説明

電子部品

【課題】 半導体部材の傾きを防止し、半導体部材および基板の接続端子の短絡を防止する電子部品を提供する。
【解決手段】 半導体部材2の基板3と対向する面と、基板3の半導体部材2と対向する面との間隔を保持するために、半導体部材2と基板3との間にそれぞれ離間した複数のスペーサ8を設ける。このスペーサ8は、半導体部材2を複数箇所で支持するように設けられる。具体的には、複数のスペーサは、前記半導体部材の平面視において、それぞれを直線で結んだ場合に前記半導体部材の重心を含む少なくとも3つの仮想点を含むように、それぞれ配置される。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、例えば携帯電話装置などの通信機器において、帯域フィルタなどに用いられる電子部品に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、SAWフィルタ等の半導体回路素子を備える電子部品として、半導体回路素子が外気との接触を防ぐために、基板と、基体上に半導体回路素子が形成された半導体部材と、をSn−Pb系はんだ、In系はんだ、又は絶縁性エポキシ樹脂等の密封材料により接続することにより、半導体回路素子を基板と基体との間に封止する構造のものが知られている(例えば、特許文献1又は特許文献2参照)。
【0003】
このような電子部品は、次のような製造方法によって製造される。
まず、基体の下面にSAWフィルタ等の半導体回路素子と、該部材の各端子と、該各端子と電気的に接続される突起電極を設けた半導体部材を作製する。
【0004】
そして、半導体部材の下面の外周部に、Sn−Pb系はんだ、In系はんだ、又は絶縁性エポキシ樹脂等の密封材料を、印刷、転写、またはメッキ方法等により、密封材料の供給高さが半導体回路素子の突起電極の高さとほぼ同じかまたは高く供給する。
【0005】
次に、半導体部材に接続されている各突起端子が基板の各電極と接続可能なように、半導体部材を基板に対して位置合わせした後、半導体部材の各突起端子と基板の各電極とを加熱しながら加圧する。
【0006】
これと同時に、半導体部材の下面の外周部に供給された密封材料と基板の上面の密封材料とを加熱しながら加圧する。これにより、半導体部材の各突起電極と基板の各電極とが接続され、かつ同時に密封材料と基体の下面と基板の上面で囲まれた空間は密封されることとなり、この空間内の半導体回路素子および各電極は密封される。
【0007】
【特許文献1】特開2002−313972号公報
【特許文献2】特開2003−188294号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
しかし、上記のような半導体部材および接続端子を密封する従来の電子部品においては以下の問題がある。
【0009】
密封材料を半導体回路素子の表面および基板の表面に供給する際の供給高さにばらつきが生じたり、半導体回路素子の各突起端子と基板の各電極を加熱しながら加圧する接続工程において、半導体部材の基板上での高さ方向の位置ずれが発生する。この半導体回路素子の高さ方向の位置ずれによって、特に高周波信号の減衰や信号平行度/挿入損失等のばらつきが大きくなり、伝送特性が低下する。また、密封材料がはんだである場合は、接続工程において密封部材が面方向に広がり、半導体回路素子の各突起端子や基板の各電極と、接触してしまいショート(短絡)等の原因となってしまう。さらに、半導体回路素子が、高さ方向に傾いてしまうことにより、電子部品全体の高さのバラツキが生じてしまい、電子部品の薄型化の妨げとなってしまう。
【0010】
このような問題は、たとえば、SAWフィルタを複数備えたマルチタイプのSAWフィルタ素子のように、平面の面積が大きいものに顕著に現れる。
【0011】
そこで、本発明は、上記問題点に鑑み、半導体部材の傾きを防止し、半導体部材および基板の接続端子の短絡を防止する電子部品を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0012】
