説明

鉄道車両用空気ばね

【課題】積層ゴム構造の弾性部と空気ばね部とが上下に積層配備されて成る鉄道車両用空気ばねにおいて、せん断方向の過剰な動きを抑制して上下方向のバネ定数を低く設定することが可能な弾性部を実現させ、空気ばね部が機能しない状態でも走行し続けることが可能となるように、弾性部のみによる懸架性能を改善させる。
【解決手段】車体側の外筒1、中間支持部2、それら両者1,2に亘って配備されるダイヤフラム3で構成される空気ばね部acと、ゴム層14と金属板15とが交互に上下積層されて空気ばね部acの下側に積層配備される積層ゴム構造の弾性ばね部5と、を有する鉄道車両用空気において、弾性ばね部5に中空部19を形成し、台車側の下支持部4にこれから上方突出する状態で固定される突出部16が中空部19に収容され、弾性ばね部5における中空部19を形成する内壁面5Aと突出部16との横方向間に所定の間隙が設けられている。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ダイヤフラム型の空気ばね部と、その下に配置される弾性部とを備えて成る鉄道車両用空気ばねに関するものである。
【背景技術】
【0002】
この種の鉄道車両用空気ばねとしては、特許文献1において開示されたものが知られている。即ち、ゴム車体側の上支持部、その下方に配置される中間支持部、及びそれら両者に亘って配備される弾性材製のダイヤフラムとで構成される空気ばね部と、弾性材層と硬質板とが交互に上下積層される状態で台車側の下支持部と中間支持部との上下間に介装される積層ゴム構造の弾性ばね部と、を有して成る鉄道車両用空気ばねである。
【0003】
前記の鉄道車両用空気ばねは、通常は空気ばね部と弾性ばね部との双方の弾性によって懸架されており、主にバネ定数の比較的低い空気ばね部によってソフトで良好な懸架特性(サスペンション特性)が得られるように設定されている。そして、パンク等によってダイヤフラムがエアレス状態となって空気ばね部が機能しなくなる異常時には、中間支持部に載置されている弾性ストッパによって上支持部が支えられるも、ほぼ弾性ばね部のみの弾性による懸架状態となる。
【0004】
ダイヤフラムがエアレス状態になってしまうと走行を止めて修理しなければならないが、お客を乗せている営業走行中等では即座に車庫に戻るわけにも行かないので、ある程度はエアレス状態、即ち弾性ばね部のみの懸架状態でも走行し続けることを可能にしておく必要がある。そこで、弾性ばね部の上下方向のバネ定数を、これのみの走行状態を考慮して比較的低く設定するようにはされているが、十分ではない。
【0005】
即ち、エアレス時における弾性ばね部のみの懸架状態でも実用に耐える乗り心地の要求が厳しくなってきており、弾性ばね部における上下方向のバネ定数をより柔らかくすることが必要である。そのためには、弾性ばね部における弾性材層の段数、ゴム配合、ゴム厚みの調整等によってバネ定数の低いものとすることが効果的であが、その手段ではせん断方向のバネ定数も低く(柔らかく)なってしまい、横揺れし過ぎとなる不都合がある。そして、それにより、弾性ばね部の横方向への変位量が過大となって亀裂が入るとか、耐久性が低下するといった不具合も出易くなる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
【特許文献1】特開2007−046718号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
本発明の目的は、積層ゴム構造の弾性ばね部と空気ばね部とが上下に積層配備されて成る鉄道車両用空気ばねにおいて、せん断方向の過剰な動きを抑制して上下方向のバネ定数を低く設定することが可能な弾性部を実現させ、空気ばね部が機能しない状態でも走行し続けることが可能となるように、弾性ばね部のみによる懸架性能を改善させる点にある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
請求項1に係る発明は、車体側の上支持部1、その下方に配置される中間支持部2、及びそれら両者1,2に亘って配備される弾性材製のダイヤフラム3とで構成される空気ばね部acと、弾性材層14と硬質板15とが交互に上下積層される状態で台車側の下支持部4と前記中間支持部2との上下間に介装される積層ゴム構造の弾性ばね部5と、を有して成る鉄道車両用空気において、
前記弾性ばね部5に中空部19を形成し、前記下支持部4にこれから上方突出する状態で固定される突出部16が前記中空部19に収容されるとともに、前記弾性ばね部5における前記中空部19を形成する内壁面5Aと前記突出部16との横方向間に所定の間隙が設けられていることを特徴とするものである。
【0009】
