説明

赤外線耳式体温感知装置および赤外線温度感知装置

【課題】空気循環を可能として、内部の赤外線センサーの温度を安定させ、測定温度の正確さを確実にすること。
【解決手段】本体、赤外線センサー、熱放散装置により構成し、放散装置は赤外線センサーの後方または下方に設置され、熱放散装置が本体内の空気を導き出したり、外部の空気を導き入れ可能に構成する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、温度を測定する装置、特に赤外線センサー(infrared sensor)で温度を測定する、赤外線耳式体温感知装置および赤外線温度感知装置に関する。
【背景技術】
【0002】
現在、人体の体温測定によく用いられる計測具としては、主に水銀温度計と電子体温計がある。
水銀温度計の原理は、従来の接触型熱平衡を採用し、比較的長い時間を費やさなければ測定の結果を得ることができず、かつ水銀は重大な汚染をもたらし、人体に対する極めて大きな傷害を与えるため、徐々に淘汰されつつある。
電子体温計は、水銀温度計による測定に比べ、比較的短い時間内で最小の温度変化値を取得し最終熱平衡の温度を判断するため、ある程度の精度の差異が存在している。
電子体温計は、臨床使用前に長くかつ複雑な消毒プロセスを経なければ、安全を確保し繰り返し使用することができない。
また回路に対する要求が比較的高く、電源を入れた後の測定回路の安定検査も非常に面倒であり、測定精度も比較的低く、センサー回路の接続がよくないために測定が不便になるという問題がよく見られる。
そのため、測定が正確で迅速であり、傷害をもたらさず、使いやすい温度測定方法および装置が求められており、赤外線耳式体温計の発明は従来の温度計の不足を正に補うものである。
【0003】
現在よく用いられている赤外線耳式体温計は、赤外線センサー(infrared sensor)を採用し、放射熱源が発する赤外線を受信し、極めて短い時間内に温度の結果を計算することができるため、従来の水銀温度計の不足を補っている。
また、耳内部の構造により、放散される熱放射が取り込まれやすく、かつ耳式体温測定の採用は、使用上非常に便利で迅速であり、測定時に赤外線耳式体温計のプローブ部分を耳の穴の中に入れ、測定ボタンを押すだけで、極めて短い時間内に測定結果を得ることができる。
そのため、特に児童および急患用の体温測定においてその普及率はどんどん高くなっている。
【0004】
現在よく用いられている赤外線温度測定装置にはまだ不十分なところがある。
通常の赤外線耳式体温計は、そのほとんどで測定端内に赤外線センサー(infrared sensor)が設置されている。同センサーは、接触型または非接触型の方式で温度を測定することができ、その運用の原理、技術は、主に測定源の温度が生成する赤外線放射を導入し、センサー内の熱電堆(thermopile)センサーによって測定し、熱電堆(thermopile)センサー内の冷、熱の2つの接点の温差を比較し、換算することにより、測定した温度を出力し、数字に転換して表示するというものである。
熱接点の温度は、測定源の温度が生成する赤外線放射を導入する。
冷接点の温度は、熱電堆(thermopile)センサー本体の温度である。
通常、冷接点温度を取得する方法は、サーミスタ(thermistor)が熱電堆(thermopile)センサー付近の金属キャップ(metal cap)の温度を測定するものであるが、赤外線耳式体温計を臨床において使用する際に、熱電堆(thermopile)センサーが耳の穴の付近の体温の影響を受けて上昇し、材質によって導熱速度が異なるため、冷接点と金属キャップ(metal cap)の温度で差異が生まれ、温度測定の正確さに悪影響を及ぼす。
上記の温度上昇の問題を解決するため、台湾特許TW485239および初期の公開公報であるTW200605844等のよく用いられる技術では、赤外線センサー(infrared sensor)周囲に金属塊を採用して覆っている。
主に、金属塊が外部の熱を吸収することにより、局部的な熱放散を行い、その熱放散原理は、金属塊の比熱が小さく熱容積が大きい物理現象を利用したものである。
赤外線耳式体温計のプローブを耳の穴に近づけると、赤外線センサー(infrared sensor)の近くの体温の熱量が急速に分散するが、こうした熱量分散の方式は、赤外線温度計を短時間使用する場合にしか適しておらず、赤外線センサー(infrared sensor)の恒温を短時間有効に維持することができる。
赤外線温度計を連続して使用する場合、金属塊の中に蓄積した体温の熱量は消失することができず、赤外線センサー(infrared sensor)の恒温に影響し、測定結果の正確さに悪影響を及ぼす。
この現象に対し、赤外線センサー(infrared sensor)に悪影響を及ぼす温度を取り去り、赤外線センサー(infrared sensor)およびその付近の温度を確実に一定にする装置を提供することができれば、この温度を一定にする装置によって、正確かつ有効な温度測定結果を得ることができる。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明の主な目的は、熱放散装置(heat dissipation means)を有し、赤外線センサー(infrared sensor)の冷却に用いて、比較的正確な測定結果を提供することができる赤外線耳式体温感知装置および赤外線温度感知装置を提供することにある。
【0006】
本発明の二次的な目的は、熱放散装置(heat dissipation means)を有し、赤外線センサー(infrared sensor)の冷却に用いて、連続使用時に、比較的安定し、誤差の変化が比較的小さい測定結果を提供することができる赤外線耳式体温感知装置および赤外線温度感知装置を提供することにある。
【0007】
本発明のもう1つの目的は、赤外線耳式体温感知装置および赤外線温度感知装置の製造方法を提供することにあり、その製造する赤外線耳式体温感知装置(infrared ear thermometor)は、熱放散装置(heat dissipation means)を有し、赤外線センサー(infrared sensor)の冷却に用いて、比較的正確な測定結果を提供することができる。
【0008】
