説明

車両センサ制御装置、車両センサ制御方法および車両センサ制御プログラム

【課題】設備の簡易化および省電力化を図ることができなかった。
【解決手段】住宅内の人物の状態を検出する人物センサの検出結果を取得し、前記人物の状態が、高度の監視を開始する条件に対応した状態であるか否かを判定し、前記人物の状態が、前記高度の監視を開始する条件に対応した状態であるときに車両に搭載された車両センサを駆動させる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、車両に搭載された車両センサの駆動を制御する車両センサ制御装置、車両センサ制御方法および車両センサ制御プログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
従来、住宅等に設置されたセンサによって住宅等の周囲を監視するホームセキュリティシステムが知られており、各種の技術が開発されている。例えば、防犯の確度向上とコスト抑制とを両立させる技術として、車両に搭載されたセンサをホームセキュリティ用のセンサとしても利用する技術が知られている(例えば、特許文献1参照)。
【特許文献1】特開2007−72686号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
従来の技術においては、設備の簡易化および省電力化を図ることができなかった。
すなわち、上述の従来技術においては、有線あるいは無線の給電設備によって家庭用電源からの電力を車両に供給して車両センサを駆動している。従って、ホームセキュリティシステムに車両センサを流用するために車両に対して電力を供給する設備が必要となり、複雑な設備が必要になる。
【0004】
一方、車両の外部から車両に対して電力を供給しない場合には、車両センサを駆動するために車両に搭載されたバッテリーに蓄積された電力を利用する必要があるが、このような構成で常に車両センサを駆動すると車両のバッテリーに蓄積された電力を過度に消費し、車両の運転に支障を来すおそれがある。
本発明は、上記課題にかんがみてなされたもので、簡易な設備を利用し、低消費電力で車両のセンサを駆動することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記の目的を達成するため、本発明においては、住宅内の人物の状態が、高度の監視を開始する条件に対応した状態であるときに車両に搭載された車両センサを駆動させる。すなわち、車両センサを駆動して高度の監視を開始するための条件が予め規定されており、住宅内の人物の状態が当該条件に対応する状態であるときに車両センサを駆動する。従って、住宅内の人物の状態が当該条件に対応する状態でないときには車両センサの駆動を停止することができ、車両センサを利用するシステムにおける不要な電力消費を抑えることができる。
【0006】
また、車両センサを駆動することが必要な状態において車両センサを駆動するように構成することで消費電力を抑えることができるので、車両センサを駆動するために車両の外部から電力を供給する設備を構成する必要はない。例えば、車両のバッテリーに蓄積された電力によって車両センサを駆動する構成を採用しても、車両センサの駆動電力源として車両のバッテリーの利用を続けながら、当該バッテリーを本来の電力源(例えば、エンジンスタート時の電力供給源)として利用し続けることができ、簡易な構成によって車両センサによる監視を行うシステムを提供することができる。
【0007】
ここで、人物センサにおいては、住宅内の人物の状態を検出することができれば良く、住宅内の所定の範囲内に電磁波や超音波を出力し、その反射に基づいて監視範囲内の状態を取得するセンサや監視範囲内の電磁波を取得するカメラ等を採用することができる。
【0008】
また、人物センサは、当該人物センサの監視範囲の状態を示す情報を出力することができれば良く、人物の状態としては種々の状態(例えば、人物の存否や動作)を想定し得る。さらに、本発明においては、人物が居住するための構造物であって内側に人物が存在し得る構造物を住宅として定義することができる。例えば、家屋を住宅としてもよいし、住宅の塀等によって区切られる敷地や庭と家屋とを含めて住宅としてもよい。
【0009】
人物状態判定手段は、検出された人物の状態が予め決められた条件に対応した状態であるか否かを判定することができればよい。従って、人物センサで検出される情報を予め人物の状態に対応させる定義を行っておき、この定義に従って検出される人物の状態のいずれかと、前記高度の監視を開始する条件とを対応させておけばよい。この構成によれば、人物の状態が高度の監視を開始する条件に対応しているか否かを容易に判定することができる。
【0010】
また、高度の監視は、車両センサを駆動して監視を行う状態であり、車両センサを駆動していない状態から車両センサを駆動する状態に切り替えると、低度の監視から高度の監視に切り替えることとなる。例えば、車両センサと他のセンサ(例えば、住宅に設置されたセンサ)とで監視を行う場合、他のセンサが駆動している状態から当該他のセンサと車両センサとが駆動している状態に切り替えると低度の監視から高度の監視に切り替えることとなる。また、他のセンサを利用しない場合、車両センサが駆動していない状態から車両センサが駆動している状態に切り替えると低度の監視(センサによらない人物のみによる監視)から高度の監視に切り替えることとなる。
