説明

電子機器

【課題】圧電型の電気音響変換器を有する電子機器が小型であっても、後気室の空気容量を十分に確保することができる電子機器を提供する。
【解決手段】電子機器100は、筐体110内に固定された回路基板220及び電気音響変換器210を有し、電気音響変換器210は、シート状の振動部材212と、振動部材212に取り付けられた圧電振動子211と、振動部材212を支持した支持部材213を有する。振動部材212と回路基板220との間に主後気室240が形成され、回路基板220と、回路基板220を基準として主後気室240とは反対側の筐体内面110bと、が離間している。回路基板220には、主後気室240に面する通気孔221が形成され、通気孔221を介して、主後気室240と、回路基板220と筐体内面110bとの間の空間である副後気室250と、が連通している。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、電子機器に関する。
【背景技術】
【0002】
携帯電話機などの電子機器においては、音楽再生、ハンズフリーなどの音響機能を商品価値とした薄型でスタイリッシュな機器が開発されている。このような状況の中、電気音響変換器(スピーカ)に対しては、小型、薄型でかつ高音質であることが求められ、広く用いられている動電型に代わる圧電型の薄型電気音響変換器の開発が活発になされている。
【0003】
圧電型の電気音響変換器は圧電振動子の伸縮運動を利用して音波を再生するものである。この電気音響変換器は、シート状の振動部材と、この振動部材に取り付けられた圧電振動子と、を有している。
【0004】
特許文献1には、携帯端末内に実装されるスピーカの実装構造において、スピーカは少なくとも一つの通気孔が形成された底部を備え、該底部は回路基板に直接接しており、回路基板には通気孔とスピーカの外側空間とをつなぐ溝が形成されている構成が記載されている。
【0005】
特許文献2には、圧電振動板によって内部空間が前気室と後気室とに区画されたケースと、前気室と外部とを連通する放音孔と、後気室と外部とを連通する開放孔と、を備えた電気音響変換器が記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
【特許文献1】特開2008−053898号公報
【特許文献2】特開2008−199266号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
ところで、圧電型の電気音響変換器においては、圧電振動子の両面から音波が発生する。そして、音響設計の観点からは電気音響変換器の後気室の空気容量が大きな課題となる。すなわち、電気音響変換器の振動部材が振動する際に、前気室或いは後気室の容量が小さい場合、イナータンスの影響を強く受けてしまい、振動量の減衰や、基本共振周波数が高帯域でシフトするなどの問題点が生じる。
特に、薄型携帯電話機などの小型の電子機器では、電気音響変換器は回路基板と筺体との間に介在し、筐体と回路基板とのクリアランスが特に狭小であり、後気室の空気容量が小さいことが多く、改善策が必要とされていた。
【0008】
本発明の目的は、圧電型の電気音響変換器を有する電子機器が小型であっても、後気室の空気容量を十分に確保することができる電子機器を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明は、音孔が形成されている筐体と、
前記筐体内に固定されている回路基板と、
前記筐体内に配置されている電気音響変換器と、
を有し、
前記電気音響変換器は、
シート状の振動部材と、
前記振動部材の一方の面に取り付けられた圧電振動子と、
前記振動部材の縁を支持し、前記回路基板と前記筐体との少なくとも一方に固定されている支持部材と、
を有し、
前記振動部材の表側の面と前記筐体の内面との間に前気室が形成され、
前記振動部材の裏側の面と前記回路基板との間に主後気室が形成され、
前記音孔は前記前気室に面して配置され、
前記回路基板と、前記回路基板を基準として前記主後気室とは反対側の筐体内面と、が離間し、
