説明

電気部品ユニットの包装装置

【課題】取り付けフランジを備えた電気部品ユニットが損傷しないような収容姿勢でもって収容保持できるようにすること、及び外箱の破損等が生じない収容状態とするものである。
【解決手段】外箱内を複数の収容室に区画する主仕切り体は、底壁の左右側に二重壁の左右立壁と、底壁の前後側に前後立壁が段ボールの折り曲げにて一体形成され、収容室は、左右両端部が左右立壁に所定間隔で支持される別体区画壁13F2と、底壁から折り曲げにて立ち上がる一体区画壁13F1の組み合わせによって区画形成され、左右立壁の二重壁の内側壁に、一体区画壁の左右両端部が挿入される一体区画壁支持スリット16と、収容室に収容される電気部品ユニットの取り付けフランジが上方から挿入される並行配置の電気部品ユニット支持スリットと、別体区画壁の左右両端部が上方から挿入される別体区画壁支持スリット116が形成されたこと。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、電気回路部品が取り付けられたプリント配線基板を所定のケースに収容した
電気部品ユニットの包装装置に関する。
【背景技術】
【0002】
遊技制御に必要な電気部品の実装された回路基板が、内部を透視可能な制御筐体に格納
された構成の遊技制御装置121と、制御取り付け構造体122とからなる遊技制御ユニ
ット114が、構造基盤135と一体に、遊技制御梱包装置に複数に区画形成された収容
室12へ入れられた状態の梱包装置が開示されている(特許文献1参照)。
【0003】
この特許文献1では、遊技制御梱包装置は外箱1と仕切構造体11とからなり、遊技制
御ユニット114と構造基盤135とが収容室12に収容され、仕切構造体11の一対の
支持片47、50の折り曲げによって、遊技制御装置121を押すことにより、遊技制御
ユニット114が収容室12に移動しないように固定されるようになっている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2007−001592号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1のものは、上記のように、遊技制御梱包装置の区画された収容室12に収容
されるものは、遊技制御ユニット114と構造基盤135のセットであり、これらを収容
室12に収容した状態で、遊技制御梱包装置の仕切構造体11の一対の支持片47、50
を折り曲げにより、遊技制御ユニット114が収容室12に移動しないように固定される
ため、遊技制御ユニット114を収容室12に収容するだけでは、安定収容状態とはなら
ず、仕切構造体11の一対の支持片47、50の折り曲げ作業を行なわなければならない
、面倒な作業を伴う。
【0006】
本発明は、このような点に鑑み、電気回路部品が取り付けられたプリント配線基板を所
定のケースに収容した電気部品ユニットが、外部側方に突出した取り付けフランジを備え
ている場合の包装装置において、特許文献1のような煩雑な構成及び作業を伴うことなく
、対象とする電気部品ユニットを段ボールで構成した包装箱の区画された収容室へ安定に
収容できる包装装置を提供するものである。
【0007】
本発明に係る電気部品ユニットの一つとして、LED照明灯の電源回路ユニットがある
。この電源回路ユニットは、多数の発光ダイオードが直線状等に配列された照明用基板が
透光性筒に収容されて構成されたLED照明灯の電源回路装置として機能するものであり
、複数の電気部品がプリント配線基板に取り付けられ、このプリント配線基板が所定の外
装ケースに収容されて電源回路ユニットを構成している。本発明は、この電源回路ユニッ
トの包装に適する包装装置を提供するものである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
第1発明は、電気回路部品が取り付けられたプリント配線基板が所定の外装ケースに収
容された電気部品ユニット(その一つがLED照明灯の電源回路ユニットである)と、複
数の区画された収容室が形成された段ボール製の包装箱を備え、前記電気部品ユニットは
外部側方に突出した取り付けフランジを備え、前記包装箱は、上面開口を塞ぐ開閉蓋付き
の立体形状の外箱と、前記外箱内を複数の収容室に区画するよう前記外箱内に収容される
主仕切り体を備え、
前記主仕切り体は、平坦状の底壁と、前記底壁の左右側に前記外箱の左右内側面に沿う
二重壁の左右立壁と、前記底壁の前後側に前記外箱の前後内側面に沿う前後立壁とが段ボ
ールの折り曲げにて一体形成され、前記底壁に、前記前後立壁間を前後方向に複数の収容
室に区画するよう前記底壁から折り曲げにて立ち上がる一体区画壁を備え、前記左右立壁
の二重壁の内側壁には、前記一体区画壁の左右両端部が挿入される一体区画壁支持スリッ
トと、前記収容室ごとに前記電気部品ユニットが背中合わせの収容状態となるように前記
電気部品ユニットのそれぞれの前記取り付けフランジが上方から挿入される並行配置の電
気部品ユニット支持スリットが形成されたことを特徴とする電気部品ユニットの包装装置

【0009】
第2発明は、電気回路部品が取り付けられたプリント配線基板が所定の外装ケースに収
容された電気部品ユニット(その一つがLED照明灯の電源回路ユニットである)と、複
数の区画された収容室が形成された段ボール製の包装箱を備え、前記電気部品ユニットは
外部側方に突出した取り付けフランジを備え、前記包装箱は、上面開口を塞ぐ開閉蓋付き
の立体形状の外箱と、前記外箱内を複数の収容室に区画するよう前記外箱内に収容される
主仕切り体を備え、
前記主仕切り体は、平坦状の底壁と、前記底壁の左右側に前記外箱の左右内側面に沿う
二重壁の左右立壁と、前記底壁の前後側に前記外箱の前後内側面に沿う前後立壁とが段ボ
ールの折り曲げにて一体形成され、前記前後立壁間を前後方向に複数の収容室に区画する
別体区画壁を備え、
前記左右立壁の二重壁の内側壁には、前記収容室ごとに前記電気部品ユニットが背中合
わせの収容状態となるように前記電気部品ユニットのそれぞれの前記取り付けフランジが
上方から挿入される並行配置の電気部品ユニット支持スリットと、前記別体区画壁の左右
両端部が上方から挿入支持される別体区画壁支持スリットとが形成されたことを特徴とす
る電気部品ユニットの包装装置。
【0010】
第3発明は、電気回路部品が取り付けられたプリント配線基板が所定の外装ケースに収
容された電気部品ユニット(その一つがLED照明灯の電源回路ユニットである)と、複
数の区画された収容室が形成された段ボール製の包装箱を備え、前記電気部品ユニットは
外部側方に突出した取り付けフランジを備え、前記包装箱は、上面開口を塞ぐ開閉蓋付き
の立体形状の外箱と、前記外箱内を複数の収容室に区画するよう前記外箱内に収容される
主仕切り体を備え、
前記主仕切り体は、平坦状の底壁と、前記底壁の左右側に前記外箱の左右内側面に沿う
二重壁の左右立壁と、前記底壁の前後側に前記外箱の前後内側面に沿う前後立壁とが段ボ
ールの折り曲げにて一体形成され、
前記収容室は、左右両端部が前記左右立壁に所定間隔で支持される別体区画壁と、前記
底壁から折り曲げにて立ち上がる一体区画壁の組み合わせによって区画形成され、
前記左右立壁の二重壁の内側壁には、前記一体区画壁の左右両端部が挿入される一体区
