面構造を構築するための建造システム
本発明は、壁、床、天井または屋根のような面構造に関し、第1の方向に互いに平行に伸びるプロファイル(3A)、および該プロファイルに取り外し可能に結合される要素(1)を含む構造であって、プロファイルが該要素の両側に伸び、該要素は両方の隣接するプロファイルに結合される構造を含む。本発明はさらにこの構造において使用されるプロファイルおよび要素、並びにそのような構造を建造するための方法に関する。要素の自動配置がこれらの手段の結果生じる;これは、もはや建築業者の技術に依存しない。カップリングの解放可能性のため、要素はプロファイル上に簡単に積み重ねることができる。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、壁、床または天井のような面構造の構築のための建造システムに関する。
より詳細には、本発明は、そのような建造システムで構築された壁、床、天井または屋根のような面構造に関係する。
従来の建物では、壁のような平坦な垂直の構造を構築する目的のためにはレンガが使用される。公知のレンガ造りは増加する賃金コストにより、ますますより高価になっている。
【0002】
本発明の目的は、そのような構造を提供することであり、そこでは専門の技術はそれらのアセンブリーにはほとんど必要なく、建設速度はより大きい。
水平の支持構造は、コンクリート構造物から通常作られる、つまり、モノリスは現場で成形される。そのようなモノリスは、破壊によってしか除去できないという欠点を有している。利用可能になる構成要素の再使用は、小さな程度でのみ可能であり、他の目的のためにはほとんど付加価値を有しない。
【0003】
本発明の別の目的は、容易に速く構築することができるが、さらに速く再び分解することができるような構造を提供することである。そして、分解された時に利用可能となる構成要素は、再使用に適当である。
勾配屋根では一般に屋根タイルが使用される。これらの屋根タイルを支持するために、屋根垂木の上に屋根の板敷きが作られ、その上にタイルの小割片が配置される。
【0004】
本発明の目的は、勾配屋根としての用途にふさわしい構造であり、より少数の支持手段しか必要とされないものを提供することである。
これらの目的は、第1の方向に互いに平行に伸びるプロファイル、および該プロファイルに取り外し可能に結合される要素を含む構造であって、プロファイルが該要素の両側に伸び、該要素は両方の隣接するプロファイルに結合される構造により達成される。
【0005】
要素の自動配置がこれらの手段の結果生じる;これは、もはや建築業者の技術に依存しない。カップリングの取り外し可能な性質のために、要素は、単にプロファイル上に積み重ねることができる。要素の一列が完成した後、次のプロファイルが置かれる。
接着剤またはモルタルの使用はここでは不必要である。
【0006】
特に本発明の構造が、床および天井のような水平の構造物中で使用される場合、要素を再使用できる可能性が生じる。これらは、最終的に、再び容易に除去することができる。本発明の構造の上にコンクリートのトップ層を適用することは原理的に可能である。しかしながら、要素を再使用する選択肢はこれによって失われる。
【0007】
屋根中の傾斜構造としての用途では、要素を支持するために水平にプロファイルを伸ばして使用することができる。適当な寸法を採ることにより、垂木の数を減じることができるように選ぶことができる。屋根の板敷きおよびタイル小割片は、どんな場合も一緒に分配されることができる。できるだけ大きな強度を得るために、要素は、プロファイルの長さ方向を横切って伸びる要素の末端壁の位置で、要素とプロファイルの間でカップリングを成形するように適応される。
これにより、プロファイルと要素の間の固着が、要素の両方の端表面上で得られる。一つの位置だけまたは互いに近い2つの位置でプロファイルに要素が接続される状況と比較して、横方向の力に対する抵抗は、これにより著しく増加させられる。
【0008】
第1の事例では、本発明の構造は、レンガ造りの外観を持った構造を建造するのにふさわしい。しかしながら、本発明によるシステムでは、物質、形状および寸法に応じて、異なる外観を持った構造を製造することも可能である。形状をロックするカップリングの使用は積み重ねを形成する。すなわち要素およびプロファイルの相互のポジショニングが可能である。更に、接着剤またはマスチックのような追加の固定する手段の使用は、これによって不必要になる。
【0009】
別の好ましい実施態様によれば、カップリングは要素とプロファイルを、プロファイルの長さ方向および平面構造の面に垂直な方向にロックするように適応される。要素とプロファイルの有効な固定がこの方法により得られ、積み重ねと取り外しの能力が保証される。
【0010】
より特定の実施態様によれば、端部の壁に配置される凹部が要素に提供され、プロファイル上に配置されたタングによって固定されるように提供される。要素の端部の壁における凹部は、一般に簡単な方法で配置されることができる。剛体要素の場合には、のこぎりまたはミリングのような機械加工プロセスで作ることができる。セラミック要素の場合も同様に可能である。そのようなくぼみを有する不燃性の形態の要素を提供することはより魅力的である。たとえば、押出または形状の適当な変更により作ることができる。
【0011】
さらに、曲がっているタングの配置は簡単である;亜鉛メッキ鋼のような折られた物質では、タングは打ち抜いて、次に、折ることができる。アルミニウムのような押し出された物質の場合には、タングは折られた一部分として押し出しの間に成形することができる。その後、残りの部分は廃棄することができる。
【0012】
本発明による構造の形成中に、要素間にプロファイルが置かれる。したがって、プロファイル方向を横切って互いに隣接している要素は、プロファイルの厚さを有しているジョイントによって分離される。しかしながら、補助のプロファイルの使用を通じて、または厚くなった部分または突出した部分を有するプロファイルを提供し、スペースがプロファイルと要素の間で作られるようにすることにより、ジョイントの厚さを増加させることは可能である。実際のジョイント幅は、厚くされた部分または突出した部分の有効な1つまたは2の追加により、プロファイルの厚さと同じとなる。
【0013】
上記の議論された手段は、要素が水平に伸びる、垂直の構造の普通の状況での水平のジョイントに関する。それは、それらの長さ方向に要素を垂直に置く垂直の構造においても、もちろん可能である;その後、プロファイルも垂直に置かれなければならない。プロファイルは、屋根のような傾斜した構造において、垂直および水平の両方に置くことができる。ある特定の幅の縦方向のジョイントも、所望のジョイント幅と溝の深さの2倍に等しい幅を備えたタングを選ぶことにより形成することができる。
【0014】
反対に、タングの幅の適切な選択により、プロファイルの長さ方向で互いに要素を接続させることも可能である。
得られたジョイントは、所望の外観に応じて、マスチック、目地モルタル、またはプロファイルで充填することができる。
【0015】
中実の要素を利用することは魅力的である。これは特には、レンガのようなセラミックの要素または木材、圧縮木製繊維のような木材状の物質から形成された要素、プラスチック、または他の圧縮された天然繊維物質から形成された要素を使用する場合である。
しかしながら、さらに、回転成形、射出成形または押し出し成形により得られたプラスチック要素のような、中空の要素を利用することも可能である。押し出し成形の場合には端面は開いているだろう。しかしながら、これはほとんどの用途で問題を起こさないだろう。さらに、亜鉛めっきされるか、または他の方法で丈夫にされた鋼鉄板のような、折られた物質から中空の構造の要素を製造することも可能である。後者のケースでは、構造要素の内壁も必要ではないだろう。
【0016】
魅力的な好ましい実施態様では、要素の両方の端部の壁に構造の方向に伸びる溝が提供される。溝を設けるのは簡単である。要素の両方の長い側からアクセス可能なので、溝は両側から使用することができる。
別の好ましい実施態様は、溝が端表面の中心に近くに配置される手段を提供する。この手段は、構造中に2つの異なる方法で要素を配置する選択肢、すなわち溝と外側の側の間に大きな距離をおくか、または溝と外側の側の間に小さな距離をおくかの選択肢を提供する。両方のケースでは、溝からの要素の突出(その位置は結局のところプロファイルのタングによって画定される)が異なるだろう。この結果は構造内にレリーフを作るために使用することができる。
