説明

踏切障害物検知装置

【課題】踏切道内の障害物の誤検知を防いで確実に障害物を検知する。
【解決手段】踏切遮断機8の近傍に設けたセンサユニット2の面センサ5から標準反射体4にミリ波ビームを照射する。標準反射体4からの反射ビームの受信信号から反射強度計測部12で標準反射体4からの反射強度を計測し、計測した反射強度と検知条件記憶部11に記憶した基準反射強度に対する変化を反射強度判定部14で判定する。この反射強度の変化に応じて面センサ5の受信信号から障害物を検知するための閾値を閾値補正部15で補正して面センサ5の水平方向の検知領域を踏切道内に絞り、障害物検知の死角をなくすとともに踏切遮断機外の物体や遮断桿を障害物として検知することを防ぐ。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、例えば列車が走行する軌道の踏切道における自動車や歩行者を検知する障害物検知装置、特に検知精度の向上に関するものである。
【背景技術】
【0002】
鉄道保安装置の踏切警報装置は、軌道上を走行する列車が踏切に接近したときに踏切警報を開始し、踏切道の通行を遮断して列車の安全運転と踏切道を通行する自動車や歩行者の安全を図り、列車が踏切道を通過した後は速やかに通行遮断を解除して円滑な道路通行を確保するようにしている。
【0003】
この踏切道における列車の安全運行が阻害されることを防止するため、例えばレーザーセンサや赤外線センサ、可視カメラによる光学センサあるいは超音波センサ又はループコイルセンサ等を使用した踏切障害物検知装置が使用されている。これらのセンサを使用した踏切障害物検知装置は、雨や雪、霧、風などの気象や照度等の影響を受けやすい。これに対して特許文献1や特許文献2に示すように、マイクロ波のうち波長が数mm前後の短いミリセンサを使用した踏切障害物検知装置は、気象や照度等の影響を受けにくく、簡単な構成で踏切内の障害物を確実に検知することができる。
【0004】
特許文献1に示された踏切障害物検知装置は、レーザ光やミリ波を用いたレーダからなり、回転駆動する距離センサからレーザ光やミリ波を踏切内に放射し、その反射信号に基づいて物体の方位情報と、その方位情報に対応する物体の距離情報を検知し、あらかじめ記憶している方位情報毎の物体の距離情報と、検知した方位情報に対応する物体の距離情報とを比較し、検知した物体が障害物であるか否を判定するようにしている。また、踏切外の異なる3個所の隅にそれぞれ反射板を設け、反射板の反射信号に基づいて距離センサの回転方位と送受信性能のチェックと校正を行うようにしている。
【0005】
特許文献2に示された踏切障害物検知装置は、踏切道を挟んでミリ波センサを有する計測装置とリフレクタを設け、計測装置のミリ波センサから踏切道にミリ波を照射してリフレクタからの反射波を受信し、受信した反射波からリフレクタまでの距離と反射強度を観測し、観測したリフレクタまでの距離と反射強度の変動があらかじめ定めた基準範囲外であるとき、計測装置に異常が発生したと判定する自己診断機能を持たせている。
【特許文献1】特開2003−11824号公報
【特許文献2】特開2005−233615号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
特許文献1と特許文献2に示された踏切障害物検知装置で踏切道にミリ波を照射するとき、水平方向に対して一定角度を有するビームを照射し、その範囲内にある物体からの反射波を受信して障害物の有無を判定している。このミリ波を使用して障害物を検知するとき、水平方向の受信感度と測定距離により検知範囲を規定しているが、ミリ波を送受信するミリ波センサの素子の特性が温度変化等により変動し、送信パワーと受信感度が変化するとともに測定距離に誤差が生じる。このため水平方向の検知範囲が変動し、例えば踏切遮断機より外部等の検知範囲外である物を障害物して判定してしまうことがある。
【0007】
この発明は、このような短所を改善し、簡単な構成で障害物の誤検知を防いで確実に障害物を検知することができる踏切障害物検知装置を提供することを目的とするものである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
この発明の踏切障害物検知装置は、センサユニットと処理装置及踏切道を挟んで障害物検知領域外の所定の位置に配置された複数の標準反射体を有し、前記センサユニットは、複数の面センサを有し、踏切道に設けられた踏切遮断機の近傍に設置され、前記複数の面センサは、それぞれ水平方向に対して一定角度で配置され、水平方向と垂直方向に一定角度を有するミリ波ビームを照射し、相対する標準反射体からの反射ビームを受信するとともに踏切道内にある障害物からの反射ビームを受信し、前記処理装置は、あらかじめ設定された標準反射体の基準反射強度に対する前記面センサから入力する標準反射体からの反射信号から得られた反射強度の変化に応じて前記面センサの受信信号から障害物を検知するための閾値を補正することを特徴とする。
