説明

露光ヘッド、画像形成装置

【課題】発光素子を形成した基板において、発光素子の外側に封止領域を配した基板を潜像担持体の長手方向に並べた場合、異なる基板上に配された発光素子の間隔は封止領域の幅よりも狭めることができず、発光素子の像を潜像担持体の長手方向に自由に形成することができない。
【解決手段】第1の方向および第1の方向に対して傾斜する第2の方向に二次元に発光素子が配された第1および第2の発光素子基板と、発光素子からの光を結像する結像光学系を備える結像ユニットと、を備えた露光ヘッドで、第1の発光素子基板の第1の端面が第1の方向に伸びており、第2の端面が第1の端面と90°と異なる方向に伸びているとともに、第2の発光素子基板の第1の端面が第1の方向に延伸しており、第2の端面が第1の端面と90°と異なる方向に延伸している。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、発光素子からの光を結像光学系により投影する露光ヘッド及び該露光ヘッドを用いた画像形成装置に関するものである。
【背景技術】
【0002】
発光素子からの光を潜像担持体表面に投影して露光する露光ヘッドが従来知られており、発光素子として有機EL(Electroluminescence)素子を用いた露光ヘッドが提案されている。特に特許文献1に記載の露光ヘッドでは、支持部材によって支持された有機EL基板上に二次元的に有機EL素子群を配すると共に、有機EL素子群の各々に対応する結像光学系を配している。そして、有機EL素子群の各々からの光を対応する結像光学系によって投影し、潜像担持体表面にスポットを形成する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2009−226710号公報
【特許文献2】特開2010−89299号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上述のような露光ヘッドに用いられる有機EL基板は1枚の長尺な長方形状体であり、1つの露光ヘッドに対して1つの有機EL基板が対応する。従って、発光基板上に形成された有機EL素子において非点灯などの欠陥が発生した場合、その欠陥が1素子であっても該有機EL基板は欠陥品となるため、有機EL基板の歩留まり向上に課題があった。
そこで、前記歩留まりを改善するために支持部材上に複数の有機EL基板を配する場合が考えられる。つまり、有機EL基板を支持部材の長手方向に配して露光ヘッドに用いることで、組み立て時に該露光ヘッドに含まれる有機EL素子において欠陥が発生した場合でも、欠陥となった有機EL素子を含む有機EL基板のみを交換すればよく、欠陥となった有機EL素子を含まない有機EL基板はそのまま用いることができるため、有機EL基板の歩留まりを改善できる。
【0005】
しかしながら、複数の有機EL基板を支持部材上に配した露光ヘッドは、次のような課題があった。つまり、有機EL基板上に配した有機EL素子は湿度に対して脆弱であるため、特許文献2に記載の通り、封止部材を用いて有機EL素子を封止し、有機EL素子の劣化を抑制する必要がある。このとき、有機EL基板上、有機EL素子の外周に有機EL基板と封止部材との接合部を設け、有機EL素子を空気から遮断する。
【0006】
有機EL素子の外周に封止部材との接合部を設けた有機EL基板を支持部材の長手方向に配して長尺化を図った場合、図9に示すような有機EL基板291A、291Bにおいて、有機EL基板291A上に配され、有機EL基板291Bに最も近い有機EL素子E,a12と、有機EL基板291B上に配され、有機EL基板291Aに最も近いE,b1との距離d1は、有機EL基板と封止部材との接合部の幅d2以上となる。つまり、露光ヘッドの長手方向にスポットを潜像担持体表面に等間隔に形成するためには、露光ヘッドの長手方向において隣接する有機EL素子間の距離d1を、有機EL基板と封止部材との接合部の幅d2以上としなければならず、露光ヘッドの解像度は有機EL基板と封止部材との接合部の幅d2により定まってしまう。結果として、有機EL基板と封止部材との接合部の幅によらない高解像度化が困難であった。
【0007】
この発明は上記課題に鑑みてなされたものであり、有機EL素子を二次元的に配した有機EL基板を用いた露光ヘッドにおいて、有機EL基板の歩留まり向上及び高解像度化の技術を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
この発明にかかる露光ヘッドは、上記目的を達成するために、第1の方向及び第1の方向に対して傾斜する第2の方向に配設された発光素子、及び発光素子を封止する封止部材、封止部材と接合されるとともに第1の方向に延伸する第1の端面と第1の端面と90°と異なる角度θ1(θ1<90°)で接する第2の端面とで構成された基板を備える第1の発光素子基板と、第1の発光素子基板の第1の方向に配設されて、第1の方向及び第2の方向に配設された発光素子、及び発光素子を封止する封止部材、封止部材と接合されるとともに第1の方向に延伸する第1の端面と第1の端面と90°と異なる角度θ2(θ2<90°)で接する第2の端面とで構成された基板を備える第2の発光素子基板と、第1の発光素子基板に配設された発光素子からの光を結像する光学倍率が負の結像部及び第2の発光素子基板に配設された発光素子からの光を結像する光学倍率が負の結像部を備える結像ユニットとを備える。
