説明

記録装置

【課題】本発明は、記録データの連続性を保持した状態で容易に記憶装置の着脱が可能な記録装置を提供することを特徴とする。
【解決手段】本発明による記録装置は、レコーダー1に内蔵された少なくとも1つ以上の着脱可能な記憶装置A7と、記憶装置A7へ記録中のデータを、記憶装置A7に代わって一時的に記録可能な記憶装置B8と、レコーダー1が記録動作中も記憶装置A7のレコーダー1からの着脱を可能とする着脱制御を行う着脱制御装置6とを備える。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、データを記録する記憶装置を備える記録装置に関し、特に、記録を継続したままでも記憶装置の着脱が可能な記録装置に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、情報処理装置に内蔵された記憶装置を着脱する際に、情報処理装置の電源を停止することなく記憶装置を着脱する方法が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2006−277508号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
映像、音声、または外部機器から入力された信号を記録・再生することができる記録再生装置(以下、レコーダーとも称する)を監視用途に使用する場合は、常に連続して記録を行う必要がある。従って、監視用のレコーダーに内蔵されている記憶装置を着脱する場合には、記憶装置がデータの書き込み中である可能性を考慮する必要がある。なお、本発明では、少なくとも記録する機能を有する記録装置であれば適用可能であり、以下、記録装置についてレコーダーを一例として説明する。
【0005】
特許文献1では、書き込みを行なっていない記憶装置の着脱方法について提案されている。しかし、特許文献1に記載の着脱方法を監視用のレコーダーに適用すると、記憶装置の着脱時にデータの記録ができないという問題がある。
【0006】
一方、同一のデータを異なる記憶装置の各々に多重に書き込むRAID(Redundant Arrays of Inexpensive Disks)技術があり、当該技術を利用すると、データの書き込み中であっても着脱対象の記憶装置を停止して着脱することが可能となる。しかし、RAID技術を監視用のレコーダーに適用して実現する場合、記憶装置が書き込み中である可能性を考慮する必要があることから、記録および電源の停止や再起動などの一連の作業を手動で行わなければならず、専門知識が必要となる。また、同一のデータを異なる記憶装置の各々に多重に書き込んでいるため大量の記憶装置が必要となり、レコーダーの形状が大きくなってコストの増大や設置場所が制限されてしまう。
【0007】
本発明は、これらの問題を解決するためになされたものであり、記録データの連続性を保持した状態で容易に記憶装置の着脱が可能な記録装置を提供することを特徴とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記の課題を解決するために、本発明による記録装置は、記録装置に内蔵された少なくとも1つ以上の着脱可能な第1の記憶装置と、第1の記憶装置へ記録中のデータを、第1の記憶装置に代わって一時的に記録可能な第2の記憶装置と、記録装置が記録動作中も第1の記憶装置の記録装置からの着脱を可能とする着脱制御を行う着脱制御装置とを備える。
【発明の効果】
【0009】
本発明によると、記録装置に内蔵された少なくとも1つ以上の着脱可能な第1の記憶装置と、第1の記憶装置へ記録中のデータを、第1の記憶装置に代わって一時的に記録可能な第2の記憶装置と、記録装置が記録動作中も第1の記憶装置の記録装置からの着脱を可能とする着脱制御を行う着脱制御装置とを備えるため、記録データの連続性を保持した状態で容易に記憶装置の着脱が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
【図1】本発明の実施形態1によるレコーダーの構成を示すブロック図である。
【図2】本発明の実施形態1による記憶装置の着脱の動作を示すフローチャートである。
【図3】本発明の実施形態2によるレコーダーの構成を示すブロック図である。
【図4】本発明の実施形態3によるレコーダーの構成を示すブロック図である。
【図5】本発明の実施形態4によるレコーダーの構成を示すブロック図である。
【図6】本発明の実施形態5によるレコーダーの構成を示すブロック図である。
【発明を実施するための形態】
【0011】