本発明の更に1つの目的は、赤外線耳式体温感知装置および赤外線温度感知装置の製造方法を提供することにあり、その製造する赤外線耳式体温感知装置(infrared ear thermometor)は、熱放散装置(heat dissipation means)を有し、赤外線センサー(infrared sensor)の冷却に用いて、連続使用時に、比較的安定し、誤差の変化が比較的小さい測定結果を提供することができる。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記の背景技術の理想的でない部分を解決するため、本発明は,主に本体(body)、赤外線センサー(infrared sensor)および熱放散装置(heat dissipation means)を含む新規性と進歩性を有する赤外線耳式体温および/または温度感知装置を提供する。そのうち、本体(body)はハウジング(housing)、温度ディスプレイ(display)、電源スイッチ(power switch)ボタン、制御回路(control circuit)、第1開口部(first opening)および第2開口部(second opening)を有し、赤外線センサー(infrared sensor)が本体(body)内の第1開口部(first opening)の近くの場所に設置され、熱放散装置(heat dissipation means)が本体(body)内の第2開口部(second opening)の近くの場所に設置され、本体(body)内の空気を排出するか、または外部の空気を導入することにより、空気循環の効果を達成する。
【発明の効果】
【0010】
本発明は、熱放散装置(heat dissipation means)を有し、赤外線センサー(infrared sensor)の冷却に用いて、比較的正確な測定結果を提供することができる。
【0011】
本発明は、熱放散装置(heat dissipation means)を有し、赤外線センサー(infrared sensor)の冷却に用いて、連続使用時に、比較的安定し、誤差の変化が比較的小さい測定結果を提供することができる。
【0012】
本発明は、熱放散装置(heat dissipation means)を有し、赤外線センサー(infrared sensor)の冷却に用いて、比較的正確な測定結果を提供できる赤外線耳式体温および/または温度感知装置の製造方法を提供することができる。
【0013】
本発明は、熱放散装置(heat dissipation means)を有し、赤外線センサー(infrared sensor)の冷却に用いて、連続使用時に、比較的安定し、誤差の変化が比較的小さい測定結果を提供できる赤外線耳式体温および/または温度感知装置の製造方法を提供することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0014】
以下、添付した図面を参照しながら本発明の好適な実施の形態を詳細に説明する。
以降の実施例の説明に際し、添付した図面は本発明の特徴に関連する構造の概略を表すものであり、実際の寸法に基づいた完全製図を示すものはない。
【0015】
図1A、図1Bおよび図1Cは、本発明の第1実施例であり、赤外線耳式体温感知装置(infrared ear thermometor)の概略図である。
【0016】
赤外線耳式体温感知装置(infrared ear thermometor)100は、本体(body)と、赤外線センサー(infrared sensor)114および熱放散装置(heat dissipation means)116などを含む。
【0017】
上記の本体(body)は、ハウジング(housing)102、温度ディスプレイ(display)104、電源スイッチ(power switch)106、制御回路(control circuit)108、突出状(protrudent)の第1開口部(first opening)110および第2開口部(second opening)112を含む。
赤外線センサー(infrared sensor)114は、本体内の突出状(protrudent)第1開口部(first opening)110に近い場所に設置されている。
熱放散装置(heat dissipation means)116は、本体内の第2開口部(second opening)112に近い場所に設置されている。
上記赤外線センサー(infrared sensor)114は、熱電堆(thermopile)124、カラーフィルター(color filter)126、金属キャップ(metal cap)128、およびサーミスタ(thermistor)130などを含む。
熱電堆(thermopile)124は、複数の熱電対の直列つなぎにより形成されている。
上記のサーミスタ(thermistor)130は、熱電堆(thermopile)124内部に設置することができ、サーミスタ(thermistor)130は、熱電堆(thermopile)124外部に設置することもできる。
上記の電源スイッチ(power switch)ボタン106は、赤外線耳式体温感知装置(infrared ear thermometor)100の電源を入れたり、または切るために用いるものである。
電源スイッチ(power switch)106は、ボタンスイッチ、タッチスイッチ、震動スイッチおよびセンサースイッチなどにより構成されるグループの組み合わせとすることができる。
【0018】
上記の赤外線耳式体温感知装置(infrared ear thermometor)100のうち、電源スイッチ(power switch)106を入れた後、サーミスタ(thermistor)130により熱電堆(thermopile)124の温度変化を測定することができる。
熱電堆(thermopile)124の温度変化が所定の値を上回る場合、赤外線耳式体温感知装置(infrared ear thermometor)100は操作できない状態になり、熱放散装置(heat dissipation means)116が起動し運転を始め、本体(body)内の空気を排出するか、または外部の空気を導入することによって、空気循環と冷却の効果を達成する。
熱電堆(thermopile)124の温度変化が所定の値以下になると、熱放散装置(heat dissipation means)116が閉じる。
この時に、熱電堆(thermopile)124の温度変化がこの所定の値以下であるため、赤外線耳式体温感知装置(infrared ear thermometor)100は操作可能な状態にあり、温度ディスプレイ(display)104に操作可能のメッセージが表示され、同時に音声装置によって、操作可能の警告音を提供する。
この時、起動スイッチ(trigger)132を操作することができ、赤外線耳式体温センサー114は温度を測定することができ、赤外線耳式体温感知装置(infrared ear thermometor)100に比較的安定した、誤差の変化が比較的小さい測定結果を提供させることができる。