前記回路基板には、前記主後気室に面する通気孔が形成され、前記通気孔を介して、前記主後気室と、前記回路基板と前記筐体内面との間の空間である副後気室と、が連通していることを特徴とする電子機器を提供する。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、主後気室と、通気孔を介して主後気室と連通された副後気室と、を有するので、圧電型の電気音響変換器を有する電子機器が小型であっても、その電気音響変換器の後気室の空気容量を十分に確保することができる。
【図面の簡単な説明】
【0011】
【図1】第1の実施形態に係る電子機器の模式的な断面図である。
【図2】第1の実施形態に係る電子機器が備える電気音響変換器の模式的な断面図である。
【図3】圧電振動子の層構造を示す模式的な断面図である。
【図4】第2の実施形態に係る電子機器の一例の模式的な断面図である。
【図5】第2の実施形態に係る電子機器の他の一例の模式的な断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0012】
以下、本発明の実施形態について、図面を用いて説明する。なお、すべての図面において、同様の構成要素には同一の符号を付し、適宜に説明を省略する。
【0013】
〔第1の実施形態〕
図1は第1の実施形態に係る電子機器100の模式的な断面図である。
【0014】
本実施形態に係る電子機器100は、音孔111が形成されている筐体110と、筐体110内に固定されている回路基板220と、筐体110内に配置されている電気音響変換器210と、を有し、電気音響変換器210は、シート状の振動部材212と、振動部材212の一方の面(例えば、表側の面212a)に取り付けられた圧電振動子211と、振動部材212の縁を支持し、回路基板220と筐体110との少なくとも一方に固定されている支持部材213と、を有し、振動部材212の表側の面212aと筐体110の内面110aとの間に前気室230が形成され、振動部材212の裏側の面212bと回路基板220との間に主後気室240が形成され、音孔111は前気室230に面して配置され、回路基板220と、回路基板220を基準として主後気室240とは反対側の筐体内面110bと、が離間し、回路基板220には、主後気室240に面する通気孔221が形成され、通気孔221を介して、主後気室240と、回路基板220と筐体内面110bとの間の空間である副後気室250と、が連通している。電子機器は、例えば、携帯電話機、PDA(Personal Digital Assistant)、小型ゲーム機器、ラップトップ型パーソナルコンピュータなどの携帯端末装置である。以下、詳細に説明する。
【0015】
筐体110は、例えば、直方体形状となっている。なお、筐体110は、その内部空間と外部空間とを仕切ることができ、且つ、その内部に設けられた各種の構成要素(回路基板220等)を支持することができれば良いため、その他の形状であっても良い。
筐体110内には、回路基板220が固定されている。
【0016】
支持部材213は、例えば、少なくとも回路基板220に固定されている。本実施形態の場合、支持部材213は、例えば、その一端(例えば、図1の下端)が回路基板220の一方の面上に固定されているとともに、その他端(例えば、図1の上端)が筐体110の内面110aに固定されている。すなわち、支持部材213は、回路基板220と筐体110の内面110aとに挟まれて固定されている。
【0017】
音孔111は、例えば、筐体110において、振動部材212の表側の面212aと対向する部位に配置されている。なお、音孔111の数は、複数であっても良いし、1つであっても良い。
【0018】
また、通気孔221は、回路基板220において、振動部材212の裏側の面212bと対向する部位に形成されている。通気孔221の数は、1つであっても良いし、複数であっても良い。
【0019】
なお、例えば、前気室230の高さ(振動部材212の表側の面212aと筐体110の内面110aとの間の距離)よりも、主後気室240の高さ(振動部材212の裏側の面212bと回路基板220との間の距離)の方が小さいことが一例として挙げられる。更には、前気室230よりも主後気室240の容量が小さいことが一例として挙げられる。
【0020】
また、電子機器100は、電気音響変換器210の圧電振動子211の動作制御を行う制御部214を有している。