【0017】
要素の端部の壁中に1つよりも多い溝を配置することが、もちろん可能であることがここで指摘される;これは、レリーフを成形する、より多くの可能性を提供する。
しかしながら、要素は必ずしも単なる構造要素である必要がない。郵便ポスト、照明ネームプレート、照明家屋番号、照明道路標識または押しボタンのような建物の二次的な機能を満たす要素により同様に形成することができる。
【0018】
本発明による要素に、より構造機能を組み入れる可能性も存在する。要素は、フレームにまたがるまぐさとして具体化することができる。この目的のために、要素は長く形成され、それ目的のフレームにわたって伸びるようにし、さらにプロファイルおよび他の要素のグリッドに合うようにされる。必要な強度を達成するために、まぐさを標準的な要素の高さよりも高くすることが必要なことがある。しかしながら、高さが他のプロファイルおよび要素のグリッドに合う場合、それは魅力的である。その結果、高さは、好ましくは標準の要素の名目上の多様な高さと等しくなる。
【0019】
同じ考察は、まぐさと同じ方法で具体化することができる敷居にも当てはまる。
フレームも構造に組み入れることができる。
プロファイルは、要素間の長さ方向に伸びる、少なくとも一部分を含み、要素内に配置されたくぼみと一緒に結合して形状が固定されるようにする突出部が提供される。
【0020】
これらの突出部は、折られたタングによって好ましくは成形される。これは、プロファイルが折られたプレート鋼から製造される場合、特に適用可能な簡単で安価な実施態様である。先の実施態様におけるように、プロファイルは、めっき鋼のような金属から製造することができる。この目的のために亜鉛めっき鋼が使用できるが、たとえばステンレス鋼も使用することができる。また、アルミニウムのような他の金属も排除されない。アルミニウムは、押し出しにより成形することができ、それにより形状の大きな自由を得ることができるという長所を有する。鋼プロファイルが使用される時、形状は折ることにより得られなければならないだろう。しかしながら、さらに、プラスチック、例えば繊維強化プラスチックのような他の物質を使用することも可能である。
【0021】
別の好ましい実施態様では、突出部がどちらかの側に、交互に折られる。また、1つの側に折られたタングのピッチは、建造される構造中の要素のピッチと同じとされる。プロファイルはこれによって、プロファイルの両側に置かれた要素と、固定された形態で良好な結合を得る。最適な固定のために、要素はその両端面において、突出部によって結合される。
その最も簡単な形状では、プロファイルは物質の細長い一片であるストリップによって成形される。そのようなストリップは、ストリップの面を横切る面、および構造物の面を横切る面においてのみ曲げ剛性を有する。さらに構造物の面において特定の剛性を提供するために、プロファイルには、建造される構造の面に平行に伸びる部分が提供される。両方の面において必要な剛さを有している、L−形の断面は、これによって得られる。
【0022】
プロファイルがT字型の断面を実質的に有する場合、上記の効果が改善される。そのようなT字型は押出プロセスによって簡単に作ることができる。プロファイルが折られたプレート鋼から作られる場合、T字の脚のうちの1つが2倍の材料厚さを有することを防ぐことは可能ではない。
【0023】
本発明は、本発明による構造、および、本発明による構造の建造において使用される個別の構成要素だけではなく、異なる部品のキットにも関する。本発明の多くの利点は、要素がプロファイルと結合する場合にのみ得られる。特別の要素が構造で使用される時、これらはもちろん本発明の範囲内に包含される。
【0024】
本発明は、実質的に平面の構造を作る方法に関し、その長さ方向に提供される少なくともつの突出部を有する第1のプロファイルを配置する工程、第1のプロファイルに隣接して一連の要素を配置する工程、ここで要素は形状固定手段によりプロファイルと固定される、要素に隣接して少なくとも1つのプロファイルを配置する工程、ここでプロファイルは形状固定手段によりプロファイルと固定される工程を含み、構造物が完成するまで後の2工程が繰り返される。
【0025】
本発明は、添付図面に沿って、以下に説明される。
図lの中で示されるブロック状の要素1は、例えば、焼成されたクレーのようなセラミック製品で形成される。しかしながら、木材またはMDFのような木製繊維から構成された生成物のような他の物質を利用することは可能である。さらに、紙、天然の繊維、プラスチックまたは金属に基づく物質を利用することは可能である。ブロック様の要素1には、その端面の壁3の各々に溝2が提供される。この溝はミリングのような機械加工プロセスによって作られるが、要素の成形中に既に溝をくぼめることは可能である。その例は、押し出しプロセスの間に溝部分をくぼませて、押し出されたレンガを成形することである。その後、レンガが焼成される場合、溝は自動的に固定される。
【0026】
溝2は、端表面3の中心から少しはずして配置される。これは、以下に議論されるように、プロファイルへ2つの異なる方法で要素をカップリングする選択肢を提供する。プロファイルと要素の相互の位置はこれによって変えることができ、それによって形成された構造中にレリーフを得ることができる。
【0027】
図2は、要素1の第2の実施態様を示し、それぞれの端面壁3に2つの溝2A、および2Bが提供される。これは、以下に議論される、正確な寸法での、プロファイルへの4つの異なる方法での要素のカップリングという選択肢を提供する。
しかしながら、さらに、中空の要素を製造することも可能である。この目的のために、要素は2つの部分から組み立てることができる。または、押し出された要素から要素を成形することができる。押し出された要素の端面は、用途に応じて、カバーで閉じることができる。さらに、折られた鋼のような折られた板状物質の要素を利用することも可能である。
【0028】
そのような要素4は図3に示される。板状の物質から形成されるものは、構造物の見える部分に配置される正面表面5を含む。要素が製造される板はさらに上部の壁6およびより下部の壁7を含む。上部の壁6および下部の壁7には、前記の実施態様中の溝2のように、くぼみ8が配置され、プロファイルへ固定接続をする役目をする。要素は、くぼみ8までのみ伸びる端部の壁9をさらに含む。構造、保護、または装飾の機能を有しているこれらの壁だけがここの要素に組み入れられる。
【0029】
本発明による構造からの建造物の製造においては、要素に他の機能が組み入れられることは魅力的である。図4は、フラップ11を備えた郵便ポストを提供する特別の要素10を示す。
図5は、本発明による建造システムの一部を成形するプロファイル13を示す。他の金属またはプラスチックのような他の物質を同様に使用することができるが、プロファイル13はアルミニウムから好ましくは製造される。
【0030】
プロファイルは、2本の脚14、15を有し本質的にL字に賦形されている。タング16は脚15の解放端上に配置される。これらのタング16は交互に上向き16Aおよび下方16Bへ折られている。タング16の間の距離は建造システムにとって重要である。図5の中で示される例示的な実施態様では、2つの上向きの曲がっているタング16Aの間の距離は要素1の長さと等しい。さらに、下向きの曲がっているタング16Bの間の距離は要素1の長さと等しい。この実施態様の中で、タング16Bは、2つのタング16Aの間の中間に置かれる。その後、ハーフブリック結合の外観が、本発明による構造の建造の間に作成される。示された例示的な実施態様では、プロファイル13の脚14は上向きで折られる;脚を下方へ折るか、プロファイルの他方を丸くすることももちろん可能である。
【0031】
図6では、2重の脚18によって図5の中で示されるプロファイルと識別されるプロファイル17が配置される。はるかに大きな剛性がこの2重の脚18により得られる。これは、決定された用途においては重要なことである。図5の中で示されるプロファイルとの別の相違は脚15がより広いという事実である;それはタング16を越えて伸びる。これはもちろんプロファイルの剛さを増加させるのに貢献するだけでなく、プロファイルに接続された要素1をよりよく支持する。
【0032】
