飲料の成分材料を分与して調合/混合するための統合されたシステムのための飲料レシピを作り出すデバイスおよび方法
統合された飲料調合システムのための飲料レシピを作り出すための方法およびデバイスは、分与器と少なくとも1つの調合/混合/洗浄モジュールとを含む。本方法は、分与、調合および混合動作のためにレシピ入力パラメータを作る、コンピュータ上でユーザと対話しながら動作するレシピプログラムを用いて飲料レシピを作り出す。レシピは携帯型メモリに記憶されることが可能であって、統合されたシステムのユーザインタフェース・コントローラ内に、または関連するPOSデバイス内に挿入され得る。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は一般的には、飲料の香味料/成分材料を分与して調合/混合し、それによって飲料、例えばスムージーを製造するための統合されたシステムのための飲料レシピを作り出すためのデバイスおよび方法に関する。より特定的には本開示は、ユーザインタフェース・デバイスとインタラクティブに飲料レシピを作り出すためのコンピュータおよび方法に関する。統合されたアセンブリは、香味料/成分材料分与モジュールと、製氷・取分け制御モジュールと、すべての主要な香味料/成分材料を分与でき、任意選択的に装置内で製造された氷を取り分けて単一の給仕カップ内に分与でき、予め選択された飲料を形成するためにこのような香味料/成分材料と氷とを調合および/または混合でき、香味料汚染を回避するため、および保健・衛生条例を満足させるためにブレンダーシャフトとブレードと混合区画ポストとを洗浄できる調合/混合/洗浄器モジュールと、を含む。
【背景技術】
【0002】
飲料または飲物、例えばスムージー飲物を作り出すことにおいて初めから終わりまで多数のステップが関与し、すべてのステージにおいて潜在的問題が起こり得る。スムージー製造は、飲物を作り出すためにブレンダーポットの使用を必要とし、これは操作者が小さな器(ブレンダーポット)を購入して保持し、それから貯蔵することが必要とされることを意味する。現在の技術の欠点はまた、スムージー製造機において使用可能な氷のレベルを維持するために、離れた場所に位置する製氷機からスムージー製造機に氷を運搬することを労働者に強いる。この氷の運搬は、多くの理由から問題である。第1に典型的には、背後の貯蔵室から一般的にスムージー製造機が置かれているレストランの販売場所(POS)カウンターエリアに氷を運ぶために労力が必要となる。この氷の運搬は、重いバケツを不適切に運ぶことによって従業員が濡れた床の上で滑って転ぶか怪我をするような従業員の安全上の問題を引き起こす可能性がある。これはまた、取り扱いミスによる氷への殺菌混入の可能性を高める可能性がある。
【0003】
いったん氷が貯蔵されると、従業員は見積もられた量を手作業でブレンダーポットに加えなくてはならない。氷の量は測定されないでむしろ各従業員によって「当て推量」されるので、この成分材料は正確でなく、したがって同じフランチャイズ飲物を何度も繰り返し作り出すことを困難にする。
【0004】
氷が手作業で加えられた後になお、ジュースおよび追加の果物または香味料「混合物(mix−in)」が同様に操作者によって加えられる。最後に、あるサイズのカップが選ばれて飲物が注入される。この最後のステップは、無駄を生む一番の可能性を示す。従業員は成分材料を手で取り分けなくてはならないので、飲物が余るとブレンダーポット内に残される。この手作業プロセス時の各ステップにおいて、取分け制御は損なわれ、余分な成分材料が潜在的に金銭的な無駄となる。
【0005】
いったん注文が完了して顧客が自分の飲物を手にすると、このプロセスを終了させるための最後のステップ−香味料と病原菌との移転を防止するために各使用の後にブレンダーポットを手で洗浄する方法−がある。時間を節約するためにブレンダーポットは流し台内ですすがれることが多いが、これは公衆衛生を危険にさらす可能性がある。これは重要でないように見えるかもしれないが、香味料混入は顧客が食物アレルギーを持っている場合に深刻な脅威になる可能性がある。洗浄プロセスにおけるもう1つの欠点は、洗浄プロセスが操作者側にかなりの時間と労力とをかけることである。
【0006】
スムージーを作り出すためのこのプロセスにおける各ステップは典型的には4分から5分の時間を取るが、この時間は顧客にサービスし、またはより多くの飲食物の注文を取り、最終純益に直接寄与するように、よりうまく費やされ得るであろう。
【0007】
スムージーといった上等な飲料は人気上昇中であるが、大抵のクイックサービス・レストラン(QSR)はクイックサービス業界の時間的制約のためにこれらのオプションを顧客に提供できない。スムージーを提供することを選ぶこれらのQSRオーナーは、共通する一連の課題――主として既存の労力と設備との制約を持ちながら同じフランチャイズ飲物を何回も繰り返し販売する方法−に直面している。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
したがって、1つの統合されたシステムにおいて氷と飲料香味料/成分材料を分与し混合し、その後で、次の香味料混入のない即座の再使用のために自動洗浄するアセンブリの必要性があることは本開示によって見出された。均等に氷を分与するためのアセンブリの必要性があることは本開示によって更に見出された。ブレンダーハウジング、ブレンダーシャフトおよびブレンダーブレードを自動的にすすぎ/洗浄/消毒できる、飲料を混合するためのアセンブリの更なる必要性があることは本開示によって更に見出された。この統合されたシステムのための飲料レシピを作り出すためのデバイスおよび方法の必要性が更に見出された。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本開示の方法は、1つ以上の選択された成分材料を飲料容器内に分与する分与モジュールと飲料容器内で成分材料を調合および/または混合する調合/混合モジュールとを備える統合された飲料システムのための飲料レシピを用意するためにユーザインタフェース・デバイスとインタラクティブにコンピュータを動作させる。本方法は、ユーザが飲料レシピに関するレシピパラメータを入力するためにユーザインタフェース・デバイスの表示装置上に1つ以上のスクリーンを提示し、また入力されたレシピパラメータをコンピュータに関連するメモリに飲料レシピとして保存するレシピプログラムをコンピュータ上で実行することを備える。
【0010】
本開示の方法のもう1つの実施形態では、メモリは携帯型メモリである。
【0011】
本開示の方法のもう1つの実施形態では、コンピュータは統合された飲料システムのユーザインタフェース・コントローラとPOSデバイスとこの統合された飲料システムから独立しているコンピュータとからなるグループから選択される。
【0012】
本開示の方法のもう1つの実施形態では本方法は更に、分与モジュールおよび/または調合/混合モジュールに連通している統合された飲料システムの少なくとも1つのコントローラによる実行に対し、入力されたレシピパラメータを実行可能なフォーマットにすることを備える。
【0013】
本開示の方法のもう1つの実施形態では、入力されたレシピパラメータは、事前分与と事前調合と事前混合とを備える1つ以上の混入組合せを備える。
【0014】
本開示の方法のもう1つの実施形態では、入力されたパラメータは、飲料レシピ名を備える。
【0015】
本開示の方法のもう1つの実施形態では、本方法は更に飲料レシピをレシピに入れられることを備える。
【0016】
本開示の方法のもう1つの実施形態では、入力されたレシピパラメータは飲料香味料と成分材料と氷と水と容器サイズと調合プロファイルと混合プロファイルとのうちの1つ以上を備える。
【0017】
本開示の方法のもう1つの実施形態では調合プロファイルは、飲料容器内における混合要素の調合速度と混合要素の滞留時間とを備える。
【0018】
本開示の方法のもう1つの実施形態では調合プロファイルは更に、飲料容器内での第1および第2のレベルそれぞれにおける第1および第2の調合速度と、第1および第2のレベルそれぞれにおける混合要素の第1および第2の滞留時間と、を備える。
【0019】
本開示の方法のもう1つの実施形態では混合プロファイルは、飲料容器内における混合要素の混合速度と混合要素の滞留時間とを備える。
【0020】
本開示の方法のもう1つの実施形態では混合プロファイルは、飲料容器内での第1および第2のレベルそれぞれにおける第1および第2の混合速度と、第1および第2のレベルそれぞれにおける混合要素の第1および第2の滞留時間とを備える。
【0021】
本開示のコンピュータの一実施形態ではコンピュータは、1つ以上の選択された成分材料を飲料容器内に分与する分与モジュールと飲料容器内で成分材料を調合および/または混合する調合/混合モジュールとを備える統合された飲料システムのための飲料レシピを用意するためにユーザインタフェース・デバイスとインタラクティブに動作する。本コンピュータは、実行されたときに、ユーザが飲料レシピに関するレシピパラメータを入力するためにユーザインタフェース・デバイスの表示装置上に1つ以上のスクリーンを提示し、入力されたレシピパラメータをコンピュータに付属するメモリ内に飲料レシピとして保存するレシピプログラムを備える。
【0022】
本開示のコンピュータのもう1つの実施形態では、メモリは携帯型メモリである。
【0023】
本開示のコンピュータのもう1つの実施形態では、コンピュータは統合された飲料システムのユーザインタフェース・コントローラとPOSデバイスとこの統合された飲料システムから独立しているコンピュータとからなるグループから選択される。
【0024】
本開示のコンピュータのもう1つの実施形態ではレシピプログラムは更に、分与モジュールおよび/または調合/混合モジュールに連通している統合された飲料システムの1つ以上のコントローラによる実行に対し、入力されたレシピパラメータを実行可能なフォーマットにすることを備える。
【0025】
本開示のコンピュータのもう1つの実施形態では入力されたレシピパラメータは、事前分与と事前調合と事前混合とを備える1つ以上の混入組合せを備える。
【0026】
本開示のコンピュータのもう1つの実施形態では入力されたパラメータは、飲料レシピ名を備える。
【0027】
本開示のコンピュータのもう1つの実施形態では、レシピプログラムは更に、飲料レシピをレシピカテゴリーに入れられることをを備える。
【0028】
本開示のコンピュータのもう1つの実施形態では、入力されたレシピパラメータは飲料香味料と成分材料と氷と水と容器サイズと調合プロファイルと混合プロファイルとのうちの1つ以上を備える。
【0029】
本開示のコンピュータのもう1つの実施形態では調合プロファイルは、飲料容器内における混合要素の調合速度と混合要素の滞留時間とを備える。
【0030】
本開示のコンピュータのもう1つの実施形態では調合プロファイルは更に、飲料容器内での第1および第2のレベルそれぞれにおける第1および第2の調合速度と、第1および第2のレベルそれぞれにおける混合要素の第1および第2の滞留時間とを備える。
【0031】
本開示のコンピュータのもう1つの実施形態では混合プロファイルは、飲料容器内における混合要素の混合速度と混合要素の滞留時間とを備える。
【0032】
本開示のコンピュータのもう1つの実施形態では混合プロファイルは更に、飲料容器内での第1および第2のレベルそれぞれにおける第1および第2の混合速度と、第1および第2のレベルそれぞれにおける混合要素の第1および第2の滞留時間と、を備える。
【0033】
本開示のメモリ媒体の一実施形態ではメモリ媒体は、1つ以上の選択された成分材料を飲料容器内に分与する分与モジュールと飲料容器内で成分材料を調合および/または混合する調合/混合モジュールとを備える統合された飲料システムのための飲料レシピを用意するためにユーザインタフェース・デバイスとインタラクティブに動作するコンピュータによる実行のためのレシピプログラムをこのメモリ媒体内に記憶している。メモリ媒体は、実行されたときにユーザが飲料レシピに関するレシピパラメータを入力するためにユーザインタフェース・デバイスの表示装置上に1つ以上のスクリーンを提示することと、入力されたレシピパラメータを飲料レシピとしてコンピュータに付属するメモリ内に保存することとをコンピュータに実行させる命令を備える。
【0034】
本開示のメモリ媒体のもう1つの実施形態では、メモリは携帯型メモリである。
【0035】
本開示のメモリ媒体のもう1つの実施形態では、コンピュータは統合された飲料システムのユーザインタフェース・コントローラとPOSデバイスと統合された飲料システムから独立しているコンピュータとからなるグループから選択される。
【0036】
本開示のメモリ媒体のもう1つの実施形態ではメモリ媒体は更に、分与モジュールおよび/または調合/混合モジュールに連通している統合された飲料システムの1つ以上のコントローラによる実行に対し、入力されたレシピパラメータを実行可能なフォーマットにすることを備える。
【0037】
本開示のメモリ媒体のもう1つの実施形態では入力されたレシピパラメータは、事前分与と事前調合と事前混合とを備える1つ以上の混入組合せを備える。
【0038】
本開示のメモリ媒体のもう1つの実施形態では入力されたパラメータは、飲料レシピ名を備える。
【0039】
本開示のメモリ媒体のもう1つの実施形態では、命令は飲料レシピをレシピカテゴリーに入れられることを備える。
【0040】
本開示のメモリ媒体のもう1つの実施形態では、入力されたレシピパラメータは飲料香味料と成分材料と氷と水と容器サイズと調合プロファイルと混合プロファイルとのうちの1つ以上を備える。
【0041】
本開示のメモリ媒体のもう1つの実施形態では調合プロファイルは、飲料容器内における混合要素の調合速度と混合要素の滞留時間とを備える。
【0042】
本開示のメモリ媒体のもう1つの実施形態では調合プロファイルは更に、飲料容器内での第1および第2のレベルそれぞれにおける第1および第2の調合速度と、第1および第2のレベルそれぞれにおける混合要素の第1および第2の滞留時間と、を備える。
【0043】
本開示のメモリ媒体のもう1つの実施形態では混合プロファイルは、飲料容器内における混合要素の混合速度と混合要素の滞留時間とを備える。
【0044】
本開示のメモリ媒体のもう1つの実施形態では混合プロファイルは更に、飲料容器内での第1および第2のレベルそれぞれにおける第1および第2の混合速度と、第1および第2のレベルそれぞれにおける混合要素の第1および第2の滞留時間とを備える。
【図面の簡単な説明】
【0045】
【図1】本開示による飲料を分与して混合するシステムの例示的実施形態の前面斜視図である。
【0046】
【図2】図1の飲料を分与して混合するアセンブリの側面図である。
【0047】
【図3】図1の飲料を分与して混合するアセンブリの前面図である。
【0048】
【図4】図1の飲料を分与して混合するアセンブリの上面図である。
【0049】
【図5】図1の飲料を分与して混合するアセンブリの分解図である。
【0050】
【図6】氷製造および取分けモジュールと氷分与モジュールとの各々を描写するために前面左側部分が切り取られた本開示のシステムの上前部左側斜視図である。
【0051】
【図7】本開示による統合された氷製造貯蔵容器および取分け制御アセンブリと分与ノズルと向き合って配置された1対のミキサー/洗浄モジュールとの部分的前部断面図である。
【0052】
【図8】本開示による成分材料分与モジュールの前面斜視図である。
【0053】
【図9】図8の成分材料分与モジュールの側面図である。
【0054】
【図10】図8の成分材料分与モジュールの前面図である。
【0055】
【図11】図8の成分材料分与モジュールの上面図である。
【0056】
【図12】図13の成分材料分与モジュールの分解図である。
【0057】
【図13】本開示による成分材料分与モジュールの前面斜視図である。
【0058】
【図13a】図13の成分材料分与モジュールでの使用のための接続装置である。
【0059】
【図14】本開示による香味料/成分材料分与モジュールの前面斜視図である。
【0060】
【図15】本開示によるアイスシュートおよび成分材料分与ノズルの上前面斜視図である。
【0061】
【図16】ライン16−16沿った図15のノズルの断面図である。
【0062】
【図17】本開示による支持バーを有する成分材料分与カセットの上前右側面斜視図である。
【0063】
【図18】氷取分け制御アセンブリが取り外されて分解図で示された本開示による氷分与モジュールの上前右側面斜視図である。
【0064】
【図19】本開示による氷貯蔵容器、レーキおよび取分け制御アセンブリの上左側面斜視図である。
【0065】
【図20】図19のレーキおよび取分け制御アセンブリの上前面斜視図である。
【0066】
【図21】図20の取分け制御アセンブリの氷レベラーおよび下部プレート上前面の斜視図である。
【0067】
【図22】図19のレーキおよび取分け制御アセンブリの下前面斜視図である。
【0068】
【図23】本開示による調合/混合/洗浄モジュールの上前面右側斜視図である。
【0069】
【図24】図23の調合/混合/洗浄モジュールの側面図である。
【0070】
【図25】図23の調合/混合/洗浄モジュールの前面図である。
【0071】
【図26】図23の調合/混合/洗浄モジュールの上面図である。
【0072】
【図27】図23の調合/混合/洗浄モジュールの分解図である。
【0073】
【図28】モジュール内に配置された給仕カップと引っ込み位置におけるブレンダーブレードと閉鎖位置におけるドアとを有する本開示による調合/混合/洗浄モジュールの前面右側斜視図である。
【0074】
【図29】ドアがモジュールから取り外されている図28の調合/混合/洗浄モジュールの前面右側斜視図である。
【0075】
【図30】関連する洗浄器貯蔵容器を有する本開示のもう1つの実施形態による1対の調合/混合/洗浄モジュールの背面右側斜視図である。
【0076】
【図31】洗浄器吸排管分与部材を有する図28による調合/混合/洗浄ハウジングユニットの右側面図である。
【0077】
【図32】洗浄器吸排管分与部材を持たない図28による調合/混合/洗浄モジュール全体の右側面図である。
【0078】
【図33】本開示によるブレンダーブレードの下前面斜視図である。
【0079】
【図34】図28の調合/混合/洗浄モジュール内で使用される給仕カップ固定および密封蓋の底部前面斜視図である。
【0080】
【図35】本開示による洗浄器吸排管分与部材を有する複合給仕カップ保持具および洗浄器分与ユニットの上右側斜視図である。
【0081】
【図36】本開示によるシステムの例示的実施形態の前面図である。
【0082】
【図37】本開示によるシステムコントローラの例示的実施形態のブロック図である。
【0083】
【図38】本開示によるネットワークゲートウェイと、前面パネル表示コントローラと、調合/混合および洗浄器モジュールコントローラと、氷製造および取分けコントローラと、のブロック図である。
【0084】
【図39】本開示による分与、調合/混合および洗浄するための方法の例示的実施形態のプロセス流れ図である。
【0085】
【図40】本開示による、成分材料/香味料と添加物と給仕カップ・サイズとを選択するためのコントローラステップのリストである。
【0086】
【図41】本開示による、予め選択された給仕カップ・サイズに成分材料を分与し、どの調合/混合モジュールが起動されるべきであるかを選択し、選択されたブレンダーを起動するためのコントローラステップのリストである。
【0087】
【図42a】本開示によるシステム・セットアップ・モードのためのコントローラステップと表示とのリストである。
【図42b】本開示によるシステム・セットアップ・モードのためのコントローラステップと表示とのリストである。
【0088】
【図43】図38のシステムコントローラのユーザインタフェース・コントローラのブロック図である。
【0089】
【図44】図38のシステムコントローラのブレンダーコントローラのブロック図である。
【0090】
【図45】図38のシステムコントローラのリレーコントローラのブロック図である。
【0091】
【図46】図36のコントロールパネルのブロック図である。
【0092】
【図47】図37のシステムコントローラの流れ図である。
【0093】
【図48】図45のリレーコントローラの分与プログラムの流れ図である。
【0094】
【図49】図44のブレンダーコントローラの調合プログラムの流れ図である。
【0095】
【図50】図44のブレンダーコントローラの洗浄プログラムの流れ図である。
【0096】
【図51】図43のユーザインタフェース・コントローラのレシピプログラムの流れ図である。
【0097】
【図52】図38のユーザインタフェース・コントローラによって提示されるユーザ対話式表示スクリーンである。
【図53】図38のユーザインタフェース・コントローラによって提示されるユーザ対話式表示スクリーンである。
【図54】図38のユーザインタフェース・コントローラによって提示されるユーザ対話式表示スクリーンである。
【図55】図38のユーザインタフェース・コントローラによって提示されるユーザ対話式表示スクリーンである。
【図56】図38のユーザインタフェース・コントローラによって提示されるユーザ対話式表示スクリーンである。
【図57】図38のユーザインタフェース・コントローラによって提示されるユーザ対話式表示スクリーンである。
【図58】図38のユーザインタフェース・コントローラによって提示されるユーザ対話式表示スクリーンである。
【図59】図38のユーザインタフェース・コントローラによって提示されるユーザ対話式表示スクリーンである。
【図60】図38のユーザインタフェース・コントローラによって提示されるユーザ対話式表示スクリーンである。
【図61】図38のユーザインタフェース・コントローラによって提示されるユーザ対話式表示スクリーンである。
【図62】図38のユーザインタフェース・コントローラによって提示されるユーザ対話式表示スクリーンである。
【図63】図38のユーザインタフェース・コントローラによって提示されるユーザ対話式表示スクリーンである。
【発明を実施するための形態】
【0098】
図面、特に図1〜5を参照すると、本開示による飲料を分与して混合するアセンブリ(「アセンブリ」)の例示的実施形態が一般に参照符号100によって参照される。アセンブリ100は飲料を形成するために、氷を製造し、香味料/成分材料と氷とを給仕カップ15内に分与し、それから調合または混合する。このような1つの飲料は例えば、好ましくは共に混合された香味料/成分材料と氷とを含むスムージーである。アセンブリ100は、内蔵型の製氷・氷貯蔵および取分け制御モジュール300と香味料/成分材料分与モジュール1100と調合/混合/洗浄モジュール303とを有する。アセンブリ100は、製氷・氷貯蔵および取分け制御モジュール300と香味料/成分材料分与モジュール1100と調合/混合/洗浄モジュール303とを1つの統合されたアセンブリとして示している。製氷・氷貯蔵および取分け制御モジュール300と香味料/成分材料分与モジュール1100と調合/混合/洗浄モジュール303とのうちの1つ以上がアセンブリ100とは別であり得ることは本開示によって考えられているが、これらがすべて単一のアセンブリ100に統合されることが好ましい。すなわち製氷・氷貯蔵および取分け制御モジュール300と香味料/成分材料分与モジュール1100と調合/混合/洗浄モジュール303との垂直配置は、3つの別々の異なる機械と比較して、アセンブリ100のサイズとアセンブリの関連床設置面積とを縮小する。
【0099】
アセンブリ100は、下部壁6と上部壁7と側壁11および12と最上部壁13とを含むハウジングを有する。下部壁6は容器保持具部分20を有する。ハウジングは、カップ保持具14を固定するカップ支持部4および5をアセンブリ100に接続する。カップ保持具14は、このカップ保持具内にカップ15を取り出し可能に保持する。カップ15は、使い捨て可能または再使用可能な単一の給仕カップであり得る。カップ15が例えば紙またはプラスチックのカップのように使い捨て可能である場合、カップ15内において分与されて混合された飲料は直接顧客に提供されることが可能であって、飲料を給仕カップに注入するステップをなくして、更なる容器を洗浄するために必要とされる労力をなくす。カップ15は、例えば約8オンスから約32オンスといった任意のサイズであり得る。
【0100】
図6および7は、本開示による統合されたアセンブリ100の概要を示しており、アセンブリ100は、香味料/成分材料分与モジュール301と、製氷・氷貯蔵および取分け制御モジュール300と、分与ノズル304の相対する両側に配置された1対の調合/混合/洗浄モジュール303と、を備える。製氷・氷貯蔵および取分け制御モジュール300は、製氷機305を含む。製氷機305は任意の製氷機であり得るが、好ましくは氷の薄片を形成する製氷機であり得る。例えば製氷機305は、水供給源からの水で満たされた水容器が冷媒ガスの流れによって冷却される冷凍チャンバを形成する少なくとも1つの冷却壁と冷却面上に形成された氷を氷の薄片に連続的に粉砕するモータ駆動スクレーパーとを有する円筒形構造の製氷ヘッドを含み得る。冷媒ガスは、例えば圧縮器と凝縮器と膨張弁と蒸発器とを含む蒸気圧縮サイクルといった冷却サイクルによって冷却され得る。圧縮器と凝縮器と膨張弁と蒸発器とのうちの1つ以上は、アセンブリ100と一体になり得る、またはアセンブリ100のその他の部分から離れ得る。例えば圧縮器は望ましくない雑音を発生させる可能性があり、アセンブリ100のその他の部分から離して配置され得る。製氷機305は軸方向に延びるオーガ(錐状のもの)又はオーガ・アッセンブリを有する。すなわち、冷凍チャンバ内に回転可能に配置され、回転しながら円筒形冷凍チャンバから氷粒子を削り落とすために、一般的に中心本体部分と冷却壁の間の空間に配置された1つ以上の概ねらせん状に延びるフライト(階層形状)部分を有する中心本体部分を含む。駆動手段アセンブリは、排出されるために冷凍チャンバを通り、氷出口端を通って強制的に氷粒子量を押し出すようにオーガを駆動する。
【0101】
塊氷は、氷の薄片を塊形状が形成される押出し機ヘッドを通り抜けさせることによって薄片から作られ得る。塊氷は、塊が均質ではなくて塊に圧縮された多数の氷の薄片であるという点で立方体状の氷とは異なる。塊氷は、飲料に混合するために、小さな動力しか必要としない、より柔らかい(より噛み易い)氷である。製氷・氷貯蔵および取分け制御モジュール300は、アセンブリ100の統合された一部としてだけでなく、話して配置されることも可能であり、また氷がアッセンブリ100に機械的に送られるように取り付けられることを示している。氷の塊は押出し機ヘッドを通して押し出され、この力は氷をアセンブリ100に輸送するために使用可能であって、より大きな氷出力を可能にし得る。製氷機305は、全体的な音響レベルを低減し、また情報のやり取りに影響を与えずにフロントカウンターまたはドライブスルー窓口近くでの動作を可能にする。塊氷の使用はまた、立体状氷を調合する応力が減らされるので、分与し、調合し、顧客に提供するための単一の給仕カップを操作者が使用することを可能にする。
【0102】
図8〜17を参照すると、香味料/成分材料分与モジュール1100が示されている。図12を参照すると、香味料/成分材料分与モジュール1100は冷却されるハウジング1110を有する。冷却ハウジング1110は、例えば圧縮器と凝縮器と膨張弁と蒸発器とを含む蒸気圧縮サイクルといった冷却サイクルを含む。圧縮器と凝縮器と膨張弁と蒸発器とのうちの1つ以上は、香味料/成分材料分与モジュール1100と一体にされ得るが、または香味料/成分材料分与モジュール1100のその他の部分から離れていることも可能である。例えば圧縮器は望ましくない雑音を作り出す可能性があり、アセンブリ100のその他の部分から離して配置され得る。
【0103】
冷却ハウジング1110は、1つ以上の保持具またはカセット1115を冷却する。保持具1115は各々、吊下げロッド1117(図17を参照のこと)を介して、例えば飲料のための成分材料を入れたバッグといった柔軟な容器を保持する。バッグは2.5ガロンバッグであり得る。成分材料は風味付けされた液体または混合物であり得る。成分材料は、ドア1111と車輪1113とを有する冷却ハウジング1110によって保持具1115内に貯蔵されている間に冷却される。保持具の各々は、容器1115内に配置された香味料/成分材料のすべてがバッグ(図示せず)の破損に関して懸念せずに取り出されることを実質的に可能にするためにギャップ1118(図13aを参照のこと)を有する接続開口1117を有する。各保持具1115の接続開口1117は、基部1120を貫通する導管1119に接続される。図13に示されているように、導管1119はポンプラック1123に接続し得る。ポンプラック1123は、アセンブリ100からの成分材料を例えばカップ15に分与するために成分材料の一部分を保持具1115内のバッグ/容器から接続開口1117を通して導管1119とライン導管1130と分与器ノズル304とに選択的に移動させる1つ以上のポンプ1125を有する。氷と成分材料とは、カップ15内に分与されるが、汚染を防止するためにカップ15内に分与されるまでは互いに分離されている。保持具1115の各々には各成分材料のための成分材料分与管があり、ノズル304には1つの氷ノズルがある。ノズル304の中心に配置されたアイスシュート導管1126を与えるためにプラスチック材料の射出成形によって形成されたノズル304と複数の香味料/成分材料分与装置1127は、図15および図16に示す。