【0021】
図2は電気音響変換器210の模式図である。
【0022】
電気音響変換器210は、シート状の振動部材212と、圧電振動子211と、支持部材213と、を備えている。圧電振動子211は、振動部材212の一方の面に取り付けられている。支持部材213は、振動部材212の縁を支持している。また、支持部材213は、例えば、回路基板220(図1)の一方の面上に固定されている。
制御部214は、圧電振動子211に発振信号を入力することによって圧電振動子211を振動させて、圧電振動子211及び振動部材212より音波を発振させる。
【0023】
振動部材212は、圧電振動子211から発生した振動によって振動し、例えば周波数が20kHz以上の音波を発振する。なお、圧電振動子211も、自身が振動することによって、例えば周波数が20kHz以上の音波を発振する。また振動部材212は、圧電振動子211の基本共振周波数を調整する。機械振動子の基本共振周波数は、負荷重量と、コンプライアンスに依存する。コンプライアンスは振動子の機械剛性であるため、振動部材212の剛性を制御することで、圧電振動子211の基本共振周波数を制御できる。なお、振動部材212の厚みは5μm以上500μm以下であることが好ましい。また、振動部材212は、剛性を示す指標である縦弾性係数が1Gpa以上500GPa以下であることが好ましい。振動部材212の剛性が低すぎる場合や、高すぎる場合は、機械振動子として特性や信頼性を損なう可能性が出てくる。なお、振動部材212を構成する材料は、金属や樹脂など、脆性材料である圧電振動子211に対して高い弾性率を持つ材料であれば特に限定されないが、加工性やコストの観点からリン青銅やステンレスなどが好ましい。
【0024】
本実施形態において、圧電振動子211の平面形状は円形である。ただし圧電振動子211の平面形状は円形に限定されない。圧電振動子211は、振動部材212に対向する面の全面が接着剤によって振動部材212に固定されている。これにより、圧電振動子211の片面の全面が振動部材212によって拘束される。
【0025】
制御部214は、圧電振動子211に入力する電気信号、すなわち電気音響変換器210における変調信号を生成する。変調信号の輸送波は、例えば、周波数が20kHz以上の超音波であり、具体的には、例えば100kHzの超音波である。制御部214は、再生すべき音声の音声信号に応じて、圧電振動子211を制御する。
【0026】
図3は、圧電振動子211の厚さ方向の層構造を示す断面図である。圧電振動子211は、圧電体36、上面電極37及び下面電極38を有している。
【0027】
圧電体36は厚さ方向に分極している。圧電体36を構成する材料は、圧電効果を有する材料であれば、無機材料及び有機材料のいずれであってもよい。ただし、電気機械変換効率が高い材料、例えばジルコン酸チタン酸塩(PZT)やチタン酸バリウム(BaTiO)であるのが好ましい。圧電体36の厚さh1は、例えば10μm以上1mm以下である。厚さh1が10μm未満の場合、電気音響変換器210の製造時に圧電振動子211が破損する可能性が生じる。また厚さh1が1mm超の場合、電気機械変換効率が低くなりすぎてしまい、十分な大きさの振動を得られない可能性がある。その理由は、圧電振動子211の厚さが厚くなると、圧電振動子内における電界強度は反比例して小さくなるためである。
【0028】
上面電極37及び下面電極38を構成する材料は特に限定されないが、例えば、銀や銀/パラジウムを使用することができる。銀は低抵抗で汎用的な電極材料として使用されているため、製造プロセスやコストなどに利点がある。銀/パラジウムは耐酸化に優れた低抵抗材料であるため、信頼性の観点から利点がある。また、上面電極37及び下面電極38の厚さh2は特に限定されないが、その厚さh2が1μm以上50μm以下であるのが好ましい。厚さh2が1μm未満では、上面電極37及び下面電極38を均一に成形することが難しくなり、その結果、電気機械変換効率が低下する可能性がある。また、上面電極37及び下面電極38の膜厚が100μmを超える場合は、上面電極37及び下面電極38が圧電体36に対して拘束面となり、エネルギー変換効率を低下させてしまう可能性が生じる。
