MEKのヘテロ環系阻害剤及びその使用方法
式Iの化合物、並びに薬剤として許容できるその塩及びプロドラッグ(式中、R1、R2、R7、R8、及びR9、W、X、Y、及びZは、本明細書に定義する通りである)が開示されている。このような化合物は、MEK阻害剤であり、哺乳類において癌や炎症などの過剰増殖性疾患、及び炎症性病態の治療に有用である。哺乳類において過剰増殖性疾患の治療でのこのような化合物の使用方法、及びこのような化合物を含有する薬剤組成物も開示されている。
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【特許請求の範囲】
【請求項1】
分割されたエナンチオマー、ジアステレオマー、溶媒和物を包含する化合物、及び薬剤として許容できるその塩であって、次式を有する化合物。
【化1】
[式中、Xは、C又はNであり、
Yは、NR15、O、S、S(O)、S(O)2、C(O)、又はCH2であり、
Zは、C又はNであり、
R1、R2、R8、及びR9は独立に、水素、ヒドロキシ、ハロゲン、シアノ、ニトロ、トリフルオロメチル、ジフロオロメチル、フロオロメチル、フロオロメトキシ、ジフロオロメトキシ、トリフロオロメトキシ、アジド、−SR11、−OR3、−C(O)R3、−C(O)OR3、−NR4C(O)OR6、−OC(O)R3、−NR4SO2R6、−SO2NR3R4、−NR4C(O)R3、−C(O)NR3R4、−NR5C(O)NR3R4、−NR5C(NCN)NR3R4、−NR3R4、C1〜C10アルキル、C2〜C10アルケニル、C2〜C10アルキニル、C3〜C10シクロアルキル、C3〜C10シクロアルキルアルキル、−S(O)j(C1〜C6アルキル)、−S(O)j(CR4R5)m−アリール、アリール、アリールアルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、ヘテロシクリル、ヘテロシクリルアルキル、−O(CR4R5)m−アリール、−NR4(CR4R5)m−アリール、−O(CR4R5)m−ヘテロアリール、−NR4(CR4R5)m−ヘテロアリール、−O(CR4R5)m−ヘテロシクリル、又は−NR4(CR4R5)m−ヘテロシクリルであり、前記アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、アリール、アリールアルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、ヘテロシクリル、及びヘテロシクリルアルキル部分のいずれかは、オキソ(但し、アリール又はヘテロアリール上で置換しない)、ハロゲン、シアノ、ニトロ、トリフルオロメチル、ジフロオロメチル、フロオロメチル、フロオロメトキシ、ジフロオロメトキシ、トリフロオロメトキシ、アジド、−NR4SO2R6、−SO2NR3R4、−C(O)R3、−C(O)OR3、−OC(O)R3、−NR4C(O)OR6、−NR4C(O)R3、−C(O)NR3R4、−NR3R4、−NR5C(O)NR3R4、−NR5C(NCN)NR3R4、−OR3、アリール、ヘテロアリール、アリールアルキル、ヘテロアリールアルキル、ヘテロシクリル、及びヘテロシクリルアルキルから独立に選択される1つ又は複数の基で場合によって置換されており、前記シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、アリール、又はヘテロアリール環は、ハロゲン、ヒドロキシル、シアノ、ニトロ、アジド、フロオロメチル、ジフロオロメチル、トリフルオロメチル、C1〜C4アルキル、C2〜C4アルケニル、C2〜C4アルキニル、C3〜C6シクロアルキル、C3〜C6ヘテロシクロアルキル、NR3R4、及びOR3から選択される1つ又は複数の基でさらに置換されていてもよく、
R7は、水素、トリフルオロメチル、C1〜C10アルキル、C2〜C10アルケニル、C2〜C10アルキニル、C3〜C10シクロアルキル、C3〜C10シクロアルキルアルキル、アリール、アリールアルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、ヘテロシクリル、又はヘテロシクリルアルキルであり、前記アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、アリール、アリールアルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、ヘテロシクリル、及びヘテロシクリルアルキル部分のいずれかは、オキソ(但し、アリール又はヘテロアリール上で置換しない)、ハロゲン、シアノ、ニトロ、トリフルオロメチル、ジフロオロメチル、フロオロメチル、フロオロメトキシ、ジフロオロメトキシ、トリフロオロメトキシ、アジド、−NR11SO2R14、−SO2NR11R12、−C(O)R11、C(O)OR11、−OC(O)R11、−NR11C(O)OR14、−NR11C(O)R12、−C(O)NR11R12、−SR11、−S(O)R14、−SO2R14、−NR11R12、−NR11C(O)NR12R13、−NR11C(NCN)NR12R13、−OR11、C1〜C10アルキル、C2〜C10アルケニル、C2〜C10アルキニル、C3〜C10シクロアルキル、アリール、ヘテロアリール、アリールアルキル、ヘテロアリールアルキル、ヘテロシクリル、及びヘテロシクリルアルキルから独立に選択される1つ又は複数の基で場合によって置換されており、前記シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、アリール、又はヘテロアリール環は、ハロゲン、ヒドロキシル、シアノ、ニトロ、アジド、フロオロメチル、ジフロオロメチル、トリフルオロメチル、C1〜C4アルキル、C2〜C4アルケニル、C2〜C4アルキニル、C3〜C6シクロアルキル、C3〜C6ヘテロシクロアルキル、NR3R4、及びOR3から選択される1つ又は複数の基でさらに置換されていてもよく、
R3は、水素、トリフルオロメチル、C1〜C10アルキル、C2〜C10アルケニル、C2〜C10アルキニル、C3〜C10シクロアルキル、C3〜C10シクロアルキルアルキル、アリール、アリールアルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、ヘテロシクリル、ヘテロシクリルアルキル、ホスフェート、又はアミノ酸残基であり、前記アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、アリール、アリールアルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、ヘテロシクリル、及びヘテロシクリルアルキル部分のいずれかは、オキソ(但し、アリール又はヘテロアリール上で置換しない)、ハロゲン、シアノ、ニトロ、トリフルオロメチル、ジフロオロメトキシ、トリフロオロメトキシ、アジド、−NR11SO2R14、−SO2NR11R12、−C(O)R11、C(O)OR11、−OC(O)R11、−NR11C(O)OR14、−NR11C(O)R12、−C(O)NR11R12、−SR11、−S(O)R14、−SO2R14、−NR11R12、−NR11C(O)NR12R13、−NR11C(NCN)NR12R13、−OR11、アリール、ヘテロアリール、アリールアルキル、ヘテロアリールアルキル、ヘテロシクリル、及びヘテロシクリルアルキルから独立に選択される1つ又は複数の基で場合によって置換されており、
或いは、R3及びR4はそれらが結合している原子と一緒になって、4〜10員の炭素環、ヘテロアリール、又はヘテロ環を形成し、前記炭素環、ヘテロアリール、又はヘテロ環のいずれかは、ハロゲン、シアノ、ニトロ、トリフルオロメチル、ジフロオロメトキシ、トリフロオロメトキシ、アジド、−NR11SO2R14、−SO2NR11R12、−C(O)R11、C(O)OR11、−OC(O)R11、−NR11C(O)OR14、−NR11C(O)R12、−C(O)NR11R12、−SR11、−S(O)R14、−SO2R14、−NR11R12、−NR11C(O)NR12R13、−NR11C(NCN)NR12R13、−OR11、アリール、ヘテロアリール、アリールアルキル、ヘテロアリールアルキル、ヘテロシクリル、及びヘテロシクリルアルキルから独立に選択される1つ又は複数の基で場合によって置換されており、
R4及びR5は独立に、水素又はC1〜C6アルキルであり、或いは
R4及びR5はそれらが結合している原子と一緒になって、4〜10員の炭素環、ヘテロアリール、又はヘテロ環を形成し、前記アルキル、又は前記炭素環、ヘテロアリール、及びヘテロ環のいずれかは、ハロゲン、シアノ、ニトロ、トリフルオロメチル、ジフロオロメトキシ、トリフロオロメトキシ、アジド、−NR11SO2R14、−SO2NR11R12、−C(O)R11、C(O)OR11、−OC(O)R11、−NR11C(O)OR14、−NR11C(O)R12、−C(O)NR11R12、−SR11、−S(O)R14、−SO2R14、−NR11R12、−NR11C(O)NR12R13、−NR11C(NCN)NR12R13、−OR11、アリール、ヘテロアリール、アリールアルキル、ヘテロアリールアルキル、ヘテロシクリル、及びヘテロシクリルアルキルから独立に選択される1つ又は複数の基で場合によって置換されており、
R6は、トリフルオロメチル、C1〜C10アルキル、C3〜C10シクロアルキル、アリール、アリールアルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、ヘテロシクリル、又はヘテロシクリルアルキルであり、前記アルキル、シクロアルキル、アリール、アリールアルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、ヘテロシクリル、及びヘテロシクリルアルキル部分のいずれかは、オキソ(但し、アリール又はヘテロアリール上で置換しない)、ハロゲン、シアノ、ニトロ、トリフルオロメチル、ジフロオロメトキシ、トリフロオロメトキシ、アジド、−NR11SO2R14、−SO2NR11R12、−C(O)R11、C(O)OR11、−OC(O)R11、−NR11C(O)OR14、−NR11C(O)R12、−C(O)NR11R12、−SR11、−S(O)R14、−SO2R14、−NR11R12、−NR11C(O)NR12R13、−NR11C(NCN)NR12R13、−OR11、アリール、ヘテロアリール、アリールアルキル、ヘテロアリールアルキル、ヘテロシクリル、及びヘテロシクリルアルキルから独立に選択される1つ又は複数の基で場合によって置換されており、
R11、R12、及びR13は独立に、水素、低級アルキル、低級アルケニル、アリール、又はアリールアルキルであり、R14は、低級アルキル、低級アルケニル、アリール、又はアリールアルキルであり、
或いは、R11、R12、R13、又はR14のいずれか2つはそれらが結合している原子と一緒になって、4〜10員の炭素環、ヘテロアリール、又はヘテロ環を形成し、前記アルキル、アルケニル、アリール、アリールアルキル炭素環、ヘテロアリール環、又はヘテロ環のいずれかは、ハロゲン、シアノ、ニトロ、トリフルオロメチル、ジフロオロメトキシ、トリフロオロメトキシ、アジド、アリール、ヘテロアリール、アリールアルキル、ヘテロアリールアルキル、ヘテロシクリル、及びヘテロシクリルアルキルから独立に選択される1つ又は複数の基で場合によって置換されており、
Wは、ヘテロアリール、ヘテロシクリル、−C(O)OR3、−C(O)NR3R4、−C(O)NR4OR3、−C(O)R4OR3、−C(O)NR4SO2R3、−C(O)(C3〜C10シクロアルキル)、−C(O)(C1〜C10アルキル)、−C(O)(アリール)、−C(O)(ヘテロアリール)、−C(O)(ヘテロシクリル)、又はCR3OR3であり、前記ヘテロアリール、ヘテロシクリル、−C(O)OR3、−C(O)NR3R4、−C(O)NR4OR3、−C(O)R4OR3、−C(O)NR4SO2R3、−C(O)(C3〜C10シクロアルキル)、−C(O)(C1〜C10アルキル)、−C(O)(アリール)、−C(O)(ヘテロアリール)、−C(O)(ヘテロシクリル)、及びCR3OR3のいずれかは、ハロゲン、シアノ、ニトロ、アジド、−NR3R4、−OR3、C1〜C10アルキル、C2〜C10アルケニル、C2〜C10アルキニル、シクロアルキル、及びヘテロシクロアルキルから独立に選択される1つ又は複数の基で場合によって置換されており、前記C1〜C10アルキル、C2〜C10アルケニル、C2〜C10アルキニル、シクロアルキル、及びヘテロシクロアルキルのいずれかは、−NR3R4及び−OR3から独立に選択される1つ又は複数の基で場合によって置換されており、
R15は、水素、ハロゲン、メチル、フロオロメチル、ジフロオロメチル、トリフルオロメチル、又はエチルであり、
mは、0、1、2、3、4、又は5であり、
jは、0、1、又は2である]。
【請求項2】
YがNHである請求項1に記載の化合物。
【請求項3】
XがCであり、ZがNである請求項2に記載の化合物。
【請求項4】
R9が、水素、ハロゲン、メチル、フロオロメチル、ジフロオロメチル、トリフルオロメチル、又はエチルである請求項2に記載の化合物。
【請求項5】
Wが、ヘテロアリール、C(O)OR3、C(O)NR3R4、C(O)NR4OR3、及びC(O)NR4S(O)2R3から選択され、前記ヘテロアリール、C(O)OR3、C(O)NR3R4、C(O)NR4OR3、又はC(O)NR4S(O)2R3のいずれかが、ハロゲン、ヒドロキシル、シアノ、ニトロ、アジド、フロオロメチル、ジフロオロメチル、トリフルオロメチル、メトキシ、フロオロメトキシ、ジフロオロメトキシ、トリフロオロメトキシ、アミノ、アミノメチル、ジメチルアミノ、アミノエチル、ジエチルアミノ、エトキシ、C1〜C4アルキル、C2〜C4アルケニル、C2〜C4アルキニル、C3〜C6シクロアルキル、及びC3〜C6ヘテロシクロアルキルから選択される1つ又は複数の基で場合によって置換されており、前記C1〜C4アルキル、C2〜C4アルケニル、C2〜C4アルキニル、シクロアルキル、又はヘテロシクロアルキルのいずれかが、NR3R4及びOR3から選択される1つ又は複数の基で場合によってさらに置換されていてもよい請求項4に記載の化合物。
【請求項6】
Wが、C(O)OR3、C(O)NHR3、及びC(O)NHOR3から選択され、前記C(O)OR3、C(O)NHR3、及びC(O)NHOR3のいずれかが、ハロゲン、ヒドロキシル、シアノ、ニトロ、アジド、フロオロメチル、ジフロオロメチル、トリフルオロメチル、メトキシ、フロオロメトキシ、ジフロオロメトキシ、トリフロオロメトキシ、アミノ、アミノメチル、ジメチルアミノ、アミノエチル、ジエチルアミノ、エトキシ、C1〜C4アルキル、C2〜C4アルケニル、C2〜C4アルキニル、C3〜C6シクロアルキル、及びC3〜C6ヘテロシクロアルキルから選択される1つ又は複数の基で場合によって置換されており、前記C1〜C4アルキル、C2〜C4アルケニル、C2〜C4アルキニル、シクロアルキル、又はヘテロシクロアルキルのいずれかが、NR3R4及びOR3から選択される1つ又は複数の基で場合によってさらに置換されていてもよく、
R3が、水素、C1〜C4アルキル、C2〜C4アルケニル、C2〜C4アルキニル、C3〜C6シクロアルキル、及びC3〜C6ヘテロシクロアルキルから選択され、前記C1〜C4アルキル、C2〜C4アルケニル、C2〜C4アルキニル、シクロアルキル、又はヘテロシクロアルキルのいずれかが、NR3R4及びOR3から選択される1つ又は複数の基で場合によって置換されている請求項4に記載の化合物。
【請求項7】
R7が、C1〜C4アルキル、C2〜C4アルケニル、又はC2〜C4アルキニルであり、前記C1〜C4アルキル、C2〜C4アルケニル、及びC2〜C4アルキニルが、ハロゲン、ヒドロキシル、シアノ、ニトロ、アジド、フロオロメチル、ジフロオロメチル、トリフルオロメチル、メトキシ、フロオロメトキシ、ジフロオロメトキシ、アミノ、アミノメチル、ジメチルアミノ、アミノエチル、ジエチルアミノ、エトキシ、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、アリール、及びヘテロアリールから選択される1つ又は複数の基で場合によって置換されていてもよく、前記シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、アリール、又はヘテロアリール環が、ハロゲン、ヒドロキシル、シアノ、ニトロ、アジド、フロオロメチル、ジフロオロメチル、トリフルオロメチル、C1〜C4アルキル、C2〜C4アルケニル、C2〜C4アルキニル、C3〜C6シクロアルキル、C3〜C6ヘテロシクロアルキル、NR3R4、及びOR3から選択される1つ又は複数の基で場合によって置換されていてもよい請求項6に記載の化合物。
【請求項8】
R1及びR2が独立に、水素、ハロゲン、メチル、フロオロメチル、ジフロオロメチル、トリフルオロメチル、又はエチルであり、R8は、ハロゲン、ヒドロキシル、シアノ、ニトロ、アジド、メチル、フロオロメチル、ジフロオロメチル、トリフルオロメチル、メトキシ、フロオロメトキシ、ジフロオロメトキシ、トリフロオロメトキシ、アミノ、アミノメチル、ジメチルアミノ、アミノエチル、ジエチルアミノ、エチル、エトキシ、又はSR11である請求項7に記載の化合物。
【請求項9】
R1が、ハロゲン又はメチルであり、R2が、水素であり、R8が、水素、ハロゲン、メチル、フロオロメチル、ジフロオロメチル、トリフルオロメチル、又はSR11である請求項8に記載の化合物。
【請求項10】
R1が、ハロゲンであり、R8が、ハロゲンであり、R9が、アルキル又はハロゲンであり、R2が水素である場合、R2はYに隣接した位置にある請求項9に記載の化合物。
【請求項11】
Wが
【化2】
から選択される請求項4に記載の化合物。
【請求項12】
R7が、C1〜C4アルキル、C2〜C4アルケニル、又はC2〜C4アルキニルであり、前記C1〜C4アルキル、C2〜C4アルケニル、及びC2〜C4アルキニルが、ハロゲン、ヒドロキシル、シアノ、ニトロ、アジド、フロオロメチル、ジフロオロメチル、トリフルオロメチル、メトキシ、フロオロメトキシ、ジフロオロメトキシ、アミノ、アミノメチル、ジメチルアミノ、アミノエチル、ジエチルアミノ、エトキシ、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、アリール、又はヘテロアリールから選択される1つ又は複数の基で場合によって置換されていてもよく、前記シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、アリール、又はヘテロアリール環が、ハロゲン、ヒドロキシル、シアノ、ニトロ、アジド、フロオロメチル、ジフロオロメチル、トリフルオロメチル、C1〜C4アルキル、C2〜C4アルケニル、C2〜C4アルキニル、C3〜C6シクロアルキル、C3〜C6ヘテロシクロアルキル、NR3R4、及びOR3から選択される1つ又は複数の基で場合によって置換されていてもよい請求項11に記載の化合物。
【請求項13】
R1及びR2が独立に、水素、ハロゲン、メチル、フロオロメチル、ジフロオロメチル、トリフルオロメチル、又はエチルであり、R8が、ハロゲン、ヒドロキシル、シアノ、ニトロ、アジド、メチル、フロオロメチル、ジフロオロメチル、トリフルオロメチル、メトキシ、フロオロメトキシ、ジフロオロメトキシ、トリフロオロメトキシ、アミノ、アミノメチル、ジメチルアミノ、アミノエチル、ジエチルアミノ、エチル、エトキシ、又はSR11である請求項12に記載の化合物。
【請求項14】
R1が、ハロゲン又はメチルであり、R2が、水素であり、R8が、
水素、ハロゲン、メチル、フロオロメチル、ジフロオロメチル、トリフルオロメチル、又はSR11である請求項13に記載の化合物。
【請求項15】
R1が、ハロゲンであり、R2が、水素であり、R8が、ハロゲンであり、R9が、アルキル又はハロゲンであり、R2が水素である場合、R2はYに隣接した位置にある請求項14に記載の化合物。
【請求項16】
請求項1に記載の化合物、及び薬剤として許容できる担体を含む組成物。
【請求項17】
請求項6に記載の化合物、及び薬剤として許容できる担体を含む組成物。
【請求項18】
請求項11に記載の化合物、及び薬剤として許容できる担体を含む組成物。
【請求項19】
哺乳類におけるMEK活性を阻害する方法であって、前記MEK活性を阻害するのに有効な量の請求項1に記載の1つ又は複数の化合物を、前記哺乳類に投与するステップを含む方法。
【請求項20】
哺乳類における過剰増殖性障害の治療方法であって、前記過剰増殖性障害を治療するのに有効な量の請求項1に記載の1つ又は複数の化合物を、前記哺乳類に投与するステップを含む方法。
【請求項21】
哺乳類における炎症性病態の治療方法であって、前記炎症性病態を治療するのに有効な量の請求項1に記載の1つ又は複数の化合物を、前記哺乳類に投与するステップを含む方法。
【請求項22】
哺乳類におけるMEK活性を阻害する方法であって、前記MEK活性を阻害するのに有効な量の請求項6に記載の1つ又は複数の化合物を、前記哺乳類に投与するステップを含む方法。
【請求項23】
哺乳類における過剰増殖性障害の治療方法であって、前記過剰増殖性障害を治療するのに有効な量の請求項6に記載の1つ又は複数の化合物を、前記哺乳類に投与するステップを含む方法。
【請求項24】
哺乳類における炎症性病態の治療方法であって、前記炎症性病態を治療するのに有効な量の請求項6に記載の1つ又は複数の化合物を、前記哺乳類に投与するステップを含む方法。
【請求項25】
哺乳類におけるMEK活性を阻害する方法であって、前記MEK活性を阻害するのに有効な量の請求項11に記載の1つ又は複数の化合物を、前記哺乳類に投与するステップを含む方法。
【請求項26】
哺乳類における過剰増殖性障害の治療方法であって、前記過剰増殖性障害を治療するのに有効な量の請求項11に記載の1つ又は複数の化合物を、前記哺乳類に投与するステップを含む方法。
【請求項27】
哺乳類における炎症性病態の治療方法であって、前記炎症性病態を治療するのに有効な量の請求項11に記載の1つ又は複数の化合物を、前記哺乳類に投与するステップを含む方法。
【請求項28】
分割されたエナンチオマー、ジアステレオマー、溶媒和物を包含する化合物、及び薬剤として許容できるその塩であって、次式を有する化合物。
【化3】
[式中、Yは、NR15、O、S、S(O)、S(O)2、C(O)、又はCH2であり、
R1、R2、R8、R9、R10、及びR20は独立に、水素、ヒドロキシ、ハロゲン、シアノ、ニトロ、トリフルオロメチル、ジフロオロメチル、フロオロメチル、フロオロメトキシ、ジフロオロメトキシ、トリフロオロメトキシ、アジド、−SR11、−OR3、−C(O)R3、−C(O)OR3、−NR4C(O)OR6、−OC(O)R3、−NR4SO2R6、−SO2NR3R4、−NR4C(O)R3、−C(O)NR3R4、−NR5C(O)NR3R4、−NR5C(NCN)NR3R4、−NR3R4、C1〜C10アルキル、C2〜C10アルケニル、C2〜C10アルキニル、C3〜C10シクロアルキル、C3〜C10シクロアルキルアルキル、−S(O)j(C1〜C6アルキル)、−S(O)j(CR4R5)m−アリール、アリール、アリールアルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、ヘテロシクリル、ヘテロシクリルアルキル、−O(CR4R5)m−アリール、−NR4(CR4R5)m−アリール、−O(CR4R5)m−ヘテロアリール、−NR4(CR4R5)m−ヘテロアリール、−O(CR4R5)m−ヘテロシクリル、又は−NR4(CR4R5)m−ヘテロシクリルであり、前記アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、アリール、アリールアルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、ヘテロシクリル、及びヘテロシクリルアルキル部分のいずれかは、オキソ(但し、アリール又はヘテロアリール上で置換しない)、ハロゲン、シアノ、ニトロ、トリフルオロメチル、ジフロオロメチル、フロオロメチル、フロオロメトキシ、ジフロオロメトキシ、トリフロオロメトキシ、アジド、−NR4SO2R6、−SO2NR3R4、−C(O)R3、−C(O)OR3、−OC(O)R3、−NR4C(O)OR6、−NR4C(O)R3、−C(O)NR3R4、−NR3R4、−NR5C(O)NR3R4、−NR5C(NCN)NR3R4、−OR3、アリール、ヘテロアリール、アリールアルキル、ヘテロアリールアルキル、ヘテロシクリル、及びヘテロシクリルアルキルから独立に選択される1つ又は複数の基で場合によって置換されており、前記シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、アリール、又はヘテロアリール環は、ハロゲン、ヒドロキシル、シアノ、ニトロ、アジド、フロオロメチル、ジフロオロメチル、トリフルオロメチル、C1〜C4アルキル、C2〜C4アルケニル、C2〜C4アルキニル、C3〜C6シクロアルキル、C3〜C6ヘテロシクロアルキル、NR3R4、及びOR3から選択される1つ又は複数の基でさらに置換されていてもよく、
R3は、水素、トリフルオロメチル、C1〜C10アルキル、C2〜C10アルケニル、C2〜C10アルキニル、C3〜C10シクロアルキル、C3〜C10シクロアルキルアルキル、アリール、アリールアルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、ヘテロシクリル、ヘテロシクリルアルキル、ホスフェート、又はアミノ酸残基であり、前記アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、アリール、アリールアルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、ヘテロシクリル、及びヘテロシクリルアルキル部分のいずれかは、オキソ(但し、アリール又はヘテロアリール上で置換しない)、ハロゲン、シアノ、ニトロ、トリフルオロメチル、ジフロオロメトキシ、トリフロオロメトキシ、アジド、−NR11SO2R14、−SO2NR11R12、−C(O)R11、C(O)OR11、−OC(O)R11、−NR11C(O)OR14、−NR11C(O)R12、−C(O)NR11R12、−SR11、−S(O)R14、−SO2R14、−NR11R12、−NR11C(O)NR12R13、−NR11C(NCN)NR12R13、−OR11、アリール、ヘテロアリール、アリールアルキル、ヘテロアリールアルキル、ヘテロシクリル、及びヘテロシクリルアルキルから独立に選択される1つ又は複数の基で場合によって置換されており、
或いは、R3及びR4はそれらが結合している原子と一緒になって、4〜10員の炭素環、ヘテロアリール、又はヘテロ環を形成し、前記炭素環、ヘテロアリール、又はヘテロ環のいずれかは、ハロゲン、シアノ、ニトロ、トリフルオロメチル、ジフロオロメトキシ、トリフロオロメトキシ、アジド、−NR11SO2R14、−SO2NR11R12、−C(O)R11、C(O)OR11、−OC(O)R11、−NR11C(O)OR14、−NR11C(O)R12、−C(O)NR11R12、−SR11、−S(O)R14、−SO2R14、−NR11R12、−NR11C(O)NR12R13、−NR11C(NCN)NR12R13、−OR11、アリール、ヘテロアリール、アリールアルキル、ヘテロアリールアルキル、ヘテロシクリル、及びヘテロシクリルアルキルから独立に選択される1つ又は複数の基で場合によって置換されており、
R4及びR5は独立に、水素又はC1〜C6アルキルであり、或いは
R4及びR5はそれらが結合している原子と一緒になって、4〜10員の炭素環、ヘテロアリール、又はヘテロ環を形成し、前記アルキル、又は前記炭素環、ヘテロアリール、及びヘテロ環のいずれかは、ハロゲン、シアノ、ニトロ、トリフルオロメチル、ジフロオロメトキシ、トリフロオロメトキシ、アジド、−NR11SO2R14、−SO2NR11R12、−C(O)R11、C(O)OR11、−OC(O)R11、−NR11C(O)OR14、−NR11C(O)R12、−C(O)NR11R12、−SR11、−S(O)R14、−SO2R14、−NR11R12、−NR11C(O)NR12R13、−NR11C(NCN)NR12R13、−OR11、アリール、ヘテロアリール、アリールアルキル、ヘテロアリールアルキル、ヘテロシクリル、及びヘテロシクリルアルキルから独立に選択される1つ又は複数の基で場合によって置換されており、
R6は、トリフルオロメチル、C1〜C10アルキル、C3〜C10シクロアルキル、アリール、アリールアルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、ヘテロシクリル、又はヘテロシクリルアルキルであり、前記アルキル、シクロアルキル、アリール、アリールアルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、ヘテロシクリル、及びヘテロシクリルアルキル部分のいずれかは、オキソ(但し、アリール又はヘテロアリール上で置換しない)、ハロゲン、シアノ、ニトロ、トリフルオロメチル、ジフロオロメトキシ、トリフロオロメトキシ、アジド、−NR11SO2R14、−SO2NR11R12、−C(O)R11、C(O)OR11、−OC(O)R11、−NR11C(O)OR14、−NR11C(O)R12、−C(O)NR11R12、−SR11、−S(O)R14、−SO2R14、−NR11R12、−NR11C(O)NR12R13、−NR11C(NCN)NR12R13、−OR11、アリール、ヘテロアリール、アリールアルキル、ヘテロアリールアルキル、ヘテロシクリル、及びヘテロシクリルアルキルから独立に選択される1つ又は複数の基で場合によって置換されており、
R11、R12、及びR13は独立に、水素、低級アルキル、低級アルケニル、アリール、又はアリールアルキルであり、R14は、低級アルキル、低級アルケニル、アリール、又はアリールアルキルであり、
或いは、R11、R12、R13、又はR14のいずれか2つはそれらが結合している原子と一緒になって、4〜10員の炭素環、ヘテロアリール、又はヘテロ環を形成し、前記アルキル、アルケニル、アリール、アリールアルキル炭素環、ヘテロアリール環、又はヘテロ環のいずれかが、ハロゲン、シアノ、ニトロ、トリフルオロメチル、ジフロオロメトキシ、トリフロオロメトキシ、アジド、アリール、ヘテロアリール、アリールアルキル、ヘテロアリールアルキル、ヘテロシクリル、及びヘテロシクリルアルキルから独立に選択される1つ又は複数の基で場合によって置換されており、