互いに要素1を隔てるプロファイルが要素間に挿入される場合に、要素1を互いに接続させることは原理的に可能である。さらに、要素間に既に通常存在するジョイントを拡大することは可能である。この目的のために使用することができるプロファイルは、図7に示される。プロファイル19はこの目的のために提供され、図7では上方へ伸びる突出部20、および下方へ伸びる突出部21を有する。本発明の例示的な実施態様では、突出部20および21は、プロファイルの長さ方向に伸びる列を作って配置される。
【0033】
代わりにまたは組み合わせて、要素の間の、または要素とプロファイル19の間の所定の相互の距離を提供する補助のプロファイルを利用することもさらに可能である。
そのような状況は図8に示される。たとえば、プラスチックから製造されたプロファイル22は、要素1の間の距離を維持するために働く。それらは、さらに視覚的なジョイントを成形する。上に述べられるように、折られたプロファイルは好ましく使用される。
【0034】
図9は、面構造7(その断面図は図3の中で示される)を形成するために、上記の言及された要素1およびプロファイル2がどのように組み立てられるか示す。構造の基礎は、本質的に垂直に伸びる少なくとも2つのカラム8によって成形される。これらも、アルミニウムから好ましくは作られるが、鋼、木材またはプラスチックから製造することもできる。それらは、本発明の構造がその一部を形成する建物の軸受構造を形成する。
【0035】
最も下のプロファイル3Aはたとえば、ねじ9によってこれらのカラムに対して固定される。プロファイルは、このようにその上に置かれる要素1のための、水平に伸びる支持体を形成する。要素1を置く際に、プロファイルの、上向きに曲がっているタング6Aが、要素1の溝2の中に伸びるように配置される。タング6Aは、要素を水平方向、要素の長さ方向および横方向に固定する。
【0036】
その後、次のプロファイル3Bが置かれる。プロファイルの下方へ曲がっているタング6Bが、要素1の溝2へ伸びなければならない。下方に存在するプロファイルの上向きに曲がっているタングによる溝の中の結合のように、タングは異なる要素のそれぞれの2つの溝の中に伸びる。すなわち、1つの溝が2つの隣接した要素を結合する。要素がそれぞれ2つの溝を有しているので、各々が異なるタングによって結合される。最小の数のタングで良好な固定を得ることがこれによって可能である。
【0037】
プロファイル3Bが置かれた場合、それがカラム8にねじで留められる。図の中の要素1の最下層がこれによってロックされる。その後、要素1の後の層が置かれ、要素の半分の長さだけずらして置き、ハーフブリック結合を得る。これらの操作が完全な壁構造を得るために繰り返される。
【0038】
上記の議論された建造物では、溝は要素の幅の中心に作られず、わずかに中心からずらして作られる。これが、2つの異なる方法で要素を配置する選択肢を提供する、つまり、はるかに外側にのびるか、それほど外側に伸びないかである。これによって壁にレリーフを配置することができる。
【0039】
上に示された建造物では、プロファイルは直線であり、その結果、直線の壁が得られる。しかしながら、さらに、近代建築において要求される曲線状の壁を得るために、曲線状のプロファイルを配置することが可能である。この目的のためには、要素はわずかに先細になる端面で作られなければならないだろう。
上記では概略的にレンガの形状を有している要素が適用されているが、正方形の表面を有する要素または細長い要素のように、他の形状のものを使用することが可能である。
【0040】
さらに、プロファイル3を垂直に伸ばすことが可能である。そこでは、構築中に、要素はそれらが次のプロファイルによって固定される前に、一時的に固定されなければならない。プロファイルも、そのために傾斜して置くことができる。
本発明は水平な用途、および屋根のような傾斜する建造にも同様に適用可能である。要素の一時的固定は水平な建造物でも考慮に入れられなければならない。カセット状の要素がここでは魅力的である。
プロファイルのタングに、あそびがなく、要素を堅く接続することが可能である。これは、床の場合に特に魅力的である。さらに、この構造により建設された建物の地震による被害を低減するために小さなあそびを適用することが可能である。
【0041】
本発明の魅力的な長所は、限られた数の要素とプロファイルからの、パレットとしての使用にある。
要素は、たとえば、所望の外観を得るために層を適用することにより処理することができる。
プロファイルの縦方向での連続的な構造要素は、プロファイルおよび構造要素の適切な寸法で、互いに直接接触して配置することができる。しかしながら、さらに、構造の要素を互いにあるジョイントに接続させることが可能である。その後、このジョイントは目地モルタルで、またはマスチックで充填することができる。
【0042】
図10は、本発明の第4の実施態様を示す。平らなプロファイルがここで使用される。平面プロファイルと、平面構造と平行に伸びる支持構造との間には接続は設けられない。この状態では、平面構造はそれ自身が強くなければならないか、または、他の手段が取られなければならない。図10に示される実施態様では、要素30には、端表面を横切る溝31だけではなく、長さ方向の表面での長さ方向の溝32も提供される。長さ方向の溝32は、長さ方向に伸びるプロファイル33の一部を受容するように適応される。要素はプロファイル33の存在により横方向について固定される。先の実施態様でのように、プロファイル33の一方の側に配置された突出部34により長さ方向について固定される。これらの突出部34は溝31と結合し、それによって長さ方向での固定も得られる。ハーフブリック結合された建造物を可能とするために、突出部が互いに半ピッチごとに配置される。前の実施態様と比較した時のこの実施態様の利点は、プロファイル33の単純性である。したがってこれはより顕著に安く生産することができる。更に、支持構造へのどんな付属物も作る必要がない。プロファイルは1つ以上の要素にわたって伸び、好ましくは2から10の間の数の要素にわたって伸びる。
【0043】
図11は、コストが安価であり、支持構造への付属物を有する実施態様を示す。この実施態様の中で示される構造は、図10の中で示される実施態様のそれと本質的に対応する。しかし図11に示される実施態様では、アンカーが提供され、実質的に平行に伸びる構造への付属物を形成する。この目的のために、くぼみ35が突出部34中に設けられる。本発明の構造が積み重ねられる場合、くぼみ35を有する突出部34が互いに向き合って存在する。くぼみ35中にアンカー36を配置することが可能である。アンカー36には、両方のプロファイル33上で結合する適切なくぼみ37がこの目的のために提供される。形状をロックする接続がこれによって作成される。アンカー36は支持構造、たとえば、それに対して本発明の構造が作られる既存の壁に結合されることができる。この配置は、修復作業において特に魅力的である。図11に示される状況では、下部のプロファイル33が置かれた後、および上部のプロファイル33が置かれる前に、アンカーは配置される。アンカー36の数は、適用される構成に応じて選択することができる;要素30のすべてのペアの間にアンカー36を置くことは一般に必要ではないだろう。
【0044】
上記の要素が、プロファイルの横方向で互いに接触する要素のすべてである。図12は、プロファイルの横方向で互いに接続する要素が、補助のプロファイルによって隔てられ、それにより、ジョイントを作成する実施態様を示す。このジョイントに目地塗りを行うことはもちろん可能である。しかし、より暗い物質からプロファイルを作り、目地が塗られる表面上にそれが現れるようにする方が簡単である。ここに示された実施態様においては、補助のプロファイルはU字型である。これは、プロファイルのための金属の使用に関する。例えば、プラスチックが使用される場合、例えば長方形の閉じた断面のプロファイルのような、他の形状のプロファイルを選ぶことが可能である。ここに示された実施態様では、U字型の補助のプロファイル37がプロファイル33の上に置かれる。したがって、開口38が突出部34の通過のために補助のプロファイル中に提供される。その結果、それらが、上に横たわる要素30と結合することができる。図面の中で示されなかったが、使用可能なアンカーの通過を許容するために補助のプロファイルに穴を設けることが可能である。
【0045】
プロファイルの横方向での連続的な構造要素は、プロファイル幅の幅を有するジョイントによって互いから一般に隔てられる。追加の手段なしでジョイントをすべて減じることは可能ではない。しかしながら、ジョイントを広げることは可能である。プロファイルには、プロファイルから距離を置いて構造要素を保持する目的のため、適切な突出部を提供することができる。これらのジョイントも目地モルタルまたはマスチックで充填することができる。