画壁支持スリットと、前記収容室ごとに前記電気部品ユニットが背中合わせの収容状態と
なるように前記電気部品ユニットのそれぞれの前記取り付けフランジが上方から挿入され
る並行配置の電気部品ユニット支持スリットと、前記別体区画壁の左右両端部が上方から
挿入される別体区画壁支持スリットとが形成されたことを特徴とする電気部品ユニットの
包装装置。
【0011】
第4発明は、第1発明乃至第3発明のいずれかにおいて、前記電気部品ユニットは、表
側に電気部品が取り付けられ裏側に突出した端子部を備えたプリント基板が前記取り付け
フランジを備えた外装ケースに保持されて可撓性の透明な帯電防止用の保護袋に収容され
た形態であり、前記電気部品ユニット支持スリットは前記保護袋の左右端部が前記取り付
けフランジと共に上方から挿入されるように前記左右立壁の二重壁の上面に開口したこと
を特徴とする電気部品ユニットの包装装置。
【発明の効果】
【0012】
第1発明では、電気部品ユニットの収容室を区画する区画壁が、主仕切り体の底壁から
折り曲げにて立ち上がる一体区画壁で形成され、この一体区画壁の左右両端部が左右立壁
の二重壁の内側壁に形成した一体区画壁支持スリットに支持されるため、区画壁の支持が
安定し収容室の区画形成が安定したものとなる。また、区画壁を含めて主仕切り体が一枚
の段ボールの折り曲げにて形成されるため、主仕切り体の形成が低コストで容易に形成で
き、この主仕切り体を外箱に収容するだけで、外箱内を複数の収容室に区画することがで
きる。更に、主仕切り体の左右立壁は中空の二重壁であるため、その内側壁に電気部品ユ
ニット支持スリットと一体区画壁支持スリットが形成されることにより、電気部品ユニッ
トの取り付けフランジと一体区画壁の左右両端部が左右立壁内に収まり、外箱内へ主仕切
り体を挿入する際にも、この取り付けフランジと一体区画壁の左右両端部が外箱の側面に
当接することが無いため、外箱内いっぱいに主仕切り体を収容でき、外箱内に主仕切り体
を安定保持できると共に、外箱の強度維持も達成できるものとなる。このような効果によ
って、外部側方に突出した取り付けフランジを備え電気部品ユニットを安定した状態の包
装が達成できるものとなる。
【0013】
第2発明は、第1発明の一体区画壁に替わって、別体区画壁にて区画壁を形成するもの
であるが、この別体区画壁を取り付けた主仕切り体を外箱に収容するだけで、外箱内を複
数の収容室に区画するすることができる。また、この別体区画壁は、左右立壁の二重壁の
内側壁に形成した別体区画壁支持スリットに支持されるため、区画壁の支持が安定し収容
室の区画形成が安定したものとなる。更に、主仕切り体の左右立壁は中空の二重壁である
ため、その内側壁に電気部品ユニット支持スリットと別体区画壁支持スリットが形成され
ることにより、電気部品ユニットの取り付けフランジと別体区画壁の左右両端部が左右立
壁内に収まり、外箱内へ主仕切り体を挿入する際にも、この取り付けフランジと一体区画
壁の左右両端部が外箱の側面に当接することが無いため、外箱内いっぱいに主仕切り体を
収容でき、外箱内に主仕切り体を安定保持できると共に、外箱の強度維持も達成できるも
のとなる。このような効果によって、外部側方に突出した取り付けフランジを備え電気部
品ユニットを安定した状態の包装が達成できるものとなる。
【0014】
第3発明は、第1発明の一体区画壁と第2発明の別体区画壁の組み合わせによって形成
したものであり、第1発明及び第2発明の効果を奏すると共に、一体区画壁の高さが左右
立壁よりも低くても、別体区画壁の高さが左右立壁と同等にすれば、中央部の仕切りに別
体区画壁を配置する場合や、また一体区画壁と別体区画壁が交互配置となるようにする等
によって、区画壁が一体区画壁のみで構成される場合に比して、主仕切り体の強度アップ
となり、収容室間の区画が安定したものとなる。このような効果によって、外部側方に突
出した取り付けフランジを備え電気部品ユニットを安定した状態の包装が達成できるもの
となる。
【0015】
第4発明は、保護袋に収容された形態の電気部品ユニットの左右端部は、保護袋と共に
左右立壁の二重壁の上面に開口した電気部品ユニット支持スリットから挿入できるため、
保護袋に収容された形態の電気部品ユニットの主仕切り体への収容がし易く、包装作業が
容易となる。また、保護袋は、帯電防止用のポリエチレン製袋のように帯電防止作用であ
るため、主仕切り体への収容時に発生することが憂慮される静電気によって内部の電気回
路素子が悪影響を受けないようにすることができる。
【図面の簡単な説明】
【0016】
【図1】本発明に係る梱包装置の電気部品ユニット正面側斜視図である。
【図2】本発明に係る梱包装置の電気部品ユニット裏面側斜視図である。
【図3】本発明に係る第1実施形態に係る包装装置の分解斜視図である。
【図4】本発明に係る梱包装置の第1実施形態に係る主仕切り体の基体を形成するための平板状の段ボール板の平面図である。
【図5】本発明に係る梱包装置の第1実施形態に係る主仕切り体の上面斜視図である。
【図6】本発明に係る梱包装置の第1実施形態に係る主仕切り体へ収容する電気部品ユニットの関係を示す説明斜視図である。
【図7】本発明に係る第2実施形態に係る包装装置の分解斜視図である。
【図8】本発明に係る梱包装置の第2実施形態に係る主仕切り体の基体を形成するための平板状の段ボール板の平面図である。
【図9】本発明に係る梱包装置の第2実施形態に係る主仕切り体の基体と別体区画壁の分解斜視図である。
【図10】本発明に係る梱包装置の第2実施形態に係る主仕切り体の上面斜視図である。
【図11】本発明に係る梱包装置の第2実施形態に係る主仕切り体へ収容する電気部品ユニットの関係を示す説明斜視図である。
【図12】本発明に係る第3実施形態に係る包装装置の分解斜視図である。
【図13】本発明に係る梱包装置の第3実施形態に係る主仕切り体の基体を形成するための平板状の段ボール板の平面図である。
【図14】本発明に係る梱包装置の第3実施形態に係る主仕切り体の基体と別体区画壁の分解斜視図である。
【図15】本発明に係る梱包装置の第3実施形態に係る主仕切り体の上面斜視図である。
【図16】本発明に係る梱包装置の第3実施形態に係る主仕切り体へ収容する電気部品ユニットの関係を示す説明斜視図である。
【図17】本発明に係る梱包装置の第4実施形態に係る主仕切り体の基体を形成するための平板状の段ボール板の平面図である。
【図18】本発明に係る梱包装置の第4実施形態に係る主仕切り体の上面斜視図である。
【図19】本発明に係る梱包装置の第5実施形態に係る主仕切り体の基体を形成するための平板状の段ボール板の平面図である。
【図20】本発明に係る梱包装置の第5実施形態に係る主仕切り体の上面斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0017】
本発明に係る電気部品ユニットの包装装置は、電気回路部品が取り付けられたプリント
配線基板が所定の外装ケースに収容された電気部品ユニット(その一つがLED照明灯の
電源回路ユニットである)と、複数の区画された収容室が形成された段ボール製の包装箱
を備え、前記電気部品ユニットは外部側方に突出した取り付けフランジを備え、前記包装
