説明

顕微鏡用撮像装置と、対物ミクロメータ

【課題】キャリブレーション操作の煩わしさを軽減可能な、顕微鏡用撮像装置と対物ミクロメータを提供すること。
【解決手段】観察手段により観察される標本像を撮像し、観察画像を出力する撮像手段21と、前記撮像手段の撮像範囲内に含まれる1つまたは複数の寸法校正用パターンと当該1つまたは複数の寸法校正用パターンの近傍にそれぞれ配置された寸法情報パターンの中から、前記撮像範囲内の最外周部近傍に位置する前記寸法校正用パターンを少なくとも1つ選択し、選択した前記寸法校正用パターンに対応する前記寸法情報パターンから当該寸法校正用パターンの寸法情報を取得する寸法情報取得手段23と、取得した前記寸法情報と選択した前記寸法情報パターンに対応する前記寸法校正用パターン画像の画素数とから1画素当たりの実寸法を算出する寸法校正手段23と、を有することを特徴とする顕微鏡用撮像装置2。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、顕微鏡用撮像装置と対物ミクロメータに関する。
【背景技術】
【0002】
顕微鏡により観察された試料の画像を取り込み、その観察画像上で任意の部分の実寸法を計測する装置が知られている。この装置では、計測のためにまず対物ミクロメータ等の長さの基準となる物差しを撮像し、ユーザが画像上の2点を指定する入力をし、2点間の長さをユーザ入力した後、撮像画像の2点間の画素数から1画素あたりの長さを計算するキャリブレーション操作を行い、その後観察画像上の指定した任意の2点間の実寸法を1画素当たりの値を用いて実寸法に換算している(例えば、特許文献1参照)。
【特許文献1】特開2004−258495号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
従来の装置では、キャリブレーション操作時には、ユーザが画像上の2点を指定、2点間の長さと単位を入力する必要がある。また、対物レンズを交換して顕微鏡の倍率を変更した時、ユーザは撮像される物差しの画像の倍率に応じて最適な目盛りを選択する必要がある。このため、ユーザにとってキャリブレーション操作が煩わしく、入力ミスによるキャリブレーション誤りが頻発すると言う問題がある。
【課題を解決するための手段】
【0004】
上記課題を解決するため、本発明は、観察手段により観察される標本像を撮像し、観察画像を出力する撮像手段と、前記撮像手段の撮像範囲内に含まれる1つまたは複数の寸法校正用パターンと当該1つまたは複数の寸法校正用パターンの近傍にそれぞれ配置された寸法情報パターンの中から、前記撮像範囲内の最外周部近傍に位置する前記寸法校正用パターンを少なくとも1つ選択し、選択した前記寸法校正用パターンに対応する前記寸法情報パターンから当該寸法校正用パターンの寸法情報を取得する寸法情報取得手段と、取得した前記寸法情報と選択した前記寸法情報パターンに対応する前記寸法校正用パターン画像の画素数とから1画素当たりの実寸法を算出する寸法校正手段と、を有することを特徴とする顕微鏡用撮像装置を提供する。
【0005】
また、本発明は、前記基板に形成された1つまたは複数の寸法校正用パターンと、前記1つまたは複数の寸法校正用パターンの近傍にそれぞれ配置された寸法情報パターンと、を有することを特徴とする対物ミクロメータを提供する。
【発明の効果】
【0006】
本発明によれば、キャリブレーション操作の煩わしさを軽減可能な、顕微鏡用撮像装置と対物ミクロメータを提供することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0007】
以下、本発明の実施の形態に係る顕微鏡用撮像装置と、対物ミクロメータについて図面を参照しつつ説明する。なお、以下の実施の形態は、発明の理解の容易化のためのものに過ぎず、本発明の技術的思想を逸脱しない範囲において当業者により実施可能な付加・置換等を施すことを排除することは意図していない。
【0008】
図1は、実施の形態に係る顕微鏡撮影装置の概略構成図を示す。
【0009】
図1において、顕微鏡1に接続された撮像装置2は、顕微鏡1のステージ12上に置かれた試料13の後述する観察画像をカメラ部21により撮像する。このとき、レボルバ15を回転することで使用する対物レンズ16を交換し、試料13の観察画像の倍率を変更する。カメラ部21で撮像した観察画像は、ケーブル22を介してカメラ部21からCCU23(Camera Control Unit)へ送られる。
