説明

アミノアルコキシアリールスルホンアミド化合物及び5−HT6リガンドとしてのその使用

本発明は、式(I)の新規なアミノアルコキシアリールスルホンアミド化合物、その誘導体、その立体異性体、その医薬的に許容可能な塩及びこれらを含有する医薬的に許容可能な組成物に関する。本発明はまた、上記新規な化合物、その誘導体、その立体異性体、その医薬的に許容可能な塩及びこれらを含有する医薬的に許容可能な組成物の、調製のための製法に関する。これらの化合物は、5−HT6受容体機能に関連する様々な障害の治療において有用である。具体的には、本発明の化合物は、様々なCNS障害、血液障害、摂食障害、疼痛を伴う疾患、呼吸器系疾患、尿生殖器系障害、循環器系障害及び癌の治療においても有用である。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、式(I)
【化1】

の新規なアミノアルコキシアリールスルホンアミド化合物、その誘導体、その立体異性体、その医薬的に許容可能な塩及びこれらを含有する医薬的に許容可能な組成物に関する。
本発明はまた、上記新規な化合物、その誘導体、その立体異性体、その医薬的に許容可能な塩及びこれらを含有する医薬的に許容可能な組成物の、調製のための製法に関する。
【0002】
これらの化合物は、5−HT6受容体機能に関連する様々な障害の治療において有用である。具体的には、本発明の化合物はまた、様々なCNS障害、血液障害、摂食障害、疼痛を伴う疾患、呼吸器系疾患、尿生殖器系障害、循環器系障害及び癌の治療において有用である。
【背景技術】
【0003】
様々な中枢神経系疾患、例えば不安症、鬱病、運動障害等は、神経伝達物質5−ヒドロキシトリプトアミン(5−HT)又はセロトニンの撹乱に関連すると考えられている。セロトニンは、中枢及び抹消神経系に局在し、多くの状態タイプ、例えば精神障害、運動活動、摂食行動、性的活動、及びとりわけ神経内分泌調整等に影響することが知られている。5−HT受容体サブタイプは、セロトニンの様々な影響を調整する。既知の5−HT受容体ファミリーには、5−HT1ファミリー(例えば5−HT1A)、5−HT2ファミリー(例えば5−HT2A)、5−HT3、5−HT4、5−HT5、5−HT6及び5−HT7サブタイプが含まれる。
【0004】
5−HT6受容体サブタイプは、1993年に初めてラットからクローン化され(Monsma, F. J.; Shen, Y.; Ward, R. P.; Hamblin, M. W., Sibley, D.R., Molecular Pharmacology, 1993, 43, 320- 327)、その後ヒト組織からクローン化された(Kohen, R.; Metcalf, M. A.; Khan, N.; Druck, T.; Huebner, K.; Sibley, D. R., Journal of Neurochemistry, 1996, 66, 47-56)。当該受容体は、アデニル酸シクラーゼと積極的に結合するGタンパク質共役受容体(GPCR)である(Ruat, M.; Traiffort, E.; Arrang, J-M.; Tardivel-Lacombe, L.; Diaz, L.; Leurs, R.; Schwartz, J-C, Biochemical Biophysical Research Communications, 1993, 193, 268-276)。当該受容体は、ラットにおいてもヒトにおいても、もっぱら中枢神経系(CNS)領域において発見される。
【0005】
ラットの脳においてmRNAを用いる5−HT6受容体のインサイツ(in situ)ハイブリダイゼーション研究では、線条、側坐核、嗅結節及び海馬形成等の5−HT突出領域において主な局在が示される(Ward, R. P.; Hamblin, M. W.; Lachowicz, J. E.; Hoffman, B. J.; Sibley, D. R.; Dorsa, D. M., Neuroscience, 1995, 64, 1105-1111)。最高レベルの5−HT6受容体mRNAは、嗅結節、線条、側坐核、歯状回、並びに海馬のCA1、CA2及びCA3領域で観察された。より低レベルの5−HT6受容体mRNAは、小脳の粒状層、複数の間脳核、扁桃中及び皮質中で観察された。ノーザンブロットにより、5−HT6受容体mRNAは、もっぱら脳に存在するように見えることが明らかになり、抹消組織における存在の証拠はほとんどなかった。
【0006】
5−HT6受容体を対象とする多数の抗精神剤の高い親和性、そのmRNAの線条、嗅結節及び側坐核における局在は、これらの化合物のいくつかの臨床作用は当該受容体を介す可能性があることを示す。精神医学で使用される治療化合物の広範に及ぶその結合能力は、脳における興味深いその分布と関連しており、当該受容体と相互作用できる新規な化合物への大きな関心を刺激するものである。 (参考: Sleight, A.J. et al. (1997) 5-HT6 and 5- HT7 receptors: molecular biology, functional correlates and possible therapeutic indications, Drug News Perspect. 10, 214-224)。精神医学、認知機能不全、運動機能及び制御、記憶、気分等における5−HT6受容体の潜在的役割を理解するため、多くの努力がなされている。5−HT6受容体への結合親和性を実証する化合物は、5−HT6受容体の研究における補助として、及び中枢神経系障害の治療における潜在的治療剤として、真剣に切望されている(Reavill C. and Rogers D. C, Current Opinion in Investigational Drugs, 2001, 2(1 ): 104- 109, Pharma Press Ltd参照)。
【0007】
Monsma FJ.等(1993) and Kohen, R. 等(2001)は、複数の三環式の抗鬱性化合物、例えばアミトリプチリン(amitriptyline)、及びミアンセリン(mianserin)等の異型抗鬱性化合物が、5−HT6受容体に高い親和性を有することを示した。これらの発見は、5−HT6受容体が情動障害の病因及び/又は治療に関与するという仮説を導いた。不安症関連行動の齧歯類モデルでは、不安症における5−HT6受容体の役割についての対立する結果をもたらした。5−HT6受容体アンタゴニストでの処置で、ラットにおける最大電気痙攣衝撃試験において発作閾値が上昇する[Stean, T. et al. (1999) Anticonvulsant properties of the selective 5-HT6 receptor antagonist SB-271046 in the rat maximal electroshock seizure threshold test. Br. J. Pharmacol. 127, 131P; Routledge, C. et al. (2000) Characterization of SB-271046: a potent, selective and orally active 5-HT6 ) receptor antagonist. Br. J. Pharmacol. 130, 1606-1612]。これは、5−HT6受容体は発作閾値を調整する可能性があると示唆するが、その効果は既知の抗痙攣薬ほど顕著ではない。
【0008】
5−HT6受容体リガンドの役割についての我々の理解は、本受容体が主要な役割を有する可能性があるという2つの治療指標、すなわち学習記憶の欠陥及び異常摂食行動の点で最も進んでいる。5−HT6受容体の正確な役割は、不安症等の他のCNS適応症においてまだ確立されていない。5−HT6アンタゴニストの1つは、最近第1相臨床試験に到達したが、当該受容体の正確な役割は未だ確率されず、重要な調査の焦点となっている。利用可能な科学的研究からの直接的な効果及び示唆に基づいて、ヒトにおける5−HT6受容体リガンドのための、多くの潜在的な治療的使用が存在する。これらの研究には受容体の局在化、既知のインビボ(in vivo)活性を有するリガンドの親和性に関するものであり、また様々な動物実験がこれまでに実施された。好ましくは、5−HT6受容体のアンタゴニスト化合物が、治療剤として切望されている。
【0009】
5−HT6受容体機能の調節因子の1つの潜在的な治療的使用は、アルツハイマー等のヒトの疾患における認知及び記憶の増強である。尾状核/被殻、海馬、側坐核及び皮質を含む前脳等の構造において見られる高レベルの受容体は、記憶及び認知における受容体の役割を示すものであり、これは当該領域が記憶に不可欠な役割を果たすことが知られていることによる(Gerard, C; Martres, M. P.; Lefevre, K.; Miquel, M. C; Verge, D.; Lanfumey, R.; Doucet, E.; Hamon, M.; EI Mestikawy, S., Brain Research, 1997, 746, 207-219)。コリン作動性送達を増強できる既知の5−HT6受容体リガンドの性質も、潜在的な認知使用を支持する(Bentey, J. C; Boursson, A.; Boess, F. G.; Kone, F. C; Marsden, C. A.; Petit, N.; Sleight, A. J., British Journal of Pharmacology, 1999, 126 (7), 1537-1542)。
【0010】
既知の5−HT6選択的アンタゴニストが、ノルアドレナリン、ドーパミン又は5−HTレベルの上昇を伴わずに、前頭皮質におけるグルタミン及びアスパラギン酸レベルを顕著に増加させることが研究により判明している。この特定の神経化学物質の選択的上昇は、記憶及び認識の際に見られ、認識における5−HT6の役割を強く示唆する(Dawson, L. A.; Nguyen, H. Q.; Li, P British Journal of Pharmacology, 2000, 130 (1), 23-26)。既知の選択的5−HT6を用いる記憶と学習の動物実験では、いくつかの正の効果があった(Rogers, D. C; Hatcher, P. D.; Hagan, J. J. Society of Neuroscience, Abstracts, 2000, 26, 680)。
【0011】
5−HT6リガンドが関連する潜在的な治療的使用は、子供及び成人における注意欠陥障害(ADD、別名、注意欠陥多動性障害又はADHD)の治療で行われる。5−HT6アンタゴニストは黒色線条体ドーパミン経路の活性を向上させているような場合、ADHDが尾状核の異常に関連し(Ernst, M; Zametkin, A. J.; Matochik, J. H.; Jons, P. A.; Cohen, R. M., Journal of Neuroscience, 1998, 18(15), 5901-5907)、5−HT6アンタゴニストは、注意欠陥障害を弱める可能性もある。
【0012】
現在のところいくつかの十分に選択的なアゴニストが利用できる。ワイス(Wyeth)アゴニストWAY−181187は、現在不安症を標的とする第1相治験中である[Cole, D.C. et al. (2005) Discovery of a potent, selective and orally active 5-HT6 receptor agonist, WAY-181 187. 230th ACS Natl. Meet. (Aug 28-Sept 1, Washington DC), Abstract MEDI 17]。
【0013】
国際特許公報第03/066056A1号は、5−HT6受容体の拮抗が、哺乳類の中枢神経系内の神経増殖を促進させることができると報告している。別の国際特許公報第03/065046A2号は、様々な新規の5−HT6受容体と、5−HT6が他の多数の障害に関連する製法を開示する。
【0014】
既知の治療的用途をもつ様々なCNSリガンドの親和性、又は既知の薬物への強い構造類似性を調べる初期の研究では、統合失調症及び鬱病の治療における5−HT6リガンドの役割を提示している。例えば、クロザピン(有効な臨床的抗精神病薬)は、5−HT6受容体サブタイプに高い親和性を有する。また、複数の臨床的抗鬱剤は、当該受容体に高い親和性を有するとともに、この部位でアンタゴニストとして作用する(Branchek, T. A.; Blackburn, T. P., Annual Reviews in Pharmacology and Toxicology, 2000, 40, 319-334)。
【0015】
さらに、ラットにおける近年のインビボ研究では、5−HT6調節因子が癲癇等の運動障害の治療に有用である可能性が示される(Stean, T.; Routledge, C; Upton, N., British Journal of Pharmacology, 1999, 127 Proc. Supplement-131P; and Routledge, C; Bromidge, S. M.; Moss, S. F.; Price, G. W.; Hirst, W.; Newman, H.; Riley, G.; Gager, T.; Stean, T.; Upton, R; Clarke, S. E.; Brown, A. M., British Journal of Pharmacology, 2000, 30 (7), 1606-1612)。
