説明

遮熱シート

【課題】遮熱シートの表面が汚れ、遮熱効果が落ちた場合であっても、遮熱シートを貼り替えたり、遮熱シートの表面をふいたりすることなく、本来の遮熱効果に容易に戻すことができる遮熱シートを提供する。
【解決手段】トラック、バス、トラックに載置可能なコンテナの屋根または側面に貼付される遮熱シート1であって、光を反射する反射膜13と、その反射膜の上に設けられた2枚の透明膜14,15とを備え、2枚の透明膜14,15は、互いに剥離可能に貼付されている。遮熱シート1の表面が汚れることなどによって、遮熱効果が落ちた場合には、第1の透明膜15を剥離することによって、遮熱効果を回復することができる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、例えばトラックの屋根などに貼付される遮熱シートに関する。
【背景技術】
【0002】
従来、建物や冷凍車などの保冷性を高めるための遮熱シートが開発されている(例えば、特許文献1参照)。
【特許文献1】特開2002−12679号公報(第1頁、第1図等)
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
しかしながら、光を反射することによって遮熱を行っている場合には、その表面が汚れたり、傷ついたりすることによって反射率が低くなると、遮熱効果も落ちてしまうことになる。そのような場合に本来の遮熱効果を取り戻すには、従来であれば、表面をふく、あるいは、遮熱シートを貼り替えるといったことをしなければならず、煩雑な作業を行わなければならなかった。
【0004】
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、遮熱シートの表面の汚れ等によって遮熱効果が落ちた場合であっても、遮熱シートを貼り替えたり、遮熱シートの表面をふいたりすることなく、本来の遮熱効果に容易に戻すことができうる遮熱シートを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記目的を達成するため、本発明による遮熱シートは、トラック、バス、トラックに載置可能なコンテナの屋根または側面に貼付される遮熱シートであって、光を反射する反射膜と、当該反射膜の上に設けられた2以上の透明膜と、を備え、前記2以上の透明膜は、互いに剥離可能に貼付されている、ものである。
【0006】
このような構成により、表面の透明膜に汚れや傷が付着することによって遮熱効果が低下したとしても、その表面の透明膜を剥離することによって、遮熱効果を回復することができる。このようにして、長期間にわたって、遮熱効果を維持することができうる。
【0007】
また、本発明による遮熱シートでは、前記反射膜が、アルミニウム箔、またはアルミニウムの蒸着された膜であってもよい。
このような構成により、低いコストで、高い効果を得られる反射膜を構成することができうる。
【0008】
また、本発明による遮熱シートでは、前記反射膜の下に断熱膜をさらに備えてもよい。
このような構成により、遮熱シートが断熱効果を有することとなり、例えば、遮熱シートを貼付したトラックの荷室等の保冷効果を高めることができうる。
【0009】
また、本発明による遮熱シートでは、前記反射膜の下に補強膜をさらに備えてもよい。
このような構成により、遮熱シートの強度を高めることができうる。
【0010】
また、本発明による遮熱シートでは、前記遮熱シートの透明膜と反対側の面に粘着層をさらに備えてもよい。
このような構成により、その粘着層によって、遮熱シートをトラックの屋根等に簡単に貼ることができうる。
【0011】
また、本発明による遮熱シートでは、前記2枚以上の透明膜において、上の透明膜は、当該透明膜が剥離可能に貼付されている下の透明膜よりも大きくてもよい。
このような構成により、上の透明膜を剥がすときに、容易に上の透明膜のみを持つことができ、透明膜を剥がす作業性を向上させることができうる。
【0012】
また、本発明による遮熱シートでは、前記2枚以上の透明膜において、一の透明膜と、当該透明膜が剥離可能に貼付されている下の透明膜との間には、貼付されていない領域である無貼付領域があってもよい。
このような構成により、その無貼付領域を利用して、上の透明膜を容易に剥がすことができうる。
【0013】
また、本発明による遮熱シートでは、前記無貼付領域には、当該領域が無貼付領域であることを示す印が設けられていてもよい。
このような構成により、その印を用いることによって、無貼付領域の位置を容易に知ることができうる。
【0014】
また、本発明による遮熱シートでは、幅が10から85センチメートルであってもよい。