【0010】
CCU23は、カメラ部21から送られた観察画像をモニタ3に表示するともに、ユーザにより指示された各種の画像処理や計測処理を行うことができる。このとき、ユーザはマウス5を操作することにより、CCU23が実行する画像処理内容を指示する。
【0011】
図2は、実施の形態に係る顕微鏡撮影装置のCCUの機能ブロック図を示す。
【0012】
図2において、カメラ部21からケーブル22を介して送られた観察画像は、CCU23の画像処理IC2301へ入力され、画像メモリ2302ヘ記録される。画像処理IC2301は、画像メモリ2302に記録した画像情報を用いて、各種の画像処理を実行し、画像合成部2303でモニタ3への表示イメージに変換した後モニタ3に出力する。
【0013】
また、CCU23はフラッシュメモリ2304を内蔵している。そして、ユーザがマウス5を操作することにより、CPU2305はフラッシュメモリ2304からメニュー画像用の部品を読み出し、メニュー画面生成部2306へ送る。メニュー画面生成都2306はメニュー画像用の部品を組み合わせてメニュー画像を生成し、画像合成部2303にメニュー画像を送る。画像合成部2303は画像メモリ2302に格納されている観察画像とメニュー画像とを合成し、モニタ3に合成画像を表示する(図3参照)。
【0014】
ユーザはモニタ3に表示された観察画像とメニュー画像とを見ながらマウス5を操作することで、CPU2305が画像処理のパラメータを変更したり計測処理を行ったりする。
【0015】
例えば、ユーザが観察画像の計測処理を行うためにマウス5を操作し、計測メニューを選択したとき、CPU2305はキャリブレーション判定フラグをメモリ2307から読み出してキャリブレーション判定フラグが設定されているか否かを判断する。キャリブレーション判定フラグがクリアされている場合には、まだ1画素当たりの実寸法を設定するキャリブレーションが行われていないと判断し、CPU2305は図3に示すように、ユーザにキャリブレーションを実行することを指示する項目をモニタ3に表示する。ここで、図3はユーザにキャリブレーションを行うように指示する画面の一例を示す。
【0016】
後述する手順でキャリブレーションが行われるとキャリブレーション判定フラグがセットされてメモリ2307に記憶され、CPU2305は図5に示すようなキャリブレーション結果項目と観察画像における計測実行を指示する画面をモニタ3に表示する。ここで、図5は、計測実行指示画面の一例を示す。
【0017】
次に、キャリブレーション操作について図4を参照しつつ説明する。図4は、キャリブレーション用の対物ミクロメータをカメラ部21で撮像してモニタ3に表示した状態を示す。
【0018】
図3に示すキャリブレーション実行指示画面が表示されたとき、ユーザは顕微鏡1のステージ12上の試料13を寸法校正用パターンが形成されている対物ミクロメータ100(物差し)に置換る。なお、対物ミクロメータ100は、ステージ12上の所定位置に前もって配置して置いてステージ12を駆動して対物レンズ16の光路に位置決めして観察画像を取得するようにしても良いし、試料13と交換して観察画像を取得するようにしても良い。
【0019】
図4に示す対物ミクロメータ100の画像は、同心円状の複数のパターンa、b、c、dが形成されている。そして、同心円状のパターンa、b、c、dは、様々な倍率の対物レンズ16に対応できるように中心に近いパターンaはその直径Dが小さく、中心から距離が離れるにつれてその半径Dが大きくなるように形成されている。即ち、対物レンズ16の倍率が高いときには視野直径が小さくなるので、直径Dの小さなパターンaを、対物レンズ16の倍率が低いときには視野直径が大きくなるので直径Dの大きなパターンdを寸法校正用パターンとして使用する。このように、視野直径に対応する寸法校正用パターンを選択することで1画素当たりの実寸法の精度が高くなる。
【0020】
また、寸法校正用パターンa、b、c、dの近傍には、パターンa、b、c、dそれぞれの直径Dの値とその単位等の寸法情報を含む二次元コード(QRコードとも言う)パターンap、bp、cp、dpが配設されている。
