mmである。ある実施形態では、本発明は、前述の方法のいずれかに関し、第2の脆弱性シールの平均厚は、約1mmである。
【0209】
ある実施形態では、本発明は、前述の方法のいずれかに関し、第1の脆弱性シールは、塗布器本体の近位端から約1”のところにある。ある実施形態では、本発明は、前述の方法のいずれかに関し、第1の脆弱性シールは、塗布器本体の近位端から約2”のところにある。ある実施形態では、本発明は、前述の方法のいずれかに関し、第1の脆弱性シールは、塗布器本体の近位端から約3”のところにある。ある実施形態では、本発明は、前述の方法のいずれかに関し、第1の脆弱性シールは、塗布器本体の近位端から約4”のところにある。ある実施形態では、本発明は、前述の方法のいずれかに関し、第1の脆弱性シールは、塗布器本体の近位端から約5”のところにある。ある実施形態では、本発明は、前述の方法のいずれかに関し、第1の脆弱性シールは、塗布器本体の近位端から約6”のところにある。ある実施形態では、本発明は、前述の方法のいずれかに関し、第1の脆弱性シールは、塗布器本体の近位端から約7”のところにある。ある実施形態では、本発明は、前述の方法のいずれかに関し、第1の脆弱性シールは、塗布器本体の近位端から約8”のところにある。ある実施形態では、本発明は、前述の方法のいずれかに関し、第1の脆弱性シールは、塗布器本体の近位端から約9”のところにある。
【0210】
ある実施形態では、本発明は、前述の方法のいずれかに関し、第2の脆弱性シールは、塗布器本体の遠位端から約1”のところにある。ある実施形態では、本発明は、前述の方法のいずれかに関し、第2の脆弱性シールは、塗布器本体の遠位端から約2”のところにある。ある実施形態では、本発明は、前述の方法のいずれかに関し、第2の脆弱性シールは、塗布器本体の遠位端から約3”のところにある。ある実施形態では、本発明は、前述の方法のいずれかに関し、第2の脆弱性シールは、塗布器本体の遠位端から約4”のところにある。ある実施形態では、本発明は、前述の方法のいずれかに関し、第2の脆弱性シールは、塗布器本体の遠位端から約5”のところにある。ある実施形態では、本発明は、前述の方法のいずれかに関し、第2の脆弱性シールは、塗布器本体の遠位端から約6”のところにある。ある実施形態では、本発明は、前述の方法のいずれかに関し、第2の脆弱性シールは、塗布器本体の遠位端から約7”のところにある。ある実施形態では、本発明は、前述の方法のいずれかに関し、第2の脆弱性シールは、塗布器本体の遠位端から約8”のところにある。ある実施形態では、本発明は、前述の方法のいずれかに関し、第2の脆弱性シールは、塗布器本体の遠位端から約9”のところにある。
【0211】
本発明の別の側面は、表面に組成物を塗布するために塗布器を使用する方法であって、
塗布器は、ハンドルと、ブラシと、固体とを備え、ブラシは、ハンドルの一方の端に接続され、固体は、ブラシに吸着され、
表面に組成物を塗布するために塗布器を使用するステップを含む、方法に関する。
【0212】
ある実施形態では、本発明は、前述の方法のいずれかに関し、固体は、活性化PEGを含む。ある実施形態では、本発明は、前述の方法のいずれかに関し、固体は、PEG−SPAまたはPEG−SGを含む。ある実施形態では、本発明は、前述の方法のいずれかに関し、固体は、PEG−SGを含む。
【0213】
本発明の別の側面は、活性化PEGが吸着されている固体を液体と接触させるステップを含む、活性化PEGを再構成する方法に関する。
【0214】
ある実施形態では、本発明は、前述の方法のいずれかに関し、固体は、一片の多孔性プラスチックである。ある実施形態では、本発明は、前述の方法のいずれかに関し、多孔性プラスチックは、ポリエチレン(PE)、ポリプロピレン(PP)、高密度ポリエチレン(HDPE)、超高分子量ポリエチレン(UHMWPE)、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)、ナイロン、フッ化ポリビニリデン(PVDF)、ポリエーテルスルホン(PES)、エチル酢酸ビニル(EVA)、またはそれらの共重合体である。ある実施形態では、本発明は、前述の方法のいずれかに関し、一片の多孔性プラスチックは、一片のポリエステルの詰め物または他の繊維フィルタ媒体材料である。
【0215】
本発明の別の側面は、表面にヒドロゲルを塗布するために塗布器を使用する方法であって、
塗布器は、塗布器本体と、先端と、ブラダとを備え、塗布器本体は、液体部分用の格納容器と、閉鎖近位端と、開放遠位端と、開放遠位端から液体部分用の格納容器を分離する脆弱性シールまたは可撤性分離器とを備え、先端は、ブラダの開放遠位端に接続される開放近位端と、開放遠位端とを備え、ブラダは、先端に接続する開放遠位端と、塗布器本体に接続する開放近位端とを備え、
第1の脆弱性シールを破り、固体を液体部分と接触させることにより、液体ヒドロゲル前混合物を形成するステップと、
表面に液体ヒドロゲル前混合物を塗布するステップであって、ヒドロゲル前混合物は、ゲル化して表面上にヒドロゲルを形成する、ステップとを含む、方法に関する。
【0216】
ある実施形態では、本発明は、前述の方法のいずれかに関し、塗布器本体は、管状である。ある実施形態では、本発明は、前述の方法のいずれかに関し、塗布器本体は、プラスチックアンプルである。
【0217】
ある実施形態では、本発明は、前述の方法のいずれかに関し、塗布器本体はさらに、液体部分用の格納容器中に液体を備える。ある実施形態では、本発明は、前述の方法のいずれかに関し、液体は、ポリアルキレンイミンを含む。ある実施形態では、本発明は、前述の方法のいずれかに関し、液体は、PEIを含む。
【0218】
ある実施形態では、本発明は、前述の方法のいずれかに関し、塗布器本体は、圧縮性材料から作られ、圧縮性材料は、手動加圧を可能にする。ある実施形態では、本発明は、前述の方法のいずれかに関し、圧縮性材料は、プラスチックを含む。ある実施形態では、本発明は、前述の方法のいずれかに関し、圧縮性材料は、金属を含む。ある実施形態では、本発明は、前述の方法のいずれかに関し、圧縮性材料は、紙を含む。ある実施形態では、本発明は、前述の方法のいずれかに関し、圧縮性材料は、ラミネートである。ある実施形態では、本発明は、前述の方法のいずれかに関し、圧縮性材料は、グラミネートである。
【0219】
ある実施形態では、本発明は、前述の方法のいずれかに関し、塗布器本体はさらに、塗布器本体の内部にバネ機構を備え、バネ機構は、塗布器本体の跳ね返りを生じさせ、したがって、塗布器本体の中へ成分(例えば、液体部分および固体部分)を吸い込むことを促進する。
【0220】
ある実施形態では、本発明は、前述の方法のいずれかに関し、塗布器本体の長さは、約1”〜約5”の間である。ある実施形態では、本発明は、前述の方法のいずれかに関し、塗布器本体の長さは、約2”〜約4”の間である。ある実施形態では、本発明は、前述の方法のいずれかに関し、塗布器本体の長さは、約3”である。ある実施形態では、本発明は、前述の方法のいずれかに関し、塗布器本体の長さは、約2”である。ある実施形態では、本発明は、前述の方法のいずれかに関し、塗布器本体の長さは、約1”である。
【0221】
ある実施形態では、本発明は、前述の方法のいずれかに関し、塗布器本体の平均外径は、約0.15”〜約0.55”の間である。ある実施形態では、本発明は、前述の方法のいずれかに関し、塗布器本体の平均外径は、約0.35”である。
【0222】
ある実施形態では、本発明は、前述の方法のいずれかに関し、塗布器本体の平均壁厚は、約0.001”〜約0.1”の間である。ある実施形態では、本発明は、前述の方法のいずれかに関し、塗布器本体の平均壁厚は、約0.01”〜約0.03”である。ある実施形態では、本発明は、前述の方法のいずれかに関し、塗布器本体の平均壁厚は、約0.02”である。
【0223】
ある実施形態では、本発明は、前述の方法のいずれかに関し、先端は、ノズル先端である。ある実施形態では、本発明は、前述の方法のいずれかに関し、先端は、ノズル先端である。
【0224】
ある実施形態では、本発明は、前述の方法のいずれかに関し、先端はさらに、先端の遠位端に取り付けられる、ブラシ、スポンジ、発泡体スワブ、多孔性プラスチック成分、嘴状先端、織物ミット、またはスプレー先端を備える。
【0225】
ある実施形態では、本発明は、前述の方法のいずれかに関し、先端は、貫流ブラシである。
【0226】
ある実施形態では、本発明は、前述の方法のいずれかに関し、ブラダは、固体部分用の格納容器を備える。ある実施形態では、本発明は、前述の方法のいずれかに関し、ブラダはさらに、固体部分用の格納容器中に固体を備える。ある実施形態では、本発明は、前述の方法のいずれかに関し、固体は、活性化PEGを含む。ある実施形態では、本発明は、前述の方法のいずれかに関し、固体は、PEG−SPAまたはPEG−SGを含む。ある実施形態では、本発明は、前述の方法のいずれかに関し、固体は、PEG−SGを含む。
【0227】
ある実施形態では、本発明は、前述の方法のいずれかに関し、固体をさらに備え、固体は、ブラダの内面に位置する。
【0228】
ある実施形態では、本発明は、前述の方法のいずれかに関し、先端の長さは、約0.1”〜約2.0”の間である。ある実施形態では、本発明は、前述の方法のいずれかに関し、先端の長さは、約0.6”〜約1.2”の間である。ある実施形態では、本発明は、前述の方法のいずれかに関し、先端の長さは、約1.0”である。ある実施形態では、本発明は、前述の方法のいずれかに関し、先端の長さは、約0.8”である。
【0229】
ある実施形態では、本発明は、前述の方法のいずれかに関し、先端の近位端の直径は、約0.15”〜約0.55”の間である。ある実施形態では、本発明は、前述の方法のいずれかに関し、先端の近位端の直径は、約0.35”である。ある実施形態では、本発明は、前述の方法のいずれかに関し、先端の近位端の直径は、約0.25”である。
【0230】
ある実施形態では、本発明は、前述の方法のいずれかに関し、固体をさらに備え、固体は、ブラダの内壁に吸着される。ある実施形態では、本発明は、前述の方法のいずれかに関し、ブラダの内壁に吸着される固体は、活性化PEGを含む。ある実施形態では、本発明は、前述の方法のいずれかに関し、ブラダの内壁に吸着される固体は、PEG−SPAまたはPEG−SGを含む。ある実施形態では、本発明は、前述の方法のいずれかに関し、ブラダの内壁に吸着される固体は、PEG−SPAを含む。
【0231】
ある実施形態では、本発明は、前述の方法のいずれかに関し、固体部分用の格納容器は、固体が吸着されている一片の多孔性プラスチックを備える。ある実施形態では、本発明は、前述の方法のいずれかに関し、一片の多孔性プラスチックに吸着される固体は、活性化PEGを含む。ある実施形態では、本発明は、前述の方法のいずれかに関し、一片の多孔性プラスチックに吸着される固体は、PEG−SPAまたはPEG−SGを含む。ある実施形態では、本発明は、前述の方法のいずれかに関し、一片の多孔性プラスチックに吸着される固体は、PEG−SPAを含む。
【0232】
ある実施形態では、本発明は、前述の塗布に関し、一片の多孔性プラスチックは、一片のポリエチレン(PE)、ポリプロピレン(PP)、高密度ポリエチレン(HDPE)、超高分子量ポリエチレン(UHMWPE)、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)、ナイロン、フッ化ポリビニリデン(PVDF)、ポリエーテルスルホン(PES)、エチル酢酸ビニル(EVA)、またはそれらの共重合体である。ある実施形態では、本発明は、前述の方法のいずれかに関し、一片の多孔性プラスチックは、一片のポリエステルの詰め物または他の繊維フィルタ媒体材料である。
【0233】
ある実施形態では、本発明は、前述の方法のいずれかに関し、一片の多孔性プラスチックは、約0.02”〜約0.32”の間の平均直径を有する。ある実施形態では、本発明は、前述の方法のいずれかに関し、一片の多孔性プラスチックは、約0.12”〜約0.22”の間の平均直径を有する。ある実施形態では、本発明は、前述の方法のいずれかに関し、一片の多孔性プラスチックは、約0.17”の平均直径を有する。
