説明

車両用ディスクブレーキのキャリパボディ製造方法及びキャリパボディ

【課題】シェル中子を用いることなくキャリパボディを鋳造し、型ばらしや仕上げ加工の工程を容易且つ短時間で行うことができる車両用ディスクブレーキのキャリパボディ製造方法及びキャリパボディを提供する。
【解決手段】モノコック構造ピストン対向型の車両用ディスクブレーキのキャリパボディ製造方法において、金属製の中空中21を製作する中子製作工程と、キャリパボディ3の鋳造型20内に中空中子21を配置してキャリパボディ3を鋳造するキャリパボディ鋳造工程と、鋳造したキャリパボディ3内に中空中子21を残した状態で仕上げ加工を行う仕上げ工程とを含むことを特徴とする。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、車両用ディスクブレーキのキャリパボディ製造方法及びキャリパボディに係り、詳しくは、ディスクロータを挟んで対向配置される一対の作用部とディスクロータの外側を跨ぐブリッジ部とを一体に形成したモノコック構造ピストン対向型の車両用ディスクブレーキのキャリパボディ製造方法及びキャリパボディに関する。
【背景技術】
【0002】
従来、ディスクロータを挟んで対向配置される一対の作用部とディスクロータの外側を跨ぐブリッジ部とを鋳造型にて一体形成したキャリパボディでは、シリンダ孔と、作用部及びブリッジ部に囲まれた開口部とは、鋳造時に中子にて形成されている。中子としては、通常、樹脂を被覆した珪砂(シェル砂)を熱で固めたシェル中子が用いられており、キャリパボディは、鋳造型内に前記シェル中子を配置し、鋳造型とシェル中子との間に画成されるキャビティに、例えば、アルミニウム合金等の溶湯が注入される。そして、冷却後に型ばらしを行い、シェル中子を除去してから仕上げ加工を施すことでキャリパボディを製造するようにしている(例えば、特許文献1参照。)。
【特許文献1】特開2005−163810号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
しかし、上述のように、中子としてシェル中子を用いるものでは、砂落ちが発生して製品の外観を損なうことがあり、また、型ばらし後のシェル砂の除去が不十分だと、シェル砂が熱処理炉内に落ちてシェル砂の除去処理に時間が掛かり歩留まりが悪くなる虞がある。また、仕上げ加工の際の加工刃に刃こぼれを発生させることもあった。
【0004】
そこで本発明は、製品製造過程において直接シェル中子を用いることなくキャリパボディを鋳造し、型ばらしや仕上げ加工の工程を容易且つ短時間で行うことができる車両用ディスクブレーキのキャリパボディ製造方法及びキャリパボディを提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記目的を達成するため、本発明の車両用ディスクブレーキのキャリパボディの製造方法は、ディスクロータを挟んで対向配置される一対の作用部とディスクロータの外側を跨ぐブリッジ部とを鋳造型にて一体形成するとともに、前記作用部に設けられるシリンダ孔と、前記作用部及びブリッジ部に囲まれた開口部とを鋳造時に中子にて形成するモノコック構造ピストン対向型の車両用ディスクブレーキのキャリパボディ製造方法において、金属製の中空中子を製作する中子製作工程と、キャリパボディの鋳造型内に前記中空中子を配置してキャリパボディを鋳造するキャリパボディ鋳造工程と、鋳造したキャリパボディ内に前記中空中子を残した状態で仕上げ加工を行う仕上げ工程とを含むことを特徴とし、前記中空中子は、中子鋳造型と中子鋳造用シェル中子との間に形成されるキャビティに金属溶湯を注入して鋳造されるものでもよく、また、複数の中空中子分割体をダイカストにて形成した後、前記中空中子分割体を接合して形成されるものでもよい。さらに、前記キャリパボディ及び前記中空中子は、アルミニウム又はアルミニウム合金でそれぞれ製造されると好適である。
【0006】
また、本発明の車両用ディスクブレーキのキャリパボディは、ディスクロータを挟んで対向配置される一対の作用部とディスクロータの外側を跨ぐブリッジ部とを鋳造型にて一体形成するとともに、前記作用部に設けられるシリンダ孔と、前記作用部及びブリッジ部に囲まれた開口部とを鋳造時に中子にて形成するモノコック構造ピストン対向型の車両用ディスクブレーキのキャリパボディにおいて、キャリパボディ鋳造時に金属製の中空中子を用いて前記シリンダ孔の下穴が形成され、鋳造後の前記中空中子を残した状態の前記下穴におけるピストン摺動面に仕上げ加工が施されていることを特徴とし、前記キャリパボディ及び前記中空中子は、アルミニウム又はアルミニウム合金でそれぞれ製造されると好適である。
【発明の効果】
【0007】