【0016】
総合すると上記の研究は、5−HT6受容体調節因子である化合物、すなわちリガンドは、治療指標のために使用できることを強力に示しており、対象としては、例えばアルツハイマー及び注意欠陥障害等の、記憶、認識及び学習における欠陥と関連する疾患の治療;統合失調症等の人格障害の治療;行動障害、例えば不安症、鬱病及び強迫神経症等の治療;パーキンソン病及び癲癇等の運動障害(motion or motor disorders)の治療;脳卒中等の神経変性に関連する疾患又は頭部外傷の治療;又はニコチン、アルコール及びその他の乱用物質への依存等の薬物依存からの離脱症状がある。
【0017】
当該化合物は、機能性腸障害等の特定の胃腸管系障害(GI)での使用も期待される。例えば、Roth, B. L.; et al., Journal of Pharmacology and Experimental Therapeutics, 1994, 268, pages 1403-1412; Sibley, D. R.; et al., Molecular Pharmacology, 1993, 43, 320-327, Sleight, A. J.; et al., Neurotransmission, 1995, 11, 1-5; and Sleight, A. J.; et al., Serotonin ID Research Alert, 1997, 2(3), 115-118を参照されたい。
【0018】
さらに、5−HT6アンタゴニスト及び5−HT6アンチセンスオリゴヌクレオチドの、ラットにおける食物摂取を低減する効果が報告されており、潜在的な肥満の治療となる。例えば、Bentey, J. C; Boursson, A.; Boess, F. G.; Kone, F. C; Marsden, C. A.; Petit, N.; Sleight, A. J., British Journal of Pharmacology, 1999, 126 (7), 1537-1542); Wooley et al., Neuropharmacology, 2001, 41 : 210-129;及び国際公開第02/098878号を参照されたい。
【0019】
Holenz, Jo"rg等による最近の概説、Drug Discovery Today, 11, 7/8, April 2006の、Medicinal chemistry strategies to 5-HT6 receptor ligands as potential cognitive enhancers and antiobesity agents(潜在的な認識向上因子及び抗肥満剤としての5−HT6受容体リガンドについての医薬品化学戦略)では、5−HT6リガンドの発展について詳述している。これは統合失調症、他のドーパミン関連障害及び鬱病等の病気における、5−HT6受容体の評価において使用される薬学ツール及び前臨床的候補剤を要約し、5−HT6受容体の阻害又は活性化のいずれかに対する、神経化学的及び電気生理的影響をプロファイルしている。
【0020】
これまでのところ、複数の臨床候補が、インドール型構造の部分であり、内因性5−HTと構造的に緊密に関連する。化合物としては例えば、Glennon, R.A.等による、2-Substituted tryptamines: agents with selectivity for 5-HT6 serotonin receptors(2−置換トリプトアミン:5−HT6セロトニン受容体に対する選択性を有する剤)、J. Med. Chem. 43, 101 1-1018, 2000;Tsai, Y.等による、N l-(Benzenesulfonyl)tryptamines as novel 5-HT6 antagonists(新規な5−HT6アンタゴニストとしてのN1−(ベンゼンスルホニル)トリプトアミン)、Bioorg. Med. Chem. Lett. 10, 2295-2299, 2000;Demchyshyn L. 等による、ALX-1 161 : pharmacological properties of a potent and selective 5-HT6 receptor antagonist(ALX−161:強力且つ選択的5−HT6受容体アンタゴニストの薬理特性)、31st Annu. Meet. Soc. Neurosci. (Nov 10-15), Abstract 266.6, 2001;Slassi, A等による、Preparation of 1 - (arylsulfonyl)-3-(tetrahydropyridinyl)indoles as 5-HT6 receptor inhibitors(5−HT6受容体阻害剤としての1−(アリールスルホニル)−3−(テトラヒドロピリジニル)インドールの調製)、国際公開第200063203号、2000;Mattsson, C.等による、Novel, potent and selective 2-alkyl-3-(1,2,3,6-tetrahydropyridin-4- yl)-lH-indole as 5-HT6 receptor agonists(5−HT6受容体アンタゴニストとしての新規、強力及び選択的2−アルキル−3−(1,2,3,6−テトラヒドロピリジン−4−イル)−1H−インドール)、XVIIth International Symposium on Medicinal Chemistry, 2002;Mattsson, C.等による、2-Alkyl-3-(1,2,3,6-tetrahydropyridin-4-yl)- l H-indoles as novel 5-HT6 receptor agonists(新規な5−HT6受容体アンタゴニストとしての2−アルキル−3−(1,2,3,6−テトラヒドロピリジン−4−イル)−1H−インドール)、Bioorg. Med. Chem. Lett. 15, 4230-4234, 2005]がある。
【0021】
構造機能的関連性については、インドール様構造の部分(及び受容体モデリング研究において)で記載され、ここで、Pullagurla等はアゴニスト及びアンタゴニストのための異なる結合部位を請求する[Pullagurla, M.R. et al. (2004) Possible differences in modes of agonist and antagonist binding at human 5-HT6 receptors. Bioorg. Med. Chem. Lett. 14, 4569- 4573]。報告されるほとんどのアンタゴニストは、単環、二環及び三環のアリール−ピペラジンクラスの一部をなす。[Bromidge, S.M.et.al.,(1999)5-Chloro-N-(4-metboxy-3- piperazin-l-ylphenyl)-3-methyl-2-benzothiophenesulfonamide (SB-271046): A potent, selective and orally bioavailable 5-HT6 receptor antagonist. J. Med. Chem. 42, 202-205; Bromidge, S.M. et al. (2001) Phenyl benzenesulfonamides are novel and selective 5-HT6 antagonists: Identification of N-(2,5-dibromo-3-fluorophenyl)-4-methoxy-3-piperazin-l- ylbenzenesulfonamide (SB-357134). Bioorg. Med. Chem. Lett. 11, 55- 58; Hirst, W.D. et al. (2003) Characterisation of SB-399885, a potent and selective 5-HT6 receptor antagonist. 33rd Annu. Meet. Soc. Neurosci. (Nov. 8-12, New Orleans), Abstract 576.7; Stadler, H. et al. (1999) 5 -HT6 antagonists: A novel approach for the symptomatic treatment of Alzheimer's disease. 37th IUPAC Cong. Berlin, Abstract MM-7; Bonhaus, D. W. et al. (2002) Ro-4368554, a high affinity, selective. CNS penetrating 5-HT6 receptor antagonist. 32nd Annu. Meet. Soc. Neurosci., Abstract 884.5.; Beard, CC. et al. (2002) Preparation of new indole derivatives with 5-HT6 receptor affinity WO patent 2002098857]。
【0022】
Ro 63-0563は、 Potent and selective antagonists at human and rat 5-HT6 receptors. Br. J. Pharmacol. 124, (556-562)である。アルツハイマー病に関連する認知障害の治療指標のための、GlaxoSmithKIine社の第2相アンタゴニスト候補、SB-742457 [Ahmed, M. et al. (2003) Novel compounds. 国際公開第2003080580号]、及びLilly化合物 LY-483518 [Filla, S.A. et al. (2002) Preparation of benzenesulfonic acid indol-5-yl esters as antagonists of the 5-HT6 receptor. 国際公開第2002060871号]。第1相臨床開発に入る最初の5−HT6受容体アンタゴニストであるSB-271046は、中断してしまった(おそらく、血液脳関門の透過性が低いためである)。さらに、選択的5−HT6受容体アンタゴニストSB-271046は、統合失調症の陽性又は陰性いずれかの症状に関連する動物試験で不活性である[Pouzet, B. et al. (2002) Effects of the 5-HT6 receptor antagonist, SB-271046, in animal models for schizophrenia. Pharmacol. Biochem. Behav. 71, 635-643]。
【0023】
国際公開第2004/055026 A1号、第2004/048331 A1号、第2004/048330 A1号及び第2004/048328 A2号(全てSuven Life Sciences Limitedに属する)は、関連の従来技術を記載する。さらに、国際公開第98/27081号、第99/02502号、第99/37623号、第99/42465号及び第01/32646号(全てGlaxo SmithKline Beecham PLCに属する)は、5−HT6受容体アンタゴニストとしての一連のアリールスルホンアミド及びスルホキシド化合物について記載し、様々なCNS障害の治療において有用であると請求している。また、いくつかの5−HT6調節因子が開示されており、引き続き5−HT6の調節に有用な化合物の必要性がある。驚くべきことに、式(I)のアミノアルコキシアリールスルホンアミド化合物は、非常に高い5−HT6受容体結合親和性を示すことがわかった。従って、様々な中枢神経系の障害又は5−HT6受容体から影響を受ける障害の治療における有用な治療剤としての化合物を提供することが、本発明の目的である。
【発明の概要】
【課題を解決するための手段】
【0024】
本発明は、式(I)
【化2】

(式中、
1は、水素、ヒドロキシ、ハロゲン、(C1〜C3)アルキルチオ、(C1〜C3)アルキル、ハロ(C1〜C3)アルキル、(C1〜C3)アルコキシ、ハロ(C1〜C3)アルコキシ、シクロ(C3〜C6)アルキル、シクロ(C3〜C6)アルコキシ又はシクロアルキル(C3〜C6)アルコキシを表し、
R、R2、R3及びR4は、同じであっても異なっていてもよく、各々独立に水素、ハロゲン、(C1〜C3)アルキル、ハロ(C1〜C3)アルキル、(C1〜C3)アルコキシ、ハロ(C1〜C3)アルコキシ又はシクロアルキル(C3〜C6)アルコキシを表し、
"n"は、0〜4を表し、
"p"は、0〜6を表し、
"q"は、0〜4を表し、
任意に、Rは、R2又はR3の一方及び窒素原子と共にヘテロシクリルを形成でき、これが水素、ハロゲン、(C1〜C3)アルキル、ハロ(C1〜C3)アルキル、(C1〜C3)アルコキシ又はハロ(C1〜C3)アルコキシから選択される1又は複数の置換基により任意に置換されてもよい)
の新規なアミノアルコキシアリールスルホンアミド化合物、その誘導体、その異性体、その医薬的に許容可能な塩及びこれらを含有する医薬的に許容可能な組成物に関する。
【発明を実施するための形態】
【0025】
本発明は、5−HT6受容体への選択的親和性に関連する障害の治療又は予防における、医薬の製造のための、式(I)の化合物の治療有効量での使用に関する。
【0026】
具体的には、本発明の化合物は様々なCNS障害、血液障害、摂食障害、疼痛関連疾患、呼吸器系疾患、生殖器泌尿器系障害、心臓血管疾患及び癌の治療においても有用である。
【0027】