このような構成により、一人で遮熱シートをトラックの屋根などに貼ることができる。その結果、複数人で遮熱シートを貼る作業を行う場合に比べて、危険性を低減することができる。
【発明の効果】
【0015】
本発明による遮熱シートによれば、遮熱シートの表面が汚れたり傷ついたりした場合に、一の透明膜をはがすことによって、遮熱シートの表面の汚れ等を容易に除去することができ、本来の遮熱効果を回復することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0016】
以下、本発明による遮熱シートについて、実施の形態を用いて説明する。なお、以下の実施の形態において、同じ符号を付した構成要素は同一または相当するものであり、再度の説明を省略することがある。
【0017】
(実施の形態1)
本発明の実施の形態1による遮熱シートについて、図面を参照しながら説明する。
図1は、トラック2の上面図である。図1において、遮熱シート1は、トラック2の屋根3に貼付されている。屋根3の幅は2.4mであり、長さは10mである。遮熱シートの幅、及び長さは、トラック2の屋根3よりも少し小さくなっており、遮熱シート1は、屋根3の全面にわたって貼付されている。ここで、トラック2の屋根3とは、トラック2の荷室の屋根のことである。
【0018】
図2は、遮熱シート1の構成を示す図である。遮熱シート1は、補強膜11と、補強膜11の上に設けられた断熱膜12と、断熱膜12の上に設けられた反射膜13と、反射膜13の上に設けられた第2の透明膜14と、第2の透明膜14の上に設けられた第1の透明膜15と、遮熱シート1の透明膜14,15と反対側の面の粘着層16とを備える。ここで、「上」とは、遮熱シート1をトラック2の屋根3に貼付した場合において、上となる側、すなわち、太陽に近い側である。
【0019】
補強膜11は、遮熱シート1を補強することによって、遮熱シート1が裂けることを防止したり、遮熱シート1が平面の形状を保つことができるようにしたりするためのものである。補強膜11としては、例えば、織物やメッシュ状のシート、樹脂製のフィルムなどを用いることができる。
【0020】
断熱膜12は、断熱性を有する膜であり、例えば、発泡シートや気泡シート等、断熱性を有する膜であれば、どのようなものであってもよい。断熱膜12の断熱効果によって、例えば、遮熱シート1の貼付されたトラック2の荷室等の保冷効果を高めることができうる。
【0021】
反射膜13は、光を反射する膜であり、例えば、反射性を有する金属によって形成されるもの(例えば、金属箔や、金属の蒸着膜など)である。反射膜13が透明膜14側から入射した日光等を反射することにより、遮熱シート1は、遮熱効果を奏することになる。その金属は、例えば、アルミニウムや金、銀、ニッケル、亜鉛などである。コストなどの面から、アルミニウム箔や、アルミニウムの蒸着膜を用いることが好ましい。また、反射膜13としては、反射率の高いものを用いることが好ましい。それだけ、遮熱効果が高くなるからである。被蒸着膜は、例えば、樹脂等の膜であってもよく、第2の透明膜14であってもよい。
【0022】
第2の透明膜14は、反射膜13を保護するために設けられた膜である。第2の透明膜14は、例えば、樹脂製の膜であり、光の透過率が高い方が好ましい。第2の透明膜14において光を吸収すると、それだけ遮熱効果が低下するからである。第2の透明膜14として、例えば、PP(ポリプロピレン)フィルム、PET(ポリエチレンテレフタレート)フィルム、塩化ビニルフィルム、アクリルフィルム、フッ素フィルムを用いてもよい。
【0023】
第1の透明膜15は、第2の透明膜14の上に互いに剥離可能に貼付されている以外、第2の透明膜14と同様である。第1の透明膜15を第2の透明膜14に対して剥離可能に貼付するために、例えば、アクリル系再剥離用接着剤や、ウレタン系再剥離用接着剤などを用いてもよい。なお、第1の透明膜15と第2の透明膜14とを剥離可能に貼付するための接着剤等は、透明度の高いものであることが好ましい。
【0024】
粘着層16は、トラック2の屋根3に貼着する粘着性のものである。粘着層16は、例えば、アクリル系やウレタン系の接着剤であってもよい。遮熱シート1をトラック2の屋根に貼付するまでは、粘着層16が他のものに貼着しないように、粘着層16に剥離紙をつけてもよい。
【0025】
なお、補強膜11、断熱膜12、反射膜13、第2の透明膜14は、それぞれ、接着剤等によって互いに貼着されているものとする。なお、補強膜11等の全面が貼着されていてもよく、あるいは、例えば、周囲だけといったように、補強膜11等の一部だけが貼着されていてもよい。また、加熱したり、加圧したりすることによって、それらの膜を互いに貼着してもよい。また、接着剤としては、例えば、アクリル系やウレタン系の接着剤を用いてもよい。