【0019】
上記の赤外線耳式体温感知装置(infrared ear thermometor)100のうち、熱放散装置(heat dissipation means)116は赤外線センサー(infrared sensor)114の後方に設置されている。
熱放散装置(heat dissipation means)116は赤外線センサー(infrared sensor)114の後ろ下方に設置することもできる。
熱放散装置(heat dissipation means)116は赤外線センサー(infrared sensor)114の後方に設置することが最も好ましい。
熱放散装置(heat dissipation means)116と制御回路(control circuit)108、温度ディスプレイ(display)104、電源スイッチ(power switch)ボタン106および赤外線センサー(infrared sensor)114などは、相互に接続した装置である。
温度ディスプレイ(display)104は、液晶スクリーン、OLEDスクリーンおよびPLEDスクリーンにより構成されるグループの何れかひとつを適用することができる。
【0020】
上記熱放散装置(heat dissipation means)116は、ファン118を含む。
ファン118と赤外線センサー(infrared sensor)114および第2開口部(second opening)112との間には空気通路120がある。
ファン118の起動時に、気流が空気通路120を通過し、空気の流れを更にスムーズにすることができる。
空気通路120には、少なくとも1つの通路入口があり、赤外線センサー(infrared sensor)114の後方に設置されており、空気通路120の少なくとも1つの通路入口は、赤外線センサー(infrared sensor)114の後ろ下方に設置することもでき、そのうち空気通路120には少なくとも1つの通路出口があり、本体(body)の第2出口側122に設置されている。
【0021】
本発明の第2実施例として、赤外線耳式体温感知装置(infrared ear thermometor)の製造方法について説明する。
赤外線耳式体温感知装置(infrared ear thermometor)の製造方法はつぎのとおりである。
(1)ハウジング(housing)102、温度ディスプレイ(display)104、電源スイッチ(power switch)106、制御回路(control circuit)108、突出状(protrudent)の第1開口部(first opening)110および第2開口部(second opening)112を有する本体(body)100を提供することと
(2)同本体(body)内の第1開口部(first opening)110に近い場所に設置する、熱電堆(thermopile)124、カラーフィルター(color filter)126、金属キャップ(metal cap)128、およびサーミスタ(thermistor)130を含む赤外線センサー(infrared sensor)114を提供することと
(3)同本体(body)内の第2開口部(second opening)112に近い場所に設置する熱放散装置(heat dissipation means)116を提供することとを含む。
【0022】
上記した実施例において、本体(body)100、赤外線センサー(infrared sensor)114および熱放散装置(heat dissipation means)116の発明の特徴は、既述した先の第1実施例で述べたとおりである。
【0023】
図2A、図2Bおよび図2Cは、本発明の第3実施例に係る赤外線温度感知装置の概略図である。
【0024】
赤外線温度感知装置200は、本体(body)、赤外線センサー(infrared sensor)214および熱放散装置(heat dissipation means)216などを含む。
【0025】
上記の本体(body)は、ハウジング(housing)202、温度ディスプレイ(display)204、電源スイッチ(power switch)206、制御回路(control circuit)208、第1開口部(first opening)211および第2開口部(second opening)212を含み、そのうち赤外線センサー(infrared sensor)214は、本体内の第1開口部(first opening)211に近い場所に設置されており、熱放散装置(heat dissipation means)216は本体内の第2開口部(second opening)212に近い場所に設置されている。
上記赤外線センサー(infrared sensor)214は、熱電堆(thermopile)224、カラーフィルター(color filter)226、金属キャップ(metal cap)228、およびサーミスタ(thermistor)230などを含み、そのうち、熱電堆(thermopile)224は、複数の熱電対の直列つなぎにより形成されている。
上記のサーミスタ(thermistor)230は、熱電堆(thermopile)224内部に設置することができ、サーミスタ(thermistor)230は熱電堆(thermopile)224外部に設置することもできる。
上記の電源スイッチ(power switch)ボタン206は、赤外線温度感知装置200の電源を入れたり、または切るために用いるものである。
電源スイッチ(power switch)206は、ボタンスイッチ、タッチスイッチ、震動スイッチおよびセンサースイッチなどにより構成されるグループの組み合わせとすることができる。
【0026】
上記の赤外線温度感知装置200のうち、電源スイッチ(power switch)206を入れた後、サーミスタ(thermistor)230により熱電堆(thermopile)224の温度変化を測定することができる。
熱電堆(thermopile)224の温度変化が所定の値を上回る場合、赤外線温度感知装置200は操作できない状態になり、熱放散装置(heat dissipation means)216が起動し運転を始め、本体(body)内の空気を排出するか、または外部の空気を導入することによって、空気循環と冷却の効果を達成する。
熱電堆(thermopile)224の温度変化が所定の値以下になると、熱放散装置(heat dissipation means)216が閉じる。