【0234】
ある実施形態では、本発明は、前述の方法のいずれかに関し、一片の多孔性プラスチックは、約0.2”〜約0.6”の間の平均長を有する。ある実施形態では、本発明は、前述の方法のいずれかに関し、一片の多孔性プラスチックは、約0.3”〜約0.5”の間の平均長を有する。ある実施形態では、本発明は、前述の方法のいずれかに関し、一片の多孔性プラスチックは、約0.4”の平均長を有する。
【0235】
ある実施形態では、本発明は、前述の方法のいずれかに関し、塗布器本体は、脆弱性シールを備える。
【0236】
ある実施形態では、本発明は、前述の方法のいずれかに関し、脆弱性シールは、プラスチックを含む。ある実施形態では、本発明は、前述の方法のいずれかに関し、脆弱性シールは、金属を含む。ある実施形態では、本発明は、前述の方法のいずれかに関し、脆弱性シールの外面は、蝋またはプラスチックで被覆される。
【0237】
ある実施形態では、本発明は、前述の方法のいずれかに関し、脆弱性シールは、塗布器本体の遠位端にある。ある実施形態では、本発明は、前述の方法のいずれかに関し、脆弱性シールは、塗布器本体の遠位端から0.1”未満のところにある。ある実施形態では、本発明は、前述の方法のいずれかに関し、脆弱性シールは、塗布器本体の遠位端から0.25”未満のところにある。ある実施形態では、本発明は、前述の方法のいずれかに関し、脆弱性シールは、塗布器本体の遠位端から0.50”未満のところにある。ある実施形態では、本発明は、前述の方法のいずれかに関し、脆弱性シールは、塗布器本体の遠位端から約0.75”のところにある。
【0238】
ある実施形態では、本発明は、前述の方法のいずれかに関し、脆弱性シールは、蝋を含む。ある実施形態では、本発明は、前述の方法のいずれかに関し、蝋は、蜜蝋、カルナウバ(植物蝋)、またはパラフィン(鉱物蝋)である。
【0239】
ある実施形態では、本発明は、前述の方法のいずれかに関し、脆弱性シールは、蝋と、金属粒子とを含む。ある実施形態では、本発明は、前述の方法のいずれかに関し、脆弱性シールは、蝋と、鉄金属粒子とを含む。
【0240】
ある実施形態では、本発明は、前述の方法のいずれかに関し、脆弱性シールは、本質的に蝋から成る。ある実施形態では、本発明は、前述の方法のいずれかに関し、蝋は、蜜蝋、カルナウバ(植物蝋)、またはパラフィン(鉱物蝋)である。
【0241】
ある実施形態では、本発明は、前述の方法のいずれかに関し、脆弱性シールの平均厚は、約10mmである。ある実施形態では、本発明は、前述の方法のいずれかに関し、脆弱性シールの平均厚は、約7.5mmである。ある実施形態では、本発明は、前述の方法のいずれかに関し、脆弱性シールの平均厚は、約5mmである。ある実施形態では、本発明は、前述の方法のいずれかに関し、脆弱性シールの平均厚は、約2.5mmである。ある実施形態では、本発明は、前述の方法のいずれかに関し、脆弱性シールの平均厚は、約1mmである。
【0242】
ある実施形態では、本発明は、前述の方法のいずれかに関し、塗布器本体は、可撤性分離器を備える。
【0243】
ある実施形態では、本発明は、前述の方法のいずれかに関し、塗布器は、先端の近位端に係合し、固体容器をさらに備える、キャップをさらに備える。
【0244】
(滅菌手順)
塗布器および/またはその中に含まれる化学組成物の種々の手順である。滅菌は、化学的、物理的、または照射技術によって完遂されてもよい。化学的方法の実施例は、エチレンオキシドまたは過酸化水素蒸気への暴露を含む。物理的方法の実施例は、加熱(乾式または湿式)、レトルトキャンニング、および濾過による滅菌を含む。British Pharmacopoeiaは、効果的な滅菌のために、最低160℃で少なくとも2時間、最低170℃で少なくとも1時間、および最低180℃で少なくとも30分間の加熱を推奨している。加熱滅菌の実施例については、参照することによって本明細書に組み込まれる、米国特許第6,136,326号を参照されたい。組成物を滅菌するために、化学組成物を膜に通過させるステップを使用することができる。例えば、濾過されている組成物に不活性な材料を含む、0.22ミクロンフィルタ等の小孔フィルタを通して、組成物が濾過される。ある場合においては、濾過は、クラス100,000以上のクリーンルームで行われる。照射方法の実施例は、ガンマ線照射、電子ビーム照射、マイクロ波照射、および可視光線を使用した照射を含む。1つの好ましい方法は、それぞれ参照することによって本明細書に組み込まれる、米国特許第6,743,858号、同第6,248,800号、および同第6,143,805号に記載のような電子ビーム照射である。
【0245】
いくつかの電子ビーム照射源がある。電子ビーム加速器の2つの主要群は、(1)絶縁コア変圧器を使用するDynamitron、および(2)高周波(RF)線形加速器(リニアック)である。Dynamitronは、電子にエネルギーを付与するように設計されている粒子加速器(4.5MeV)である。ガラス絶縁ビーム管(加速管)の長さの中に配設された加速器電極の静電界によって、高エネルギー電子が生成および加速される。排出ビーム管およびビーム輸送(ドリフトパイプ)の延長を通って移動するこれらの電子は、ビームウィンドウを通って真空包囲から出て行く前に、「缶詰された」ビームを産出するために、磁石偏向システムを受ける。線量は、パーセントスキャン、ビーム電流、およびコンベヤ速度の制御により調製することができる。ある場合においては、採用される電子ビーム放射は、少なくとも約2μキュリー/cm、少なくとも約5μキュリー/cm、少なくとも約8μキュリー/cm、または少なくとも約10μキュリー/cmの初期フルエンスに維持されてもよい。ある場合においては、採用される電子ビーム放射は、約2〜約25μキュリー/cmの初期フルエンスを有する。ある場合においては、電子ビーム用量は、約5〜50kGray、または約15〜約20kGrayであり、特定用量は、電子ビーム放射を受けている材料の密度、ならびにその中の推定されるバイオバーデンの量に対して選択される。そのような因子は、十分に当該分野の範囲内である。
【0246】
滅菌される塗布器および/または組成物は、ガラスまたはプラスチック等の、任意の種類の少なくとも部分的に電子ビーム透過性のコンテナの中にあってもよい。本発明の実施形態では、コンテナは、密封されるか、または開口部を有してもよい。ガラスコンテナの実施例は、アンプル、バイアル、注射器、ピペット、塗布器、および同等物を含む。電子ビーム照射の透過は、パッケージの機能である。静止電子ビーム側から十分な透過がない場合、適度な透過を達成するようにコンテナを反転または回転させてもよい。代替として、静止包装の周囲で電子ビーム源を移動させてもよい。製品負荷における線量分布および線量透過を決定するために、線量マップを行うことができる。これは、製品内の最小および最大線量帯を識別する。
【0247】
可視光線を使用した滅菌の手順は、参照することによって本明細書に組み込まれる、米国特許第6,579,916号に記載されている。滅菌のための可視光線は、滅菌を生じさせるのに十分な波長の力および幅の任意の従来の発生器によって生成することができる。発生器は、PurePulse Technologies, Inc.(4241 Ponderosa Ave,San Diego,Calif.92123,USA)よりPureBright(登録商標)インライン滅菌システムの商標の下で市販されている。PureBright(登録商標)インライン滅菌システムは、表面太陽光より約90,000倍大きい強度で透明な液体を滅菌するために、可視光線を採用する。紫外線光の量が懸念される場合は、紫外線光を取り除くために、従来のUV吸収材料を使用することができる。
【0248】
好ましい実施形態では、塗布器中の組成物は、少なくとも約10−3の無菌性保証レベル(Sterility Assurance Level:SAL)を提供するように滅菌される。無菌性保証レベル測定基準は、例えば、その開示全体が参照することによって本明細書に組み込まれる、第ISO/CD14937号に記載されている。ある実施形態では、無菌性保証レベルは、少なくとも約10−4、少なくとも約10−5、または少なくとも約10−6であってもよい。
【0249】
前述のように、本発明のある実施形態では、キットの組成物、試薬、または成分のうちの1つ以上が滅菌されている。滅菌は、ガンマ線放射、電子ビーム放射、乾式加熱滅菌、エチレンオキシド滅菌、またはそれらのうちのいずれかの組み合わせを使用して達成されてもよい。キットの組成物、試薬、または成分は、水溶液または原液中で滅菌することができる。
【0250】
ある実施形態では、塗布器(本明細書に記載のような)中に存在する化合物は、2〜40kGyの間、または3〜20kGyの間、または5〜12kGyの間の電子ビーム放射によって滅菌されている。
【0251】
ある実施形態では、前記滅菌は、30℃以下で実行される。ある実施形態では、前記滅菌は、20℃以下で実行される。ある実施形態では、前記滅菌は、10℃以下で実行される。ある実施形態では、前記滅菌は、0℃以下で実行される。
【0252】
(キット)
本発明の別の側面では、本発明の1つ以上の塗布器を含有するキットが提供される。本明細書で使用されるような「キット」は、典型的には、本発明の塗布器のうちの1つ以上、および/または、例えば、本明細書に記載のような本発明と関連する他の組成物を含む、パッケージまたはアセンブリを定義する。キットの組成物のそれぞれは、液体形態で(例えば、溶液で)、または固体形態(例えば、乾燥粉末)で提供されてもよい。ある場合において、組成物のいくつかは、キットとともに提供されてもよく、またはされなくてもよい、適切な溶媒または他の種の添加によって、構成可能、あるいは処理可能(例えば、活性形態に)であってもよい。本発明と関連する他の組成物または成分の実施例は、例えば、特定の用途のために組成物成分を使用、修飾、組立、格納、包装、調製、混合、希釈、および/または保存するための、溶媒、界面活性剤、希釈剤、塩、緩衝剤、乳化剤、キレート剤、酸化防止剤、結合剤、増量剤、防腐剤、乾燥剤、抗菌剤、針、注射器、包装材料、管、ボトル、フラスコ、ビーカ、皿、フリット、フィルタ、リング、クランプ、ラップ、パッチ、コンテナ、および同類のものを含むが、それらに限定されない。
【0253】
本発明のキットは、指示が本発明の組成物と関連するものであると当業者が認識するような方式で本発明の塗布器に関連して提供される、任意の形態の指示を含んでもよい。例えば、指示は、キットと関連する塗布器および/または他の組成物の使用、修飾、混合、希釈、保存、組立、格納、包装、および/または調製に関してもよい。場合によっては、命令はまた、塗布器の使用のための指示を含んでもよい。指示はまた、そのような指示を含有する適切な媒介物としてユーザによって認識可能な任意の形態で提供されてもよく、例えば、書面または出版、口頭、可聴(例えば、電話による)、デジタル、光学、可視(例えば、ビデオテープ、DVD等)、または電子通信(インターネットまたはウェブ基盤通信を含む)で、任意の方式で提供されてもよい。
【0254】
ある実施形態では、塗布器の異なる部品は、別々に包装されてもよい(例えば、Mylarポーチの中に)。例えば、状況によっては、固体含有構成要素および液体含有構成要素を別々に包装することが有利であってもよい。
【0255】
(定義)
本明細書で定義および使用されるような、全ての定義は、辞書の定義、参照することによって組み込まれる文書中の定義、および/または定義された用語の通常の意味を制御すると理解されたい。
【0256】
本明細書および請求項で使用されるような、「1つの」という不定冠詞は、明らかに反して示されない限り、「少なくとも1つの」を意味すると理解されたい。
【0257】
