説明

β−セクレターゼ(BACE)のインヒビターとして有用な2−アミノ−キナゾリン誘導体

本発明は新規の2−アミノ−3,4−ジヒドロキナゾリン誘導体、それらを含有する製薬学的組成物並びにアルツハイマー病(AD)及び関連障害の処置におけるそれらの使用に関する。本発明の化合物はn−サイト開裂酵素及びBACEとしても知られるP−セクレターゼのインヒビターである。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
式(I)
【化1】

[式中、
は水素、メチル及びCFからなる群から選択され、
は水素、ヒドロキシ、メチル、エチル、トリフルオロメチル、2,2,2−トリフルオロエチル、メトキシ、エトキシ及びメチル−カルボニルからなる群から選択され、
はC1−4アルキルからなる群から選択され、ここでC1−4アルキルは場合により1個又は複数のR置換基で置換されていてもよく、
ここでRはそれぞれ独立して、ヒドロキシ、オキソ、C1−8アルキル、C1−8アルコキシ、ヒドロキシ置換C1−6アルキル、アミノ置換C1−6アルキル、シクロアルキル、シクロアルキル−C1−4アルキル−、ビフェニル、アリール、C1−4アラルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリール−C1−4アルキル−、ヘテロシクロアルキル、ヘテロシクロアルキル−C1−4アルキル−、スピロ−ヘテロシクリル及び−(C1−4アルキル)−Q−Rからなる群から選択され、
ここでシクロアルキル、アリール、ヘテロアリール、ヘテロシクロアルキル又はスピロ−ヘテロシクリル基は、単独でも又は置換基の一部としてでも、場合により、独立して、フルオロ、クロロ、ヒドロキシ、オキソ、カルボキシ、C1−4アルキル、C1−4アルコキシ、−C(O)O−(C1−4アルキル)−、ヒドロキシ置換C1−4アルキル、フルオロ置換C1−4アルキル、フルオロ置換C1−4アルコキシ、5−テトラゾリル及び1−(1,4−ジヒドロ−テトラゾール−5−オン)からなる群から選択される1個又は複数の置換基で置換されていてもよく、
ここでnは0〜1からの整数であり、
ここでQは−O−、−S−、−C(O)−、−C(S)−、−C(O)O−、−OC(O)−、−NR−、−NR−C(O)−、−C(O)−NR−、−NR−SO−、−SO−NR−、−NR−SO−、−SO−NR、−NR−C(O)O−、−OC(O)−NR−、−O−SO−NR−、−NR−SO−O−、−NR−C(O)−NR−、−NR−C(S)−NR−及び−NR−SO−NR−からなる群から選択され、
ここでR及びRはそれぞれ独立して水素、C1−8アルキル、ヒドロキシ置換C1−4アルキル、C1−4アラルキルオキシ置換C1−4アルキル、シクロアルキル、アリール、ヘテロアリール、ヘテロシクロアルキル、シクロアルキル−C1−4アルキル−、C1−4アラルキル、ヘテロアリール−C1−4アルキル−、ヘテロシクロアルキル−C1−4アルキル−及びスピロ−ヘテロシクリルからなる群から選択され、
ここでシクロアルキル、アリール、ヘテロアリール、ヘテロシクロアルキル又はスピロ−ヘテロシクリルは、単独でも又は置換基の一部としてでも、場合により、独立して、ハロゲン、ヒドロキシ、オキソ、カルボキシ、C1−4アルキル、C1−4アルコキシ、C1−4アルコキシ−カルボニル、ニトロ、シアノ、アミノ、C1−4アルキルアミノ、ジ(C1−4アルキル)アミノ、−SO−N(R)、5−テトラゾリル及び1−(1,4−ジヒドロ−テトラゾール−5−オン)からなる群から選択される1個又は複数の置換基で置換されていてもよく、
ここでR及びRはそれぞれ独立して水素及びC1−4アルキルからなる群から選択され、
ここでRは水素、C1−4アルキル、ヒドロキシ置換C1−4アルキル、フルオロ置換C1−4アルキル、シクロアルキル、アリール、ビフェニル、ヘテロアリール、ヘテロシクロアルキル、シクロアルキル−C1−4アルキル−、C1−4アラルキル、ヘテロアリール−C1−4アルキル−、ヘテロシクロアルキル−C1−4アルキル−及びスピロ−ヘテロシクリルからなる群から選択され、
ここでシクロアルキル、アリール、ヘテロアリール、ヘテロシクロアルキル又はスピロ−ヘテロシクリルは、単独でも又は置換基の一部としてでも、場合により、独立して、ハロゲン、ヒドロキシ、オキソ、カルボキシ、−C(O)O−C1−4アルキル、−C(O)−C1−4アルキル、C1−4アルキル、フルオロ置換C1−4アルキル、C1−4アルコキシ、ニトロ、シアノ、アミノ、C1−4アルキルアミノ、ジ(C1−4アルキル)アミノ及びフェニルからなる群から選択される1個又は複数の置換基で置換されていてもよく、
ここでフェニルは場合により、独立して、ハロゲン、ヒドロキシ、オキソ、カルボキシ、C(O)O−C1−4アルキル、C(O)−C1−4アルキル、C1−4アルキル、フルオロ置換C1−4アルキル、C1−4アルコキシ、ニトロ、シアノ、アミノ、C1−4アルキルアミノ、ジ(C1−4アルキル)アミノ及び−SO−N(R)からなる群から選択される1個又は複数の置換基で置換されていてもよく、
ここでR及びRはそれぞれ独立して水素及びC1−4アルキルからなる群から選択され、
は−O−、−S−、−C(O)−、−C(S)−、−C(O)O−、−OC(O)−、−NR−、−NR−C(O)−、−C(O)−NR−、−NR−C(S)−、C(S)−NR−、−NR−SO−、−SO−NR−、−NR−SO−、−SO−NR、−NR−C(O)O−、−OC(O)−NR−、−O−SO−NR−、−NR−SO−O−、−NR−C(O)−NR−、−NR−C(S)−NR−及び−NR−SO−NR−からなる群から選択され、
ここでR及びRはそれぞれ独立して水素、C1−8アルキル、ヒドロキシ置換C1−4アルキル、C1−4アラルキルオキシ置換C1−4アルキル、シクロアルキル、アリール、ヘテロアリール、ヘテロシクロアルキル、シクロアルキル−C1−4アルキル−、C1−4アラルキル、ヘテロアリール−C1−4アルキル−、ヘテロシクロアルキル−C1−4アルキル及びスピロ−ヘテロシクリルからなる群から選択され、
ここでシクロアルキル、アリール、ヘテロアリール、ヘテロシクロアルキル又はスピロ−ヘテロシクリルは、単独でも又は置換基の一部としてでも、場合により、独立して、ハロゲン、ヒドロキシ、オキソ、カルボキシ、C1−4アルキル、C1−4アルコキシ、C1−4アルコキシ−カルボニル、ニトロ、シアノ、アミノ、C1−4アルキルアミノ、ジ(C1−4アルキル)アミノ、−SO−N(R)、5−テトラゾリル及び1−(1,4−ジヒドロ−テトラゾール−5−オン)からなる群から選択される1個又は複数の置換基で置換されていてもよく、
ここでR及びRはそれぞれ独立して水素及びC1−4アルキルからなる群から選択され、
はC1−10アルキル、シクロアルキル、アリール、ビフェニル、一部不飽和カルボシクリル、ヘテロアリール、ヘテロシクロアルキル、シクロアルキル−C1−4アルキル−、C1−4アラルキル、一部不飽和カルボシクリル−C1−4アルキル−、ヘテロアリール−C1−4アルキル−、ヘテロシクロアルキル−C1−4アルキル−及びスピロ−ヘテロシクリルからなる群から選択され、
ここでC1−10アルキル、シクロアルキル、アリール、一部不飽和カルボシクリル、ヘテロアリール、ヘテロシクロアルキル又はスピロ−ヘテロシクリルは、単独でも又は置換基の一部としてでも、場合により、独立して、ハロゲン、ヒドロキシ、オキソ、カルボキシ、−C(O)−C1−4アルキル、−C(O)−C1−4アラルキル、−C(O)O−C1−4アルキル、−C(O)O−C1−4アラルキル、−C1−4アルキル−C(O)O−C1−4アルキル、−C1−4アルキル−S−C1−4アルキル、−C(O)−N(R)、−C1−4アルキル−C(O)−N(R)、−NR−C(O)−C1−4アルキル、−SO−N(R)、−C1−4アルキル−SO−N(R)、C1−6アルキル、フルオロ置換C1−4アルキル、ヒドロキシ置換C1−4アルキル、カルボキシ置換C1−4アルキル、C1−4アルコキシ、−O−C1−4アラルキル、−O−(テトラヒドロピラニル)、−NH−C(O)−O−CH−(テトラヒドロピラニル)、−N(CH)−C(O)O−CH−(テトラヒドロピラニル)、ニトロ、シアノ、アミノ、C1−4アルキルアミノ、ジ(C1−4アルキル)アミノ、フェニル、5−テトラゾリル及び1−(1,4−ジヒドロ−テトラゾール−5−オン)からなる群から選択される1個又は複数の置換基で置換されていてもよく、
ここでフェニル又はテトラヒドロピラニルは場合により、独立して、ハロゲン、ヒドロキシ、オキソ、カルボキシ、−C(O)O−C1−4アルキル、−C(O)−C1−4アルキル、−O−C(O)−C1−4アルキル、−C1−4アルキル−O−C(O)−C1−4アルキル、−O−C1−4アラルキル、C1−4アルキル、フルオロ置換C1−4アルキル、ヒドロキシ置換C1−4アルキル、C1−4アルコキシ、ニトロ、シアノ、アミノ、C1−4アルキルアミノ及びジ(C1−4アルキル)アミノからなる群から選択される1個又は複数の置換基で置換されていてもよく、
ここでR及びRはそれぞれ独立して水素及びC1−4アルキルからなる群から選択され、
bは0〜1からの整数であり、
は−O−、−S(O)0−2−、−NR−、−C(O)−、−C(S)−,−C1−4アルキル−、−(ヒドロキシ置換C1−4アルキル)−及び−(C2−4アルケニル)−からなる群から選択され、
ここでRは水素及びC1−4アルキルからなる群から選択され、
はC1−6アルキル、C2−6アルケニル、シクロアルキル、一部不飽和カルボシクリル、アリール、ビフェニル、ヘテロアリール、ヘテロシクロアルキル、シクロアルキル−C1−4アルキル−、C1−4アラルキル、ヘテロアリール−C1−4アルキル−、ヘテロシクロアルキル−C1−4アルキル−及びスピロ−ヘテロシクリルからなる群から選択され、
ここでC1−6アルキル、シクロアルキル、一部不飽和カルボシクリル、アリール、ヘテロアリール、ヘテロシクロアルキル又はスピロ−ヘテロシクリルは、単独でも又は置換基の一部としてでも、場合により、独立して、ハロゲン、ヒドロキシ、オキソ、カルボキシ、C1−4アルキル、ヒドロキシ置換C1−4アルキル、ハロゲン置換C1−4アルキル、シアノ置換C1−4アルキル、C2−4アルケニル、C2−4アルキニル、C1−4アルコキシ、ハロゲン置換C1−4アルコキシ、ニトロ、シアノ、−R、−O−R、−S−R、−SO−R、−SO−NR−R、−NR−SO−R、−NH、−N(R)−R、−C(O)−R、−C(O)−NH、−C(O)−NR−R、−NR−C(O)−R及び−NR−C(O)O−Rからなる群から選択される1個又は複数の置換基で置換されていてもよく、