この時に、熱電堆(thermopile)224の温度変化がこの所定の値以下であるため、赤外線温度感知装置200は操作可能な状態にあり、温度ディスプレイ(display)204に操作可能のメッセージが表示され、同時に音声装置によって、操作可能の警告音を提供する。
この時、起動スイッチ(trigger)232を操作することができ、赤外線耳式体温センサー214は温度を測定することができ、赤外線温度感知装置200に比較的安定した、誤差の変化が比較的小さい測定結果を提供させることができる。
【0027】
上記の赤外線温度感知装置200のうち、熱放散装置(heat dissipation means)216は赤外線センサー(infrared sensor)214の後方に設置されている。
熱放散装置(heat dissipation means)216は赤外線センサー(infrared sensor)214の後ろ下方に設置することもでき、また、熱放散装置(heat dissipation means)216は赤外線センサー(infrared sensor)214の後方に設置することが最も好ましい。
熱放散装置(heat dissipation means)216と制御回路(control circuit)208、温度ディスプレイ(display)204、電源スイッチ(power switch)ボタン206および赤外線センサー(infrared sensor)214などは、相互に接続した装置である。
温度ディスプレイ(display)204は、液晶スクリーン、OLEDスクリーンおよびPLEDスクリーンにより構成されるグループの組み合わせとすることができる。
【0028】
上記熱放散装置(heat dissipation means)216は、ファン218を含む。
ファン218と赤外線センサー(infrared sensor)214および第2開口部(second opening)212との間には空気通路220がある。
ファン218の起動時に、気流が空気通路220を通過し、空気の流れを更にスムーズにすることができる。
空気通路220には、少なくとも1つの通路入口があり、赤外線センサー(infrared sensor)214の後方に設置されており、空気通路220の少なくとも1つの通路入口は、赤外線センサー(infrared sensor)214の後ろ下方に設置することもでき、そのうち空気通路220には少なくとも1つの通路出口があり、本体(body)の第2出口側222に設置されている。
【0029】
本発明の第4実施例は、赤外線温度感知装置の製造方法である。
赤外線温度感知装置の製造方法はつぎのとおりである。
(1)ハウジング(housing)202、温度ディスプレイ(display)204、回路スイッチ206、制御回路(control circuit)208、第1開口部(first opening)211および第2開口部(second opening)212を有する 本体(body)200を提供することと
(2)同本体(body)内の第1開口部(first opening)211に近い場所に設置する、熱電堆(thermopile)224、カラーフィルター(color filter)226、金属キャップ(metal cap)228、およびサーミスタ(thermistor)230を含む赤外線センサー(infrared sensor)214を提供することと
(3)同本体(body)内の第2開口部(second opening)212に近い場所に設置する熱放散装置(heat dissipation means)216を提供することとを含む。
【0030】
上記実施例において、本体(body)200、赤外線センサー(infrared sensor)214および熱放散装置(heat dissipation means)216の発明の特徴は、第3実施例で述べたとおりである。
【0031】
図1A、図1Bおよび図1Cは、本発明の第5実施例であり、赤外線耳式体温感知装置(infrared ear thermometor)の概略図である。
【0032】
赤外線耳式体温感知装置(infrared ear thermometor)100は、本体(body)、赤外線センサー(infrared sensor)114および熱放散装置(heat dissipation means)116などを含む。
【0033】
上記の本体(body)は、ハウジング(housing)102、温度ディスプレイ(display)104、電源スイッチ(power switch)106、制御回路(control circuit)108、突出状(protrudent)の第1開口部(first opening)110および第2開口部(second opening)112を含み、そのうち赤外線センサー(infrared sensor)114は、本体内の突出状(protrudent)第1開口部(first opening)110に近い場所に設置されており、熱放散装置(heat dissipation means)116は本体内の第2開口部(second opening)112に近い場所に設置されている。
上記赤外線センサー(infrared sensor)114は、熱電堆(thermopile)124およびサーミスタ(thermistor)130を含み、そのうち、熱電堆(thermopile)124は、複数の熱電対の直列つなぎにより形成されている。
上記の赤外線耳式体温感知装置(infrared ear thermometor)100は、更に起動スイッチ(trigger)132を含み、赤外線耳式体温感知装置(infrared ear thermometor)100が操作可能状態の時に、赤外線センサー(infrared sensor)114を起動し、温度測定を実行するために提供される。
上記の電源スイッチ(power switch)ボタン106は、赤外線耳式体温感知装置(infrared ear thermometor)100の電源を入れたり、または切るために用いるものであり、そのうち、電源スイッチ(power switch)106は、ボタンスイッチ、タッチスイッチ、震動スイッチおよびセンサースイッチなどにより構成されるグループの組み合わせとすることができる。そのうち、電源を入れた後、熱放散装置(heat dissipation means)116が運転を開始し、本体(body)内の空気を排出するか、または外部の空気を導入することによって、空気循環と冷却の効果を達成し、比較的安定した、誤差の変化が比較的小さい測定結果を提供することができる。
【0034】
