説明

電子機器

【課題】電子機器から投影ユニットを分離した場合において、画像の投影と被写体の撮像を同時に行うことができる電子機器を提供する。
【解決手段】
撮像ユニット4と、前記撮像ユニットに対して着脱可能な投影ユニット6と、前記撮像ユニットと前記投影ユニットとの間で無線通信を行う無線通信部122とを備える。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、電子機器に関するものである。
【背景技術】
【0002】
プロジェクタ機能を有するカメラが知られている(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2005−250392号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかし、このカメラにおいてはカメラ本体に投影ユニットが一体に構成されているため、両者を分離させて画像を投影することはできなかった。
【0005】
本発明の目的は、電子機器から投影ユニットを分離した場合において、画像の投影と被写体の撮像を同時に行うことができる電子機器を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の電子機器は、撮像ユニットと、前記撮像ユニットに対して着脱可能な投影ユニットと、前記撮像ユニットと前記投影ユニットとの間で無線通信を行う無線通信部とを備えることを特徴とする。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、電子機器から投影ユニットを分離した場合において、画像の投影と被写体の撮像を同時に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
【図1】実施の形態に係る電子機器の前面を示す斜視図である。
【図2】実施の形態に係る電子機器の背面を示す斜視図である。
【図3】実施の形態に係る電子機器からプロジェクタを分離した前面を示す斜視図である。
【図4】実施の形態に係る電子機器を底面側から視た斜視図である。
【図5】実施の形態に係る電子機器のシステム構成を示すブロック図である。
【図6】実施の形態に係るデジタルカメラにより画像の投影を行っている状態を示す図である。
【図7】実施の形態に係るデジタルカメラにより画像の投影を行っている状態を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、図面を参照して本発明の実施の形態に係る電子機器について説明する。図1は、実施の形態に係る電子機器の前面を示す斜視図である。電子機器2は撮像ユニット4に対して投影ユニット6を着脱することができるデジタルカメラである。
【0010】
撮像ユニット4の筐体8の前面10には、被写体光を入射させる撮影窓12、被写体を照射する光を射出するフラッシュ窓14が設けられている。また、筐体8の上面には、電源スイッチ18、レリーズ指示を行うレリーズボタン20、カメラ撮影を行う撮影モードとプロジェクタ投影を行う投影モードとを切り換えるPJボタン22が設けられている。また、投影ユニット6の筐体9の前面11には、画像を投影するプロジェクタ投影窓16が設けられている。
【0011】
図2は、実施の形態に係る電子機器の背面を示す斜視図である。撮像ユニット4の筐体8の背面26には、撮像画像や投影画像を表示するLCD表示部28、投影する画像の選択等を行うマルチセレクタ30、音量調整ボタン32等の操作部が設けられている。また、投影ユニット6の筐体9の背面27には、撮像ユニット4に対して投影ユニット6を着脱させる分離ロックボタン34、投影ユニット6を図示しないクレードルに装着するクレードル接点36が設けられている。
【0012】
図3は、実施の形態に係る電子機器において、撮像ユニット4から投影ユニット6を分離した状態を示す斜視図である。撮像ユニット4の接合面39には、撮像ユニット4と投影ユニット6の着脱を行う分離ロック爪受け41、撮像ユニット4と投影ユニット6を接続し、双方の間で電力の供給等を行うことを可能とする取り付け部44が設けられている。また、投影ユニット6の接合面40には、分離ロック爪42、取り付け部46が設けられている。
【0013】
図4は、実施の形態に係る電子機器の底面を示す斜視図である。撮像ユニット4の底面54には電池を格納する電池室の蓋50が設けられている。また、投影ユニット6の底面55には電池を格納する電池室の蓋52が設けられている。
【0014】
図5は、実施の形態に係る電子機器のシステム構成を示すブロック図である。電子機器2は撮像ユニット4と投影ユニット6とからなり、取り付け部44、46を介して着脱可能に構成されている。
【0015】
