説明

規制領域判別方法、規制領域判別装置

【課題】 例えば排出ガス等の規制領域を判別するのに好適な規制領域判別方法、及び規制領域判別装置を提供する。
【解決手段】 GPS衛星からの電波を受信した電波から現在位置を制御部18により現在位置を算出し、排出ガス規制領域に関する排出ガス規制データを格納した排出ガス規制データ格納部15と、前記制御手段18により算出した現在位置と、排出ガス規制領域に関する排出ガス規制データとに基づいて、現在位置と排出ガス規制領域との位置関係を算出する位置関係導出部16と、位置関係導出部16の算出結果を出力する出力部17と、を備えるようにした。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、例えば排出ガス等の規制領域を判別するのに好適な規制領域判別方法、及び規制領域判別装置に関するものである。
【背景技術】
【0002】
大気汚染が問題視されて久しいが、従来は工場や発電所等の建造物にスポットライトが当てられてきた。しかしながら、今後はユビキタスネットワーク社会の到来が予見されており、通信環境の整備と共に移動に関する排出ガス等の問題が益々顕在化してくることが予想される。
従来、環境を考慮したナビゲーション装置としては例えば特許文献1、2がある。
特許文献1は、位置情報を示す電波の受信又はセンサーにより車両位置を測定し、地図情報を基にルート案内を表示/音声ガイドにより行うナビゲーション装置において、ルート検索の際に所定の検索条件に適合したルートを優先して検索するための優先モードを、検索ルートの距離に応じて、頻度で表した検索データを記憶手段に蓄積し、目的地までのルート自動検索命令の入力時に、前記蓄積された検索データの中から最も頻度の多い優先モードに従ってルートを検索する演算処理手段を具備することを特徴としている。
また特許文献2は、情報識別信号を含み運転環境情報を有する放送を受信するチューナーと、前記チューナーにより受信された前記運転環境情報を記憶し、且つ、この記憶した前記運転環境情報及び車両位置情報に基づいて運転支援情報を出力するナビゲーション手段と、前記チューナー及び前記ナビゲーション手段に制御指令を発する制御手段とを有する車載ナビゲーションシステムにおける制御方式であって、前記制御手段は、前記ナビゲーション手段が非活性状態にあるとき前記チューナーが前記情報識別信号を受信した場合に前記ナビゲーション手段を活性化せしめる起動制御指令を発することを特徴としている。
【特許文献1】特開平11−281382号公報
【特許文献2】特公平06−036126号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
しかしながら、特許文献1のナビゲーション装置は、ユーザーの好みに合わせたルート検索を行うことができるものの、ユーザー全員が排出ガスについて好んでいると考えるのは合理性に欠けるものであった。
また特許文献2の車載ナビゲーションシステムにおいては、ナビゲーション装置から搭乗者に迅速にして最新かつ正確な道路交通情報やその他の情報を提供することが出来るものの、ナビゲーションインフラストラクチャーが完備された地域でしか機能が発揮できないという欠点があった。
そこで、本発明は上記したような点を鑑みてなされたものであり、例えば排出ガス等の規制領域を判別するのに好適な規制領域判別方法、及び規制領域判別装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0004】
上記目的を達成するため、請求項1に記載の発明は、グローバルポジショニングシステム衛星からの電波を受信する受信手段と、該受信手段により受信した電波から現在位置を算出する現在位置算出手段と、規制領域に関する規制データを格納した規制データ格納手段と、前記現在位置算出手段により算出した現在位置と、前記規制領域に関する規制データとに基づいて、現在位置と規制領域との位置関係を算出する位置関係算出手段と、前記位置関係算出手段の算出結果を出力する出力手段と、を備えたことを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、前記出力手段は、表示装置であることを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、前記出力手段は、警報音を発する警報音発生装置であることを特徴とする。
請求項4に記載の発明は、前記規制領域に関するスケジュール情報が登録されたスケジュール手段を備えていることを特徴とする。