ここでRはC1−4アルキル、アリール、C1−4アラルキル、一部不飽和カルボシクリル、シクロアルキル、シクロアルキルC1−4アルキル−、一部不飽和カルボシクリル−C1−4アルキル−、ヘテロアリール、ヘテロアリール−C1−4アルキル−、ヘテロシクロアルキル及びヘテロシクリル−C1−4アルキル−からなる群から選択され、
ここでアリール、一部不飽和カルボシクリル、シクロアルキル、ヘテロアリール又はヘテロシクロアルキルは、単独でも又は置換基の一部としてでも、場合により、独立して、C1−4アルキル、C1−4アルコキシ、ハロゲン、ヒドロキシ、カルボキシ、アミノ、C1−4アルキルアミノ、ジ(C1−4アルキル)アミノ、シアノ及びニトロからなる群から選択される1個又は複数の置換基で置換されていてもよく、
ここでRはそれぞれ、水素、C1−8アルキル、ヒドロキシ置換C1−4アルキル、C1−4アラルキルオキシ置換C1−4アルキル、シクロアルキル、アリール、ヘテロアリール、ヘテロシクロアルキル、シクロアルキル−C1−4アルキル−、C1−4アラルキル、ヘテロアリール−C1−4アルキル−、ヘテロシクロアルキル−C1−4アルキル及びスピロ−ヘテロシクリルからなる群から選択され、
ここでシクロアルキル、アリール、ヘテロアリール、ヘテロシクロアルキル又はスピロ−ヘテロシクリルは、単独でも又は置換基の一部としてでも、場合により、独立して、ハロゲン、ヒドロキシ、オキソ、カルボキシ、C1−4アルキル、C1−4アルコキシ、C1−4アルコキシ−カルボニル、ニトロ、シアノ、アミノ、C1−4アルキルアミノ、ジ(C1−4アルキル)アミノ、−SO−N(R)、5−テトラゾリル及び1−(1,4−ジヒドロ−テトラゾール−5−オン)からなる群から選択される1個又は複数の置換基で置換されていてもよく、
ここでR及びRはそれぞれ独立して水素及びC1−4アルキルからなる群から選択され、
aは0〜3からの整数であり、
10はそれぞれ独立してヒドロキシ、ハロゲン、C1−4アルキル、C1−4アルコキシ、ハロゲン置換C1−4アルキル、ハロゲン置換C1−4アルコキシ、−C(O)−NR、−SO−NR、−C(O)−C1−4アルキル及び−SO−C1−4アルキルからなる群から選択され、
ここでR及びRはそれぞれ独立して水素及びC1−4アルキルからなる群から選択されるか、あるいはまた、R及びRは、それらが結合されているN原子と一緒になって5〜6員の飽和、一部不飽和又は芳香族環構造を形成し、
但し、ハロゲン置換C1−4アルキル又はハロゲン置換C1−4アルコキシ上のハロゲンはクロロ及びフルオロからなる群から選択されることとし、
但し、Rが水素であり、Rは水素であり、bが1であり、Lが−O−であり、RがCアルキルであり(ここでCアルキルは−C(O)−NR−Rで置換されており、ここでRはメチルであり、そしてRはシクロヘキシルである)、Aが−CH−でありそしてQが−C(O)−O−である時は、RがC1−6アルキル、シクロアルキル又はC1−4アラルキル以外であることとし、
更に但し、Rが水素であり、Rが水素であり、bが1であり、Lが−O−であり、RがCアルキルであり(ここでCアルキルは−C(O)−NR−Rで置換されており、ここでRはメチルであり、そしてRはシクロヘキシルである)、Aが−CH−でありそしてQが−C(O)−である時は、Rがモルホリニル又はピペリジニル以外であることとし、
更に但し、Rが水素であり、Rが水素であり、bが1であり、Lが−O−であり、RがCアルキルであり(ここでCアルキルは−C(O)−NR−Rで置換されており、ここでRはメチルであり、そしてRはシクロヘキシルである)、Aが−CH−でありそしてQが−C(O)−NH−である時は、Rがフェニル以外であることとする]
の化合物又は製薬学的に許容できるその塩。
【請求項2】
が水素及びメチルからなる群から選択され、
が水素、ヒドロキシ、メチル、トリフルオロメチル、メトキシ及びメチル−カルボニルからなる群から選択され、
がC1−4アルキルからなる群から選択され、ここでC1−4アルキルは場合により1個〜2個のR置換基で置換されていてもよく、
ここでRはそれぞれ独立して、ヒドロキシ、オキソ、C1−8アルキル、C1−8アルコキシ、ヒドロキシ置換C1−4アルキル、シクロアルキル、シクロアルキル−C1−4アルキル、ビフェニル、アリール、C1−4アラルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリール−C1−4アルキル−、ヘテロシクロアルキル、ヘテロシクロアルキル−C1−4アルキル−、スピロ−ヘテロシクリル及び−(C1−4アルキル)−Q−Rからなる群から選択され、
ここでシクロアルキル、アリール、ヘテロアリール又はヘテロシクロアルキル基は、単独でも又は置換基の一部としてでも、場合により、独立して、フルオロ、クロロ、ヒドロキシ、オキソ、カルボキシ、C1−4アルキル、C1−4アルコキシ、ヒドロキシ置換C1−4アルキル、フルオロ置換C1−4アルキル、フルオロ置換C1−4アルコキシ、5−テトラゾリル及び1−(1,4−ジヒドロ−テトラゾール−5−オン)からなる群から選択される1個又は複数の置換基で置換されていてもよく、
ここでnは0〜1からの整数であり、
ここでQは−O−、−C(O)−、−C(O)O−、−OC(O)−、−NR−、−NR−C(O)−及び−C(O)−NR−からなる群から選択され、
ここでRは水素、C1−8アルキル、ヒドロキシ置換C1−4アルキル、C1−4アラルキルオキシ置換C1−4アルキル、シクロアルキル、アリール、ヘテロアリール、ヘテロシクロアルキル及びC1−4アラルキルからなる群から選択され、
ここでシクロアルキル、アリール、ヘテロアリール又はヘテロシクロアルキルは、単独でも又は置換基の一部としてでも、場合により、独立して、ハロゲン、ヒドロキシ、オキソ、カルボキシ、C1−4アルキル、C1−4アルコキシ、C1−4アルコキシ−カルボニル、ニトロ、シアノ、アミノ、C1−4アルキルアミノ、ジ(C1−4アルキル)アミノ、−SO−N(R)、5−テトラゾリル及び1−(1,4−ジヒドロ−テトラゾール−5−オン)からなる群から選択される1個〜2個の置換基で置換されていてもよく、
ここでR及びRはそれぞれ独立して水素及びC1−4アルキルからなる群から選択され、
ここでRはC1−4アルキル、ヒドロキシ置換C1−4アルキル、フルオロ置換C1−4アルキル、シクロアルキル、アリール、ビフェニル、ヘテロアリール、ヘテロシクロアルキル及びC1−4アラルキルからなる群から選択され、
ここでシクロアルキル、アリール、ヘテロアリール又はヘテロシクロアルキルは、単独でも又は置換基の一部としてでも、場合により、独立して、ハロゲン、ヒドロキシ、オキソ、カルボキシ、C(O)O−(C1−4アルキル)、C(O)−C1−4アルキル、C1−4アルキル、フルオロ置換C1−4アルキル、C1−4アルコキシ、ニトロ、シアノ、アミノ、C1−4アルキルアミノ、ジ(C1−4アルキル)アミノ及びフェニルからなる群から選択される1個〜2個の置換基で置換されていてもよく、
ここでフェニルは場合により、独立して、ハロゲン、ヒドロキシ、オキソ、カルボキシ、−C(O)O−C1−4アルキル、−C(O)−C1−4アルキル、C1−4アルキル、フルオロ置換C1−4アルキル、C1−4アルコキシ、ニトロ、シアノ、アミノ、C1−4アルキルアミノ及びジ(C1−4アルキル)アミノからなる群から選択される1個〜2個の置換基で置換されていてもよく、
が−O−、−S−、−C(O)−、−C(S)−、−C(O)O−、−OC(O)−、−C(O)−NH−、−C(O)−N(CH)−、−C(O)−N(CHCH)−、−C(O)−N(CHCHOH)−、−C(O)−N(C1−4アルキル)−、−C(O)−N(シクロアルキル)−、−C(O)−N(CHCH−O−C1−4アラルキル)−、−NH−、−N(C1−4アルキル)−、−NH−C(O)−、−N(C1−4アルキル)−C(O)−、−NH−C(O)O−、−N(C1−4アルキル)−C(O)O−、−NH−SO−、−SO−NH−、−NH−C(O)−NH−、NH−C(S)−NH−及び−NH−SO−NH−からなる群から選択され、
がC1−10アルキル、シクロアルキル、アリール、ビフェニル、一部不飽和カルボシクリル、ヘテロアリール、ヘテロシクロアルキル、シクロアルキル−C1−4アルキル−、C1−4アラルキル、一部不飽和カルボシクリル−C1−4アルキル−、ヘテロアリール−C1−4アルキル−、ヘテロシクロアルキル−C1−4アルキル−及びスピロ−ヘテロシクリルからなる群から選択され、
ここでC1−10アルキル、シクロアルキル、アリール、ヘテロアリール、ヘテロシクロアルキル又はスピロ−ヘテロシクリルは、単独でも又は置換基の一部としてでも、場合により、独立して、ハロゲン、ヒドロキシ、オキソ、カルボキシ、−C(O)−C1−4アルキル、−C(O)−C1−4アラルキル、−C(O)O−C1−4アルキル、−C(O)O−C1−4アラルキル、−C(O)−N(R)、−C1−4アルキル−C(O)O−C1−4アルキル、−C1−4アルキル−C(O)−N(R)、−NR−C(O)−C1−4アルキル、C1−6アルキル、フルオロ置換C1−4アルキル、ヒドロキシ置換C1−4アルキル、カルボキシ置換C1−4アルキル、C1−4アルコキシ、−O−C1−4アラルキル、−O−(テトラヒドロピラニル)、−NH−C(O)−O−CH−(テトラヒドロピラニル)、ニトロ、シアノ、アミノ、C1−4アルキルアミノ、ジ(C1−4アルキル)アミノ、フェニル及び5−テトラゾリルからなる群から選択される1個又は複数の置換基で置換されていてもよく、
ここでフェニル又はテトラヒドロピラニルは場合により、独立して、ハロゲン、ヒドロキシ、オキソ、カルボキシ、−OC(O)−C1−4アルキル、−C1−4アルキル−OC(O)−C1−4アルキル、C1−4アルキル、フルオロ置換C1−4アルキル、ヒドロキシ置換C1−4アルキル、C1−4アルコキシ、ニトロ、シアノ、アミノ、C1−4アルキルアミノ及びジ(C1−4アルキル)アミノからなる群から選択される1個〜2個の置換基で置換されていてもよく、
ここでR及びRはそれぞれ独立して水素及びC1−4アルキルからなる群から選択され、
bが0〜1から選択される整数であり、
が−O−、−S(O)0−2−、−C(O)−、−C(S)−,−C1−4アルキル−及び(ヒドロキシ置換C1−4アルキル)−からなる群から選択され、