別の態様によれば、本発明は式(I)の化合物又は個々の立体異性体、ラセミ体もしくは立体異性体の非ラセミ混合物又は医薬的に許容可能な塩又はその溶媒和物の少なくとも1つの治療有効量を、少なくとも1つの好適な担体との混合状態で含有する医薬組成物に関する。
【0028】
別の態様によれば、本発明は式(I)の化合物を含んでなる組成物及び式(I)の化合物を使用するための方法に関する。
さらに別の態様によれば、本発明は、5−HT6受容体への選択的親和性に関連する障害の治療又は予防における、医薬の製造のための、式(I)の化合物の治療有効量での使用に関する。
さらに別の態様によれば、本発明はさらに式(I)の化合物を調製するための製法に関連する。
【0029】
以下は、一般式(I)に属する化合物の一部のリストである。
1−[3'−(N,N−ジメチルアミノエトキシ)ベンゼンスルホニル]−1H−インドール、
5−フルオロ−1−[3'−(N,N−ジメチルアミノエトキシ)ベンゼンスルホニル]−1H−インドール、
5−ブロモ−1−[3'−(N,N−ジメチルアミノエトキシ)ベンゼンスルホニル]−1H−インドール、
5−フルオロ−1−[3'−(N,N−ジメチルアミノプロポキシ)ベンゼンスルホニル]−1H−インドール、
5−ブロモ−1−[3'−(N,N−ジメチルアミノプロポキシ)ベンゼンスルホニル]−1H−インドール、
1−[3'−(N,N−ジメチルアミノプロポキシ)ベンゼンスルホニル]−5−メトキシ−1H−インドール、
1−[3'−(1−メチルピペリジン−4−イルオキシ)ベンゼンスルホニル]−1H−インドール、
5−フルオロ−1−[3'−(1−メチルピペリジン−4−イルオキシ)ベンゼンスルホニル]−1H−インドール、
5−メトキシ−1−[3'−(1−メチルピペリジン−4−イルオキシ)ベンゼンスルホニル]−1H−インドール、
1−[4'−メチル−3'−(N,N−ジメチルアミノエトキシ)ベンゼンスルホニル]−1H−インドール、
5−フルオロ−1−[4'−メチル−3'−(N,N−ジメチルアミノエトキシ)ベンゼンスルホニル]−1H−インドール、
5−ブロモ−1−[4'−メチル−3'−(N,N−ジメチルアミノエトキシ)ベンゼンスルホニル]−1H−インドール、
1−[4'−メチル−3'−(N,N−ジメチルアミノエトキシ)ベンゼンスルホニル]−5−メトキシ−1H−インドール、
5−エトキシ−1−[4'−メチル−3'−(N,N−ジメチルアミノエトキシ)ベンゼンスルホニル]−1H−インドール、
6−クロロ−1−[4'−メチル−3'−(N,N−ジメチルアミノエトキシ)ベンゼンスルホニル]−1H−インドール、
1−[4'−メチル−3'−(N,N−ジメチルアミノプロポキシ)ベンゼンスルホニル]−1H−インドール、
5−フルオロ−1−[4'−メチル−3'−(N,N−ジメチルアミノプロポキシ)ベンゼンスルホニル]−1H−インドール、
5−ブロモ−1−[4'−メチル−3'−(N,N−ジメチルアミノプロポキシ)ベンゼンスルホニル]−1H−インドール、
1−[4'−メチル−3'−(N,N−ジメチルアミノプロポキシ)ベンゼンスルホニル]−5−メトキシ−1H−インドール、
5−エトキシ−1−[4'−メチル−3'−(N,N−ジメチルアミノプロポキシ)ベンゼンスルホニル]−1H−インドール、
6−クロロ−1−[4'−メチル−3'−(N,N−ジメチルアミノプロポキシ)ベンゼンスルホニル]−1H−インドール、
6−クロロ−1−[4'−メチル−3'−(1−メチルピペリジン−4−イルオキシ)ベンゼンスルホニル]−1H−インドール、
1−[4'−メチル−3'−(1−メチルピペリジン−4−イルオキシ)ベンゼンスルホニル]−1H−インドール、
5−フルオロ−1−(4'−メチル−3'−(1−メチルピペリジン−4−イルオキシ)ベンゼンスルホニル)−1H−インドール塩酸塩、
4−クロロ−1−[4'−メチル−3'−(1−メチルピペリジン−4−イルオキシ)ベンゼンスルホニル]−1H−インドール、
1−[4'−エチル−3'−(N,N−ジメチルアミノエトキシ)ベンゼンスルホニル]−1H−インドール、
5−ブロモ−1−[4'−エチル−3'−(N,N−ジメチルアミノエトキシ)ベンゼンスルホニル]−1H−インドール、
1−[4'−エチル−3'−(N,N−ジメチルアミノエトキシ)ベンゼンスルホニル]−5−メトキシ−1H−インドール、
6−クロロ−1−[4'−エチル−3'−(N,N−ジメチルアミノエトキシ)ベンゼンスルホニル]−1H−インドール、
1−[4'−エチル−3'−(N,N−ジメチルアミノエトキシ)ベンゼンスルホニル]−5−フルオロ−1H−インドール、
1−[4'−エチル−3'−(N,N−ジメチルアミノプロポキシ)ベンゼンスルホニル]−1H−インドール、
5−ブロモ−1−[4'−エチル−3'−(N,N−ジメチルアミノプロポキシ)ベンゼンスルホニル]−1H−インドール、
1−[4'−エチル−3'−(N,N−ジメチルアミノプロポキシ)ベンゼンスルホニル]−6−クロロ−1H−インドール、
1−[4'−エチル−3'−(N,N−ジメチルアミノプロポキシ)ベンゼンスルホニル]−5−メトキシ−1H−インドール、
1−[4'−エチル−3'−(N,N−ジメチルアミノプロポキシ)ベンゼンスルホニル]−5−フルオロ−1H−インドール、
1−[4'−イソプロピル−3'−(N,N−ジメチルアミノエトキシ)ベンゼンスルホニル]−1H−インドール、
1−[4'−イソプロピル−3'−(N,N−ジメチルアミノエトキシ)ベンゼンスルホニル]−5−メトキシ−3−メチル−1H−インドール、
1−[4'−イソプロピル−3'−(1−ジメチルアミノ−2−プロポキシ)ベンゼンスルホニル]−1H−インドール、
1−[4'−イソプロピル−3'−(2−ジメチルアミノ−1−プロポキシ)ベンゼンスルホニル]−1H−インドール、
1−[4'−イソプロピル−3'−(N,N−ジメチルアミノエトキシ)ベンゼンスルホニル]−3−メチル−1H−インドール、
1−[4'−イソプロピル−3'−(N,N−ジメチルアミノプロポキシ)ベンゼンスルホニル]−3−メチル−1H−インドール、
1−[4'−イソプロピル−3'−(N,N−ジメチルアミノエトキシ)ベンゼンスルホニル]−5−メトキシ−1H−インドール、
1−[4'−イソプロピル−3'−(N,N−ジメチルアミノプロポキシ)ベンゼンスルホニル]−5−メトキシ−1H−インドール、
1−[4'−イソプロピル−3'−(2−ジメチルアミノプロポキシ)ベンゼンスルホニル]−5−メトキシ−1H−インドール、
1−[4'−イソプロピル−3'−(1−ジメチルアミノ−2−プロポキシ)ベンゼンスルホニル]−5−メトキシ−1H−インドール、
1−[4'−イソプロピル−3'−(N,N−ジメチルアミノエトキシ)ベンゼンスルホニル]−5−フルオロ−1H−インドール、
1−[4'−イソプロピル−3'−(N,N−ジメチルアミノプロポキシ)ベンゼンスルホニル]−5−フルオロ−1H−インドール、
1−[4'−イソプロピル−3'−(2−ジメチルアミノプロポキシ)ベンゼンスルホニル]−5−フルオロ−1H−インドール、
1−[4'−イソプロピル−3'−(1−ジメチルアミノ−2−プロポキシ)ベンゼンスルホニル]−5−フルオロ−1H−インドール、
1−[4'−イソプロピル−3'−(N,N−ジメチルアミノエトキシ)ベンゼンスルホニル]−5−フルオロ−3−メチル−1H−インドール、
1−[4'−イソプロピル−3'−(N,N−ジメチルアミノプロポキシ)ベンゼンスルホニル]−5−フルオロ−3−メチル−1H−インドール、
5−メトキシ−1−[4'−イソプロピル−3'−(1−メチルピペリジン−4−イルオキシ)ベンゼンスルホニル]−1H−インドール、
5−フルオロ−1−[4'−イソプロピル−3'−(1−メチルピペリジン−4−イルオキシ)ベンゼンスルホニル]−1H−インドール、
3−メチル−1−[4'−メチル−3'−(1−メチルピペリジン−4−イルオキシ)ベンゼンスルホニル]−1H−インドール、
5−メトキシ−1−[4'−エチル−3'−(1−メチルピペリジン−4−イルオキシ)ベンゼンスルホニル]−1H−インドール、
5−メトキシ−1−[4'−メトキシ−3'−(ピペリジン−4−イルオキシ)ベンゼンスルホニル]−1H−インドール塩酸塩、
5−メトキシ−1−[4'−メトキシ−3'−(1−メチルピペリジン−4−イルオキシ)ベンゼンスルホニル]−1H−インドール、
5−フルオロ−1−[4'−メトキシ−3'−(1−メチルピペリジン−4−イルオキシ)ベンゼンスルホニル]−1H−インドール、
5−フルオロ−1−[4'−クロロ−3'−(1−メチルピペリジン−4−イルオキシ)ベンゼンスルホニル]−1H−インドール、
5−フルオロ−3−メチル−1−[4'−メトキシ−3'−(1−メチルピペリジン−4−イルオキシ)ベンゼンスルホニル]−1H−インドール、
5−メトキシ−3−メチル−1−[4'−イソプロピル−3'−(1−メチルピペリジン−4−イルオキシ)ベンゼンスルホニル]−1H−インドール、
6−クロロ−1−[4'−メトキシ−3'−(1−メチルピペリジン−4−イルオキシ)ベンゼンスルホニル]−1H−インドール、
5−ブロモ−1−[4'−メトキシ−3'−(1−メチルピペリジン−4−イルオキシ)ベンゼンスルホニル]−1H−インドール、
3−ブロモ−5−フルオロ−1−[4'−メトキシ−3'−(1−メチルピペリジン−4−イルオキシ)ベンゼンスルホニル]−1H−インドール、
3−ブロモ−5−フルオロ−1−[4'−エチル−3'−(1−メチルピペリジン−4−イルオキシ)ベンゼンスルホニル]−1H−インドール塩酸塩、
5−フルオロ−1−[4'−エチル−3'−(ピペリジン−4−イルオキシ)ベンゼンスルホニル]−1H−インドール塩酸塩、
3−ブロモ−5−フルオロ−1−[4'−エチル−3'−(1−メチルピペリジン−4−イルオキシ)ベンゼンスルホニル]−1H−インドール、
6−ブロモ−1−[4'−エチル−3'−(1−メチルピペリジン−4−イルオキシ)ベンゼンスルホニル]−1H−インドール、
1−[4'−エチル−3'−(1−メチルピペリジン−4−イルオキシ)ベンゼンスルホニル]−1H−インドール、
6−クロロ−1−[4'−エチル−3'−(1−メチルピペリジン−4−イルオキシ)ベンゼンスルホニル]−1H−インドール、
5−フルオロ−1−[4'−エチル−3'−(1−メチルピペリジン−4−イルオキシ)ベンゼンスルホニル]−1H−インドール、
5−フルオロ−3−メチル−1−[4'−イソプロピル−3'−(1−メチルピペリジン−4−イルオキシ)ベンゼンスルホニル]−1H−インドール、
5−ブロモ−1−[4'−イソプロピル−3'−(1−メチルピペリジン−4−イルオキシ)ベンゼンスルホニル]−1H−インドール、
5−ブロモ−1−[4'−クロロ−3'−(1−メチルピペリジン−4−イルオキシ)ベンゼンスルホニル]−1H−インドール、
6−メトキシ−1−[4'−クロロ−3'−(1−メチルピペリジン−4−イルオキシ)ベンゼンスルホニル]−1H−インドール、
5−ブロモ−1−[4'−エチル−3'−(1−メチルピペリジン−4−イルオキシ)ベンゼンスルホニル]−1H−インドール、
6−クロロ−1−[3'−(1−メチルピペリジン−4−イルオキシ)ベンゼンスルホニル]−1H−インドール、
6−クロロ−1−[4'−クロロ−3'−(ピペリジン−4−イルオキシ)ベンゼンスルホニル]−1H−インドール塩酸塩、
4−クロロ−1−[4'−メチル−3'−(N,N−ジメチルアミノプロポキシ)ベンゼンスルホニル]−1H−インドール、
5−メトキシ−1−[3'−(N,N−ジメチルアミノエトキシ)ベンゼンスルホニル]−1H−インドール、
1−[3'−(N,N−ジメチルアミノプロポキシ)ベンゼンスルホニル]−1H−インドール、
1−[4'−イソプロピル−3'−(N,N−ジメチルアミノプロポキシ)ベンゼンスルホニル]−1H−インドール、
5−クロロ−1−[4'−クロロ−3'−(1−メチルピペリジン−4−イルオキシ)ベンゼンスルホニル]−1H−インドール、
1−[4'−クロロ−3'−(1−メチルピペリジン−4−イルオキシ)ベンゼンスルホニル]−5−メトキシ−3−メチル−1H−インドール、
1−[4'−エチル−3'−(1−メチルピペリジン−4−イルオキシ)ベンゼンスルホニル]−5−フルオロ−3−メチル−1H−インドール、
これらの立体異性体、及びこれらの塩。
【0030】
特に言及のない限り、本明細書及び特許請求の範囲で使用される以下の用語は、以下に示す意味を有する。
【0031】
「ハロゲン」はフッ素、塩素、臭素又はヨウ素を意味する。
【0032】
「(C1〜C3)アルキル」は、1〜3個の炭素原子を含有する直鎖又は分岐鎖のアルキル基を意味し、メチル、エチル、n−プロピル及びイソ−プロピルが含まれる。
【0033】
「(C1〜C3)アルコキシ」は、1〜3個の炭素原子を含有する直鎖又は分岐鎖のアルキル基を意味し、メトキシ、エトキシ、プロピルオキシ及びイソ−プロピルオキシが含まれる。
【0034】
「ハロ(C1〜C3)アルキル」は、1〜3個の炭素原子を含有する直鎖又は分岐鎖のアルキル基を意味し、フルオロメチル、ジフルオロメチル、トリフルオロメチル、トリフルオロエチル、フルオロエチル、ジフルオロエチル等が含まれる。
【0035】
「ハロ(C1〜C3)アルコキシ」は、1〜3個の炭素原子を含有する直鎖又は分岐鎖のアルキル基を意味し、フルオロメトキシ、ジフルオロメトキシ、トリフルオロメトキシ、トリフルオロエトキシ、フルオロエトキシ、ジフルオロエトキシ等がある。
【0036】
「シクロ(C3〜C6)アルキル」は、3〜6個の炭素原子を含有する環状又は分岐環状のアルキル基を意味し、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル又はシクロヘキシルを含有し、これは未置換であっても、ハロゲン、(C1〜C3)アルキル又は(C1〜C3)アルコキシから選択され得る置換基によって任意に置換されていてもよい。
