説明

集合ホッパ及びそれを用いた組合せ秤

【課題】 被計量物が微粉の発生しやすいスナック菓子などであってもゲートを開いたときに被計量物の粉が遅れて落下することによる包装機でのシール不良を防止できるとともに、包装機での被計量物の詰まりを防止することができる集合ホッパを提供する。
【解決手段】 本発明の集合ホッパは、それぞれゲート取付け板3a、3bに回動自在に軸支されて開閉制御される一対のゲートG1,G2を有し、上方から供給される被計量物を、一対のゲートG1,G2を閉じてなる貯留部で貯留し、この貯留した被計量物を、一対のゲートG1,G2を開いたときに形成される下部開口から落下排出させることにより、下部開口の下方に配置された包装機の受入れ口62へ供給する集合ホッパであって、貯留部が下方に向かうにつれて先細りの形状となり、かつ、貯留部を形成する各々のゲートG1,G2の内面が曲面状となるように、一対のゲートG1,G2が構成されている。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、計量した被計量物を包装機等へ投入する組合せ秤の集合ホッパ及びそれを用いた組合せ秤に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、組合せ秤において、被計量物の重量が所定重量範囲内となる組合せに選択された計量ホッパから排出される被計量物は、集合シュート上を滑落して集合シュートの下部に設けられた排出口から排出される。この排出口の下方に、一旦、被計量物を貯留した後、排出するための集合ホッパが設けられた構成のものがある(例えば、特許文献1、2参照)。集合ホッパから排出された被計量物は、例えば図4に示される包装機61へ投入されて袋詰めされる。
【0003】
この包装機61は、袋を製造しながら、この袋に組合せ秤から排出されてきた被計量物を充填して包装する。この包装機61では、包材のロール66から引き出されたシート状の包材67が、フォーミングチューブ63に巻かれて筒状に成形され、プルダウンベルト機(図示せず)により吸着されて下方に送られ、筒状にされた包材の重ねられた縦の縁が縦シール機64によりシール(溶着による封止)される。そして、組合せ秤で計量された被計量物は、包装機の受入れ口62へ落下しフォーミングチューブ63内を通って先行する袋68内に充填され、フォーミングチューブ63の下方に配置される横シール機65により先行する袋68の上端と後続の袋の下端とにまたがって横方向のシール(溶着による封止)が行われる。この横方向のシールが行われることにより、先行する袋68は、前回での横方向のシールにより下端は封止されているので上下がシールされた完全な袋となる。そして、横シール機65に内蔵されているカッターにより横方向のシール部分の中央が切断されて、先行する袋と後続の袋とが分離される。
【0004】
特許文献1には、集合ホッパの下部開口が平面視で包装機の受入開口内に収まるように、被計量物を一塊に密集させた状態で貯留し、落下時に飛散拡張させないようにゲート自体の形状及び開度を変更可能にした集合ホッパの構成が開示されている。
【0005】
また、特許文献2には、集合ホッパの内部に、被計量物を保持し、その保持状態を変更するために移動可能な保持部材を備えた構成が開示されている。
【0006】
また、図5は従来の集合ホッパの一例を示す図であり、図5(a)は、従来の集合ホッパの要部の正面図であり、図5(b)は、同集合ホッパの要部の側面図である。
【0007】
この集合ホッパは、2つのゲート31,32を有し、各ゲート31,32はその先端が細くなるように形成されている。これは集合ホッパから排出される被計量物を受け入れる包装機のフォーミングチューブが細いためである。また、集合ホッパの内部には、上方から投入される被計量物をスムーズに下方へ導くための筒体33が設けられている。
【特許文献1】特開2007−155386号公報
【特許文献2】特開2008−13258号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
しかしながら上記従来の構成では、集合ホッパのゲート31,32にゲートを形成する部材の折り曲げ部分(折り目)34〜37が存在するため、被計量物が微粉(微細な粉)の発生しやすいスナック菓子などの場合には、その折り曲げ部分34〜37に被計量物の粉が付着しやすく落下しにくくなり、ゲートを開いたときに被計量物の粉がかなり遅れて落下することにより、包装機の横シール機65の作動時に被計量物の粉をシール部分に噛みこみ、シール不良の原因になるという問題がある。