箱は、上面開口を塞ぐ開閉蓋付きの立体形状の外箱と、前記外箱内を複数の収容室に区画
するよう前記外箱内に収容される主仕切り体を備え、
前記主仕切り体は、平坦状の底壁と、前記底壁の左右側に前記外箱の左右内側面に沿う
二重壁の左右立壁と、前記底壁の前後側に前記外箱の前後内側面に沿う前後立壁とが段ボ
ールの折り曲げにて一体形成され、前記底壁に、前記前後立壁間を前後方向に複数の収容
室に区画するよう前記底壁から折り曲げにて立ち上がる一体区画壁を備え、前記左右立壁
の二重壁の内側壁には、前記一体区画壁の左右両端部が挿入される一体区画壁支持スリッ
トと、前記収容室ごとに前記電気部品ユニットが背中合わせの収容状態となるように前記
電気部品ユニットのそれぞれの前記取り付けフランジが上方から挿入される並行配置の電
気部品ユニット支持スリットが形成されたものであり、以下に本発明の実施例を記載する

【実施例1】
【0018】
本発明に係る電気部品ユニット1は、所要の電気部品が取り付けられたプリント配線基
板が外装ケースに保持され、外装ケースは電気部品ユニット1を所定の箇所へ取り付ける
ための取り付けフランジ6を備えており、電気部品ユニット1は輸送時の保護のために可
撓性の保護袋に収容された形態であり、その一つとして、LED照明灯の電源回路ユニッ
トがある。この電源回路ユニットは、多数の発光ダイオードが直線状等に配列された照明
用基板が透光性筒に収容されて構成されたLED照明灯の電源回路装置として機能するも
のであり、複数の電気部品がプリント配線基板に取り付けられ、このプリント配線基板が
所定の外装ケースに収容されて電源回路ユニット1を構成している。本発明は、この電源
回路ユニットの包装に適する包装装置を提供するものである。
【0019】
本発明に係る実施例は、この電源回路ユニット1について記載するものであり、図1及
び図2に示すように、電源回路ユニット1は、左右方向に長い横長矩形状のプリント配線
基板2の表側に電気部品として、発光ダイオードで8字状に形成した4桁の発光表示部3
が取り付けられ、そのプリント配線基板2の裏側には、LED照明灯(図示せず)の電源
回路として機能する複数の電気部品及びタッチスイッチ(いずれも図示せず)並びに突出
した端子部4Aを備えたリレー4が取り付けられており、このプリント配線基板2が取り
付けフランジ6を左右に備えた外装ケース5に保持された形態である。外装ケース5の表
側には、プリント配線基板2に取り付けられた前記タッチスイッチの押圧操作部5Aが形
成されている。外装ケース5は図1に示すように複数の補強リブ5Rが形成された合成樹
脂製であり、このリブ5Rの裏側にプリント配線基板2が配置されている。
【0020】
この電源回路ユニット1が、輸送時の保護のために横長の可撓性の保護袋7に収容され
た横長形態の包装電気部品ユニット1Aとしての包装電源回路ユニット1Aを構成する。
保護袋7は、内部の電源回路ユニット1の包装状態を目視できるようにするために、透明
な可撓性の合成樹脂製袋で形成されており、帯電防止用のポリエチレン製袋で構成してい
る。取り付けフランジ6は、電源回路ユニット1を所定の箇所へ取り付けるためのもので
ある。
【0021】
電源回路ユニット1が保護袋7に収容された包装電源回路ユニット1Aは、段ボール製
の包装装置10の複数の区画された収容室11に収納された状態に梱包される。図3には
包装装置10の分解斜視図を示している。包装装置10は、上面開口10Pを塞ぐ前後左
右の開閉蓋10A〜10Dを一体に形成した立体形状(図3に示すものは直方体形状)の
外箱12と、外箱12内に複数の収容室11を形成するよう外箱12内に収容される主仕
切り体13を備える。主仕切り体13は、図4等に示すように、外箱12の前後壁12A
、12Bの内側面に沿う前後立壁13A、13Bと、外箱12の左右側壁12C、12D
の内側面に沿う左右立壁13C、13Dと、外箱12の平坦状の内底面10Eに沿う平坦
状の底壁13Eが一体になるように、段ボールの折り曲げにて形成され、この前後立壁1
3A、13B間を区画壁13Fにて前後方向に複数の収容室11に区画した構成である。
以下、この主仕切り体13の実施形態について記載する。
【0022】
[第1実施形態]
図3〜図6に基づき第1実施形態に係る主仕切り体13の構成を具体的に説明する。図
3には包装装置10の分解斜視図を示しており、第1実施形態に係る主仕切り体13は、
左右立壁13C、13Dにおいて前後立壁13A、13B間を前後方向に複数の収容室1
1に区画する区画壁13Fの全てが、主仕切り体13の底壁と一体形成の一体区画壁13
F1によって構成されたものである。
【0023】
以下、第1実施形態に係る主仕切り体13の構成を具体的に説明する。図4に示すよう
に、所定形状の主仕切り体13を形成するために一枚の平板状の段ボール板13Pが用い
られる。この段ボール板13Pの前後側には、前後立壁13A、13Bの形成部分を形成
するために、左右方向に直線状の折り線L1が形成されている。また、この段ボール板1
3Pの左右両側の左右立壁13C、13Dの形成部分は、左右両端部から所定寸法だけ内
側に寄った位置に前後方向の折り線L2が形成され、この折り線L2の内側には、一対の
並行な折り線L3、L4が折り線L2に並行に形成され、更に並行に内側には折り線L5
が形成されている。この折り線L5、L5間が底壁13Eとなる部分である。なお、折り
線L5、L5は、前後立壁13A、13Bの形成部分にまで延長形成されている。
【0024】
また、左右立壁13C、13Dの形成部分には、折り線L2から折り線L3、L4の中
間まで、所定ピッチH1でもって一対の並行なスリット13Qが形成されている。このピ
ッチH1は、一対の並行なスリット13Qが後述の収容室11の前後の中央部に位置する
ように定められている。更に、底壁13Eの部分には、前後に位置する一対の並行なスリ
ット13Q、13Qと一対の並行なスリット13Q、13Qとの間の中央部に対応する位
置において、折り線L5、L5の内側に、左右方向の直線状の折り線L6が所定ピッチH
2でもって形成されており、左右立壁13C、13Dに亘る左右方向の長さを有した所定
形状の一体区画壁13F1を形づくるように、折り線L6の左右端部に亘って所定形状の
切り込みW1が形成されている。また、左右立壁13C、13Dの形成部分には、一対の
並行なスリット13Q、13Qと一対の並行なスリット13Q、13Qとの間の中央部に
、一体区画壁13F1の左右端部が挿入される縦長の一体区画壁支持スリット16が形成
されている。切り込みW1によって形成される一体区画壁13F1の左右長さLPは、一
体区画壁13F1の左右端部が一体区画壁支持スリット16に挿入支持されるために、左
右立壁13C、13Dの内壁間の長さよりも若干長い。また、ピッチH2はピッチH1に
等しい。
【0025】
また、前後立壁13A、13Bの形成部分と左右立壁13C、13Dの形成部分の交差
する4箇所には、折り線L1とL5の交点から45度の角度で切り込みW2が形成され、
この交差する4箇所が切り離された状態である。また、折り線L1とL5が交差する4箇
所には、前後立壁13A、13Bの部分に向けて折り線L5が延長している。更に、前後
立壁13A、13Bの形成部分の左右端部と、左右立壁13C、13Dの形成部分の前後
