説明

遊技機

【課題】複数の図柄に対応する抽選要素の記憶数を最大限に活用できる遊技性を実現しつつ、抽選契機となるべき入賞の発生からその検出までのタイミングに極端なばらつきが生じるのを防止する。
【解決手段】遊技盤8には、右始動入賞口26と可変始動入賞装置28とが左右に分かれて配置されており、遊技領域8a内を流下する遊技球は、ランダムに右始動入賞口26及び可変始動入賞装置28へ入賞可能である。また、右始動入賞口26及び可変始動入賞装置28の上方位置に球振り分け装置200が配置されており、球振り分け装置200に流入した遊技球は、内部で左右方向へ交互に振り分けられた後に放出される。このため、通常時も右始動入賞口26と可変始動入賞装置28で交互に入賞が発生することにより、第1及び第2特別図柄に関する抽選要素を交互に記憶させ、それぞれの記憶数を合計した最大数まで記憶を蓄積することができる。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
遊技中に所定の第1事象が発生すると、遊技者の利益に関わる内部抽選に必要な第1抽選要素を取得する第1抽選要素取得手段と、
遊技中に前記第1事象とは別の第2事象が発生すると、前記第1抽選要素とは別に前記内部抽選に必要な第2抽選要素を取得する第2抽選要素取得手段と、
前記第1抽選要素取得手段又は前記第2抽選要素取得手段により取得された前記第1抽選要素又は前記第2抽選要素をそれぞれ規定数まで取得された順番に記憶する抽選要素記憶手段と、
前記抽選要素記憶手段により前記第1抽選要素が記憶されたことを契機として前記内部抽選が実行されると、所定の第1図柄を変動表示させた後に前記内部抽選の結果を表す態様で前記第1図柄を停止表示させる第1図柄表示手段と、
前記抽選要素記憶手段により前記第2抽選要素が記憶されたことを契機として前記内部抽選が実行されると、前記第1図柄とは別の第2図柄を変動表示させた後に前記内部抽選の結果を表す態様で前記第2図柄を停止表示させる第2図柄表示手段と、
前記第1図柄表示手段による前記第1図柄の変動表示を新たに開始するための第1始動条件が満たされた状態で前記抽選要素記憶手段により前記第2抽選要素よりも先に記憶された前記第1抽選要素が存在する場合、その記憶された前記第1抽選要素を1つ消費して前記内部抽選を実行する一方、前記第2図柄表示手段による前記第2図柄の変動表示を新たに開始するための第2始動条件が満たされた状態で前記抽選要素記憶手段により前記第1抽選要素よりも先に記憶された前記第2抽選要素が存在する場合、その記憶された前記第2抽選要素を1つ消費して前記内部抽選を実行する抽選実行手段と、
遊技中に無作為に発生し得る複数回の中間事象について、これら複数回の中間事象の発生を前記第1事象の発生と前記第2事象の発生とが規則的に並んだ連続事象群に変換することにより、前記第1始動条件が満たされた状態で前記抽選要素記憶手段の記憶内に前記第2抽選要素よりも先に記憶された前記第1抽選要素を作為的に存在させるか、もしくは、前記第2始動条件が満たされた状態で前記抽選要素記憶手段の記憶内に前記第1抽選要素よりも先に記憶された前記第2抽選要素を作為的に存在させる記憶形成手段と、
を備えたことを特徴とする遊技機。
【請求項2】
請求項1に記載の遊技機において、
前記記憶形成手段により前記第1事象の発生と前記第2事象の発生とが規則的に並んだ連続事象群に変換されたか否かに関わらず、前記第1事象が独立して無作為に発生することにより、前記抽選要素記憶手段の記憶内に記憶された前記第1抽選要素を存在させることを可能とする第1記憶形成手段と、
前記記憶形成手段により前記第1事象の発生と前記第2事象の発生とが規則的に並んだ連続事象群に変換されたか否かに関わらず、前記第2事象が独立して無作為に発生することにより、前記抽選要素記憶手段の記憶内に記憶された前記第2抽選要素を存在させることを可能とする第2記憶形成手段とをさらに備え、
前記記憶形成手段は、
遊技中に前記中間事象が発生する度ごとに、前記第1記憶形成手段による前記抽選要素記憶手段の記憶内に記憶された前記第1抽選要素を存在させる機会を付与する第1機会付与動作と前記第2記憶形成手段による前記抽選要素記憶手段の記憶内に記憶された前記第2抽選要素を存在させる機会を付与する第2機会付与動作とを交互に実行することで前記抽選要素記憶手段の記憶内に記憶された前記第1抽選要素と記憶された前記第2抽選要素とを作為的に交互に存在させることを特徴とする遊技機。
【請求項3】
請求項1又は2に記載の遊技機において、
遊技者に相対する盤面に遊技領域が形成された遊技盤と、
前記遊技領域に向けて遊技球を発射する球発射装置と、
前記遊技領域内に分布して配置され、前記球発射装置により発射されて前記遊技領域内を流下する遊技球を無作為に誘導する複数の障害釘とを備え、
前記第1記憶形成手段は、
前記遊技領域内に配置され、前記遊技領域内を流下する遊技球が無作為に流入することで前記第1事象を発生させることにより、前記抽選要素記憶手段の記憶内に記憶された前記第1抽選要素を存在させることを可能とする第1始動入賞口を含み、
前記第2記憶形成手段は、
前記遊技領域内で前記第1始動入賞口とは別の位置に配置され、前記遊技領域内を流下する遊技球が無作為に流入することで前記第2事象を発生させることにより、前記抽選要素記憶手段の記憶内に記憶された前記第2抽選要素を存在させることを可能とする第2始動入賞口を含み、
前記記憶形成手段は、
前記遊技領域内で前記第1始動入賞口及び前記第2始動入賞口より上方位置に配置された流入口を有し、この流入口を通じて前記遊技領域内から無作為に流入した遊技球を前記盤面に沿う二方向へ交互に振り分けて誘導するとともに、いずれか一方向へ振り分けられた遊技球については前記第1始動入賞口への流入が容易となる態様により前記遊技領域内へ放出し、他方向へ振り分けられた遊技球については前記第2始動入賞口への流入が容易となる態様により前記遊技領域内へ放出する球振り分け装置を含むことを特徴とする遊技機。
【請求項4】
請求項1から請求項3のいずれかに記載の遊技機において、
前記球振り分け装置は、
前記流入口を通じて前記遊技領域内から無作為に流入した遊技球を前記盤面に沿う二方向へ交互に振り分けた後、前記二方向でそれぞれ前記盤面に対して直交する軸線に沿って遊技球を奥側へ転動させて誘導し、前記盤面より奧の位置で流下を伴いつつ前記軸線に沿って遊技球の転動方向を前面側へ反転させた状態で前記遊技領域内へ遊技球を放出することを特徴とする遊技機。
【請求項5】
請求項1から請求項4のいずれかに記載の遊技機において、
前記球振り分け装置は、
前記流入口が前記遊技領域内で上方向に開口して形成され、内部に前記流入口の下方位置から前記二方向へ分岐する2つの振分誘導路が形成された装置本体と、
前記装置本体内に配置され、前記流入口から流入してきた遊技球を2つの前記振分誘導路へ交互に振り分けて誘導する振分動作体と、
前記装置本体内で2つの前記振分誘導路の終端にそれぞれ連なって形成され、前記盤面を構成する板材の内部を前記盤面より奥側へ延び、かつ、前記盤面より奧の位置で下方へ屈曲された後に前記盤面の前面側へ折り返して延びた2つの整流誘導路と、
前記装置本体の前記盤面に沿う前面に開口して形成され、2つの前記整流誘導路の終端をそれぞれ前記遊技領域内にて開放する2つの放出口と
を有することを特徴とする遊技機。
【請求項6】
請求項1から請求項5のいずれかに記載の遊技機において、