撮像ユニット4はCPU100を備え、CPU100には、操作部102、LCD表示部28の表示制御を行う表示制御部104、被写体を撮像するための撮像素子を有する撮像部112、記憶部114、撮像画像、投影画像、種々のデータを記憶するメモリカード116、バッテリ120からの電力の供給を制御する電源制御部118、投影ユニット6との間の無線通信を行う無線通信部122が接続されている。
【0016】
ここで、操作部102は、電源スイッチ18、レリーズボタン20、PJボタン22、マルチセレクタ30、音量調節ボタン32等を含む。また、撮像部112は、撮影制御部108、撮像素子124、撮影レンズ126、レンズ駆動部128を備えている。なお、撮像素子124にはCCDなどが用いられる。撮影制御部108は、CPU100からの指示により、撮像素子124及びレンズ駆動部128の駆動制御を行う。また、記憶部114は撮像素子124から出力された撮像信号を図示しないA/D変換部においてA/D変換することにより生成された画像データを記憶する。また、電源制御部118によりバッテリ120から撮像ユニット4内の各部へ電力の供給が行われる。
【0017】
投影ユニット6はCPU200を備え、CPU200には、記憶部214、メモリカード216、記憶部214やメモリカード216に記憶された画像や種々のデータを投影する投影部212、バッテリ220からの電力の供給を制御する電源制御部218、撮像ユニット4と投影ユニット6の間の無線通信を行う無線通信部222、ACアダプタから電力の供給を行うクレードル接点36が接続されている。
【0018】
ここで、投影部212は、投影レンズ230、液晶パネル232、LED光源234、投影制御部210、レンズ駆動部236を備えている。投影制御部210は、CPU200から出力される投影指示に基づきLED光源234、液晶パネル232及びレンズ駆動部236の制御を行い画像の投影を行う。また、電源制御部218によりバッテリ220から投影ユニット6内の各部への電力の供給が行われる。
【0019】
次に、実施の形態に係る電子機器の動作について説明する。撮像ユニット4のCPU100は、取り付け部44、46を介して投影ユニット6のCPU200との間で所定の信号の送受信を行う。撮像ユニット4と投影ユニット6との間の通信が成立した場合には、CPU100は撮像ユニット4に投影ユニット6が装着されていると判定し、撮像ユニット4を撮像部112により被写体の撮像を行う撮影モードに設定する。
【0020】
撮影モードに設定されると、レリーズボタン20による撮影指示に応じて撮像素子124により撮像が行われ、撮像素子124から撮像制御部108を介して読み出された撮像信号に基づく画像データは記憶部114に記憶され、Exif等の所定のファイル形式の画像ファイルとしてメモリカード116に記憶される。
【0021】
ここで、操作者によりPJボタン22が押下されると、撮影モードから投影ユニット6により画像の投影を行う投影モードに切替えられる。投影モードに設定されると、CPU100はメモリカード116に記憶された画像データを読み出し、取り付け部44を介して投影ユニット6に対して送信する。投影ユニット6のCPU200は、取り付け部46を介して画像データを受信すると投影部212の投影制御部210を制御して受信した画像データに基づく画像の投影を行う。
【0022】
一方、撮像ユニット4と投影ユニット6との間の通信が成立せず、CPU100が撮像ユニット4から投影ユニット6が分離されていると判定した場合には、撮像ユニット4による撮像と投影ユニット6による投影を同時に行う同時モードが設定される。同時モードが設定された場合には、操作者は分離した投影ユニット6を投影面に対して最適な投影距離で設置する。撮像ユニット4においては、レリーズボタン20による撮影指示に応じて撮像素子124により被写体の撮像が行われ、撮像素子124から撮像制御部108を介して読み出された撮像信号に基づく画像データは記憶部114に記憶され、Exif等の所定のファイル形式の画像ファイルとしてメモリカード116に記憶される。また、CPU100はメモリカード116に記憶された画像データの中からマルチセレクタ30等の操作により選択された画像データを読み出し、無線通信部122を介して投影ユニット6に対して送信する。投影ユニット6のCPU200は、無線通信部222を介して画像データを受信すると投影部212の投影制御部210を制御して受信した画像データに基づく画像の投影を行う。
【0023】
この実施の形態に係るデジタルカメラによれば、撮像ユニット4から投影ユニット6が分離された状態で投影ユニット6による投影と撮像ユニット4による撮像を同時に行うことができ、良好な操作性を得ることができる。また、撮像ユニット4に投影ユニット6を装着した場合には、通常のデジタルカメラ及びプロジェクタとして使用することができる。