Wは、ヘテロアリール、ヘテロシクリル、−C(O)OR3、−C(O)NR3R4、−C(O)NR4OR3、−C(O)R4OR3、−C(O)NR4SO2R3、−C(O)(C3〜C10シクロアルキル)、−C(O)(C1〜C10アルキル)、−C(O)(アリール)、−C(O)(ヘテロアリール)、−C(O)(ヘテロシクリル)、又はCR3OR3であり、前記ヘテロアリール、ヘテロシクリル、−C(O)OR3、−C(O)NR3R4、−C(O)NR4OR3、−C(O)R4OR3、−C(O)NR4SO2R3、−C(O)(C3〜C10シクロアルキル)、−C(O)(C1〜C10アルキル)、−C(O)(アリール)、−C(O)(ヘテロアリール)、−C(O)(ヘテロシクリル)、及びCR3OR3のいずれかは、ハロゲン、シアノ、ニトロ、アジド、−NR3R4、−OR3、C1〜C10アルキル、C2〜C10アルケニル、C2〜C10アルキニル、シクロアルキル、及びヘテロシクロアルキルから独立に選択される1つ又は複数の基で場合によって置換されており、前記C1〜C10アルキル、C2〜C10アルケニル、C2〜C10アルキニル、シクロアルキル、及びヘテロシクロアルキルのいずれかは、−NR3R4及び−OR3から独立に選択される1つ又は複数の基で場合によって置換されており、
R15は、水素、ハロゲン、メチル、フロオロメチル、ジフロオロメチル、トリフルオロメチル、又はエチルであり、
mは、0、1、2、3、4、又は5であり、
jは、0、1、又は2である]。
【請求項29】
YがNHである請求項28に記載の化合物。
【請求項30】
R9が、水素、ハロゲン、メチル、フロオロメチル、ジフロオロメチル、トリフルオロメチル、又はエチルである請求項29に記載の化合物。
【請求項31】
Wが、ヘテロアリール、C(O)OR3、C(O)NR3R4、C(O)NR4OR3、及びC(O)NR4S(O)2R3から選択され、前記ヘテロアリール、C(O)OR3、C(O)NR3R4、C(O)NR4OR3、又はC(O)NR4S(O)2R3のいずれかが、ハロゲン、ヒドロキシル、シアノ、ニトロ、アジド、フロオロメチル、ジフロオロメチル、トリフルオロメチル、メトキシ、フロオロメトキシ、ジフロオロメトキシ、トリフロオロメトキシ、アミノ、アミノメチル、ジメチルアミノ、アミノエチル、ジエチルアミノ、エトキシ、C1〜C4アルキル、C2〜C4アルケニル、C2〜C4アルキニル、C3〜C6シクロアルキル、及びC3〜C6ヘテロシクロアルキルから選択される1つ又は複数の基で場合によって置換されており、前記C1〜C4アルキル、C2〜C4アルケニル、C2〜C4アルキニル、シクロアルキル、又はヘテロシクロアルキルのいずれかが、NR3R4及びOR3から選択される1つ又は複数の基で場合によってさらに置換されていてもよい請求項30に記載の化合物。
【請求項32】
Wが、C(O)OR3、C(O)NHR3、及びC(O)NHOR3から選択され、前記C(O)OR3、C(O)NHR3、及びC(O)NHOR3のいずれかが、ハロゲン、ヒドロキシル、シアノ、ニトロ、アジド、フロオロメチル、ジフロオロメチル、トリフルオロメチル、メトキシ、フロオロメトキシ、ジフロオロメトキシ、トリフロオロメトキシ、アミノ、アミノメチル、ジメチルアミノ、アミノエチル、ジエチルアミノ、エトキシ、C1〜C4アルキル、C2〜C4アルケニル、C2〜C4アルキニル、C3〜C6シクロアルキル、及びC3〜C6ヘテロシクロアルキルから選択される1つ又は複数の基で場合によって置換されており、前記C1〜C4アルキル、C2〜C4アルケニル、C2〜C4アルキニル、シクロアルキル、又はヘテロシクロアルキルのいずれかが、NR3R4及びOR3から選択される1つ又は複数の基で場合によってさらに置換されていてもよく、
R3が、水素、C1〜C4アルキル、C2〜C4アルケニル、C2〜C4アルキニル、C3〜C6シクロアルキル、及びC3〜C6ヘテロシクロアルキルから選択され、前記C1〜C4アルキル、C2〜C4アルケニル、C2〜C4アルキニル、シクロアルキル、又はヘテロシクロアルキルのいずれかが、NR3R4及びOR3から選択される1つ又は複数の基で場合によって置換されている請求項30に記載の化合物。
【請求項33】
R7が、C1〜C4アルキル、C2〜C4アルケニル、又はC2〜C4アルキニルであり、前記C1〜C4アルキル、C2〜C4アルケニル、及びC2〜C4アルキニルが、ハロゲン、ヒドロキシル、シアノ、ニトロ、アジド、フロオロメチル、ジフロオロメチル、トリフルオロメチル、メトキシ、フロオロメトキシ、ジフロオロメトキシ、アミノ、アミノメチル、ジメチルアミノ、アミノエチル、ジエチルアミノ、エトキシ、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、アリール、及びヘテロアリールから選択される1つ又は複数の基で場合によって置換されていてもよく、前記シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、アリール、又はヘテロアリール環が、ハロゲン、ヒドロキシル、シアノ、ニトロ、アジド、フロオロメチル、ジフロオロメチル、トリフルオロメチル、C1〜C4アルキル、C2〜C4アルケニル、C2〜C4アルキニル、C3〜C6シクロアルキル、C3〜C6ヘテロシクロアルキル、NR3R4、及びOR3から選択される1つ又は複数の基で場合によって置換されていてもよい請求項32に記載の化合物。
【請求項34】
R1及びR2が独立に、水素、ハロゲン、メチル、フロオロメチル、ジフロオロメチル、トリフルオロメチル、又はエチルであり、R8が、ハロゲン、ヒドロキシル、シアノ、ニトロ、アジド、メチル、フロオロメチル、ジフロオロメチル、トリフルオロメチル、メトキシ、フロオロメトキシ、ジフロオロメトキシ、トリフロオロメトキシ、アミノ、アミノメチル、ジメチルアミノ、アミノエチル、ジエチルアミノ、エチル、エトキシ、又はSR11である請求項33に記載の化合物。
【請求項35】
R1が、ハロゲン又はメチルであり、R2が、水素であり、R8が、水素、ハロゲン、メチル、フロオロメチル、ジフロオロメチル、トリフルオロメチル、又はSR11である請求項34に記載の化合物。
【請求項36】
R1が、ハロゲンであり、R2が、水素であり、R8が、ハロゲンであり、R9が、アルキル又はハロゲンであり、R2が水素である場合、R2はYに隣接した位置にある請求項35に記載の化合物。
【請求項37】
Wが
【化4】
から選択される請求項30に記載の化合物。
【請求項38】
R7が、C1〜C4アルキル、C2〜C4アルケニル、又はC2〜C4アルキニルであり、前記C1〜C4アルキル、C2〜C4アルケニル、及びC2〜C4アルキニルが、ハロゲン、ヒドロキシル、シアノ、ニトロ、アジド、フロオロメチル、ジフロオロメチル、トリフルオロメチル、メトキシ、フロオロメトキシ、ジフロオロメトキシ、アミノ、アミノメチル、ジメチルアミノ、アミノエチル、ジエチルアミノ、エトキシ、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、アリール、及びヘテロアリールから選択される1つ又は複数の基で場合によって置換されていてもよく、前記シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、アリール、又はヘテロアリール環が、ハロゲン、ヒドロキシル、シアノ、ニトロ、アジド、フロオロメチル、ジフロオロメチル、トリフルオロメチル、C1〜C4アルキル、C2〜C4アルケニル、C2〜C4アルキニル、C3〜C6シクロアルキル、C3〜C6ヘテロシクロアルキル、NR3R4、及びOR3から選択される1つ又は複数の基で場合によって置換されていてもよい請求項37に記載の化合物。
【請求項39】
R1及びR2が独立に、水素、ハロゲン、メチル、フロオロメチル、ジフロオロメチル、トリフルオロメチル、又はエチルであり、R8が、ハロゲン、ヒドロキシル、シアノ、ニトロ、アジド、メチル、フロオロメチル、ジフロオロメチル、トリフルオロメチル、メトキシ、フロオロメトキシ、ジフロオロメトキシ、トリフロオロメトキシ、アミノ、アミノメチル、ジメチルアミノ、アミノエチル、ジエチルアミノ、エチル、エトキシ、又はSR11である請求項38に記載の化合物。
【請求項40】
R1が、ハロゲン又はメチルであり、R2が、水素であり、R8が、水素、ハロゲン、メチル、フロオロメチル、ジフロオロメチル、トリフルオロメチル、又はSR11である請求項39に記載の化合物。
【請求項41】
R1が、ハロゲンであり、R2が、水素であり、R8が、ハロゲンであり、R9が、アルキル又はハロゲンであり、R2が水素である場合、R2はYに隣接した位置にある請求項40に記載の化合物。
【請求項42】
請求項28に記載の化合物、及び薬剤として許容できる担体を含む組成物。
【請求項43】
請求項32に記載の化合物、及び薬剤として許容できる担体を含む組成物。
【請求項44】
請求項37に記載の化合物、及び薬剤として許容できる担体を含む組成物。
【請求項45】
哺乳類におけるMEK活性を阻害する方法であって、前記MEK活性を阻害するのに有効な量の請求項28に記載の1つ又は複数の化合物を、前記哺乳類に投与するステップを含む方法。
【請求項46】
哺乳類における過剰増殖性障害の治療方法であって、前記過剰増殖性障害を治療するのに有効な量の請求項28に記載の1つ又は複数の化合物を、前記哺乳類に投与するステップを含む方法。
【請求項47】
哺乳類における炎症性病態の治療方法であって、前記炎症性病態を治療するのに有効な量の請求項28に記載の1つ又は複数の化合物を、前記哺乳類に投与するステップを含む方法。
【請求項48】
哺乳類におけるMEK活性を阻害する方法であって、前記MEK活性を阻害するのに有効な量の請求項32に記載の1つ又は複数の化合物を、前記哺乳類に投与するステップを含む方法。
【請求項49】
哺乳類における過剰増殖性障害の治療方法であって、前記過剰増殖性障害を治療するのに有効な量の請求項32に記載の1つ又は複数の化合物を、前記哺乳類に投与するステップを含む方法。
【請求項50】
哺乳類における炎症性病態の治療方法であって、前記炎症性病態を治療するのに有効な量の請求項32に記載の1つ又は複数の化合物を、前記哺乳類に投与するステップを含む方法。
【請求項51】
哺乳類におけるMEK活性を阻害する方法であって、前記MEK活性を阻害するのに有効な量の請求項37に記載の1つ又は複数の化合物を、前記哺乳類に投与するステップを含む方法。
【請求項52】
哺乳類における過剰増殖性障害の治療方法であって、前記過剰増殖性障害を治療するのに有効な量の請求項37に記載の1つ又は複数の化合物を、前記哺乳類に投与するステップを含む方法。
【請求項53】
哺乳類における炎症性病態の治療方法であって、前記炎症性病態を治療するのに有効な量の請求項37に記載の1つ又は複数の化合物を、前記哺乳類に投与するステップを含む方法。
【請求項54】
分割されたエナンチオマー、ジアステレオマー、溶媒和物を包含する化合物、及び薬剤として許容できるその塩であって、次式を有する化合物。
【化5】
[式中、Yは、NR15、O、S、S(O)、S(O)2、C(O)、又はCH2であり、
R1、R2、R8、R9、R10、及びR20は独立に、水素、ヒドロキシ、ハロゲン、シアノ、ニトロ、トリフルオロメチル、ジフロオロメチル、フロオロメチル、フロオロメトキシ、ジフロオロメトキシ、トリフロオロメトキシ、アジド、−SR11、−OR3、−C(O)R3、−C(O)OR3、−NR4C(O)OR6、−OC(O)R3、−NR4SO2R6、−SO2NR3R4、−NR4C(O)R3、−C(O)NR3R4、−NR5C(O)NR3R4、−NR5C(NCN)NR3R4、−NR3R4、C1〜C10アルキル、C2〜C10アルケニル、C2〜C10アルキニル、C3〜C10シクロアルキル、C3〜C10シクロアルキルアルキル、−S(O)j(C1〜C6アルキル)、−S(O)j(CR4R5)m−アリール、アリール、アリールアルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、ヘテロシクリル、ヘテロシクリルアルキル、−O(CR4R5)m−アリール、−NR4(CR4R5)m−アリール、−O(CR4R5)m−ヘテロアリール、−NR4(CR4R5)m−ヘテロアリール、−O(CR4R5)m−ヘテロシクリル、又は−NR4(CR4R5)m−ヘテロシクリルであり、前記アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、アリール、アリールアルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、ヘテロシクリル、及びヘテロシクリルアルキル部分のいずれかは、オキソ(但し、アリール又はヘテロアリール上で置換しない)、ハロゲン、シアノ、ニトロ、トリフルオロメチル、ジフロオロメチル、フロオロメチル、フロオロメトキシ、ジフロオロメトキシ、トリフロオロメトキシ、アジド、−NR4SO2R6、−SO2NR3R4、−C(O)R3、−C(O)OR3、−OC(O)R3、−NR4C(O)OR6、−NR4C(O)R3、−C(O)NR3R4、−NR3R4、−NR5C(O)NR3R4、−NR5C(NCN)NR3R4、−OR3、アリール、ヘテロアリール、アリールアルキル、ヘテロアリールアルキル、ヘテロシクリル、及びヘテロシクリルアルキルから独立に選択される1つ又は複数の基で場合によって置換されており、前記シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、アリール、又はヘテロアリール環は、ハロゲン、ヒドロキシル、シアノ、ニトロ、アジド、フロオロメチル、ジフロオロメチル、トリフルオロメチル、C1〜C4アルキル、C2〜C4アルケニル、C2〜C4アルキニル、C3〜C6シクロアルキル、C3〜C6ヘテロシクロアルキル、NR3R4、及びOR3から選択される1つ又は複数の基でさらに置換されていてもよく、
R3は、水素、トリフルオロメチル、C1〜C10アルキル、C2〜C10アルケニル、C2〜C10アルキニル、C3〜C10シクロアルキル、C3〜C10シクロアルキルアルキル、アリール、アリールアルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、ヘテロシクリル、ヘテロシクリルアルキル、ホスフェート、又はアミノ酸残基であり、前記アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、アリール、アリールアルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、ヘテロシクリル、及びヘテロシクリルアルキル部分のいずれかは、オキソ(但し、アリール又はヘテロアリール上で置換しない)、ハロゲン、シアノ、ニトロ、トリフルオロメチル、ジフロオロメトキシ、トリフロオロメトキシ、アジド、−NR11SO2R14、−SO2NR11R12、−C(O)R11、C(O)OR11、−OC(O)R11、−NR11C(O)OR14、−NR11C(O)R12、−C(O)NR11R12、−SR11、−S(O)R14、−SO2R14、−NR11R12、−NR11C(O)NR12R13、−NR11C(NCN)NR12R13、−OR11、アリール、ヘテロアリール、アリールアルキル、ヘテロアリールアルキル、ヘテロシクリル、及びヘテロシクリルアルキルから独立に選択される1つ又は複数の基で場合によって置換されており、
或いは、R3及びR4はそれらが結合している原子と一緒になって、4〜10員の炭素環、ヘテロアリール、又はヘテロ環を形成し、前記炭素環、ヘテロアリール、又はヘテロ環のいずれかは、ハロゲン、シアノ、ニトロ、トリフルオロメチル、ジフロオロメトキシ、トリフロオロメトキシ、アジド、−NR11SO2R14、−SO2NR11R12、−C(O)R11、C(O)OR11、−OC(O)R11、−NR11C(O)OR14、−NR11C(O)R12、−C(O)NR11R12、−SR11、−S(O)R14、−SO2R14、−NR11R12、−NR11C(O)NR12R13、−NR11C(NCN)NR12R13、−OR11、アリール、ヘテロアリール、アリールアルキル、ヘテロアリールアルキル、ヘテロシクリル、及びヘテロシクリルアルキルから独立に選択される1つ又は複数の基で場合によって置換されており、
R4及びR5は独立に、水素又はC1〜C6アルキルであり、或いは
R4及びR5はそれらが結合している原子と一緒になって、4〜10員の炭素環、ヘテロアリール、又はヘテロ環を形成し、前記アルキル、又は前記炭素環、ヘテロアリール、及びヘテロ環のいずれかは、ハロゲン、シアノ、ニトロ、トリフルオロメチル、ジフロオロメトキシ、トリフロオロメトキシ、アジド、−NR11SO2R14、−SO2NR11R12、−C(O)R11、C(O)OR11、−OC(O)R11、−NR11C(O)OR14、−NR11C(O)R12、−C(O)NR11R12、−SR11、−S(O)R14、−SO2R14、−NR11R12、−NR11C(O)NR12R13、−NR11C(NCN)NR12R13、−OR11、アリール、ヘテロアリール、アリールアルキル、ヘテロアリールアルキル、ヘテロシクリル、及びヘテロシクリルアルキルから独立に選択される1つ又は複数の基で場合によって置換されており、
R6は、トリフルオロメチル、C1〜C10アルキル、C3〜C10シクロアルキル、アリール、アリールアルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、ヘテロシクリル、又はヘテロシクリルアルキルであり、前記アルキル、シクロアルキル、アリール、アリールアルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、ヘテロシクリル、及びヘテロシクリルアルキル部分のいずれかは、オキソ(但し、アリール又はヘテロアリール上で置換しない)、ハロゲン、シアノ、ニトロ、トリフルオロメチル、ジフロオロメトキシ、トリフロオロメトキシ、アジド、−NR11SO2R14、−SO2NR11R12、−C(O)R11、C(O)OR11、−OC(O)R11、−NR11C(O)OR14、−NR11C(O)R12、−C(O)NR11R12、−SR11、−S(O)R14、−SO2R14、−NR11R12、−NR11C(O)NR12R13、−NR11C(NCN)NR12R13、−OR11、アリール、ヘテロアリール、アリールアルキル、ヘテロアリールアルキル、ヘテロシクリル、及びヘテロシクリルアルキルから独立に選択される1つ又は複数の基で場合によって置換されており、
R11、R12、及びR13は独立に、水素、低級アルキル、低級アルケニル、アリール、又はアリールアルキルであり、R14は、低級アルキル、低級アルケニル、アリール、又はアリールアルキルであり、
或いは、R11、R12、R13、又はR14のいずれか2つはそれらが結合している原子と一緒になって、4〜10員の炭素環、ヘテロアリール、又はヘテロ環を形成し、前記アルキル、アルケニル、アリール、アリールアルキル炭素環、ヘテロアリール環、又はヘテロ環のいずれかは、ハロゲン、シアノ、ニトロ、トリフルオロメチル、ジフロオロメトキシ、トリフロオロメトキシ、アジド、アリール、ヘテロアリール、アリールアルキル、ヘテロアリールアルキル、ヘテロシクリル、及びヘテロシクリルアルキルから独立に選択される1つ又は複数の基で場合によって置換されており、
Wは、ヘテロアリール、ヘテロシクリル、−C(O)OR3、−C(O)NR3R4、−C(O)NR4OR3、−C(O)R4OR3、−C(O)NR4SO2R3、−C(O)(C3〜C10シクロアルキル)、−C(O)(C1〜C10アルキル)、−C(O)(アリール)、−C(O)(ヘテロアリール)、−C(O)(ヘテロシクリル)、又はCR3OR3であり、前記ヘテロアリール、ヘテロシクリル、−C(O)OR3、−C(O)NR3R4、−C(O)NR4OR3、−C(O)R4OR3、−C(O)NR4SO2R3、−C(O)(C3〜C10シクロアルキル)、−C(O)(C1〜C10アルキル)、−C(O)(アリール)、−C(O)(ヘテロアリール)、−C(O)(ヘテロシクリル)、及びCR3OR3のいずれかは、ハロゲン、シアノ、ニトロ、アジド、−NR3R4、−OR3、C1〜C10アルキル、C2〜C10アルケニル、C2〜C10アルキニル、シクロアルキル、及びヘテロシクロアルキルから独立に選択される1つ又は複数の基で場合によって置換されており、前記C1〜C10アルキル、C2〜C10アルケニル、C2〜C10アルキニル、シクロアルキル、及びヘテロシクロアルキルのいずれかは、−NR3R4及び−OR3から独立に選択される1つ又は複数の基で場合によって置換されており、
R15は、水素、ハロゲン、メチル、フロオロメチル、ジフロオロメチル、トリフルオロメチル、又はエチルであり、
mは、0、1、2、3、4、又は5であり、
jは、0、1、又は2である]。
【請求項55】
YがNHである請求項54に記載の化合物。
【請求項56】
R9が、水素、ハロゲン、メチル、フロオロメチル、ジフロオロメチル、トリフルオロメチル、又はエチルである請求項55に記載の化合物。
【請求項57】
Wが、ヘテロアリール、C(O)OR3、C(O)NR3R4、C(O)NR4OR3、及びC(O)NR4S(O)2R3から選択され、前記ヘテロアリール、C(O)OR3、C(O)NR3R4、C(O)NR4OR3、又はC(O)NR4S(O)2R3のいずれかが、ハロゲン、ヒドロキシル、シアノ、ニトロ、アジド、フロオロメチル、ジフロオロメチル、トリフルオロメチル、メトキシ、フロオロメトキシ、ジフロオロメトキシ、トリフロオロメトキシ、アミノ、アミノメチル、ジメチルアミノ、アミノエチル、ジエチルアミノ、エトキシ、C1〜C4アルキル、C2〜C4アルケニル、C2〜C4アルキニル、C3〜C6シクロアルキル、及びC3〜C6ヘテロシクロアルキルから選択される1つ又は複数の基で場合によって置換されており、前記C1〜C4アルキル、C2〜C4アルケニル、C2〜C4アルキニル、シクロアルキル、又はヘテロシクロアルキルのいずれかが、NR3R4及びOR3から選択される1つ又は複数の基で場合によってさらに置換されていてもよい請求項56に記載の化合物。
【請求項58】
Wが、C(O)OR3、C(O)NHR3、及びC(O)NHOR3から選択され、前記C(O)OR3、C(O)NHR3、及びC(O)NHOR3のいずれかが、ハロゲン、ヒドロキシル、シアノ、ニトロ、アジド、フロオロメチル、ジフロオロメチル、トリフルオロメチル、メトキシ、フロオロメトキシ、ジフロオロメトキシ、トリフロオロメトキシ、アミノ、アミノメチル、ジメチルアミノ、アミノエチル、ジエチルアミノ、エトキシ、C1〜C4アルキル、C2〜C4アルケニル、C2〜C4アルキニル、C3〜C6シクロアルキル、及びC3〜C6ヘテロシクロアルキルから選択される1つ又は複数の基で場合によって置換されており、前記C1〜C4アルキル、C2〜C4アルケニル、C2〜C4アルキニル、シクロアルキル、又はヘテロシクロアルキルのいずれかが、NR3R4及びOR3から選択される1つ又は複数の基で場合によってさらに置換されていてもよく、
R3が、水素、C1〜C4アルキル、C2〜C4アルケニル、C2〜C4アルキニル、C3〜C6シクロアルキル、及びC3〜C6ヘテロシクロアルキルから選択され、前記C1〜C4アルキル、C2〜C4アルケニル、C2〜C4アルキニル、シクロアルキル、又はヘテロシクロアルキルのいずれかが、NR3R4及びOR3から選択される1つ又は複数の基で場合によって置換されている請求項56に記載の化合物。
【請求項59】
R7が、C1〜C4アルキル、C2〜C4アルケニル、又はC2〜C4アルキニルであり、前記C1〜C4アルキル、C2〜C4アルケニル、及びC2〜C4アルキニルが、ハロゲン、ヒドロキシル、シアノ、ニトロ、アジド、フロオロメチル、ジフロオロメチル、トリフルオロメチル、メトキシ、フロオロメトキシ、ジフロオロメトキシ、アミノ、アミノメチル、ジメチルアミノ、アミノエチル、ジエチルアミノ、エトキシ、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、アリール、及びヘテロアリールから選択される1つ又は複数の基で場合によって置換されていてもよく、前記シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、アリール、又はヘテロアリール環が、ハロゲン、ヒドロキシル、シアノ、ニトロ、アジド、フロオロメチル、ジフロオロメチル、トリフルオロメチル、C1〜C4アルキル、C2〜C4アルケニル、C2〜C4アルキニル、C3〜C6シクロアルキル、C3〜C6ヘテロシクロアルキル、NR3R4、及びOR3から選択される1つ又は複数の基で場合によって置換されていてもよい請求項58に記載の化合物。
【請求項60】
R1及びR2が独立に、水素、ハロゲン、メチル、フロオロメチル、ジフロオロメチル、トリフルオロメチル、又はエチルであり、R8が、ハロゲン、ヒドロキシル、シアノ、ニトロ、アジド、メチル、フロオロメチル、ジフロオロメチル、トリフルオロメチル、メトキシ、フロオロメトキシ、ジフロオロメトキシ、トリフロオロメトキシ、アミノ、アミノメチル、ジメチルアミノ、アミノエチル、ジエチルアミノ、エチル、エトキシ、又はSR11である請求項59に記載の化合物。
【請求項61】
R1が、ハロゲン又はメチルであり、R2が、水素であり、R8が、水素、ハロゲン、メチル、フロオロメチル、ジフロオロメチル、トリフルオロメチル、又はSR11である請求項60に記載の化合物。
【請求項62】
R1が、ハロゲンであり、R2が、水素であり、R8が、ハロゲンであり、R9が、アルキル又はハロゲンであり、R2が水素である場合、R2はYに隣接した位置にある請求項61に記載の化合物。
【請求項63】
Wが
【化6】
から選択される請求項56に記載の化合物。
【請求項64】
R7が、C1〜C4アルキル、C2〜C4アルケニル、又はC2〜C4アルキニルであり、前記C1〜C4アルキル、C2〜C4アルケニル、及びC2〜C4アルキニルが、ハロゲン、ヒドロキシル、シアノ、ニトロ、アジド、フロオロメチル、ジフロオロメチル、トリフルオロメチル、メトキシ、フロオロメトキシ、ジフロオロメトキシ、アミノ、アミノメチル、ジメチルアミノ、アミノエチル、ジエチルアミノ、エトキシ、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、アリール、及びヘテロアリールから選択される1つ又は複数の基で場合によって置換されていてもよく、前記シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、アリール、又はヘテロアリール環が、ハロゲン、ヒドロキシル、シアノ、ニトロ、アジド、フロオロメチル、ジフロオロメチル、トリフルオロメチル、C1〜C4アルキル、C2〜C4アルケニル、C2〜C4アルキニル、C3〜C6シクロアルキル、C3〜C6ヘテロシクロアルキル、NR3R4、及びOR3から選択される1つ又は複数の基で場合によって置換されていてもよい請求項63に記載の化合物。
【請求項65】
R1及びR2が独立に、水素、ハロゲン、メチル、フロオロメチル、ジフロオロメチル、トリフルオロメチル、又はエチルであり、R8が、ハロゲン、ヒドロキシル、シアノ、ニトロ、アジド、メチル、フロオロメチル、ジフロオロメチル、トリフルオロメチル、メトキシ、フロオロメトキシ、ジフロオロメトキシ、トリフロオロメトキシ、アミノ、アミノメチル、ジメチルアミノ、アミノエチル、ジエチルアミノ、エチル、エトキシ、又はSR11である請求項64に記載の化合物。
【請求項66】
R1が、ハロゲン又はメチルであり、R2が、水素であり、R8が、水素、ハロゲン、メチル、フロオロメチル、ジフロオロメチル、トリフルオロメチル、又はSR11である請求項65に記載の化合物。
【請求項67】
R1が、ハロゲンであり、R2が、水素であり、R8が、ハロゲンであり、R9が、アルキル又はハロゲンであり、R2が水素である場合、R2はYに隣接した位置にある請求項66に記載の化合物。
【請求項68】
請求項54に記載の化合物、及び薬剤として許容できる担体を含む組成物。
【請求項69】
請求項58に記載の化合物、及び薬剤として許容できる担体を含む組成物。
【請求項70】
請求項63に記載の化合物、及び薬剤として許容できる担体を含む組成物。
【請求項71】
哺乳類におけるMEK活性を阻害する方法であって、前記MEK活性を阻害するのに有効な量の請求項54に記載の1つ又は複数の化合物を、前記哺乳類に投与するステップを含む方法。
【請求項72】
哺乳類における過剰増殖性障害の治療方法であって、前記過剰増殖性障害を治療するのに有効な量の請求項54に記載の1つ又は複数の化合物を、前記哺乳類に投与するステップを含む方法。
【請求項73】
哺乳類における炎症性病態の治療方法であって、前記炎症性病態を治療するのに有効な量の請求項54に記載の1つ又は複数の化合物を、前記哺乳類に投与するステップを含む方法。
【請求項74】
哺乳類におけるMEK活性を阻害する方法であって、前記MEK活性を阻害するのに有効な量の請求項58に記載の1つ又は複数の化合物を、前記哺乳類に投与するステップを含む方法。
【請求項75】
哺乳類における過剰増殖性障害の治療方法であって、前記過剰増殖性障害を治療するのに有効な量の請求項58に記載の1つ又は複数の化合物を、前記哺乳類に投与するステップを含む方法。
【請求項76】
哺乳類における炎症性病態の治療方法であって、前記炎症性病態を治療するのに有効な量の請求項58に記載の1つ又は複数の化合物を、前記哺乳類に投与するステップを含む方法。
【請求項77】
哺乳類におけるMEK活性を阻害する方法であって、前記MEK活性を阻害するのに有効な量の請求項63に記載の1つ又は複数の化合物を、前記哺乳類に投与するステップを含む方法。
【請求項78】
哺乳類における過剰増殖性障害の治療方法であって、前記過剰増殖性障害を治療するのに有効な量の請求項63に記載の1つ又は複数の化合物を、前記哺乳類に投与するステップを含む方法。
【請求項79】
哺乳類における炎症性病態の治療方法であって、前記炎症性病態を治療するのに有効な量の請求項63に記載の1つ又は複数の化合物を、前記哺乳類に投与するステップを含む方法。
【請求項80】
分割されたエナンチオマー、ジアステレオマー、溶媒和物を包含する化合物、及び薬剤として許容できるその塩であって、次式を有する化合物。
【化7】
[式中、Yは、NR15、O、S、S(O)、S(O)2、C(O)、又はCH2であり、
