説明

車両用ランプ装置

【課題】簡単な構成で昇温の抑制と保護との両立を図った車両用ランプ装置の提供。
【解決手段】灯体20が収容されるハウジング30と、ハウジング30に設けられて灯体20から照射される光を透過するレンズ40と、ハウジング30に一体で形成され、ハウジング30の外周面に突設される複数のリブ32と、ハウジング30の外側に配置されてハウジング30を覆う保護部材50と、を備え、保護部材50が、リブ32に当接されてハウジング30との間にリブ32に沿った空気流路60を形成している車両用ランプ装置100。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、自動車等の車両に備えられるランプ装置に関する。
【背景技術】
【0002】
自動車等の車両のバンパに備えられているランプ装置は、車両走行の際の飛び石等が当たる虞がある。特にリアバンパに設置されるリヤフォグランプ等のランプ装置は、車輪で跳ね上げられた飛び石が当たりやすく、フロント側に比べて破損する可能性が高い。そこで、ランプ装置の保護を行うための構造として、バンパの裏面側を覆うカバーを設けてランプ装置全体をカバーするなどの構造が種々提案されている(たとえば、〔特許文献1〕、〔特許文献2〕参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2004−196121号公報
【特許文献2】特開平8−58496号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、ランプ装置の保護を行うためにランプ装置全体をカバーしてしまうと、ランプ点灯時にランプ装置の周りに熱が篭ってしまうため、ランプ装置が過昇温して劣化等する可能性がある。たとえば、ランプ装置が自動車のリヤフォグランプである場合には、比較的出力の大きなランプを連続点灯することがあるため、かかる過昇温が生じる可能性が高い。
【0005】
本発明は、簡単な構成でランプ装置の保護と昇温の抑制との両立を図った車両用ランプ装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成するため、請求項1記載の発明は、灯体が収容されるハウジングと、前記ハウジングに設けられて灯体から照射される光を透過するレンズと、前記ハウジングに一体で形成され、当該ハウジングの外周面に突設される複数のリブと、前記ハウジングの外側に配置されて前記ハウジングを覆う保護部材と、を備え、前記保護部材が、前記リブに当接されて前記ハウジングとの間に前記リブに沿った空気流路を形成していることを特徴とする車両用ランプ装置にある。
【0007】
請求項2記載の発明は、請求項1記載の車両用ランプ装置において、前記リブは、少なくとも前記ハウジングの下面に設けられ、前記保護部材は、少なくともハウジングの下方側を覆うよう構成されることを特徴とする。
【0008】
請求項3記載の発明は、請求項1または2記載の車両用ランプ装置において、前記リブは、車両前後方向に延設され、前記空気流路は、前記リブに沿って車両前後方向に形成されることを特徴とする。
【0009】
請求項4記載の発明は、請求項1ないし3の何れか1つに記載の車両用ランプ装置において、前記保護部材は、前記ハウジングの下面を覆う平面部を備えて同ハウジングの下部に装着される板金製の部材であって、前記平面部が前記リブの下端に当接されて前記ハウジングの下面との間に前記空気流路を形成していることを特徴とする。
【0010】
請求項5記載の発明は、請求項1ないし4の何れか1つに記載の車両用ランプ装置において、前記車両用ランプ装置は、前記レンズを車両後方側に向けた状態で車両のリアバンパに取り付けられることを特徴とする。
【発明の効果】
【0011】
本発明の車両用ランプ装置であれば、灯体が収容されるハウジングの外周面に突設される複数のリブと、前記ハウジングの外側に配置されて前記ハウジングを覆う保護部材とを備え、保護部材が、リブに当接されてハウジングとの間にリブに沿った空気流路を形成するようにしているので、外周面に複数のリブを備えたハウジング及びハウジングを保護する保護部材を利用した簡単な構成で、ハウジングの外周面と保護部材との間にリブに沿った空気流路を形成することができる。したがって、保護部材でハウジングの外周を覆ったとしても冷却性が維持されるので、ランプ装置の保護と昇温の抑制とを両立させることができる。
【0012】
