説明

酸およびエステル化合物ならびにその使用方法

【課題】肝臓X受容体(LXR)の調節剤として有用な化合物の提供。
【解決手段】式(II−A):


で示される化合物、その医薬上許容される塩または溶媒和物、およびそれらの化合物を含有する医薬組成物が開示される。式(II−A)の化合物、塩および溶媒和物はLXRアゴニストとして有用である。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
式:
【化1】

[式中:
ZはCHまたはNであり;
Qはフェニルまたは単環式複素環であり;ここで、当該フェニルおよび単環式複素環は置換されていなくても、ハロ、シアノ、ニトロ、C−Cアルキル、C−Cアルケニル、C−Cアルキニル、−CO11、−C−Cアルキル−CO11、−C(O)SR11、−C−Cアルキル−C(O)SR11、−CONR1213、−C−Cアルキル−CONR1213、−COR14、−C−Cアルキル−COR14、−NR1213、−C−Cアルキル−NR1213、−SR11、−C−Cアルキル−SR11、−OR11、−C−Cアルキル−OR11、−SOH、−C−Cアルキル−SOH、−SONR1213、−C−Cアルキル−SONR1213、SO11、−C−Cアルキル−SO11、−SOR14、−C−Cアルキル−SOR14、−OCOR14、−C−Cアルキル−OCOR14、−OC(O)NR1213、−C−Cアルキル−OC(O)NR1213、−OC(O)OR14、−C−Cアルキル−OC(O)OR14、−NR12C(O)OR14、−C−Cアルキル−NR12C(O)OR14、−NR12C(O)NR1213、−C−Cアルキル−NR12C(O)NR1213、−NR12COR14または−C−Cアルキル−NR12COR14から独立して選択される1またはそれ以上の基で置換されていてもよく、当該C−Cアルキルは置換されていなくても1個またはそれ以上のハロゲン置換基で置換されていてもよく、
pは0−4であり;
kは0、1または2であり;
nは2−4であり;
qは0または1であり;
およびWは、各々独立して、C−Cシクロアルキルまたはアリールであり;
およびRは、各々独立して、H、C−Cアルキル、−OH、−O−C−Cアルキル、−SHまたは−S−C−Cアルキルから選択され;
は、各々、同一または異なり、ハロ、シアノ、C−Cアルキル、−NR1213、−C−Cアルキル−NR1213、−OR11、−C−Cアルキル−OR11、−SONR1213、−C−Cアルキル−SONR1213、−COHまたは−C−Cアルキル−COHから独立して選択され、ここで当該C−Cアルキルは置換されていなくても1個またはそれ以上のハロゲン置換基で置換されていてもよく;
およびRは、各々独立して、HまたはC−Cアルキルであり;
およびRは、各々独立して、HまたはC−Cアルキルであり;
およびRは、各々独立して、HまたはC−Cアルキルであり;
10はH、C−Cアルキル、アリール、−C−Cアルキル−アリール、複素環、−C−Cアルキル−複素環、−C−Cシクロアルキルまたは−C−Cアルキル−C−Cシクロアルキルから選択され;
11はH、C−Cアルキル、アリール、−C−Cアルキル−アリール、複素環、−C−Cアルキル−複素環、C−Cシクロアルキルまたは−C−Cアルキル−C−Cシクロアルキルから選択され;
各R12および各R13は、独立して、H、C−Cアルキル、アリール、−C−Cアルキル−アリール、複素環、−C−Cアルキル−複素環、C−Cシクロアルキルまたは−C−Cアルキル−C−Cシクロアルキルから選択されるか、またはR12およびR13はそれらが結合する窒素と一緒になってN、OまたはSから選択される1個またはそれ以上の付加的なヘテロ原子を含有していてもよい4−7員の複素環式環を形成し;および
14はC−Cアルキル、アリール、−C−Cアルキル−アリール、複素環、−C−Cアルキル−複素環、C−Cシクロアルキルまたは−C−Cアルキル−C−Cシクロアルキルから選択される;
ただし、pが1であり、RおよびRが各々Hであり、kが0であり、nが3であって、RおよびRの各々がHであり、qが1であり、RおよびRが各々Hであり、Qが置換されていないフェニルあるいは4−メトキシフェニルまたは2−クロロ−3−トリフルオロメチル−フェニルであり、RおよびRが各々Hであり、Wが置換されていないフェニルであり、Wが置換されていないフェニルまたは置換されていないシクロヘキシルである場合、R10はHまたはメチル以外の基である]
