説明

車体下部構造

【課題】 車体剛性が一層強化された車体下部構造の提供。
【解決手段】 左右一対のボデーサイドフレーム2,2がフロアパネル1の下方に接合され、クロスメンバ7が一対のボデーサイドフレーム2,2間に橋渡される。さらに、車幅方向中央部付近を車体前後方向に延びるフロアセンタメンバ20cを備え、このフロアセンタメンバ20cは、クロスメンバ7の最下面との間に空間を設けつつクロスメンバ7の後端部に接合される。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、自動車の車体下部構造に関する。
【背景技術】
【0002】
自動車の車体下部構造として、車幅方向の略中央位置にて車体前後方向に延びるフロアトンネルを形成し、そこにドライブシャフト等を通すようにした構造はよく知られている。このようなフロアトンネルを有する車体下部構造においては、フロアトンネルの両側部に、車体前後方向に延びるフロアセンタメンバ(トンネルサイドメンバとも呼ばれる。)を補強部材として設ける構造が採用される場合もある。
【0003】
このフロアセンタメンバの構造に係る改良も種々行われている(たとえば、特許文献1を参照。)。
【0004】
【特許文献1】特開2003−137136号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
上記のようなフロアセンタメンバに関しては、さまざまな車体構造に即して効果的に車体剛性を向上させることが望まれている。
【0006】
たとえば、車室内後方にキックアップ部を設け、そのキックアップ部の後方にシートを取り付ける構成の場合、このキックアップ部はシートの強固に支持する観点からは弱点となりうる。とりわけ後方衝突の場合を考えると、このキックアップ部の下方にクロスメンバが接合されている場合にはこのクロスメンバを起点としてキックアップ部が前方に折れ曲がる可能性があり、少なくともこの点で改善の余地があるといえる。
【0007】
本発明は、車体下部構造の改良であり、特に、車体剛性が一層強化された構造を実現することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明の一側面に係る車体下部構造は、フロアパネルと、フロアパネルの下方に接合される左右一対のボデーサイドフレームと、前記一対のボデーサイドフレーム間に橋渡されるクロスメンバと、車幅方向中央部付近を車体前後方向に延び、クロスメンバの最下面との間に空間を設けつつ当該クロスメンバの後端部に接合されるフロアセンタメンバとを備えることを特徴とする。
【0009】
この構成によれば、クロスメンバとフロアセンタメンバとの接合部は、クロスメンバの最下面とフロアセンタメンバの後端部とで形成される閉断面を含むことになる。これにより、クロスメンバとフロアセンタメンバとの接合部の剛性が強化され、車体剛性を向上させることができる。
【0010】
本発明の好適な実施形態によれば、クロスメンバはキックアップ部に設けられており、フロアセンタメンバの後端部は、クロスメンバの下面から後面に亘って接合され、クロスメンバの下面に閉断面が形成されることが好ましい。
【0011】
この構成によれば、フロアパネルとクロスメンバとで形成される閉断面の下方に重ねて、クロスメンバとフロアセンタメンバとで形成される閉断面が形成されるので、クロスメンバを起点にキックアップ部が変形することを抑制でき、これにより車体剛性を大幅に向上させることができる。
【0012】
本発明の好適な実施形態によれば、左右一対のフロアセンタメンバが車幅方向中央部の両側にそれぞれ設けられる構造であり、一対のフロアセンタメンバ間におけるクロスメンバ内に設けられ、シート取付部を補強する補強ブラケットをさらに備え、この補強ブラケットは、クロスメンバとフロアセンタメンバとの接続部にそれぞれ重ね合わされて接合されることが好ましい。
【0013】
この構成によれば、補強ブラケットがクロスメンバとフロアセンタメンバとの接続部位に重ね合わされて接合されるので、シートの支持強度をさらに向上させることができる。
【0014】
