説明

電気モジュール

複数のエネルギー蓄積コンポーネントがクランプを使用して互いに接続される、電気モジュールが提供される。一構成では、第1の端子と第2の端子とを含む第1のエネルギー蓄積コンポーネントが、第3の端子と第4の端子とを含む第2のエネルギー蓄積コンポーネントに接続される。第1のエネルギー蓄積コンポーネントの第1の端子は、凹部を含むクランプを使用して第2のエネルギー蓄積コンポーネントの第3の端子に電気的に接続される。クランプの凹部は、第1のエネルギー蓄積コンポーネントの第1の端子の少なくとも一部分と第2のエネルギー蓄積コンポーネントの第3の端子の少なくとも一部分を受け入れる。このクランプは、第1のエネルギー蓄積コンポーネントの第1の端子と第2のエネルギー蓄積コンポーネントの第3の端子とを電気的に接続して、第1のエネルギー蓄積コンポーネントと第2のエネルギー蓄積コンポーネントとをインライン構成で固定する。

【発明の詳細な説明】
【関連出願のクロスリファレンス】
【0001】
本出願は、「Electrical module clamp(電気モジュールクランプ)」と題する、2005年12月15日にGuy C.ThrapとRay Solizによって出願された米国仮出願第60/751,389号の利益を主張するものであり、かかる仮出願は、参照により、本明細書に完全に記載されているかのように組み込まれる。
【技術分野】
【0002】
本発明は、電気モジュールに関する。特に本発明は、複数のエネルギー蓄積装置を含む電気モジュールに関する。
【背景技術】
【0003】
電気モジュールは、一対のモジュール端子間に電気的に接続されたエネルギー蓄積コンポーネントを含むことができる。エネルギー蓄積コンポーネントはしばしば、電気モジュール内で他のエネルギー蓄積コンポーネントに、および/またはPCボードといった基板に物理的および/または電気的に接続される。電気モジュールのエネルギー蓄積コンポーネント間の電気接続は、一般にワイヤまたはバスバーといった導電体を含む。エネルギー蓄積コンポーネントは直列、並列または直列と並列の組合せといった種々の構成で接続され得る。エネルギー蓄積コンポーネントはまた、電気モジュール内で個別にまたは集合的に基板(例えば、PCボード)に接続され得る。
【0004】
エネルギー蓄積コンポーネントは、バッテリまたはキャパシタといった装置を含み得る。バッテリは例えば、一次または二次バッテリセルを含み得る。キャパシタは例えば、電解コンデンサ、タンタルコンデンサ、セラミックコンデンサ、二層コンデンサ(スーパーキャパシタまたはウルトラキャパシタとも呼ばれる)、または他のいかなるタイプのキャパシタセルを含み得る。
【0005】
ある特定のバッテリまたはキャパシタエネルギー蓄積コンポーネントは、電圧、電流および/またはエネルギー蓄積容量能力において限定され得るが、より高い電圧、電流および/またはエネルギー蓄積容量能力を与えるために多数のバッテリおよび/またはキャパシタエネルギー蓄積コンポーネントが互いに組み合され得る。より低い電圧コンポーネントからより高い電圧モジュールを得るために、例えば、多数のコンポーネントはモジュールの2つ以上の端子間で直列に接続されることが可能であり、またある場合には容器またはハウジング内に入れられる。
【0006】
個別のエネルギー蓄積コンポーネントを互いに、および/または電気モジュールの端子に接続するために使用される電気接続は、電気モジュールに関して更なる抵抗を与え、そうでなければエネルギー蓄積容量のために、または電気モジュールのサイズ全体を減らすために使用できるモジュールの容積を占め、また接続のダメージがモジュールの性能に影響を与え得る更なる箇所を与える。更にある幾つかの電気モジュールはモジュール内で電気コンポーネントを接続するためにバスバーまたはワイヤに溶接される個別の電気コンポーネントを含む。しかしながら、溶接は、モジュールの電気コンポーネントにダメージを与え得る熱を発生させる可能性がある。
【発明の開示】
【0007】
電気モジュール内で個別の電気コンポーネントをしっかり接続できることが望ましい。複数のエネルギー蓄積コンポーネントがワイヤ接続またはバスバー接続の代わりにクランプを使用して互いに接続される電気モジュールが提供される。
【0008】
一構成では例えば、第1の端子と第2の端子とを含む第1のエネルギー蓄積コンポーネントが、第3の端子と第4の端子とを含む第2のエネルギー蓄積コンポーネントに接続される。第1のエネルギー蓄積コンポーネントの第1の端子は、凹部を含むクランプを使用して第2のエネルギー蓄積コンポーネントの第3の端子に電気的に接続される。クランプの凹部は、第1のエネルギー蓄積コンポーネントの第1の端子の少なくとも一部分と、第2のエネルギー蓄積コンポーネントの第3の端子の少なくとも一部分とを受け入れる。このクランプは、第1のエネルギー蓄積コンポーネントの第1の端子と第2のエネルギー蓄積コンポーネントの第3の端子とを電気的に接続して、第1のエネルギー蓄積コンポーネントと第2のエネルギー蓄積コンポーネントとを概ねインライン構成(in-line configuration)で固定する。
【0009】