【0009】
また、この発明にかかる画像形成装置は、上記目的を達成するために、潜像が形成される潜像担持体と、第1の方向及び第1の方向に対して傾斜する第2の方向に配設された発光素子、及び発光素子を封止する封止部材、封止部材と接合されるとともに第1の方向に延伸する第1の端面と第1の端面と90°と異なる角度θ1(θ1<90°)で接する第2の端面とで構成された基板を備える第1の発光素子基板と、第1の発光素子基板の第1の方向に配設されて、第1の方向及び第2の方向に配設された発光素子、及び発光素子を封止する封止部材、封止部材と接合されるとともに第1の方向に延伸する第1の端面と第1の端面と90°と異なる角度θ2(θ2<90°)で接する第2の端面とで構成された基板を備える第2の発光素子基板と、第1の発光素子基板に配設された発光素子からの光を結像する光学倍率が負の結像部及び第2の発光素子基板に配設された発光素子からの光を結像する光学倍率が負の結像部を備える結像ユニットと、を備えて潜像担持体を露光して潜像を形成する露光部と、露光部で潜像担持体に形成された潜像を現像する現像部とを有する。
【0010】
また、第1の発光素子基板と封止部材の接合部は、第1の発光素子基板の第2の端面と平行もしくは略平行に配する。
【0011】
また、第1の発光素子基板に配設された発光素子からの光を結像する結像部は、第1の結像光学系及び第1の結像光学系の第2の方向に配設された第2の結像光学系を有してもよく、第1の結像光学系で結像される複数の発光素子の幾何重心と第2の結像光学系で結像される複数の発光素子の幾何重心とを結ぶ第1仮想線と第1の方向に平行な第2仮想線とが交差したときになす角度θ3(θ≦90°)は、角度θ1と等しいか略等しくしてもよい。
【0012】
また、結像部は、第2の結像光学系の第2の方向に配設された第3の結像光学系を有してもよく、第1の結像光学系で結像される複数の発光素子の幾何重心と第3の結像光学系で結像される複数の発光素子の幾何重心とを結ぶ第3仮想線と第2仮想線とが交差したときになす角度θ4(θ≦90°)は、角度θ1と等しいか略等しくする。
【0013】
また、露光ヘッドは、発光素子からの光を第1の結像光学系に通過させるとともに第2の結像光学系に通過することを防ぐ遮光部材を有する。
【0014】
また、角度θ1と角度θ2は、177°≦θ1+(180−θ2)≦183°の関係を有する。
【0015】
本発明の実施様態によれば、長手方向に隣接する2つの発光素子間に接合部がある場合でも、前記2つの発光素子間の長手方向における距離を任意に定めることが可能となる。その結果、被露光面上に任意の解像度で主走査方向に等間隔のスポットを形成することができ、露光ヘッドの高解像度化が可能となる。
【0016】
また、本発明の構成によれば、発光素子基板の配設において第2の端面が第1の方向に延伸しているように配設すればよく、発光素子基板の位置決めが容易となる。
【0017】
また、結像光学系の位置決めに第2の端面を用いることができ、露光ヘッドの組立が容易となる。
【0018】
また、各々の結像光学系の有効領域を狭めることができ、結像光学系の収差を抑制することができることから、均一なスポット形成が可能となる。
【0019】
また、発光素子からの光が対応しない結像光学系に入射することを防ぎ、被露光面において本来のスポット位置と異なった位置に潜像を形成することを防ぐことが可能となる。
【0020】
また、簡便に発光素子基板の位置決めを行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【0021】
【図1】本発明にかかる画像形成装置の全体構成を示す概略図である。
【図2】図1に示す画像形成装置の電気的構成を示すブロック図である。
【図3】本発明を適用可能な露光ヘッドの第1実施形態を示す平面図である。
【図4】本発明を適用可能な露光ヘッドの第1実施形態を示す部分側面図である。
【図5】本発明を適用可能な露光ヘッドの第1実施形態を示す部分平面拡大図である。
【図6】本発明を適用可能な露光ヘッドの第2実施形態を示す平面図である。
【図7】本発明を適用可能な露光ヘッドの第2実施形態を示す部分側面図である。
【図8】本発明を適用可能な露光ヘッドの第2実施形態を示す部分平面拡大図である。
【図9】従来の有機EL基板を用いた露光ヘッドの概略を示す平面図である。
【発明を実施するための形態】
【0022】
画像形成装置の構成