本発明の車両用ディスクブレーキのキャリパボディ製造方法及びキャリパボディによれば、中子として金属製の中空中子を用いることにより、キャリパボディ鋳造時に、砂落ちを引き起こすことがなく、熱処理炉にシェル砂が落ちる虞がない。また、シェル砂が鋳造品に付着することがなく、外観不良を防止することができるとともに、仕上げ加工の際に、付着したシェル砂により刃こぼれを発生させることがない。
【0008】
金属製の中空中子をシェル中子を用いて形成するものでは、中空中子を安価に形成でき、鋳造した中空中子からシェル中子の砂を完全に除去させてから、キャリパボディ鋳造用の中子として適用させることができることから、キャリパボディ鋳造用の鋳造型内にシェル砂が落下したり、鋳造品にシェル砂が付着することがない。
【0009】
金属製の中空中子をダイカストにて形成するものでは、シェル中子を用いて形成されるものよりも寸法精度の良い中子を形成することができることから、仕上げ加工に要する時間を短縮させることができる。
【0010】
また、キャリパボディと中空中子とをアルミニウム又はアルミニウム合金でそれぞれ製造することにより、キャリパボディの軽量化を図ることができ、また、中空中子の鋳造も容易である。
【発明を実施するための最良の形態】
【0011】
図1乃至図8は本発明の一形態例を示す車両用ディスクブレーキを示す図で、図1は図5のI-I断面図、図2は図5のII-II断面図、図3は中子鋳造時の説明図、図4はキャリパボディ鋳造時に説明図、図5はディスクブレーキの正面図、図6は図7のVI−VI断面図、図7はディスクブレーキの平面図、図8はディスクブレーキの斜視図である。
【0012】
ディスクブレーキ1は、車両前進時に車輪と共に矢印A方向に回転するディスクロータ2を挟んで対向配置される一対の作用部3a,3bを、ディスクロータ2の外周を跨ぐブリッジ部3cと共に鋳造によって一体成形したモノコック構造のキャリパボディ3を有しており、該キャリパボディ3のディスクロータ外周側には、作用部3a,3b及びブリッジ部3cに囲まれた開口部3dが設けられている。
【0013】
各作用部3a,3bには、ディスクロータ2側が開口したシリンダ孔4が2個ずつ対向するようにしてそれぞれ設けられている。各シリンダ孔4内には、ピストン5がピストンシール6とダストシール7とを介して収容されており、4ポットのピストン対向型に形成され、各シリンダ孔4の底部と各ピストン5の底面との間には、作動液が供給される液圧室8がそれぞれ画成されている。
【0014】
シリンダ孔4は、底部側に大径部4a、開口側に小径部4bが連続して形成され、開口側には、ディスクロータ2を挟むようにしてライニング9aと裏板9bとからなる摩擦パッド9がそれぞれ対向配置されている。この摩擦パッド9は、前記開口部3dにディスクロータ外周を跨いでディスク軸方向に掛け渡されたハンガーピン10によって裏板9bが吊持され、ディスク回入側及び回出側にそれぞれ設けられたトルク受部3e,3fの間でディスク軸方向に移動可能となっている。
【0015】
一方の作用部3aのディスク回入側及び回出側には、ディスク半径方向の取付ボルト挿通孔3g,3gが設けられており、この取付ボルト挿通孔3g,3gに挿通した取付ボルトを車体側に設けられているキャリパ取付部に螺着することにより、キャリパボディ3が車体に取り付けられる。
【0016】
各作用部3a,3b内には、隣接する液圧室8同士を連通させるための液圧室側連通部11,11が設けられる。また、キャリパボディ3のディスクブレーキ回出側には、一方の作用部3aから他方の作用部3aのディスクブレーキ回出側の液圧室8に向けて第1液通孔12が、他方の作用部3aから一方の作用部3aのディスクブレーキ回出側の液圧室8に向けて第2液通孔13がそれぞれ穿設され、これら第1液通孔12と第2液通孔13とを交差させている。第1液通孔12の外面開口部にはユニオン孔3hが、第2液通孔13にはブリューダ孔がそれぞれ形成され、ユニオン孔3hにはブレーキホースのユニオンボルトが、ブリューダ孔にはブリューダスクリュ14がそれぞれ螺着される。
【0017】
このようなキャリパボディ3を鋳造によって製造する際には、キャリパボディの外形を形成する上型20aと下型20bとを備えた周知の金属製の鋳造型20と、キャリパボディ3のディスク回入側及びディスク回出側に設けられるトルク受部3e,3fを含む前記開口部3dを形成する部分及び前記シリンダ孔4を形成する部分に配設される金属製の中空中子21とが用いられる。
【0018】
