説明

車両の管理装置

【課題】車両ユーザの負担を増やさずに、車両の飲酒(酒酔い)運転を防止することが出来るようにする。
【解決手段】 車両10に設けられロックを解除しなければ車両10の走行が妨げられる機器の機能をロックするロック手段11,12,13,14と、車両10のドライバの呼気中のアルコール成分濃度を検出するアルコール濃度検出手段23と、アルコール濃度センサ23により検出されたアルコール成分濃度が所定の閾値よりも低い場合に許可判定をする判定手段25と、判定手段25により許可判定がなされると機器ロック手段11,12,13,14によるロックを解除するロック解除手段19とを備えて構成する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、飲酒(酒酔い)運転の防止に用いて好適な車両の管理装置に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来より、ドライバが酒酔い状態で車両を運転すること(いわゆる、酒気帯び運転および飲酒運転)を防ぐことが求められ、近年、その要望が強く高まってきている。
このような要望を受け、以下の特許文献1のような技術が存在する。
この技術は、建物へ入ろうとしている人間の呼気を測定し、この呼気に含まれるアルコール濃度が所定濃度を超えている場合には、建物への立ち入りを禁止するものであるが、車両への適用も示唆している。
【特許文献1】特開2004−245799号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
しかしながら、この特許文献1の技術では、車両への乗車、建物への立ち入ろうとする人間に対し、その都度呼気の測定を求めている。
仮に、この技術を車両へそのまま適用したとすると、車両のユーザは、通常のドアロック解除のための動作(例えば、キーをキーシリンダに差し込んで回転させる動作、或いは、キーレスエントリーシステムの開錠ボタンを押す動作など)の他に、アルコールセンサへ息を吹きかける、という新たな動作を行なうことが課されることとなり、必要な操作(作業)が追加されたドライバの負担感が増す。
【0004】
本来、非飲酒状態であれば、運転時の呼気アルコール度チェック作業は不要である事が、ユーザの負担感をさらに増加させている要因でもある。
本発明はこのような課題に鑑み案出されたもので、車両ユーザの負担を増やさずに、車両の飲酒運転を防止することが出来る、車両の管理装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記目的を達成するため、本発明の車両の管理装置(請求項1)は、車両に設けられロックを解除しなければ該車両の走行が妨げられる機器の機能をロックするロック手段と、該車両のドライバの呼気中のアルコール成分濃度を検出するアルコール濃度検出手段と、該アルコール濃度センサにより検出されたアルコール成分濃度が所定の閾値よりも低い場合に許可判定をする判定手段と、該判定手段により該許可判定がなされると該ロック手段によるロックを解除するロック解除手段とを備えることを特徴としている。
【0006】
また、本発明の車両の管理装置(請求項2)は、請求項1に記載の内容において、該アルコール濃度検出手段を有し該アルコール濃度検出手段の検出結果を無線送信する携帯機と、該携帯機により無線送信された該アルコール濃度検出手段の検出結果を受信する受信機とを有し、該判定手段は、該受信機により受信された該アルコール濃度検出手段の検出結果に基づいて作動することを特徴としている。
【発明の効果】
【0007】
本発明の車両の管理装置によれば、車両ユーザに必要以上の負担を強いることなく、車両の飲酒運転を防止することが出来る。(請求項1)
また、ドライバの呼気中のアルコール成分濃度を携帯機により無線送信し、これを受信機により受信して、アルコール成分濃度が所定の閾値よりも低いか否かの判定を行なうようになっているので、呼気中のアルコール濃度が検出されるドライバの利便性を向上させることが出来る。(請求項2)
【発明を実施するための最良の形態】
【0008】
以下、図面により、本発明の一実施形態に係る車両の管理装置について説明すると、図1はその全体構成を示す模式的なブロック図、図2はその動作を示す模式的なフローチャートである。