【0046】
ジョイントをすべて減じるために、または、言いかえれば、構造要素をプロファイルの横方向で互いに接続させるために、構造要素中にプロファイルを挿入しなければならない。言い換えれば、構造要素にはジョイントの位置に広げられた部分が提供されなければならない。
【図面の簡単な説明】
【0047】
【図1】図1は、本発明の第1の実施態様による要素の概要の透視図を示す;
【図2】図2は、本発明の第2の実施態様による要素の概要の透視図を示す;
【図3】図3は、本発明の第3の実施態様による要素の概要の透視図を示す;
【図4】図4は、本発明による特別の要素の概要の透視図である;
【図5】図5は、本発明によるプロファイルの第1の実施態様の概要の透視図である;
【図6】図6は、本発明によるプロファイルの第2の実施態様の概要の透視図である;
【図7】図7は、第3の実施態様による2つのプロファイル、および該プロファイルの間におかれた要素の組み合わせの断面図である;
【図8】図8は図7の変法に対応する図である;
【図9】図9は、第1の実施態様によるプロファイルの図7の変法に対応する図である;
【図10】図10は第4の実施態様の概要の透視図である;
【図11】図11は、追加アンカーを備えた第4の実施態様の概要の詳細な透視図である;図11Aは第4の実施態様において使用された図である;図11Bは第4の実施態様において2つのプロファイルが使用された図である;
【図12】図12は、第5の実施態様の概要の透視図を示す。
【技術分野】
【0001】
本発明は、壁、床または天井のような面構造の構築のための建造システムに関する。
より詳細には、本発明は、そのような建造システムで構築された壁、床、天井または屋根のような面構造に関係する。
従来の建物では、壁のような平坦な垂直の構造を構築する目的のためにはレンガが使用される。公知のレンガ造りは増加する賃金コストにより、ますますより高価になっている。
【0002】
本発明の目的は、そのような構造を提供することであり、そこでは専門の技術はそれらのアセンブリーにはほとんど必要なく、建設速度はより大きい。
水平の支持構造は、コンクリート構造物から通常作られる、つまり、モノリスは現場で成形される。そのようなモノリスは、破壊によってしか除去できないという欠点を有している。利用可能になる構成要素の再使用は、小さな程度でのみ可能であり、他の目的のためにはほとんど付加価値を有しない。
【0003】
本発明の別の目的は、容易に速く構築することができるが、さらに速く再び分解することができるような構造を提供することである。そして、分解された時に利用可能となる構成要素は、再使用に適当である。
勾配屋根では一般に屋根タイルが使用される。これらの屋根タイルを支持するために、屋根垂木の上に屋根の板敷きが作られ、その上にタイルの小割片が配置される。
【0004】
本発明の目的は、勾配屋根としての用途にふさわしい構造であり、より少数の支持手段しか必要とされないものを提供することである。
これらの目的は、第1の方向に互いに平行に伸びるプロファイル、および該プロファイルに取り外し可能に結合される要素を含む構造であって、プロファイルが該要素の両側に伸び、該要素は両方の隣接するプロファイルに結合される構造により達成される。
【0005】
要素の自動配置がこれらの手段の結果生じる;これは、もはや建築業者の技術に依存しない。カップリングの取り外し可能な性質のために、要素は、単にプロファイル上に積み重ねることができる。要素の一列が完成した後、次のプロファイルが置かれる。
接着剤またはモルタルの使用はここでは不必要である。
【0006】
特に本発明の構造が、床および天井のような水平の構造物中で使用される場合、要素を再使用できる可能性が生じる。これらは、最終的に、再び容易に除去することができる。本発明の構造の上にコンクリートのトップ層を適用することは原理的に可能である。しかしながら、要素を再使用する選択肢はこれによって失われる。
【0007】
屋根中の傾斜構造としての用途では、要素を支持するために水平にプロファイルを伸ばして使用することができる。適当な寸法を採ることにより、垂木の数を減じることができるように選ぶことができる。屋根の板敷きおよびタイル小割片は、どんな場合も一緒に分配されることができる。できるだけ大きな強度を得るために、要素は、プロファイルの長さ方向を横切って伸びる要素の末端壁の位置で、要素とプロファイルの間でカップリングを成形するように適応される。
これにより、プロファイルと要素の間の固着が、要素の両方の端表面上で得られる。一つの位置だけまたは互いに近い2つの位置でプロファイルに要素が接続される状況と比較して、横方向の力に対する抵抗は、これにより著しく増加させられる。
【0008】
第1の事例では、本発明の構造は、レンガ造りの外観を持った構造を建造するのにふさわしい。しかしながら、本発明によるシステムでは、物質、形状および寸法に応じて、異なる外観を持った構造を製造することも可能である。形状をロックするカップリングの使用は積み重ねを形成する。すなわち要素およびプロファイルの相互のポジショニングが可能である。更に、接着剤またはマスチックのような追加の固定する手段の使用は、これによって不必要になる。
【0009】
別の好ましい実施態様によれば、カップリングは要素とプロファイルを、プロファイルの長さ方向および平面構造の面に垂直な方向にロックするように適応される。要素とプロファイルの有効な固定がこの方法により得られ、積み重ねと取り外しの能力が保証される。
【0010】
より特定の実施態様によれば、端部の壁に配置される凹部が要素に提供され、プロファイル上に配置されたタングによって固定されるように提供される。要素の端部の壁における凹部は、一般に簡単な方法で配置されることができる。剛体要素の場合には、のこぎりまたはミリングのような機械加工プロセスで作ることができる。セラミック要素の場合も同様に可能である。そのようなくぼみを有する不燃性の形態の要素を提供することはより魅力的である。たとえば、押出または形状の適当な変更により作ることができる。
【0011】
さらに、曲がっているタングの配置は簡単である;亜鉛メッキ鋼のような折られた物質では、タングは打ち抜いて、次に、折ることができる。アルミニウムのような押し出された物質の場合には、タングは折られた一部分として押し出しの間に成形することができる。その後、残りの部分は廃棄することができる。
【0012】
本発明による構造の形成中に、要素間にプロファイルが置かれる。したがって、プロファイル方向を横切って互いに隣接している要素は、プロファイルの厚さを有しているジョイントによって分離される。しかしながら、補助のプロファイルの使用を通じて、または厚くなった部分または突出した部分を有するプロファイルを提供し、スペースがプロファイルと要素の間で作られるようにすることにより、ジョイントの厚さを増加させることは可能である。実際のジョイント幅は、厚くされた部分または突出した部分の有効な1つまたは2の追加により、プロファイルの厚さと同じとなる。
【0013】
上記の議論された手段は、要素が水平に伸びる、垂直の構造の普通の状況での水平のジョイントに関する。それは、それらの長さ方向に要素を垂直に置く垂直の構造においても、もちろん可能である;その後、プロファイルも垂直に置かれなければならない。プロファイルは、屋根のような傾斜した構造において、垂直および水平の両方に置くことができる。ある特定の幅の縦方向のジョイントも、所望のジョイント幅と溝の深さの2倍に等しい幅を備えたタングを選ぶことにより形成することができる。
【0014】
反対に、タングの幅の適切な選択により、プロファイルの長さ方向で互いに要素を接続させることも可能である。
得られたジョイントは、所望の外観に応じて、マスチック、目地モルタル、またはプロファイルで充填することができる。
【0015】
中実の要素を利用することは魅力的である。これは特には、レンガのようなセラミックの要素または木材、圧縮木製繊維のような木材状の物質から形成された要素、プラスチック、または他の圧縮された天然繊維物質から形成された要素を使用する場合である。