本明細書および請求項で使用されるような、「および/または」という語句は、そのように結合された要素の「いずれか一方または両方」、すなわち、ある場合には接続的に存在し、ほかの場合には離説的に存在する要素を意味すると理解されたい。「および/または」により列挙された複数の要素は、同じ様式で、すなわち、そのように結合された要素のうちの「1つ以上」と解釈されたい。具体的に識別された要素に関係しようと、無関係であろうと、「および/または」節によって具体的に識別された要素以外の他の要素が随意に存在してもよい。したがって、非限定的な実施例として、「Aおよび/またはB」への言及は、「〜備える」等の制約のない言葉と併用されると、一実施形態では、Aのみ(随意に、B以外の要素を含む)、別の実施形態では、Bのみ(随意に、A以外の要素を含む)、さらに別の実施形態、AおよびBの両方(随意に、他の要素を含む)等を指すことができる。
【0258】
本明細書および請求項で使用されるような、「または」は、上記で定義されるような「および/または」と同じ意味を持つと理解されたい。例えば、リストの中で項目を分離する時、「または」、あるいは「および/または」は、包括的であるとして、すなわち、少なくとも1つを含むが、多数の要素または要素のリスト、および、随意に、付加的な列挙されていない項目のうちの2つ以上も含むとして、解釈されるものである。「〜のうちの1つのみ」または「〜のうちの正確に1つ」、または請求項で使用される時の「〜から成る」等の、明らかに反して示される用語のみが、多数の要素または要素のリストのうちの正確に1つの要素の包含を指す。一般に、本明細書で使用されるような「または」という用語は、「いずれか一方」、「〜のうちの1つ」、「〜のうちの1つのみ」、または「〜のうちの正確に1つ」等の排他性の用語が続く時に、排他的代替案(すなわち、「一方または他方であるが、両方ではない」)を示すとしてしか解釈されないものである。「本質的に〜から成る」は、請求項で使用されると、特許法の分野で使用されるような、その通常の意味を持つものである。
【0259】
本明細書および請求項で使用されるような、1つ以上の要素のリストに関する「少なくとも1つ」という語句は、要素のリストの中の要素のうちのいずれか1つ以上から選択された少なくとも1つの要素を意味するが、要素のリスト内で具体的に列挙されたあらゆる要素のうちの少なくとも1つを必ずしも含むとは限らず、要素のリストの中の要素の任意の組み合わせを排除しないと理解されたい。この定義はまた、具体的に識別された要素に関係しようと、無関係であろうと、「少なくとも1つの」という語句が指す要素のリスト内で具体的に識別された要素以外の他の要素が随意に存在してもよいことを許容にする。したがって、非限定的な実施例として、「AおよびBのうちの少なくとも1つ」(または同等に、「AまたはBのうちの少なくとも1つ」、または同等に、「Aおよび/またはBのうちの少なくとも1つ」)は、一実施形態では、随意に2つ以上のAを含み、Bが存在しない(および、随意にB以外の要素を含む)少なくとも1つ、別の実施形態では、随意に2つ以上のBを含み、Aが存在しない(および、随意にA以外の要素を含む)少なくとも1つ、さらに別の実施形態では、随意に2つ以上のAを含む少なくとも1つ、および随意に2つ以上のBを含む(および、随意に他の要素を含む)少なくとも1つ等を指すことができる。
【0260】
また、明らかに反して示されない限り、2つ以上のステップまたは行為を含む本明細書で請求される任意の方法では、方法のステップまたは行為の順番は、方法のステップまたは行為が列挙される順番に必ずしも限定されないことを理解されたい。
【0261】
請求項において、ならびに上記の明細書において、「〜を備える」、「〜を含む」、「〜を携行する」、「〜を含有する」、「〜を伴う」、「〜を保持する」、「〜から構成される」、および同等物等の全ての移行句は、制約がない、すなわち、「〜を含むが、それらに限定されない」を意味すると理解されるものである。「〜から成る」および「本質的に〜から成る」という移行句のみが、それぞれ、United States Patent Office Manual of Patent Examining Procedures,Section 2111.03で説明されるように、閉鎖または半閉鎖的な移行句となるものである。
【0262】
本明細書で使用されるような、「塗布器本体」は、複数の成分(固体および液体等)を保持するように構築されるコンテナである。本明細書に記載のように、本発明のある塗布器本体は、固体含有「先端」と接続されることにより、塗布器本体に含有される成分の混合を促進するように設計される。他の実施形態では、固体含有「キャップ」が先端の開放端を覆う。本発明の先端およびキャップを、本明細書でさらに詳細に記載する。
【0263】
本明細書で使用されるような、「格納容器」は、アンプル等のコンテナであってもよいが、代替として、空間であってもよいか、または固体または液体を保持することができる、塗布器本体、ブラダ、先端、またはキャップ内に画定される。例えば、塗布器本体の近位端が閉鎖され、脆弱性シールが塗布器本体の長さに沿ったある場所に配置される場合、塗布器本体の近位端と脆弱性シールとの間に、例えば、液体用の格納容器となり得る、空間が画定される。
【0264】
「グラミネート管」という用語は、当業者に公知であり、プラスチック、金属、および紙の積層から形成される管を指す。例えば、歯磨き粉はしばしば、グラミネート管に入って販売される。
【0265】
本明細書で使用されるような「ノズル」という用語は、当業者に公知であり、流体が何らかの媒体の中へと封入チャンバ(塗布器本体等)から退出する際に、流体の特性を制御するように設計される機械的デバイスを指す。ノズルはしばしば、様々な直径の管であり、液体または気体の流れを方向付けるか、または修正するために使用することができる。ノズルはしばしば、そこから出現する流れの流量、速度、方向、および/または圧力を制御するために使用される。ある実施形態では、流体の流れが進入するノズルの近位端は、流体の流れが退出するノズルの遠位端よりも大きい直径を有する。これは、収束ノズル(すなわち、流れの方向に、広い直径からより小さい直径へと狭小化する)として知られている。他の実施形態では、ノズルは、末広として特徴付けることができる(すなわち、より小さい直径からより大きい直径へと拡大する)。
【0266】
本明細書で使用されるような「ブラシ」または「ブラシカニューレ」という用語は、当業者に公知である。該名称は、ブラシの機能を表す。それは、塗布のために液体がブリッスルを通って流れることを可能にするように構築される。ブラシは、液体を分注する多種多様な媒体に接続することができ、多くの種類のブリッスル材料および構成で作ることができる。本明細書のある実施形態では、ブラシカニューレは、塗布器本体に接続される。ブラシカニューレはまた、貫流ブラシとしても知られており、該用語は、本明細書で交換可能に使用される。
【0267】
本明細書で使用されるような「活性化PEG」という用語は、当業者に公知であり、典型的には、他の分子との抱合のために活性化された両端を有するか、またはエーテル(例えば、メチルエーテル)として冠着された一方の端および別の分子との抱合のために活性化された他方の端を有するかのいずれかである、ポリ(エチレン)グリコールを指す。ポリエチレングリコール(PEG)、モノメチル化ポリエチレングリコール(mPEG)、および活性化mPEGの化学構造を以下に示す。
【0268】
【化1】

上記に提供された構造において、Inは、正の整数である。活性化PEGのバッチにおいて、異なる個々の分子が、異なる値のInを有する(すなわち、混合物は多分散系である)。これらの混合物はしばしば、Inの平均値に変換することができる、平均分子量によって特徴付けられる。本明細書のある実施形態では、平均Inは、約50〜約200の間である。他の実施形態では、平均のInは、約80〜約120の間である。さらに他の実施形態では、平均のInは、約100である。加えて、上記に提供された構造において、Xは、例えば、N−スクシンイミド、N−マレイミド、ニトロ、アルデヒド、アミン、チオール、ケタール、アセタール、または炭酸塩等の、種々の化学物質部分となり得る。ある実施形態では、Xは、−CHC(=O)O(N−スクシンイミジル)、−C(=O)CHCHC(=O)O(N−スクシンイミジル)、−C(=O)CHCHCHC(=O)O(N−スクシンイミジル)、−CHCHCHCHCHC(=O)O(N−スクシンイミジル)、−C(=O)(p−ニトロフェニル)、−CHCHC(=O)H、−CHCHCHNH、−CHCHCH(OCHCH、−CHCHSH、−CHCHCHN(H)C(=O)CHCH(N−マレイミジル)、および−O(C=O)O(p−ニトロフェニル)から成る群より選択される。
【0269】
本明細書で使用されるような「蝋」という用語は、蜜蝋と同様の性質を伴う、すなわち、通常の周囲温度で可塑性(可鍛性)の物質を指す。それは、約45℃(113°F)以上の融点を有する(蝋と油脂とを区別する)。それは、融解されると比較的低粘度である(多くのプラスチックと異なる)。それは、疎水性である。蝋は、天然または人工であってもよい。蜜蝋に加えて、カルナウバ(植物蝋)およびパラフィン(鉱物蝋)が、自然発生する、一般的に遭遇する蝋である。化学的には、蝋は、例えば、エチレングリコール(エタン−l,2−ジオール)のエステルおよび2つの脂肪酸であってもよい。それはまた、脂肪酸との他の脂肪アルコールの組み合わせであってもよい。上記に列挙された蝋に加えて、本発明の蝋の非限定的な実施例は、中国蝋(カイガラムシの一種コッカスセリフェルス(Coccus ceriferus)によって産出される)、シェラック蝋(ラックカイガラムシ由来)、鯨蝋(マッコウクジラの頭腔および脂肪由来)、ラノリン(または羊毛蝋、羊の皮脂腺由来)、ヤマモモ蝋(ヤマモモ灌木の実の表面由来)、カンデリラ蝋(メキシコ産低木の白蝋キリン(Euphorbia cerifera)およびアンティシフィリチカ(E.antisyphilitica)由来)、カルナウバ蝋(ブラジルロウヤシの葉由来)、ヒマシ蝋(触媒硬化ヒマシ油)、アフリカハネガヤ蝋(アフリカハネガヤから紙を作る際の副産物)、ホホバ油(ホホバ低木の種から絞られる)、オーリキュリー蝋(ブラジル羽状ヤシ由来)、米糠蝋(米糠から得られる)、セレシン蝋、モンタン蝋(亜炭および褐炭およびから抽出される)、地蝋(亜炭床の中で見出される)、泥炭蝋、石油蝋(長鎖アルカン系炭化水素でできているパラフィン蝋等)、ポリエチレン蝋(ポリエチレンに基づく)、フィッシャー−トロプシュ蝋、置換アミド蝋、および重合α−オレフィン、ならびに化学修飾された(例えば、エステル化または鹸化された)上記の蝋のいずれかを含む。
【0270】
本明細書で使用されるような「アンプル」は、充填後に密封される小型バイアルである。本発明のアンプルは、(例えば、手によって)圧迫されると破裂するように設計される。ある実施形態では、アンプルは、ガラスでできているが、圧迫されると破裂する任意の材料が使用されてもよい。
【0271】
本明細書で使用されるような「シール」は、それによって2つの成分が互いに分離される手段としての機能を果たす、膜または障壁と同義である。
【0272】
本明細書で使用されるような「脆弱性」は、手動での加圧または熱によって、破られる、溶解される、崩壊される、粉砕される、または粉末に分解されることが可能なものである。
【0273】
本明細書で使用されるような「プラスチック」は、ポリアクリル酸、ポリオレフィン、ポリスチレン、ポリエステル、ポリエーテル、ポリウレタン、ポリカーボネート、ポリアミン、またはそれらの共重合体を指す。
【0274】
本明細書で使用されるような「患者」は、霊長類、特にヒト、ならびに、ウマ、ウシ、ブタ、およびヒツジ等の他の哺乳類、ならびに家禽およびペット一般を含む、治療を要する任意の動物を指す。
【0275】
(例証)
概してここにおいて説明されている本発明は、本発明のある側面および実施形態の解説の目的のために含まれるにすぎず、本発明を限定することを目的としない、以下の実施例を参照することによって容易に理解されるであろう。
【0276】
(実施例1)
