説明

車両用充電装置

【課題】タイマ制御機能や、一時的な充電停止及び再開させる制御機能が設けられている車両用充電装置において、スリープモード機能を備えた車両に接続した場合にも車両用充電装置の制御によるタイマ制御機能や一時的な充電停止及び再開させる制御機能の制御による充電をすることができる車両用充電装置を提供すること。
【解決手段】
充電ケーブル1を介して充電制御回路6を搭載している車両30への充電を行う車両用充電装置20であって、車両側の充電制御回路6に対し充電制御信号を送信して、車両30への充電を制御する充電制御手段71と、該充電制御信号の送信を制限する充電制御信号送信制限手段72と、充電制御信号の送信制限が解除された際、充電制御信号を強制的リセットするリセット手段73とを備える。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、プラグインハイブリッドカーや電気自動車等の車載電池を備えた車両のうち、モード3の充電システムに対応した車両に対して充電を行うために用いられる車両用充電装置に関するものである。
【背景技術】
【0002】
今後急速な普及が予想されるプラグインハイブリッドカーや電気自動車等の充電システムについては、米国のSAE(ソサエティ・オブ・オートモーティブ・エンジニアズ)と日本のJEVA(現JARI日本自動車研究所)が標準システムを定めている。この標準システム中にも複数のモードが設定されており、例えば地上側の設備として充電ケーブルと漏電遮断手段のみが要求されるモード(モード1)や、地上側の設備としてさらに車両側の充電制御回路に対して充電制御信号(CPLT)を送る充電制御手段を含む制御手段が要求されるモード(モード3)がある。これら標準システムの内容については、特許文献1の背景技術の欄に記載されている。
【0003】
このようなモードのうちのモード3を採用した車両の場合には、車両側の充電制御回路によって充電ケーブルの接続状況や車載電池の充電状態などがチェックされたうえで充電が開始される。
【0004】
図4には、モード3の車両30に対応する車両用充電装置20おける充電開始制御に関する回路図を示し、図5には、充電状況ごとに図4のA点の電位(充電制御信号)の変化を示すグラフを示している。図4の回路図において、モード3の車両30に充電ケーブル1を未接続の状態では、車両用充電装置20のA点の電位(充電制御信号)が12Vとなるようにしておく。
充電ケーブル1は充電電路を構成する電源線1aと、充電制御信号を送信する情報線1bと、アース線1cより構成される。充電ケーブル1を車両30に接続すると、車両側の充電制御回路6の抵抗R2が抵抗R1と直列に接続されることとなるから分圧され、A点の電位(充電制御信号)は9Vとなる。充電制御部7は、12Vから9Vへの電位の変化によって、モード3の車両30の充電ケーブル1が接続されたことを検知し、その後、充電制御部7が発振器10を発振させて9V発振の状態となる。これによってパルス状の9Vが車両側に入り、車両側の充電開始制御回路6が受電許可スイッチ12をオンとする。この結果、抵抗R3の抵抗分圧によってA点の電位(充電制御信号)は6V発振に変化し、受電準備が完了となる。充電制御部7はこの状態においてリレー5にオン信号を出力し、充電電路2に充電電流が流れて車両側の充電器を介して車載電池4への充電が開始される。
【0005】
なお、上記した充電開始制御は車両側では、駆動以外に使用される補助バッテリーを用いて行われるが、車種によっては充電ケーブル1の接続を検知した後の所定時間内に充電が開始されないと、車両30の補助バッテリーのバッテリー上がりを防止するため車両側の充電制御回路6への電源供給を停止するスリープモード機能を備えたものがある。
スリープモードの状態の車両に再度充電を開始しようとする場合、スリープモードを解除するため、作業者は物理的な充電ケーブル1の接続解除及び再接続する必要がある。
【0006】
一方、車両用充電装置20には、電気料金の安い深夜電力を利用して車両30を充電するために、充電ケーブル1を接続後の所定時間経過後に充電を開始できるタイマ制御機能が設けたり、或いは、集合住宅等で複数台の車両を交互に充電していくために、充電開始や充電停止を交互に繰り返す機能が設けたりすることが予定される。しかし、前記スリープモード機能を備えた車両30を車両用充電装置20に接続すると、上記と同様の問題が生ずるため、事実上、これらの機能が使用できないという問題があった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