がC1−6アルキル、C2−6アルケニル、シクロアルキル、一部不飽和カルボシクリル、アリール、C1−4アラルキル、ビフェニル、ヘテロアリール及びヘテロシクロアルキルからなる群から選択され、
ここでシクロアルキル、一部不飽和カルボシクリル、アリール、ヘテロアリール又はヘテロシクロアルキルは、単独でも又は置換基の一部としてでも、場合により、独立して、ハロゲン、ヒドロキシ、オキソ、カルボキシ、C1−4アルキル、ヒドロキシ置換C1−4アルキル、ハロゲン置換C1−4アルキル、シアノ置換C1−4アルキル、C2−4アルケニル、C2−4アルキニル、C1−4アルコキシ、ハロゲン置換C1−4アルコキシ、ニトロ、シアノ、−R、−O−R、−S−R、−NH、−N(R)−R、−C(O)−R、−C(O)−NH、−C(O)−NR−R、−NR−C(O)−R、−NR−C(O)O−R及び−SO−NR−Rからなる群から選択される1個〜2個の置換基で置換されていてもよく、
ここでRはC1−4アルキル、アリール、C1−4アラルキル、シクロアルキル及びシクロアルキル−C1−4アルキル−からなる群から選択され、
ここでアリールは、単独でも又は置換基の一部としてでも、場合により、独立して、C1−4アルキル、C1−4アルコキシ、ハロゲン、ヒドロキシ、カルボキシ、アミノ、C1−4アルキルアミノ、ジ(C1−4アルキル)アミノ、シアノ及びニトロからなる群から選択される1個〜2個の置換基で置換されていてもよく、
ここでRは水素、C1−8アルキル、ヒドロキシ置換C1−4アルキル、C1−4アラルキルオキシ置換C1−4アルキル、シクロアルキル、アリール、ヘテロアリール、ヘテロシクロアルキル及びC1−4アラルキルからなる群から選択され、
ここでシクロアルキル、アリール、ヘテロアリール又はヘテロシクロアルキルは、単独でも又は置換基の一部としてでも、場合により、独立して、ハロゲン、ヒドロキシ、オキソ、カルボキシ、C1−4アルキル、C1−4アルコキシ、C1−4アルコキシ−カルボニル、ニトロ、シアノ、アミノ、C1−4アルキルアミノ、ジ(C1−4アルキル)アミノ、−SO−N(R)、5−テトラゾリル及び1−(1,4−ジヒドロ−テトラゾール−5−オン)からなる群から選択される1個〜2個の置換基で置換されていてもよく、
ここでR及びRはそれぞれ独立して水素及びC1−4アルキルからなる群から選択され、
aが0〜1からの整数であり、
10がヒドロキシ、ハロゲン、C1−4アルキル、C1−4アルコキシ、ハロゲン置換C1−4アルキル、ハロゲン置換C1−4アルコキシからなる群から選択され、
但し、ハロゲン置換C1−4アルキル及びハロゲン置換C1−4アルコキシ上のハロゲンはフルオロ及びクロロからなる群から選択されることとし、
但し、Rが水素であり、Rが水素であり、bが1であり、Lが−O−であり、RがCアルキルであり(ここでCアルキルは−C(O)−NR−Rで置換されており、ここでRはメチルであり、そしてRはシクロヘキシルである)、Aが−CH−でありそしてQが−C(O)−O−である時は、RがC1−6アルキル、シクロアルキル又はC1−4アラルキル以外であることとし、
更に但し、Rが水素であり、Rが水素であり、bが1であり、Lが−O−であり、RがCアルキルであり(ここでCアルキルは−C(O)−NR−Rで置換されており、ここでRはメチルであり、そしてRはシクロヘキシルである)、Aが−CH−でありそしてQが−C(O)−である時は、Rがモルホリニル又はピペリジニル以外であることとし、
更に但し、Rが水素であり、Rが水素であり、bが1であり、Lが−O−であり、RがCアルキルであり(ここでCアルキルは−C(O)−NR−Rで置換されており、ここでRはメチルであり、そしてRはシクロヘキシルである)、Aが−CH−でありそしてQが−C(O)−NH−である時は、Rがフェニル以外であることとする、
請求項1におけるような化合物又は製薬学的に許容できるその塩。
【請求項3】
が水素であり、
が水素であり、
がC1−4アルキルからなる群から選択され、ここでC1−4アルキルは場合により1個〜2個のR置換基で置換されていてもよく、
ここでRはそれぞれ独立して、C1−8アルキル、ヒドロキシ置換C1−4アルキル、シクロアルキル、アリール、C1−4アラルキル、ビフェニル、ヘテロシクロアルキル、スピロ−ヘテロシクリル及び−(C1−4アルキル)−Q−Rからなる群から選択され、
ここでシクロアルキル又はアリールは単独でも又は置換基の一部としてでも、場合により、独立して、フルオロ、クロロ、ヒドロキシ、オキソ、C1−4アルキル及びC1−4アルコキシからなる群から選択される1個〜2個の置換基で置換されていてもよく、
ここでnは0〜1からの整数であり、
ここでQは−C(O)−、−C(O)−NR−及び−NR−C(O)−からなる群から選択され、ここでRは水素及びC1−8アルキルからなる群から選択され、
ここでRはシクロアルキル及びヘテロシクロアルキルからなる群から選択され、
が−O−、−C(O)−、−C(O)O−、−C(O)−NH−、−C(O)−N(CH)−、−C(O)−N(CHCH)−、−C(O)−N(CHCHOH)−、−C(O)−N(C1−4アルキル)−、−C(O)−N(シクロアルキル)−、−C(O)−N(CHCH−O−C1−4アラルキル)−、−NH−、−N(C1−4アルキル)−、−NH−C(O)−、−N(C1−4アルキル)−C(O)−、−NH−C(O)O−、−N(C1−4アルキル)−C(O)O−、−NH−SO−、−NH−C(O)−NH−及びNH−C(S)−NH−からなる群から選択され、
がC1−10アルキル、シクロアルキル、シクロアルキル−アルキル、アリール、C1−4アラルキル、ヘテロアリール、ヘテロシクロアルキル、スピロ−ヘテロシクリル及びヘテロアリール−C1−4アルキル−からなる群から選択され、
ここでC1−10アルキル、アリール、シクロアルキル、ヘテロアリール又はヘテロシクロアルキルは、単独でも又は置換基の一部としてでも、場合により、独立して、C1−5アルキル、C1−4アルコキシ、−O−C1−2アラルキル、−O−(テトラヒドロピラニル)、−NH−C(O)−O−CH−(テトラヒドロピラニル)、ハロゲン、トリフルオロメチル、アミノ、シアノ、ヒドロキシ、オキソ、カルボキシ、フェニル、−C(O)−C1−4アルキル、−C(O)O−C1−2アラルキル、−C(O)−N(R)、−C(O)−N(C1−4アルキル)(シクロアルキル)、−NH−C(O)−C1−4アルキル、−C(O)O−C1−4アルキル、−C1−2アルキル−C(O)O−C1−4アルキル、カルボキシ置換C1−2アルキル及び5−テトラゾリルからなる群から選択される1個〜2個の置換基で置換されていてもよく、
ここでフェニル又はテトラヒドロピラニルは場合により、独立して、ヒドロキシ、ハロゲン、シアノ、C1−4アルキル、C1−4アルコキシ、ヒドロキシ置換C1−2アルキル、−OC(O)−C1−2アルキル、−C1−2アルキル−OC(O)−C1−2アルキル、アミノ、C1−4アルキルアミノ及びジ(C1−4アルキル)アミノからなる群から選択される1個〜2個の置換基で置換されていてもよく、
ここでR及びRはそれぞれ独立して水素、メチル及びエチルからなる群から選択され、
bが0〜1からの整数であり、
が−O−、−C(O)−、−CH−及び−C(OH)−からなる群から選択され、
がC2−6アルケニル、アリール、ビフェニル、一部不飽和カルボシクリル及びヘテロアリールからなる群から選択され、
ここでアリール又はヘテロアリール基は場合により、独立して、ヒドロキシ、ハロゲン、C1−4アルキル、C1−4アルコキシ、−S−C1−4アルキル、ヒドロキシ置換C1−4アルキル、ハロゲン置換C1−4アルキル、−C(O)−NH、−C(O)−C1−4アルキル、−NH−C1−4アルキル−シクロアルキル、−NH−C(O)−C1−4アルキル、−NH−C(O)−O−C1−4アラルキル、−SO−NH−C1−4アルキル及び−SO−NH−フェニルからなる群から選択される1個〜2個の置換基で置換されていてもよく、
aが0〜1からの整数であり、
10がハロゲンからなる群から選択される、
請求項2におけるような化合物又は製薬学的に許容できるその塩。
【請求項4】
が水素であり、
が水素であり、
がメチル、エチル、1−メチル−エチル、(1)−(R)−メチル−エチル、(1)−(S)−メチル−エチル、1−n−プロピル−エチル、(1)−(R)−n−プロピル−エチル、(1)−(S)−n−プロピル−エチル、1−イソプロピル−エチル、(1)−(R)−イソプロピル−エチル、(1)−(S)−イソプロピル−エチル、1−シクロヘキシル−エチル、(1)−(R)−シクロヘキシル−エチル、(1)−(S)−シクロヘキシル−エチル、1−フェニル−エチル、1−(4−ヒドロキシベンシル)−エチル、(1)−(R)−(4−ヒドロキシベンシル)−エチル、(1)−(S)−(4−ヒドロキシベンシル)−エチル、n−プロピル、1−ヒドロキシメチル−n−プロピル、(1)−(R)−ヒドロキシメチル−n−プロピル、(1)−(S)−ヒドロキシメチル−n−プロピル、1−(ジメチル)−n−プロピル、1−(n−プロピル)−n−プロピル、1−イソプロピル−n−プロピル、(1)−(S)−イソプロピル−n−プロピル、(1)−(R)−イソプロピル−n−プロピル、1−(n−ペンチル)−n−プロピル、1−n−オクチル−n−プロピル、1−シクロヘキシル−n−プロピル、(1)−(R)−シクロヘキシル−n−プロピル、(1)−(S)−シクロヘキシル−n−プロピル、1−フェニル−n−プロピル、1−(4−クロロフェニル)−n−プロピル、1−(4−メチルフェニル)−n−プロピル、1−(4−メトキシフェニル)−n−プロピル、1−(4−ビフェニル)−n−プロピル、1−(N−ピペリジニル−カルボニル−n−プロピル)−n−プロピル、1−(4−テトラヒドロピラニル)−n−プロピル、(1)−(R)−(4−テトラヒドロピラニル)−n−プロピル、(1)−(S)−(4−テトラヒドロピラニル)−n−プロピル、1−(4−ヒドロキシ−シクロヘキシル)−n−プロピル、1−(N−メチル−N−シクロヘキシル−アミノカルボニル)−n−プロピル、(1)−(R)−(N−メチル−N−シクロヘキシル−アミノカルボニル)−n−プロピル、(1)−(S)−(N−メチル−N−シクロヘキシル−アミノカルボニル)−n−プロピル、1−(1,4−ジオキサスピロ[4.5]デカン)−n−プロピル、(1)−(R)−(1,4−ジオキサスピロ[4.5]デカン)−n−プロピル、(1)−(S)−(1,4−ジオキサスピロ[4.5]デシ−8−イル)−n−プロピル、(1)−(R)−((4R)−ヒドロキシシクロヘキシル)−n−プロピル、1−(シクロヘキサン−4−オン)−n−プロピル、(1)−(R)−(シクロヘキサン−4−オン)−n−プロピル、(1)−(S)−(シクロヘキサン−4−オン)−n−プロピル、1−ピラニル−n−プロピル、(1)−(S)−ピラニル−n−プロピル、n−ブチル、1−プロピル−n−ブチル、1−フェニル−n−ブチル、1−(シクロヘキシルカルボニルアミノメチル)−エチル、1−(N−シクロヘキシル−N−メチル−アミノカルボニルエチル)−n−プロピル、1−(2−メチル−ピペリジニルカルボニル−n−プロピル)−n−プロピル及び1−(4−メチル−ピペリジニルカルボニル−n−プロピル)−n−プロピルからなる群から選択され、