しかしながら、さらに、回転成形、射出成形または押し出し成形により得られたプラスチック要素のような、中空の要素を利用することも可能である。押し出し成形の場合には端面は開いているだろう。しかしながら、これはほとんどの用途で問題を起こさないだろう。さらに、亜鉛めっきされるか、または他の方法で丈夫にされた鋼鉄板のような、折られた物質から中空の構造の要素を製造することも可能である。後者のケースでは、構造要素の内壁も必要ではないだろう。
【0016】
魅力的な好ましい実施態様では、要素の両方の端部の壁に構造の方向に伸びる溝が提供される。溝を設けるのは簡単である。要素の両方の長い側からアクセス可能なので、溝は両側から使用することができる。
別の好ましい実施態様は、溝が端表面の中心に近くに配置される手段を提供する。この手段は、構造中に2つの異なる方法で要素を配置する選択肢、すなわち溝と外側の側の間に大きな距離をおくか、または溝と外側の側の間に小さな距離をおくかの選択肢を提供する。両方のケースでは、溝からの要素の突出(その位置は結局のところプロファイルのタングによって画定される)が異なるだろう。この結果は構造内にレリーフを作るために使用することができる。
【0017】
要素の端部の壁中に1つよりも多い溝を配置することが、もちろん可能であることがここで指摘される;これは、レリーフを成形する、より多くの可能性を提供する。
しかしながら、要素は必ずしも単なる構造要素である必要がない。郵便ポスト、照明ネームプレート、照明家屋番号、照明道路標識または押しボタンのような建物の二次的な機能を満たす要素により同様に形成することができる。
【0018】
本発明による要素に、より構造機能を組み入れる可能性も存在する。要素は、フレームにまたがるまぐさとして具体化することができる。この目的のために、要素は長く形成され、それ目的のフレームにわたって伸びるようにし、さらにプロファイルおよび他の要素のグリッドに合うようにされる。必要な強度を達成するために、まぐさを標準的な要素の高さよりも高くすることが必要なことがある。しかしながら、高さが他のプロファイルおよび要素のグリッドに合う場合、それは魅力的である。その結果、高さは、好ましくは標準の要素の名目上の多様な高さと等しくなる。
【0019】
同じ考察は、まぐさと同じ方法で具体化することができる敷居にも当てはまる。
フレームも構造に組み入れることができる。
プロファイルは、要素間の長さ方向に伸びる、少なくとも一部分を含み、要素内に配置されたくぼみと一緒に結合して形状が固定されるようにする突出部が提供される。
【0020】
これらの突出部は、折られたタングによって好ましくは成形される。これは、プロファイルが折られたプレート鋼から製造される場合、特に適用可能な簡単で安価な実施態様である。先の実施態様におけるように、プロファイルは、めっき鋼のような金属から製造することができる。この目的のために亜鉛めっき鋼が使用できるが、たとえばステンレス鋼も使用することができる。また、アルミニウムのような他の金属も排除されない。アルミニウムは、押し出しにより成形することができ、それにより形状の大きな自由を得ることができるという長所を有する。鋼プロファイルが使用される時、形状は折ることにより得られなければならないだろう。しかしながら、さらに、プラスチック、例えば繊維強化プラスチックのような他の物質を使用することも可能である。
【0021】
別の好ましい実施態様では、突出部がどちらかの側に、交互に折られる。また、1つの側に折られたタングのピッチは、建造される構造中の要素のピッチと同じとされる。プロファイルはこれによって、プロファイルの両側に置かれた要素と、固定された形態で良好な結合を得る。最適な固定のために、要素はその両端面において、突出部によって結合される。
その最も簡単な形状では、プロファイルは物質の細長い一片であるストリップによって成形される。そのようなストリップは、ストリップの面を横切る面、および構造物の面を横切る面においてのみ曲げ剛性を有する。さらに構造物の面において特定の剛性を提供するために、プロファイルには、建造される構造の面に平行に伸びる部分が提供される。両方の面において必要な剛さを有している、L−形の断面は、これによって得られる。
【0022】
プロファイルがT字型の断面を実質的に有する場合、上記の効果が改善される。そのようなT字型は押出プロセスによって簡単に作ることができる。プロファイルが折られたプレート鋼から作られる場合、T字の脚のうちの1つが2倍の材料厚さを有することを防ぐことは可能ではない。
【0023】
本発明は、本発明による構造、および、本発明による構造の建造において使用される個別の構成要素だけではなく、異なる部品のキットにも関する。本発明の多くの利点は、要素がプロファイルと結合する場合にのみ得られる。特別の要素が構造で使用される時、これらはもちろん本発明の範囲内に包含される。
【0024】
本発明は、実質的に平面の構造を作る方法に関し、その長さ方向に提供される少なくともつの突出部を有する第1のプロファイルを配置する工程、第1のプロファイルに隣接して一連の要素を配置する工程、ここで要素は形状固定手段によりプロファイルと固定される、要素に隣接して少なくとも1つのプロファイルを配置する工程、ここでプロファイルは形状固定手段によりプロファイルと固定される工程を含み、構造物が完成するまで後の2工程が繰り返される。
【0025】
本発明は、添付図面に沿って、以下に説明される。
図lの中で示されるブロック状の要素1は、例えば、焼成されたクレーのようなセラミック製品で形成される。しかしながら、木材またはMDFのような木製繊維から構成された生成物のような他の物質を利用することは可能である。さらに、紙、天然の繊維、プラスチックまたは金属に基づく物質を利用することは可能である。ブロック様の要素1には、その端面の壁3の各々に溝2が提供される。この溝はミリングのような機械加工プロセスによって作られるが、要素の成形中に既に溝をくぼめることは可能である。その例は、押し出しプロセスの間に溝部分をくぼませて、押し出されたレンガを成形することである。その後、レンガが焼成される場合、溝は自動的に固定される。
【0026】
溝2は、端表面3の中心から少しはずして配置される。これは、以下に議論されるように、プロファイルへ2つの異なる方法で要素をカップリングする選択肢を提供する。プロファイルと要素の相互の位置はこれによって変えることができ、それによって形成された構造中にレリーフを得ることができる。
【0027】
図2は、要素1の第2の実施態様を示し、それぞれの端面壁3に2つの溝2A、および2Bが提供される。これは、以下に議論される、正確な寸法での、プロファイルへの4つの異なる方法での要素のカップリングという選択肢を提供する。
しかしながら、さらに、中空の要素を製造することも可能である。この目的のために、要素は2つの部分から組み立てることができる。または、押し出された要素から要素を成形することができる。押し出された要素の端面は、用途に応じて、カバーで閉じることができる。さらに、折られた鋼のような折られた板状物質の要素を利用することも可能である。
【0028】
そのような要素4は図3に示される。板状の物質から形成されるものは、構造物の見える部分に配置される正面表面5を含む。要素が製造される板はさらに上部の壁6およびより下部の壁7を含む。上部の壁6および下部の壁7には、前記の実施態様中の溝2のように、くぼみ8が配置され、プロファイルへ固定接続をする役目をする。要素は、くぼみ8までのみ伸びる端部の壁9をさらに含む。構造、保護、または装飾の機能を有しているこれらの壁だけがここの要素に組み入れられる。
【0029】
本発明による構造からの建造物の製造においては、要素に他の機能が組み入れられることは魅力的である。図4は、フラップ11を備えた郵便ポストを提供する特別の要素10を示す。
図5は、本発明による建造システムの一部を成形するプロファイル13を示す。他の金属またはプラスチックのような他の物質を同様に使用することができるが、プロファイル13はアルミニウムから好ましくは製造される。
【0030】
プロファイルは、2本の脚14、15を有し本質的にL字に賦形されている。タング16は脚15の解放端上に配置される。これらのタング16は交互に上向き16Aおよび下方16Bへ折られている。タング16の間の距離は建造システムにとって重要である。図5の中で示される例示的な実施態様では、2つの上向きの曲がっているタング16Aの間の距離は要素1の長さと等しい。さらに、下向きの曲がっているタング16Bの間の距離は要素1の長さと等しい。この実施態様の中で、タング16Bは、2つのタング16Aの間の中間に置かれる。その後、ハーフブリック結合の外観が、本発明による構造の建造の間に作成される。示された例示的な実施態様では、プロファイル13の脚14は上向きで折られる;脚を下方へ折るか、プロファイルの他方を丸くすることももちろん可能である。