【0037】
「シクロ(C3〜C6)アルコキシ」は、3〜6個の炭素原子を含有する環状又は分岐環状のアルキル基を意味し、シクロプロピルオキシ、シクロペンチルオキシ又はシクロヘキシルオキシが含まれる。
【0038】
「シクロアルキル(C3〜C6)アルコキシ」は、シクロプロピルメチルオキシ、シクロブチルメチルオキシ、シクロペンチルメチルオキシ又はシクロヘキシルメチルオキシ等を意味する。
【0039】
「ヘテロシクリル」は、約3〜10個の環原子を含んでなる非芳香族飽和型の単環式又は多環式環系であって、当該環原子中の1又は複数の原子は、炭素以外の元素、例えば窒素、酸素又は硫黄であり、これを単独又は組み合わせで含んでなる環系である。好ましいヘテロシクリルは、約5〜6個の環原子を含有する。ルート名ヘテロシクリルの前の接頭語のアザ、オキサ又はチアは、それぞれ少なくとも1つの窒素、酸素又は硫黄原子が環原子として存在することを意味する。ヘテロシクリルは、環上の利用可能な水素を、同じであっても異なっていてもよい1又は複数の置換基により置き換えることにより任意に置換できる。ヘテロシクリルの窒素又は硫黄原子は任意に酸化され、対応するN−酸化物、S−酸化物又はS,S−二酸化物にできる。好適なヘテロシクリル環の非限定的な例としては、ピペリジル、ピロリジニル、ピペラジニル、ピラニル、テトラヒドロチオフェニル、モルホリニル等が含まれる。
【0040】
「統合失調症」なる用語は、統合失調症、統合失調様障害、統合失調感情性障害及び精神病性障害を意味し、ここで「精神病性」なる用語は、妄想、顕著な幻覚、崩壊性会話又は崩壊性もしくは緊張病性行動のことを言う。米国精神医学会、ワシントン、D.C.の精神疾患の分類と診断の手引き、第4版を参照のこと。
【0041】
「医薬的に許容可能な」なる語句は、物質又は組成物が、治療される哺乳類にとって、製剤を含む他の活性成分と化学的及び/又は毒物学的に適合可能でなければならにことを示す。
【0042】
「治療有効量」は、『本発明の化合物の量であって、本明細書で記載の(i)特定の疾患、病状又は障害を、治療又は予防し、(ii)特定の疾患、病状又は障害の1又は複数の症状を、減衰、改善又は除去し、(iii)特定の疾患、病状又は障害の1又は複数の症状の兆候を、予防又は遅延させる化合物の量』と定義される。
【0043】
「治療すること(treating)」、「治療する(treat)」又は「治療(treatment)」なる用語は、予防的(preventative, prophylactic)、及び緩和的などの全ての意味を包含する。
【0044】
「立体異性体」なる用語は、空間における原子の位置のみが異なる、個々の分子の全ての異性体についての一般的用語である。これには、鏡像異性体(エナンチオマー)、幾何(シス−トランス)異性体、及び1以上の不斉中心を有する化合物の互いに鏡像でない異性体(ジアステレオマー)が含まれる。
【0045】
式(I)の特定の化合物は、立体異性体で(例えば、ジアステレオマー及びエナンチオマー)存在でき、本発明はその立体異性体の各々にも、ラセミ体等のその混合物にも拡張できる。異なる立体異性体をそれぞれ互いから一般的方法により分離しても、任意の所与の異性体を立体特異的又は不斉合成により得てもよい。本発明は、互変異性体及びその混合物にも拡張できる。
【0046】
通常、立体異性体は一般的にラセミ体として得られ、それ自体既知の手法により任意の活性な異性体に分離できる。本発明の不斉炭素原子を有する一般式(I)の化合物がD−型、L−型及びD,L−混合物に関する場合、並びに不斉炭素原子が多数のジアステレオ体の場合、本発明はこれらの各立体異性体及びラセミ体等のその混合物まで拡張される。不斉炭素を有し、通常ラセミ体として得られる一般式(I)の化合物は、一般的方法により一方を他方から分離するか、任意の所与の異性体を立体特異的合成又は不斉合成により得ることができる。最初は任意の活性化合物を使用し、その後対応する任意の活性エナンチオ又はジアステレオ化合物を最終化合物として得ることもできる。
【0047】
一般式(I)の化合物の立体異性体は、以下に示す1又は複数の方法で調製してもよい。
i)1又は複数の試薬を任意の活性状態で使用できる。
ii)任意に純粋な触媒又は金属触媒を伴うキラルリガンドを還元プロセスで使用できる。かかる金属触媒は、ロジウム、ルテニウム、インジウム等があり得る。キラルリガンドは、好ましくはキラルホスフィン(Principles of Asymmetric synthesis, J. E. Baldwin Ed., Tetrahedron series, 14, 311-316)があり得る。
iii)立体異性体の混合物は、従来法により分割でき、例えばキラル酸もしくはキラルアミン、又はキラルアミノアルコール、キラルアミノ酸を用いてのジアステレオ塩の形成がある。その後、得られたジアステレオマーの混合物は、分別結晶法、クロマトグラフィ等の方法で分離でき、その後のステップで誘導体を加水分解することにより任意の活性生成物を単離することができる(Jacques et. al., "Enantiomers, Racemates and Resolution", Wiley Interscience, 1981)。
iv)立体異性体の混合物は、微生物分割、キラル酸又はキラル塩基と共に形成されるジアステレオ塩の分割等の従来法により分割してもよい。
使用されるキラル酸としては、酒石酸、マンデル酸、乳酸、カンファスルホン酸、アミノ酸等があり得る。使用される塩基としては、キナ・アルカロイド、ブルシン、又はリジンアルギニン等の塩基性アミノ酸があり得る。幾何異性体を含有する一般式(I)の化合物の場合、本発明は全ての幾何異性体に関する。
【0048】
好適な医薬的に許容可能な塩は、当業者に明らかであり、J. Pharm. Sci., 1977, 66, 1 -19に記載のもの、例えば塩酸、臭化水素酸、硫酸、硝酸又はリン酸等の無機酸と共に、及び例えばコハク酸、マレイン酸、酢酸、フマル酸、クエン酸、酒石酸、安息香酸、p−トルエンスルホン酸、メタンスルホン酸又はナフタレンスルホン酸等の有機酸と共に形成される酸付加塩等がある。本発明の範囲には、全ての可能な化学量論的及び非化学量論的形態を含む。
【0049】
本発明の一部をなす医薬的に許容可能な塩は、1〜6当量の塩基で、式(I)の化合物を処理することにより調製してもよく、かかる塩基としては、例えば水素化ナトリウム、メトキシ化ナトリウム、エトキシ化ナトリウム、水酸化ナトリウム、t−ブトキシ化カリウム、水酸化カルシウム、酢酸カルシウム、塩化カルシウム、水酸化マグネシウム、塩化マグネシウム等がある。水、アセトン、エーテル、THF、メタノール、エタノール、t−ブタノール、ジオキサン、イソプロパノール、イソプロピルエーテル又はこれらの混合物等の溶媒を使用してもよい。
【0050】
医薬的に許容可能な塩に加え、その他の塩が本発明に含まれる。これらは化合物の精製において、他の塩の調製において、又は化合物もしくは中間体の同定及び特徴づけにおいて、中間体として提供されてもよい。
【0051】
式(I)の化合物を、結晶又は非結晶状態で調製してもよく、結晶の場合、例えば水和物などとして任意に溶媒和してもよい。本発明の範囲には、その化学量論的溶媒和物(例えば水和物)、及び様々な量の溶媒(例えば水)を含有する化合物を含む。
【0052】
本発明は、式(I)の化合物又は医薬的に許容可能なその塩の調製のための以下の経路を含んでなる製法も提供し、ここで重要な中間体は、調製1〜3に記載の通りに合成する。
【化3】

【0053】
本発明の製法は、式(I)の化合物を得る外界温度で不活性溶媒の存在下、好適な塩基を使用して、以下の式(a)
【化4】

(式中、全ての置換基は既に記載の通りである)
の化合物を、
アミン誘導体と接触させることを含む。
【0054】
好ましくは上記反応は溶媒中で実施し、かかる溶媒としては例えば、テトラヒドロフラン(THF)、トルエン、酢酸エチル、水、ジメチルホルムアミド(DMF)、ジメチルスルホキシド(DMSO)、ジメチルエーテル(DME)等又はこれらの混合物があり、DMFの使用が好ましい。不活性雰囲気は、N2、Ar又はHe等の不活性ガスを用いて維持する。反応は、炭酸カリウム、重炭酸ナトリウム、塩化ナトリウム又はこれらの混合物等の塩基の存在に影響を受けてもよい。反応温度は、溶媒の選択により20℃〜150℃の範囲にでき、好ましくは30℃〜100℃の範囲である。反応の期間は、1〜24時間の範囲にでき、好ましくは2〜6時間の時間範囲である。
【0055】
(1又は複数の)中間化合物は、好適な塩基を不活性溶媒の存在下好適な温度で使用し、塩化アリールスルホニル(ArSO2Cl)とインドール誘導体を反応させることにより得ることができる。反応で使用される溶媒は、トルエン、o−、m−、p−キシレン等の芳香族炭化水素;塩化メチレン、クロロホルム、及びクロロベンゼン等のハロゲン化炭化水素;ジエチルエーテル、ジイソプロピルエーテル、tert−ブチルメチルエーテル、ジオキサン、アニソール、及びテトラヒドロフラン等のエーテル;アセトニトリル及びプロピオンニトリル等のニトリル;メタノール、エタノール、n−プロパノール、n−ブタノール、tert−ブタノール等のアルコール、及びDMF、DMSO及び水から選択できる。溶媒の好ましいリストには、DMSO、DMF、アセトニトリル及びTHFが含まれる。様々な比率のこれらの混合物も使用できる。反応で使用される塩基は、水酸化アルカリ金属及び水酸化アルカリ土類金属等の無機化合物から選択することができ、その例としては、水酸化リチウム、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム及び水酸化カルシウム;リチウムアミド、ナトリウムアミド及びカルシウムアミド等のアルカリ金属アミド及びアルカリ土類金属アミド;炭酸リチウム及び炭酸カルシウム等の炭酸アルカリ金属及び炭酸アルカリ土類金属;及び炭酸水素ナトリウム等の炭酸水素アルカリ金属及び炭酸水素アルカリ土類金属;有機金属化合物、特にメチルリチウム、ブチルリチウム、フェニルリチウム等のアルカリ金属アルキル;塩化メチルマグネシウム等のハロゲン化アルキルマグネシウム、及びナトリウムメトキシド、ナトリウムエトキシド、カリウムエトキシド、カリウムtert−ブトキシド及びジメトキシマグネシウム等のアルカリ土類金属アルコキシド、さらなる有機塩基としては、例えばトリエチルアミン、トリイソプロピルアミン、N−メチルピペリジン等がある。水酸化ナトリウム、ナトリウムメトキシド、ナトリウムエトキシド、水酸化カリウム、炭酸カリウム及びトリエチルアミンが特に好ましい。反応は好適にはテトラ−n−ブチル硫酸水素アンモニウム等の相転移触媒の存在下で達成できる。不活性雰囲気は、N2、Ar及びHe等の不活性ガスを使用して維持できる。反応時間は1〜24時間の範囲、好ましくは2〜6時間の範囲で変動してよく、所望の場合には、その後得られた化合物をその塩状態に変換してもよい。
【0056】
本発明の上記調製法により得られた化合物は、周知の反応を用いるさらなる化学修飾により本発明の別の化合物に変換することができ、反応の例としては、酸化、還元、保護、脱保護、転位反応、ハロゲン化、ヒドロキシル化、アルキル化、アルキルチオ化、脱メチル化、O−アルキル化、O−アシル化、N−アルキル化、N−アルケニル化、N−アシル化、N−シアン化、N−スルホニル化、遷移金属を用いるカップリング反応等がある。
【0057】
必要ならば、任意の1又は複数の以下のステップを行うことができる。
i)式(I)の化合物を式(I)の別の化合物に変換すること、
ii)任意の保護基を除去すること、又は
iii)その医薬的に許容可能な塩、溶媒和物又はプロドラッグを形成させること。
【0058】
プロセス(i)は、従来の相互変換方法を用いて行ってもよく、方法としては例えばエピマー化、酸化、還元、アルキル化、求核又は求電子的芳香族置換及びエステル加水分解又はアミド結合形成等がある。
【0059】
プロセス(ii)については、保護基及びその除去手段の例が、T. W. Greene 'Protective Groups in Organic Synthesis' (J. Wiley and Sons, 1991)により理解できる。好適なアミン保護基には、スルホニル(例えばトシル)、アシル(例えばアセチル、2',2',2'−トリクロロエトキシカルンボニル、ベンジルオキシカルボニル又はt−ブトキシカルボニル)及びアリールアルキル(例えばベンジル)が含まれ、これは必要に応じて、加水分解により(例えば塩酸又はトリフルオロ酢酸等の酸を用いて)又は還元的に(例えば、ベンジル基の水素付加又は酢酸中で亜鉛を用いる2',2',2'−トリクロロエトキシカルンボニル基の還元的除去)除去することができる。その他の好適なアミン保護基には、塩基触媒加水分解により除去できるトリフルオロアセチル、又は例えばトリフルオロ酢酸などを用いる酸触媒加水分解により除去できる、2,6−ジメトキシベンジル基結合のMerrifield樹脂(エルマンリンカー)等のベンジル基結合の固相樹脂が含まれる。
【0060】
プロセス(iii)については、ハロゲン化、ヒドロキシル化、アルキル化及び/又は医薬的に許容可能な塩を、前記で詳述した通り、適切な酸又は酸誘導体と反応させることにより従来手法で調製できる。
【0061】
治療において式(I)の化合物を使用するために、通常これらは標準的な医薬の実務に従い医薬組成物として製剤化される。
【0062】