上記の赤外線耳式体温感知装置(infrared ear thermometor)100のうち、熱放散装置(heat dissipation means)116は赤外線センサー(infrared sensor)114の後方に設置されており、熱放散装置(heat dissipation means)116は赤外線センサー(infrared sensor)114の後ろ下方に設置することもでき、熱放散装置(heat dissipation means)116は赤外線センサー(infrared sensor)114の後方に設置することが最も好ましい。
熱放散装置(heat dissipation means)116と制御回路(control circuit)108、温度ディスプレイ(display)104、電源スイッチ(power switch)ボタン106および赤外線センサー(infrared sensor)114などは、相互に接続した装置である。
そのうち、温度ディスプレイ(display)104は、液晶スクリーン、OLEDスクリーンおよびPLEDスクリーンにより構成されるグループの組み合わせとすることができる。
【0035】
上記熱放散装置(heat dissipation means)116は、ファン118を含み、ファン118と赤外線センサー(infrared sensor)114および第2開口部(second opening)112との間には空気通路120がある。ファン118の起動時に、気流が空気通路120を通過し、空気の流れを更にスムーズにすることができる。空気通路120には、少なくとも1つの通路入口があり、赤外線センサー(infrared sensor)114の後方に設置されており、空気通路120の少なくとも1つの通路入口は、赤外線センサー(infrared sensor)114の後ろ下方に設置することもでき、そのうち空気通路120には少なくとも1つの通路出口があり、本体(body)の第2出口側122に設置されている。
【0036】
本発明の第6実施例は、赤外線耳式体温感知装置(infrared ear thermometor)の製造方法で、つぎのとおりである。
(1)ハウジング(housing)102、温度ディスプレイ(display)104、電源スイッチ(power switch)106、制御回路(control circuit)108、突出状(protrudent)の第1開口部(first opening)110および第2開口部(second opening)112を有する本体(body)100を提供することと
(2)同本体(body)内の第1開口部(first opening)110に近い場所に設置する、熱電堆(thermopile)124、およびサーミスタ(thermistor)130を含む赤外線センサー(infrared sensor)114を提供することと
(3)同本体(body)内の第2開口部(second opening)112に近い場所に設置し、本体(body)内の空気を排出するか、または外部の空気を導入することによって、空気循環の効果を達成する熱放散装置(heat dissipation means)116を提供することとを含む。
【0037】
上記実施例において、本体(body)100、赤外線センサー(infrared sensor)114および熱放散装置(heat dissipation means)116の発明の特徴は、第5実施例で述べたとおりである。
【0038】
図2A、図2Bおよび図2Cは、本発明の第7実施例であり、赤外線温度感知装置の概略図である。
【0039】
赤外線温度感知装置200は、本体(body)、赤外線センサー(infrared sensor)214および熱放散装置(heat dissipation means)216などを含む。
【0040】
上記の本体(body)は、ハウジング(housing)202、温度ディスプレイ(display)204、電源スイッチ(power switch)206、制御回路(control circuit)208、第1開口部(first opening)211および第2開口部(second opening)212を含み、そのうち赤外線センサー(infrared sensor)214は、本体内の第1開口部(first opening)211に近い場所に設置されており、熱放散装置(heat dissipation means)216は本体内の第2開口部(second opening)212に近い場所に設置されている。上記赤外線センサー(infrared sensor)214は、熱電堆(thermopile)224およびサーミスタ(thermistor)230を含み、そのうち熱電堆(thermopile)224は、複数の熱電対の直列つなぎにより形成されている。上記の赤外線耳式体温感知装置(infrared ear thermometor)200は、更に起動スイッチ(trigger)232を含み、赤外線耳式体温感知装置(infrared ear thermometor)200が操作可能状態の時に、赤外線センサー(infrared sensor)214を起動し、温度測定を実行するために提供される。上記の電源スイッチ(power switch)ボタン206は、赤外線耳式体温感知装置(infrared ear thermometor)200の電源を入れる、または切るために用いるものであり、そのうち、電源スイッチ(power switch)206は、ボタンスイッチ、タッチスイッチ、震動スイッチおよびセンサースイッチなどにより構成されるグループの組み合わせとすることができる。そのうち、電源を入れた後、熱放散装置(heat dissipation means)216が運転を開始し、本体(body)内の空気を排出するか、または外部の空気を導入することによって、空気循環と冷却の効果を達成し、比較的安定した、誤差の変化が比較的小さい測定結果を提供することができる。
【0041】
上記の赤外線温度感知装置200のうち、熱放散装置(heat dissipation means)216は赤外線センサー(infrared sensor)214の後方に設置されており、熱放散装置(heat dissipation means)216は赤外線センサー(infrared sensor)214の後ろ下方に設置することもでき、熱放散装置(heat dissipation means)216は赤外線センサー(infrared sensor)214の後方に設置することが最も好ましい。熱放散装置(heat dissipation means)216と制御回路(control circuit)208、温度ディスプレイ(display)204、電源スイッチ(power switch)ボタン206および赤外線センサー(infrared sensor)214などは、相互に接続した装置である。そのうち、温度ディスプレイ(display)204は、液晶スクリーン、OLEDスクリーンおよびPLEDスクリーンにより構成されるグループの組み合わせとすることができる。