【0029】
圧電振動子211は、外径=φ18mm、内径=φ12mm、厚み=100μmとすることができる。また上面電極37及び下面電極38としては、例えば厚み8μmの銀/パラジウム合金(重量比は例えば7:3)を用いることができる。また振動部材212は、外径=φ20mm、厚み=50μm(0.3mm)のリン青銅を用いることができる。支持部材213は電気音響変換器210のケースとして機能するものであり、例えば、外径=φ22mm、内径=φ20mmの筒状(例えば円筒状)に形成されている。
【0030】
電気音響変換器210は、圧電振動子211からAM変調やDSB変調、SSB変調、FM変調をかけた超音波(輸送波)を空気中に放射し、超音波が空気中に伝播する際の非線形特性により、可聴音を出現させるものである。ここでの非線形とは、流れの慣性作用と粘性作用の比で示されるレイノルズ数が大きくなると、層流から乱流に推移することを示す。音波は流体内で微少にじょう乱しているため、音波は非線形で伝播している。特に超音波周波数帯では音波の非線形性が容易に観察できる。そして超音波を空気中に放射した場合、音波の非線形性に伴う高調波が顕著に発生する。また音波は、空気中において分子密度に濃淡が生じる疎密状態である。そして空気分子が圧縮よりも復元するのに時間が生じた場合、圧縮後に復元できない空気が、連続的に伝播する空気分子と衝突し、衝撃波が生じる。この衝撃波により可聴音が発生する、つまり可聴音が再生(復調)される。
【0031】
ここで、振動部材212は、圧電振動子211の振動に伴い、上下に振幅運動する。
【0032】
この際に、前気室230内の空気は、音孔111を介して、前気室230内と、筐体110の外部空間と、の間で出し入れされる。
【0033】
一方、主後気室240内の空気は、通気孔221を介して、主後気室240内と、副後気室250内と、の間で出し入れされる。つまり、主後気室240だけでなく、副後気室250も、電気音響変換器210の後気室として機能することになる。これにより、振動部材212が振動する際のイナータンスの影響を十分に抑制することができるので、振動部材212の振動量を十分に確保できるとともに、基本共振周波数が高帯域でシフトするなどの問題の発生を抑制することができる。
よって、主後気室240の容量として極小さい容量しか確保できない場合であっても、電気音響変換器210から出力される音声を容易に高音質化することができる。
【0034】
以上のような第1の実施形態によれば、主後気室240が、回路基板220に形成された通気孔221を介して、回路基板220を基準として主後気室240とは反対側の空間である副後気室250と連通している。また、回路基板220と、回路基板220を基準として主後気室240とは反対側の筐体内面110bと、が離間している。このため、圧電型の電気音響変換器210を有する電子機器100が小型であっても、後気室(主後気室240と副後気室250とを合わせた空間)の空気容量を十分に確保することができる。よって、電気音響変換器210から効率的に音波を出力することができ、容易に高音質を実現することができる。
【0035】
更に、本実施形態では、支持部材213が回路基板220と筐体110とに挟まれて固定されているので、圧電振動子211の振動に起因する支持部材213の振動を抑制することができる。よって、支持部材213の振動によるエネルギーロスの発生を抑制できる。これにより、音圧レベルの減衰や、異音が生じるなどの問題の発生を抑制することができる。
【0036】
〔第2の実施形態〕
図4は第2の実施形態に係る電子機器100の一例の模式的な断面図、図5は第2の実施形態に係る電子機器100の他の一例の模式的な断面図である。
【0037】
上記の第1の実施形態では、支持部材213が直接回路基板220及び筐体110に接している例を説明した。これに対し、第2の実施形態では、支持部材213と回路基板220との間と、支持部材213と筐体110との間と、のうちの少なくとも何れか一方に、弾性部材が介装されている。
【0038】
すなわち、図4の例では、支持部材213と筐体110との間に弾性部材260が介装されている。