【0031】
図6では、2重の脚18によって図5の中で示されるプロファイルと識別されるプロファイル17が配置される。はるかに大きな剛性がこの2重の脚18により得られる。これは、決定された用途においては重要なことである。図5の中で示されるプロファイルとの別の相違は脚15がより広いという事実である;それはタング16を越えて伸びる。これはもちろんプロファイルの剛さを増加させるのに貢献するだけでなく、プロファイルに接続された要素1をよりよく支持する。
【0032】
互いに要素1を隔てるプロファイルが要素間に挿入される場合に、要素1を互いに接続させることは原理的に可能である。さらに、要素間に既に通常存在するジョイントを拡大することは可能である。この目的のために使用することができるプロファイルは、図7に示される。プロファイル19はこの目的のために提供され、図7では上方へ伸びる突出部20、および下方へ伸びる突出部21を有する。本発明の例示的な実施態様では、突出部20および21は、プロファイルの長さ方向に伸びる列を作って配置される。
【0033】
代わりにまたは組み合わせて、要素の間の、または要素とプロファイル19の間の所定の相互の距離を提供する補助のプロファイルを利用することもさらに可能である。
そのような状況は図8に示される。たとえば、プラスチックから製造されたプロファイル22は、要素1の間の距離を維持するために働く。それらは、さらに視覚的なジョイントを成形する。上に述べられるように、折られたプロファイルは好ましく使用される。
【0034】
図9は、面構造7(その断面図は図3の中で示される)を形成するために、上記の言及された要素1およびプロファイル2がどのように組み立てられるか示す。構造の基礎は、本質的に垂直に伸びる少なくとも2つのカラム8によって成形される。これらも、アルミニウムから好ましくは作られるが、鋼、木材またはプラスチックから製造することもできる。それらは、本発明の構造がその一部を形成する建物の軸受構造を形成する。
【0035】
最も下のプロファイル3Aはたとえば、ねじ9によってこれらのカラムに対して固定される。プロファイルは、このようにその上に置かれる要素1のための、水平に伸びる支持体を形成する。要素1を置く際に、プロファイルの、上向きに曲がっているタング6Aが、要素1の溝2の中に伸びるように配置される。タング6Aは、要素を水平方向、要素の長さ方向および横方向に固定する。
【0036】
その後、次のプロファイル3Bが置かれる。プロファイルの下方へ曲がっているタング6Bが、要素1の溝2へ伸びなければならない。下方に存在するプロファイルの上向きに曲がっているタングによる溝の中の結合のように、タングは異なる要素のそれぞれの2つの溝の中に伸びる。すなわち、1つの溝が2つの隣接した要素を結合する。要素がそれぞれ2つの溝を有しているので、各々が異なるタングによって結合される。最小の数のタングで良好な固定を得ることがこれによって可能である。
【0037】
プロファイル3Bが置かれた場合、それがカラム8にねじで留められる。図の中の要素1の最下層がこれによってロックされる。その後、要素1の後の層が置かれ、要素の半分の長さだけずらして置き、ハーフブリック結合を得る。これらの操作が完全な壁構造を得るために繰り返される。
【0038】
上記の議論された建造物では、溝は要素の幅の中心に作られず、わずかに中心からずらして作られる。これが、2つの異なる方法で要素を配置する選択肢を提供する、つまり、はるかに外側にのびるか、それほど外側に伸びないかである。これによって壁にレリーフを配置することができる。
【0039】
上に示された建造物では、プロファイルは直線であり、その結果、直線の壁が得られる。しかしながら、さらに、近代建築において要求される曲線状の壁を得るために、曲線状のプロファイルを配置することが可能である。この目的のためには、要素はわずかに先細になる端面で作られなければならないだろう。
上記では概略的にレンガの形状を有している要素が適用されているが、正方形の表面を有する要素または細長い要素のように、他の形状のものを使用することが可能である。
【0040】
さらに、プロファイル3を垂直に伸ばすことが可能である。そこでは、構築中に、要素はそれらが次のプロファイルによって固定される前に、一時的に固定されなければならない。プロファイルも、そのために傾斜して置くことができる。
本発明は水平な用途、および屋根のような傾斜する建造にも同様に適用可能である。要素の一時的固定は水平な建造物でも考慮に入れられなければならない。カセット状の要素がここでは魅力的である。
プロファイルのタングに、あそびがなく、要素を堅く接続することが可能である。これは、床の場合に特に魅力的である。さらに、この構造により建設された建物の地震による被害を低減するために小さなあそびを適用することが可能である。
【0041】
本発明の魅力的な長所は、限られた数の要素とプロファイルからの、パレットとしての使用にある。
要素は、たとえば、所望の外観を得るために層を適用することにより処理することができる。
プロファイルの縦方向での連続的な構造要素は、プロファイルおよび構造要素の適切な寸法で、互いに直接接触して配置することができる。しかしながら、さらに、構造の要素を互いにあるジョイントに接続させることが可能である。その後、このジョイントは目地モルタルで、またはマスチックで充填することができる。
【0042】
図10は、本発明の第4の実施態様を示す。平らなプロファイルがここで使用される。平面プロファイルと、平面構造と平行に伸びる支持構造との間には接続は設けられない。この状態では、平面構造はそれ自身が強くなければならないか、または、他の手段が取られなければならない。図10に示される実施態様では、要素30には、端表面を横切る溝31だけではなく、長さ方向の表面での長さ方向の溝32も提供される。長さ方向の溝32は、長さ方向に伸びるプロファイル33の一部を受容するように適応される。要素はプロファイル33の存在により横方向について固定される。先の実施態様でのように、プロファイル33の一方の側に配置された突出部34により長さ方向について固定される。これらの突出部34は溝31と結合し、それによって長さ方向での固定も得られる。ハーフブリック結合された建造物を可能とするために、突出部が互いに半ピッチごとに配置される。前の実施態様と比較した時のこの実施態様の利点は、プロファイル33の単純性である。したがってこれはより顕著に安く生産することができる。更に、支持構造へのどんな付属物も作る必要がない。プロファイルは1つ以上の要素にわたって伸び、好ましくは2から10の間の数の要素にわたって伸びる。
【0043】
図11は、コストが安価であり、支持構造への付属物を有する実施態様を示す。この実施態様の中で示される構造は、図10の中で示される実施態様のそれと本質的に対応する。しかし図11に示される実施態様では、アンカーが提供され、実質的に平行に伸びる構造への付属物を形成する。この目的のために、くぼみ35が突出部34中に設けられる。本発明の構造が積み重ねられる場合、くぼみ35を有する突出部34が互いに向き合って存在する。くぼみ35中にアンカー36を配置することが可能である。アンカー36には、両方のプロファイル33上で結合する適切なくぼみ37がこの目的のために提供される。形状をロックする接続がこれによって作成される。アンカー36は支持構造、たとえば、それに対して本発明の構造が作られる既存の壁に結合されることができる。この配置は、修復作業において特に魅力的である。図11に示される状況では、下部のプロファイル33が置かれた後、および上部のプロファイル33が置かれる前に、アンカーは配置される。アンカー36の数は、適用される構成に応じて選択することができる;要素30のすべてのペアの間にアンカー36を置くことは一般に必要ではないだろう。
【0044】