また、リブを少なくともハウジングの下面に設け、前記保護部材を少なくともハウジングの下方側を覆う構成とすれば、少なくともハウジングの下面側に保護部材を設けた状態で空気流路を形成することができる。したがって、車輪で跳ね上げられた飛び石が当たりやすいハウジングの下方側を保護部材によって確実に保護するとともに、保護部材によって覆われるハウジングの下面を確実に冷却することができ、より簡単な構成でランプ装置の保護と昇温の抑制との両立が可能となる。
【0013】
また、リブが車両前後方向に延設され、空気流路がリブに沿って車両前後方向に形成されていれば、走行風を効率的に空気流路に流すことが可能となり、より効率よくランプ装置を冷却して昇温を抑制することができる。
【0014】
また、保護部材がハウジングの下面を覆う平面部を備えて同ハウジングの下部に装着される板金製の部材であれば、板金製のハウジングの平面部がハウジングの下面側でリブに当接することで放熱効率が高くなり、冷却性能を十分に確保することができるとともに、車輪で跳ね上げられた飛び石に対する保護性能をより向上させることができる。
【0015】
本発明の車両用ランプ装置は、レンズを車両後方側に向けた状態で車両のリアバンパに取り付けられる車両用ランプ装置に適用されることが好ましい。
【図面の簡単な説明】
【0016】
【図1】本発明を適用した車両用ランプ装置及び車両の一部の一実施例を示した概略構成図である。
【図2】図1に示した車両用ランプ装置の概略拡大断面図である。
【図3】図1に示した車両用ランプ装置の概略斜視図である。
【図4】図1に示した車両用ランプ装置の概略分解斜視図である。
【図5】図1に示した車両用ランプ装置に備えられた放熱用の空気流路の形成状態を説明するための概略図である。
【発明を実施するための形態】
【0017】
図1に本発明を適用した車両用ランプ装置100及び車両10の一実施例にかかる概略構成を示す。
この車両10は、自動車であって、車体11、車体11の後部に配設されたリアバンパ12及びリアタイヤ13と、リアバンパ12に支持されたリヤフォグランプである車両用ランプ装置100等を有している。
同図において左側が車両10の前方側である。同図において、符号14は、車両10の走行時にリアタイヤ13によって路面15から跳ね上がった飛石を示している。
【0018】
図2〜図5を用いて本発明の実施例の構成を説明する。
なお、以下説明文中において、前後、左右(幅)、上下等の方向を示す記述については、基本的に車両用ランプ装置100がリアバンパ12に取り付けられた状態を前提とし、車両用ランプ装置100の前後、左右(幅)、上下方向は、車体前後方向、車幅(左右)方向、車体上下方向に一致する。また、図中の矢印X、Y、Zは、それぞれ車体前後方向、車幅方向、車体上下方向を示す。
【0019】
図2に示すように、車両用ランプ装置100は、灯体としてのランプ20と、ランプ20が収容されるハウジング30と、ハウジング30の車体後方側に装着されてランプ20によって照射された光を透過して車体11の後方に照射するレンズ40と、ハウジング30を飛石14等から保護するためにハウジング30の外側に配置されてハウジング30の下方側を覆うよう設けられる保護部材としてのガードプレート50とを有している。車両用ランプ装置100は、リアバンパ12の開口からレンズ40が見えるようにレンズ40が車体後方側を向いた状態でリアバンパ12に取り付けられている。
【0020】
ランプ20は、光源となる電球であるバルブ21と、バルブ21と一体でありハウジング30に支持されるソケット22とを有している。ランプ20は、ハウジング30の前方側(レンズ40と反対側)から挿入されており、バルブ21がハウジング30の内部に配置され、ソケット22の端部がハウジング30から露出された状態で取り付けられている。
【0021】
図2、図4に示すように、ハウジング30は、内部にランプ20のバルブ21を収容する灯室80を形成する箱状の本体31と、本体31の外周面に突設された放熱用の複数のリブ32と、ランプ20を挿通可能であるとともにソケット22が取り付けられるランプ取付部33とを有している。
【0022】
ハウジング30は、その下面の車体後方側の位置に設けられ、ガードプレート50の車体後方側の端部を突き当てて位置決めする突当部34と、突当部34の車幅方向両端部に設けられてガードプレート50の端部下面を支持する一対の爪35と、ガードプレート50の車体前方側を位置決めするためのピン36と、ガードプレート50を固定するためのスクリュ70が螺合される螺合部37とを有している。
【0023】
