説明

CB2受容体作動活性を有するN−置換飽和ヘテロ環スルホン化合物

本発明は、式中X,R,R,R,R,R,R,R,k,m,n,p,q,rおよびsは、それぞれ本明細書に記載される通りである式(I)の化合物、または薬学的に許容できるその塩、およびCB2受容体活性によって媒介される状態を治療するための上記誘導体を含む医薬組成物、および使用に関する。



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【特許請求の範囲】
【請求項1】
式(I)の化合物または薬学的に許容できるその塩:
【化1】

式中、
Xは、炭素または窒素であり;
は、C〜Cアルキル、ヒドロキシ、トリフルオロメチル、トリフルオロメトキシ、C〜Cアルコキシ、アミノ、C〜Cアルキルアミノ、ジ(C〜Cアルキル)アミノ、シクロアルキル、アルキル置換シクロアルキル、ヒドロキシ置換シクロアルキル、アミノ置換シクロアルキル、ヘテロシクリル、アルキル置換ヘテロシクリル、アシル置換ヘテロシクリル、およびヒドロキシ置換ヘテロシクリルからなる群から独立して選択された1から2個の置換基で置換されてもよいC〜Cアルキルであり;
は、水素、シクロアルキル、アルキル置換シクロアルキル、C〜C10アルキル、アルコキシ置換C〜C10アルキル、またはC〜Cアルキルであり、前記C〜Cアルキルは、シクロアルキルおよびアルキル置換シクロアルキルからなる群から独立して選択された1から2個の置換基で置換されてもよく;
は、ハロゲン、ヒドロキシ、C〜Cアルキル、またはC〜Cアルコキシであり;
およびRは、水素、ハロゲン、ヒドロキシ、C〜Cアルキル、およびC〜Cアルコキシからなる群から独立して選択されるか、またはRおよびRは、3から6員環を形成し;
は、C〜Cアルキル、ハロゲン、ヒドロキシ、ヒドロキシC〜Cアルキル、RN−C〜Cアルキル、−CONR、−CO〜CアルキルまたはC〜Cアルコキシであり、前記C〜Cアルキルは、シクロアルキル、およびアルキル置換シクロアルキルからなる群から独立して選択された1から2個の置換基で置換されていてもよく;前記RおよびRは、水素、C〜Cアルキル、およびシクロアルキルから独立して選択され;前記C〜Cアルキルは、ヒドロキシアミノ、C〜Cアルキルアミノ、ジ(C〜Cアルキル)アミノ、アミノカルボニル、C〜Cアルキルアミノカルボニル、ジ(C〜Cアルキル)アミノカルボニル、またはカルボキシで置換されていてもよく;またはRおよびRは、それらが結合している窒素原子と共に5から6員環を形成してもよく;
k、mおよびnは、0、1、または2から独立して選択され;
pおよびqは、0、1、2、3、または4から独立して選択され;
rは、0、1、2、または3から独立して選択され、rが2または2より大きい場合は、Rは同じでも異なってもよく;
sは、0、1、2、3または4から独立して選択され、sが2または2より大きい場合は、Rは同じでも異なってもよく;
は、C〜Cアルキル、シクロアルキル、ヒドロキシC〜Cアルキル、RN−C〜Cアルキル、−CO−NR、−CO−(C〜Cアルキル)、−SO−NR、−SO−(C〜Cアルキル)、ヘテロシクリル環、または−CO−ヘテロシクリル環であり;
前記C〜Cアルキルは、C〜Cアルキル、ヒドロキシ、トリフルオロメチル、トリフルオロメトキシ、C〜Cアルコキシ、シクロアルキル、アルキル置換シクロアルキル、ヒドロキシ置換シクロアルキル、アミノ置換シクロアルキル、ヘテロシクリル、アルキル置換ヘテロシクリル、およびヒドロキシ置換ヘテロシクリルからなる群から独立して選択された1から2個の置換基で置換されていてもよく;
前記RおよびRは、水素、C〜Cアルキル、シクロアルキル、−CO−C〜Cアルキルから独立して選択され;またはRaおよびRbは、それらが結合している窒素原子と共に窒素または酸素を含む4から6員環を形成してもよい。
【請求項2】
Xは、炭素または窒素であり;
は、C〜Cアルキル、ヒドロキシ、トリフルオロメトキシ、C〜Cアルキルアミノ、ジ(C〜Cアルキル)アミノ、シクロアルキル、アルキル置換ヘテロシクリル、アシル置換ヘテロシクリル、およびヒドロキシ置換ヘテロシクリルからなる群から独立して選択された1から2個の置換基で置換されてもよいC〜Cアルキルであり;
は、ターシャリーブチル、またはネオペンチルであり;
は、フッ素、塩素、メチル、またはエチルであり;