端部には、それぞれ嵌合し合うスリット13X及び13Yが形成されている。
【0026】
この構成において、各折り線での折り曲げによって、外箱12の前後壁12A、12B
の内側面に沿う前後立壁13A、13Bと、外箱12の左右側壁12C、12Dの内側面
に沿う中空の左右立壁13C、13Dと、外箱12の平坦状の内底面に沿う平坦状の底壁
13Eが一体になるように、段ボールの折り曲げにて形成される。
【0027】
以下、これを具体的に説明する。左右両端を折り線L2、L3、L4、L5に沿って内
側へ若干折り曲げた状態で、折り線L5で略直角に折り曲げ、この状態から更に折り線L
3、L4を略直角に折り曲げる。このとき、前後両端部も折り線L1に沿って略直角に折
り曲げる。この両方の折り曲げが相俟って、4隅の部分でスリット13X及び13Yが嵌
合し、折り線L1、L1の間隔を存して底壁13Eの前後に直立した前後立壁13A、1
3Bが形成されると共に、折り線L5、L5の間隔を存して底壁13Eの両側に直立した
左右立壁13C、13Dが形成される。この状態で、左右立壁13C、13D内には、幅
T1の空間PPが形成され、折り線L2の外側の部分13Uは、この空間PPの底部に沿
ったフランジとなり、左右立壁13C、13Dの内側壁と外側壁の間隔維持と補強効果が
得られ、中空の左右立壁13C、13Dが形成される。一方、前後立壁13A、13Bの
左右両端部の部分13Tは、幅T1の空間PPの外側壁(左右立壁13C、13Dの外側
壁の内面)に沿ったフランジとなり、前後立壁13A、13Bの左右両端部と左右立壁1
3C、13Dとの結合状態の維持効果が得られる。
【0028】
次に、折り線L6に沿って一体区画壁13F1を切り込みW1部から略直角に立ち上げ
つつ、左右両端部を左右立壁13C、13Dの内側壁に形成された一体区画壁支持スリッ
ト16に挿入する。これによって、一体区画壁13F1が底壁13Eから略直角に立ち上
がった状態となり、前後立壁13A、13Bと左右立壁13C、13Dとの間に、前後方
向に略等間隔の収容室11が形成された主仕切り体13が形成される。
【0029】
この収容室11の左右両側の左右立壁13C、13Dには、その上面から内側面にかけ
て一対の並行なスリット13Qが存在する。この一対の並行なスリット13Qは、収容室
11ごとに電気部品ユニット1の2セットを収容保持するための電気部品ユニット支持ス
リット13Qである。このようにして、図5に示すように主仕切り体13が形成される。
【0030】
このような主仕切り体13には、図6に示すように収容室11ごとに包装電源回路ユニ
ット1Aが背中合わせの収容状態となるように、電気部品ユニット1のそれぞれの取り付
けフランジ6が、並行配置の電気部品ユニット支持スリット13Qへ上方から挿入され、
2個の電気部品ユニット1が収容室11ごとに収容保持される。この場合、電気部品ユニ
ット1は保護袋7に収容された包装電源回路ユニット1Aの形態であるため、保護袋7の
左右端部が取り付けフランジ6と共に各電気部品ユニット支持スリット13Qに上方から
挿入支持される構成である。このようにして2個の包装電源回路ユニット1Aが収容室1
1ごとに収容保持された状態を図6に示す。
【0031】
このようにして一つの収容室11に収容保持された二つの包装電源回路ユニット1A、
1Aは、図6に示すように、一方のプリント配線基板2の裏側に突出した端子部4の位置
が収容室11の右側となり、他方のプリント配線基板2の裏側に突出した端子部4の位置
が収容室11の左側となる関係に収容保持されるように、発光表示部3が存在する表側が
向かい合わせ状態に収容保持されている。
【0032】
また、電気部品ユニット1を保護袋7に収容しないむき出しの場合には、電気部品ユニ
ット1のそれぞれの取り付けフランジ6のみが、電気部品ユニット支持スリット13Qに
上方から挿入され、電気部品ユニット1が収容室11に収容保持されることとなる。
【0033】
なお、各電気部品ユニット支持スリット13Qは、左右立壁13C、13Dの上面に位
置する挿入開口幅(折り線L3、L4間に形成された部分の挿入開口幅)は、左右立壁1
3C、13Dの内側壁のスリット幅よりも広く形成している。それによって包装電源回路
ユニット1Aまたは保護袋7に収容しないむき出しの電気部品ユニット1の取り付けフラ
ンジ6部の挿入をし易くし、且つ、挿入した状態の保持が安定する構成である。
【0034】
このように包装電源回路ユニット1Aまたは保護袋7に収容しないむき出しの電気部品
ユニット1が収容室11に収容保持された状態の主仕切り体13は、その一つが上面開口
12Pから外箱12内に収容される。または、包装電源回路ユニット1Aまたは保護袋7
に収容しないむき出しの電気部品ユニット1を収容室11に収容保持する前に、空の主仕
切り体13の一つを上面開口12Pから外箱12に収容し、この空の主仕切り体13の収
容室11に、包装電源回路ユニット1Aまたは保護袋7に収容しないむき出しの電気部品
ユニット1を収容保持するようにしてもよい。
【0035】
いずれにおいても、外箱12内に収容された最下段の主仕切り体13は、その平坦状の
底壁13Eが外箱12の平坦状の内底面10Eに載置され、電気部品ユニット1を収容保
持された主仕切り体13の上に、図3に示すような段ボール製の平板状の仕切り板20を
介して、もう一つの主仕切り体13が積層される。この場合、各主仕切り体13は、その
前後立壁13A、13Bが外箱12の前後壁12A、12Bの内側面に沿い、左右立壁1
3C、13Dが外箱12の左右側壁12C、12Dの内側面に沿う状態で、外箱12の上
面開口12Pから外箱12内に収容される。外箱12に積層された所定段数の主仕切り体
13の積層高さは、略外箱12の高さであり、図3に示すように3段重ねの場合は、その
高さと外箱12の高さが略同じ構成である。複数段重ねの主仕切り体13が外箱12内に
収容された状態で、外箱12の上面開口10Pを前後左右の開閉蓋10A〜10Dによっ
て塞ぎ、必要に応じて開閉蓋10A〜10Dをテープ止めすることにより、所期の包装が
完成する。なお、仕切り板20は、必ずしも介在させなくてもよいので、省略することも
できる。
【0036】
[第2実施形態]
図7〜図11に基づき第2実施形態に係る主仕切り体13の構成を具体的に説明する。
図7には包装装置10の分解斜視図を示しており、第2実施形態に係る主仕切り体13は
、左右立壁13C、13Dにおいて前後立壁13A、13B間を前後方向に複数の収容室
11に区画する区画壁13Fの全てが、主仕切り体13の底壁とは別体形成の別体区画壁
13F2によって構成されたことを特徴とするものである。なお、第2実施形態において
第1実施形態と同様部分については同じ符号で示している。
【0037】
以下、第2実施形態に係る主仕切り体13の構成を具体的に説明する。第2実施形態に
係る主仕切り体13の完成状態を図10に示す。主仕切り体13の構成は、図9に示すよ
うに、主仕切り体13の基体13Kに別体区画壁13F2を取り付ける構成であり、以下
、基体13Kの形成順序について説明する。
【0038】
基体13Kの形成は図8に示すように、一枚の平板状の段ボール板13P1が用いられ
る。この段ボール板13P1が第1実施形態に係る段ボール板13Pと異なるところは、