が−O−、−C(O)−、−C(O)O−、−C(O)−NH−、−C(O)−N(CH)−、−C(O)−N(CHCH)−、−C(O)−N(CHCHOH)−、−C(O)−N(イソプロピル)−、−C(O)−N(シクロアルキル)−、−C(O)−N(CHCH−O−ベンジル)−、−NH−、−N(CH)−、−N(CHCH)−、−NH−C(O)−、−N(CH)−C(O)−、−NH−C(O)O−、−N(CH)−C(O)O−、−NH−SO−、−NH−C(O)−NH−及びNH−C(S)−NH−からなる群から選択され、
がメチル、エチル、n−プロピル、イソプロピル、t−ブチル、イソブチル、イソペンチル、3−n−ヘプチル、n−ノニル、アミノ−メチル、カルボキシ−メチル−、2−アミノ−エチル、2−シアノ−エチル、4−カルボキシ−n−ブチル、3−n−ヘプチル、4−n−ヘプチル、3−アミノ−n−プロピル、3,3,3−トリフルオロ−n−プロピル、3,3,3−トリフルオロ−イソブチル、1−(1−カルボキシ−2−ヒドロキシ−エチル)、1−(S)−(1−カルボキシ−2−ヒドロキシ−エチル)、1−(R)−(1−カルボキシ−2−ヒドロキシ−エチル)、1−(1−カルボキシ−2−t−ブトキシ−エチル)、1−(R)−(1−カルボキシ−2−t−ブトキシ−エチル)、1−(1−カルボキシ−2−ベンジルオキシ−エチル)、1−(S)−(1−カルボキシ−2−ベンジルオキシ−エチル)、1−(R)−(1−カルボキシ−2−ベンジルオキシ−エチル)、1−(1−メトキシ−カルボニル−2−ベンジルオキシ−エチル)、1−(S)−(1−メトキシ−カルボニル−2−ベンジルオキシ−エチル)、1−(R)−(1−メトキシ−カルボニル−2−ベンジルオキシ−エチル)、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル、シクロヘプチル、2−フェニル−シクロプロピル、シクロペンチル−メチル、シクロペンチル−エチル、1−(1−アミノカルボニル−シクロプロピル)、4−ヒドロキシ−シクロヘキシル、4−カルボキシ−シクロヘキシル、シス−(4−カルボキシ)−シクロヘキシル、トランス−(4−カルボキシ)−シクロヘキシル、3−カルボキシ−シクロヘキシル、シス−(3−カルボキシ)−シクロヘキシル、4−シアノ−シクロヘキシル、4−メトキシ−カルボニル−シクロヘキシル、3−メトキシ−カルボニル−シクロヘキシル、シス−(3−メトキシ−カルボニル)−シクロヘキシル、4−エトキシ−カルボニル−シクロヘキシル、(1)−(S)−((4R)−メトキシ−カルボニル−シクロヘキシル、(1)−(R)−((4S)−メトキシ−カルボニル−シクロヘキシル、2−メチル−シクロヘキシル、4−メチル−シクロヘキシル、4−n−ペンチル−シクロヘキシル、4−t−ブチル−シクロヘキシル、(1)−(S)−2−(R)−メチル−シクロペンチル、3−メトキシ−シクロヘキシル、1−(1−(4−クロロフェニル)−シクロペンチル)、4−トリフルオロメチル−シクロヘキシル、4−オキソ−シクロヘキシル、1−(4−ベンジルオキシ−カルボニル−シクロヘキシル)、1−(S)−(4−(S)−ベンジルオキシ−カルボニル−シクロヘキシル)、1−(4−アミノ−カルボニル−シクロヘキシル)、1−(S)−(4−(S)−アミノ−カルボニル−シクロヘキシル)、1−(4−メチルアミノ−カルボニル−シクロヘキシル)、1−(S)−(4−(S)−メチルアミノ−カルボニル−シクロヘキシル)、1−(4−(5−テトラゾリル)−シクロヘキシル)、フェニル、ベンジル、フェニル−エチル、3−カルボキシ−メチル−ベンジル、3−メトキシ−カルボニル−メチル−ベンジル、4−カルボキシ−フェニル、3−シアノ−フェニル、4−メチル−フェニル、4−t−ブチル−フェニル、4−n−ブチル−フェニル、2−メトキシ−フェニル、3−メトキシ−フェニル、4−ジメチルアミノ−フェニル、4−(メチルカルボニルアミノ)−フェニル、1−ナフチル−メチル、1−(1,2,3,4−テトラヒドロナフチル)、4−ビフェニル、ベンズヒドリル、1−アダマンチル、2−アダマンチル、2−(R)−アダマンチル、2−(S)−アダマンチル、N−ピペリジニル、1−(2−カルボキシ−ピペリジニル)、1−(S)−2−カルボキシ−ピペリジニル)、1−(2−メトキシ−カルボニル−ピペリジニル)、1−(S)−2−メトキシ−カルボニル−ピペリジニル)、1−(2−メチル−ピペリジニル)、1−(4−メチル−ピペリジニル)、1−(4−イソプロピル−ピペリジニル)、4−(1−メチルカルボニル)−ピペリジニル、3−(2,5−ジメチル−フリル)、4−テトラヒドロピラニル、4−(2−フェニル−チアゾリル)−メチル、4−(1−フェニル−ピラゾリル)−メチル、5−(3−メチル−イソオキサゾリル)−メチル、3−(5−フェニル−イソオキサゾリル)−メチル、1−(2−カルボキシ−ピロリジニル)、1−(S)−2−カルボキシ−ピロリジニル)、1−(2−N−メチル−N−シクロヘキシルアミノカルボニル)−ピロリジニル)、1,4−ジオキサスピロ[4.5]デシ−8−イル、2−(ビシクロ[2.2.1]ヘプチル)、1−(3−n−ペンチル−ビシクロ[2.2.2]−オクチル、2−ビシクロ[2.2.2]オクチル、2−(R)−ビシクロ[2.2.2]オクチル、2−(S)−ビシクロ[2.2.2]オクチル、5−テトラゾリル−メチル、2−イミダゾリル−メチル、5−イミダゾリル−メチル、4−ピリジル−メチル、3−(1,2,4−トリアゾリル)−メチル、1−(2−カルボキシ−オクタヒドロインドリル)、1−(S)−2−カルボキシ−オクタヒドロインドリル)、1−(2−メトキシ−カルボニル−オクタヒドロインドリル)、1−(S)−2−メトキシ−カルボニル−オクタヒドロインドリル)、2R−(3R,4S,5R−トリ(メチル−カルボニルオキシ)−6R−(メチル−カルボニルオキシ−メチル)−テトラヒドロピラニル)オキシ−エチル、2R−(3S,4S,5R−トリヒドロキシ−6R−(ヒドロキシ−メチル)−テトラヒドロピラニル)オキシ−エチル及び3−(2R−(3S,4S,5R,6R−テトラヒドロキシ−テトラヒドロピラニル)−メトキシ−カルボニル−アミノ)−n−プロピルからなる群から選択され、
bが0〜1からの整数であり、
が−O−、−C(O)−、−CH−及び−C(OH)−からなる群から選択され、
がn−ペンテン−1−イル、フェニル、2−ヒドロキシ−フェニル、2−クロロ−フェニル、3−クロロ−フェニル、4−クロロ−フェニル、2−フルオロ−フェニル、4−フルオロフェニル、2,6−ジフルオロ−フェニル、2−メチル−フェニル、3−メチル−フェニル、4−メチル−フェニル、2−メトキシ−フェニル、4−メトキシ−フェニル、3,5−ジメトキシ−フェニル、2,6−ジメトキシ−フェニル、2−イソプロピル−フェニル、2−メチルチオ−フェニル、2−フルオロ−6−メトキシ−フェニル、2−メトキシ−5−メチル−フェニル、2−メトキシ−5−フルオロ−フェニル、3−(ヒドロキシメチル)−フェニル、3−トリフルオロメチル−フェニル、2−(メチルカルボニルアミノ)−フェニル、2−(t−ブチルアミノスルホニル)−フェニル、2−(アミノカルボニル)−フェニル、2−(メチルスルホニルアミノ)−フェニル、3−(メチルカルボニル)−フェニル、3−(ベンジルオキシカルボニルアミノ)−フェニル、3−(N−(シクロヘキシルメチル)−アミノ)−フェニル、3−(フェニルスルホニルアミノ)−フェニル、2−ナフチル、1−シクロヘキセニル、1−シクロペンテニル、2−ビフェニル、5−ピリミジニル、4−ピリジル、3−キノリニル及び3−(6−フルオロ−ベンゾ[d]イソオキサゾリル)からなる群から選択され、
aが0〜1からの整数であり、
10がフルオロである、
請求項3におけるような化合物又は製薬学的に許容できるその塩。
【請求項5】
が水素であり、
が水素であり、
が−エチル−、−n−ブチル−、−n−プロピル−、(1)−(R)−メチル−エチル−、1−n−プロピル−エチル−、1−シクロヘキシル−エチル−、(1)−(R)−シクロヘキシル−エチル−、1−シクロヘキシル−n−プロピル−、1−(S)−シクロヘキシル−n−プロピル、1−(R)−シクロヘキシル−n−プロピル、1−(n−プロピル)−n−プロピル、1−(n−プロピル)−n−ブチル−、1−(R)−イソプロピル−n−プロピル、1−(S)−イソプロピル−n−プロピル、1−(4−クロロフェニル)−n−プロピル、1−(4−メチルフェニル)−n−プロピル、1−(4−メトキシフェニル)−n−プロピル、1−(フェニル)−エチル−、1−(シクロヘキシル−カルボニル−アミノ−メチル)−エチル及び1−(N−シクロヘキシル−N−メチル−アミノ−カルボニル−エチル)−n−プロピルからなる群から選択され、
が−C(O)−NH−、−C(O)−N(CH)−、−C(O)−N(シクロヘキシル)−、−NH−C(O)−、−NH−C(O)O−、−N(CH)−C(O)O−、−NH−C(O)−NH−、−NH−C(S)−NH−及び−NH−SO−からなる群から選択され、
がイソプロピル、n−ブチル、t−ブチル、1−エチル−n−ペンチル、イソペンチル、3−n−ヘプチル、4−n−ヘプチル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル、シクロヘプチル、シクロペンチル−メチル−、2−メチル−シクロヘキシル、3−メトキシ−シクロヘキシル、フェニル、フェニルエチル−、4−(1−メチル−ピペリジニル)、1−(1−(4−クロロフェニル)−シクロペンチル)、1−アダマンチル及び2−アダマンチルからなる群から選択され、
bが0〜1からの整数であり、
が−C(O)−及び−O−からなる群から選択され、
がフェニル、2−メトキシフェニル、3−(ベンジルオキシ−カルボニル−アミノ)−フェニル、3−(N−(シクロヘキシル−メチル)−アミノ)−フェニル及び3−(フェニル−スルホニル−アミノ)−フェニルからなる群から選択され、
aが0である、
請求項4におけるような化合物又は製薬学的に許容できるその塩。
