説明

連続流体輸送システム及び流体輸送方法

【課題】
【解決手段】連続流体輸送システムは流体ポンプ装置を具え、該流体ポンプ装置は複数の入口ポートと少なくとも一つの出口ポートを有するベース部材を含むポンプハウジングと、該ハウジングに移動可能に連繋された少なくとも2組の対向ピストンとを含んでいる。対向ピストンの各組は、流体ポンプ装置のポンプ室をそれぞれ少なくとも部分的に画定する。複数の入口ポートのうちの任意の1つ又は少なくとも一つの出口ポートが、それぞれのポンプ室の一つと流体が流通するように独立して選択されることができるように、各組の対向ピストンは独立して制御可能である。駆動システムは夫々のピストンに接続されることで、ピストンはベース部材に対して少なくとも往復運動することができる。ポンプハウジングと少なくとも2組の対向ピストンは、使い捨てユニットを具えることもできる。


Notice: Undefined index: DEJ in /mnt/www/gzt_disp.php on line 298

【特許請求の範囲】
【請求項1】
複数の入口ポートと少なくとも1つの出口ポートを具えるベース部材を含むポンプハウジングと、
ベース部材に移動可能に連繋した一対の対向したピストンであって、ピストンの少なくとも一部は、ポンプ室を形成し、ピストンは独立して制御されて、複数の入口ポートの何れか1つ、又は少なくとも1つの出口ポートはポンプ室と流体が流通可能に独立して選択され得るピストンを具えた流体ポンプ装置。
【請求項2】
ベース部材はピストンを支持して、ベース部材に対し少なくとも往復作動させる、請求項1に記載の流体ポンプ装置。
【請求項3】
ベース部材は、複数の入口ポートと少なくとも1つの出口ポートを規定するマニホールド部を具える、請求項1に記載の流体ポンプ装置。
【請求項4】
更に、マニホールド部上にマニホールドキャップを有し、マニホールド部と繋がった複数の入口ポートと少なくとも1つの出口ポートを形成する、請求項3に記載の流体ポンプ装置。
【請求項5】
マニホールド部は、夫々が複数の入口ポートと少なくとも1つの出口ポートに接続された複数の流路を具える、請求項3に記載の流体ポンプ装置。
【請求項6】
ベース部材は、各流路内に少なくとも1つの開口を具え、流路によって、ポンプ室と複数の入口ポートと少なくとも1つの出口ポート間の流体の流通を可能にする、請求項5に記載の流体ポンプ装置。
【請求項7】
1つのピストンは、スリーブ部を具え、他のピストンは少なくとも一部がスリーブ部内に配備されてポンプ室を規定する、請求項1に記載の流体ポンプ装置。
【請求項8】
スリーブ部は選択された入口ポート又は少なくとも1つの出口ポート
と流体が流通可能な開口を形成し、選択された入口ポート又は少なくとも1つの出口ポート及びポンプ室間を流体が流通することを可能にする、請求項7に記載の流体ポンプ装置。
【請求項9】
更に、ベース部材とスリーブ部間に流体シール要素を具える、請求項7に記載の流体ポンプ装置。
【請求項10】
ベース部材は、複数の入口ポートと少なくとも1つの出口ポートを規定するマニホールド部を具え、複数の入口ポートと少なくとも1つの出口ポートは、マニホールド部の側部上に配備される、請求項1に記載の流体ポンプ装置。
【請求項11】
複数の入口ポートと少なくとも1つの出口ポートを具えるベース部材を含むポンプハウジングと、
ベース部材に移動可能に連繋した一対の対向したピストンであって、ピストンの少なくとも一部は、流体ポンプ装置のポンプ室を形成し、ピストンは独立して制御されて、複数の入口ポートの何れか1つ、又は少なくとも1つの出口ポートはポンプ室と流体が流通可能に独立して選択され得るピストンと、
ピストンに接続されて、ベース部材に対して少なくとも往復作動させる駆動システムを具えた、流体輸送システム。
【請求項12】
駆動システムは、各ピストンに接続された各ピストン位置決め装置を具える、請求項11に記載の流体輸送システム。
【請求項13】