【0011】
車両センサ駆動手段においては、人物の状態が、前記高度の監視を開始する条件に対応した状態であるときに車両に搭載された車両センサを駆動させることができればよい。例えば、車両に搭載されている車両センサに対して制御信号を出力するなどして車両センサの駆動を開始する構成等を採用可能である。なお、車両センサにおいては、車両の周囲を監視することができれば良く、車両の周囲の所定の範囲内に電磁波や超音波を出力し、その反射に基づいて監視範囲内の状態を取得するセンサや車両の周囲の電磁波を取得するカメラ等を採用することができる。
【0012】
なお、車両センサを駆動した後には当該車両センサの検出結果に基づいて監視を行うことができる。すなわち、車両センサの検出結果を示す監視情報を取得し、当該監視情報に基づいて監視結果の通知や警報等を実施したり、監視結果を把握するための情報を利用者に提供したりすることで、車両の周辺の異常を監視することができる。なお、監視情報の出力対象は車両に備えられた通知装置や警報装置であっても良いし、車両以外の住宅に備えられた通知装置や警報装置であっても良い。
【0013】
むろん、監視情報の出力は、有線あるいは無線のいずれを利用して行っても良い。また、上述の通知装置においては、監視情報をディスプレイ等に直接的に表示して通知しても良いし、他の場所へ監視情報を伝達して当該他の場所に待機する警備員等に監視情報を通知する構成を採用しても良いし、携帯端末に監視情報を送信して当該携帯端末の利用者に監視情報を通知する構成を採用しても良く、種々の構成を採用可能である。
【0014】
さらに、高度の監視を開始する条件に対応した人物の状態を、人物の注意力の低下を誘発する状態とする構成を採用してもよい。すなわち、住宅内の人物の存在場所や行動によって住宅内あるいは住宅の周囲における異常に対して注意することができる状態と、注意することが困難な状態とが生じ得る。そこで、人物の注意力の低下を誘発する状態を、高度の監視を開始する条件とすれば、人物の注意力が低下しているときに車両センサを駆動し、精度の高い監視を行うことが可能になる。
【0015】
なお、人物の注意力の低下を誘発する状態としては、種々の状態が想定され、例えば、人物が住宅内外の異常以外の事象に集中している状態や住宅内外の異常に注意することが困難な場所に人物が存在している状態、人物の活動の程度が低下している状態等が挙げられる。従って、人物が予め決められたこれらの状態にあるときの人物センサの検出結果を解析して、人物状態判定手段における判定条件とすれば、人物の状態が当該人物の注意力の低下を誘発する状態であるときに高度の監視を開始することができる。
【0016】
より具体的には、人物が就寝している状態を、高度の監視を開始する条件とすることが可能である。すなわち、人物が就寝していると、当該人物は住宅内外の異常に対して注意することが困難である。そこで、人物が就寝している状態を検出したときに高度の監視を開始する構成とすることにより、人物が就寝していないときの消費電力を抑えながらも必要に応じて高度の監視を行う構成とすることができる。
【0017】
なお、この構成において人物センサは人物が就寝している状態を検出することができれば良く種々の構成を採用可能である。例えば、カメラによって人物の画像を撮影し、その画像情報に基づいて人物を検出することによって人物が就寝している状態であるか否かを判定する構成や、圧力センサや心拍数センサ,赤外線センサ等の人感センサによって人物が就寝場所(ベッド等)で寝ている状態にあるか否かを検出する構成等を採用可能である。
【0018】
さらに、人物が住宅内に存在しない状態(人物が外出している状態)を、高度の監視を開始する条件とすることが可能である。すなわち、人物が住宅内に存在せず、外出している状態においては、当該外出中の人物が住宅内外の異常に対して注意することが困難である。そこで、人物が住宅内に存在しない状態を検出したときに高度の監視を開始する構成とすることにより、人物が住宅内に存在するときの消費電力を抑えながらも必要に応じて高度の監視を行う構成とすることができる。
【0019】
なお、この構成において人物センサは人物が住宅内に存在しない状態を検出することができれば良く種々の構成を採用可能である。例えば、カメラによって住宅内の画像を撮影し、その画像情報に基づいて人物を検出することによって人物が住宅内に存在する状態であるか否かを判定する構成や、赤外線センサ等の人感センサによって人物が住宅内に存在する状態であるか否かを検出する構成等を採用可能である。むろん、住宅内に人物が存在するか否かは、建築物の中に人物が存在しない状態であるか否かによって判定しても良いし、建築物とその敷地内の双方に人物が存在しない状態であるか否かによって判定しても良い。
【0020】
さらに、人物が入浴している状態を、高度の監視を開始する条件とすることが可能である。すなわち、人物が入浴している状態においては、当該入浴中の人物が住宅内外の異常に対して注意することが困難である。そこで、人物が入浴している状態を検出したときに高度の監視を開始する構成とすることにより、人物が入浴していないときの消費電力を抑えながらも必要に応じて高度の監視を行う構成とすることができる。