R1、R2、R8、R9、及びR10は独立に、水素、ヒドロキシ、ハロゲン、シアノ、ニトロ、トリフルオロメチル、ジフロオロメチル、フロオロメチル、フロオロメトキシ、ジフロオロメトキシ、トリフロオロメトキシ、アジド、−SR11、−OR3、−C(O)R3、−C(O)OR3、−NR4C(O)OR6、−OC(O)R3、−NR4SO2R6、−SO2NR3R4、−NR4C(O)R3、−C(O)NR3R4、−NR5C(O)NR3R4、−NR5C(NCN)NR3R4、−NR3R4、C1〜C10アルキル、C2〜C10アルケニル、C2〜C10アルキニル、C3〜C10シクロアルキル、C3〜C10シクロアルキルアルキル、−S(O)j(C1〜C6アルキル)、−S(O)j(CR4R5)m−アリール、アリール、アリールアルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、ヘテロシクリル、ヘテロシクリルアルキル、−O(CR4R5)m−アリール、−NR4(CR4R5)m−アリール、−O(CR4R5)m−ヘテロアリール、−NR4(CR4R5)m−ヘテロアリール、−O(CR4R5)m−ヘテロシクリル、又は−NR4(CR4R5)m−ヘテロシクリルであり、前記アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、アリール、アリールアルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、ヘテロシクリル、及びヘテロシクリルアルキル部分のいずれかは、オキソ(但し、アリール又はヘテロアリール上で置換しない)、ハロゲン、シアノ、ニトロ、トリフルオロメチル、ジフロオロメチル、フロオロメチル、フロオロメトキシ、ジフロオロメトキシ、トリフロオロメトキシ、アジド、−NR4SO2R6、−SO2NR3R4、−C(O)R3、−C(O)OR3、−OC(O)R3、NR4C(O)OR6、−NR4C(O)R3、−C(O)NR3R4、−NR3R4、−NR5C(O)NR3R4、−NR5C(NCN)NR3R4、−OR3、アリール、ヘテロアリール、アリールアルキル、ヘテロアリールアルキル、ヘテロシクリル、及びヘテロシクリルアルキルから独立に選択される1つ又は複数の基で場合によって置換されており、前記シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、アリール、又はヘテロアリール環が、ハロゲン、ヒドロキシル、シアノ、ニトロ、アジド、フロオロメチル、ジフロオロメチル、トリフルオロメチル、C1〜C4アルキル、C2〜C4アルケニル、C2〜C4アルキニル、C3〜C6シクロアルキル、C3〜C6ヘテロシクロアルキル、NR3R4、及びOR3から選択される1つ又は複数の基でさらに置換されていてもよく、
R3は、水素、トリフルオロメチル、C1〜C10アルキル、C2〜C10アルケニル、C2〜C10アルキニル、C3〜C10シクロアルキル、C3〜C10シクロアルキルアルキル、アリール、アリールアルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、ヘテロシクリル、ヘテロシクリルアルキル、ホスフェート、又はアミノ酸残基であり、前記アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、アリール、アリールアルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、ヘテロシクリル、及びヘテロシクリルアルキル部分のいずれかは、オキソ(但し、アリール又はヘテロアリール上で置換しない)、ハロゲン、シアノ、ニトロ、ジフロオロメチル、ジフロオロメトキシ、トリフロオロメトキシ、アジド、−NR11SO2R14、−SO2NR11R12、−C(O)R11、C(O)OR11、−OC(O)R11、−NR11C(O)OR14、−NR11C(O)R12、−C(O)NR11R12、−SR11、−S(O)R14、−SO2R14、−NR11R12、−NR11C(O)NR12R13、−NR11C(NCN)NR12R13、−OR11、アリール、ヘテロアリール、アリールアルキル、ヘテロアリールアルキル、ヘテロシクリル、及びヘテロシクリルアルキルから独立に選択される1つ又は複数の基で場合によって置換されており、
或いは、R3及びR4はそれらが結合している原子と一緒になって、4〜10員の炭素環、ヘテロアリール、又はヘテロ環を形成し、前記炭素環、ヘテロアリール、又はヘテロ環のいずれかは、ハロゲン、シアノ、ニトロ、トリフルオロメチル、ジフロオロメトキシ、トリフロオロメトキシ、アジド、−NR11SO2R14、−SO2NR11R12、−C(O)R11、C(O)OR11、−OC(O)R11、−NR11C(O)OR14、−NR11C(O)R12、−C(O)NR11R12、−SR11、−S(O)R14、−SO2R14、−NR11R12、−NR11C(O)NR12R13、−NR11C(NCN)NR12R13、−OR11、アリール、ヘテロアリール、アリールアルキル、ヘテロアリールアルキル、ヘテロシクリル、及びヘテロシクリルアルキルから独立に選択される1つ又は複数の基で場合によって置換されており、
R4及びR5は独立に、水素又はC1〜C6アルキルであり、或いは
R4及びR5はそれらが結合している原子と一緒になって、4〜10員の炭素環、ヘテロアリール、又はヘテロ環を形成し、前記アルキル、又は前記炭素環、ヘテロアリール、及びヘテロ環のいずれかは、ハロゲン、シアノ、ニトロ、トリフルオロメチル、ジフロオロメトキシ、トリフロオロメトキシ、アジド、−NR11SO2R14、−SO2NR11R12、−C(O)R11、C(O)OR11、−OC(O)R11、−NR11C(O)OR14、−NR11C(O)R12、−C(O)NR11R12、−SR11、−S(O)R14、−SO2R14、−NR11R12、−NR11C(O)NR12R13、−NR11C(NCN)NR12R13、−OR11、アリール、ヘテロアリール、アリールアルキル、ヘテロアリールアルキル、ヘテロシクリル、及びヘテロシクリルアルキルから独立に選択される1つ又は複数の基で場合によって置換されており、
R6は、トリフルオロメチル、C1〜C10アルキル、C3〜C10シクロアルキル、アリール、アリールアルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、ヘテロシクリル、又はヘテロシクリルアルキルであり、前記アルキル、シクロアルキル、アリール、アリールアルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、ヘテロシクリル、及びヘテロシクリルアルキル部分のいずれかは、オキソ(但し、アリール又はヘテロアリール上で置換しない)、ハロゲン、シアノ、ニトロ、トリフルオロメチル、ジフロオロメトキシ、トリフロオロメトキシ、アジド、−NR11SO2R14、−SO2NR11R12、−C(O)R11、C(O)OR11、−OC(O)R11、−NR11C(O)OR14、−NR11C(O)R12、−C(O)NR11R12、−SR11、−S(O)R14、−SO2R14、−NR11R12、−NR11C(O)NR12R13、−NR11C(NCN)NR12R13、−OR11、アリール、ヘテロアリール、アリールアルキル、ヘテロアリールアルキル、ヘテロシクリル、及びヘテロシクリルアルキルから独立に選択される1つ又は複数の基で場合によって置換されており、
R11、R12、及びR13は独立に、水素、低級アルキル、低級アルケニル、アリール、又はアリールアルキルであり、R14は、低級アルキル、低級アルケニル、アリール、又はアリールアルキルであり、
或いは、R11、R12、R13、又はR14のいずれか2つはそれらが結合している原子と一緒になって、4〜10員の炭素環、ヘテロアリール、又はヘテロ環を形成し、前記アルキル、アルケニル、アリール、アリールアルキル炭素環、ヘテロアリール環、又はヘテロ環のいずれかは、ハロゲン、シアノ、ニトロ、トリフルオロメチル、ジフロオロメトキシ、トリフロオロメトキシ、アジド、アリール、ヘテロアリール、アリールアルキル、ヘテロアリールアルキル、ヘテロシクリル、及びヘテロシクリルアルキルから独立に選択される1つ又は複数の基で場合によって置換されており、
Wは、ヘテロアリール、ヘテロシクリル、−C(O)OR3、−C(O)NR3R4、−C(O)NR4OR3、−C(O)R4OR3、−C(O)NR4SO2R3、−C(O)(C3〜C10シクロアルキル)、−C(O)(C1〜C10アルキル)、−C(O)(アリール)、−C(O)(ヘテロアリール)、−C(O)(ヘテロシクリル)、又はCR3OR3であり、前記ヘテロアリール、ヘテロシクリル、−C(O)OR3、−C(O)NR3R4、−C(O)NR4OR3、−C(O)R4OR3、−C(O)NR4SO2R3、−C(O)(C3〜C10シクロアルキル)、−C(O)(C3〜C10アルキル)、−C(O)(アリール)、−C(O)(ヘテロアリール)、−C(O)(ヘテロシクリル)、及びCR3OR3のいずれかが、ハロゲン、シアノ、ニトロ、アジド、−NR3R4、−OR3、C1〜C10アルキル、C2〜C10アルケニル、C2〜C10アルキニル、シクロアルキル、及びヘテロシクロアルキルから独立に選択される1つ又は複数の基で場合によって置換されており、前記C1〜C10アルキル、C2〜C10アルケニル、C2〜C10アルキニル、シクロアルキル、及びヘテロシクロアルキルのいずれかは、−NR3R4及び−OR3から独立に選択される1つ又は複数の基で場合によって置換されており、
R15は、水素、ハロゲン、メチル、フロオロメチル、ジフロオロメチル、トリフルオロメチル、又はエチルであり、
mは、0、1、2、3、4、又は5であり、
jは、0、1、又は2である]。
【請求項81】
YがNHである請求項80に記載の化合物。
【請求項82】
R9が、水素、ハロゲン、メチル、フロオロメチル、ジフロオロメチル、トリフルオロメチル、又はエチルである請求項81に記載の化合物。
【請求項83】
Wが、ヘテロアリール、C(O)OR3、C(O)NR3R4、C(O)NR4OR3、及びC(O)NR4S(O)2R3から選択され、前記ヘテロアリール、C(O)OR3、C(O)NR3R4、C(O)NR4OR3、又はC(O)NR4S(O)2R3のいずれかが、ハロゲン、ヒドロキシル、シアノ、ニトロ、アジド、フロオロメチル、ジフロオロメチル、トリフルオロメチル、メトキシ、フロオロメトキシ、ジフロオロメトキシ、トリフロオロメトキシ、アミノ、アミノメチル、ジメチルアミノ、アミノエチル、ジエチルアミノ、エトキシ、C1〜C4アルキル、C2〜C4アルケニル、C2〜C4アルキニル、C3〜C6シクロアルキル、及びC3〜C6ヘテロシクロアルキルから選択される1つ又は複数の基で場合によって置換されており、前記C1〜C4アルキル、C2〜C4アルケニル、C2〜C4アルキニル、シクロアルキル、又はヘテロシクロアルキルのいずれかが、NR3R4及びOR3から選択される1つ又は複数の基で場合によってさらに置換されていてもよい請求項82に記載の化合物。
【請求項84】
Wが、C(O)OR3、C(O)NHR3、及びC(O)NHOR3から選択され、前記C(O)OR3、C(O)NHR3、及びC(O)NHOR3のいずれかが、ハロゲン、ヒドロキシル、シアノ、ニトロ、アジド、フロオロメチル、ジフロオロメチル、トリフルオロメチル、メトキシ、フロオロメトキシ、ジフロオロメトキシ、トリフロオロメトキシ、アミノ、アミノメチル、ジメチルアミノ、アミノエチル、ジエチルアミノ、エトキシ、C1〜C4アルキル、C2〜C4アルケニル、C2〜C4アルキニル、C3〜C6シクロアルキル、及びC3〜C6ヘテロシクロアルキルから選択される1つ又は複数の基で場合によって置換されており、前記C1〜C4アルキル、C2〜C4アルケニル、C2〜C4アルキニル、シクロアルキル、又はヘテロシクロアルキルのいずれかが、NR3R4及びOR3から選択される1つ又は複数の基で場合によってさらに置換されていてもよく、
R3が、水素、C1〜C4アルキル、C2〜C4アルケニル、C2〜C4アルキニル、C3〜C6シクロアルキル、及びC3〜C6ヘテロシクロアルキルから選択され、前記C1〜C4アルキル、C2〜C4アルケニル、C2〜C4アルキニル、シクロアルキル、又はヘテロシクロアルキルのいずれかが、NR3R4及びOR3から選択される1つ又は複数の基で場合によって置換されている請求項82に記載の化合物。
【請求項85】
R7が、C1〜C4アルキル、C2〜C4アルケニル、又はC2〜C4アルキニルであり、前記C1〜C4アルキル、C2〜C4アルケニル、及びC2〜C4アルキニルが、ハロゲン、ヒドロキシル、シアノ、ニトロ、アジド、フロオロメチル、ジフロオロメチル、トリフルオロメチル、メトキシ、フロオロメトキシ、ジフロオロメトキシ、アミノ、アミノメチル、ジメチルアミノ、アミノエチル、ジエチルアミノ、エトキシ、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、アリール、及びヘテロアリールから選択される1つ又は複数の基で場合によって置換されていてもよく、前記シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、アリール、又はヘテロアリール環が、ハロゲン、ヒドロキシル、シアノ、ニトロ、アジド、フロオロメチル、ジフロオロメチル、トリフルオロメチル、C1〜C4アルキル、C2〜C4アルケニル、C2〜C4アルキニル、C3〜C6シクロアルキル、C3〜C6ヘテロシクロアルキル、NR3R4、及びOR3から選択される1つ又は複数の基で場合によって置換されていてもよい請求項84に記載の化合物。
【請求項86】
R1及びR2が独立に、水素、ハロゲン、メチル、フロオロメチル、ジフロオロメチル、トリフルオロメチル、又はエチルであり、R8が、ハロゲン、ヒドロキシル、シアノ、ニトロ、アジド、メチル、フロオロメチル、ジフロオロメチル、トリフルオロメチル、メトキシ、フロオロメトキシ、ジフロオロメトキシ、トリフロオロメトキシ、アミノ、アミノメチル、ジメチルアミノ、アミノエチル、ジエチルアミノ、エチル、エトキシ、又はSR11である請求項85に記載の化合物。
【請求項87】
R1が、ハロゲン又はメチルであり、R2が、水素であり、R8が、水素、ハロゲン、メチル、フロオロメチル、ジフロオロメチル、トリフルオロメチル、又はSR11である請求項86に記載の化合物。
【請求項88】
R1が、ハロゲンであり、R2が、水素であり、R8が、ハロゲンであり、R9が、アルキル又はハロゲンであり、R2が水素である場合、R2はYに隣接した位置にある請求項87に記載の化合物。
【請求項89】
Wが
【化8】
から選択される請求項82に記載の化合物。
【請求項90】
R7が、C1〜C4アルキル、C2〜C4アルケニル、又はC2〜C4アルキニルであり、前記C1〜C4アルキル、C2〜C4アルケニル、及びC2〜C4アルキニルが、ハロゲン、ヒドロキシル、シアノ、ニトロ、アジド、フロオロメチル、ジフロオロメチル、トリフルオロメチル、メトキシ、フロオロメトキシ、ジフロオロメトキシ、アミノ、アミノメチル、ジメチルアミノ、アミノエチル、ジエチルアミノ、エトキシ、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、アリール、及びヘテロアリールから選択される1つ又は複数の基で場合によって置換されていてもよく、前記シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、アリール、又はヘテロアリール環が、ハロゲン、ヒドロキシル、シアノ、ニトロ、アジド、フロオロメチル、ジフロオロメチル、トリフルオロメチル、C1〜C4アルキル、C2〜C4アルケニル、C2〜C4アルキニル、C3〜C6シクロアルキル、C3〜C6ヘテロシクロアルキル、NR3R4、及びOR3から選択される1つ又は複数の基で場合によって置換されていてもよい請求項89に記載の化合物。
【請求項91】
R1及びR2が独立に、水素、ハロゲン、メチル、フロオロメチル、ジフロオロメチル、トリフルオロメチル、又はエチルであり、R8が、ハロゲン、ヒドロキシル、シアノ、ニトロ、アジド、メチル、フロオロメチル、ジフロオロメチル、トリフルオロメチル、メトキシ、フロオロメトキシ、ジフロオロメトキシ、トリフロオロメトキシ、アミノ、アミノメチル、ジメチルアミノ、アミノエチル、ジエチルアミノ、エチル、エトキシ、又はSR11である請求項90に記載の化合物。
【請求項92】
R1が、ハロゲン又はメチルであり、R2が、水素であり、R8が、水素、ハロゲン、メチル、フロオロメチル、ジフロオロメチル、トリフルオロメチル、又はSR11である請求項91に記載の化合物。
【請求項93】
R1が、ハロゲンであり、R2が、水素であり、R8が、ハロゲンであり、R9が、アルキル又はハロゲンであり、R2が水素である場合、R2はYに隣接した位置にある請求項92に記載の化合物。
【請求項94】
請求項80に記載の化合物、及び薬剤として許容できる担体を含む組成物。
【請求項95】
請求項84に記載の化合物、及び薬剤として許容できる担体を含む組成物。
【請求項96】
請求項89に記載の化合物、及び薬剤として許容できる担体を含む組成物。
【請求項97】
哺乳類におけるMEK活性を阻害する方法であって、前記MEK活性を阻害するのに有効な量の請求項80に記載の1つ又は複数の化合物を、前記哺乳類に投与するステップを含む方法。
【請求項98】
哺乳類における過剰増殖性障害の治療方法であって、前記過剰増殖性障害を治療するのに有効な量の請求項80に記載の1つ又は複数の化合物を、前記哺乳類に投与するステップを含む方法。
【請求項99】
哺乳類における炎症性病態の治療方法であって、前記炎症性病態を治療するのに有効な量の請求項80に記載の1つ又は複数の化合物を、前記哺乳類に投与するステップを含む方法。
【請求項100】
哺乳類におけるMEK活性を阻害する方法であって、前記MEK活性を阻害するのに有効な量の請求項84に記載の1つ又は複数の化合物を、前記哺乳類に投与するステップを含む方法。
【請求項101】
哺乳類における過剰増殖性障害の治療方法であって、前記過剰増殖性障害を治療するのに有効な量の請求項84に記載の1つ又は複数の化合物を、前記哺乳類に投与するステップを含む方法。
【請求項102】
哺乳類における炎症性病態の治療方法であって、前記炎症性病態を治療するのに有効な量の請求項84に記載の1つ又は複数の化合物を、前記哺乳類に投与するステップを含む方法。
【請求項103】
哺乳類におけるMEK活性を阻害する方法であって、前記MEK活性を阻害するのに有効な量の請求項89に記載の1つ又は複数の化合物を、前記哺乳類に投与するステップを含む方法。
【請求項104】
哺乳類における過剰増殖性障害の治療方法であって、前記過剰増殖性障害を治療するのに有効な量の請求項89に記載の1つ又は複数の化合物を、前記哺乳類に投与するステップを含む方法。
【請求項105】
哺乳類における炎症性病態の治療方法であって、前記炎症性病態を治療するのに有効な量の請求項89に記載の1つ又は複数の化合物を、前記哺乳類に投与するステップを含む方法。
【請求項106】
分割されたエナンチオマー、ジアステレオマー、溶媒和物を包含する化合物、及び薬剤として許容できるその塩であって、次式を有する化合物。
【化9】
[式中、Yは、NR15、O、S、S(O)、S(O)2、C(O)、又はCH2であり、
R1、R2、R8、R9、及びR10は独立に、水素、ヒドロキシ、ハロゲン、シアノ、ニトロ、トリフルオロメチル、ジフロオロメチル、フロオロメチル、フルオロメトキシ、ジフロオロメトキシ、トリフロオロメトキシ、アジド、−SR11、−OR3、−C(O)R3、−C(O)OR3、−NR4C(O)OR6、−OC(O)R3、−NR4SO2R6、−SO2NR3R4、−NR4C(O)R3、−C(O)NR3R4、−NR5C(O)NR3R4、−NR5C(NCN)NR3R4、−NR3R4、C1〜C10アルキル、C2〜C10アルケニル、C2〜C10アルキニル、C3〜C10シクロアルキル、C3〜C10シクロアルキルアルキル、−S(O)j(C1〜C6アルキル)、−S(O)j(CR4R5)m−アリール、アリール、アリールアルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、ヘテロシクリル、ヘテロシクリルアルキル、−O(CR4R5)m−アリール、−NR4(CR4R5)m−アリール、−O(CR4R5)m−ヘテロアリール、−NR4(CR4R5)m−ヘテロアリール、−O(CR4R5)m−ヘテロシクリル、又は−NR4(CR4R5)m−ヘテロシクリルであり、前記アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、アリール、アリールアルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、ヘテロシクリル、及びヘテロシクリルアルキル部分のいずれかは、オキソ(但し、アリール又はヘテロアリール上で置換しない)、ハロゲン、シアノ、ニトロ、トリフルオロメチル、ジフロオロメチル、フロオロメチル、フロオロメトキシ、ジフロオロメトキシ、トリフロオロメトキシ、アジド、−NR4SO2R6、−SO2NR3R4、−C(O)R3、−C(O)OR3、−OC(O)R3、NR4C(O)OR6、−NR4C(O)R3、−C(O)NR3R4、−NR3R4、−NR5C(O)NR3R4、−NR5C(NCN)NR3R4、−OR3、アリール、ヘテロアリール、アリールアルキル、ヘテロアリールアルキル、ヘテロシクリル、及びヘテロシクリルアルキルから独立に選択される1つ又は複数の基で場合によって置換されており、前記シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、アリール、又はヘテロアリール環は、ハロゲン、ヒドロキシル、シアノ、ニトロ、アジド、フロオロメチル、ジフロオロメチル、トリフルオロメチル、C1〜C4アルキル、C2〜C4アルケニル、C2〜C4アルキニル、C3〜C6シクロアルキル、C3〜C6ヘテロシクロアルキル、NR3R4、及びOR3から選択される1つ又は複数の基でさらに置換されていてもよく、
R7は、水素、トリフルオロメチル、C1〜C10アルキル、C2〜C10アルケニル、C2〜C10アルキニル、C3〜C10シクロアルキル、C3〜C10シクロアルキルアルキル、アリール、アリールアルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、ヘテロシクリル、又はヘテロシクリルアルキルであり、前記アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、アリール、アリールアルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、ヘテロシクリル、及びヘテロシクリルアルキル部分のいずれかは、オキソ(但し、アリール又はヘテロアリール上で置換しない)、ハロゲン、シアノ、ニトロ、トリフルオロメチル、ジフロオロメチル、フロオロメチル、フロオロメトキシ、ジフロオロメトキシ、トリフロオロメトキシ、アジド、−NR11SO2R14、−SO2NR11R12、−C(O)R11、C(O)OR11、−OC(O)R11、−NR11C(O)OR14、−NR11C(O)R12、−C(O)NR11R12、−SR11、−S(O)R14、−SO2R14、−NR11R12、−NR11C(O)NR12R13、−NR11C(NCN)NR12R13、−OR11、C1〜C10アルキル、C2〜C10アルケニル、C2〜C10アルキニル、C3〜C10シクロアルキル、アリール、ヘテロアリール、アリールアルキル、ヘテロアリールアルキル、ヘテロシクリル、及びヘテロシクリルアルキルから独立に選択される1つ又は複数の基で場合によって置換されており、前記シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、アリール、又はヘテロアリール環が、ハロゲン、ヒドロキシル、シアノ、ニトロ、アジド、フロオロメチル、ジフロオロメチル、トリフルオロメチル、C1〜C4アルキル、C2〜C4アルケニル、C2〜C4アルキニル、C3〜C6シクロアルキル、C3〜C6ヘテロシクロアルキル、NR3R4、及びOR3から選択される1つ又は複数の基でさらに置換されていてもよく、
R3は、水素、トリフルオロメチル、C1〜C10アルキル、C2〜C10アルケニル、C2〜C10アルキニル、C3〜C10シクロアルキル、C3〜C10シクロアルキルアルキル、アリール、アリールアルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、ヘテロシクリル、ヘテロシクリルアルキル、ホスフェート、又はアミノ酸残基であり、前記アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、アリール、アリールアルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、ヘテロシクリル、及びヘテロシクリルアルキル部分のいずれかは、オキソ(但し、アリール又はヘテロアリール上で置換しない)、ハロゲン、シアノ、ニトロ、トリフルオロメチル、ジフロオロメトキシ、トリフロオロメトキシ、アジド、−NR11SO2R14、−SO2NR11R12、−C(O)R11、C(O)OR11、−OC(O)R11、−NR11C(O)OR14、−NR11C(O)R12、−C(O)NR11R12、−SR11、−S(O)R14、−SO2R14、−NR11R12、−NR11C(O)NR12R13、−NR11C(NCN)NR12R13、−OR11、アリール、ヘテロアリール、アリールアルキル、ヘテロアリールアルキル、ヘテロシクリル、及びヘテロシクリルアルキルから独立に選択される1つ又は複数の基で場合によって置換されており、
或いは、R3及びR4はそれらが結合している原子と一緒になって、4〜10員の炭素環、ヘテロアリール、又はヘテロ環を形成し、前記炭素環、ヘテロアリール、又はヘテロ環のいずれかは、ハロゲン、シアノ、ニトロ、トリフルオロメチル、ジフロオロメトキシ、トリフロオロメトキシ、アジド、−NR11SO2R14、−SO2NR11R12、−C(O)R11、C(O)OR11、−OC(O)R11、−NR11C(O)OR14、−NR11C(O)R12、−C(O)NR11R12、−SR11、−S(O)R14、−SO2R14、−NR11R12、−NR11C(O)NR12R13、−NR11C(NCN)NR12R13、−OR11、アリール、ヘテロアリール、アリールアルキル、ヘテロアリールアルキル、ヘテロシクリル、及びヘテロシクリルアルキルから独立に選択される1つ又は複数の基で場合によって置換されており、
R4及びR5は独立に、水素又はC1〜C6アルキルであり、或いは
R4及びR5はそれらが結合している原子と一緒になって、4〜10員の炭素環、ヘテロアリール、又はヘテロ環を形成し、前記アルキル、又は前記炭素環、ヘテロアリール、及びヘテロ環のいずれかは、ハロゲン、シアノ、ニトロ、トリフルオロメチル、ジフロオロメトキシ、トリフロオロメトキシ、アジド、−NR11SO2R14、−SO2NR11R12、−C(O)R11、C(O)OR11、−OC(O)R11、−NR11C(O)OR14、−NR11C(O)R12、−C(O)NR11R12、−SR11、−S(O)R14、−SO2R14、−NR11R12、−NR11C(O)NR12R13、−NR11C(NCN)NR12R13、−OR11、アリール、ヘテロアリール、アリールアルキル、ヘテロアリールアルキル、ヘテロシクリル、及びヘテロシクリルアルキルから独立に選択される1つ又は複数の基で場合によって置換されており、
R6は、トリフルオロメチル、C1〜C10アルキル、C3〜C10シクロアルキル、アリール、アリールアルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、ヘテロシクリル、又はヘテロシクリルアルキルであり、前記アルキル、シクロアルキル、アリール、アリールアルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、ヘテロシクリル、及びヘテロシクリルアルキル部分のいずれかは、オキソ(但し、アリール又はヘテロアリール上で置換しない)、ハロゲン、シアノ、ニトロ、トリフルオロメチル、ジフロオロメトキシ、トリフロオロメトキシ、アジド、−NR11SO2R14、−SO2NR11R12、−C(O)R11、C(O)OR11、−OC(O)R11、−NR11C(O)OR14、−NR11C(O)R12、−C(O)NR11R12、−SR11、−S(O)R14、−SO2R14、−NR11R12、−NR11C(O)NR12R13、−NR11C(NCN)NR12R13、−OR11、アリール、ヘテロアリール、アリールアルキル、ヘテロアリールアルキル、ヘテロシクリル、及びヘテロシクリルアルキルから独立に選択される1つ又は複数の基で場合によって置換されており、
R11、R12、及びR13は独立に、水素、低級アルキル、低級アルケニル、アリール、又はアリールアルキルであり、R14は、低級アルキル、低級アルケニル、アリール、又はアリールアルキルであり、
或いは、R11、R12、R13、又はR14のいずれか2つはそれらが結合している原子と一緒になって、4〜10員の炭素環、ヘテロアリール、又はヘテロ環を形成し、前記アルキル、アルケニル、アリール、アリールアルキル炭素環、ヘテロアリール環、又はヘテロ環のいずれかは、ハロゲン、シアノ、ニトロ、トリフルオロメチル、ジフロオロメトキシ、トリフロオロメトキシ、アジド、アリール、ヘテロアリール、アリールアルキル、ヘテロアリールアルキル、ヘテロシクリル、及びヘテロシクリルアルキルから独立に選択される1つ又は複数の基で場合によって置換されており、
Wは、ヘテロアリール、ヘテロシクリル、−C(O)OR3、−C(O)NR3R4、−C(O)NR4OR3、−C(O)R4OR3、−C(O)NR4SO2R3、−C(O)(C3〜C10シクロアルキル)、−C(O)(C1〜C10アルキル)、−C(O)(アリール)、−C(O)(ヘテロアリール)、−C(O)(ヘテロシクリル)、又はCR3OR3であり、前記ヘテロアリール、ヘテロシクリル、−C(O)OR3、−C(O)NR3R4、−C(O)NR4OR3、−C(O)R4OR3、−C(O)NR4SO2R3、−C(O)(C3〜C10シクロアルキル)、−C(O)(C1〜C10アルキル)、−C(O)(アリール)、−C(O)(ヘテロアリール)、−C(O)(ヘテロシクリル)、及びCR3OR3のいずれかは、ハロゲン、シアノ、ニトロ、アジド、−NR3R4、−OR3、C1〜C10アルキル、C2〜C10アルケニル、C2〜C10アルキニル、シクロアルキル、及びヘテロシクロアルキルから独立に選択される1つ又は複数の基で場合によって置換されており、前記C1〜C10アルキル、C2〜C10アルケニル、C2〜C10アルキニル、シクロアルキル、及びヘテロシクロアルキルのいずれかは、−NR3R4及び−OR3から独立に選択される1つ又は複数の基で場合によって置換されており、