【特許文献1】特開2009−71899号公報(背景技術の欄)
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
本発明の目的は前記問題を解決し、車両用充電装置の制御によって、充電ケーブルを車両に接続直後に開始されないタイマ制御機能や、一時的に充電を停止させる機能を備えた車両用充電装置にスリープモード機能を備えた車両を車両用充電装置に接続した場合でも、作業者による物理的な充電ケーブルの接続解除及び再接続することなく、タイマ制御機能や一時的な充電停止及び再開させる制御機能を設けることができる車両用充電装置を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記課題を解決するためになされた本発明の車両用充電装置は、充電ケーブルを介して充電制御回路を搭載している車両への充電を行う車両用充電装置であって、車両側の充電制御回路に対し充電制御信号を送信して、車両への充電を制御する充電制御手段と、該充電制御信号の送信を制限する充電制御信号送信制限手段と、充電制御信号の送信制限が解除された際、充電制御信号を強制的リセットするリセット手段と、を備えることを特徴とするものである。
【0010】
請求項2記載の発明は、請求項1記載の車両用充電装置において、充電制御信号送信制限手段は、充電ケーブルを介して車両と接続後、制限手段による制御により車両側の充電制御回路に対する充電制御信号の送信を制限する機能を備えることを特徴とするものである。
【0011】
請求項3記載の発明は、請求項2記載の車両用充電装置において、制限手段が、設定時刻に充電を許可するタイマ制御手段であることを特徴とするものである。
【0012】
請求項4の発明は、請求項2記載の車両用充電装置において、車両を交互に充電していくために、充電開始や充電停止を交互に繰り返す一時的な充電停止及び再開させる制御機能を構成する制御用コンピュータであることを特徴とするものである。
【0013】
請求項5の発明に係る本発明の車両用充電装置は、充電ケーブルを介して充電制御回路を搭載している車両への充電を行う車両用充電装置であって、車両側の充電制御回路に対し充電制御信号を送信して、車両への充電を制御する充電制御手段と、該充電制御信号の送信を制限する充電制御信号送信制限手段と、所定条件を満たした時に充電制御信号を強制的にリセットするリセット手段と、を備えることを特徴とするものである。
【発明の効果】
【0014】
本発明に係る車両用充電装置では、車両側の充電制御回路に対し充電制御信号を送信して、車両への充電を制御する充電制御手段と、該充電制御信号の送信を制限する充電制御信号送信制限手段と、充電制御信号の送信制限が解除された際、充電制御信号を強制的にリセットするリセット手段をと、備える構成により、タイマ制御機能や一時的な充電停止及び再開させる制御機能による充電制御信号の送信制限が解除されると、速やかに充電制御信号が強制的にリセットされるため、スリープモード機能を備えた車両に対しても、作業者による物理的な充電ケーブルの接続解除及び再接続することなく、タイマ制御や一時的な充電停止及び再開させる制御による充電を可能とした。
【図面の簡単な説明】
【0015】
【図1】充電開始制御に関するブロック図である。
【図2】本発明の充電制御部のブロック図である。
【図3】図1のA点の電位の変化を示すグラフである。
【図4】従来の充電開始制御に関するブロック図である。
【図5】図4のA点の電位の変化を示すグラフである。
【発明を実施するための形態】
【0016】
以下に本発明の実施形態を説明する。