で示される化合物またはその医薬上許容される塩もしくは溶媒和物。
【請求項2】
、R、R、R、RおよびRが、各々、Hであり;RまたはRの少なくとも一方がメチル、エチル、プロピル、ブチルまたはsec−ブチルであるか、またはRおよびRの両方がメチルまたはエチルであり;R10がHまたはメチルであり;Qが2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)フェニルであり;WおよびWの両方が置換されていないフェニルであるか、またはWまたはWの一方が置換されていないフェニルであり、WまたはWの他方がシクロペンチルであるか、あるいはWおよびWの両方がフルオロ−置換のフェニルであるか、またはWまたはWの一方が置換されていないフェニルであって、WまたはWの他方がクロロ−置換のフェニルであり;ZがCHであり;pが0、1または2であり;nが3であり;qが1であり;kが0または1であって、RがCl、Brまたはメチルである、請求項1記載の化合物;またはその医薬上許容される塩もしくは溶媒和物。
【請求項3】
、R、RおよびRが、各々、Hであり;RおよびRが、各々独立して、Hまたはメチルであり;RまたはRの少なくとも一方がメチルであり;R10がHまたはメチルであり;Qが−F、−Cl、−CF、−OCHまたは−CH(CHから選択される1、2または3個の置換基を含有する置換されたフェニル基であり;WおよびWが置換されていないフェニルであり;ZがCHであり;pが1であり;nが3であり;qが1であり;およびkが0である、請求項1記載の化合物;またはその医薬上許容される塩もしくは溶媒和物。
【請求項4】
(R)−2−(3−{3−[[2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)ベンジル](2,2−ジフェニルエチル)アミノ]−2−メチル−プロポキシ}−フェニル)酢酸メチルエステル;
(R)−2−(3−{3−[[2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)ベンジル](2,2−ジフェニルエチル)アミノ]−2−メチル−プロポキシ}−フェニル)酢酸;
(S)−2−(3−{3−[[2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)ベンジル](2,2−ジフェニルエチル)アミノ]−2−メチル−プロポキシ}−フェニル)酢酸;
(R)−2−(3−{3−[[2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)ベンジル](2,2−ジフェニルエチル)アミノ]−1−メチル−プロポキシ}−フェニル)酢酸メチルエステル;
(R)−2−(3−{3−[[2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)ベンジル](2,2−ジフェニルエチル)アミノ]−1−メチル−プロポキシ}−フェニル)酢酸;
(S)−2−(3−{3−[[2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)ベンジル](2,2−ジフェニルエチル)アミノ]−1−メチル−プロポキシ}−フェニル)酢酸;
(R)−2−(3−{3−[[2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)ベンジル](2,2−ジフェニルエチル)アミノ]−3−メチル−プロポキシ}−フェニル)酢酸;
(S)−2−(3−{3−[[2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)ベンジル](2,2−ジフェニルエチル)アミノ]−3−メチル−プロポキシ}−フェニル)酢酸;
(R)−2−(3−{3−[[2−フルオロ−3−(トリフルオロメチル)ベンジル](2,2−ジフェニルエチル)アミノ]−2−メチル−プロポキシ}−フェニル)酢酸;
(R)−2−(3−{3−[[3−(トリフルオロメチル)−4−フルオロ−ベンジル](2,2−ジフェニルエチル)アミノ]−2−メチル−プロポキシ}−フェニル)酢酸;