請求項5に記載の発明は、マップデータを格納したマップデータ格納手段と、前記マップデータと前記規制データとに基づいてルート探索を行うルート探索手段と、を備えたことを特徴とする。
請求項6に記載の発明は、前記規制領域は排ガス規制領域であることを特徴とする。
請求項7に記載の発明は、グローバルポジショニングシステム衛星からの電波を受信する受信ステップと、受信した電波から現在位置を算出する現在位置算出ステップと、前記現在位置算出手段により算出した現在位置と、規制領域に関する規制データとに基づいて、現在位置と規制領域との位置関係を算出する位置関係算出ステップと、算出した算出結果を出力する出力ステップと、を備えたことを特徴とする。
請求項8に記載の発明は、前記規制領域に関するスケジュール情報から新たに規制領域が発生する場合には規制領域を追加する追加ステップを備えたことを特徴とする。
請求項9に記載の発明は、マップデータと前記規制データとに基づいてルート探索を行うルート探索ステップを備えたことを特徴とする。
請求項10に記載の発明は、前記規制領域は排ガス規制領域であることを特徴とする。
【発明の効果】
【0005】
本発明によれば、GPS衛星から受信した電波に基づいて現在位置を算出し、算出した現在位置と規制領域に関する規制データとに基づいて、現在位置と規制領域との位置関係を算出するようにしているので、現在位置が規制領域であるかどうか容易に把握することができるようになる。
また本発明によれば、現在位置と規制領域との関係より求めた関係情報を表示装置により表示するようにしているので、現在位置が規制領域であるかどうか容易に把握することができるようになる。
また本発明によれば、現在位置と排出ガス規制領域の関係を求めた関係情報により警報音発生部から警報音を出力するようにしているので、利用者は現在位置が規制領域であるかどうか容易に把握することができるようになる。
また本発明によれば、予め規制領域の設定日が予め分かっている場合はスケジュール手段に登録しておき、その設定部が過ぎた場合にはその規制領域を含めて、現在位置と規制領域との関係を求めるようにしているので、現在位置が規制領域であるかどうか容易に把握することができるようになる。
また本発明によれば、ルート検索手段により規制領域を避けたルートを探索するといったことが可能になる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0006】
以下、本発明の好適な実施の形態を添付図面に基づいて詳細に説明する。
[第1の実施形態]
先ず、本発明の第1の実施形態に係る排出ガス規制領域判別装置について説明する。
図1は、本発明の第1の実施形態に係る排出ガス規制領域判別装置の構成を示した図である。
この図に示す排出ガス規制領域判別装置1は、受信手段としてグローバルポジショニングシステム衛星(以下GPS衛星)50の電波を補足する受信アンテナ部11と、受信アンテナ部11が補足した電波を受信する受信部12とを備える。
また当該排出ガス規制領域判別装置1の各部に電力を供給する電源部13と、規制領域に関する規制データを格納した規制データ格納手段として排出ガス規制データを格納する排出ガス規制データ格納部15と、現在位置と排出ガス規制領域の関係を算出する位置関係算出手段として位置関係導出部16と、この位置関係導出部16により導出された現在位置と排出ガス規制領域の関係を出力する出力部(出力手段)17と、当該排出ガス規制領域判別装置1全体の制御を行う制御部18を備えている。また制御部18は受信部12より受信した電波から現在位置を算出する現在位置算出手段としても機能する。
この場合、入力部14は利用者等が入力操作を行う操作パネルにより構成され、出力部17は表示装置(表示手段)や警報音発生装置(警報音発生手段)により構成される。
排出ガス規制データ格納部15はハードディスクドライブ装置、或いはDVD等のディスクドライブ装置により構成される。また位置関係導出部16、制御部18はCPUなどにより構成される。
【0007】
図2は、第1の実施形態に係る排出ガス規制領域判別装置の処理動作を示したフローチャートである。
この場合、制御部18は、入力部14により装置本体の電源が投入されると、電源部13により電力の供給を受けて処理動作を開始する。
先ず、ステップS11において、受信部12の制御を行い、GPS衛星50より送られてくるGPS衛星電波を、受信アンテナ部11を介して受信し、続くステップS12において現在位置、例えば緯度と経度を算出する。そして続くステップS15において、位置関係導出部16を制御して現在位置と排出ガス規制領域の関係を演算処理により求める。以降、このような処理を繰り返し行うことで、当該排出ガス規制領域判別装置1が移動中であっても現在位置と排出ガス規制領域の関係を求めることができる。