【0104】
図14に示されているように導管1119は、ポンプ1125に接続し得る。ポンプ1125は、アセンブリ100からの成分材料を例えばカップ15に分与するために成分材料の一部分を保持具1115内の容器から接続開口1117を通して導管1119とライン導管1130と分与器ノズル304とに選択的に移動させる。ポンプ1125は、隔膜を含み得る空気ポンプであり得る。
【0105】
例えば果物ベースといった成分材料の取り分け量は、時間によって制御され得る。コントローラは、保持具1115内の容器から供給された果物ベースの量を決定することによって精度を維持する。保持具1115内の容器内で流体レベルが下がるとコントローラは、保持具1115内の容器内におけるヘッド圧力の減少を補正するためにより長い供給時間を割り当てる。ポンプ1125は容積式であることが可能であり、コントローラは時間ベースでポンプを制御する。時間は取分け精度を制御するように調整され得る。アセンブリ100は、製氷・氷貯蔵および取分け制御モジュール300からの氷だけをカップ15に分与でき、香味料/成分材料分与モジュール1100からの成分材料を分与できない。
【0106】
図18〜22に示されているように、製氷・氷貯蔵および取分け制御モジュール300は、氷で満たされ得る1つ以上の取分けカップ302を有する。取分けカップ302は、最上部プレート312を貫通する開口310によって形成される。プレート312は、円形であり得る。開口310の各々は、最上部プレート312から延びる側壁を有する。プレート312は各開口310の側壁が各々の取分けカップ302用の内側容積部を形成しつつ、下部プレート313に接するように下部プレート313上に位置決めされる。取分けカップ302は、予め決められた体積の氷を保持するために予め決められたサイズを有する。取分けカップ302は、例えば1オンスといった任意のサイズであり得る。下部プレート313は、ノズル304に位置合わせされた分与開口323を有する。図7に示されているように、分与ノズル304は、容器保持具部20の上面まで延びる。
【0107】
上部プレート312は、取分けカップ302を回転させるためにコネクタバー314によって駆動アセンブリ301に接続される。駆動アセンブリ301は、例えば歯車駆動モータであり得る。氷で満たされた取分けカップ302は、下部プレート313が静止したままでいる間に下部プレート313上でコネクタバー314と共に回転する。取分けカップ302の各々は、取分けカップが下部プレート313の分与開口の上を通るまで下部プレート313上で氷を満たされたままに留まる。取分けカップ内の氷は、下部プレート313の分与器開口を通り抜けて、アセンブリ100からの氷を例えばカップ15内に分与する分与器ノズル304に送られる。水は、下部プレート313に配置された孔開き孔321を通してカップ302から除去される。
【0108】
コネクタバー314は、センサー306を介してアセンブリ301を駆動するように接続する。コネクタバー314は、分与開口323を通して氷を分与する取分けカップ302の数を計数するためのカム従動子とマイクロスイッチとを形成するためのセンサー306用にカムまたは1つ以上の突起部328を含み得る。コネクタバー314は、撹拌器バー320および322に接続され得る。バー320および322は、氷分与器305の図6に示されている貯蔵容器305a内の氷内で回転する氷撹拌器である。これらの目的は、氷が氷カップを満たすことを防げる塊氷の凝結を防ぐことである。
【0109】
氷分与器305からの氷は、カップ302を満たす。氷分与アセンブリ300は、分与器ノズル304の上を通り過ぎる取分けカップ302の数を制御することによってアセンブリ100から分与される氷の量を制御する。取分けカップ302は例えば、円形で、予め決められた量の氷を保持する。分与器ノズル304の上を通り過ぎる取分けカップの数は、準備される飲物のサイズを決定する。取分けカップ302は、内側容積部において予め決められた量の氷を保持し、また氷の体積のサイズが増加または減少に応じ、分与器ノズル304の上を通過する取分けカップ302の数は各飲料用に必要とされる氷の予め決められた量に基づいて増加または減少する。カム従動子とマイクロスイッチとは、分与器ノズル304の上を通り過ぎる取分けカップ302の数を計数するために使用される。分与器ノズル304の上を通り過ぎる取分けカップ302の数を計数することは、分与器ノズル304をある取り分けカップ302が部分的に覆ってしまう位置決めを防止する。氷分与器305の貯蔵容器305a内の氷の重量は、氷カップを一杯にする。アセンブリが回転すると、氷は正確な取分けを行うためにウェッジ303によってレベル合わせされる。取分け制御ウェッジ303は、取分けカップ302が氷で満たされた後に分与器ノズル304の上方の分与シュートに向かって通りながら取分けカップ302の最上部を閉鎖し、それによってノズル304内に配置された分与シュート1126内に各カップ302の氷を放出する前に一貫した分量の氷が各カップ302内に存在することを保証する。ウェッジ303は、最上部プレート312と下部プレート313とを取り囲む最上部分316と側面部分318と底面部分(図示せず)とを有する金属薄板ウェッジであり得る。
【0110】
図23〜35はアセンブリ100の調合/混合/洗浄モジュール303を描いている。アセンブリ100は例えば1個の調合/混合/洗浄モジュールから最大6個以上の調合/混合/洗浄モジュールを含み得ることが考えられている。1つより多い調合/混合/洗浄モジュール303により、第1の飲料を混合しながら第2の飲料の製造が可能になり、アセンブリ100による、より高い飲料出力に寄与している。
【0111】
図27に示されているように調合/混合/洗浄モジュール303は、ミキサーハウジング205を有する。ミキサーハウジング205は、内側容積部230を形成する第1の側壁210と第2の側壁215と後部壁217と最上部壁220と底部壁225とを有する。内側容積部230は、図7および28に示されているように調合/混合または洗浄モードのときに閉鎖位置に動き、調合/混合/洗浄モジュール303が稼動又は非稼動モードにあるときに内側容積部230を開放する開放位置に動くドア235によって取り囲まれ得る。任意選択的にドア235は、ドア235が閉鎖位置にあるときに内側容積部230が見えるように透明または半透明である材料であり得る。ドア235は図29に示されているように保守のために取り外し可能である。底部壁225は排水口227を持ち得る。排水口227はフィルタカバー229によってカバーされ得る。
【0112】
ミキサーハウジング205は、任意選択的に支持構造体237上で支持される。支持構造体237は、支持構造体から延びるモータ支持部239を有する。モータ支持部239はモータ240に接続される。モータ240は、モータ支持部239に接続された直線状スライド241を有するステッピングモータ241aであり得る。モータ240はミキサー245に接続される。モータ240は、モータ240によって動かされるブラケット247によってミキサー245に接続され得る。モータ240は、最上部壁220を貫通して内側容積部230の中または外への往復垂直運動するミキサー245のスピンドルシャフト260を動かす。
【0113】
ミキサー245は、図34に示されているように蓋アセンブリ250に接続され得る。蓋アセンブリ250は、蓋252と複数の位置合わせロッド254とを有する。蓋252は、容器に対して、例えば内側容積部230内に置かれた液体を入ったカップ15を覆うものである。蓋アセンブリ250は、カップ15を覆うためにミキサー245と共に内側容積部230内に移動できる。蓋アセンブリ250は、ミキサー245が位置合わせロッド254の長さに沿って内側容積部230内に更に移動できるが、いったん蓋アセンブリ250がカップ15に接触するとカップ15を覆った状態のままとなる。スピンドルは、蓋アセンブリ250が吹き付ける、または撥ねかけることを防ぐためにカップ15に接触するまで係合、またはスピン回転をしない。ミキサー245が最上部壁220の方に引き込まれると、ミキサー245は位置合わせロッド254の端部に到達するまで位置合わせロッド254の長さに沿って移動し、その際の蓋アセンブリ250はミキサー254と共に移動する。
【0114】
ミキサー245は、スピンドルシャフト260より幅広いブレンダーブレード255を有するスピンドルアセンブリ242を有する。ブレンダーブレード255は、カップ15内の液体の混合を容易にする突起部を有する。スピンドルシャフト260は、ブレンダーブレード235とスピンドルシャフト260とをスピン回転させるミキサーモータ265に接続する。
【0115】
ミキサー245は、直線状スライド241がミキサー245を垂直方向に動かすように直線状スライド241に取り付けられ得る。コントローラは、飲料の適切な混合を保証する混合プロファイルを供与する。直線状スライド241は、直線状スライド241の動きの正確な制御を与えるステッピングモータ241aによって駆動される。コントローラは、ブレンダーブレード255をスピン回転させる前にミキサー245が稼動される前に蓋252がカップ15の縁に接触するまで蓋アセンブリ250(ブレンダーキャリッジ)を動かし得る。ミキサー245がブレンダーブレード255をスピン回転させる前にブレンダーブレード255をカップ15内の液体内に約25%移動させることによって、飲料内に入る前に稼動するミキサー245からの撥ねかけは軽減および/または除去される。ブレンダーブレード255が稼動された後にカスタマイズ可能なプログラムは、カップ15内に降下するブレンダーブレード255を割出し指示する。ブレンダーブレード255は、塊氷がユーザによって定義された飲料仕様になぞられる粒子サイズを持つことを保証するためにカップ15内に降ろされるブレンダーブレード255を割出し指示するカスタマイズ可能なプログラムによって稼動され得る。ブレンダーブレード255は、予め決められた長さの時間の間、カップ215の底に留まる。ブレンダーブレード255は、飲料の構成要素の完全な調合をするために予め決められた期間の間、上昇と降下を行う。混合が完了した後にスピンドルアセンブリ242は、図7および28に示されているように定位置に戻る。ステッピングモータ240aと直線状スライド240とは、飲料がアセンブリ100から分与されて混合されるたびに均質な飲料をもたらすブレンダーブレード255の正確な位置を可能にするようにモータが動くステップの数を計数するコントローラを持ち得る。好ましくはブレンダーブレード255は、図33に示されているような乳状化ブレードである。
【0116】
ドア235は、安全スイッチ236を有する。ミキサーハウジング205上にはマイクロスイッチが配置される。ドア235が上げられると、図27に示されているようにマイクロスイッチ211は切替えられてブレンダーブレード255が後退した位置に戻るようにブレンダーブレード255はカップから開放される。更に、図32に示されているように、ブレンダーブレード255が下げられているときにドア235が開かれるのを防止するミキサー245上にドアと連動するタブ267が存在する。
【0117】
図32を参照すると後部壁217は、これに接続された容器またはカップ保持具またはガイド270を有し得る。保持具270は、ミキサー245による混合時にカップ15を適所に保持できる。保持具270はカップ15の形状に、例えばU字形に相補的であるように形作られ得る。
【0118】
保持具270はまた、管275によって液体供給源(図示せず)に接続され得る。管275は、ソレノイド280を介して液体供給源に接続され得る。液体は保持具270内の1つ以上の開口272(図27に示されている)を介して内側容積部230内に分与される。液体は水および/または消毒剤であり得る。水および/または消毒剤は、排水口227を通って流出する。図30は、それぞれ管または導管283を介して管275に接続された1対の消毒液供給容器281を示す。好ましくは、図31および35に示されているような、すすぎまたは洗浄吸排管286は、洗浄流体がミキサーハウジング205の内側容積部230の最上部の実質的に近傍に分与され得るように保持具270に流体連通している。
【0119】
カップ15が内側容積部230から取り出された後に、ドア235は内側容積部230および/またはミキサー245がすすがれ/洗浄され、および/または消毒され得るように閉鎖位置に動かされ得る。水ソレノイド280と空気ソレノイド220a(図24)とが稼動する。ミキサー245は、ブレンダーブレード255をスピン回転させるように稼動し、ステッピングモータ241aと直線状スライド241とによって内側容積部230内に下ろされる。ブレンダーブレード255はすすぎ液を全内側容積部230または混合区画に吹き付けるように上下に割出し指示される。ミキサー245はブレンダーブレード255のスピン回転を停止するよう、非稼動となり、定位置に戻る。空気は連続して残留水の除去を助けるために使用される。もう1つの飲料を入れたもう1つのカップがそこでミキサー245によって混合され得る。
【0120】
ミキサー245と内側容積部230とは各飲料を混合した後に水だけですすがれることが可能であり、ミキサー245と内側容積部230とは各飲料を混合した後に水ですすがれる、および/もしくは例えば石鹸または洗剤といった消毒液で消毒されることが可能であり、または各飲料を混合した後にミキサー245と内側容積部230とは水だけですすがれることが可能であり、ミキサー245と内側容積部230とは定期的に消毒される。消毒液の供給源281を接続するために、ソレノイド280の上流で水の流路275内に「Y」嵌合部(284(図30を参照のこと)が配置され得る。消毒液は、ミキサー245と内側容積部230とを消毒するために水内に計量供給され得る。消毒液の量は、「Y」嵌合部284に接続した消毒液供給源281の管283内の流量制限部(図示せず)によって制御され得る。ソレノイド弁は、「Y」嵌合部284に接続した消毒液供給源281の管283に接続され得る。ソレノイド弁は、各飲料を混合した後にミキサー245と内側容積部230とをすすぐために、水だけを供給し、また定期的に(例えば毎日)ミキサー245と内部容積部230を消毒するために水と消毒液を加えるように制御される。各使用の後にここで説明されたようにすすがれた、および/または消毒された内側容積部230および/またはミキサー245は、香味料の移転を防止し、病原菌を除去し、手作業洗浄の必要性を除去する。
【0121】
図7を参照すると使用時にカップ15は、アセンブリ100の容器保持具部分20上に置かれる。製氷・氷貯蔵および取分け制御モジュール300はノズル304を介してカップ15に氷を分与し、成分材料分与器アセンブリ1100はノズル304を介してカップ15に例えば果物ベースといった成分材料を分与する。それからカップ15は、調合/混合/洗浄モジュール303の内側容積部230内に移送される。ドア235は閉鎖位置に動かされ、ミキサー245は氷と果物ベースとを混合する。混合が完了するとドア235は開放位置に動かされ、カップ15は取り出されて消費者に届けられる。それからドア235は閉じられて内側容積部230はすすがれる、および/または消毒される。
【0122】
各飲料は、消費者に直接提供される単一の給仕カップ15内で混合されることが可能であり、飲料全体が消費者に届けられることを可能にし、製品生産高を上げ、例えばブレンダーポット内で飲料を調合するときの無駄な飲料を減らす。各飲料をそれ自身のカップ内で調合することは、香味料制御を改善し、相互混入によって引き起こされるアレルギー問題を軽減する。
【0123】
図23、24、27および28を参照すると例えばプリント基板に配置され得るコントローラ206は、調合/混合/洗浄モジュール303を制御する。飲料がカップ内に分与されてミキサーハウジング205内に配置されると、ドア235のマイクロスイッチ211といったマイクロスイッチはカップの存在を示すように切り替えられる。コントローラ206は、直線状スライド241または直線状アクチュエータ上のステッピングモータ241aを稼動し、ミキサー245は予め決められたレベルにまでカップ内に下ろされる(典型的にはステッピングモータ241aが制御されるステップの数を計数することによって)。ブレンダーブレード255が予め決められたレベルに到達すると、コントローラ206はステッピングモータ241aを稼動してブレンダーブレード255を回転させる。ブレンダーブレード255はある時間の間予め決められたレベルに留まり、それから直線状スライド241が稼動されて、飲料の適切な調合を保証するために飲料内に更に降ろされる。混合時にブレンダーブレード255は、エンドユーザによって定義された順序で上げ下げされる。混合プロセスが完了するとコントローラ206は、ブレンダーブレード255を飲料から取り出すためにステッピングモータ241aを解放して直線状スライド241を稼動する。飲料は混合チャンバまたは内側容積部230から取り出されてドアマイクロスイッチ236を作動させる。ドアマイクロスイッチが作動すると、コントローラ206はすすぎプロセスを開始する。
【0124】
図37を参照するとコントローラ400は、別々ではあるが相互接続されていることを識別する制御基板またはプリント基板401、402、403、404およびの405の構造を備える。これは、アセンブリ100のコントローラ全体を再設計せずに更なる基板が加えられることを可能にする設計の柔軟性を備える。プリント基板401は、飲物を選択するために操作者が使用する図36および46に示されている制御パネル500といったボタンパネルと同様に他の制御基板に相互接続するコンピュータとを組み込んだユーザインタフェース・コントローラ412(図37を参照のこと)を有する。プリント基板402は、種々の方法(ウェブ、モデム、USBなど)との通信のためのゲートウェイを有する。プリント基板403および404は、調合/混合/洗浄モジュール303の調合/混合および洗浄動作のためのブレンダーコントローラ(例えば図38のブレンダーコントローラ206)を動作しており、またミキサースピンドル・モータ240と直線状スライド241と水ソレノイド280と空気ソレノイド220aとのためのコントローラを収容するであろう。プリント基板405は、製氷・氷貯蔵および取分け制御モジュール300と香味料/成分材料分与モジュール1100とのための切替えリレーを収容する。Cバス406は、プリント基板401と402との間の通信相互接続部である。Pバス407は、プリント基板401、403、404および405の間の有線相互接続部である。
【0125】
コントローラ34は、任意選択的にポイント・オブ・セール(POS)デバイス408を含み得る。POSデバイス408は、図示のようにCバス406に接続されることが可能であり、ユーザ入力をユーザインタフェース・コントローラ回路基板401に供与し得る、または通信基板402を介してコントローラ400に入力を供与するサーバとして動作し得るであろう。もう1つの方法として、POSデバイス408は、メニューライブラリ内の適合する飲料の適合スクリプトを指し示す飲料、容器サイズ、成分材料および添加物の選択を与え得る。それから適合スクリプトは、回路基板403、404および405に伝達される。メニューライブラリは、POSデバイス408またはユーザインタフェース基板401に配置され得るであろう。
【0126】
パソコン(PC)、サーバなどといった任意の適当な遠隔コンピュータであり得る外部コンピュータ497が図示されている。コンピュータ497は、ネットワーク(図示せず)と通信基板402とを介してコントローラ400から受信された実行時間データを収集して分析するためにアセンブリ100が用意して提供する飲料のレシピを作り出すために使用され得る。一実施形態におけるコンピュータ497は、メモリスティック498で示されたUSBポートを備える。飲料のために作り出されたレシピは、ユーザインタフェース・コントローラ401またはPOSデバイス408に取り付けかつ取り外し可能であるメモリスティック498に記憶され得る。ユーザによって行われる飲料選択は、Pバス407を介して分与と調合と混合とのためのスクリプトまたはプログラム命令をプリント基板403と404と405とに与えるために使用され得るメモリスティック498から飲料レシピの対応する1つを検索するために使用され得る。他の実施形態ではコンピュータ497は、ネットワーク、通信基板406およびCバス406を介してユーザインタフェース・コントローラ412および/またはPOSデバイス408と通信できる。
【0127】
図38を参照するとコントローラ400は、アセンブリ100に接続された入力部と出力部とを有する。ネットワークゲートウェイCモッドバス通信モジュール410は、モデム、インターネットなどを経由する通信を可能にする。ネットワークゲートウェイ410は、Cバス406を介して通信するためのCモッドバス機構411を含む。ユーザインタフェース・コントローラ412は、それぞれモノクロLCD表示装置と薄膜キーボード(KB)、またはタッチスクリーンを有するカラーLCD表示装置とのインタフェース416および418を含み、更にUSBポート420と、Cバス406を介して通信基板402(図37)と、Pバス407を介してミキサー基板403、404およびスマートリレー基板405と、通信するためのP/Cモッドバスプロトコル機構と、を含むフロントパネルCCAユーザインタフェース414を含む。
【0128】
コントローラ400は、アセンブリ100における調合/混合/洗浄モジュール303のためのブレンダーコントローラ206を備える。これらのブレンダーコントローラは同一なので1つだけのブレンダーコントローラが図38に示されている。ブレンダーコントローラ206は、カップ15の存在を示すセンサー211からの入力を調合/混合/洗浄モジュール303から受信するカップ存在機構424を備える。ブレンダーコントローラ206はまた、ドア開放またはドア閉鎖位置を示すセンサー236からの入力を受信する安全ドア位置機構426を備える。ブレンダーコントローラ206は更に、スピンドルアセンブリ242が定位置にあることを示すセンサー422からの入力を受信する定位置検出機構428を備える。センサー422は例えば、図28のモータ265の直ぐ右に配置される。ブレンダーコントローラ206は更に、ブレンダーアセンブリ303の直線状駆動モータ241aを起動する、またはこのモータに制御信号を供与するマイクロ・ステッピングモータ・ドライバ機構430のための制御論理を含む。ブレンダーコントローラ206は更に、ブレンダーアセンブリ303のポンプ220aに空気パルスを供与する空気ソレノイドドライバ機構432のための制御論理を含む。ブレンダーコントローラ206は更に、ブレンダーアセンブリ303の水ソレノイド280に制御信号を供与する水ソレノイドドライバのための制御論理を含む。ブレンダーコントローラ206は更に、ブレンダーアセンブリ303のミキサーモータ265に駆動電圧/電流を供与するモータ駆動機構436のための制御論理を含む。ブレンダーコントローラ206はまた、Pバス407を介してユーザインタフェース・コントローラ基板401、ミキサー基板404およびシステムリレー基板405と通信するためのPモッドバス機構433を含む。ブレンダーコントローラ206は更に、スマートリレー・コントローラ435から到来する交流電力から内部的に導出されるか、または外部の直流電源から供給されるかいずれかであり得る1/24VDC電源429を含む。
【0129】
スマートリレー・コントローラ435は、冷却システム1110のシロップバッグ充填センサー1140(図38においてだけ示される)からの入力を受信するシロップ検出機構436を有する冷却システム1110の制御を行う。スマートリレー・コントローラ435は更に、冷却システム1110の選択された香味料またはシロップポンプ1125を動作させるために制御信号を供与するシロップ・ソレノイド・ドライバ機構438のための制御論理を含む。スマートリレー・コントローラ435は更に、冷却システム1110の水ソレノイド1142を動作させるために制御信号を供与する水ソレノイド機構440のための制御論理を含む。スマートリレー・コントローラ435は更に、冷却システム1110の温度センサー1144からの入力を受信するシロップ冷却温度機構を含む。
【0130】
スマートリレー・コントローラ435は更に、氷貯蔵および取分け制御モジュール300(以後、氷ハンドラーモジュール300と呼ばれることもある)の監視機構を含む。スマートリレー・コントローラ435は、氷ハンドラーモジュール300の氷温度センサー340(図38にだけ図示されている)からの入力を受信する氷冷却器温度機構444を含む。スマートリレー・コントローラ435は、氷ハンドラーモジュール300の氷体積充填(または貯蔵容器)温度センサー342からの入力を受信する氷体積(または貯蔵容器)充填温度機構446を含む。スマートリレー・コントローラ435は、氷ハンドラーモジュール300の氷低温度センサー344からの入力を受信する氷体積(または貯蔵容器)低温度警報機構448を含む。スマートリレー・コントローラ435は、氷ハンドラーモジュール300の氷位置センサー346からの入力を受信する氷分与器位置機構450を含む。スマートリレー・コントローラ435は更に、氷ハンドラーモジュール300のアセンブリ301を駆動するための交流電力を供給する氷分与器制御機構454を含む。スマートリレー・コントローラ435は更に、氷ハンドラーモジュール300の圧縮器348への交流電力の印加を制御する氷圧縮器時間ゲージ機構456を含む。
【0131】
スマートリレー・コントローラ435はまた、図38の太線によって示されているようにブレンダーコントローラ206と冷却システム1110と氷ハンドラー300とに供給される交流電圧を受ける交流電力インタフェース452を含む。スマートリレー・コントローラ435は更に、導かれる交流電力から(交流・直流変換器によって)内部的に導出されるか、または外部の直流電源から供給されるか、いずれかであり得る5/24V直流電流電源を含む。
【0132】
スマートリレー・コントローラ435はまた、Pバス407を介してユーザインタフェース基板401とミキサー基板403および404と通信するためのPモッドバス機構437を含む。スマートリレー・コントローラ435はまた、Pバス407を介してユーザインタフェース・コントローラ基板401と通信するためのP/Cモッドバス機構439を含む。スマートリレー・コントローラ435はまた、ネットワークゲートウェイ410と通信するためのCモッドバス機構441を含む。
【0133】
図43を参照するとユーザインタフェース・コントローラ412は、バス468を介して相互接続されたプロセッサ460と通信インタフェース462と入力/出力(I/O)インタフェース464とメモリ466とを備える。通信インタフェース462は、インターネットといったネットワークを介してサーバと通信するためにCバス406に接続される。例えばインタフェースコントローラ412は、プログラム変更、新しいプログラム、および/または種々の他のコマンド、プログラムまたはデータのダウンロードを外部のサーバから受信でき、また運用データ、保守データなどに関する種々の状態データを外部サーバに送信できる。
【0134】
I/Oインタフェース472は、制御パネル500(図36および38)と、例えばメモリスティック、外部メモリドライブまたは他の外部メモリであり得る外部メモリ474への接続のための少なくとも1つのUBSポート472と、の接続部を備える。I/Oインタフェース464はまた、ブレンダーコントローラ206およびリレーコントローラ435との通信のためのPバス407との接続部を備える。
【0135】