【0021】
なお、この構成において人物センサは人物が入浴している状態を検出することができれば良く種々の構成を採用可能である。例えば、カメラによって浴室内の画像を撮影し、その画像情報に基づいて人物を検出することによって人物が入浴している状態であるか否かを判定する構成や、赤外線センサ等の人感センサによって人物が浴室内に存在する状態であるか否かを検出する構成等を採用可能である。
【0022】
さらに、人物が映像と音楽とのいずれかまたは双方を視聴している状態を、高度の監視を開始する条件とすることが可能である。すなわち、人物が映像と音楽とのいずれかまたは双方を視聴している状態においては、当該視聴中の人物が住宅内外の異常に対して注意することが困難である。そこで、人物が映像と音楽とのいずれかまたは双方を視聴している状態を検出したときに高度の監視を開始する構成とすることにより、人物が映像と音楽とのいずれかまたは双方を視聴していないときの消費電力を抑えながらも必要に応じて高度の監視を行う構成とすることができる。
【0023】
なお、この構成において人物センサは人物が映像と音楽とのいずれかまたは双方を視聴している状態を検出することができれば良く種々の構成を採用可能である。例えば、音響・映像機器の稼働状態を検出するセンサによって音響・映像機器の稼働が検出されたときに人物が映像と音楽とのいずれかまたは双方を視聴していると判定する構成やカメラによって人物の画像を撮影し、その画像情報に基づいて人物がヘッドホン等の視聴用機器を使用していることを検出することによって人物が映像と音楽とのいずれかまたは双方を視聴していると判定する構成等を採用可能である。
【0024】
さらに、高度の監視を開始する条件は、人物の状態に対応付けて予め決められていれば良く、他にも種々の条件を採用可能である。例えば、人物の注意力の低下を誘発する状態として、何らかの行動を行っていること(例えば、人物が料理中,楽器等の演奏中,複数の人物によって団欒中であることなど)を定義し、高度の監視を開始する条件としても良い。また、人物の状態を間接的に検出する構成を採用しても良い。例えば、住宅内に設置された電灯の電源がオフになったことによって人物の注意力の低下を誘発する状態になったと見なすこととし、当該電灯の電源がオフになることを、高度の監視を開始する条件としても良い。また、鍵が取り付けられた住宅において、鍵が掛けられたことによって人物の注意力の低下を誘発する状態になったと見なすこととし、当該鍵が掛けられたことを、高度の監視を開始する条件とすることも可能である。
【0025】
さらに、本発明のように、人物の状態が、高度の監視を開始する条件に対応した状態であるときに車両に搭載された車両センサを駆動させる手法は、プログラムや方法としても適用可能である。また、以上のような車両センサ制御装置、車両センサ制御方法および車両センサ制御プログラムは、単独の車両センサ制御装置として実現される場合もあれば、車両に備えられる各部と共有の部品を利用して実現される場合もあり、各種の態様を含むものである。例えば、以上のような車両センサ制御装置の一部あるいは全部を備えたセキュリティ監視装置や方法、プログラムを提供することが可能である。また、一部がソフトウェアであり一部がハードウェアであったりするなど、適宜、変更可能である。さらに、車両センサ制御装置を制御するプログラムの記録媒体としても発明は成立する。むろん、そのソフトウェアの記録媒体は、磁気記録媒体であってもよいし光磁気記録媒体であってもよいし、今後開発されるいかなる記録媒体においても全く同様に考えることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0026】
ここでは、下記の順序に従って本発明の実施の形態について説明する。
(1)監視システムの構成:
(1−1)住宅監視装置の構成:
(1−2)車載器の構成:
(2)監視処理:
(3)他の実施形態:
【0027】
(1)監視システムの構成:
図1および図2は、本発明にかかる車両センサ制御装置を含む監視システムを示すブロック図であり、図1は住宅に備えられる住宅監視装置、図2は車両に備えられる車載器の構成を示すブロック図である。本実施形態においては、図1に示す住宅監視装置と図2に示す車載器とが協働することによって住宅や車両の周囲の異常を監視する監視システムを構成している。
【0028】
(1−1)住宅監視装置の構成:
住宅監視装置10は、CPU,RAM,ROM等を備える制御部20と記録媒体30とを備えており、記録媒体30やROMに記憶されたプログラムを制御部20で実行することができる。本実施形態においては、このプログラムの一つとして車両センサ制御プログラム21を実行可能である。さらに、住宅監視装置10が備えられた住宅には、人物センサ40a〜40n(設置個数は任意)と送受信部41と警報部42とが備えられており、これらの各部と車両センサ制御プログラム21が実行されている制御部20とが協働することによって住宅や車両の周囲の異常を監視する機能を実現する。
【0029】