【0024】
なお、上述の実施の形態においては、撮像ユニット4から投影ユニット6が分離された場合に同時モードの設定が行われるが、撮像ユニット4から投影ユニット6が分離された場合において、同時モードに設定するか投影ユニット6による投影のみを行う投影モードに設定するかを、操作者が撮像ユニット4のマルチセレクタ30を操作することにより選択可能としてもよい。
【0025】
また、上述の実施の形態において、撮像ユニット4から投影ユニット6が分離され、同時モードが設定されている場合に、図6に示すように、表示制御部104により2分割されたLCD表示部の第1表示部72に投影部212により投影される画像を表示し、第2表示部74に撮像部112により撮像された画像を表示するようにしてもよい。また、撮像ユニット4のマルチセレクタ30を操作することにより、図7に示すように投影画像及び撮像画像の何れか一方を選択し、選択した画像をLCD表示部28に表示してもよい。
【0026】
また、上述の実施の形態において、同時モードが設定されている場合において、撮像部112により撮像された画像をLCD表示部28に表示させ、更にこの画像を無線通信部122を介して投影ユニット6に送信し、投影ユニット6においてその画像を直ちに投影部212により投影してもよい。
【0027】
また、上述の実施の形態において、同時モードが設定されている場合において、撮像部112により撮像が行われたときには、投影部212により投影されている画像に代えて、撮像部112により撮像した画像を投影部212により投影してもよい。即ち、投影ユニット6は撮像ユニット4で撮像された画像の画像データを無線通信部222を介して受信した場合には、投影部212により投影されている画像に代えて受信した画像データに基づく画像の投影を行う。
【0028】
また、上述の実施の形態において、同時モードが設定されている場合において、投影ユニット6のメモリカード216に保存されている画像データを投影するようにしてもよい。即ち、CPU200はメモリカード216に記憶されている画像データに付加されているサムネイル画像データ等の画像情報を読み出して、無線通信部222を介して撮像ユニット4に対して送信する。撮像ユニット4のCPU100は、無線通信部122を介して画像情報を受信すると、この画像情報をLCD表示部28に表示する。操作者がLCD表示部28に表示された画像情報の中から、マルチセレクタ30の操作等により投影ユニット6により投影する画像の画像情報の選択を行うと、この選択情報が無線通信部122を介して投影ユニット6に送信される。投影ユニット6においては、選択情報を受信すると、この選択情報により示される画像の画像データをメモリカード216から読み出して、投影部212により、この画像データに基づく画像の投影を行う。
【0029】
また、上述の実施の形態において、撮像ユニット4に投影ユニット6が装着されたときに、CPU100はメモリカード116に記憶された画像データを読み出し、取り付け部44を介して投影ユニット6に対して転送するようにしてもよい。この場合には、投影ユニット6のCPU200は、取り付け部46を介して画像データを受信し、メモリカード216に記憶させる。
【0030】
また、上述の実施の形態において、同時モードが設定されている場合において、撮像ユニット4から投影ユニット6に対して画像データの送信を行う場合には、画像データに電子機器のシリアルナンバを付して送信し、投影ユニット6において画像データに付されているシリアルナンバと投影ユニット6のシリアルナンバを照合し、一致すれば投影部212の投影制御部210を制御して受信した画像データに基づく画像の投影を行い、一致しなければ画像の投影を行わないようにしてもよい。
【0031】
次に、上述の実施の形態において、撮像ユニット4に投影ユニット6が装着されている場合の電力の供給について説明する。CPU100は電源制御部118を介してバッテリ120の残量を検出し、予め設定されている所定の閾値と比較する。バッテリ120の残量が所定の閾値を超えている場合には、CPU100は電源制御部118を制御してバッテリ120から撮像ユニット4及び投影ユニット6へ電力の供給を行う。一方、バッテリ120の残量が所定の閾値以下である場合には、CPU100は取り付け部44を介してCPU200に対して電力供給を指示する制御信号を送信する。CPU200はこの制御信号を受信した場合には、電源制御部218を制御してバッテリ220から撮像ユニット4及び投影ユニット6へ電力の供給を行う。
【0032】