R15は、水素、ハロゲン、メチル、フロオロメチル、ジフロオロメチル、トリフルオロメチル、又はエチルであり、
mは、0、1、2、3、4、又は5であり、
jは、0、1、又は2である]。
【請求項107】
YがNHである請求項106に記載の化合物。
【請求項108】
R9が、水素、ハロゲン、メチル、フロオロメチル、ジフロオロメチル、トリフルオロメチル、又はエチルである請求項107に記載の化合物。
【請求項109】
Wが、ヘテロアリール、C(O)OR3、C(O)NR3R4、C(O)NR4OR3、及びC(O)NR4S(O)2R3から選択され、前記ヘテロアリール、C(O)OR3、C(O)NR3R4、C(O)NR4OR3、又はC(O)NR4S(O)2R3のいずれかが、ハロゲン、ヒドロキシル、シアノ、ニトロ、アジド、フロオロメチル、ジフロオロメチル、トリフルオロメチル、メトキシ、フロオロメトキシ、ジフロオロメトキシ、トリフロオロメトキシ、アミノ、アミノメチル、ジメチルアミノ、アミノエチル、ジエチルアミノ、エトキシ、C1〜C4アルキル、C2〜C4アルケニル、C2〜C4アルキニル、C3〜C6シクロアルキル、及びC3〜C6ヘテロシクロアルキルから選択される1つ又は複数の基で場合によって置換されており、前記C1〜C4アルキル、C2〜C4アルケニル、C2〜C4アルキニル、シクロアルキル、又はヘテロシクロアルキルのいずれかが、NR3R4及びOR3から選択される1つ又は複数の基で場合によってさらに置換されていてもよい請求項107に記載の化合物。
【請求項110】
Wが、C(O)OR3、C(O)NHR3、及びC(O)NHOR3から選択され、前記C(O)OR3、C(O)NHR3、及びC(O)NHOR3のいずれかが、ハロゲン、ヒドロキシル、シアノ、ニトロ、アジド、フロオロメチル、ジフロオロメチル、トリフルオロメチル、メトキシ、フロオロメトキシ、ジフロオロメトキシ、トリフロオロメトキシ、アミノ、アミノメチル、ジメチルアミノ、アミノエチル、ジエチルアミノ、エトキシ、C1〜C4アルキル、C2〜C4アルケニル、C2〜C4アルキニル、C3〜C6シクロアルキル、及びC3〜C6ヘテロシクロアルキルから選択される1つ又は複数の基で場合によって置換されており、前記C1〜C4アルキル、C2〜C4アルケニル、C2〜C4アルキニル、シクロアルキル、又はヘテロシクロアルキルのいずれかが、NR3R4及びOR3から選択される1つ又は複数の基で場合によってさらに置換されていてもよく、
R3が、水素、C1〜C4アルキル、C2〜C4アルケニル、C2〜C4アルキニル、C3〜C6シクロアルキル、及びC3〜C6ヘテロシクロアルキルから選択され、前記C1〜C4アルキル、C2〜C4アルケニル、C2〜C4アルキニル、シクロアルキル、又はヘテロシクロアルキルのいずれかが、NR3R4及びOR3から選択される1つ又は複数の基で場合によって置換されている請求項107に記載の化合物。
【請求項111】
R7が、C1〜C4アルキル、C2〜C4アルケニル、又はC2〜C4アルキニルであり、前記C1〜C4アルキル、C2〜C4アルケニル、及びC2〜C4アルキニルが、ハロゲン、ヒドロキシル、シアノ、ニトロ、アジド、フロオロメチル、ジフロオロメチル、トリフルオロメチル、メトキシ、フロオロメトキシ、ジフロオロメトキシ、アミノ、アミノメチル、ジメチルアミノ、アミノエチル、ジエチルアミノ、エトキシ、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、アリール、及びヘテロアリールから選択される1つ又は複数の基で場合によって置換されていてもよく、前記シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、アリール、又はヘテロアリール環が、ハロゲン、ヒドロキシル、シアノ、ニトロ、アジド、フロオロメチル、ジフロオロメチル、トリフルオロメチル、C1〜C4アルキル、C2〜C4アルケニル、C2〜C4アルキニル、C3〜C6シクロアルキル、C3〜C6ヘテロシクロアルキル、NR3R4、及びOR3から選択される1つ又は複数の基で場合によって置換されていてもよい請求項110に記載の化合物。
【請求項112】
R1及びR2が独立に、水素、ハロゲン、メチル、フロオロメチル、ジフロオロメチル、トリフルオロメチル、又はエチルであり、R8が、ハロゲン、ヒドロキシル、シアノ、ニトロ、アジド、メチル、フロオロメチル、ジフロオロメチル、トリフルオロメチル、メトキシ、フロオロメトキシ、ジフロオロメトキシ、トリフロオロメトキシ、アミノ、アミノメチル、ジメチルアミノ、アミノエチル、ジエチルアミノ、エチル、エトキシ、又はSR11である請求項111に記載の化合物。
【請求項113】
R1が、ハロゲン又はメチルであり、R2が、水素であり、R8が、水素、ハロゲン、メチル、フロオロメチル、ジフロオロメチル、トリフルオロメチル、又はSR11である請求項112に記載の化合物。
【請求項114】
R1が、ハロゲンであり、R2が、水素であり、R8が、ハロゲンであり、R9が、アルキル又はハロゲンであり、R2が水素である場合、R2はYに隣接した位置にある請求項113に記載の化合物。
【請求項115】
Wが
【化10】
から選択される請求項107に記載の化合物。
【請求項116】
R7が、C1〜C4アルキル、C2〜C4アルケニル、又はC2〜C4アルキニルであり、前記C1〜C4アルキル、C2〜C4アルケニル、及びC2〜C4アルキニルが、ハロゲン、ヒドロキシル、シアノ、ニトロ、アジド、フロオロメチル、ジフロオロメチル、トリフルオロメチル、メトキシ、フロオロメトキシ、ジフロオロメトキシ、アミノ、アミノメチル、ジメチルアミノ、アミノエチル、ジエチルアミノ、エトキシ、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、アリール、及びヘテロアリールから選択される1つ又は複数の基で場合によって置換されていてもよく、前記シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、アリール、又はヘテロアリール環が、ハロゲン、ヒドロキシル、シアノ、ニトロ、アジド、フロオロメチル、ジフロオロメチル、トリフルオロメチル、C1〜C4アルキル、C2〜C4アルケニル、C2〜C4アルキニル、C3〜C6シクロアルキル、C3〜C6ヘテロシクロアルキル、NR3R4、及びOR3から選択される1つ又は複数の基で場合によって置換されていてもよい請求項115に記載の化合物。
【請求項117】
R1及びR2が独立に、水素、ハロゲン、メチル、フロオロメチル、ジフロオロメチル、トリフルオロメチル、又はエチルであり、R8が、ハロゲン、ヒドロキシル、シアノ、ニトロ、アジド、メチル、フロオロメチル、ジフロオロメチル、トリフルオロメチル、メトキシ、フロオロメトキシ、ジフロオロメトキシ、トリフロオロメトキシ、アミノ、アミノメチル、ジメチルアミノ、アミノエチル、ジエチルアミノ、エチル、エトキシ、又はSR11である請求項116に記載の化合物。
【請求項118】
R1が、ハロゲン又はメチルであり、R2が、水素であり、R8が、水素、ハロゲン、メチル、フロオロメチル、ジフロオロメチル、トリフルオロメチル、又はSR11である請求項117に記載の化合物。
【請求項119】
R1が、ハロゲンであり、R2が、水素であり、R8が、ハロゲンであり、R9が、アルキル又はハロゲンであり、R2が水素である場合、R2はYに隣接した位置にある請求項118に記載の化合物。
【請求項120】
請求項106に記載の化合物、及び薬剤として許容できる担体を含む組成物。
【請求項121】
請求項110に記載の化合物、及び薬剤として許容できる担体を含む組成物。
【請求項122】
請求項115に記載の化合物、及び薬剤として許容できる担体を含む組成物。
【請求項123】
哺乳類におけるMEK活性を阻害する方法であって、前記MEK活性を阻害するのに有効な量の請求項106に記載の1つ又は複数の化合物を、前記哺乳類に投与するステップを含む方法。
【請求項124】
哺乳類における過剰増殖性障害の治療方法であって、前記過剰増殖性障害を治療するのに有効な量の請求項106に記載の1つ又は複数の化合物を、前記哺乳類に投与するステップを含む方法。
【請求項125】
哺乳類における炎症性病態の治療方法であって、前記炎症性病態を治療するのに有効な量の請求項106に記載の1つ又は複数の化合物を、前記哺乳類に投与するステップを含む方法。
【請求項126】
哺乳類におけるMEK活性を阻害する方法であって、前記MEK活性を阻害するのに有効な量の請求項110に記載の1つ又は複数の化合物を、前記哺乳類に投与するステップを含む方法。
【請求項127】
哺乳類における過剰増殖性障害の治療方法であって、前記過剰増殖性障害を治療するのに有効な量の請求項110に記載の1つ又は複数の化合物を、前記哺乳類に投与するステップを含む方法。
【請求項128】
哺乳類における炎症性病態の治療方法であって、前記炎症性病態を治療するのに有効な量の請求項110に記載の1つ又は複数の化合物を、前記哺乳類に投与するステップを含む方法。
【請求項129】
哺乳類におけるMEK活性を阻害する方法であって、前記MEK活性を阻害するのに有効な量の請求項115に記載の1つ又は複数の化合物を、前記哺乳類に投与するステップを含む方法。
【請求項130】
哺乳類における過剰増殖性障害の治療方法であって、前記過剰増殖性障害を治療するのに有効な量の請求項115に記載の1つ又は複数の化合物を、前記哺乳類に投与するステップを含む方法。
【請求項131】
哺乳類における炎症性病態の治療方法であって、前記炎症性病態を治療するのに有効な量の請求項115に記載の1つ又は複数の化合物を、前記哺乳類に投与するステップを含む方法。
【請求項132】
医薬品として使用するための請求項1、6、11、28、32、37、54、58、及び63のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項133】
医薬品として使用するための請求項80、84、89、106、110、及び115のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項134】
過剰増殖性障害又は炎症性病態の治療用の、医薬品として使用するための請求項1、6、11、28、32、37、54、58、及び63のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項135】
過剰増殖性障害又は炎症性病態の治療用の医薬品として使用するための請求項80、84、89、106、110、及び115のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項136】
過剰増殖性障害又は炎症性病態用の医薬品の製造における、請求項1、6、11、28、32、37、54、58、及び63のいずれか一項に記載の化合物の使用。
【請求項137】
過剰増殖性障害又は炎症性病態用の医薬品の製造における、請求項80、84、89、106、110、及び115のいずれか一項に記載の化合物の使用。
【請求項138】
式7の化合物の調製方法
【化11】
[式中、
[R1、R2、及びR9は独立に、水素、ハロゲン、メチル、フロオロメチル、ジフロオロメチル、トリフルオロメチル、又はエチルであり、
R4は、水素、又はC1〜C6アルキルであり、
R3及びR7は独立に、アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、アリール、又はヘテロアリールであり、前記アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、アリール、又はヘテロアリールは、ハロゲン、ヒドロキシル、シアノ、ニトロ、アミノ、アジド、フロオロメチル、ジフロオロメチル、トリフルオロメチル、メトキシ、フロオロメトキシ、ジフロオロメトキシ、アミノ、アミノメチル、ジメチルアミノ、アミノエチル、ジエチルアミノ、エトキシ、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、アリール、又はヘテロアリールから選択される1つ又は複数の基で場合によって置換されていてもよく、
R8は、ハロゲン、ヒドロキシル、シアノ、ニトロ、アジド、メチル、フロオロメチル、ジフロオロメチル、トリフルオロメチル、メトキシ、フロオロメトキシ、ジフロオロメトキシ、トリフロオロメトキシ、アミノ、アミノメチル、ジメチルアミノ、アミノエチル、ジエチルアミノ、SR1、エチル、又はエトキシである]であって、
(a)式5の化合物
【化12】
をアニリン誘導体と反応させて、式6の化合物
【化13】
を提供するステップと、
(b)式6の化合物をアミンと反応させて、式7の化合物を提供するステップとを含む方法。
【請求項139】
式8の化合物の調製方法
【化14】
[式中、
R1、R2、及びR9は独立に、水素、ハロゲン、メチル、フロオロメチル、ジフルオロメチル、トリフルオロメチル、又はエチルであり、
R4は、水素、又はC1〜C6アルキルであり、
R3及びR7は独立に、アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、アリール、又はヘテロアリールであり、前記アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、アリール、又はヘテロアリールは、ハロゲン、ヒドロキシル、シアノ、ニトロ、アミノ、アジド、フロオロメチル、ジフロオロメチル、トリフルオロメチル、メトキシ、フロオロメトキシ、ジフロオロメトキシ、アミノ、アミノメチル、ジメチルアミノ、アミノエチル、ジエチルアミノ、エトキシ、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、アリール、又はヘテロアリールから選択される1つ又は複数の基で場合によって置換されていてもよく、
R8は、ハロゲン、ヒドロキシル、シアノ、ニトロ、アジド、メチル、フロオロメチル、ジフロオロメチル、トリフルオロメチル、メトキシ、フロオロメトキシ、ジフロオロメトキシ、トリフロオロメトキシ、アミノ、アミノメチル、ジメチルアミノ、アミノエチル、ジエチルアミノ、SR1、エチル、又はエトキシである]であって、
(a)式5の化合物
【化15】
をアニリン誘導体と反応させて、式6の化合物
【化16】
を提供するステップと、
(b)式6の化合物をヒドロキシルアミンと反応させて、式8の化合物を提供するステップとを含む方法。
【請求項140】
式8の化合物の調製方法
【化17】
[式中、
R1、R2、及びR9は独立に、水素、ハロゲン、メチル、フロオロメチル、ジフルオロメチル、トリフルオロメチル、又はエチルであり、
R4は、水素、又はC1〜C6アルキルであり、
R3及びR7は独立に、アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、アリール、又はヘテロアリールであり、前記アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、アリール、又はヘテロアリールは、ハロゲン、ヒドロキシル、シアノ、ニトロ、アミノ、アジド、フロオロメチル、ジフロオロメチル、トリフルオロメチル、メトキシ、フロオロメトキシ、ジフロオロメトキシ、アミノ、アミノメチル、ジメチルアミノ、アミノエチル、ジエチルアミノ、エトキシ、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、アリール、又はヘテロアリールから選択される1つ又は複数の基で場合によって置換されていてもよく、
R8は、ハロゲン、ヒドロキシル、シアノ、ニトロ、アジド、メチル、フロオロメチル、ジフロオロメチル、トリフルオロメチル、メトキシ、フロオロメトキシ、ジフロオロメトキシ、トリフロオロメトキシ、アミノ、アミノメチル、ジメチルアミノ、アミノエチル、ジエチルアミノ、SR1、エチル、又はエトキシである]であって、
(a)式9の化合物
【化18】
をアニリン誘導体と反応させて、式10の化合物
【化19】
を提供するステップと、
(b)式10の化合物をヒドロキシルアミンと反応させて、式8の化合物を提供するステップとを含む方法。
【請求項141】
式23の化合物の調製方法
【化20】
[式中、
R1、R2、R9、及びR20は独立に、水素、ハロゲン、メチル、フロオロメチル、ジフルオロメチル、トリフルオロメチル、又はエチルであり、
R4は、水素、又はC1〜C6アルキルであり、
R3及びR11は独立に、アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、アリール、又はヘテロアリールであり、前記アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、アリール、又はヘテロアリールは、ハロゲン、ヒドロキシル、シアノ、ニトロ、アミノ、アジド、フロオロメチル、ジフロオロメチル、トリフルオロメチル、メトキシ、フロオロメトキシ、ジフロオロメトキシ、アミノ、アミノメチル、ジメチルアミノ、アミノエチル、ジエチルアミノ、エトキシ、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、アリール、又はヘテロアリールから選択される1つ又は複数の基で場合によって置換されていてもよく、
R8は、ハロゲン、ヒドロキシル、シアノ、ニトロ、アジド、メチル、フロオロメチル、ジフロオロメチル、トリフルオロメチル、メトキシ、フロオロメトキシ、ジフロオロメトキシ、トリフロオロメトキシ、アミノ、アミノメチル、ジメチルアミノ、アミノエチル、ジエチルアミノ、SR1、エチル、又はエトキシである]であって、
(a)式21の化合物
【化21】
(式中、Aは、Cl又はBrである)を、アニリン誘導体と反応させて、式22の化合物
【化22】
を提供するステップと、
(b)式22の化合物をヒドロキシルアミンと反応させて、式23の化合物を提供するステップとを含む方法。
【請求項142】
式25の化合物の調製方法
【化23】
[式中、
R1、R2、R9、及びR20は独立に、水素、ハロゲン、メチル、フロオロメチル、ジフルオロメチル、トリフルオロメチル、又はエチルであり、
R4は、水素、又はC1〜C6アルキルであり、
R3及びR11は独立に、アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、アリール、又はヘテロアリールであり、前記アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、アリール、又はヘテロアリールは、ハロゲン、ヒドロキシル、シアノ、ニトロ、アミノ、アジド、フロオロメチル、ジフロオロメチル、トリフルオロメチル、メトキシ、フロオロメトキシ、ジフロオロメトキシ、アミノ、アミノメチル、ジメチルアミノ、アミノエチル、ジエチルアミノ、エトキシ、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、アリール、又はヘテロアリールから選択される1つ又は複数の基で場合によって置換されていてもよく、
R8は、ハロゲン、ヒドロキシル、シアノ、ニトロ、アジド、メチル、フロオロメチル、ジフロオロメチル、トリフルオロメチル、メトキシ、フロオロメトキシ、ジフロオロメトキシ、トリフロオロメトキシ、アミノ、アミノメチル、ジメチルアミノ、アミノエチル、ジエチルアミノ、SR1、エチル、又はエトキシである]であって、
(a)式21の化合物
【化24】
(式中、Aは、Cl又はBrである)を、アニリン誘導体と反応させて、式22の化合物
【化25】
を提供するステップと、
(b)式22の化合物を塩基と反応させて、式24の化合物を提供するステップと、
【化26】
(c)式24の化合物をアミンと反応させて、式25の化合物を提供するステップとを含む方法。
【請求項143】
式36の化合物の調製方法
【化27】
[式中、
R1、R2、R9、及びR20は独立に、水素、ハロゲン、メチル、フロオロメチル、ジフルオロメチル、トリフルオロメチル、又はエチルであり、
R4は、水素、又はC1〜C6アルキルであり、
R3及びR10は独立に、アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、アリール、又はヘテロアリールであり、前記アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、アリール、又はヘテロアリールは、ハロゲン、ヒドロキシル、シアノ、ニトロ、アミノ、アジド、フロオロメチル、ジフロオロメチル、トリフルオロメチル、メトキシ、フロオロメトキシ、ジフロオロメトキシ、アミノ、アミノメチル、ジメチルアミノ、アミノエチル、ジエチルアミノ、エトキシ、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、アリール、又はヘテロアリールから選択される1つ又は複数の基で場合によって置換されていてもよく、
R8は、ハロゲン、ヒドロキシル、シアノ、ニトロ、アジド、メチル、フロオロメチル、ジフロオロメチル、トリフルオロメチル、メトキシ、フロオロメトキシ、ジフロオロメトキシ、トリフロオロメトキシ、アミノ、アミノメチル、ジメチルアミノ、アミノエチル、ジエチルアミノ、SR1、エチル、又はエトキシである]であって、
式34又は35の化合物
【化28】
をヒドロキシルアミンと反応させて、式36の化合物を提供するステップを含む方法。
【請求項144】
式37の化合物の調製方法
【化29】
[式中、
R1、R2、R9、及びR20は独立に、水素、ハロゲン、メチル、フロオロメチル、ジフルオロメチル、トリフルオロメチル、又はエチルであり、
R4は、水素、又はC1〜C6アルキルであり、
R3及びR10は独立に、アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、アリール、又はヘテロアリールであり、前記アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、アリール、又はヘテロアリールは、ハロゲン、ヒドロキシル、シアノ、ニトロ、アミノ、アジド、フロオロメチル、ジフロオロメチル、トリフルオロメチル、メトキシ、フロオロメトキシ、ジフロオロメトキシ、アミノ、アミノメチル、ジメチルアミノ、アミノエチル、ジエチルアミノ、エトキシ、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、アリール、又はヘテロアリールから選択される1つ又は複数の基で場合によって置換されていてもよく、
R8は、ハロゲン、ヒドロキシル、シアノ、ニトロ、アジド、メチル、フロオロメチル、ジフロオロメチル、トリフルオロメチル、メトキシ、フロオロメトキシ、ジフロオロメトキシ、トリフロオロメトキシ、アミノ、アミノメチル、ジメチルアミノ、アミノエチル、ジエチルアミノ、SR1、エチル、又はエトキシである]であって、
式35の化合物
【化30】
をアミドアニリン誘導体と反応させて、式37の化合物を提供するステップを含む方法。
【請求項145】
式77の化合物の調製方法
【化31】
[式中、
R1、R2、R9、及びR10は独立に、水素、ハロゲン、メチル、フロオロメチル、ジフルオロメチル、トリフルオロメチル、又はエチルであり、
R4は、水素、又はC1〜C6アルキルであり、
R3は、アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、アリール、又はヘテロアリールであり、前記アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、アリール、又はヘテロアリールは、ハロゲン、ヒドロキシル、シアノ、ニトロ、アミノ、アジド、フロオロメチル、ジフロオロメチル、トリフルオロメチル、メトキシ、フロオロメトキシ、ジフロオロメトキシ、アミノ、アミノメチル、ジメチルアミノ、アミノエチル、ジエチルアミノ、エトキシ、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、アリール、又はヘテロアリールから選択される1つ又は複数の基で場合によって置換されていてもよく、
R8は、ハロゲン、ヒドロキシル、シアノ、ニトロ、アジド、メチル、フロオロメチル、ジフロオロメチル、トリフルオロメチル、メトキシ、フロオロメトキシ、ジフロオロメトキシ、トリフロオロメトキシ、アミノ、アミノメチル、ジメチルアミノ、アミノエチル、ジエチルアミノ、SR1、エチル、又はエトキシである]であって、
(a)式75の化合物
【化32】
を塩基と反応させて、式76の化合物を提供するステップと、
【化33】
(b)式76の化合物をアミンと反応させて、式77の化合物を提供するステップとを含む方法。
【請求項146】
式78の化合物の調製方法
【化34】
[式中、
R1、R2、R9、及びR10は独立に、水素、ハロゲン、メチル、フロオロメチル、ジフルオロメチル、トリフルオロメチル、又はエチルであり、
R4は、水素、又はC1〜C6アルキルであり、
R3は、アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、アリール、又はヘテロアリールであり、前記アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、アリール、又はヘテロアリールは、ハロゲン、ヒドロキシル、シアノ、ニトロ、アミノ、アジド、フロオロメチル、ジフロオロメチル、トリフルオロメチル、メトキシ、フロオロメトキシ、ジフロオロメトキシ、アミノ、アミノメチル、ジメチルアミノ、アミノエチル、ジエチルアミノ、エトキシ、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、アリール、又はヘテロアリールから選択される1つ又は複数の基で場合によって置換されていてもよく、
R8は、ハロゲン、ヒドロキシル、シアノ、ニトロ、アジド、メチル、フロオロメチル、ジフロオロメチル、トリフルオロメチル、メトキシ、フロオロメトキシ、ジフロオロメトキシ、トリフロオロメトキシ、アミノ、アミノメチル、ジメチルアミノ、アミノエチル、ジエチルアミノ、SR1、エチル、又はエトキシである]であって、
(a)式75の化合物
【化35】
を塩基と反応させて、式76の化合物を提供するステップと、
【化36】
(b)式76の化合物をヒドロキシルアミンと反応させて、式78の化合物を提供するステップとを含む方法。
【請求項147】
式102の化合物の調製方法
【化37】
[式中、
R1、R2、及びR9は独立に、水素、ハロゲン、メチル、フロオロメチル、ジフルオロメチル、トリフルオロメチル、又はエチルであり、
R4は、水素、又はC1〜C6アルキルであり、
R3及びR7は独立に、アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、アリール、又はヘテロアリールであり、前記アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、アリール、又はヘテロアリールは、ハロゲン、ヒドロキシル、シアノ、ニトロ、アミノ、アジド、フロオロメチル、ジフロオロメチル、トリフルオロメチル、メトキシ、フロオロメトキシ、ジフロオロメトキシ、アミノ、アミノメチル、ジメチルアミノ、アミノエチル、ジエチルアミノ、エトキシ、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、アリール、又はヘテロアリールから選択される1つ又は複数の基で場合によって置換されていてもよく、
R8は、ハロゲン、ヒドロキシル、シアノ、ニトロ、アジド、メチル、フロオロメチル、ジフロオロメチル、トリフルオロメチル、メトキシ、フロオロメトキシ、ジフロオロメトキシ、トリフロオロメトキシ、アミノ、アミノメチル、ジメチルアミノ、アミノエチル、ジエチルアミノ、SR1、エチル、又はエトキシである]であって、
(a)式99の化合物
【化38】
を塩基と反応させて、式101の化合物を提供するステップと、
【化39】
(b)式101の化合物をアミンと反応させて、式102の化合物を提供するステップとを含む方法。
【請求項148】
式103の化合物の調製方法
【化40】
[式中、
R1、R2、及びR9は独立に、水素、ハロゲン、メチル、フロオロメチル、ジフルオロメチル、トリフルオロメチル、又はエチルであり、
R4は、水素、又はC1〜C6アルキルであり、
R3及びR7は独立に、アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、アリール、又はヘテロアリールであり、前記アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、アリール、又はヘテロアリールは、ハロゲン、ヒドロキシル、シアノ、ニトロ、アミノ、アジド、フロオロメチル、ジフロオロメチル、トリフルオロメチル、メトキシ、フロオロメトキシ、ジフロオロメトキシ、アミノ、アミノメチル、ジメチルアミノ、アミノエチル、ジエチルアミノ、エトキシ、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、アリール、又はヘテロアリールから選択される1つ又は複数の基で場合によって置換されていてもよく、
R8は、ハロゲン、ヒドロキシル、シアノ、ニトロ、アジド、メチル、フロオロメチル、ジフロオロメチル、トリフルオロメチル、メトキシ、フロオロメトキシ、ジフロオロメトキシ、トリフロオロメトキシ、アミノ、アミノメチル、ジメチルアミノ、アミノエチル、ジエチルアミノ、SR1、エチル、又はエトキシである]であって、
(a)式99の化合物
【化41】
を塩基と反応させて、式101の化合物を提供するステップと、
【化42】
(b)式101の化合物をヒドロキシルアミンと反応させて、式103の化合物を提供するステップとを含む方法。
【請求項1】
分割されたエナンチオマー、ジアステレオマー、溶媒和物を包含する化合物、及び薬剤として許容できるその塩であって、次式を有する化合物。
【化1】
[式中、Xは、C又はNであり、
Yは、NR15、O、S、S(O)、S(O)2、C(O)、又はCH2であり、
Zは、C又はNであり、