従って、第1の実施形態の排出ガス規制領域判別装置1によれば、現在位置と排出ガス規制領域との関係を求めるようにしているので、現在位置が排出ガス規制領域であるかどうか容易に把握することができるようになる。
【0008】
[第2の実施形態]
次に、本発明の第2の実施形態に係る排出ガス規制領域判別装置について説明する。
図3は第2の実施形態に係る排出ガス規制領域判別装置の構成を示した図である。なお、図1と同一部位には同一符号を付して説明は省略する。
この図3に示す排出ガス規制領域判別装置2においては、位置関係導出部16により導出された現在位置と排出ガス規制領域の関係を出力する出力部17として表示装置17aを設け、位置関係導出部16により導出した現在位置と排出ガス規制領域の関係情報に基づいて、表示部17aに警報表示を行うことができるように構成したものである。
図4は第2の実施形態に係る排出ガス規制領域判別装置の処理動作を示したフローチャートである。
この場合、制御部18は入力部14により電源が投入されると、電源部13により電力の供給を受けて処理動作を開始する。
先ず、ステップS11において、受信部12の制御を行い、GPS衛星50より送られてくるGPS衛星電波を、受信アンテナ部11を介して受信し、続くステップS12において現在位置を算出する。そして続くステップS13において、位置関係導出部16を制御して現在位置と排出ガス規制領域の関係を演算処理により求める。そして、ステップS14において現在位置と排出ガス規制領域の関係を表示装置17aに表示するようにしている。以降、このような処理を繰り返し行うことで、当該排出ガス規制領域判別装置1が移動中であっても現在位置と排出ガス規制領域の関係を表示装置17aに表示することができる。
従って、第2の実施形態の排出ガス規制領域判別装置2によれば、現在位置と排出ガス規制領域との関係を求め、例えば現在位置が排出ガス規制領域内であれば、表示装置17aに警告表示を行うようにしているので、利用者は現在位置が排出ガス規制領域であるかどうか容易に把握することができるようになる。
【0009】
[第3の実施形態]
次に本発明の第3の実施形態に係る排出ガス規制領域判別装置について説明する。
図5は第3の実施形態に係る排出ガス規制領域判別装置の構成を示した図である。なお、図1と同一部位には同一符号を付して説明は省略する。
この図5に示す排出ガス規制領域判別装置3においては、位置関係導出部16により導出された現在位置と排出ガス規制領域の関係を出力するための出力部17に現在位置と排出ガス規制領域の関係に基づいて警報音を発生する警報音発生部17bを設け、位置関係導出部16により導出した現在位置と排出ガス規制領域の関係情報に基づいて、警報音発生部17bから警報音を発生可能に構成したものである。
【0010】
図6は第3の実施形態に係る排出ガス規制領域判別装置の処理動作を示したフローチャートである。
この場合、制御部18は入力部14により電源が投入されると、電源部13により電力の供給を受けて処理動作を開始する。
先ず、ステップS11において、受信部12の制御を行い、GPS衛星50より送られてくるGPS衛星電波を、受信アンテナ部11を介して受信し、続くステップS12において現在位置を算出する。そして続くステップS13において、位置関係導出部16を制御して現在位置と排出ガス規制領域の関係を演算処理により求める。そして、ステップS14において、現在位置と排出ガス規制領域の関係情報に基づいて警報音発生部17bから警報音を出力するようにしている。即ち、現在位置と排出ガス規制領域の関係情報から現在位置が排出ガス規制領域である場合に警報音発生部17bから警報音を発生するようにしている。以降、このような処理を繰り返し行うことで、当該排出ガス規制領域判別装置1が移動中であっても現在位置と排出ガス規制領域の関係を求めることができる。
従って、第3の実施形態の排出ガス規制領域判別装置3によれば、現在位置と排出ガス規制領域の関係を求め、例えば現在位置が排出ガス規制領域内であれば、警報音発生部17bから警報音を出力するようにしているので、利用者は現在位置が排出ガス規制領域であるかどうか容易に把握することができるようになる。
【0011】
[第4の実施形態]
次に、本発明の第4の実施形態に係る排出ガス規制領域判別装置について説明する。
図7は第4の実施形態に係る排出ガス規制領域判別装置の構成を示した図である。なお、図1と同一部位には同一符号を付して説明は省略する。