ハウジング30は、樹脂製であって、以上述べた各部が一体成型されている。樹脂の材質としては、一般的に用いられる材質が選択可能であり、本形態では低コストの材料とされている。なお、ハウジング30には、図示はしないが、リアバンパ12側に固定するための取付部が設けられており、この取付部をリアバンパ12に固定することで、車両用ランプ装置100がリアバンパ12に取り付けられる構成となっている。
【0024】
図2に示すように、本体31は、車体後方側が開口する凹状に形成されている。本体31の車体前方部分(レンズ40と反対側)には、ランプ取付部33が形成されており、このランプ取付部33にランプ20がバルブ21を車体後方側に向けた状態で取り付けられる。
【0025】
ランプ取付部33は、本体31(ハウジング30)の車幅方向中央部に位置しており、ランプ20が挿通されて係合される孔33aと、孔33aの周囲を囲うように本体31外面に突設された円筒部33bとを有している。
レンズ40は、本体31(ハウジング30)の後端縁に、溶着等によって取り付けられている。
【0026】
図2、図4に示すように、各リブ32は、本体31(ハウジング30)の上面と下面に車体前後方向に沿って延設されている。詳しくは、各リブ32は、車体前後方向に沿って本体31の上面から車体前方側(ランプ取付部33側)を通って下面側まで連続形成されている。各リブ32は、本体31(ハウジング30)の幅方向において、互いに平行となるように並設されている。本実施形態では5つのリブ32が並設されている。各リブ32の、本体31からの高さは、互いに同一とされている。なお、ランプ取付部33の配設位置においては、リブ32が非形成となっている。
【0027】
突当部34は、下方側に向けて、本体31(ハウジング30)の後端縁(レンズ40側の端縁)に沿って突設されている。突当部34は、幅方向における本体31(ハウジング30)の全幅にわたって設けられている。突当部34と、本体31下面側の各リブ32の後端との間には間隙が設けられている。
【0028】
各爪35は、突当部34の下端部において、車体前方に向けて突設されている。各爪35の上面と、各リブ32の下端部(本体31下面側のリブ32の突出方向先端部)との間には、ガードプレート50の後端部を突当部34に当接させるために、ガードプレート50の後端部を受け入れる、ガードプレート50の厚みとほぼ同じ大きさの間隙が形成されている。そして、各爪35は、ガードプレート50の後端部が突当部34に当接された状態で、各リブ32の下端部との間にガードプレート50を挟持して保持するよう構成されている。
【0029】
ピン36、螺合部37は、ランプ取付部33を中心にして車幅方向において互いにほぼ対称となる位置に設けられている。
【0030】
図2、図3、図4に示すように、ガードプレート50は、板金製であり、ハウジング30に装着した状態で、ハウジング30の下面を覆う平面部51と、平面部51の車体前方側(レンズ40と反対側)において平面部51に対して上側に向けて屈曲して形成され、ハウジング30の車体前方側(レンズ40と反対側)に位置する前方立面部52と、車幅方向における平面部51の両側縁において平面部51に対して上側に向けて屈曲して形成され、車幅方向におけるハウジング30の両側方に位置する側方立面部53とを有している。
【0031】
平面部51は、その後端部が突当部34に突き当てられ、その上面は、各リブ32の下端に当接される。
平面部51は、ハウジング30の下部に装着されてハウジング30を下側から覆うことで、ハウジング30、とくに本体31の下面を、飛石14等から保護する。
【0032】
前方立面部52には、その上縁部からさらに車体前方側に屈曲されて、車幅方向における全幅にわたって形成された前方フランジ部54が設けられている。また、前方立面部52の前方フランジ部54の下方には、ハウジング30のピン36が嵌入されるピン孔55と螺合部37に対応してスクリュ70が挿通されるねじ孔56とが形成されている。
【0033】
前方フランジ部54は、車幅方向における中央部に、下方に向けて凹んだ凹部54aを有しており、この凹部54aによって、ガードプレート50がハウジング30に取り付けられた状態で、ランプ取付部33を車体前方に向けて開放した構成としている。すなわち凹部54aは、ランプ取付部33に対応させて形成され、ガードプレート50が装着された状態でもランプ20の着脱に支障がでない構成とされている。前方フランジ部54は、車体前方に向けて比較的幅広に形成されており、ハウジング30に対するランプ20の着脱を許容した状態で、ランプ取付部33、及び、ランプ20のとくにソケット22を、飛石14等に対して、下側、側方及び前方から十分に保護する。
