説明

7−アミノフロピリジン誘導体

下記および明細書中に示す式(1)の化合物:
【化1】


その医薬的に許容できる塩類、合成、中間体、配合物、およびそれにより疾患を処置する方法;少なくとも一部がTAK1により推進されるかまたはそれに対して適宜なTAK1阻害薬が有効である癌、たとえば腫瘍の処置を含む。この要約は本発明を限定しない。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
式1の化合物またはその医薬的に許容できる塩:
【化1】

[式中:
Aは、場合により置換されていてもよい5員複素環であり;
は、場合により置換されていてもよい5−6環であり、それは場合により、Rにより置換されていてもよく、あるいは2個の原子においてRに縮合していてもよく;
は、任意選択的な置換基であり;
は、H、C1−6脂肪族、CN、またはハロゲンであり;
は、場合により置換されていてもよい5−10環であり;
30は、−NR3132であり、ここでR31およびR32は独立してHまたはC1−3脂肪族である]。
【請求項2】
式2:
【化2】

[式中:
は、Hまたは任意選択的な置換基であり;
40およびR41は、それぞれ独立して、H、−CN、C1−3脂肪族、−OC1−3脂肪族、または−C(O)O−(C1−3脂肪族)である]
を有する、請求項1に記載の化合物または塩。
【請求項3】
4−9環または置換された4−9環である、
請求項1〜2のいずれか1項に記載の化合物または塩。
【請求項4】
は、場合により置換されていてもよい5−6ヘテロアリールまたはフェニルであり、Rは2個の原子においてRに縮合しており;
は、場合により置換されていてもよい5−6複素環である、
請求項1〜3のいずれか1項に記載の化合物または塩。
【請求項5】
40およびR41は、それぞれ独立して、H、メチル、またはメトキシである、
請求項1〜4のいずれか1項に記載の化合物または塩。
【請求項6】
31およびR32は、独立して、HまたはC1−2脂肪族である、
請求項1〜5のいずれか1項に記載の化合物または塩。
【請求項7】
は、H、−CH、またはClである、
請求項1〜6のいずれか1項に記載の化合物または塩。
【請求項8】
およびRは、独立して、置換されていないか、または1個以上のG1基により置換されており;
G1は、それぞれ独立して、−PR1213、−P(OR12)(OR13)、−PR12(OR13)、−P(O)R1213、−P(O)(OR12)(OR13)、−P(O)R12(OR13)、−BR1213、−B(OR12)(OR13)、−SF、−NHS(O)(R12)=NR13、または−C1−6脂肪族−S(O)(R12)=NR13から選択され;
あるいはハロ、−CN、−CF、−OCF、−NO、C1−12脂肪族、3−12複素環C0−12脂肪族、C4−12炭素環C0−12脂肪族から選択され;
あるいは−OR12、−S(O)12、−NR1213、−SONR1213、−C(O)R、−C(O)NR1213、−C(O)C(O)NR1213、−C(O)OR12、−C(O)C(O)OR12、−OC(O)R、−NR12C(O)R、−NR12S(O)13、−(CR1415C(O)R、−(CR1415C(O)OR12、−(CR1415C(O)NR1213、−(CR1415S(O)NR1213、−(CR1415NR1213、−(CR1415OR12、−(CR1415S(O)12、−NR16C(O)NR1213、−NR16S(O)NR1213または−NR16S(O)NR1213から選択され;
G1は、それぞれ、場合により1または2個の独立したE1置換基で置換されていてもよく;
E1は、それぞれ独立して、ハロ、−CN、−OH、−NH、−NO、オキソ、−CF、−OCF、−COH、−S(O)H、−OC1−12脂肪族、C1−12脂肪族、3−12複素環C0−12脂肪族、C4−12炭素環C0−12脂肪族から選択され;
あるいはアリールC3−12シクロアルキル、ヘテロアリールC3−12シクロアルキル、C3−12ヘテロシクロアルキルC3−12シクロアルキル、C3−12シクロアルキルC3−12シクロアルキル、C1−12脂肪族C3−12ヘテロシクロアルキル、C3−12ヘテロシクロアルキルC3−12ヘテロシクロアルキル、アリールC3−12ヘテロシクロアルキルまたはヘテロアリールC3−12ヘテロシクロアルキルから選択され、それらはいずれも場合により1個以上の独立したハロ、−CN、−OH、−NH、C1−10脂肪族(これは部分的または完全にハロゲン化されていてもよい)、または−OC1−10脂肪族(これは部分的または完全にハロゲン化されていてもよい)で置換されていてもよく;
12、R13、R14、R15、R16、およびRは、それぞれ独立して、H、C1−12脂肪族、3−12複素環C0−12脂肪族、C4−12炭素環C0−12脂肪族、アリールC3−12シクロアルキル、ヘテロアリールC3−12シクロアルキル、C3−12ヘテロシクロアルキルC3−12シクロアルキル、C3−12シクロアルキルC3−12シクロアルキル、C1−12アルキルC3−12ヘテロシクロアルキル、C3−12ヘテロシクロアルキルC3−12ヘテロシクロアルキル、アリールC3−12ヘテロシクロアルキル、またはヘテロアリールC3−12ヘテロシクロアルキル置換基から選択され;
12とR13の対、またはR14とR15の対は、それぞれ、場合により、それらが結合している窒素原子と一緒になって3〜12員飽和または不飽和環を形成していてもよく、それは場合によりO、N、またはS(O)から選択される1個以上のヘテロ原子を含んでもよく;
その際、RまたはRのいずれかのH原子がジューテリウムであってもよく;
mは、それぞれ独立して0〜2であり;
nは、それぞれ独立して0〜6である、