図1に示すように、車両10には、エンジン始動ロック部11,ステアリングロック機構12,シフトロック機構13,APS(Accelerator Position Sensing)信号制御部14が設けられている。これらのエンジン始動ロック部11,ステアリングロック機構12,シフトロック機構13,APS信号制御部14は、いずれも、車両10の走行に際してロックを解除することが求められる機器であるエンジン始動機構,ステアリング機構,シフト機構,スロットルバルブ制御機構(いずれも図示略)の機能をロックするロック手段として設けられたものである。
【0009】
エンジン始動ロック部11は、車両10に設けられたエンジン(図示略)を始動するスタータモータと、このスタータモータとバッテリ(図示略)との間の電気的な接続を断接するメインスイッチとを有するエンジン始動機構の機能をロック/アンロック(禁止/許容)するものである。
より具体的に、このエンジン始動ロック部11は、メインスイッチと直列に接続されたサブスイッチであって、後述する車両側ECU(Electric Control Unit)15からロック解除指示信号を受けた場合にオンとなるように設定されている。したがって、このサブスイッチがオンになり、さらに、一般的なエンジン始動条件が満たされた場合に、エンジン始動機構によりエンジンの始動が行なわれるようになっている。
【0010】
換言すれば、このエンジン始動ロック部11は、車両側ECU15からのロック解除指示信号を受けるまでは、一般的なエンジン始動条件が満たされたとしてもエンジンの始動を禁止し(即ち、ロック状態とし)、一方、ロック解除指示信号を受けた後は、エンジン始動の禁止を解除する(即ち、アンロック状態にする)ようになっている。なお、このエンジン始動ロック部11によるエンジン始動の禁止を“エンジン始動ロック”という。
【0011】
ステアリングロック機構12は、車両10に設けられたステアリングホイール(図示略)の回転をロック/アンロック(禁止/許容)するものである。つまり、このステアリングロック機構12がステアリングホイールをロックしている場合には、ドライバがステアリングホイールを回転させようとしても、ステアリングホイールの回転は禁止され、車両10を走行させることが出来ないようになっている。なお、このステアリングロック機構12も、車両側ECU15とネットワーク16を介して接続され、車両側ECU15からのロック解除指示信号を受けた場合にロックを解除する(即ち、アンロック状態にする)ようになっている。
【0012】
シフトロック機構13は、車両10に設けられたオートマチックトランスミッション(図示略)のシフトノブ(図示略)の移動をロック/アンロック(禁止/許容)するものである。つまり、このシフトロック機構13がシフトノブをロックしている場合、ドライバがシフトノブを操作したとしても、シフトノブはパーキングポジションで固定されたままとなり、車両10を走行させることが出来ないようになっている。なお、このシフトロック機構13も、車両側ECU15とネットワーク16を介して接続され、車両側ECU15からのロック解除指示信号を受けた場合にロックを解除する(即ち、アンロック状態にする)ようになっている。
【0013】
APS信号制御部14は、アクセルペダル(図示略)の踏み込み量をアクセルペダル位置センサ(図示略)により検出し、検出結果を示すAPS信号に応じて、スロットルアクチュエータ(図示略)を駆動することで、スロットルバルブ(図示略)の開度を変更するものである。つまり、車両10のアクセルペダルとスロットルバルブとは、機械的に接続されているのではなく、このAPS信号制御部14を介して電気的に接続されている。
【0014】
また、このAPS信号制御部14は、車両側ECU15とネットワーク16を介して接続され、車両側ECU15からロック解除指示信号を受けるまでは、スロットルアクチュエータに対するAPS信号の送信が禁止され、スロットルバルブの開度をアイドル開度で固定するようになっている。換言すれば、このAPS信号制御部14は、車両側ECU15からのロック解除指示信号を受けるまでスロットルバルブ開度の変更を禁止し(即ち、ロック状態とし)一方、ロック解除指示信号を受けた後は、スロットルバルブ開度の変更の禁止を解除する(即ち、アンロック状態にする)ようになっている。なお、このAPS信号制御部14によるAPS信号の送信禁止を“APS信号送信ロック”という。