本発明の電子部品は、周縁部に形成された第1封止領域と、該第1封止領域より内側に形成される第1接続端子とを備える基板と、前記基板に対向して配置され、周縁部に形成された第2封止領域と、該第2封止領域より内側に形成される第2接続端子とを備える半導体部材と、前記第1封止領域と第2封止領域とを接続し、前記基板と前記半導体部材とともに囲む空間を密封する密封部材と、前記基板と前記半導体部材との間に配置されるとともに、前記半導体部材をそれぞれ離間して支持する複数のスペーサとを有することを特徴とする。
【発明の効果】
【0013】
本発明によれば、前記半導体部材を複数の離間したスペーサにより支持することにより、基板上の少ないスペースで半導体部材の傾きを防止することができる。さらに半導体部材の傾きを防止することで、半導体部材が密封部材を押し付けることにより発生する密封部材の広がり、およびその広がりによる各接続端子の短絡を防止することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0014】
図1は、本発明の実施の一形態である電子部品1の構成を示す断面図である。図2は、半導体部材2の接続端子4が設けられた側から見た平面図である。図3は、基板3の接続端子5が設けられた側から見た平面図である。
【0015】
電子部品1は、基板3上に半導体部材2が実装される。基板3上および半導体部材2上にはそれぞれ接続端子4、5が設けられており、当該接続端子4,5は、はんだなどの導電性接続部材6によって電気的に接続されている。
【0016】
基板3の接続端子5が設けられた面の周縁部には、第1封止領域が設けられている。また、半導体部材2の接続端子4が設けられた面の周縁部には、第2封止領域が設けられている。基板3と半導体部材2は、第1封止領域が形成された面と第2封止領域が形成された面とが互いに対向するように配置されている。そして、第1封止領域と第2封止領域とは密封部材7により接続されている。これにより、半導体部材2の接続端子4と、基板の接続端子5は、半導体部材2、基板3および密封部材7により形成された空間に密封される。
【0017】
密封部材7は、半導体部材2と基板3と密封部材7とで囲まれる空間の気密性を確保できるものであればよく、例えば、樹脂材料、ガラス材料、金属材料などが用いられる。密封部材7としてはんだを用いる場合は、接続端子4,5間を接続するための接続部材6であるはんだと同様に同じ工程で形成することができる。
【0018】
接続部材6および密封部材7であるはんだによって基板3に半導体部材2を実装する場合、予め接続端子4または接続端子5に接続部材6としてのはんだを塗布し、基板3の半導体部材2の周縁部に対応する位置に密封部材7としてのはんだを塗布し、接続端子4,5を位置合わせしたのち、はんだを溶融させるために加熱するとともに、半導体部材2を基板3方向へ加圧して接続する。
【0019】
このとき、半導体部材2の全面に均等に圧力が印加されれば基板3表面に対して半導体部材2が傾くことはないが、印加圧力に偏りがある場合は、半導体部材2は、基板3表面に対して傾くことになる。
【0020】
半導体部材2が傾くと、半導体部材2と基板3表面との間隔が場所によって異なることになる。この間隔は、接続部材6においては、配線長さに相当し、配線長さが異なると信号の伝送特性が異なることになるので、半導体部材2が傾くことは、すなわち各接続素子間の伝送特性のばらつきを生じさせ、生じたばらつきによって電子部品1全体としての信号伝送特性が劣化する。
【0021】
各接続素子間に塗布されたはんだ量にばらつきがない場合、半導体部材2が傾くと接続部材6としてのはんだの高さが異なると、配線幅が異なることになり、接続部材6の配線抵抗、特性インピーダンスなどの電気特性にばらつきが生じる。このばらつきもまた電子部品1全体としての信号伝送特性を劣化させることになる。密封部材7としてのはんだにおいても、半導体部材2の傾きによって基板3の面方向への広がりが異なり、半導体部材2と基板3との間隔が狭い部分では、半導体部材2が密封部材7を押し付けてより内方へとはんだが広がることになる。
【0022】
また、接続端子4,5が密封部材7の近傍に配置されていた場合、導電性を有するはんだ等からなる密封部材7が内方へと広がることによって、接続端子4,5または接続部材6と接触し、半導体部材2の接続端子4同士、基板3の接続端子5同士、接続部材同士6が密封部材7を介して短絡することがある。