第1実施形態に係る一体区画壁13F1の替わりに別体区画壁13F2が存在すること、
及び第1実施形態に係る一体区画壁13F1の左右両端部が挿入される一体区画壁支持ス
リット16の替わりに、左右立壁13C、13Dの内側壁に別体区画壁13F2の左右両
端部が挿入される縦長の別体区画壁支持スリット116が形成されたことであり、その他
は第1実施形態に係る段ボール板13Pと同じ構成である。このため、段ボール板13P
1において、第1実施形態に係る段ボール板13Pと同じ構成箇所には段ボール板13P
と同じ符号を付しており、各折り線での折り曲げも段ボール板13Pと同じであるため、
それに係る詳細な記載は第1実施形態に係る記載を援用することとしてここでは省略し、
別体区画壁13F2の左右両端部が挿入される別体区画壁支持スリット116について記
載する。
【0039】
段ボール板13P1は、図8に示すように、左右立壁13C、13Dの形成部分には、
前後に位置する一対の並行なスリット13Qと一対の並行なスリット13Qとの間の中央
部に対応する位置に、折り線L3から折り線L2とL4の中間まで延びた別体区画壁支持
スリット116が形成されている。
【0040】
このように構成された段ボール板13P1は、図8に示しており、これを第1実施形態
に記載したように各折り線L1〜L5の部分での略直角の折り曲げによって、図9に示す
ように主仕切り体13の基体13Kが形成される。
【0041】
一方、別体区画壁13F2は、図9に示すように、左右方向の長さが左右立壁13C、
13Dに係止されるように、左右立壁13C、13Dに亘る左右方向の長さを有しており
、別体区画壁13F2の左右端部寄りの位置に、下端から所定長さT2でもって係合スリ
ット17Xが形成されている。この係合スリット17Xの外側に係合フラップ18Fが形
成される。なお、後述のように別体区画壁13F2を基体13Kに取り付けたとき、別体
区画壁13F2の下端が基体13Kの底壁13Eに当接して、基体13Kに対して別体区
画壁13F2が安定になるようにするために、この係合スリット17Xの長さT2は、別
体区画壁支持スリット116が左右立壁13C、13Dの内側壁の中間部で終わる端部と
、基体13Kの底壁13Eまでの長さT2と略同じにしている。
【0042】
このような構成において、基体13Kに対し別体区画壁13F2を取り付けることによ
り、図10に示すように主仕切り体13が形成される。基体13Kに対する別体区画壁1
3F2の取り付け順序は、基体13Aの左右立壁13C、13Dの上面に開口した別体区
画壁支持スリット116の部分へ別体区画壁13F2の係合フラップ18Fを対応させた
状態で、係合スリット17Xと別体区画壁支持スリット116が嵌合するように別体区画
壁13F2を基体13Kに対し押し込む。これによって係合フラップ18Fが左右立壁1
3C、13D内の空間PPへ進入しつつ、別体区画壁13F2の下端が基体13Kの底壁
13Eに当接した状態となり、別体区画壁13F2の上端が左右立壁13C、13Dの上
面の高さ以下の高さ(好ましくは、別体区画壁13F2の上端が左右立壁13C、13D
の上面と同等またはそれよりも若干低い高さ)となる。これによって基体13Kに対して
別体区画壁13F2が安定した組み合わせ状態となり、前後立壁13A、13Bと左右立
壁13C、13Dとの間に、前後方向に略等間隔の収容室11が形成された主仕切り体1
3が形成される。
【0043】
なお、別体区画壁支持スリット116への別体区画壁13F2の挿入をし易くし、且つ
、挿入した状態を安定保持するために、各別体区画壁支持スリット116は、左右立壁1
3C、13Dの上面に位置する挿入開口幅(折り線L3、L4間に形成された部分の挿入
開口幅)は、左右立壁13C、13Dの内側壁のスリット幅よりも広く形成している。
【0044】
このように形成された主仕切り体13には、第1実施形態にて記載したことと同様に、
収容室11ごとに包装電源回路ユニット1Aまたは保護袋7に収容しないむき出しの電気
部品ユニット1が、背中合わせの収容状態となるように、電気部品ユニット1のそれぞれ
の取り付けフランジ6が、並行配置の電気部品ユニット支持スリット13Qへ上方から挿
入され、2個の電気部品ユニット1が収容室11ごとに収容保持される。この電気部品ユ
ニット1が保護袋7に収容した状態の包装電源回路ユニット1Aが収容室11ごとに収容
保持された状態を図11に示す。
【0045】
第1実施形態にて記載したことと同様に、包装電源回路ユニット1Aまたは保護袋7に
収容しないむき出しの電気部品ユニット1が、図11に示すように収容室11ごとに収容
保持された主仕切り体13は、複数段に積層した状態で外箱12内に収容される。外箱1
2は図3に示したものと同様に図7に示す形態である。この場合、第1実施形態にて記載
したことと同様に、外箱12内に収容された最下段の主仕切り体13は、その平坦状の底
壁13Eが外箱12の平坦状の内底面10Eに載置され、電気部品ユニット1を収容保持
された主仕切り体13の上に、図7に示すような段ボール製の平板状の仕切り板20を介
して、もう一つの主仕切り体13が積層される。なお、仕切り板20は、必ずしも介在さ
せなくてもよいので、省略することもできる。
【0046】
この場合、第1実施形態にて記載したことと同様に、各主仕切り体13は、その前後立
壁13A、13Bが外箱12の前後壁12A、12Bの内側面に沿い、左右立壁13C、
13Dが外箱12の左右側壁12C、12Dの内側面に沿う状態で、外箱12の上面開口
12Pから外箱12内に収容される。外箱12に積層された所定段数の主仕切り体13の
積層高さは、略外箱12の高さであり、図7に示すように3段重ねの場合は、その高さと
外箱12の高さが略同じ構成である。複数段重ねの主仕切り体13が外箱12内に収容さ
れた状態で、外箱12の上面開口10Pを前後左右の開閉蓋10A〜10Dによって塞ぎ
、必要に応じて開閉蓋10A〜10Dをテープ止めすることにより、所期の包装装置10
が完成する。
【0047】
[第3実施形態]
図12〜図16に基づき第3実施形態の構成を具体的に説明する。図12には包装装置
10の分解斜視図を示しており、第3実施形態に係る主仕切り体13は、左右立壁13C
、13Dにおいて前後立壁13A、13B間を前後方向に複数の収容室11に区画する区
画壁13Fが、主仕切り体13の底壁と一体形成の一体区画壁13F1と、別体形成の別
体区画壁13F2との組み合わせによって構成された形態の一つである。第3実施形態に
おいて第1実施形態及び第2実施形態と同様部分については同じ符号で示している。
【0048】
以下、第3実施形態に係る主仕切り体13の構成を具体的に説明する。第3実施形態に
係る主仕切り
13の完成状態を図15に示す。主仕切り体13の構成は、図14に示すように、主仕切
り体13の基体13K1の中央部の仕切りとして1個の別体区画壁13F2を取り付ける
構成である。基体13K1の形成は図13に示すように、一枚の平板状の段ボール板13
P2が用いられる。この段ボール板13P2が第1実施形態に係る段ボール板13Pと異
なるところは、6個の収容室11に区画する一体区画壁13F1のうちの中央部の区画壁
13F1に替わって、別体区画壁13F2が取り付けられる構成である。