メモリ466は、マスタープログラム470とレシピプログラム475とを備える。マスタープログラム470は、アセンブリ100とオペレーティングシステム、ユーティリティプログラムおよび他のプログラムといった種々の他のプログラムとを制御するために使用される。一実施形態ではユーザインタフェース・コントローラ412は、飲料レシピを作り出すためにレシピプログラム475を使用する。プロセッサ460は、マスタープログラム470とレシピプログラムと他のプログラムとを同じく実行するように動作可能である。別の実施形態ではレシピプログラム475は、作成された飲料レシピをメモリスティック498に記憶させるPC497によって実行されることが可能であり、それからこのレシピプログラム475はコントローラ400によって実行される飲料レシピと一致する選択された飲料を検索するためにユーザインタフェース・コントローラ412またはPOSデバイス408によって使用され得る。例としてここではメモリ466に記憶され、プロセッサ460によって実行されるレシピプログラム475を有する実施形態が説明される。
【0136】
図44を参照するとブレンダーコントローラ206は、バス480を介して相互接続されたプロセッサ476と入力/出力(I/O)インタフェース478とメモリ482とを備える。I/Oインタフェース478は、図38に示されているようなブレンダーモジュール303との接続部を含む。I/Oインタフェース478は、ユーザインタフェース・コントローラ412およびリレーコントローラ435との通信のためのPバス407との接続部を備える。メモリ482は、ブレンダーモジュール303の制御のための調合プログラム484と洗浄プログラム486と、オペレーティングシステム、ユーティリティプログラムおよび他のプログラムといった種々の他のプログラムと、を備える。プロセッサ476は、調合プログラム484と洗浄プログラム486と他のプログラムとを同じく実行するように動作可能である。アセンブリ100内の他のブレンダーコントローラ206は、関連する調合/混合/洗浄モジュール303の制御のためのブレンダーコントローラ206と同じアーキテクチャを含む。
【0137】
図45を参照するとリレーコントローラ422は、バス492を介して相互接続されたプロセッサ488と入力/出力(I/O)インタフェース490とメモリ494とを備える。I/Oインタフェース490は、図38に示されているように冷却モジュール1110および氷ハンドラーモジュール300との接続部を含む。I/Oインタフェース490はまた、アセンブリ100のインタフェースコントローラ412およびブレンダーコントローラ206との通信のためのPバス407との接続部を含む(図37および38)。I/Oインタフェース490はまた、ユーザインタフェース・コントローラ412およびブレンダーコントローラ206との通信のためのPバス407との接続部を含む。メモリ494は、冷却モジュール1110の制御のための分与プログラム496とオペレーティングシステム、ユーティリティプログラムおよび他のプログラムといった種々の他のプログラムとを備える。プロセッサ488は、分与プログラム496とその他のプログラムとを同じく実行するように動作可能である。
【0138】
図46を参照すると制御パネル500は、表示装置502とキーパッド504とを備える。ユーザインタフェース・コントローラ412は、表示装置502上に表示スクリーンを提示するためにユーザと相互作用し、キーパッド504を用いて、またはタッチ、カーソル音声もしくは他の入力によって行われたユーザ入力に応答する。表示装置502は、任意の適当な表示装置であり得るが、好ましくは液晶表示装置(LCD)である。キーパッド504は任意の適当なキーパッド、キーボードまたはタッチスクリーンであり得るが、好ましくはタッチスクリーンである。
【0139】
好ましい実施形態では表示スクリーンは、図48〜69に示されているスクリーンを備える。他の表示スクリーンが使用され得ることは当業者によって理解されるであろう。図48を参照すると表示スクリーン1200は、ユーザに情報を表示するために図48〜69の表示スクリーンの各々において使用される3つのセクション1202、1204および1206を備える。
【0140】
コントローラ400がユーザインタフェース・コントローラ412とリレーコントローラ435と右側の調合/混合/洗浄モジュール303および左側の調合/混合/洗浄モジュール303のための2つのブレンダーコントローラ206とを備える、図36に示されているような飲料アセンブリ100のためのものであることが説明される。図47を参照するとユーザインタフェース・コントローラ412は、マスタープログラム470を実行している。ステップ1300、1302および1303でユーザインタフェース・コントローラ412は、ユーザが飲料(例えばスムージー)、香味料(例えばイチゴ)、添加物タイプまたは混入物A、B、CまたはD(例えば果物、ヨーグルト、またはその他)、およびカップサイズ(例えば小、中、または大)を選択するための一連の表示スクリーン(図示せず)を表示装置502上に提示する。添加物のタイプによっては、添加物のタイプによって、添加物が飲料製造にけるさまざまな段階で加えられ、加えられる時点によって飲料に異なった特性を与える。ユーザは、添加物を何も選択しないか、または最大4つまで選択する可能性がある。
【0141】
ステップ1306でマスタープログラム470は、添加物Aが選択されたかどうかを確認する。選択されていない場合、マスタープログラム470は、ステップ1310に進む。選択されている場合、ステップ1308でユーザは、1つまたは多数の添加物タイプAをカップに入れてカップを分与器ヘッドまたはノズル304の下に置き、それから進行ボタン(図示せず)を起動するようにプロンプトされる。ステップ1310でマスタープログラム470は、選択された香味料、添加物(もしあれば)およびカップサイズを備える分与命令データを含むスクリプトを用意するためにステップ1306またはステップ1308におけるユーザの押す進行ボタンに応答する。ステップ1312でユーザインタフェース・コントローラ412は、Pバス407(図37および38)を介してリレーコントローラ435にこのスクリプトを伝達する。
【0142】
この時点でリレーコントローラ435は、ユーザインタフェース・コントローラ412から受信されたスクリプトに基づいて分与プログラム496(図70)を実行する。分与プログラムが完了するとリレーコントローラ435は、Pバス407を介してユーザインタフェース・コントローラ412に分与完了メッセージを送信する。ステップ1314でマスタープログラム470は、添加物Bが選択されているかどうかを確認する。選択されていない場合、マスタープログラム470はステップ1318に進む。選択されている場合、ステップ1316でユーザは、1つ以上の添加物タイプBをカップに入れるようにプロンプトされる。
【0143】
この時点でユーザは、2つの調合/混合/洗浄モジュール303の1つにカップを入れるようにプロンプトされる。この例ではユーザは、カップを左側のミキサーアセンブリ303に入れる。マスタープログラム470は、左側のブレンダーアセンブリ303の左側コントローラ206のためにスクリプトを用意する。このスクリプトは、カップサイズとスピンドル速度と選択された飲料および添加物Aおよび/またはB(もしあれば)に関する調合の各レベルでの滞留時間とを備える調合命令データを有する。ユーザインタフェース・コントローラ412は、Pバス407を介して左側のブレンダーコントローラ206にこのスクリプトを伝達する。ステップ1320で左側の調合/混合/洗浄モジュール303のための左側ブレンダーコントローラ206(図36および37)は、飲物#1のためにカップの内容物を調合するための飲物#1調合スクリプトまたはプロファイルに基づいて調合プログラム484(図71)を実行する。
【0144】
左側調合/混合/洗浄モジュール303のための左側ブレンダーコントローラ206は、定位置センサー422(図38)からの信号またはドアの上昇または開放位置に基づいて定位置へのスピンドルの復帰を感知し、Pバス407を介してユーザインタフェース・コントローラ412に調合完了メッセージを送信する。
【0145】
ステップ1322でマスタープログラム470は、添加物タイプCが選択されているかどうかを決定する。選択されていない場合、マスタープログラム470は、ステップ1328に進む。選択されている場合、ユーザは、左側調合/混合/洗浄モジュール303からカップを取り出して1つ以上の添加物タイプCをカップに加えるようにプロンプトされる。ステップ1326でユーザは、飲物#1カップを左側調合/混合/洗浄モジュール303に入れてブレンダードアを閉じるようにプロンプトされる。マスタープログラム470は、飲物#1を添加物タイプCと調合するためのスクリプトを用意し、Pバス407を介して左側ブレンダーコントローラ206にこのスクリプトを送信する。左側ブレンダーコントローラ206はこのスクリプトを使用して、第2の調合のために飲物#1カップの内容物を調合するためのステップ1326を実行する。
【0146】
もう1つの方法として、飲料レシピは、この時点で調合の代わりに混合を必要とすることがあり得るであろう。この場合、飲物#1のためのスクリプトまたはプロファイルは、混合命令を含む。混合は、粗い氷粒子を微細な粒子に細分する。他方では調合は、実質的に粒度を変えずに粗い粒子を調合する。調合/混合を遂行するためにブレード255は、鋭利な面と鈍い面とを有する。混合動作のためにスピンドルアセンブリは、鋭利な面が粗い氷粒子を細分する方向に回転する。調合動作のためにスピンドルアセンブリは、ブレード255の鈍い面が氷粒子の粒度を実質的に変えずに成分材料を攪拌するように反対方向に回転する。
【0147】
第2の調合または混合手順が完了すると左側ブレンダーコントローラ206は、Pバス407を介してユーザインタフェース・コントローラ412に完了メッセージを送信する。ステップ1328でマスタープログラム470は、添加物D(トッピング)が選択されているかどうかを決定する。選択されていない場合、マスタープログラム470はステップ1340に進む。選択されている場合、ユーザは、左側調合/混合/洗浄モジュール303からカップを取り出して飲料にトッピングを加えるようにプロンプトされる。ステップ1340でユーザは、飲料を提供するようにプロンプトされる。
【0148】
それからマスタープログラム470は、左側ブレンダーコントローラ206による洗浄手順1342(図47)の実行を待つ。このことは以下に説明される。洗浄手順が完了するとマスタープログラム470は、ボックス1344において飲物#1のためのマスタープログラムの実行を完了する。
【0149】
図70を参照すると分与プログラム496は、メモリ494に記憶されており、図47のマスタープログラム470のステップ1412においてリレーコントローラ435(図45)のプロセッサ488によって実行される。ステップ1412でスクリプトが、Pバス407を介してユーザインタフェース・コントローラ412から受信される。このスクリプトは、カップサイズと選択された香味料と選択された添加物と氷の量とを備える。ステップ1420で分与プログラム496は、氷の総量(受信されたスクリプトからの)を図18〜20の取分けカップ302のサイズで分割することによって分与を計算する。例えばこれらの量は、体積または重量によって測定され得る。好ましい実施形態では、これらの量は重量によって測定される。この計算は、満たされることを必要とする取分けカップ302の数を算出する。ステップ1422でリレーコントローラ435は、アセンブリ301を駆動するために適当な駆動電圧によって取分けカップ302を介して分与器ノズル304に氷を分与する。
【0150】
ステップ1414で、受信されたスクリプトに含まれる選択された香味料に基づいてバルブ動作時間が計算される。これらのバルブは、圧搾空気供給源から選択された香味料流体の空気ポンプ1125への空気流を制御するバルブである。バルブの動作時間は、この流体に関する較正分与速度定数を用いて所望量に増加させることによって計算され、また全動作時間を達成するために較正遅延時間が加えられる。ステップ1416で分与プログラム496は、香味料流体の分与を開始するための遅延時間を計算する。流体分与時間に関する遅延時間は、飲物の最上部に多量の氷があるという状況を回避するために存在する(氷分与時間は流体分与より遥かに長いので)。飲物の最上部に多量の氷があると、適切に調合することが困難である。遅延時間は通常、50%という典型的な値を有する氷分与時間の一部分として設定される。ステップ1418で流体は、計算された時間遅延の後に、計算された時間の間、選択されたポンプを動作させることによって分与される。ステップ1424で分与は完了し、リレーコントローラ435はPバス407を介してユーザインタフェース・コントローラ412に分与完了メッセージを送信する。
【0151】
図71を参照すると調合プログラム484は、メモリ482に記憶されており、図47のマスタープログラム470のステップ1320および1326においてブレンダーコントローラ206(図44)のプロセッサ476によって実行される。ステップ1427でPバス407を介してユーザインタフェース・コントローラ412からスクリプトが受信される。このスクリプトは、カップサイズと調合位置と初期ブレード速度と各調合位置におけるブレード速度と各調合位置における調合時間と減速されたブレード速度とを備える。ステップ1428で調合プログラム484は、ドア235が閉じられているかどうかを決定する。これは、関連する調合/混合/洗浄モジュール303のドアセンサー409の状態をチェックすることによって遂行される。この状態が開放または上昇である場合、調合プログラム484は閉鎖または下降位置におけるドア235の検出を待つ。ドア235が閉じられると調合プログラム484は、スクリプトで規定された初期速度でスピンドルシャフト260とブレード255とを回転させるためにスピンドルモータ265を起動する。
【0152】
ステップ1430で調合プログラム484は、マイクロ・ステッピングモータ・ドライバ機構430を使用して、カップ内の最上部調合位置にまでスピンドルシャフト260とブレードとを下げるためにマイクロ・ステッピングモータ241aと直線状スライド241とを動作させるための駆動信号を供与する。この時点で回転速度は、初期速度から最上部調合位置における最上部調合速度に変えられて、スクリプトによって規定された時間の間、維持される。最上部調合位置における規定時間の調合が終了したとき、調合プログラム484は、マイクロ・ステッピングモータ・ドライバ機構430を使用して、カップ内の次の調合位置に(例えばカップの底近く)までスピンドルシャフト260とブレード255とを下げるためにマイクロ・ステッピングモータ241aと直線状スライド241とを動作させるための駆動信号を供与する。この時点でステップ1431において回転速度は、最上部位置調合速度から底部調合位置における底部調合速度に変えられる。ステップ1432は、スクリプトによって規定された時間の間、底部調合速度を維持する。
【0153】
底部調合位置における規定時間の調合が終了したとき、ステップ1433において調合プログラム484は、マイクロ・ステッピングモータ・ドライバ機構430を使用して、カップ内の次の調合位置に(例えばカップの中央近く)までスピンドルシャフト260とブレード255とを上げるためにマイクロ・ステッピングモータ241aと直線状スライド241とを動作させるための駆動信号を供与する。この時点で回転速度は、底部位置調合速度から中央調合位置における中央調合速度に変えられる。ステップ1432は、スクリプトによって規定された時間の間、この調合速度を維持する。
【0154】
中央調合位置における規定時間の調合が終了したとき、ステップ1435において調合プログラム484は、マイクロ・ステッピングモータ・ドライバ機構430を使用して、カップの最上部にまでスピンドルシャフト260とブレード255とを上げるためにマイクロ・ステッピングモータ241aと直線状スライド241とを動作させるための駆動信号を供与し、スピンドル速度を維持する。ステップ1436でスピンドル速度は、スクリプトにしたがって減速される。ステップ1437で調合プログラム484は、マイクロ・ステッピングモータ・ドライバ機構430を使用して、定位置にまでスピンドルシャフト260とブレードとを上げるためにマイクロ・ステッピングモータ241aと直線状スライド241とを動作させるための駆動信号を供与し、スピンドル260とブレード255との回転を止めるためにモータ265を停止させる。ステップ1438で調合プログラム484は、関連する調合/混合/洗浄モジュール303のドアセンサー409の状態をチェックすることによって、ドア235が開いているかどうかを決定する。この状態が閉鎖または下降である場合、調合プログラム484は上昇または開放位置におけるドア235の検出を待つ。これが起こるとステップ1439において調合プログラム484は、ユーザインタフェース・コントローラ412からの次の命令またはスクリプトを待つ。
【0155】
図72を参照すると洗浄プログラム486は、メモリ482に記憶されており、図47のマスタープログラム470のステップ1342においてブレンダーコントローラ206(図44)のプロセッサ476によって実行される。ステップ1441でPバス407を介してユーザインタフェース・コントローラ412から洗浄のためのスクリプトが受信される。このスクリプトは、スピンドル速度と予め決められた垂直位置とを備える。ステップ1442で洗浄プログラム486は、ドア235が閉じられているかどうかを決定する。これは、関連する調合/混合/洗浄モジュール303のドアセンサー409の状態をチェックすることによって遂行される。この状態が開放または上昇である場合、調合プログラム484は閉鎖または下降位置におけるドア235の検出を待つ。ドア235が閉じられると調合プログラム486は、スクリプトにおいて規定されたスピンドル速度でスピンドルシャフト260とブレード255とを回転させるためにスピンドルモータ265を起動する。ステップ1444で調合プログラム486は、開口272または吸排管286(図31および35)を介して調合/混合/洗浄モジュール303の内側容積部230内に水噴霧を放射する保持具270に水を供与するために水ソレノイド280を動作させることによって水噴霧器を起動する。ステップ1445で調合プログラム486は、回転するスピンドルシャフト260とブレード255とを内側容積部230内で下方に移動させ、それによって内側容積部230の壁とドアとの広い領域をすすぐために水噴霧を撒き散らす。スピンドルシャフト260とブレード255とが内側容積部230内の予め決められた垂直位置に到達すると、ステップ1446で洗浄プログラム486は、内側容積部230内の空気圧のブラストを与えるために空気ソレノイド220aを起動する。空気はまた、水噴霧を増加させ、スピンドル部品においてチャンバの内部から過剰な水を吹き飛ばすであろう。更なる利点は、空気が配水管の排水を高めて目詰まりの危険を減らすことである。
【0156】
ステップ1447で洗浄プログラム486は1秒間待ち、それからステップ1448でスピンドルシャフト260とブレード255とをある距離(例えば約1インチ)だけ上昇させる。ステップ1449で、空気流を止めるために空気ソレノイド220aが動作させられる。ステップ1450でスピンドルシャフト260とブレード255とは定位置に戻される。ステップ1451で洗浄プログラム486は終了し、Pバス407を介してユーザインタフェース・コントローラ412に洗浄完了メッセージを送信する。
【0157】
本開示のレシピ作成装置が図36に示されているような飲料アセンブリ100のためのレシピを作り出すために説明される。ここでコントローラ400は、ユーザインタフェース・コントローラ412とリレーコントローラ435と右側調合/混合/洗浄モジュール303および/または左側調合/混合/洗浄モジュール303のためのブレンダーコントローラ206の少なくとも1つとを備える。図43の実施形態ではインタフェースコントローラ412のユーザプロセッサ460は、レシピプログラム475を実行している。図51および52を参照するとレシピプログラム475は、ステップ1602において表示装置502(図46)上でスクリーン1630を提示することによって始まる。ユーザは、手元にあるレシピの複数のアイコンを示すボックス1634を提示するレシピタブ1632を選択する。ユーザが追加新レシピボタン1636を選択する。それによって、ユーザが新しいレシピ用に1つ以上の香味料を選択するように、ディスプレイ502上にスクリーン1638(図53)を提示するステップ1604へプログラムは進む。
【0158】
スクリーン1638は、香味料ボタン1639と混入物ボタン1641とカップボタン1643とを含む。香味料ボックス1640と混入物ボックス1642とカップボックス1644とは、それぞれ香味料ボタン1639と混入物ボタン1641とカップボタン1643とに隣接して表示される。香味料を選択するためにユーザは、香味料ボタン1639を起動する。プログラム475は、編集香味料ボックス1646を表示することによって応答する。編集香味料ボックス1646は、アイコンによって識別される香味料のリストを含むボックス1648を含む。ユーザは、キーパッド504または他の入力デバイスの操作によってこのリストから1つ以上の香味料を選択する。この例ではユーザは、桃アイコンとイチゴアイコンとを選択している。
【0159】
それからレシピプログラム475は、ユーザが新しいレシピの混入物を選択するために図54に示されているスクリーン1650を表示装置502上に提示するステップ1606に進む。選択された香味料である桃とイチゴに関するアイコンは、香味料ボックス1640に表示される。混入物を選択するためにユーザは、混入物ボタン1641を起動する。プログラム475は、編集混入物ボックス1652を表示することによって応答する。編集混入物ボックス1652は、アイコンによって識別される混入物のリストを含むボックス1654を含む。ユーザは、キーパッド504または他の入力デバイスの操作によってこのリストから1つ以上の混入物を選択する。この例ではユーザは、バナナピューレ・アイコン(ボックス1654には図示されていない)を選択する。
【0160】
レシピプログラム475は、ユーザがカップサイズを選択するために図55に示されているスクリーン1656を表示装置502上に提示するステップ1608に進む。選択された混入物バナナピューレのアイコンは、ボックス1642に表示される。カップを選択するためにユーザは、カップボタン1644を起動する。プログラム475は、編集カップボックス1658を表示することによって応答する。編集カップボックス1658は、小、中、大と示されたカップサイズのリストを含むボックス1660を含む。ユーザは、キーパッド504または他の入力デバイスの操作によってこのリストからカップサイズを選択する。この例ではユーザは、中サイズのカップを選択している。
【0161】
図56に示されている選択レシピ・アイコン・スクリーン1662は、この時点または他の任意の時点でレシピプログラム475によって一連の表示スクリーンに提示される。選択されたカップサイズ中が今、ボックス1644に表示されている。新しいレシピのアイコンを選択するためにユーザは、レシピ画像ボタン1664を起動する。プログラム475は、選択アイコンボックス1666を表示することによって応答する。選択アイコンボックス1666は、複数のアイコンを含むボックス1668を含む。ユーザは、キーパッド504または他の入力デバイスの操作によってボックス1668からアイコンを選択する。この例ではユーザは、「オレオ」アイコン(ボックス1668には示されていない)を選択している。
【0162】
レシピプログラム475は、ユーザが成分材料の量と混入組合せとを選択するために図57に示されているスクリーン1670を表示装置502上に提示するステップ1610に進む。選択された「オレオ」アイコンは、1672に表示される。小、中、大のカップサイズのアイコンは、ボックス1644に表示される。すなわち新しいレシピ「オレオ」は、カップサイズ小、中、大に適応する。スクリーン1670は、ユーザがボックス1682、1683、1684および1685から選択するカップサイズにふさわしい入力を行わせるために使用される。この例ではユーザは、小カップのためにボックス1682を選択している。
【0163】
レシピ混入物の組合せは、事前分与(PRE DIS)ボックス1674と事前調合(PRE BLEND)ボックス1675と事前混合(PRE MIX)ボックス1676とトッピング(TOPPING)ボックス1677とによって示される。混入物選択は、選択のために選択リスト(図示せず)を表示するボックス1674、1675、1676および1678における矢印を選択することによって与えられる。混入物(または添加物)のアイコンは、混入物ボックス1642に表示される。ユーザは、事前分与ボックス1674と事前調合ボックス1675と事前混合ボックス1676とトッピングボックス1677との下にそれぞれ配置されたボックス1678と1679と1680と1681とに各選択された混入物のための成分材料ユニットの数を入力する。この例ではユーザは、混入物ボックス1678と1679と1680と1681との各々に「1」ユニットを入力している。
【0164】
ユーザは、香味料ボックス1640におけるボタン1688を起動することによってイチゴ香味料を選択している。この例ではユーザは、香味料ボックス1690、1692および1694の各々に「1」オンスを入力している。ユーザは、ボックス1696にオンス単位で水の量を、ボックス1698にオンス単位で氷の量を入力する。
【0165】
調合/混合/洗浄モジュール303の調合動作のための調合プロファイルボックス1700は、ブレード速度ボックス1702とブレード速度ボックス1704とカップボックスの底部における滞留時間1706とカップボックスの中央部混合1708とカップボックスの中央部における滞留時間1710とを含む。ユーザは、ボックス1702における100%のブレード速度(最大速度を示す)と、ボックス1704における50%のブレード速度(カップの底部における最大速度の50%の速度を示す)と、カップボックスの底部における2秒の滞留時間1706と、中央部混合ボックスにおける2.5インチ(カップの最上部から)の距離1708と、中央部ボックスにおける滞留の2秒の滞留時間1710と、を入力している。
【0166】
調合/混合/洗浄モジュール303の混合動作のための混合プロファイルボックス1712は、ブレード速度ボックス1714とブレード速度ボックス17164とカップボックスの底部における滞留時間1718とカップボックスの混合中央部1720とカップボックスの中央部における滞留時間1722とを含む。ユーザは、ボックス1714における40%のブレード速度(最大速度の40%の速度を示す)と、ボックス1716における100%のブレード速度(カップの底部における最大速度を示す)と、ボックスのカップの底部における2秒の滞留時間1718と、ボックス1720における2.5インチ(カップの最上部から)の距離と、ボックス1710のカップの中央における2秒の滞留時間と、を入力している。ユーザは、保存レシピボタン1724を起動することによってレシピを保存できる。
【0167】
レシピプログラム475は、更なる混入物組合せステップ1612に進んで図58に示されているスクリーン1736を表示装置502上に提示する。スクリーン1730においてユーザは、もう1つの混入物組合せを追加するためにボックス1732に2を入力している。これは、ユーザがボックス1674、1675、1676および1677にそれぞれNone(なし)、PRE−BLEND(事前調合)、PRE MIX(事前混合)、およびNone(なし)として入力された第2の混入組合せを追加することを可能にする。スクリーン1730はまた、ユーザが入力した中サイズのカップのための成分材料と混入物との量を示す。大サイズのカップの入力を行うためには、スクリーン1670と1730とに等しいもう1つのスクリーン(図示せず)が使用される。
【0168】
レシピプログラム475は、保存レシピボタン1724を起動することによって完了されたときにレシピを保存するために、ステップ1614に進んで図59に示されているスクリーン1736を表示装置502上に提示する。スクリーン1736はまた、2つの選択された混入物組合せをリストアップしている混入組合せボックス1738を含む。
【0169】
レシピプログラム475は、レシピに新しいサブカテゴリーを加えるためにステップ1616に進んで、図60に示されているスクリーン1740を表示装置502上に提示する。ユーザは、ボックス1744に複数のサブカテゴリーを表示するサブカテゴリータブ1742を選択する。ユーザは、追加新カテゴリーボックス1746を選択する。レシピプログラム475は、ステップ1618に進むことによって応答し、図61に示されているスクリーン1750を提示する。スクリーン1750は、ユーザがCATEGORY1(カテゴリー1)を入力したカテゴリー名ボックス1754と名前「新」が入力されたボックス1756とを含む編集サブカテゴリーボックス1752を含む。完了したときユーザは、保存カテゴリーボタン1758を選択することによってカテゴリー名およびアイコンを保存する。