また、上述の実施の形態において、撮像ユニット4に投影ユニット6が装着されている場合において、CPU200は電源制御部218を制御してバッテリ220の残量を検出し、取り付け部46を介してCPU100に残量情報を送信するようにしてもよい。この場合、CPU100は取り付け部44を介してバッテリ220の残量を受信し、電源制御部118を介して検出したバッテリ120の残量と比較する。バッテリ120の残量がバッテリ220の残量を超えている場合には、CPU100は電源制御部118を制御してバッテリ120から撮像ユニット4及び投影ユニット6へ電力の供給を行う。一方、バッテリ120の残量がバッテリ220の残量以下である場合には、CPU100は取り付け部44を介してCPU200に対して電力供給を指示する制御信号を送信する。CPU200は取り付け部46を介してこの制御信号を受信した場合には、電源制御部218を制御してバッテリ220から撮像ユニット4及び投影ユニット6へ電力の供給を行う。
【0033】
また、上述の実施の形態において、撮像ユニット4に投影ユニット6が装着されている場合において、撮像ユニット4のマルチセレクタ30を操作することにより、操作者が電力を供給するバッテリとして、撮像ユニット4のバッテリ120または投影ユニット6のバッテリ220の選択を行うようにしてもよい。なお、電力を供給するバッテリの優先順位を設定できるようにしてもよい。
【0034】
また、上述の実施の形態において、撮像ユニット4に投影ユニット6が装着されている場合において、電子機器2を図示しないクレードルに装着することにより、クレードルを介して直接ACアダプタから電力の供給を受けることができるようにしてもよい。即ち、投影ユニット6のクレードル接点36がクレードルに装着されると、CPU200はクレードル接点36を介して撮像ユニット4及び投影ユニット6へ電力の供給を行う。ここで、撮像ユニット4のマルチセレクタ30を操作することにより、操作者が電力を供給するユニットとして、撮像ユニット4または投影ユニット6を選択できるようにしてもよい。なお、クレードルに投影ユニット6のみが装着されている場合には、CPU200はクレードル接点36を介して投影ユニット6へ電力の供給を行う。
【0035】
また、上述の実施の形態において、撮像ユニット4に投影ユニット6が装着されており、電子機器2がクレードルに装着されている場合において、電力の供給と同時に撮像ユニット4における被写体の撮像及び投影ユニット6における画像の投影の少なくとも一方を行うようにしてもよい。
【0036】
また、上述の実施の形態において、撮像ユニット4から投影ユニット6が分離されている場合には、電源制御部118はバッテリ120から撮像ユニット4の各部へ電力の供給を行う。また、投影ユニット6の電源制御部218はバッテリ220から投影ユニット6の各部へ電力の供給を行う。
【0037】
また、上述の実施の形態において、撮像ユニット4から投影ユニット6が分離されており、投影ユニット6がクレードルに装着されている場合において、電力の供給と同時に投影ユニット6における画像の投影を行うようにしてもよい。
【0038】
また、上述の実施の形態において、撮像ユニット4から投影ユニット6が分離されている場合において、CPU100は電源制御部118を介してバッテリ120の残量を検出して、予め設定されている所定の閾値と比較し、その結果、バッテリ120の残量が所定の閾値以下である場合には、投影ユニット6のバッテリ220から電力の供給を受けるために、LCD表示部28において「撮像ユニット4に投影ユニット6を装着して下さい。」等のメッセージを表示させるようにしてもよい。
【0039】
また、上述の実施の形態において、撮像ユニット4から投影ユニット6が分離されている場合において、CPU200は電源制御部218を介してバッテリ220の残量を検出して、予め設定されている所定の閾値と比較し、その結果、バッテリ220の残量が所定の閾値以下である場合には、CPU200は無線通信部222を介して撮像ユニット4に対して所定の信号を送信する。撮像ユニット4のCPU100は、無線通信部122を介して信号を受信すると、投影ユニット6が撮像ユニット4のバッテリ120から電力の供給を受けられるように、LCD表示部28において「撮像ユニット4に投影ユニット6を装着して下さい。」等のメッセージを表示させるようにしてもよい。
【0040】
また、上述の実施の形態において、撮像ユニット4に投影ユニット6が装着されている場合において、バッテリ120及びバッテリ220の残量がともに所定の閾値以下である場合には、LCD表示部28において「バッテリの残量が不足しています。」等のメッセージを表示した後電源をオフにするようにしてもよい。
【0041】
また、上述の実施の形態において、撮像ユニット4に投影ユニット6が装着されている場合に、バッテリ120とバッテリ220の双方から撮像ユニット4及び投影ユニット6の少なくとも一方に電力の供給を行うようにしてもよい。