【0009】
また、ゲート31,32を閉じたときに、2つのゲート31,32によって被計量物を貯留する貯留部が形成されるが、この貯留部の下端が一水平方向に長い直線部分Sを有するため、ゲート31,32の開閉角度を小さくしてもゲート31,32を開いたときには少なくとも上記直線部分Sを含む範囲から被計量物が排出される。包装機のフォーミングチューブが細い場合には、少なくとも上記直線部分Sを含む範囲から排出される被計量物を受け入れるために、包装機では、フォーミングチューブの上端に上部開口を広くしたファンネル部を設けている場合もあるが、ファンネル部で受け入れた被計量物がフォーミングチューブで詰まるという問題がある。
【0010】
本発明は上記のような課題を解決するためになされたもので、被計量物が微粉の発生しやすいスナック菓子などであってもゲートを開いたときに被計量物の粉が遅れて落下することによる包装機でのシール不良を防止することができるとともに、包装機での被計量物の詰まりを防止することができる集合ホッパ及びそれを用いた組合せ秤を提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0011】
上記目的を達成するために、本発明の集合ホッパは、それぞれゲート取付け部に回動自在に軸支されて開閉制御される一対のゲートを有し、上方から供給される被計量物を、前記一対のゲートを閉じてなる貯留部で貯留し、この貯留した被計量物を、前記一対のゲートを開いたときに形成される下部開口から落下排出させることにより、前記下部開口の下方に配置された包装機の受入れ口へ供給する集合ホッパであって、前記貯留部が下方に向かうにつれて先細りの形状となり、かつ、前記貯留部を形成する各々の前記ゲートの内面が曲面状となるように、前記一対のゲートが構成されている。
【0012】
この構成によれば、一対のゲートを閉じてなる貯留部を形成する各々のゲートの内面が曲面状となるように、一対のゲートが構成されているため、被計量物と接触するゲートの内面が曲面状であり、従来例のような折り曲げ部分34〜37(図5参照)が存在しないため、微粉の発生しやすい被計量物であっても被計量物の粉がゲートの内面に付着しにくくなる。そのため、一対のゲートを開いたときに、被計量物の粉が遅れて落下して包装機の横シール機の作動時に被計量物の粉がシール部分に噛み込むことを防止できる。すなわち、包装機でのシール不良を防止することができる。
【0013】
また、一対のゲートを閉じてなる貯留部が下方に向かうにつれて先細りの形状となるように、一対のゲートが構成されているため、包装機のフォーミングチューブの径が小さくても、一対のゲートを開いたときに、排出される被計量物を包装機のフォーミングチューブ内をスムーズに落下させることができ、フォーミングチューブでの被計量物の詰まりを防止することができる。
【0014】
また、前記一対のゲートは、閉じた状態において、前記貯留部が円錐または略円錐を上下逆にした形状をなすように構成されていてもよい。
【0015】
また、本発明の組合せ秤は、供給される被計量物を一時保持して排出することができる複数の組合せ用ホッパと、前記複数の組合せ用ホッパの下方に配設され、保持している被計量物の重量の合計が所定重量範囲内となる組合せの前記組合せ用ホッパから排出される被計量物を集合させて下部に設けられた排出口から排出させるための集合シュートと、前記集合シュートの排出口に配設された上記本発明の集合ホッパとを備えている。
【0016】
この構成によれば、上記本発明の集合ホッパを備えているため、被計量物が微粉の発生しやすいスナック菓子などであっても集合ホッパのゲートを開いたときに被計量物の粉が遅れて落下することを防止して包装機のシール不良を防止することができるとともに、包装機のフォーミングチューブでの被計量物の詰まりを防止することができる。
【発明の効果】
【0017】
本発明は、以上に説明した構成を有し、被計量物が微粉の発生しやすいスナック菓子などであってもゲートを開いたときに被計量物の粉が遅れて落下することによる包装機でのシール不良を防止することができるとともに、包装機での被計量物の詰まりを防止することができる集合ホッパ及びそれを用いた組合せ秤を提供することができるという効果を奏する。