ノズル先端を、4mLの無水アセトン(0.5g/mL)中の2グラムの3400分子量PEG−SPA(ポリチレングリコールのプロピオン酸スクシンイミジルエステル)から作られた0.072mLアリコートの溶液で充填し、乾燥させた。0.223mLアリコートのPEI緩衝(ポリエチレンイミン緩衝剤)液をJACプラスチックアンプルの中に配置した。含浸先端をJACプラスチックアンプル上に配置し、手動加圧する一方で、先端を計量皿上に配置した。管状本体上の手動圧縮力を低減することによって、塗布器を通して得られた溶液を逆流させた。加圧および解放(吸込)をさらに2回反復し、得られた溶液を計量皿上に絞り出した。得られた溶液は、約30秒でゲル化した。
【0277】
(実施例2)
ノズル先端を、直径約0.25”および長さ0.45”の一片の多孔性プラスチック(Porex Porous Plastics)に嵌着した。多孔性プラスチック片の場所は、ノズル先端の最近位端であった。多孔性プラスチック片を、4mLの無水アセトン(0.5g/mL)中の2グラムの3400分子量PEG−SPAから作られた0.072mLアリコートの溶液で含浸し、乾燥させた。0.223mLアリコートのPEI緩衝液をJACプラスチックアンプルの中に配置した。含浸先端をJACプラスチックアンプル上に配置し、手動加圧する一方で、先端を計量皿上に配置した。管状本体上の手動圧縮力を低減することによって、塗布器を通して得られた溶液を逆流させた。加圧および解放(吸込)をさらに2回反復し、得られた溶液を計量皿上に絞り出した。得られた溶液は、約30秒でゲル化した。
【0278】
(実施例3)
貫流ブラシを、一片のポリマー管類に嵌着して、JACプラスチックアンプルの開放端、および一片のPoly−filポリエステルの詰め物または他の繊維フィルタ媒体材料に噛入させた。次いで、詰め物材料を、無水アセトン中の0.5g/mLの3400PEG−SPAの0.072mL溶液で含浸し、乾燥させた。次いで、この含浸ブラシ塗布器先端を、0.225mLのPEI緩衝液を伴うJACプラスチックアンプルと噛合した。次いで、プラスチックアンプルを手動で加圧する一方で、先端を計量皿上に配置した。管状本体上の手動の圧縮力を低減することによって、塗布器を通して得られた溶液を逆流させた。加圧および解放(吸込)をさらに数回反復し、得られた溶液を計量皿上に絞り出した。得られた溶液は、約30秒でゲル化した。
【0279】
(実施例4)
貫流ブラシを、一片のポリマー管類に嵌着して、JACプラスチックアンプルの開放端、および一片の多孔性プラスチック材料に噛入させた。多孔性プラスチック材料は、直径約0.25”および長さ0.4”で、貫流ブラシ先端の真後ろのポリマー管類内に位置した。次いで、多孔性プラスチック材料を、無水アセトン中の0.5g/mLの3400PEG−SPAの0.072mL溶液で含浸し、乾燥させた。次いで、この含浸ブラシ塗布器先端を、0.225mLのPEI緩衝液を伴うJACプラスチックアンプルと噛合した。次いで、プラスチックアンプルを手動加圧する一方で、先端を計量皿上に配置した。管状本体上の手動圧縮力を低減することによって、塗布器を通して得られた溶液を逆流させた。加圧および解放(吸込)をさらに数回反復し、得られた溶液を計量皿上に絞り出した。得られた溶液は、約30秒でゲル化した。
【0280】
(実施例5)
貫流ブラシを、一片のポリマー管類に嵌着して、JACプラスチックアンプルの開放端、および一片の多孔性ポリウレタンフォームに噛入させた。次いで、フォーム材料を、無水アセトン中の0.5g/mLの3400PEG−SPAの0.072mL溶液で含浸し、乾燥させた。次いで、この含浸ブラシ塗布器先端を、0.225mLのPEI緩衝液を伴うJACプラスチックアンプルと噛合した。次いで、プラスチックアンプルを手動加圧する一方で、先端を計量皿上に配置した。管状本体上の手動圧縮力を低減することによって、塗布器を通して得られた溶液を逆流させた。加圧および解放(吸込)をさらに数回反復し、得られた溶液を計量皿上に絞り出した。得られた溶液は、約30秒でゲル化した。
【0281】
(実施例6)
貫流ブラシを、一片のポリマー管類に嵌着して、JACプラスチックアンプルの開放端、および一片の多孔性プラスチックに噛入させた。多孔性プラスチック材料は、直径約0.17”および長さ0.35”で、貫流ブラシ先端の近位面の内部空洞中に位置した。次いで、多孔性プラスチック材料を、無水アセトン中の0.5g/mLの3400PEG−SPAの0.072mL溶液で含浸し、乾燥させた。次いで、この含浸ブラシ塗布器先端を、0.225mLのPEI緩衝液を伴うJACプラスチックアンプルと噛合した。次いで、プラスチックアンプルを手動加圧する一方で、先端を計量皿上に配置した。管状本体上の手動圧縮力を低減することによって、塗布器を通して得られた溶液を逆流させた。加圧および解放(吸込)をさらに数回反復し、得られた溶液を計量皿上に絞り出した。得られた溶液は、約30秒でゲル化した。
【0282】
(実施例7)
貫流ブラシを、一片のポリマー管類に嵌着して、JACプラスチックアンプルの開放端、および実施例6に記載のようにPEGで含浸された一片の多孔性プラスチックに噛入させた。貫流ブラシ塗布器の遠位端に外嵌するように設計されたキャップをブラシ先端上に配置した。次いで、この含浸ブラシ塗布器先端を、0.225mLのPEI緩衝液を伴うJACプラスチックアンプルと噛合した。次いで、プラスチックアンプルを手動加圧した。得られた溶液は、貫流ブラシ先端を通って、貫流ブラシの外部とキャップの内面との間の空間の中へ流れた。管状本体上の手動圧縮力を低減することによって、塗布器を通して得られた溶液を逆流させた。加圧および解放(吸込)をさらに数回反復し、溶液をプラスチックアンプル内に一時的に残留させた。キャップを除去し、溶液を計量皿の中へ絞り出した。得られた溶液は、約30秒でゲル化した。
【0283】
(実施例8)
実施例7のキャップが接続されたPEG含浸貫流ブラシ塗布器先端を、別個のMylar(登録商標)ホイルポーチ(湿気および酸素障壁)内に配置する。PEI緩衝液充填JACプラスチックアンプルを、第2の別個のMylar(登録商標)ホイルポーチ内に配置する。使用の直前に、医師または看護職員が、それぞれのMylar(登録商標)ホイルポーチから含浸ブラシ先端および充填JACプラスチックアンプルを除去し、ブラシ先端をJACプラスチックアンプルに嵌入する。使用時に、手動圧力によって脆弱性シールを破裂させ、手動圧力の印加および圧力の緩和を交互に数回行うことによって、製剤の液体および粉末部分を混合する。次いで、キャップをブラシ先端から除去し、液体製剤を組織表面に塗布する。得られた液体は約20秒でゲル化するはずである。
【0284】
(実施例9)
先端軸部の最近位面上に貫通特徴を伴って、実施例6に記載のものと同様のPEG含浸貫流ブラシ塗布器先端を生産する。アルミニウム軟膏管をPEI緩衝液で充填し、密封する。ブラシ先端がアルミニウム管の遠位面上にあるが、貫通特徴がアルミニウム管に係合しないように、アルミニウム管および含浸ブラシ先端を組み立てる。組み立てられたデバイスを単一Mylar(登録商標)ホイルポーチの中に配置し、密封する。使用時に、看護師または医師が、Mylar(登録商標)ホイルポーチからデバイスを除去し、ブラシ先端の貫通特徴を手動で係合し、アルミニウム管を圧迫し、したがって、液体緩衝剤を粉末状PEG−SPAと混合する。さらに、手動加圧が、治療される組織の表面上に製剤を放出し、得られた液体は約20秒でゲル化するはずである。
【0285】
(実施例10)
先端軸部の最近位面上に貫通特徴を伴って、実施例7に記載のものと同様のキャップがあるPEG−SPA含浸貫流ブラシ塗布器先端を生産する。アルミニウム軟膏管を内部跳ね返り機構に嵌着し、PEI緩衝液で充填し、次いで、密封する。ブラシ先端がアルミニウム管の遠位面上にあるが、貫通特徴がアルミニウム管に係合しないように、アルミニウム管および含浸ブラシ先端を組み立てる。組み立てられたデバイスを単一Mylar(登録商標)ホイルポーチの中に配置し、密封する。使用時に、看護師または医師が、Mylar(登録商標)ホイルポーチからデバイスを除去し、ブラシ先端の貫通特徴を手動で係合し、アルミニウム管を圧迫して、強制的に液体を粉末状PEGの中へ入れ、貫流ブラシ通して外に出し、キャップとブラシ先端との間の空間の中へ入れる。次いで、ユーザが、手動圧力を部分的に解放し、それにより内部跳ね返り機構が強制的にアルミニウム管をわずかに開放させ、溶液をアルミニウム管の中へ吸い込ませる。手動圧力の印加および圧力の緩和を交互に数回行うことによって、製剤を混合する。次いで、キャップを除去し、製剤を意図された組織に塗布する。得られた液体製剤は約20秒でゲル化するはずである。
【0286】
(実施例11)
直径6.7mmで長さ35mmの薄質半透明ガラスアンプル中の0.6mLの緩衝PEI溶液を使用して、図2AのPEG−SG含有塗布器を生産した。45mgのPEG−SGを6ccのLDPEボトル(US Plastic#66524)の底に添加し、充填ガラスアンプルをボトルの中に配置し、多孔性プラスチックフィルタを伴う貫流ブラシを、ボトルの口の中に配置した。ガラスアンプルが破れるまでボトルを手動で圧迫し、次いで、内容物を激しく振盪して成分を混合することによって、該単位を活性化した。次いで、ボトルを逆さにし、圧迫して、混合液体ヒドロゲル製剤を解放した。ヒドロゲルは、約40秒で凝固した。
【0287】
(実施例12)
0.65mLの緩衝液を保持する長さ35mmのガラスアンプル、および0.10mLの濃縮PEI溶液を含有する第2のガラスアンプルを収納するために、外径8.9mm(内径8mm)で長さ82mmの管(JAC#F011J)の図3Aの設計の塗布器を利用した。加えて、50mgのPEG−SGを、密封されたアンプルとともに管の内面に添加した。ポリマー管の開放端に、多孔性プラスチックフィルタ要素を伴う貫流ブラシを取り付けた。最初に緩衝剤含有アンプルを破り、激しく振盪してPEG−SGを緩衝液に混合することによって、デバイスを活性化し、次いで、PEI含有アンプルを破り、デバイスを再び振盪して成分を混合した。得られた液体ヒドロゲル製剤は、約40秒で凝固した。
【0288】
(実施例13)
pvcプラスチゾルブラダおよびスクリーンを追加して、実施例2で記述されるのと同じ構成要素で、図3Bの設計の塗布器を作製した。pvcプラスチゾルブラダの遠位の開放端に、多孔性プラスチックフィルタ要素を伴う貫流ブラシを取り付けた。最初に緩衝剤含有アンプルを破り、激しく振盪してPEG−SGを緩衝液に混合することによって、デバイスを活性化し、次いで、PEI含有アンプルを破り、デバイスを再び振盪して成分を混合した。ブラダを穏やかに圧迫することにより、液体製剤が容易に塗布器から絞り出された。得られた液体ヒドロゲル製剤は、約40秒で凝固した。
【0289】
(実施例14)
外径8.9mm(内径8mm)、長さ82mmで内径8mmの管(JAC#F011J)を使用して、図4の塗布器を作製した。これに対して、0.6mLのPEI溶液を管の底の中に配置した。これに続いて、約100mgの精製パラフィン蝋を配置した。充填した管を85℃に設定した対流式オーブンの中に30分間配置した。これにより、蝋が融解して液化した。管をオーブンから除去し、空気を冷却させ、PEI溶液の上面上の蝋を凝固させた。0.6mLの緩衝液を第2の100mgの蝋を伴う第1の蝋シールの上部に配置し、管をプラスチッククロマトグラフィバイアルラックの中に配置して、第2の蝋材料は、ラックの最上面の高さよりもやや上方であった。第1の蝋シールを崩壊させることなく第2の蝋を融解させるために、ヒートガンを使用した(蝋シールは、管の内面上で約5.5mmの肥大半月を有した)。いったん第2の蝋シールが凝固すると、0.100グラムのPEG−SGを含有するアンプルを第2の蝋シールの上部に配置した。スクリーン、ブラダ、および貫流先端を全て追加した。最初に第1のシールを崩壊させ、次いで、第2のシールを崩壊させ、最後にPEG−SG含有アンプルを破ることによって、デバイスを活性化した。デバイスを再び振盪して成分を混合した。ブラダを穏やかに圧迫することにより、液体製剤が容易に塗布器から絞り出された。得られた液体ヒドロゲル製剤は、約40秒で凝固した。
【0290】
(実施例15)