もう1つの構成では、第1のエネルギー蓄積コンポーネントが第1の端子と第2の端子とを含み、当該第1のエネルギー蓄積コンポーネントが、第3の端子と第4の端子とを含む第2のエネルギー蓄積コンポーネントに接続されている、電気モジュールが提供される。第1のエネルギー蓄積コンポーネントの第1の端子の少なくとも一部分と第2のエネルギー蓄積コンポーネントの第3の端子の少なくとも一部分とをクランプする手段が提供され、当該手段は、第1のエネルギー蓄積コンポーネントの第1の端子を第2のエネルギー蓄積コンポーネントの第3の端子に電気的に接続し、第1のエネルギー蓄積コンポーネントと第2のエネルギー蓄積コンポーネントは概ねインライン構成(in-line configuration)に配置される。
【0010】
電気モジュールを組み立てるための方法が提供され、当該方法は、第1のエネルギー蓄積コンポーネント、第2のエネルギー蓄積コンポーネント、クランプ、を提供することを含む。クランプは、第1のエネルギー蓄積コンポーネントの第1の端子を第2のエネルギー蓄積コンポーネントの第2の端子に電気的に接続することによって、第1のエネルギー蓄積コンポーネントを第2のエネルギー蓄積コンポーネントに概ねインライン構成(in-line configuration)に固定するために用いられる。
【0011】
本発明の前述および他の態様、特徴、詳細、有用性および利点は、下記の説明及び特許請求の範囲を読むこと、および付属図面を見ることによって明らかになる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0012】
クランプの使用によって概ねインライン構成(in-line configuration)で接続された複数のエネルギー蓄積コンポーネントを含む電気モジュールが提供される。個別のエネルギー蓄積コンポーネントのクランプされた接続は、少なくとも幾つかの内部のワイヤ配線接続またはバスバー接続の使用を無くして、エネルギー蓄積コンポーンネントの端子の少なくとも幾つかの間に直接の電気接続または少なくとも極めて短い導電経路を与えることによってモジュールの等価直列抵抗(ESR)を減らすことができる。この電気モジュールは、概ねインライン構成(in-line configuration)で接続されたエネルギー蓄積コンポーネントの1つ以上の列を含むことができ、また電気モジュール内でエネルギー蓄積コンポーネントの直列および/または並列接続を可能にする。クランプの使用はまた、溶接、半田付け、または他の接続に対して、単純化された組立及び修理のための分解を提供する。
【0013】
クランプはまた、電気モジュール内で熱の蓄積によって引き起こされる性能におけるダメージや損失を防止するためにエネルギー蓄積装置から熱エネルギーを伝導させるヒートシンクとしても機能し得る。クランプはまた、特により高い電流レベルを発生させるために二重層キャパシタが使用される電気モジュール内で、発生する温度で溶融し得る半田付けまたは他の接続と比較して、相対的に熱の影響を受けにくいであろう。更に、クランプの使用は、比較的許容誤差の影響を受けにくく、異なるタイプのエネルギー蓄積コンポーネントを互いに接続する、すなわち、種々の許容誤差を有するエネルギー蓄積コンポーネントを接続することができる。
【0014】
図1は、複数のクランプ16によってベース部材14に固定された複数の個別エネルギー蓄積コンポーネント12を含む電気モジュール10の第1の例の斜視図を示す。図2はモジュール10の上面図を示し、図3はモジュール10の側面図を示す。個別の電気コンポーネント12は任意数のエネルギー蓄積コンポーネントを含み得る。これらのエネルギー蓄積コンポーネントは、単一型のエネルギー蓄積コンポーネントまたは種々の異なるエネルギー蓄積コンポーネント(例えば、異なるタイプのバッテリ、異なるタイプのキャパシタ、および/またはバッテリとキャパシタの組合せ)を含み得る。特定の一例では、個別のエネルギー蓄積コンポーネント12は、二重層キャパシタを含む。ベース部材14は、PCボードといった電気コンポーネントを支持するための任意の適当な基板を含み得る。
【0015】
エネルギー蓄積コンポーネント12は、2つの列18、20に配置されて示されている。図1に示された例における列18、20は各々、ベース部材14に固定され、またクランプ16を介して互いに固定された、3個の直列に接続されたエネルギー蓄積コンポーネント12を含んでいる。各列のエネルギー蓄積コンポーネント12は、直列構成で軸方向にインライン(in-line)に接続される。個別エネルギー蓄積コンポーネント12の軸方向端子22は、クランプ16を介して隣接する電気コンポーネントの端子22と電気接続状態に維持される。この電気接続は、隣接するエネルギー蓄積コンポーネント12の端子22の端部間での直接接触を含むことができ、および/または、隣接する端子22の各々を固定するクランプ16を経由した導電経路を含むことができる。隣接するエネルギー蓄積コンポーネント12の端子22が互いに直接の隙間の無い電気接続を行わなくても、クランプは近接した間隔で配置された端子22の間に極めて短い導電経路を提供する。これは、モジュール内でエネルギー蓄積コンポーネントの端子を電気的に接続するために典型的に使用されるバスバー接続またはワイヤリード接続といったコネクタに一般的に存在する、より高い抵抗または迷走電流路を導入することなしに、エネルギー蓄積コンポーネント12の端子間に極めて低い等価直列抵抗(ESR)接続を与える。この直接接続はまた、電気コンポーネントを近接した間隔で配置することを可能にし、そして、モジュール10の全体的フォームファクター(form factor)を縮小することを可能にする。
【0016】