人物センサ40a〜40nは、住宅の壁や塀、住宅内の壁,天井,ベッドなどに取り付けられ、各人物センサ40a〜40nの監視範囲内における人物の状態を示す情報を出力する。当該人物の状態を示す情報は、図示しないインタフェースを介して制御部20に取得される。なお、人物センサ40a〜40nは、監視範囲内の状態を示す情報を取得することができれば良く、本実施形態においては、監視範囲内の電磁波に基づいて画像を取得するカメラ,監視範囲の電磁波や超音波等に基づいて人物の存在を検出する人感センサ(赤外線センサ等),ベッドに寝ている人物の心拍数を検出する心拍数センサが人物センサ40a〜40nとして設置されている例について説明する。
【0030】
本実施形態においては、カメラと人感センサとによって住宅の各部屋(浴室を含む)および住宅の敷地を監視できるように当該カメラと人感センサとが設置されている。従って、カメラと人感センサとによって各部屋および敷地における人物の状態を検出することで、人物が住宅内に存在するか否か(外出中であるか否か)を判定することが可能である。また、浴室の人物の状態を検出することによって人物が入浴している状態であるか否かを判定することが可能である。さらに、心拍数センサによって人物が就寝中であるか否かを判定することができる。さらに、カメラの画像に基づいて人物を検出し、検出された人物の動作(例えば、ヘッドホンによって音楽を試聴していること)を検出することによって人物が音楽を試聴しているか否かを判定することが可能である。
【0031】
送受信部41は、無線通信回路を備えており、車両に備えられた送受信部と通信を行って情報を送受信することができる。警報部42は、住宅内に設置された図示しないスピーカーから警報音を出力する装置であり、制御部20は図示しないインタフェースを介して警報部42に監視情報を出力し、警報部42は当該監視情報の内容に応じて警報音を出力する。
【0032】
制御部20は、車両センサ制御プログラム21を実行することにより、人物の状態に応じて車両センサを駆動し、駆動された車両センサおよび人物センサの検出結果を示す監視情報を取得し、警報部42に出力する。この処理を行うため、車両センサ制御プログラム21は人物センサ情報取得部21aと人物状態判定部21bと車両センサ駆動部21cと監視情報出力部21dとを備えている。
【0033】
また、記録媒体30には、車両センサを駆動して高度の監視を開始する条件に対応した人物の状態を示す条件情報30aが記憶されており、条件情報30aにおいては、上述の人物センサ40a〜40nの出力結果に基づいて特定可能な人物の状態であって、人物の注意力の低下を誘発する状態を、高度の監視を開始する条件としている。すなわち、住宅内の人物の存在場所や行動によって住宅内における異常に対して注意することができる状態と、注意することが困難な状態とが生じ得る。そこで、人物の注意力の低下を誘発する状態を、高度の監視を開始する条件として、人物の注意力が低下しているときに車両センサを駆動し、精度の高い監視を行うこととしている。
【0034】
より具体的には、人物が就寝している状態と、人物が住宅内に存在しない状態と、人物が入浴している状態と、人物が映像と音楽とのいずれかまたは双方を視聴している状態と、を高度の監視を開始する条件としている。このため、本実施形態における条件情報30aには心拍数センサにおける心拍数の閾値が記録されており、心拍数センサによって当該閾値以下の心拍数が検出されたときに、人物が就寝中、すなわち、人物の状態が高度の監視を開始する条件に対応した状態であると判定する。また、条件情報30aにはカメラおよび人感センサによって検出される人物の数が"0"であることを示す情報が記録され、カメラおよび人感センサによって検出される人物の数が"0"であるときに、住宅内に人物が存在しない状態、すなわち、人物の状態が高度の監視を開始する条件に対応した状態であると判定する。
【0035】
さらに、条件情報30aにはカメラまたは人感センサによって浴室内で検出される人物の数が"1"以上であることを示す情報が記録され、カメラおよび人感センサによって浴室内で検出される人物の数が"1"以上であるときに、人物が入浴している状態、すなわち、人物の状態が高度の監視を開始する条件に対応した状態であると判定する。さらに、条件情報30aには人物がヘッドホンによって音楽を試聴しているときの人物の画像の特徴量が記録され、カメラによって検出される人物の画像の特徴量が当該特徴量に合致するときに、人物が音楽を試聴している状態、すなわち、人物の状態が高度の監視を開始する条件に対応した状態であると判定する。
【0036】
以上の構成において、制御部20は、人物センサ情報取得部21aの処理によって、人物センサ40a〜40nの検出結果を示す人物センサ監視情報を取得する。すなわち、人物センサ40a〜40nに対して制御信号を出力してその検出動作を制御し、検出結果を示す人物センサ監視情報を図示しないインタフェースを介して取得する。
【0037】
また、制御部20は、人物状態判定部21bの処理によって、人物の状態が高度の監視を開始する条件に対応した状態であるか否かを判定する。すなわち、上述の人物センサ監視情報を取得し、また、条件情報30aを参照し、人物センサ監視情報が示す人物の状態が条件情報30aに示された状態、すなわち、高度の監視を開始する条件に対応しているか否かを判定する。
【0038】