【0015】
さらに、この車両10には、アンテナ17および車両側ECU15が備えられている。
アンテナ17は、後述する車内に設けられた携帯機21から送信される電波を受信するものである。
車両側ECU15は、いずれも図示しない、CPU,メモリ,ネットワークインタフェースなどを備える電子制御ユニットであって、アンテナ17が接続され、受信機として機能するようになっている。
【0016】
また、この車両側ECU15には、いずれもソフトウェアとして、信号受信解析部18と、ロック解除部(ロック解除手段)19とが設けられている。
信号受信解析部18は、アンテナ17を介して入力された携帯機21からの電波を受信し、この電波に含まれる許可判定信号(後述する)と、携帯機ID信号(後述する)とを抽出するものである。
【0017】
ロック解除部19は、信号受信解析部18によって許可判定信号が抽出され、且つ、特定の携帯機ID信号が抽出された場合に、エンジン始動ロック部11,ステアリングロック機構12,シフトロック機構13およびAPS信号制御部14に対して、ロック解除指示信号を送信するようになっている。なお、エンジン始動ロック部11に対するロック解除信号を、特に、エンジン始動信号ともいう。これにより、ドライバが酒酔い状態の場合には、車両10の走行が許可されないようになっている。なお、この点については、詳しく後述する。
【0018】
また、このロック解除部19は、信号受信解析部18によって、許可判定信号が抽出されたとしても、抽出された携帯機ID信号と、車内側ECU15のメモリ内に記録されている携帯機ID信号とが一致しない場合には、ロック解除指示信号の送信を行なわないようになっている。これにより、この車両10に用いられる携帯機21ではない他の携帯機により、エンジン始動ロック部11,ドアロック機構11,ステアリングロック機構12,シフトロック機構13およびAPS信号制御部14によるロックが解除されることを防ぐことが出来るようになっている。
【0019】
携帯機21は、ドライバによって携帯される無線機器であって、上述の車両側ECU15と無線通信できるようになっている。
この携帯機21には、アンテナ22と、アルコールセンサ(アルコール濃度検出手段)23と、リモート側ECU24と、エンジン始動意思スイッチ(図示略)が備えられている。
【0020】
アンテナ22は、後述するリモート側ECU24と接続され、このリモート側ECU24から出力された電波を車両10のアンテナ17へ向けて送信するものである。
アルコールセンサ23は、ドライバの呼気に含まれるアルコールの濃度を検出するものである。
リモート側ECU24は、いずれも図示しない、CPU,メモリ,発振回路などを備える電子制御ユニットであって、アンテナ22およびアルコールセンサ23と接続されている。
【0021】
また、このリモート側ECU24のメモリ内には、いずれもソフトウェアとして、飲酒判定部(判定手段)25と、信号送信部26とが記録されている。
飲酒判定部25は、アルコールセンサ23により検出されたアルコール成分濃度Aが閾値A1よりも低い場合にのみ「許可判定」を行ない、信号送信部26に対して、許可判定信号を入力するものである。なお、この許可判定信号とは、飲酒判定部25により許可判定がなされた旨を示す信号である。
【0022】
信号送信部26は、飲酒判定部25から許可判定信号が入力された場合に、この入力された許可判定信号と、携帯機ID信号とを含む電波を、アンテナ22経由で車両側ECU15に対して出力するものである。なお、この「携帯機ID信号」とは、携帯機21に固有のID番号を示す信号であって、リモート側ECU24のメモリ内と、車内側ECU15のメモリ内の双方に記録されている。また、この信号送信部26は、飲酒判定部25から許可判定信号が入力され、且つ、エンジン始動意思スイッチがユーザによりオン状態にされていた場合には、上記の許可判定信号と携帯機ID信号とに加えて、エンジン始動意思信号をも含む電波をアンテナ22経由で車両側ECU15に対して出力するようになっている。