Andon貫流ブラシをPVCプラスチゾルブラダに嵌合した。ブラダの中に、0.2グラムの活性化PEGを配置した。キャップをブラダの開放端の中に配置した。これを、ホイルMylar(登録商標)ポーチの中に包装した。別々に、JACプラスチックアンプルを1.2mLの混合PEI/緩衝液で充填した。使用時に、白いキャップを除去し、緩衝剤およびPEIの混合液で充填されたJACプラスチックアンプルを、Andon貫流ブラシ/ブラダアセンブリに嵌合した。先端を下に向けて、内部隔壁を破るようにプラスチックアンプルを圧迫し、液体をデバイスのブラダ領域の中へ運ぶために、塗布器本体を数回圧迫した。次いで、デバイスを激しく振盪して原料を混合し、意図された表面に塗布し、その上で原料が約30秒で凝固した。例えば、図6を参照されたい。
【0291】
(実施例16)
Andon貫流ブラシを内部流路中のフィルタに嵌着した。次いで、フィルタ/ブラシ先端をPVCプラスチゾルブラダの一方の端の中に配置した。閉鎖端ポリマー管を1.2mLの混合PEI/緩衝液で充填し、95mgの完全精製パラフィン蝋を充填した管の中に配置した。120℃に設定した真空オーブンの中で90分間の熱サイクルを管に受けさせ、アルゴン逆充填により−15インチHgから−5インチHgの間で3回循環させた。3サイクルが完了した後、残りの熱サイクルを−5インチのHgで完遂した。次いで、さらに90分間の制御された冷却のために、管を50℃の重力供給対流式オーブンの中に入れた。いったん完了すると、管を、アルゴン逆充填下で密封された200mgの活性化PEGを含有するアンプルに嵌着した。次いで、充填した管を含有するアンプルを、ブラシ先端/ブラダ/キャップ/フィルタアセンブリに嵌着し、アルゴン充填ホイルMylar(登録商標)ポーチ内に密封した。次いで、放射によってデバイスを滅菌した。次いで、滅菌したデバイスをその包装から除去し、蝋シールを崩壊させるように管を圧迫し、したがって、液体を解放した。ガラスアンプルを破り、活性化PEGを解放するように、管をさらに圧迫した。次いで、塗布器を振盪して成分を混合し、ブラシ先端を通して製剤を絞り出し、その上で製剤が約30秒でゲル化した。
【0292】
(参照文献)
本明細書で引用される米国特許および米国特許出願の全ては、参照することによって本明細書に組み込まれる。
【0293】
(同等物)
本発明のいくつかの実施形態を本明細書で記載および解説したが、当業者であれば、機能を実行する、および/または本明細書に記載の結果および/または利点のうちの1つ以上を取得するための種々の他の手段および/または構造を容易に構想し、そのような変化例および/または修正のそれぞれは、本発明の範囲内と見なされる。さらに概して、当業者であれば、本明細書に記載の全てのパラメータ、寸法、材料、および構成は、例示的となるように意図されており、実際のパラメータ、寸法、材料、および/または構成は、本発明の教示が使用される特定の1つまたは複数の用途に依存することを容易に理解するであろう。当業者であれば、日常的にすぎない実験を使用して、本明細書に記載の本発明の具体的実施形態の多くの同等物を認識するか、または解明できるであろう。したがって、前述の実施形態は、一例として提示されるにすぎず、添付の請求項およびそれらの同等物の範囲内で、特に記載および請求されない限り、本発明が実践されてもよいことを理解されたい。本発明は、本明細書に記載の各個別特徴、システム、部品、材料、キット、および/または方法を対象とする。加えて、そのような特徴、システム、部品、材料、キット、および/または方法が相互に一貫しない場合、2つ以上のそのような特徴、システム、部品、材料、キット、および/または方法の任意の組み合わせが本発明の範囲内に含まれる。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
塗布器本体と、先端と、キャップとを備える、塗布器であって、
該塗布器本体は、液体部分用の格納容器と、閉鎖近位端と、開放遠位端と、該開放遠位端から該液体部分用の該格納容器を分離する脆弱性シールまたは可撤性分離器とを備え、
該先端は、該塗布器本体の該開放遠位端に接続される開放近位端と、開放遠位端とを備え、
該キャップは、非気密態様で該先端の該開放遠位端を覆い、
該先端または該キャップは、固体部分用の格納容器を備える、塗布器。
【請求項2】
前記塗布器本体は、管状である、請求項1に記載の塗布器。
【請求項3】
前記塗布器本体は、プラスチックアンプルである、請求項1に記載の塗布器。
【請求項4】
前記塗布器本体はさらに、液体部分用の前記格納容器内に液体を備える、請求項1に記載の塗布器。
【請求項5】
前記液体は、ポリアルキレンイミンを含む、請求項4に記載の塗布器。
【請求項6】
前記液体は、PEIを含む、請求項4に記載の塗布器。
【請求項7】
前記塗布器本体は、圧縮性材料から作られ、該圧縮性材料は、手動加圧を可能にする、請求項1に記載の塗布器。
【請求項8】
前記圧縮性材料は、プラスチックを含む、請求項7に記載の塗布器。
【請求項9】
前記圧縮性材料は、金属を含む、請求項7に記載の塗布器。
【請求項10】
前記圧縮性材料は、紙を含む、請求項7に記載の塗布器。
【請求項11】
前記圧縮性材料は、ラミネートである、請求項7に記載の塗布器。
【請求項12】
前記圧縮性材料は、グラミネートである、請求項7に記載の塗布器。
【請求項13】
前記塗布器本体はさらに、該塗布器本体の内部にバネ機構を備え、該バネ機構は、該塗布器本体の跳ね返りを生じさせる、請求項1に記載の塗布器。
【請求項14】
前記先端は、ノズル先端である、請求項1に記載の塗布器。
【請求項15】
前記先端はさらに、該先端の前記遠位端に取り付けられる、ブラシ、スポンジ、発泡体スワブ、多孔性プラスチック成分、嘴状先端、織物ミット、またはスプレー先端を備える、請求項1に記載の塗布器。
【請求項16】
前記先端は、貫流ブラシである、請求項15に記載の塗布器。
【請求項17】
前記先端のみが、固体部分用の格納容器を備える、請求項1に記載の塗布器。
【請求項18】
前記固体部分用の格納容器は、前記先端の近位端にある、請求項17に記載の塗布器。
【請求項19】
前記先端はさらに、前記固体部分用の格納容器内に固体を備える、請求項17に記載の塗布器。
【請求項20】
前記固体は、活性化PEGを含む、請求項19に記載の塗布器。
【請求項21】
前記固体は、PEG−SPAまたはPEG−SGを含む、請求項19に記載の塗布器。
【請求項22】
前記固体は、PEG−SGを含む、請求項19に記載の塗布器。
【請求項23】
前記キャップは、前記液体部分と前記固体部分との混合物を受容するように構成される、請求項1に記載の塗布器。
【請求項24】
前記キャップのみが、固体部分用の格納容器を備える、請求項1に記載の塗布器。
【請求項25】
前記固体部分用の格納容器は、前記キャップの近位端にある、請求項24に記載の塗布器。
【請求項26】
前記キャップはさらに、前記固体部分用の格納容器内に固体を備える、請求項24に記載の塗布器。
【請求項27】
前記固体は、活性化PEGを含む、請求項26に記載の塗布器。
【請求項28】
前記固体は、PEG−SPAまたはPEG−SGを含む、請求項26に記載の塗布器。
【請求項29】
前記固体は、PEG−SGを含む、請求項26に記載の塗布器。
【請求項30】
前記キャップは、前記液体部分を受容するように構成される、請求項1に記載の塗布器。
【請求項31】
固体をさらに備え、該固体は、前記固体部分用の格納容器の内壁に吸着される、請求項1に記載の塗布器。
【請求項32】
前記固体部分用の格納容器の前記内壁に吸着される前記固体は、活性化PEGを含む、請求項31に記載の塗布器。
【請求項33】
前記固体部分用の格納容器の前記内壁に吸着される前記固体は、PEG−SPAまたはPEG−SGを含む、請求項31に記載の塗布器。
【請求項34】
前記固体部分用の格納容器の前記内壁に吸着される前記固体は、PEG−SPAを含む、請求項31に記載の塗布器。
【請求項35】
前記固体部分用の格納容器は、固体が吸着されている一片の多孔性プラスチックを備える、請求項1に記載の塗布器。
【請求項36】
前記一片の多孔性プラスチックに吸着される前記固体は、活性化PEGを含む、請求項35に記載の塗布器。
【請求項37】
前記一片の多孔性プラスチックに吸着される前記固体は、PEG−SPAまたはPEG−SGを含む、請求項35に記載の塗布器。
【請求項38】
前記一片の多孔性プラスチックに吸着される前記固体は、PEG−SPAを含む、請求項35に記載の塗布器。
【請求項39】
前記一片の多孔性プラスチックは、一片のポリエチレン(PE)、ポリプロピレン(PP)、高密度ポリエチレン(HDPE)、超高分子量ポリエチレン(UHMWPE)、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)、ナイロン、フッ化ポリビニリデン(PVDF)、ポリエーテルスルホン(PES)、エチル酢酸ビニル(EVA)、またはそれらの共重合体である、請求項35に記載の塗布器。
【請求項40】
前記一片の多孔性プラスチックは、一片のポリエステルの詰め物または他の繊維フィルタ媒体材料である、請求項35に記載の塗布器。
【請求項41】
前記塗布器本体は、脆弱性シールを備える、請求項1に記載の塗布器。
【請求項42】
前記脆弱性シールは、プラスチック含む、請求項41に記載の塗布器。
【請求項43】
前記脆弱性シールは、金属を含む、請求項41に記載の塗布器。
【請求項44】
前記脆弱性シールの外面は、蝋またはプラスチックで被覆される、請求項41に記載の塗布器。
【請求項45】
前記脆弱性シールは、前記塗布器本体の遠位端にある、請求項41に記載の塗布器。
【請求項46】
前記先端は、前記塗布器本体の遠位端が該先端の近位端に接続されるときに、前記脆弱性シールを破るように設計される、請求項41に記載の塗布器。
【請求項47】
前記塗布器本体は、可撤性分離器を備える、請求項1に記載の塗布器。
【請求項48】
塗布器本体と、先端とを備える、塗布器であって、
該塗布器本体は、第1の液体部分と第2の液体部分との混合物用の第1の格納容器と、閉鎖近位端と、開放遠位端とを備え、該先端は、開放遠位端と、該塗布器本体の該開放遠位端に接続される開放近位端とを備える、塗布器。
【請求項49】
塗布器本体と、先端とを備える、塗布器であって、
該塗布器本体は、第1の液体部分用の第1の格納容器と、第2の液体部分用の第2の格納容器と、閉鎖近位端と、開放遠位端とを備え、該先端は、開放遠位端と、該塗布器本体の該開放遠位端に接続される開放近位端とを備える、塗布器。
【請求項50】
追加格納容器をさらに備える、請求項48または49に記載の塗布器。
【請求項51】
前記先端に配置されるスクリーンまたはフィルタをさらに備える、請求項48または49に記載の塗布器。
【請求項52】
前記塗布器本体の前記開放遠位端と前記先端の前記開放近位端との間に配置されるスクリーンまたはフィルタをさらに備える、請求項48または49に記載の塗布器。
【請求項53】
前記第1の格納容器は、圧搾可能アンプルである、請求項48または49に記載の塗布器。
【請求項54】
前記第2の格納容器は、圧搾可能アンプルである、請求項48または49に記載の塗布器。
【請求項55】
前記塗布器本体はさらに、固体を備える、請求項48または49に記載の塗布器。
【請求項56】
前記塗布器本体は、脆弱性シールによって、近位区画、中央区画、および遠位区画に分割され、該近位区画と該中央区画とは、第1の脆弱性シールによって分離され、該中央区画と前記遠位区画とは、第2の脆弱性シールによって分離され、該近位区画は、前記第1の格納容器であり、該中央区画は、前記第2の格納容器である、請求項48または49に記載の塗布器。
【請求項57】
前記塗布器本体はさらに、前記第1の格納容器内に第1の液体部分と第2の液体部分との混合物を備える、請求項56に記載の塗布器。
【請求項58】
前記塗布器本体はさらに、前記第1の格納容器内に第1の液体部分を備える、請求項56に記載の塗布器。
【請求項59】
前記塗布器本体さらに、前記第2の格納容器内に第2の液体部分を備える、請求項48または49に記載の塗布器。
【請求項60】
前記第1の液体部分は、ポリアルキレンイミン、エポキシ樹脂成分、またはポリウレタンプレポリマーを含む、請求項57または58に記載の塗布器。