そして、人物センサ監視情報が示す人物の状態が、条件情報30aに示された高度の監視を開始する条件に対応していると判定されたとき、制御部20は、車両センサ駆動部21cの処理により、通信を介して車両センサを駆動する。すなわち、制御部20は、車両センサ駆動部21cの処理によって送受信部41に制御信号を出力して当該送受信部41を制御し、車両に対して車両センサの駆動を開始するための車両センサ駆動コマンド(車両センサの駆動を指示するための情報)を送信する。この処理により、後述のように、車両において車両センサが駆動される。
【0039】
また、制御部20は、人物センサ監視情報が示す人物の状態が、条件情報30aに示された高度の監視を開始する条件に対応していると判定されないときに車両センサを停止するための処理も行う。すなわち、制御部20は、車両センサ駆動部21cの処理によって送受信部41に制御信号を出力して当該送受信部41を制御し、車両に対して車両センサの駆動を停止するための車両センサ停止コマンド(車両センサの停止を指示するための情報)を送信する。この処理により、後述のように、車両において車両センサの駆動が停止する。
【0040】
さらに、制御部20は、監視情報出力部21dの処理によって住宅や車両の周囲を監視し、異常時に警報を出力する処理を行う。すなわち、制御部20は、監視情報出力部21dの処理によって人物センサ40a〜40nの検出結果を示す人物センサ監視情報を取得する。また、制御部20は、監視情報出力部21dの処理によって送受信部41に制御信号を出力して当該送受信部41を制御し、車両から出力される車両センサの検出結果を示す車両センサ監視情報を取得する。そして、制御部20は、監視情報出力部21dの処理によって当該人物センサ監視情報と車両センサ監視情報とを警報部42に出力する。
【0041】
警報部42は、人物センサ監視情報あるいは車両センサ監視情報が異常を示しているときに、当該異常を示す警報を出力する。なお、監視対象となる異常の状態は、通常と異なる状態として監視すべき各種の状態を想定可能である。例えば、特定のタイミング(例えば明示的な監視開始指示後)において住宅の敷地内に人等の動体が検出された状態や、人が住宅内や周辺で不審行動として予め定義された行動を行っている状態や炎の存否や状態に基づいて異常状態を定義可能である。
【0042】
(1−2)車載器の構成:
車載器100は、CPU,RAM,ROM等を備える制御部200と図示しない記録媒体とを備えており、当該記録媒体やROMに記憶されたプログラムを制御部200で実行することができる。本実施形態においては、このプログラムの一つとして監視プログラム210を実行可能である。
【0043】
さらに、車載器100が備えられた車両には、送受信部400と車両センサ410a〜410n(搭載個数は任意)とが備えられており、これらの各部と監視プログラム210が実行されている制御部200とが協働することによって車両の周囲の異常を監視するための車両センサ監視情報を住宅監視装置に提供する機能を実現する。
【0044】
送受信部400は、無線通信回路を備えており、住宅に備えられた送受信部41と通信を行って情報を送受信することができる。車両センサ410a〜410nは、車両の各部(例えば、サイドミラーや車体前部,後部,側面)に取り付けられ、各車両センサ410a〜410nの監視範囲内の状態を示す情報を出力する。当該監視範囲内の状態を示す情報は、図示しないインタフェースを介して制御部200に取得される。なお、車両センサ410a〜410nは、監視範囲内の状態を示す情報を取得することができれば良く、所定の範囲内に電磁波や超音波を出力し、その反射に基づいて監視範囲内の状態を取得するセンサや監視範囲内の電磁波を取得するカメラ等を採用することができる。
【0045】
制御部200は、監視プログラム210を実行することにより、車両センサを駆動し、当該車両センサの検出結果を示す車両センサ監視情報を取得し、住宅監視装置に対して送信する処理を行うことが可能である。以上の処理を行うため、監視プログラム210は、車両センサ制御部210aを備えている。
【0046】
制御部200は、車両センサ制御部210aの処理によって、車両に搭載された車両センサ410a〜410nを駆動する。すなわち、制御部200は、車両センサ制御部210aの処理により送受信部400に制御信号を出力して当該送受信部400を制御し、上述の車両センサ駆動コマンドや車両センサ停止コマンドを受信する。
【0047】
車両センサ駆動コマンドを受信したとき、制御部200は、車両センサ制御部210aの処理によって車両センサ410a〜410nに制御信号を出力し、車両センサ410a〜410nを駆動する。車両センサ410a〜410nが駆動されている状態において、制御部200は、車両センサ制御部210aの処理によって、当該車両センサ410a〜410nの検出結果を示す車両センサ監視情報を取得する。そして、制御部200は、車両センサ制御部210aの処理によって、送受信部400に制御信号を出力して当該送受信部400を制御し、車両センサ監視情報を住宅監視装置の送受信部41に対して送信する。
【0048】
また、車両センサ停止コマンドを受信したとき、制御部200は、車両センサ制御部210aの処理によって車両センサ410a〜410nに制御信号を出力し、車両センサ410a〜410nを停止させる。