本発明の好適な実施形態によれば、クロスメンバの下方に位置するデファレンシャル装置と、デファレンシャル装置とクロスメンバとの間で車幅方向に横断するように設けられ、車幅方向中央部がデファレンシャル装置を避けるように上方に湾曲したサスペンションクロスメンバとをさらに備え、クロスメンバは、車幅方向端部側の断面高さよりも車幅方向中央部の断面高さが小さくなるように構成され、フロアセンタメンバは、クロスメンバの上記断面高さが小さい部位とその下方のサスペンションクロスメンバとの間にて、クロスメンバに接合されることが好ましい。
【0015】
この構成によれば、とりわけ四輪駆動車において必要とされるデファレンシャル装置のレイアウトを維持させつつ、キックアップ部の変形を抑制することができ、これにより車体剛性を向上させることができる。
【発明の効果】
【0016】
本発明によれば、車体剛性が一層強化された車体下部構造を提供することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0017】
以下、図面を参照して本発明の好適な実施形態について詳細に説明する。なお、本発明は以下の実施形態に限定されるものではなく、本発明の実施に有利な具体例を示すにすぎない。また、以下の実施形態の中で説明されている特徴の組み合わせの全てが本発明の課題解決手段として必須のものであるとは限らない。
【0018】
本実施形態における車体下部構造を、さまざまな角度から見た図で示す。図1は本実施形態における車体下部構造を示す平面図である。ここでは一例として、3列シートを有するミニバンタイプの四輪駆動車における車体下部構造を説明する。各シートは基本的に、車室内の床部をなすフロアパネル1上に設置される。ただし、図1では、フロアパネル1の下方に接合される車体の骨格部材を明瞭に示すために、フロアパネル1は透過表示としていることに留意されたい。フロアパネル1とその他の部材との上下方向における位置関係については、図5および6の断面図によって明らかにされている。図2は図1に示した車体下部構造を裏側から見た底面図である。図3は本実施形態における車体下部構造の底面を後方下方から見上げた斜視図、図4は図3と同様の斜視図であって、デファレンシャル装置およびドライブシャフトをサブフレームと共に除去した状態を示す図である。また、図5は図1のA−A断面図、図6は図1のB−B断面図である。
【0019】
本実施形態における車体下部構造は、その骨格部材として、車体前後方向に延びる左右一対のボデーサイドフレーム2,2を備えるとともに、この左右一対のボデーサイドフレーム2,2間には、車幅方向に横断する6本のクロスメンバ3,4,5,6,7,8が所定の間隔をおいて橋渡されており、これによりラダー型フレームが構成されている。これら6本のクロスメンバ3,4,5,6,7,8については、それぞれ車体前方側から順に、第1,第2,第3,第4,第5,第6クロスメンバと称する。一対のボデーサイドフレーム2,2それぞれの車外方側部にはサイドシル9,9が配され、それぞれボデーサイドフレーム2,2によって支持されている。
【0020】
図1において破線にて透過的に表示された第3列(最後列)シート50は、第5クロスメンバ7上にその前端がくるように配置されるものであり、このシート50は、一対のボデーサイドフレーム2,2上のフロアパネル1に設けられるシート取付部51,51,51,51、および、第5クロスメンバ7上のフロアパネル1に設けられるシート取付部52に取り付けられる。なお、シート取付部52には、フロアパネル1と第5クロスメンバ7との間にシート取付部52を補強するためのシート補強ブラケット53が介在される。
【0021】
図6の断面図には、前側のシート取付部51,51,52の断面が表れている。同図によれば、左右のボデーサイドフレーム2,2の下方に第5クロスメンバ7が接合されている点、左右のボデーサイドフレーム2,2上にフロアパネル1が敷設されるとともに、シート補強ブラケット53がロアパネル1と第5クロスメンバ7との間に介在している点が明らかである。そして、左右のシート取付部51,51はそれぞれ左右のボデーサイドフレーム2,2の上方のフロアパネル1に設けられ、そこにシートレッグ54,54がボルト55,55(ともに図1には示されていない)で締結固定される。一方、シート取付部52では、シートレッグ54、フロアパネル1、およびシート補強ブラケット53をボルト55で共締めする構成である。このシート補強ブラケット53の具体的構成および取り付け態様については後述する。