【0026】
遮熱シート1をトラック2の屋根3に貼付する場合には、粘着層16が屋根3側となるように貼付するものとする。そのようにすることで、トラック2の屋根3に照射する直射日光を反射膜13によって効率的に反射することができ、トラック2の荷室の温度上昇を抑えることができる。
【0027】
次に、第1の透明膜15を剥がす処理について説明する。例えば、遮熱シート1をトラック2の屋根3に貼ってから5年程度経過すると、汚れや傷が付くこと等によって、第1の透明膜15の光の透過率が遮熱シート1を貼った直後に比べて低下する。そのような場合に、第1の透明膜15を遮熱シート1から剥がすことによって、第2の透明膜14が遮熱シート1の表面となる。第1の透明膜15と第2の透明膜14とは、剥離可能なように貼付されているため、第1の透明膜15を容易に剥がすことができうる。
【0028】
第2の透明膜14は、第1の透明膜15が剥がされるまで、第1の透明膜15で保護されているため、汚れや傷が付いておらず、光の透過率は、遮熱シート1を貼った直後とほぼ同じである。したがって、第1の透明膜15を剥がすことによって、遮熱シート1による光の反射量が多くなることになり、遮熱効果が遮熱シート1を貼った直後とほぼ同じぐらいにまで高められることになる。
【0029】
例えば、トラック2の寿命が10年であり、一の透明膜の透明度が低下するのが5年程度である場合には、図2で示されるように、2枚の透明膜14,15を備えた遮熱シート1をトラック2の屋根3に貼ることによって、トラック2の寿命がくるまで、効果的な遮熱を行うことができうる。
【0030】
なお、第1の透明膜15を第2の透明膜14から容易に剥がすことができるように遮熱シート1を構成してもよい。例えば、図3で示されるように、上の透明膜、すなわち第1の透明膜15が、第1の透明膜15が剥離可能に貼付されている下の透明膜、すなわち第2の透明膜14よりも大きくてもよい。このようにすることで、第1の透明膜15を剥がすユーザは、第2の透明膜14に貼付されていない第1の透明膜15の領域から、第1の透明膜15を容易に剥がすことができうる。なお、図3において、第2の透明膜14からはみ出している第1の透明膜15の裏面側(遮熱シート1をトラックの屋根に貼った場合のトラックの屋根側)には、剥離可能な接着剤が付いていてもよく、あるいは、付いていなくてもよい。前者の場合には、第2の透明膜14からはみ出している第1の透明膜15の裏面側をトラックの屋根等に貼付することができ、トラックの走行時の風圧等によって第1の透明膜15が剥離することを防止することができうる。また、後者の場合には、第1の透明膜15をユーザがより剥がしやすいようにすることができうる。また、図3では、遮熱シート1の一辺にわたって、第1の透明膜15が第2の透明膜14よりも大きい場合について示しているが、図4で示されるように、第1の透明膜15は、一部において第2の透明膜14よりも大きくてもよい。すなわち、第1の透明膜15を剥離するきっかけとなる部位が設けられていればよい。
【0031】
また、図5で示されるように、第1の透明膜15と、第1の透明膜15が剥離可能に貼付されている下の透明膜、すなわち第2の透明膜14との間に、貼付されていない領域である無貼付領域17があってもよい。無貼付領域17は、図5で示されるように、遮熱シート1の外周側に設けられているものとする。すなわち、第1の透明膜15と第2の透明膜14との間において、無貼付領域17以外の領域は、剥離可能に貼付されているものとする。このように、無貼付領域17があることにより、第1の透明膜15を剥がすユーザは、その無貼付領域17にへら等を挿入することによって、そこから第1の透明膜15を剥がすことができる。ここで、無貼付領域17には、その領域が無貼付領域17であることを示す印が設けられていてもよい。例えば、その無貼付領域17を他の領域と区別可能なように、無貼付領域17が着色されたり、無貼付領域17が枠で囲まれたり、無貼付領域17の位置を示すように矢印が設けられたりしていてもよい。図5で示される無貼付領域17を、トラック2の進行方向に対して後方側に設けることにより、トラック2の走行による風圧によって、第1の透明膜15が第2の透明膜14から剥がれにくいようにすることができる。
【0032】
また、図3〜図5で説明した以外の、上側の透明シートを剥離しやすいような工夫がなされていてもよい。あるいは、そのような工夫が何もなされていなくてもよい。
【0033】
このように、本実施の形態による遮熱シート1は、2枚の透明膜14、15を備えることで、一方の透明膜15に汚れや傷が付くことによって遮熱効果が低減したとしても、その透明膜15を剥がすことによって、容易に遮熱効果を回復することができうる。