【請求項61】
前記第1の液体部分は、ポリアルキレンイミンを含む、請求項57または58に記載の塗布器。
【請求項62】
前記第1の液体部分は、PEIを含む、請求項57または58に記載の塗布器。
【請求項63】
前記第2の液体部分は、緩衝剤または硬化剤を含む、請求項57〜59のうちのいずれか1項に記載の塗布器。
【請求項64】
前記第2の液体部分は、緩衝剤を含む、請求項57〜59のうちのいずれか1項に記載の塗布器。
【請求項65】
前記遠位区画は、固体を含む、請求項56に記載の塗布器。
【請求項66】
前記遠位区画は、圧搾可能アンプル内に固体を含む、請求項56に記載の塗布器。
【請求項67】
前記圧搾可能アンプルは、ガラスである、請求項66に記載の塗布器。
【請求項68】
前記固体は、活性化PEGである、請求項65または66に記載の塗布器。
【請求項69】
前記固体は、PEG−SPAまたはPEG−SGを含む、請求項65または66に記載の塗布器。
【請求項70】
前記固体は、PEG−SGを含む、請求項65または66に記載の塗布器。
【請求項71】
前記塗布器本体は、管状である、請求項48または49に記載の塗布器。
【請求項72】
前記塗布器本体は、圧縮性材料から作られ、該圧縮性材料は、手動加圧を可能にする、請求項48または49に記載の塗布器。
【請求項73】
前記圧縮性材料は、プラスチックを含む、請求項72に記載の塗布器。
【請求項74】
前記圧縮性材料は、金属を含む、請求項72に記載の塗布器。
【請求項75】
前記圧縮性材料は、ラミネートである、請求項72に記載の塗布器。
【請求項76】
前記圧縮性材料は、グラミネートである、請求項72に記載の塗布器。
【請求項77】
前記先端は、ノズル先端である、請求項48または49に記載の塗布器。
【請求項78】
本発明は、前述の塗布器のうちのいずれかに関連し、前記先端は、貫流ブラシである、請求項48または49に記載の塗布器。
【請求項79】
前記先端はさらに、該先端の遠位端に取り付けられる、カニューレ、接種ループ、ブラシ、スポンジ、発泡体スワブ、多孔性プラスチック成分、嘴状先端、織物ミット、またはスプレー先端を備える、請求項48または49に記載の塗布器。
【請求項80】
前記先端は、カニューレを備える、請求項48または49に記載の塗布器。
【請求項81】
前記先端は、接種ループを備える、請求項48または49に記載の塗布器。
【請求項82】
前記第1の脆弱性シールは、蝋を含む、請求項56に記載の塗布器。
【請求項83】
前記第2の脆弱性シールは、蝋を含む、請求項56に記載の塗布器。
【請求項84】
前記第1の脆弱性シールは、蝋を含み、前記第2の脆弱性シールは、蝋を含む、請求項56に記載の塗布器。
【請求項85】
前記蝋は、蜜蝋、カルナウバ(植物蝋)、またはパラフィン(鉱物蝋)である、請求項56に記載の塗布器。
【請求項86】
前記第1の脆弱性シールは、蝋と、金属粒子とを含む、請求項56に記載の塗布器。
【請求項87】
前記第1の脆弱性シールは、蝋と、鉄金属粒子とを含む、請求項56に記載の塗布器。
【請求項88】
前記第2の脆弱性シールは、蝋と、金属粒子とを含む、請求項56に記載の塗布器。
【請求項89】
前記第2の脆弱性シールは、蝋と、鉄金属粒子とを含む、請求項56に記載の塗布器。
【請求項90】
前記第1の脆弱性シールは、本質的に蝋から成る、請求項56に記載の塗布器。
【請求項91】
前記第2の脆弱性シールは、本質的に蝋から成る、請求項56に記載の塗布器。
【請求項92】
前記第1の脆弱性シールは、本質的に蝋から成り、前記第2の脆弱性シールは、本質的に蝋から成る、請求項56に記載の塗布器。
【請求項93】
前記蝋は、蜜蝋、カルナウバ(植物蝋)、またはパラフィン(鉱物蝋)である、請求項56に記載の塗布器。
【請求項94】
前記第1の脆弱性シールは、本質的に蝋および金属粒子から成る、請求項56に記載の塗布器。
【請求項95】
前記第1の脆弱性シールは、本質的に蝋および鉄金属粒子から成る、請求項56に記載の塗布器。
【請求項96】
前記第2の脆弱性シールは、本質的に蝋および金属粒子から成る、請求項56に記載の塗布器。
【請求項97】
前記第2の脆弱性シールは、本質的に蝋および鉄金属粒子から成る、請求項56に記載の塗布器。
【請求項98】
両方の脆弱性シールは、プラスチックを含む、請求項56に記載の塗布器。
【請求項99】
両方の脆弱性シールは、金属を含む、請求項56に記載の塗布器。
【請求項100】
ハンドルと、ブラシと、固体とを備える手持ち式ブラシ塗布器であって、
該ブラシは、該ハンドルの一方の端に接続され、該固体は、該ブラシに吸着される、手持ち式ブラシ塗布器。
【請求項101】
前記固体は、活性化PEGを含む、請求項100に記載の手持ち式ブラシ塗布器。
【請求項102】
前記固体は、PEG−SPAまたはPEG−SGを含む、請求項100に記載の手持ち式ブラシ塗布器。
【請求項103】
前記固体は、PEG−SGを含む、請求項100に記載の手持ち式ブラシ塗布器。
【請求項104】
塗布器本体と、先端と、ブラダとを備える、塗布器であって、
該塗布器本体は、液体部分用の格納容器と、閉鎖近位端と、開放遠位端と、該開放遠位端から該液体部分用の格納容器を分離する脆弱性シールまたは可撤性分離器とを備え、該先端は、該ブラダの開放遠位端に接続される開放近位端と、開放遠位端とを備え、該ブラダは、該先端に接続する開放遠位端と、該塗布器本体に接続する開放近位端とを備える、塗布器。
【請求項105】
前記塗布器本体は、管状である、請求項104に記載の塗布器。
【請求項106】
前記塗布器本体は、プラスチックアンプルである、請求項104に記載の塗布器。
【請求項107】
前記塗布器本体はさらに、前記液体部分用の格納容器内に液体を備える、請求項104に記載の塗布器。
【請求項108】
前記液体は、ポリアルキレンイミンを含む、請求項107に記載の塗布器。
【請求項109】
前記液体は、PEIを含む、請求項107に記載の塗布器。
【請求項110】
前記塗布器本体は、圧縮性材料から作られ、該圧縮性材料は、手動加圧を可能にする、請求項104に記載の塗布器。
【請求項111】
前記圧縮性材料は、プラスチックを含む、請求項110に記載の塗布器。
【請求項112】
前記圧縮性材料は、金属を含む、請求項110に記載の塗布器。
【請求項113】
前記圧縮性材料は、紙を含む、請求項110に記載の塗布器。
【請求項114】
前記圧縮性材料は、ラミネートである、請求項110に記載の塗布器。
【請求項115】
前記圧縮性材料は、グラミネートである、請求項110に記載の塗布器。
【請求項116】
前記塗布器本体はさらに、該塗布器本体の内部にバネ機構を備え、該バネ機構は、該塗布器本体の跳ね返りを生じさせる、請求項104に記載の塗布器。
【請求項117】
前記先端は、ノズル先端である、請求項104に記載の塗布器。
【請求項118】
前記先端はさらに、該先端の遠位端に取り付けられる、ブラシ、スポンジ、発泡体スワブ、多孔性プラスチック成分、嘴状先端、織物ミット、またはスプレー先端を備える、請求項104に記載の塗布器。
【請求項119】
前記先端は、貫流ブラシである、請求項104に記載の塗布器。
【請求項120】
前記ブラダは、固体部分用の格納容器を備える、請求項104に記載の塗布器。
【請求項121】
前記固体部分用の格納容器は、前記ブラダの内面を備える、請求項120に記載の塗布器。
【請求項122】
前記ブラダはさらに、該固体部分用の格納容器中に固体を備える、請求項120または121に記載の塗布器。
【請求項123】
前記固体は、活性化PEGを含む、請求項122に記載の塗布器。
【請求項124】
前記固体は、PEG−SPAまたはPEG−SGを含む、請求項122に記載の塗布器。
【請求項125】
前記固体は、PEG−SGを含む、請求項122に記載の塗布器。
【請求項126】
固体をさらに備え、該固体は、前記ブラダの内壁に吸着される、請求項104に記載の塗布器。
【請求項127】
前記ブラダの前記内壁に吸着される前記固体は、活性化PEGを含む、請求項126に記載の塗布器。
【請求項128】
前記ブラダの前記内壁に吸着される前記固体は、PEG−SPAまたはPEG−SGを含む、請求項126に記載の塗布器。
【請求項129】
前記ブラダの前記内壁に吸着される前記固体は、PEG−SPAを含む、請求項126に記載の塗布器。
【請求項130】
前記固体部分用の格納容器は、固体が吸着されている一片の多孔性プラスチックを備える、請求項120または121に記載の塗布器。
【請求項131】
前記一片の多孔性プラスチックに吸着される前記固体は、活性化PEGを含む、請求項130に記載の塗布器。
【請求項132】
前記一片の多孔性プラスチックに吸着される前記固体は、PEG−SPAまたはPEG−SGを含む、請求項130に記載の塗布器。
【請求項133】
前記一片の多孔性プラスチックに吸着される前記固体は、PEG−SPAを含む、請求項130に記載の塗布器。
【請求項134】
前記一片の多孔性プラスチックは、一片のポリエチレン(PE)、ポリプロピレン(PP)、高密度ポリエチレン(HDPE)、超高分子量ポリエチレン(UHMWPE)、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)、ナイロン、フッ化ポリビニリデン(PVDF)、ポリエーテルスルホン(PES)、エチル酢酸ビニル(EVA)、またはそれらの共重合体である、請求項130に記載の塗布器。
【請求項135】
前記一片の多孔性プラスチックは、一片のポリエステルの詰め物または他の繊維フィルタ媒体材料である、請求項130に記載の塗布器。
【請求項136】
前記塗布器本体は、脆弱性シールを備える、請求項104に記載の塗布器。
【請求項137】
前記脆弱性シールは、プラスチックを含む、請求項136に記載の塗布器。
【請求項138】
前記脆弱性シールは、金属を含む、請求項136に記載の塗布器。
【請求項139】
前記脆弱性シールは、蝋を含む、請求項136に記載の塗布器。
【請求項140】
前記蝋は、蜜蝋、カルナウバ(植物蝋)、またはパラフィン(鉱物蝋)である、請求項139に記載の塗布器。
【請求項141】
前記脆弱性シールは、前記塗布器本体の遠位端にある、請求項139に記載の塗布器。
【請求項142】
前記塗布器本体は、可撤性分離器を備える、請求項104に記載の塗布器。
【請求項143】
前記先端の前記近位端に係合するキャップをさらに備え、固体容器をさらに備える、請求項104に記載の塗布器。
【請求項144】
固体と、活性化PEGとを含む組成物であって、該活性化PEGは、該固体に吸着される、組成物。
【請求項145】
前記固体は、一片の多孔性プラスチックである、請求項144に記載の固体。
【請求項146】
前記多孔性プラスチックは、ポリエチレン(PE)、ポリプロピレン(PP)、高密度ポリエチレン(HDPE)、超高分子量ポリエチレン(UHMWPE)、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)、ナイロン、フッ化ポリビニリデン(PVDF)、ポリエーテルスルホン(PES)、エチル酢酸ビニル(EVA)、またはそれらの共重合体である、請求項144に記載の固体。
【請求項147】
前記一片の多孔性プラスチックは、一片のポリエステルの詰め物または他の繊維フィルタ媒体材料である、請求項144に記載の固体。
【請求項148】
表面にヒドロゲルを塗布するための塗布器を使用する方法であって、
該塗布器は、塗布器本体と、先端と、キャップとを備え、該塗布器本体は、液体部分用の格納容器と、閉鎖近位端と、開放遠位端と、該開放遠位端から該液体部分用の格納容器を分離する脆弱性シールとを備え、該先端は、該塗布器本体の該開放遠位端に接続される開放近位端と、開放遠位端とを備え、該キャップは、非気密態様で該先端の該開放遠位端を覆い、該先端または該キャップは、固体部分用の格納容器を備え、
該塗布器本体を圧迫することにより、該脆弱性シールを破り、該固体を該液体部分と接触させることにより、液体ヒドロゲル前混合物を形成するステップと、
表面に該液体ヒドロゲル前混合物を塗布するステップであって、該ヒドロゲル前混合物は、ゲル化して該表面上にヒドロゲルを形成する、ステップと