クランプ16が熱伝導性である場合にクランプ16は更に、エネルギー蓄積コンポーネント12から熱エネルギーを移動させるヒートシンクとして機能する。アプリケーションによってクランプ16は、それ自体に適当なヒートシンクを与えてもよく、あるいはエネルギー蓄積コンポーネント12から熱エネルギーを更に移動させるために他の熱伝導性コンポーネントに接続されてもよい。高い電流(例えば、数ミリ秒に亘る約5000A)を含む二重層キャパシタのアプリケーションでは、クランプ16は、熱伝導性ではあるが非導電性のインタフェース・マテリアル(interface material)を介して熱伝導性ハウジング(例えば、アルミニウムハウジング)に熱的に接続され得る。一例では、このような熱伝導性で非導電性のインタフェース・マテリアル(interface material)は、他の材料または寸法も可能ではあるが、約1mmから2mmの間の厚さを有する繊維ガラス強化熱パッドを含み得る。もう1つの例では、ヒートシンクコンポーネント(例えば、クランプ16)から熱エネルギーを消散させるために、対流および/または強制(forced)システムが使用され得る。
【0017】
この例ではクランプ16は更に、エネルギー蓄積コンポーネント12をベース部材14に物理的および/または電気的に固定する。エネルギー蓄積コンポーネントの端子は軸方向のインライン構成で示されているが、他の構成(例えば、オフセット端子および/または電気コンポーネントの同じ側から延出する複数の端子)も可能である。
【0018】
モジュール10の列18、20は(例えば、個別サブモジュールとして)互いに電気的に独立していてもよく、あるいは、単一の電気モジュールの一部として相互接続されていてもよい。列18、20が互いに電気的に独立していて、個別のサブモジュールを含む場合に、モジュール端子は、各列の端部に配置されたエネルギー蓄積コンポーネント12の端子22に電気的に接続され得る。一構成では例えば、モジュール端子は各列の端部に配置されたクランプ16によってエネルギー蓄積コンポーネント12の端子22との電気接続状態に固定される(例えば、モジュール端子は、列の端部に配置されたクランプの開口部24内に電気接続状態に固定され得る)。しかしながらエネルギー蓄積コンポーネントへの電気接続を行うための他の構成も可能である。
【0019】
他の構成では、エネルギー蓄積コンポーネント12の列18、20はモジュール10内で互いに電気的に接続されてもよい。列18、20は例えば、互いに直列に接続されることができ、あるいは互いに並列に接続してもよい。このようにして、モジュール10は、エネルギー蓄積コンポーネント12のための単一の端子の対を含んでもよい。
【0020】
クランプ16はまた、少なくとも部分的に導電性であって(例えば、アルミニウムまたは他の導電性材料を含む)、エネルギー蓄積コンポーネント12の端子22をベース部材14またはモジュール10内に(例えば、ベース部材14上に)配置された他の電気コンポーネントに電気的に接続することができる。ベース部材14は例えば、エネルギー蓄積コンポーネント12の端子22との電気接続を与える1つあるいは複数のクランプのベースにおいて電気パッドまたは他の導電性要素を含み得る。もう1つの構成ではベース部材14は、1つあるいは複数のクランプ16のベースと反対側に電気パッドまたは他の導電性要素を含み得る。このようにして、クランプ16を電気コンポーネント16とベース部材14とに固定するためにクランプ16とベース部材とを貫通して延出するコネクタ(例えば、ボルトおよび/またはナット)は、ベース部材14の反対側のパッドへの電気接続を行い得る。このような電気接続は、エネルギー蓄積コンポーネント12の状態を監視および/または補正するために使用され得る。一例では、電圧監視回路および/または電荷平衡回路が、クランプ16とエネルギー蓄積コンポーネント12の端子22とに電気的に接続されうる。
【0021】
図4は、電気モジュール内にエネルギー蓄積コンポーネントを固定するために使用され得るクランプ116の第1例の斜視図を示す。クランプ116は、上側部分130と下側部分132とを含む。これらの部分130、132の少なくとも一方は凹部134を含む。この凹部134は、図4に示すような略半円形の凹部でもよいが、そうでなければエネルギー蓄積コンポーネントの端子に適合または係合するように形作られてもよい。凹部134は例えば、特に端子に大きな許容誤差のばらつきが存在し得る場合に、クランプ116と電気コンポーネントの端子との間の良好な接続を保証するために傾斜した壁を含んでもよい(例えば、図17を参照のこと)。
【0022】
クランプ116は、1つあるいは複数のエネルギー蓄積コンポーネントの端部または端子を、基板に対して、および/または、互いに固定するように構成され得る。クランプ116は、例えば、2つの二重層キャパシタの端子を直接電気接続状態にしっかりと保持するように、および/または、PCボードといった基板に二重層キャパシタをしっかりと取り付けるように、構成され得る。したがって、電流は直接、複数のエネルギー蓄積コンポーネントの第1のコンポーネントの端子から複数のエネルギー蓄積コンポーネントの第2のコンポーネントの端子へ流れることができる。更に上記のように、クランプ自体(またはクランプ自体の一部分)が導電性である場合に、電流は一方のエネルギー蓄積コンポーネントから導電性(または、クランプのの導電性部分)クランプ16を介して他方のエネルギー蓄積コンポーネントへ流れることができる。更にエネルギー蓄積コンポーネントの一部分(例えば、端子)がアルミニウムといった特定の導電性材料で形成されている場合には、クランプ自体(またはクランプの導電性部分)もまた異なる金属による電食を防止するために同じ導電性材料(例えば、アルミニウム)で形成され得る。