【0021】
図4に示す観察画像において、図2に示すCPU2305は目盛り検出部2308に基準となる目盛りを検出するよう命令を出す。目盛り検出部2308は画像メモリ2302に格納されている対物ミクロメータ100の観察画像からカメラ部21の撮像範囲中にあるパターンa〜dの画像のうち最も大きい(外側にある)パターン(図4の場合、パターンdが相当する、以後パターンdを用いて説明する)を寸法校正用パターンdとして検出し、このパターンdの直径Dの画素数をCPU2305に送る。なおその際、選択したパターンdをユーザが容易に認識することができるように、色付表示(例えば、赤色や赤色の破線)等をする。
【0022】
次に、CPU2305は二次元コード検出部2309に二次元コードdpを検出するよう命令を出す。二次元コード検出部2309は観察画像の最も外側のパターンd近傍の内側(中心側)にある二次元コードdpを検出し、二次元コード解読部2310に送る。二次元コード解読部2310は二次元コードdpの解読結果をCPU2305に送る。CPU2305は二次元コードdpから取得したパターンdの直径D値および単位とパターンdの直径に対応する画素数とから1画素当たりの実寸法をL算出し、図4に示すメニュー画像上に実寸法L値と単位を表示する。
【0023】
例えば、パターンdの直径に相当する画素数をφ、二次元パターンpdの解読結果の直径D値がN、単位(μm)のとき、1画素当たりのキャリブレーション結果Lは以下のようになる。
L(μm/画素)=N/φ
【0024】
なお、パターンd、および二次元コードdpは、色で判別しても良いし、また反射率の異なる物質を埋め込み、輝度で判別してもよい。
【0025】
以上でキャリブレーションが完了し、CPU2305は図5に示すようにキャリブレーション結果と計測の項目を表示する。また、キャリブレーション判定フラグをセットしてメモリ2307に格納する。
【0026】
次に、ユーザは試料13を顕微鏡1のステージ12に戻し、試料13の観察画像をモニタ3に表示する。そして、ユーザはマウス5で距離を測定する2点を観察画像上で指定する。CPU2305は2点の画素座標を読み取り、実際の距離(実寸法)に上記キャリブレーション結果Lを用いて換算し、結果をモニタ3に表示する(図6参照)。
【0027】
例えば、マウス5が指定した2点の画素座標を(x1,y1)、(x2,y2)とし、上記キャリブレーション結果をL(μm/画素)とすると、指示した2点間の実際の距離d(μm)は、
d(μm)=((x2-x1)+(y2-y1)1/2×L
となる。
【0028】
図6は、指定した2点間(図中実線で示す)の計測結果算出後のモニタ3の画像表示を示す。CPU2305は計測結果をメニューに表示するために、計測結果と計測結果画面を作成するための部品をフラッシュメモリ2304から読み出し、計測結果画面作成都2311へ送る。計測結果画面作成部2311は部品を組み合わせて計測結果画面を生成し、画像合成部2303に計測結果画像送る。画像合成部2303では画像メモリ2302に格納されている観察画像と計測結果画像とメニュー画面作成画像とを合成し、合成画像をモニタ3に表示する。
【0029】
また、観察画像と計測結果を保存したい場合には、画像保存ボタンをマウス5でクリックすることで観察画像と計測結果の情報がリンクしてメモリ2307に保存される。これにより、不図示のメニュー画面から保存画像を検索して再表示することが可能になる。
【0030】
図7は、対物ミクロメータの変形例を示し、(a)は寸法校正用パターンが直線状に形成されているものの一例を、(b)は寸法校正用パターンが四角形状に形成されている一例をそれぞれ示す。
【0031】
図7(a)は、原点Oからの距離が異なる直線状のa,b,c,d4種類のパターンとそれぞれのパターンの近傍に距離と単位情報を含む二次元コードap、bp、cp、dpを有する寸法校正用パターンである。原点Oの二次元コードはopで取得できる。キャリブレーション時には、図4に示すように観察画像をモニタ3に表示し、寸法校正用パターンa〜dのうち最も外側にあるパターン(例えば、パターンd)と、このパターンの二次元コードdpを用いて1画素当たりの実寸法を前述の従って求める。このとき、パターンの寸法として、d−d間の距離を使用しても良いし、原点Oからパターンdまでの距離を二次元コードopとdpとから求めても良い。また、d−d間以外の距離情報をそれぞれの二次元コード情報を用いて1画素当たりの実寸法を求めることも可能である。