【産業上の利用可能性】
【0042】
本発明は、プロジェクタ機能を有するカメラに利用することができる。
【符号の説明】
【0043】
2…電子機器、4…撮像ユニット、6…投影ユニット、8、9…筐体、12…撮影窓、14…フラッシュ窓、16…投影窓、18…電源スイッチ、20…レリーズボタン、22…PJボタン

【特許請求の範囲】
【請求項1】
撮像ユニットと、
前記撮像ユニットに対して着脱可能な投影ユニットと、
前記撮像ユニットと前記投影ユニットとの間で無線通信を行う無線通信部と
を備えることを特徴とする電子機器。
【請求項2】
前記投影ユニットの着脱状態を検出する検出部と、
前記検出部により前記投影ユニットが分離されたことが検出された場合に、前記投影ユニットによる投影及び前記撮像ユニットによる撮像を同時に行うように制御する制御部と
を備えることを特徴とする請求項1記載の電子機器。
【請求項3】
前記検出部により前記投影ユニットが分離されたことが検出された場合に、前記投影ユニットによる投影と前記撮像ユニットによる撮像を同時に行うか、前記投影ユニットによる投影のみを行うかを選択する第一選択部を備えることを特徴とする請求項2記載の電子機器。
【請求項4】
表示部を備え、
前記第一選択部により前記投影ユニットによる投影と前記撮像ユニットによる撮像を同時に行うことが選択された場合に、前記表示部に前記撮像ユニットにより撮像された画像及び前記投影ユニットにより投影される画像を同時に表示することを特徴とする請求項3記載の電子機器。
【請求項5】
表示部と、
前記第一選択部により前記投影ユニットによる投影と前記撮像ユニットによる撮像を同時に行うことが選択された場合に、前記表示部に前記撮像ユニットにより撮像された画像と前記投影ユニットにより投影される画像の何れを表示するかを選択する第二選択部と
を備えることを特徴とする請求項3記載の電子機器。
【請求項6】
前記第一選択部により前記投影ユニットによる投影と前記撮像ユニットによる撮像を同時に行うことが選択された場合に、前記投影ユニットは前記撮像ユニットにより撮像された画像を直ちに投影することを特徴とする請求項3記載の電子機器。
【請求項7】
前記第一選択部により前記投影ユニットによる投影と前記撮像ユニットによる撮像を同時に行うことが選択された場合に、前記撮像ユニットにより撮像が行われたときは、前記投影ユニットにより投影されている画像に代えて、前記撮像ユニットにより撮像した画像を投影することを特徴とする請求項3記載の電子機器。
【請求項8】
前記投影ユニット及び前記撮像ユニットは、それぞれ電池を収納する電池室を備えることを特徴とする請求項1〜7の何れか一項に記載の電子機器。
【請求項9】
前記投影ユニットを前記撮像ユニットに装着した状態において、前記投影ユニット及び前記撮像ユニットに対して、何れか一方の前記電池室に収納されている電池から電力供給を行うことを特徴とする請求項8記載の電子機器。
【請求項10】
前記投影ユニットを前記撮像ユニットに装着した状態において、前記投影ユニット及び前記撮像ユニットに対して、何れの前記電池室に収納されている前記電池から電力供給を行うかを選択する電池選択部を備えることを特徴とする請求項9記載の電子機器。
【請求項11】
前記投影ユニットを前記撮像ユニットに装着した状態において、前記投影ユニットまたは前記撮像ユニットの何れか一方の前記電池室に収納されている電池の残量が予め設定されている所定の閾値以下である場合には、前記所定の閾値を超える残量を有する前記電池から電源供給を行うことを特徴とする請求項8記載の電子機器。
【請求項12】
前記投影ユニットがクレードルに装着された場合には、前記投影ユニットは前記クレードルから電力供給を受けることを特徴とする請求項8記載の電子機器。
【請求項13】
前記投影ユニットは、前記無線通信部を介して画像データを受信した場合に、前記画像データが所定の前記撮像ユニットから送信されたものであるか否かを確認する確認手段を備え、
前記画像データが所定の前記撮像ユニットから送信されたものであることが確認された場合に、受信した前記画像データの投影を行うことを特徴とする請求項1記載の電子機器。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【公開番号】特開2010−243696(P2010−243696A)
【公開日】平成22年10月28日(2010.10.28)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−90903(P2009−90903)
【出願日】平成21年4月3日(2009.4.3)
【出願人】(000004112)株式会社ニコン (12,601)
【Fターム(参考)】