R1、R2、R8、及びR9は独立に、水素、ヒドロキシ、ハロゲン、シアノ、ニトロ、トリフルオロメチル、ジフロオロメチル、フロオロメチル、フロオロメトキシ、ジフロオロメトキシ、トリフロオロメトキシ、アジド、−SR11、−OR3、−C(O)R3、−C(O)OR3、−NR4C(O)OR6、−OC(O)R3、−NR4SO2R6、−SO2NR3R4、−NR4C(O)R3、−C(O)NR3R4、−NR5C(O)NR3R4、−NR5C(NCN)NR3R4、−NR3R4、C1〜C10アルキル、C2〜C10アルケニル、C2〜C10アルキニル、C3〜C10シクロアルキル、C3〜C10シクロアルキルアルキル、−S(O)j(C1〜C6アルキル)、−S(O)j(CR4R5)m−アリール、アリール、アリールアルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、ヘテロシクリル、ヘテロシクリルアルキル、−O(CR4R5)m−アリール、−NR4(CR4R5)m−アリール、−O(CR4R5)m−ヘテロアリール、−NR4(CR4R5)m−ヘテロアリール、−O(CR4R5)m−ヘテロシクリル、又は−NR4(CR4R5)m−ヘテロシクリルであり、前記アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、アリール、アリールアルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、ヘテロシクリル、及びヘテロシクリルアルキル部分のいずれかは、オキソ(但し、アリール又はヘテロアリール上で置換しない)、ハロゲン、シアノ、ニトロ、トリフルオロメチル、ジフロオロメチル、フロオロメチル、フロオロメトキシ、ジフロオロメトキシ、トリフロオロメトキシ、アジド、−NR4SO2R6、−SO2NR3R4、−C(O)R3、−C(O)OR3、−OC(O)R3、−NR4C(O)OR6、−NR4C(O)R3、−C(O)NR3R4、−NR3R4、−NR5C(O)NR3R4、−NR5C(NCN)NR3R4、−OR3、アリール、ヘテロアリール、アリールアルキル、ヘテロアリールアルキル、ヘテロシクリル、及びヘテロシクリルアルキルから独立に選択される1つ又は複数の基で場合によって置換されており、前記シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、アリール、又はヘテロアリール環は、ハロゲン、ヒドロキシル、シアノ、ニトロ、アジド、フロオロメチル、ジフロオロメチル、トリフルオロメチル、C1〜C4アルキル、C2〜C4アルケニル、C2〜C4アルキニル、C3〜C6シクロアルキル、C3〜C6ヘテロシクロアルキル、NR3R4、及びOR3から選択される1つ又は複数の基でさらに置換されていてもよく、
R7は、水素、トリフルオロメチル、C1〜C10アルキル、C2〜C10アルケニル、C2〜C10アルキニル、C3〜C10シクロアルキル、C3〜C10シクロアルキルアルキル、アリール、アリールアルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、ヘテロシクリル、又はヘテロシクリルアルキルであり、前記アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、アリール、アリールアルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、ヘテロシクリル、及びヘテロシクリルアルキル部分のいずれかは、オキソ(但し、アリール又はヘテロアリール上で置換しない)、ハロゲン、シアノ、ニトロ、トリフルオロメチル、ジフロオロメチル、フロオロメチル、フロオロメトキシ、ジフロオロメトキシ、トリフロオロメトキシ、アジド、−NR11SO2R14、−SO2NR11R12、−C(O)R11、C(O)OR11、−OC(O)R11、−NR11C(O)OR14、−NR11C(O)R12、−C(O)NR11R12、−SR11、−S(O)R14、−SO2R14、−NR11R12、−NR11C(O)NR12R13、−NR11C(NCN)NR12R13、−OR11、C1〜C10アルキル、C2〜C10アルケニル、C2〜C10アルキニル、C3〜C10シクロアルキル、アリール、ヘテロアリール、アリールアルキル、ヘテロアリールアルキル、ヘテロシクリル、及びヘテロシクリルアルキルから独立に選択される1つ又は複数の基で場合によって置換されており、前記シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、アリール、又はヘテロアリール環は、ハロゲン、ヒドロキシル、シアノ、ニトロ、アジド、フロオロメチル、ジフロオロメチル、トリフルオロメチル、C1〜C4アルキル、C2〜C4アルケニル、C2〜C4アルキニル、C3〜C6シクロアルキル、C3〜C6ヘテロシクロアルキル、NR3R4、及びOR3から選択される1つ又は複数の基でさらに置換されていてもよく、
R3は、水素、トリフルオロメチル、C1〜C10アルキル、C2〜C10アルケニル、C2〜C10アルキニル、C3〜C10シクロアルキル、C3〜C10シクロアルキルアルキル、アリール、アリールアルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、ヘテロシクリル、ヘテロシクリルアルキル、ホスフェート、又はアミノ酸残基であり、前記アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、アリール、アリールアルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、ヘテロシクリル、及びヘテロシクリルアルキル部分のいずれかは、オキソ(但し、アリール又はヘテロアリール上で置換しない)、ハロゲン、シアノ、ニトロ、トリフルオロメチル、ジフロオロメトキシ、トリフロオロメトキシ、アジド、−NR11SO2R14、−SO2NR11R12、−C(O)R11、C(O)OR11、−OC(O)R11、−NR11C(O)OR14、−NR11C(O)R12、−C(O)NR11R12、−SR11、−S(O)R14、−SO2R14、−NR11R12、−NR11C(O)NR12R13、−NR11C(NCN)NR12R13、−OR11、アリール、ヘテロアリール、アリールアルキル、ヘテロアリールアルキル、ヘテロシクリル、及びヘテロシクリルアルキルから独立に選択される1つ又は複数の基で場合によって置換されており、
或いは、R3及びR4はそれらが結合している原子と一緒になって、4〜10員の炭素環、ヘテロアリール、又はヘテロ環を形成し、前記炭素環、ヘテロアリール、又はヘテロ環のいずれかは、ハロゲン、シアノ、ニトロ、トリフルオロメチル、ジフロオロメトキシ、トリフロオロメトキシ、アジド、−NR11SO2R14、−SO2NR11R12、−C(O)R11、C(O)OR11、−OC(O)R11、−NR11C(O)OR14、−NR11C(O)R12、−C(O)NR11R12、−SR11、−S(O)R14、−SO2R14、−NR11R12、−NR11C(O)NR12R13、−NR11C(NCN)NR12R13、−OR11、アリール、ヘテロアリール、アリールアルキル、ヘテロアリールアルキル、ヘテロシクリル、及びヘテロシクリルアルキルから独立に選択される1つ又は複数の基で場合によって置換されており、
R4及びR5は独立に、水素又はC1〜C6アルキルであり、或いは
R4及びR5はそれらが結合している原子と一緒になって、4〜10員の炭素環、ヘテロアリール、又はヘテロ環を形成し、前記アルキル、又は前記炭素環、ヘテロアリール、及びヘテロ環のいずれかは、ハロゲン、シアノ、ニトロ、トリフルオロメチル、ジフロオロメトキシ、トリフロオロメトキシ、アジド、−NR11SO2R14、−SO2NR11R12、−C(O)R11、C(O)OR11、−OC(O)R11、−NR11C(O)OR14、−NR11C(O)R12、−C(O)NR11R12、−SR11、−S(O)R14、−SO2R14、−NR11R12、−NR11C(O)NR12R13、−NR11C(NCN)NR12R13、−OR11、アリール、ヘテロアリール、アリールアルキル、ヘテロアリールアルキル、ヘテロシクリル、及びヘテロシクリルアルキルから独立に選択される1つ又は複数の基で場合によって置換されており、
R6は、トリフルオロメチル、C1〜C10アルキル、C3〜C10シクロアルキル、アリール、アリールアルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、ヘテロシクリル、又はヘテロシクリルアルキルであり、前記アルキル、シクロアルキル、アリール、アリールアルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、ヘテロシクリル、及びヘテロシクリルアルキル部分のいずれかは、オキソ(但し、アリール又はヘテロアリール上で置換しない)、ハロゲン、シアノ、ニトロ、トリフルオロメチル、ジフロオロメトキシ、トリフロオロメトキシ、アジド、−NR11SO2R14、−SO2NR11R12、−C(O)R11、C(O)OR11、−OC(O)R11、−NR11C(O)OR14、−NR11C(O)R12、−C(O)NR11R12、−SR11、−S(O)R14、−SO2R14、−NR11R12、−NR11C(O)NR12R13、−NR11C(NCN)NR12R13、−OR11、アリール、ヘテロアリール、アリールアルキル、ヘテロアリールアルキル、ヘテロシクリル、及びヘテロシクリルアルキルから独立に選択される1つ又は複数の基で場合によって置換されており、
R11、R12、及びR13は独立に、水素、低級アルキル、低級アルケニル、アリール、又はアリールアルキルであり、R14は、低級アルキル、低級アルケニル、アリール、又はアリールアルキルであり、
或いは、R11、R12、R13、又はR14のいずれか2つはそれらが結合している原子と一緒になって、4〜10員の炭素環、ヘテロアリール、又はヘテロ環を形成し、前記アルキル、アルケニル、アリール、アリールアルキル炭素環、ヘテロアリール環、又はヘテロ環のいずれかは、ハロゲン、シアノ、ニトロ、トリフルオロメチル、ジフロオロメトキシ、トリフロオロメトキシ、アジド、アリール、ヘテロアリール、アリールアルキル、ヘテロアリールアルキル、ヘテロシクリル、及びヘテロシクリルアルキルから独立に選択される1つ又は複数の基で場合によって置換されており、
Wは、ヘテロアリール、ヘテロシクリル、−C(O)OR3、−C(O)NR3R4、−C(O)NR4OR3、−C(O)R4OR3、−C(O)NR4SO2R3、−C(O)(C3〜C10シクロアルキル)、−C(O)(C1〜C10アルキル)、−C(O)(アリール)、−C(O)(ヘテロアリール)、−C(O)(ヘテロシクリル)、又はCR3OR3であり、前記ヘテロアリール、ヘテロシクリル、−C(O)OR3、−C(O)NR3R4、−C(O)NR4OR3、−C(O)R4OR3、−C(O)NR4SO2R3、−C(O)(C3〜C10シクロアルキル)、−C(O)(C1〜C10アルキル)、−C(O)(アリール)、−C(O)(ヘテロアリール)、−C(O)(ヘテロシクリル)、及びCR3OR3のいずれかは、ハロゲン、シアノ、ニトロ、アジド、−NR3R4、−OR3、C1〜C10アルキル、C2〜C10アルケニル、C2〜C10アルキニル、シクロアルキル、及びヘテロシクロアルキルから独立に選択される1つ又は複数の基で場合によって置換されており、前記C1〜C10アルキル、C2〜C10アルケニル、C2〜C10アルキニル、シクロアルキル、及びヘテロシクロアルキルのいずれかは、−NR3R4及び−OR3から独立に選択される1つ又は複数の基で場合によって置換されており、
R15は、水素、ハロゲン、メチル、フロオロメチル、ジフロオロメチル、トリフルオロメチル、又はエチルであり、
mは、0、1、2、3、4、又は5であり、
jは、0、1、又は2である]。
【請求項2】
YがNHである請求項1に記載の化合物。
【請求項3】
XがCであり、ZがNである請求項2に記載の化合物。
【請求項4】
R9が、水素、ハロゲン、メチル、フロオロメチル、ジフロオロメチル、トリフルオロメチル、又はエチルである請求項2に記載の化合物。
【請求項5】
Wが、ヘテロアリール、C(O)OR3、C(O)NR3R4、C(O)NR4OR3、及びC(O)NR4S(O)2R3から選択され、前記ヘテロアリール、C(O)OR3、C(O)NR3R4、C(O)NR4OR3、又はC(O)NR4S(O)2R3のいずれかが、ハロゲン、ヒドロキシル、シアノ、ニトロ、アジド、フロオロメチル、ジフロオロメチル、トリフルオロメチル、メトキシ、フロオロメトキシ、ジフロオロメトキシ、トリフロオロメトキシ、アミノ、アミノメチル、ジメチルアミノ、アミノエチル、ジエチルアミノ、エトキシ、C1〜C4アルキル、C2〜C4アルケニル、C2〜C4アルキニル、C3〜C6シクロアルキル、及びC3〜C6ヘテロシクロアルキルから選択される1つ又は複数の基で場合によって置換されており、前記C1〜C4アルキル、C2〜C4アルケニル、C2〜C4アルキニル、シクロアルキル、又はヘテロシクロアルキルのいずれかが、NR3R4及びOR3から選択される1つ又は複数の基で場合によってさらに置換されていてもよい請求項4に記載の化合物。
【請求項6】
Wが、C(O)OR3、C(O)NHR3、及びC(O)NHOR3から選択され、前記C(O)OR3、C(O)NHR3、及びC(O)NHOR3のいずれかが、ハロゲン、ヒドロキシル、シアノ、ニトロ、アジド、フロオロメチル、ジフロオロメチル、トリフルオロメチル、メトキシ、フロオロメトキシ、ジフロオロメトキシ、トリフロオロメトキシ、アミノ、アミノメチル、ジメチルアミノ、アミノエチル、ジエチルアミノ、エトキシ、C1〜C4アルキル、C2〜C4アルケニル、C2〜C4アルキニル、C3〜C6シクロアルキル、及びC3〜C6ヘテロシクロアルキルから選択される1つ又は複数の基で場合によって置換されており、前記C1〜C4アルキル、C2〜C4アルケニル、C2〜C4アルキニル、シクロアルキル、又はヘテロシクロアルキルのいずれかが、NR3R4及びOR3から選択される1つ又は複数の基で場合によってさらに置換されていてもよく、
R3が、水素、C1〜C4アルキル、C2〜C4アルケニル、C2〜C4アルキニル、C3〜C6シクロアルキル、及びC3〜C6ヘテロシクロアルキルから選択され、前記C1〜C4アルキル、C2〜C4アルケニル、C2〜C4アルキニル、シクロアルキル、又はヘテロシクロアルキルのいずれかが、NR3R4及びOR3から選択される1つ又は複数の基で場合によって置換されている請求項4に記載の化合物。
【請求項7】
R7が、C1〜C4アルキル、C2〜C4アルケニル、又はC2〜C4アルキニルであり、前記C1〜C4アルキル、C2〜C4アルケニル、及びC2〜C4アルキニルが、ハロゲン、ヒドロキシル、シアノ、ニトロ、アジド、フロオロメチル、ジフロオロメチル、トリフルオロメチル、メトキシ、フロオロメトキシ、ジフロオロメトキシ、アミノ、アミノメチル、ジメチルアミノ、アミノエチル、ジエチルアミノ、エトキシ、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、アリール、及びヘテロアリールから選択される1つ又は複数の基で場合によって置換されていてもよく、前記シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、アリール、又はヘテロアリール環が、ハロゲン、ヒドロキシル、シアノ、ニトロ、アジド、フロオロメチル、ジフロオロメチル、トリフルオロメチル、C1〜C4アルキル、C2〜C4アルケニル、C2〜C4アルキニル、C3〜C6シクロアルキル、C3〜C6ヘテロシクロアルキル、NR3R4、及びOR3から選択される1つ又は複数の基で場合によって置換されていてもよい請求項6に記載の化合物。
【請求項8】
R1及びR2が独立に、水素、ハロゲン、メチル、フロオロメチル、ジフロオロメチル、トリフルオロメチル、又はエチルであり、R8は、ハロゲン、ヒドロキシル、シアノ、ニトロ、アジド、メチル、フロオロメチル、ジフロオロメチル、トリフルオロメチル、メトキシ、フロオロメトキシ、ジフロオロメトキシ、トリフロオロメトキシ、アミノ、アミノメチル、ジメチルアミノ、アミノエチル、ジエチルアミノ、エチル、エトキシ、又はSR11である請求項7に記載の化合物。
【請求項9】
R1が、ハロゲン又はメチルであり、R2が、水素であり、R8が、水素、ハロゲン、メチル、フロオロメチル、ジフロオロメチル、トリフルオロメチル、又はSR11である請求項8に記載の化合物。
【請求項10】
R1が、ハロゲンであり、R8が、ハロゲンであり、R9が、アルキル又はハロゲンであり、R2が水素である場合、R2はYに隣接した位置にある請求項9に記載の化合物。
【請求項11】
Wが
【化2】
から選択される請求項4に記載の化合物。
【請求項12】
R7が、C1〜C4アルキル、C2〜C4アルケニル、又はC2〜C4アルキニルであり、前記C1〜C4アルキル、C2〜C4アルケニル、及びC2〜C4アルキニルが、ハロゲン、ヒドロキシル、シアノ、ニトロ、アジド、フロオロメチル、ジフロオロメチル、トリフルオロメチル、メトキシ、フロオロメトキシ、ジフロオロメトキシ、アミノ、アミノメチル、ジメチルアミノ、アミノエチル、ジエチルアミノ、エトキシ、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、アリール、又はヘテロアリールから選択される1つ又は複数の基で場合によって置換されていてもよく、前記シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、アリール、又はヘテロアリール環が、ハロゲン、ヒドロキシル、シアノ、ニトロ、アジド、フロオロメチル、ジフロオロメチル、トリフルオロメチル、C1〜C4アルキル、C2〜C4アルケニル、C2〜C4アルキニル、C3〜C6シクロアルキル、C3〜C6ヘテロシクロアルキル、NR3R4、及びOR3から選択される1つ又は複数の基で場合によって置換されていてもよい請求項11に記載の化合物。
【請求項13】
R1及びR2が独立に、水素、ハロゲン、メチル、フロオロメチル、ジフロオロメチル、トリフルオロメチル、又はエチルであり、R8が、ハロゲン、ヒドロキシル、シアノ、ニトロ、アジド、メチル、フロオロメチル、ジフロオロメチル、トリフルオロメチル、メトキシ、フロオロメトキシ、ジフロオロメトキシ、トリフロオロメトキシ、アミノ、アミノメチル、ジメチルアミノ、アミノエチル、ジエチルアミノ、エチル、エトキシ、又はSR11である請求項12に記載の化合物。
【請求項14】
R1が、ハロゲン又はメチルであり、R2が、水素であり、R8が、
水素、ハロゲン、メチル、フロオロメチル、ジフロオロメチル、トリフルオロメチル、又はSR11である請求項13に記載の化合物。
【請求項15】
R1が、ハロゲンであり、R2が、水素であり、R8が、ハロゲンであり、R9が、アルキル又はハロゲンであり、R2が水素である場合、R2はYに隣接した位置にある請求項14に記載の化合物。
【請求項16】
請求項1に記載の化合物、及び薬剤として許容できる担体を含む組成物。
【請求項17】
請求項6に記載の化合物、及び薬剤として許容できる担体を含む組成物。
【請求項18】
請求項11に記載の化合物、及び薬剤として許容できる担体を含む組成物。
【請求項19】
哺乳類におけるMEK活性を阻害する方法であって、前記MEK活性を阻害するのに有効な量の請求項1に記載の1つ又は複数の化合物を、前記哺乳類に投与するステップを含む方法。
【請求項20】
哺乳類における過剰増殖性障害の治療方法であって、前記過剰増殖性障害を治療するのに有効な量の請求項1に記載の1つ又は複数の化合物を、前記哺乳類に投与するステップを含む方法。
【請求項21】
哺乳類における炎症性病態の治療方法であって、前記炎症性病態を治療するのに有効な量の請求項1に記載の1つ又は複数の化合物を、前記哺乳類に投与するステップを含む方法。
【請求項22】
哺乳類におけるMEK活性を阻害する方法であって、前記MEK活性を阻害するのに有効な量の請求項6に記載の1つ又は複数の化合物を、前記哺乳類に投与するステップを含む方法。
【請求項23】
哺乳類における過剰増殖性障害の治療方法であって、前記過剰増殖性障害を治療するのに有効な量の請求項6に記載の1つ又は複数の化合物を、前記哺乳類に投与するステップを含む方法。
【請求項24】
哺乳類における炎症性病態の治療方法であって、前記炎症性病態を治療するのに有効な量の請求項6に記載の1つ又は複数の化合物を、前記哺乳類に投与するステップを含む方法。
【請求項25】
哺乳類におけるMEK活性を阻害する方法であって、前記MEK活性を阻害するのに有効な量の請求項11に記載の1つ又は複数の化合物を、前記哺乳類に投与するステップを含む方法。
【請求項26】
哺乳類における過剰増殖性障害の治療方法であって、前記過剰増殖性障害を治療するのに有効な量の請求項11に記載の1つ又は複数の化合物を、前記哺乳類に投与するステップを含む方法。
【請求項27】
哺乳類における炎症性病態の治療方法であって、前記炎症性病態を治療するのに有効な量の請求項11に記載の1つ又は複数の化合物を、前記哺乳類に投与するステップを含む方法。
【請求項28】
分割されたエナンチオマー、ジアステレオマー、溶媒和物を包含する化合物、及び薬剤として許容できるその塩であって、次式を有する化合物。
【化3】
[式中、Yは、NR15、O、S、S(O)、S(O)2、C(O)、又はCH2であり、
R1、R2、R8、R9、R10、及びR20は独立に、水素、ヒドロキシ、ハロゲン、シアノ、ニトロ、トリフルオロメチル、ジフロオロメチル、フロオロメチル、フロオロメトキシ、ジフロオロメトキシ、トリフロオロメトキシ、アジド、−SR11、−OR3、−C(O)R3、−C(O)OR3、−NR4C(O)OR6、−OC(O)R3、−NR4SO2R6、−SO2NR3R4、−NR4C(O)R3、−C(O)NR3R4、−NR5C(O)NR3R4、−NR5C(NCN)NR3R4、−NR3R4、C1〜C10アルキル、C2〜C10アルケニル、C2〜C10アルキニル、C3〜C10シクロアルキル、C3〜C10シクロアルキルアルキル、−S(O)j(C1〜C6アルキル)、−S(O)j(CR4R5)m−アリール、アリール、アリールアルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、ヘテロシクリル、ヘテロシクリルアルキル、−O(CR4R5)m−アリール、−NR4(CR4R5)m−アリール、−O(CR4R5)m−ヘテロアリール、−NR4(CR4R5)m−ヘテロアリール、−O(CR4R5)m−ヘテロシクリル、又は−NR4(CR4R5)m−ヘテロシクリルであり、前記アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、アリール、アリールアルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、ヘテロシクリル、及びヘテロシクリルアルキル部分のいずれかは、オキソ(但し、アリール又はヘテロアリール上で置換しない)、ハロゲン、シアノ、ニトロ、トリフルオロメチル、ジフロオロメチル、フロオロメチル、フロオロメトキシ、ジフロオロメトキシ、トリフロオロメトキシ、アジド、−NR4SO2R6、−SO2NR3R4、−C(O)R3、−C(O)OR3、−OC(O)R3、−NR4C(O)OR6、−NR4C(O)R3、−C(O)NR3R4、−NR3R4、−NR5C(O)NR3R4、−NR5C(NCN)NR3R4、−OR3、アリール、ヘテロアリール、アリールアルキル、ヘテロアリールアルキル、ヘテロシクリル、及びヘテロシクリルアルキルから独立に選択される1つ又は複数の基で場合によって置換されており、前記シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、アリール、又はヘテロアリール環は、ハロゲン、ヒドロキシル、シアノ、ニトロ、アジド、フロオロメチル、ジフロオロメチル、トリフルオロメチル、C1〜C4アルキル、C2〜C4アルケニル、C2〜C4アルキニル、C3〜C6シクロアルキル、C3〜C6ヘテロシクロアルキル、NR3R4、及びOR3から選択される1つ又は複数の基でさらに置換されていてもよく、
R3は、水素、トリフルオロメチル、C1〜C10アルキル、C2〜C10アルケニル、C2〜C10アルキニル、C3〜C10シクロアルキル、C3〜C10シクロアルキルアルキル、アリール、アリールアルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、ヘテロシクリル、ヘテロシクリルアルキル、ホスフェート、又はアミノ酸残基であり、前記アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、アリール、アリールアルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、ヘテロシクリル、及びヘテロシクリルアルキル部分のいずれかは、オキソ(但し、アリール又はヘテロアリール上で置換しない)、ハロゲン、シアノ、ニトロ、トリフルオロメチル、ジフロオロメトキシ、トリフロオロメトキシ、アジド、−NR11SO2R14、−SO2NR11R12、−C(O)R11、C(O)OR11、−OC(O)R11、−NR11C(O)OR14、−NR11C(O)R12、−C(O)NR11R12、−SR11、−S(O)R14、−SO2R14、−NR11R12、−NR11C(O)NR12R13、−NR11C(NCN)NR12R13、−OR11、アリール、ヘテロアリール、アリールアルキル、ヘテロアリールアルキル、ヘテロシクリル、及びヘテロシクリルアルキルから独立に選択される1つ又は複数の基で場合によって置換されており、
或いは、R3及びR4はそれらが結合している原子と一緒になって、4〜10員の炭素環、ヘテロアリール、又はヘテロ環を形成し、前記炭素環、ヘテロアリール、又はヘテロ環のいずれかは、ハロゲン、シアノ、ニトロ、トリフルオロメチル、ジフロオロメトキシ、トリフロオロメトキシ、アジド、−NR11SO2R14、−SO2NR11R12、−C(O)R11、C(O)OR11、−OC(O)R11、−NR11C(O)OR14、−NR11C(O)R12、−C(O)NR11R12、−SR11、−S(O)R14、−SO2R14、−NR11R12、−NR11C(O)NR12R13、−NR11C(NCN)NR12R13、−OR11、アリール、ヘテロアリール、アリールアルキル、ヘテロアリールアルキル、ヘテロシクリル、及びヘテロシクリルアルキルから独立に選択される1つ又は複数の基で場合によって置換されており、
R4及びR5は独立に、水素又はC1〜C6アルキルであり、或いは
R4及びR5はそれらが結合している原子と一緒になって、4〜10員の炭素環、ヘテロアリール、又はヘテロ環を形成し、前記アルキル、又は前記炭素環、ヘテロアリール、及びヘテロ環のいずれかは、ハロゲン、シアノ、ニトロ、トリフルオロメチル、ジフロオロメトキシ、トリフロオロメトキシ、アジド、−NR11SO2R14、−SO2NR11R12、−C(O)R11、C(O)OR11、−OC(O)R11、−NR11C(O)OR14、−NR11C(O)R12、−C(O)NR11R12、−SR11、−S(O)R14、−SO2R14、−NR11R12、−NR11C(O)NR12R13、−NR11C(NCN)NR12R13、−OR11、アリール、ヘテロアリール、アリールアルキル、ヘテロアリールアルキル、ヘテロシクリル、及びヘテロシクリルアルキルから独立に選択される1つ又は複数の基で場合によって置換されており、
R6は、トリフルオロメチル、C1〜C10アルキル、C3〜C10シクロアルキル、アリール、アリールアルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、ヘテロシクリル、又はヘテロシクリルアルキルであり、前記アルキル、シクロアルキル、アリール、アリールアルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、ヘテロシクリル、及びヘテロシクリルアルキル部分のいずれかは、オキソ(但し、アリール又はヘテロアリール上で置換しない)、ハロゲン、シアノ、ニトロ、トリフルオロメチル、ジフロオロメトキシ、トリフロオロメトキシ、アジド、−NR11SO2R14、−SO2NR11R12、−C(O)R11、C(O)OR11、−OC(O)R11、−NR11C(O)OR14、−NR11C(O)R12、−C(O)NR11R12、−SR11、−S(O)R14、−SO2R14、−NR11R12、−NR11C(O)NR12R13、−NR11C(NCN)NR12R13、−OR11、アリール、ヘテロアリール、アリールアルキル、ヘテロアリールアルキル、ヘテロシクリル、及びヘテロシクリルアルキルから独立に選択される1つ又は複数の基で場合によって置換されており、
R11、R12、及びR13は独立に、水素、低級アルキル、低級アルケニル、アリール、又はアリールアルキルであり、R14は、低級アルキル、低級アルケニル、アリール、又はアリールアルキルであり、
或いは、R11、R12、R13、又はR14のいずれか2つはそれらが結合している原子と一緒になって、4〜10員の炭素環、ヘテロアリール、又はヘテロ環を形成し、前記アルキル、アルケニル、アリール、アリールアルキル炭素環、ヘテロアリール環、又はヘテロ環のいずれかが、ハロゲン、シアノ、ニトロ、トリフルオロメチル、ジフロオロメトキシ、トリフロオロメトキシ、アジド、アリール、ヘテロアリール、アリールアルキル、ヘテロアリールアルキル、ヘテロシクリル、及びヘテロシクリルアルキルから独立に選択される1つ又は複数の基で場合によって置換されており、
Wは、ヘテロアリール、ヘテロシクリル、−C(O)OR3、−C(O)NR3R4、−C(O)NR4OR3、−C(O)R4OR3、−C(O)NR4SO2R3、−C(O)(C3〜C10シクロアルキル)、−C(O)(C1〜C10アルキル)、−C(O)(アリール)、−C(O)(ヘテロアリール)、−C(O)(ヘテロシクリル)、又はCR3OR3であり、前記ヘテロアリール、ヘテロシクリル、−C(O)OR3、−C(O)NR3R4、−C(O)NR4OR3、−C(O)R4OR3、−C(O)NR4SO2R3、−C(O)(C3〜C10シクロアルキル)、−C(O)(C1〜C10アルキル)、−C(O)(アリール)、−C(O)(ヘテロアリール)、−C(O)(ヘテロシクリル)、及びCR3OR3のいずれかは、ハロゲン、シアノ、ニトロ、アジド、−NR3R4、−OR3、C1〜C10アルキル、C2〜C10アルケニル、C2〜C10アルキニル、シクロアルキル、及びヘテロシクロアルキルから独立に選択される1つ又は複数の基で場合によって置換されており、前記C1〜C10アルキル、C2〜C10アルケニル、C2〜C10アルキニル、シクロアルキル、及びヘテロシクロアルキルのいずれかは、−NR3R4及び−OR3から独立に選択される1つ又は複数の基で場合によって置換されており、