【0022】
本実施形態では、図5に示されるようにフロアパネル1は、第3列シート50の手前所定位置から当該第3列シート50前端にかけて斜め上方に向かって傾斜するキックアップ部1aを有し、第5クロスメンバ7はこのキックアップ部1aの下方に接合されている。
【0023】
6本のクロスメンバのうち、たとえば第1〜第5クロスメンバ3〜7はそれぞれ、車幅方向の略中央位置で上方に向かって凸状に隆起しており、これにより車体前後方向に延びるフロアトンネル10が形成されている(図4参照)。このフロアトンネル10の下方にはドライブシャフト11が配される(図2、図3参照)。具体的には、図2、図3に示されるように、ドライブシャフト11の中間部はたとえば第1クロスメンバ3および第2クロスメンバ4の下方にそれぞれ設けられたシャフトブラケット13a、13bによって支持されるとともに、その後端部は、第4クロスメンバ6から第6クロスメンバ8に亘ってそれらの下方に設けられたデファレンシャル装置12に接続される。
【0024】
また、フロアトンネル10の両側部において、第1クロスメンバ3からフロアトンネル10に沿って車体前方に延びる左右一対の第1フロアセンタメンバ20a,20aが設けられる。図1、図2に示されるように、この第1フロアセンタメンバ20a、20aの前端部はそれぞれ、車体外方に曲げられてボデーサイドフレーム2,2に接合される。また、フロアトンネル10の両側部において車体前後方向に延び、一端が第2クロスメンバ4に接合され他端が第3クロスメンバ5に接合される左右一対の第2フロアセンタメンバ20b、20bが設けられる。さらに、フロアトンネル10の両側部において車体前後方向に延び、一端が第4クロスメンバ6に接合され他端が第5クロスメンバ7に接合される左右一対の第3フロアセンタメンバ20c、20cも設けられる。このように本実施形態における車体下部構造は、フロアトンネル10の両側部、すなわち、車幅方向の中央部付近にて、車体前後方向に延びる3種のフロアセンタメンバを備えている。
【0025】
第5クロスメンバ7から第6クロスメンバ8に亘る位置の下方には、略四角形に構成されたサブフレーム(サスペンションメンバ)14がボデーサイドフレーム2,2に接合される(図2参照)。このサブフレーム14はたとえば、ボデーサイドフレーム2,2に沿って設けられる左右一対の縦メンバ15,15と、この一対の縦メンバ15,15に橋渡され車幅方向に横断する第1サスペンションクロスメンバ16と、第1サスペンションクロスメンバ16の後方にて一対の縦メンバ15,15に橋渡され車幅方向に横断する第2サスペンションクロスメンバ17とで構成される。第1サスペンションクロスメンバ16は第5クロスメンバ7の下方に位置しており(図5参照)、車幅方向の略中央位置でデファレンシャル装置12を避けるように上方に湾曲した形状を有している(図6参照)。一方の第2サスペンションクロスメンバ17は第6クロスメンバ8の下方に位置し(図5参照)、デファレンシャル装置12の後端を支持している(図3参照)。
【0026】
ところで、第3フロアセンタメンバ20cは、第5クロスメンバ7とその下方の第1サスペンションクロスメンバ16との間にて、第5クロスメンバ7に接合される。しかし、先述したように、第5クロスメンバ7の下方に位置する第1サスペンションクロスメンバ16は、車幅方向の略中央位置でデファレンシャル装置12を避けるように上方に湾曲した形状を有している。このため、第5クロスメンバ7と第1サスペンションクロスメンバ16との間隔がとりわけ車幅方向中央部で狭くなり、第3フロアセンタメンバ20cの第5クロスメンバ7への接合スペースが確保されないおそれもある。そこで本実施形態では、図6に示されるように、第5クロスメンバ7は車幅方向端部側の断面高さh1よりも車幅方向中央部の断面高さh2が小さくなるように構成される。そして、第3フロアセンタメンバ20cは、第5クロスメンバ7の上記断面高さが小さい部位とその下方の第1サスペンションクロスメンバ16との間にて、第5クロスメンバ7に接合される。このような構成によれば、デファレンシャル装置12のレイアウトを維持させることができる。