請求項1〜7のいずれか1項に記載の化合物または塩。
【請求項9】
G1は、それぞれ独立して、オキソ、C1−3脂肪族、アミノ、カルボキシル、アミド、5−6環、またはヒドロキシから選択され、それらはいずれも場合により置換されていてもよく、あるいはニトロまたはハロゲンから選択される、
請求項8に記載の化合物または塩。
【請求項10】
9−10ヘテロアリールである、請求項1〜3または5〜7のいずれか1項に記載の化合物または塩。
【請求項11】
は、4−6環であり、それは場合により1個以上のQ1基により置換されていてもよく;
Q1は、それぞれ独立して、−PR1718、−P(OR17)(OR18)、−PR17(OR18)、−P(O)R1718、−P(O)(OR17)(OR18)、−P(O)R17(OR18)、−BR1718、−B(OR17)(OR18)、−SF、−NHS(O)(R17)=NR18、または−C1−6脂肪族−S(O)(R17)=NR18から選択され;
あるいはハロゲン、−CN、−CF、−OCF、−NO、C1−12脂肪族、3−12複素環C0−12脂肪族、C4−12炭素環C0−12脂肪族から選択され;
あるいは−OR17、−S(O)17、−NR1718、−SONR1718、−C(O)R、−C(O)NR1718、−C(O)C(O)NR1718、−C(O)OR17、−C(O)C(O)OR17、−OC(O)R、−NR17C(O)R、−NR17S(O)18、−(CR1920C(O)R、−(CR1920C(O)OR17、−(CR1920C(O)NR1718、−(CR1920S(O)NR1718、−(CR1920NR1718、−(CR1920OR17、−(CR1920S(O)17、−NR21C(O)NR1718、−NR21S(O)NR1718または−NR21S(O)NR1718から選択され;
その際、Q1は、それぞれ、場合により1〜2個の独立したF1置換基で置換されていてもよく;
F1は、それぞれ独立して、ハロゲン、−CN、−OH、−NH、−NO、オキソ、−CF、−OCF、−COH、−S(O)H、−OC1−12脂肪族、C1−12脂肪族、3−12複素環C0−12脂肪族、C4−12炭素環C0−12脂肪族から選択され;
あるいはアリールC3−12シクロアルキル、ヘテロアリールC3−12シクロアルキル、C3−12ヘテロシクロアルキルC3−12シクロアルキル、C3−12シクロアルキルC3−12シクロアルキル、C1−12脂肪族C3−12ヘテロシクロアルキル、C3−12ヘテロシクロアルキルC3−12ヘテロシクロアルキル、アリールC3−12ヘテロシクロアルキルまたはヘテロアリールC3−12ヘテロシクロアルキルから選択され、それらはいずれも場合により1個以上の独立したハロ、−CN、−OH、−NH、C1−10脂肪族(これは部分的または完全にハロゲン化されていてもよい)、または−OC1−10脂肪族(これは部分的または完全にハロゲン化されていてもよい)で置換されていてもよく;
17〜R21およびRは、それぞれ独立して、H、C1−12脂肪族、3−12複素環C0−12脂肪族、C4−12炭素環C0−12脂肪族、アリールC3−12シクロアルキル、ヘテロアリールC3−12シクロアルキル、C3−12ヘテロシクロアルキルC3−12シクロアルキル、C3−12シクロアルキルC3−12シクロアルキル、C1−12アルキルC3−12ヘテロシクロアルキル、C3−12ヘテロシクロアルキルC3−12ヘテロシクロアルキル、アリールC3−12ヘテロシクロアルキル、またはヘテロアリールC3−12ヘテロシクロアルキル置換基から選択され;
17とR18の対、またはR19とR20の対は、それぞれ、場合により、それらが結合している窒素原子と一緒になって3〜12員飽和または不飽和環を形成していてもよく、その際、その環は場合によりO、N、またはS(O)から選択される1個以上のヘテロ原子を含んでもよく;
その際、RのいずれかのH原子がジューテリウムであってもよく;
mは、それぞれ独立して0〜2であり;
nは、それぞれ独立して0〜6である、
請求項1〜10のいずれか1項に記載の化合物または塩。
【請求項12】
は、5−6複素環であり、それは場合により1個以上のQ1基により置換されていてもよく;
Q1は、それぞれ独立して、ハロ、−CN、−NO、オキソ、−CF、−OCF、C1−12脂肪族、−(CR1920C(O)R、−(CR1920C(O)OR17、−(CR1920C(O)NR1718、−C(O)C(O)NR1718、−(CR1920S(O)NR1718、−(CR1920NR1718、−(CR1920OR17、−(CR1920S(O)17、−NR21C(O)NR1718、−NR21S(O)NR1718または−NR21S(O)NR1718から選択され;
17〜R21およびRは、それぞれ独立して、H、C1−12脂肪族、アリールC0−12脂肪族、ヘテロアリールC0−12脂肪族、C3−12シクロアルキルC0−12脂肪族、C3−12ヘテロシクロアルキルC0−12脂肪族、アリールC3−12シクロアルキル、ヘテロアリールC3−12シクロアルキル、C3−12ヘテロシクロアルキルC3−12シクロアルキル、C3−12シクロアルキルC3−12シクロアルキル、C1−12アルキルC3−12ヘテロシクロアルキル、C3−12ヘテロシクロアルキルC3−12ヘテロシクロアルキル、アリールC3−12ヘテロシクロアルキル、またはヘテロアリールC3−12ヘテロシクロアルキル置換基から選択され;
mは、それぞれ独立して0〜2であり;
nは、それぞれ独立して0〜6である、
請求項1〜10のいずれか1項に記載の化合物または塩。
【請求項13】
は、0〜2個のヘテロ原子を含み、1〜2個のQ1基により置換された、6員飽和または部分不飽和環である、
請求項11〜12のいずれか1項に記載の化合物または塩。
【請求項14】
次式:
【化3】