【0049】
段ボール板13P2において、第1実施形態に係る段ボール板13Pと同じ構成箇所に
は段ボール板13Pと同じ符号を付しており、各折り線での折り曲げも段ボール板13P
と同じであるため、それに係る詳細な記載は第1実施形態に係る記載を援用することとし
てここでは省略する。また、別体区画壁13F2の左右両端部が挿入される別体区画壁支
持スリット116の形成については、第2実施形態に係る構成と同様であるため、第2実
施形態に係る記載を援用することとしてここでは省略する。また、別体区画壁13F2に
ついても、第2実施形態に係る構成と同様であるため、第2実施形態に係る記載を援用す
ることとしてここでは省略する。
【0050】
図13に示すように、第1実施形態に係る段ボール板13Pと同様に、前後立壁13A
、13Bと、左右立壁13C、13Dと、一体区画壁13F1が、それぞれ各折り線L1
〜L5の略直角の折り曲げによって、図14に示すように、主仕切り体13の基体13K
1が形成される。基体13K1は、6個の収容室11に区画する区画壁のうちの中央部の
区画壁を除いた形態であり、中央部の区画壁の取り付け用の別体区画壁支持スリット11
6が左右立壁13C、13Dに形成されている。
【0051】
このような構成において、図14に示すように、第2実施形態に係る説明と同様の順序
にて、基体13K1に対し別体区画壁支持スリット116へ別体区画壁13F2を取り付
けることにより、図15に示すように、左右立壁13C、13Dにおいて前後立壁13A
、13B間を前後方向に複数の収容室11に区画する区画壁13Fが、主仕切り体13の
底壁と一体形成の一体区画壁13F1と、別体形成の別体区画壁13F2との組み合わせ
によって構成された主仕切り体13が形成される。このように、別体区画壁13F2が存
在することによって、区画壁13Fが一体区画壁13F1のみで構成される場合に比して
、主仕切り体13の強度アップとなる。
【0052】
このように形成された主仕切り体13には、第1実施形態または第2実施形態にて記載
したことと同様に、収容室11ごとに包装電源回路ユニット1Aまたは保護袋7に収容し
ないむき出しの電気部品ユニット1が、背中合わせの収容状態となるように、電気部品ユ
ニット1のそれぞれの取り付けフランジ6が、並行配置の電気部品ユニット支持スリット
13Qへ上方から挿入され、2個の電気部品ユニット1が収容室11ごとに収容保持され
る。この電気部品ユニット1が保護袋7に収容した状態の包装電源回路ユニット1Aが収
容室11ごとに収容保持された状態を図16に示す。
【0053】
第1実施形態または第2実施形態にて記載したことと同様に、包装電源回路ユニット1
Aまたは保護袋7に収容しないむき出しの電気部品ユニット1が、収容室11ごとに収容
保持された主仕切り体13は、複数段に積層した状態で外箱12内に収容される。外箱1
2は図12に示す形態であり、これは図3に示す形態と同様である。この場合、第1実施
形態にて記載したことと同様に、外箱12内に収容された最下段の主仕切り体13は、そ
の平坦状の底壁13Eが外箱12の平坦状の内底面に載置され、電気部品ユニット1を収
容保持された主仕切り体13の上に、図12に示すような段ボール製の平板状の仕切り板
20を介して、もう一つの主仕切り体13が積層される。なお、仕切り板20は、必ずし
も介在させなくてもよいので、省略することもできる。
【0054】
この場合、第1実施形態にて記載したことと同様に、各主仕切り体13は、その前後立
壁13A、13Bが外箱12の前後壁12A、12Bの内側面に沿い、左右立壁13C、
13Dが外箱12の左右側壁12C、12Dの内側面に沿う状態で、外箱12の上面開口
12Pから外箱12内に収容される。外箱12に積層された所定段数の主仕切り体13の
積層高さは、略外箱12の高さであり、図12に示すように3段重ねの場合は、その高さ
と外箱12の高さが略同じ構成である。複数段重ねの主仕切り体13が外箱12内に収容
された状態で、外箱12の上面開口10Pを前後左右の開閉蓋10A〜10Dによって塞
ぎ、必要に応じて開閉蓋10A〜10Dをテープ止めすることにより、所期の包装装置1
0が完成する。
【0055】
[第4実施形態]
図17及び図18に基づき第4実施形態の構成を具体的に説明する。第4実施形態は、
第2実施形態または第3実施形態と同様に、主仕切り体13は、左右立壁13C、13D
において前後立壁13A、13B間を前後方向に複数の収容室11に区画する区画壁13
Fが、主仕切り体13の底壁と一体形成の一体区画壁13F1と、別体形成の別体区画壁
13F2との組み合わせによって構成された形態の一つであり、その中で第4実施形態の
主仕切り体13の構成は、図18に示すように、主仕切り体13の基体13K2に2個の
別体区画壁13F2を取り付ける構成である。
【0056】
基体13K2の形成は図17に示すように、一枚の平板状の段ボール板13P3が用い
られる。この段ボール板13P3が第1実施形態に係る段ボール板13Pと異なるところ
は、6個の収容室11に区画する一体区画壁13F1のうちの中央部の区画壁13F1の
前後両側の区画壁が、別体区画壁13F2で形成された構成である。
【0057】
段ボール板13P3において、第1実施形態に係る段ボール板13Pと同じ構成箇所に
は段ボール板13Pと同じ符号を付しており、各折り線での折り曲げも段ボール板13P
と同じであるため、それに係る詳細な記載は第1実施形態に係る記載を援用することとし
てここでは省略する。また、別体区画壁13F2の左右両端部が挿入される別体区画壁支
持スリット116の形成については、第2実施形態に係る構成と同様であるため、第2実
施形態に係る記載を援用することとしてここでは省略する。また、別体区画壁13F2に
ついても、第2実施形態に係る構成と同様であるため、第2実施形態に係る記載を援用す
ることとしてここでは省略する。
【0058】
図17に示す段ボール板13P3において、第1実施形態に係る段ボール板13Pと同
様に、前後立壁13A、13Bと、左右立壁13C、13Dと、一体区画壁13F1が、
それぞれ各折り線L1〜L5の略直角の折り曲げによって、図18に示すように、主仕切
り体13の基体13K2が形成される。基体13K2は、6個の収容室11に区画する5
個の区画壁のうち、中央部の区画壁の前後両側の区画壁が、別体区画壁13F2で形成さ
れ、その他の区画壁は、基体13K2の底壁と一体形成の一体区画壁13F1である。
【0059】
段ボール板13P3の折り曲げによって形成された基体13K2の左右立壁13C、1
3Dには、上記の二つの別体区画壁13F2の取り付け用の別体区画壁支持スリット11
6が、第2実施形態と同様に形成されており、図18に示すように、第2実施形態に係る
説明と同様の順序にて、基体13K2に対し別体区画壁支持スリット116へ別体区画壁
13F2を取り付けることにより、左右立壁13C、13Dにおいて前後立壁13A、1
3B間を前後方向に6個の収容室11に区画する区画壁13Fが、主仕切り体13の底壁
と一体形成の3個の一体区画壁13F1と、別体形成の2個の別体区画壁13F2との組
み合わせによって構成された主仕切り体13が形成される。このように、別体区画壁13