R15は、水素、ハロゲン、メチル、フロオロメチル、ジフロオロメチル、トリフルオロメチル、又はエチルであり、
mは、0、1、2、3、4、又は5であり、
jは、0、1、又は2である]。
【請求項29】
YがNHである請求項28に記載の化合物。
【請求項30】
R9が、水素、ハロゲン、メチル、フロオロメチル、ジフロオロメチル、トリフルオロメチル、又はエチルである請求項29に記載の化合物。
【請求項31】
Wが、ヘテロアリール、C(O)OR3、C(O)NR3R4、C(O)NR4OR3、及びC(O)NR4S(O)2R3から選択され、前記ヘテロアリール、C(O)OR3、C(O)NR3R4、C(O)NR4OR3、又はC(O)NR4S(O)2R3のいずれかが、ハロゲン、ヒドロキシル、シアノ、ニトロ、アジド、フロオロメチル、ジフロオロメチル、トリフルオロメチル、メトキシ、フロオロメトキシ、ジフロオロメトキシ、トリフロオロメトキシ、アミノ、アミノメチル、ジメチルアミノ、アミノエチル、ジエチルアミノ、エトキシ、C1〜C4アルキル、C2〜C4アルケニル、C2〜C4アルキニル、C3〜C6シクロアルキル、及びC3〜C6ヘテロシクロアルキルから選択される1つ又は複数の基で場合によって置換されており、前記C1〜C4アルキル、C2〜C4アルケニル、C2〜C4アルキニル、シクロアルキル、又はヘテロシクロアルキルのいずれかが、NR3R4及びOR3から選択される1つ又は複数の基で場合によってさらに置換されていてもよい請求項30に記載の化合物。
【請求項32】
Wが、C(O)OR3、C(O)NHR3、及びC(O)NHOR3から選択され、前記C(O)OR3、C(O)NHR3、及びC(O)NHOR3のいずれかが、ハロゲン、ヒドロキシル、シアノ、ニトロ、アジド、フロオロメチル、ジフロオロメチル、トリフルオロメチル、メトキシ、フロオロメトキシ、ジフロオロメトキシ、トリフロオロメトキシ、アミノ、アミノメチル、ジメチルアミノ、アミノエチル、ジエチルアミノ、エトキシ、C1〜C4アルキル、C2〜C4アルケニル、C2〜C4アルキニル、C3〜C6シクロアルキル、及びC3〜C6ヘテロシクロアルキルから選択される1つ又は複数の基で場合によって置換されており、前記C1〜C4アルキル、C2〜C4アルケニル、C2〜C4アルキニル、シクロアルキル、又はヘテロシクロアルキルのいずれかが、NR3R4及びOR3から選択される1つ又は複数の基で場合によってさらに置換されていてもよく、
R3が、水素、C1〜C4アルキル、C2〜C4アルケニル、C2〜C4アルキニル、C3〜C6シクロアルキル、及びC3〜C6ヘテロシクロアルキルから選択され、前記C1〜C4アルキル、C2〜C4アルケニル、C2〜C4アルキニル、シクロアルキル、又はヘテロシクロアルキルのいずれかが、NR3R4及びOR3から選択される1つ又は複数の基で場合によって置換されている請求項30に記載の化合物。
【請求項33】
R7が、C1〜C4アルキル、C2〜C4アルケニル、又はC2〜C4アルキニルであり、前記C1〜C4アルキル、C2〜C4アルケニル、及びC2〜C4アルキニルが、ハロゲン、ヒドロキシル、シアノ、ニトロ、アジド、フロオロメチル、ジフロオロメチル、トリフルオロメチル、メトキシ、フロオロメトキシ、ジフロオロメトキシ、アミノ、アミノメチル、ジメチルアミノ、アミノエチル、ジエチルアミノ、エトキシ、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、アリール、及びヘテロアリールから選択される1つ又は複数の基で場合によって置換されていてもよく、前記シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、アリール、又はヘテロアリール環が、ハロゲン、ヒドロキシル、シアノ、ニトロ、アジド、フロオロメチル、ジフロオロメチル、トリフルオロメチル、C1〜C4アルキル、C2〜C4アルケニル、C2〜C4アルキニル、C3〜C6シクロアルキル、C3〜C6ヘテロシクロアルキル、NR3R4、及びOR3から選択される1つ又は複数の基で場合によって置換されていてもよい請求項32に記載の化合物。
【請求項34】
R1及びR2が独立に、水素、ハロゲン、メチル、フロオロメチル、ジフロオロメチル、トリフルオロメチル、又はエチルであり、R8が、ハロゲン、ヒドロキシル、シアノ、ニトロ、アジド、メチル、フロオロメチル、ジフロオロメチル、トリフルオロメチル、メトキシ、フロオロメトキシ、ジフロオロメトキシ、トリフロオロメトキシ、アミノ、アミノメチル、ジメチルアミノ、アミノエチル、ジエチルアミノ、エチル、エトキシ、又はSR11である請求項33に記載の化合物。
【請求項35】
R1が、ハロゲン又はメチルであり、R2が、水素であり、R8が、水素、ハロゲン、メチル、フロオロメチル、ジフロオロメチル、トリフルオロメチル、又はSR11である請求項34に記載の化合物。
【請求項36】
R1が、ハロゲンであり、R2が、水素であり、R8が、ハロゲンであり、R9が、アルキル又はハロゲンであり、R2が水素である場合、R2はYに隣接した位置にある請求項35に記載の化合物。
【請求項37】
Wが
【化4】
から選択される請求項30に記載の化合物。
【請求項38】
R7が、C1〜C4アルキル、C2〜C4アルケニル、又はC2〜C4アルキニルであり、前記C1〜C4アルキル、C2〜C4アルケニル、及びC2〜C4アルキニルが、ハロゲン、ヒドロキシル、シアノ、ニトロ、アジド、フロオロメチル、ジフロオロメチル、トリフルオロメチル、メトキシ、フロオロメトキシ、ジフロオロメトキシ、アミノ、アミノメチル、ジメチルアミノ、アミノエチル、ジエチルアミノ、エトキシ、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、アリール、及びヘテロアリールから選択される1つ又は複数の基で場合によって置換されていてもよく、前記シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、アリール、又はヘテロアリール環が、ハロゲン、ヒドロキシル、シアノ、ニトロ、アジド、フロオロメチル、ジフロオロメチル、トリフルオロメチル、C1〜C4アルキル、C2〜C4アルケニル、C2〜C4アルキニル、C3〜C6シクロアルキル、C3〜C6ヘテロシクロアルキル、NR3R4、及びOR3から選択される1つ又は複数の基で場合によって置換されていてもよい請求項37に記載の化合物。
【請求項39】
R1及びR2が独立に、水素、ハロゲン、メチル、フロオロメチル、ジフロオロメチル、トリフルオロメチル、又はエチルであり、R8が、ハロゲン、ヒドロキシル、シアノ、ニトロ、アジド、メチル、フロオロメチル、ジフロオロメチル、トリフルオロメチル、メトキシ、フロオロメトキシ、ジフロオロメトキシ、トリフロオロメトキシ、アミノ、アミノメチル、ジメチルアミノ、アミノエチル、ジエチルアミノ、エチル、エトキシ、又はSR11である請求項38に記載の化合物。
【請求項40】
R1が、ハロゲン又はメチルであり、R2が、水素であり、R8が、水素、ハロゲン、メチル、フロオロメチル、ジフロオロメチル、トリフルオロメチル、又はSR11である請求項39に記載の化合物。
【請求項41】
R1が、ハロゲンであり、R2が、水素であり、R8が、ハロゲンであり、R9が、アルキル又はハロゲンであり、R2が水素である場合、R2はYに隣接した位置にある請求項40に記載の化合物。
【請求項42】
請求項28に記載の化合物、及び薬剤として許容できる担体を含む組成物。
【請求項43】
請求項32に記載の化合物、及び薬剤として許容できる担体を含む組成物。
【請求項44】
請求項37に記載の化合物、及び薬剤として許容できる担体を含む組成物。
【請求項45】
哺乳類におけるMEK活性を阻害する方法であって、前記MEK活性を阻害するのに有効な量の請求項28に記載の1つ又は複数の化合物を、前記哺乳類に投与するステップを含む方法。
【請求項46】
哺乳類における過剰増殖性障害の治療方法であって、前記過剰増殖性障害を治療するのに有効な量の請求項28に記載の1つ又は複数の化合物を、前記哺乳類に投与するステップを含む方法。
【請求項47】
哺乳類における炎症性病態の治療方法であって、前記炎症性病態を治療するのに有効な量の請求項28に記載の1つ又は複数の化合物を、前記哺乳類に投与するステップを含む方法。
【請求項48】
哺乳類におけるMEK活性を阻害する方法であって、前記MEK活性を阻害するのに有効な量の請求項32に記載の1つ又は複数の化合物を、前記哺乳類に投与するステップを含む方法。
【請求項49】
哺乳類における過剰増殖性障害の治療方法であって、前記過剰増殖性障害を治療するのに有効な量の請求項32に記載の1つ又は複数の化合物を、前記哺乳類に投与するステップを含む方法。
【請求項50】
哺乳類における炎症性病態の治療方法であって、前記炎症性病態を治療するのに有効な量の請求項32に記載の1つ又は複数の化合物を、前記哺乳類に投与するステップを含む方法。
【請求項51】
哺乳類におけるMEK活性を阻害する方法であって、前記MEK活性を阻害するのに有効な量の請求項37に記載の1つ又は複数の化合物を、前記哺乳類に投与するステップを含む方法。
【請求項52】
哺乳類における過剰増殖性障害の治療方法であって、前記過剰増殖性障害を治療するのに有効な量の請求項37に記載の1つ又は複数の化合物を、前記哺乳類に投与するステップを含む方法。
【請求項53】
哺乳類における炎症性病態の治療方法であって、前記炎症性病態を治療するのに有効な量の請求項37に記載の1つ又は複数の化合物を、前記哺乳類に投与するステップを含む方法。
【請求項54】
分割されたエナンチオマー、ジアステレオマー、溶媒和物を包含する化合物、及び薬剤として許容できるその塩であって、次式を有する化合物。
【化5】
[式中、Yは、NR15、O、S、S(O)、S(O)2、C(O)、又はCH2であり、
R1、R2、R8、R9、R10、及びR20は独立に、水素、ヒドロキシ、ハロゲン、シアノ、ニトロ、トリフルオロメチル、ジフロオロメチル、フロオロメチル、フロオロメトキシ、ジフロオロメトキシ、トリフロオロメトキシ、アジド、−SR11、−OR3、−C(O)R3、−C(O)OR3、−NR4C(O)OR6、−OC(O)R3、−NR4SO2R6、−SO2NR3R4、−NR4C(O)R3、−C(O)NR3R4、−NR5C(O)NR3R4、−NR5C(NCN)NR3R4、−NR3R4、C1〜C10アルキル、C2〜C10アルケニル、C2〜C10アルキニル、C3〜C10シクロアルキル、C3〜C10シクロアルキルアルキル、−S(O)j(C1〜C6アルキル)、−S(O)j(CR4R5)m−アリール、アリール、アリールアルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、ヘテロシクリル、ヘテロシクリルアルキル、−O(CR4R5)m−アリール、−NR4(CR4R5)m−アリール、−O(CR4R5)m−ヘテロアリール、−NR4(CR4R5)m−ヘテロアリール、−O(CR4R5)m−ヘテロシクリル、又は−NR4(CR4R5)m−ヘテロシクリルであり、前記アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、アリール、アリールアルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、ヘテロシクリル、及びヘテロシクリルアルキル部分のいずれかは、オキソ(但し、アリール又はヘテロアリール上で置換しない)、ハロゲン、シアノ、ニトロ、トリフルオロメチル、ジフロオロメチル、フロオロメチル、フロオロメトキシ、ジフロオロメトキシ、トリフロオロメトキシ、アジド、−NR4SO2R6、−SO2NR3R4、−C(O)R3、−C(O)OR3、−OC(O)R3、−NR4C(O)OR6、−NR4C(O)R3、−C(O)NR3R4、−NR3R4、−NR5C(O)NR3R4、−NR5C(NCN)NR3R4、−OR3、アリール、ヘテロアリール、アリールアルキル、ヘテロアリールアルキル、ヘテロシクリル、及びヘテロシクリルアルキルから独立に選択される1つ又は複数の基で場合によって置換されており、前記シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、アリール、又はヘテロアリール環は、ハロゲン、ヒドロキシル、シアノ、ニトロ、アジド、フロオロメチル、ジフロオロメチル、トリフルオロメチル、C1〜C4アルキル、C2〜C4アルケニル、C2〜C4アルキニル、C3〜C6シクロアルキル、C3〜C6ヘテロシクロアルキル、NR3R4、及びOR3から選択される1つ又は複数の基でさらに置換されていてもよく、
R3は、水素、トリフルオロメチル、C1〜C10アルキル、C2〜C10アルケニル、C2〜C10アルキニル、C3〜C10シクロアルキル、C3〜C10シクロアルキルアルキル、アリール、アリールアルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、ヘテロシクリル、ヘテロシクリルアルキル、ホスフェート、又はアミノ酸残基であり、前記アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、アリール、アリールアルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、ヘテロシクリル、及びヘテロシクリルアルキル部分のいずれかは、オキソ(但し、アリール又はヘテロアリール上で置換しない)、ハロゲン、シアノ、ニトロ、トリフルオロメチル、ジフロオロメトキシ、トリフロオロメトキシ、アジド、−NR11SO2R14、−SO2NR11R12、−C(O)R11、C(O)OR11、−OC(O)R11、−NR11C(O)OR14、−NR11C(O)R12、−C(O)NR11R12、−SR11、−S(O)R14、−SO2R14、−NR11R12、−NR11C(O)NR12R13、−NR11C(NCN)NR12R13、−OR11、アリール、ヘテロアリール、アリールアルキル、ヘテロアリールアルキル、ヘテロシクリル、及びヘテロシクリルアルキルから独立に選択される1つ又は複数の基で場合によって置換されており、
或いは、R3及びR4はそれらが結合している原子と一緒になって、4〜10員の炭素環、ヘテロアリール、又はヘテロ環を形成し、前記炭素環、ヘテロアリール、又はヘテロ環のいずれかは、ハロゲン、シアノ、ニトロ、トリフルオロメチル、ジフロオロメトキシ、トリフロオロメトキシ、アジド、−NR11SO2R14、−SO2NR11R12、−C(O)R11、C(O)OR11、−OC(O)R11、−NR11C(O)OR14、−NR11C(O)R12、−C(O)NR11R12、−SR11、−S(O)R14、−SO2R14、−NR11R12、−NR11C(O)NR12R13、−NR11C(NCN)NR12R13、−OR11、アリール、ヘテロアリール、アリールアルキル、ヘテロアリールアルキル、ヘテロシクリル、及びヘテロシクリルアルキルから独立に選択される1つ又は複数の基で場合によって置換されており、
R4及びR5は独立に、水素又はC1〜C6アルキルであり、或いは
R4及びR5はそれらが結合している原子と一緒になって、4〜10員の炭素環、ヘテロアリール、又はヘテロ環を形成し、前記アルキル、又は前記炭素環、ヘテロアリール、及びヘテロ環のいずれかは、ハロゲン、シアノ、ニトロ、トリフルオロメチル、ジフロオロメトキシ、トリフロオロメトキシ、アジド、−NR11SO2R14、−SO2NR11R12、−C(O)R11、C(O)OR11、−OC(O)R11、−NR11C(O)OR14、−NR11C(O)R12、−C(O)NR11R12、−SR11、−S(O)R14、−SO2R14、−NR11R12、−NR11C(O)NR12R13、−NR11C(NCN)NR12R13、−OR11、アリール、ヘテロアリール、アリールアルキル、ヘテロアリールアルキル、ヘテロシクリル、及びヘテロシクリルアルキルから独立に選択される1つ又は複数の基で場合によって置換されており、
R6は、トリフルオロメチル、C1〜C10アルキル、C3〜C10シクロアルキル、アリール、アリールアルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、ヘテロシクリル、又はヘテロシクリルアルキルであり、前記アルキル、シクロアルキル、アリール、アリールアルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、ヘテロシクリル、及びヘテロシクリルアルキル部分のいずれかは、オキソ(但し、アリール又はヘテロアリール上で置換しない)、ハロゲン、シアノ、ニトロ、トリフルオロメチル、ジフロオロメトキシ、トリフロオロメトキシ、アジド、−NR11SO2R14、−SO2NR11R12、−C(O)R11、C(O)OR11、−OC(O)R11、−NR11C(O)OR14、−NR11C(O)R12、−C(O)NR11R12、−SR11、−S(O)R14、−SO2R14、−NR11R12、−NR11C(O)NR12R13、−NR11C(NCN)NR12R13、−OR11、アリール、ヘテロアリール、アリールアルキル、ヘテロアリールアルキル、ヘテロシクリル、及びヘテロシクリルアルキルから独立に選択される1つ又は複数の基で場合によって置換されており、
R11、R12、及びR13は独立に、水素、低級アルキル、低級アルケニル、アリール、又はアリールアルキルであり、R14は、低級アルキル、低級アルケニル、アリール、又はアリールアルキルであり、
或いは、R11、R12、R13、又はR14のいずれか2つはそれらが結合している原子と一緒になって、4〜10員の炭素環、ヘテロアリール、又はヘテロ環を形成し、前記アルキル、アルケニル、アリール、アリールアルキル炭素環、ヘテロアリール環、又はヘテロ環のいずれかは、ハロゲン、シアノ、ニトロ、トリフルオロメチル、ジフロオロメトキシ、トリフロオロメトキシ、アジド、アリール、ヘテロアリール、アリールアルキル、ヘテロアリールアルキル、ヘテロシクリル、及びヘテロシクリルアルキルから独立に選択される1つ又は複数の基で場合によって置換されており、
Wは、ヘテロアリール、ヘテロシクリル、−C(O)OR3、−C(O)NR3R4、−C(O)NR4OR3、−C(O)R4OR3、−C(O)NR4SO2R3、−C(O)(C3〜C10シクロアルキル)、−C(O)(C1〜C10アルキル)、−C(O)(アリール)、−C(O)(ヘテロアリール)、−C(O)(ヘテロシクリル)、又はCR3OR3であり、前記ヘテロアリール、ヘテロシクリル、−C(O)OR3、−C(O)NR3R4、−C(O)NR4OR3、−C(O)R4OR3、−C(O)NR4SO2R3、−C(O)(C3〜C10シクロアルキル)、−C(O)(C1〜C10アルキル)、−C(O)(アリール)、−C(O)(ヘテロアリール)、−C(O)(ヘテロシクリル)、及びCR3OR3のいずれかは、ハロゲン、シアノ、ニトロ、アジド、−NR3R4、−OR3、C1〜C10アルキル、C2〜C10アルケニル、C2〜C10アルキニル、シクロアルキル、及びヘテロシクロアルキルから独立に選択される1つ又は複数の基で場合によって置換されており、前記C1〜C10アルキル、C2〜C10アルケニル、C2〜C10アルキニル、シクロアルキル、及びヘテロシクロアルキルのいずれかは、−NR3R4及び−OR3から独立に選択される1つ又は複数の基で場合によって置換されており、
R15は、水素、ハロゲン、メチル、フロオロメチル、ジフロオロメチル、トリフルオロメチル、又はエチルであり、
mは、0、1、2、3、4、又は5であり、
jは、0、1、又は2である]。
【請求項55】
YがNHである請求項54に記載の化合物。
【請求項56】
R9が、水素、ハロゲン、メチル、フロオロメチル、ジフロオロメチル、トリフルオロメチル、又はエチルである請求項55に記載の化合物。
【請求項57】
Wが、ヘテロアリール、C(O)OR3、C(O)NR3R4、C(O)NR4OR3、及びC(O)NR4S(O)2R3から選択され、前記ヘテロアリール、C(O)OR3、C(O)NR3R4、C(O)NR4OR3、又はC(O)NR4S(O)2R3のいずれかが、ハロゲン、ヒドロキシル、シアノ、ニトロ、アジド、フロオロメチル、ジフロオロメチル、トリフルオロメチル、メトキシ、フロオロメトキシ、ジフロオロメトキシ、トリフロオロメトキシ、アミノ、アミノメチル、ジメチルアミノ、アミノエチル、ジエチルアミノ、エトキシ、C1〜C4アルキル、C2〜C4アルケニル、C2〜C4アルキニル、C3〜C6シクロアルキル、及びC3〜C6ヘテロシクロアルキルから選択される1つ又は複数の基で場合によって置換されており、前記C1〜C4アルキル、C2〜C4アルケニル、C2〜C4アルキニル、シクロアルキル、又はヘテロシクロアルキルのいずれかが、NR3R4及びOR3から選択される1つ又は複数の基で場合によってさらに置換されていてもよい請求項56に記載の化合物。
【請求項58】
Wが、C(O)OR3、C(O)NHR3、及びC(O)NHOR3から選択され、前記C(O)OR3、C(O)NHR3、及びC(O)NHOR3のいずれかが、ハロゲン、ヒドロキシル、シアノ、ニトロ、アジド、フロオロメチル、ジフロオロメチル、トリフルオロメチル、メトキシ、フロオロメトキシ、ジフロオロメトキシ、トリフロオロメトキシ、アミノ、アミノメチル、ジメチルアミノ、アミノエチル、ジエチルアミノ、エトキシ、C1〜C4アルキル、C2〜C4アルケニル、C2〜C4アルキニル、C3〜C6シクロアルキル、及びC3〜C6ヘテロシクロアルキルから選択される1つ又は複数の基で場合によって置換されており、前記C1〜C4アルキル、C2〜C4アルケニル、C2〜C4アルキニル、シクロアルキル、又はヘテロシクロアルキルのいずれかが、NR3R4及びOR3から選択される1つ又は複数の基で場合によってさらに置換されていてもよく、
R3が、水素、C1〜C4アルキル、C2〜C4アルケニル、C2〜C4アルキニル、C3〜C6シクロアルキル、及びC3〜C6ヘテロシクロアルキルから選択され、前記C1〜C4アルキル、C2〜C4アルケニル、C2〜C4アルキニル、シクロアルキル、又はヘテロシクロアルキルのいずれかが、NR3R4及びOR3から選択される1つ又は複数の基で場合によって置換されている請求項56に記載の化合物。
【請求項59】
R7が、C1〜C4アルキル、C2〜C4アルケニル、又はC2〜C4アルキニルであり、前記C1〜C4アルキル、C2〜C4アルケニル、及びC2〜C4アルキニルが、ハロゲン、ヒドロキシル、シアノ、ニトロ、アジド、フロオロメチル、ジフロオロメチル、トリフルオロメチル、メトキシ、フロオロメトキシ、ジフロオロメトキシ、アミノ、アミノメチル、ジメチルアミノ、アミノエチル、ジエチルアミノ、エトキシ、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、アリール、及びヘテロアリールから選択される1つ又は複数の基で場合によって置換されていてもよく、前記シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、アリール、又はヘテロアリール環が、ハロゲン、ヒドロキシル、シアノ、ニトロ、アジド、フロオロメチル、ジフロオロメチル、トリフルオロメチル、C1〜C4アルキル、C2〜C4アルケニル、C2〜C4アルキニル、C3〜C6シクロアルキル、C3〜C6ヘテロシクロアルキル、NR3R4、及びOR3から選択される1つ又は複数の基で場合によって置換されていてもよい請求項58に記載の化合物。
【請求項60】
R1及びR2が独立に、水素、ハロゲン、メチル、フロオロメチル、ジフロオロメチル、トリフルオロメチル、又はエチルであり、R8が、ハロゲン、ヒドロキシル、シアノ、ニトロ、アジド、メチル、フロオロメチル、ジフロオロメチル、トリフルオロメチル、メトキシ、フロオロメトキシ、ジフロオロメトキシ、トリフロオロメトキシ、アミノ、アミノメチル、ジメチルアミノ、アミノエチル、ジエチルアミノ、エチル、エトキシ、又はSR11である請求項59に記載の化合物。
【請求項61】
R1が、ハロゲン又はメチルであり、R2が、水素であり、R8が、水素、ハロゲン、メチル、フロオロメチル、ジフロオロメチル、トリフルオロメチル、又はSR11である請求項60に記載の化合物。
【請求項62】
R1が、ハロゲンであり、R2が、水素であり、R8が、ハロゲンであり、R9が、アルキル又はハロゲンであり、R2が水素である場合、R2はYに隣接した位置にある請求項61に記載の化合物。
【請求項63】
Wが
【化6】
から選択される請求項56に記載の化合物。
【請求項64】
R7が、C1〜C4アルキル、C2〜C4アルケニル、又はC2〜C4アルキニルであり、前記C1〜C4アルキル、C2〜C4アルケニル、及びC2〜C4アルキニルが、ハロゲン、ヒドロキシル、シアノ、ニトロ、アジド、フロオロメチル、ジフロオロメチル、トリフルオロメチル、メトキシ、フロオロメトキシ、ジフロオロメトキシ、アミノ、アミノメチル、ジメチルアミノ、アミノエチル、ジエチルアミノ、エトキシ、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、アリール、及びヘテロアリールから選択される1つ又は複数の基で場合によって置換されていてもよく、前記シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、アリール、又はヘテロアリール環が、ハロゲン、ヒドロキシル、シアノ、ニトロ、アジド、フロオロメチル、ジフロオロメチル、トリフルオロメチル、C1〜C4アルキル、C2〜C4アルケニル、C2〜C4アルキニル、C3〜C6シクロアルキル、C3〜C6ヘテロシクロアルキル、NR3R4、及びOR3から選択される1つ又は複数の基で場合によって置換されていてもよい請求項63に記載の化合物。
【請求項65】
R1及びR2が独立に、水素、ハロゲン、メチル、フロオロメチル、ジフロオロメチル、トリフルオロメチル、又はエチルであり、R8が、ハロゲン、ヒドロキシル、シアノ、ニトロ、アジド、メチル、フロオロメチル、ジフロオロメチル、トリフルオロメチル、メトキシ、フロオロメトキシ、ジフロオロメトキシ、トリフロオロメトキシ、アミノ、アミノメチル、ジメチルアミノ、アミノエチル、ジエチルアミノ、エチル、エトキシ、又はSR11である請求項64に記載の化合物。
【請求項66】
R1が、ハロゲン又はメチルであり、R2が、水素であり、R8が、水素、ハロゲン、メチル、フロオロメチル、ジフロオロメチル、トリフルオロメチル、又はSR11である請求項65に記載の化合物。
【請求項67】
R1が、ハロゲンであり、R2が、水素であり、R8が、ハロゲンであり、R9が、アルキル又はハロゲンであり、R2が水素である場合、R2はYに隣接した位置にある請求項66に記載の化合物。
【請求項68】
請求項54に記載の化合物、及び薬剤として許容できる担体を含む組成物。
【請求項69】
請求項58に記載の化合物、及び薬剤として許容できる担体を含む組成物。
【請求項70】
請求項63に記載の化合物、及び薬剤として許容できる担体を含む組成物。
【請求項71】
哺乳類におけるMEK活性を阻害する方法であって、前記MEK活性を阻害するのに有効な量の請求項54に記載の1つ又は複数の化合物を、前記哺乳類に投与するステップを含む方法。
【請求項72】
哺乳類における過剰増殖性障害の治療方法であって、前記過剰増殖性障害を治療するのに有効な量の請求項54に記載の1つ又は複数の化合物を、前記哺乳類に投与するステップを含む方法。
【請求項73】
哺乳類における炎症性病態の治療方法であって、前記炎症性病態を治療するのに有効な量の請求項54に記載の1つ又は複数の化合物を、前記哺乳類に投与するステップを含む方法。
【請求項74】
哺乳類におけるMEK活性を阻害する方法であって、前記MEK活性を阻害するのに有効な量の請求項58に記載の1つ又は複数の化合物を、前記哺乳類に投与するステップを含む方法。
【請求項75】
哺乳類における過剰増殖性障害の治療方法であって、前記過剰増殖性障害を治療するのに有効な量の請求項58に記載の1つ又は複数の化合物を、前記哺乳類に投与するステップを含む方法。
【請求項76】
哺乳類における炎症性病態の治療方法であって、前記炎症性病態を治療するのに有効な量の請求項58に記載の1つ又は複数の化合物を、前記哺乳類に投与するステップを含む方法。
【請求項77】
哺乳類におけるMEK活性を阻害する方法であって、前記MEK活性を阻害するのに有効な量の請求項63に記載の1つ又は複数の化合物を、前記哺乳類に投与するステップを含む方法。
【請求項78】
哺乳類における過剰増殖性障害の治療方法であって、前記過剰増殖性障害を治療するのに有効な量の請求項63に記載の1つ又は複数の化合物を、前記哺乳類に投与するステップを含む方法。
【請求項79】
哺乳類における炎症性病態の治療方法であって、前記炎症性病態を治療するのに有効な量の請求項63に記載の1つ又は複数の化合物を、前記哺乳類に投与するステップを含む方法。
【請求項80】
分割されたエナンチオマー、ジアステレオマー、溶媒和物を包含する化合物、及び薬剤として許容できるその塩であって、次式を有する化合物。
【化7】
[式中、Yは、NR15、O、S、S(O)、S(O)2、C(O)、又はCH2であり、