を含む、方法。
【請求項149】
前記塗布器本体を解放するステップをさらに含む、請求項148に記載の方法。
【請求項150】
表面にヒドロゲルを塗布するための塗布器を使用する方法であって、
該塗布器は、塗布器本体と、先端と、キャップとを備え、該塗布器本体は、液体部分用の格納容器と、閉鎖近位端と、開放遠位端と、該開放遠位端から該液体部分用の格納容器を分離する可撤性分離器とを備え、該先端は、該塗布器本体の該開放遠位端に接続される開放近位端と、開放遠位端とを備え、該キャップは、非気密態様で該先端の該開放遠位端を覆い、該先端または該キャップは、固体部分用の格納容器を備え、
該可撤性分離器を除去し、該固体を該液体部分と接触させることにより、液体ヒドロゲル前混合物を形成するステップと、
表面に該液体ヒドロゲル前混合物を塗布するステップであって、該ヒドロゲル前混合物は、ゲル化して該表面上にヒドロゲルを形成する、ステップと
を含む、方法。
【請求項151】
前記塗布器本体は、管状である、請求項148〜150のうちのいずれか1項に記載の方法。
【請求項152】
前記塗布器本体は、プラスチックアンプルである、請求項148〜150のうちのいずれか1項に記載の方法。
【請求項153】
前記塗布器本体はさらに、前記液体部分用の格納容器内に液体を備える、請求項148〜150のうちのいずれか1項に記載の方法。
【請求項154】
前記液体は、ポリアルキレンイミンを含む、請求項153に記載の方法。
【請求項155】
前記液体は、PEIを含む、請求項153に記載の方法。
【請求項156】
前記塗布器本体は、圧縮性材料から作られ、該圧縮性材料は、手動加圧を可能にする、請求項148〜150のうちのいずれか1項に記載の方法。
【請求項157】
前記圧縮性材料は、プラスチックを含む、請求項156に記載の方法。
【請求項158】
前記圧縮性材料は、金属を含む、請求項156に記載の方法。
【請求項159】
前記圧縮性材料は、紙を含む、請求項156に記載の方法。
【請求項160】
前記圧縮性材料は、ラミネートである、請求項156に記載の方法。
【請求項161】
前記圧縮性材料は、グラミネートである、請求項156に記載の方法。
【請求項162】
前記塗布器本体はさらに、該塗布器本体の内部にバネ機構を備え、該バネ機構は、該塗布器本体の跳ね返りを生じさせる、請求項148〜150のうちのいずれか1項に記載の方法。
【請求項163】
前記先端は、ノズル先端である、請求項148〜150のうちのいずれか1項に記載の方法。
【請求項164】
前記先端はさらに、該先端の遠位端に取り付けられる、ブラシ、スポンジ、発泡体スワブ、多孔性プラスチック成分、嘴状先端、織物ミット、またはスプレー先端を備える、請求項148〜150のうちのいずれか1項に記載の方法。
【請求項165】
前記先端は、貫流ブラシである、請求項148〜150のうちのいずれか1項に記載の方法。
【請求項166】
前記先端のみが、固体部分用の格納容器を備える、請求項148〜150のうちのいずれか1項に記載の方法。
【請求項167】
前記固体部分用の格納容器は、前記先端の近位端にある、請求項166に記載の方法。
【請求項168】
前記先端はさらに、前記固体部分用の格納容器内に固体を備える、請求項166に記載の方法。
【請求項169】
前記固体は、活性化PEGを含む、請求項166に記載の方法。
【請求項170】
前記固体は、PEG−SPAまたはPEG−SGを含む、請求項166に記載の方法。
【請求項171】
前記固体は、PEG−SGを含む、請求項166に記載の方法。
【請求項172】
前記キャップは、前記液体部分と前記固体部分との混合物を受容するように構成される、請求項148〜150のうちのいずれか1項に記載の方法。
【請求項173】
前記キャップのみが、固体部分用の格納容器を備える、請求項148〜150のうちのいずれか1項に記載の方法。
【請求項174】
前記固体部分用の格納容器は、前記キャップの近位端にある、請求項173に記載の方法。
【請求項175】
前記キャップはさらに、前記固体部分用の格納容器内に固体を備える、請求項173に記載の方法。
【請求項176】
前記固体は、活性化PEGを含む、請求項173に記載の方法。
【請求項177】
前記固体は、PEG−SPAまたはPEG−SGを含む、請求項173に記載の方法。
【請求項178】
前記固体は、PEG−SGを含む、請求項173記載の方法。
【請求項179】
前記キャップは、前記液体部分を受容するように構成される、請求項148〜150のうちのいずれか1項に記載の方法。
【請求項180】
前記固体は、前記固体部分用の格納容器の内壁に吸着される、請求項148〜150のうちのいずれか1項に記載の方法。
【請求項181】
前記固体部分用の格納容器の前記内壁に吸着される前記固体は、活性化PEGを含む、請求項180に記載の方法。
【請求項182】
前記固体部分用の格納容器の前記内壁に吸着される前記固体は、PEG−SPAまたはPEG−SGを含む、請求項180に記載の方法。
【請求項183】
前記固体部分用の格納容器の前記内壁に吸着される前記固体は、PEG−SPAを含む、請求項180に記載の方法。
【請求項184】
前記固体部分用の格納容器は、固体が吸着されている一片の多孔性プラスチックを備える、請求項148〜150のうちのいずれか1項に記載の方法。
【請求項185】
前記一片の多孔性プラスチックに吸着される前記固体は、活性化PEGを含む、請求項184に記載の方法。
【請求項186】
前記一片の多孔性プラスチックに吸着される前記固体は、PEG−SPAまたはPEG−SGを含む、請求項184記載の方法。
【請求項187】
前記一片の多孔性プラスチックに吸着される前記固体は、PEG−SPAを含む、請求項184に記載の方法。
【請求項188】
前記一片の多孔性プラスチックは、一片のポリエチレン(PE)、ポリプロピレン(PP)、高密度ポリエチレン(HDPE)、超高分子量ポリエチレン(UHMWPE)、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)、ナイロン、フッ化ポリビニリデン(PVDF)、ポリエーテルスルホン(PES)、エチル酢酸ビニル(EVA)、またはそれらの共重合体である、請求項184に記載の方法。
【請求項189】
前記一片の多孔性プラスチックは、一片のポリエステルの詰め物または他の繊維フィルタ媒体材料を備える、請求項184記載の方法。
【請求項190】
前記脆弱性シールは、プラスチックを含む、請求項148記載の方法。
【請求項191】
前記脆弱性シールは、金属を含む、請求項148記載の方法。
【請求項192】
前記脆弱性シールの外面は、蝋またはプラスチックで被覆される、請求項148記載の方法。
【請求項193】
前記脆弱性シールは、前記塗布器本体の遠位端にある、請求項148記載の方法。
【請求項194】
前記塗布器本体の前記遠位端上に前記先端を配置するステップをさらに含み、該先端は、該塗布器本体の該遠位端が該先端の前記近位端に接続されるときに、前記脆弱性シールを破るように設計される、請求項148に記載の方法。
【請求項195】
表面にヒドロゲルを塗布するための塗布器を使用する方法であって、
該塗布器は、先端と、塗布器本体とを備え、該先端は、開放遠位端と、開放近位端とを備え、該塗布器本体は、第1の液体部分と第2の液体部分との混合物を含む近位区画と、固体部分を含む遠位区画と、閉鎖近位端と、開放遠位端とを備え、該近位区画および該遠位区画は、第1の脆弱性シールによって分離され、
該第1の脆弱性シールを破り、該固体を該第1の液体部分と該第2の液体部分との該混合物と接触させることにより、液体ヒドロゲル前混合物を形成するステップと、
表面に該液体ヒドロゲル前混合物を塗布するステップであって、該ヒドロゲル前混合物は、ゲル化して該表面上にヒドロゲルを形成する、ステップと
を含む、方法。
【請求項196】
表面にヒドロゲルを塗布するための塗布器を使用する方法であって、
該塗布器は、先端と、塗布器本体とを備え、該先端は、開放遠位端と、開放近位端とを備え、該塗布器本体は、第1の液体部分と第2の液体部分との混合物を含む近位区画と、圧搾可能アンプル内に固体部分を含む遠位区画と、閉鎖近位端と、開放遠位端とを備え、該近位区画および該遠位区画は、第1の脆弱性シールによって分離され、
該第1の脆弱性シールを破るステップと、
該圧搾可能アンプルを破り、該固体を該第1の液体部分と該第2の液体部分との該混合物と接触させることにより、液体ヒドロゲル前混合物を形成するステップと、
表面に該液体ヒドロゲル前混合物を塗布するステップであって、該ヒドロゲル前混合物は、ゲル化して該表面上にヒドロゲルを形成する、ステップと
を含む、方法。
【請求項197】
表面にヒドロゲルを塗布するための塗布器を使用する方法であって、
該塗布器は、先端と、塗布器本体とを備え、該先端は、開放遠位端と、開放近位端とを備え、該塗布器本体は、第1の液体部分を含む近位区画と、第2の液体部分を含む中央区画と、圧搾可能アンプル内に固体部分を備える遠位区画と、閉鎖近位端と、開放遠位端とを備え、該近位区画および該中央区画は、第1の脆弱性シールによって分離され、該中央区画および該遠位区画は、第2の脆弱性シールによって分離され、
該第1の脆弱性シールを破り、該第1の液体と該第2の液体とを混合させるステップと、
該第2の脆弱性シールを破るステップと、
該圧搾可能アンプルを破り、該固体を該第1の液体部分と該第2の液体部分との混合物と接触させることにより、液体ヒドロゲル前混合物を形成するステップと、
表面に該液体ヒドロゲル前混合物を塗布するステップであって、該ヒドロゲル前混合物は、ゲル化して該表面上にヒドロゲルを形成する、ステップと
を含む、方法。
【請求項198】
前記第1の脆弱性シールを破ることは、該第1の脆弱性シールが存在する地点において前記塗布器本体を圧迫することを含む、請求項195〜197のうちのいずれか1項に記載の方法。
【請求項199】
前記第1の脆弱性シールを破ることは、該第1の脆弱性シールが存在する地点において前記塗布器本体を加熱することを含む、請求項195〜197のうちのいずれか1項に記載の方法。
【請求項200】
前記第2の脆弱性シールを破ることは、該第2の脆弱性シールが存在する地点において前記塗布器本体を圧迫することを含む、請求項195〜197のうちのいずれか1項に記載の方法。
【請求項201】
前記第2の脆弱性シールを破ることは、該第2の脆弱性シールが存在する地点において前記塗布器本体を加熱することを含む、請求項195〜197のうちのいずれか1項に記載の方法。
【請求項202】
前記圧搾可能アンプルを破ることは、該圧搾可能アンプルが存在する前記塗布器本体を圧迫することを含む、請求項195〜197のうちのいずれか1項に記載の方法。
【請求項203】
前記先端の前記開放近位端は、前記塗布器本体の前記開放遠位端に接続するように構成される、請求項195〜197のうちのいずれか1項に記載の方法。
【請求項204】
前記先端の前記開放近位端は、前記塗布器本体の前記開放遠位端に接続される、請求項195〜197のうちのいずれか1項に記載の方法。
【請求項205】
前記先端に配置されるスクリーンまたはフィルタをさらに備える、請求項195〜197のうちのいずれか1項に記載の方法。
【請求項206】
前記塗布器本体の前記開放遠位端と前記先端の前記開放近位端との間に配置されるスクリーンまたはフィルタをさらに備える、請求項195〜197のうちのいずれか1項に記載の方法。
【請求項207】
前記第1の液体部分は、ポリアルキレンイミン、エポキシ樹脂成分、またはポリウレタンプレポリマーを含む、請求項195〜197のうちのいずれか1項に記載の方法。
【請求項208】
前記第1の液体部分は、ポリアルキレンイミンを含む、請求項195〜197のうちのいずれか1項に記載の方法。
【請求項209】
前記第1の液体部分は、PEIを含む、請求項195〜197のうちのいずれか1項に記載の方法。
【請求項210】
前記第2の液体部分は、緩衝剤または硬化剤を含む、請求項195〜197のうちのいずれか1項に記載の方法。
【請求項211】