F2が存在することによって、区画壁13Fが一体区画壁13F1のみで構成される場合
に比して、主仕切り体13の強度アップとなる。
【0060】
このように形成された主仕切り体13には、第1実施形態乃至第3実施形態にて記載し
たことと同様に、収容室11ごとに包装電源回路ユニット1Aまたは保護袋7に収容しな
いむき出しの電気部品ユニット1が、背中合わせの収容状態となるように、電気部品ユニ
ット1のそれぞれの取り付けフランジ6が、並行配置の電気部品ユニット支持スリット1
3Qへ上方から挿入され、2個の電気部品ユニット1が収容室11ごとに収容保持される

【0061】
第1実施形態乃至第3実施形態にて記載したことと同様に、包装電源回路ユニット1A
または保護袋7に収容しないむき出しの電気部品ユニット1が、収容室11ごとに収容保
持された主仕切り体13は、複数段に積層した状態で外箱12内に収容される。外箱12
は図12に示す形態であり、これは図3に示す形態と同様である。この場合、第1実施形
態にて記載したことと同様に、外箱12内に収容された最下段の主仕切り体13は、その
平坦状の底壁13Eが外箱12の平坦状の内底面に載置され、電気部品ユニット1を収容
保持された主仕切り体13の上に、図3または図12に示すような段ボール製の平板状の
仕切り板20を介して、もう一つの主仕切り体13が積層される。なお、仕切り板20は
、必ずしも介在させなくてもよいので、省略することもできる。
【0062】
この場合、第1実施形態乃至第3実施形態にて記載したことと同様に、各主仕切り体1
3は、その前後立壁13A、13Bが外箱12の前後壁12A、12Bの内側面に沿い、
左右立壁13C、13Dが外箱12の左右側壁12C、12Dの内側面に沿う状態で、外
箱12の上面開口12Pから外箱12内に収容される。外箱12に積層された所定段数の
主仕切り体13の積層高さは、略外箱12の高さであり、図3または図12に示すように
3段重ねの場合は、その高さと外箱12の高さが略同じ構成である。複数段重ねの主仕切
り体13が外箱12内に収容された状態で、外箱12の上面開口10Pを前後左右の開閉
蓋10A〜10Dによって塞ぎ、必要に応じて開閉蓋10A〜10Dをテープ止めするこ
とにより、所期の包装装置10が完成する。
【0063】
[第5実施形態]
図19及び図20に基づき第5実施形態の構成を具体的に説明する。第5実施形態は、
第1実施形態乃至第4実施形態と同様に、主仕切り体13は、左右立壁13C、13Dに
おいて前後立壁13A、13B間を前後方向に複数の収容室11に区画する区画壁13F
が、主仕切り体13の底壁と一体形成の一体区画壁13F1と、別体形成の別体区画壁1
3F2との組み合わせによって構成された形態の一つであり、その中で第5実施形態の主
仕切り体13の構成は、図20に示すように、主仕切り体13の基体13K2に3個の別
体区画壁13F2を取り付ける構成である。
【0064】
基体13K2の形成は図19に示すように、一枚の平板状の段ボール板13P4が用い
られる。この段ボール板13P4が第1実施形態に係る段ボール板13Pと異なるところ
は、6個の収容室11に区画する一体区画壁13F1のうちの2個が一体区画壁13F1
であり、残りの3個の区画壁が、別体区画壁13F2で形成された構成である。図19に
は、前後方向で交互に一体区画壁13F1と別体区画壁13F2が配置された形態を示し
ている。
【0065】
段ボール板13P4において、第1実施形態に係る段ボール板13Pと同じ構成箇所に
は段ボール板13Pと同じ符号を付しており、各折り線での折り曲げも段ボール板13P
と同じであるため、それに係る詳細な記載は第1実施形態に係る記載を援用することとし
てここでは省略する。また、別体区画壁13F2の左右両端部が挿入される別体区画壁支
持スリット116の形成については、第2実施形態に係る構成と同様であるため、第2実
施形態に係る記載を援用することとしてここでは省略する。また、別体区画壁13F2に
ついても、第2実施形態に係る構成と同様であるため、第2実施形態に係る記載を援用す
ることとしてここでは省略する。
【0066】
図19に示す段ボール板13P4において、第1実施形態に係る段ボール板13Pと同
様に、前後立壁13A、13Bと、左右立壁13C、13Dと、一体区画壁13F1が、
それぞれ各折り線L1〜L5の略直角の折り曲げによって、図20に示すように、主仕切
り体13の基体13K3が形成される。基体13K3は、6個の収容室11に区画する5
個の区画壁は、前後方向で交互に2個の一体区画壁13F1と3個の別体区画壁13F2
が配置された形態である。
【0067】
段ボール板13P4の折り曲げによって形成された基体13K3の左右立壁13C、1
3Dには、上記の3個の別体区画壁13F2の取り付け用の別体区画壁支持スリット11
6が、第2実施形態と同様に形成されており、図20に示すように、第2実施形態に係る
説明と同様の順序にて、一体区画壁13F1が形成された基体13K2に対し、別体区画
壁支持スリット116へ別体区画壁13F2を取り付けることにより、左右立壁13C、
13Dにおいて前後立壁13A、13B間を前後方向に6個の収容室11に区画する区画
壁13Fが、主仕切り体13の底壁と一体形成の2個の一体区画壁13F1と、別体形成
の3個の別体区画壁13F2との組み合わせによって構成された主仕切り体13が形成さ
れる。このように、別体区画壁13F2が存在することによって、区画壁13Fが一体区
画壁13F1のみで構成される場合に比して、主仕切り体13の強度アップとなる。
【0068】
このように形成された主仕切り体13には、第1実施形態乃至第4実施形態にて記載し
たことと同様に、収容室11ごとに包装電源回路ユニット1Aまたは保護袋7に収容しな
いむき出しの電気部品ユニット1が、背中合わせの収容状態となるように、電気部品ユニ
ット1のそれぞれの取り付けフランジ6が、並行配置の電気部品ユニット支持スリット1
3Qへ上方から挿入され、2個の電気部品ユニット1が収容室11ごとに収容保持される

【0069】
第1実施形態乃至第4実施形態にて記載したことと同様に、包装電源回路ユニット1A
または保護袋7に収容しないむき出しの電気部品ユニット1が、収容室11ごとに収容保
持された主仕切り体13は、複数段に積層した状態で外箱12内に収容される。外箱12
は図3または図12に示す形態と同様である。この場合、第1実施形態にて記載したこと
と同様に、外箱12内に収容された最下段の主仕切り体13は、その平坦状の底壁13E
が外箱12の平坦状の内底面に載置され、電気部品ユニット1を収容保持された主仕切り
体13の上に、図3または図12に示すような段ボール製の平板状の仕切り板20を介し
て、もう一つの主仕切り体13が積層される。なお、仕切り板20は、必ずしも介在させ
なくてもよいので、省略することもできる。
【0070】
この場合、第1実施形態乃至第4実施形態にて記載したことと同様に、各主仕切り体1
3は、その前後立壁13A、13Bが外箱12の前後壁12A、12Bの内側面に沿い、
左右立壁13C、13Dが外箱12の左右側壁12C、12Dの内側面に沿う状態で、外
箱12の上面開口12Pから外箱12内に収容される。外箱12に積層された所定段数の