【0170】
レシピプログラム475は、レシピ新をサブカテゴリーに追加するためにステップ1620に進んで図62に示されているスクリーン1770を表示装置502上に提示する。スクリーン1770は、レシピリスト1772とサブカテゴリーリスト1774とを含む。ユーザは、レシピリスト1772から新レシピを選択して、このレシピ新をサブカテゴリーリスト1774に追加する。それからユーザは終了ボタン1776を起動する。
【0171】
それからレシピプログラム475は、新しいサブカテゴリーをスーパーカテゴリーに追加するためにステップ1622に進んで図63に示されているスクリーン1780を表示装置502上に提示する。スクリーン1780は、スーパーカテゴリータブ1782を含む。ユーザがタブ1782を選択すると、スクリーン1780上にサブカテゴリーリスト1784とスーパーカテゴリーリスト1786とが提示される。ユーザは、サブカテゴリーリスト1784からカテゴリー1を選択し、このカテゴリー1をスーパーカテゴリーリスト1786に追加する。それからユーザは、終了ボタン1776を起動する。
【0172】
レシピプログラム475は、例示的実施形態のユーザインタフェース・コントローラ412のメモリ466および/または外部メモリ474内にレシピを記憶される。外部メモリ474は、取り外されることが可能であり、他の統合された飲料調合システムに導入することが可能である。もう1つの実施形態ではレシピプログラム475は、飲料を用意する際の使用のために取り外されてユーザインタフェース・コントローラ412(図38)またはPOSデバイス408(図37)のUSBポートに組み込まれ得る外部メモリ498(例えばメモリスティック)に記憶されるレシピを作り出すためにPC497(図37)上で実行される。もう1つの実施形態では外部コンピュータ498が、ネットワーク(例えばインターネット)を介してユーザインタフェース・デバイスとインタラクティブにレシピプログラム475を実行する。
【0173】
操作者が一貫して用意されたスムージー飲物を40秒未満で製造して分与することをアセンブリ100が可能にすることは本開示によって見出されている。好都合にもアセンブリ100は、完全に統合された内蔵型の氷システム、製氷・氷貯蔵および取分け制御モジュール300によって氷を生成する。製氷・氷貯蔵および取分け制御モジュール300は例えば、1日当たりピーク総量270ポンドで1時間ごとに追加の10ポンドの氷を製造する能力を有する20ポンド氷貯蔵システムを持ち得る。装置内に製氷機能を持つことは、滑って転ぶことによる怪我の危険を除去し、またこのことは取り扱いミスによる細菌汚染の可能性を低下させる。更にこの機械で使用される氷は、粉砕し易くてスムージーの一貫性を保ちながら調合し易い塊状の氷である。このことのすべては、完全に調合された飲料を、例えば通常のQSR提供時間内におさまるスムージーを可能にする。
【0174】
各飲料、例えばスムージーはそれ自身のカップ内で調合され、飲料または飲物全体が消費者に届けられることを可能にし、また製品生産高を上げる。飲物自身のカップ内で各飲物を調合することは、香味料制御を改善して相互汚染によって引き起こされるアレルギー問題を軽減する。アセンブリ100は、例えば1時間当たり20杯の16オンス飲物を、またピーク能力において1時間バーストの間に45杯の16オンス飲物を一貫して供給できる。過去にレストランオーナーによって購入されて保管されていた小さな器またはブレンダーポットをなくすことによって金銭も節約される。
【0175】
更に有利にはスピンドルアセンブリ242は、香味料移送を防止して手作業食器洗浄の必要性をなくすために各使用後に、すすぎ、および/または消毒プロセスを経由する。更に例えば第1の飲物を混合している間に第2の飲物の製造を可能にするためにアセンブリ100に含まれる2つの調合/混合/洗浄モジュール303は、より高い飲物出力に寄与し、その結果として運用の最終収益に寄与する。この難題を克服するためにアセンブリ100では塊状の氷が使用され得る。塊氷は、より一般的に知られている立方体氷より柔らかくて、凍結物表面を連続的に削り取る内側オーガを有する冷凍バレル内で形成される。この薄片状氷は、氷塊の中に押し込まれる氷オーガによって冷凍円筒の最上部に動かされる。その結果得られた小さな氷は、飲物を作り出すために必要とされる調合動作の量を大幅に削減する。更に調合プロセスから発生する雑音は、この小さい塊氷を使用することによって低減される。これは、装置がフロントカウンターの近傍に、またはドライブスルー窓口の近くに置かれるときに特に重要である。
【0176】
現在のスムージー製造機内のブレンダーポットは、飲物を十分に混合するように、また氷を顧客の味覚プロファイルを満足させる粒子サイズにまで粉砕するように、設計される。カップ内で混合するときに氷の混合と粉砕とを助ける機械装置などの外形及び構造は存在しない。適切な飲物一貫性を達成するために、直線状スライド241はブレンダーブレード255をカップ15内で上下に動かす。このプロセスは、飲物が手持ちサイズの棒状ミキサーを使用してどのように作られるかをシミュレートする。ブレンダーブレード255は飲物の中に(約25%)降ろされ、その地点でブレンダーブレード255は稼動する。いったん係合するとスピンドルは、カップ内に完全に下げ降ろされ、その地点に留まることが可能になる。このプロセスは氷の大部分を粉砕するが、この時点で飲物は完全には作り出されない。それからスピンドルは、流体の粘性と氷対流体比と飲物カップサイズとを考慮に入れて、特定の飲物のために作り出されたプロファイルにしたがって上げ下げされる。
【0177】
アセンブリ100の構成要素の構成によってサイズ限界(設置面積)が達成され得ることは本発明者によって見出されている。従来の機械は1つより多い香味料を混合するためにブレンダーポット内で飲物を作り出すが、アセンブリ100は給仕カップ内で各飲物を分与して混合し、処理能力と提供時間とを維持するために2重スピンドルを有し得る。アセンブリ100は、構成要素の垂直配置によってサイズ要件に取り組むことができる。
【0178】
アセンブリ100は、直線状スライド241を制御するステッピング駆動モータ241aによって−飲物一貫性を作り出すために使用される−ミキサー245の精度を維持できる。ステッピングモータ241aは、種々のタイプの飲物(コーヒーベース飲物、果物ベース飲物、果物を加えたヨーグルト飲物)のために異なる調合プロファイルを作り出す能力を有する。ステッピングモータ241aが動くステップの数を計数することは、飲物が調合されるたびごとにブレンダーブレード255を正確に位置決めすることを可能にする。
【0179】
製氷・氷貯蔵および取分け制御モジュール300は、氷分与精度を維持する。それから氷分与は複数の取分けカップに分割された。飲物サイズは変わるので、氷を飲料の中に落とす個々の分与カップの数は、適合するように増加または減少する。氷分与の数を測定するために、カップの数を計数するためのマイクロスイッチ(氷貯蔵容器の外側に配置された)が組み込まれた。この方法は、貯蔵容器内の氷のレベルとは無関係に一貫した氷提供を与える。
【0180】
現在使用されているブレンダーポットは、スムージー飲物のために許容可能な一貫性をもって氷を砕くために使用される力に耐える能力を有する硬いプラスチックで作られる。QSRにおいて最も一般的に見られる立方体形状の氷を粉砕することは、機械のブレンダーと顧客のカップとに余りに大きな応力を掛けるであろう。
【0181】
定義語、頭字語および省略語は下記を含み得る。
【表1】
【0182】
好ましい実施形態の一例ではアセンブリ100は、統合された成分材料分与ユニットと最大4個の混合ユニット(通常の構成では2個から拡張可能)とユーザ操作のための制御パネルとを備える「スムージー製造機システム」であり得る。図38に描かれているように本システムは、スマートリレーCCAと2つのミキサーCCA(通常の構成)と外部通信のための任意選択的通信基板とユーザインタフェース・コントローラ基板とを使用して設計される。サブシステム基板のすべては、MODBUSプロトコルとRS−485物理リンクとを使用して互いに通信する。スマートリレーCCAは、分与制御とシステム製氷機の監視および安全と香味付けアセンブリ/サブシステムとに責任を有する。またスマートリレーCCAは、スムージーシステム制御電子回路のための電力とモッドバス・ハブとを供与する。
【0183】
ブレンダーコントローラCCAは、調合/混合/洗浄モジュール303といったシステム・ブレンダーアセンブリ/サブシステムの位置と速度と洗浄と安全管理とに責任を有する。これはブレンダーブレードと水および空気ポンプとを制御し、カップの存在とドアスイッチとを感知する。ユーザインタフェース・コントローラ基板は、モノクロLCD表示装置と制御および構成のための薄膜キーパッドとからなることができる。
【0184】
例示的実施形態の機能要件は、混合プロファイルと特定の流体選択(表示された254のうちからx)とに関して構成される。本システムは、SDカードが挿入されたときにアイドル状態である場合自動的に構成ダウンロードメニュー状態になる。ユーザインタフェースは、セットアップモードにおいて温度表示のための度数の華氏/摂氏選択を持つべきである。ユーザインタフェースは、セットアップモードにおいて温度表示のための度数の華氏/摂氏選択を持つべきである。1サービス当たりの香味料の最大数は3であるべきであり、1サービス当たりの香味料の最小数は氷だけを分与するのでなければ1であるべきである。香味料選択状態は、香味料を問うことに対応するボタンを押すことによって切り替えられるべきである。1サービス当たりの香味料が最大数に達したとき本システムは、如何なる追加の香味料も許すべきでない、つまり追加の香味料は許されない。ユーザは、CANCELボタンを押して所望の香味料を選択することによって香味料選択を変更することができるべきである。
【0185】
ユーザは、ある香味料を最初に除外し、それから所望の香味料を選択することによって香味料選択を変更できるべきである。ユニットは、香味料の使用サイクルを監視して香味料不足の早めの警告のために各香味料の低レベルのディスプレイに使用できる香味料の残量を表示する。
【0186】
添加物は、新鮮な果物とヨーグルトとの2つのタイプの選択からなる。ヨーグルトだけが自動的に分与され、新鮮な果物は、分与ではなく手作業で追加されなくてはならない。新鮮果物選択は、分与される量を計算するために使用される。果物は、氷と果物とを受ける前にカップに入れられる。選択可能な添加物の最大数は3であるべきであって、選択される添加物の最小数は0であるべきである。
【0187】
果物香味料とヨーグルトとは、340°F〜380°Fの間に製品温度を維持するように設計された冷却基部に貯蔵されるべきである。基部は最大9つの香味料を収容するように設計されるであろう。基部設計は、香味料が「バッグ入りボックス」パッケージに貯蔵され得るようになされるであろう。基部は、香味料ポンプ(最大9個)とすべての関連配送管と空気ソレノイドスイッチとを収容するであろう。基部は、ユニットの前から凝縮空気を取り入れ、また排出するように設計されるであろう。基部は、洗浄のためのユニットの後部へのアクセスを可能にするためにキャスターの上に取り付けられ得る。基部は、NSFおよびUL要件を満足させるように設計されるであろう。基部は、管が分与領域に入ることを可能にするために最上部に複数の開口部を持つであろう。基部は、分与ノズル(NSF規格による)に対して製品温度を維持するために分与器セクションへの空気配送と復帰との方法を提供するであろう。基部冷却システムは、220V/50Hz(ヨーロッパ要件)のオプションを持ちながら交流120Vを必要とするであろう。
【0188】
スムージー製造機は、製氷機能に加えて9kgの氷を貯蔵する内蔵製氷機能を有するであろう。製氷機は、120V・60Hz+/−10%で動作するように設計されるであろう。製氷機は、ヨーロッパの220V・50Hz動作+/−10%の規定を持つべきである。
【0189】
氷は通常、スムージー製造プロセス時に分与されるが、単独にも分与され得るであろう。本システムは、単独的な仕方(香味料も水もなし)での氷の分与を可能にすべきである。氷は種々の飲物カップサイズのためにサイズ合わせを可能にする取分け量で分与されるべきである。「氷だけ」ボタンを選択したときシステムは、カップサイズ選択に進むべきである。「氷だけ」ボタンは香味料が選択されないときだけ利用可能であるべきである。逆に香味料を選択したときには「氷だけ」ボタンは使用不能にされるべきである。
【0190】
分与液体経路上での流体流路の洗浄を可能にするためにサービス保守モードが存在すべきである。
【0191】
システムは、顧客によって決められた更なるカップサイズのための規定によって小、中、大および特大というカップサイズ選択を可能である。ユニット上のカップ貯蔵のために規定が作られるであろう。カップサイズ選択は、分与プロセスを起動させるべきである。構成可能な体積を有する最大5つの構成可能カップサイズが存在すべきである。カップは、飲物選択の前に分与ノズルの下に置かれるべきである(読者に話すべきUIなし(no Ul to tell you))。
【0192】
分与プロセスは、成分材料の量、水、氷および選択された香味料/添加物を計算するためにサイズ合わせ因子としてカップサイズを使用すべきである。分与される成分材料と分量とは、混合プロファイルを決定するために使用されるべきである。果物・香味料・成分材料は、空気駆動香味料ポンプを使用して届けられるべきである。香味料ポンプは、冷却空間に配置されるべきであり、また保守サービス時の容易なアクセスのために取り外し可能であるべきである。香味料ポンプは、ポンプへの空気流内に取り付けられたソレノイド弁を使用して稼動されるべきである。香味料ポンプは、取り分けられた量の香味料を供給すべきである。全部で9つの香味付けされた流体と水と氷と最大4つの手作業追加されたタイプの添加物とを含む各スムージーのために使用される成分材料の量は、分与アルゴリズムによって決定されるべきである。
【0193】
混合プロセスは、ブレンダーのブレードが次の混合サイクルのために清浄であることを保証するために、カップ内での成分材料の実際の混合とそれに続く洗浄サイクルとを含む。混合動作は、分与動作とは非同期であるべきである。混合動作は、現在の混合プロファイルによって決定されるべきであり、また20秒以下の時間を取るべきである。混合動作は、調合と洗浄の最低限の2つのステップを備えるべきである。ミキサーは、製氷機と冷却基部とに取り付けられるモジュールとして設計されるべきである。ミキサーモジュールは、ミキサースピンドルとブレードと直線状スライドと水ノズルを有するカップ保持具とからなるべきである。ミキサーモジュールにアクセスするために保護ドアが上げられなくてはならない。ミキサーモジュール・ドアは、ドア位置を決めるためにマイクロスイッチ/センサーを持つべきである。
【0194】
飲物はカップ保持具内に入れられ、ドアは閉じられる。ドアの閉鎖が識別されたとき、ミキサーは混合プロセスを開始すべきである。ミキサースピンドルは、定位置から予め決められた深さまで飲物カップ内に降下するように割出し指示すべきである(直線状スライドを介して)。ミキサーブレードは、好ましくは飲物内の成分材料に接触する前に係合させられるべきである。それからスピンドルは、約75%のカップの深さまで飲物内に降下するように割出し指示すべきである。スピンドルは、この位置に15秒間、留まるべきである。それからスピンドルは、最初の位置に戻ってある期間の間、混合を続けるべきである。完了したとき、ミキサーブレードは起動しないようにされるべきであり、スピンドルはスピンドルの定位置に戻されるべきである。それからドアが開かれ、それから飲物が取り出されて提供される。
【0195】
最後のミキサーシーケンスの後にミキサードアが閉じられたとき、このモジュールは洗浄プロセスを開始すべきである。洗浄プロセスは、スピンドルが混合空洞内に下ろされてスピンドルブレードが稼動させられることから始まるべきである。ミキサー洗浄サイクル時にスピンドルブレードが稼動された後に、水ソレノイドは3秒間稼動されてスピンドルと空洞にすすぎ液噴霧し始めるべきである。水の流路に接続された空気ソレノイドは、ミキサー洗浄サイクル時に高圧の水のブラストを与えるために稼動されるべきである。モジュールは、水に加えて消毒剤で動作するように設計され得る。ユニットは消毒流体の流出を検出できるべきである。ミキサー洗浄サイクルが終了したときこれらのソレノイドは起動しないようにされて、すすぎ水は排出される。ミキサー洗浄サイクルは、5秒以下の時間をかけるべきである。
【0196】
混合プロファイルは、混合動作時に実行されるべきステップを決定する。混合プロファイルにおける各ステップは、スピンドルの速度と時間(どのくらいの期間どのくらいの速さで)ならびに位置(滞留時間を伴う)を指定する。混合プロファイルに含まれる標準の添加物は、各カップサイズ適用可能であるべきである。混合プロファイルは消費者による設定が可能であるべきである。
【0197】
UICは、USB貯蔵デバイスの取り扱いをサポートすべきである。UICは、Cバスに接続することができるべきである。UICは、1押し迅速動作言語スイッチ(1−press on−the−fly language switch)を備えるべきである。UICは、Pバスマスターであるべきである。
【0198】
周辺バスまたはPバスは、RS−485を介してシステムの周辺機器(システムリレー基板およびミキサー制御基板)にユーザインタフェース・コントローラを接続すべきである。Pバスは、モッドバスRTUを使用すべきである。
【0199】
用語「第1の」、「第2の」、「第3の」、「上の」、「下の」などが本明細書では種々の要素を修飾するために使用され得ることも留意されるべきである。これらの修飾語は、特に明記されなければ修飾された要素に対する空間的、順序的または階層的序列を意味しない。
【0200】
本開示は1つ以上の例示的実施形態を参照しながら説明されてきたが、本開示の範囲から逸脱せずに種々の変更が行われ得ることと本開示の要素に関して同等物が代用され得ることとは、当業者によって理解されるであろう。更に、本開示の範囲から逸脱せずに本開示の教えに特定の状態または材料を適応させるために多くの修正が行われ得る。したがって本開示は考えられた最善の形態として開示された特定の実施形態に限定されず、本開示は添付の請求項の範囲内に入るすべての実施形態を含むことが意図されている。
【技術分野】
【0001】
本開示は一般的には、飲料の香味料/成分材料を分与して調合/混合し、それによって飲料、例えばスムージーを製造するための統合されたシステムのための飲料レシピを作り出すためのデバイスおよび方法に関する。より特定的には本開示は、ユーザインタフェース・デバイスとインタラクティブに飲料レシピを作り出すためのコンピュータおよび方法に関する。統合されたアセンブリは、香味料/成分材料分与モジュールと、製氷・取分け制御モジュールと、すべての主要な香味料/成分材料を分与でき、任意選択的に装置内で製造された氷を取り分けて単一の給仕カップ内に分与でき、予め選択された飲料を形成するためにこのような香味料/成分材料と氷とを調合および/または混合でき、香味料汚染を回避するため、および保健・衛生条例を満足させるためにブレンダーシャフトとブレードと混合区画ポストとを洗浄できる調合/混合/洗浄器モジュールと、を含む。
【背景技術】
【0002】
飲料または飲物、例えばスムージー飲物を作り出すことにおいて初めから終わりまで多数のステップが関与し、すべてのステージにおいて潜在的問題が起こり得る。スムージー製造は、飲物を作り出すためにブレンダーポットの使用を必要とし、これは操作者が小さな器(ブレンダーポット)を購入して保持し、それから貯蔵することが必要とされることを意味する。現在の技術の欠点はまた、スムージー製造機において使用可能な氷のレベルを維持するために、離れた場所に位置する製氷機からスムージー製造機に氷を運搬することを労働者に強いる。この氷の運搬は、多くの理由から問題である。第1に典型的には、背後の貯蔵室から一般的にスムージー製造機が置かれているレストランの販売場所(POS)カウンターエリアに氷を運ぶために労力が必要となる。この氷の運搬は、重いバケツを不適切に運ぶことによって従業員が濡れた床の上で滑って転ぶか怪我をするような従業員の安全上の問題を引き起こす可能性がある。これはまた、取り扱いミスによる氷への殺菌混入の可能性を高める可能性がある。
【0003】
いったん氷が貯蔵されると、従業員は見積もられた量を手作業でブレンダーポットに加えなくてはならない。氷の量は測定されないでむしろ各従業員によって「当て推量」されるので、この成分材料は正確でなく、したがって同じフランチャイズ飲物を何度も繰り返し作り出すことを困難にする。
【0004】
氷が手作業で加えられた後になお、ジュースおよび追加の果物または香味料「混合物(mix−in)」が同様に操作者によって加えられる。最後に、あるサイズのカップが選ばれて飲物が注入される。この最後のステップは、無駄を生む一番の可能性を示す。従業員は成分材料を手で取り分けなくてはならないので、飲物が余るとブレンダーポット内に残される。この手作業プロセス時の各ステップにおいて、取分け制御は損なわれ、余分な成分材料が潜在的に金銭的な無駄となる。
【0005】
いったん注文が完了して顧客が自分の飲物を手にすると、このプロセスを終了させるための最後のステップ−香味料と病原菌との移転を防止するために各使用の後にブレンダーポットを手で洗浄する方法−がある。時間を節約するためにブレンダーポットは流し台内ですすがれることが多いが、これは公衆衛生を危険にさらす可能性がある。これは重要でないように見えるかもしれないが、香味料混入は顧客が食物アレルギーを持っている場合に深刻な脅威になる可能性がある。洗浄プロセスにおけるもう1つの欠点は、洗浄プロセスが操作者側にかなりの時間と労力とをかけることである。
【0006】
スムージーを作り出すためのこのプロセスにおける各ステップは典型的には4分から5分の時間を取るが、この時間は顧客にサービスし、またはより多くの飲食物の注文を取り、最終純益に直接寄与するように、よりうまく費やされ得るであろう。
【0007】
スムージーといった上等な飲料は人気上昇中であるが、大抵のクイックサービス・レストラン(QSR)はクイックサービス業界の時間的制約のためにこれらのオプションを顧客に提供できない。スムージーを提供することを選ぶこれらのQSRオーナーは、共通する一連の課題――主として既存の労力と設備との制約を持ちながら同じフランチャイズ飲物を何回も繰り返し販売する方法−に直面している。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
したがって、1つの統合されたシステムにおいて氷と飲料香味料/成分材料を分与し混合し、その後で、次の香味料混入のない即座の再使用のために自動洗浄するアセンブリの必要性があることは本開示によって見出された。均等に氷を分与するためのアセンブリの必要性があることは本開示によって更に見出された。ブレンダーハウジング、ブレンダーシャフトおよびブレンダーブレードを自動的にすすぎ/洗浄/消毒できる、飲料を混合するためのアセンブリの更なる必要性があることは本開示によって更に見出された。この統合されたシステムのための飲料レシピを作り出すためのデバイスおよび方法の必要性が更に見出された。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本開示の方法は、1つ以上の選択された成分材料を飲料容器内に分与する分与モジュールと飲料容器内で成分材料を調合および/または混合する調合/混合モジュールとを備える統合された飲料システムのための飲料レシピを用意するためにユーザインタフェース・デバイスとインタラクティブにコンピュータを動作させる。本方法は、ユーザが飲料レシピに関するレシピパラメータを入力するためにユーザインタフェース・デバイスの表示装置上に1つ以上のスクリーンを提示し、また入力されたレシピパラメータをコンピュータに関連するメモリに飲料レシピとして保存するレシピプログラムをコンピュータ上で実行することを備える。
【0010】
本開示の方法のもう1つの実施形態では、メモリは携帯型メモリである。
【0011】
本開示の方法のもう1つの実施形態では、コンピュータは統合された飲料システムのユーザインタフェース・コントローラとPOSデバイスとこの統合された飲料システムから独立しているコンピュータとからなるグループから選択される。
【0012】
本開示の方法のもう1つの実施形態では本方法は更に、分与モジュールおよび/または調合/混合モジュールに連通している統合された飲料システムの少なくとも1つのコントローラによる実行に対し、入力されたレシピパラメータを実行可能なフォーマットにすることを備える。
【0013】
本開示の方法のもう1つの実施形態では、入力されたレシピパラメータは、事前分与と事前調合と事前混合とを備える1つ以上の混入組合せを備える。
【0014】
本開示の方法のもう1つの実施形態では、入力されたパラメータは、飲料レシピ名を備える。
【0015】
本開示の方法のもう1つの実施形態では、本方法は更に飲料レシピをレシピに入れられることを備える。
【0016】
本開示の方法のもう1つの実施形態では、入力されたレシピパラメータは飲料香味料と成分材料と氷と水と容器サイズと調合プロファイルと混合プロファイルとのうちの1つ以上を備える。
【0017】
本開示の方法のもう1つの実施形態では調合プロファイルは、飲料容器内における混合要素の調合速度と混合要素の滞留時間とを備える。
【0018】
本開示の方法のもう1つの実施形態では調合プロファイルは更に、飲料容器内での第1および第2のレベルそれぞれにおける第1および第2の調合速度と、第1および第2のレベルそれぞれにおける混合要素の第1および第2の滞留時間と、を備える。
【0019】
本開示の方法のもう1つの実施形態では混合プロファイルは、飲料容器内における混合要素の混合速度と混合要素の滞留時間とを備える。
【0020】
本開示の方法のもう1つの実施形態では混合プロファイルは、飲料容器内での第1および第2のレベルそれぞれにおける第1および第2の混合速度と、第1および第2のレベルそれぞれにおける混合要素の第1および第2の滞留時間とを備える。
【0021】
本開示のコンピュータの一実施形態ではコンピュータは、1つ以上の選択された成分材料を飲料容器内に分与する分与モジュールと飲料容器内で成分材料を調合および/または混合する調合/混合モジュールとを備える統合された飲料システムのための飲料レシピを用意するためにユーザインタフェース・デバイスとインタラクティブに動作する。本コンピュータは、実行されたときに、ユーザが飲料レシピに関するレシピパラメータを入力するためにユーザインタフェース・デバイスの表示装置上に1つ以上のスクリーンを提示し、入力されたレシピパラメータをコンピュータに付属するメモリ内に飲料レシピとして保存するレシピプログラムを備える。
【0022】
本開示のコンピュータのもう1つの実施形態では、メモリは携帯型メモリである。
【0023】
本開示のコンピュータのもう1つの実施形態では、コンピュータは統合された飲料システムのユーザインタフェース・コントローラとPOSデバイスとこの統合された飲料システムから独立しているコンピュータとからなるグループから選択される。
【0024】
本開示のコンピュータのもう1つの実施形態ではレシピプログラムは更に、分与モジュールおよび/または調合/混合モジュールに連通している統合された飲料システムの1つ以上のコントローラによる実行に対し、入力されたレシピパラメータを実行可能なフォーマットにすることを備える。
【0025】
本開示のコンピュータのもう1つの実施形態では入力されたレシピパラメータは、事前分与と事前調合と事前混合とを備える1つ以上の混入組合せを備える。
【0026】
本開示のコンピュータのもう1つの実施形態では入力されたパラメータは、飲料レシピ名を備える。
【0027】
本開示のコンピュータのもう1つの実施形態では、レシピプログラムは更に、飲料レシピをレシピカテゴリーに入れられることをを備える。
【0028】
本開示のコンピュータのもう1つの実施形態では、入力されたレシピパラメータは飲料香味料と成分材料と氷と水と容器サイズと調合プロファイルと混合プロファイルとのうちの1つ以上を備える。
【0029】
本開示のコンピュータのもう1つの実施形態では調合プロファイルは、飲料容器内における混合要素の調合速度と混合要素の滞留時間とを備える。
【0030】