【0049】
以上のようにして車両センサ410a〜410nの車両センサ監視情報が住宅監視装置に対して送信されると、住宅監視装置においては、監視情報出力部21dの処理により、制御部20が車両センサ監視情報と人物センサ監視情報とを警報部42に出力するので、警報部42は、人物センサ監視情報と車両センサ監視情報が異常を示しているときに、当該異常を示す警報を出力する。車両センサ410a〜410nは、上述のように、人物の状態が高度の監視を開始する条件に対応した状態である場合に駆動され、人物の状態が高度の監視を開始する条件に対応した状態でない場合には停止される。従って、高度の監視を必要としない状態において車両センサ410a〜410nを停止し、必要なときに駆動することができ、車両センサ410a〜410nを利用するシステムにおける消費電力を抑えることができる。
【0050】
また、車両センサ410a〜410nを駆動して高度の監視を行うことが必要な状態において車両センサ410a〜410nを駆動するように構成することで消費電力を抑えることができるので、車両センサ410a〜410nを駆動するために車両の外部から電力を供給する設備を構成する必要はない。従って、例えば、車両のバッテリーに蓄積された電力によって車両センサ410a〜410nを駆動する構成を採用しても、車両センサ410a〜410nの駆動電力源として充分に実用的な電力源として車両のバッテリーの利用を続けることができ、簡易な構成によって車両センサ410a〜410nによる監視を行うシステムを提供することができる。
【0051】
なお、本実施形態における車両は、車両センサ監視情報を出力するので、車載器100は当該車両を、高度の監視が必要なときに住宅監視装置による監視を補助するセンサを備えた車両として機能させる。従って、上述のようにして駆動された車両センサの検出結果を示す車両センサ監視情報を他の装置(本実施形態においては、住宅監視装置10)に対して出力し、当該他の装置と連携して監視を行う車両あるいは車載器を提供することができる。
【0052】
(2)監視処理:
次に、以上の構成において住宅監視装置10および車載器100が実施する監視処理を説明する。住宅監視装置10においては、住宅の居住者による監視開始指示等に従って制御部20が図3に示す住宅側監視処理を実行する。また、車載器100においては、消費電力を抑制するために送受信部400を常時駆動しておき、当該送受信部400にて情報を受信したときのみ図4に示す車両側監視処理を実行する。
【0053】
住宅側監視処理において、制御部20は、人物センサ情報取得部21aの処理により、人物センサ監視情報を受信する(ステップS100)。すなわち、制御部20は、人物センサ40a〜40nを制御信号によって制御し、当該人物センサ40a〜40nの検出結果を示す人物センサ監視情報を取得する。
【0054】
次に、制御部20は、人物状態判定部21bの処理により、人物の状態が高度の監視を開始する条件に対応した状態であるか否かを判定する。すなわち、制御部20は、人物状態判定部21bの処理により、記録媒体30を参照して条件情報30aを取得し(ステップS110)、上述の人物センサ監視情報が示す人物の状態と条件情報30aが示す高度の監視を開始する条件に対応した状態とを比較し、人物の状態が高度の監視を開始する条件に対応した状態であるか否かを判定する(ステップS120)。
【0055】
より具体的には、人物センサ監視情報としての心拍数センサの検出結果を取得し、当該検出結果が示す心拍数が条件情報30aに規定された心拍数の閾値以下であるか否かを判定する。そして、心拍数が閾値以下であるときに、人物が就寝中、すなわち、人物の状態が高度の監視を開始する条件に対応した状態であると判定する。
【0056】
また、人物センサ監視情報としてのカメラの画像情報から人物の画像に対応した特徴量を抽出して人物の数を検出し、人物センサ監視情報としての人感センサの検出結果に基づいて人物の数を特定する。そして、当該人物の数が条件情報30aに規定された人物の数である"0"であるか否かを判定する。そして、人物の数が"0"であるときに、住宅内に人物が存在しない状態、すなわち、人物の状態が高度の監視を開始する条件に対応した状態であると判定する。
【0057】
さらに、人物センサ監視情報としてのカメラの画像情報あるいは人感センサの検出結果に基づいて浴室内の人物の数を検出する。すなわち、カメラの画像情報を用いる場合には、当該画像情報から浴室内の人物の画像に対応した特徴量を抽出して浴室内の人物の数を検出し、人感センサの検出結果を用いる場合には、当該検出結果から浴室内の人物の数を特定する。そして、浴室内の人物の数が"1"以上であるときに人物が入浴している状態、すなわち、人物の状態が高度の監視を開始する条件に対応した状態であると判定する。
【0058】
さらに、人物センサ監視情報としてのカメラの画像情報から人物がヘッドホンによって音楽を試聴しているときの人物の画像の特徴量を抽出し、当該特徴量が抽出されたときに人物が音楽を試聴している状態、すなわち、人物の状態が高度の監視を開始する条件に対応した状態であると判定する。
【0059】