【0023】
図4に示す例では、クランプ116の上側部分130と下側部分132は更に、上側部分130と下側部分132とが互いに固定され得る少なくとも1つの孔136(図4の例では2つの孔が図示されている)を含む。一実施形態では例えば、ボルト、ねじ、リベットまたは他のコネクタといったコネクタが孔136を貫通して延出している。例えば、ボルトは孔136を貫通して延出し、コネクタ(例えば、ベース部材に圧入されたpemナットまたはベース部材に半田付けされたTナットといった、ナット)に係合し、ベース部材にクランプを固定するために使用され得る。例えば、ボルトは、クランプ116の上端部からクランプ116の孔136を貫通して延出し、その螺子付き端部がベース部材を貫通して延出し、pemナットまたはTナットといったコネクタがベース部材の反対側でボルトを固定するために使用される(このボルトは反対方向にも延出してもよいが)。ボルトとコネクタは、クランプ116と、少なくとも1つの電気コンポーネントと、ベース部材と、を固定するために互いに締め付け固定され得る。孔136はまた、ボルトまたは他のコネクタがクランプ116の上面と同一面または上面より僅かに低くなることを可能にするために上端部が皿孔加工され得る。これは、クランプ116が前述のサーマル・インタフェース(thermal interface)層といった他の熱伝導体への良好な熱伝導路を与えることを可能にする。
【0024】
クランプ116および/またはエネルギー蓄積コンポーネントからベース部材への電気接続が望まれる場合に、ボルトの頭部またはコネクタ(例えば、pemナットまたはTナット)はベース部材の反対側のパッドに電気的に接続(例えば、半田付け)され得る。代替として、あるいはこれに加えて、少なくとも部分的に導電性のクランプ116の底部端部の少なくとも1つは、ベース部材のクランプ116と同じ側に配置されたパッドに隣接して配置されてもよい。
【0025】
図4に示された例では、孔136はクランプ116全体を貫通して延出するように図示されているが、孔136は、クランプをベース部材に固定するためにベース部材の反対側から延出する螺子付き部材(例えば、ボルトまたはねじ)を受けるように螺子加工されて(例えば、ドリル加工およびタップ加工されて)、クランプ116を貫通する経路の一部分にだけ延出することも可能である。また、クランプは、ベース部材のクランプに隣接する側および/またはベース部材の反対側でベース部材に電気的に接続され得る。孔136はまた、一端部または両端部に皿孔加工されてもよく、雄コネクタ(例えば、ボルト)の頭部および/または雌コネクタ(例えば、ナット)をクランプ116の皿孔加工された孔136内に配置してもよい。
【0026】
図1〜図3に示されたモジュール10は、PCボードといったベース部材14を用意し、ベース部材14の第1の側に任意の電気コンポーネントまたは電気接続を組み立てることによって組み立てられ得る。そしてベース部材14をひっくり返して、クランプ116の下側部分132がベース部材上に配置され、および/または、ベース部材14に接続される。一構成では例えば、下側部分132をベース部材14に保持するためにpemナットがクランプ116の下側部分132内に延出する。そしてエネルギー蓄積コンポーネント12がクランプの下方部分132上に軸方向インライン構成で置かれ、ここでエネルギー蓄積コンポーネント12の端子22がクランプ116の下側部分132の凹部134内に載る。そしてクランプ116の上側部分130がエネルギー蓄積コンポーネント12の端子22の上に配置され、pemナット(または他のコネクタ)に係合することによって上側部分130と下側部分132とベース部材14とを接続するためにコネクタ(例えば、ボルト)が使用される。エネルギー蓄積コンポーネント12の端子22は、クランプ116の孔136を通してボルトを締め付け固定することによって固定され得る。
【0027】
モジュール端子は、エネルギー蓄積コンポーネント12の2つ以上のコンポーネントの端子22にモジュール端子を電気的に接続することによって(例えば、エネルギー蓄積コンポーネント22の一つの列の端部に配置されたクランプ116を使用することによって)設置されることが可能であり、また、エネルギー蓄積コンポーネント12の複数の列は、例えば、下記のようにバスバーまたは他のコネクタによって互いに接続され得る。ある幾つかの実施形態では、クランプを介してエネルギー蓄積コンポーネント12から熱エネルギーを移動させるための熱伝導路を提供するためにエネルギー蓄積コンポーネント12とクランプ116の上部にサーマル・インタフェース・マテリアル(thermal interface material)を配置してもよい。そして、エネルギー蓄積コンポーネント12とクランプ116とベース部材14とを取り囲むように、ハウジングが組み立てられ得る。モジュールのこのトップダウンアセンブリは、組立ての時間と費用とを大幅に削減でき、溶接といった潜在的に有害なプロセスから個別のエネルギー蓄積セルを保護できる容易で効率的な組立てを提供する。
【0028】