【請求項6】
が水素であり、
が水素であり、
が−エチル−、−n−ブチル−、1−(R)−メチル−エチル−、1−n−プロピル−エチル−、1−シクロヘキシル−エチル−、1−(R)−シクロヘキシル−エチル−、1−シクロヘキシル−n−プロピル−、1−(S)−シクロヘキシル−n−プロピル、1−(n−プロピル)−n−プロピル、1−(n−プロピル)−n−ブチル−、1−(R)−イソプロピル−n−プロピル、1−(S)−イソプロピル−n−プロピル、1−(4−クロロフェニル)−n−プロピル、1−(4−メチルフェニル)−n−プロピル及び1−(4−メトキシフェニル)−n−プロピルからなる群から選択され、
が−C(O)−NH−、−C(O)−N(CH)−、−C(O)−N(シクロヘキシル)−、−NH−C(O)−、−NH−C(O)O−、−N(CH)−C(O)O−、−NH−C(O)−NH−及び−NH−C(S)−NH−からなる群から選択され、
がイソプロピル、t−ブチル、1−エチル−n−ペンチル、イソペンチル、3−n−ヘプチル、4−n−ヘプチル、シクロペンチル、シクロヘキシル、シクロヘプチル、シクロペンチル−メチル−、2−メチル−シクロヘキシル、フェニル、4−(1−メチル−ピペリジニル)、1−(1−(4−クロロフェニル)−シクロペンチル)、1−アダマンチル及び2−アダマンチルからなる群から選択され、
bが0〜1からの整数であり、
が−O−であり、
がフェニル、2−メトキシフェニル、3−(ベンジルオキシ−カルボニル−アミノ)−フェニル及び3−(フェニル−スルホニル−アミノ)−フェニルからなる群から選択され、
aが0である、
請求項5におけるような化合物又は製薬学的に許容できるその塩。
【請求項7】
が水素であり、
が水素であり、
が−エチル−、1−n−プロピル−エチル−、1−シクロヘキシル−エチル−、1−(R)−シクロヘキシル−エチル−、1−シクロヘキシル−n−プロピル−、1−(S)−シクロヘキシル−n−プロピル、1−(n−プロピル)−n−プロピル、1−(R)−イソプロピル−n−プロピル及び1−(S)−イソプロピル−n−プロピルからなる群から選択され、
が−C(O)−NH−、−C(O)−N(CH)−及び−NH−C(O)−からなる群から選択され、
がイソペンチル、4−n−ヘプチル、シクロペンチル、シクロヘキシル、シクロペンチル−メチル−、1−(1−(4−クロロフェニル)−シクロペンチル)、1−アダマンチル及び2−アダマンチルからなる群から選択され、
bが0〜1からの整数であり、
が−O−であり、
がフェニル及び2−メトキシフェニルからなる群から選択され、
aが0である、
請求項6におけるような化合物又は製薬学的に許容できるその塩。
【請求項8】
が水素であり、
が水素であり、
が−エチル−、−n−ブチル−、−n−プロピル−、1−(R)−メチル−エチル、1−n−プロピル−エチル、1−(R)−n−プロピル−エチル−、1−(n−プロピル)−n−プロピル−、1−(n−プロピル)−n−ブチル−、1−イソプロピル−エチル−、1−(n−ペンチル)−n−プロピル−、1−シクロヘキシル−エチル−、1−(R)−シクロヘキシル−エチル、1−(S)−シクロヘキシル−エチル、1−フェニル−エチル、1−(4−クロロフェニル)−n−プロピル−、1−(4−メトキシフェニル)−n−プロピル−、1−シクロヘキシル−n−プロピル−、1−フェニル−n−プロピル−、1−(R)−イソプロピル−n−プロピル、1−(S)−イソプロピル−n−プロピル、1−(R)−シクロヘキシル−n−プロピル−、1−(S)−(シクロヘキシル)−n−プロピル−、1−(S)−(ヒドロキシメチル)−n−プロピル−、1−(4−テトラヒドロピラニル)−n−プロピル−、1−(S)−(4−テトラヒドロピラニル)−n−プロピル−、1−(4−ヒドロキシ−シクロヘキシル)−n−プロピル−、1−(S)−(4−オキソ−シクロヘキシル)−n−プロピル、1−(S)−(シス−4−ヒドロキシ−シクロヘキシル)−n−プロピル、1−(S)−(N−シクロヘキシル−N−メチル−アミノ−カルボニル)−n−プロピル−、1−(N−シクロヘキシル−N−メチル−アミノ−カルボニル−エチル)−n−プロピル−及び1−(S)−(1,4−ジオキサ−スピロ[4.5]デシ−8−イル)−n−プロピルからなる群から選択され、
が−C(O)−NH−、−C(O)−N(CH)−、−C(O)−N(エチル)−、−C(O)−N(CHCHOH)−、−C(O)−N(シクロヘキシル)−、−C(O)−N(ヒドロキシエチル)−、−C(O)−N(ベンジルオキシ−エチル)−、−N(CH)−、−NH−C(O)−、−N(CH)−C(O)−、−NH−C(O)O−、−N(CH)−C(O)O−、−NH−C(O)−NH−、−NH−C(S)−NH−及びNH−SO−からなる群から選択され、
がカルボキシ−メチル、2−シアノエチル−、n−プロピル、イソプロピル、n−ブチル、イソブチル、t−ブチル、イソペンチル、3−n−ヘプチル、4−n−ヘプチル、4−カルボキシ−n−ブチル、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル、シクロヘプチル、シクロペンチル−メチル−、シクロペンチル−エチル−、1−(S)−(1−カルボキシ−2−ヒドロキシ−エチル)、1−(R)−(1−カルボキシ−2−ヒドロキシ−エチル)、1−(R)−(1−カルボキシ−2−t−ブトキシ−エチル)、1−(S)−(1−メトキシ−カルボニル−2−ベンジルオキシ−エチル)、1−(R)−(1−メトキシ−カルボニル−2−ベンジルオキシ−エチル)、1−(S)−(1−カルボキシ−2−ベンジルオキシ−エチル)、1−(R)−(1−カルボキシ−2−ベンジルオキシ−エチル)、トランス−2−メチル−シクロヘキシル−、1−(1−(4−クロロフェニル)−シクロペンチル)、3−メトキシ−シクロヘキシル−、4−ヒドロキシ−シクロヘキシル、1−シス−(3−カルボキシ−シクロヘキシル)、4−カルボキシ−シクロヘキシル、(1)−(S)−((4R)−カルボキシ−シクロヘキシル)、(1)−(R)−((4S)−カルボキシ−シクロヘキシル)、4−(エトキシ−カルボニル)−シクロヘキシル、シス−(4−メトキシ−カルボニル)−シクロヘキシル、トランス−(4−メトキシ−カルボニル)−シクロヘキシル、1−4−オキソ−シクロヘキシル、1−シス−(4−アミノ−カルボニル−シクロヘキシル)、フェニル、2−メトキシフェニル、2−メチルフェニル、ベンジル、フェニルエチル−、ベンズヒドリル、4−(1−イソプロピル)−ピペリジニル、4−(1−メチル−ピペリジニル)、1−アダマンチル、2−アダマンチル、4−(テトラヒドロピラニル)、5−(3−メチル−イソオキサゾリル)−メチル、1,4−オキサスピロ[4.5]デシ−8−イル及び5−テトラゾリル−メチルからなる群から選択され、
bが0〜1からの整数であり、
が−C(O)−及び−(O)−からなる群から選択され、
がフェニル、2−ヒドロキシフェニル、2−フルオロフェニル、2,6−ジフルオロフェニル、2−クロロフェニル、3−クロロフェニル、2−メチルフェニル、3−メチルフェニル、2−メトキシ−フェニル、2−フルオロ−6−メトキシフェニル、3−ヒドロキシメチル−フェニル及び3−(フェニル−スルホニル−アミノ)−フェニル、からなる群から選択され、
aが0である、
請求項4におけるような化合物又は製薬学的に許容できるその塩。
【請求項9】
が水素であり、
が水素であり、
が−エチル−、−n−プロピル−、1−(R)−メチル−エチル、1−n−プロピル−エチル、1−(R)−n−プロピル−エチル−、1−(n−プロピル)−n−プロピル−、1−(n−プロピル)−n−ブチル−、1−(n−ペンチル)−n−プロピル−、1−シクロヘキシル−エチル−、1−(R)−シクロヘキシル−エチル、1−フェニル−エチル、1−(4−クロロフェニル)−n−プロピル−、1−(4−メトキシフェニル)−n−プロピル、1−シクロヘキシル−n−プロピル−、1−フェニル−n−プロピル−、1−(R)−イソプロピル−n−プロピル、1−(S)−イソプロピル−n−プロピル、1−(R)−シクロヘキシル−n−プロピル−、1−(S)−(シクロヘキシル)−n−プロピル−、1−(S)−(ヒドロキシメチル)−n−プロピル−、1−(4−テトラヒドロピラニル)−n−プロピル−、1−(S)−(4−テトラヒドロピラニル)−n−プロピル−、1−(4−ヒドロキシ−シクロヘキシル)−n−プロピル−、1−(S)−(4−オキソ−シクロヘキシル)−n−プロピル、1−(S)−(シス−4−ヒドロキシ−シクロヘキシル)−n−プロピル、1−(S)−(N−シクロヘキシル−N−メチル−アミノ−カルボニル)−n−プロピル−及び1−(S)−(1,4−ジオキサ−スピロ[4.5]デシ−8−イル)−n−プロピル、からなる群から選択され、
が−C(O)−NH−、−C(O)−N(CH)−、−C(O)−N(エチル)−、−C(O)−N(CHCHOH)−、−C(O)−N(ヒドロキシエチル)−、−C(O)−N(ベンジルオキシ−エチル)−、−N(CH)−、−NH−C(O)−、−NH−C(O)O−、−N(CH)−C(O)O−及び−NH−C(S)−NH−からなる群から選択され、
がカルボキシ−メチル、イソプロピル、イソブチル、t−ブチル、イソペンチル、3−n−ヘプチル、4−n−ヘプチル、4−カルボキシ−n−ブチル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル、シクロヘプチル、シクロペンチル−メチル−、シクロペンチル−エチル−、1−(S)−(1−カルボキシ−2−ヒドロキシ−エチル)、1−(R)−(1−カルボキシ−2−ヒドロキシ−エチル)、1−(R)−(1−カルボキシ−2−t−ブトキシ−エチル)、1−(S)−(1−メトキシ−カルボニル−2−ベンジルオキシ−エチル)、1−(R)−(1−メトキシ−カルボニル−2−ベンジルオキシ−エチル)、1−(S)−(1−カルボキシ−2−ベンジルオキシ−エチル)、トランス−2−メチル−シクロヘキシル)−、1−(1−(4−クロロフェニル)−シクロペンチル)、3−メトキシ−シクロヘキシル−、4−ヒドロキシ−シクロヘキシル、1−シス−(3−カルボキシ−シクロヘキシル)、4−カルボキシ−シクロヘキシル、(1)−(S)−((4R)−カルボキシ−シクロヘキシル)、(1)−(R)−((4S)−カルボキシ−シクロヘキシル)、シス−(4−メトキシ−カルボニル)−シクロヘキシル、トランス−(4−メトキシ−カルボニル)−シクロヘキシル、1−シス−(4−アミノ−カルボニル−シクロヘキシル)、フェニル、2−メチルフェニル、フェニルエチル−、4−(1−メチル−ピペリジニル)、1−アダマンチル、2−アダマンチル、4−(テトラヒドロピラニル)、5−(3−メチル−イソオキサゾリル)−メチル及び5−テトラゾリル−メチルからなる群から選択され、