本発明の実施形態について、図面に基づいて以下に説明する。
【0012】
〈実施形態1〉
図1は、本発明の実施形態1によるレコーダー1(記録装置)の構成を示すブロック図である。図1に示すように、本実施形態1によるレコーダー1は、レコーダー1全体の制御を行うCPU(Central Processing Unit)2と、処理に必要なメモリを有し、映像、音声、外部機器から入力された信号の処理や、当該信号の加工または変換によるデータの作成とそれらの処理を行う信号処理回路3と、レコーダー1と外部との信号の入出力を行うインターフェース回路4と、ユーザー(作業者)からの操作入力やユーザーに対する表示を行うユーザーインターフェース回路5と、レコーダー1が動作中であってもレコーダー1から記憶装置A7(第1の記憶装置)または記憶装置B8(第2の記憶装置)の着脱制御を行う着脱制御装置6と、信号処理回路3にて作成されたデータや、インターフェース回路4から入力された信号を蓄積し、レコーダー1から着脱可能な機構を有する記憶装置A7および記憶装置B8とを備える。
【0013】
なお、記憶装置A7および記憶装置B8はレコーダー1に内蔵されており、同等の機能を有する。また、本実施形態1では、記憶装置B8(第2の記憶装置、内蔵記憶装置)は、記憶装置A7(第1の記憶装置)へ記録中のデータを、記憶装置A7に代わって一時的に記録可能であり、着脱制御装置6は、レコーダー1が動作中も記憶装置A7のレコーダー1からの着脱を可能とする着脱制御を行う。
【0014】
図2は、本実施形態1による記憶装置の着脱の動作を示すフローチャートである。
【0015】
まず、レコーダー1から記憶装置A7を取り外す動作について説明する。図2に示すように、着脱制御装置6には、インターフェース回路4またはユーザーインターフェース回路5から、記憶装置A7の取り外し(解除)の要求が入力される(ステップS201)。着脱制御装置6に記憶装置A7の取り外しの要求が入力されると、CPU2は、記録中の記憶装置の確認(記憶装置A7または記憶装置B8のいずれで記録が行われているのかの確認)を行い(ステップS202)、記憶装置A7が記録中であるか否かを判断する(ステップS203)。ステップS203において、記憶装置A7が記録中である場合は、記録先を記憶装置A7から記憶装置B8に切り替え、記憶装置A7に代わって記憶装置B8が記録を開始する(以下、記憶装置を切り替えて記録することを代替記録とも称する)(ステップS204)。ステップS204にて記憶装置B8が代替記録を開始すると、着脱制御装置6は、記憶装置A7をレコーダー1から取り外し可能な状態にする(ステップS205)。また、ステップS203において、記憶装置A7が記録中でない場合は、記憶装置B8への代替記録を行わず、記憶装置A7をレコーダー1から取り外し可能な状態にする(ステップS205)。ステップS205の後、CPU2は、記憶装置A7が取り外し可能な状態になったことを、インターフェース回路4またはユーザーインターフェース回路5を介してユーザーに通知する(ステップS206)。通知を確認したユーザーは、記憶装置A7の取り外しを行う(ステップS207)。このように、着脱制御装置6は、レコーダー1から記憶装置A7を取り外す際、記憶装置A7が記録中の場合は、当該記録中のデータを記憶装置A7に代わって記憶装置B8で記録するよう記録先を切り替える。
【0016】
次に、レコーダー1に記憶装置A7を取り付ける動作について説明する。図2に示すように、記憶装置A7をレコーダー1に取り付けると(ステップS207)、着脱制御装置6には、インターフェース回路4またはユーザーインターフェース回路5から、記憶装置A7の取り付け(接続)の要求が入力される(ステップS208)。着脱制御装置6に記憶装置A7の取り付けの要求が入力されると、着脱制御装置6は、記憶装置A7をレコーダー1に接続する処理を行う(ステップS209)。ステップS209の後、CPU2は、記憶装置B8にて代替記録が行われているか否かを判断し(ステップS210)、代替記録が行われている場合は、代替記録されたデータを記憶装置A7に書き戻す(ステップS211)。CPU2は、ステップS211にてデータの書き戻しが完了すると、記録先を記憶装置B8から記憶装置A7に切り替え、記憶装置A7への記録が開始される(ステップS212)。そして、CPU2は、記憶装置A7の接続が完了したことを、インターフェース回路4またはユーザーインターフェース回路5を介してユーザーに通知する(ステップS213)。また、ステップS210において、記憶装置B8が代替記録中でない場合は、記憶装置A7の接続処理が完了すると直ちにその旨を通知する(ステップS213)。このように、着脱制御装置6は、レコーダー1に記憶装置A7を取り付ける際、記憶装置A7に代わって記憶装置B8が記録している場合は、当該記録したデータを記憶装置A7に書き戻した後に、記憶装置B8から記憶装置A7に記録先を切り替える。