およびRは、水素、メチル、およびエチルからなる群から独立して選択されるか、またはRおよびRは、それらが結合している炭素原子と共に3から5員環を形成し;
は、メチル、エチル、ヒドロキシメチル、−CONH、またはCOメチルであり;
k、mおよびnは、0、または1から独立して選択され;
p=1、q=1、またはp=2、q=2であり;
rは、0または1から独立して選択され;
sは、0、1、2、または3から独立して選択され、rが2の場合は、Rは同じでも異なってもよく;
は、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチル、イソブチル、セカンダリーブチル、ターシャリーブチル、ヒドロキシ、シクロプロピル、シクロブチル、ヒドロキシエチル、1−メチルヒドロキシエチル、1,1−ジメチルヒドロキシエチル、ジメチルアミノエチル、メチルアミノエチル、−CONH、−CONHC〜Cアルキル、−CONR、−SO−NH、−SONHCH、−SON(CH、−SOCH、−SO、ヘテロシクリル環、または−CO−ヘテロシクリル環であり;
前記C〜Cアルキルは、C〜Cアルキル、ヒドロキシ、トリフルオロメチル、トリフルオロメトキシ、およびC〜Cアルコキシからなる群から独立して選択された1から2個の置換基で置換されていてもよい、請求項1に記載の化合物、または薬学的に許容できるその塩。
【請求項3】
3−(1−(2−(ジメチルアミノ)エチル)−2−ネオペンチル−1H−ベンゾ[d]イミダゾール5−イルスルホニル)アゼチジン−1−カルボキサミド;
3−(1−(2−ヒドロキシ−2−メチルプロピル)−2−ネオペンチル−1H−ベンゾ[d]イミダゾール5−イルスルホニル)アゼチジン−1−カルボキサミド;
3−((1−(シクロプロピルメチル)−2−ネオペンチル−1H−ベンゾ[d]イミダゾール5−イルスルホニル)メチル)アゼチジン−1−カルボキサミド;
1−(シクロプロピルメチル)−5−((1−(メチルスルホニル)アゼチジン−3−イル)メチルスルホニル)−2−ネオペンチル−1H−ベンゾ[d]イミダゾール;
1−(シクロプロピルメチル)−2−ネオペンチル−5−((1−(ピリジン−4−イル)ピペリジン−4−イル)メチルスルホニル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール;
2−tert−ブチル−1−(シクロプロピルメチル)−5−((1−(メチルスルホニル)ピペリジン−4−イル)メチルスルホニル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール;
5−(1−(メチルスルホニル)アゼチジン−3−イルスルホニル)−2−ネオペンチル−1−(2−(トリフルオロメトキシ)エチル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール;
3−(2−ネオペンチル−1−(2−(トリフルオロメトキシ)エチル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール5−イルスルホニル)アゼチジン−1−カルボキサミド;
1−(4−(1−(シクロプロピルメチル)−2−ネオペンチル−1H−ベンゾ[d]イミダゾール5−イルスルホニル)−4−(ヒドロキシメチル)ピペリジン−1−イル)エタノン;
(4−(1−(シクロプロピルメチル)−2−ネオペンチル−1H−ベンゾ[d]イミダゾール5−イルスルホニル)−1−(メチルスルホニル)ピペリジン−4−イル)メタノール;
4−[2−(2,2−ジメチルプロピル)−1−[(4−ヒドロキシオキサン−4−イル)メチル]−1H−1,3−ベンゾ[d]イミダゾール5−スルホニル]ピペリジン−1−カルボキサミド;
4−(4−((1−(シクロプロピルメチル)−2−ネオペンチル−1H−ベンゾ[d]イミダゾール5−イルスルホニル)メチル)ピペリジン−1−カルボニル)イミダゾリジン−2−オン;
ビス(4−{[1−(シクロプロピルメチル)−2−(2,2−ジメチルプロピル)−1H−1,3−ベンゾジアゾール−5−スルホニル]メチル}ピペリジン−1−スルホンアミド);
3−(1−((1−アセチルピペリジン−4−イル)メチル)−2−ネオペンチル−1H−ベンゾ[d]イミダゾール5−イルスルホニル)アゼチジン−1−カルボキサミド;
1−(シクロプロピルメチル)−2−(2,2−ジメチルプロピル)−5−{[(1−メタンスルホニルピペリジン−4−イル)メタン]スルホニル}−1H−1,3−ベンゾジアゾール;