【0023】
本発明の一実施形態に係る車両の管理装置は上述のように構成されているので、以下のような作用および効果を奏する。
図2のフローチャート中ステップS11に示すように、車両10内に乗車後運転開始、エンジンを始動しようとするドライバは、まず、携帯機21のアルコールセンサ23へ向けて息を吹きかける。
【0024】
このとき、アルコールセンサ23はドライバの呼気に含まれるアルコール成分濃度を検出し(ステップS12)、その後、飲酒判定部25がアルコールセンサ23の検出結果、即ち、アルコール成分濃度Aを読み込み、このアルコール成分濃度Aが閾値A1よりも小さいか否かを判定する(ステップS13)。
ここで、アルコール成分濃度Aが閾値A1よりも小さい場合には(ステップS13のYesルート)、信号送信部26が許可判定を行ない、許可判定信号を信号送信部26に出力する。そして、この許可判定信号を受けた信号送信部26は、許可判定信号および携帯機ID信号の双方を含む電波をアンテナ22経由で車両側ECU15に対して出力する。なお、エンジン始動意思スイッチがオン状態であった場合には、信号送信部26は、許可判定信号,携帯機ID信号およびエンジン始動意思信号を含む電波をアンテナ22経由で車両側ECU15に対して出力する。(ステップS14)。
【0025】
その後、車両側ECU15の信号受信解析部18が、アンテナ17を介して受信した電波に含まれる許可判定信号と携帯機ID信号とエンジン始動意思信号とを抽出し(ステップS15)、且つ、抽出された携帯機ID信号と車両側ECU15のメモリ内に記録された携帯機ID信号とが一致した場合には(ステップS16のYesルート)、ロック解除部19が、エンジン始動ロック部11,ステアリングロック機構12,シフトロック機構13およびAPS信号制御部14に対して、ロック解除指示信号を送信する(ステップS17)。
【0026】
これにより、ステアリングロック機構12はステアリングホイールの固定を解除してステアリングホイールの操作を許可する(ステップS18)。また、シフトロック機構13はシフトノブの固定を解除してドライバによるシフトノブの操作を許可するとともに、APS信号制御部14はAPS信号送信ロックを解除してアクセルペダルの踏み込み量に応じてエンジン出力が変更されることを許可する(ステップS18)。
【0027】
さらに、エンジン始動意思信号の抽出がなされた場合には、エンジン始動ロック部11はエンジン始動の禁止を解除し(ステップS18)、その後、一般的なエンジン始動条件が満たされた場合には、エンジン始動機構が作動し、エンジンが始動される。
一方、アルコール成分濃度Aが閾値A1よりも大きい場合には(ステップS13のNoルート)、ドライバが飲酒しているものとして、そのままリターンする。つまり、この場合、リモート側ECU24の飲酒判定部は、「許可判定」を行なわないため、信号送信部26に対して、許可判定信号を入力しない。このため、車両ECU15のロック解除部19は、ステアリングロック機構12,シフトロック機構13およびAPS信号制御部14に対して、ロック解除指示信号を送信しない。
【0028】
これにより、許可判定時には別途に操作を行なわなくとも自動的にロック解除されるため、従来のキー操作を省略することが可能となり、ドライバの負担感を低減することが出来る。
酒酔いしたドライバには、ステアリングロック機構12によりステアリングホイールの回転が禁止され、且つ、シフトロック機構13によりシフトノブの操作が禁止されているので、車両10の走行は確実に禁止される。
【0029】
また、仮にエンジンが始動した場合であっても、APS信号制御部14がロック解除指示信号を受信しておらず、アクセルペダルの踏み込み量に応じたエンジン出力の制御が禁止されるので、やはり車両19の走行が禁止される。
加えて、エンジン始動を統合した機能も設定しているので、エンジンの始動を意図した場合には、その他の始動条件(オートマチックトランスミッションを搭載した車両においてフットブレーキの踏み込みがある事など)を満足すればエンジンが始動され、特別な操作を行なうことを要求することなく、ドライバの負担感を低減する効果が有る。
【0030】
ここで、改めて、従来の技術と本実施形態に係る本願発明とを対比して説明する。