図1は本発明にかかる画像形成装置の構成を示す概略図である。また、図2は図1の画像形成装置の電気的構成を示すブロック図である。この画像形成装置は、互いに異なる色の画像を形成する4個の画像形成ステーション2Y(イエロー用)、2M(マゼンタ用)、2C(シアン用)および2K(ブラック用)を備え、ブラック(K)、シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)の4色のトナーを重ね合わせてカラー画像を形成するカラーモードと、ブラック(K)のトナーのみを用いて画像を形成するモノクロモードとを選択的に実行可能となっている。
【0023】
この画像形成装置では、図示しないホストコンピューターなどの外部装置から画像形成指令がCPUやメモリーなどを有するメインコントローラーMCに与えられると、このメインコントローラーMCはエンジンコントローラーECに制御信号を与えるとともに画像形成指令に対応するビデオデータVDをヘッドコントローラーHCに与える。このとき、メインコントローラーMCは、ヘッドコントローラーHCから水平リクエスト信号HREQを受け取る毎に、主走査方向MDに1ライン分のビデオデータVDをヘッドコントローラーHCに与える。また、ヘッドコントローラーHCは、メインコントローラーMCからのビデオデータVDとエンジンコントローラーECからの垂直同期信号Vsyncおよびパラメーター値とに基づき、各色の画像形成ステーション2Y、2M、2C、2Kそれぞれの露光ヘッド29を制御する。これによって、エンジン部ENGが所定の画像形成動作を実行し、複写紙、転写紙、用紙およびOHP用透明シートなどのシート状の記録媒体RMに画像形成指令に対応する画像を形成する。露光ヘッド29の構成については、後に詳述する。
【0024】
各画像形成ステーション2Y、2M、2Cおよび2Kは、トナー色を除けばいずれも同じ構造および機能を有している。そこで、図1では、図示の便宜上画像形成ステーション2Cを構成する各部品にのみ符号を付し、他の画像形成ステーション2Y、2Mおよび2Kに付すべき符号については記載を省略する。また、以下の説明では、図1に付した符号を参照して画像形成ステーション2Cの構造および動作を説明するが、他の画像形成ステーション2Y、2Mおよび2Kの構造および動作も、トナー色が異なることを除けば同じである。
【0025】
画像形成ステーション2Cには、シアン色のトナー像がその表面に形成される感光体ドラム21が設けられている。感光体ドラム21はその回転軸が主走査方向MD(図1の紙面に対して垂直な方向)に平行もしくは略平行となるように専用の駆動モーターに接続されており、図1中矢印D21の方向に所定速度で回転駆動される。これにより感光体ドラム21の表面が、主走査方向MDに直交もしくは略直交する副走査方向SDに移動することとなる。
【0026】
また、感光体ドラム21の周囲には、感光体ドラム21表面を所定の電位に帯電させる帯電器22、感光体ドラム21表面を画像信号に応じて露光することで静電潜像を形成する露光ヘッド29、該静電潜像をトナー像として顕像化する現像器24、第1スクイーズ部25、第2スクイーズ部26、転写後の感光体ドラム21の表面をクリーニングするクリーニングユニットが、感光体ドラム21の回転方向D21(図1では、時計回り)に沿って配されている。
【0027】
この実施形態では、帯電器22は2つのコロナ帯電器221、222で構成されており、感光体ドラム21の回転方向D21においてコロナ帯電器221がコロナ帯電器222に対して上流側に配置されており、2つのコロナ帯電器221、222により2段階で帯電されるように構成されている。各コロナ帯電器221、222は同一構成であり、感光体ドラム21の表面に接触しないものであり、スコロトロン帯電器である。
【0028】
そして、コロナ帯電器221、222により帯電された感光体ドラム21表面に対して、露光ヘッド29がビデオデータVDに基づいて静電潜像を形成する。つまり、ヘッドコントローラーHCが露光ヘッド29にビデオデータVDを送信すると、このビデオデータVDに応じた駆動信号の供給を受けて、駆動回路DCが各発光素子Eを発光させる。これにより、感光体ドラム21表面が露光されて、画像信号に対応した静電潜像が形成される。
【0029】
現像器24は、その表面にトナーが担持する現像ローラー241を有する。この実施形態ではトナー及びキャリア液を含む液体現像剤を用いている。そして、現像ローラー241と電気的に接続された現像バイアス発生部(図示省略)から現像ローラー241に印加される現像バイアスによって、トナーが現像ローラー241から感光体ドラム21に移動して露光ヘッド29により形成された静電画像が顕在化される。
【0030】
また、この現像ローラー241に対して液体現像剤を供給するためにアニロックスローラーが設けられており、アニロックスローラーを介して現像剤貯留部から現像ローラー241へ液体現像剤が供給される。このようにアニロックスローラーは現像ローラー241に対して液体現像剤を供給する機能を有する。また、アニロックスローラーは現像用モーターに接続されて回転する。