【0042】
上記熱放散装置(heat dissipation means)216は、ファン218を含み、ファン218と赤外線センサー(infrared sensor)214および第2開口部(second opening)212との間には空気通路220がある。ファン218の起動時に、気流が空気通路220を通過し、空気の流れを更にスムーズにすることができる。空気通路220には、少なくとも1つの通路入口があり、赤外線センサー(infrared sensor)214の後方に設置されており、空気通路220の少なくとも1つの通路入口は、赤外線センサー(infrared sensor)214の後ろ下方に設置することもでき、そのうち空気通路220には少なくとも1つの通路出口があり、本体(body)の第2出口側222に設置されている。
【0043】
本発明の第8実施例は、赤外線耳式体温感知装置(infrared ear thermometor)の製造方法であり、
(1)ハウジング(housing)202、温度ディスプレイ(display)204、電源スイッチ(power switch)206、制御回路(control circuit)208、第1開口部(first opening)211および第2開口部(second opening)212を有する本体(body)200を提供することと
(2)同本体(body)内の第1開口部(first opening)211に近い場所に設置する、熱電堆(thermopile)224、およびサーミスタ(thermistor)230を含む赤外線センサー(infrared sensor)214を提供することと
(3)同本体(body)内の第2開口部(second opening)212に近い場所に設置し、本体(body)内の空気を排出するか、または外部の空気を導入することによって、空気循環の効果を達成する熱放散装置(heat dissipation means)216を提供することとを含む。
【0044】
上記実施例において、本体(body)200、赤外線センサー(infrared sensor)214および熱放散装置(heat dissipation means)216の発明の特徴は、第7実施例で述べたとおりである。
【0045】
以上に述べたものは、本発明の比較的優れた実施例でしかなく、本発明の権利範囲を限定するために用いられたものではない。
また、以上の説明は、本技術分野の当業者であれば理解し実施することができるため、本発明で開示された内容の主旨から逸脱せずに完成したその他の同等の変更または修飾は、特許請求の範囲に含まれなければならない。
【図面の簡単な説明】
【0046】
【図1A】本発明に基づく第1実施例であり、赤外線耳式体温感知装置(infrared ear thermometor)の構造を示した構造図である。
【図1B】本発明に基づく第1実施例であり、赤外線耳式体温感知装置(infrared ear thermometor)の断面構造を示した断面図である。
【図1C】本発明に基づく第1実施例のうち、赤外線センサー(infrared sensor)の構造を示した構造図である。
【図2A】本発明に基づく第3実施例であり、赤外線温度感知装置の構造を示した構造図である。
【図2B】本発明に基づく第3実施例であり、赤外線温度感知装置の断面構造を示した断面図である。
【図2C】本発明に基づく第3実施例であり、赤外線センサー(infrared sensor)の構造を示した構造図である。
【符号の説明】
【0047】
100 赤外線耳式体温感知装置(infrared ear thermometor)
102 ハウジング(housing)
104 温度ディスプレイ(display)
106 電源スイッチ(power switch)
108 制御回路(control circuit)
110 突出状(protrudent)第1開口部(first opening)
112 第2開口部(second opening)
114 赤外線センサー(infrared sensor)
116 熱放散装置(heat dissipation means)
118 ファン
120 空気通路
122 第2出口側
124 熱電堆(thermopile)
126 カラーフィルター(color filter)
128 金属キャップ(metal cap)
130 サーミスタ(thermistor)
132 起動スイッチ(trigger)
200 赤外線温度感知装置
202 ハウジング(housing)
204 温度ディスプレイ(display)
206 電源スイッチ(power switch)
208 制御回路(control circuit)
211 第1開口部(first opening)
212 第2開口部(second opening)
214 赤外線センサー(infrared sensor)
216 熱放散装置(heat dissipation means)
218 ファン
220 空気通路
222 第2出口側
224 熱電堆(thermopile)
226 カラーフィルター(color filter)
228 金属キャップ(metal cap)
230 サーミスタ(thermistor)
232 起動スイッチ(trigger)

【特許請求の範囲】
【請求項1】
ハウジング(housing)と、温度ディスプレイ(display)と、電源スイッチ(power switch)と、制御回路(control circuit)と、突出状(protrudent)の第1開口部(first opening)および第2開口部(second opening)を有する本体(body)と、前記本体(body)内の第1開口部(first opening)の近くの場所に設置し、熱電堆(thermopile)、カラーフィルター(color filter)、金属キャップ(metal cap)およびサーミスタ(thermistor)を含む赤外線センサー(infrared sensor)とを主に含む赤外線耳式体温感知装置(infrared ear thermometor)において、
前記電源スイッチ(power switch)はボタンスイッチ、タッチスイッチ、震動スイッチおよびセンサースイッチ等から構成されるグループより選ばれ、
熱放散装置(heat dissipation means)が前記本体(body)内の第2開口部(second opening)の近くの場所に設置され、