本形態例の中空中子21は、中子製作工程により製作される。例えば、図3に示されるように、中子鋳造型22と中子鋳造用シェル中子23とを用いて鋳造により製作することができる。中子鋳造用シェル中子23は、周知の方法で形成され、例えば、中子鋳造用シェル中子23の外形に対応した中子成形用の金型内にシェル砂を吹き込んで焼成した後、金型内から取り出すことによって得られる。中子鋳造型22は、内部に中子鋳造用シェル中子23が配置される上型22aと下型22bとを有し、該上型22aと下型22bと中子鋳造用シェル中子23との間に形成されるキャビティ24に、金属、例えばアルミニウム(アルミニウム合金を含む、以下同じ。)の溶湯を注入することにより、アルミニウム製の中空中子21が鋳造される。次いで、型ばらしを行い、鋳造した中空中子21内のシェル砂を、周知の砂除去装置を用いて、中空中子21に形成された開口部21aから排出して中空中子21からシェル砂を完全に除去する。また、必要に応じて熱処理炉内で熱処理を行う。
【0019】
次いで、キャリパボディ鋳造工程によりキャリパボディが鋳造される。図4に示されるように、キャリパボディ3の外形を形成する前記鋳造型20の上型20aと下型20bとの間に、型部材20cにより支持した前記中空中子21を配置し、上型20a,下型20b,型部材20cと、中空中子21との間に形成されるキャビティ25に、中空中子21と同種のアルミニウムの溶湯を注入する。
【0020】
キャビティ25に注入されたアルミニウムの溶湯は、中空中子21と同種のアルミニウムであるから、溶湯に接触した中空中子21の表面が溶融し、溶湯と一体化した状態で冷却され、鋳造されたキャリパボディ3の原型は、キャリパボディ3の本体部と、中空中子21のシリンダ孔4の下穴部分及び開口部3dの部分とが一体化した状態となる。
【0021】
このようにして鋳造されたキャリパボディ3の原型は、熱処理炉にて所定の熱処理が施された後、シリンダ孔4の下穴部分に対して、ピストン5が摺動するシリンダ孔4の小径部4b及びピストンシール6を嵌着するピストンシール溝4c、ダストシール7を嵌着するダストシール溝4dが所定の加工刃等によってそれぞれ仕上げ加工される。同様に、ロータ溝3i,トルク受部3e,3f等に所定の仕上げ加工が施される。
【0022】
このとき、シリンダ孔4の下穴部分における大径部4aに相当する部分は、中空中子21のこの部分の内径をピストン5の外径より大きくしておくことにより、大径部4aに相当する部分は仕上げ加工を省略することができ、図1及び図2に示されるように、中空中子21の面を残した状態とすることができる。このように、大径部4aに相当する部分は、中空中子21の面を残した状態としても、ピストン5の外周面と中空中子21の面とが当接することがないので、ピストン5の摺動性を損なう虞がない。さらに、ブリッジ部3cのディスクロータ側面等においても、対応する中空中子21の部分の形状や寸法を適切に設定しておくことにより、仕上げ加工を施さず、中空中子21の面を残した状態とすることができる。従来は、シリンダ孔4の下穴部分では、中子の抜き勾配や砂除去性を考慮すると、シリンダ孔4の奥部を開口側に比べて小径に形成する必要があったが、前述のように、金属製の中空中子21を用いて、鋳造の際に溶湯と中空中子21とを一体化させ、中空中子21を抜き取ることなく残した状態の鋳造品をキャリパボディ3の原型とすることにより、シリンダ孔4の奥部を開口側に比べて大径に形成することができるので、この部分の仕上げ加工を省略することが可能となる。
【0023】
さらに、液圧室側連通部11や各液通孔12,13等を形成することによって、前述のキャリパボディ3が製造される。本形態例のキャリパボディ3は、上述のようにしてシェル砂によるシェル中子を用いずに、金属製の中空中子21を使用して製造されることから、シェル中子を用いてキャリパボディを鋳造するときのように、キャリパボディ鋳造時に、砂落ちを引き起こすことがなく、シェル砂が鋳造品に付着して外観不良等の欠陥が発生することを防止できるとともに、仕上げ加工の際に、付着したシェル砂により加工刃等が刃こぼれすることもなくなる。また、熱処理炉にシェル砂が落ちる虞もない。
【0024】
さらに、中空中子21をシェル中子を用いて形成することから、中空中子21を安価に形成でき、鋳造した中空中子からシェル中子の砂を完全に除去した後、キャリパボディ鋳造用の中子として用いることから、キャリパボディ鋳造用の鋳造型20内にシェル砂が落下したり、鋳造品にシェル砂が付着することがない。
【0025】
また、キャリパボディ3と中空中子21とを同種のアルミニウムでそれぞれ製造することにより、キャリパボディの軽量化を図ることができ、また、中空中子21の鋳造も容易である。
【0026】
なお、本発明は上述の形態例に限らず、中空中子は、複数の中空中子分割体、例えば中空中子を2個の半体に分割し、各半体をダイカストにて形成した後、該半体を接合して製作したものであってもよい。このようにダイカストにて製作するものでは、シェル中子を用いて形成されるものよりも寸法精度の良い中子を形成することができることから、仕上げ加工に要する時間を更に短縮させることができる。