【0031】
また、現像器24では、この現像ローラー241の回転方向において現像位置の上流側直前にトナーチャージコロナ発生器242が現像ローラー241に対向して配置されている。このトナーチャージコロナ発生器242は現像ローラー241の表面に担持された液体現像剤中のトナーの帯電量を増加させる電界印加手段であり、定電流電源で構成されたトナーチャージ発生部(図示省略)と電気的に接続されている。そして、トナーチャージコロナ発生器242に対してトナーチャージバイアスが与えられると、現像ローラー241によって搬送される液体現像剤のトナーに対して、このトナー圧縮コロナ発生器242と近接する位置で電界が印加され、トナーへの帯電が施される。なお、このトナー帯電には、電解印加によるコロナ放電に代えて、接触して帯電させるコンパクションローラーを用いてもよい。
【0032】
感光体ドラム21の回転方向D21において現像位置の下流側に、第1スクイーズ部25が配置されるとともに、さらに第1スクイーズ部25の下流側に第2スクイーズ部26が配置されている。これらのスクイーズ部25、26にはスクイーズローラー251、261がそれぞれ設けられている。そして、スクイーズローラー251が第1スクイーズ位置で感光体ドラム21の表面と当接しながらメインモーターからの回転駆動力を受けて回転してトナー像の余剰現像剤を除去する。また、感光体ドラム21の回転方向D21において第1スクイーズ位置の下流側の第2スクイーズ位置でスクイーズローラー261が感光体ドラム21の表面と当接しながらメインモーターからの回転駆動力を受けて回転してトナー像の余剰液体キャリアやカブリトナーを除去する。また、本実施形態ではスクイーズ効率を高めるために、スクイーズローラー251、261に対して図示省略するスクイーズバイアス発生部(定電圧電源)が電気的に接続されており、適当なタイミングでスクイーズバイアスが印加されるように構成されている。なお、本実施形態では2つのスクイーズ部25、26を設けているが、スクイーズ部の個数や配置などはこれに限定されるものではなく、例えば1個のスクイーズ部を配置してもよい。
【0033】
これらのスクイーズ位置を通過してきたトナー像は転写部3の中間転写体31に1次転写される。この中間転写体31は、その表面、より詳しくはその外周面にトナー像を一時的に担持可能な像担持体としての無端状ベルトであり、複数のローラー32、33、34、35および36に掛け渡されている。これらのうちローラー32はメインモーターに連結されて、中間転写体31を図9の矢印方向D31に周回駆動するベルト駆動ローラーとして機能している。なお、本実施形態では、記録紙RMとの密着性を高めて記録紙RMへのトナー像の転写性を高めるために、中間転写体31に弾性層を設けるように構成されている。
【0034】
ここで、中間転写体31を掛け渡されたローラー32ないし36のうち、メインモーターにより駆動されるのは上記したベルト駆動ローラー32のみであり、他のローラー33ないし36は駆動源を有しない従動ローラーである。また、ベルト駆動ローラー32は、ベルト移動方向D31において一次転写位置TR1の下流側、かつ後述する二次転写位置TR2の上流側で中間転写体31を巻き掛けている。
【0035】
転写部3は一次転写バックアップローラー37を有しており、一次転写バックアップローラー37は中間転写体31を挟んで感光体ドラム21と対向して配設されている。感光体ドラム21と中間転写体31とが当接する一次転写位置TR1では、感光体ドラム21の外周面が中間転写体31と当接して一次転写ニップ部NP1cを形成している。そして、感光体ドラム21上のトナー像が中間転写体31の外周面(一次転写位置TR1において下面)に転写される。こうして画像形成ステーション2Cにより形成されたシアン色のトナー像が中間転写体31に転写される。同様に、他の画像形成ステーション2Y、2Mおよび2Kでもトナー像の転写が実行されることで、各色のトナー像が中間転写体31上に順次重ね合わされ、フルカラーのトナー像が形成される。一方、モノクロトナー像が形成される際には、ブラック色に対応した画像形成ステーション2Kのみにおいて、中間転写体31へのトナー像転写が行われる。
【0036】
こうして中間転写体31に転写されたトナー像は、ベルト駆動ローラー32への巻き掛け位置を経由して二次転写位置TR2に搬送される。この二次転写位置TR2では、中間転写体31を巻き掛けたローラー34に対して二次転写部4の二次転写ローラー42が中間転写体31を挟んで対向配置されており、中間転写体31表面と転写ローラー42表面とが互いに当接して二次転写ニップ部NP2を形成している。すなわち、ローラー34は二次転写バックアップローラーとして機能している。バックアップローラー34の回転軸は、例えばバネのような弾性部材である押圧部345によって弾性的に、かつ中間転写体31に対して近接・離間移動自在に支持されている。