本開示のコンピュータのもう1つの実施形態では調合プロファイルは更に、飲料容器内での第1および第2のレベルそれぞれにおける第1および第2の調合速度と、第1および第2のレベルそれぞれにおける混合要素の第1および第2の滞留時間とを備える。
【0031】
本開示のコンピュータのもう1つの実施形態では混合プロファイルは、飲料容器内における混合要素の混合速度と混合要素の滞留時間とを備える。
【0032】
本開示のコンピュータのもう1つの実施形態では混合プロファイルは更に、飲料容器内での第1および第2のレベルそれぞれにおける第1および第2の混合速度と、第1および第2のレベルそれぞれにおける混合要素の第1および第2の滞留時間と、を備える。
【0033】
本開示のメモリ媒体の一実施形態ではメモリ媒体は、1つ以上の選択された成分材料を飲料容器内に分与する分与モジュールと飲料容器内で成分材料を調合および/または混合する調合/混合モジュールとを備える統合された飲料システムのための飲料レシピを用意するためにユーザインタフェース・デバイスとインタラクティブに動作するコンピュータによる実行のためのレシピプログラムをこのメモリ媒体内に記憶している。メモリ媒体は、実行されたときにユーザが飲料レシピに関するレシピパラメータを入力するためにユーザインタフェース・デバイスの表示装置上に1つ以上のスクリーンを提示することと、入力されたレシピパラメータを飲料レシピとしてコンピュータに付属するメモリ内に保存することとをコンピュータに実行させる命令を備える。
【0034】
本開示のメモリ媒体のもう1つの実施形態では、メモリは携帯型メモリである。
【0035】
本開示のメモリ媒体のもう1つの実施形態では、コンピュータは統合された飲料システムのユーザインタフェース・コントローラとPOSデバイスと統合された飲料システムから独立しているコンピュータとからなるグループから選択される。
【0036】
本開示のメモリ媒体のもう1つの実施形態ではメモリ媒体は更に、分与モジュールおよび/または調合/混合モジュールに連通している統合された飲料システムの1つ以上のコントローラによる実行に対し、入力されたレシピパラメータを実行可能なフォーマットにすることを備える。
【0037】
本開示のメモリ媒体のもう1つの実施形態では入力されたレシピパラメータは、事前分与と事前調合と事前混合とを備える1つ以上の混入組合せを備える。
【0038】
本開示のメモリ媒体のもう1つの実施形態では入力されたパラメータは、飲料レシピ名を備える。
【0039】
本開示のメモリ媒体のもう1つの実施形態では、命令は飲料レシピをレシピカテゴリーに入れられることを備える。
【0040】
本開示のメモリ媒体のもう1つの実施形態では、入力されたレシピパラメータは飲料香味料と成分材料と氷と水と容器サイズと調合プロファイルと混合プロファイルとのうちの1つ以上を備える。
【0041】
本開示のメモリ媒体のもう1つの実施形態では調合プロファイルは、飲料容器内における混合要素の調合速度と混合要素の滞留時間とを備える。
【0042】
本開示のメモリ媒体のもう1つの実施形態では調合プロファイルは更に、飲料容器内での第1および第2のレベルそれぞれにおける第1および第2の調合速度と、第1および第2のレベルそれぞれにおける混合要素の第1および第2の滞留時間と、を備える。
【0043】
本開示のメモリ媒体のもう1つの実施形態では混合プロファイルは、飲料容器内における混合要素の混合速度と混合要素の滞留時間とを備える。
【0044】
本開示のメモリ媒体のもう1つの実施形態では混合プロファイルは更に、飲料容器内での第1および第2のレベルそれぞれにおける第1および第2の混合速度と、第1および第2のレベルそれぞれにおける混合要素の第1および第2の滞留時間とを備える。
【図面の簡単な説明】
【0045】
【図1】本開示による飲料を分与して混合するシステムの例示的実施形態の前面斜視図である。
【0046】
【図2】図1の飲料を分与して混合するアセンブリの側面図である。
【0047】
【図3】図1の飲料を分与して混合するアセンブリの前面図である。
【0048】
【図4】図1の飲料を分与して混合するアセンブリの上面図である。
【0049】
【図5】図1の飲料を分与して混合するアセンブリの分解図である。
【0050】
【図6】氷製造および取分けモジュールと氷分与モジュールとの各々を描写するために前面左側部分が切り取られた本開示のシステムの上前部左側斜視図である。
【0051】
【図7】本開示による統合された氷製造貯蔵容器および取分け制御アセンブリと分与ノズルと向き合って配置された1対のミキサー/洗浄モジュールとの部分的前部断面図である。
【0052】
【図8】本開示による成分材料分与モジュールの前面斜視図である。
【0053】
【図9】図8の成分材料分与モジュールの側面図である。
【0054】
【図10】図8の成分材料分与モジュールの前面図である。
【0055】
【図11】図8の成分材料分与モジュールの上面図である。
【0056】
【図12】図13の成分材料分与モジュールの分解図である。
【0057】
【図13】本開示による成分材料分与モジュールの前面斜視図である。
【0058】
【図13a】図13の成分材料分与モジュールでの使用のための接続装置である。
【0059】
【図14】本開示による香味料/成分材料分与モジュールの前面斜視図である。
【0060】
【図15】本開示によるアイスシュートおよび成分材料分与ノズルの上前面斜視図である。
【0061】
【図16】ライン16−16沿った図15のノズルの断面図である。
【0062】
【図17】本開示による支持バーを有する成分材料分与カセットの上前右側面斜視図である。
【0063】
【図18】氷取分け制御アセンブリが取り外されて分解図で示された本開示による氷分与モジュールの上前右側面斜視図である。
【0064】
【図19】本開示による氷貯蔵容器、レーキおよび取分け制御アセンブリの上左側面斜視図である。
【0065】
【図20】図19のレーキおよび取分け制御アセンブリの上前面斜視図である。
【0066】
【図21】図20の取分け制御アセンブリの氷レベラーおよび下部プレート上前面の斜視図である。
【0067】
【図22】図19のレーキおよび取分け制御アセンブリの下前面斜視図である。
【0068】
【図23】本開示による調合/混合/洗浄モジュールの上前面右側斜視図である。
【0069】
【図24】図23の調合/混合/洗浄モジュールの側面図である。
【0070】
【図25】図23の調合/混合/洗浄モジュールの前面図である。
【0071】
【図26】図23の調合/混合/洗浄モジュールの上面図である。
【0072】
【図27】図23の調合/混合/洗浄モジュールの分解図である。
【0073】
【図28】モジュール内に配置された給仕カップと引っ込み位置におけるブレンダーブレードと閉鎖位置におけるドアとを有する本開示による調合/混合/洗浄モジュールの前面右側斜視図である。
【0074】
【図29】ドアがモジュールから取り外されている図28の調合/混合/洗浄モジュールの前面右側斜視図である。
【0075】
【図30】関連する洗浄器貯蔵容器を有する本開示のもう1つの実施形態による1対の調合/混合/洗浄モジュールの背面右側斜視図である。
【0076】
【図31】洗浄器吸排管分与部材を有する図28による調合/混合/洗浄ハウジングユニットの右側面図である。
【0077】
【図32】洗浄器吸排管分与部材を持たない図28による調合/混合/洗浄モジュール全体の右側面図である。
【0078】
【図33】本開示によるブレンダーブレードの下前面斜視図である。
【0079】
【図34】図28の調合/混合/洗浄モジュール内で使用される給仕カップ固定および密封蓋の底部前面斜視図である。
【0080】
【図35】本開示による洗浄器吸排管分与部材を有する複合給仕カップ保持具および洗浄器分与ユニットの上右側斜視図である。
【0081】
【図36】本開示によるシステムの例示的実施形態の前面図である。
【0082】
【図37】本開示によるシステムコントローラの例示的実施形態のブロック図である。
【0083】
【図38】本開示によるネットワークゲートウェイと、前面パネル表示コントローラと、調合/混合および洗浄器モジュールコントローラと、氷製造および取分けコントローラと、のブロック図である。
【0084】
【図39】本開示による分与、調合/混合および洗浄するための方法の例示的実施形態のプロセス流れ図である。
【0085】
【図40】本開示による、成分材料/香味料と添加物と給仕カップ・サイズとを選択するためのコントローラステップのリストである。
【0086】
【図41】本開示による、予め選択された給仕カップ・サイズに成分材料を分与し、どの調合/混合モジュールが起動されるべきであるかを選択し、選択されたブレンダーを起動するためのコントローラステップのリストである。
【0087】
【図42a】本開示によるシステム・セットアップ・モードのためのコントローラステップと表示とのリストである。
【図42b】本開示によるシステム・セットアップ・モードのためのコントローラステップと表示とのリストである。
【0088】
【図43】図38のシステムコントローラのユーザインタフェース・コントローラのブロック図である。
【0089】
【図44】図38のシステムコントローラのブレンダーコントローラのブロック図である。
【0090】
【図45】図38のシステムコントローラのリレーコントローラのブロック図である。
【0091】
【図46】図36のコントロールパネルのブロック図である。
【0092】
【図47】図37のシステムコントローラの流れ図である。
【0093】
【図48】図45のリレーコントローラの分与プログラムの流れ図である。
【0094】
【図49】図44のブレンダーコントローラの調合プログラムの流れ図である。
【0095】
【図50】図44のブレンダーコントローラの洗浄プログラムの流れ図である。
【0096】
【図51】図43のユーザインタフェース・コントローラのレシピプログラムの流れ図である。
【0097】
【図52】図38のユーザインタフェース・コントローラによって提示されるユーザ対話式表示スクリーンである。
【図53】図38のユーザインタフェース・コントローラによって提示されるユーザ対話式表示スクリーンである。
【図54】図38のユーザインタフェース・コントローラによって提示されるユーザ対話式表示スクリーンである。
【図55】図38のユーザインタフェース・コントローラによって提示されるユーザ対話式表示スクリーンである。
【図56】図38のユーザインタフェース・コントローラによって提示されるユーザ対話式表示スクリーンである。
【図57】図38のユーザインタフェース・コントローラによって提示されるユーザ対話式表示スクリーンである。
【図58】図38のユーザインタフェース・コントローラによって提示されるユーザ対話式表示スクリーンである。
【図59】図38のユーザインタフェース・コントローラによって提示されるユーザ対話式表示スクリーンである。
【図60】図38のユーザインタフェース・コントローラによって提示されるユーザ対話式表示スクリーンである。
【図61】図38のユーザインタフェース・コントローラによって提示されるユーザ対話式表示スクリーンである。
【図62】図38のユーザインタフェース・コントローラによって提示されるユーザ対話式表示スクリーンである。
【図63】図38のユーザインタフェース・コントローラによって提示されるユーザ対話式表示スクリーンである。
【発明を実施するための形態】
【0098】
図面、特に図1〜5を参照すると、本開示による飲料を分与して混合するアセンブリ(「アセンブリ」)の例示的実施形態が一般に参照符号100によって参照される。アセンブリ100は飲料を形成するために、氷を製造し、香味料/成分材料と氷とを給仕カップ15内に分与し、それから調合または混合する。このような1つの飲料は例えば、好ましくは共に混合された香味料/成分材料と氷とを含むスムージーである。アセンブリ100は、内蔵型の製氷・氷貯蔵および取分け制御モジュール300と香味料/成分材料分与モジュール1100と調合/混合/洗浄モジュール303とを有する。アセンブリ100は、製氷・氷貯蔵および取分け制御モジュール300と香味料/成分材料分与モジュール1100と調合/混合/洗浄モジュール303とを1つの統合されたアセンブリとして示している。製氷・氷貯蔵および取分け制御モジュール300と香味料/成分材料分与モジュール1100と調合/混合/洗浄モジュール303とのうちの1つ以上がアセンブリ100とは別であり得ることは本開示によって考えられているが、これらがすべて単一のアセンブリ100に統合されることが好ましい。すなわち製氷・氷貯蔵および取分け制御モジュール300と香味料/成分材料分与モジュール1100と調合/混合/洗浄モジュール303との垂直配置は、3つの別々の異なる機械と比較して、アセンブリ100のサイズとアセンブリの関連床設置面積とを縮小する。
【0099】
アセンブリ100は、下部壁6と上部壁7と側壁11および12と最上部壁13とを含むハウジングを有する。下部壁6は容器保持具部分20を有する。ハウジングは、カップ保持具14を固定するカップ支持部4および5をアセンブリ100に接続する。カップ保持具14は、このカップ保持具内にカップ15を取り出し可能に保持する。カップ15は、使い捨て可能または再使用可能な単一の給仕カップであり得る。カップ15が例えば紙またはプラスチックのカップのように使い捨て可能である場合、カップ15内において分与されて混合された飲料は直接顧客に提供されることが可能であって、飲料を給仕カップに注入するステップをなくして、更なる容器を洗浄するために必要とされる労力をなくす。カップ15は、例えば約8オンスから約32オンスといった任意のサイズであり得る。
【0100】
図6および7は、本開示による統合されたアセンブリ100の概要を示しており、アセンブリ100は、香味料/成分材料分与モジュール301と、製氷・氷貯蔵および取分け制御モジュール300と、分与ノズル304の相対する両側に配置された1対の調合/混合/洗浄モジュール303と、を備える。製氷・氷貯蔵および取分け制御モジュール300は、製氷機305を含む。製氷機305は任意の製氷機であり得るが、好ましくは氷の薄片を形成する製氷機であり得る。例えば製氷機305は、水供給源からの水で満たされた水容器が冷媒ガスの流れによって冷却される冷凍チャンバを形成する少なくとも1つの冷却壁と冷却面上に形成された氷を氷の薄片に連続的に粉砕するモータ駆動スクレーパーとを有する円筒形構造の製氷ヘッドを含み得る。冷媒ガスは、例えば圧縮器と凝縮器と膨張弁と蒸発器とを含む蒸気圧縮サイクルといった冷却サイクルによって冷却され得る。圧縮器と凝縮器と膨張弁と蒸発器とのうちの1つ以上は、アセンブリ100と一体になり得る、またはアセンブリ100のその他の部分から離れ得る。例えば圧縮器は望ましくない雑音を発生させる可能性があり、アセンブリ100のその他の部分から離して配置され得る。製氷機305は軸方向に延びるオーガ(錐状のもの)又はオーガ・アッセンブリを有する。すなわち、冷凍チャンバ内に回転可能に配置され、回転しながら円筒形冷凍チャンバから氷粒子を削り落とすために、一般的に中心本体部分と冷却壁の間の空間に配置された1つ以上の概ねらせん状に延びるフライト(階層形状)部分を有する中心本体部分を含む。駆動手段アセンブリは、排出されるために冷凍チャンバを通り、氷出口端を通って強制的に氷粒子量を押し出すようにオーガを駆動する。
【0101】
塊氷は、氷の薄片を塊形状が形成される押出し機ヘッドを通り抜けさせることによって薄片から作られ得る。塊氷は、塊が均質ではなくて塊に圧縮された多数の氷の薄片であるという点で立方体状の氷とは異なる。塊氷は、飲料に混合するために、小さな動力しか必要としない、より柔らかい(より噛み易い)氷である。製氷・氷貯蔵および取分け制御モジュール300は、アセンブリ100の統合された一部としてだけでなく、話して配置されることも可能であり、また氷がアッセンブリ100に機械的に送られるように取り付けられることを示している。氷の塊は押出し機ヘッドを通して押し出され、この力は氷をアセンブリ100に輸送するために使用可能であって、より大きな氷出力を可能にし得る。製氷機305は、全体的な音響レベルを低減し、また情報のやり取りに影響を与えずにフロントカウンターまたはドライブスルー窓口近くでの動作を可能にする。塊氷の使用はまた、立体状氷を調合する応力が減らされるので、分与し、調合し、顧客に提供するための単一の給仕カップを操作者が使用することを可能にする。
【0102】
図8〜17を参照すると、香味料/成分材料分与モジュール1100が示されている。図12を参照すると、香味料/成分材料分与モジュール1100は冷却されるハウジング1110を有する。冷却ハウジング1110は、例えば圧縮器と凝縮器と膨張弁と蒸発器とを含む蒸気圧縮サイクルといった冷却サイクルを含む。圧縮器と凝縮器と膨張弁と蒸発器とのうちの1つ以上は、香味料/成分材料分与モジュール1100と一体にされ得るが、または香味料/成分材料分与モジュール1100のその他の部分から離れていることも可能である。例えば圧縮器は望ましくない雑音を作り出す可能性があり、アセンブリ100のその他の部分から離して配置され得る。
【0103】
冷却ハウジング1110は、1つ以上の保持具またはカセット1115を冷却する。保持具1115は各々、吊下げロッド1117(図17を参照のこと)を介して、例えば飲料のための成分材料を入れたバッグといった柔軟な容器を保持する。バッグは2.5ガロンバッグであり得る。成分材料は風味付けされた液体または混合物であり得る。成分材料は、ドア1111と車輪1113とを有する冷却ハウジング1110によって保持具1115内に貯蔵されている間に冷却される。保持具の各々は、容器1115内に配置された香味料/成分材料のすべてがバッグ(図示せず)の破損に関して懸念せずに取り出されることを実質的に可能にするためにギャップ1118(図13aを参照のこと)を有する接続開口1117を有する。各保持具1115の接続開口1117は、基部1120を貫通する導管1119に接続される。図13に示されているように、導管1119はポンプラック1123に接続し得る。ポンプラック1123は、アセンブリ100からの成分材料を例えばカップ15に分与するために成分材料の一部分を保持具1115内のバッグ/容器から接続開口1117を通して導管1119とライン導管1130と分与器ノズル304とに選択的に移動させる1つ以上のポンプ1125を有する。氷と成分材料とは、カップ15内に分与されるが、汚染を防止するためにカップ15内に分与されるまでは互いに分離されている。保持具1115の各々には各成分材料のための成分材料分与管があり、ノズル304には1つの氷ノズルがある。ノズル304の中心に配置されたアイスシュート導管1126を与えるためにプラスチック材料の射出成形によって形成されたノズル304と複数の香味料/成分材料分与装置1127は、図15および図16に示す。
【0104】
図14に示されているように導管1119は、ポンプ1125に接続し得る。ポンプ1125は、アセンブリ100からの成分材料を例えばカップ15に分与するために成分材料の一部分を保持具1115内の容器から接続開口1117を通して導管1119とライン導管1130と分与器ノズル304とに選択的に移動させる。ポンプ1125は、隔膜を含み得る空気ポンプであり得る。
【0105】
例えば果物ベースといった成分材料の取り分け量は、時間によって制御され得る。コントローラは、保持具1115内の容器から供給された果物ベースの量を決定することによって精度を維持する。保持具1115内の容器内で流体レベルが下がるとコントローラは、保持具1115内の容器内におけるヘッド圧力の減少を補正するためにより長い供給時間を割り当てる。ポンプ1125は容積式であることが可能であり、コントローラは時間ベースでポンプを制御する。時間は取分け精度を制御するように調整され得る。アセンブリ100は、製氷・氷貯蔵および取分け制御モジュール300からの氷だけをカップ15に分与でき、香味料/成分材料分与モジュール1100からの成分材料を分与できない。
【0106】
図18〜22に示されているように、製氷・氷貯蔵および取分け制御モジュール300は、氷で満たされ得る1つ以上の取分けカップ302を有する。取分けカップ302は、最上部プレート312を貫通する開口310によって形成される。プレート312は、円形であり得る。開口310の各々は、最上部プレート312から延びる側壁を有する。プレート312は各開口310の側壁が各々の取分けカップ302用の内側容積部を形成しつつ、下部プレート313に接するように下部プレート313上に位置決めされる。取分けカップ302は、予め決められた体積の氷を保持するために予め決められたサイズを有する。取分けカップ302は、例えば1オンスといった任意のサイズであり得る。下部プレート313は、ノズル304に位置合わせされた分与開口323を有する。図7に示されているように、分与ノズル304は、容器保持具部20の上面まで延びる。
【0107】
上部プレート312は、取分けカップ302を回転させるためにコネクタバー314によって駆動アセンブリ301に接続される。駆動アセンブリ301は、例えば歯車駆動モータであり得る。氷で満たされた取分けカップ302は、下部プレート313が静止したままでいる間に下部プレート313上でコネクタバー314と共に回転する。取分けカップ302の各々は、取分けカップが下部プレート313の分与開口の上を通るまで下部プレート313上で氷を満たされたままに留まる。取分けカップ内の氷は、下部プレート313の分与器開口を通り抜けて、アセンブリ100からの氷を例えばカップ15内に分与する分与器ノズル304に送られる。水は、下部プレート313に配置された孔開き孔321を通してカップ302から除去される。
【0108】
コネクタバー314は、センサー306を介してアセンブリ301を駆動するように接続する。コネクタバー314は、分与開口323を通して氷を分与する取分けカップ302の数を計数するためのカム従動子とマイクロスイッチとを形成するためのセンサー306用にカムまたは1つ以上の突起部328を含み得る。コネクタバー314は、撹拌器バー320および322に接続され得る。バー320および322は、氷分与器305の図6に示されている貯蔵容器305a内の氷内で回転する氷撹拌器である。これらの目的は、氷が氷カップを満たすことを防げる塊氷の凝結を防ぐことである。
【0109】
氷分与器305からの氷は、カップ302を満たす。氷分与アセンブリ300は、分与器ノズル304の上を通り過ぎる取分けカップ302の数を制御することによってアセンブリ100から分与される氷の量を制御する。取分けカップ302は例えば、円形で、予め決められた量の氷を保持する。分与器ノズル304の上を通り過ぎる取分けカップの数は、準備される飲物のサイズを決定する。取分けカップ302は、内側容積部において予め決められた量の氷を保持し、また氷の体積のサイズが増加または減少に応じ、分与器ノズル304の上を通過する取分けカップ302の数は各飲料用に必要とされる氷の予め決められた量に基づいて増加または減少する。カム従動子とマイクロスイッチとは、分与器ノズル304の上を通り過ぎる取分けカップ302の数を計数するために使用される。分与器ノズル304の上を通り過ぎる取分けカップ302の数を計数することは、分与器ノズル304をある取り分けカップ302が部分的に覆ってしまう位置決めを防止する。氷分与器305の貯蔵容器305a内の氷の重量は、氷カップを一杯にする。アセンブリが回転すると、氷は正確な取分けを行うためにウェッジ303によってレベル合わせされる。取分け制御ウェッジ303は、取分けカップ302が氷で満たされた後に分与器ノズル304の上方の分与シュートに向かって通りながら取分けカップ302の最上部を閉鎖し、それによってノズル304内に配置された分与シュート1126内に各カップ302の氷を放出する前に一貫した分量の氷が各カップ302内に存在することを保証する。ウェッジ303は、最上部プレート312と下部プレート313とを取り囲む最上部分316と側面部分318と底面部分(図示せず)とを有する金属薄板ウェッジであり得る。
【0110】
図23〜35はアセンブリ100の調合/混合/洗浄モジュール303を描いている。アセンブリ100は例えば1個の調合/混合/洗浄モジュールから最大6個以上の調合/混合/洗浄モジュールを含み得ることが考えられている。1つより多い調合/混合/洗浄モジュール303により、第1の飲料を混合しながら第2の飲料の製造が可能になり、アセンブリ100による、より高い飲料出力に寄与している。
【0111】
図27に示されているように調合/混合/洗浄モジュール303は、ミキサーハウジング205を有する。ミキサーハウジング205は、内側容積部230を形成する第1の側壁210と第2の側壁215と後部壁217と最上部壁220と底部壁225とを有する。内側容積部230は、図7および28に示されているように調合/混合または洗浄モードのときに閉鎖位置に動き、調合/混合/洗浄モジュール303が稼動又は非稼動モードにあるときに内側容積部230を開放する開放位置に動くドア235によって取り囲まれ得る。任意選択的にドア235は、ドア235が閉鎖位置にあるときに内側容積部230が見えるように透明または半透明である材料であり得る。ドア235は図29に示されているように保守のために取り外し可能である。底部壁225は排水口227を持ち得る。排水口227はフィルタカバー229によってカバーされ得る。
【0112】
ミキサーハウジング205は、任意選択的に支持構造体237上で支持される。支持構造体237は、支持構造体から延びるモータ支持部239を有する。モータ支持部239はモータ240に接続される。モータ240は、モータ支持部239に接続された直線状スライド241を有するステッピングモータ241aであり得る。モータ240はミキサー245に接続される。モータ240は、モータ240によって動かされるブラケット247によってミキサー245に接続され得る。モータ240は、最上部壁220を貫通して内側容積部230の中または外への往復垂直運動するミキサー245のスピンドルシャフト260を動かす。
【0113】
ミキサー245は、図34に示されているように蓋アセンブリ250に接続され得る。蓋アセンブリ250は、蓋252と複数の位置合わせロッド254とを有する。蓋252は、容器に対して、例えば内側容積部230内に置かれた液体を入ったカップ15を覆うものである。蓋アセンブリ250は、カップ15を覆うためにミキサー245と共に内側容積部230内に移動できる。蓋アセンブリ250は、ミキサー245が位置合わせロッド254の長さに沿って内側容積部230内に更に移動できるが、いったん蓋アセンブリ250がカップ15に接触するとカップ15を覆った状態のままとなる。スピンドルは、蓋アセンブリ250が吹き付ける、または撥ねかけることを防ぐためにカップ15に接触するまで係合、またはスピン回転をしない。ミキサー245が最上部壁220の方に引き込まれると、ミキサー245は位置合わせロッド254の端部に到達するまで位置合わせロッド254の長さに沿って移動し、その際の蓋アセンブリ250はミキサー254と共に移動する。
【0114】
ミキサー245は、スピンドルシャフト260より幅広いブレンダーブレード255を有するスピンドルアセンブリ242を有する。ブレンダーブレード255は、カップ15内の液体の混合を容易にする突起部を有する。スピンドルシャフト260は、ブレンダーブレード235とスピンドルシャフト260とをスピン回転させるミキサーモータ265に接続する。
【0115】
ミキサー245は、直線状スライド241がミキサー245を垂直方向に動かすように直線状スライド241に取り付けられ得る。コントローラは、飲料の適切な混合を保証する混合プロファイルを供与する。直線状スライド241は、直線状スライド241の動きの正確な制御を与えるステッピングモータ241aによって駆動される。コントローラは、ブレンダーブレード255をスピン回転させる前にミキサー245が稼動される前に蓋252がカップ15の縁に接触するまで蓋アセンブリ250(ブレンダーキャリッジ)を動かし得る。ミキサー245がブレンダーブレード255をスピン回転させる前にブレンダーブレード255をカップ15内の液体内に約25%移動させることによって、飲料内に入る前に稼動するミキサー245からの撥ねかけは軽減および/または除去される。ブレンダーブレード255が稼動された後にカスタマイズ可能なプログラムは、カップ15内に降下するブレンダーブレード255を割出し指示する。ブレンダーブレード255は、塊氷がユーザによって定義された飲料仕様になぞられる粒子サイズを持つことを保証するためにカップ15内に降ろされるブレンダーブレード255を割出し指示するカスタマイズ可能なプログラムによって稼動され得る。ブレンダーブレード255は、予め決められた長さの時間の間、カップ215の底に留まる。ブレンダーブレード255は、飲料の構成要素の完全な調合をするために予め決められた期間の間、上昇と降下を行う。混合が完了した後にスピンドルアセンブリ242は、図7および28に示されているように定位置に戻る。ステッピングモータ240aと直線状スライド240とは、飲料がアセンブリ100から分与されて混合されるたびに均質な飲料をもたらすブレンダーブレード255の正確な位置を可能にするようにモータが動くステップの数を計数するコントローラを持ち得る。好ましくはブレンダーブレード255は、図33に示されているような乳状化ブレードである。