1−(4−{[1−(シクロプロピルメチル)−2−(2,2−ジメチルプロピル)−1H−1,3−ベンゾジアゾール−5−スルホニル]メチル}ピペリジン−1−イル)エタン−1−オン;
1−(シクロプロピルメチル)−2−(2,2−ジメチルプロピル)−5−(1−メタンスルホニルアゼチジン−3−スルホニル)−1H−1,3−ベンゾジアゾール;
(3S)−3−[1−(シクロプロピルメチル)−2−(2,2−ジメチルプロピル)−1H−1,3−ベンゾジアゾール−5−スルホニル]ピロリジン−1−カルボキサミド;
N,N−ジメチル−2−(5−(1−(メチルスルホニル)アゼチジン−3−イルスルホニル)−2−ネオペンチル−1H−ベンゾ[d]イミダゾール1−イル)エタンアミン ・クエン酸塩;
(4−((1−(2−(ジメチルアミノ)エチル)−2−ネオペンチル−1H−ベンゾ[d]イミダゾール5−イルスルホニル)メチル)ピペリジン−1−イル)(1H−ピラゾール−4−イル)メタノン・塩酸塩;
(S)−N,N−ジメチル−2−(5−(1−メチルピロリジン−3−イルスルホニル)−2−ネオペンチル−1H−ベンゾ[d]イミダゾール1−イル)エタンアミン・二塩酸塩;
2−(5−(1−エチルアゼチジン3−イルスルホニル)−2−ネオペンチル−1H−ベンゾ[d]イミダゾール1−イル)−N,N−ジメチルエタンアミン;
2−(3−(1−(2−(ジメチルアミノ)エチル)−2−ネオペンチル−1H−ベンゾ[d]イミダゾール5−イルスルホニル)アゼチジン−1−イル)エタノール; および
(R)−N,N−ジメチル−2−(5−(1−メチルピロリジン−3−イルスルホニル)−2−ネオペンチル−1H−ベンゾ[d]イミダゾール1−イル)エタンアミン・二塩酸塩;
から選択される請求項1に記載の化合物、または薬学的に許容できるその塩。
【請求項4】
請求項1から3のいずれか一項に記載の化合物または薬学的に許容できるその塩、および薬学的に許容できる担体を含む医薬組成物。
【請求項5】
別の薬理学的活性剤をさらに含む請求項4に記載の医薬組成物。
【請求項6】
ヒトを含む哺乳動物において、CB2受容体活性によって媒介される状態を治療するための方法であって、そのような治療を必要としている哺乳動物に、治療有効量の請求項1から3のいずれか一項に記載の化合物または薬学的に許容できるその塩を投与することを含む方法。
【請求項7】
前記状態が、炎症性疼痛、侵害受容性疼痛、神経因性疼痛、線維筋痛、慢性腰痛、内臓痛、急性脳虚血、疼痛、慢性疼痛、急性疼痛、ヘルペス後神経痛、ニューロパシー、神経痛、糖尿病性ニューロパシー、HIV関連ニューロパシー、神経損傷、関節リウマチ痛、変形性関節痛、背部痛、癌疼痛、歯痛、神経炎、坐骨神経痛、炎症、神経変性疾患、咳、気管支収縮、過敏性腸症候群(IBS)、炎症性腸疾患(IBD)、大腸炎、脳血管虚血、嘔吐、たとえば癌化学療法誘発性嘔吐など、関節リウマチ、喘息、クローン病、潰瘍性大腸炎、皮膚炎、季節性アレルギー性鼻炎、胃食道逆流症(GERD)、便秘、下痢、機能性消化管障害、皮膚T細胞リンパ腫、多発性硬化症、変形性関節症、乾癬、全身性エリテマトーデス、糖尿病、緑内障、骨粗鬆症、糸球体腎炎、腎虚血、腎炎、肝炎、脳卒中、脈管炎、心筋梗塞、脳虚血、可逆性気道閉塞、成人呼吸促迫症候群、慢性閉塞性肺疾患(COPD)、特発性線維化肺胞炎、または気管支炎である、請求項6に記載の方法。
【請求項8】
CB2受容体活性によって媒介される状態の治療に使用するための、請求項1から3のいずれか一項に記載の式(I)の化合物または薬学的に許容できるその塩。
【請求項9】
CB2受容体活性によって媒介される状態を治療する薬剤を製造するための、請求項1から3のいずれか一項に記載の式(I)の化合物または薬学的に許容できるその塩の使用。

【公表番号】特表2012−515712(P2012−515712A)
【公表日】平成24年7月12日(2012.7.12)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−526737(P2011−526737)
【出願日】平成22年1月22日(2010.1.22)
【国際出願番号】PCT/JP2010/000377
【国際公開番号】WO2010/084767
【国際公開日】平成22年7月29日(2010.7.29)
【出願人】(508065961)ラクオリア創薬株式会社 (12)
【Fターム(参考)】