【0023】
そこで本発明では、半導体部材2の基板3と対向する面と、基板3の半導体部材2と対向する面との間隔を保持するために、半導体部材2と基板3との間にそれぞれ離間した複数のスペーサ8を設ける。このスペーサ8は、半導体部材2を複数箇所で支持するように設けられる。
【0024】
スペーサ8を設けることにより、半導体部材2と基板3との間隔が保持され、半導体部材2の傾きを小さくすることができる。
【0025】
図4は、スペーサ8の配置位置を説明するための図である。
少なくとも3つの仮想点9を直線で結んでできる外囲線Lが、半導体部材2を平面視したときの重心Gを内側に含み、スペーサ8は、仮想点9が、半導体部材2を支持する支持面に含むように配置される。
【0026】
図4に示した例では、スペーサ8は、3つの円柱状部材8a,8b,8cからなり、これらが半導体部材2を支持する支持面に含まれる3つの仮想点9a,9b,9cを考える。ここで、仮想点9a,9b,9cは、円柱状部材8a,8b,8cの支持面である円の中心である。
【0027】
仮想点9a,9b,9cを直線で結んでできる外囲線L、本例では三角形の内側に重心Gが含まれるように円柱状部材8a,8b,8cを配置する。
【0028】
外囲線Lの内側に重心Gが含まれない場合、たとえば、仮想点9a,9b,9cが一直線上に並んでいたり、周縁部に偏っていたりすると、半導体部材2に圧力が印加されたときに発生する傾きを十分に抑制することができない。
【0029】
上記のように、少なくとも3つの仮想点9をスペーサ8の支持面が含んでいればよいので、スペーサ8は、図4に示した例のように、3つ以上の部材から構成される必要はない。
【0030】
図5は、スペーサ8が2つの部材で構成されるときの配置位置を説明するための図である。
【0031】
スペーサ8が2つの部材で構成される場合、3つの仮想点のうち、2つの仮想点が、1つの部材の支持面に含まれ、残り1つの仮想点がもう1つの部材の支持面に含まれていてもよい。
【0032】
本例では、スペーサ8は、板状部材8dと円柱状部材8eからなり、それぞれの支持面は、それぞれ矩形および円である。板状部材8dの支持面である矩形には、3つの仮想点9a,9b,9cのうち、2つの仮想点9a,9bが含まれ、円柱状部材8eの支持面である円には、残り1つの仮想点9cが含まれる。
【0033】
3つの仮想点9a,9b,9cを直線で結んでできる外囲線Lの内側には半導体部材2の重心Gが含まれる。
【0034】
このように、重心Gが含まれるような外囲線Lであれば、支持面に含まれる仮想点は4点以上であってもよい。仮想点が多いほどスペーサ8を構成する部材の数が多いか、または支持面の面積が広く、半導体部材2の傾きを抑制する観点からは好ましいが、その分接続端子4を配置する領域が狭くなってしまう。そのため、なるべくスペーサ8を構成する部材の数を少なく、支持面の面積を狭くしたうえで半導体部材2の傾きを抑制するほうが好ましい。
【0035】
スペーサ8としては、3つの仮想点がなるべく離れ、仮想点間の距離が長くなることで半導体部材2の傾きをさらに抑制することができる。したがって、仮想点が、半導体部材2の周縁部に近い場所であって、なるべく他の仮想点との距離が長くなるようにスペーサ8を設けることが好ましい。これに加えて、密封部材7による接続端子4,5および接続部材6の短絡を防止するために、少なくとも密封部材7と最も近接する接続端子4,5との間にスペーサ8を設けることが好ましい。なお、スペーサ8が導電性材料で構成されていると、スペーサ8を介して短絡が生じてしまうので、スペーサ8は絶縁材料で構成することが必要である。
【0036】
以上のように、スペーサ8は、基板3への接続時に生じる半導体部材2の傾きを防止し、さらに、密封部材7による短絡を防止することが可能となる。
【0037】
スペーサ8は、半導体部材2を支持する支持面が、半導体部材2の重心を内側に含む外囲線を構成する3つ以上の仮想点を含むように設けられていれば、その形状は特に制限されず、円柱状、角柱状、錘台状、板状などどのような形状であってもよい。