この図7に示す排出ガス規制領域判別装置4においては、上記図1に示した排出ガス規制領域判別装置1にスケジュール手段としてスケジューリング部19を設けるようにしたものである。スケジューリング部19には、新たな排出ガス規制領域に関する予定等が登録されており、現在日時と予定日時から新たな排出ガス規制領域に関する情報を提供するようにしている。
図8は上記図7に示した排出ガス規制領域判別装置の制御処理を示したフローチャートである。
この場合、制御部18は入力部14により電源が投入されると、電源部13により電力の供給を受けて処理動作を開始する。
この場合、先ずステップS10において、スケジューリング部19において管理されている現在日時と、排出ガス規制領域に関する予定から新たに排出ガス規制領域が設定されたかどうかの確認を行い、設定された場合はその旨を制御部18に通知する。
次に、制御部18は、ステップS11において、受信部12の制御を行い、GPS衛星50より送られてくるGPS衛星電波を、受信アンテナ部11を介して受信し、続くステップS12において、現在位置を算出する。そして続くステップS13において、位置関係導出部16を制御して現在位置と排出ガス規制領域の関係を演算処理により求める。ここで、先にスケジューリング部19において新たな排ガス規制領域が設定されている場合は、その規制領域を含めて現在位置と排出ガス規制領域の関係を求めるようにする。
以降、このような処理を繰り返し行うことで、当該排出ガス規制領域判別装置4が移動中であっても現在位置と排出ガス規制領域の関係を求めることができる。
従って、第4の実施形態の排出ガス規制領域判別装置4によれば、予め排出ガス規制領域の設定日が予め分かっている場合はスケジューリング部19に登録しておき、その設定日が過ぎた場合にはその排出ガス規制領域を含めて、現在位置と排出ガス規制領域との関係を求めるようにしているので、現在位置が排出ガス規制領域であるかどうか容易に把握することができるようになる。
【0012】
[第5の実施形態]
次に、本発明の第5の実施形態に係る排出ガス規制領域判別装置について説明する。
図9は第5の実施形態に係る排出ガス規制領域判別装置の構成を示した図である。なお、図1と同一部位には同一符号を付して説明は省略する。
この図9に示す排出ガス規制領域判別装置5においては、マップデータを格納するマップデータベース格納部(マップデータベース手段)20と、マップデータベース格納部20に格納されたマップデータを展開して閲覧できるようにするマップデータ閲覧部21と、マップデータベース格納部20に格納されたマップデータを利用して、現在位置と排出ガス規制領域の関係を鑑みたルートを検索するルート検索部(ルート検索手段)22を備えている。マップデータベース格納部20は、ハードディスクドライブ装置、或いはDVD等のディスクドライブ装置により構成することができる。またマップデータ閲覧部21はRAMなどにより構成することができる。
【0013】
図10は上記図9に示した排出ガス規制領域判別装置の制御処理を示したフローチャートである。
この場合、制御部18は入力部14により電源が投入されると、電源部13により電力の供給を受けて処理動作を開始する。
先ず、ステップS21において、マップデータ閲覧部21を制御して、マップデータベース格納部15からマップデータを取得・展開にして閲覧可能な状態にする。
続くステップS22において、受信部12の制御を行い、GPS衛星50より送られてくるGPS衛星電波を、受信アンテナ部11を介して受信し、続くステップS23において、現在位置を算出する。そして続くステップS24において、位置関係導出部16を制御して現在位置と排出ガス規制領域の関係を演算処理により求める。そして、そしてステップS25において、現在位置と排出ガス規制領域の関係を鑑みたルート検索を行うようにしている。このような処理を繰り返し行うことで、当該排出ガス規制領域判別装置5が移動中であっても現在位置と排出ガス規制領域の関係を求めることができる。
このような第5の実施形態の排出ガス規制領域判別装置5によれば、ルート検索部22により排ガス規制地域を避けたルートを検索するといったことが可能になる。
具体的には、本実施の形態の排出ガス規制領域判別装置5を大型バスに搭載しておくと、バスが目的地へと移動する際、環境保護の観点から排出ガス規制地域があった場合は、その地域を避けたルートを選択する事が可能になる。