bが0〜1からの整数であり、
が−C(O)−及び−(O)−からなる群から選択され、
がフェニル、2−フルオロフェニル、2,6−ジフルオロフェニル、2−クロロフェニル、2−メチルフェニル、3−メチルフェニル、2−メトキシ−フェニル及び2−フルオロ−6−メトキシフェニルからなる群から選択され、
aが0である、
請求項8におけるような化合物又は製薬学的に許容できるその塩。
【請求項10】
が水素であり、
が水素であり、
が−エチル−、1−シクロヘキシル−エチル−、1−(R)−シクロヘキシル−エチル、1−シクロヘキシル−n−プロピル−、1−(R)−イソプロピル−n−プロピル、1−(S)−イソプロピル−n−プロピル、1−(R)−シクロヘキシル−n−プロピル−、1−(S)−(シクロヘキシル)−n−プロピル−、1−(4−テトラヒドロピラニル)−n−プロピル−、1−(S)−(4−テトラヒドロピラニル)−n−プロピル−、1−(4−ヒドロキシ−シクロヘキシル)−n−プロピル−及び1−(S)−(4−オキソ−シクロヘキシル)−n−プロピルからなる群から選択され、
が−C(O)−NH−、−C(O)−N(CH)−、−C(O)−N(ヒドロキシエチル)−、−C(O)−N(ベンジルオキシ−エチル)−、C(O)−N(シクロヘキシル)−及び−NH−C(O)−からなる群から選択され、
がカルボキシ−メチル、イソブチル、イソペンチル、1−(1−(R)−カルボキシ−2−ヒドロキシ−エチル)、1−(1−(R)−カルボキシ−2−t−ブトキシ−エチル)、1−(1−(S)−カルボキシ−2−ベンジルオキシ−エチル)、シクロペンチル、シクロヘキシル、4−カルボキシ−シクロヘキシル、(1)−(S)−((4R)−カルボキシ−シクロヘキシル)、1−アダマンチル及び2−アダマンチルからなる群から選択され、
bが0〜1からの整数であり、
が−(O)−であり、
がフェニル、2−フルオロフェニル及び2−メトキシ−フェニルからなる群から選択され、
aが0である、
請求項9におけるような化合物又は製薬学的に許容できるその塩。
【請求項11】
が水素であり、Rが水素であり、Aが1−(S)−シクロヘキシル−n−プロピルであり、Qが−C(O)−及びC(O)−N(シクロヘキシル)−からなる群から選択され、Rが2−イミダゾリル−メチル、5−イミダゾリル−メチル、4−ピリジル−メチル、2−カルボキシ−オクタヒドロインドリル、2R−(3R,4S,5R−トリ(メトキシ−カルボニル−オキシ)−6R−(メチル−カルボニル−オキシ−メチル)−テトラヒドロピラニル)オキシ及び2R−(3S,4S,5R−トリヒドロキシ−6R−(ヒドロキシメチル)−テトラヒドロピラニル)オキシであり、bが1であり、Rがフェニルであり、そしてaが0である、請求項4におけるような化合物又は製薬学的に許容できるその塩。
【請求項12】
式(I)
【化2】

[式中、
は水素、メチル及びCFからなる群から選択され、
は水素、ヒドロキシ、メチル、エチル、トリフルオロメチル、2,2,2−トリフルオロエチル、メトキシ、エトキシ及びメチル−カルボニルからなる群から選択され、
はC1−4アルキルからなる群から選択され、ここでC1−4アルキルは場合により1個又は複数のR置換基で置換されていてもよく、
ここでRはそれぞれ独立して、ヒドロキシ、オキソ、C1−8アルキル、C1−8アルコキシ、ヒドロキシ置換C1−6アルキル、アミノ置換C1−6アルキル、シクロアルキル、シクロアルキル−C1−4アルキル−、ビフェニル、アリール、C1−4アラルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリール−C1−4アルキル−、ヘテロシクロアルキル、ヘテロシクロアルキル−C1−4アルキル−、スピロ−ヘテロシクリル及び−(C1−4アルキル)−Q−Rからなる群から選択され、
ここでシクロアルキル、アリール、ヘテロアリール、ヘテロシクロアルキル又はスピロ−ヘテロシクリル基は、単独でも又は置換基の一部としてでも、場合によりフルオロ、クロロ、ヒドロキシ、オキソ、カルボキシ、C1−4アルキル、C1−4アルコキシ、−C(O)−(C1−4アルキルオキシ)、ヒドロキシ置換C1−4アルキル、フルオロ置換C1−4アルキル、フルオロ置換C1−4アルコキシ、5−テトラゾリル及び1−(1,4−ジヒドロ−テトラゾール−5−オン)からなる群から選択される1個の置換基で置換されていてもよく、
ここでnは0〜1からの整数であり、
ここでQは−O−、−S−、−C(O)−、−C(S)−、−C(O)O−、−OC(O)−、−NR−、−NR−C(O)−、−C(O)−NR−、−NR−SO−、−SO−NR−、−NR−SO−、−SO−NR、−NR−C(O)O−、−OC(O)−NR−、−O−SO−NR−、−NR−SO−O−、−NR−C(O)−NR−、−NR−C(S)−NR−及び−NR−SO−NR−からなる群から選択され、
ここでR及びRはそれぞれ独立して水素、C1−8アルキル、ヒドロキシ置換C1−4アルキル、C1−4アラルキルオキシ置換C1−4アルキル、シクロアルキル、アリール、ヘテロアリール、ヘテロシクロアルキル、シクロアルキル−C1−4アルキル−、C1−4アラルキル、ヘテロアリール−C1−4アルキル−、ヘテロシクロアルキル−C1−4アルキル−及びスピロ−ヘテロシクリルからなる群から選択され、
ここでシクロアルキル、アリール、ヘテロアリール、ヘテロシクロアルキル又はスピロ−ヘテロシクリルは、単独でも又は置換基の一部としてでも、場合により、独立して、ハロゲン、ヒドロキシ、オキソ、カルボキシ、C1−4アルキル、C1−4アルコキシ、C1−4アルコキシ−カルボニル、ニトロ、シアノ、アミノ、C1−4アルキルアミノ、ジ(C1−4アルキル)アミノ、−SO−N(R)、5−テトラゾリル及び1−(1,4−ジヒドロ−テトラゾール−5−オン)からなる群から選択される1個又は複数の置換基で置換されていてもよく、
ここでR及びRはそれぞれ独立して水素及びC1−4アルキルからなる群から選択され、
ここでRは水素、C1−4アルキル、ヒドロキシ置換C1−4アルキル、フルオロ置換C1−4アルキル、シクロアルキル、アリール、ビフェニル、ヘテロアリール、ヘテロシクロアルキル、シクロアルキル−C1−4アルキル−、C1−4アラルキル、ヘテロアリール−C1−4アルキル−、ヘテロシクロアルキル−C1−4アルキル−及びスピロ−ヘテロシクリルからなる群から選択され、
ここでシクロアルキル、アリール、ヘテロアリール、ヘテロシクロアルキル又はスピロ−ヘテロシクリルは、単独でも又は置換基の一部としても、場合により、独立して、ハロゲン、ヒドロキシ、オキソ、カルボキシ、−C(O)O−C1−4アルキル、−C(O)−C1−4アルキル、C1−4アルキル、フルオロ置換C1−4アルキル、C1−4アルコキシ、ニトロ、シアノ、アミノ、C1−4アルキルアミノ、ジ(C1−4アルキル)アミノ及びフェニルからなる群から選択される1個又は複数の置換基で置換されていてもよく、
ここでフェニルは場合により、独立して、ハロゲン、ヒドロキシ、オキソ、カルボキシ、−C(O)O−C1−4アルキル、−C(O)−C1−4アルキル、C1−4アルキル、フルオロ置換C1−4アルキル、C1−4アルコキシ、ニトロ、シアノ、アミノ、C1−4アルキルアミノ、ジ(C1−4アルキル)アミノ及び−SO−N(R)からなる群から選択される1個又は複数の置換基で置換されていてもよく、
ここでR及びRはそれぞれ独立して水素及びC1−4アルキルからなる群から選択され、
は−O−、−S−、−C(O)−、−C(S)−、−C(O)O−、−OC(O)−、−NR−、−NR−C(O)−、−C(O)−NR−、−NR−C(S)−、C(S)−NR−、−NR−SO−、−SO−NR−、−NR−SO−、−SO−NR、−NR−C(O)O−、−OC(O)−NR−、−O−SO−NR−、−NR−SO−O−、−NR−C(O)−NR−、−NR−C(S)−NR−及び−NR−SO−NR−からなる群から選択され、
ここでR及びRはそれぞれ独立して水素、C1−8アルキル、ヒドロキシ置換C1−4アルキル、C1−4アラルキルオキシ置換C1−4アルキル、シクロアルキル、アリール、ヘテロアリール、ヘテロシクロアルキル、シクロアルキル−C1−4アルキル−、C1−4アラルキル、ヘテロアリール−C1−4アルキル−、ヘテロシクロアルキル−C1−4アルキル−及びスピロ−ヘテロシクリルからなる群から選択され、
ここでシクロアルキル、アリール、ヘテロアリール、ヘテロシクロアルキル又はスピロ−ヘテロシクリルは、単独でも又は置換基の一部としても、場合により、独立して、ハロゲン、ヒドロキシ、オキソ、カルボキシ、C1−4アルキル、C1−4アルコキシ、C1−4アルコキシ−カルボニル、ニトロ、シアノ、アミノ、C1−4アルキルアミノ、ジ(C1−4アルキル)アミノ、−SO−N(R)、5−テトラゾリル及び1−(1,4−ジヒドロ−テトラゾール−5−オン)からなる群から選択される1個又は複数の置換基で置換されていてもよく、
ここでR及びRはそれぞれ独立して水素及びC1−4アルキルからなる群から選択され、
ここでRはC1−10アルキル、シクロアルキル、アリール、ビフェニル、一部不飽和カルボシクリル、ヘテロアリール、ヘテロシクロアルキル、シクロアルキル−C1−4アルキル−、C1−4アラルキル、一部不飽和カルボシクリル−C1−4アルキル−、ヘテロアリール−C1−4アルキル−、ヘテロシクロアルキル−C1−4アルキル−及びスピロ−ヘテロシクリルからなる群から選択され、
ここでC1−10アルキル、シクロアルキル、アリール、ヘテロアリール、ヘテロシクロアルキル又はスピロ−ヘテロシクリルは、単独でも又は置換基の一部としてでも、場合により、独立して、ハロゲン、ヒドロキシ、オキソ、カルボキシ、−C(O)−C1−4アルキル、−C(O)−C1−4アラルキル、−C(O)O−C1−4アルキル、−C(O)O−C1−4アラルキル、−C1−4アルキル−C(O)O−C1−4アルキル、−C1−4アルキル−S−C1−4アルキル、−C(O)−N(R)、−C1−4アルキル−C(O)−N(R)、−NR−C(O)−C1−4アルキル、−SO−N(R)、−C1−4アルキル−SO−N(R)、C1−6アルキル、フルオロ置換C1−4アルキル、ヒドロキシ置換C1−4アルキル、カルボキシ置換C1−4アルキル、C1−4アルコキシ、ニトロ、シアノ、アミノ、C1−4アルキルアミノ、ジ(C1−4アルキル)アミノ、フェニル、5−テトラゾリル及び1−(1,4−ジヒドロ−テトラゾール−5−オン)からなる群から選択される1個又は複数の置換基で置換されていてもよく、