【0034】
なお、図1では、遮熱シート1がトラック2の屋根3とほぼ同じ大きさである場合について説明したが、遮熱シート1は、例えば、幅が10から85cmであってもよい。また、好ましくは、その幅は、30〜60cmであってもよい。さらに好ましくは、その幅は略50cmであってもよい。ここで、略50cmとは、50cmに対して2,3cmの誤差があってもよい、という意味である。遮熱シート1の幅を人間の胴体の幅と同じぐらいにすることによって、遮熱シート1を一人で扱うことが容易になり、一人で遮熱シート1を貼付することができるようになる。複数人で遮熱シート1の貼付作業を行った場合には、トラック2の屋根3はあまり広くなく、また、高い位置にあるため、複数人の連携がうまくいかないと、作業を行っている人がトラック2の屋根3から落ちる可能性があり、危険であったが、一人で貼付作業を行う場合には、そのような危険性を低減することができうる。
【0035】
また、本実施の形態では、透明膜が2枚である場合について説明したが、3枚以上の透明膜を備えてもよい。その場合であっても、その3枚以上の透明膜は、互いに剥離可能なように貼付されているものとする。また、図3〜図5において説明したように、上側の透明シートを剥離しやすいような工夫がなされていてもよい。
【0036】
また、本実施の形態では、遮熱シート1の構成が図2で示されるものであると説明したが、少なくとも反射膜13と、その上に設けられた2以上の透明膜とを備えるのであれば、遮熱シート1の構成は問わない。例えば、反射膜13の下に設けられた断熱膜12は、補強膜11よりも下側に存在してもよく、あるいは、存在しなくてもよい。また、反射膜13の下に設けられた補強膜11も、存在しなくてもよい。また、粘着層16が存在しなくてもよい。粘着層16が存在しない場合には、接着剤等を用いて遮熱シート1を貼付してもよく、加熱や加圧によって遮熱シート1を貼付してもよい。
【0037】
なお、遮熱シート1をトラック2の屋根3等に貼る場合には、遮熱シート1の全面をトラック2の屋根3等に貼着してもよく、あるいは、遮熱シート1の一部、例えば、遮熱シート1の周囲だけをトラック2の屋根3等に貼着してもよい。
【0038】
また、遮熱シート1をトラック2の屋根3に貼付する場合について説明したが、トラック2以外の屋根に貼付してもよい。例えば、遮熱シート1を、バスや、トラックに載置可能なコンテナの屋根に貼付してもよい。
【0039】
また、遮熱シート1を屋根3に貼付する場合について説明したが、例えば、図7で示されるように、遮熱シート1をトラックやバス、トラックに載置可能なコンテナの側面5に貼付してもよい。側面5に遮熱シート1を貼付する場合には、より直射日光を受けやすい高い位置に貼付することが好ましいが、側面5に貼付するのであれば、その位置及び範囲を問わない。
【0040】
また、本実施の形態では、トラック2の屋根3が、荷室の屋根である場合について説明したが、トラック2のキャビン4の屋根に遮熱シート1を貼付してもよい。
また、トラック2の屋根3の幅、長さ等が上記説明に限定されないことは言うまでもない。
【0041】
また、トラックやバスの種類は問わない。バスは、例えば、一般の大型バスであってもよく、マイクロバスであってもよい。また、トラックは、荷室の屋根に遮熱シート1を貼付する場合には、荷室を有するバン型車、ウィング車、幌車などであるが、荷室の屋根以外に遮熱シート1を貼付する場合には、荷室を有しないダンプや平ボディーのものであってもよい。
また、本発明は、以上の実施の形態に限定されることなく、種々の変更が可能であり、それらも本発明の範囲内に包含されるものであることは言うまでもない。
【産業上の利用可能性】
【0042】
以上のように、本発明による遮熱シートは、遮熱効果を長期にわたって持続させることが可能であり、トラックやバス等に貼付する遮熱シートとして有用である。
【図面の簡単な説明】
【0043】
【図1】本発明の実施の形態1による遮熱シートの貼付されたトラックの上面図
【図2】同実施の形態による遮熱シートの構成を示す図
【図3】同実施の形態による第1の透明膜と第2の透明膜との関係を説明するための図
【図4】同実施の形態による第1の透明膜と第2の透明膜との関係を説明するための図
【図5】同実施の形態による第1の透明膜と第2の透明膜との関係を説明するための図
【図6】同実施の形態による遮熱シートの貼付されたトラックの上面図
【図7】同実施の形態による遮熱シートを貼付する位置について説明するための図
【符号の説明】
【0044】
1 遮熱シート
2 トラック
3 屋根
4 キャビン
5 側面
11 補強膜
12 断熱膜
13 反射膜
14 第2の透明膜
15 第1の透明膜
16 粘着層
17 無貼付領域