本発明の医薬組成物は、1又は複数の医薬的に許容可能な担体を用いて、従来手法により製剤化してもよい。すなわち、本発明の活性化合物は、経口、経頬、経鼻、非経口(例えば、静脈内、筋肉内又は皮下)又は経直腸の投与のために製剤化してもよく、又は吸入もしくは吹送におる投与に適する形態としてもよい。
【0063】
経口投与のために、医薬組成物は例えば錠剤又はカプセルの形態をとってもよく、これは、結合剤(例えば、プレゼラチン化(pregelatinized)トウモロコシスターチ、ポリビニルピロリドン又はヒドロキシプロピルメチルセルロース);充填剤(例えば、ラクトース、微結晶セルロース又はリン酸カルシウム);滑沢剤(例えば、ステアリン酸マグネシウム、タルク又はシリカ);崩壊剤(例えば、ポテトスターチ又はスターチグリコール酸ナトリウム);又は湿潤剤(例えば、ラウリル硫酸ナトリウム)等の、医薬的に許容可能な賦形剤を用いる従来手法により調製される。錠剤は、当業界で周知の方法により被覆してもよい。経口投与のための液体調製物は、例えば溶液、シロップ又は懸濁物の形態をとってもよく、これらは、使用前は水又はその他の好適なビヒクルと共に構成のための乾燥製品として提示されてもよい。当該液体調製物は、懸濁剤(例えばソルビトールシロップ、メチルセルロース又は水素化食用脂);乳化剤(例えばレシチン又はアカシア);非水性ビヒクル(例えば、アーモンド油、油性エステル又はエチルアルコール)及び保存剤(例えば、メチルもしくはプロピルp−ヒドロキシベンゾエート又はソルビン酸)等の、医薬的に許容可能な添加剤を用いる従来手法により調製される。
【0064】
経頬投与のために、組成物は従来手法で製剤化される錠剤又はトローチ剤の形態をとってもよい。本発明の活性化合物は、注入、例えば従来のカテーテル技術又は輸液等による非経口投与用に製剤化してもよい。注入物の製剤は、例えばアンプル中又は多用量容器に添加保存剤を伴う単位用量の形態で提示してもよい。組成物は、油性又は水性ビヒクル中の懸濁物、溶液又はエマルション等の形態をとっても、懸濁剤、安定化剤及び/又は分散剤等の製剤化の剤を含有してもよい。あるいは活性成分が、好適なビヒクル、例えば発熱因子未含有の水で、使用前に再構成するための粉末状態であってもよい。
【0065】
本発明の活性化合物はまた、例えばココアバター又はその他のグリセリド等の従来の坐剤基材を含有する、坐剤又は停留浣腸等の経直腸組成物の形態でもよい。
【0066】
経鼻投与又は吸入投与では、本発明の活性化合物は、加圧容器又は噴霧器からの、又は吸入器又は注入器を用いるカプセルからのエアゾルスプレーの形態で、従来手法で送達する。加圧エアゾールの場合、好適な噴霧ガス、例えばジクロロジフルオロメタン、トリクロロフルオロメタン、ジクロロテトラフルオロエタン、二酸化炭素又はその他の好適なガス及び単位投薬量を、従量的に送達するため、バルブを用いて決定してもよい。医薬品は、加圧容器又は噴霧器用には活性化合物の溶液又は懸濁物を含むことができ、一方カプセル用には粉末の形態であることが好ましい。吸入器又は注入器での使用のための、カプセル及びカートリッジ(例えばゼラチンから作製される)は、本発明の化合物と、例えばラクトース又はスターチ等の好適な粉末の混合粉末を含有して製剤化してもよい。
【0067】
平均的な成人における上述の病状(例えば片頭痛)の治療のためのエアゾール吸入器は、好ましくは各従量的用量又はエアゾールの「一吹き」が、20μg〜1000μgの本発明の化合物を含有するよう整える。エアゾールを用いる全体的な一日用量は、100μg〜10mgの範囲である。投与は、一日複数回、例えば2、3、4又は8回で、例えば、各回に1、2又は3用量でもよい。
【0068】
上記の通り定義される、一般式(I)の化合物又はその誘導体の有効量は、従来の医薬補助剤、担体及び添加剤と共に、医薬の製造のために使用できる。この療法には、多数の選択肢がある。例えば、2つの混和可能な化合物を同時に単一用量の形態での投与、又は各々の化合物を個別に別々の投薬量での投与があり、又は要請があれば、既知の薬学原理に従い薬物の有利な効果を最大化するか、潜在的な副作用を最小化するために、同じ時間間隔でもしくは別々での投与がある。活性化合物の用量は、因子によって変更し得るものであり、例えば投与経路、患者の年齢及び体重、治療する疾患の性質及び重症度及び同様の因子がある。したがって、一般式(I)の化合物の薬学有効量についての本明細書における任意の参考文献は、前記の因子について言及する。本発明の活性化合物の、経口、非経口、経鼻又は経頬投与のための、平均的成人に対する上記の病状の治療のための提案用量は、単位用量当たりの活性成分が0.1〜200mgであり、これを例えば1日当たり1〜4回投与できる。
【0069】
例示のために、本明細書で示す反応スキームでは、本発明の化合物及び重要な中間体の合成のための可能性ある経路を提供する。個々の反応ステップのより詳細な記載は、実施例の項目を参照されたい。当業者は、発明化合物の合成に使用され得る他の合成経路を理解するであろう。スキーム及び以下の記載に特定の出発物質及び試薬を示すが、他の出発物質及び試薬は、様々な誘導体及び/又は反応条件を提供するために容易に置換できる。さらに、以下に記載の方法により調製した多くの化合物は、当業者に周知の従来化学物質を用いてこの開示に関してさらなる修正を行うことができる。
【0070】
市販の試薬をさらなる精製を行わずに利用した。室温とは25〜30℃である。IRは、KBrを用い固体状態で測定した。特に断りのない限り、全ての質量分析はESI条件を用いて行った。1H−NMRスペクトルを、Bruker装置の400MHzで記録した。重クロロホルム(99.8%D)を溶媒として使用した。TMSを内部参照標準として使用した。ケミカルシフト値は、百万分率(δ)の値で表現する。以下の略号を、NMRシグナルの多重度に使用する。:s=シングレット、bs=ブロードシングレット、d=ダブレット、t=トリプレット、q=カルテット、qui=クインテット、h=ヘプテット、dd=ダブルダブレット、dt=ダブルトリプレット、tt=トリプレットのトリプレット、m=マルチプレット。クロマトグラフィは、100〜200メッシュのシリカゲルを用いて、窒素圧(フラッシュクロマトグラフィ)条件下で実行する、カラムクロマトグラフィである。
【0071】
実施例
本発明の新規な化合物は、以下の方法に従い適切な原材料を用いて調製し、以下の具体的な実施例によりさらに例示される。本発明の最も好ましい化合物は、これらの実施例で具体的に説明した任意又は全てのものである。ただしこれらの化合物は、本発明と考えられる単なる種類の形成するものとして解釈されるべきであり、化合物又はその部分の任意の組み合わせは種類それ自身を形成してもよい。以下の実施例は、本発明の化合物の調製のためにさらに詳細に例示する。当業者であれば、以下の調製方法の条件及び製法の既知の変更は、これらの化合物を調製するのに使用できることを理解するであろう。
【0072】
調製1:1−(3'−ヒドロキシベンゼンスルホニル)−1H−インドールの調製
ステップ(i):塩化3−ニトロベンゼンスルホニルの調製
クロロスルホン酸(4.16 mmol, 0.475g)を、ガード管と液添加漏斗を備えた1Lの3首丸底フラスコ中に取った。氷浴中でクロロスルホン酸を5〜10℃に冷却し、ニトロベンゼン(0.83 mmol, 0.102g)を、温度が10℃未満を維持するような速度でゆっくりと酸に添加した。その後反応混合物を25℃にし、その後油浴中でゆっくりと80〜85℃まで加熱した。上記反応混合物をさらに3時間80〜85℃で攪拌した。反応の完了後、反応混合物を10℃まで冷却し、温度を10℃未満に維持しながら氷水混合物中に攪拌しながら注いだ。その後得られたスラリーをブフナー漏斗で濾過した。固体ケーキを、デシケータ中過酸化亜リン酸上で乾燥させ、表題化合物を白色固体として得た。収量:0.144g。
【0073】
ステップ(ii):1−(3−ニトロベンゼンスルホニル)−1H−インドールの調製
インドール(17.09 mmol, 2.0g)を、300mLの3首丸底フラスコ中で1,2−ジクロロエタン(20mL)中に溶解させた。そこにトリエチルアミン(34.19 mmol, 3.45g)を25℃で添加した。上記混合物を、温度を10℃未満に維持しながら、塩化3−ニトロベンゼンスルホニル(25.64 mmol, 5.68g)(ステップ(i)で得た)及びジクロロメタン(25mL)の溶液に添加した。その後反応混合物を25℃で24時間攪拌した。反応完了後、反応混合物を攪拌しながら氷水混合物中に注ぎ、生成物を酢酸エチルで抽出した(2×30mL)。その後、混合した酢酸エチル抽出物を水、ブラインで洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥させた。減圧下で揮発物を除去し、5.4gの濃シロップ物を得て、これを、シリカゲル(100〜200メッシュ)を用いるカラムクロマトグラフィで、酢酸エチルとn−ヘキサン(5:95)を溶離液として精製した。
【0074】
ステップ(iii):1−(3−アミノベンゼンスルホニル)−1H−インドールの調製
1−(3−ニトロベンゼンスルホニル)−1H−インドール(ステップ(ii)から得た)(6.62 mmol, 2.0g)を、50mLの3首丸底フラスコ中で、エタノール(10mL)に溶解させた。それに25℃で鉄粉(33.11 mmol, 1.85g)を添加し、水(2mL)及び1〜2滴の塩酸を添加した。その後反応混合物を4時間75〜80℃で攪拌した。反応の完了後、反応混合物を、ブフナー漏斗を通して濾過し、フィルタ上の固体物質を熱エタノール(20mL)で2回洗浄した。混合したエタノール層を真空下で濃縮し、残存物質を氷冷水(30mL)中に注ぎ、40%の水酸化ナトリウム溶液で塩基性化した。水層をジクロロメタンで抽出した(50mL×3)。混合したジクロロメタン抽出物を水、ブラインで洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥させた。その後減圧下で揮発性物質を除去し、2.4gの濃シロップ物質を得て、中性シリカゲル(100〜200メッシュ)を用いるカラムクロマトグラフィで、酢酸エチルとn−ヘキサン(2:3)を溶離液として精製した。
【0075】
ステップ(iv):1−(3−ヒドロキシベンゼンスルホニル)−1H−インドールの調製
1−(3−アミノベンゼンスルホニル)−1H−インドール(ステップ(iii)から得た)(25.7 mmol, 7.0g)を、250mL3首丸底フラスコ中に取った。水(80mL)を添加し、混合物を15分間室温で攪拌した。濃硫酸を、滴下漏斗を通して徐々に添加し(128.5 mmol, 7 mL)、反応物質を15分間攪拌した。この物質を、氷浴中で0〜5℃に冷却した。水(3mL)中に溶解させた亜硝酸ナトリウム(38.6 mmol, 2.72g)をゆっくりと添加し、反応混合物を0〜5℃で1時間攪拌した。
【0076】
別の500mLフラスコ中で、氷冷水(50mL)を取り、それに濃硫酸(50mL)をゆっくりと10分間かけて添加した。物質を60〜65℃まで加温し、上記ジアゾ化物質を温度60〜65℃に維持しながら添加した。得られた反応物を95〜98℃で60分間さらに攪拌した。反応の完了後、反応混合物を攪拌しながら氷水混合物に注ぎ、得られた混合物を酢酸エチルで抽出した(3×150mL)。その後、混合した酢酸エチル抽出物を水、ブラインで洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥させた。減圧下で揮発物を除去し、7.33gの半固体化合物を得た。
【0077】
調製2:6−クロロ−1−(3−ヒドロキシ−4−メチルベンゼンスルホニル)−1H−インドールの調製
ステップ(i):N−アセチル−2−トルイジンの調製
オルトトルイジン((0.75 mol, 80g)を、液添加漏斗及びガード管を備える1Lの丸底フラスコ中に取った。それにトリエチルアミン(1.13 mmol, 113.77g)を一度に添加した。上記混合物を0〜5℃に冷却し、塩化アセチル(1.13 mmol, 88.7g)を、10℃未満に維持しながら徐々に添加した。塩化アセチルの添加後、冷却を除去し、反応物質を500gの氷水に注ぎ、ジクロロメタンで抽出した(2×300mL)。その後混合したジクロロメタンを水、ブラインで洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥させた。減圧下で揮発物を除去し、113.6gの固体生成物を得た。
【0078】
ステップ(ii):塩化3−(N−アセトアミド)−4−メチルベンゼンスルホニルの調製
クロロスルホン酸(500g)を、ガード管を備える3首丸底フラスコに取り、10℃まで冷却した。温度を10℃未満に維持しながら、少量ずつ、N−アセチル−2−トルイジン(100g)(ステップ(i)から得た)を添加した。その後、冷却を除去し、反応混合物を25℃で24時間攪拌した。反応の完了後、反応混合物を氷水に注ぎ、得られたスラリーをブフナー漏斗で濾過した。漏斗上の固体ケーキを500mLの水で洗浄し、得られた固体をデシケータ中過酸化亜リン酸上で乾燥させ、113.5gのオフホワイト固体を得た。粗生成物をベンゼンから結晶化することにより精製し、さらなる実験に使用した。
【0079】
ステップ(iii):6−クロロ−1−[3'−(N−アセトアミド)−4'−メチルベンゼンスルホニル]−1H−インドールの調製