図1は、モード3(充電時に車両と接続される充電装置側の制御手段として、車両側の充電制御回路6に対して充電制御信号(CPLT)を送る充電制御手段を含むことを要求されるモード)対応型の車両用充電装置20と車両30とを充電ケーブル1によって接続した状態を示すブロック図である。充電ケーブル1は電源を供給する電源線1aと、充電制御信号を送信する情報線1bと、アース線1cより構成されている。電源線1aは車両用充電装置20内部で漏電遮断器(ELB)を備えた充電電路2に接続されていて、交流電源3から供給される電力を、充電ケーブル1を経由して車両側の充電器を介して車載電池4に充電するものである。充電電路2には通電をオン・オフ制御するためのリレー5が設けられている。
【0017】
7は充電装置の充電制御部であり、交流−直流変換手段である電源8を備えている。
【0018】
この充電制御部7には、発振器(オシレータ)10と抵抗R1を介して、充電制御信号端子11が設けられている。その電圧(A点の電圧)は充電制御部7に入力される。
車両側の充電制御回路6との間で充電制御信号(CPLT)をやり取りする発振器10は、予め定められたデューティ比(パルス幅/パルス周期)の充電制御信号を発振する。充電制御信号のデューティ比は充電制御装置の充電容量や充電ケーブルの種類等によって定められるものである。
車両側の充電制御信号端子11’とアース端子14’との間には、抵抗R3と直列の受電許可スイッチ12と、抵抗R2と、コンデンサ13とが互いに並列に接続されている。この受電許可スイッチ12は車両側の充電制御回路6によって制御されるものである。なお、デューティ比(パルス幅/パルス周期)が大きいほど大きな充電電流が供給可能であることを意味しており、車両側の充電制御回路6が発振器10から出力される充電制御信号のデューティ比を読み取り、車載電池4への充電電流を制御する。
【0019】
充電制御部7は、図2に示すように、車両側の充電制御回路6に対し充電制御信号を送信して、車両30への充電開始制御を行う充電制御手段71と、該充電制御信号の送信を制限する充電制御信号送信制限手段72と、充電制御信号を強制的にリセットするリセット手段73を備えている。
【0020】
本実施形態の車両用充電装置では、充電ケーブル1を車両30に接続していない場合、充電制御手段71の送信する充電制御信号は、充電制御端子11の電圧が12Vとなるように調整されており、充電ケーブル1をモード3対応の車両30に接続すると、車両側の充電制御回路6に設けた抵抗R2によって分圧され、充電制御端子11の電圧は9Vに低下する。
【0021】
充電制御部7は、該12Vから9Vへの電位の変化によって、モード3の車両30の充電ケーブル1が接続されたことを検知し、その後、充電制御部7が発振器10を発振させて9V発振の状態となる。9Vで発振した充電制御信号が車両側に入ると、車両側の充電制御回路6に内蔵された充電許可スイッチ12がオンとなる。その結果、充電制御信号の電圧は車両側の充電制御回路6に内蔵されている別の抵抗R3によって分圧されて6V発振となり、受電準備完了となる。
【0022】
この状態において充電制御部7は充電電路2を開閉するリレー5にオン信号を出力し、車両側の充電制御回路6はパルス信号より供給可能な電流値の範囲内で車載電池4への充電が開始される。なおパルスの周波数はスタンドにより異なるが、電圧やデューティ比は規格化されている。また、車両用充電制御装置は、6V発振のパルス信号により充電が開始された旨の表示を行う。
【0023】
図2に示すように、充電制御部7の充電制御手段71には充電制御信号送信制限手段72が接続されている。また、充電制御信号送信制限手段72は、充電ケーブル接続後であって、設定された時刻に充電を開始する車両用充電装置20に内蔵したタイマ制御手段等からなる制限手段16から発信される制御信号により、充電制御手段71に対して制限信号を出力又は解除する制御を行う。すなわち、充電制御信号送信制限手段72が充電制御手段71に対して制限信号を出力している状態では、充電制御手段71による充電制御信号の送信がされず、車両30は充電を開始することができない。
例えば、充電制御信号送信制限手段72は、タイマ制御手段によって充電開始時刻になるまでは、「充電禁止」の制御信号が出力されているため、充電制御手段71に対して制限信号を出力している。これにより、充電制御手段71は12Vから9Vへの電位の変化によって、モード3の車両30の充電ケーブル1が接続されたことを検知しても、発振器10を発振させることができない。