【0037】
二次転写位置TR2においては、中間転写体31上に形成された単色あるいは複数色のトナー像が、一対のゲートローラー51から搬送経路PTに沿って搬送される記録媒体RMに転写される。また、トナー像が二次転写された記録媒体RMは、二次転写ローラー42から搬送経路PT上に設けられた定着ユニット7へ送出される。定着ユニット7では、記録媒体RMに転写されたトナー像に熱や圧力などが加えられて記録媒体RMへのトナー像の定着が行われる。こうして、記録媒体RMに所望の画像を形成することができる。
【0038】
ここで、露光ヘッド29について詳述する。
【0039】
第1実施形態
図3から図5は、本発明を適用可能な露光ヘッドの第1実施形態を示す図である。特に、図3は露光ヘッド29の平面図であり、図4は露光ヘッド29の部分側面図であり、図56は露光ヘッド29の部分平面拡大図である。この露光ヘッド29は、発光素子Eからの光をレンズLS1、LS2で結像して、感光体ドラム表面等の被露光面ESにスポットSPを形成するものであり、主走査方向MDに対応する長手方向LGDに長尺で、副走査方向SDに対応する幅方向LTDに短尺な全体構成を備える。そこで、図3から図5および以下の図面では必要に応じて、露光ヘッド29の長手方向LGDおよび幅方向LTDを示す。また、レンズLS1、LS2の光軸方向Doaについても、図3から図5および以下の図面で適宜示すものとする。ここで、光軸方向Doaは、レンズLS1、LS2の光軸OAに平行であって、発光素子Eが光を射出する方向とする。なお、これらの方向LGD、LTD、Doaは互いに直交もしくは略直交している。
【0040】
また、被露光面ESの主走査方向MDは露光ヘッド29の長手方向LGDに平行もしくは略平行であり、被露光面ESの副走査方向SDは露光ヘッド29の幅方向LTDに平行もしくは略平行である。そこで、必要に応じて、長手方向LGD・幅方向LTDと一緒に、主走査方向MD・副走査方向SDも図示することとする。
【0041】
露光ヘッド29は、透光性の有機EL基板291上に半導体プロセスによって形成された発光素子Eと、有機EL基板を封止する封止部材292と、有機EL基板291および封止部材292を支持する支持部材293と、発光素子Eからの光を結像するレンズLS1、LS2により構成されている。
【0042】
図3に示すように、複数の有機EL基板291のそれぞれでは、複数の発光素子Eを長手方向LGDに2行千鳥で配することで1つの発光素子群EGが構成されており、さらに1つの有機EL基板291上には複数(図3では10個)の発光素子群EGを長手方向LGDに2行千鳥状に配している。また、有機EL基板291上、複数の発光素子群EGの外縁部には、有機EL基板291と封止部材292との接合部が、有機EL基板291の四辺に沿って設けられている(図3斜線部)。
【0043】
この有機EL基板291は支持部材293上の一主面上において長手方向LGDに配され、露光ヘッドの長尺化が図られている。また、有機EL基板291は支持部材293の表面に図示しない配線によりボンディングされている。
【0044】
さらに、有機EL基板291の光軸方向Doa側には、レンズLS1、LS2により構成される結像光学系が配される。レンズLS1、LS2の具体的な構成は特に限定はされず既知の構成を採用できるが、例えば、図4に示すように1枚の長尺なガラス基板の上にレンズを樹脂で複数形成したレンズアレイを用いることができる。このとき図4に示すように、レンズアレイ294、295上に各々配された複数のレンズLS1、LS2は、光軸方向Doaにおいて複数の発光素子群EGに各々対向し、発光素子群EGの幾何重心と、該発光素子群に対応するレンズLS1、LS2により構成される結像光学系の光軸OAとが一致するように形成されたものが好適である。
【0045】
なお、図4では、光軸OAはレンズLS1、レンズLS2により構成される結像光学系について、破線LBおよびスポットSPはレンズLS1、レンズLS2に入射する光を示している。
【0046】
本実施形態において、各レンズLS1、LS2は発光素子群EGに対して凸であり、径3.4[mm]の円形状を有するとともに、図4に示すようにレンズLS1、LS2で構成される結像光学系は−(h2/h1)倍の結像倍率で被露光面ES上にスポットSPを形成するものであり、反転等倍の結像特性を有している。ここで、h1はレンズLS1、LS2で結像される1つの発光素子群EGの長手方向LGDの幅であり、h2はレンズLS1、LS2で被露光面に形成された潜像の長手方向LGDの幅である。このときh1=2.0[mm]、h2=2.0[mm]、図5に示す結像光学系の結像倍率は−(2.0[mm]/2.0[mm])=−1倍である。
【0047】
つまり、図4に示すように、支持部材293、封止部材292、発光素子群EG、有機EL基板291、レンズLS1およびレンズLS2は光軸方向Doaにこの順番で並ぶ。そして、破線LBに示されるように、発光素子群EGの各発光素子Eからの光は、有機EL基板291を透過した後にレンズLS1、LS2に入射して、これらレンズLS1、LS2で構成される結像光学系によって被露光面ES上に結像される。