水素化ナトリウム(132.0 mmol, 6.42g)を、500mLの3首丸底フラスコ中で、窒素雰囲気下、テトラヒドロフラン(20mL)に溶解させ、5℃に冷却した。この混合物に、テトラヒドロフラン(50mL)中に溶解させた6−クロロインドール(66.0 mmol, 10g)をゆっくりと添加した。その後、反応混合物を室温にし、1時間攪拌した。反応混合物を10℃に冷却し、塩化3−アセトアミド−4−メチルベンゼンスルホニル(99.0 mmol, 24.60g)(ステップ(ii)から得た)を少量ずつ添加した。添加の完了後、反応混合物を徐々に室温に戻し、一晩維持した。反応完了後、テトラヒドロフランを反応混合物から留去した。その後濃縮反応混合物を攪拌しながら水に注ぎ、得られた混合物を酢酸エチルで抽出した(4×150mL)。混合した酢酸エチル抽出物を水、ブラインで洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥させた。減圧下で揮発物を除去し、22gの濃シロップ物質を得た。この化合物を、シリカゲル(100〜200メッシュ)を用い、カラムクロマトグラフィで酢酸エチルとn−ヘキサン(1:3)を溶離液として精製し、7.66gの生成物を得た。
【0080】
ステップ(iv):6−クロロ−1−(3'−アミノ−4'−メチルベンゼンスルホニル)−1H−インドールの調製
6−クロロ−1−[3'−(N−アセトアミド)−4'−メチルベンゼンスルホニル]−1H−インドール(21.1 mmol, 7.66g)(ステップ(iii)から得た)を、250mLの3首丸底フラスコ中に取り、エタノール(80mL)を添加した。得られた溶液を水浴で50〜55℃に加熱し、塩酸(52.8 mmol, 6.42g)を徐々に添加した。反応混合物を80〜85℃で3時間還流させた。反応の完了後、エタノールを反応混合物から留去し、濃縮反応混合物を水(150mL)に注いだ。生成物を酢酸エチルで抽出した(4×50mL)。その後、混合した酢酸エチル抽出物を水、ブラインで洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥させた。減圧下で揮発物を除去し、6.72gの濃シロップ物質を得た。化合物を、シリカゲル(100〜200メッシュ)を用いるカラムクロマトグラフィで、酢酸エチルとヘキサン(1:9)を溶離液として精製し、1.32gの純粋化合物を得た。
【0081】
ステップ(v):6−クロロ−1−(3'−ヒドロキシ−4'−メチルベンゼンスルホニル)−1H−インドールの調製
6−クロロ−1−(3'−アミノ−4'−メチルベンゼンスルホニル)−1H−インドール(8.48 mmol, 2.72g)(ステップ(iv)から得た)を、調製1のステップ(iv)での記載に従ってジアゾ化した。化合物を、シリカゲル(100〜200メッシュ)を用いるカラムクロマトグラフィで、酢酸エチルとヘキサン(3:97)を溶離液として精製し、0.76gの純粋化合物を得た。
【0082】
調製3:1−(3'−ヒドロキシ−4'−エチルベンゼンスルホニル)−1H−インドールの調製
ステップ(i):2−エチルアセトアニリドの調製
2−エチルアニリン(82.6 mmol, 10g)を、液添加漏斗とガード管を備える丸底フラスコ中に取った。それにトリエチルアミン(165 mmol, 16.69g)を一度に添加した。その結果得られた物質を、0〜5℃に冷却し、物質の温度を10℃未満に維持しながら塩化アセチル(123 mmol, 9.73g)を徐々に添加した。塩化アセチルの添加後、冷却を除去し、反応物を25〜28℃で3時間攪拌した。反応完了後、反応混合物を200mLの氷水に注ぎ、水層をジクロロメタンで抽出した(2×100mL)。その後混合したジクロロメタン抽出物を水、ブラインで洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥させた。減圧下で揮発物を除去し、14.09gの化合物を得た。
【0083】
ステップ(ii):塩化3−(N−アセトアミド)−4−エチルベンゼンスルホニルの調製
クロロスルホン酸(426 mmol, 49.63g)を、ガード管を備える500mLの3首丸底フラスコに取り、10℃に冷却した。2−エチルアセトアニリド(85.2 mmol, 13.89g)(ステップ(i)から得た)を、温度を10℃未満に維持しながら少量ずつ添加した。2−エチルアセトアニリドの添加後、冷却を除去し、反応物を室温でさらに24時間攪拌した。反応の完了後、反応混合物を攪拌しながら氷水に注ぎ、得られた混合物を酢酸エチルで抽出した(3×150mL)。その後混合した酢酸エチル抽出物を水、ブラインで洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥させた。減圧下で揮発物を除去し、17.51gの化合物を得た。
【0084】
ステップ(iii):1−[3'−(N−アセトアミド)−4'−エチルベンゼンスルホニル]−1H−インドールの調製
水素化ナトリウム(132.0 mmol, 6.42g)を、3首丸底フラスコ中、窒素雰囲気下で、テトラヒドロフラン(20mL)中に溶解させ、5℃に冷却した。この混合物に、テトラヒドロフラン(50mL)中に溶解させた6−クロロインドール(66.0 mmol, 10g)をゆっくりと添加した。その後、反応混合物を室温にし、1時間攪拌した。上記反応混合物を、10℃に冷却し、塩化3−アセトアミド−4−エチルベンゼンスルホニル(56.5 mmol, 16.41g)(ステップ(ii)から得た)を少量ずつ添加した。添加完了後、反応混合物を徐々に室温に戻した。テトラヒドロフランを反応混合物から留去し、濃縮反応今豪雨物質を攪拌しながら水に注いだ。得られた混合物を酢酸エチルで抽出した(4×150mL)。その後混合した酢酸エチル抽出物を水、ブラインで連続的に洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥させた。減圧下で揮発物を除去し、22gの濃シロップ物質を得た。化合物を、シリカゲル(100〜200メッシュ)を用いるカラムクロマトグラフィで、酢酸エチルとn−ヘキサン(1:3)を溶離液として精製し、7.66gの化合物を得た。
【0085】
ステップ(iv):1−(3'−アミノ−4'−エチルベンゼンスルホニル)−1H−インドールの調製
3'−アセトアミド−4'−エチルベンゼンスルホニルインドール(7.16 mmol, 2.5g)(ステップ(iii)から得た)を、250mLの3首丸底フラスコ中に取り、エタノール(80mL)中に溶解させた。上記の溶液を水浴で50〜55℃に加熱し、塩酸(52.8 mmol, 6.42g、純度30%)を徐々に添加した。反応混合物を80〜85℃で3時間還流させた。反応の完了後、エタノールを反応混合物から留去し、濃縮反応混合物を水(150mL)に注ぎ、酢酸エチルで抽出した(4×50mL)。その後、混合した酢酸エチル抽出物を水、ブラインで洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥させた。減圧下で揮発物を除去し、6.72gの濃シロップ物質を得た。化合物を、シリカゲル(100〜200メッシュ)を用いるカラムクロマトグラフィで、酢酸エチルとヘキサン(1:9)を溶離液として精製し、1.32gの純粋化合物を得た。
【0086】
ステップ(v):1−(3−ヒドロキシ−4−エチルベンゼンスルホニル)−1H−インドールの調製
1−(3'−アミノ−4'−エチルベンゼンスルホニル)−1H−インドール(2.99 mmol, 0.909g)(ステップ(iv)から得た)を、250mL3首丸底フラスコ中に取った。水(80mL)を上記化合物に添加し、混合物を15分間室温で攪拌した。濃硫酸を、滴下漏斗を通して徐々に添加し(128.5 mmol, 7 mL)、反応物質を15分間攪拌した。その後この反応物質を、氷浴中で0〜5℃に冷却した。水(3mL)中に溶解させた亜硝酸ナトリウム(38.6 mmol, 2.72g)をゆっくりと添加し、反応混合物を0〜5℃で1時間攪拌した。
【0087】
別の氷冷水(50mL)を含有する500mLのフラスコに、濃硫酸(50mL)をゆっくりと10分間かけて添加した。物質を60〜65℃まで加温し、上記ジアゾ化物質を温度60〜65℃に維持しながら添加した。得られた反応物を95〜98℃で60分間さらに攪拌した。反応の完了後、反応混合物を攪拌しながら氷水混合物に注ぎ、得られた混合物を酢酸エチルで抽出した(3×150mL)。その後、混合した酢酸エチル抽出物を水、ブラインで洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥させた。減圧下で揮発物を除去し、0.221gの粗半固体化合物を得た。
【0088】
実施例1:1−[3'−(N,N−ジメチルアミノエトキシ)ベンゼンスルホニル]−1H−インドールの調製
1−(3'−ヒドロキシベンゼンスルホニル)−1H−インドール(0.602 mmol, 0.163g)(調製1から得た)を、50mLの2首丸底フラスコに取り、テトラヒドロフラン(7mL)を添加した。上記混合物に、炭酸カリウム(1.24 mmol, 0.171g)を添加し、15〜20分間攪拌した。3mLの40%水酸化ナトリウム水溶液の溶液中に溶解させることにより、塩化2−ジメチルアミノエチル塩酸(2.48 mmol, 0.358g)から発生した遊離塩基を5mLの水で希釈し、トルエン(3mL)での遊離塩基の抽出により反応混合物に直接電荷を持たせた。反応混合物を還流温度に維持し、進行を観測した。反応完了後、反応物質を室温に冷却し、25mLの水に注ぎ、酢酸エチルで生成物を抽出した(10mL×4)。混合した有機抽出物を、硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で揮発物を0.214gの粗化合物を得た。化合物を、シリカゲル(100〜200メッシュ)を用いるカラムクロマトグラフィで、酢酸エチルとn−ヘキサン(2:3)を溶離液として精製し、化合物を得た。
IR (cm -1): 2947, 1373, 1 170;
1H-NMR (ppm): 2.32 (6H, s), 2.70 - 2 .73 (2H, t, J = 5.57 Hz), 4.00 - 4.03 (2H, t, J = 5.58 Hz), 6.66 - 6.67 (1H, d, J = 3.33 Hz), 7.04 - 7.07 (1H, m); 7.20 - 7.24 (IH, m), 7.28 - 7.33 (2H, m), 7.37 - 7.38 (1H, m), 7.43 - 7.48 (1H, m), 7.52 - 7.54 (1H, d, J = 7.94 Hz)5 7.54 - 7.55 (1H, d, J = 3.76 Hz), 7.97 - 7.99 (1 H, d, J = 8.29 Hz);
Mass (m/z): 345 (M+H)+
【0089】
実施例2:5−フルオロ−1−[3'−(N,N−ジメチルアミノエトキシ)ベンゼンスルホニル]−1H−インドールの調製
いくつかの重要でない変更を伴う、実施例1で示した同様の方法で上記誘導体を調製した。
IR (cm -1): 2945, 1374, 1175;
1H-NMR (ppm): 2.32 (6H, s), 2.70 - 2.72 (2H, t, J = 5.53 Hz), 4.00 - 4.03 (2H, t, J = 5.57 Hz), 6.62 - 6.63 (1H, d, J = 3.51 Hz), 7.01 - 7.04 (2H, m), 7.16 - 7.19 (1H, dd, J = 8.72, 2.53 Hz), 7.31 - 7.33 (1H, d, J = 7.96 Hz), 7.35 - 7.36 (1H, dd, J = 2.14 Hz), 7.41 - 7.43 (1H, m), 7.57 - 7.58 (1H, d, J = 3.66 Hz), 7.90 - 7.94 ( I H, dd, J = 9.04, 4.4 Hz);
Mass (m/z): 363 (M+H)+
【0090】
実施例3:5−ブロモ−1−[3'−(N,N−ジメチルアミノエトキシ)ベンゼンスルホニル]−1H−インドールの調製
いくつかの重要でない変更を伴う、実施例1で示した同様の方法で上記誘導体を調製した。
IR (cm -1): 2947, 1373, 1170;
1H-NMR (ppm): 2.32 (6H, s), 2.70 - 2.73 (2H, t, J = 5.6 Hz), 4.01 - 4.03 (2H, q, J = 5.6 Hz), 6.59 - 6.60 (1H, d, J = 3.71 Hz), 7.06 - 7.09 (1H, m), 7.31 - 7.33 (1H, d, J - 7.96 Hz), 7.35 - 7.36 (1H, m); 7.39 - 7.43 (2H, m), 7.54 - 7.55 (1H, d, J = 3.65 Hz), 7.66 - 7.67 (1H, d, J = 1.88 Hz), 7.84 - 7.87 (1H, d, J = 8.82 Hz);
Mass (m/z): 423, 425 (M+H)+
【0091】
実施例4:5−フルオロ−1−[3'−(N,N−ジメチルアミノプロポキシ)ベンゼンスルホニル]−1H−インドールの調製
5−フルオロ
5−フルオロ−1−(3−ヒロドキシベンゼンスルホニル)インドールを、いくつかの重要でない変更を伴う、実施例1と同様の方法で、塩化3−ジメチルアミノプロピル塩酸塩(2.48 mmol, 0.393g)で処理し、上記誘導体を得た。
IR (cm -1)IR(cm1): 2946, 1374, 1175;