ここでフェニル場合により、独立して、ハロゲン、ヒドロキシ、オキソ、カルボキシ、−C(O)O−C1−4アルキル、−C(O)−C1−4アルキル、C1−4アルキル、フルオロ置換C1−4アルキル、C1−4アルコキシ、ニトロ、シアノ、アミノ、C1−4アルキルアミノ及びジ(C1−4アルキル)アミノからなる群から選択される1個又は複数の置換基で置換されていてもよく、
ここでR及びRはそれぞれ独立して水素及びC1−4アルキルからなる群から選択され、
bは0〜1からの整数であり、
は−O−、−S(O)0−2−、NR−、−C(O)−、−C(S)−,−C1−4アルキル−、−(ヒドロキシ置換C1−4アルキル)及び−(C2−4アルケニル)−からなる群から選択され、
ここでRは水素及びC1−4アルキルからなる群から選択され、
はC1−6アルキル、C2−6アルケニル、シクロアルキル、一部不飽和カルボシクリル、アリール、ビフェニル、ヘテロアリール、ヘテロシクロアルキル、シクロアルキル−C1−4アルキル−、C1−4アラルキル、ヘテロアリール−C1−4アルキル−、ヘテロシクロアルキル−C1−4アルキル−及びスピロ−ヘテロシクリルからなる群から選択され、
ここでC1−6アルキル、シクロアルキル、一部不飽和カルボシクリル、アリール、ヘテロアリール、ヘテロシクロアルキル又はスピロ−ヘテロシクリルは、単独でも又は置換基の一部としてでも、場合により、独立して、ハロゲン、ヒドロキシ、オキソ、カルボキシ、C1−4アルキル、ヒドロキシ置換C1−4アルキル、ハロゲン置換C1−4アルキル、シアノ置換C1−4アルキル、C2−4アルケニル、C2−4アルキニル、C1−4アルコキシ、ハロゲン置換C1−4アルコキシ、ニトロ、シアノ、−R、−O−R、−S−R、−SO−R、−SO−NR−R、−NR−SO−R、−NH、−N(R)−R、−C(O)−R、−C(O)−NH、−C(O)−NR−R、−NR−C(O)−R及び−NR−C(O)O−Rからなる群から選択される1個又は複数の置換基で置換されていてもよく、
ここでRはC1−4アルキル、アリール、C1−4アラルキル、一部不飽和カルボシクリル、シクロアルキル、シクロアルキル−C1−4アルキル−、一部不飽和カルボシクリル−C1−4アルキル−、ヘテロアリール、ヘテロアリール−C1−4アルキル−、ヘテロシクロアルキル及びヘテロシクリル−C1−4アルキル−からなる群から選択され、
ここでアリール、C1−4アラルキル、一部不飽和カルボシクリル、シクロアルキル、ヘテロアリール又はヘテロシクロアルキルは、単独でも又は置換基の一部としてでも、場合により、独立して、C1−4アルキル、C1−4アルコキシ、ハロゲン、ヒドロキシ、カルボキシ、アミノ、C1−4アルキルアミノ、ジ(C1−4アルキル)アミノ、シアノ及びニトロからなる群から選択される1個又は複数の置換基で置換されていてもよく、
ここでRは水素、C1−8アルキル、ヒドロキシ置換C1−4アルキル、C1−4アラルキルオキシ置換C1−4アルキル、シクロアルキル、アリール、ヘテロアリール、ヘテロシクロアルキル、シクロアルキル−C1−4アルキル−、C1−4アラルキル、ヘテロアリール−C1−4アルキル−、ヘテロシクロアルキル−C1−4アルキル−及びスピロ−ヘテロシクリルからなる群から選択され、
ここでシクロアルキル、アリール、ヘテロアリール、ヘテロシクロアルキル又はスピロ−ヘテロシクリルは、単独でも又は置換基の一部としてでも、場合により、独立して、ハロゲン、ヒドロキシ、オキソ、カルボキシ、C1−4アルキル、C1−4アルコキシ、C1−4アルコキシ−カルボニル、ニトロ、シアノ、アミノ、C1−4アルキルアミノ、ジ(C1−4アルキル)アミノ、−SO−N(R)、5−テトラゾリル及び1−(1,4−ジヒドロ−テトラゾール−5−オン)からなる群から選択される1個又は複数の置換基で置換されていてもよく、
ここでR及びRはそれぞれ独立して水素及びC1−4アルキルからなる群から選択され、
aは0〜3からの整数であり、
10はそれぞれ独立してヒドロキシ、ハロゲン、C1−4アルキル、C1−4アルコキシ、ハロゲン化C1−4アルキル、ハロゲン化C1−4アルコキシ、−C(O)−NR、−SO−NR、−C(O)−C1−4アルキル及び−SO−C1−4アルキルからなる群から選択され、
ここでR及びRはそれぞれ独立して水素及びC1−4アルキルからなる群から選択されるか、あるいはまた、R及びRは、それらが結合されているN原子と一緒になって5〜6員の飽和、一部不飽和又は芳香族環構造を形成し、
但し、ハロゲン化C1−4アルキル又はハロゲン化C1−4アルコキシ上のハロゲンはクロロ又はフルオロから選択されることとし、
但し、Rが水素であり、Rが水素であり、bが1であり、Lが−O−であり、RがCアルキルであり(ここでCアルキルは−C(O)−NR−Rで置換されており、ここでRはメチルであり、そしてRはシクロヘキシルである)、Aが−CH−であり、Qが−C(O)−O−である時は、RがC1−6アルキル、シクロアルキル又はC1−4アラルキル以外であることとし、
更に但し、Rが水素であり、Rが水素であり、bが1であり、Lが−O−であり、RがCアルキルであり(ここでCアルキルは−C(O)−NR−Rで置換されており、ここでRはメチルであり、そしてRはシクロヘキシルである)、Aが−CH−であり、Qが−C(O)−である時は、Rがモルホリニル又はピペリジニル以外であることとし、
更に但し、Rが水素であり、Rが水素であり、bが1であり、Lが−O−であり、RがCアルキルであり(ここでCアルキルは−C(O)−NR−Rで置換されており、ここでRはメチルであり、そしてRはシクロヘキシルである)、Aが−CH−であり、Qが−C(O)−NH−である時は、Rがフェニル以外であることとする]
の化合物又は製薬学的に許容できるその塩。
【請求項13】
製薬学的に許容できる担体及び請求項1の化合物を含んでなる製薬学的組成物。
【請求項14】
請求項1の化合物及び製薬学的に許容できる担体を混合することにより製造される製薬学的組成物。
【請求項15】
請求項1の化合物及び製薬学的に許容できる担体を混合する工程を含んでなる製薬学的組成物の製法。
【請求項16】
治療的に有効量の請求項1の化合物を、投与を要する被験体に投与する工程を含んでなる、β−セクレターゼにより仲介される障害を処置する方法。
【請求項17】
β−セクレターゼにより仲介される障害がアルツハイマー病(AD)、軽度認識障害、老化(senility)、痴呆、レービー小体を伴う痴呆、ダウン症、パーキンソン病に関連した痴呆及びベータ−アミロイドに関連した痴呆からなる群から選択される、請求項16の方法。
【請求項18】
治療的に有効量の請求項13の組成物を、投与を要する被験体に投与する工程を含んでなる、β−セクレターゼにより仲介される障害を処置する方法。
【請求項19】
治療的に有効量の請求項1の化合物を、投与を要する被験体に投与する工程を含んでなる、アルツハイマー病(AD)、軽度認識障害、老化(senility)、痴呆、レービー小体を伴う痴呆、ダウン症、パーキンソン病に関連した痴呆及びベータ−アミロイドに関連した痴呆からなる群から選択される状態を処置する方法。
【請求項20】
投与を要する被験体における、(a)アルツハイマー病(AD)、(b)軽度認識障害、(c)老化(senility)、(d)痴呆、(e)レービー小体を伴う痴呆、(f)ダウン症、(g)パーキンソン病に関連した痴呆及び(h)ベータ−アミロイドに関連した痴呆:を処置するための医薬の調製のための請求項1におけるような化合物の使用。
【請求項21】
式(CI)
【化3】

[式中、
は水素、メチル及びCFからなる群から選択され、
はC1−4アルキルからなる群から選択され、ここでC1−4アルキルは場合により1個又は複数のR置換基で置換されていてもよく、
ここでRはそれぞれ独立して、ヒドロキシ、オキソ、C1−8アルキル、C1−8アルコキシ、ヒドロキシ置換C1−6アルキル、アミノ置換C1−6アルキル、シクロアルキル、シクロアルキル−C1−4アルキル−、ビフェニル、アリール、C1−4アラルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリール−C1−4アルキル−、ヘテロシクロアルキル、ヘテロシクロアルキル−C1−4アルキル−、スピロ−ヘテロシクリル及び−(C1−4アルキル)−Q−Rからなる群から選択され、
ここでシクロアルキル、アリール、ヘテロアリール、ヘテロシクロアルキル又はスピロ−ヘテロシクリル基は、単独でも又は置換基の一部としてでも、場合により、独立して、フルオロ、クロロ、ヒドロキシ、オキソ、カルボキシ、C1−4アルキル、C1−4アルコキシ、−C(O)−(C1−4アルキルオキシ)、ヒドロキシ置換C1−4アルキル、フルオロ置換C1−4アルキル、フルオロ置換C1−4アルコキシ、5−テトラゾリル及び1−(1,4−ジヒドロ−テトラゾール−5−オン)からなる群から選択される1個又は複数の置換基で置換されていてもよく、
ここでnは0〜1からの整数であり、
ここでQは−O−、−S−、−C(O)−、−C(S)−、−C(O)O−、−OC(O)−、−NR−、−NR−C(O)−、−C(O)−NR−、−NR−SO−、−SO−NR−、−NR−SO−、−SO−NR、−NR−C(O)O−、−OC(O)−NR−、−O−SO−NR−、−NR−SO−O−、−NR−C(O)−NR−、−NR−C(S)−NR−及び−NR−SO−NR−からなる群から選択され、
ここでR及びRはそれぞれ独立して水素、C1−8アルキル、ヒドロキシ置換C1−4アルキル、C1−4アラルキルオキシ置換C1−4アルキル、シクロアルキル、アリール、ヘテロアリール、ヘテロシクロアルキル、シクロアルキル−C1−4アルキル−、C1−4アラルキル、ヘテロアリール−C1−4アルキル−、ヘテロシクロアルキル−C1−4アルキル−及びスピロ−ヘテロシクリルからなる群から選択され、
ここでシクロアルキル、アリール、ヘテロアリール、ヘテロシクロアルキル又はスピロ−ヘテロシクリルは、単独でも又は置換基の一部としてでも、場合により、独立して、ハロゲン、ヒドロキシ、オキソ、カルボキシ、C1−4アルキル、C1−4アルコキシ、C1−4アルコキシ−カルボニル、ニトロ、シアノ、アミノ、C1−4アルキルアミノ、ジ(C1−4アルキル)アミノ、−SO−N(R)、5−テトラゾリル及び1−(1,4−ジヒドロ−テトラゾール−5−オン)からなる群から選択される1個又は複数の置換基で置換されていてもよく、