主仕切り体13の積層高さは、略外箱12の高さであり、図3または図12に示すように
3段重ねの場合は、その高さと外箱12の高さが略同じ構成である。複数段重ねの主仕切
り体13が外箱12内に収容された状態で、外箱12の上面開口10Pを前後左右の開閉
蓋10A〜10Dによって塞ぎ、必要に応じて開閉蓋10A〜10Dをテープ止めするこ
とにより、所期の包装装置10が完成する。
【産業上の利用可能性】
【0071】
本発明は、電気回路部品が取り付けられたプリント配線基板が保護ケースに収容された
電気部品ユニットの梱包装置として、上記実施例に示した図示の形態に限らず、本発明の
技術範囲において、種々の構成を包含するものである。
【符号の説明】
【0072】
1・・・・・電気部品ユニット(電源回路ユニット)
1A・・・・包装電源回路ユニット
2・・・・・プリント配線基板
3・・・・・発光表示部
4・・・・・端子部
5・・・・・外装ケース
6・・・・・取り付けフランジ
7・・・・・保護袋
10・・・・包装装置
10A〜10D・・・外箱の開閉蓋
10E・・・外箱の内底面
11・・・・収容室
12・・・・外箱
12A、12B・・・外箱の前後壁
12C、12D・・・外箱の左右側壁
13・・・・主仕切り体
13A、13B・・・前後立壁
13C、13D・・・左右立壁
13E・・・底壁
13F・・・区画壁
13F1・・一体区画壁
13F2・・別体区画壁
13K・・・基体
13K1・・基体
13K2・・基体
13K3・・基体
13P・・・段ボール板
13P1・・段ボール板
13P2・・段ボール板
13P3・・段ボール板
13P4・・段ボール板
13Q・・・スリット
13X、13Y・・・スリット
16・・・・一体区画壁支持スリット
116・・・別体区画壁支持スリット
17X・・・係合スリット
20・・・・平板状の仕切り板

【特許請求の範囲】
【請求項1】
電気回路部品が取り付けられたプリント配線基板が所定の外装ケースに収容された電気
部品ユニットと、複数の区画された収容室が形成された段ボール製の包装箱を備え、前記
電気部品ユニットは外部側方に突出した取り付けフランジを備え、前記包装箱は、上面開
口を塞ぐ開閉蓋付きの立体形状の外箱と、前記外箱内を複数の収容室に区画するよう前記
外箱内に収容される主仕切り体を備え、
前記主仕切り体は、平坦状の底壁と、前記底壁の左右側に前記外箱の左右内側面に沿う
二重壁の左右立壁と、前記底壁の前後側に前記外箱の前後内側面に沿う前後立壁とが段ボ
ールの折り曲げにて一体形成され、前記底壁に、前記前後立壁間を前後方向に複数の収容
室に区画するよう前記底壁から折り曲げにて立ち上がる一体区画壁を備え、前記左右立壁
の二重壁の内側壁には、前記一体区画壁の左右両端部が挿入される一体区画壁支持スリッ
トと、前記収容室ごとに前記電気部品ユニットが背中合わせの収容状態となるように前記
電気部品ユニットのそれぞれの前記取り付けフランジが上方から挿入される並行配置の電
気部品ユニット支持スリットが形成されたことを特徴とする電気部品ユニットの包装装置

【請求項2】
電気回路部品が取り付けられたプリント配線基板が所定の外装ケースに収容された電気
部品ユニットと、複数の区画された収容室が形成された段ボール製の包装箱を備え、前記
電気部品ユニットは外部側方に突出した取り付けフランジを備え、前記包装箱は、上面開
口を塞ぐ開閉蓋付きの立体形状の外箱と、前記外箱内を複数の収容室に区画するよう前記
外箱内に収容される主仕切り体を備え、
前記主仕切り体は、平坦状の底壁と、前記底壁の左右側に前記外箱の左右内側面に沿う
二重壁の左右立壁と、前記底壁の前後側に前記外箱の前後内側面に沿う前後立壁とが段ボ
ールの折り曲げにて一体形成され、前記前後立壁間を前後方向に複数の収容室に区画する
別体区画壁を備え、
前記左右立壁の二重壁の内側壁には、前記収容室ごとに前記電気部品ユニットが背中合
わせの収容状態となるように前記電気部品ユニットのそれぞれの前記取り付けフランジが
上方から挿入される並行配置の電気部品ユニット支持スリットと、前記別体区画壁の左右
両端部が上方から挿入支持される別体区画壁支持スリットとが形成されたことを特徴とす
る電気部品ユニットの包装装置。
【請求項3】
電気回路部品が取り付けられたプリント配線基板が所定の外装ケースに収容された電気
部品ユニットと、複数の区画された収容室が形成された段ボール製の包装箱を備え、前記
電気部品ユニットは外部側方に突出した取り付けフランジを備え、前記包装箱は、上面開
口を塞ぐ開閉蓋付きの立体形状の外箱と、前記外箱内を複数の収容室に区画するよう前記
外箱内に収容される主仕切り体を備え、
前記主仕切り体は、平坦状の底壁と、前記底壁の左右側に前記外箱の左右内側面に沿う
二重壁の左右立壁と、前記底壁の前後側に前記外箱の前後内側面に沿う前後立壁とが段ボ
ールの折り曲げにて一体形成され、
前記収容室は、左右両端部が前記左右立壁に所定間隔で支持される別体区画壁と、前記
底壁から折り曲げにて立ち上がる一体区画壁の組み合わせによって区画形成され、
前記左右立壁の二重壁の内側壁には、前記一体区画壁の左右両端部が挿入される一体区
画壁支持スリットと、前記収容室ごとに前記電気部品ユニットが背中合わせの収容状態と
なるように前記電気部品ユニットのそれぞれの前記取り付けフランジが上方から挿入され
る並行配置の電気部品ユニット支持スリットと、前記別体区画壁の左右両端部が上方から
挿入される別体区画壁支持スリットとが形成されたことを特徴とする電気部品ユニットの
包装装置。
【請求項4】
前記電気部品ユニットは、表側に電気部品が取り付けられ裏側に突出した端子部を備え
たプリント基板が前記取り付けフランジを備えた外装ケースに保持されて可撓性の透明な
帯電防止用の保護袋に収容された形態であり、前記電気部品ユニット支持スリットは前記
保護袋の左右端部が前記取り付けフランジと共に上方から挿入されるように前記左右立壁
の二重壁の上面に開口したことを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の電気部品
ユニットの包装装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【図17】
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【図18】
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【図19】
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【図20】
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【公開番号】特開2012−153408(P2012−153408A)
【公開日】平成24年8月16日(2012.8.16)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−15025(P2011−15025)
【出願日】平成23年1月27日(2011.1.27)
【出願人】(000001889)三洋電機株式会社 (18,308)
【出願人】(302071092)テガ三洋工業株式会社 (244)
【Fターム(参考)】