【0032】
また、図7(b)は、原点Oからの距離が異なる四角形状のa,b,c,d4種類のパターンとそれぞれの距離と単位情報を含む二次元コードap,bp,cp,dpを有する寸法校正用パターンである。これらのパターンの二次元コードには、距離情報として四角形の一辺の長さや四角形の対角線の長さの情報が含まれている。原点Oの二次元コードはopで取得できる。キャリブレーション時には、図4に示すように観察画像をモニタ3に表示し、寸法校正用パターンa〜dのうち最も外側にあるパターン(例えば、パターンd)と、このパターンの二次元コードdpを用いて1画素当たりの実寸法を前述の従って求める。このとき、パターンの寸法として、d−d間の距離を使用しても良いし、原点Oからパターンdまでの距離を二次元コードopとdpとから求めても良い。また、d−d間以外の距離情報をそれぞれの二次元コード情報を用いて1画素当たりの実寸法を求めることも可能である。
【0033】
なお、寸法校正用パターンには上記以外にも種々の形状のパターンを形成し使用できることは言うまでもない。また、上記実施の形態では、キャリブレーション操作を試料13の観察時に行っている場合について説明したが、顕微鏡1のレボルバ15に配置された対物レンズ16に対して事前にキャリブレーション操作を行いその結果をメモリ2307に記憶しておき、顕微鏡1でレボルバ15の回転位置などから光路に挿入されている対物レンズ16を検出して、CPU2305が対物レンズ16に対応したキャリブレーション結果を使用するようにしても良い。これにより対物レンズ16の交換時のキャリブレーション操作を省略することが可能になる。
【0034】
以上述べたように、実施の形態によれば、撮像装置で寸法校正用パターンを自動的に選択して、そのパターンの寸法、単位情報等を二次元コードから読み取るので、ユーザがキャリブレーション操作のたびに基準となる2点の指定、2点間の距離、及び単位を入力するなどの煩雑な操作を不要にすることができる。
【0035】
また、実施の形態に係る対物ミクロメータは、寸法の異なる複数の寸法校正用パターンを有しているため、対物レンズの交換等の倍率変更に容易に対応することができる。
【0036】
また、撮像装置が寸法校正用パターンの実寸法二次元コードからを読み取ることができるので、顕微鏡に依らず本撮像装置を取り付け可能な光学装置に適用することができる。
【0037】
また、寸法校正用パターンの寸法情報を文字情報とし、CCU2305中の二次元コード検出部2309、二次元コード解読部2310をそれぞれ文字情報検出部、文字情報解読部に変更することで1画素当たりの実寸法を求めることも可能である。
【図面の簡単な説明】
【0038】
【図1】図1は、実施の形態に係る顕微鏡撮影装置の概略構成図を示す。
【図2】図2は、実施の形態に係る顕微鏡撮影装置のCCUの機能ブロック図を示す。
【図3】ユーザにキャリブレーションを行うように指示する画面の一例を示す。
【図4】キャリブレーション用の対物ミクロメータをカメラ部で撮像してモニタに表示した状態を示す。
【図5】計測実行指示画面の一例を示す。
【図6】指示した2点間(図中実線で示す)の計測結果算出後のモニタの画像表示を示す。
【図7】対物ミクロメータの変形例を示し、(a)は寸法校正用パターンが直線状に形成されているものの一例を、(b)は寸法校正用パターンが四角形状に形成されている一例をそれぞれ示す。
【符号の説明】
【0039】
1 顕微鏡
2 撮像装置
3 モニタ
5 マウス
12 ステージ
13 試料
15 レボルバ
16 対物レンズ
21 カメラ部
22 ケーブル
23 撮像装置
100 対物ミクロメータ
2301 画像処理部
2302 画像メモリ
2303 画像合成部
2304 フラッシュメモリ
2305 CPU
2306 メニュー画面作成部
2307 メモリ
2308 目盛り検出部
2309 二次元コード検出部
2310 二次元コード解読部
2311 計測結果画面作成部
O 原点
a、b、c、d 寸法校正用パターン
ap、bp、cp、dp、op 二次元コードパターン