前記電源スイッチ(power switch)を入れた後、サーミスタ(thermistor)によって熱電堆(thermopile)の温度変化を測定し、前記熱電堆(thermopile)の温度変化が所定の値を上回る場合、前記熱放散装置(heat dissipation means)が起動して、本体(body)内の空気を排出するか、または外部の空気を導入し、前記熱電堆(thermopile)の温度変化が所定の値以下になると、前記熱放散装置(heat dissipation means)が閉じ、かつ前記熱電堆(thermopile)の温度変化が前記所定の値以下になると、前記赤外線耳式体温感知装置(infrared ear thermometor)が操作可能状態になると同時に、前記温度ディスプレイ(display)に操作可能のメッセージが表示され、前記熱電堆(thermopile)の温度変化が前記所定の値を上回ると、前記赤外線耳式体温感知装置(infrared ear thermometor)が操作不可能状態になり、起動スイッチ(trigger)が操作可能状態時に前記赤外線センサー(infrared sensor)を起動して温度を測定することを特徴とする、
赤外線耳式体温感知装置(infrared ear thermometor)。
【請求項2】
ハウジング(housing)、温度ディスプレイ(display)、電源スイッチ(power switch)、制御回路(control circuit)、突出状(protrudent)の第1開口部(first opening)および第2開口部(second opening)を有する本体(body)を提供することと
前記本体(body)内の第1開口部(first opening)の近くの場所に設置し、熱電堆(thermopile)、カラーフィルター(color filter)、金属キャップ(metal cap)およびサーミスタ(thermistor)を含む赤外線センサー(infrared sensor)を提供することと、
前記本体(body)内の第2開口部(second opening)の近くの場所に設置する熱放散装置(heat dissipation means)を提供することを含み、
前記電源スイッチ(power switch)を入れた後、サーミスタ(thermistor)によって熱電堆(thermopile)の温度変化を測定し、前記熱電堆(thermopile)の温度変化が所定の値を上回る場合、前記熱放散装置(heat dissipation means)が起動し、本体(body)内の空気を排出するか、または外部の空気を導入し、前記熱電堆(thermopile)の温度変化が所定の値以下になると、前記熱放散装置(heat dissipation means)が閉じ、かつ前記熱電堆(thermopile)の温度変化が前記所定の値以下になると、前記赤外線耳式体温感知装置(infrared ear thermometor)が操作可能状態になり、前記熱電堆(thermopile)の温度変化が前記所定の値を上回ると、前記赤外線耳式体温感知装置(infrared ear thermometor)が操作不可能状態になることを特徴とする、
赤外線耳式体温感知装置(infrared ear thermometor)の製造方法。
【請求項3】
ハウジング(housing)、温度ディスプレイ(display)、電源スイッチ(power switch)、制御回路(control circuit)、第1開口部(first opening)および第2開口部(second opening)を有する本体(body)と、
前記本体(body)内の第1開口部(first opening)の近くの場所に設置し、熱電堆(thermopile)、カラーフィルター(color filter)、金属キャップ(metal cap)およびサーミスタ(thermistor)を含む赤外線センサー(infrared sensor)とを主に含む赤外線温度感知装置において、
熱放散装置(heat dissipation means)が前記本体(body)内の第2開口部(second opening)の近くの場所に設置され、前記電源スイッチ(power switch)を入れた後、サーミスタ(thermistor)によって熱電堆(thermopile)の温度変化を測定し、前記熱電堆(thermopile)の温度変化が所定の値を上回る場合、前記熱放散装置(heat dissipation means)が起動し、本体(body)内の空気を排出するか、または外部の空気を導入し、前記熱電堆(thermopile)の温度変化が所定の値以下になると、前記熱放散装置(heat dissipation means)が閉じ、かつ前記熱電堆(thermopile)の温度変化が前記所定の値以下になると、前記赤外線耳式体温感知装置(infrared ear thermometor)が操作可能状態になり、前記熱電堆(thermopile)の温度変化が前記所定の値を上回ると、前記赤外線温度感知装置が操作不可能状態になることを特徴とする、
赤外線温度感知装置。
【請求項4】
ハウジング(housing)、温度ディスプレイ(display)、電源スイッチ(power switch)、制御回路(control circuit)、第1開口部(first opening)および第2開口部(second opening)を有し、前記電源スイッチ(power switch)がボタンスイッチ、タッチスイッチ、震動スイッチおよびセンサースイッチなどから構成されるグループより選ばれる本体(body)を提供することと、
前記本体(body)の第1開口部(first opening)の近くの場所に設置し、熱電堆(thermopile)、カラーフィルター(color filter)、金属キャップ(metal cap)およびサーミスタ(thermistor)を含む赤外線センサー(infrared sensor)を提供することと、
前記本体(body)内の第2開口部(second opening)の近くの場所に設置する熱放散装置(heat dissipation means)を提供することを含み、
前記電源スイッチ(power switch)を入れた後、サーミスタ(thermistor)によって熱電堆(thermopile)の温度変化を測定し、前記熱電堆(thermopile)の温度変化が所定の値を上回る場合、前記熱放散装置(heat dissipation means)が起動し、本体(body)内の空気を排出するか、または外部の空気を導入し、前記熱電堆(thermopile)の温度変化が所定の値以下になると、前記熱放散装置(heat dissipation means)が閉じ、かつ前記熱電堆(thermopile)の温度変化が前記所定の値以下になると、前記赤外線温度感知装置が操作可能状態になり、前記熱電堆(thermopile)の温度変化が前記所定の値を上回ると、前記赤外線温度感知装置が操作不可能状態になることを特徴とする、