ここでR及びRはそれぞれ独立して水素及びC1−4アルキルからなる群から選択され、
ここでRは水素、C1−4アルキル、ヒドロキシ置換C1−4アルキル、フルオロ置換C1−4アルキル、シクロアルキル、アリール、ビフェニル、ヘテロアリール、ヘテロシクロアルキル、シクロアルキル−C1−4アルキル−、C1−4アラルキル、ヘテロアリール−C1−4アルキル−、ヘテロシクロアルキル−C1−4アルキル−及びスピロ−ヘテロシクリルからなる群から選択され、
ここでシクロアルキル、アリール、ヘテロアリール、ヘテロシクロアルキル又はスピロ−ヘテロシクリルは、単独でも又は置換基の一部としてでも、場合により、独立して、ハロゲン、ヒドロキシ、オキソ、カルボキシ、−C(O)O−(C1−4アルキル)−、−C(O)−C1−4アルキル−、C1−4アルキル、フルオロ置換C1−4アルキル、C1−4アルコキシ、ニトロ、シアノ、アミノ、C1−4アルキルアミノ、ジ(C1−4アルキル)アミノ及びフェニルからなる群から選択される1個又は複数の置換基で置換されていてもよく、
ここでフェニルは場合により、独立して、ハロゲン、ヒドロキシ、オキソ、カルボキシ、C(O)O−C1−4アルキル、C(O)−C1−4アルキル、C1−4アルキル、フルオロ置換C1−4アルキル、C1−4アルコキシ、ニトロ、シアノ、アミノ、C1−4アルキルアミノ、ジ(C1−4アルキル)アミノ及び−SO−N(R)からなる群から選択される1個又は複数の置換基で置換されていてもよく、
ここでR及びRはそれぞれ独立して水素及びC1−4アルキルからなる群から選択され、
は−O−、−S−、−C(O)−、−C(S)−、−C(O)O−、−OC(O)−、−NR−、−NR−C(O)−、−C(O)−NR−、−NR−C(S)−、−C(S)−NR−、−NR−SO−、−SO−NR−、−NR−SO−、−SO−NR、−NR−C(O)O−、−OC(O)−NR−、−O−SO−NR−、−NR−SO−O−、−NR−C(O)−NR−、−NR−C(S)−NR−及び−NR−SO−NR−からなる群から選択され、
ここでR及びRはそれぞれ独立して水素、C1−8アルキル、ヒドロキシ置換C1−4アルキル、C1−4アラルキルオキシ置換C1−4アルキル、シクロアルキル、アリール、ヘテロアリール、ヘテロシクロアルキル、シクロアルキル−C1−4アルキル−、C1−4アラルキル、ヘテロアリール−C1−4アルキル−、ヘテロシクロアルキル−C1−4アルキル及びスピロ−ヘテロシクリルからなる群から選択され、
ここでシクロアルキル、アリール、ヘテロアリール、ヘテロシクロアルキル又はスピロ−ヘテロシクリルは、単独でも又は置換基の一部としてでも、場合により、独立して、ハロゲン、ヒドロキシ、オキソ、カルボキシ、C1−4アルキル、C1−4アルコキシ、C1−4アルコキシ−カルボニル、ニトロ、シアノ、アミノ、C1−4アルキルアミノ、ジ(C1−4アルキル)アミノ、−SO−N(R)、5−テトラゾリル及び1−(1,4−ジヒドロ−テトラゾール−5−オン)からなる群から選択される1個又は複数の置換基で置換されていてもよく、
ここでR及びRはそれぞれ独立して水素及びC1−4アルキルからなる群から選択され、
はC1−10アルキル、シクロアルキル、アリール、ビフェニル、一部不飽和カルボシクリル、ヘテロアリール、ヘテロシクロアルキル、シクロアルキル−C1−4アルキル−、C1−4アラルキル、一部不飽和カルボシクリル−C1−4アルキル−、ヘテロアリール−C1−4アルキル−、ヘテロシクロアルキル−C1−4アルキル−及びスピロ−ヘテロシクリルからなる群から選択され、
ここでC1−10アルキル、シクロアルキル、アリール、一部不飽和カルボシクリル、ヘテロアリール、ヘテロシクロアルキル又はスピロ−ヘテロシクリルは、単独でも又は置換基の一部としてでも、場合により、独立して、ハロゲン、ヒドロキシ、オキソ、カルボキシ、−C(O)−C1−4アルキル、−C(O)−C1−4アラルキル、−C(O)O−C1−4アルキル、−C(O)O−C1−4アラルキル、−C1−4アルキル−C(O)O−C1−4アルキル、−C1−4アルキル−S−C1−4アルキル、−C(O)−N(R)、−C1−4アルキル−C(O)−N(R)、−NR−C(O)−C1−4アルキル、−SO−N(R)、−C1−4アルキル−SO−N(R)、C1−6アルキル、フルオロ置換C1−4アルキル、ヒドロキシ置換C1−4アルキル、カルボキシ置換C1−4アルキル、C1−4アルコキシ、−O−C1−4アラルキル、−O−(テトラヒドロピラニル)、NH−C(O)O−CH−(テトラヒドロピラニル)、−N(CH)−C(O)O−CH−(テトラヒドロピラニル)、ニトロ、シアノ、アミノ、C1−4アルキルアミノ、ジ(C1−4アルキル)アミノ、フェニル、5−テトラゾリル及び1−(1,4−ジヒドロ−テトラゾール−5−オン)からなる群から選択される1個又は複数の置換基で置換されていてもよく、
ここでフェニル又はテトラヒドロピラニルは場合により、独立して、ハロゲン、ヒドロキシ、オキソ、カルボキシ、−C(O)O−C1−4アルキル、−C(O)−C1−4アルキル、−O−C(O)−C1−4アルキル、−C1−4アルキル−OC(O)−C1−4アルキル、−O−C1−4アラルキル、C1−4アルキル、フルオロ置換C1−4アルキル、ヒドロキシ置換C1−4アルキル、C1−4アルコキシ、ニトロ、シアノ、アミノ、C1−4アルキルアミノ及びジ(C1−4アルキル)アミノからなる群から選択される1個又は複数の置換基で置換されていてもよく、
ここでR及びRはそれぞれ独立して水素及びC1−4アルキルからなる群から選択され、
bは0〜1からの整数であり、
は−O−、−S(O)0−2−、−NR−、−C(O)−、−C(S)−,−C1−4アルキル−、−(ヒドロキシ置換C1−4アルキル)及び−(C2−4アルケニル)−からなる群から選択され、
ここでRは水素及びC1−4アルキルからなる群から選択され、
はC1−6アルキル、C2−6アルケニル、シクロアルキル、一部不飽和カルボシクリル、アリール、ビフェニル、ヘテロアリール、ヘテロシクロアルキル、シクロアルキル−C1−4アルキル−、C1−4アラルキル、ヘテロアリール−C1−4アルキル−、ヘテロシクロアルキル−C1−4アルキル−及びスピロ−ヘテロシクリルからなる群から選択され、
ここでC1−6アルキル、シクロアルキル、一部不飽和カルボシクリル、アリール、ヘテロアリール、ヘテロシクロアルキル又はスピロ−ヘテロシクリルは、単独でも又は置換基の一部としてでも、場合により、独立して、ハロゲン、ヒドロキシ、オキソ、カルボキシ、C1−4アルキル、ヒドロキシ置換C1−4アルキル、ハロゲン置換C1−4アルキル、シアノ置換C1−4アルキル、C2−4アルケニル、C2−4アルキニル、C1−4アルコキシ、ハロゲン置換C1−4アルコキシ、ニトロ、シアノ、−R、−O−R、−S−R、−SO−R、−SO−NR−R、−NR−SO−R、−NH、−N(R)−R、−C(O)−R、−C(O)−NH、−C(O)−NR−R、−NR−C(O)−R及び−NR−C(O)O−Rからなる群から選択される1個又は複数の置換基で置換されていてもよく、
ここでRはC1−4アルキル、アリール、C1−4アラルキル、一部不飽和カルボシクリル、シクロアルキル、シクロアルキル−C1−4アルキル−、一部不飽和カルボシクリル−C1−4アルキル−、ヘテロアリール、ヘテロアリール−C1−4アルキル−、ヘテロシクロアルキル及びヘテロシクリル−C1−4アルキル−からなる群から選択され、
ここでアリール、一部不飽和カルボシクリル、シクロアルキル、ヘテロアリール又はヘテロシクロアルキルは、単独でも又は置換基の一部としてでも、場合により、独立して、C1−4アルキル、C1−4アルコキシ、ハロゲン、ヒドロキシ、カルボキシ、アミノ、C1−4アルキルアミノ、ジ(C1−4アルキル)アミノ、シアノ及びニトロからなる群から選択される1個又は複数の置換基で置換されていてもよく、
ここでRはそれぞれ水素、C1−8アルキル、ヒドロキシ置換C1−4アルキル、C1−4アラルキルオキシ置換C1−4アルキル、シクロアルキル、アリール、ヘテロアリール、ヘテロシクロアルキル、シクロアルキル−C1−4アルキル−、C1−4アラルキル、ヘテロアリール−C1−4アルキル−、ヘテロシクロアルキル−C1−4アルキル及びスピロ−ヘテロシクリルからなる群から選択され、
ここでシクロアルキル、アリール、ヘテロアリール、ヘテロシクロアルキル又はスピロ−ヘテロシクリルは、単独でも又は置換基の一部としてでも、場合により、独立して、ハロゲン、ヒドロキシ、オキソ、カルボキシ、C1−4アルキル、C1−4アルコキシ、C1−4アルコキシ−カルボニル、ニトロ、シアノ、アミノ、C1−4アルキルアミノ、ジ(C1−4アルキル)アミノ、−SO−N(R)、5−テトラゾリル及び1−(1,4−ジヒドロ−テトラゾール−5−オン)からなる群から選択される1個又は複数の置換基で置換されていてもよく、
ここでR及びRはそれぞれ独立して水素及びC1−4アルキルからなる群から選択され、
aは0〜3からの整数であり、
10はそれぞれ独立してヒドロキシ、ハロゲン、C1−4アルキル、C1−4アルコキシ、ハロゲン置換C1−4アルキル、ハロゲン置換C1−4アルコキシ、−C(O)−NR、−SO−NR、−C(O)−C1−4アルキル及び−SO−C1−4アルキルからなる群から選択され、
ここでR及びRはそれぞれ独立して水素及びC1−4アルキルからなる群から選択されるか、あるいはまた、R及びRは、それらが結合されているN原子と一緒になって5〜6員の飽和、一部不飽和又は芳香族の環構造を形成し、
但し、ハロゲン置換C1−4アルキル又はハロゲン置換C1−4アルコキシ上のハロゲンはクロロ及びフルオロからなる群から選択されることとする]
の化合物又は製薬学的に許容できるその塩。

【公表番号】特表2008−509165(P2008−509165A)
【公表日】平成20年3月27日(2008.3.27)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−525074(P2007−525074)
【出願日】平成17年8月8日(2005.8.8)
【国際出願番号】PCT/US2005/028191
【国際公開番号】WO2006/017836
【国際公開日】平成18年2月16日(2006.2.16)
【出願人】(390033008)ジヤンセン・フアーマシユーチカ・ナームローゼ・フエンノートシヤツプ (616)
【氏名又は名称原語表記】JANSSEN PHARMACEUTICA NAAMLOZE VENNOOTSCHAP
【Fターム(参考)】