【発明を実施するための最良の形態】
【0018】
以下、本発明の好ましい実施の形態を、図面を参照しながら説明する。
【0019】
図1(a)は、本発明の実施の形態の集合ホッパの要部の正面図であり、図1(b)は、同集合ホッパの要部の側面図である。
【0020】
この集合ホッパは、組合せ秤の集合シュート52の排出口の下方に配設され、平面視で略四角形の筒状の枠体1の2つの対向面の外側に2つの取付け用フランジ2a、2bが固定されている。取付け用フランジ2a、2bが例えば集合ホッパ取付け用部材41にねじ42によって固定され、これによって集合ホッパが固定されている。枠体1の取付け用フランジ2a、2bを設けていない2つの対向面の外側にゲート取付け板3a、3bが固定され、このゲート取付け板3a、3bに2つのゲートG1,G2が揺動自在に取り付けられている。また、内部には、上方から投入される被計量物をスムーズに下方へ導くための筒体17が設けられている。この筒体17は、取付け用フランジ2a、2bの上面に沿って延設され、その延設された部分17a、17bがねじ等(図示せず)によって取付け用フランジ2a、2bに固定されている。
【0021】
一方のゲートG1は、ゲート本体6と本体取付け部4とからなり、他方のゲートG2は、ゲート本体7と本体取付け部5とからなる。ゲートG1のゲート本体6とゲートG2のゲート本体7とは、ゲートG1、G2を閉じたときにゲート本体6、7の内面が上下を逆にした円錐または略円錐の側面に沿った形状となるように形成されている。言い換えれば、ゲートG1、G2を閉じたときにゲート本体6、7の内面によって形成される被計量物が収容される空間(貯留部)は、上下を逆にした円錐または略円錐形状となる。ここで、ゲート本体6、7の上記貯留部を形成するそれぞれの内面部分は、上記貯留部を均等に2分割する鉛直面に対して対称となるように構成されている。
【0022】
ゲートG1の本体取付け部4は、背板部4aとその両端から内側(ゲートG2側)に向けて延設された2つの取付け部4bとを有し、一方の取付け部4bにはさらに作用部4cが外側に向けて延設されている。ゲート本体6は、背板部4aと2つの取付け部4bとに溶接等によって固定されている。2つの取付け部4b、4bは、ゲート取付け板3a、3bに固定されたボルト21,21にベアリングを介して回動自在に取り付けられており、作用部4cを矢印a1方向へ動かすことにより、ゲートG1が開く。このゲートG1が開いた状態から作用部4cを矢印a1とは逆方向へ動かすことにより、ゲートG1が閉じる。
【0023】
同様に、ゲートG2の本体取付け部5は、背板部5aとその両端から内側(ゲートG1側)に向けて延設された2つの取付け部5bとを有し、一方の取付け部5bにはさらに作用部5cが外側に向けて延設されている。ゲート本体7は、背板部5aと2つの取付け部5bとに溶接等によって固定されている。2つの取付け部5b、5bは、ゲート取付け板3a、3bに固定されたボルト22,22にベアリングを介して揺動自在に取り付けられており、作用部5cを矢印a2方向へ動かすことにより、ゲートG2が開く。このゲートG2が開いた状態から作用部5cを矢印a2とは逆方向へ動かすことにより、ゲートG2が閉じる。
【0024】
ゲートG1,G2の下方には、上部開口が被計量物の受入れ口62となる包装機のフォーミングチューブ63が配置されている。なお、図1(a)において2点鎖線で示したゲートG1,G2を開いた状態は、その開閉動作をわかりやすくするために示した一例であり、フォーミングチューブ63の径を考慮していない。ゲートG1,G2の開閉角度はフォーミングチューブ63の径に合わせて変更すればよい。図示されているようにフォーミングチューブ63の径が小さい場合には、ゲートG1,G2の開閉角度を小さくして、排出される被計量物がフォーミングチューブ63の外へ落ちないようにすればよい。例えば、図2(a)に示すように、ゲートG1,G2を鎖線L1,L2で示す位置まで開くようにすれば、被計量物をフォーミングチューブ63の外へ落ちないように排出できる。
【0025】
さらに、図2(a)、(b)及び図3を参照してゲートG1,G2の開閉機構について説明する。図2(a)、(b)は、図1(a)、(b)に同集合ホッパのゲートG1,G2の開閉機構部分を付加した図であり、図3は、同集合ホッパの外観を示す斜視図である。
【0026】