【0116】
ドア235は、安全スイッチ236を有する。ミキサーハウジング205上にはマイクロスイッチが配置される。ドア235が上げられると、図27に示されているようにマイクロスイッチ211は切替えられてブレンダーブレード255が後退した位置に戻るようにブレンダーブレード255はカップから開放される。更に、図32に示されているように、ブレンダーブレード255が下げられているときにドア235が開かれるのを防止するミキサー245上にドアと連動するタブ267が存在する。
【0117】
図32を参照すると後部壁217は、これに接続された容器またはカップ保持具またはガイド270を有し得る。保持具270は、ミキサー245による混合時にカップ15を適所に保持できる。保持具270はカップ15の形状に、例えばU字形に相補的であるように形作られ得る。
【0118】
保持具270はまた、管275によって液体供給源(図示せず)に接続され得る。管275は、ソレノイド280を介して液体供給源に接続され得る。液体は保持具270内の1つ以上の開口272(図27に示されている)を介して内側容積部230内に分与される。液体は水および/または消毒剤であり得る。水および/または消毒剤は、排水口227を通って流出する。図30は、それぞれ管または導管283を介して管275に接続された1対の消毒液供給容器281を示す。好ましくは、図31および35に示されているような、すすぎまたは洗浄吸排管286は、洗浄流体がミキサーハウジング205の内側容積部230の最上部の実質的に近傍に分与され得るように保持具270に流体連通している。
【0119】
カップ15が内側容積部230から取り出された後に、ドア235は内側容積部230および/またはミキサー245がすすがれ/洗浄され、および/または消毒され得るように閉鎖位置に動かされ得る。水ソレノイド280と空気ソレノイド220a(図24)とが稼動する。ミキサー245は、ブレンダーブレード255をスピン回転させるように稼動し、ステッピングモータ241aと直線状スライド241とによって内側容積部230内に下ろされる。ブレンダーブレード255はすすぎ液を全内側容積部230または混合区画に吹き付けるように上下に割出し指示される。ミキサー245はブレンダーブレード255のスピン回転を停止するよう、非稼動となり、定位置に戻る。空気は連続して残留水の除去を助けるために使用される。もう1つの飲料を入れたもう1つのカップがそこでミキサー245によって混合され得る。
【0120】
ミキサー245と内側容積部230とは各飲料を混合した後に水だけですすがれることが可能であり、ミキサー245と内側容積部230とは各飲料を混合した後に水ですすがれる、および/もしくは例えば石鹸または洗剤といった消毒液で消毒されることが可能であり、または各飲料を混合した後にミキサー245と内側容積部230とは水だけですすがれることが可能であり、ミキサー245と内側容積部230とは定期的に消毒される。消毒液の供給源281を接続するために、ソレノイド280の上流で水の流路275内に「Y」嵌合部(284(図30を参照のこと)が配置され得る。消毒液は、ミキサー245と内側容積部230とを消毒するために水内に計量供給され得る。消毒液の量は、「Y」嵌合部284に接続した消毒液供給源281の管283内の流量制限部(図示せず)によって制御され得る。ソレノイド弁は、「Y」嵌合部284に接続した消毒液供給源281の管283に接続され得る。ソレノイド弁は、各飲料を混合した後にミキサー245と内側容積部230とをすすぐために、水だけを供給し、また定期的に(例えば毎日)ミキサー245と内部容積部230を消毒するために水と消毒液を加えるように制御される。各使用の後にここで説明されたようにすすがれた、および/または消毒された内側容積部230および/またはミキサー245は、香味料の移転を防止し、病原菌を除去し、手作業洗浄の必要性を除去する。
【0121】
図7を参照すると使用時にカップ15は、アセンブリ100の容器保持具部分20上に置かれる。製氷・氷貯蔵および取分け制御モジュール300はノズル304を介してカップ15に氷を分与し、成分材料分与器アセンブリ1100はノズル304を介してカップ15に例えば果物ベースといった成分材料を分与する。それからカップ15は、調合/混合/洗浄モジュール303の内側容積部230内に移送される。ドア235は閉鎖位置に動かされ、ミキサー245は氷と果物ベースとを混合する。混合が完了するとドア235は開放位置に動かされ、カップ15は取り出されて消費者に届けられる。それからドア235は閉じられて内側容積部230はすすがれる、および/または消毒される。
【0122】
各飲料は、消費者に直接提供される単一の給仕カップ15内で混合されることが可能であり、飲料全体が消費者に届けられることを可能にし、製品生産高を上げ、例えばブレンダーポット内で飲料を調合するときの無駄な飲料を減らす。各飲料をそれ自身のカップ内で調合することは、香味料制御を改善し、相互混入によって引き起こされるアレルギー問題を軽減する。
【0123】
図23、24、27および28を参照すると例えばプリント基板に配置され得るコントローラ206は、調合/混合/洗浄モジュール303を制御する。飲料がカップ内に分与されてミキサーハウジング205内に配置されると、ドア235のマイクロスイッチ211といったマイクロスイッチはカップの存在を示すように切り替えられる。コントローラ206は、直線状スライド241または直線状アクチュエータ上のステッピングモータ241aを稼動し、ミキサー245は予め決められたレベルにまでカップ内に下ろされる(典型的にはステッピングモータ241aが制御されるステップの数を計数することによって)。ブレンダーブレード255が予め決められたレベルに到達すると、コントローラ206はステッピングモータ241aを稼動してブレンダーブレード255を回転させる。ブレンダーブレード255はある時間の間予め決められたレベルに留まり、それから直線状スライド241が稼動されて、飲料の適切な調合を保証するために飲料内に更に降ろされる。混合時にブレンダーブレード255は、エンドユーザによって定義された順序で上げ下げされる。混合プロセスが完了するとコントローラ206は、ブレンダーブレード255を飲料から取り出すためにステッピングモータ241aを解放して直線状スライド241を稼動する。飲料は混合チャンバまたは内側容積部230から取り出されてドアマイクロスイッチ236を作動させる。ドアマイクロスイッチが作動すると、コントローラ206はすすぎプロセスを開始する。
【0124】
図37を参照するとコントローラ400は、別々ではあるが相互接続されていることを識別する制御基板またはプリント基板401、402、403、404およびの405の構造を備える。これは、アセンブリ100のコントローラ全体を再設計せずに更なる基板が加えられることを可能にする設計の柔軟性を備える。プリント基板401は、飲物を選択するために操作者が使用する図36および46に示されている制御パネル500といったボタンパネルと同様に他の制御基板に相互接続するコンピュータとを組み込んだユーザインタフェース・コントローラ412(図37を参照のこと)を有する。プリント基板402は、種々の方法(ウェブ、モデム、USBなど)との通信のためのゲートウェイを有する。プリント基板403および404は、調合/混合/洗浄モジュール303の調合/混合および洗浄動作のためのブレンダーコントローラ(例えば図38のブレンダーコントローラ206)を動作しており、またミキサースピンドル・モータ240と直線状スライド241と水ソレノイド280と空気ソレノイド220aとのためのコントローラを収容するであろう。プリント基板405は、製氷・氷貯蔵および取分け制御モジュール300と香味料/成分材料分与モジュール1100とのための切替えリレーを収容する。Cバス406は、プリント基板401と402との間の通信相互接続部である。Pバス407は、プリント基板401、403、404および405の間の有線相互接続部である。
【0125】
コントローラ34は、任意選択的にポイント・オブ・セール(POS)デバイス408を含み得る。POSデバイス408は、図示のようにCバス406に接続されることが可能であり、ユーザ入力をユーザインタフェース・コントローラ回路基板401に供与し得る、または通信基板402を介してコントローラ400に入力を供与するサーバとして動作し得るであろう。もう1つの方法として、POSデバイス408は、メニューライブラリ内の適合する飲料の適合スクリプトを指し示す飲料、容器サイズ、成分材料および添加物の選択を与え得る。それから適合スクリプトは、回路基板403、404および405に伝達される。メニューライブラリは、POSデバイス408またはユーザインタフェース基板401に配置され得るであろう。
【0126】
パソコン(PC)、サーバなどといった任意の適当な遠隔コンピュータであり得る外部コンピュータ497が図示されている。コンピュータ497は、ネットワーク(図示せず)と通信基板402とを介してコントローラ400から受信された実行時間データを収集して分析するためにアセンブリ100が用意して提供する飲料のレシピを作り出すために使用され得る。一実施形態におけるコンピュータ497は、メモリスティック498で示されたUSBポートを備える。飲料のために作り出されたレシピは、ユーザインタフェース・コントローラ401またはPOSデバイス408に取り付けかつ取り外し可能であるメモリスティック498に記憶され得る。ユーザによって行われる飲料選択は、Pバス407を介して分与と調合と混合とのためのスクリプトまたはプログラム命令をプリント基板403と404と405とに与えるために使用され得るメモリスティック498から飲料レシピの対応する1つを検索するために使用され得る。他の実施形態ではコンピュータ497は、ネットワーク、通信基板406およびCバス406を介してユーザインタフェース・コントローラ412および/またはPOSデバイス408と通信できる。
【0127】
図38を参照するとコントローラ400は、アセンブリ100に接続された入力部と出力部とを有する。ネットワークゲートウェイCモッドバス通信モジュール410は、モデム、インターネットなどを経由する通信を可能にする。ネットワークゲートウェイ410は、Cバス406を介して通信するためのCモッドバス機構411を含む。ユーザインタフェース・コントローラ412は、それぞれモノクロLCD表示装置と薄膜キーボード(KB)、またはタッチスクリーンを有するカラーLCD表示装置とのインタフェース416および418を含み、更にUSBポート420と、Cバス406を介して通信基板402(図37)と、Pバス407を介してミキサー基板403、404およびスマートリレー基板405と、通信するためのP/Cモッドバスプロトコル機構と、を含むフロントパネルCCAユーザインタフェース414を含む。
【0128】
コントローラ400は、アセンブリ100における調合/混合/洗浄モジュール303のためのブレンダーコントローラ206を備える。これらのブレンダーコントローラは同一なので1つだけのブレンダーコントローラが図38に示されている。ブレンダーコントローラ206は、カップ15の存在を示すセンサー211からの入力を調合/混合/洗浄モジュール303から受信するカップ存在機構424を備える。ブレンダーコントローラ206はまた、ドア開放またはドア閉鎖位置を示すセンサー236からの入力を受信する安全ドア位置機構426を備える。ブレンダーコントローラ206は更に、スピンドルアセンブリ242が定位置にあることを示すセンサー422からの入力を受信する定位置検出機構428を備える。センサー422は例えば、図28のモータ265の直ぐ右に配置される。ブレンダーコントローラ206は更に、ブレンダーアセンブリ303の直線状駆動モータ241aを起動する、またはこのモータに制御信号を供与するマイクロ・ステッピングモータ・ドライバ機構430のための制御論理を含む。ブレンダーコントローラ206は更に、ブレンダーアセンブリ303のポンプ220aに空気パルスを供与する空気ソレノイドドライバ機構432のための制御論理を含む。ブレンダーコントローラ206は更に、ブレンダーアセンブリ303の水ソレノイド280に制御信号を供与する水ソレノイドドライバのための制御論理を含む。ブレンダーコントローラ206は更に、ブレンダーアセンブリ303のミキサーモータ265に駆動電圧/電流を供与するモータ駆動機構436のための制御論理を含む。ブレンダーコントローラ206はまた、Pバス407を介してユーザインタフェース・コントローラ基板401、ミキサー基板404およびシステムリレー基板405と通信するためのPモッドバス機構433を含む。ブレンダーコントローラ206は更に、スマートリレー・コントローラ435から到来する交流電力から内部的に導出されるか、または外部の直流電源から供給されるかいずれかであり得る1/24VDC電源429を含む。
【0129】
スマートリレー・コントローラ435は、冷却システム1110のシロップバッグ充填センサー1140(図38においてだけ示される)からの入力を受信するシロップ検出機構436を有する冷却システム1110の制御を行う。スマートリレー・コントローラ435は更に、冷却システム1110の選択された香味料またはシロップポンプ1125を動作させるために制御信号を供与するシロップ・ソレノイド・ドライバ機構438のための制御論理を含む。スマートリレー・コントローラ435は更に、冷却システム1110の水ソレノイド1142を動作させるために制御信号を供与する水ソレノイド機構440のための制御論理を含む。スマートリレー・コントローラ435は更に、冷却システム1110の温度センサー1144からの入力を受信するシロップ冷却温度機構を含む。
【0130】
スマートリレー・コントローラ435は更に、氷貯蔵および取分け制御モジュール300(以後、氷ハンドラーモジュール300と呼ばれることもある)の監視機構を含む。スマートリレー・コントローラ435は、氷ハンドラーモジュール300の氷温度センサー340(図38にだけ図示されている)からの入力を受信する氷冷却器温度機構444を含む。スマートリレー・コントローラ435は、氷ハンドラーモジュール300の氷体積充填(または貯蔵容器)温度センサー342からの入力を受信する氷体積(または貯蔵容器)充填温度機構446を含む。スマートリレー・コントローラ435は、氷ハンドラーモジュール300の氷低温度センサー344からの入力を受信する氷体積(または貯蔵容器)低温度警報機構448を含む。スマートリレー・コントローラ435は、氷ハンドラーモジュール300の氷位置センサー346からの入力を受信する氷分与器位置機構450を含む。スマートリレー・コントローラ435は更に、氷ハンドラーモジュール300のアセンブリ301を駆動するための交流電力を供給する氷分与器制御機構454を含む。スマートリレー・コントローラ435は更に、氷ハンドラーモジュール300の圧縮器348への交流電力の印加を制御する氷圧縮器時間ゲージ機構456を含む。
【0131】
スマートリレー・コントローラ435はまた、図38の太線によって示されているようにブレンダーコントローラ206と冷却システム1110と氷ハンドラー300とに供給される交流電圧を受ける交流電力インタフェース452を含む。スマートリレー・コントローラ435は更に、導かれる交流電力から(交流・直流変換器によって)内部的に導出されるか、または外部の直流電源から供給されるか、いずれかであり得る5/24V直流電流電源を含む。
【0132】
スマートリレー・コントローラ435はまた、Pバス407を介してユーザインタフェース基板401とミキサー基板403および404と通信するためのPモッドバス機構437を含む。スマートリレー・コントローラ435はまた、Pバス407を介してユーザインタフェース・コントローラ基板401と通信するためのP/Cモッドバス機構439を含む。スマートリレー・コントローラ435はまた、ネットワークゲートウェイ410と通信するためのCモッドバス機構441を含む。
【0133】
図43を参照するとユーザインタフェース・コントローラ412は、バス468を介して相互接続されたプロセッサ460と通信インタフェース462と入力/出力(I/O)インタフェース464とメモリ466とを備える。通信インタフェース462は、インターネットといったネットワークを介してサーバと通信するためにCバス406に接続される。例えばインタフェースコントローラ412は、プログラム変更、新しいプログラム、および/または種々の他のコマンド、プログラムまたはデータのダウンロードを外部のサーバから受信でき、また運用データ、保守データなどに関する種々の状態データを外部サーバに送信できる。
【0134】
I/Oインタフェース472は、制御パネル500(図36および38)と、例えばメモリスティック、外部メモリドライブまたは他の外部メモリであり得る外部メモリ474への接続のための少なくとも1つのUBSポート472と、の接続部を備える。I/Oインタフェース464はまた、ブレンダーコントローラ206およびリレーコントローラ435との通信のためのPバス407との接続部を備える。
【0135】
メモリ466は、マスタープログラム470とレシピプログラム475とを備える。マスタープログラム470は、アセンブリ100とオペレーティングシステム、ユーティリティプログラムおよび他のプログラムといった種々の他のプログラムとを制御するために使用される。一実施形態ではユーザインタフェース・コントローラ412は、飲料レシピを作り出すためにレシピプログラム475を使用する。プロセッサ460は、マスタープログラム470とレシピプログラムと他のプログラムとを同じく実行するように動作可能である。別の実施形態ではレシピプログラム475は、作成された飲料レシピをメモリスティック498に記憶させるPC497によって実行されることが可能であり、それからこのレシピプログラム475はコントローラ400によって実行される飲料レシピと一致する選択された飲料を検索するためにユーザインタフェース・コントローラ412またはPOSデバイス408によって使用され得る。例としてここではメモリ466に記憶され、プロセッサ460によって実行されるレシピプログラム475を有する実施形態が説明される。
【0136】
図44を参照するとブレンダーコントローラ206は、バス480を介して相互接続されたプロセッサ476と入力/出力(I/O)インタフェース478とメモリ482とを備える。I/Oインタフェース478は、図38に示されているようなブレンダーモジュール303との接続部を含む。I/Oインタフェース478は、ユーザインタフェース・コントローラ412およびリレーコントローラ435との通信のためのPバス407との接続部を備える。メモリ482は、ブレンダーモジュール303の制御のための調合プログラム484と洗浄プログラム486と、オペレーティングシステム、ユーティリティプログラムおよび他のプログラムといった種々の他のプログラムと、を備える。プロセッサ476は、調合プログラム484と洗浄プログラム486と他のプログラムとを同じく実行するように動作可能である。アセンブリ100内の他のブレンダーコントローラ206は、関連する調合/混合/洗浄モジュール303の制御のためのブレンダーコントローラ206と同じアーキテクチャを含む。
【0137】
図45を参照するとリレーコントローラ422は、バス492を介して相互接続されたプロセッサ488と入力/出力(I/O)インタフェース490とメモリ494とを備える。I/Oインタフェース490は、図38に示されているように冷却モジュール1110および氷ハンドラーモジュール300との接続部を含む。I/Oインタフェース490はまた、アセンブリ100のインタフェースコントローラ412およびブレンダーコントローラ206との通信のためのPバス407との接続部を含む(図37および38)。I/Oインタフェース490はまた、ユーザインタフェース・コントローラ412およびブレンダーコントローラ206との通信のためのPバス407との接続部を含む。メモリ494は、冷却モジュール1110の制御のための分与プログラム496とオペレーティングシステム、ユーティリティプログラムおよび他のプログラムといった種々の他のプログラムとを備える。プロセッサ488は、分与プログラム496とその他のプログラムとを同じく実行するように動作可能である。
【0138】
図46を参照すると制御パネル500は、表示装置502とキーパッド504とを備える。ユーザインタフェース・コントローラ412は、表示装置502上に表示スクリーンを提示するためにユーザと相互作用し、キーパッド504を用いて、またはタッチ、カーソル音声もしくは他の入力によって行われたユーザ入力に応答する。表示装置502は、任意の適当な表示装置であり得るが、好ましくは液晶表示装置(LCD)である。キーパッド504は任意の適当なキーパッド、キーボードまたはタッチスクリーンであり得るが、好ましくはタッチスクリーンである。
【0139】
好ましい実施形態では表示スクリーンは、図48〜69に示されているスクリーンを備える。他の表示スクリーンが使用され得ることは当業者によって理解されるであろう。図48を参照すると表示スクリーン1200は、ユーザに情報を表示するために図48〜69の表示スクリーンの各々において使用される3つのセクション1202、1204および1206を備える。
【0140】
コントローラ400がユーザインタフェース・コントローラ412とリレーコントローラ435と右側の調合/混合/洗浄モジュール303および左側の調合/混合/洗浄モジュール303のための2つのブレンダーコントローラ206とを備える、図36に示されているような飲料アセンブリ100のためのものであることが説明される。図47を参照するとユーザインタフェース・コントローラ412は、マスタープログラム470を実行している。ステップ1300、1302および1303でユーザインタフェース・コントローラ412は、ユーザが飲料(例えばスムージー)、香味料(例えばイチゴ)、添加物タイプまたは混入物A、B、CまたはD(例えば果物、ヨーグルト、またはその他)、およびカップサイズ(例えば小、中、または大)を選択するための一連の表示スクリーン(図示せず)を表示装置502上に提示する。添加物のタイプによっては、添加物のタイプによって、添加物が飲料製造にけるさまざまな段階で加えられ、加えられる時点によって飲料に異なった特性を与える。ユーザは、添加物を何も選択しないか、または最大4つまで選択する可能性がある。
【0141】
ステップ1306でマスタープログラム470は、添加物Aが選択されたかどうかを確認する。選択されていない場合、マスタープログラム470は、ステップ1310に進む。選択されている場合、ステップ1308でユーザは、1つまたは多数の添加物タイプAをカップに入れてカップを分与器ヘッドまたはノズル304の下に置き、それから進行ボタン(図示せず)を起動するようにプロンプトされる。ステップ1310でマスタープログラム470は、選択された香味料、添加物(もしあれば)およびカップサイズを備える分与命令データを含むスクリプトを用意するためにステップ1306またはステップ1308におけるユーザの押す進行ボタンに応答する。ステップ1312でユーザインタフェース・コントローラ412は、Pバス407(図37および38)を介してリレーコントローラ435にこのスクリプトを伝達する。
【0142】
この時点でリレーコントローラ435は、ユーザインタフェース・コントローラ412から受信されたスクリプトに基づいて分与プログラム496(図70)を実行する。分与プログラムが完了するとリレーコントローラ435は、Pバス407を介してユーザインタフェース・コントローラ412に分与完了メッセージを送信する。ステップ1314でマスタープログラム470は、添加物Bが選択されているかどうかを確認する。選択されていない場合、マスタープログラム470はステップ1318に進む。選択されている場合、ステップ1316でユーザは、1つ以上の添加物タイプBをカップに入れるようにプロンプトされる。
【0143】
この時点でユーザは、2つの調合/混合/洗浄モジュール303の1つにカップを入れるようにプロンプトされる。この例ではユーザは、カップを左側のミキサーアセンブリ303に入れる。マスタープログラム470は、左側のブレンダーアセンブリ303の左側コントローラ206のためにスクリプトを用意する。このスクリプトは、カップサイズとスピンドル速度と選択された飲料および添加物Aおよび/またはB(もしあれば)に関する調合の各レベルでの滞留時間とを備える調合命令データを有する。ユーザインタフェース・コントローラ412は、Pバス407を介して左側のブレンダーコントローラ206にこのスクリプトを伝達する。ステップ1320で左側の調合/混合/洗浄モジュール303のための左側ブレンダーコントローラ206(図36および37)は、飲物#1のためにカップの内容物を調合するための飲物#1調合スクリプトまたはプロファイルに基づいて調合プログラム484(図71)を実行する。
【0144】
左側調合/混合/洗浄モジュール303のための左側ブレンダーコントローラ206は、定位置センサー422(図38)からの信号またはドアの上昇または開放位置に基づいて定位置へのスピンドルの復帰を感知し、Pバス407を介してユーザインタフェース・コントローラ412に調合完了メッセージを送信する。
【0145】
ステップ1322でマスタープログラム470は、添加物タイプCが選択されているかどうかを決定する。選択されていない場合、マスタープログラム470は、ステップ1328に進む。選択されている場合、ユーザは、左側調合/混合/洗浄モジュール303からカップを取り出して1つ以上の添加物タイプCをカップに加えるようにプロンプトされる。ステップ1326でユーザは、飲物#1カップを左側調合/混合/洗浄モジュール303に入れてブレンダードアを閉じるようにプロンプトされる。マスタープログラム470は、飲物#1を添加物タイプCと調合するためのスクリプトを用意し、Pバス407を介して左側ブレンダーコントローラ206にこのスクリプトを送信する。左側ブレンダーコントローラ206はこのスクリプトを使用して、第2の調合のために飲物#1カップの内容物を調合するためのステップ1326を実行する。
【0146】
もう1つの方法として、飲料レシピは、この時点で調合の代わりに混合を必要とすることがあり得るであろう。この場合、飲物#1のためのスクリプトまたはプロファイルは、混合命令を含む。混合は、粗い氷粒子を微細な粒子に細分する。他方では調合は、実質的に粒度を変えずに粗い粒子を調合する。調合/混合を遂行するためにブレード255は、鋭利な面と鈍い面とを有する。混合動作のためにスピンドルアセンブリは、鋭利な面が粗い氷粒子を細分する方向に回転する。調合動作のためにスピンドルアセンブリは、ブレード255の鈍い面が氷粒子の粒度を実質的に変えずに成分材料を攪拌するように反対方向に回転する。
【0147】
第2の調合または混合手順が完了すると左側ブレンダーコントローラ206は、Pバス407を介してユーザインタフェース・コントローラ412に完了メッセージを送信する。ステップ1328でマスタープログラム470は、添加物D(トッピング)が選択されているかどうかを決定する。選択されていない場合、マスタープログラム470はステップ1340に進む。選択されている場合、ユーザは、左側調合/混合/洗浄モジュール303からカップを取り出して飲料にトッピングを加えるようにプロンプトされる。ステップ1340でユーザは、飲料を提供するようにプロンプトされる。
【0148】
それからマスタープログラム470は、左側ブレンダーコントローラ206による洗浄手順1342(図47)の実行を待つ。このことは以下に説明される。洗浄手順が完了するとマスタープログラム470は、ボックス1344において飲物#1のためのマスタープログラムの実行を完了する。
【0149】