ステップS120において、人物の状態が高度の監視を開始する条件に対応した状態であると判定されたとき、制御部20は、車両センサ駆動コマンドを送信する(ステップS130)。すなわち、制御部20は、送受信部41を制御信号によって制御し、車両の送受信部400と通信を行って、上述の車両センサ駆動コマンドを送信する。
【0060】
ステップS120において、人物の状態が高度の監視を開始する条件に対応した状態であると判定されないとき、制御部20は、車両センサ停止コマンドを送信する(ステップS140)。すなわち、制御部20は、送受信部41を制御信号によって制御し、車両の送受信部400と通信を行って、上述の車両センサ停止コマンドを送信する。
【0061】
図4に示す車両側監視処理においては、車両センサ制御部210aの処理により、制御部200がコマンド(車両センサ駆動コマンドや車両センサ停止コマンド)を受信する(ステップS200)。すなわち、制御部200は、送受信部400を制御信号によって制御し、住宅の送受信部41と通信を行って車両センサ駆動コマンドや車両センサ停止コマンドを受信する。
【0062】
次に、制御部200は、車両センサ制御部210aの処理により、受信したコマンドが車両センサ駆動コマンドであるか否かを判別し(ステップS210)、受信したコマンドが車両センサ駆動コマンドであると判別されたときには、車両センサを駆動する(ステップS220)。すなわち、車両センサ410a〜410nに対して制御信号を出力してその検出動作を制御し、検出結果を示す車両センサ監視情報を取得する。
【0063】
また、制御部200は、車両センサ制御部210aの処理により、送受信部400に制御信号を出力して当該送受信部400を制御し、上述のようにして取得した車両センサ監視情報を住宅監視装置の送受信部41に対して送信する。なお、ステップS210にて、受信したコマンドが車両センサ駆動コマンドであると判別されないときには、ステップS220をスキップする。
【0064】
さらに、制御部200は、車両センサ制御部210aの処理により、ステップS200で受信したコマンドが車両センサ停止コマンドであるか否かを判別し(ステップS230)、受信したコマンドが車両センサ停止コマンドであると判別されたときには、車両センサを停止させる(ステップS240)。すなわち、車両センサ410a〜410nに対して制御信号を出力してその検出動作を停止させる。むろん、送受信部400による車両センサ監視情報の送信も停止する。
【0065】
なお、住宅監視装置において、車両から送信される車両センサ監視情報を受信したとき、制御部20は、監視情報出力部21dの処理によって人物センサ監視情報に加え、車両センサ監視情報も警報部42に出力するので、人物センサ監視情報と車両センサ監視情報とに基づく監視が行われる。以上の処理によれば、人物の状態が高度の監視を開始する条件に対応しているときに車両センサが駆動され、人物の状態が高度の監視を開始する条件に対応してないときには車両センサの駆動が停止されるので、高度の監視を行う必要がある場合のみに車両センサが駆動され、消費電力を抑えながら必要に応じて高度の監視を行うことができる。
【0066】
(3)他の実施形態:
以上の実施形態は本発明を実施するための一例であり、高度の監視を開始する条件に対応した状態であるときに車両に搭載された車両センサを駆動させる限りにおいて、他にも種々の構成を採用可能である。例えば、上述の実施形態においては、家屋と敷地とを住宅として定義し、当該住宅内の人物の状態を検出する構成を採用していたが、家屋のみを住宅として定義し、当該住宅内の人物の状態を検出する構成としても良い。
【0067】
また、高度の監視は、車両センサを駆動して監視を行う状態であり、車両センサを駆動していない状態から車両センサを駆動する状態に切り替えることによって、低度の監視から高度の監視に切り替えるように構成すればよい。従って、上述のように車両センサと他のセンサ(例えば、住宅に設置された人物センサ)とで監視を行う場合には、当該他のセンサが駆動している状態から当該他のセンサと車両センサとが駆動している状態に切り替えると低度の監視から高度の監視に切り替えることとなる。一方、他のセンサを利用しない場合、車両センサが駆動していない状態から車両センサが駆動している状態に切り替えると低度の監視(センサによらない人物のみによる監視)から高度の監視に切り替えることとなる。
【0068】
監視情報(人物センサ監視情報と車両センサ監視情報)の出力対象は上述のように住宅に備えられた警報装置であっても良いし、異常を通知する通知装置であっても良い。また、車両に備えられた通知装置や警報装置であっても良い。むろん、監視情報の出力は、有線あるいは無線のいずれを利用して行っても良い。また、上述の通知装置においては、監視情報をディスプレイ等に直接的に表示して通知しても良いし、他の場所へ監視情報を伝達して当該他の場所に待機する警備員等に監視情報を通知する構成を採用しても良いし、携帯端末に監視情報を送信して当該携帯端末の利用者に監視情報を通知する構成を採用しても良く、種々の構成を採用可能である。
【0069】
