説明

CNS活性縮合ビシクロ複素環置換アザ二環式アルカン誘導体

本発明は、式(I)の縮合ビシクロ複素環置換アザ二環式アルカン誘導体またはそれの製薬上許容される塩、エステル、アミドまたはプロドラッグ


[式中、nは1、2または3であり;AはNまたはN−Oであり;Rは水素、アルキル、シクロアルキルアルキルおよびアリールアルキルであり;LはO、Sおよび−N(R)−からなる群から選択され;Arは6員アリールまたは6員ヘテロアリール環であり;Arは二環式ヘテロアリールであり;Rは、水素、アルキルおよびアルキルカルボニルからなる群から選択され;ただし、Arが式(II)である場合には、LはOまたはSである。]、そのような化合物を含む組成物ならびにそのような化合物および組成物を用いる状態および障害の治療方法に関するものである。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
下記式(I)の化合物または該化合物の製薬上許容される塩、エステル、アミドまたはプロドラッグ
【化24】

[式中、
nは、1、2または3であり;
Aは、NまたはN−Oであり;
Rは、水素、アルキル、シクロアルキルアルキルおよびアリールアルキルであり;
Lは、O、Sおよび−N(R)−からなる群から選択され;
Arは、6員アリールまたは6員ヘテロアリール環であり;ならびに
Arは、二環式ヘテロアリールであり;ならびに
は、水素、アルキルおよびアルキルカルボニルからなる群から選択され;
ただし、Ar
【化25】

である場合、LはOまたはSである。]。
【請求項2】
Arが、
【化26】

からなる群から選択され、
、R、R、RおよびRが独立に、アシル、アシルオキシ、アルケニル、アルコキシ、アルコキシアルコキシ、アルコキシアルキル、アルコキシカルボニル、アルコキシイミノ、アルコキシスルホニル、アルキル、アルキルスルホニル、アルキニル、アミノ、カルボキシ、シアノ、ホルミル、ハロアルコキシ、ハロアルキル、ハロ、ヒドロキシ、ヒドロキシアルキル、メルカプト、ニトロ、チオアルコキシ、−NR、(NR)アルキル、(NR)アルコキシ、(NR)カルボニルおよび(NR)スルホニルからなる群から選択され;
およびRがそれぞれ独立に水素およびアルキルからなる群から選択される請求項1の化合物。
【請求項3】
Arが、
【化27】

からなる群から選択され、
、Z、ZおよびZがそれぞれ独立に窒素または炭素であり、前記炭素原子は水素、ハロゲン、アルキル、−OR、−アルキル−OR、−NRおよび−アルキル−NRからなる群から選択される置換基で置換されていても良く;
が、水素、アルキルおよびアルキルカルボニルからなる群から選択され;
がアルキルであり;
およびRがそれぞれ独立に水素およびアルキルからなる群から選択され;
およびRがそれぞれ独立に水素、アルケニル、アルコキシ、アルコキシアルコキシ、アルコキシアルキル、アルコキシカルボニル、アルコキシイミノ、アルコキシスルホニル、アルキル、アルキルカルボニル、アルキルカルボニルオキシ、アルキルスルホニル、アルキニル、カルボキシ、シアノ、ホルミル、ハロアルコキシ、ハロアルキル、ハロ、水素、ヒドロキシ、ヒドロキシアルキル、メルカプト、ニトロ、チオアルコキシ、−NR、(NR)アルキル、(NR)アルコキシ、(NR)カルボニルおよび(NR)スルホニルからなる群から選択され;RおよびRがそれぞれ独立に水素およびアルキルからなる群から選択される請求項1の化合物。
【請求項4】
AがNであり;Rがメチルまたは水素であり;LがOであり;nが2であり;Arが、
【化28】