【0027】
本実施形態の車体下部をなす骨格構造は概ね上記のようなものである。なお本実施形態では、上記した、ボデーサイドフレーム2、第1〜第6クロスメンバ3〜8、第1〜第3フロアセンタメンバ20a〜20cはそれぞれ、概略長方形状の板状部材を、その短手方向の断面が逆ハット状になるように折り曲げた部材であるとする。したがって、第1〜第6クロスメンバ3〜8はそれぞれ、側面視の断面形状が逆ハット状に形成され、そのハットの前端および後端に形成されるフランジ部は各部接続のために使用される。一方、ボデーサイドフレーム2および第1〜第3フロアセンタメンバ20a〜20cはそれぞれ、正面視の断面形状が逆ハット状に形成される。この場合のフランジ部はそのハットの左端および右端に形成されることになる。
【0028】
次に、第4クロスメンバ6と第5クロスメンバ7との間に橋渡された第3フロアセンタメンバ20cの接合構造について詳しく説明する。
【0029】
図7は、図2の底面図において、デファレンシャル装置12およびドライブシャフト11をサブフレーム14と共に除去した状態の、第3フロアセンタメンバ20c,20c周りを、図2の図面右側斜め下方から見た要部斜視図である。この図7を、図4および図5と共に参照することにより、第3フロアセンタメンバ20cの第5クロスメンバ7への接合態様が理解されよう。この接合において重要な点は、第3フロアセンタメンバ20cが、第5クロスメンバ7の最下面との間に空間を設けつつこの第5クロスメンバ7に接合されている点である。具体的にはたとえば、第3フロアセンタメンバ20cにおける両端のフランジ部は第5クロスメンバ7の下面から後面に亘って密着するようにして接合される一方、第3フロアセンタメンバ20cの下面は第5クロスメンバ7の下面とは密着せずに、閉断面を構成している。このことは図5にも明瞭に表れている。これに対し、第3フロアセンタメンバ20cの先端部は、単に第4クロスメンバ6の下面だけにかかって接合されているのと対照的である。
【0030】
また、図5に示されているように、第5クロスメンバ7はキックアップ部1aの下方に接合されていることは先述したとおりである。このキックアップ部は車体剛性を確保する上で弱点となりうる箇所である。たとえば後方衝突時には、第5クロスメンバ7の前端部を起点にキックアップ部1aが前方に折り曲がるような変形を生じる可能性が高い。これに対し本実施形態では、キックアップ部1aにおけるフロアパネル1と第5クロスメンバ7とで形成される閉断面71の下方に重ねて、第3フロアセンタメンバ20cの車体前後方向全体に亘り、フロアパネル1と第5クロスメンバ7と第3フロアセンタメンバ20cとによって閉断面72が形成される。このため、上記のような第5クロスメンバ7を起点とするキックアップ部1aの変形を抑制でき、車体剛性を大幅に向上させることができる。これによりシート50は強固に支持されることになる。
【0031】
さらに本実施形態では、図1に示したように、フロアパネル1と第5クロスメンバ7との間にシート取付部52を補強するためのシート補強ブラケット53が設けられる。図8は図1を図面右側斜め下方から見た要部斜視図であり、このシート補強ブラケット53の具体的構成および第5クロスメンバ7への取り付け態様を示している。シート補強ブラケット53の前端部61は第5クロスメンバ7の前端に形成されたフランジ7aと接合され、シート補強ブラケット53の後端部62は第5クロスメンバ7の後端に形成されたフランジ7bと接合される。また、シート補強ブラケット53の左右端にはそれぞれ、第5クロスメンバ7の凹部内に車外方に延出する左右延出部63、64が形成されている。左延出部63および右延出部64はそれぞれ、第5クロスメンバ7の凹部の底壁部7cおよび7dに接合される。しかもこれらの接合箇所はそれぞれ、第5クロスメンバ7と第3フロアセンタメンバ20c,20cとの接続部位と重なる位置に設定されている。このように、シート補強ブラケット53は、第5クロスメンバ7と第3フロアセンタメンバ20cとの接続部に重ね合わされて接合される。これにより、シート補強ブラケット53は強固に固定され、シート50の支持強度をさらに高めることができる。
