説明

駐車支援システム

【課題】防犯性を確保しつつ、運転者の利便性を向上させること。
【解決手段】駐車支援システムは、車両の運転者に対して、認証を行う認証手段と、車両を、施設内の駐車目標位置へ誘導する駐車支援制御を行う駐車制御手段と、認証手段による認証結果に基づいて、施設の扉を開閉させる開閉制御手段と、を備えている。駐車制御手段による駐車支援制御の開始時に、開閉制御手段は、認証手段による認証結果に基づいて、施設の扉を開状態に制御する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、車両を設定された駐車目標位置へ誘導する駐車支援制御を行う駐車支援システムに関する。
【背景技術】
【0002】
従来、データベースに登録された駐車位置に近付いたとき、この駐車位置を駐車対象位置として設定し、誘導する駐車支援システムが知られている(例えば、特許文献1参照)。
【特許文献1】特開2005−186746号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
しかしながら、上記従来の駐車支援システムにおいては、駐車位置にシャッター等の開閉扉があった場合に、開閉扉を開ける指示を別途行う必要が生じる。この為、ユーザの利便性を損なう虞がある。
【0004】
本発明はこのような課題を解決するためのものであり、防犯性を確保しつつ、運転者の利便性を向上させることを主たる目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記目的を達成するための本発明の一態様は、
車両の運転者に対して、認証を行う認証手段と、
前記車両を、施設内の駐車目標位置へ誘導する駐車支援制御を行う駐車制御手段と、
前記認証手段による認証結果に基づいて、前記施設の扉を開閉させる開閉制御手段と、を備える駐車支援システムであって、
前記駐車制御手段による前記駐車支援制御の開始時に、前記開閉制御手段は、前記認証手段による認証結果に基づいて、前記施設の扉を開状態に制御する、ことを特徴とする駐車支援システムである。
【0006】
この一態様において、駐車制御手段による駐車支援制御の開始時に、開閉制御手段は、認証手段による認証結果に基づいて、施設の扉を開状態に制御する。これにより、運転者は、別途、扉が開状態となるように指示操作すること無く、駐車支援制御の開始時に扉を開状態にする制御が自動的に行われ、スムーズな駐車が可能となる。このとき、認証結果に基づいて、扉が開状態に制御されることから、防犯性は確保される。すなわち、防犯性を確保しつつ、運転者の利便性を向上させることができる。
【0007】
この一態様において、前記駐車制御手段は、前記施設側に保持された前記駐車目標位置の情報に基づいて、前記駐車支援制御を行うのが好ましい。これにより、運転者は駐車目標位置を設定する必要がない為、運転者の利便性が向上する。
【0008】
この一態様において、前記施設に対して料金を支払う料金支払手段を、更に備え、
前記料金支払手段は、前記駐車制御手段による前記駐車支援制御をトリガーにして、前記施設に対して、前記料金を支払うのが好ましい。これにより、運転者は施設に対して、料金を払う手間が省け、利便性が向上する。
【0009】
この一態様において、前記料金支払手段は、前記認証手段による認証結果に基づいて、前記施設に対して、前記料金を支払うのが好ましい。これにより、防犯性が確保されつつ、上記利便性が向上する。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、防犯性を確保しつつ、運転者の利便性を向上させることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0011】
以下、本発明を実施するための最良の形態について、添付図面を参照しながら実施例を挙げて説明する。
(第1の実施の形態)
図1は、本発明の第1の実施の形態に係る駐車支援システムのシステム構成を示すブロック図である。本実施の形態に係る駐車支援システム1は、駐車支援ECU(Electronic Control Unit、電子制御ユニット)2を中心に構成されている。駐車支援ECU2は、予め登録された施設(車庫等)内の駐車目標位置へ、車両を自動的に誘導する駐車支援(IPA:Intelligint Parking Assistant)制御を行う(図2)。
【0012】