モジュール10は、エネルギー蓄積コンポーネント12の無線接続を提供する。クランプ116を経由するエネルギー蓄積コンポーネント12の直接接続は、インライン(in-line)エネルギー蓄積コンポーネント12間に空気容積(あったとしても)があまり無いようなエネルギー蓄積コンポーネント12のインライン構成(in-line configuration)を提供し、このことはモジュール10全体のより小さな容積を可能にする(例えば、モジュール10の同じ容積に関して、より高いエネルギー密度または容量を与える)。モジュール10は、更に、個別のエネルギー蓄積コンポーネント間にバスバーまたはワイヤ接続を使用して接続されたモジュールより低いESRを提供する。モジュール10は、また、エネルギー蓄積コンポーネントの広い許容誤差ばらつきをもって組み立てられることが可能であり(例えば、個別クランプはしっかりとした接続を提供するために必要に応じて締め付け固定されることが可能であり)、また個別のエネルギー蓄積コンポーネントがバスバー、ワイヤなどに溶接または他の方法で接続されたモジュールに比べて組立て(または修理のための分解)が容易である。
【0029】
図5、図6は、図4に示されたクランプ116のそれぞれ正面図、側面図を示す。図5、図6ではクランプ116の例示的な寸法が示されている。特にクランプの上側部分130と下側部分132は、約2.38インチの長さ140と、約1.18インチの高さ142と、約0.55インチの凹部直径144と、約0.25インチの幅146と、を有することができる。例えば、クランプ116の幅146は、各エネルギー蓄積コンポーネントを固定するために各端部を十分に当接させることによって、エネルギー蓄積コンポーネントの1つあるいは複数をエンドツーエンド(end-to-end)構成で固定するために十分な幅であり得る(例えば、上記の例では約0.125インチ)。
【0030】
図7は、電気モジュール210の第2例の斜視図を示し、電気モジュール210が、ハウジング250と、エンドプレート252と、一対のモジュール端子254、256と、を含んでいる。図8は、ハウジング250を除いた電気モジュール210を示す。図10〜図12は更に、ハウジングが接続されていない、図8に示された電気モジュールの上面図と側面図と端面図とを示す。図8に示すように、電気モジュール250は、ベース部材214に固定された直列接続されたインライン(in-line)エネルギー蓄積コンポーネント212の2つの列218、220を含む。直列接続されたエネルギー蓄積コンポーネント212の2つの列218、220の各々は、端子254、256の1つに電気的に接続される。図1〜図3に関して前に論じられたように、直列接続されたエネルギー蓄積コンポーネント212のこれら2つの列218、220は、独立している(例えば、サブモジュールである)か、あるいは同じ端子を有する単一の電気モジュールの一部として互いに接続され得る。列218、220が独立である場合には、例えば、図8に示されたモジュール端子254、256から見た電気モジュール210の反対側に追加のモジュール端子を設けてもよい。あるいは、直列接続されたエネルギー蓄積コンポーネントの2つの列218、220を互いに直列に接続してもよい。この構成では、モジュール端子254、256の反対側に配置された各列218、220の端部エネルギー蓄積コンポーネント212は、これら2つの列218、220を直列に接続するように互いに電気的に接続され得る。電気モジュール210内で列218、220を直列に接続するために、二重クランプ(以下に説明されるような)、バスバー、または他の電気コネクタが使用され得る。
【0031】
図9は、電気モジュール210の一対のクランプ216を図示するために電気モジュール210の2つのエネルギー蓄積コンポーネント212が取り外された図7、図8の電気モジュール210の斜視図を示す。図9に示されたクランプ216は各々、上側部分230と、下側部分232と、エネルギー蓄積コンポーネント212の一部分(例えば、端子または他の部分)に係合するための、これら上下側部分のうちの少なくとも一方の凹部234と、を含む。クランプ216は、更に、クランプ216の上側部分230を下側部分232に固定するためにコネクタが挿入され得る少なくとも1つの孔236を含む。使用時に、このコネクタは、クランプ216の凹部234内に1つあるいは複数のエネルギー蓄積コンポーネント212の部分(例えば、端子)を固定することができる。コネクタ234はまた、任意でクランプ216と電気コンポーネント212をベース部材214に固定してもよい。
【0032】
図13〜図16は、図9に示されたクランプの第2の例を示す。図13〜図16に示すように、クランプ216は、上側部分230と下側部分232とを含む。上側部分230と下側部分232の両者内に凹部234が伸びているが、一方の部分のみが凹部234を含むものでもよい。また、凹部234は略半円形凹部として示されているが、他の形状の凹部(例えば、図17に示すような角度のついた凹部)を用いてもよい。クランプ216の下側部分234は、ベース部材214に向かって延出する一対の脚258を含む。一対の脚258の間には開放領域260が伸びている。この開放領域は、クランプのより少ない材料と、より軽い構成を提供する。この開口部は更に、熱放散を可能とする開口部を提供することができる。
【0033】
前述のように、孔236は、クランプ全体を完全に貫通して延出する必要はないが、例えば、クランプの上側部分または下側部分からの螺子付きコネクタを受けて係合するために一端部または両端部に螺子加工され得る。これらの孔236はまた、雄コネクタ(例えば、ボルト)の頭部および/または雌コネクタ(例えば、ナット)がクランプ216の皿孔加工された孔236内に配置され得るように、一端部または両端部を皿孔加工してもよい。