一方のゲート取付け板3aに3本の水平な支持棒9を介して開閉機構取付け板8が固定されている。開閉機構取付け板8の下部に軸23が水平に固定され、この軸23の先端にベアリングを介してリンク作動部10及びその保持部材12が回動自在に取り付けられている。リンク作動部10には、リンク作動部10を回動させるための作動棒11が外側に突設され、リンク13が取付けられるピン24とリンク15が取付けられるピン25とが内側に突設されている。
【0027】
ゲートG1の本体取付け部4の作用部4cに作動ピン14が水平に固定され、この作動ピン14の先端にベアリングを介してリンク13の一端が取り付けられている。リンク13の他端はリンク作動部10から内側に突設されたピン24にベアリングを介して取り付けられている。
【0028】
同様に、ゲートG2の本体取付け部5の作用部5cに作動ピン16が水平に固定され、この作動ピン16の先端にベアリングを介してリンク15の一端が取り付けられている。リンク15の他端はリンク作動部10から内側に突設されたピン25にベアリングを介して取り付けられている。
【0029】
作動棒11が、図示していない駆動機構により軸23を中心に回動させられる。例えば図2(a)において、作動棒11が右回りに回動することにより、リンク作動部10が回動してリンク13,15を介して作動ピン14、16が矢印a1、a2(図1(a)参照)方向へ動き、ゲートG1,G2が開く。また、ゲートG1,G2が開いた状態から作動棒11が左回りに回動することにより、ゲートG1,G2が閉じる。
【0030】
この一対のゲートG1,G2は、互いに逆方向に回動することによりゲート開閉動作がなされる。
【0031】
なお、ゲートG1,G2を開閉させるための構成は、周知であり、また種々変更が可能であり、上記構成に限られるものではない。
【0032】
図4は、本実施の形態の集合ホッパを備えた組合せ秤の一例及びその下方に配置される包装機の一例を示す概略構成図である。
【0033】
組合せ秤の下方に包装機61が設置されている。組合せ秤は、制御部50によって組合せ秤全体の動作が制御される。この組合せ秤は、複数の計量ホッパ(組合せ用ホッパ)51が円状に配置され、複数の計量ホッパ51の下方に集合シュート52が設けられ、集合シュート52の排出口に集合ホッパ53が設けられている。この集合ホッパ53が上記説明した本実施の形態の集合ホッパである。各計量ホッパ51には、その上方に配設された供給ホッパ等(図示せず)から被計量物が供給される。また、各計量ホッパ51にはロードセル等の重量センサ(図示せず)が取り付けられており、この重量センサによって計量ホッパ51内の被計量物の重量が計測され、その計量値は制御部50へ送られる。制御部50では複数の計量ホッパ51の計量値に基づいて組合せ演算を行い、複数の計量ホッパ51の中から被計量物の重量の合計が所定重量範囲内になる計量ホッパの組合せを求め、その組合せに該当する計量ホッパ51のゲートを開閉する。これにより計量ホッパ51から被計量物が排出される。計量ホッパ51から排出された被計量物は、集合シュート52上を滑り落ち、集合シュート52の下部に設けられている排出口を通過して、集合ホッパ53で一旦溜められた後、制御部50の制御によって集合ホッパ53のゲートG1、G2が開かれて集合ホッパ53から被計量物が排出される。集合ホッパ53から排出された被計量物は、包装機61の受入れ口62(フォーミングチューブ63の上部開口部)に投入される。包装機61では、前述したように袋を製造しながら、この袋に組合せ秤から排出されてきた被計量物を充填して包装する。
【0034】
なお、図4の組合せ秤では、組合せに参加するホッパ(組合せ用ホッパ)として計量ホッパ51のみの場合を一例として説明したが、この構成に限られるものではない。例えば、各計量ホッパと対応させて各々の斜め下方にメモリホッパを設け、計量ホッパとメモリホッパの両方を組合せに参加させるようにしてもよい。その他、種々変更可能である。
【0035】
本実施の形態の集合ホッパでは、ゲートG1、G2を閉じたときに、被計量物を保持するゲート本体6、7の内面が上下を逆にした円錐または略円錐の側面に沿った形状となるようにしているため、被計量物と接触するゲート本体6、7の内面が曲面状であり、従来例のような折り曲げ部分34〜37(図5参照)が存在しないため、被計量物が微粉の発生しやすいスナック菓子などであっても被計量物の粉がゲート本体6、7に付着しにくくなる。そのため、ゲートG1,G2を開いたときに被計量物の粉が遅れて落下して包装機の横シール機65の作動時に被計量物の粉がシール部分に噛み込むことを防止できる。すなわち、包装機でのシール不良を防止することができる。