【0027】
また、キャリパボディと中空中子とは、アルミニウム又はアルミニウム合金でそれぞれ製造されるものに限らず、中空中子を形成する金属の溶融温度がキャリパボディを形成する金属の溶融温度と同等以上のものであれば、他の金属を用いることもできる。
【0028】
さらに、4ポット対向型のキャリパボディに限らず、2ポット又は6ポット以上の対向型のキャリパボディにも適用することができる。
【図面の簡単な説明】
【0029】
【図1】図5のI-I断面図である。
【図2】図5のII-II断面図である。
【図3】本発明の一形態例を示す中子鋳造時の説明図である。
【図4】同じくキャリパボディ鋳造時に説明図である。
【図5】同じく車両用ディスクブレーキの正面図である。
【図6】図7のVI−VI断面図である。
【図7】同じく車両用ディスクブレーキの平面図である。
【図8】同じく車両用ディスクブレーキの斜視図である。
【符号の説明】
【0030】
1…ディスクブレーキ、2…ディスクロータ、3…キャリパボディ、3a…作用部、3b…作用部、3c…ブリッジ部、3d…開口部、3e,3f…トルク受部、3g…取付ボルト挿通孔、3h…ユニオン孔、3i…ロータ溝、4…シリンダ孔、4a…大径部、4b…小径部、4c…ピストンシール溝、4d…ダストシール溝、5…ピストン、6…ピストンシール、7…ダストシール、8…液圧室、9…摩擦パッド、9a…ライニング、9b…裏板、10…ハンガーピン、11…液圧室側連通部、12…第1液通孔、13…第2液通孔、14…ブリューダスクリュ、20…鋳造型、20a…上型、20b…下型、20c…型部材、21…中空中子、21a…開口部、22…中子鋳造型、22a…上型、22b…下型、23…中子鋳造用シェル中子、24,25…キャビティ

【特許請求の範囲】
【請求項1】
ディスクロータを挟んで対向配置される一対の作用部とディスクロータの外側を跨ぐブリッジ部とを鋳造型にて一体形成するとともに、前記作用部に設けられるシリンダ孔と、前記作用部及びブリッジ部に囲まれた開口部とを鋳造時に中子にて形成するモノコック構造ピストン対向型の車両用ディスクブレーキのキャリパボディ製造方法において、金属製の中空中子を製作する中子製作工程と、キャリパボディの鋳造型内に前記中空中子を配置してキャリパボディを鋳造するキャリパボディ鋳造工程と、鋳造したキャリパボディ内に前記中空中子を残した状態で仕上げ加工を行う仕上げ工程とを含むことを特徴とする車両用ディスクブレーキのキャリパボディ製造方法。
【請求項2】
前記中空中子は、中子鋳造型と中子鋳造用シェル中子との間に形成されるキャビティに金属溶湯を注入して鋳造されることを特徴とする請求項1記載の車両用ディスクブレーキのキャリパボディ製造方法。
【請求項3】
前記中空中子は、複数の中空中子分割体をダイカストにて形成した後、前記中空中子分割体を接合して形成されることを特徴とする請求項1記載の車両用ディスクブレーキのキャリパボディ製造方法。
【請求項4】
前記キャリパボディ及び前記中空中子は、アルミニウム又はアルミニウム合金でそれぞれ製造されることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項記載の車両用ディスクブレーキのキャリパボディ製造方法。
【請求項5】
ディスクロータを挟んで対向配置される一対の作用部とディスクロータの外側を跨ぐブリッジ部とを鋳造型にて一体形成するとともに、前記作用部に設けられるシリンダ孔と、前記作用部及びブリッジ部に囲まれた開口部とを鋳造時に中子にて形成するモノコック構造ピストン対向型の車両用ディスクブレーキのキャリパボディにおいて、キャリパボディ鋳造時に金属製の中空中子を用いて前記シリンダ孔の下穴が形成され、鋳造後の前記中空中子を残した状態の前記下穴におけるピストン摺動面に仕上げ加工が施されていることを特徴とする車両用ディスクブレーキのキャリパボディ。
【請求項6】
前記キャリパボディ及び前記中空中子は、アルミニウム又はアルミニウム合金でそれぞれ製造されていることを特徴とする請求項5記載の車両用ディスクブレーキのキャリパボディ。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【公開番号】特開2009−220160(P2009−220160A)
【公開日】平成21年10月1日(2009.10.1)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−68774(P2008−68774)
【出願日】平成20年3月18日(2008.3.18)
【出願人】(000226677)日信工業株式会社 (840)
【Fターム(参考)】