充電開始時刻になった時点でタイマ制御手段は「充電許可」の制御信号を出力するため充電制御信号送信制限手段72は、充電制御手段71に対して制限信号を解除する。これにより、充電制御手段71は発振器10を発振させることができ充電が開始される。
【0024】
なお、制限手段16としては、車両を交互に充電していくために充電開始や充電停止を交互に繰り返す一時的な充電停止及び再開させる制御を行うシステムの制御コンピュータであってもよい。例えば、複数の車両用充電装置が接続された充電システムであって、同時に複数の車両に充電を行うことが可能である。充電する車両の数が少ない時には、連続して充電を行うことが可能なものである。車両の台数が多く契約電力を超える場合には一部の車両に対して一時的に充電を停止させることにより、契約電力を超えないように、制御コンピュータによって、各車両用の充電装置の充電を制御している。
また、太陽光発電等の電源を充電に利用する場合には、発電量が日射量により変化するため、発電量の変化に応じて、制御コンピュータが充電を一時的に停止させ、又は再開させる制御を行うことが予定されている。
この制御用コンピュータからの「充電禁止」の制御信号を各車両用充電装置20の充電制御信号送信制限手段72が検知すると、充電制御信号送信制限手段72が充電制御手段71に対して制限信号を出力する。これにより充電制御手段71が充電制御信号の送信を一時的に停止し各車両30への充電は停止するように制御される。
【0025】
ところで、上記したような制御を行う車両用充電装置20に、スリープモード機能を備えた車両30を車両用充電装置20に接続した場合には、車両30が充電ケーブル1の接続を識別した後、一定時間内に充電が開始されない場合(例えば、発振器10によって充電制御信号が発振されない場合)には、車両30の補助バッテリーのバッテリー上がりを防止するため車両側の充電制御回路6への電源供給を停止する。
【0026】
本発明の特徴的部分は、タイマ制御機能や一時的な充電停止及び再開させる制御機能による制限信号が解除され、充電制御手段71からの充電制御信号の送信制限が解除された際に、図2に示すように、A点の電位(充電制御信号)を強制的にリセットする(9V→0V→9Vと変化させる)制御を行うリセット手段73を設けることにより、スリープモード機能を備えた車両30であってもタイマ制御機能や一時的な充電停止及び再開させる制御機能の制御による充電を可能とした。
【0027】
充電制御信号送信制限手段72が制限信号を解除して充電制御手段71からの充電制御信号の送信制限を解除した場合には、リセット手段73はA点の電位(充電制御信号)を強制的にリセットする(9V→0V→9Vと変化させる)制御を行うことにより、充電ケーブル1の接続解除及び再接続という物理的な作業を模擬している。
すなわち、A点の電位(充電制御信号)が9Vから0Vとなることにより、充電ケーブル1の接続解除が模擬される。このとき物理的には充電ケーブル1は接続されているため、車両側の充電制御回路6の抵抗R2と接続される。従って充電制御部7からの充電制御信号は充電ケーブル1を車両30に接続した時と同様に、抵抗R2が抵抗R1と直列に接続されることとなるから分圧され、A点の電位(充電制御信号)は9Vとなる。
これにより、充電制御部7は、A点の0Vから9Vへの電位の変化によって、モード3の車両30に充電ケーブル1が接続されたことを認識する。
また、充電制御信号送信制限手段72は充電制御手段71に対して制限信号を解除して充電制御信号の送信制限が解除されているため、充電制御手段71が発振器10を発振させて9V発振の状態となる。車両側の充電制御回路6に9Vの充電制御信号が入力されると、内蔵された受電許可スイッチ12がオンとなる。その結果、充電制御信号の電圧は車両側の充電制御回路6に内蔵されている抵抗R3によって分圧されて6V発振となり、受電準備完了となる。この状態において充電制御装置は充電電路2を開閉するリレー5にオン信号を出力し、車載電池4への充電が再開される。
【0028】
なお、上記実施形態では充電制御信号送信制限手段72が制限信号を解除した際にリセット手段を動作させているが、リセット手段73は充電制御信号送信制限手段72が制限信号を解除した後所定時間以内に、リセット動作をするものであってもよい。