R1、R2、R8、R9、及びR10は独立に、水素、ヒドロキシ、ハロゲン、シアノ、ニトロ、トリフルオロメチル、ジフロオロメチル、フロオロメチル、フロオロメトキシ、ジフロオロメトキシ、トリフロオロメトキシ、アジド、−SR11、−OR3、−C(O)R3、−C(O)OR3、−NR4C(O)OR6、−OC(O)R3、−NR4SO2R6、−SO2NR3R4、−NR4C(O)R3、−C(O)NR3R4、−NR5C(O)NR3R4、−NR5C(NCN)NR3R4、−NR3R4、C1〜C10アルキル、C2〜C10アルケニル、C2〜C10アルキニル、C3〜C10シクロアルキル、C3〜C10シクロアルキルアルキル、−S(O)j(C1〜C6アルキル)、−S(O)j(CR4R5)m−アリール、アリール、アリールアルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、ヘテロシクリル、ヘテロシクリルアルキル、−O(CR4R5)m−アリール、−NR4(CR4R5)m−アリール、−O(CR4R5)m−ヘテロアリール、−NR4(CR4R5)m−ヘテロアリール、−O(CR4R5)m−ヘテロシクリル、又は−NR4(CR4R5)m−ヘテロシクリルであり、前記アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、アリール、アリールアルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、ヘテロシクリル、及びヘテロシクリルアルキル部分のいずれかは、オキソ(但し、アリール又はヘテロアリール上で置換しない)、ハロゲン、シアノ、ニトロ、トリフルオロメチル、ジフロオロメチル、フロオロメチル、フロオロメトキシ、ジフロオロメトキシ、トリフロオロメトキシ、アジド、−NR4SO2R6、−SO2NR3R4、−C(O)R3、−C(O)OR3、−OC(O)R3、NR4C(O)OR6、−NR4C(O)R3、−C(O)NR3R4、−NR3R4、−NR5C(O)NR3R4、−NR5C(NCN)NR3R4、−OR3、アリール、ヘテロアリール、アリールアルキル、ヘテロアリールアルキル、ヘテロシクリル、及びヘテロシクリルアルキルから独立に選択される1つ又は複数の基で場合によって置換されており、前記シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、アリール、又はヘテロアリール環が、ハロゲン、ヒドロキシル、シアノ、ニトロ、アジド、フロオロメチル、ジフロオロメチル、トリフルオロメチル、C1〜C4アルキル、C2〜C4アルケニル、C2〜C4アルキニル、C3〜C6シクロアルキル、C3〜C6ヘテロシクロアルキル、NR3R4、及びOR3から選択される1つ又は複数の基でさらに置換されていてもよく、
R3は、水素、トリフルオロメチル、C1〜C10アルキル、C2〜C10アルケニル、C2〜C10アルキニル、C3〜C10シクロアルキル、C3〜C10シクロアルキルアルキル、アリール、アリールアルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、ヘテロシクリル、ヘテロシクリルアルキル、ホスフェート、又はアミノ酸残基であり、前記アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、アリール、アリールアルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、ヘテロシクリル、及びヘテロシクリルアルキル部分のいずれかは、オキソ(但し、アリール又はヘテロアリール上で置換しない)、ハロゲン、シアノ、ニトロ、ジフロオロメチル、ジフロオロメトキシ、トリフロオロメトキシ、アジド、−NR11SO2R14、−SO2NR11R12、−C(O)R11、C(O)OR11、−OC(O)R11、−NR11C(O)OR14、−NR11C(O)R12、−C(O)NR11R12、−SR11、−S(O)R14、−SO2R14、−NR11R12、−NR11C(O)NR12R13、−NR11C(NCN)NR12R13、−OR11、アリール、ヘテロアリール、アリールアルキル、ヘテロアリールアルキル、ヘテロシクリル、及びヘテロシクリルアルキルから独立に選択される1つ又は複数の基で場合によって置換されており、
或いは、R3及びR4はそれらが結合している原子と一緒になって、4〜10員の炭素環、ヘテロアリール、又はヘテロ環を形成し、前記炭素環、ヘテロアリール、又はヘテロ環のいずれかは、ハロゲン、シアノ、ニトロ、トリフルオロメチル、ジフロオロメトキシ、トリフロオロメトキシ、アジド、−NR11SO2R14、−SO2NR11R12、−C(O)R11、C(O)OR11、−OC(O)R11、−NR11C(O)OR14、−NR11C(O)R12、−C(O)NR11R12、−SR11、−S(O)R14、−SO2R14、−NR11R12、−NR11C(O)NR12R13、−NR11C(NCN)NR12R13、−OR11、アリール、ヘテロアリール、アリールアルキル、ヘテロアリールアルキル、ヘテロシクリル、及びヘテロシクリルアルキルから独立に選択される1つ又は複数の基で場合によって置換されており、
R4及びR5は独立に、水素又はC1〜C6アルキルであり、或いは
R4及びR5はそれらが結合している原子と一緒になって、4〜10員の炭素環、ヘテロアリール、又はヘテロ環を形成し、前記アルキル、又は前記炭素環、ヘテロアリール、及びヘテロ環のいずれかは、ハロゲン、シアノ、ニトロ、トリフルオロメチル、ジフロオロメトキシ、トリフロオロメトキシ、アジド、−NR11SO2R14、−SO2NR11R12、−C(O)R11、C(O)OR11、−OC(O)R11、−NR11C(O)OR14、−NR11C(O)R12、−C(O)NR11R12、−SR11、−S(O)R14、−SO2R14、−NR11R12、−NR11C(O)NR12R13、−NR11C(NCN)NR12R13、−OR11、アリール、ヘテロアリール、アリールアルキル、ヘテロアリールアルキル、ヘテロシクリル、及びヘテロシクリルアルキルから独立に選択される1つ又は複数の基で場合によって置換されており、
R6は、トリフルオロメチル、C1〜C10アルキル、C3〜C10シクロアルキル、アリール、アリールアルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、ヘテロシクリル、又はヘテロシクリルアルキルであり、前記アルキル、シクロアルキル、アリール、アリールアルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、ヘテロシクリル、及びヘテロシクリルアルキル部分のいずれかは、オキソ(但し、アリール又はヘテロアリール上で置換しない)、ハロゲン、シアノ、ニトロ、トリフルオロメチル、ジフロオロメトキシ、トリフロオロメトキシ、アジド、−NR11SO2R14、−SO2NR11R12、−C(O)R11、C(O)OR11、−OC(O)R11、−NR11C(O)OR14、−NR11C(O)R12、−C(O)NR11R12、−SR11、−S(O)R14、−SO2R14、−NR11R12、−NR11C(O)NR12R13、−NR11C(NCN)NR12R13、−OR11、アリール、ヘテロアリール、アリールアルキル、ヘテロアリールアルキル、ヘテロシクリル、及びヘテロシクリルアルキルから独立に選択される1つ又は複数の基で場合によって置換されており、
R11、R12、及びR13は独立に、水素、低級アルキル、低級アルケニル、アリール、又はアリールアルキルであり、R14は、低級アルキル、低級アルケニル、アリール、又はアリールアルキルであり、
或いは、R11、R12、R13、又はR14のいずれか2つはそれらが結合している原子と一緒になって、4〜10員の炭素環、ヘテロアリール、又はヘテロ環を形成し、前記アルキル、アルケニル、アリール、アリールアルキル炭素環、ヘテロアリール環、又はヘテロ環のいずれかは、ハロゲン、シアノ、ニトロ、トリフルオロメチル、ジフロオロメトキシ、トリフロオロメトキシ、アジド、アリール、ヘテロアリール、アリールアルキル、ヘテロアリールアルキル、ヘテロシクリル、及びヘテロシクリルアルキルから独立に選択される1つ又は複数の基で場合によって置換されており、
Wは、ヘテロアリール、ヘテロシクリル、−C(O)OR3、−C(O)NR3R4、−C(O)NR4OR3、−C(O)R4OR3、−C(O)NR4SO2R3、−C(O)(C3〜C10シクロアルキル)、−C(O)(C1〜C10アルキル)、−C(O)(アリール)、−C(O)(ヘテロアリール)、−C(O)(ヘテロシクリル)、又はCR3OR3であり、前記ヘテロアリール、ヘテロシクリル、−C(O)OR3、−C(O)NR3R4、−C(O)NR4OR3、−C(O)R4OR3、−C(O)NR4SO2R3、−C(O)(C3〜C10シクロアルキル)、−C(O)(C3〜C10アルキル)、−C(O)(アリール)、−C(O)(ヘテロアリール)、−C(O)(ヘテロシクリル)、及びCR3OR3のいずれかが、ハロゲン、シアノ、ニトロ、アジド、−NR3R4、−OR3、C1〜C10アルキル、C2〜C10アルケニル、C2〜C10アルキニル、シクロアルキル、及びヘテロシクロアルキルから独立に選択される1つ又は複数の基で場合によって置換されており、前記C1〜C10アルキル、C2〜C10アルケニル、C2〜C10アルキニル、シクロアルキル、及びヘテロシクロアルキルのいずれかは、−NR3R4及び−OR3から独立に選択される1つ又は複数の基で場合によって置換されており、
R15は、水素、ハロゲン、メチル、フロオロメチル、ジフロオロメチル、トリフルオロメチル、又はエチルであり、
mは、0、1、2、3、4、又は5であり、
jは、0、1、又は2である]。
【請求項81】
YがNHである請求項80に記載の化合物。
【請求項82】
R9が、水素、ハロゲン、メチル、フロオロメチル、ジフロオロメチル、トリフルオロメチル、又はエチルである請求項81に記載の化合物。
【請求項83】
Wが、ヘテロアリール、C(O)OR3、C(O)NR3R4、C(O)NR4OR3、及びC(O)NR4S(O)2R3から選択され、前記ヘテロアリール、C(O)OR3、C(O)NR3R4、C(O)NR4OR3、又はC(O)NR4S(O)2R3のいずれかが、ハロゲン、ヒドロキシル、シアノ、ニトロ、アジド、フロオロメチル、ジフロオロメチル、トリフルオロメチル、メトキシ、フロオロメトキシ、ジフロオロメトキシ、トリフロオロメトキシ、アミノ、アミノメチル、ジメチルアミノ、アミノエチル、ジエチルアミノ、エトキシ、C1〜C4アルキル、C2〜C4アルケニル、C2〜C4アルキニル、C3〜C6シクロアルキル、及びC3〜C6ヘテロシクロアルキルから選択される1つ又は複数の基で場合によって置換されており、前記C1〜C4アルキル、C2〜C4アルケニル、C2〜C4アルキニル、シクロアルキル、又はヘテロシクロアルキルのいずれかが、NR3R4及びOR3から選択される1つ又は複数の基で場合によってさらに置換されていてもよい請求項82に記載の化合物。
【請求項84】
Wが、C(O)OR3、C(O)NHR3、及びC(O)NHOR3から選択され、前記C(O)OR3、C(O)NHR3、及びC(O)NHOR3のいずれかが、ハロゲン、ヒドロキシル、シアノ、ニトロ、アジド、フロオロメチル、ジフロオロメチル、トリフルオロメチル、メトキシ、フロオロメトキシ、ジフロオロメトキシ、トリフロオロメトキシ、アミノ、アミノメチル、ジメチルアミノ、アミノエチル、ジエチルアミノ、エトキシ、C1〜C4アルキル、C2〜C4アルケニル、C2〜C4アルキニル、C3〜C6シクロアルキル、及びC3〜C6ヘテロシクロアルキルから選択される1つ又は複数の基で場合によって置換されており、前記C1〜C4アルキル、C2〜C4アルケニル、C2〜C4アルキニル、シクロアルキル、又はヘテロシクロアルキルのいずれかが、NR3R4及びOR3から選択される1つ又は複数の基で場合によってさらに置換されていてもよく、
R3が、水素、C1〜C4アルキル、C2〜C4アルケニル、C2〜C4アルキニル、C3〜C6シクロアルキル、及びC3〜C6ヘテロシクロアルキルから選択され、前記C1〜C4アルキル、C2〜C4アルケニル、C2〜C4アルキニル、シクロアルキル、又はヘテロシクロアルキルのいずれかが、NR3R4及びOR3から選択される1つ又は複数の基で場合によって置換されている請求項82に記載の化合物。
【請求項85】
R7が、C1〜C4アルキル、C2〜C4アルケニル、又はC2〜C4アルキニルであり、前記C1〜C4アルキル、C2〜C4アルケニル、及びC2〜C4アルキニルが、ハロゲン、ヒドロキシル、シアノ、ニトロ、アジド、フロオロメチル、ジフロオロメチル、トリフルオロメチル、メトキシ、フロオロメトキシ、ジフロオロメトキシ、アミノ、アミノメチル、ジメチルアミノ、アミノエチル、ジエチルアミノ、エトキシ、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、アリール、及びヘテロアリールから選択される1つ又は複数の基で場合によって置換されていてもよく、前記シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、アリール、又はヘテロアリール環が、ハロゲン、ヒドロキシル、シアノ、ニトロ、アジド、フロオロメチル、ジフロオロメチル、トリフルオロメチル、C1〜C4アルキル、C2〜C4アルケニル、C2〜C4アルキニル、C3〜C6シクロアルキル、C3〜C6ヘテロシクロアルキル、NR3R4、及びOR3から選択される1つ又は複数の基で場合によって置換されていてもよい請求項84に記載の化合物。
【請求項86】
R1及びR2が独立に、水素、ハロゲン、メチル、フロオロメチル、ジフロオロメチル、トリフルオロメチル、又はエチルであり、R8が、ハロゲン、ヒドロキシル、シアノ、ニトロ、アジド、メチル、フロオロメチル、ジフロオロメチル、トリフルオロメチル、メトキシ、フロオロメトキシ、ジフロオロメトキシ、トリフロオロメトキシ、アミノ、アミノメチル、ジメチルアミノ、アミノエチル、ジエチルアミノ、エチル、エトキシ、又はSR11である請求項85に記載の化合物。
【請求項87】
R1が、ハロゲン又はメチルであり、R2が、水素であり、R8が、水素、ハロゲン、メチル、フロオロメチル、ジフロオロメチル、トリフルオロメチル、又はSR11である請求項86に記載の化合物。
【請求項88】
R1が、ハロゲンであり、R2が、水素であり、R8が、ハロゲンであり、R9が、アルキル又はハロゲンであり、R2が水素である場合、R2はYに隣接した位置にある請求項87に記載の化合物。
【請求項89】
Wが
【化8】
から選択される請求項82に記載の化合物。
【請求項90】
R7が、C1〜C4アルキル、C2〜C4アルケニル、又はC2〜C4アルキニルであり、前記C1〜C4アルキル、C2〜C4アルケニル、及びC2〜C4アルキニルが、ハロゲン、ヒドロキシル、シアノ、ニトロ、アジド、フロオロメチル、ジフロオロメチル、トリフルオロメチル、メトキシ、フロオロメトキシ、ジフロオロメトキシ、アミノ、アミノメチル、ジメチルアミノ、アミノエチル、ジエチルアミノ、エトキシ、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、アリール、及びヘテロアリールから選択される1つ又は複数の基で場合によって置換されていてもよく、前記シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、アリール、又はヘテロアリール環が、ハロゲン、ヒドロキシル、シアノ、ニトロ、アジド、フロオロメチル、ジフロオロメチル、トリフルオロメチル、C1〜C4アルキル、C2〜C4アルケニル、C2〜C4アルキニル、C3〜C6シクロアルキル、C3〜C6ヘテロシクロアルキル、NR3R4、及びOR3から選択される1つ又は複数の基で場合によって置換されていてもよい請求項89に記載の化合物。
【請求項91】
R1及びR2が独立に、水素、ハロゲン、メチル、フロオロメチル、ジフロオロメチル、トリフルオロメチル、又はエチルであり、R8が、ハロゲン、ヒドロキシル、シアノ、ニトロ、アジド、メチル、フロオロメチル、ジフロオロメチル、トリフルオロメチル、メトキシ、フロオロメトキシ、ジフロオロメトキシ、トリフロオロメトキシ、アミノ、アミノメチル、ジメチルアミノ、アミノエチル、ジエチルアミノ、エチル、エトキシ、又はSR11である請求項90に記載の化合物。
【請求項92】
R1が、ハロゲン又はメチルであり、R2が、水素であり、R8が、水素、ハロゲン、メチル、フロオロメチル、ジフロオロメチル、トリフルオロメチル、又はSR11である請求項91に記載の化合物。
【請求項93】
R1が、ハロゲンであり、R2が、水素であり、R8が、ハロゲンであり、R9が、アルキル又はハロゲンであり、R2が水素である場合、R2はYに隣接した位置にある請求項92に記載の化合物。
【請求項94】
請求項80に記載の化合物、及び薬剤として許容できる担体を含む組成物。
【請求項95】
請求項84に記載の化合物、及び薬剤として許容できる担体を含む組成物。
【請求項96】
請求項89に記載の化合物、及び薬剤として許容できる担体を含む組成物。
【請求項97】
哺乳類におけるMEK活性を阻害する方法であって、前記MEK活性を阻害するのに有効な量の請求項80に記載の1つ又は複数の化合物を、前記哺乳類に投与するステップを含む方法。
【請求項98】
哺乳類における過剰増殖性障害の治療方法であって、前記過剰増殖性障害を治療するのに有効な量の請求項80に記載の1つ又は複数の化合物を、前記哺乳類に投与するステップを含む方法。
【請求項99】
哺乳類における炎症性病態の治療方法であって、前記炎症性病態を治療するのに有効な量の請求項80に記載の1つ又は複数の化合物を、前記哺乳類に投与するステップを含む方法。
【請求項100】
哺乳類におけるMEK活性を阻害する方法であって、前記MEK活性を阻害するのに有効な量の請求項84に記載の1つ又は複数の化合物を、前記哺乳類に投与するステップを含む方法。
【請求項101】
哺乳類における過剰増殖性障害の治療方法であって、前記過剰増殖性障害を治療するのに有効な量の請求項84に記載の1つ又は複数の化合物を、前記哺乳類に投与するステップを含む方法。
【請求項102】
哺乳類における炎症性病態の治療方法であって、前記炎症性病態を治療するのに有効な量の請求項84に記載の1つ又は複数の化合物を、前記哺乳類に投与するステップを含む方法。
【請求項103】
哺乳類におけるMEK活性を阻害する方法であって、前記MEK活性を阻害するのに有効な量の請求項89に記載の1つ又は複数の化合物を、前記哺乳類に投与するステップを含む方法。
【請求項104】
哺乳類における過剰増殖性障害の治療方法であって、前記過剰増殖性障害を治療するのに有効な量の請求項89に記載の1つ又は複数の化合物を、前記哺乳類に投与するステップを含む方法。
【請求項105】
哺乳類における炎症性病態の治療方法であって、前記炎症性病態を治療するのに有効な量の請求項89に記載の1つ又は複数の化合物を、前記哺乳類に投与するステップを含む方法。
【請求項106】
分割されたエナンチオマー、ジアステレオマー、溶媒和物を包含する化合物、及び薬剤として許容できるその塩であって、次式を有する化合物。
【化9】
[式中、Yは、NR15、O、S、S(O)、S(O)2、C(O)、又はCH2であり、
R1、R2、R8、R9、及びR10は独立に、水素、ヒドロキシ、ハロゲン、シアノ、ニトロ、トリフルオロメチル、ジフロオロメチル、フロオロメチル、フルオロメトキシ、ジフロオロメトキシ、トリフロオロメトキシ、アジド、−SR11、−OR3、−C(O)R3、−C(O)OR3、−NR4C(O)OR6、−OC(O)R3、−NR4SO2R6、−SO2NR3R4、−NR4C(O)R3、−C(O)NR3R4、−NR5C(O)NR3R4、−NR5C(NCN)NR3R4、−NR3R4、C1〜C10アルキル、C2〜C10アルケニル、C2〜C10アルキニル、C3〜C10シクロアルキル、C3〜C10シクロアルキルアルキル、−S(O)j(C1〜C6アルキル)、−S(O)j(CR4R5)m−アリール、アリール、アリールアルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、ヘテロシクリル、ヘテロシクリルアルキル、−O(CR4R5)m−アリール、−NR4(CR4R5)m−アリール、−O(CR4R5)m−ヘテロアリール、−NR4(CR4R5)m−ヘテロアリール、−O(CR4R5)m−ヘテロシクリル、又は−NR4(CR4R5)m−ヘテロシクリルであり、前記アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、アリール、アリールアルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、ヘテロシクリル、及びヘテロシクリルアルキル部分のいずれかは、オキソ(但し、アリール又はヘテロアリール上で置換しない)、ハロゲン、シアノ、ニトロ、トリフルオロメチル、ジフロオロメチル、フロオロメチル、フロオロメトキシ、ジフロオロメトキシ、トリフロオロメトキシ、アジド、−NR4SO2R6、−SO2NR3R4、−C(O)R3、−C(O)OR3、−OC(O)R3、NR4C(O)OR6、−NR4C(O)R3、−C(O)NR3R4、−NR3R4、−NR5C(O)NR3R4、−NR5C(NCN)NR3R4、−OR3、アリール、ヘテロアリール、アリールアルキル、ヘテロアリールアルキル、ヘテロシクリル、及びヘテロシクリルアルキルから独立に選択される1つ又は複数の基で場合によって置換されており、前記シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、アリール、又はヘテロアリール環は、ハロゲン、ヒドロキシル、シアノ、ニトロ、アジド、フロオロメチル、ジフロオロメチル、トリフルオロメチル、C1〜C4アルキル、C2〜C4アルケニル、C2〜C4アルキニル、C3〜C6シクロアルキル、C3〜C6ヘテロシクロアルキル、NR3R4、及びOR3から選択される1つ又は複数の基でさらに置換されていてもよく、
R7は、水素、トリフルオロメチル、C1〜C10アルキル、C2〜C10アルケニル、C2〜C10アルキニル、C3〜C10シクロアルキル、C3〜C10シクロアルキルアルキル、アリール、アリールアルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、ヘテロシクリル、又はヘテロシクリルアルキルであり、前記アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、アリール、アリールアルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、ヘテロシクリル、及びヘテロシクリルアルキル部分のいずれかは、オキソ(但し、アリール又はヘテロアリール上で置換しない)、ハロゲン、シアノ、ニトロ、トリフルオロメチル、ジフロオロメチル、フロオロメチル、フロオロメトキシ、ジフロオロメトキシ、トリフロオロメトキシ、アジド、−NR11SO2R14、−SO2NR11R12、−C(O)R11、C(O)OR11、−OC(O)R11、−NR11C(O)OR14、−NR11C(O)R12、−C(O)NR11R12、−SR11、−S(O)R14、−SO2R14、−NR11R12、−NR11C(O)NR12R13、−NR11C(NCN)NR12R13、−OR11、C1〜C10アルキル、C2〜C10アルケニル、C2〜C10アルキニル、C3〜C10シクロアルキル、アリール、ヘテロアリール、アリールアルキル、ヘテロアリールアルキル、ヘテロシクリル、及びヘテロシクリルアルキルから独立に選択される1つ又は複数の基で場合によって置換されており、前記シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、アリール、又はヘテロアリール環が、ハロゲン、ヒドロキシル、シアノ、ニトロ、アジド、フロオロメチル、ジフロオロメチル、トリフルオロメチル、C1〜C4アルキル、C2〜C4アルケニル、C2〜C4アルキニル、C3〜C6シクロアルキル、C3〜C6ヘテロシクロアルキル、NR3R4、及びOR3から選択される1つ又は複数の基でさらに置換されていてもよく、
R3は、水素、トリフルオロメチル、C1〜C10アルキル、C2〜C10アルケニル、C2〜C10アルキニル、C3〜C10シクロアルキル、C3〜C10シクロアルキルアルキル、アリール、アリールアルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、ヘテロシクリル、ヘテロシクリルアルキル、ホスフェート、又はアミノ酸残基であり、前記アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、アリール、アリールアルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、ヘテロシクリル、及びヘテロシクリルアルキル部分のいずれかは、オキソ(但し、アリール又はヘテロアリール上で置換しない)、ハロゲン、シアノ、ニトロ、トリフルオロメチル、ジフロオロメトキシ、トリフロオロメトキシ、アジド、−NR11SO2R14、−SO2NR11R12、−C(O)R11、C(O)OR11、−OC(O)R11、−NR11C(O)OR14、−NR11C(O)R12、−C(O)NR11R12、−SR11、−S(O)R14、−SO2R14、−NR11R12、−NR11C(O)NR12R13、−NR11C(NCN)NR12R13、−OR11、アリール、ヘテロアリール、アリールアルキル、ヘテロアリールアルキル、ヘテロシクリル、及びヘテロシクリルアルキルから独立に選択される1つ又は複数の基で場合によって置換されており、
或いは、R3及びR4はそれらが結合している原子と一緒になって、4〜10員の炭素環、ヘテロアリール、又はヘテロ環を形成し、前記炭素環、ヘテロアリール、又はヘテロ環のいずれかは、ハロゲン、シアノ、ニトロ、トリフルオロメチル、ジフロオロメトキシ、トリフロオロメトキシ、アジド、−NR11SO2R14、−SO2NR11R12、−C(O)R11、C(O)OR11、−OC(O)R11、−NR11C(O)OR14、−NR11C(O)R12、−C(O)NR11R12、−SR11、−S(O)R14、−SO2R14、−NR11R12、−NR11C(O)NR12R13、−NR11C(NCN)NR12R13、−OR11、アリール、ヘテロアリール、アリールアルキル、ヘテロアリールアルキル、ヘテロシクリル、及びヘテロシクリルアルキルから独立に選択される1つ又は複数の基で場合によって置換されており、
R4及びR5は独立に、水素又はC1〜C6アルキルであり、或いは
R4及びR5はそれらが結合している原子と一緒になって、4〜10員の炭素環、ヘテロアリール、又はヘテロ環を形成し、前記アルキル、又は前記炭素環、ヘテロアリール、及びヘテロ環のいずれかは、ハロゲン、シアノ、ニトロ、トリフルオロメチル、ジフロオロメトキシ、トリフロオロメトキシ、アジド、−NR11SO2R14、−SO2NR11R12、−C(O)R11、C(O)OR11、−OC(O)R11、−NR11C(O)OR14、−NR11C(O)R12、−C(O)NR11R12、−SR11、−S(O)R14、−SO2R14、−NR11R12、−NR11C(O)NR12R13、−NR11C(NCN)NR12R13、−OR11、アリール、ヘテロアリール、アリールアルキル、ヘテロアリールアルキル、ヘテロシクリル、及びヘテロシクリルアルキルから独立に選択される1つ又は複数の基で場合によって置換されており、
R6は、トリフルオロメチル、C1〜C10アルキル、C3〜C10シクロアルキル、アリール、アリールアルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、ヘテロシクリル、又はヘテロシクリルアルキルであり、前記アルキル、シクロアルキル、アリール、アリールアルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、ヘテロシクリル、及びヘテロシクリルアルキル部分のいずれかは、オキソ(但し、アリール又はヘテロアリール上で置換しない)、ハロゲン、シアノ、ニトロ、トリフルオロメチル、ジフロオロメトキシ、トリフロオロメトキシ、アジド、−NR11SO2R14、−SO2NR11R12、−C(O)R11、C(O)OR11、−OC(O)R11、−NR11C(O)OR14、−NR11C(O)R12、−C(O)NR11R12、−SR11、−S(O)R14、−SO2R14、−NR11R12、−NR11C(O)NR12R13、−NR11C(NCN)NR12R13、−OR11、アリール、ヘテロアリール、アリールアルキル、ヘテロアリールアルキル、ヘテロシクリル、及びヘテロシクリルアルキルから独立に選択される1つ又は複数の基で場合によって置換されており、
R11、R12、及びR13は独立に、水素、低級アルキル、低級アルケニル、アリール、又はアリールアルキルであり、R14は、低級アルキル、低級アルケニル、アリール、又はアリールアルキルであり、
或いは、R11、R12、R13、又はR14のいずれか2つはそれらが結合している原子と一緒になって、4〜10員の炭素環、ヘテロアリール、又はヘテロ環を形成し、前記アルキル、アルケニル、アリール、アリールアルキル炭素環、ヘテロアリール環、又はヘテロ環のいずれかは、ハロゲン、シアノ、ニトロ、トリフルオロメチル、ジフロオロメトキシ、トリフロオロメトキシ、アジド、アリール、ヘテロアリール、アリールアルキル、ヘテロアリールアルキル、ヘテロシクリル、及びヘテロシクリルアルキルから独立に選択される1つ又は複数の基で場合によって置換されており、
Wは、ヘテロアリール、ヘテロシクリル、−C(O)OR3、−C(O)NR3R4、−C(O)NR4OR3、−C(O)R4OR3、−C(O)NR4SO2R3、−C(O)(C3〜C10シクロアルキル)、−C(O)(C1〜C10アルキル)、−C(O)(アリール)、−C(O)(ヘテロアリール)、−C(O)(ヘテロシクリル)、又はCR3OR3であり、前記ヘテロアリール、ヘテロシクリル、−C(O)OR3、−C(O)NR3R4、−C(O)NR4OR3、−C(O)R4OR3、−C(O)NR4SO2R3、−C(O)(C3〜C10シクロアルキル)、−C(O)(C1〜C10アルキル)、−C(O)(アリール)、−C(O)(ヘテロアリール)、−C(O)(ヘテロシクリル)、及びCR3OR3のいずれかは、ハロゲン、シアノ、ニトロ、アジド、−NR3R4、−OR3、C1〜C10アルキル、C2〜C10アルケニル、C2〜C10アルキニル、シクロアルキル、及びヘテロシクロアルキルから独立に選択される1つ又は複数の基で場合によって置換されており、前記C1〜C10アルキル、C2〜C10アルケニル、C2〜C10アルキニル、シクロアルキル、及びヘテロシクロアルキルのいずれかは、−NR3R4及び−OR3から独立に選択される1つ又は複数の基で場合によって置換されており、
R15は、水素、ハロゲン、メチル、フロオロメチル、ジフロオロメチル、トリフルオロメチル、又はエチルであり、
mは、0、1、2、3、4、又は5であり、
jは、0、1、又は2である]。
【請求項107】
YがNHである請求項106に記載の化合物。
【請求項108】
R9が、水素、ハロゲン、メチル、フロオロメチル、ジフロオロメチル、トリフルオロメチル、又はエチルである請求項107に記載の化合物。
【請求項109】