なお、これまで説明した本実施の形態はあくまでも一例であり、本発明は上記のものに限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることはいうまでもない。例えば規制領域は必ずしも排出ガス規制領域である必要はなく、例えば規制領域としてたばこを吸うことが出来ない禁煙領域を設定しておくと、利用者がたばこを吸いたいときに現在位置が禁煙領域かどうか容易に把握することができる。
【図面の簡単な説明】
【0014】
【図1】本発明の第1の実施形態に係る排出ガス規制領域判別装置の構成を示した図。
【図2】図1に示した排出ガス規制領域判別装置の制御処理を示したフローチャート。
【図3】本発明の第2の実施形態に係る排出ガス規制領域判別装置の構成を示した図。
【図4】図3に示した排出ガス規制領域判別装置の制御処理を示したフローチャート。
【図5】本発明の第3の実施形態に係る排出ガス規制領域判別装置の構成を示した図。
【図6】図5に示した排出ガス規制領域判別装置の制御処理を示したフローチャート。
【図7】本発明の第4の実施形態に係る排出ガス規制領域判別装置の構成を示した図。
【図8】図7に示した排出ガス規制領域判別装置の制御処理を示したフローチャート。
【図9】本発明の第5の実施形態に係る排出ガス規制領域判別装置の構成を示した図。
【図10】図9に示した排出ガス規制領域判別装置の制御処理を示したフローチャート。
【符号の説明】
【0015】
1、2、3、4、5 排出ガス規制領域判別装置、11 受信アンテナ部、12 受信部、13 電源部、14 入力部、15 排出ガス規制データ格納部、16 位置関係導出部、17 出力部、17a 表示装置、17b 警報音発生部、18 制御部、19 スケジューリング部、20 マップデータベース格納部、21 マップデータ閲覧部、22 ルート探索部、50 GPS衛星

【特許請求の範囲】
【請求項1】
グローバルポジショニングシステム衛星からの電波を受信する受信手段と、
該受信手段により受信した電波から現在位置を算出する現在位置算出手段と、
規制領域に関する規制データを格納した規制データ格納手段と、
前記現在位置算出手段により算出した現在位置と、前記規制領域に関する規制データとに基づいて、現在位置と規制領域との位置関係を算出する位置関係算出手段と、
前記位置関係算出手段の算出結果を出力する出力手段と、
を備えたことを特徴とする規制領域判別装置。
【請求項2】
前記出力手段は、表示装置であることを特徴とする請求項1記載の規制領域判別装置。
【請求項3】
前記出力手段は、警報音を発する警報音発生装置であることを特徴とする請求項1記載の規制領域判別装置。
【請求項4】
前記規制領域に関するスケジュール情報が登録されたスケジュール手段を備えていることを特徴とする請求項1乃至請求項3の何れか1項に記載の規制領域判別装置。
【請求項5】
マップデータを格納したマップデータ格納手段と、前記マップデータと前記規制データとに基づいてルート探索を行うルート探索手段と、を備えたことを特徴とする請求項1乃至請求項4の何れか1項に記載の規制領域判別装置。
【請求項6】
前記規制領域は排ガス規制領域であることを特徴とする請求項1乃至請求項5の何れか1項に記載の規制領域判別装置。
【請求項7】
グローバルポジショニングシステム衛星からの電波を受信する受信ステップと、
受信した電波から現在位置を算出する現在位置算出ステップと、
前記現在位置算出手段により算出した現在位置と、規制領域に関する規制データとに基づいて、現在位置と規制領域との位置関係を算出する位置関係算出ステップと、
算出した算出結果を出力する出力ステップと、
を備えたことを特徴とする規制領域判別方法。
【請求項8】
前記規制領域に関するスケジュール情報から新たに規制領域が発生する場合には規制領域を追加する追加ステップを備えたことを特徴とする請求項7に記載の規制領域判別方法。
【請求項9】
マップデータと前記規制データとに基づいてルート探索を行うルート探索ステップを備えたことを特徴とする請求項7又は8に記載の規制領域判別方法。
【請求項10】
前記規制領域は排ガス規制領域であることを特徴とする請求項7乃至請求項9の何れか1項に記載の規制領域判別方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【公開番号】特開2006−234640(P2006−234640A)
【公開日】平成18年9月7日(2006.9.7)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−50927(P2005−50927)
【出願日】平成17年2月25日(2005.2.25)
【出願人】(000006747)株式会社リコー (37,907)
【Fターム(参考)】