従来は、ドライバが飲酒したか否かを判定するために、新たな動作を課していた。例えば、ドアロックの解除を例にとれば、以下の2動作が要求されていたのである。
動作1: アルコールセンサに対する息の吹きかけ
動作2: 一般的なロック解除動作(キーシリンダの回転など)
しかしながら、本実施形態に係る本願発明によれば、車両10のドライバに要求される動作は、上述の動作1だけ、即ち、アルコールセンサに対する息の吹きかけという1つの動作(シングルアクション)だけで、即座に車両10を走行可能な状態にすることが出来るのである。
【0031】
このように、本発明の一実施形態に係る車両の管理装置によれば、ドライバの負担を増やさずに、車両10の飲酒運転を防止することが出来る。
以上、本発明の実施形態を説明したが、本発明は係る実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができる。
上述の実施形態においては、車両10の走行に際して解除することが求められる機器のロック手段として、エンジン始動ロック部11,ステアリングロック機構12,シフトロック機構13,APS信号制御部14を設けた場合を例にとって説明したが、このような場合に限定するものではない。例えば、これらのステアリングロック機構12,シフトロック機構13,APS信号制御部14のうちの少なくとも1つを用いれば、車両10の飲酒運転を防止することが出来る。もっとも、上述の実施形態に示すように、複数の機器ロック手段を用いれば、飲酒運転をより強固に防ぐことが可能になる。
【0032】
また、上述の実施形態においては、携帯機21にアルコールセンサ23,飲酒判定部25および信号送信部26を設け、無線通信により、許可判定信号を車両側ECU15へ送信する構成としたが、このような構成に限定するものではない。
例えば、図3に示すように、アルコールセンサ23および飲酒判定部25を車内側ECU31に設けてもよい。
【図面の簡単な説明】
【0033】
【図1】本発明の一実施形態に係る車両の管理装置の全体構成を示す模式的なブロック図である。
【図2】本発明の一実施形態に係る車両の管理装置の動作を示す模式的なフローチャートである。
【図3】本発明の一実施形態の変形例に係る車両の管理装置の全体構成を示す模式的なブロック図である。
【符号の説明】
【0034】
10 車両
11 エンジン始動ロック部(ロック手段)
12 ステアリングロック機構(ロック手段)
13 シフトロック機構(ロック手段)
14 APS信号制御部(ロック手段)
19 ロック解除部(ロック解除手段)
21 携帯機
25 飲酒判定部(判定手段)
23 アルコールセンサ(アルコール濃度検出手段)
26 信号送信部(送信手段)

【特許請求の範囲】
【請求項1】
車両に設けられロックを解除しなければ該車両の走行が妨げられる機器の機能をロックするロック手段と、
該車両のドライバの呼気中のアルコール成分濃度を検出するアルコール濃度検出手段と、
該アルコール濃度センサにより検出されたアルコール成分濃度が所定の閾値よりも低い場合に許可判定をする判定手段と、
該判定手段により該許可判定がなされると該ロック手段によるロックを解除するロック解除手段とを備える
ことを特徴とする、車両の管理装置。
【請求項2】
該アルコール濃度検出手段を有し該アルコール濃度検出手段の検出結果を無線送信する携帯機と、
該携帯機により無線送信された該アルコール濃度検出手段の検出結果を受信する受信機とを有し、
該判定手段は、該受信機により受信された該アルコール濃度検出手段の検出結果に基づいて作動する
ことを特徴とする、請求項1記載の車両の管理装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【公開番号】特開2009−40180(P2009−40180A)
【公開日】平成21年2月26日(2009.2.26)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−206495(P2007−206495)
【出願日】平成19年8月8日(2007.8.8)
【出願人】(000006286)三菱自動車工業株式会社 (2,892)
【Fターム(参考)】