ピストン位置決め装置は、ベース部材の両側に配備されて、各ピストンに接続する、請求項11に記載の流体輸送システム。
【請求項14】
ピストン位置決め装置は、ベース部材の同じ側に配備されて、各ピストンに接続する、請求項11に記載の流体輸送システム。
【請求項15】
ピストン位置決め装置は、一般にキャリッジ上に配備されている、請求項14に記載の流体輸送システム。
【請求項16】
キャリッジは、キャリッジ駆動システムによって、移動可能である、請求項15に記載の流体輸送システム。
【請求項17】
キャリッジは、キャリッジ駆動システムによって双方向に線形に移動可能である、請求項16に記載の流体輸送システム。
【請求項18】
更に、駆動システムに繋がって、キャリッジに接続された位置センサを具えて、キャリッジの少なくとも1つの位置を確実にする、請求項15に記載の流体輸送システム。
【請求項19】
更に、駆動システム内の少なくとも1つのピストンを支持する支持装置を具える、請求項11に記載の流体輸送システム。
【請求項20】
更に、駆動システムに繋がって、少なくとも1つのピストン位置決め装置に接続された位置センサを具えて、ピストン位置決め装置の少なくとも1つの位置を確実にする、請求項11に記載の流体輸送システム。
【請求項21】
複数の入口ポートと少なくとも1つの出口ポートを具えるベース部材を含むポンプハウジングと、
ハウジングに移動可能に繋がった少なくとも2つのペアの対向するピストンであって、各対向するピストンのペアは、少なくとも一部が流体ポンプ装置の各ポンプ室を規定し、対向するピストンの各ペアのピストンは、独立して制御されて、複数の入口ポートの何れか1つ、又は少なくとも1つの出口ポートは、各ポンプ室と流体が流通可能に独立して選択され得る、流体ポンプ装置。
【請求項22】
ベース部材は、対向するピストンの少なくとも2つのペアを支持して、ベース部材に対し少なくとも往復作動させる、請求項21に記載の流体ポンプ装置。
【請求項23】
ベース部材は複数の入口ポートと少なくとも1つの出口ポートを規定するマニホールド部を具える、請求項21に記載の流体ポンプ装置。
【請求項24】
更に、マニホールド部上にマニホールドキャップを有し、マニホールド部と繋がった複数の入口ポートと少なくとも1つの出口ポートを規定する、請求項23に記載の流体ポンプ装置。
【請求項25】
マニホールド部は、夫々が複数の入口ポートと少なくとも1つの出口ポートに接続された複数の流路を具える、請求項23に記載の流体ポンプ装置。
【請求項26】
ベース部材は、各流路内に少なくとも1つの開口を具え、流路によって、ポンプ室と複数の入口ポートと少なくとも1つの出口ポート間の流体の流通を可能にする、請求項25に記載の流体ポンプ装置。
【請求項27】
対向するピストンの各ペアの1つのピストンは、スリーブ部を具え、対向するピストンの各ペアの他方は、少なくとも一部がスリーブ部内に配備されて、各ポンプ室を規定する、請求項21に記載の流体ポンプ装置。
【請求項28】
スリーブ部は、選択された入口ポート又は少なくとも1つの出口ポートと流体が行来可能に繋がった開口を規定し、選択された入口ポート又は少なくとも1つの出口ポートと各ポンプ室間の流体の流通を可能にする、請求項27に記載の流体ポンプ装置。
【請求項29】
更に、対向するピストンの各ペア内にて、ベース部材とスリーブ部との間に配備された各流体シール要素を具える、請求項21に記載の流体ポンプ装置。
【請求項30】
ベース部材は、ベース部材は、複数の入口ポートと少なくとも1つの出口ポートを規定するマニホールド部を具え、複数の入口ポートと少なくとも1つの出口ポートは、マニホールド部の側部に配備される、請求項21に記載の流体ポンプ装置。
【請求項31】
流体ポンプ装置を作動させる方法であって、
流体ポンプ装置を配備する工程であって、流体ポンプ装置は
複数の入口ポートと少なくとも1つの出口ポートを具えるベース部材を有するポンプハウジングと、
ベース部材に移動可能に繋がり、少なくとも一部は流体ポンプ装置のポンプ室を規定する対向するピストンのペアを具えた工程と、