【0048】
各発光素子Eにより被露光面ES上に形成されるスポットSPは、被露光面ESが副走査方向SDに移動する速度に合わせ、発光素子Eの発光タイミングを制御することで、主走査方向MDに一列に並べることができる。
【0049】
ここで、有機EL基板291について詳述する。
【0050】
前述したように、有機EL基板291上では、複数の発光素子Eを長手方向LGDに2行千鳥で配することで1つの発光素子群EGが構成されており、さらに複数(図3では10個)の発光素子群EGが長手方向LGDに2行千鳥状に並んでいる。なお、図5では省略しているが、本実施形態において発光素子群EGは、長手方向LGDに2行千鳥で並ぶ48個の発光素子Eで構成されており、各発光素子Eは径0.04[mm]の円形状を有している。これら発光素子Eの配列ピッチd1は主走査方向MDに0.04[mm]であり、600dpi(dot per inch)に相当するスポットSPを被露光面上に形成する。
【0051】
また、有機EL基板291上、複数の発光素子群EGの外縁部には、有機EL基板291と封止部材292との接合部が、有機EL基板291の四辺に沿って設けられている。本実施形態においては、有機EL基板291と封止部材292との接合部の長手方向LGDの幅d2は、図4に示すように有機EL基板291を幅方向LTDから見込んだとき、1.4[mm]である。
【0052】
さらに、図5に示すように、長手方向LGDに隣接する2つの発光素子群EGの幾何重心(発光素子群EG上に示した一点鎖線の交点)は、長手方向LGDに2.0[mm]、幅方向LTDに2.8[mm]それぞれ離間しており、前記2つの発光素子群EGの幾何重心を結ぶ仮想線ILは長手方向LGDに対してarctan(2.8[mm]/2.0[mm])=54°の角度で鋭角を成す。
【0053】
このとき、図3に示したように、発光素子群EGの配列に対応して、有機EL基板291の長手方向LGDの両端辺を、長手方向LGDに対してθ1=θ2=54°の鋭角を成す斜め方向Dskにカットするとともに、幅方向LTDの両端辺を長手方向LGDに平行もしくは略平行にカットすると、有機EL基板291は長手方向LGDに延伸する端面と、斜め方向Dskに延伸する端面を有する。
【0054】
なお、本発明における実用的な効果を得る観点から「略平行」の許容範囲として、長手方向LGDと、有機EL基板291の長手方向LGDの端辺とがなす角度は±3度の範囲内とする。つまり、図3において角度θ1と角度θ2は、177°≦θ1+(180−θ2)≦183°の関係を有することとなる。
【0055】
この有機EL基板291を支持部材293上、長手方向LGDに配したとき、図5に示したように、1つの有機EL基板291上の端面近傍に配された発光素子Eaと、前記と異なる有機EL基板291上の端面近傍に配された発光素子Ebとの長手方向LGDの距離d3を、2つの有機EL基板291の間に配された接合部の幅d2より狭いピッチとすることができる。即ち、異なる有機EL基板上に配された発光素子の長手方向LGDの距離d3を任意とすることができる。
【0056】
以上のように、第1実施形態では、複数の発光素子E(有機EL素子)が形成されるとともに、封止部材292との接合部を有する有機EL基板291を支持部材293上、長手方向LGDに配した露光ヘッド29において、有機EL基板291を長手方向LGDに延伸する端面と、長手方向LGDに対して鋭角を成す斜め方向Dskに延伸する端面が接する形状とすることで、長手方向LGDに隣接する2つの発光素子間に接合部がある場合でも、前記2つの発光素子間の長手方向LGDにおける距離を任意に定めることが可能となる。その結果、被露光面上ESに任意の解像度で主走査方向MDに等間隔のスポットSPを形成することができ、露光ヘッドの高解像度化が可能となっている。
【0057】
第2実施形態
続いて第2実施形態について説明する。また、以下の第2実施形態の説明では、第1実施形態と共通する構成の説明は適宜省略するが、第1実施形態と共通する構成を具備することで同様の効果が奏される点については言うまでも無い。
【0058】
図6から図8は、本発明を適用可能な露光ヘッドの他の例を示す図である。特に、図6は露光ヘッド29の平面図であり、図7は露光ヘッド29の部分側面図であり、図8は露光ヘッド29の部分平面拡大図である。
【0059】
図6に示すように、複数の有機EL基板291のそれぞれでは、複数の発光素子Eを長手方向LGDに2行千鳥で配することで1つの発光素子群EGが構成されており、さらに1つの有機EL基板291上には複数(図6では21個)の発光素子群EGを長手方向LGDに3行千鳥状に配している。また、有機EL基板291上、複数の発光素子群EGの外縁部には、有機EL基板291と封止部材292との接合部が、有機EL基板291の四辺に沿って設けられている。