【0038】
たとえば、円柱形状であった場合、支持面である円の直径は、5μm〜100μmである。また板状部材であった場合、支持面である矩形の幅は、10μm〜200μmであり、長さは10μm〜500μmである。
【0039】
図6および図7は、スペーサ8の形状および配置位置の例を示す図である。
図6は、半導体部材2に1つのSAWフィルタ回路が含まれる送信器、または受信器用電子部品の例を示し、図7は、半導体部材2に2つのSAWフィルタ回路が含まれる送受信器用の電子部品の例を示している。図中、半導体部材2に含まれるSAWフィルタ回路の配置位置を領域10,11で示している。SAWフィルタ回路の配置位置は、半導体部材2と基板3と密封部材7とで囲まれる密封空間に面するような配置位置となっている。
【0040】
図6および図7(a)に示す例では、スペーサ8は、平面視したときの形状がL字状で、90度に折り曲げられた板状部材で構成されており、接続端子4と密封部材7との間に配置されている。また、図7(b)に示す例では、平面視したときの形状が円形の円柱部材で構成されている。
【0041】
なお、図示はしていないが、スペーサ8の半導体を支持する支持面に含まれる仮想点を直線で結んでできる外囲線の内側に半導体部材2の重心が含まれている。
【0042】
次に、各構成部材について説明する。
半導体部材2は、基体上に複数の半導体層で構成され、SAWフィルタ回路を含めて種々の半導体回路素子を含む、いわゆる半導体チップである。半導体部材2の基板3と対向する面に設けられる接続端子4は、たとえばAuで形成される。
【0043】
基板3は、セラミックスなどの無機材料、エポキシ樹脂、ポリイミド樹脂などの有機樹脂材料など絶縁性を有する材料で構成され、密封空間に面する表層には接続端子5や表層配線が形成され、内層には配線層やグランド(接地)層、電源層などが形成される。
【0044】
セラミックスとしては、たとえば、アルミナ(Al23)、窒化アルミニウム(AlN)、窒化珪素(Si34)、ムライト(3Al23・2SiO2)、ガラスセラミックスなどを用いることができ、配線層などの導体層には、タングステン(W)、モリブデン(Mo)、銅(Cu)などの金属材料を用いることができる。
【0045】
接続端子5は、たとえば、金(Au)、クロム(Cr)、ニッケル(Ni)などの金属材料を用いることができ、無電解めっき、電解めっきによって基板3の半導体部材2と対向する面に単層または複数層で形成される。
【0046】
接続部材6および密封部材7は、すず−鉛(Sn−Pb)、金−すず(Au−Sn)、すず−亜鉛(Sn−Zn)などの共晶はんだを用いることができる。接続部材6と密封部材7とでは、同じはんだを用いてもよいし、異なるはんだを用いてもよい。
【0047】
半導体部材2および基板3の密封部材7を設ける第1、第2封止領域においては、密封部材7との接続強度を高めるために、それぞれ接続端子4,5と同様に、金(Au)、クロム(Cr)、ニッケル(Ni)などの金属材料によりシールリングを形成することが好ましい。
【0048】
スペーサ8は、上記のように絶縁性材料で構成されることが好ましく、はんだ実装時の加熱による変形や、加圧による変形が発生しないことが好ましい。さらに、半導体部材2の実装時の傾きを抑制するには、スペーサ8自身が高精度に加工され、少なくとも半導体部材2と基板3との間隔を規定する高さについて高精度に設けられる。また、接続端子の配置領域を確保するには、なるべく小さく設けられることが好ましい。
【0049】
このような小型、高精度加工を実現するには、たとえば、半導体部材2の基板3と対向する面、すなわち接続端子4が設けられた面か、または基板3の半導体部材2と対向する面、すなわち接続端子5が設けられた面に、フォトリソグラフィ法により形成する。
【0050】
フォトリソグラフィ法は、既存の微細加工技術であり、半導体部材製造によく用いられるので、基板3の表面に形成することも可能であるが、半導体部材2の製造工程中に形成することが好ましい。
【0051】
スペーサ8としては、熱変形、圧力変形に強く、フォトリソグラフィによって加工可能であることから、たとえば、エポキシ系樹脂、ポリイミド系樹脂、アクリル系樹脂などの樹脂材料を用いることができる。