からなる群から選択される請求項2の化合物。
【請求項5】
AがNであり;Rがメチルまたは水素であり;LがOであり;nが2であり;Ar
【化29】

である請求項2の化合物。
【請求項6】
AがNであり;Rがメチルまたは水素であり;LがOであり;nが2であり;Ar
【化30】

であり、ならびに
Ar
【化31】

である請求項2の化合物。
【請求項7】
5−{6−[(エンド)−8−メチル−8−アザ−ビシクロ[3.2.1]オクタ−3−イルオキシ]−ピリダジン−3−イル}−1H−インドール;
(エンド)−3−(6−ベンゾ[b]チオフェン−5−イル−ピリダジン−3−イルオキシ)−8−メチル−8−アザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン;
(エンド)−3−[6−(ベンゾフラン−5−イル)−ピリダジン−3−イルオキシ]−8−メチル−8−アザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン;
6−{6−[(エンド)−8−メチル−8−アザ−ビシクロ[3.2.1]オクタ−3−イルオキシ]−ピリダジン−3−イル}−1H−インドール;
5−{6−[(エンド)−8−メチル−8−アザ−ビシクロ[3.2.1]オクタ−3−イルオキシ]−ピリダジン−3−イル}−1H−インダゾール;
1−メチル−5−{6−[(エンド)−8−メチル−8−アザ−ビシクロ[3.2.1]オクタ−3−イルオキシ]−ピリダジン−3−イル}−1H−インドール;
5−{6−[(エンド)−8−メチル−8−アザ−ビシクロ[3.2.1]オクタ−3−イルオキシ]−ピリダジン−3−イル}−2−トリフルオロメチル−1H−インドール;
5−{6−[(エキソ)−8−メチル−8−アザ−ビシクロ[3.2.1]オクタ−3−イルオキシ]−ピリダジン−3−イル}−1H−インドール;
5−{5−[(エンド)−8−メチル−8−アザ−ビシクロ[3.2.1]オクタ−3−イルオキシ]−ピリジン−2−イル}−1H−インドール;
(エンド)−3−(6−ベンゾ[b]チオフェン−5−イル−ピリジン−3−イルオキシ)−8−メチル−8−アザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン;
5−{5−[(エキソ)−8−メチル−8−アザ−ビシクロ[3.2.1]オクタ−3−イルオキシ]−ピリジン−2−イル}−1H−インドール;
(エキソ)−3−[6−(ベンゾフラン−5−イル)−ピリジン−3−イルオキシ]−8−メチル−8−アザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン;
5−{5−[(エキソ)−8−メチル−8−アザ−ビシクロ[3.2.1]オクタ−3−イルオキシ]−ピリジン−2−イル}−1H−インダゾール;
5−{5−[(エキソ)−8−メチル−8−アザ−ビシクロ[3.2.1]オクタ−3−イルオキシ]−ピリジン−2−イル}−2−トリフルオロメチル−1H−インドール;
4−{5−[(エキソ)−8−メチル−8−アザ−ビシクロ[3.2.1]オクタ−3−イルオキシ]−ピリジン−2−イル}−IH−インドール;
5−{6−[(エンド)−8−メチル−8−アザ−ビシクロ[3.2.1]オクタ−3−イルオキシ]−ピリジン−3−イル}−1H−インドール;
(エンド)−3−(5−ベンゾ[b]チオフェン−5−イル−ピリジン−2−イルオキシ)−8−メチル−8−アザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン;
5−{6−[(エキソ)−8−メチル−8−アザ−ビシクロ[3.2.1]オクタ−3−イルオキシ]−ピリジン−3−イル}−1H−インドール;
[6−(1H−インドール−5−イル)−ピリジン−3−イル]−[(エンド)−8−メチル−8−アザ−ビシクロ[3.2.1]オクタ−3−イル]−アミン;
[6−(ベンゾフラン−5−イル)−ピリジン−3−イル]−[(エンド)−8−メチル−8−アザ−ビシクロ[3.2.1]オクタ−3−イル]−アミン;
[(エンド)−8−メチル−8−アザ−ビシクロ[3.2.1]オクタ−3−イル]−[6−(2−トリフルオロメチル−1H−インドール−5−イル)−ピリジン−3−イル]−アミン;
[6−(1H−インダゾール−5−イル)−ピリジン−3−イル]−[(エンド)−8−メチル−8−アザ−ビシクロ[3.2.1]オクタ−3−イル]−アミン;
[6−(1H−インドール−4−イル)−ピリジン−3−イル]−[(エンド)−8−メチル−8−アザ−ビシクロ[3.2.1]オクタ−3−イル]−アミン;
[(エンド)−8−アザ−ビシクロ[3.2.1]オクタ−3−イル]−[6−(1H−インドール−5−イル)−ピリジン−3−イル]−アミン;
[4−(1H−インドール−5−イル)−フェニル]−[(エンド)−8−メチル−8−アザ−ビシクロ[3.2.1]オクタ−3−イル]−アミン;
[4−(1H−インダゾール−5−イル)−フェニル]−[(エンド)−8−メチル−8−アザ−ビシクロ[3.2.1]オクタ−3−イル]−アミン;