(R)−2−(3−{3−[[6−メチル−ピリジン−2−イルメチル](2,2−ジフェニルエチル)アミノ]−2−メチル−プロポキシ}−フェニル)酢酸;
(R)−2−(3−{3−[[2,4−ジメトキシ−ベンジル](2,2−ジフェニルエチル)アミノ]−2−メチル−プロポキシ}−フェニル)酢酸;
(R)−2−(3−{3−[[4−メトキシ−ベンジル](2,2−ジフェニルエチル)アミノ]−2−メチル−プロポキシ}−フェニル)酢酸;
(R)−2−(3−{3−[[2−フルオロ−4−メトキシ−ベンジル](2,2−ジフェニルエチル)アミノ]−2−メチル−プロポキシ}−フェニル)酢酸;
(R)−2−(3−{3−[[3−フルオロ−4−メトキシ−ベンジル](2,2−ジフェニルエチル)アミノ]−2−メチル−プロポキシ}−フェニル)酢酸;
(R)−2−(3−{3−[[2,4−ジメトキシベンジル](2,2−ジフェニルエチル)アミノ]−1−メチル−プロポキシ}−フェニル)酢酸;
(R)−2−(3−{3−[[4−メトキシベンジル](2,2−ジフェニルエチル)アミノ]−1−メチル−プロポキシ}−フェニル)酢酸;
(R)−2−(3−{3−[[2−フルオロ−4−メトキシベンジル](2,2−ジフェニルエチル)アミノ]−1−メチル−プロポキシ}−フェニル)酢酸;
(R)−2−(3−{3−[[3−トリフルオロメチルベンジル](2,2−ジフェニルエチル)アミノ]−1−メチル−プロポキシ}−フェニル)酢酸;
(R)−2−(3−{3−[[2−フルオロ−3−(トリフルオロメチル)ベンジル](2,2−ジフェニルエチル)アミノ]−1−メチル−プロポキシ}−フェニル)酢酸;
(R)−2−(3−{3−[[3−(トリフルオロメチル)−4−フルオロ−ベンジル](2,2−ジフェニルエチル)アミノ]−1−メチル−プロポキシ}−フェニル)酢酸;
(R)−2−(3−{3−[[3−フルオロ−4−メトキシベンジル](2,2−ジフェニルエチル)アミノ]−1−メチル−プロポキシ}−フェニル)酢酸;
(R)−2−(3−{3−[[2−クロロベンジル](2,2−ジフェニルエチル)アミノ]−3−メチル−プロポキシ}−フェニル)酢酸;
(R)−2−(3−{3−[[3−トリフルオロメチルベンジル](2,2−ジフェニルエチル)アミノ]−3−メチル−プロポキシ}−フェニル)酢酸;
(R)−2−(3−{3−[[2−フルオロ−(3−トリフルオロメチル)ベンジル](2,2−ジフェニルエチル)アミノ]−3−メチル−プロポキシ}−フェニル)酢酸;
(R)−2−(3−{3−[[3−トリフルオロメチル−4−フルオロ−ベンジル](2,2−ジフェニルエチル)アミノ]−3−メチル−プロポキシ}−フェニル)酢酸;
(R)−2−(3−{3−[[2,4−ジメトキシベンジル](2,2−ジフェニルエチル)アミノ]−3−メチル−プロポキシ}−フェニル)酢酸;
(R)−2−(3−{3−[[4−メトキシベンジル](2,2−ジフェニルエチル)アミノ]−3−メチル−プロポキシ}−フェニル)酢酸;
(R)−2−(3−{3−[[2−フルオロ−4−メトキシベンジル](2,2−ジフェニルエチル)アミノ]−3−メチル−プロポキシ}−フェニル)酢酸;
(R)−2−(3−{3−[[2−クロロ−3,4−ジメトキシベンジル](2,2−ジフェニルエチル)アミノ]−3−メチル−プロポキシ}−フェニル)酢酸;
(R)−2−(3−{3−[[3−フルオロ−4−メトキシベンジル](2,2−ジフェニルエチル)アミノ]−3−メチル−プロポキシ}−フェニル)酢酸;
(3−{(R)−[(2,2−ジフェニル−エチル)−(4−イソプロピル−ベンジル)−アミノ]−メチル−プロポキシ}−フェニル)−酢酸;
3−{3−[[2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)ベンジル](2,2−ジフェニルエチル)アミノ]−プロポキシ}−4−メチル−安息香酸;
(3−{3−[[2,2−(ビス−(4−フルオロ−フェニル)−エチル]−(2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)−ベンジル)−アミノ]−プロポキシ}−フェニル)−酢酸;
(3−{3−[[2,2−(ビス−(3−フルオロ−フェニル)−エチル]−(2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)−ベンジル)−アミノ]−プロポキシ}−フェニル)−酢酸;