【0017】
なお、図2において、記憶装置B8をレコーダー1に対して着脱する場合は、図2のフローチャートに記載の記憶装置A7と記憶装置B8とを読み替えて同様の手順で処理を行なえばよい。
【0018】
以上のことから、本実施形態1によるレコーダー1は、記憶装置A7(または記憶装置B8)の着脱時に、記憶装置A7(または記憶装置B8)に記録中のデータを記憶装置B8(または記憶装置A7)に代替記録することによって、記録すべきデータが欠落することなく、記録されたデータの連続性を保持したままで記憶装置を着脱することができる。また、記憶装置を着脱するために必要な一連の動作はレコーダーが制御するため、ユーザーの操作ミスなどによって記録データを消失させることなく確実に着脱作業を行うことができる。また、ユーザーはレコーダーに対して記憶装置の着脱の要求と確認を行うだけなので、着脱に関する専門知識がなくても容易に着脱作業を行うことができる。また、着脱のための専用の記憶装置を必要としないため、コストの増大とレコーダーの大型化を抑制することができる。
【0019】
〈実施形態2〉
図3は、本発明の実施形態2によるレコーダー9の構成を示すブロック図である。図3に示すように、本実施形態2によるレコーダー9は、実施形態1の記憶装置B8(または記憶装置A7)に代えて、レコーダー9内にデータを記録するための内部メモリ10を備えることを特徴としている。その他の構成および動作は、実施形態1と同様であるため、ここでは説明を省略する。
【0020】
実施形態1では、レコーダー1に内蔵された記憶装置B8(または記憶装置A7)を代替記録の記録先としていた(図1参照)。しかし、図3に示すレコーダー9のように、着脱可能な記憶装置を1台しか備えていない場合、実施形態1のような記憶装置を専用の代替記録装置として新たに備えることは、コストの増大とレコーダー9の大型化を招いてしまう。
【0021】
一方、本実施形態2では、代替記録の記録先をレコーダー9に内蔵された内部メモリ10としており、記憶装置A7の着脱時に、記憶装置A7に記録中のデータを内部メモリ10に代替記録している。従って、実施形態1のような代替記録専用の記憶装置を新たに備えることなく、実施形態1と同様の効果を得ることができる。なお、内部メモリ10は、信号処理回路3が有するメモリとして兼用してもよい。
【0022】
以上のことから、本実施形態2によるレコーダー9は、記憶装置A7の着脱時に、記憶装置A7に記録中のデータを内部メモリ10に代替記録することによって、記録すべきデータが欠落することなく、記録されたデータの連続性を保持したままで記憶装置を着脱することができる。また、記憶装置を着脱するために必要な一連の動作はレコーダーが制御するため、ユーザー(作業者)の操作ミスなどによって記録データを消失させることなく確実に着脱作業を行うことができる。また、ユーザーはレコーダーに対して記憶装置の着脱の要求と確認を行うだけなので、着脱に関する専門知識がなくても容易に着脱作業を行うことができる。また、着脱のための専用の記憶装置を必要としないため、コストの増大とレコーダーの大型化を抑制することができる。
【0023】
〈実施形態3〉
図4は、本発明の実施形態3によるレコーダー11の構成を示すブロック図である。図4に示すように、本実施形態3によるレコーダー11は、実施形態1の記憶装置B8(または記憶装置A7)に代えて、レコーダー11の外部に備えられレコーダー11に接続/離脱可能な、データを記録するための外部記憶装置12を備えることを特徴としている。その他の構成および動作は、実施形態1と同様であるため、ここでは説明を省略する。
【0024】
実施形態1では、レコーダー1に内蔵された記憶装置B8(または記憶装置A7)を代替記録の記録先としていた(図1参照)。また、実施形態2では、レコーダー9のように着脱可能な記憶装置を1台しか備えていない場合は、内部メモリ10を代替記録の記録先としていた(図3参照)。しかし、着脱可能な記憶装置を1台しか備えていない場合であって、かつ、記憶装置A7に蓄積するデータの記録レートが高い場合、実施形態2のレコーダー9では、代替記録されるデータの容量が大きくなるため大容量の内部メモリ10が必要となりコストが増大してしまう。