【0036】
また、ゲートG1、G2を閉じたときに、ゲート本体6、7の内面が上下を逆にした円錐または略円錐の側面に沿った形状であるため、被計量物が収容される空間(貯留部)は、ゲート先端(下端)に近づくほど先細り形状となり、包装機のフォーミングチューブ63の径が小さくても、ゲートG1、G2を図2(a)の鎖線L1,L2のように開いたときに、排出される被計量物を包装機の受入れ口62からフォーミングチューブ63内へスムーズに落下させることができ、フォーミングチューブ63での被計量物の詰まりを防止することができる。
【0037】
なお、ゲートG1、G2を閉じたときにゲート本体6、7の内面によって形成される被計量物が収容される空間(貯留部)は、上下を逆にした円錐または略円錐形状としているが、ここで、上下を逆にした円錐形状の場合、貯留部の水平断面形状が円形となり、上下を逆にした略円錐形状の場合、貯留部の水平断面形状は、円形以外で円形に近い形状、例えば楕円形や略円形となる。この略円形には、例えば、半円より若干短い円弧が2つ向かいあってなる形状も含む。この場合、半円より若干短い2つの円弧のうちの一方の円弧は、一方のゲートG1のゲート本体6の内面によって形成される部分であり、他方の円弧は、他方のゲートG2のゲート本体7の内面によって形成される部分である。
【産業上の利用可能性】
【0038】
本発明は、被計量物の受入れ口が狭い包装機へ被計量物を供給するのに適した集合ホッパ及びそれを用いた組合せ秤として有用である。
【図面の簡単な説明】
【0039】
【図1】(a)は、本発明の実施の形態の集合ホッパの要部の正面図であり、(b)は、同集合ホッパの要部の側面図である。
【図2】(a)、(b)は、図1(a)、(b)に同集合ホッパのゲートの開閉機構部分を付加した図である。
【図3】本発明の実施の形態の集合ホッパの外観を示す斜視図である。
【図4】本発明の実施の形態の集合ホッパを備えた組合せ秤の一例及びその下方に配置される包装機の一例を示す概略構成図である。
【図5】(a)は、従来の集合ホッパの要部の正面図であり、(b)は、同集合ホッパの要部の側面図である。
【符号の説明】
【0040】
G1,G2 ゲート
3a,3b ゲート取付け板
4,5 本体取付け部
6,7 ゲート本体

【特許請求の範囲】
【請求項1】
それぞれゲート取付け部に回動自在に軸支されて開閉制御される一対のゲートを有し、上方から供給される被計量物を、前記一対のゲートを閉じてなる貯留部で貯留し、この貯留した被計量物を、前記一対のゲートを開いたときに形成される下部開口から落下排出させることにより、前記下部開口の下方に配置された包装機の受入れ口へ供給する集合ホッパであって、
前記貯留部が下方に向かうにつれて先細りの形状となり、かつ、前記貯留部を形成する各々の前記ゲートの内面が曲面状となるように、前記一対のゲートが構成された集合ホッパ。
【請求項2】
前記一対のゲートは、閉じた状態において、前記貯留部が円錐または略円錐を上下逆にした形状をなすように構成された、請求項1に記載の集合ホッパ。
【請求項3】
供給される被計量物を一時保持して排出することができる複数の組合せ用ホッパと、
前記複数の組合せ用ホッパの下方に配設され、保持している被計量物の重量の合計が所定重量範囲内となる組合せの前記組合せ用ホッパから排出される被計量物を集合させて下部に設けられた排出口から排出させるための集合シュートと、
前記集合シュートの排出口に配設された請求項1または2に記載の集合ホッパとを備えた組合せ秤。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【公開番号】特開2010−137953(P2010−137953A)
【公開日】平成22年6月24日(2010.6.24)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−315411(P2008−315411)
【出願日】平成20年12月11日(2008.12.11)
【出願人】(000208444)大和製衡株式会社 (535)
【Fターム(参考)】