rac−(3−{3−[[2−フェニル−2−(o−クロロ−フェニル)−エチル]−(2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)−ベンジル)−アミノ]−プロポキシ}−フェニル)−酢酸;
2−(3−{3−[(2−クロロ−3−トリフルオロメチル−ベンジル)−2,2−ジフェニルエチル−アミノ]−プロポキシ}−フェニル)−酪酸;
2−(3−{3−[(2−クロロ−3−トリフルオロメチル−ベンジル)−2,2−ジフェニルエチル−アミノ]−プロポキシ}−フェニル)−ペンタン酸;
2−(3−{3−[(2−クロロ−3−トリフルオロメチル−ベンジル)−2,2−ジフェニルエチル−アミノ]−プロポキシ}−フェニル)−ヘキサン酸;
2−(3−{3−[(2−クロロ−3−トリフルオロメチル−ベンジル)−2,2−ジフェニルエチル−アミノ]−プロポキシ}−フェニル)−4−メチル−ペンタン酸;
2−(3−{3−[(2−クロロ−3−トリフルオロメチル−ベンジル)−2,2−ジフェニルエチル−アミノ]−プロポキシ}−フェニル)−2−エチル−酪酸メチルエステル;
2−(3−{3−[(2−クロロ−3−トリフルオロメチル−ベンジル)−2,2−ジフェニルエチル−アミノ]−プロポキシ}−フェニル)−2−エチル−酪酸;
2−(3−{(R)−3−[(2−クロロ−3−トリフルオロメチル−ベンジル)−2,2−ジフェニルエチル−アミノ]−ブトキシ}−フェニル)−2−メチル−プロピオン酸;
3−{3−[(2−クロロ−3−トリフルオロメチル−ベンジル)−2,2−ジフェニルエチル−アミノ]−プロポキシ}−安息香酸メチルエステル;
3−{3−[(2−クロロ−3−トリフルオロメチル−ベンジル)−2,2−ジフェニルエチル−アミノ]−プロポキシ}−安息香酸;
2−ブロモ−5−{3−[(2−クロロ−3−トリフルオロメチル−ベンジル)−2,2−ジフェニルエチル−アミノ]−プロポキシ}−安息香酸;
(2−ブロモ−5−{3−[(2−クロロ−3−トリフルオロメチル−ベンジル)−2,2−ジフェニルエチル−アミノ]−プロポキシ}−フェニル)−酢酸;
N−(2−フェニル−2−シクロペンチルエチル)−N−(2−クロロ−3−トリフルオロメチルベンジル)−3−(3−カルボキシメチレンフェノキシ)プロピルアミン;
N−(2,2−ジフェニルエチル)−N−(2−クロロ−3−トリフルオロメチルベンジル)−3−(3−カルボキシフェノキシ)プロピルアミン;
N−(2,2−ジフェニルエチル)−N−(2−クロロ−3−トリフルオロメチルベンジル)−2,2−ジメチル−3−(3−アミノプロポキシ)フェニルプロピオン酸;
(3−クロロ−4−{3−[(2−クロロ−3−トリフルオロメチル−ベンジル)−2,2−ジフェニルエチル−アミノ]−プロポキシ}−フェニル)−酢酸メチルエステル;
(3−クロロ−4−{3−[(2−クロロ−3−トリフルオロメチル−ベンジル)−2,2−ジフェニルエチル−アミノ]−プロポキシ}−フェニル)−酢酸;
2−(3−{3−[(2−クロロ−3−トリフルオロメチル−ベンジル)−2,2−ジフェニルエチル−アミノ]−プロポキシ}−フェニル)−2−メチル−プロピオン酸;
2−(3−{3−[(2−クロロ−3−トリフルオロメチル−ベンジル)−2,2−ジフェニルエチル−アミノ]−プロポキシ}−フェニル)−プロピオン酸;
から選択される請求項1記載の化合物あるいはその立体異性体、立体異性体の混合物もしくはラセミ体またはその医薬上許容される塩もしくは溶媒和物。

【公開番号】特開2010−47582(P2010−47582A)
【公開日】平成22年3月4日(2010.3.4)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−235241(P2009−235241)
【出願日】平成21年10月9日(2009.10.9)
【分割の表示】特願2003−580271(P2003−580271)の分割
【原出願日】平成15年3月26日(2003.3.26)
【出願人】(591002957)グラクソスミスクライン・リミテッド・ライアビリティ・カンパニー (341)
【氏名又は名称原語表記】GlaxoSmithKline LLC
【Fターム(参考)】