[式中:点線は単結合または二重結合を示し;
は、HまたはClであり;
は、いずれの開放位置にあってもよく、C0−6脂肪族から選択され、これは場合により−N(C0−6脂肪族)(C0−6脂肪族)、−S(O)0−2−C0−6脂肪族、または−OC0−6脂肪族により置換されていてもよく;
Xは、>Oであり、Q1およびQ2は存在しないか、あるいは
Xは、>Cであり、Q1はH、または場合により1個以上のハロゲン原子により置換されていてもよいC1−6脂肪族であり、Q2はOH、または場合により1個以上のハロゲン原子により置換されていてもよい−OC1−6脂肪族であり;
Xは、>Nであり、Q1は存在せず、Q2はH、C1−6脂肪族、RO−C2−6脂肪族、RN−C2−6脂肪族、RS(O)0−2−C2−6脂肪族、−C(O)R、RO−C0−6脂肪族C(O)−、RN−C0−6脂肪族C(O)−、RS(O)0−20−6脂肪族C(O)−、−CO、−C(O)NR、−S(O)0−2、−SONR、−C(S)OR、C3−6シクロアルキルC0−6脂肪族、C3−6シクロアルケニルC1−6脂肪族、C3−6ヘテロシクロアルキルC0−6脂肪族、アリールC0−6脂肪族、ヘテロアリールC0−6脂肪族、C1−6脂肪族C3−6シクロアルキル、C3−6シクロアルキルC3−6シクロアルキル、C3−6シクロアルケニルC3−6シクロアルキル、C3−6ヘテロシクロアルキルC3−6シクロアルキル、アリールC3−6シクロアルキル、ヘテロアリールC3−6シクロアルキル、C1−6脂肪族C3−6ヘテロシクロアルキル、C3−6シクロアルキルC3−6ヘテロシクロアルキル、C3−6シクロアルケニルC3−6ヘテロシクロアルキル、C3−6ヘテロシクロアルキルC3−6ヘテロシクロアルキル、アリールC3−6ヘテロシクロアルキル、またはヘテロアリールC3−6ヘテロシクロアルキルから選択され、それらはいずれも場合により1個以上のハロゲン原子により置換されていてもよく;
、RおよびRは、それぞれ独立して、H、または場合により1個以上のC0−3アルコキシもしくはハロゲンにより置換されていてもよいC1−6脂肪族である]
を有する、請求項1〜10のいずれか1項に記載の化合物または塩。
【請求項15】
Xは、>Nであり;
Q1は、H、−(CRC(O)R−OR10、−(CRC(O)R10、−(CRC(O)OR10、−(CRC(O)NR1011、−(CRS(O)0−2NR1011、−(CRNR1011、−(CROR10、−(CRS(O)0−210、C1−6脂肪族、またはC1−6脂肪族−OC0−6脂肪族から選択され、その際、以上のいずれも単一または多重ハロゲン置換されていてもよく;
およびR〜R11は、それぞれ独立して、H、または場合により1個以上のC0−3アルコキシもしくはハロゲンにより置換されていてもよいC1−6脂肪族から選択され;
nは、それぞれ独立して0〜6であり;
とRの対は、それぞれ、場合により一緒になって3〜6員飽和または不飽和環を形成していてもよく、その際、その環は場合によりO、N、またはS(O)0−2から選択される1個以上のヘテロ原子を含んでもよい、
請求項14に記載の化合物または塩。
【請求項16】
Q1は、H、C1−6脂肪族、−C(O)Rであり、その際、以上のいずれも単一または多重ハロゲン置換されていてもよい、
請求項15に記載の化合物または塩。
【請求項17】
Xは、>Cであり;
Q1は、HまたはC1−3脂肪族であり;
Q2は、OHである、
請求項14に記載の化合物または塩。
【請求項18】
次式:
【化4】