請求項2に係る発明は、請求項1に記載の鉄道車両用空気ばねにおいて、前記中空部19が前記弾性ばね部5の上下に亘る貫通孔で成り、前記突出部16が前記下支持部4から立設される筒状部材で構成されていることを特徴とするものである。
【0010】
請求項3に係る発明は、請求項2に記載の鉄道車両用空気ばねにおいて、前記貫通孔19が前記空気ばね部acの上下軸心Pを中心として平面視で円形を呈する円柱孔に形成され、前記筒状部材16が前記上下軸心Pを中心として平面視で円形を呈する外郭形状を持つ状態に構成されていることを特徴とするものである。
【0011】
請求項4に係る発明は、請求項1〜3の何れか一項に記載の鉄道車両用空気ばねにおいて、前記弾性ばね部5が上下に所定量圧縮変位されたときに前記中間支持部2が前記突出部16で受止められるように、前記突出部16の高さが設定されていることを特徴とするものである。
【0012】
請求項5に係る発明は、請求項1〜4の何れか一項に記載の鉄道車両用空気ばねにおいて、前記突出部16の外側面がクッション材20Aで覆われていることを特徴とするものである。
【0013】
請求項6に係る発明は、請求項1〜の何れか一項に記載の鉄道車両用空気ばねにおいて、前記突出部16の頂面がクッション材20Bで覆われていることを特徴とするものである。
【発明の効果】
【0014】
請求項1の発明によれば、横荷重が掛かる等によって弾性ばね部が大きく横変位する場合には、その内壁面が突出部に当接してそれより大きく横変位することが規制又は阻止されるようになる。従って、弾性ばね部を柔らかくして乗り心地を改善すべく上下方向のバネ定数を低することで横方向のバネ定数が低くなっても、過剰な横移動(横揺れ)が防止されるようになる。そして、その横移動規制作用は弾性ばね弁部の中空部に構成、即ち内部に収容可能であるから、外に露出されている場合に比べて、異物の咬み込みや汚れるといった不利益が明確に生じ難くなる利点もある。その結果、せん断方向の過剰な動きを抑制して上下方向のバネ定数を低く設定することが可能な弾性部を実現させ、空気ばね部が機能しない状態でも走行し続けることが可能となるように、弾性部のみによる懸架性能が改善される鉄道車両用空気ばねを提供することができる。
【0015】
請求項2の発明によれば、弾性ばね部の上下に亘る貫通孔が中空部であり、下支持部から立設される筒状部材が突出部であり、方向性のない素直な横移動規制作用が少ない改造によってシンプルに(廉価に)得ることができる利点がある。この場合、請求項3のように、貫通孔が空気ばね部の上下軸心を中心として平面視で円形を呈する円柱孔に、そして、筒状部材が上下軸心を中心として平面視で円形を呈する外郭形状を持つ状態に構成されておれば、より円滑な横移動規制作用が得られて好都合である。
【0016】
請求項4の発明によれば、横移動規制用の突出部が、弾性ばね部の過剰な上下変位(上下方向の圧縮)も規制できるようになり、横移動規制及び上下移動規制が行えるより合理的に鉄道車両用空気ばねを提供することができる。
【0017】
請求項5の発明によれば、クッション材によって横移動規制が衝撃の少ないソフトで良好な挙動とすることができる利点があり、請求項6の発明によれば、クッション材によって上下移動規制が衝撃の少ないソフトで良好な挙動とすることができる利点がある。
【図面の簡単な説明】
【0018】
【図1】鉄道車両用空気ばねの構造を示す断面図(実施例1)
【図2】図1の鉄道車両用空気ばねが大きく横変位した状態を示す断面図
【図3】図1の鉄道車両用空気ばねのエアレス状態例を示す断面図
【図4】エアレス状態においてさらに弾性ばね部が圧縮された状態を示す断面図
【図5】弾性ばね部の横荷重と撓みとの関係グラフを示す図表
【発明を実施するための最良の形態】
【0019】
以下に、本発明による鉄道車両用空気ばねの実施の形態を、図面を参照しながら説明する。
【0020】
〔実施例1〕
実施例1による鉄道車両用空気ばねAは、図1〜図4に示すように、外筒(車体側の上支持部の一例)1、その下方に配置される中間支持部2、及びそれら両者1,2に亘って配備されるゴム(弾性材の一例)製のダイヤフラム3とで構成される空気ばね部acと、ゴム層(弾性材層の一例)14と金属板(硬質板の一例)15とが交互に上下積層される状態で台座(台車側の下支持部の一例)4と中間支持部2との上下間に介装される積層ゴム構造の弾性ばね部5と、を有して構成されている。
【0021】
外筒1は、上下二枚の円形鋼板から成る支持座1aと、これの下面に固着される有底筒状の補強部1bと、支軸1c等から構成されており、補強部1bの径外側で、かつ、支持座1aの径外側及び下面側にはゴム製でリング状の上受座1dが装備されている。縦軸心(上下向きの軸心)Pを有する中空の支軸1cは、補強部1bから支持座1aを貫通して上方突出する状態で取付けられており、客車等の車体(図示省略)に支持される。上受座1dは、ダイヤフラム3の上部3aを広い面積でもって弾性的に受け止める機能を発揮するものに構成されている。また、補強部1bの下側には、ステンレス鋼板等の滑り性の良い材料製の上摺動板6が取付けられている。