【0009】
前記処理装置は、あらかじめ設定した前記面センサと標準反射体の既知の距離と前記面センサから入力した受信信号により検出した標準反射体までの計測距離によりあらかじめ設定した前記面センサの最大検知距離を補正することが望ましい。
【0010】
また、前記処理装置には踏切道を列車が通過しないときの各面センサの最大検知距離と、列車通過時の最大検知距離が設定され、列車が通過するときに障害物を検知する各面センサの最大検知距離を小さくすると良い。
【発明の効果】
【0011】
この発明は、面センサから標準反射体にミリ波ビームを照射し、標準反射体からの反射ビームの受信信号から標準反射体からの反射強度を計測し、計測した反射強度の設定された基準反射強度に対する変化に応じて面センサの受信信号から障害物を検知するための閾値を補正して面センサの水平方向の検知領域を踏切道内に絞ることにより、障害物の検知領域の精度を上げることができ、障害物検知の死角をなくすとともに踏切遮断機外の物体や遮断桿を障害物として検知することを防いで踏切内の障害物を安定して検知できる。
【0012】
また、あらかじめ設定した面センサと標準反射体の既知の距離と面センサから入力した受信信号により検出した標準反射体までの計測距離によりあらかじめ設定した面センサの最大検知距離を補正して障害物の検知領域を絞ることにより、障害物の検知領域の精度を上げることができる。
【0013】
さらに、処理装置に踏切道を列車が通過しないときの各面センサの最大検知距離とともに列車が通過するときに障害物を検知する各面センサの最大検知距離を設定し、設定した各最大検知距離を補正して障害物の検知領域を絞ることにより、踏切道を通過する列車を障害物として検知することを防ぐことができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0014】
図1は、この発明の踏切障害物検知装置の構成を示すブロック図である。図に示すように、踏切障害物検知装置1は、2組のセンサユニット2a,2bと処理装置3及び反射基準点となる複数のリフレクタ4a〜4fを有する。2組のセンサユニット2は、それぞれ3組の面センサ5a〜5cを有し、図2の配置図に示すように、軌道6の踏切道7に設けられた踏切遮断機8の近傍に、歩行者や車両が検知できる一定高さで設置されている。リフレクタ4a,4dは、直交する2面の反射面を有し、踏切道7を挟んで踏切遮断機8と対向する軌道6の外側の位置に配置され、リフレクタ4b,4eは軌道6の間で踏切道7を挟んだ位置に配置され、リフレクタ4c,4fは踏切道7を挟んで踏切遮断機8の近傍で軌道6と踏切道7の外側の位置に配置されている。面センサ5a〜5cは、水平方向に対して一定角度αで配置され、水平方向と垂直方向に一定角度を有するミリ波ビーム9により踏切道7内にある障害物からの反射ビームを受信する。一方のセンサユニット2aに設けられた面センサ5aはミリ波ビーム9を照射する水平方向の角度αによりリフレクタ4a又はリフレクタ4bからの反射ビームを受信し、面センサ5bはリフレクタ4b又はリフレクタ4cからの反射ビームを受信し、面センサ5cはリフレクタ4c又はリフレクタ4dからの反射ビームを受信する。他方のセンサユニット2bに設けられた面センサ5aはリフレクタ4d又はリフレクタ4eからの反射ビームを受信し、面センサ5bはリフレクタ4e又はリフレクタ4fからの反射ビームを受信し、面センサ5cはリフレクタ4f又はリフレクタ4aからの反射ビームを受信する。
【0015】
処理装置3は、信号処理部10と検知条件記憶部11と反射強度計測部12と距離算出部13と反射強度判定部14と閾値補正部15と最大検知距離補正部16及びデータ処理部17を有する。信号処理部10は、面センサ5a〜5cから入力する信号から不要な信号を除去して目標とする受信信号を出力する。検知条件記憶部11には、あらかじめ面センサ5a〜5cと相対する例えばリフレクタ4間の設定距離Rai〜Rciと、相対するリフレクタ4からの反射強度の基準反射強度Pai〜Pciと、面センサ5a〜5cの受信信号から面センサ5a〜5c毎に人を検知するための基準閾値Th1と自動車を検知するための基準閾値Th2及び通常時に踏切道8内で障害物を検知するに必要な面センサ5a〜5cの最大検知距離Ra〜Rcと列車通過時に踏切道8を通過する列車を障害物として検知しないように定めた面センサ5a〜5cの最大検知距離Rta〜Rtcが格納されている。この人を検知するための基準閾値Th1と自動車を検知するための基準閾値Th2は、人からの反射レベルと自動車からの反射レベルとで強度さがあり、このため人を検知するための基準閾値Th1は自動車を検知するための基準閾値Th2より高くしてある。