また、図5の例では、支持部材213と筐体110との間に弾性部材260が介装されているだけでなく、支持部材213と回路基板220との間に弾性部材270が介装されている。
【0039】
弾性部材260、270は、例えば、合成樹脂や合成ゴム、天然繊維などにより構成することができる。
【0040】
以上のような第2の実施形態によれば、このように弾性部材260、270を配置することにより、圧電振動子211の振動に起因する電子機器100の制震効率を高め、より高音質化が実現できる。
【0041】
上記の各実施形態では、振動部材212の一方の面にのみ圧電振動子211が取り付けられたユニモルフ構造の電気音響変換器210を例示したが、振動部材212の両面にそれぞれ圧電振動子211を設けたバイモルフ構造の電気音響変換器210を用いても良い。
【0042】
また、電子機器100が単一の電気音響変換器210を有する例を示したが、電子機器100は、複数の電気音響変換器210を有していても良い。この場合、例えば、フェーズドアレイ法などにより、可聴音が再生される音場が特定の領域に形成されるようにすることも可能である。
【符号の説明】
【0043】
36 圧電体
37 上面電極
38 下面電極
100 電子機器
110 筐体
110a 内面
110b 筐体内面
111 音孔
210 電気音響変換器
211 圧電振動子
212 振動部材
212a 面
212b 面
213 支持部材
214 制御部
220 回路基板
221 通気孔
230 前気室
240 主後気室
250 副後気室
260 弾性部材
270 弾性部材

【特許請求の範囲】
【請求項1】
音孔が形成されている筐体と、
前記筐体内に固定されている回路基板と、
前記筐体内に配置されている電気音響変換器と、
を有し、
前記電気音響変換器は、
シート状の振動部材と、
前記振動部材の一方の面に取り付けられた圧電振動子と、
前記振動部材の縁を支持し、前記回路基板と前記筐体との少なくとも一方に固定されている支持部材と、
を有し、
前記振動部材の表側の面と前記筐体の内面との間に前気室が形成され、
前記振動部材の裏側の面と前記回路基板との間に主後気室が形成され、
前記音孔は前記前気室に面して配置され、
前記回路基板と、前記回路基板を基準として前記主後気室とは反対側の筐体内面と、が離間し、
前記回路基板には、前記主後気室に面する通気孔が形成され、前記通気孔を介して、前記主後気室と、前記回路基板と前記筐体内面との間の空間である副後気室と、が連通していることを特徴とする電子機器。
【請求項2】
前記支持部材は、少なくとも前記回路基板に固定されていることを特徴とする請求項1に記載の電子機器。
【請求項3】
前記支持部材が前記回路基板と前記筐体とに挟まれて固定されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の電子機器。
【請求項4】
前記支持部材と前記回路基板との間と、前記支持部材と前記筐体との間と、のうちの少なくとも何れか一方に、弾性部材が介装されていることを特徴とする請求項1に記載の電子機器。
【請求項5】
前記支持部材と前記回路基板との間に弾性部材が介装されていることを特徴とする請求項4に記載の電子機器。
【請求項6】
前記振動部材の表側の面と前記筐体の内面との間の距離よりも、前記振動部材の裏側の面と前記回路基板との間の距離の方が小さいことを特徴とする請求項1乃至5の何れか一項に記載の電子機器。
【請求項7】
前記圧電振動子の発振周波数が20kHz以上であることを特徴とする請求項1乃至6の何れか一項に記載の電子機器。
【請求項8】
当該電子機器は携帯端末装置であることを特徴とする請求項1乃至7の何れか一項に記載の電子機器。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【公開番号】特開2012−142648(P2012−142648A)
【公開日】平成24年7月26日(2012.7.26)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−291868(P2010−291868)
【出願日】平成22年12月28日(2010.12.28)
【出願人】(310006855)NECカシオモバイルコミュニケーションズ株式会社 (1,081)
【Fターム(参考)】