【0022】
中間支持部2は、リング状の基板2Aと、これの上面側にボルト(図示省略)止めされる受皿板2Bとから構成されており、基板2Aの外周部に固定される下受座7に、ダイヤフラム3の下部である下ビード部3bを載せ付けて受け止め支持されるように構成されている。受皿板2Bの上側には、厚肉リング状でゴム製のストッパ13が加硫接着等によって一体化され、そのストッパ13の上面にはステンレス鋼板等の滑り性の良い材料製でリング状の下摺動板8が取付けられている。受皿板2Bの中心には上下に貫通する通気孔2bが形成されている。尚、ストッパ13と下摺動板8との上下間に、厚さの薄い下摺動板8の強度補償用鋼板(符記省略)が設けられているが、無くても良い。
【0023】
下受座7は、鋼板製の補強部9と、これの上に積層されるゴム製の受部材10とから構成されている。受皿板2Bの外周部上端には、内筒2から下ビード部3bが上方移動して抜け出ることを規制するハンブ18が形成されている。台座4は、支軸1cと互いに同じ縦軸心Pを有する筒軸11と、筒軸11の上部に嵌合一体化されるフランジ板12とで形成されており、筒軸11が台車枠(図示省略)に支持される。
【0024】
弾性ばね部5は、台座4のフランジ板12と中間支持部2の基板2Aとの上下間に、厚肉リング状のゴム層14の三層とリング状の金属板15の二層とを交互に重ねて一体化して成る筒状の積層ゴムに構成されている。弾性ばね部5の中空部には、フランジ板12に載置固定される金属材等からなる有蓋筒状のストッパ部材16が設けられており、その外表面は弾性ばね部5のゴム層14に続くゴム(クッション材の一例)20で覆われている。それにより、弾性ばね部5の内側におけるストッパ部材16との間には、断面が下窄まり形状で縦軸心P回りの回転体形状を示す移動用空間部17が形成されている。尚、ストッパ部材16の上部中央には縦軸心Pを中心とする通気孔16aが形成されている。
【0025】
つまり、弾性ばね部5の径内側に中空部19を形成し、台座4にこれから上方突出する状態で固定されるストッパ部材(突出部の一例)16が中空部19に収容されるとともに、弾性ばね部5における中空部19を形成する内壁面5Aとストッパ部材16との横方向間に所定の間隙、即ち移動用空間部17が設けられている。弾性ばね部5の上下方向のバネ定数は従来のものに比べて明確に低く設定されており、何らかのトラブルによってダイヤフラム3がエアレス状態になって空気ばね部acが機能せず、弾性ばね部5のみによる懸架状態でも何とか営業走行が続けられる乗り心地が得られるように設定されている。
【0026】
次に、鉄道車両用空気ばねAの作用状況について説明する。まず、通常は図1に示すように空気ばね部acも弾性ばね部5も機能する良好な懸架作用が得られる。そして、過大な横方向の入力(荷重等)が作用した場合には、低いバネ定数を有する弾性ばね部5が大きく弾性横変位し、図2に示すように、移動用空間部17における荷重作用方向下手側の部位は大きく開き変形し、かつ、移動用空間部17における荷重作用方向上手側の部位は消滅して突出部16の外側面、即ちクッション材である側周面ゴム部20Aと内壁面5Aとが当接するストッパー作用が生じている。
【0027】
このストッパ部材16による弾性ばね部5の内壁面5Aの横変位規制作用により、低硬度のゴムを用いる等によってバネ定数の低い弾性ばね部5としてあるにも拘らず、過剰な横変位が生じないように構成されている。図2において、側周面ゴム部20Aと内壁面5Aとが当接する状態では、荷重作用方向下手側がやや下がるように中間支持部2が若干傾斜しており、台座4の軸心Xと空気ばね部acの軸心Pとが大きく横ズレする挙動を示している。
【0028】
移動用空間部17は、断面形状が下窄まり三角形に設定されているので、弾性ばね部5の横変位に従って側周面ゴム部20Aと内壁面5Aとは下方から徐々に当接面積が増えて行くようになる。それにより横変位による荷重(横荷重)と撓み(横変位)との関係は、図5に示すように非線形なものとなる。即ち、移動用空間部17の下端部から側周面ゴム部20Aと内壁面5Aとが当接し始めるt点までは荷重の増加と撓みの増加とが線形に変化するが、t点を過ぎると荷重の増加に対して撓みの増加が鈍化する非線形となる。これは、側周面ゴム部20Aと内壁面5Aとの当接面積が次第に増すことに因るものであり、横揺れ規制時における横変位の停止挙動がプログレッシブになって乗り心地の改善に寄与している。