【0025】
一方、本実施形態3では、代替記録の記録先をレコーダー11のインターフェース回路4に接続可能な外部記憶装置12としており、記憶装置A7の着脱時に、記憶装置A7に記録中のデータを外部記憶装置12に代替記録している。従って、実施形態2の内部メモリ10を大容量にすることなく、実施形態1,2と同様の効果を得ることができる。
【0026】
なお、外部記憶装置12は活線挿抜が可能な装置、例えばUSB(Universal Serial Bus)規格の記憶装置を用いれば、レコーダー11に内蔵された記憶装置A7の着脱時にのみ外部記憶装置12を接続すればよく、レコーダー11をより低コストで構成することができる。
【0027】
以上のことから、本実施形態3によるレコーダー11は、記憶装置A7の着脱時に、記憶装置A7に記録中のデータを外部記憶装置12に代替記録することによって、記録すべきデータが欠落することなく、記録されたデータの連続性を保持したままで記憶装置を着脱することができる。また、記憶装置を着脱するために必要な一連の動作はレコーダーが制御するため、ユーザー(作業者)の操作ミスなどによって記録データを消失させることなく確実に着脱作業を行うことができる。また、ユーザーはレコーダーに対して記憶装置の着脱の要求と確認を行うだけなので、着脱に関する専門知識がなくても容易に着脱作業を行うことができる。また、着脱のための専用の記憶装置を必要としないため、コストの増大とレコーダーの大型化を抑制することができる。
【0028】
〈実施形態4〉
図5は、本発明の実施形態4によるレコーダー13の構成を示すブロック図である。図5に示すように、本実施形態4によるレコーダー13は、実施形態1のレコーダー1(図1参照)に加えて、外部記憶装置12をさらに備えていることを特徴としている。その他の構成および動作は、実施形態1と同様であるため、ここでは説明を省略する。なお、外部記憶装置12は、実施形態3のレコーダー11に備えられた外部記憶装置12と同様である。
【0029】
本実施形態4では、データを記録するための記憶装置として、レコーダー13に内蔵された記憶装置A7および記憶装置B8だけでなく、インターフェース回路4に接続された外部記憶装置12を用いて、データの記録容量を追加することができる構成となっている。また、記憶装置A7、記憶装置B8、および外部記憶装置12のいずれも着脱が可能である。従って、本実施形態4では、例えば、外部記憶装置12にデータを記録している場合において、外部記憶装置12の着脱時に、外部記憶装置12に記録中のデータを記憶装置A7または記憶装置B8のいずれかに代替記録させることができ、実施形態1と同様の効果を得ることができる。
【0030】
なお、データの記録は、記憶装置A7、記憶装置B8、および外部記憶装置12のいずれにおいても可能である。また、データの代替記録は、記録中の記憶装置以外の装置(記憶装置A7、記憶装置B8、外部記憶装置12)のいずれにおいても可能である。
【0031】
以上のことから、本実施形態4によるレコーダー13は、例えば、外部記憶装置12の着脱時に、外部記憶装置12に記録中のデータを記憶装置A7または記憶装置B8に代替記録することによって、記録すべきデータが欠落することなく、記録されたデータの連続性を保持したままで記憶装置を着脱することができる。また、記憶装置を着脱するために必要な一連の動作はレコーダーが制御するため、ユーザー(作業者)の操作ミスなどによって記録データを消失させることなく確実に着脱作業を行うことができる。また、ユーザーはレコーダーに対して記憶装置の着脱の要求と確認を行うだけなので、着脱に関する専門知識がなくても容易に着脱作業を行うことができる。また、着脱のための専用の記憶装置を必要としないため、コストの増大とレコーダーの大型化を抑制することができる。
【0032】
〈実施形態5〉
図6は、本発明の実施形態5による第1のレコーダー14の構成を示すブロック図である。図6に示すように、本実施形態5による第1のレコーダー14は、実施形態1の記憶装置B8(または記憶装置A7)に代えて、第1のレコーダー14(記録装置)とネットワークを介して接続された、第1のレコーダー14と同機能を有する第2のレコーダー15(第2の記録装置)を備えることを特徴としている。なお、第2のレコーダー15は、第1のレコーダー14と同様の構成要素を備えている。また、第1のレコーダー14および第2のレコーダー15は、ネットワークを介して信号送出装置16と接続されており、第1のレコーダー14の記憶装置A7で記録されたデータは信号送出装置16を介して第2のレコーダー15に送出される。なお、信号送出装置16は、映像、音声などのデータをネットワークに送出するために備えられている装置である。