図70を参照すると分与プログラム496は、メモリ494に記憶されており、図47のマスタープログラム470のステップ1412においてリレーコントローラ435(図45)のプロセッサ488によって実行される。ステップ1412でスクリプトが、Pバス407を介してユーザインタフェース・コントローラ412から受信される。このスクリプトは、カップサイズと選択された香味料と選択された添加物と氷の量とを備える。ステップ1420で分与プログラム496は、氷の総量(受信されたスクリプトからの)を図18〜20の取分けカップ302のサイズで分割することによって分与を計算する。例えばこれらの量は、体積または重量によって測定され得る。好ましい実施形態では、これらの量は重量によって測定される。この計算は、満たされることを必要とする取分けカップ302の数を算出する。ステップ1422でリレーコントローラ435は、アセンブリ301を駆動するために適当な駆動電圧によって取分けカップ302を介して分与器ノズル304に氷を分与する。
【0150】
ステップ1414で、受信されたスクリプトに含まれる選択された香味料に基づいてバルブ動作時間が計算される。これらのバルブは、圧搾空気供給源から選択された香味料流体の空気ポンプ1125への空気流を制御するバルブである。バルブの動作時間は、この流体に関する較正分与速度定数を用いて所望量に増加させることによって計算され、また全動作時間を達成するために較正遅延時間が加えられる。ステップ1416で分与プログラム496は、香味料流体の分与を開始するための遅延時間を計算する。流体分与時間に関する遅延時間は、飲物の最上部に多量の氷があるという状況を回避するために存在する(氷分与時間は流体分与より遥かに長いので)。飲物の最上部に多量の氷があると、適切に調合することが困難である。遅延時間は通常、50%という典型的な値を有する氷分与時間の一部分として設定される。ステップ1418で流体は、計算された時間遅延の後に、計算された時間の間、選択されたポンプを動作させることによって分与される。ステップ1424で分与は完了し、リレーコントローラ435はPバス407を介してユーザインタフェース・コントローラ412に分与完了メッセージを送信する。
【0151】
図71を参照すると調合プログラム484は、メモリ482に記憶されており、図47のマスタープログラム470のステップ1320および1326においてブレンダーコントローラ206(図44)のプロセッサ476によって実行される。ステップ1427でPバス407を介してユーザインタフェース・コントローラ412からスクリプトが受信される。このスクリプトは、カップサイズと調合位置と初期ブレード速度と各調合位置におけるブレード速度と各調合位置における調合時間と減速されたブレード速度とを備える。ステップ1428で調合プログラム484は、ドア235が閉じられているかどうかを決定する。これは、関連する調合/混合/洗浄モジュール303のドアセンサー409の状態をチェックすることによって遂行される。この状態が開放または上昇である場合、調合プログラム484は閉鎖または下降位置におけるドア235の検出を待つ。ドア235が閉じられると調合プログラム484は、スクリプトで規定された初期速度でスピンドルシャフト260とブレード255とを回転させるためにスピンドルモータ265を起動する。
【0152】
ステップ1430で調合プログラム484は、マイクロ・ステッピングモータ・ドライバ機構430を使用して、カップ内の最上部調合位置にまでスピンドルシャフト260とブレードとを下げるためにマイクロ・ステッピングモータ241aと直線状スライド241とを動作させるための駆動信号を供与する。この時点で回転速度は、初期速度から最上部調合位置における最上部調合速度に変えられて、スクリプトによって規定された時間の間、維持される。最上部調合位置における規定時間の調合が終了したとき、調合プログラム484は、マイクロ・ステッピングモータ・ドライバ機構430を使用して、カップ内の次の調合位置に(例えばカップの底近く)までスピンドルシャフト260とブレード255とを下げるためにマイクロ・ステッピングモータ241aと直線状スライド241とを動作させるための駆動信号を供与する。この時点でステップ1431において回転速度は、最上部位置調合速度から底部調合位置における底部調合速度に変えられる。ステップ1432は、スクリプトによって規定された時間の間、底部調合速度を維持する。
【0153】
底部調合位置における規定時間の調合が終了したとき、ステップ1433において調合プログラム484は、マイクロ・ステッピングモータ・ドライバ機構430を使用して、カップ内の次の調合位置に(例えばカップの中央近く)までスピンドルシャフト260とブレード255とを上げるためにマイクロ・ステッピングモータ241aと直線状スライド241とを動作させるための駆動信号を供与する。この時点で回転速度は、底部位置調合速度から中央調合位置における中央調合速度に変えられる。ステップ1432は、スクリプトによって規定された時間の間、この調合速度を維持する。
【0154】
中央調合位置における規定時間の調合が終了したとき、ステップ1435において調合プログラム484は、マイクロ・ステッピングモータ・ドライバ機構430を使用して、カップの最上部にまでスピンドルシャフト260とブレード255とを上げるためにマイクロ・ステッピングモータ241aと直線状スライド241とを動作させるための駆動信号を供与し、スピンドル速度を維持する。ステップ1436でスピンドル速度は、スクリプトにしたがって減速される。ステップ1437で調合プログラム484は、マイクロ・ステッピングモータ・ドライバ機構430を使用して、定位置にまでスピンドルシャフト260とブレードとを上げるためにマイクロ・ステッピングモータ241aと直線状スライド241とを動作させるための駆動信号を供与し、スピンドル260とブレード255との回転を止めるためにモータ265を停止させる。ステップ1438で調合プログラム484は、関連する調合/混合/洗浄モジュール303のドアセンサー409の状態をチェックすることによって、ドア235が開いているかどうかを決定する。この状態が閉鎖または下降である場合、調合プログラム484は上昇または開放位置におけるドア235の検出を待つ。これが起こるとステップ1439において調合プログラム484は、ユーザインタフェース・コントローラ412からの次の命令またはスクリプトを待つ。
【0155】
図72を参照すると洗浄プログラム486は、メモリ482に記憶されており、図47のマスタープログラム470のステップ1342においてブレンダーコントローラ206(図44)のプロセッサ476によって実行される。ステップ1441でPバス407を介してユーザインタフェース・コントローラ412から洗浄のためのスクリプトが受信される。このスクリプトは、スピンドル速度と予め決められた垂直位置とを備える。ステップ1442で洗浄プログラム486は、ドア235が閉じられているかどうかを決定する。これは、関連する調合/混合/洗浄モジュール303のドアセンサー409の状態をチェックすることによって遂行される。この状態が開放または上昇である場合、調合プログラム484は閉鎖または下降位置におけるドア235の検出を待つ。ドア235が閉じられると調合プログラム486は、スクリプトにおいて規定されたスピンドル速度でスピンドルシャフト260とブレード255とを回転させるためにスピンドルモータ265を起動する。ステップ1444で調合プログラム486は、開口272または吸排管286(図31および35)を介して調合/混合/洗浄モジュール303の内側容積部230内に水噴霧を放射する保持具270に水を供与するために水ソレノイド280を動作させることによって水噴霧器を起動する。ステップ1445で調合プログラム486は、回転するスピンドルシャフト260とブレード255とを内側容積部230内で下方に移動させ、それによって内側容積部230の壁とドアとの広い領域をすすぐために水噴霧を撒き散らす。スピンドルシャフト260とブレード255とが内側容積部230内の予め決められた垂直位置に到達すると、ステップ1446で洗浄プログラム486は、内側容積部230内の空気圧のブラストを与えるために空気ソレノイド220aを起動する。空気はまた、水噴霧を増加させ、スピンドル部品においてチャンバの内部から過剰な水を吹き飛ばすであろう。更なる利点は、空気が配水管の排水を高めて目詰まりの危険を減らすことである。
【0156】
ステップ1447で洗浄プログラム486は1秒間待ち、それからステップ1448でスピンドルシャフト260とブレード255とをある距離(例えば約1インチ)だけ上昇させる。ステップ1449で、空気流を止めるために空気ソレノイド220aが動作させられる。ステップ1450でスピンドルシャフト260とブレード255とは定位置に戻される。ステップ1451で洗浄プログラム486は終了し、Pバス407を介してユーザインタフェース・コントローラ412に洗浄完了メッセージを送信する。
【0157】
本開示のレシピ作成装置が図36に示されているような飲料アセンブリ100のためのレシピを作り出すために説明される。ここでコントローラ400は、ユーザインタフェース・コントローラ412とリレーコントローラ435と右側調合/混合/洗浄モジュール303および/または左側調合/混合/洗浄モジュール303のためのブレンダーコントローラ206の少なくとも1つとを備える。図43の実施形態ではインタフェースコントローラ412のユーザプロセッサ460は、レシピプログラム475を実行している。図51および52を参照するとレシピプログラム475は、ステップ1602において表示装置502(図46)上でスクリーン1630を提示することによって始まる。ユーザは、手元にあるレシピの複数のアイコンを示すボックス1634を提示するレシピタブ1632を選択する。ユーザが追加新レシピボタン1636を選択する。それによって、ユーザが新しいレシピ用に1つ以上の香味料を選択するように、ディスプレイ502上にスクリーン1638(図53)を提示するステップ1604へプログラムは進む。
【0158】
スクリーン1638は、香味料ボタン1639と混入物ボタン1641とカップボタン1643とを含む。香味料ボックス1640と混入物ボックス1642とカップボックス1644とは、それぞれ香味料ボタン1639と混入物ボタン1641とカップボタン1643とに隣接して表示される。香味料を選択するためにユーザは、香味料ボタン1639を起動する。プログラム475は、編集香味料ボックス1646を表示することによって応答する。編集香味料ボックス1646は、アイコンによって識別される香味料のリストを含むボックス1648を含む。ユーザは、キーパッド504または他の入力デバイスの操作によってこのリストから1つ以上の香味料を選択する。この例ではユーザは、桃アイコンとイチゴアイコンとを選択している。
【0159】
それからレシピプログラム475は、ユーザが新しいレシピの混入物を選択するために図54に示されているスクリーン1650を表示装置502上に提示するステップ1606に進む。選択された香味料である桃とイチゴに関するアイコンは、香味料ボックス1640に表示される。混入物を選択するためにユーザは、混入物ボタン1641を起動する。プログラム475は、編集混入物ボックス1652を表示することによって応答する。編集混入物ボックス1652は、アイコンによって識別される混入物のリストを含むボックス1654を含む。ユーザは、キーパッド504または他の入力デバイスの操作によってこのリストから1つ以上の混入物を選択する。この例ではユーザは、バナナピューレ・アイコン(ボックス1654には図示されていない)を選択する。
【0160】
レシピプログラム475は、ユーザがカップサイズを選択するために図55に示されているスクリーン1656を表示装置502上に提示するステップ1608に進む。選択された混入物バナナピューレのアイコンは、ボックス1642に表示される。カップを選択するためにユーザは、カップボタン1644を起動する。プログラム475は、編集カップボックス1658を表示することによって応答する。編集カップボックス1658は、小、中、大と示されたカップサイズのリストを含むボックス1660を含む。ユーザは、キーパッド504または他の入力デバイスの操作によってこのリストからカップサイズを選択する。この例ではユーザは、中サイズのカップを選択している。
【0161】
図56に示されている選択レシピ・アイコン・スクリーン1662は、この時点または他の任意の時点でレシピプログラム475によって一連の表示スクリーンに提示される。選択されたカップサイズ中が今、ボックス1644に表示されている。新しいレシピのアイコンを選択するためにユーザは、レシピ画像ボタン1664を起動する。プログラム475は、選択アイコンボックス1666を表示することによって応答する。選択アイコンボックス1666は、複数のアイコンを含むボックス1668を含む。ユーザは、キーパッド504または他の入力デバイスの操作によってボックス1668からアイコンを選択する。この例ではユーザは、「オレオ」アイコン(ボックス1668には示されていない)を選択している。
【0162】
レシピプログラム475は、ユーザが成分材料の量と混入組合せとを選択するために図57に示されているスクリーン1670を表示装置502上に提示するステップ1610に進む。選択された「オレオ」アイコンは、1672に表示される。小、中、大のカップサイズのアイコンは、ボックス1644に表示される。すなわち新しいレシピ「オレオ」は、カップサイズ小、中、大に適応する。スクリーン1670は、ユーザがボックス1682、1683、1684および1685から選択するカップサイズにふさわしい入力を行わせるために使用される。この例ではユーザは、小カップのためにボックス1682を選択している。
【0163】
レシピ混入物の組合せは、事前分与(PRE DIS)ボックス1674と事前調合(PRE BLEND)ボックス1675と事前混合(PRE MIX)ボックス1676とトッピング(TOPPING)ボックス1677とによって示される。混入物選択は、選択のために選択リスト(図示せず)を表示するボックス1674、1675、1676および1678における矢印を選択することによって与えられる。混入物(または添加物)のアイコンは、混入物ボックス1642に表示される。ユーザは、事前分与ボックス1674と事前調合ボックス1675と事前混合ボックス1676とトッピングボックス1677との下にそれぞれ配置されたボックス1678と1679と1680と1681とに各選択された混入物のための成分材料ユニットの数を入力する。この例ではユーザは、混入物ボックス1678と1679と1680と1681との各々に「1」ユニットを入力している。
【0164】
ユーザは、香味料ボックス1640におけるボタン1688を起動することによってイチゴ香味料を選択している。この例ではユーザは、香味料ボックス1690、1692および1694の各々に「1」オンスを入力している。ユーザは、ボックス1696にオンス単位で水の量を、ボックス1698にオンス単位で氷の量を入力する。
【0165】
調合/混合/洗浄モジュール303の調合動作のための調合プロファイルボックス1700は、ブレード速度ボックス1702とブレード速度ボックス1704とカップボックスの底部における滞留時間1706とカップボックスの中央部混合1708とカップボックスの中央部における滞留時間1710とを含む。ユーザは、ボックス1702における100%のブレード速度(最大速度を示す)と、ボックス1704における50%のブレード速度(カップの底部における最大速度の50%の速度を示す)と、カップボックスの底部における2秒の滞留時間1706と、中央部混合ボックスにおける2.5インチ(カップの最上部から)の距離1708と、中央部ボックスにおける滞留の2秒の滞留時間1710と、を入力している。
【0166】
調合/混合/洗浄モジュール303の混合動作のための混合プロファイルボックス1712は、ブレード速度ボックス1714とブレード速度ボックス17164とカップボックスの底部における滞留時間1718とカップボックスの混合中央部1720とカップボックスの中央部における滞留時間1722とを含む。ユーザは、ボックス1714における40%のブレード速度(最大速度の40%の速度を示す)と、ボックス1716における100%のブレード速度(カップの底部における最大速度を示す)と、ボックスのカップの底部における2秒の滞留時間1718と、ボックス1720における2.5インチ(カップの最上部から)の距離と、ボックス1710のカップの中央における2秒の滞留時間と、を入力している。ユーザは、保存レシピボタン1724を起動することによってレシピを保存できる。
【0167】
レシピプログラム475は、更なる混入物組合せステップ1612に進んで図58に示されているスクリーン1736を表示装置502上に提示する。スクリーン1730においてユーザは、もう1つの混入物組合せを追加するためにボックス1732に2を入力している。これは、ユーザがボックス1674、1675、1676および1677にそれぞれNone(なし)、PRE−BLEND(事前調合)、PRE MIX(事前混合)、およびNone(なし)として入力された第2の混入組合せを追加することを可能にする。スクリーン1730はまた、ユーザが入力した中サイズのカップのための成分材料と混入物との量を示す。大サイズのカップの入力を行うためには、スクリーン1670と1730とに等しいもう1つのスクリーン(図示せず)が使用される。
【0168】
レシピプログラム475は、保存レシピボタン1724を起動することによって完了されたときにレシピを保存するために、ステップ1614に進んで図59に示されているスクリーン1736を表示装置502上に提示する。スクリーン1736はまた、2つの選択された混入物組合せをリストアップしている混入組合せボックス1738を含む。
【0169】
レシピプログラム475は、レシピに新しいサブカテゴリーを加えるためにステップ1616に進んで、図60に示されているスクリーン1740を表示装置502上に提示する。ユーザは、ボックス1744に複数のサブカテゴリーを表示するサブカテゴリータブ1742を選択する。ユーザは、追加新カテゴリーボックス1746を選択する。レシピプログラム475は、ステップ1618に進むことによって応答し、図61に示されているスクリーン1750を提示する。スクリーン1750は、ユーザがCATEGORY1(カテゴリー1)を入力したカテゴリー名ボックス1754と名前「新」が入力されたボックス1756とを含む編集サブカテゴリーボックス1752を含む。完了したときユーザは、保存カテゴリーボタン1758を選択することによってカテゴリー名およびアイコンを保存する。
【0170】
レシピプログラム475は、レシピ新をサブカテゴリーに追加するためにステップ1620に進んで図62に示されているスクリーン1770を表示装置502上に提示する。スクリーン1770は、レシピリスト1772とサブカテゴリーリスト1774とを含む。ユーザは、レシピリスト1772から新レシピを選択して、このレシピ新をサブカテゴリーリスト1774に追加する。それからユーザは終了ボタン1776を起動する。
【0171】
それからレシピプログラム475は、新しいサブカテゴリーをスーパーカテゴリーに追加するためにステップ1622に進んで図63に示されているスクリーン1780を表示装置502上に提示する。スクリーン1780は、スーパーカテゴリータブ1782を含む。ユーザがタブ1782を選択すると、スクリーン1780上にサブカテゴリーリスト1784とスーパーカテゴリーリスト1786とが提示される。ユーザは、サブカテゴリーリスト1784からカテゴリー1を選択し、このカテゴリー1をスーパーカテゴリーリスト1786に追加する。それからユーザは、終了ボタン1776を起動する。
【0172】
レシピプログラム475は、例示的実施形態のユーザインタフェース・コントローラ412のメモリ466および/または外部メモリ474内にレシピを記憶される。外部メモリ474は、取り外されることが可能であり、他の統合された飲料調合システムに導入することが可能である。もう1つの実施形態ではレシピプログラム475は、飲料を用意する際の使用のために取り外されてユーザインタフェース・コントローラ412(図38)またはPOSデバイス408(図37)のUSBポートに組み込まれ得る外部メモリ498(例えばメモリスティック)に記憶されるレシピを作り出すためにPC497(図37)上で実行される。もう1つの実施形態では外部コンピュータ498が、ネットワーク(例えばインターネット)を介してユーザインタフェース・デバイスとインタラクティブにレシピプログラム475を実行する。
【0173】
操作者が一貫して用意されたスムージー飲物を40秒未満で製造して分与することをアセンブリ100が可能にすることは本開示によって見出されている。好都合にもアセンブリ100は、完全に統合された内蔵型の氷システム、製氷・氷貯蔵および取分け制御モジュール300によって氷を生成する。製氷・氷貯蔵および取分け制御モジュール300は例えば、1日当たりピーク総量270ポンドで1時間ごとに追加の10ポンドの氷を製造する能力を有する20ポンド氷貯蔵システムを持ち得る。装置内に製氷機能を持つことは、滑って転ぶことによる怪我の危険を除去し、またこのことは取り扱いミスによる細菌汚染の可能性を低下させる。更にこの機械で使用される氷は、粉砕し易くてスムージーの一貫性を保ちながら調合し易い塊状の氷である。このことのすべては、完全に調合された飲料を、例えば通常のQSR提供時間内におさまるスムージーを可能にする。
【0174】
各飲料、例えばスムージーはそれ自身のカップ内で調合され、飲料または飲物全体が消費者に届けられることを可能にし、また製品生産高を上げる。飲物自身のカップ内で各飲物を調合することは、香味料制御を改善して相互汚染によって引き起こされるアレルギー問題を軽減する。アセンブリ100は、例えば1時間当たり20杯の16オンス飲物を、またピーク能力において1時間バーストの間に45杯の16オンス飲物を一貫して供給できる。過去にレストランオーナーによって購入されて保管されていた小さな器またはブレンダーポットをなくすことによって金銭も節約される。
【0175】
更に有利にはスピンドルアセンブリ242は、香味料移送を防止して手作業食器洗浄の必要性をなくすために各使用後に、すすぎ、および/または消毒プロセスを経由する。更に例えば第1の飲物を混合している間に第2の飲物の製造を可能にするためにアセンブリ100に含まれる2つの調合/混合/洗浄モジュール303は、より高い飲物出力に寄与し、その結果として運用の最終収益に寄与する。この難題を克服するためにアセンブリ100では塊状の氷が使用され得る。塊氷は、より一般的に知られている立方体氷より柔らかくて、凍結物表面を連続的に削り取る内側オーガを有する冷凍バレル内で形成される。この薄片状氷は、氷塊の中に押し込まれる氷オーガによって冷凍円筒の最上部に動かされる。その結果得られた小さな氷は、飲物を作り出すために必要とされる調合動作の量を大幅に削減する。更に調合プロセスから発生する雑音は、この小さい塊氷を使用することによって低減される。これは、装置がフロントカウンターの近傍に、またはドライブスルー窓口の近くに置かれるときに特に重要である。
【0176】
現在のスムージー製造機内のブレンダーポットは、飲物を十分に混合するように、また氷を顧客の味覚プロファイルを満足させる粒子サイズにまで粉砕するように、設計される。カップ内で混合するときに氷の混合と粉砕とを助ける機械装置などの外形及び構造は存在しない。適切な飲物一貫性を達成するために、直線状スライド241はブレンダーブレード255をカップ15内で上下に動かす。このプロセスは、飲物が手持ちサイズの棒状ミキサーを使用してどのように作られるかをシミュレートする。ブレンダーブレード255は飲物の中に(約25%)降ろされ、その地点でブレンダーブレード255は稼動する。いったん係合するとスピンドルは、カップ内に完全に下げ降ろされ、その地点に留まることが可能になる。このプロセスは氷の大部分を粉砕するが、この時点で飲物は完全には作り出されない。それからスピンドルは、流体の粘性と氷対流体比と飲物カップサイズとを考慮に入れて、特定の飲物のために作り出されたプロファイルにしたがって上げ下げされる。
【0177】
アセンブリ100の構成要素の構成によってサイズ限界(設置面積)が達成され得ることは本発明者によって見出されている。従来の機械は1つより多い香味料を混合するためにブレンダーポット内で飲物を作り出すが、アセンブリ100は給仕カップ内で各飲物を分与して混合し、処理能力と提供時間とを維持するために2重スピンドルを有し得る。アセンブリ100は、構成要素の垂直配置によってサイズ要件に取り組むことができる。
【0178】
アセンブリ100は、直線状スライド241を制御するステッピング駆動モータ241aによって−飲物一貫性を作り出すために使用される−ミキサー245の精度を維持できる。ステッピングモータ241aは、種々のタイプの飲物(コーヒーベース飲物、果物ベース飲物、果物を加えたヨーグルト飲物)のために異なる調合プロファイルを作り出す能力を有する。ステッピングモータ241aが動くステップの数を計数することは、飲物が調合されるたびごとにブレンダーブレード255を正確に位置決めすることを可能にする。
【0179】
製氷・氷貯蔵および取分け制御モジュール300は、氷分与精度を維持する。それから氷分与は複数の取分けカップに分割された。飲物サイズは変わるので、氷を飲料の中に落とす個々の分与カップの数は、適合するように増加または減少する。氷分与の数を測定するために、カップの数を計数するためのマイクロスイッチ(氷貯蔵容器の外側に配置された)が組み込まれた。この方法は、貯蔵容器内の氷のレベルとは無関係に一貫した氷提供を与える。
【0180】
現在使用されているブレンダーポットは、スムージー飲物のために許容可能な一貫性をもって氷を砕くために使用される力に耐える能力を有する硬いプラスチックで作られる。QSRにおいて最も一般的に見られる立方体形状の氷を粉砕することは、機械のブレンダーと顧客のカップとに余りに大きな応力を掛けるであろう。
【0181】
定義語、頭字語および省略語は下記を含み得る。
【表1】
【0182】
好ましい実施形態の一例ではアセンブリ100は、統合された成分材料分与ユニットと最大4個の混合ユニット(通常の構成では2個から拡張可能)とユーザ操作のための制御パネルとを備える「スムージー製造機システム」であり得る。図38に描かれているように本システムは、スマートリレーCCAと2つのミキサーCCA(通常の構成)と外部通信のための任意選択的通信基板とユーザインタフェース・コントローラ基板とを使用して設計される。サブシステム基板のすべては、MODBUSプロトコルとRS−485物理リンクとを使用して互いに通信する。スマートリレーCCAは、分与制御とシステム製氷機の監視および安全と香味付けアセンブリ/サブシステムとに責任を有する。またスマートリレーCCAは、スムージーシステム制御電子回路のための電力とモッドバス・ハブとを供与する。
【0183】
ブレンダーコントローラCCAは、調合/混合/洗浄モジュール303といったシステム・ブレンダーアセンブリ/サブシステムの位置と速度と洗浄と安全管理とに責任を有する。これはブレンダーブレードと水および空気ポンプとを制御し、カップの存在とドアスイッチとを感知する。ユーザインタフェース・コントローラ基板は、モノクロLCD表示装置と制御および構成のための薄膜キーパッドとからなることができる。
【0184】
例示的実施形態の機能要件は、混合プロファイルと特定の流体選択(表示された254のうちからx)とに関して構成される。本システムは、SDカードが挿入されたときにアイドル状態である場合自動的に構成ダウンロードメニュー状態になる。ユーザインタフェースは、セットアップモードにおいて温度表示のための度数の華氏/摂氏選択を持つべきである。ユーザインタフェースは、セットアップモードにおいて温度表示のための度数の華氏/摂氏選択を持つべきである。1サービス当たりの香味料の最大数は3であるべきであり、1サービス当たりの香味料の最小数は氷だけを分与するのでなければ1であるべきである。香味料選択状態は、香味料を問うことに対応するボタンを押すことによって切り替えられるべきである。1サービス当たりの香味料が最大数に達したとき本システムは、如何なる追加の香味料も許すべきでない、つまり追加の香味料は許されない。ユーザは、CANCELボタンを押して所望の香味料を選択することによって香味料選択を変更することができるべきである。
【0185】
ユーザは、ある香味料を最初に除外し、それから所望の香味料を選択することによって香味料選択を変更できるべきである。ユニットは、香味料の使用サイクルを監視して香味料不足の早めの警告のために各香味料の低レベルのディスプレイに使用できる香味料の残量を表示する。
【0186】
添加物は、新鮮な果物とヨーグルトとの2つのタイプの選択からなる。ヨーグルトだけが自動的に分与され、新鮮な果物は、分与ではなく手作業で追加されなくてはならない。新鮮果物選択は、分与される量を計算するために使用される。果物は、氷と果物とを受ける前にカップに入れられる。選択可能な添加物の最大数は3であるべきであって、選択される添加物の最小数は0であるべきである。
【0187】