【0029】
次に、パンクしたとか、エア配管系統に不具合が出る等によってダイヤフラム3内の空気が抜けてしまうエアレス状態の鉄道車両用空気ばねAが図3に示されている。即ち、外筒1が、上摺動板6が下摺動板8に当接するまで下方移動しており、弾性ばね部5のみで懸架される状態(実際にはゴム製のストッパ13も弾性懸架要素にはなる)となっている。この場合、従来よりも弾性ばね部5のバネ定数が柔らかいので、何とか走行し続けることができる乗り心地が得られている。例えば、午前中にダイヤフラムがパンクして空気ばね部acが不能になっても、その日の終わりまでは弾性ばね部5の弾性のみでの懸架状態で営業走行が可能となり、それから修理することができる。これにより、乗客並びに鉄道会社に与える不都合を最小限とすることが可能になる。
【0030】
図4は、図3に示すエアレス状態において、さらに上下荷重が増した場合を示しており、弾性ばね部5が圧縮されて受皿板2Bがクッション材である頂面ゴム部20Bに当接している鉄道車両用空気ばねAである。つまり、受皿板2Bが頂面ゴム部20Bに当接する前では弾性ばね部5による弾性特性(バネ定数)であり、当接した後は弾性ばね部5と頂面ゴム部20Bとの双方による弾性特性(バネ定数)となり、ストッパ部材16は、横方向だけでなく上下方向の過剰変位も非線形特性で規制する上下移動規制機能も有している。これにより、空気ばね部acが機能しないエアレス状態では、低いバネ定数によって良好な上下方向の懸架性能が得られるようにしながら、過剰な上下変位はストッパ部材16によって規制される、という優れた弾性ばね部5に構成されている。
【0031】
実施例1においては、弾性ばね部5の各ゴム層14、側周面ゴム部20A、頂面ゴム部20Bとは同一の材料であって一体的に加硫できて製作上も便利であるが、ゴム層14とクッション材20とを各別に形成しても良い。移動用空間部17の横方向寸法や、その上下での寸法差の程度は、非線形特性を考慮する等適宜に設定することが可能である。また、ストッパ部材16は中実の円柱体や、上下方向視で正多角形の部材であるとか、或は筒軸11を上方に延ばすことで成るように構成する等、種々の変更設定が可能である。
【符号の説明】
【0032】
1 上支持部
2 中間支持部
3 ダイヤフラム
4 下支持部
5 弾性ばね部
5A 内壁面
14 弾性材層
15 硬質板
16 突出部、筒状部材
19 中空部
20A クッション材
20B クッション材
P 上下軸心
ac 空気ばね部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
車体側の上支持部、その下方に配置される中間支持部、及びそれら両者に亘って配備される弾性材製のダイヤフラムとで構成される空気ばね部と、弾性材層と硬質板とが交互に上下積層される状態で台車側の下支持部と前記中間支持部との上下間に介装される積層ゴム構造の弾性ばね部と、を有して成る鉄道車両用空気ばねであって、
前記弾性ばね部に中空部を形成し、前記下支持部にこれから上方突出する状態で固定される突出部が前記中空部に収容されるとともに、前記弾性ばね部における前記中空部を形成する内壁面と前記突出部との横方向間に所定の間隙が設けられている鉄道車両用空気ばね。
【請求項2】
前記中空部が前記弾性ばね部の上下に亘る貫通孔で成り、前記突出部が前記下支持部から立設される筒状部材で構成されている請求項1に記載の鉄道車両用空気ばね。
【請求項3】
前記貫通孔が前記空気ばね部の上下軸心を中心として平面視で円形を呈する円柱孔に形成され、前記筒状部材が前記上下軸心を中心として平面視で円形を呈する外郭形状を持つ状態に構成されている請求項2に記載の鉄道車両用空気ばね。
【請求項4】
前記弾性部が上下に所定量圧縮変位されたときに前記中間支持部が前記突出部で受止められるように、前記突出部の高さが設定されている請求項1〜3の何れか一項に記載の鉄道車両用空気ばね。
【請求項5】
前記突出部の外側面がクッション材で覆われている請求項1〜4の何れか一項に記載の鉄道車両用空気ばね。
【請求項6】
前記突出部の頂面がクッション材で覆われている請求項1〜の何れか一項に記載の鉄道車両用空気ばね。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【公開番号】特開2011−80507(P2011−80507A)
【公開日】平成23年4月21日(2011.4.21)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−231641(P2009−231641)
【出願日】平成21年10月5日(2009.10.5)
【出願人】(000003148)東洋ゴム工業株式会社 (2,711)
【Fターム(参考)】