【特許請求の範囲】
【請求項1】
観察手段により観察される標本像を撮像し、観察画像を出力する撮像手段と、
前記撮像手段の撮像範囲内に含まれる1つまたは複数の寸法校正用パターンと当該1つまたは複数の寸法校正用パターンの近傍にそれぞれ配置された寸法情報パターンの中から、前記撮像範囲内の最外周部近傍に位置する前記寸法校正用パターンを少なくとも1つ選択し、選択した前記寸法校正用パターンに対応する前記寸法情報パターンから当該寸法校正用パターンの寸法情報を取得する寸法情報取得手段と、
取得した前記寸法情報と選択した前記寸法情報パターンに対応する前記寸法校正用パターン画像の画素数とから1画素当たりの実寸法を算出する寸法校正手段と、を有することを特徴とする顕微鏡用撮像装置。
【請求項2】
前記寸法校正用パターンは同心円パターンで形成され、前記寸法情報パターンは前記同心円パターンの直径情報を含むことを特徴とする請求項1に記載の顕微鏡用撮像装置。
【請求項3】
前記寸法校正用パターンは、原点パターンと当該原点パターンを基準とする複数の物差しパターンとから形成され、
前記物差しパターンそれぞれの前記寸法情報パターンは、前記原点パターンからの距離情報を含むことを特徴とする請求項1に記載の顕微鏡用撮像装置。
【請求項4】
前記寸法情報パターンは、二次元コードを含むことを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の顕微鏡用撮像装置。
【請求項5】
前記観察画像を表示する表示手段と、
前記表示手段に表示された前記観察画像中の2点を指定する位置選択手段と、
前記位置選択手段で指定された2点間の画素数と前記実寸法とから当該2点間の実寸法を算出する演算手段とを、更に有することを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の顕微鏡用撮像装置。
【請求項6】
基板に形成された1つまたは複数の寸法校正用パターンと、
前記1つまたは複数の寸法校正用パターンの近傍にそれぞれ配置された寸法情報パターンと、を有することを特徴とする対物ミクロメータ。
【請求項7】
前記寸法校正用パターンは同心円パターンで形成され、前記寸法情報パターンは前記同心円パターンの直径情報を含むことを特徴とする請求項6に記載の対物ミクロメータ。
【請求項8】
前記寸法校正用パターンは、原点パターンと当該原点パターンを基準とする複数の物差しパターンとから形成され、
前記物差しパターンそれぞれの前記寸法情報パターンは、前記原点パターンからの距離情報を含むことを特徴とする請求項6に記載の対物ミクロメータ。
【請求項9】
前記寸法情報パターンは、二次元コードを含むことを特徴とする請求項6から8のいずれか1項に記載の対物ミクロメータ。

【図1】
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【図2】
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【図4】
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【図7】
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【図3】
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【図5】
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【図6】
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【公開番号】特開2009−294465(P2009−294465A)
【公開日】平成21年12月17日(2009.12.17)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−148416(P2008−148416)
【出願日】平成20年6月5日(2008.6.5)
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.QRコード
【出願人】(000004112)株式会社ニコン (12,601)
【Fターム(参考)】