複数の入口ポートの何れか1つ、又は少なくとも1つの出口ポートが、ポンプ室と流体が流通可能に独立して選択され得るように独立して制御する工程を有する方法。
【請求項32】
ピストンの1つは、開口を規定するスリーブ部であり、ピストンの他方は、少なくとも一部がスリーブ部内に配備されて、ポンプ室を規定し、
開口と選択された入口ポート又は少なくとも1つの出口ポートとの間で流体を流通可能とし、選択された入口ポート又は少なくとも1つの出口ポートとポンプ室間の流体の流通を可能にする工程を有する、請求項31に記載の方法。
【請求項33】
更に、複数の入口ポートの1つを選択して、ポンプ室と流体が流通可能になるように、ピストンを独立して制御する工程と、
1つのピストンを、対向するピストンに対して動かして、選択された入口ポートに繋がった流体源からポンプ室へ流体を引き込む工程と、
両方のピストンを動かして、他の入口ポート又は少なくとも1つの出口ポートを選択して、ポンプ室と流体が流通可能にする工程を有する、請求項31に記載の方法。
【請求項34】
更に、1つのピストンを対向するピストンに対して動かして、ポンプ室から少なくとも1つの出口ポートへ流体を排出する工程を有する、請求項33に記載の方法。
【請求項35】
流体ポンプ装置は、ベース部材に移動可能に繋がった対向するピストンの少なくとも2つのペアを具え、対向するピストンの各ペアは、少なくとも一部が流体ポンプ装置の各ポンプ室を規定し、
更に、対向するピストンの各ペアのピストンを独立して制御して、複数の入口ポートの何れか1つ又は少なくとも1つの出口ポートが、各ポンプ室と流体が行来可能となるように独立して選択可能とさせる工程を含む、請求項31に記載の方法。
【請求項36】
更に、対向するピストンの各ペアのピストンを独立して制御する工程を含み、該工程は、
ピストンを独立して制御して、複数の入口ポートの1つを選択し、各ポンプ室の1つと流体が流通可能にする工程と、
1つのピストンを、対向するピストンに対して動かして、選択された入口ポートに繋がった流体源からポンプ室へ流体を引き込む工程と、
両方のピストンを動かして、他の入口ポート又は少なくとも1つの出口ポートを選択して、ポンプ室と流体が流通可能にする工程を有する、請求項35に記載の方法。
【請求項37】
更に、1つのピストンを対向するピストンに対して動かして、各ポンプ室から少なくとも1つの出口ポートへ流体を排出させる工程を有する、請求項36に記載の方法。
【請求項38】
対向するピストンの各ペアは、略連続した流体流れが流体ポンプ装置によって、少なくとも1つの出口ポートに輸送されるように、略間欠手順で作動する、請求項35に記載の方法。
【請求項39】
更に、ピストンに接続されたピストン位置決め装置を具え、
駆動システムがピストンをベース部材に対して、少なくとも往復作動させる工程を含む、請求項31に記載の方法。
【請求項40】
更に、ベース部材の両側からピストンを往復作動させる工程を含む、請求項39に記載の方法。
【請求項41】
更に、ベース部材の同じ側からピストンを往復作動させる工程を含む、請求項39に記載の方法。
【請求項42】
駆動システムは、各ピストンに接続されてベース部材の両側に配備された各ピストン位置決め装置を具え、
各ピストン位置決め装置を用いて、ベース部材の両側からピストンを少なくとも往復作動させる工程を含む、請求項39に記載の方法。
【請求項43】
駆動システムは、各ピストンに接続し、ベース部材の同じ側に配備された各ピストン位置決め装置を具え、各ピストン位置決め装置を用いてベース部材の同じ側からピストンを少なくとも往復作動させる工程を有する、請求項39に記載の方法。
【請求項44】
ピストン位置決め装置は、キャリッジ駆動システムによって移動可能なキャリッジ上に通常は配備され、更にキャリッジ駆動システムを用いてキャリッジを動かす、請求項39に記載の方法。
【請求項45】
更に、キャリッジを動かす工程は、双方向に線形移動する、請求項44に記載の方法。

