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Fターム[4H055AC11]の内容

Fターム[4H055AC11]に分類される特許

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【課題】合成樹脂原料、とりわけエポキシ樹脂原料としてより適した精製リグニン、また、それを使用した、安価でかつ植物原料の使用率が高く、更に力学的性能の優れたエポキシ樹脂を提供する。
【解決手段】イネ科植物を原料としたアルカリ蒸解法によるパルプ廃液を酸性にして沈殿物を回収して得たイネ科植物リグニンを、さらに親水性有機溶媒の可溶分と不溶分に分離し、不溶分を除去し可溶分のみを回収したものである精製イネ科植物リグニン。この精製イネ科植物リグニンにエピクロロヒドリンを反応させているものであって、前記リグニンの使用割合が60重量%以上であるエポキシ樹脂。エポキシ樹脂に、この精製イネ科植物リグニンを硬化剤として使用して得たエポキシ樹脂硬化物であって、リグニンの使用割合が30%以上であるエポキシ樹脂硬化物。 (もっと読む)


【課題】バイオマスとフェノール化合物を反応させて、リグノフェノール誘導体を製造する方法において、生成するリグノフェノール誘導体の分子量を制御する方法を提供する。
【解決手段】リグノセルロース材料とフェノール化合物とを反応させてリグノフェノール誘導体を製造する方法において、リグノセルロース材料にフェノール化合物と酸とを添加して得られた反応液から水層を相分離して反応系から取り除き、フェノール溶液中で該フェノール溶液に残存した酸と高分子量ポリマーを含むリグノフェノール誘導体とを反応させることを特徴とする分子量を制御する方法である。 (もっと読む)


【課題】未溶解草木質材料の発生を避けながら生産性の向上が可能なフェノール化リグニンの製造方法とその装置を提供する。
【解決手段】草木質材料をフェノール誘導体及び酸を含有する処理溶液で分解処理する酸反応工程と、該酸反応工程により抽出した固相分を中和処理する中和工程と、該中和工程後の固相分を濾過する濾過工程とを有するフェノール化リグニンの製造方法であって、草木質材料は粉砕状態で処理溶液へ投入され、該草木質材料粉は、加湿溶液によって予備混練され、事前に加湿された状態で処理溶液へ投入されることを特徴とする。加湿溶液は、草木質材料粉が溶解しない濃度の酸と、フェノール誘導体とを含有している。 (もっと読む)


本発明の実施態様は、経済的に実行可能な方式でリグノセルロースバイオマスにおける周知の不応性を克服するものである。プロセスおよびシステムは、リグノセルロースバイオマスをセルロース、ヘミセルロースおよびリグニンに効率的に分画するために提供される。このように得られたセルロースおよびヘミセルロースは高度に非晶質であり、公知の方法を用いて五および六炭糖の非常に高濃度の混合物に容易に変換することが可能である。標準的な糖の収率は、糖溶液1リットル当たり100gを超える。アルコールなどの他の生成物は本発明の方法にしたがって容易に作成可能である。本発明のいくつかの実施態様のプロセス条件は穏当であり溶媒/固体比は低いので、資本や処理コストも比較的低額でよい。
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【課題】植物資源から連続してリグニン誘導体と加水分解された糖質とを効率よく製造し得る植物資源相分離系変換装置を提供する。
【解決手段】原料前処理部2と濃酸処理部3と回収部4とを備え、原料前処理部2は原料の撹拌乾燥釜10を含み、撹拌乾燥釜10はフェノール類と溶媒との導入口とを備えており、原料を脱脂し脱脂原料をフェノール収着木紛16とし、濃酸処理部3は、フェノール収着木紛16と濃酸を混合する撹拌タンク20と、撹拌タンク20に接続される振動反応器22と、フェノール収着木紛16と濃酸との反応により生成したリグニン層と濃酸層を液液分離する分離抽出器25と、を備え、濃酸層を分離抽出器25から回収し、回収部4は晶析器又は混合器30を含み、リグニン層からリグノフェノールを回収する。 (もっと読む)


【課題】酸処理により抽出した固相分を濾過することができ、不純物が少なく迅速な乾燥が可能なフェノール化リグニンの製造方法を提供する。
【解決手段】草木質材料をフェノール誘導体とともに酸溶液に浸して処理する酸反応工程と、該酸反応工程により抽出した固相分を揮発性塩基物質で中和する中和工程と、該中和工程後の固相分を濾過する濾過工程とを有する。 (もっと読む)


【課題】抽出工程と精製工程との二段階で処理を行うことで、有機溶剤を使用せずとも純度が高く、かつ乾燥に多くのエネルギーを必要としないフェノール化リグニンを得ることを目的とする。
【解決手段】フェノール誘導体の存在下でリグノセルロース物質を濃酸処理する抽出工程と、該抽出工程の後にフェノール誘導体の存在下で希酸溶液で熱処理する精製工程とを有することを特徴とする。抽出工程では酸濃度を60〜80%とし、精製工程は酸濃度20〜40%、温度90〜100℃で行う。精製工程後に固液分離し、洗浄工程として中和処理を含み、該中和処理の後に濾過処理を行なう。 (もっと読む)