[式中、Q1はHまたはC1−3脂肪族である]を有する、請求項14に記載の化合物または塩。
【請求項19】
次式:
【化5】

[式中:
は、場合により置換されていてもよい9−10不飽和複素環であり;
は、H、または場合により1個以上のC0−3アルコキシもしくはハロゲンにより置換されていてもよいC1−6脂肪族である]
を有する、請求項1に記載の化合物または塩。
【請求項20】
は、場合により1〜2個の独立した−NO、−OH、または−CNにより置換されていてもよいフェニルである、
請求項1に記載の化合物または塩。
【請求項21】
は、アザインドリル、キノリニル、イソキノリニル、イソインドリノニル、インダゾリル、ベンゾチオフェニル、チエノピリジニル、ベンゾチアゾイル、ベンゾイソチアゾイル、ベンゾチアジアゾイル、またはインドリルから選択される、
請求項1〜20のいずれか1項に記載の化合物または塩。
【請求項22】
生化学的アッセイにおいて約100nM以下のIC50でTAK1の阻害を示す、請求項1〜21のいずれか1項に記載の化合物または塩。
【請求項23】
本明細書中の実施例のいずれか1つから選択される、請求項1に記載の化合物またはその医薬的に許容できる塩。
【請求項24】
1種類以上の医薬的に許容できるキャリヤーを配合した、または配合しない、請求項1〜23のいずれか1項に記載の化合物を含む医薬組成物。
【請求項25】
TAK1を発現する細胞を有効量の化合物または塩と接触させることによりTAK1を阻害するのに使用するための、請求項1〜23のいずれか1項に記載の化合物または塩。
【請求項26】
TAK1の阻害がそれに対して有用である癌を処置する際に使用するための、請求項1〜23のいずれか1項に記載の化合物またはその塩。
【請求項27】
癌が、膀胱癌、結腸直腸癌、非小細胞性肺癌、乳癌、膵臓癌、卵巣癌、胃癌、頭頸部癌、前立腺癌、肝細胞癌、腎癌、血液癌、神経膠腫、または肉腫から選択される、請求項26に記載の化合物または塩。
【請求項28】
TAK1の阻害がそれに対して有用である炎症性障害を処置する際に使用するための、請求項1〜23のいずれか1項に記載の化合物またはその塩。

【公表番号】特表2013−519681(P2013−519681A)
【公表日】平成25年5月30日(2013.5.30)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2012−553015(P2012−553015)
【出願日】平成23年2月11日(2011.2.11)
【国際出願番号】PCT/US2011/024449
【国際公開番号】WO2011/100502
【国際公開日】平成23年8月18日(2011.8.18)
【出願人】(511205552)オーエスアイ・ファーマシューティカルズ,エルエルシー (14)
【Fターム(参考)】