【0034】
図17は、一体型クランプを含む第3の例示的なクランプ316を示す。クランプ316は、開放側362と閉鎖側364とを含む。開放側362において、クランプ316は、エネルギー蓄積コンポーネントの部分(例えば、端子)を受け入れるためのスロット366と凹部334を含む。この実施形態では、凹部334は、スロット366を閉鎖してクランプ316の凹部334内にエネルギー蓄積コンポーネントの部分を係合させるためにコネクタが孔336を通して挿入された時に、凹部334内に配置されたエネルギー蓄積コンポーネントの部分に係合するための角度のついた壁(他の形状および構成も可能である)を含む。このようにして、エネルギー蓄積コンポーネントの部分の周りにクランプ316を締め付け固定するために1つの孔336のみとコネクタが使用されて、モジュールの組立てを単純化し得る。上記に論じられたように、クランプ316はまた、孔336を貫通して延出するコネクタ、また、任意で他の接続、を介して基板(例えば、PCボード)に接続され得る。更に、孔336は、クランプ316全体を完全に貫通して延びる必要はないが、例えば、クランプの上側部分または下側部分からの螺子付きコネクタを受けてこれに係合するために一端部または両端部が螺子加工され得る。孔336はまた、コネクタ(例えば、ボルト)のヘッドおよび/またはナットがクランプ316の皿孔加工された孔336内に着座できるように一端部または両端部を皿孔加工してもよい。
【0035】
図18、図19は、電気モジュール410の第3の例を示し、複数のエネルギー蓄積コンポーネント412がモジュール410のベース部材414に固定されている。図18、図19に示すように、モジュール410は、直列接続されたインラインエネルギー蓄積コンポーネント412の2つの列418、420を含む。個別のエネルギー蓄積コンポーネント412は、クランプ416の第4の例の第3の実施形態を介してベース部材414に固定される。また、クランプ416は上側部分430と下側部分432とを含み、これらのうちの少なくとも一方は他の例のクランプに関して上記に説明されたように、モジュール410のエネルギー蓄積コンポーネント412の端子422に係合する凹部434を含む。
【0036】
図18〜図20にはクランプの第5の例が示されている。図18、図19にはエンドピースクランプ516が示されており、図20はエンドピースクランプ516の左側の横断面図を示す。エンドピースクランプ516は、2つの並んでいる(side-by-side)エネルギー蓄積コンポーネント412の電気接続を可能にする。エンドピースクランプ516の特定の実施形態は、例えば、2つの端部530と、並んでいる(side-by-side)エネルギー蓄積コンポーネント412の端子422を電気的に接続する共通の中央部分532と、を含む。共通中央部分532は、エネルギー蓄積コンポーネント412のオフセット端子422間で延出している。図18〜図20の左側のエネルギー蓄積コンポーネント412に接続されて図示された部分は、例えば、中央部分532の左半分531を完全に貫通して延出する孔536を含む。コネクタ(例えば、ボルト)は、ナット470を介してベース部材414にクランプを固定するためにクランプ516の端部530とクランプ516の中央部分532の左半分531とを貫通して延出してもよい。クランプ516の中央部分532の右半分533は、ベース部材414の長手方向端部の近くから隣接するエネルギー蓄積コンポーネント412の端子422にまで延出している。クランプ516の中央部分532の右半分533は更に、クランプ516の右側の上側部分530を貫通して延出するコネクタによって係合させられ得る螺子付き(例えば、ドリル穿孔されてタップ加工された)孔537を含む。
【0037】
図21は2つの並んでいる(side-by-side)エネルギー蓄積コンポーネント612を互いに、またベース部材614に固定するためのクランプ616の第6の例を示す。このクランプ616は、一対の上側部分630と単一の下側部分632とを含む。図21に示された構成では、上側部分630と下側部分632は各々、エネルギー蓄積コンポーネント612の部分に係合するための凹部634を含む。下側部分は、2つのエネルギー蓄積コンポーネント間の電気接続を行うために一対のエネルギー蓄積コンポーネント612間に延出する堅牢なコネクタを含む。他の構成では上側部分と下側部分の両方が、エネルギー蓄積コンポーネント間で延出してもよく、あるいは上側部分だけがエネルギー蓄積コンポーネント間で延出してもよい。
【0038】