【0052】
本発明の電子部品1は、封止樹脂により実装後に半導体部材2を樹脂封止してもよく、この分野で用いることができる封止樹脂であればどのようなものを用いてもよい。また、半導体部材2も、SAWフィルタを含む半導体部材に限らず、密封部材7により半導体部材2と基板3との接続部分を気密封止する構造を要する半導体部材2であれば、適用可能である。
【0053】
本発明の電子部品1の製造方法について説明する。
スペーサ8が設けられた半導体部材2および基板3を予め準備し、半導体部材2、基板3のいずれか一方、または半導体部材2および基板3の両方のシールリング上にはんだペーストを印刷により塗布するとともに、半導体部材2、基板3のいずれか一方、または半導体部材2および基板3の両方の接続端子4,5に同じくはんだペーストを印刷する。
【0054】
半導体部材2と基板3とを位置合わせし、半導体部材2に超音波振動を付与することで、半導体部材2と基板3の接続端子同士およびシールリング同士を仮接続する。
【0055】
その後、仮接続された半導体部材2と基板3とを加熱し、半導体部材2を加圧することで、半導体部材2と基板3とを接続する。このとき、スペーサ8により、半導体部材2と基板3との間隔は高精度に規定され、半導体部材2の傾きが防止される。
接続後、必要に応じて樹脂封止を行ってもよい。
【図面の簡単な説明】
【0056】
【図1】本発明の実施の一形態である電子部品1の構成を示す断面図である。
【図2】半導体部材2の接続端子4が設けられた側から見た平面図である。
【図3】基板3の接続端子5が設けられた側から見た平面図である。
【図4】スペーサ8の配置位置を説明するための図である。
【図5】スペーサ8が2つの部材で構成されるときの配置位置を説明するための図である。
【図6】スペーサ8の形状および配置位置の例を示す図である。
【図7】スペーサ8の形状および配置位置の例を示す図である。
【符号の説明】
【0057】
1 電子部品
2 半導体部材
3 基板
4,5 接続端子
6 接続部材
7 密封部材
8 スペーサ

【特許請求の範囲】
【請求項1】
周縁部に形成された第1封止領域と、該第1封止領域より内側に形成される第1接続端子とを備える基板と、
前記基板に対向して配置され、周縁部に形成された第2封止領域と、該第2封止領域より内側に形成される第2接続端子とを備える半導体部材と、
前記第1封止領域と第2封止領域とを接続し、前記基板と前記半導体部材とともに囲む空間を密封する密封部材と、
前記基板と前記半導体部材との間に配置されるとともに、前記半導体部材をそれぞれ離間して支持する複数のスペーサとを有することを特徴とする電子部品。
【請求項2】
前記複数のスペーサは、前記半導体部材の平面視において、それぞれを直線で結んだ場合に前記半導体部材の重心を含む少なくとも3つの仮想点を含むように、それぞれ配置されていることを特徴とする請求項1記載の電子部品。
【請求項3】
前記スペーサは、前記密封部材と前記第1接続端子との間に位置するように配置されることを特徴とする請求項1または2記載の電子部品。
【請求項4】
前記密封部材は、はんだで構成されることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1つに記載の電子部品。
【請求項5】
前記半導体部材は、少なくとも2つのSAWフィルタを備えていることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1つに記載の電子部品。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【公開番号】特開2009−278016(P2009−278016A)
【公開日】平成21年11月26日(2009.11.26)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−130107(P2008−130107)
【出願日】平成20年5月16日(2008.5.16)
【出願人】(000006633)京セラ株式会社 (13,660)
【Fターム(参考)】