【0034】
ピン孔55、ねじ孔56は、幅方向において凹部54aを中心としてほぼ対称となる位置に配設されている。
ピン孔55には、ハウジング30のピン36が嵌入され、ハウジング30に対するガードプレート50の位置決めが行われる。
ねじ孔56には、スクリュ70が挿入され、ねじ孔56を介してスクリュ70が螺合部37に締結されることで、ハウジング30にガードプレート50が固定される。
【0035】
側方立面部53は、車幅方向における両側に位置する各リブ32の外側面にその内側面を当接させることで、ハウジング30に対する幅方向におけるガードプレート50の位置決めを行う。各側方立面部53の上縁部には、さらに車幅方向側方に屈曲して形成された側方フランジ部57が形成されている。
【0036】
以上のように、車両用ランプ装置100は、各部品が構成されている。車両用ランプ装置100を組み立てる場合には、まず、図4に示す、ハウジング30とガードプレート50とが分離した状態から、ハウジング30に対してガードプレート50を位置決めした位置決め状態とする。
【0037】
位置決め状態は、幅方向におけるハウジング30とガードプレート50との中央位置を合わせて、車幅方向において最も外側に位置する2つのリブ32の外側面に側方立面部53の内側面を沿わせながら、ガードプレート50の平面部51の後端部を各爪35の上面と各リブ32の下端との間の間隙に挿入して突当部34に突き当てる。この時、同時にピン孔55にピン36を通すことによってハウジング30に対するガードプレート50の位置決めがされる。この位置決め状態で、各リブ32の下端部(本体31下面側のリブ32の突出方向先端部)は平面部51の上面に当接しているとともに、ガードプレート50(平面部51)の後端部は各爪35の上面と各リブ32の下端との間に挟持されている。よって、この位置決め状態では、ガードプレート50はハウジング30の前方にのみ移動可能となっている。
【0038】
次いで、スクリュ70をねじ孔56に通し、螺合部37に締結することで、ハウジング30にガードプレート50が固定されて、図3に示した組み立て状態が形成される。
【0039】
このように、車両用ランプ装置100の組み立てが、ハウジング30、ガードプレート50の形状自体による位置決めと、スクリュ70によるねじ止めのみによって、容易且つ高精度に行われるようになっている。
【0040】
以上のように、車両用ランプ装置100の各部品が構成されており、ハウジング30にガードプレート50が装着された状態において、図2、図5に示すように、ハウジング30とガードプレート50との間には、リブ32に沿って車体前後方向に延びる空気流路60が形成される。すなわち、本体31の下面とガードプレート50との間に、リブ32によって区画された複数の空気流路60が、幅方向に並んで形成されている。
【0041】
各空気流路60は、車両10が前方に向けて走行するときの走行風を通し、走行風によってハウジング30の熱、すなわちランプ20の点灯によって生じた熱を、本体31、各リブ32等との熱交換によって奪い、車両用ランプ装置100の冷却を行う。したがって、ハウジング30自体、具体的には本体31、各リブ32等がヒートシンクとして機能して、各空気流路60を通過する走行風によって熱交換が行われ、車両用ランプ装置100が冷却されるようになっている。なお、ガードプレート50よって、空気流路60内の空気及びリブ32の先端部との熱交換も行われ、ガードプレート50の下面から放熱が行われることによっても、車両用ランプ装置100の冷却が行われる。
【0042】
各空気流路60への走行風の取り入れは、車両用ランプ装置100の前方に位置するガードプレート50の前側立面部52とハウジング30との間の空間から行われる。なお、前方立面部52の前方フランジ部54に凹部54aを形成しているので、ガードプレート50がハウジング30に取り付けられても、車両用ランプ装置100の前方に位置する凹部54aが各空気流路60への空気の入口となることで、走行風が効率よく空気流路60へと送り込まれ、車両用ランプ装置100の冷却が効率よく行われる。
【0043】
また、凹部54aによりランプ20を保護しつつランプ20への直接の走行風の吹きつけも可能となっており、このことによっても、車両用ランプ装置100の冷却が効率的に行われるようになっている。
【0044】