前記第2の液体部分は、緩衝剤を含む、請求項195〜197のうちのいずれか1項に記載の方法。
【請求項212】
前記固体は、活性化PEGを含む、請求項195〜197のうちのいずれか1項に記載の方法。
【請求項213】
前記固体は、PEG−SPAまたはPEG−SGを含む、請求項195〜197のうちのいずれか1項に記載の方法。
【請求項214】
前記固体は、PEG−SGを含む、請求項195〜197のうちのいずれか1項に記載の方法。
【請求項215】
前記塗布器本体は、管状である、請求項195〜197のうちのいずれか1項に記載の方法。
【請求項216】
前記塗布器本体は、圧縮性材料から作られ、該圧縮性材料は、手動加圧を可能にする、請求項195〜197のうちのいずれか1項に記載の方法。
【請求項217】
前記圧縮性材料は、プラスチックを含む、請求項216のうちのいずれか1項に記載の方法。
【請求項218】
前記圧縮性材料は、金属を含む、請求項216のうちのいずれか1項に記載の方法。
【請求項219】
前記圧縮性材料は、ラミネートである、請求項216のうちのいずれか1項に記載の方法。
【請求項220】
前記圧縮性材料は、グラミネートである、請求項216のうちのいずれか1項に記載の方法。
【請求項221】
前記先端はさらに、該先端の遠位端に取り付けられる、カニューレ、接種ループ、ブラシ、スポンジ、発泡体スワブ、多孔性プラスチック成分、嘴状先端、織物ミット、またはスプレー先端を備える、請求項195〜197のうちのいずれか1項に記載の方法。
【請求項222】
前記先端は、カニューレを備える、請求項195〜197のうちのいずれか1項に記載の方法。
【請求項223】
前記先端は、接種ループを備える、請求項195〜197のうちのいずれか1項に記載の方法。
【請求項224】
前記第1の脆弱性シールは、蝋を含む、請求項195〜197のうちのいずれか1項に記載の方法。
【請求項225】
前記第2の脆弱性シールは、蝋を含む、請求項195〜197のうちのいずれか1項に記載の方法。
【請求項226】
前記第1の脆弱性シールは、蝋を含み、前記第2の脆弱性シールは、蝋を含む、請求項195〜197のうちのいずれか1項に記載の方法。
【請求項227】
前記第1の脆弱性シールは、蝋と、金属粒子とを含む、請求項195〜197のうちのいずれか1項に記載の方法。
【請求項228】
前記第1の脆弱性シールは、蝋と、鉄金属粒子とを含む、請求項195〜197のうちのいずれか1項に記載の方法。
【請求項229】
前記第2の脆弱性シールは、蝋と、金属粒子とを含む、請求項195〜197のうちのいずれか1項に記載の方法。
【請求項230】
前記第2の脆弱性シールは、蝋と、鉄金属粒子とを含む、請求項195〜197のうちのいずれか1項に記載の方法。
【請求項231】
前記第1の脆弱性シールは、本質的に蝋から成る、請求項195〜197のうちのいずれか1項に記載の方法。
【請求項232】
前記第2の脆弱性シールは、本質的に蝋から成る、請求項195〜197のうちのいずれか1項に記載の方法。
【請求項233】
前記第1の脆弱性シールは、本質的に蝋から成り、前記第2の脆弱性シールは、本質的に蝋から成る、請求項195〜197のうちのいずれか1項に記載の方法。
【請求項234】
前記第1の脆弱性シールは、本質的に蝋および金属粒子から成る、請求項195〜197のうちのいずれか1項に記載の方法。
【請求項235】
前記第1の脆弱性シールは、本質的に蝋および鉄金属粒子から成る、請求項195〜197のうちのいずれか1項に記載の方法。
【請求項236】
前記第2の脆弱性シールは、本質的に蝋および金属粒子から成る、請求項195〜197のうちのいずれか1項に記載の方法。
【請求項237】
前記第2の脆弱性シールは、本質的に蝋および鉄金属粒子から成る、請求項195〜197のうちのいずれか1項に記載の方法。
【請求項238】
前記蝋は、蜜蝋、カルナウバ(植物蝋)、またはパラフィン(鉱物蝋)である、請求項224〜237のうちのいずれか1項に記載の方法。
【請求項239】
両方の脆弱性シールは、プラスチックを含む、請求項195〜197のうちのいずれか1項に記載の方法。
【請求項240】
両方の脆弱性シールは、金属を含む、請求項195〜197のうちのいずれか1項に記載の方法。
【請求項241】
表面に組成物を塗布するために塗布器を使用する方法であって、
該塗布器は、ハンドルと、ブラシと、固体とを備え、該ブラシは、該ハンドルの一方の端に接続され、該固体は、ブラシに吸着され、
該表面に該組成物を塗布するために該塗布器を使用するステップを含む、方法。
【請求項242】
前記固体は、活性化PEGを含む、請求項241に記載の方法。
【請求項243】
前記固体は、PEG−SPAまたはPEG−SGを含む、請求項241に記載の方法。
【請求項244】
前記固体は、PEG−SGを含む、請求項241に記載の方法。
【請求項245】
活性化PEGが吸着されている固体を液体と接触させるステップを含む、活性化PEGを再構成する方法。
【請求項246】
前記固体は、一片の多孔性プラスチックである、請求項245に記載の方法。
【請求項247】
前記多孔性プラスチックは、ポリエチレン(PE)、ポリプロピレン(PP)、高密度ポリエチレン(HDPE)、超高分子量ポリエチレン(UHMWPE)、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)、ナイロン、フッ化ポリビニリデン(PVDF)、ポリエーテルスルホン(PES)、エチル酢酸ビニル(EVA)、またはそれらの共重合体である、請求項245に記載の方法。
【請求項248】
前記一片の多孔性プラスチックは、一片のポリエステルの詰め物または他の繊維フィルタ媒体材料である、請求項245に記載の方法。
【請求項249】
表面にヒドロゲルを塗布するために塗布器を使用する方法であって、
該塗布器は、塗布器本体と、先端と、ブラダとを備え、該塗布器本体は、液体部分用の格納容器と、閉鎖近位端と、開放遠位端と、該開放遠位端から該液体部分用の格納容器を分離する脆弱性シールまたは可撤性分離器とを備え、該先端は、該ブラダの開放遠位端に接続される開放近位端と、開放遠位端とを備え、該ブラダは、該先端に接続する開放遠位端と、該塗布器本体に接続する開放近位端とを備え、
該第1の脆弱性シールを破り、該固体を該液体部分と接触させることにより、液体ヒドロゲル前混合物を形成するステップと、
表面に該液体ヒドロゲル前混合物を塗布するステップであって、該ヒドロゲル前混合物は、ゲル化して該表面上にヒドロゲルを形成する、ステップと
を含む、方法。
【請求項250】
前記塗布器本体は、管状である、請求項249に記載の方法。
【請求項251】
前記塗布器本体は、プラスチックアンプルである、請求項249に記載の方法。
【請求項252】
前記塗布器本体はさらに、前記液体部分用の格納容器内に液体を備える、請求項249に記載の方法。
【請求項253】
前記液体は、ポリアルキレンイミンを含む、請求項252に記載の方法。
【請求項254】
前記液体は、PEIを含む、請求項252に記載の方法。
【請求項255】
前記塗布器本体は、圧縮性材料から作られ、該圧縮性材料は、手動加圧を可能にする、請求項249に記載の方法。
【請求項256】
前記圧縮性材料は、プラスチックを含む、請求項255に記載の方法。
【請求項257】
前記圧縮性材料は、金属を含む、請求項255に記載の方法。
【請求項258】
前記圧縮性材料は、紙を含む、請求項255に記載の方法。
【請求項259】
前記圧縮性材料は、ラミネートである、請求項255に記載の方法。
【請求項260】
前記圧縮性材料は、グラミネートである、請求項255に記載の方法。
【請求項261】
前記塗布器本体はさらに、該塗布器本体の内部にバネ機構を備え、該バネ機構は、該塗布器本体の跳ね返りを生じさせる、請求項249に記載の方法。
【請求項262】
前記先端は、ノズル先端である、請求項249に記載の方法。
【請求項263】
前記先端はさらに、該先端の遠位端に取り付けられる、ブラシ、スポンジ、発泡体スワブ、多孔性プラスチック成分、嘴状先端、織物ミット、またはスプレー先端を備える、請求項249に記載の方法。
【請求項264】
前記先端は、貫流ブラシである、請求項249に記載の方法。
【請求項265】
前記ブラダは、固体部分用の格納容器を備える、請求項249に記載の方法。
【請求項266】
前記固体部分用の格納容器は、前記ブラダの内面を備える、請求項265に記載の方法。
【請求項267】
前記ブラダはさらに、前記固体部分用の格納容器内に固体を備える、請求項265または266に記載の方法。
【請求項268】
前記固体は、活性化PEGを含む、請求項267に記載の方法。
【請求項269】
前記固体は、PEG−SPAまたはPEG−SGを含む、請求項267に記載の方法。
【請求項270】
前記固体は、PEG−SGを含む、請求項267に記載の方法。
【請求項271】
前記ブラダの内壁に吸着される固体をさらに含む、請求項249に記載の方法。
【請求項272】
前記ブラダの前記内壁に吸着される前記固体は、活性化PEGを含む、請求項271に記載の方法。
【請求項273】
前記ブラダの前記内壁に吸着される前記固体は、PEG−SPAまたはPEG−SGを含む、請求項271に記載の方法。
【請求項274】
前記ブラダの前記内壁に吸着される前記固体は、PEG−SPAを含む、請求項271に記載の方法。
【請求項275】
前記固体部分用の格納容器は、固体が吸着されている一片の多孔性プラスチックを備える、請求項265または266に記載の方法。
【請求項276】
前記一片の多孔性プラスチックに吸着される前記固体は、活性化PEGを含む、請求項275に記載の方法。
【請求項277】
前記一片の多孔性プラスチックに吸着される前記固体は、PEG−SPAまたはPEG−SGを含む、請求項275に記載の方法。
【請求項278】
前記一片の多孔性プラスチックに吸着される前記固体は、PEG−SPAを含む、請求項275に記載の方法。
【請求項279】
前記一片の多孔性プラスチックは、一片のポリエチレン(PE)、ポリプロピレン(PP)、高密度ポリエチレン(HDPE)、超高分子量ポリエチレン(UHMWPE)、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)、ナイロン、フッ化ポリビニリデン(PVDF)、ポリエーテルスルホン(PES)、エチル酢酸ビニル(EVA)、またはそれらの共重合体である、請求項275に記載の方法。
【請求項280】
前記一片の多孔性プラスチックは、一片のポリエステルの詰め物または他の繊維フィルタ媒体材料である、請求項275に記載の方法。
【請求項281】
前記塗布器本体は、脆弱性シールを備える、請求項249に記載の方法。
【請求項282】
前記脆弱性シールは、プラスチックを含む、請求項281に記載の方法。
【請求項283】
前記脆弱性シールは、金属を含む、請求項281に記載の方法。
【請求項284】
前記脆弱性シールは、蝋を含む、請求項281に記載の方法。
【請求項285】
前記蝋は、蜜蝋、カルナウバ(植物蝋)、またはパラフィン(鉱物蝋)である、請求項284に記載の方法。
【請求項286】
前記塗布器本体は、可撤性分離器を備える、請求項249に記載の方法。
【請求項287】
前記塗布器は、前記先端の前記近位端に係合するキャップをさらに備え、固体容器をさらに備える、請求項249に記載の方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【公表番号】特表2010−516410(P2010−516410A)
【公表日】平成22年5月20日(2010.5.20)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−547438(P2009−547438)
【出願日】平成20年1月25日(2008.1.25)
【国際出願番号】PCT/US2008/052025
【国際公開番号】WO2008/092068
【国際公開日】平成20年7月31日(2008.7.31)
【出願人】(509201148)ハイパーブランチ メディカル テクノロジー, インコーポレイテッド (7)
【Fターム(参考)】