Wが、ヘテロアリール、C(O)OR3、C(O)NR3R4、C(O)NR4OR3、及びC(O)NR4S(O)2R3から選択され、前記ヘテロアリール、C(O)OR3、C(O)NR3R4、C(O)NR4OR3、又はC(O)NR4S(O)2R3のいずれかが、ハロゲン、ヒドロキシル、シアノ、ニトロ、アジド、フロオロメチル、ジフロオロメチル、トリフルオロメチル、メトキシ、フロオロメトキシ、ジフロオロメトキシ、トリフロオロメトキシ、アミノ、アミノメチル、ジメチルアミノ、アミノエチル、ジエチルアミノ、エトキシ、C1〜C4アルキル、C2〜C4アルケニル、C2〜C4アルキニル、C3〜C6シクロアルキル、及びC3〜C6ヘテロシクロアルキルから選択される1つ又は複数の基で場合によって置換されており、前記C1〜C4アルキル、C2〜C4アルケニル、C2〜C4アルキニル、シクロアルキル、又はヘテロシクロアルキルのいずれかが、NR3R4及びOR3から選択される1つ又は複数の基で場合によってさらに置換されていてもよい請求項107に記載の化合物。
【請求項110】
Wが、C(O)OR3、C(O)NHR3、及びC(O)NHOR3から選択され、前記C(O)OR3、C(O)NHR3、及びC(O)NHOR3のいずれかが、ハロゲン、ヒドロキシル、シアノ、ニトロ、アジド、フロオロメチル、ジフロオロメチル、トリフルオロメチル、メトキシ、フロオロメトキシ、ジフロオロメトキシ、トリフロオロメトキシ、アミノ、アミノメチル、ジメチルアミノ、アミノエチル、ジエチルアミノ、エトキシ、C1〜C4アルキル、C2〜C4アルケニル、C2〜C4アルキニル、C3〜C6シクロアルキル、及びC3〜C6ヘテロシクロアルキルから選択される1つ又は複数の基で場合によって置換されており、前記C1〜C4アルキル、C2〜C4アルケニル、C2〜C4アルキニル、シクロアルキル、又はヘテロシクロアルキルのいずれかが、NR3R4及びOR3から選択される1つ又は複数の基で場合によってさらに置換されていてもよく、
R3が、水素、C1〜C4アルキル、C2〜C4アルケニル、C2〜C4アルキニル、C3〜C6シクロアルキル、及びC3〜C6ヘテロシクロアルキルから選択され、前記C1〜C4アルキル、C2〜C4アルケニル、C2〜C4アルキニル、シクロアルキル、又はヘテロシクロアルキルのいずれかが、NR3R4及びOR3から選択される1つ又は複数の基で場合によって置換されている請求項107に記載の化合物。
【請求項111】
R7が、C1〜C4アルキル、C2〜C4アルケニル、又はC2〜C4アルキニルであり、前記C1〜C4アルキル、C2〜C4アルケニル、及びC2〜C4アルキニルが、ハロゲン、ヒドロキシル、シアノ、ニトロ、アジド、フロオロメチル、ジフロオロメチル、トリフルオロメチル、メトキシ、フロオロメトキシ、ジフロオロメトキシ、アミノ、アミノメチル、ジメチルアミノ、アミノエチル、ジエチルアミノ、エトキシ、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、アリール、及びヘテロアリールから選択される1つ又は複数の基で場合によって置換されていてもよく、前記シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、アリール、又はヘテロアリール環が、ハロゲン、ヒドロキシル、シアノ、ニトロ、アジド、フロオロメチル、ジフロオロメチル、トリフルオロメチル、C1〜C4アルキル、C2〜C4アルケニル、C2〜C4アルキニル、C3〜C6シクロアルキル、C3〜C6ヘテロシクロアルキル、NR3R4、及びOR3から選択される1つ又は複数の基で場合によって置換されていてもよい請求項110に記載の化合物。
【請求項112】
R1及びR2が独立に、水素、ハロゲン、メチル、フロオロメチル、ジフロオロメチル、トリフルオロメチル、又はエチルであり、R8が、ハロゲン、ヒドロキシル、シアノ、ニトロ、アジド、メチル、フロオロメチル、ジフロオロメチル、トリフルオロメチル、メトキシ、フロオロメトキシ、ジフロオロメトキシ、トリフロオロメトキシ、アミノ、アミノメチル、ジメチルアミノ、アミノエチル、ジエチルアミノ、エチル、エトキシ、又はSR11である請求項111に記載の化合物。
【請求項113】
R1が、ハロゲン又はメチルであり、R2が、水素であり、R8が、水素、ハロゲン、メチル、フロオロメチル、ジフロオロメチル、トリフルオロメチル、又はSR11である請求項112に記載の化合物。
【請求項114】
R1が、ハロゲンであり、R2が、水素であり、R8が、ハロゲンであり、R9が、アルキル又はハロゲンであり、R2が水素である場合、R2はYに隣接した位置にある請求項113に記載の化合物。
【請求項115】
Wが
【化10】
から選択される請求項107に記載の化合物。
【請求項116】
R7が、C1〜C4アルキル、C2〜C4アルケニル、又はC2〜C4アルキニルであり、前記C1〜C4アルキル、C2〜C4アルケニル、及びC2〜C4アルキニルが、ハロゲン、ヒドロキシル、シアノ、ニトロ、アジド、フロオロメチル、ジフロオロメチル、トリフルオロメチル、メトキシ、フロオロメトキシ、ジフロオロメトキシ、アミノ、アミノメチル、ジメチルアミノ、アミノエチル、ジエチルアミノ、エトキシ、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、アリール、及びヘテロアリールから選択される1つ又は複数の基で場合によって置換されていてもよく、前記シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、アリール、又はヘテロアリール環が、ハロゲン、ヒドロキシル、シアノ、ニトロ、アジド、フロオロメチル、ジフロオロメチル、トリフルオロメチル、C1〜C4アルキル、C2〜C4アルケニル、C2〜C4アルキニル、C3〜C6シクロアルキル、C3〜C6ヘテロシクロアルキル、NR3R4、及びOR3から選択される1つ又は複数の基で場合によって置換されていてもよい請求項115に記載の化合物。
【請求項117】
R1及びR2が独立に、水素、ハロゲン、メチル、フロオロメチル、ジフロオロメチル、トリフルオロメチル、又はエチルであり、R8が、ハロゲン、ヒドロキシル、シアノ、ニトロ、アジド、メチル、フロオロメチル、ジフロオロメチル、トリフルオロメチル、メトキシ、フロオロメトキシ、ジフロオロメトキシ、トリフロオロメトキシ、アミノ、アミノメチル、ジメチルアミノ、アミノエチル、ジエチルアミノ、エチル、エトキシ、又はSR11である請求項116に記載の化合物。
【請求項118】
R1が、ハロゲン又はメチルであり、R2が、水素であり、R8が、水素、ハロゲン、メチル、フロオロメチル、ジフロオロメチル、トリフルオロメチル、又はSR11である請求項117に記載の化合物。
【請求項119】
R1が、ハロゲンであり、R2が、水素であり、R8が、ハロゲンであり、R9が、アルキル又はハロゲンであり、R2が水素である場合、R2はYに隣接した位置にある請求項118に記載の化合物。
【請求項120】
請求項106に記載の化合物、及び薬剤として許容できる担体を含む組成物。
【請求項121】
請求項110に記載の化合物、及び薬剤として許容できる担体を含む組成物。
【請求項122】
請求項115に記載の化合物、及び薬剤として許容できる担体を含む組成物。
【請求項123】
哺乳類におけるMEK活性を阻害する方法であって、前記MEK活性を阻害するのに有効な量の請求項106に記載の1つ又は複数の化合物を、前記哺乳類に投与するステップを含む方法。
【請求項124】
哺乳類における過剰増殖性障害の治療方法であって、前記過剰増殖性障害を治療するのに有効な量の請求項106に記載の1つ又は複数の化合物を、前記哺乳類に投与するステップを含む方法。
【請求項125】
哺乳類における炎症性病態の治療方法であって、前記炎症性病態を治療するのに有効な量の請求項106に記載の1つ又は複数の化合物を、前記哺乳類に投与するステップを含む方法。
【請求項126】
哺乳類におけるMEK活性を阻害する方法であって、前記MEK活性を阻害するのに有効な量の請求項110に記載の1つ又は複数の化合物を、前記哺乳類に投与するステップを含む方法。
【請求項127】
哺乳類における過剰増殖性障害の治療方法であって、前記過剰増殖性障害を治療するのに有効な量の請求項110に記載の1つ又は複数の化合物を、前記哺乳類に投与するステップを含む方法。
【請求項128】
哺乳類における炎症性病態の治療方法であって、前記炎症性病態を治療するのに有効な量の請求項110に記載の1つ又は複数の化合物を、前記哺乳類に投与するステップを含む方法。
【請求項129】
哺乳類におけるMEK活性を阻害する方法であって、前記MEK活性を阻害するのに有効な量の請求項115に記載の1つ又は複数の化合物を、前記哺乳類に投与するステップを含む方法。
【請求項130】
哺乳類における過剰増殖性障害の治療方法であって、前記過剰増殖性障害を治療するのに有効な量の請求項115に記載の1つ又は複数の化合物を、前記哺乳類に投与するステップを含む方法。
【請求項131】
哺乳類における炎症性病態の治療方法であって、前記炎症性病態を治療するのに有効な量の請求項115に記載の1つ又は複数の化合物を、前記哺乳類に投与するステップを含む方法。
【請求項132】
医薬品として使用するための請求項1、6、11、28、32、37、54、58、及び63のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項133】
医薬品として使用するための請求項80、84、89、106、110、及び115のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項134】
過剰増殖性障害又は炎症性病態の治療用の、医薬品として使用するための請求項1、6、11、28、32、37、54、58、及び63のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項135】
過剰増殖性障害又は炎症性病態の治療用の医薬品として使用するための請求項80、84、89、106、110、及び115のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項136】
過剰増殖性障害又は炎症性病態用の医薬品の製造における、請求項1、6、11、28、32、37、54、58、及び63のいずれか一項に記載の化合物の使用。
【請求項137】
過剰増殖性障害又は炎症性病態用の医薬品の製造における、請求項80、84、89、106、110、及び115のいずれか一項に記載の化合物の使用。
【請求項138】
式7の化合物の調製方法
【化11】
[式中、
[R1、R2、及びR9は独立に、水素、ハロゲン、メチル、フロオロメチル、ジフロオロメチル、トリフルオロメチル、又はエチルであり、
R4は、水素、又はC1〜C6アルキルであり、
R3及びR7は独立に、アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、アリール、又はヘテロアリールであり、前記アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、アリール、又はヘテロアリールは、ハロゲン、ヒドロキシル、シアノ、ニトロ、アミノ、アジド、フロオロメチル、ジフロオロメチル、トリフルオロメチル、メトキシ、フロオロメトキシ、ジフロオロメトキシ、アミノ、アミノメチル、ジメチルアミノ、アミノエチル、ジエチルアミノ、エトキシ、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、アリール、又はヘテロアリールから選択される1つ又は複数の基で場合によって置換されていてもよく、
R8は、ハロゲン、ヒドロキシル、シアノ、ニトロ、アジド、メチル、フロオロメチル、ジフロオロメチル、トリフルオロメチル、メトキシ、フロオロメトキシ、ジフロオロメトキシ、トリフロオロメトキシ、アミノ、アミノメチル、ジメチルアミノ、アミノエチル、ジエチルアミノ、SR1、エチル、又はエトキシである]であって、
(a)式5の化合物
【化12】
をアニリン誘導体と反応させて、式6の化合物
【化13】
を提供するステップと、
(b)式6の化合物をアミンと反応させて、式7の化合物を提供するステップとを含む方法。
【請求項139】
式8の化合物の調製方法
【化14】
[式中、
R1、R2、及びR9は独立に、水素、ハロゲン、メチル、フロオロメチル、ジフルオロメチル、トリフルオロメチル、又はエチルであり、
R4は、水素、又はC1〜C6アルキルであり、
R3及びR7は独立に、アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、アリール、又はヘテロアリールであり、前記アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、アリール、又はヘテロアリールは、ハロゲン、ヒドロキシル、シアノ、ニトロ、アミノ、アジド、フロオロメチル、ジフロオロメチル、トリフルオロメチル、メトキシ、フロオロメトキシ、ジフロオロメトキシ、アミノ、アミノメチル、ジメチルアミノ、アミノエチル、ジエチルアミノ、エトキシ、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、アリール、又はヘテロアリールから選択される1つ又は複数の基で場合によって置換されていてもよく、
R8は、ハロゲン、ヒドロキシル、シアノ、ニトロ、アジド、メチル、フロオロメチル、ジフロオロメチル、トリフルオロメチル、メトキシ、フロオロメトキシ、ジフロオロメトキシ、トリフロオロメトキシ、アミノ、アミノメチル、ジメチルアミノ、アミノエチル、ジエチルアミノ、SR1、エチル、又はエトキシである]であって、
(a)式5の化合物
【化15】
をアニリン誘導体と反応させて、式6の化合物
【化16】
を提供するステップと、
(b)式6の化合物をヒドロキシルアミンと反応させて、式8の化合物を提供するステップとを含む方法。
【請求項140】
式8の化合物の調製方法
【化17】
[式中、
R1、R2、及びR9は独立に、水素、ハロゲン、メチル、フロオロメチル、ジフルオロメチル、トリフルオロメチル、又はエチルであり、
R4は、水素、又はC1〜C6アルキルであり、
R3及びR7は独立に、アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、アリール、又はヘテロアリールであり、前記アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、アリール、又はヘテロアリールは、ハロゲン、ヒドロキシル、シアノ、ニトロ、アミノ、アジド、フロオロメチル、ジフロオロメチル、トリフルオロメチル、メトキシ、フロオロメトキシ、ジフロオロメトキシ、アミノ、アミノメチル、ジメチルアミノ、アミノエチル、ジエチルアミノ、エトキシ、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、アリール、又はヘテロアリールから選択される1つ又は複数の基で場合によって置換されていてもよく、
R8は、ハロゲン、ヒドロキシル、シアノ、ニトロ、アジド、メチル、フロオロメチル、ジフロオロメチル、トリフルオロメチル、メトキシ、フロオロメトキシ、ジフロオロメトキシ、トリフロオロメトキシ、アミノ、アミノメチル、ジメチルアミノ、アミノエチル、ジエチルアミノ、SR1、エチル、又はエトキシである]であって、
(a)式9の化合物
【化18】
をアニリン誘導体と反応させて、式10の化合物
【化19】
を提供するステップと、
(b)式10の化合物をヒドロキシルアミンと反応させて、式8の化合物を提供するステップとを含む方法。
【請求項141】
式23の化合物の調製方法
【化20】
[式中、
R1、R2、R9、及びR20は独立に、水素、ハロゲン、メチル、フロオロメチル、ジフルオロメチル、トリフルオロメチル、又はエチルであり、
R4は、水素、又はC1〜C6アルキルであり、
R3及びR11は独立に、アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、アリール、又はヘテロアリールであり、前記アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、アリール、又はヘテロアリールは、ハロゲン、ヒドロキシル、シアノ、ニトロ、アミノ、アジド、フロオロメチル、ジフロオロメチル、トリフルオロメチル、メトキシ、フロオロメトキシ、ジフロオロメトキシ、アミノ、アミノメチル、ジメチルアミノ、アミノエチル、ジエチルアミノ、エトキシ、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、アリール、又はヘテロアリールから選択される1つ又は複数の基で場合によって置換されていてもよく、
R8は、ハロゲン、ヒドロキシル、シアノ、ニトロ、アジド、メチル、フロオロメチル、ジフロオロメチル、トリフルオロメチル、メトキシ、フロオロメトキシ、ジフロオロメトキシ、トリフロオロメトキシ、アミノ、アミノメチル、ジメチルアミノ、アミノエチル、ジエチルアミノ、SR1、エチル、又はエトキシである]であって、
(a)式21の化合物
【化21】
(式中、Aは、Cl又はBrである)を、アニリン誘導体と反応させて、式22の化合物
【化22】
を提供するステップと、
(b)式22の化合物をヒドロキシルアミンと反応させて、式23の化合物を提供するステップとを含む方法。
【請求項142】
式25の化合物の調製方法
【化23】
[式中、
R1、R2、R9、及びR20は独立に、水素、ハロゲン、メチル、フロオロメチル、ジフルオロメチル、トリフルオロメチル、又はエチルであり、
R4は、水素、又はC1〜C6アルキルであり、
R3及びR11は独立に、アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、アリール、又はヘテロアリールであり、前記アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、アリール、又はヘテロアリールは、ハロゲン、ヒドロキシル、シアノ、ニトロ、アミノ、アジド、フロオロメチル、ジフロオロメチル、トリフルオロメチル、メトキシ、フロオロメトキシ、ジフロオロメトキシ、アミノ、アミノメチル、ジメチルアミノ、アミノエチル、ジエチルアミノ、エトキシ、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、アリール、又はヘテロアリールから選択される1つ又は複数の基で場合によって置換されていてもよく、
R8は、ハロゲン、ヒドロキシル、シアノ、ニトロ、アジド、メチル、フロオロメチル、ジフロオロメチル、トリフルオロメチル、メトキシ、フロオロメトキシ、ジフロオロメトキシ、トリフロオロメトキシ、アミノ、アミノメチル、ジメチルアミノ、アミノエチル、ジエチルアミノ、SR1、エチル、又はエトキシである]であって、
(a)式21の化合物
【化24】
(式中、Aは、Cl又はBrである)を、アニリン誘導体と反応させて、式22の化合物
【化25】
を提供するステップと、
(b)式22の化合物を塩基と反応させて、式24の化合物を提供するステップと、
【化26】
(c)式24の化合物をアミンと反応させて、式25の化合物を提供するステップとを含む方法。
【請求項143】
式36の化合物の調製方法
【化27】
[式中、
R1、R2、R9、及びR20は独立に、水素、ハロゲン、メチル、フロオロメチル、ジフルオロメチル、トリフルオロメチル、又はエチルであり、
R4は、水素、又はC1〜C6アルキルであり、
R3及びR10は独立に、アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、アリール、又はヘテロアリールであり、前記アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、アリール、又はヘテロアリールは、ハロゲン、ヒドロキシル、シアノ、ニトロ、アミノ、アジド、フロオロメチル、ジフロオロメチル、トリフルオロメチル、メトキシ、フロオロメトキシ、ジフロオロメトキシ、アミノ、アミノメチル、ジメチルアミノ、アミノエチル、ジエチルアミノ、エトキシ、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、アリール、又はヘテロアリールから選択される1つ又は複数の基で場合によって置換されていてもよく、
R8は、ハロゲン、ヒドロキシル、シアノ、ニトロ、アジド、メチル、フロオロメチル、ジフロオロメチル、トリフルオロメチル、メトキシ、フロオロメトキシ、ジフロオロメトキシ、トリフロオロメトキシ、アミノ、アミノメチル、ジメチルアミノ、アミノエチル、ジエチルアミノ、SR1、エチル、又はエトキシである]であって、
式34又は35の化合物
【化28】
をヒドロキシルアミンと反応させて、式36の化合物を提供するステップを含む方法。
【請求項144】
式37の化合物の調製方法
【化29】
[式中、
R1、R2、R9、及びR20は独立に、水素、ハロゲン、メチル、フロオロメチル、ジフルオロメチル、トリフルオロメチル、又はエチルであり、
R4は、水素、又はC1〜C6アルキルであり、
R3及びR10は独立に、アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、アリール、又はヘテロアリールであり、前記アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、アリール、又はヘテロアリールは、ハロゲン、ヒドロキシル、シアノ、ニトロ、アミノ、アジド、フロオロメチル、ジフロオロメチル、トリフルオロメチル、メトキシ、フロオロメトキシ、ジフロオロメトキシ、アミノ、アミノメチル、ジメチルアミノ、アミノエチル、ジエチルアミノ、エトキシ、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、アリール、又はヘテロアリールから選択される1つ又は複数の基で場合によって置換されていてもよく、
R8は、ハロゲン、ヒドロキシル、シアノ、ニトロ、アジド、メチル、フロオロメチル、ジフロオロメチル、トリフルオロメチル、メトキシ、フロオロメトキシ、ジフロオロメトキシ、トリフロオロメトキシ、アミノ、アミノメチル、ジメチルアミノ、アミノエチル、ジエチルアミノ、SR1、エチル、又はエトキシである]であって、
式35の化合物
【化30】
をアミドアニリン誘導体と反応させて、式37の化合物を提供するステップを含む方法。
【請求項145】
式77の化合物の調製方法
【化31】
[式中、
R1、R2、R9、及びR10は独立に、水素、ハロゲン、メチル、フロオロメチル、ジフルオロメチル、トリフルオロメチル、又はエチルであり、
R4は、水素、又はC1〜C6アルキルであり、
R3は、アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、アリール、又はヘテロアリールであり、前記アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、アリール、又はヘテロアリールは、ハロゲン、ヒドロキシル、シアノ、ニトロ、アミノ、アジド、フロオロメチル、ジフロオロメチル、トリフルオロメチル、メトキシ、フロオロメトキシ、ジフロオロメトキシ、アミノ、アミノメチル、ジメチルアミノ、アミノエチル、ジエチルアミノ、エトキシ、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、アリール、又はヘテロアリールから選択される1つ又は複数の基で場合によって置換されていてもよく、
R8は、ハロゲン、ヒドロキシル、シアノ、ニトロ、アジド、メチル、フロオロメチル、ジフロオロメチル、トリフルオロメチル、メトキシ、フロオロメトキシ、ジフロオロメトキシ、トリフロオロメトキシ、アミノ、アミノメチル、ジメチルアミノ、アミノエチル、ジエチルアミノ、SR1、エチル、又はエトキシである]であって、
(a)式75の化合物
【化32】
を塩基と反応させて、式76の化合物を提供するステップと、
【化33】
(b)式76の化合物をアミンと反応させて、式77の化合物を提供するステップとを含む方法。
【請求項146】
式78の化合物の調製方法
【化34】
[式中、
R1、R2、R9、及びR10は独立に、水素、ハロゲン、メチル、フロオロメチル、ジフルオロメチル、トリフルオロメチル、又はエチルであり、
R4は、水素、又はC1〜C6アルキルであり、
R3は、アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、アリール、又はヘテロアリールであり、前記アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、アリール、又はヘテロアリールは、ハロゲン、ヒドロキシル、シアノ、ニトロ、アミノ、アジド、フロオロメチル、ジフロオロメチル、トリフルオロメチル、メトキシ、フロオロメトキシ、ジフロオロメトキシ、アミノ、アミノメチル、ジメチルアミノ、アミノエチル、ジエチルアミノ、エトキシ、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、アリール、又はヘテロアリールから選択される1つ又は複数の基で場合によって置換されていてもよく、
R8は、ハロゲン、ヒドロキシル、シアノ、ニトロ、アジド、メチル、フロオロメチル、ジフロオロメチル、トリフルオロメチル、メトキシ、フロオロメトキシ、ジフロオロメトキシ、トリフロオロメトキシ、アミノ、アミノメチル、ジメチルアミノ、アミノエチル、ジエチルアミノ、SR1、エチル、又はエトキシである]であって、
(a)式75の化合物
【化35】
を塩基と反応させて、式76の化合物を提供するステップと、
【化36】
(b)式76の化合物をヒドロキシルアミンと反応させて、式78の化合物を提供するステップとを含む方法。
【請求項147】
式102の化合物の調製方法
【化37】
[式中、
R1、R2、及びR9は独立に、水素、ハロゲン、メチル、フロオロメチル、ジフルオロメチル、トリフルオロメチル、又はエチルであり、
R4は、水素、又はC1〜C6アルキルであり、
R3及びR7は独立に、アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、アリール、又はヘテロアリールであり、前記アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、アリール、又はヘテロアリールは、ハロゲン、ヒドロキシル、シアノ、ニトロ、アミノ、アジド、フロオロメチル、ジフロオロメチル、トリフルオロメチル、メトキシ、フロオロメトキシ、ジフロオロメトキシ、アミノ、アミノメチル、ジメチルアミノ、アミノエチル、ジエチルアミノ、エトキシ、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、アリール、又はヘテロアリールから選択される1つ又は複数の基で場合によって置換されていてもよく、
R8は、ハロゲン、ヒドロキシル、シアノ、ニトロ、アジド、メチル、フロオロメチル、ジフロオロメチル、トリフルオロメチル、メトキシ、フロオロメトキシ、ジフロオロメトキシ、トリフロオロメトキシ、アミノ、アミノメチル、ジメチルアミノ、アミノエチル、ジエチルアミノ、SR1、エチル、又はエトキシである]であって、
(a)式99の化合物
【化38】
を塩基と反応させて、式101の化合物を提供するステップと、
【化39】
(b)式101の化合物をアミンと反応させて、式102の化合物を提供するステップとを含む方法。
【請求項148】
式103の化合物の調製方法
【化40】
[式中、
R1、R2、及びR9は独立に、水素、ハロゲン、メチル、フロオロメチル、ジフルオロメチル、トリフルオロメチル、又はエチルであり、
R4は、水素、又はC1〜C6アルキルであり、
R3及びR7は独立に、アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、アリール、又はヘテロアリールであり、前記アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、アリール、又はヘテロアリールは、ハロゲン、ヒドロキシル、シアノ、ニトロ、アミノ、アジド、フロオロメチル、ジフロオロメチル、トリフルオロメチル、メトキシ、フロオロメトキシ、ジフロオロメトキシ、アミノ、アミノメチル、ジメチルアミノ、アミノエチル、ジエチルアミノ、エトキシ、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、アリール、又はヘテロアリールから選択される1つ又は複数の基で場合によって置換されていてもよく、
R8は、ハロゲン、ヒドロキシル、シアノ、ニトロ、アジド、メチル、フロオロメチル、ジフロオロメチル、トリフルオロメチル、メトキシ、フロオロメトキシ、ジフロオロメトキシ、トリフロオロメトキシ、アミノ、アミノメチル、ジメチルアミノ、アミノエチル、ジエチルアミノ、SR1、エチル、又はエトキシである]であって、
(a)式99の化合物
【化41】
を塩基と反応させて、式101の化合物を提供するステップと、
【化42】
(b)式101の化合物をヒドロキシルアミンと反応させて、式103の化合物を提供するステップとを含む方法。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15】
【図16】
【図17】
【図18】
【図19】
【図20】
【図21】
【図22】
【図23】
【図24】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15】
【図16】
【図17】
【図18】
【図19】
【図20】
【図21】
【図22】
【図23】
【図24】
【公表番号】特表2007−512362(P2007−512362A)
【公表日】平成19年5月17日(2007.5.17)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−541579(P2006−541579)
【出願日】平成16年11月18日(2004.11.18)
【国際出願番号】PCT/US2004/039053
【国際公開番号】WO2005/051906
【国際公開日】平成17年6月9日(2005.6.9)
【出願人】(504344509)アレイ バイオファーマ、インコーポレイテッド (87)
【Fターム(参考)】
【公表日】平成19年5月17日(2007.5.17)
【国際特許分類】
【出願日】平成16年11月18日(2004.11.18)
【国際出願番号】PCT/US2004/039053
【国際公開番号】WO2005/051906
【国際公開日】平成17年6月9日(2005.6.9)
【出願人】(504344509)アレイ バイオファーマ、インコーポレイテッド (87)
【Fターム(参考)】
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