なお、駐車支援ECU2、後述の操舵ECU6、ブレーキECU7、エンジンECU8、及び認証ECU10は、バスを介して相互に接続されたCPU、ROM、RAM、及びインターフェイス回路等からなるマイクロコンピュータである。ROMには、CPUを実行する制御プログラム等が格納されている。また、これらECU6、7、8、10は、車両LAN(Local Area Network)9等のネットワークを介して相互に接続され、双方向のデータの送受信を行うことが可能である。
【0013】
駐車支援ECU2には、バスを介してステアリングホイールの操舵角を検出する舵角センサ3、及び車両の速度を検出する車速センサ4が接続されている。車速センサ3として、例えば、車輪の回転軸に設けられた磁気式又は光学式のエンコーダが用いられている。車速センサ3は、車輪の回転速度に応じた周期でパルス信号を発生する。
【0014】
駐車支援ECU2には、車両後部に配設されたモニタカメラ5が接続されている。ここで、モニタカメラ5は車両後部に配設されているが、車両後方が撮影可能であれば任意の位置に取り付け可能である。
【0015】
モニタカメラ5は、車両後方及び側方の所定角度領域における風景を撮影するCCD又はCMOSカメラである。モニタカメラ5は、その撮影した撮影画像を駐車支援ECU2に送信する。駐車支援ECU2は、モニタカメラ5から送信された撮影画像に基づいて、駐車支援制御を行う。
【0016】
駐車支援ECU2には、駐車支援ECU2からの制御信号に基づいて、車両の操舵制御を行う操作ECU等の自動操舵手段6と、駐車支援ECU2からの制御信号に基づいて、車両の制動制御を行うブレーキECU等の自動制動手段7とが、車両LAN9を介して接続されている。更に、駐車支援ECU2には、駐車支援ECU2からの制御信号に基づいて、車両の駆動制御を行うエンジンECU等の自動駆動手段8が、車両LAN9を介して接続されている。
【0017】
操舵ECU6は、例えば、駐車支援ECU2からの制御信号に基づいて、操舵装置6aを制御し、車両駐車時の操舵制御を行う。ブレーキECU7は、例えば、駐車支援ECU2からの制御信号に基づいて、ブレーキ装置7aを制御し、車両駐車時の制動制御を行う。エンジンECU8は、例えば、駐車支援ECU2からの制御信号に基づいて、エンジン8aを制御し、車両駐車時の駆動制御を行う。
【0018】
駐車支援スイッチ13は、車室内に設けられており、ユーザのスイッチ操作によりオン信号を、駐車支援ECU2に対して出力する。駐車支援ECU2は、例えば、駐車支援スイッチ13からのオン信号に基づいて、駐車支援制御を開始する。なお、駐車支援ECU2は駐車スイッチ13からのオン信号を受信し、かつシフトレバーがバック位置にあると判断したときに、駐車支援制御を開始するようにしてもよい。
【0019】
駐車支援ECU2は、設定された駐車目標位置と、モニタカメラ5により撮影された車両周囲の撮影画像と、基づいて、車両を駐車目標位置へ誘導するように、操舵ECU6、ブレーキECU7、及びエンジンECU8に対して制御信号を送信する。なお、駐車目標位置は、例えば、タッチパネル等の入力装置を介して、運転者により入力され、設定される。
【0020】
駐車支援ECU2には、車両の運転者に対する生体認証等の認証を行う認証ECU10が車両LAN9を介して接続されている。認証ECU10には、例えば、車室内のバックミラー、フロントガラス等に取り付けられ、運転者の顔を撮影するカメラ11が接続されている。なお、カメラ11は、運転者の顔が撮影できれば任意の位置に取り付け可能である。認証ECU10は、予め登録された運転者の顔に関する画像情報と、カメラ11により撮影された運転者の顔の画像と、を比較することで生体認証を行う。
【0021】
例えば、認証ECU10は、予め登録された運転者の顔の画像情報と、カメラ11により撮影された運転者の顔の画像とが一致した場合、認証結果を、正常と判断する。一方、認証ECU10は、予め登録された運転者の顔の画像情報と、カメラ11により撮影された運転者の顔の画像とが一致しない場合、認証結果を異常と判断する。
【0022】
認証ECU10は、これら認証結果を駐車支援ECU2に対して、車両LAN9を介して送信する。駐車支援ECU2は、認証ECU10から受信した認証結果を保持する。
【0023】
なお、認証ECU10は、運転者の顔の画像に基づいて、生体認証を行っているが、運転者の指紋、又は静脈のパターンに基づいて、生体認証を行ってもよく、任意の認証方法が適用可能である。
【0024】