本発明の幾つかの実施形態がある程度の特定性をもって上記に説明されてきたが、当業者は本発明の精神または範囲から逸脱することなく、開示された実施形態に多くの修正を行うことができる。例えば、電気コンポーネントは、概して、両端部に配置された端子を有する円筒形のエネルギー蓄積セルとして図示されているが、前述の例の如何なるものにおいても電気コンポーネントの他の構成および他のフォームファクター(form factor)が使用され得る。ある幾つかのエネルギー蓄積セルあるいは他の電気コンポーネントは、両端側からの代わりに、種々の形状(例えば、円筒形、平行六面体、正方形、矩形)の同じ側あるいは隣接する側から延出する複数の端子や他の部分を含んでもよい。例えば、軸方向端子を有するエネルギー蓄積コンポーネントを接続する電気的クランプが本明細書で論じられているが、これらのクランプはまた他の構成の端子(例えば、電気コンポーネントのオフセット端子)を有するエネルギー蓄積コンポーネントを接続するように構成されてもよい。すべての方向の言及(例えば、上側の、下側の、上向きの、下向きの、左、右、左方向、右方向、上部、底部、上方、下方、垂直、水平、時計回り、および反時計回り)は単に、読者の本発明の理解を助けるために、識別目的で使用されており、本発明の位置、向き、あるいは使用に関して特に限定をするものではない。結合についての言及(例えば、取り付けられた(attached)、連結された(coupled)、接続された(connected)、その他)は広く解釈されるべきであって、複数の要素の接続間の中間部材や要素間の相対的な動きを含んでもよい。結合についての言及それ自体は、2つの要素が互いに直接接続され、また固定された関係で接続されることを必ずしも意味しない。上述の説明に含まれる、または付属図面に示されるすべての事項は、限定的でなく単に例示的と解釈されるべきであることが意図されている。細部または構造における変更は、添付の特許請求の範囲に定義されている本発明の精神から逸脱することなく、行なわれ得る。
【図面の簡単な説明】
【0039】
【図1】ベース部材に固定された複数の個別エネルギー蓄積コンポーネントを含む電気モジュールの第1の例の斜視図である。
【図2】図1の電気モジュールの上面図である。
【図3】図1、図2の電気モジュールの側面図である。
【図4】電気モジュール内でエネルギー蓄積コンポーネントを固定するために使用され得るクランプの第1の例の斜視図である。
【図5】分離された構成における図4のクランプの正面図である。
【図6】図5に描かれた分離された構成のクランプの側面図である。
【図7】電気モジュールの第2の例の斜視図である。
【図8】電気モジュールのハウジング(所定の位置にある)を除いた図7の電気モジュールの斜視図である。
【図9】電気モジュールの一対のクランプを示すために電気モジュールの2つの電気コンポーネントが取り外された図7、図8の電気モジュールの斜視図である。
【図10】図8に示された電気モジュールの上面図である。
【図11】図8、図9に示す電気モジュールの側面図である。
【図12】図7〜図11の電気モジュールの正面図である。
【図13】電気モジュール内でエネルギー蓄積コンポーネントを固定するために使用され得るクランプの第2の例の正面図である。
【図14】図13のクランプの側面図である。
【図15】図13、図14のクランプの斜視図である。
【図16】図13、図14のクランプの斜視図である。
【図17】電気モジュール内でエネルギー蓄積コンポーネントを固定するために使用され得る第3の例示的なクランプを示す図である。
【図18】電気モジュール内でエネルギー蓄積コンポーネントを固定するために使用され得るクランプの第4、第5の例を示す電気モジュールの第3の例を示す図である。
【図19】電気モジュール内でエネルギー蓄積コンポーネントを固定するために使用され得るクランプの第4、第5の例を示す電気モジュールの第3の例を示す図である。
【図20】図18、図19に示されたクランプの第5の例の一部分の横断面図である。
【図21】電気モジュール内でエネルギー蓄積コンポーネントを固定するために使用され得るクランプの第6の例を示す電気モジュールの第4の例の斜視図である。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
第1の端子と第2の端子とを含む第1のエネルギー蓄積コンポーネントと、
第3の端子と第4の端子とを含む第2のエネルギー蓄積コンポーネントと、
前記第1のエネルギー蓄積コンポーネントの前記第1の端子の少なくとも一部分と前記第2のエネルギー蓄積コンポーネントの前記第3の端子の少なくとも一部分を受ける凹部を含むクランプと、を含み、前記クランプは前記第1のエネルギー蓄積コンポーネントの前記第1の端子を第2のエネルギー蓄積コンポーネントの前記第3の端子に電気的に接続し、前記第1のエネルギー蓄積コンポーネントと前記第2のエネルギー蓄積コンポーネントは概ねインライン構成(in-line configuration)に配置される、電気モジュール。
【請求項2】
前記第1のエネルギー蓄積コンポーネントの前記第2の端子は、前記電気モジュールの第1のモジュール端子に電気的に接続される、請求項1に記載の電気モジュール。
【請求項3】
前記エネルギー蓄積コンポーネントの前記第4の端子は、前記電気モジュールの第2のモジュール端子に電気的に接続される、請求項2に記載の電気モジュール。
【請求項4】
前記エネルギー蓄積コンポーネントの前記第4の端子は、少なくとも1つの介在するエネルギー蓄積コンポーネントを介して前記電気モジュールの前記第2のモジュール端子に電気的に接続される、請求項3に記載の電気モジュール。
【請求項5】
前記クランプは、前記第1のエネルギー蓄積コンポーネントと前記第2のエネルギー蓄積コンポーネントとをベース部材に固定する、請求項1に記載の電気モジュール。
【請求項6】
前記クランプは、前記第1のエネルギー蓄積コンポーネントと前記第2のエネルギー蓄積コンポーネントとを前記ベース部材に電気的に接続する、請求項5に記載の電気モジュール。
【請求項7】
前記第1のエネルギー蓄積コンポーネントと前記第2のエネルギー蓄積コンポーネントは、前記ベース部材を介して、監視回路と電荷平衡回路のうちの少なくとも1つに電気的に接続される、請求項6に記載の電気モジュール。