【0016】
反射強度計測部12は信号処理部10から面センサ5a〜5cの受信信号を入力し、入力した受信信号からミリ波ビーム9の相対するリフレクタ4からの反射強度Pas〜Pcsを計測する。距離算出部13は面センサ5a〜5cの受信信号を入力して相対するリフレクタ4までの距離Ras〜Rcsを算出する。反射強度判定部14は反射強度計測部11で計測した反射強度Pas〜Pcsと検知条件記憶部12に記憶した基準反射強度Pai〜Pciとを比較してミリ波ビーム9の相対するリフレクタ4からの反射強度の変化の有無と変化の度合を検出する。閾値補正部15は反射強度判定部14で検出したリフレクタ4からの反射強度の変化の度合により検知条件記憶部11に記憶した基準閾値Th1,Th2を補正する。最大検知距離補正部16は踏切制御装置18から列車通過の有無を示す信号を入力して検知条件記憶部11に記憶した最大検知距離Ra〜Rcと最大検知距離Rta〜Rtcのいずれかを距離算出部13で算出した面センサ5a〜5cとリフレクタ4間の計測距離Ras〜Rcsと既知の設定距離Rai〜Rciにより補正する。データ処理部17は面センサ5a〜5cの受信信号から閾値補正部15で補正した閾値と最大検知距離補正部16で補正した最大検知距離により障害物の有無を検知する。
【0017】
この踏切障害物検知装置1で踏切道7内に存在する障害物を検知するときの処理を図3のフローチャートを参照して説明する。
【0018】
一方のセンサユニット2aの面センサ5a〜5cは常時あるいはあらかじめ定めた一定周期毎にミリ波ビーム9を照射し、面センサ5aは例えばリフレクタ4aからの反射ビームを受信して受信信号を処理装置3に出力し、面センサ5bは例えばリフレクタ4bからの反射ビームを受信して受信信号を処理装置3に出力し、面センサ5cは例えばリフレクタ4dからの反射ビームを受信して受信信号を処理装置3に出力する。処理装置3の信号処理部10は入力した信号を処理して面センサ5a〜5cの受信信号をそれぞれ反射強度計測部12と距離計測部13に出力する(ステップS1)。反射強度計測部12は入力した受信信号からリフレクタ4a,4b,4dからの反射強度Pas〜Pcsを計測して反射強度判定部14に出力する(ステップS2)。距離計測部13は入力した受信信号により面センサ5a〜5cとリフレクタ4a,4b,4d間の距離Ras〜Rcsを計測して最大検知距離補正部16に出力する(ステップS3)。反射強度判定部14は計測された反射強度Pas〜Pcsと検知条件記憶部11にあらかじめ記憶した基準反射強度Pai〜Pciとを比較してミリ波ビーム9のリフレクタ4a,4b,4dからの反射強度の変化量ΔPa〜ΔPcを検出し、検出した反射強度の変化量ΔPa〜ΔPcを閾値補正部15に出力する(ステップS4)。閾値補正部15は反射強度判定部14から入力する反射強度の変化量ΔPa〜ΔPcにより検知条件記憶部11に記憶した基準閾値Th1,Th2を閾値Th11,Th21と補正し、補正した閾値Th11,Th21をデータ処理部18に出力する(ステップS5)。
【0019】
一方、最大検知距離補正部16は踏切制御装置18から列車通過信号を入力していない通常時には距離計測部13からタリフレクタ4a,4b,4dまでの計測距離Ras〜Rcsを入力すると、入力した計測距離Ras〜Rcsと検知条件記憶部11に記憶した既知の設定距離Rai〜Rciにより検知条件記憶部11に記憶した面センサ5a〜5cによる検知領域の最大検知距離Ra〜Rcを補正最大検知距離Rac〜Rccに補正する(ステップS6,S7)。すなわち、面センサ5a〜5cを構成する送受信部の特性は温度により変化して計測距離に誤差が生じる。そこで既知の設定距離Rai〜Rciに標準反射体であるリフレクタ4a,4b,4dを設け、面センサ5a〜5cでリフレクタ4a,4b,4dからの反射ビームを受信して算出した計測距離Ras〜Rcsより、例えば面センサ5aの最大検知距離Raを補正最大検知距離Rac=(Rai/Ras)・Raと補正する。
【0020】