[(エンド)−8−メチル−8−アザ−ビシクロ[3.2.1]オクタ−3−イル]−[4−(1−メチル−1H−インドール−5−イル)−フェニル]−アミン;
(4−ベンゾ[b]チオフェン−5−イル−フェニル)−[(エンド)−8−メチル−8−アザ−ビシクロ[3.2.1]オクタ−3−イル]−アミン;
[4−(ベンゾフラン−5−イル)−フェニル]−[(エンド)−8−メチル−8−アザ−ビシクロ[3.2.1]オクタ−3−イル]−アミン;
[4−(1H−インドール−4−イル)−フェニル]−[(エンド)−8−メチル−8−アザ−ビシクロ[3.2.1]オクタ−3−イル]−アミン;
[3−(1H−インドール−5−イル)−フェニル]−[(エンド)−8−メチル−8−アザ−ビシクロ[3.2.1]オクタ−3−イル]−アミン;
[3−(1H−インドール−4−イル)−フェニル]−[(エンド)−8−メチル−8−アザ−ビシクロ[3.2.1]オクタ−3−イル]−アミン;
5−{6−[(エンド)−8−メチル−8−アザ−ビシクロ[3.2.1]オクタ−3−イルオキシ]−ピリダジン−3−イル}−2−トリフルオロメチル−1H−インドール;
4−{6−[(エキソ)−8−メチル−8−アザ−ビシクロ[3.2.1]オクタ−3−イルオキシ]−ピリダジン−3−イル}−1H−インドール;
5−{6−[(エキソ)−8−メチル−8−アザ−ビシクロ[3.2.1]オクタ−3−イルオキシ]−ピリジン−3−イル}−1H−インドール;
5−{6−[(エキソ)−8−メチル−8−アザ−ビシクロ[3.2.1]オクタ−3−イルオキシ]−ピリジン−3−イル}−2−トリフルオロメチル−1H−インドール;
4−{6−[(エキソ)−8−メチル−8−アザ−ビシクロ[3.2.1]オクタ−3−イルオキシ]−ピリダジン−3−イル}−1H−インドール;
6−{5−[(エキソ)−8−メチル−8−アザ−ビシクロ[3.2.1]オクタ−3−イルオキシ]−ピリジン−2−イル}−1H−インドール;
5−{5−[(エンド)−8−メチル−8−アザ−ビシクロ[3.2.1]オクタ−3−イルオキシ]−ピラジン−2−イル]−1H−インドール;
4−{5−[(エンド)−8−メチル−8−アザ−ビシクロ[3.2.1]オクタ−3−イルオキシ]−ピラジン−2−イル]−1H−インドール;
6−{5−[(エンド)−8−メチル−8−アザ−ビシクロ[3.2.1]オクタ−3−イルオキシ]−ピラジン−2−イル}−1H−インドール;
[6−(1H−インドール−6−イル)−ピリジン−3−イル]−[(エンド)−8−メチル−8−アザ−ビシクロ[3.2.1]オクタ−3−イル]−アミン;
5−{6−[(エンド)−9−メチル−9−アザビシクロ[3.3.1]ノナン−3−イルオキシ]ピリダジン−3−イル}−1H−インドール;
(エンド)−3−[6−(ベンゾ[b]チオフェン−5−イル)ピリダジン−3−イルオキシ]−9−メチル−9−アザビシクロ[3.3.1]ノナン;
5−{5−[(エンド)−8−メチル−8−アザ−ビシクロ[3.2.1]オクタ−3−イルオキシ]−ピラジン−2−イル}−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン;
5−{5−[(エキソ)−8−メチル−8−アザ−ビシクロ[3.2.1]オクタ−3−イルオキシ]−ピリジン−2−イル}−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン;
5−{5−[(エキソ)−8−メチル−8−アザ−ビシクロ[3.2.1]オクタ−3−イルオキシ]−ピリジン−3−イル}−1H−インドール;
5−{5−[(エキソ)−8−メチル−8−アザ−ビシクロ[3.2.1]オクタ−3−イルオキシ]−ピラジン−2−イル}−1H−インドール;
4−{5−[(エキソ)−8−メチル−8−アザ−ビシクロ[3.2.1]オクタ−3−イルオキシ]−ピラジン−2−イル}−1H−インドール;
6−{5−[(エキソ)−8−メチル−8−アザ−ビシクロ[3.2.1]オクタ−3−イルオキシ]−ピラジン−2−イル}−1H−インドール;
(エンド)−N−(5−(1H−インドール−5−イル)ピリジン−3−イル)−8−メチル−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−3−アミン;
(エンド)−N−(5−(1H−インドール−4−イル)ピリジン−3−イル)−8−メチル−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−3−アミン;
(エンド)−N−(5−(1H−インドール−6−イル)ピリジン−3−イル)−8−メチル−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−3−アミン;
(エンド)−N−{5−[2−(トリフルオロメチル)−1H−インドール−5−イル]ピリジン−3−イル}−8−メチル−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−3−アミン;