果物香味料とヨーグルトとは、340°F〜380°Fの間に製品温度を維持するように設計された冷却基部に貯蔵されるべきである。基部は最大9つの香味料を収容するように設計されるであろう。基部設計は、香味料が「バッグ入りボックス」パッケージに貯蔵され得るようになされるであろう。基部は、香味料ポンプ(最大9個)とすべての関連配送管と空気ソレノイドスイッチとを収容するであろう。基部は、ユニットの前から凝縮空気を取り入れ、また排出するように設計されるであろう。基部は、洗浄のためのユニットの後部へのアクセスを可能にするためにキャスターの上に取り付けられ得る。基部は、NSFおよびUL要件を満足させるように設計されるであろう。基部は、管が分与領域に入ることを可能にするために最上部に複数の開口部を持つであろう。基部は、分与ノズル(NSF規格による)に対して製品温度を維持するために分与器セクションへの空気配送と復帰との方法を提供するであろう。基部冷却システムは、220V/50Hz(ヨーロッパ要件)のオプションを持ちながら交流120Vを必要とするであろう。
【0188】
スムージー製造機は、製氷機能に加えて9kgの氷を貯蔵する内蔵製氷機能を有するであろう。製氷機は、120V・60Hz+/−10%で動作するように設計されるであろう。製氷機は、ヨーロッパの220V・50Hz動作+/−10%の規定を持つべきである。
【0189】
氷は通常、スムージー製造プロセス時に分与されるが、単独にも分与され得るであろう。本システムは、単独的な仕方(香味料も水もなし)での氷の分与を可能にすべきである。氷は種々の飲物カップサイズのためにサイズ合わせを可能にする取分け量で分与されるべきである。「氷だけ」ボタンを選択したときシステムは、カップサイズ選択に進むべきである。「氷だけ」ボタンは香味料が選択されないときだけ利用可能であるべきである。逆に香味料を選択したときには「氷だけ」ボタンは使用不能にされるべきである。
【0190】
分与液体経路上での流体流路の洗浄を可能にするためにサービス保守モードが存在すべきである。
【0191】
システムは、顧客によって決められた更なるカップサイズのための規定によって小、中、大および特大というカップサイズ選択を可能である。ユニット上のカップ貯蔵のために規定が作られるであろう。カップサイズ選択は、分与プロセスを起動させるべきである。構成可能な体積を有する最大5つの構成可能カップサイズが存在すべきである。カップは、飲物選択の前に分与ノズルの下に置かれるべきである(読者に話すべきUIなし(no Ul to tell you))。
【0192】
分与プロセスは、成分材料の量、水、氷および選択された香味料/添加物を計算するためにサイズ合わせ因子としてカップサイズを使用すべきである。分与される成分材料と分量とは、混合プロファイルを決定するために使用されるべきである。果物・香味料・成分材料は、空気駆動香味料ポンプを使用して届けられるべきである。香味料ポンプは、冷却空間に配置されるべきであり、また保守サービス時の容易なアクセスのために取り外し可能であるべきである。香味料ポンプは、ポンプへの空気流内に取り付けられたソレノイド弁を使用して稼動されるべきである。香味料ポンプは、取り分けられた量の香味料を供給すべきである。全部で9つの香味付けされた流体と水と氷と最大4つの手作業追加されたタイプの添加物とを含む各スムージーのために使用される成分材料の量は、分与アルゴリズムによって決定されるべきである。
【0193】
混合プロセスは、ブレンダーのブレードが次の混合サイクルのために清浄であることを保証するために、カップ内での成分材料の実際の混合とそれに続く洗浄サイクルとを含む。混合動作は、分与動作とは非同期であるべきである。混合動作は、現在の混合プロファイルによって決定されるべきであり、また20秒以下の時間を取るべきである。混合動作は、調合と洗浄の最低限の2つのステップを備えるべきである。ミキサーは、製氷機と冷却基部とに取り付けられるモジュールとして設計されるべきである。ミキサーモジュールは、ミキサースピンドルとブレードと直線状スライドと水ノズルを有するカップ保持具とからなるべきである。ミキサーモジュールにアクセスするために保護ドアが上げられなくてはならない。ミキサーモジュール・ドアは、ドア位置を決めるためにマイクロスイッチ/センサーを持つべきである。
【0194】
飲物はカップ保持具内に入れられ、ドアは閉じられる。ドアの閉鎖が識別されたとき、ミキサーは混合プロセスを開始すべきである。ミキサースピンドルは、定位置から予め決められた深さまで飲物カップ内に降下するように割出し指示すべきである(直線状スライドを介して)。ミキサーブレードは、好ましくは飲物内の成分材料に接触する前に係合させられるべきである。それからスピンドルは、約75%のカップの深さまで飲物内に降下するように割出し指示すべきである。スピンドルは、この位置に15秒間、留まるべきである。それからスピンドルは、最初の位置に戻ってある期間の間、混合を続けるべきである。完了したとき、ミキサーブレードは起動しないようにされるべきであり、スピンドルはスピンドルの定位置に戻されるべきである。それからドアが開かれ、それから飲物が取り出されて提供される。
【0195】
最後のミキサーシーケンスの後にミキサードアが閉じられたとき、このモジュールは洗浄プロセスを開始すべきである。洗浄プロセスは、スピンドルが混合空洞内に下ろされてスピンドルブレードが稼動させられることから始まるべきである。ミキサー洗浄サイクル時にスピンドルブレードが稼動された後に、水ソレノイドは3秒間稼動されてスピンドルと空洞にすすぎ液噴霧し始めるべきである。水の流路に接続された空気ソレノイドは、ミキサー洗浄サイクル時に高圧の水のブラストを与えるために稼動されるべきである。モジュールは、水に加えて消毒剤で動作するように設計され得る。ユニットは消毒流体の流出を検出できるべきである。ミキサー洗浄サイクルが終了したときこれらのソレノイドは起動しないようにされて、すすぎ水は排出される。ミキサー洗浄サイクルは、5秒以下の時間をかけるべきである。
【0196】
混合プロファイルは、混合動作時に実行されるべきステップを決定する。混合プロファイルにおける各ステップは、スピンドルの速度と時間(どのくらいの期間どのくらいの速さで)ならびに位置(滞留時間を伴う)を指定する。混合プロファイルに含まれる標準の添加物は、各カップサイズ適用可能であるべきである。混合プロファイルは消費者による設定が可能であるべきである。
【0197】
UICは、USB貯蔵デバイスの取り扱いをサポートすべきである。UICは、Cバスに接続することができるべきである。UICは、1押し迅速動作言語スイッチ(1−press on−the−fly language switch)を備えるべきである。UICは、Pバスマスターであるべきである。
【0198】
周辺バスまたはPバスは、RS−485を介してシステムの周辺機器(システムリレー基板およびミキサー制御基板)にユーザインタフェース・コントローラを接続すべきである。Pバスは、モッドバスRTUを使用すべきである。
【0199】
用語「第1の」、「第2の」、「第3の」、「上の」、「下の」などが本明細書では種々の要素を修飾するために使用され得ることも留意されるべきである。これらの修飾語は、特に明記されなければ修飾された要素に対する空間的、順序的または階層的序列を意味しない。
【0200】
本開示は1つ以上の例示的実施形態を参照しながら説明されてきたが、本開示の範囲から逸脱せずに種々の変更が行われ得ることと本開示の要素に関して同等物が代用され得ることとは、当業者によって理解されるであろう。更に、本開示の範囲から逸脱せずに本開示の教えに特定の状態または材料を適応させるために多くの修正が行われ得る。したがって本開示は考えられた最善の形態として開示された特定の実施形態に限定されず、本開示は添付の請求項の範囲内に入るすべての実施形態を含むことが意図されている。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
1つ以上の選択された成分材料を飲料容器内に分与する分与モジュールと前記飲料容器内で前記成分材料を調合および/または混合する、統合された洗浄手段を有する調合/混合モジュールとを備える統合された飲料システムのための飲料レシピを用意するためにユーザインタフェース・デバイスと対話しながらコンピュータを動作させる方法であって、前記飲料レシピに関するレシピパラメータをユーザが入力するために前記ユーザインタフェース・デバイスの表示装置上で1つ以上のスクリーンを前記ユーザに提示することと、前記入力されたレシピパラメータを前記コンピュータに関連するメモリに前記飲料レシピとして保存することと、を備えるレシピプログラムを前記コンピュータ上で実行することを備える、方法。
【請求項2】
前記メモリは携帯型メモリである、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記コンピュータは前記統合された飲料システムのユーザインタフェース・コントローラとPOSデバイスと前記統合された飲料システムから独立しているコンピュータとからなるグループから選択される、請求項1に記載の方法。
【請求項4】
前記分与モジュールに、および/または統合された洗浄手段を有する前記調合/混合モジュールに連通している前記統合された飲料システムの1つ以上のコントローラによる実行に対し前記入力されたレシピパラメータを実行可能なフォーマットにすることを更に備える、請求項1に記載の方法。
【請求項5】
前記入力されたレシピパラメータは事前分与と事前調合と事前混合と事後調合/混合とを備える1つ以上の混入組合せを備える、請求項1に記載の方法。
【請求項6】
前記入力されたパラメータは前記飲料レシピ名を備える、請求項1に記載の方法。
【請求項7】
前記飲料レシピをレシピの1つのカテゴリーまたは複数のカテゴリーに入れることを更に備える、請求項1に記載の方法。
【請求項8】
前記入力されたレシピパラメータは飲料香味料と成分材料と氷と水と容器サイズと調合プロファイルと混合プロファイルとのうちの1つ以上を備える、請求項1に記載の方法。
【請求項9】
前記調合プロファイルは前記飲料容器内における混合要素の調合速度と位置と移動時間と前記調合プロファイル要素の滞留時間とを備える、請求項8に記載の方法。
【請求項10】
前記調合プロファイルは前記飲料容器内における前記調合プロファイル要素の複数の調合速度とレベルとレベル間の移動時間と滞留時間とを更に備える、請求項9に記載の方法。
【請求項11】
前記混合プロファイルは前記飲料容器内における混合要素の混合速度と位置と移動時間と前記混合プロファイル要素の滞留時間とを備える、請求項8に記載の方法。
【請求項12】
前記混合プロファイルは前記飲料容器内における前記混合プロファイル要素の複数の混合速度とレベルとレベル間の移動時間と滞留時間とを更に備える、請求項8に記載の方法。
【請求項13】
1つ以上の選択された成分材料を飲料容器内に分与する分与モジュールと前記飲料容器内で前記成分材料を調合および/または混合する、統合された洗浄手段を有する調合/混合モジュールとを備える統合された飲料システムのための飲料レシピを用意するためにユーザインタフェース・デバイスと対話しながら動作するコンピュータであって、
実行されたときに、前記飲料レシピに関するレシピパラメータをユーザが入力するために前記ユーザインタフェース・デバイスの表示装置上で1つ以上のスクリーンを前記ユーザに提示することと、前記入力されたレシピパラメータを前記コンピュータに関連するメモリに前記飲料レシピとして保存することと、を備えるレシピプログラムを備えるコンピュータ。
【請求項14】
前記メモリは携帯型メモリである、請求項13に記載のコンピュータ。
【請求項15】
前記コンピュータは前記統合された飲料システムのユーザインタフェース・コントローラとPOSデバイスと前記統合された飲料システムから独立しているコンピュータとからなるグループから選択される、請求項13に記載のコンピュータ。
【請求項16】
前記レシピプログラムは前記分与モジュールおよび/または前記調合/混合モジュールに連通している前記統合された飲料システムの少なくとも1つのコントローラによる実行に対し前記入力されたレシピパラメータを実行可能なフォーマットにすることを更に備える、請求項13に記載のコンピュータ。
【請求項17】
前記入力されたレシピパラメータは事前分与と事前調合と事前混合と事後調合/混合とを備える1つ以上の混入組合せを備える、請求項13に記載のコンピュータ。
【請求項18】
前記入力されたパラメータは前記飲料レシピ名を備える、請求項13に記載のコンピュータ。
【請求項19】
前記レシピプログラムは前記飲料レシピをレシピの1つのカテゴリーまたは複数のカテゴリーに入れることを更に備える、請求項13に記載のコンピュータ。
【請求項20】
前記入力されたレシピパラメータは飲料香味料と成分材料と氷と水と容器サイズと調合プロファイルと混合プロファイルとのうちの1つ以上を備える、請求項13に記載のコンピュータ。
【請求項21】
前記調合プロファイルは前記飲料容器内における混合要素の調合速度と位置と移動時間と前記調合プロファイル要素の滞留時間とを備える、請求項20に記載のコンピュータ。
【請求項22】
前記調合プロファイルは前記飲料容器内における前記調合プロファイル要素の複数の混合速度とレベルとレベル間の移動時間と滞留時間とを更に備える、請求項21に記載のコンピュータ。
【請求項23】
前記混合プロファイルは前記飲料容器内における混合要素の混合速度と位置と移動時間と前記混合プロファイル要素の滞留時間とを備える、請求項20に記載のコンピュータ。
【請求項24】
前記混合プロファイルは前記飲料容器内における前記混合プロファイル要素の複数の混合速度とレベルとレベル間の移動時間と滞留時間とを更に備える、請求項13に記載のコンピュータ。
【請求項25】
1つ以上の選択された成分材料を飲料容器内に分与する分与モジュールと前記飲料容器内で前記成分材料を調合および/または混合する、統合された洗浄手段を有する調合/混合モジュールとを備える統合された飲料システムのための飲料レシピを用意するためにユーザインタフェース・デバイスと対話しながら動作するコンピュータによる実行のためのレシピプログラムが記憶されたメモリ媒体であって、実行されたときに、前記飲料レシピに関するレシピパラメータをユーザが入力するために前記ユーザインタフェース・デバイスの表示装置上で1つ以上のスクリーンを前記ユーザに提示することと、前記入力されたレシピパラメータを前記コンピュータに関連するメモリに前記飲料レシピとして保存することと、を前記コンピュータに実行させる命令を備えるメモリ媒体。
【請求項26】
前記メモリは携帯型メモリである、請求項25に記載のメモリ媒体。
【請求項27】
前記コンピュータは前記統合された飲料システムのユーザインタフェース・コントローラとPOSデバイスと前記統合された飲料システムから独立しているコンピュータとからなるグループから選択される、請求項25に記載のメモリ媒体。
【請求項28】
前記分与モジュールに、および/または統合された洗浄手段を有する前記調合/混合モジュールに連通している前記統合された飲料システムの少なくとも1つのコントローラによる実行に対し前記入力されたレシピパラメータを実行可能なフォーマットにすることを更に備える、請求項25に記載のメモリ媒体。
【請求項29】
前記入力されたレシピパラメータは事前分与と事前調合と事前混合と事後調合/混合とを備える1つ以上の混入組合せを備える、請求項25に記載のメモリ媒体。
【請求項30】
前記入力されたパラメータは前記飲料レシピ名を備える、請求項25に記載のメモリ媒体。
【請求項31】
前記飲料レシピをレシピの1つのカテゴリーまたは複数のカテゴリーに入れることを更に備える、請求項25に記載のメモリ媒体。
【請求項32】
前記入力されたレシピパラメータは飲料香味料と成分材料と氷と水と容器サイズと調合プロファイルと混合プロファイルとのうちの1つ以上を備える、請求項25に記載のメモリ媒体。
【請求項33】
前記調合プロファイルは前記飲料容器内における前記調合プロファイル要素の調合速度と位置と移動時間と滞留時間とを備える、請求項32に記載のメモリ媒体。
【請求項34】
前記調合プロファイルは前記飲料容器内における前記調合プロファイル要素の複数の混合速度とレベルとレベル間の移動時間と滞留時間とを更に備える、請求項32に記載のメモリ媒体。
【請求項35】
前記混合プロファイルは前記飲料容器内における前記混合プロファイル要素の混合速度と位置と移動時間と滞留時間とを備える、請求項32に記載のメモリ媒体。
【請求項36】
前記混合プロファイルは前記飲料容器内における前記混合プロファイル要素の複数の混合速度とレベルとレベル間の移動時間と滞留時間とを更に備える、請求項32に記載のメモリ媒体。
【請求項1】
1つ以上の選択された成分材料を飲料容器内に分与する分与モジュールと前記飲料容器内で前記成分材料を調合および/または混合する、統合された洗浄手段を有する調合/混合モジュールとを備える統合された飲料システムのための飲料レシピを用意するためにユーザインタフェース・デバイスと対話しながらコンピュータを動作させる方法であって、前記飲料レシピに関するレシピパラメータをユーザが入力するために前記ユーザインタフェース・デバイスの表示装置上で1つ以上のスクリーンを前記ユーザに提示することと、前記入力されたレシピパラメータを前記コンピュータに関連するメモリに前記飲料レシピとして保存することと、を備えるレシピプログラムを前記コンピュータ上で実行することを備える、方法。
【請求項2】
前記メモリは携帯型メモリである、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記コンピュータは前記統合された飲料システムのユーザインタフェース・コントローラとPOSデバイスと前記統合された飲料システムから独立しているコンピュータとからなるグループから選択される、請求項1に記載の方法。
【請求項4】
前記分与モジュールに、および/または統合された洗浄手段を有する前記調合/混合モジュールに連通している前記統合された飲料システムの1つ以上のコントローラによる実行に対し前記入力されたレシピパラメータを実行可能なフォーマットにすることを更に備える、請求項1に記載の方法。
【請求項5】
前記入力されたレシピパラメータは事前分与と事前調合と事前混合と事後調合/混合とを備える1つ以上の混入組合せを備える、請求項1に記載の方法。
【請求項6】
前記入力されたパラメータは前記飲料レシピ名を備える、請求項1に記載の方法。
【請求項7】
前記飲料レシピをレシピの1つのカテゴリーまたは複数のカテゴリーに入れることを更に備える、請求項1に記載の方法。
【請求項8】
前記入力されたレシピパラメータは飲料香味料と成分材料と氷と水と容器サイズと調合プロファイルと混合プロファイルとのうちの1つ以上を備える、請求項1に記載の方法。
【請求項9】
前記調合プロファイルは前記飲料容器内における混合要素の調合速度と位置と移動時間と前記調合プロファイル要素の滞留時間とを備える、請求項8に記載の方法。
【請求項10】
前記調合プロファイルは前記飲料容器内における前記調合プロファイル要素の複数の調合速度とレベルとレベル間の移動時間と滞留時間とを更に備える、請求項9に記載の方法。
【請求項11】
前記混合プロファイルは前記飲料容器内における混合要素の混合速度と位置と移動時間と前記混合プロファイル要素の滞留時間とを備える、請求項8に記載の方法。
【請求項12】
前記混合プロファイルは前記飲料容器内における前記混合プロファイル要素の複数の混合速度とレベルとレベル間の移動時間と滞留時間とを更に備える、請求項8に記載の方法。
【請求項13】
1つ以上の選択された成分材料を飲料容器内に分与する分与モジュールと前記飲料容器内で前記成分材料を調合および/または混合する、統合された洗浄手段を有する調合/混合モジュールとを備える統合された飲料システムのための飲料レシピを用意するためにユーザインタフェース・デバイスと対話しながら動作するコンピュータであって、
実行されたときに、前記飲料レシピに関するレシピパラメータをユーザが入力するために前記ユーザインタフェース・デバイスの表示装置上で1つ以上のスクリーンを前記ユーザに提示することと、前記入力されたレシピパラメータを前記コンピュータに関連するメモリに前記飲料レシピとして保存することと、を備えるレシピプログラムを備えるコンピュータ。
【請求項14】
前記メモリは携帯型メモリである、請求項13に記載のコンピュータ。
【請求項15】
前記コンピュータは前記統合された飲料システムのユーザインタフェース・コントローラとPOSデバイスと前記統合された飲料システムから独立しているコンピュータとからなるグループから選択される、請求項13に記載のコンピュータ。
【請求項16】
前記レシピプログラムは前記分与モジュールおよび/または前記調合/混合モジュールに連通している前記統合された飲料システムの少なくとも1つのコントローラによる実行に対し前記入力されたレシピパラメータを実行可能なフォーマットにすることを更に備える、請求項13に記載のコンピュータ。
【請求項17】
前記入力されたレシピパラメータは事前分与と事前調合と事前混合と事後調合/混合とを備える1つ以上の混入組合せを備える、請求項13に記載のコンピュータ。
【請求項18】
前記入力されたパラメータは前記飲料レシピ名を備える、請求項13に記載のコンピュータ。
【請求項19】
前記レシピプログラムは前記飲料レシピをレシピの1つのカテゴリーまたは複数のカテゴリーに入れることを更に備える、請求項13に記載のコンピュータ。
【請求項20】
前記入力されたレシピパラメータは飲料香味料と成分材料と氷と水と容器サイズと調合プロファイルと混合プロファイルとのうちの1つ以上を備える、請求項13に記載のコンピュータ。
【請求項21】
前記調合プロファイルは前記飲料容器内における混合要素の調合速度と位置と移動時間と前記調合プロファイル要素の滞留時間とを備える、請求項20に記載のコンピュータ。
【請求項22】
前記調合プロファイルは前記飲料容器内における前記調合プロファイル要素の複数の混合速度とレベルとレベル間の移動時間と滞留時間とを更に備える、請求項21に記載のコンピュータ。
【請求項23】
前記混合プロファイルは前記飲料容器内における混合要素の混合速度と位置と移動時間と前記混合プロファイル要素の滞留時間とを備える、請求項20に記載のコンピュータ。
【請求項24】
前記混合プロファイルは前記飲料容器内における前記混合プロファイル要素の複数の混合速度とレベルとレベル間の移動時間と滞留時間とを更に備える、請求項13に記載のコンピュータ。
【請求項25】
1つ以上の選択された成分材料を飲料容器内に分与する分与モジュールと前記飲料容器内で前記成分材料を調合および/または混合する、統合された洗浄手段を有する調合/混合モジュールとを備える統合された飲料システムのための飲料レシピを用意するためにユーザインタフェース・デバイスと対話しながら動作するコンピュータによる実行のためのレシピプログラムが記憶されたメモリ媒体であって、実行されたときに、前記飲料レシピに関するレシピパラメータをユーザが入力するために前記ユーザインタフェース・デバイスの表示装置上で1つ以上のスクリーンを前記ユーザに提示することと、前記入力されたレシピパラメータを前記コンピュータに関連するメモリに前記飲料レシピとして保存することと、を前記コンピュータに実行させる命令を備えるメモリ媒体。
【請求項26】
前記メモリは携帯型メモリである、請求項25に記載のメモリ媒体。
【請求項27】
前記コンピュータは前記統合された飲料システムのユーザインタフェース・コントローラとPOSデバイスと前記統合された飲料システムから独立しているコンピュータとからなるグループから選択される、請求項25に記載のメモリ媒体。
【請求項28】
前記分与モジュールに、および/または統合された洗浄手段を有する前記調合/混合モジュールに連通している前記統合された飲料システムの少なくとも1つのコントローラによる実行に対し前記入力されたレシピパラメータを実行可能なフォーマットにすることを更に備える、請求項25に記載のメモリ媒体。
【請求項29】
前記入力されたレシピパラメータは事前分与と事前調合と事前混合と事後調合/混合とを備える1つ以上の混入組合せを備える、請求項25に記載のメモリ媒体。
【請求項30】
前記入力されたパラメータは前記飲料レシピ名を備える、請求項25に記載のメモリ媒体。
【請求項31】
前記飲料レシピをレシピの1つのカテゴリーまたは複数のカテゴリーに入れることを更に備える、請求項25に記載のメモリ媒体。
【請求項32】
前記入力されたレシピパラメータは飲料香味料と成分材料と氷と水と容器サイズと調合プロファイルと混合プロファイルとのうちの1つ以上を備える、請求項25に記載のメモリ媒体。
【請求項33】
前記調合プロファイルは前記飲料容器内における前記調合プロファイル要素の調合速度と位置と移動時間と滞留時間とを備える、請求項32に記載のメモリ媒体。
【請求項34】
前記調合プロファイルは前記飲料容器内における前記調合プロファイル要素の複数の混合速度とレベルとレベル間の移動時間と滞留時間とを更に備える、請求項32に記載のメモリ媒体。
【請求項35】
前記混合プロファイルは前記飲料容器内における前記混合プロファイル要素の混合速度と位置と移動時間と滞留時間とを備える、請求項32に記載のメモリ媒体。
【請求項36】
前記混合プロファイルは前記飲料容器内における前記混合プロファイル要素の複数の混合速度とレベルとレベル間の移動時間と滞留時間とを更に備える、請求項32に記載のメモリ媒体。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図13a】
【図14】
【図15】
【図16】
【図17】
【図18】
【図19】
【図20】
【図21】
【図22】
【図23】
【図24】
【図25】
【図26】
【図27】
【図28】
【図29】
【図30】
【図31】
【図32】
【図33】
【図34】
【図35】
【図36】
【図37】
【図38】
【図39】
【図40】
【図41】
【図42a】
【図42b】
【図43】
【図44】
【図45】
【図46】
【図47】
【図48】
【図49】
【図50】
【図51】
【図52】
【図53】
【図54】
【図55】
【図56】
【図57】
【図58】
【図59】
【図60】
【図61】
【図62】
【図63】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図13a】
【図14】
【図15】
【図16】
【図17】
【図18】
【図19】
【図20】
【図21】
【図22】
【図23】
【図24】
【図25】
【図26】
【図27】
【図28】
【図29】
【図30】
【図31】
【図32】
【図33】
【図34】
【図35】
【図36】
【図37】
【図38】
【図39】
【図40】
【図41】
【図42a】
【図42b】
【図43】
【図44】
【図45】
【図46】
【図47】
【図48】
【図49】
【図50】
【図51】
【図52】
【図53】
【図54】
【図55】
【図56】
【図57】
【図58】
【図59】
【図60】
【図61】
【図62】
【図63】
【公表番号】特表2012−511220(P2012−511220A)
【公表日】平成24年5月17日(2012.5.17)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−540843(P2011−540843)
【出願日】平成21年12月8日(2009.12.8)
【国際出願番号】PCT/US2009/067223
【国際公開番号】WO2010/068638
【国際公開日】平成22年6月17日(2010.6.17)
【出願人】(506295470)イノディス コーポレーション (8)
【氏名又は名称原語表記】Enodis Corporation
【住所又は居所原語表記】2227 Welbilt Boulevard, New Port Richey, Florida 34655, USA
【Fターム(参考)】
【公表日】平成24年5月17日(2012.5.17)
【国際特許分類】
【出願日】平成21年12月8日(2009.12.8)
【国際出願番号】PCT/US2009/067223
【国際公開番号】WO2010/068638
【国際公開日】平成22年6月17日(2010.6.17)
【出願人】(506295470)イノディス コーポレーション (8)
【氏名又は名称原語表記】Enodis Corporation
【住所又は居所原語表記】2227 Welbilt Boulevard, New Port Richey, Florida 34655, USA
【Fターム(参考)】
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