1H-NMR (ppm): 1.90 - 1.97 (2H, m), 2.25 (6H, s), 2.42 - 2.46 (2H, t, J = 7.08 Hz), 3.96 - 3.99 (2H, t, J = 6.36 Hz), 6.62 - 6.63 (1H, d, J = 344 Hz), 7.03 - 7.06 (2H, m), 7.18 - 7.28 (1H, dd), 7.30 - 7.32 (1H, d, J = 8 Hz), 7.33 - 7.39 (2H, m), 7.58 - 7.59 (1H, d, J = 3.6 Hz), 7.90 - 7.94 (1H, dd, J = 9.0, 4.4 Hz);
Mass (m/z): 377 (M+H)+
【0092】
実施例5:5−ブロモ−1−[3'−(N,N−ジメチルアミノプロポキシ)ベンゼンスルホニル]−1H−インドールの調製
いくつかの重要でない変更を伴う、実施例4で示した同様の方法で上記誘導体を調製した。
IR (cm -1): 2947, 1373, 1170;
1H-NMR (ppm): 1.89 - 1.97 (2H, m), 2.25 (6H, s), 2.40 - 2.44 (2H, t, J = 7.08 Hz), 3.96 - 3.99 (2H, t, J = 6.41 Hz), 6.60 - 6.61 (1H, d, J = 3.54 Hz), 7.04 - 7.06 (1H, m), 7.30 - 7.34 (2H, m), 7.38 - 7.42 (2H, m), 7.55 - 7.56 (1H, d, J = 3.7 Hz), 7.66 - 7.67 ( IH, d, J = 1.85 Hz), 7.85 - 7.87 (1H, d, J = 8.82 Hz);
Mass (m/z): 437, 439 (M+H)+
【0093】
実施例6:1−[3'−(N,N−ジメチルアミノプロポキシ)ベンゼンスルホニル]−5−メトキシ−1H−インドールの調製
いくつかの重要でない変更を伴う、実施例4で示した同様の方法で上記誘導体を調製した。
IR (cm -1): 2948, 1373, 1 170;
1H-NMR (ppm): 1.88 - 1.99 (2H, m), 2.24 (6H, s), 2.40 - 2.44 (2H, t, J = 7.09 Hz), 3.81 (3H, s), 3.95 - 3.98 (2H, t, J = 6.37 Hz), 6.58 - 6.59 (1H, d, J = 3.70 Hz), 6.91 - 6.94 (1H, dd, J = 9.0, 2.5 Hz), 6.96 - 6.97 (1H, d, J = 2.43 Hz), 7.01 - 7.03 (1H, m), 7.27 - 7.40 (3H, m), 7.50 - 7.51 (1H, d, J = 3.60 Hz), 7.86 - 7.89 (1H, d, J = 9.01 Hz);
Mass (m/z): 389 (M+H)+
【0094】
実施例7:1−[3'−(1−メチルピペリジン−4−イルオキシ)ベンゼンスルホニル]−1H−インドールの調製
1−(3'−ヒドロキシベンゼンスルホニル)−1H−インドール(0.36 mmol, 0.1g)(調製1から得た)を、ジメチルスルホキシド(2mL)中に溶解させた。炭酸カリウム(0.074g)を添加し、得られた反応混合物を、40〜45℃で1時間攪拌した。別の丸底フラスコに、4−クロロ−N−メチルピペリジン(0.54 mmol, 0.072g)を、ジメチルスルホキシド(1.5mL)中に溶解させた。第一のフラスコの内容物を、第二のフラスコに40〜45℃で添加した。得られた反応物質を、さらに140〜145℃に加熱し、薄層クロマトグラフィで反応を監視しながら、それを5時間維持した。冷却した反応物質を室温にし、それを水(25mL)に注ぎ、酢酸エチルで生成物を抽出した(30mL×3)。混合した有機抽出物を硫酸マグネシウムで乾燥させ、減圧下で揮発物を除去し、0.110gの粗化合物を得た。化合物をシリカゲル(100〜200メッシュ)を用いるカラムクロマトグラフィで、酢酸エチルと1%のトリエチルアミンを溶離液として精製し、時50mgの純粋化合物を得た。
IR (cm -1): 2933, 1595, 1445, 1372, 1 173;
1H-NMR (ppm): 1.73 - 1.79 (2H, m), 1.90 - 2.05 (2H, m), 2.17 (2H, m), 2.31 (3H, s), 2.64 - 2.66 (2H, m), 4.32 (1H, m), 6.66 - 6.67 (1H, d, J = 3.72 Hz), 7.01 - 7.03 (1H, dd, J = 8.24, 2.36 Hz), 7.23 - 7.29 (1H, m), 7.29 - 7.33 (4H, m), 7 52 - 7.54 (2H, m), 7.99 - 8.01 (1H, d, J = 8.28 Hz);
Mass (m/z): 371.2 (M+H)+
【0095】
実施例8:5−フルオロ−1−[3'−(1−メチルピペリジン−4−イルオキシ)ベンゼンスルホニル]−1H−インドールの調製
いくつかの重要でない変更を伴う、実施例7で示した同様の方法で上記誘導体を調製した。
IR (cm -1): 2933, 1445, 1373, 1 172;
1H-NMR (ppm): 1.80 - 1.85 (2H, m), 2.02 - 2.05 (2H, m), 2.39 (3H, s), 2.56 - 2.57 (2H, m), 2.71 - 2.73 (2H, m), 4.36 (1H, m), 6.22 - 6.31 (1H, d, J = 3.60 Hz), 7.01- 7.05 (2H, m), 7.16 - 7.19 (1H, dd, J = 8.8, 2.5 Hz), 7.28 - 7.29 (1H, t, J = 2.0 Hz), 7.32 - 7.34 (1H, d, J = 8.0 Hz), 7 39 - 7.41 (1H, d, J = 3.6 Hz), 7.56 - 7.57 (1H, d, J = 3.6 Hz), 7.90 - 7.94 (1H, m);
Mass (m/z): 389.3 (M+H)+
【0096】
実施例9:5−メトキシ−1−[3'−(1−メチルピペリジン−4−イルオキシ)ベンゼンスルホニル]−1H−インドールの調製
いくつかの重要でない変更を伴う、実施例7で示した同様の方法で上記誘導体を調製した。
IR (cm -1): 2933, 1445, 1373, 1172;
1H-NMR (ppm): 1.76 - 1.80 (2H, m), 1.93 - 1.98 (2H, m), 2.35 (3H, s) 2.38 - 2.42 (2H, m), 2.65 - 2.75 (2H, m), 3.81 (3H, s), 4.29 - 4.30 (1H, m), 6.58 - 6.60 (1H, d, J = 3.60 Hz), 6.91- 6.94 (1H, d, J = 8.96 Hz), 6.97 (1H, d, J = 2.44 Hz), 7.28 - 7.29 (2H, m), 7.30 - 7.32 (1H, d, J = 8.12 Hz), 7.38 (1H, m), 7.48 - 7.49 (1H, d, J = 3.6 Hz), 7.87 - 7.89 (1H, d, J = 9 Hz);
Mass (m/z): 401.3 (M+H)+
【0097】
実施例10:1−[4'−メチル−3'−(N,N−ジメチルアミノエトキシ)ベンゼンスルホニル]−1H−インドールの調製
いくつかの重要でない変更を伴う実施例1で示した同様の方法と6−クロロ−1−(3−ヒドロキシ−4−メチルベンゼンスルホニル)−1H−インドール(調製2から得た)を用いて上記誘導体を調製した。
IR (cm -1): 2944, 1372, 1177;
1H-NMR (ppm): 2.17 (3H, s), 2.33 (6H, s), 2.70 - 2.73 (2H, t, J = 5.68 Hz), 4.01 - 4.03 (2H, t, J = 5.72 Hz), 6.64 - 6.65 (1H, d, J = 3.6 Hz), 7.14 - 7.16 (1H, d, J = 7.88 Hz), 7.21 - 7.30 (3H, m), 7.36 - 7.38 (1H, dd, J = 7.84, 1.76 Hz), 7.51 - 7.53 (1H, d, J = 7.8 Hz), 7.54 - 7.55 (1H, d, J = 3.72 Hz), 7.97 - 8.00 (1H, d, J = 8.28 Hz);
Mass (m/z): 359.4 (M+H)+
【0098】
実施例11:5−フルオロ−1−[4'−メチル−3'−(N,N−ジメチルアミノエトキシ)ベンゼンスルホニル]−1H−インドールの調製
いくつかの重要でない変更を伴う、実施例10で示した同様の方法で上記誘導体を調製した。
IR (cm-1): 2944, 1372, 1 172, 1 138;
1H-NMR (ppm): 2.18 (3H, s), 2.33 (6H, s), 2.72 - 2.74 (2H, t, J = 5.68 Hz), 4.01 - 4.03 (2H, t, J = 5.72 Hz), 6.60 - 6.61 (1H, d, J = 3.6 Hz), 7.02 - 7.03 (1H, dt, J = 2.52), 7.15 - 7.18 (2H, m), 7.20 (1H, d, J = 1.68 Hz), 7.34 - 7.36 (1H, dd, J = 7.84, 1.76 Hz), 7.57 - 7.58 (1H, d, J = 3.68 Hz), 7.90 - 7.92 (1H, q, J = 4.64 Hz);
Mass (m/z): 377.3 (M+H)+
【0099】
実施例12:5−ブロモ−1−[4'−メチル−3'−(N,N−ジメチルアミノエトキシ)ベンゼンスルホニル]−1H−インドールの調製
いくつかの重要でない変更を伴う、実施例10で示した同様の方法で上記誘導体を調製した。
IR (cm-1): 2939, 1369, 1171;
1H-NMR (ppm): 2.18 (3H, s), 2.38 (6H, s), 2.74 - 2.76 (2H, t, J = 5.48 Hz), 4.02 - 4.05 (2H, t, J = 5.64 Hz), 6.58 - 6.59 (1H3| d, J = 3.92 Hz), 7.15 - 7.17 (1H, d, J = 7.92 Hz) , 7.20 (1H, d, J = 1.72 Hz), 7.34 - 7.36 (1H, dd , J = 7.84, 1.76 Hz), 7.38 - 7.41 (1H, dd, J = 8.8, 1.92 Hz), 7.54 - 7.55 (1H, d, J = 3.64 Hz), 7.65 - 7.66 (1H, d, J = 1.88 Hz), 7.84 - 7.87 (1H, d, J = 8.8 Hz);
Mass (m/z): 437, 439 (M+H)+
【0100】
実施例13:1−[4'−メチル−3'−(N,N−ジメチルアミノエトキシ)ベンゼンスルホニル]−5−メトキシ−1H−インドールの調製
いくつかの重要でない変更を伴う、実施例10で示した同様の方法で上記誘導体を調製した。
IR (cm-1): 2944, 1373, 1170;
1H-NMR (ppm): 2.17 (3H, s), 2.34 (6H, s), 2.72 - 2.75 (2H, t, J = 5.66 Hz), 3.80 (3H, s), 4.01 - 4.04 (2H, t, J = 5.68 Hz), 6.57 (1H, d, J - 3.57 Hz), 6.90 - 6.93 (1H, dd, J = 9.0, 2.47 Hz), 6.96 (1H, d, J = 2.44 Hz), 7.13 - 7.15 (1H, d, J = 7.88 Hz), 7.20 (1H, d, J = 1.67 Hz), 7.33 - 7.35 (1 H, dd, J = 7.85, 1.75 Hz), 7.49 - 7.50 (1H, d, J = 3.62 Hz), 7.86 - 7.88 (1H, d, J = 8.96 Hz);
Mass (m/z): 389.4 (M+H)+
【0101】
実施例14:5−エトキシ−1−[4'−メチル−3'−(N,N−ジメチルアミノエトキシ)ベンゼンスルホニル]−1H−インドールの調製
いくつかの重要でない変更を伴う、実施例10で示した同様の方法で上記誘導体を調製した。
IR (cm-1): 2947, 1373, 1 170;
1H-NMR (ppm): 1.38 - 1.42 (3 H, t, J = 6.96 Hz), 2.17 (3H, s), 2.37 (6H, s), 2.75 - 2.80 (2H, t, J = 5.56 Hz), 3.99 - 4.02 (2H, q, J=6.96 Hz), 4.03 - 4.06 (2H, t, J = 5.6 Hz), 6.55 - 6.56 (1H, d, J = 3.68 Hz), 6.89 - 6.92 (1H, dd, J = 9.0, 2.48 Hz), 6.94 - 6.95 (1H, d, J = 2.4 Hz), 7.13 - 7.15 (1H, d, J = 7.88 Hz), 7.19 - 7.20 (1H, d, J = 1 .56 Hz), 7.33 - 7.35 (1H, dd, J = 7.84, 1.64 Hz), 7.48 - 7.49 ( I H, d, J = 3.6 Hz), 7.85 - 7.87 (1H, d, J = 9.08 Hz);