【請求項8】
前記電気モジュールは、エネルギー蓄積コンポーネントの第1の列と、エネルギー蓄積コンポーネントの第2の列と、を含み、前記第1のエネルギー蓄積コンポーネントと前記第2のエネルギー蓄積コンポーネントは、前記エネルギー蓄積コンポーネントの第1の列の少なくとも一部分である、請求項1に記載の電気モジュール。
【請求項9】
前記エネルギー蓄積コンポーネントの第1の列と、前記エネルギー蓄積コンポーネントの第2の列は、第1のモジュール端子と第2のモジュール端子との間で直列に接続される、請求項8に記載の電気モジュール。
【請求項10】
前記エネルギー蓄積コンポーネントの第1の列と、前記エネルギー蓄積コンポーネントの第2の列は、第1のモジュール端子と第2のモジュール端子との間で並列に接続される、請求項8に記載の電気モジュール。
【請求項11】
前記エネルギー蓄積コンポーネントの第1の列と、前記エネルギー蓄積コンポーネントの第2の列は、前記電気モジュールの独立したサブモジュールを含む、請求項8に記載の電気モジュール。
【請求項12】
前記クランプは、前記第1のエネルギー蓄積コンポーネントの前記第1の端子と前記第2のエネルギー蓄積コンポーネントの前記第3の端子とを固定するために孔を通って延出するコネクタを含む、請求項1に記載の電気モジュール。
【請求項13】
前記クランプは、前記クランプをベース部材に固定するために孔を通って延出するコネクタを含む、請求項1に記載の電気モジュール。
【請求項14】
ハウジングが、前記第1のエネルギー蓄積コンポーネント、前記第2のエネルギー蓄積コンポーネント、前記クランプを少なくとも部分的に取り囲む、請求項1に記載の電気モジュール。
【請求項15】
サーマル・インタフェース・マテリアル(thermal interface material)が、前記クランプと前記ハウジングとの間に配置される、請求項14に記載の電気モジュール。
【請求項16】
前記クランプは導電性部分を含む、請求項1に記載の電気モジュール。
【請求項17】
前記クランプは熱伝導性部分を含む、請求項1に記載の電気モジュール。
【請求項18】
電気モジュールを組み立てる方法であって、
クランプを用意すること、
第1の端子と第2の端子と含む第1のエネルギー蓄積コンポーネントと、第3の端子と第4の端子を含む第2のエネルギー蓄積コンポーネントとを用意すること、
前記クランプを介して、前記第1のエネルギー蓄積コンポーネントを前記第2のエネルギー蓄積コンポーネントに概ねインライン構成(in-line configuration)で固定することを含み、前記クランプは、前記第1のエネルギー蓄積コンポーネントの前記第1の端子と前記第2のエネルギー蓄積コンポーネントの前記第3の端子とを電気的に接続する、方法。
【請求項19】
前記固定する動作は、さらに、前記クランプを介して前記第1のエネルギー蓄積コンポーネントと前記第2のエネルギー蓄積コンポーネントをベース部材に固定する、請求項18に記載の方法。
【請求項20】
前記固定する動作は、さらに、前記第1のエネルギー蓄積コンポーネントの前記第1の端子と前記第2のエネルギー蓄積コンポーネントの前記第3の端子を前記ベース部材に電気的に接続する、請求項19に記載の方法。
【請求項21】
第1の端子と第2の端子とを含む第1のエネルギー蓄積コンポーネントと、
第3の端子と第4の端子とを含む第2のエネルギー蓄積コンポーネントと、
前記第1のエネルギー蓄積コンポーネントの前記第1の端子の少なくとも一部分と前記第2のエネルギー蓄積コンポーネントの前記第3の端子の少なくとも一部分とをクランプする手段と、を含み、前記クランプする手段は、前記第1のエネルギー蓄積コンポーネントの前記第1の端子を前記第2のエネルギー蓄積コンポーネントの前記第3の端子に電気的に接続し、前記第1のエネルギー蓄積コンポーネントと第2のエネルギー蓄積コンポーネントは概ねインライン構成(in-line configuration)に配置される、電気モジュール。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【図17】
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【図18】
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【図19】
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【図20】
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【図21】
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【公表番号】特表2009−520330(P2009−520330A)
【公表日】平成21年5月21日(2009.5.21)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−546000(P2008−546000)
【出願日】平成18年12月15日(2006.12.15)
【国際出願番号】PCT/US2006/062196
【国際公開番号】WO2007/084260
【国際公開日】平成19年7月26日(2007.7.26)
【出願人】(505305673)マックスウェル テクノロジーズ, インク (17)
【Fターム(参考)】