また、車両用のキーとして、例えばスマートキーが用いられて場合、スマートキーにより、運転者の認証を行っても良い。ここで、スマートキーとは、キー自身と車両とが双方向通信により、自動的にIDコードの照合を行い、認証を行う機能を有するキーである。
【0025】
駐車支援ECU2には、通信網14を介して、後述の通信装置24との間で、データの送受信を行う送受信装置12が接続されている。なお、通信網14には、例えば、一般電話網、移動体電話網、インターネット等が含まれており、移動体電話網には、通信基地局、サーバとして機能する情報センタ等も含まれているものとする。
【0026】
予め登録された施設20には、第3者(例えば、登録者以外)による施設20内への進入を防止する電動シャッター等の扉21が設けられている。例えば、この扉21は、通常、閉状態にあり、登録された車両が進入する場合に開状態となる。
【0027】
扉21には、この扉21を開閉させる電動モータ等のアクチュエータ22が配設されている。このアクチュエータ22には、アクチュエータ22の駆動を制御することで、扉21の開閉を制御する制御装置23が接続されている。また、制御装置23には、車両の送受信装置12との間でデータの送受信を行う通信装置24が接続されている。
【0028】
例えば、駐車支援ECU2は、扉21を開状態にする為の開信号を、送受信装置12及び通信装置24を介して、制御装置23に対して送信する。制御装置23は、駐車支援ECU2から開信号を受信すると、アクチュエータ22を制御して、扉21を開状態にする。これにより、登録されたユーザは、施設20内に進入することが可能となる。
【0029】
また、駐車支援ECU2は、認証ECU10から受信した認証結果を、送受信装置12、通信装置24、及び通信網14を介して、制御装置23に対して送信する。制御装置23は、駐車支援ECU2により送信された認証結果が正常であると判断したときは、アクチュエータ22を制御して、扉21を開状態にする。この場合、登録された運転者の車両は、正当な車両であると判断され、施設20内へ進入し、駐車目標位置への駐車が可能となる。
【0030】
一方、制御装置23は、駐車支援ECU2により送信された認証結果が異常であると判断したときは、アクチュエータ22を制御して、扉21を閉状態に維持する。この場合、運転者の車両は正当な車両ではないと判断され、施設20内へ進入することができない。
【0031】
ところで、駐車支援制御が行われる際に、扉(例えば、シャッター)21が閉じられた施設(例えば、自宅の車庫)20内にある所定場所が駐車目標位置に設定されることがある。この場合、従来、運転者は制御装置に対して、シャッターが開状態となるように、制御指示を行い、その後、駐車支援スイッチにより駐車支援制御を開始させる必要がある。この為、運転者の利便性を損なう虞がある。
【0032】
そこで、本実施形態に係る駐車支援システム1において、駐車支援ECU2は、駐車支援スイッチ13からのオン信号に基づいて、駐車支援制御を開始する。このとき、駐車支援ECU2は、制御装置23に対して、認証ECU10による認証結果を送信する。制御装置23は、駐車支援ECU2から送信される認証結果に基づいて、扉21を開状態にする。したがって、運転者は制御装置23に対して、別途、扉21が開状態となるように指示すること無く、駐車支援スイッチ13の操作のみで、施設20の扉21を開状態にさせつつ、施設20内の駐車目標位置に車両を駐車できる。
【0033】
次に、第1の実施の形態に係る駐車支援システム1の制御処理フローについて説明する。図3は、第1の実施の形態に係る駐車支援システム1の制御処理フローの一例を示すフローチャートである。なお、図3に示す制御フローは、所定の微小時間毎に繰り返し実行される。
【0034】
運転者が車両に乗車すると(S100)、認証ECU10は、予め登録された運転者の顔の画像と、カメラ11により撮影された運転者の顔の撮影画像と、を比較し、認証を行う(S110)。
【0035】
このとき、認証ECU10は認証結果を駐車支援ECU2に対して送信し、駐車支援ECU2は、受信した認証結果を保持する(S120)。
【0036】
駐車支援スイッチ13が運転者によりオン状態にされると、駐車支援スイッチ13は駐車支援ECU2に対して、オン信号を出力する。駐車支援ECU2は、駐車支援スイッチ13からオン信号を受信すると、駐車支援制御を開始する(S130)。このとき、駐車支援ECU2は、認証ECU10から受信した認証結果を、送受信装置12、通信網14、及び通信装置24を介して、制御装置23に対して送信する(S140)。
【0037】