【0032】
以上、本発明の実施形態を説明したが、本発明は上述のような3列シートを有するミニバンタイプの四輪駆動車に限定されるものではなく、二輪駆動車をはじめその他のタイプの自動車にも適用可能であることはいうまでもない。
【図面の簡単な説明】
【0033】
【図1】実施形態における車体下部構造を示す平面図である。
【図2】実施形態における車体下部構造の底面図である。
【図3】実施形態における車体下部構造の底面を後方下方から見上げた斜視図である。
【図4】図3と同様の斜視図であって、デファレンシャル装置およびドライブシャフトをサブフレームと共に除去した状態を示す図である。
【図5】図1のA−A断面図である。
【図6】図6は図1のB−B断面図である。
【図7】図2を右側斜め下方から見た要部斜視図である。
【図8】実施形態におけるシート補強ブラケットの具体的構成および第5クロスメンバへの取り付け態様を示す図である。
【符号の説明】
【0034】
1:フロアパネル
2:ボデーサイドフレーム
3〜8:第1〜第6クロスメンバ
9:サイドシル
10:フロアトンネル
11:ドライブシャフト
12:デファレンシャル装置
13a,13b:シャフトブラケット
14:サスペンションメンバ(サブフレーム)
15:縦メンバ
16:第1サスペンションクロスメンバ
17:第2サスペンションクロスメンバ
20a:第1フロアセンタメンバ
20b:第2フロアセンタメンバ
20c:第3フロアセンタメンバ
50:シート(第3列シート)
51,52:シート取付部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
フロアパネルと、
フロアパネルの下方に接合される左右一対のボデーサイドフレームと、
前記一対のボデーサイドフレーム間に橋渡されるクロスメンバと、
車幅方向中央部付近を車体前後方向に延び、クロスメンバの最下面との間に空間を設けつつ当該クロスメンバの後端部に接合されるフロアセンタメンバと、
を備えることを特徴とする車体下部構造。
【請求項2】
クロスメンバはキックアップ部に設けられており、
フロアセンタメンバの後端部は、クロスメンバの下面から後面に亘って接合され、クロスメンバの下面に閉断面が形成されることを特徴とする請求項1に記載の車体下部構造。
【請求項3】
左右一対のフロアセンタメンバが車幅方向中央部の両側にそれぞれ設けられる構造であり、
一対のフロアセンタメンバ間におけるクロスメンバ内に設けられ、シート取付部を補強する補強ブラケットをさらに備え、
この補強ブラケットは、クロスメンバとフロアセンタメンバとの接続部にそれぞれ重ね合わされて接合されることを特徴とする請求項1または2に記載の車体下部構造。
【請求項4】
クロスメンバの下方に位置するデファレンシャル装置と、
デファレンシャル装置とクロスメンバとの間で車幅方向に横断するように設けられ、車幅方向中央部がデファレンシャル装置を避けるように上方に湾曲したサスペンションクロスメンバと、
をさらに備え、
クロスメンバは、車幅方向端部側の断面高さよりも車幅方向中央部の断面高さが小さくなるように構成され、
フロアセンタメンバは、クロスメンバの上記断面高さが小さい部位とその下方のサスペンションクロスメンバとの間にて、クロスメンバに接合される
ことを特徴とする請求項2または3に記載の車体下部構造。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【公開番号】特開2007−83908(P2007−83908A)
【公開日】平成19年4月5日(2007.4.5)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−276091(P2005−276091)
【出願日】平成17年9月22日(2005.9.22)
【出願人】(000003137)マツダ株式会社 (6,115)
【Fターム(参考)】