データ処理部17は面センサ5a〜5cからの受信信号を入力すると、入力した受信信号のなかで閾値補正部15から入力した補正閾値Th11,Th21を超えた受信信号により障害物の検知処理を行う(ステップS8)。すなわち、面センサ5a〜5cで照射したミリ波ビーム9a〜9cにより障害物を検知する検知範囲は障害物からの反射による受信信号の閾値により定められ、図4(a)に示すように、標準反射強度Paiに応じて定めた基準閾値Th1,Th2を超えた受信信号があった場合に障害物が存在したことになり、基準閾値Th1,Th2により水平方向の検知角度αが定まる。そして反射強度が変化した場合、例えば図4(b)に示すように、反射強度Pasが標準反射強度Paiより大きくなった場合に、基準閾値Th1,Th2により障害物の有無を検知すると、水平方向の検知角度は角度βと広がり、踏切遮断機9外の物体を障害物として検知してしまう。そこで反射強度Pasが標準反射強度Paiに対して変化した場合、図4(c)に示すように、変化量ΔPに応じて基準閾値Th1,Th2を大きく補正した閾値Th11,Th21として水平方向の検知角度が角度αになるようにして水平方向の検知領域を踏切道7内に絞る。また、障害物を検知するとき、最大検知距離補正部16から入力した面センサ5a〜5cによる検知領域の補正最大検知距離Rac〜Rccを超える範囲は検出する障害物が存在しないとする。このようにして障害物の検知領域の精度を上げることができ、障害物検知の死角をなくすとともに踏切遮断機8外の物体や遮断桿を障害物として検知しないですむ。
【0021】
処理装置3は前記各種処理を繰り返して(ステップS9,S1〜S8)、踏切制御装置18から列車通過信号を入力すると、最大検知距離補正部16は距離計測部13から入力した計測距離Ras〜Rcsと検知条件記憶部11に記憶した既知の設定距離Rai〜Rciにより検知条件記憶部11に記憶した列車通過時の面センサ5a〜5cによる検知領域の最大検知距離Rta〜Rtcを、図5に示すように、補正最大検知距離Rtac〜Rtccに補正してデータ処理部17に出力する(ステップS10)。データ処理部17は入力した補正最大検知距離Rtac〜Rtccを超える範囲は検出する障害物が存在しないとして障害物の検知処理を行う(ステップS8)。このようにして踏切道7を通過する列車19を障害物として検知しないですむ。
【0022】
前記説明ではセンサユニット2a,2bに3組の面センサ5a〜5cを設けた場合について説明したが、センサユニット2a,2bに1組の面センサ5を設け、一定タイミングで面センサ5を一定角度毎に走査させても良い。
【図面の簡単な説明】
【0023】
【図1】この発明の踏切障害物検知装置の構成を示すブロック図である。
【図2】踏切道に対するセンサユニットの配置と照射ビームを示す平面図である。
【図3】踏切障害物検知装置の処理を示すフローチャートである。
【図4】反射強度に対する閾値によって変化する面センサの水平方向の検知角度を示す模式図である。
【図5】列車通過時の補正最大検知距離を示す平面図である。
【符号の説明】
【0024】
1;踏切障害物検知装置、2;センサユニット、3;処理装置、4;リフレクタ、
5;面センサ、6;軌道、7;踏切道、8;踏切遮断機、9;ミリ波ビーム、
10;信号処理部、11;検知条件記憶部、12;反射強度計測部、
13;距離算出部、14;反射強度判定部、15;閾値補正部、
16;最大検知距離補正部、17;データ処理部、18;踏切制御装置、19;列車。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
センサユニットと処理装置及踏切道を挟んで障害物検知領域外の所定の位置に配置された複数の標準反射体を有し、
前記センサユニットは、複数の面センサを有し、踏切道に設けられた踏切遮断機の近傍に設置され、前記複数の面センサは、それぞれ水平方向に対して一定角度で配置され、水平方向と垂直方向に一定角度を有するミリ波ビームを照射し、相対する標準反射体からの反射ビームを受信するとともに踏切道内にある障害物からの反射ビームを受信し、
前記処理装置は、あらかじめ設定された標準反射体の基準反射強度に対する前記面センサから入力する標準反射体からの反射信号から得られた反射強度の変化に応じて前記面センサの受信信号から障害物を検知するための閾値を補正することを特徴とする踏切障害物検知装置。
【請求項2】
前記処理装置は、あらかじめ設定した前記面センサと標準反射体の既知の距離と前記面センサから入力した受信信号により検出した標準反射体までの計測距離によりあらかじめ設定した前記面センサの最大検知距離を補正する請求項1記載の踏切障害物検知装置。
【請求項3】
前記記処理装置には踏切道を列車が通過しないときの各面センサの最大検知距離と、列車通過時の最大検知距離が設定されている請求項2記載の踏切障害物検知装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【公開番号】特開2008−254509(P2008−254509A)
【公開日】平成20年10月23日(2008.10.23)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−96968(P2007−96968)
【出願日】平成19年4月3日(2007.4.3)
【出願人】(000001292)株式会社京三製作所 (324)
【Fターム(参考)】