制御装置23は、駐車支援ECU2から受信した認証結果に基づいて、運転者の車両が登録された車両(正常)であるか否かを判断する(S150)。
【0038】
制御装置23は、運転者の車両が登録された車両である(正常)と判断したとき(S150のYes)、アクチュエータ22を制御して、扉21を開状態にする(S160)。これにより、車両は、施設20内に進入し、駐車目標位置に駐車が可能となる(S170)。
【0039】
一方、制御装置23は、運転者の車両が登録された車両でない(異常)であると判断したとき(S150のNo)、アクチュエータ22を制御して、扉21を閉状態に維持する(S180)。これにより、登録されていない車両が施設20内に進入するのを阻止することができる為、防犯性が向上する。
【0040】
以上、第1の実施の形態に係る駐車支援システム1において、駐車支援ECU2は、駐車支援スイッチ13からのオン信号に基づいて、駐車支援制御を開始する。このとき、駐車支援ECU2は、制御装置23に対して、認証ECU10による認証結果を送信する。制御装置23は、駐車支援ECU2から送信される認証結果に基づいて、扉21を開状態にする。したがって、運転者は制御装置23に対して、扉21が開状態となるように別途指示すること無く、駐車支援スイッチ13の操作のみで、施設20の扉21を開状態にしつつ、車両の駐車支援制御を開始させ、施設20内の駐車目標位置に車両を容易に駐車することができる。なお、車両の認証結果に基づいて、扉21を開状態にすることから、防犯性は確実に維持される。すなわち、防犯性を確実に維持しつつ、運転者の利便性を向上させることができる。
【0041】
次に、第1の実施の形態に係る駐車支援システム1の一変形例について、説明する。
【0042】
上記実施の形態において、駐車支援ECU2が、駐車支援制御の開始時に、認証ECU10からの認証結果に基づいて、施設20の制御装置23に対して、扉21が開状態となるように制御信号を送信するようにしてもよい。
【0043】
具体的には、駐車支援ECU2は、駐車支援スイッチ13からオン信号を受信すると、認証ECU10からの認証結果が正常であるか否かを判断する。駐車支援ECU2は、認証結果が正常であると判断したとき、送受信装置12、通信網14、及び通信装置24を介して、制御装置23に対して、制御信号を送信する。制御装置23は、駐車支援ECU2から制御信号を受信すると、アクチュエータ22を制御して、扉21を開状態にする。
(第2の実施の形態)
図4は、第2の実施の形態に係る駐車支援システム40のシステム構成を示すブロック図である。
【0044】
第2の実施の形態に係る駐車支援システム40において、施設30の制御装置33(例えば、ROM)は、車両毎の(例えば、車両の認証コード毎に)駐車目標位置の情報33aを予め記憶している。
【0045】
制御装置33は、駐車支援ECU2から、認証結果(認証コードを含む)を、送受信装置12、通信網14、及び通信装置24を介して受信すると、この認証結果に基づいて、当該車両の認証コードに対応する駐車目標位置の情報33aを、駐車支援ECU2に対して返信する。駐車支援ECU2は、制御装置33から受信した駐車目標位置の情報33aに基づいて、駐車目標位置を設定し、駐車支援制御を行う。
【0046】
第2の実施の形態に係る駐車支援システム40において、施設30の制御装置33は、車両毎の駐車目標位置の情報33aを予め記憶している。これにより、運転者は駐車目標位置33aを設定することなく、駐車が可能となる。したがって、運転者の利便性が向上する。また、制御装置33は、駐車支援ECU2から送信される車両の認証コードに基づいて、施設の利用履歴(例えば、車庫の利用者情報)等を効率的に蓄積することが可能である。
【0047】
次に、第2の実施の形態に係る駐車支援システム40の一変形例について、説明する。
【0048】
上記実施の形態において、制御装置33には、ユーザに対して、駐車料金等の料金の課金を行う課金装置35が接続されている。課金装置35は、制御装置33からの指示信号に基づいて、当該車両にかかる、車両の駐車料金等の料金を算出し、通信装置24及び通信網14を介して、決済サーバ41に接続を行い、決済サーバ41に対して、例えば、電子マネー、クレジットカード等による課金を指示する。
【0049】
また、駐車支援ECU2には、クレジットカード等のICカード36に記憶されたカード情報(例えば、カード番号、カード所有者)を読み取るカードリーダ(例えば、ETC車載器)37が接続されている。カードリーダ37により読み取られたカード情報は、駐車支援ECU2に送信される。