前記抽選要素記憶手段により前記第1抽選要素が記憶される場合、前記抽選要素記憶手段の記憶内に前記第1抽選要素の記憶が存在することを前記第1特別図柄に関する表示態様で可視表示し、前記抽選要素記憶手段により前記第2抽選要素が記憶される場合、前記抽選要素記憶手段の記憶内に前記第2抽選要素の記憶が存在することを前記第2特別図柄に関する表示態様で可視表示する可視表示手段をさらに備え、
前記可視表示手段は、
前記記憶形成手段により前記第2抽選要素よりも先に記憶された前記第1抽選要素が作為的に存在させられる場合、前記第2抽選要素よりも先に前記第1抽選要素の記憶が存在することを可視表示し、
前記記憶形成手段により前記第1抽選要素よりも先に記憶された前記第2抽選要素が作為的に存在させられる場合、前記第1抽選要素よりも先に前記第2抽選要素の記憶が存在することを可視表示することを特徴とする遊技機。
【請求項7】
請求項1から請求項6のいずれかに記載の遊技機において、
前記可視表示手段は、
前記抽選要素記憶手段により前記抽選要素記憶手段の記憶内に記憶された前記第1抽選要素と記憶された前記第2抽選要素とが作為的に交互に存在させられる場合、前記第1抽選要素の記憶が存在することと前記第2抽選要素の記憶が存在することを交互に可視表示することを特徴とする遊技機。
【請求項8】
請求項1から請求項7のいずれかに記載の遊技機において、
前記第1特別図柄表示手段による前記第1特別図柄の変動表示及び停止表示に連動させて、前記第1特別図柄に対応する第1演出画像を変動表示及び停止表示させ、前記第2特別図柄表示手段による前記第2特別図柄の変動表示及び停止表示に連動させて、前記第2特別図柄に対応する第2演出画像を変動表示及び停止表示させる画像表示手段をさらに備え、
前記画像表示手段は、前記第1演出画像又は前記第2演出画像の変動表示及び停止表示の内容を表示画面内に画像として表示する画像表示器を有しており、
前記可視表示手段による前記第1抽選要素の記憶が存在することの可視表示は、前記第1特別図柄に関する表示態様を第1保留画像とし、前記画像表示器の前記表示画面内において前記第1保留画像の表示により実行され、
前記可視表示手段による前記第2抽選要素の記憶が存在することの可視表示は、前記第2特別図柄に関する表示態様を第2保留画像とし、前記画像表示器の前記表示画面内において前記第2保留画像の表示により実行されることを特徴とする遊技機。
【請求項9】
請求項1から請求項8のいずれかに記載の遊技機において、
前記可視表示手段により実行される可視表示は、前記第1特別図柄に関する表示態様と前記第2特別図柄に関する表示態様とを同一の表示態様にして実行されることを特徴とする遊技機。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【図17】
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【図18】
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【図19】
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【図20】
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【図21】
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【図22】
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【図23】
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【図24】
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【図25】
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【図26】
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【図27】
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【図28】
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【図29】
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【図30】
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【図31】
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【図32】
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【図33】
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【図34】
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【図35】
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【図36】
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【図37】
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【図38】
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【図39】
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【図40】
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【図41】
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【図42】
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【図43】
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【図44】
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【図45】
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【図46】
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【図47】
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【図48】
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【公開番号】特開2013−13571(P2013−13571A)
【公開日】平成25年1月24日(2013.1.24)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−148597(P2011−148597)
【出願日】平成23年7月4日(2011.7.4)
【出願人】(000154679)株式会社平和 (1,976)
【Fターム(参考)】