5−{5−[(エンド)−8−メチル−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−3−イルオキシ]ピリジン−2−イル}−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン;
5−{5−[(エンド)−8−メチル−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−3−イルオキシ]ピリジン−2−イル}インドリン−2−オン;
5−{5−[(エンド)−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−3−イルオキシ]ピリジン−2−イル}−1H−インドール;
(1R,3r,5S,8s)−3−(6−(1H−インドール−5−イル)ピリジン−3−イルオキシ)−8−メチル−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタン8−オキシド;
(1R,3r,5S,8r)−3−(6−(1H−インドール−5−イル)ピリジン−3−イルオキシ)−8−メチル−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタン8−オキシド;
4−{5−[(エンド)−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−3−イルオキシ]ピリジン−2−イル}−1H−インドール;
5−{5−[(エキソ)−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−3−イルオキシ]ピリジン−2−イル}−1H−インドール;
5−{5−[(エンド)−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−3−イルオキシ]ピリジン−2−イル}インドリン−2−オン;
5−{5−[(エンド)−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−3−イルオキシ]ピリジン−2−イル}−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン;
5−{5−[(エキソ)−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−3−イルオキシ]ピリジン−2−イル}−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン
からなる群から選択される請求項1の化合物。
【請求項8】
製薬上許容される担体と組み合わせて治療上有効量の請求項1の化合物を含む医薬組成物。
【請求項9】
有効量の請求項1の化合物を投与することを含む、哺乳動物においてα7ニコチン性アセチルコリン受容体、α4β2ニコチン性アセチルコリン受容体またはα7およびα4β2の両方のニコチン性アセチルコリン受容体の効果を選択的に調節する方法。
【請求項10】
請求項1に記載の化合物を投与する段階を含む、注意欠陥障害、注意欠陥過活動性障害(ADHD)、アルツハイマー病(AD)、軽度認識障害、老年性認知症、AIDS認知症、ピック病、レビ小体関連の認知症、ダウン症候群関連の認知症、筋萎縮性側索硬化症、ハンチントン舞踏病、外傷性脳損傷関連のCNS機能低下、急性疼痛、術後疼痛、慢性疼痛、炎症、炎症性疼痛、神経因性疼痛、不妊、創傷治癒関連の新血管成長の必要性、皮膚移植片の血管新生および循環欠如に関連する心血管成長の必要性、関節リウマチ、クローン病、潰瘍性大腸炎、炎症性腸疾患、臓器移植拒絶、臓器移植に関連する急性免疫疾患、臓器移植に関連する慢性免疫疾患、敗血症ショック、毒素性ショック症候群、敗血症症候群、抑鬱およびリウマチ様脊椎炎からなる群から選択される状態または障害を治療もしくは予防する方法。
【請求項11】
状態または障害が、認知障害、神経変性および統合失調症からなる群から選択される請求項10に記載の方法。
【請求項12】
非定型抗総合失調症薬との併用で請求項1の化合物を投与することをさらに含む請求項10に記載の方法。
【請求項13】
注意欠陥過活動性障害およびアルツハイマー病などの他の認知障害の治療で用いられる医薬品との併用で請求項1の化合物を投与することをさらに含む請求項10に記載の方法。

【公表番号】特表2009−537562(P2009−537562A)
【公表日】平成21年10月29日(2009.10.29)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−511199(P2009−511199)
【出願日】平成19年5月15日(2007.5.15)
【国際出願番号】PCT/US2007/068930
【国際公開番号】WO2007/137030
【国際公開日】平成19年11月29日(2007.11.29)
【出願人】(391008788)アボット・ラボラトリーズ (650)
【氏名又は名称原語表記】ABBOTT LABORATORIES
【Fターム(参考)】