【0050】
例えば、駐車支援ECU2は、認証ECU10による認証結果と共に、カードリーダ37により読み取られたカード情報を、送受信装置12、通信網14、及び通信装置24を介して、制御装置33に送信する。制御装置33は、受信した認証結果が正常であると判断したとき、課金装置35に対して、課金を行うよう指示信号を送信する。課金装置35は、制御装置33からの指示信号を受信すると、当該登録者にかかる駐車料金等の料金を算出し、通信装置24、及び通信網14を介して、決済サーバ41に対してカード情報を送信する。決済サーバ41は、課金装置35から受信したカード情報に基づいて、当該登録者に対して、電子マネー、クレジットカード等による課金を行う。これにより、駐車支援制御をトリガーとして、認証結果に基づいて信頼性が確保されつつ、料金の支払いが自動的に行われることから、ユーザの利便性が向上する。
【0051】
他の構成は、第1の実施の形態と略同一である。第1の実施の形態と同一部分には、同一符号を付して詳細な説明は省略する。
【0052】
以上、本発明を実施するための最良の形態について実施例を用いて説明したが、本発明はこうした実施例に何等限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において、上述した実施例に種々の変形及び置換を加えることができる。
【0053】
例えば、上記第1及び2の実施形態において、施設20、40がドライブスルー、ガソリンスタンド、アミューズメントセンタ、ショッピングセンタ等であってもよい。
【産業上の利用可能性】
【0054】
本発明は、車両を設定された駐車目標位置に誘導する駐車支援システムに利用できる。
【図面の簡単な説明】
【0055】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る駐車支援システムのシステム構成を示すブロック図である。
【図2】車庫内の駐車目標位置へ、車両を自動的に誘導する状態の一例を示す図である。
【図3】第1の実施の形態に係る駐車支援システムの制御処理フローの一例を示すフローチャートである。
【図4】第2の実施の形態に係る駐車支援システム40のシステム構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
【0056】
1 駐車支援システム
2 駐車支援ECU
3 舵角センサ
4 車速センサ
5 モニタカメラ
6 操舵ECU
7 ブレーキECU
8 エンジンECU
10 認証ECU
11 カメラ
13 駐車支援スイッチ
20 施設
21 扉
23 制御装置

【特許請求の範囲】
【請求項1】
車両の運転者に対して、認証を行う認証手段と、
前記車両を、施設内の駐車目標位置へ誘導する駐車支援制御を行う駐車制御手段と、
前記認証手段による認証結果に基づいて、前記施設の扉を開閉させる開閉制御手段と、を備える駐車支援システムであって、
前記駐車制御手段による前記駐車支援制御の開始時に、前記開閉制御手段は、前記認証手段による認証結果に基づいて、前記施設の扉を開状態に制御する、ことを特徴とする駐車支援システム。
【請求項2】
請求項1記載の駐車支援システムであって、
前記駐車制御手段は、前記施設側に保持された前記駐車目標位置の情報に基づいて、前記駐車支援制御を行う、ことを特徴とする駐車支援システム。
【請求項3】
請求項1又は2記載の駐車支援システムであって、
前記施設に対して料金を支払う料金支払手段を、更に備え、
前記料金支払手段は、前記駐車制御手段による前記駐車支援制御をトリガーにして、前記施設に対して、前記料金を支払う、ことを特徴とする駐車支援システム。
【請求項4】
請求項3記載の駐車支援システムであって、
前記料金支払手段は、前記認証手段による認証結果に基づいて、前記施設に対して、前記料金を支払う、ことを特徴とする駐車支援システム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【公開番号】特開2007−205091(P2007−205091A)
【公開日】平成19年8月16日(2007.8.16)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−27147(P2006−27147)
【出願日】平成18年2月3日(2006.2.3)
【出願人】(000003207)トヨタ自動車株式会社 (59,920)
【Fターム(参考)】