【0060】
さらに、有機EL基板291の光軸方向Doa側には、図7に示すように2枚のレンズアレイ294、295が設けられている。本実施形態において、レンズアレイ294に配されたレンズLS1、レンズアレイ295に配されたレンズLS2は各々発光素子群EGに対して凸であり、径3[mm]の円形状を有するとともに、h1=1.4[mm]、h2=1.0[mm]であり、レンズLS1、LS2で構成される結像光学系は−(1.4[mm]/1.0[mm])=−0.7倍の結像倍率で被露光面ES上にスポットSPを形成するものであり、反転縮小の結像特性を有している。
【0061】
なお、本実施形態において有機EL基板291上に配された発光素子群EGは、図9では省略しているが、長手方向LGDに2行千鳥で並ぶ96個の発光素子Eで構成されており、各発光素子Eは径0.028[mm]の円形状を有している。これら発光素子Eの配列ピッチは0.015[mm]であり、前記レンズLS1およびLS2によって構成される結像光学系によりスポットSPの径を0.7×0.028[mm]=0.02[mm]と縮小するとともに、スポットSPの間隔を0.7×0.015[mm]=0.011[mm]に縮小して投影する。このとき、被露光面上に形成されるスポットは2400dpiに相当する。
【0062】
また、本実施形態において、有機EL基板291と封止部材292との接合部の長手方向LGDの幅d2は、図7に示すように有機EL基板291を幅方向LTDから見込んだとき、0.8[mm]である。
【0063】
さらに、図8に示すように、長手方向LGDに隣接する3つの発光素子群EGの幾何重心(発光素子群EG上に示した一点鎖線の交点)は、長手方向LGDに5.9[mm]ずつ、幅方向LTDに1.0[mm]ずつ、それぞれ離間しており、前記3つの発光素子群EGの幾何重心を結ぶ仮想線ILは長手方向LGDに対してarctan(5.9[mm]/1.0[mm])=80°の角度(鋭角)を成す。
【0064】
このとき、有機EL基板291において、長手方向LGDの両端辺と幅方向LTDとがなす鋭角の角度を、前記長手方向LGDに隣接する3つの発光素子群EGの幾何重心を結ぶ直線と幅方向LTDとがなす鋭角の角度より大きくしてもよい。本実施形態においては、各有機EL基板291は、長手方向LGDの両端辺を長手方向LGDに対してθ=83°の角度(鋭角)を成す斜め方向Dskにカットするとともに、幅方向LTDの両端辺は長手方向LGDに平行もしくは略平行にカットする(図6)。これは、長手方向LGDを両端辺と幅方向LTDの両端辺がなす鋭角θを大きくとることで、露光ヘッド組み立て時に有機EL基板を取扱う際、有機EL基板291の角の割れ・欠けによる封止破れの発生を抑え、素子欠陥の発生を防ぐ効果を有する。
【0065】
以上のように、第2実施形態においても、有機EL基板291を長手方向LGDに延伸する端面と、長手方向LGDに対して鋭角を成す斜め方向Dskに延伸する端面が接する形状とすることで、被露光面上ESに任意の解像度で主走査方向MDに等間隔のスポットSPを形成することができ、露光ヘッドの高解像度化が可能となっている。
【0066】
その他
以上のように、上記実施形態では、露光ヘッド29が本発明の「露光ヘッド」に相当し、長手方向LGDが本発明の「第1の方向」に相当し、仮想線IL上で紙面の下に向かう方向が本発明の「第2の方向」に相当する。また、封止部材292が本発明の「封止部材」に相当し、有機EL基板291が本発明の「発光素子基板」に相当し、レンズアレイ294、295が本発明の「結像ユニット」に相当する。
【0067】
なお、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない限りにおいて上述したものに対して種々の変更を加えることが可能である。
【0068】
また、有機EL基板291の基材は単結晶シリコン、高温ポリシリコンや低温ポリシリコンなどを採用することができる。
【0069】
また、有機EL基板291の表面・裏面等にIC(Integrated Circuit)を搭載するといった変形も可能である。
【0070】
また、支持部材293をガラス基板とし、COG(chip on glass)によって、有機EL基板291を支持部材293にボンディングすることができる。
【0071】
また、上記実施形態では、レンズアレイ294、295はガラス基板上に樹脂でレンズLS1、LS2を形成したものだが、例えば、レンズアレイ294を射出成型、インプリント等により形成してもよい。
【0072】
また、上記実施形態では、レンズLS1、LS2により構成される結像光学系の倍率を−1倍または−0.7倍としたが、レンズLS1、LS2により構成される結像光学系の倍率は好ましくは−1.5倍〜−0.5倍、より好ましくは−1倍〜−0.7倍の範囲である。
【0073】
また、レンズLS1、LS2に対しても種々の変形が可能であり、例えば、像側テレセントリックに構成するといった変形が可能である。