【特許請求の範囲】
【請求項1】
トラック、バス、トラックに載置可能なコンテナの屋根または側面に貼付される遮熱シートであって、
光を反射する反射膜と、
当該反射膜の上に設けられた2以上の透明膜と、を備え、
前記2以上の透明膜は、互いに剥離可能に貼付されている、遮熱シート。
【請求項2】
前記反射膜は、アルミニウム箔、またはアルミニウムの蒸着された膜である、請求項1記載の遮熱シート。
【請求項3】
前記反射膜の下に断熱膜をさらに備えた請求項1または請求項2記載の遮熱シート。
【請求項4】
前記反射膜の下に補強膜をさらに備えた請求項1から請求項3のいずれか記載の遮熱シート。
【請求項5】
前記遮熱シートの透明膜と反対側の面に粘着層をさらに備えた請求項1から請求項4のいずれか記載の遮熱シート。
【請求項6】
前記2枚以上の透明膜において、上の透明膜は、当該透明膜が剥離可能に貼付されている下の透明膜よりも大きい、請求項1から請求項5のいずれか記載の遮熱シート。
【請求項7】
前記2枚以上の透明膜において、一の透明膜と、当該透明膜が剥離可能に貼付されている下の透明膜との間には、貼付されていない領域である無貼付領域がある、請求項1から請求項5のいずれか記載の遮熱シート。
【請求項8】
前記無貼付領域には、当該領域が無貼付領域であることを示す印が設けられている、請求項7記載の遮熱シート。
【請求項9】
前記透明膜は2枚である、請求項1から請求項8のいずれか記載の遮熱シート。
【請求項10】
幅が10から85センチメートルである、請求項1から請求項9のいずれか記載の遮熱シート。

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate

【図4】
image rotate

【図5】
image rotate

【図6】
image rotate

【図7】
image rotate


【公開番号】特開2007−7907(P2007−7907A)
【公開日】平成19年1月18日(2007.1.18)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−189168(P2005−189168)
【出願日】平成17年6月29日(2005.6.29)
【出願人】(504240371)菊地シート工業株式会社 (11)
【Fターム(参考)】