【図1A】
image rotate

【図1B】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate

【図4】
image rotate

【図5】
image rotate

【図6】
image rotate

【図7】
image rotate

【図8】
image rotate

【図9】
image rotate

【図10】
image rotate

【図11】
image rotate

【図12】
image rotate

【図13】
image rotate

【図14】
image rotate

【図15】
image rotate

【図16】
image rotate

【図17】
image rotate

【図18】
image rotate

【図19】
image rotate

【図20】
image rotate

【図21】
image rotate

【図22A】
image rotate

【図22B】
image rotate

【図22C】
image rotate

【図22D】
image rotate

【図22E】
image rotate

【図23】
image rotate

【図24】
image rotate

【図25】
image rotate

【図26】
image rotate

【図27】
image rotate

【図28】
image rotate

【図29】
image rotate

【図30】
image rotate

【図31】
image rotate

【図32】
image rotate

【図33】
image rotate

【図34A】
image rotate

【図34B】
image rotate

【図35A】
image rotate

【図35B】
image rotate

【図36】
image rotate

【図37】
image rotate

【図38】
image rotate

【図39】
image rotate

【図40】
image rotate

【図41A】
image rotate

【図41B】
image rotate

【図41C】
image rotate

【図42】
image rotate

【図43】
image rotate

【図44A】
image rotate

【図44B】
image rotate

【図45】
image rotate

【図46】
image rotate

【図47】
image rotate

【図48】
image rotate

【図49】
image rotate

【図50】
image rotate

【図51】
image rotate

【図52】
image rotate

【図53】
image rotate

【図54】
image rotate

【図55】
image rotate

【図56】
image rotate

【図57】
image rotate

【図58】
image rotate

【図59】
image rotate

【図60】
image rotate

【図61A】
image rotate

【図61B】
image rotate

【図61C】
image rotate

【図61D】
image rotate

【図61E】
image rotate

【図61F】
image rotate

【図61G】
image rotate

【図62A】
image rotate

【図62B】
image rotate

【図62C】
image rotate

【図63A】
image rotate

【図63B】
image rotate

【図64A】
image rotate

【図64B】
image rotate

【図65】
image rotate

【図66】
image rotate

【図67】
image rotate

【図68】
image rotate

【図69】
image rotate

【図70】
image rotate

【図71】
image rotate

【図72】
image rotate

【図73】
image rotate

【図74】
image rotate

【図75】
image rotate

【図76】
image rotate

【図77】
image rotate

【図78】
image rotate

【図79】
image rotate

【図80】
image rotate

【図81】
image rotate

【図82】
image rotate

【図83】
image rotate

【図84】
image rotate

【図85】
image rotate

【図86】
image rotate

【図87】
image rotate

【図88】
image rotate

【図89】
image rotate

【図90】
image rotate

【図91】
image rotate

【図92A】
image rotate

【図92B】
image rotate

【図92C】
image rotate

【図92D】
image rotate

【図92E】
image rotate

【図92F】
image rotate

【図92G】
image rotate

【図92H】
image rotate

【図92I】
image rotate

【図92J】
image rotate


【公表番号】特表2011−506826(P2011−506826A)
【公表日】平成23年3月3日(2011.3.3)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−538120(P2010−538120)
【出願日】平成20年12月10日(2008.12.10)
【国際出願番号】PCT/US2008/086209
【国際公開番号】WO2009/076429
【国際公開日】平成21年6月18日(2009.6.18)
【出願人】(500483817)メドラッド インコーポレーテッド (43)
【氏名又は名称原語表記】Medrad,Inc.
【Fターム(参考)】