【符号の説明】
【0074】
1…画像形成装置、 29…露光ヘッド、 291…有機EL基板、 292…封止部材、 293…支持部材、 294…レンズアレイ、 295…レンズアレイ、 LS1…レンズ、 LS2…レンズ、 E…発光素子、 EG…発光素子群、 LGD…長手方向、 LTD…幅方向、 Dsk…斜め方向。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
第1の方向及び前記第1の方向に対して傾斜する第2の方向に配設された発光素子、及び該発光素子を封止する封止部材、該封止部材と接合されるとともに前記第1の方向に延伸する第1の端面と前記第1の端面と90°と異なる角度θ1(θ1<90°)で接する第2の端面とで構成された基板を備える第1の発光素子基板と、
前記第1の発光素子基板の前記第1の方向に配設されて、前記第1の方向及び前記第2の方向に配設された発光素子、及び該発光素子を封止する封止部材、該封止部材と接合されるとともに前記第1の方向に延伸する第1の端面と前記第1の端面と90°と異なる角度θ2(θ2<90°)で接する第2の端面とで構成された基板を備える第2の発光素子基板と、
前記第1の発光素子基板に配設された発光素子からの光を結像する光学倍率が負の結像部、及び前記第2の発光素子基板に配設された発光素子からの光を結像する光学倍率が負の第2の結像部を備える結像ユニットと、
を備えることを特徴とする露光ヘッド。
【請求項2】
前記第1の発光素子基板の前記基板と前記封止部材の接合部は、前記基板の前記第2の端面と平行もしくは略平行に配されることを特徴とする請求項1に記載の露光ヘッド。
【請求項3】
前記第1の発光素子基板に配設された発光素子からの光を結像する光学倍率が負の結像部は、第1の結像光学系及び前記第1の結像光学系の前記第2の方向に配設された第2の結像光学系を有し、
前記第1の結像光学系で結像される複数の発光素子の幾何重心と前記第2の結像光学系で結像される複数の発光素子の幾何重心とを結ぶ第1仮想線と前記第1の方向に平行な第2仮想線とが交差したときになす角度θ3(θ≦90°)は、前記角度θ1と等しいか略等しいことを特徴とする請求項1または2に記載の露光ヘッド。
【請求項4】
前記結像部は、前記第2の結像光学系の第2の方向に配設された第3の結像光学系を有し、
前記第1の結像光学系で結像される複数の発光素子の幾何重心と前記第3の結像光学系で結像される複数の発光素子の幾何重心とを結ぶ第3仮想線と前記第1の方向に平行な第2仮想線とが交差したときになす角度θ4(θ≦90°)は、前記角度θ1と等しいか略等しいことを特徴とする請求項1または2に記載の露光ヘッド。
【請求項5】
前記発光素子からの光を前記第1の結像光学系に通過させるとともに前記第2の結像光学系に通過することを防ぐ遮光部材を有することを特徴とする請求項3に記載の露光ヘッド。
【請求項6】
前記角度θ1と前記角度θ2は、
177°≦θ1+(180−θ2)≦183°
の関係を有することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項に記載の露光ヘッド。
【請求項7】
潜像が形成される潜像担持体と、
第1の方向及び前記第1の方向に対して傾斜する第2の方向に配設された発光素子、及び該発光素子を封止する封止部材、該封止部材と接合されるとともに前記第1の方向に延伸する第1の端面と前記第1の端面と90°と異なる角度θ1(θ1<90°)で接する第2の端面とで構成された基板を備える第1の発光素子基板と、前記第1の発光素子基板の前記第1の方向に配設されて、前記第1の方向及び前記第2の方向に配設された発光素子、及び該発光素子を封止する封止部材、該封止部材と接合されるとともに前記第1の方向に延伸する第1の端面と前記第1の端面と90°と異なる角度θ2(θ2<90°)で接する第2の端面とで構成された基板を備える第2の発光素子基板と、前記第1の発光素子基板に配設された発光素子からの光を結像する光学倍率が負の結像部及び前記第2の発光素子基板に配設された発光素子からの光を結像する光学倍率が負の結像部を備える結像ユニットと、を備えて前記潜像担持体を露光して前記潜像を形成する露光部と、
前記露光部で前記潜像担持体に形成された前記潜像を現像する現像部と、
を有することを特徴とする画像形成装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【公開番号】特開2012−223956(P2012−223956A)
【公開日】平成24年11月15日(2012.11.15)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−92750(P2011−92750)
【出願日】平成23年4月19日(2011.4.19)
【出願人】(000002369)セイコーエプソン株式会社 (51,324)
【Fターム(参考)】