各空気流路60を前方から後方に向けて通過し、熱交換を行った空気は、突当部34と各リブ32の本体31下面側の後端部との間の間隙を通って、ハウジング30とガードプレート50との間から、側方に向けて排出される。
【0045】
ランプ20の連続点灯を行っても、このような熱交換による排熱によって車両用ランプ装置100の冷却が十分に行われ、放熱性が確保されるとともに、ガードプレート50による保護機能が十分に果たされるように、リブ32の数、形状、その他、ハウジング30、ガードプレート50の各部分の大きさ、形状等が設定されている。
【0046】
なお、各リブ32は、本体31の上面部分にも延設されており、この部分においても、ハウジング30の冷却が行われる。この部分にガードプレート50はなく、露出しているため、車両10の停止時においても、車両用ランプ装置100の冷却が行われる。ただし、各リブ32は、ハウジング30とガードプレート50との間に空気流路60を形成する観点からは、少なくともハウジング30の下面に設けられれば良い。
【0047】
以上本発明の好ましい実施の形態について説明したが、本発明はかかる特定の実施形態に限定されるものではなく、上述の説明で特に限定していない限り、特許請求の範囲に記載された本発明の趣旨の範囲内において、種々の変形・変更が可能である。
【0048】
たとえば、車両用ランプ装置100を車両10に取り付けるための構成は上述の取付部を用いた構成に限られるものではない。また、車両用ランプ装置100は、リアバンパ12を介して車体11に取り付けられるバンパ付けランプでなく、車体11に直に取り付けられるものであっても良い。
【0049】
車両用ランプ装置100は、フォグランプでなくても良い。車両用ランプ装置100は、リヤでなくフロントに備えられたものであってもよい。
車両10は自動車でなくても良い。
【0050】
本発明の実施の形態に記載された効果は、本発明から生じる最も好適な効果を列挙したに過ぎず、本発明による効果は、本発明の実施の形態に記載されたものに限定されるものではない。
【符号の説明】
【0051】
10 車両
12 リアバンパ
20 灯体
30 ハウジング
32 リブ
40 レンズ
50 ガードプレート(保護部材)
51 平面部
60 空気流路
100 車両用ランプ装置
X 車体前後方向
Y 車幅方向
Z 車体上下方向

【特許請求の範囲】
【請求項1】
灯体が収容されるハウジングと、
前記ハウジングに設けられて灯体から照射される光を透過するレンズと、
前記ハウジングに一体で形成され、当該ハウジングの外周面に突設される複数のリブと、
前記ハウジングの外側に配置されて前記ハウジングを覆う保護部材と、を備え、
前記保護部材が、前記リブに当接されて前記ハウジングとの間に前記リブに沿った空気流路を形成している
ことを特徴とする車両用ランプ装置。
【請求項2】
請求項1記載の車両用ランプ装置において、
前記リブは、少なくとも前記ハウジングの下面に設けられ、
前記保護部材は、少なくともハウジングの下方側を覆うよう構成される
ことを特徴とする車両用ランプ装置。
【請求項3】
請求項1または2記載の車両用ランプ装置において、
前記リブは、車両前後方向に延設され、
前記空気流路は、前記リブに沿って車両前後方向に形成される
ことを特徴とする車両用ランプ装置。
【請求項4】
請求項1ないし3の何れか1つに記載の車両用ランプ装置において、
前記保護部材は、前記ハウジングの下面を覆う平面部を備えて同ハウジングの下部に装着される板金製の部材であって、前記平面部が前記リブの下端に当接されて前記ハウジングの下面との間に前記空気流路を形成している
ことを特徴とする車両用ランプ装置。
【請求項5】
請求項1ないし4の何れか1つに記載の車両用ランプ装置において、
前記車両用ランプ装置は、前記レンズを車両後方側に向けた状態で車両のリアバンパに取り付けられる
ことを特徴とする車両用ランプ装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【公開番号】特開2013−4320(P2013−4320A)
【公開日】平成25年1月7日(2013.1.7)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−134544(P2011−134544)
【出願日】平成23年6月16日(2011.6.16)
【出願人】(000006286)三菱自動車工業株式会社 (2,892)
【出願人】(000176811)三菱自動車エンジニアリング株式会社 (402)
【出願人】(000143639)株式会社今仙電機製作所 (258)
【Fターム(参考)】