上記の要素が、プロファイルの横方向で互いに接触する要素のすべてである。図12は、プロファイルの横方向で互いに接続する要素が、補助のプロファイルによって隔てられ、それにより、ジョイントを作成する実施態様を示す。このジョイントに目地塗りを行うことはもちろん可能である。しかし、より暗い物質からプロファイルを作り、目地が塗られる表面上にそれが現れるようにする方が簡単である。ここに示された実施態様においては、補助のプロファイルはU字型である。これは、プロファイルのための金属の使用に関する。例えば、プラスチックが使用される場合、例えば長方形の閉じた断面のプロファイルのような、他の形状のプロファイルを選ぶことが可能である。ここに示された実施態様では、U字型の補助のプロファイル37がプロファイル33の上に置かれる。したがって、開口38が突出部34の通過のために補助のプロファイル中に提供される。その結果、それらが、上に横たわる要素30と結合することができる。図面の中で示されなかったが、使用可能なアンカーの通過を許容するために補助のプロファイルに穴を設けることが可能である。
【0045】
プロファイルの横方向での連続的な構造要素は、プロファイル幅の幅を有するジョイントによって互いから一般に隔てられる。追加の手段なしでジョイントをすべて減じることは可能ではない。しかしながら、ジョイントを広げることは可能である。プロファイルには、プロファイルから距離を置いて構造要素を保持する目的のため、適切な突出部を提供することができる。これらのジョイントも目地モルタルまたはマスチックで充填することができる。
【0046】
ジョイントをすべて減じるために、または、言いかえれば、構造要素をプロファイルの横方向で互いに接続させるために、構造要素中にプロファイルを挿入しなければならない。言い換えれば、構造要素にはジョイントの位置に広げられた部分が提供されなければならない。
【図面の簡単な説明】
【0047】
【図1】図1は、本発明の第1の実施態様による要素の概要の透視図を示す;
【図2】図2は、本発明の第2の実施態様による要素の概要の透視図を示す;
【図3】図3は、本発明の第3の実施態様による要素の概要の透視図を示す;
【図4】図4は、本発明による特別の要素の概要の透視図である;
【図5】図5は、本発明によるプロファイルの第1の実施態様の概要の透視図である;
【図6】図6は、本発明によるプロファイルの第2の実施態様の概要の透視図である;
【図7】図7は、第3の実施態様による2つのプロファイル、および該プロファイルの間におかれた要素の組み合わせの断面図である;
【図8】図8は図7の変法に対応する図である;
【図9】図9は、第1の実施態様によるプロファイルの図7の変法に対応する図である;
【図10】図10は第4の実施態様の概要の透視図である;
【図11】図11は、追加アンカーを備えた第4の実施態様の概要の詳細な透視図である;図11Aは第4の実施態様において使用された図である;図11Bは第4の実施態様において2つのプロファイルが使用された図である;
【図12】図12は、第5の実施態様の概要の透視図を示す。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
− 第1の方向に相互に平行に伸びるプロファイル;および
− プロファイルに解放可能に連結することができる要素;を含み
− プロファイルは要素の両側に伸び;
− 要素は両方の隣接したプロファイルに連結される、壁、床、天井または屋根のような面構造。
【請求項2】
プロファイルの縦方向を横切って伸びる要素の端部の壁の位置で、要素とプロファイルの間のカップリングを成形するように、要素が適合される点に特徴を有する、請求項1記載の構造。
【請求項3】
カップリングが、形状が固定されたカップリングを形成するように適合される点に特徴を有する、請求項1または2記載の構造。
【請求項4】
カップリングはプロファイルの縦方向、および面構造の面に垂直な方向で、要素およびプロファイルを固定するように適合される点に特徴を有する、請求項3記載の構造。
【請求項5】
要素に、その端部の壁に配置されるくぼみが提供され、このくぼみがプロファイルに提供されるタングによって結合するように適合される点に特徴を有する、請求項1から4のいずれか1項記載の構造。
【請求項6】
要素のプロファイルに隣接する側に溝が提供され、この溝が平らな形状のプロファイルによって結合されるように適合される点に特徴を有する、請求項1から5のいずれか1項記載の構造。
【請求項7】
要素の一方の側に存在する溝の深さの合計が、プロファイルの高さと同じかまたは大きく、相互に隣接した要素が互いに接触をする点に特徴を有する、請求項6記載の構造。
【請求項8】
アンカー手段により、プロファイルが平行な構造と結合される点に特徴を有する、請求項6または7記載の構造。
【請求項9】
プロファイルの長さ方向に伸びるジョイントが、プロファイルを横切る方向で、連続的な構造要素間に形成される点に特徴を有する、請求項1から8のいずれか1項記載の構造。
【請求項10】
補助のプロファイルがジョイントの位置に置かれる点に特徴を有する、請求項9記載の構造。
【請求項11】
垂直方向に伸びるジョイントが、水平方向で、連続的な構造要素間に形成される点に特徴を有する、請求項1から10のいずれか1項記載の構造。
【請求項12】
少なくともプロファイルの長さ方向で、構造要素が互いに結合される点に特徴を有する、請求項1から11のいずれか1項記載の構造。
【請求項13】
少なくとも、ジョイントの一部がモルタルまたはマスチックで充填されるという点に特徴を有する、請求項9,10または11記載の構造。
【請求項14】
要素が中実であるという点に特徴を有する、請求項1から13のいずれか1項記載の構造に使用するための要素。
【請求項15】
要素が中空であるという点に特徴を有する、請求項1から13のいずれか1項記載の構造に使用するための要素。
【請求項16】
少なくとも要素の外側および側面に壁が提供される点に特徴を有する、請求項14記載の要素。
【請求項17】
要素が折られた板状物質から製造される点に特徴を有する、請求項16記載の要素。
【請求項18】
要素の両方の端部の壁に、構造の方向に伸びる溝が提供されるという点に特徴を有する、請求項14から17のいずれか1項記載の要素。
【請求項19】
溝が端面の中心の近くに配置される点に特徴を有する、請求項18記載の要素。
【請求項20】
プロファイルに隣接する要素の面に、プロファイルにより結合されるのに適合する溝が提供される点に特徴を有する、請求項1から20のいずれか1項記載の要素。
【請求項21】
要素の一方の側に存在する溝の深さの合計が、プロファイルの高さと同じか又は大きい点に特徴を有する、請求項20記載の要素。
【請求項22】
要素に、たとえば、ランプ、家屋番号、ネームプレート、押しボタンまたは郵便ポストのような補助的機能が提供される点に特徴を有する、請求項1から21のいずれか1項記載の要素。
【請求項23】
特別の要素が敷居であるという点に特徴を有する、請求項1から13のいずれか1項記載の構造に使用するための特別の要素。
【請求項24】
特別の要素がまぐさであるという点に特徴を有する、請求項1から13のいずれか1項記載の構造に使用するための特別の要素。
【請求項25】
プロファイルが要素の間を長さ方向に伸びる少なくとも一部分を有し、プロファイルには、要素に形成されたくぼみと一緒に形状を固定するカップリングを形成するように適合された突出部が提供される点に特徴を有する、請求項1から13のいずれか1項記載の構造に使用するためのプロファイル。
【請求項26】
突出部が折られたタングにより形成される点に特徴を有する、請求項25記載のプロファイル。
【請求項27】
突出部が交互に一方の側に折られ、1つの側に折られたタングの間隔が建造される構造中の要素のピッチと同じである点に特徴を有する、請求項26記載のプロファイル。
【請求項28】
プロファイルに、建造される構造の面と平行に伸びる部分が提供される点に特徴を有する、請求項25、26または27記載のプロファイル。
【請求項29】
プロファイルが実質的にT字型の断面を有する点に特徴を有する、請求項28記載のプロファイル。
【請求項30】
プロファイルが折られている点に特徴を有する、請求項26から29のいずれか1項記載の要素。
【請求項31】
プロファイルが平坦であり、どちらかの側に突出部が提供される点に特徴を有する、請求項25記載のプロファイル。
【請求項32】
プロファイルの両方の側に交互に突出部が提供される点に特徴を有する、請求項30記載のプロファイル。
【請求項33】
プロファイルに開口部が提供され、該開口部が構造の面を本質的に横切って伸びるアンカーによって結合されるように適合される点に特徴を有する、請求項31または32記載のプロファイル。
【請求項34】
請求項1から13のいずれか1項記載の構造を建造するための部品のキットであって、請求項14から24のいずれか1項記載のいくつかの要素、および請求項25から33のいずれか1項記載のいくつかのプロファイルにより特徴づけられるキット。