【0033】
実施形態1〜4では、レコーダーが単独で記録中の記憶装置の着脱を実現していた。しかし、レコーダーが記憶装置を1台しか備えていない場合において、実施形態2では内部メモリ10の追加が、実施形態3では外部記憶装置12の追加がそれぞれ必要であった。
【0034】
一方、レコーダーに記録されるデータ(信号)がネットワークを介して入力される場合、同一のネットワーク上に複数のレコーダーが接続される構成は一般的である。本実施形態5では、第1のレコーダー14の記憶装置A7の着脱時において、記憶装置A7で記録されたデータをネットワーク上の信号送出装置16を介して第2のレコーダー15に代替記録させることによって、代替記録専用の記憶装置を備えることなく記録中の記憶装置の着脱を実現することができる。
【0035】
以上のことから、本実施形態5による第1のレコーダー14は、記憶装置A7の着脱時に、記憶装置A7に記録中のデータをネットワークを介して接続された第2のレコーダー15に代替記録することによって、記録すべきデータが欠落することなく、記録されたデータの連続性を保持したままで記憶装置を着脱することができる。また、記憶装置を着脱するために必要な一連の動作はレコーダーが制御するため、ユーザー(作業者)の操作ミスなどによって記録データを消失させることなく確実に着脱作業を行うことができる。また、ユーザーはレコーダーに対して記憶装置の着脱の要求と確認を行うだけなので、着脱に関する専門知識がなくても容易に着脱作業を行うことができる。また、着脱のための専用の記憶装置を必要としないため、コストの増大とレコーダーの大型化を抑制することができる。
【符号の説明】
【0036】
1 記録再生装置、2 CPU、3 信号処理回路、4 インターフェース回路、5 ユーザーインターフェース回路、6 着脱制御装置、7 記憶装置A、8 記憶装置B、9 記録再生装置、10 内部メモリ、11 記録再生装置、12 外部記憶装置、13 記録再生装置、14 第1の記録再生装置、15 第2の記録再生装置、16 信号送出装置。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
記録装置に内蔵された少なくとも1つ以上の着脱可能な第1の記憶装置と、
前記第1の記憶装置へ記録中のデータを、前記第1の記憶装置に代わって一時的に記録可能な第2の記憶装置と、
前記記録装置が記録動作中も前記第1の記憶装置の前記記録装置からの着脱を可能とする着脱制御を行う着脱制御装置と、
を備える、記録装置。
【請求項2】
前記着脱制御装置は、
前記記録装置から前記第1の記憶装置を取り外す際、前記第1の記憶装置が記録中の場合は、当該記録中のデータを前記第1の記憶装置に代わって前記第2の記憶装置で記録するよう記録先を切り替え、
前記記録装置に前記第1の記憶装置を取り付ける際、前記第1の記憶装置に代わって前記第2の記憶装置が記録している場合は、当該記録したデータを前記第1の記憶装置に書き戻した後に、前記第2の記憶装置から前記第1の記憶装置に記録先を切り替えることを特徴とする、請求項1に記載の記録装置。
【請求項3】
前記第2の記憶装置は、前記記録装置に内蔵され当該記録装置から着脱可能な前記第1の記憶装置と同様の内蔵記憶装置であることを特徴とする、請求項1または2に記載の記録装置。
【請求項4】
前記第2の記憶装置は、前記記録装置内に備えられた内部メモリであることを特徴とする、請求項1または2に記載の記録装置。
【請求項5】
前記第2の記憶装置は、前記記録装置の外部に備えられ、当該記録装置に接続/離脱可能な外部記憶装置であることを特徴とする、請求項1ないし3のいずれかに記載の記録装置。
【請求項6】
前記第2の記憶装置は、前記記録装置とネットワークを介して接続された前記記録装置と同機能を有する第2の記録装置であることを特徴とする、請求項1または2に記載の記録装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【公開番号】特開2012−146162(P2012−146162A)
【公開日】平成24年8月2日(2012.8.2)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−4560(P2011−4560)
【出願日】平成23年1月13日(2011.1.13)
【出願人】(000006013)三菱電機株式会社 (33,312)
【Fターム(参考)】