なお、リセット手段73は発振器10が9Vで発振を開始して所定時間経過した後に充電が開始されない場合、すなわちA点の電位(充電制御信号)が6Vで発振しない場合にリセットの動作を行うようにすることもできる。
このように、リセット手段73は車両がスリープモードとなった後に充電を再開する場合にリセット動作としてA点の電位を一旦0Vとし、その後元の電位まで戻す動作を行っている。
【0029】
なお、制限手段16は車両用充電装置20の温度上昇により一時的に充電を停止するものであってもよい。
また、上記実施形態では、充電制御手段71、充電制御信号送信制限手段72及びリセット手段73は、充電制御部7に設けられたものとして説明したが、充電制御部7が集積回路等で構成され、充電制御手段71、充電制御信号送信制限手段72及びリセット手段73はその中に組み込まれたプログラムにより実現されるものとしても良い。
【0030】
なお、上記実施形態では充電制御信号送信制限手段72の制限信号が解除された時にリセット手段73が動作するものとしているが、
充電制御部7に判定手段を設けておき、この判定手段が所定条件を満たした時に、リセット手段73が強制的に充電制御信号をリセットするものとしても良い。
例えば、車両用充電装置20の交流電源3が停電した場合であって、その後復電した時に判定手段が復電の検出判定をした時を所定条件とする。この所定条件を満たした時に、リセット手段73により充電制御信号を強制的にリセットすれば充電を再開できるものであってもよい。この場合において充電の再開前には他の異常の有無を自動検出することが好ましい。
【符号の説明】
【0031】
1 充電ケーブル
1a 電源線
1b 情報線
1c アース線
2 充電電路
3 交流電源
4 車載電池
5 リレー
6 充電制御回路
7 充電制御部
71 充電制御手段
72 充電制御信号送信制限手段
73 リセット手段
8 電源
9 スタートボタン
10 発振器
11、11’充電制御信号端子
12 受電許可スイッチ
13 コンデンサ
14、14’アース端子
15 スイッチ
16 制限手段
20 車両用充電装置
30 車両

【特許請求の範囲】
【請求項1】
充電ケーブルを介して充電制御回路を搭載している車両への充電を行う車両用充電装置であって、
車両側の充電制御回路に対し充電制御信号を送信して、車両への充電を制御する充電制御手段と、
該充電制御信号の送信を制限する充電制御信号送信制限手段と、
充電制御信号の送信制限が解除された際、充電制御信号を強制的リセットするリセット手段と、
を備えることを特徴とする車両用充電装置。
【請求項2】
充電制御信号送信制限手段は、充電ケーブルを介して車両と接続後、制限手段による制御により車両側の充電制御回路に対する充電制御信号の送信を制限する機能を備えることを特徴とする請求項1記載の車両用充電装置。
【請求項3】
制限手段が、設定時刻に充電を許可するタイマ制御手段であることを特徴とする請求項2記載の車両用充電装置。
【請求項4】
制限手段が、車両を交互に充電していくために、充電開始や充電停止を交互に繰り返す一時的な充電停止及び再開させる制御機能を構成する制御用コンピュータであることを特徴とする請求項2記載の車両用充電装置。
【請求項5】
充電ケーブルを介して充電制御回路を搭載している車両への充電を行う車両用充電装置であって、
車両側の充電制御回路に対し充電制御信号を送信して、車両への充電を制御する充電制御手段と、
該充電制御信号の送信を制限する充電制御信号送信制限手段と、
所定条件を満たした時に充電制御信号を強制的にリセットするリセット手段と、
を備えることを特徴とする車両用充電装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【公開番号】特開2012−143026(P2012−143026A)
【公開日】平成24年7月26日(2012.7.26)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−292008(P2010−292008)
【出願日】平成22年12月28日(2010.12.28)
【出願人】(000003207)トヨタ自動車株式会社 (59,920)
【出願人】(000003218)株式会社豊田自動織機 (4,162)
【出願人】(000227401)日東工業株式会社 (374)
【Fターム(参考)】