【請求項35】
− その長さ方向の側の少なくとも1つに突出部を提供される、第1のプロファイルを配置すること;
− 第1のプロファイルに隣接して一連の要素を配置し、該要素を形状を固定する手段によりプロファイルと固定すること;
− 少なくとも1つのプロファイルを要素に隣接して配置し、プロファイルを形状を固定する手段によりプロファイルと固定すること;および
− 構造が完成するまで上記の後の2工程を繰り返すこと;を含む本質的に平らな構造を構築する方法。
【請求項1】
− 第1の方向に相互に平行に伸びるプロファイル;および
− プロファイルに解放可能に連結することができる要素;を含み
− プロファイルは要素の両側に伸び;
− 要素は両方の隣接したプロファイルに連結される、壁、床、天井または屋根のような面構造。
【請求項2】
プロファイルの縦方向を横切って伸びる要素の端部の壁の位置で、要素とプロファイルの間のカップリングを成形するように、要素が適合される点に特徴を有する、請求項1記載の構造。
【請求項3】
カップリングが、形状が固定されたカップリングを形成するように適合される点に特徴を有する、請求項1または2記載の構造。
【請求項4】
カップリングはプロファイルの縦方向、および面構造の面に垂直な方向で、要素およびプロファイルを固定するように適合される点に特徴を有する、請求項3記載の構造。
【請求項5】
要素に、その端部の壁に配置されるくぼみが提供され、このくぼみがプロファイルに提供されるタングによって結合するように適合される点に特徴を有する、請求項1から4のいずれか1項記載の構造。
【請求項6】
要素のプロファイルに隣接する側に溝が提供され、この溝が平らな形状のプロファイルによって結合されるように適合される点に特徴を有する、請求項1から5のいずれか1項記載の構造。
【請求項7】
要素の一方の側に存在する溝の深さの合計が、プロファイルの高さと同じかまたは大きく、相互に隣接した要素が互いに接触をする点に特徴を有する、請求項6記載の構造。
【請求項8】
アンカー手段により、プロファイルが平行な構造と結合される点に特徴を有する、請求項6または7記載の構造。
【請求項9】
プロファイルの長さ方向に伸びるジョイントが、プロファイルを横切る方向で、連続的な構造要素間に形成される点に特徴を有する、請求項1から8のいずれか1項記載の構造。
【請求項10】
補助のプロファイルがジョイントの位置に置かれる点に特徴を有する、請求項9記載の構造。
【請求項11】
垂直方向に伸びるジョイントが、水平方向で、連続的な構造要素間に形成される点に特徴を有する、請求項1から10のいずれか1項記載の構造。
【請求項12】
少なくともプロファイルの長さ方向で、構造要素が互いに結合される点に特徴を有する、請求項1から11のいずれか1項記載の構造。
【請求項13】
少なくとも、ジョイントの一部がモルタルまたはマスチックで充填されるという点に特徴を有する、請求項9,10または11記載の構造。
【請求項14】
要素が中実であるという点に特徴を有する、請求項1から13のいずれか1項記載の構造に使用するための要素。
【請求項15】
要素が中空であるという点に特徴を有する、請求項1から13のいずれか1項記載の構造に使用するための要素。
【請求項16】
少なくとも要素の外側および側面に壁が提供される点に特徴を有する、請求項14記載の要素。
【請求項17】
要素が折られた板状物質から製造される点に特徴を有する、請求項16記載の要素。
【請求項18】
要素の両方の端部の壁に、構造の方向に伸びる溝が提供されるという点に特徴を有する、請求項14から17のいずれか1項記載の要素。
【請求項19】
溝が端面の中心の近くに配置される点に特徴を有する、請求項18記載の要素。
【請求項20】
プロファイルに隣接する要素の面に、プロファイルにより結合されるのに適合する溝が提供される点に特徴を有する、請求項1から20のいずれか1項記載の要素。
【請求項21】
要素の一方の側に存在する溝の深さの合計が、プロファイルの高さと同じか又は大きい点に特徴を有する、請求項20記載の要素。
【請求項22】
要素に、たとえば、ランプ、家屋番号、ネームプレート、押しボタンまたは郵便ポストのような補助的機能が提供される点に特徴を有する、請求項1から21のいずれか1項記載の要素。
【請求項23】
特別の要素が敷居であるという点に特徴を有する、請求項1から13のいずれか1項記載の構造に使用するための特別の要素。
【請求項24】
特別の要素がまぐさであるという点に特徴を有する、請求項1から13のいずれか1項記載の構造に使用するための特別の要素。
【請求項25】
プロファイルが要素の間を長さ方向に伸びる少なくとも一部分を有し、プロファイルには、要素に形成されたくぼみと一緒に形状を固定するカップリングを形成するように適合された突出部が提供される点に特徴を有する、請求項1から13のいずれか1項記載の構造に使用するためのプロファイル。
【請求項26】
突出部が折られたタングにより形成される点に特徴を有する、請求項25記載のプロファイル。
【請求項27】
突出部が交互に一方の側に折られ、1つの側に折られたタングの間隔が建造される構造中の要素のピッチと同じである点に特徴を有する、請求項26記載のプロファイル。
【請求項28】
プロファイルに、建造される構造の面と平行に伸びる部分が提供される点に特徴を有する、請求項25、26または27記載のプロファイル。
【請求項29】
プロファイルが実質的にT字型の断面を有する点に特徴を有する、請求項28記載のプロファイル。
【請求項30】
プロファイルが折られている点に特徴を有する、請求項26から29のいずれか1項記載の要素。
【請求項31】
プロファイルが平坦であり、どちらかの側に突出部が提供される点に特徴を有する、請求項25記載のプロファイル。
【請求項32】
プロファイルの両方の側に交互に突出部が提供される点に特徴を有する、請求項30記載のプロファイル。
【請求項33】
プロファイルに開口部が提供され、該開口部が構造の面を本質的に横切って伸びるアンカーによって結合されるように適合される点に特徴を有する、請求項31または32記載のプロファイル。
【請求項34】
請求項1から13のいずれか1項記載の構造を建造するための部品のキットであって、請求項14から24のいずれか1項記載のいくつかの要素、および請求項25から33のいずれか1項記載のいくつかのプロファイルにより特徴づけられるキット。
【請求項35】
− その長さ方向の側の少なくとも1つに突出部を提供される、第1のプロファイルを配置すること;
− 第1のプロファイルに隣接して一連の要素を配置し、該要素を形状を固定する手段によりプロファイルと固定すること;
− 少なくとも1つのプロファイルを要素に隣接して配置し、プロファイルを形状を固定する手段によりプロファイルと固定すること;および
− 構造が完成するまで上記の後の2工程を繰り返すこと;を含む本質的に平らな構造を構築する方法。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図11A】
【図11B】
【図12】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図11A】
【図11B】
【図12】
【公表番号】特表2008−502833(P2008−502833A)
【公表日】平成20年1月31日(2008.1.31)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−527077(P2007−527077)
【出願日】平成17年6月10日(2005.6.10)
【国際出願番号】PCT/NL2005/000429
【国際公開番号】WO2005/121475
【国際公開日】平成17年12月22日(2005.12.22)
【出願人】(506406962)
【Fターム(参考)】
【公表日】平成20年1月31日(2008.1.31)
【国際特許分類】
【出願日】平成17年6月10日(2005.6.10)
【国際出願番号】PCT/NL2005/000429
【国際公開番号】WO2005/121475
【国際公開日】平成17年12月22日(2005.12.22)
【出願人】(506406962)
【Fターム(参考)】
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