赤外線温度感知装置の製造方法。
【請求項5】
ハウジング(housing)、温度ディスプレイ(display)、電源スイッチ(power switch)、制御回路(control circuit)、突出状(protrudent)の第1開口部(first opening)および第2開口部(second opening)を有する本体(body)を主に含む赤外線耳式体温感知装置(infrared ear thermometor)において、
前記電源スイッチ(power switch)はボタンスイッチ、タッチスイッチ、震動スイッチおよびセンサースイッチなどから構成されるグループより選ばれ、
赤外線センサー(infrared sensor)が前記本体(body)内の第1開口部(first opening)の近くの場所に設置され、前記赤外線センサー(infrared sensor)は熱電堆(thermopile)およびサーミスタ(thermistor)を含み、
熱放散装置(heat dissipation means)が前記本体(body)内の第2開口部(second opening)の近くの場所に設置され、本体(body)内の空気を排出するか、または外部の空気を導入することによって、空気循環の効果を達成することを特徴とする、
赤外線耳式体温感知装置(infrared ear thermometor)。
【請求項6】
ハウジング(housing)、温度ディスプレイ(display)、電源スイッチ(power switch)、制御回路(control circuit)、突出状(protrudent)の第1開口部(first opening)および第2開口部(second opening)を有し、前記電源スイッチ(power switch)がボタンスイッチ、タッチスイッチ、震動スイッチおよびセンサースイッチなどから構成されるグループより選ばれる本体(body)を提供することと、
前記本体(body)の第1開口部(first opening)の近くの場所に設置し、熱電堆(thermopile)、カラーフィルター(color filter)、金属キャップ(metal cap)およびサーミスタ(thermistor)を含む赤外線センサー(infrared sensor)を提供することと、
前記本体(body)内の第2開口部(second opening)の近くの場所に設置し、本体(body)内の空気を排出するか、または外部の空気を導入することによって、空気循環の効果を達成する熱放散装置(heat dissipation means)を提供することを含むことを特徴とする、
赤外線耳式体温感知装置(infrared ear thermometor)の製造方法。
【請求項7】
ハウジング(housing)、温度ディスプレイ(display)、電源スイッチ(power switch)、制御回路(control circuit)、第1開口部(first opening)および第2開口部(second opening)を有する本体(body)を主に含む赤外線温度感知装置において、
前記電源スイッチ(power switch)はボタンスイッチ、タッチスイッチ、震動スイッチおよびセンサースイッチなどから構成されるグループより選ばれ、
赤外線センサー(infrared sensor)が前記本体(body)内の第1開口部(first opening)の近くの場所に設置され、前記赤外線センサー(infrared sensor)は熱電堆(thermopile)およびサーミスタ(thermistor)を含み、
熱放散装置(heat dissipation means)が前記本体(body)内の第2開口部(second opening)の近くの場所に設置され、本体(body)内の空気を排出するか、または外部の空気を導入することによって、空気循環の効果を達成することを特徴とする、
赤外線温度感知装置。
【請求項8】
ハウジング(housing)、温度ディスプレイ(display)、電源スイッチ(power switch)、制御回路(control circuit)、第1開口部(first opening)および第2開口部(second opening)を有し、前記電源スイッチ(power switch)がボタンスイッチ、タッチスイッチ、震動スイッチおよびセンサースイッチなどから構成されるグループより選ばれる本体(body)を提供することと、
前記本体(body)内の第1開口部(first opening)の近くの場所に設置し、熱電堆(thermopile)およびサーミスタ(thermistor)を含む赤外線センサー(infrared sensor)を提供することと、
前記本体(body)内の第2開口部(second opening)の近くの場所に設置し、本体(body)内の空気を排出するか、または外部の空気を導入することによって、空気循環の効果を達成する熱放散装置(heat dissipation means)を提供することを特徴とする、
赤外線温度感知装置の製造方法。

【図1A】
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【図1B】
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【図1C】
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【図2A】
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【図2B】
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【図2C】
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【公開番号】特開2008−275574(P2008−275574A)
【公開日】平成20年11月13日(2008.11.13)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−156194(P2007−156194)
【出願日】平成19年6月13日(2007.6.13)
【出願人】(502440436)紅電醫學科技股▲分▼有限公司 (7)
【Fターム(参考)】