本発明の実施形態は、経済的に実用可能な方法でリグノセルロース系バイオマスの周知の扱いにくさを克服する。リグノセルロース系バイオマスを、セルロース、ヘミセルロース糖、リグニン、および酢酸に効率的に分別するための方法およびシステムを提供する。このようにして得られたセルロースは、高非晶質であり、周知の方法を使用して容易にグルコースに変換することができる。発酵性ヘミセルロース糖、低分子量リグニン、および精製された酢酸も、本発明の方法およびシステムの主要生成物である。本発明のある実施形態では穏やかな加工条件および低溶媒/固体比であるため、資本コストおよび加工費が比較的少なくなる。
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【課題】 本発明は、色調を安定化させることが可能なフミン質の処理方法、該フミン質の処理方法により得られるフミン質及びフミン質誘導体並びに該フミン質及びフミン質誘導体の少なくとも一方が分散されているフミン質分散液を提供することを目的とする。
【解決手段】 フミン質の処理方法は、フミン質及びフミン質誘導体の少なくとも一方を加熱処理する工程を少なくとも有する。フミン質の処理方法は、フミン質及びフミン質誘導体の少なくとも一方を酸処理する工程を少なくとも有する。フミン質及びフミン質誘導体は、上記のフミン質の処理方法を用いて、フミン質及びフミン質誘導体の少なくとも一方を処理することにより得られる。 (もっと読む)


【課題】 リグノセルロース系原料の濃酸処理による糖化プロセス及びリグノセルロース系原料からのリグノフェノール誘導体及び糖の回収プロセスにおける酸処理工程において、リグノセルロース系原料と酸との混合の初期に急激な粘度上昇及び局所的な昇温が起こるという問題点を解決する。
【解決手段】 本発明の一態様は、リグノセルロース系物質と酸とを混合してホロセルロースの糖化を行う酸処理方法、又は、リグノセルロース系物質にフェノール誘導体を収着させ、次に酸で処理することによってリグノフェノール誘導体を含む糖・酸混合液を得るプロセスにおける酸処理工程において、酸溶液を撹拌しながら、酸溶液中にリグノセルロース系物質又はフェノール誘導体収着リグノセルロース系物質を投入して混合を行い、この際、混合液が液状態を保持するように酸溶液へのリグノセルロース系物質又はフェノール誘導体収着リグノセルロース系物質の投入量を調整することを特徴とする方法に関する。 (もっと読む)


【課題】従来に比べて比較的少量のフェノール誘導体を投入して、収率を低下させることなく、効率的にフェノール化リグニンを得る。
【解決手段】硫酸溶液中にフェノールを混合して加熱することにより、フェノールを硫酸溶液中に溶解させた後、ケナフ芯材を前記硫酸溶液中に浸して混合することによって、フェノール化リグニンからなる固体相と、その他の液相を形成する。固液分離によって固体相を液相から分離した後、中和、乾燥させることによってフェノール化リグニンを得る。 (もっと読む)


【課題】有機酸を除去したリグニンの製造方法、および有機酸が除去されたリグニンを負極活物質に添加した長寿命の鉛蓄電池を提供する。
【解決手段】本発明の有機酸を除去したリグニンの製造方法は、リグニンを含む溶液をpH2以下に酸性処理して前記リグニン中の有機酸塩を遊離有機酸として除去し、次いで残部を回収する方法で、この方法は工程が簡便で生産性に優れるためリグニンを安価に製造できる。本発明の鉛蓄電池は、前記リグニンを負極活物質に添加したもので、電解液中の有機酸が減少し、正極端子の腐食が防止され、長寿命である。 (もっと読む)


【課題】セルロース含有物質より糖類を回収する際に副生する残渣を有効利用する手段の提供。
【解決手段】セルロース含有物質より糖類を回収する際に副生する残渣を、濃度が0.01〜5mol/Lであるアルカリ水溶液中で、100〜300℃の温度環境で加熱処理することにより残渣溶解液を提供すると共に、本製造法で製造された残渣溶解液を塗工して得る強化紙。
【効果】セルロース含有物質より糖類を回収する際に副生する残渣を、水溶液として扱うことが出来るようになり、紙に塗工して紙力増強剤などへの応用が広がる。 (もっと読む)


リグノセルロース材料の処理の間における無機塩の回収方法が提供される。該方法は、材料に酸を加えて予備処理されたリグノセルロース材料を得ることからなるリグノセルロース材料の予備処理を含む。次いで、可溶性塩基を予備処理されたリグノセルロース材料に添加して、pHを調節して中和した材料を得る。中和された材料は、次いで、酵素により加水分解して酵素加水分解された材料と砂糖流とを得る。予備処理工程の前リグノセルロース材料から得られる流れ、予備処理されたリグノセルロース材料から得られる流れ、中和材料から得られる流れ、砂糖流から得られる流れ、又はこれらの組み合わせのいずれからも無機塩は回収される。無機塩は結晶化、電気透析、または凝集と造粒により、濃縮、清澄、そして回収と精製をされ、そして次いで所望により、例えば肥料として使用される。 (もっと読む)


リグノセルロース系物質をフェノール誘導体及び酸で処理することにより、リグノフェノール誘導体を効率よく生成・回収すると共に、同時に得られる酸・糖混合液からの糖の回収・利用も容易にする方法を提供する。 本発明の一態様は、リグノセルロース系物質、フェノール誘導体及び酸の反応混合液を、固液分離にかけることによって、固相としてリグノフェノール誘導体と、液相として酸及び糖の混合液とを分離し、分離されたリグノフェノール誘導体を脱酸・洗浄することを特徴とする、リグノフェノール誘導体及び酸・糖混合液を調製する方法に関する。 (もっと読む)


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