さらに、人物の注意力の低下を誘発する状態としては、種々の状態が想定され、例えば、住宅内外の異常以外の事象に集中している状態や住宅内外の異常に注意することが困難な場所に人物が存在している状態、人物の活動の程度が低下している状態等が挙げられる。従って、人物が予め決められたこれらの状態にあるときの人物センサの検出結果を解析して、人物状態判定手段における判定条件とすればよい。この構成により、人物の状態が当該人物の注意力の低下を誘発する状態であるときに高度の監視を開始することが可能になる。
【0070】
また、人物が就寝している状態であることを判定するための構成は心拍数センサに限らず、種々の構成を採用可能である。例えば、カメラによって人物の画像を撮影し、その画像情報に基づいて人物を検出することによって人物が就寝している状態であるか否かを判定する構成や、圧力センサ,赤外線センサ等の人感センサによって人物が就寝場所(ベッド等)で寝ている状態にあるか否かを検出する構成等を採用可能である。
【0071】
さらに、人物が映像を視聴している状態や映像と音楽との双方を視聴している状態を、高度の監視を開始する条件とすることが可能である。また、人物が映像と音楽とのいずれかまたは双方を視聴している状態を検出する構成としては、種々の構成を採用可能である。例えば、音響・映像機器の稼働状態を検出するセンサによって音響・映像機器の稼働が検出されたときに人物が映像と音楽とのいずれかまたは双方を視聴していると判定する構成であっても良いし、カメラによって人物の画像を撮影し、その画像情報に基づいて人物がヘッドホン等の視聴用機器を使用していることを検出することによって人物が映像と音楽とのいずれかまたは双方を視聴していると判定する構成を採用しても良い。
【0072】
さらに、高度の監視を開始する条件は、他にも種々の条件を採用可能である。例えば、人物の注意力の低下を誘発する状態として、何らかの行動を行っていること(例えば、人物が料理中,楽器等の演奏中,複数の人物によって団欒中であることなど)を定義し、高度の監視を開始する条件としても良い。また、人物の状態を間接的に検出する構成を採用しても良い。例えば、住宅内に設置された電灯の電源がオフになったことによって人物の注意力の低下を誘発する状態になったと見なすこととし、当該電灯の電源がオフになることを、高度の監視を開始する条件としても良い。また、鍵が取り付けられた住宅において、鍵が掛けられたことによって人物の注意力の低下を誘発する状態になったと見なすこととし、当該鍵が掛けられたことを、高度の監視を開始する条件とすることも可能である。
【図面の簡単な説明】
【0073】
【図1】住宅監視装置のブロック図である。
【図2】車載器のブロック図である。
【図3】住宅側監視処理のフローチャートである。
【図4】車両側監視処理のフローチャートである。
【符号の説明】
【0074】
10…住宅監視装置、20…制御部、21…車両センサ制御プログラム、21a…人物センサ情報取得部、21b…人物状態判定部、21c…車両センサ駆動部、21d…監視情報出力部、30…記録媒体、30a…条件情報、40a-40n…人物センサ、41…送受信部、42…警報部、100…車載器、200…制御部、210…監視プログラム、210a…車両センサ制御部、400…送受信部、410a-410n…車両センサ

【特許請求の範囲】
【請求項1】
住宅内の人物の状態を検出する人物センサの検出結果を取得する人物センサ情報取得手段と、
前記人物の状態が、高度の監視を開始する条件に対応した状態であるか否かを判定する人物状態判定手段と、
前記人物の状態が、前記高度の監視を開始する条件に対応した状態であるときに車両に搭載された車両センサを駆動させる車両センサ駆動手段と、
を備える車両センサ制御装置。
【請求項2】
前記高度の監視を開始する条件に対応した状態は、前記人物の注意力の低下を誘発する状態である、
請求項1に記載の車両センサ制御装置。
【請求項3】
住宅内の人物の状態を検出する人物センサの検出結果を取得する人物センサ情報取得工程と、
前記人物の状態が、高度の監視を開始する条件に対応した状態であるか否かを判定する人物状態判定工程と、
前記人物の状態が、前記高度の監視を開始する条件に対応した状態であるときに車両に搭載された車両センサを駆動させる車両センサ駆動工程と、
を含む車両センサ制御方法。
【請求項4】
住宅内の人物の状態を検出する人物センサの検出結果を取得する人物センサ情報取得機能と、
前記人物の状態が、高度の監視を開始する条件に対応した状態であるか否かを判定する人物状態判定機能と、
前記人物の状態が、前記高度の監視を開始する条件に対応した状態であるときに車両に搭載された車両センサを駆動させる車両センサ駆動機能と、
をコンピュータに実現させる車両センサ制御プログラム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【公開番号】特開2009−122913(P2009−122913A)
【公開日】平成21年6月4日(2009.6.4)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−295525(P2007−295525)
【出願日】平成19年11月14日(2007.11.14)
【出願人】(000100768)アイシン・エィ・ダブリュ株式会社 (3,717)
【出願人】(000000011)アイシン精機株式会社 (5,421)
【Fターム(参考)】