Mass (m/z): 403 (M+H)+
【0102】
実施例15:6−クロロ−1−[4'−メチル−3'−(N,N−ジメチルアミノエトキシ)ベンゼンスルホニル]−1H−インドールの調製
いくつかの重要でない変更を伴う、実施例10で示した同様の方法で上記誘導体を調製した。
IR (cm-1): 1371, 1 172, 1 137;
1H-NMR (ppm): 2.19 (3 H, s), 2.38 (6H, s), 2.80 - 2.83 (2H, t, J = 5.56 Hz), 4.0 - 4 10 (2H, t, J = 5.56 Hz), 6.61 - 6.62 (1H, d, J = 3.68 Hz). 7.17 - 7.21 (2H, m), 7.24 - 7.25 (1H, d, J = 1.72 Hz), 7.36 - 7.38 (1H, dd, J = 7.88, 1.76 Hz), 7.42 - 7.44 (1H, d, J = 8.4 Hz), 7.53 - 7.54 (1H, d, J = 3.64 Hz), 8.01 - 8.02 (1H, d, J = 1.68 Hz);
Mass (m/z): 393.5 (M+H)+
【0103】
実施例16:1−[4'−メチル−3'−(N,N−ジメチルアミノプロポキシ)ベンゼンスルホニル]−1H−インドールの調製
1−(3−ヒドロキシ−4−メチル)ベンゼンスルホニル−1H−インドール(0.622 mmol, 0.2g)(調製2から得た)を、テトラヒドロフラン(7mL)中に溶解させた。上記混合物に、炭酸カリウム(1.024 mmol, 0.171g)を添加し、15〜20分間攪拌した。塩化3−ジメチルアミノプロピル塩酸塩(2.48 mmol, 0.393g)から発生させた遊離塩基をトルエン(3mL)で抽出し、反応混合物に直接電荷をもたせた。反応混合物を反応の進行を監視しながら還流した。反応完了後、物質を室温まで冷却し、水(25mL)中に注ぎ、酢酸エチルで生成物を抽出した(10mL×4)。混合した有機抽出物を硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で揮発物を除去し、0.219gの粗化合物を得た。化合物をシリカゲル(100〜200メッシュ)を用いるカラムクロマトグラフィで精製し、0.143gの純粋化合物を得た。
IR (cm-1): 2944, 1373, 1171;
1H-NMR (ppm): 1.91 - 1.98 (2H, m), 2.16 (3H, s), 2.26 (6H, s), 2.43 - 2.46 (2H, t, J = 7.12 Hz), 3.96 - 3.99 (2H, t, J = 6.24 Hz), 6.64 - 6.65 (1H, d, J = 3.68 Hz), 7.13 - 7.15 (1H, d, J = 7.88 Hz), 7.22 - 7.30 (3H, m), 7.34 - 7.37 (1H, dd, J = 7.84, 1.76 Hz), 7.51 - 7.53 (1H, d, J = 7.8 Hz), 7.55 (1H, d, J = 3.72 Hz), 7.98 - 8.00 (1H, d, J = 8.28 Hz);
Mass (m/z): 373 (M+H)+
【0104】
実施例17:5−フルオロ−1−[4'−メチル−3'−(N,N−ジメチルアミノプロポキシ)ベンゼンスルホニル]−1H−インドールの調製
いくつかの重要でない変更を伴う、実施例16で示した同様の方法で上記誘導体を調製した。
IR (cm-1): 2947, 2860, 1373, 1 171, 1 137;
1H-NMR (ppm): 1 .92 - 1.98 (2H, m), 2.17 (3H, s), 2.25 (6H, s), 2.42 - 2.46 (2H, t, J = 7.36 Hz), 3.96 - 3.99 (2H, t, J = 6.28 Hz), 6.60 - 6.61 (1H, d, J = 3.48 Hz, 7.03 - 7.16 (1H, dt, J = 2.52 Hz), 7. 18 (2H, m), 7.21 (1H, d, J = 1.76 Hz), 7.32 - 7.34 (1H, dd, J = 7.84, 1.8 Hz), 7.57 - 7.58 (1H, d, J = 3.64 Hz), 7.91 - 7.92 (1H, dd, J = 4.4 Hz);
Mass (m/z): 391.4 (M+H)+
【0105】
実施例18:5−ブロモ−1−[4'−メチル−3'−(N,N−ジメチルアミノプロポキシ)ベンゼンスルホニル]−1H−インドールの調製
いくつかの重要でない変更を伴う、実施例16で示した同様の方法で上記誘導体を調製した。
IR (cm-1): 2948, 1374, 1168;
1H-NMR (ppm): 1.93 - 2.00 (2H, m), 2.18 (3H, s), 2.27 (6H, s), 2.44 - 2.48 (2H, t, J = 7.12 Hz), 3.96 - 3.99 (2H, t, J = 6.24 Hz), 6.58 - 6.59 (1H, d, J = 3.84 Hz), 7.15 - 7.17 (1H, d, J = 7.92 Hz), 7.20 - 7. 21 (1H, d, J = 1.72 Hz), 7.32 - 7.34 (1H, dd, J = 7.88, 1.8 Hz), 7.38 - 7.41 (1H, dd, J = 8.8, 1.96 Hz), 7.55 - 7.56 (1H, d, J = 3.64 Hz), 7.65 - 7.66 (1H, d, J = 1.84 Hz), 7.85 - 7.87 (1H, d, J = 8.8 Hz);
Mass (m/z): 451, 453 (M+H)+
【0106】
実施例19:1−[4'−メチル−3'−(N,N−ジメチルアミノプロポキシ)ベンゼンスルホニル]−5−メトキシ−1H−インドールの調製
いくつかの重要でない変更を伴う、実施例16で示した同様の方法で上記誘導体を調製した。
IR (cm-1): 2944, 1373, 1173;
1H-NMR (ppm): 1.90 - 1.94 (2H, m), 2.16 (3H, s), 2.25 (6H, s), 2.41 - 2.45 (2H, t, J = 7.08 Hz), 3.80 (3H, s), 3.95 - 3.98 (2H, t, J = 6.2 Hz), 6.57 - 6.58 (1H, s, J = 3.56 Hz), 6.90 - 6.93 (1H, dd, J = 9.04, 2.48 Hz), 6.96 (1H, d, J = 2.44 Hz), 7.12 - 7.14 (1H, d, J = 7.88 Hz), 7.21 (1H, d, J = 1.68 Hz), 7.31 - 7.33 (1H, dd, J = 7.84, 1.76 Hz), 7.50 (1H, d, J = 3.6 Hz), 7.86 - 7 .89 (1H, d, J = 9 Hz); Mass (m/z): 403.5 (M+H)+
【0107】
実施例20:5−エトキシ−1−[4'−メチル−3'−(N,N−ジメチルアミノプロポキシ)ベンゼンスルホニル]−1H−インドールの調製
いくつかの重要でない変更を伴う、実施例16で示した同様の方法で上記誘導体を調製した。
IR (cm-1): 2948, 1373, 1170;
1H-NMR (ppm): 1.39 - 1.42 (3H, t, J = 6.92 Hz), 1.98 - 2.06 (2H, m), 2.16 (3H, s), 2.35 (6H, s), 2.57 - 2.61 (2H, t, J = 7.32 Hz), 3.95 - 3.98 (2H, t, J = 6.10 Hz), 3.99 - 4.04 (2H, q, J = 6.99 Hz), 6.56 - 6 57 (I H3 d, J = 3.47 Hz), 6.90 - 6.93 (1H, dd, J = 8.95, 2.47 Hz), 6.95 (1H, d, J = 2.35 Hz), 7.12 - 7.14 (1H, d, J = 7.89 Hz), 7.18 - 7.19 (1H, d, J = 1.67 Hz), 7.32 - 7.34 (1H, dd, J = 7.87, 1.73 Hz), 7.49 (1H, d, J = 3.63 Hz), 7.85 - 7.87 (1 H, d, J = 8.88 Hz);
Mass (m/z): 417 (M+H)+
【0108】
実施例21:6−クロロ−1−[4'−メチル−3'−(N,N−ジメチルアミノプロポキシ)ベンゼンスルホニル]−1H−インドールの調製
いくつかの重要でない変更を伴う、実施例16で示した同様の方法で上記誘導体を調製した。
IR (cm-1): 1371, 1172, 1137;
1H-NMR (ppm): 2.0 - 2.10 (2H, m), 2.18 (3H, s), 2.40 (6H, s), 2.66 - 2.70 (2H, t, J = 7.48 Hz), 3.99 - 4.0 (2H, t, J = 6.12 Hz), 6.61 - 6.62 (1H, d, J = 3.64 Hz), 7.17 - 7.21 (2H, m), 7.22 - 7.23,(1H, d, J = 1.68 Hz), 7.35 - 7.37 (1H, dd, J = 7.88, 1.72 Hz), 7.42 - 7.44 (1H, d, J = 8.4 Hz), 7.53 - 7.54 (1H, d, J = 3.64 Hz), 8.01 (1H, d, J = 1.64 Hz);
Mass (m/z): 407.5 (M+H)+
【0109】
実施例22:6−クロロ−1−[4'−メチル−3'−(1−メチルピペリジン−4−イルオキシ)ベンゼンスルホニル]−1H−インドールの調製
いくつかの重要でない変更を伴う実施例7で示した同様の方法と6−クロロ−1−(3−ヒドロキシ−4−メチルベンゼンスルホニル)−1H−インドールを用いて、上記誘導体を調製した。
IR (cm-1): 2933, 1445, 1373, 1172;
1H-NMR (ppm): 1.78 - 1.81 (2H, m), 1.92 - 1.94 (2H, m), 2.18 (3H, s), 2.31 (3H, s), 2.60 (2H, m), 2.73 (2H, m), 4.34 (1H, m), 6.61 (1H, d, J = 3.6 Hz), 7.18 - 7.21 (2H, m), 7.23 - 7.24 (1H, d, J = 1.64 Hz), 7.31 - 7.33 (1H, dd, J = 7.84, 1.86 Hz), 7.42 - 7.44 (1H, d, J = 8.36 Hz), 7.51 - 7.52 HH, d, J = 3.64 Hz), 8.02 - 8.03 (1H, d, J = 1.64 Hz);
Mass (m/z): 419.5, 421.5 (M+H)+
【0110】
実施例23:1−[4'−メチル−3'−(1−メチルピペリジン−4−イルオキシ)ベンゼンスルホニル]−1H−インドールの調製
いくつかの重要でない変更を伴う、実施例7で示した同様の方法で上記誘導体を調製した。
IR (cm-1): 2933, 1445, 1372, 1 170;
1H-NMR (ppm): 1.73 - 1.76 (2H, m), 1.89 - 1 90 (2H, m), 2.16 (3H, s), 2.32 (5H, bs), 2.59 (2H, m), 4.27 - 4.31 (1H, m), 6 64 - 6.65 ( I H, d, J = 3.68 Hz), 7.15 - 7.33 (3H, m), 7.33 - 7.35 (2H, m), 7.51 - 7.53 (2H, m), 7.99 - 8.01 (1H, d, J = 8.28 Hz);
Mass (m/z): 385.3 (M+H)+
【0111】
実施例24:5−フルオロ−1−[4'−メチル−3'−(1−メチルピペリジン−4−イルオキシ)ベンゼンスルホニル]−1H−インドール塩酸塩の調製
いくつかの重要でない変更を伴う、実施例7で示した同様の方法で上記誘導体を調製した。
IR (cm-1): 2954, 2715, 1595, 1456, 1365, 1134;
1H-NMR (ppm): 1.83 - 1 .93 (2H, m), 2.04 - 2.08 (2H, m), 2.23 (3H, s), 2.51 (3H, s), 2.75 (2H, m), 3.02 (2H, m), 4.92 ( I H, m), 6.82 (1H, bs), 7.18 - 7.20 (1H, d, J = 7.6 Hz ), 7.39 - 7.40 ( I H, d, J = 6.5 Hz), 7.42 - 7.44 (1H, d, J = 2.2 Hz), 7.47 - 7.50 (2H, m), 7.91 - 8.01 (2H, m), 10.67 (1H, bs);
Mass (m/z): 403.2 (M+H)+
【0112】
実施例25:4−クロロ−1−[4'−メチル−3'−(1−メチルピペリジン−4−イルオキシ)ベンゼンスルホニル]−1H−インドールの調製
いくつかの重要でない変更を伴う、実施例7で示した同様の方法で上記誘導体を調製した。
IR (cm-1): 2933, 1445, 1373, 1172;
1H-NMR (ppm): 1.73 - 1.78 (2H, m), 1.90 - 1.91 (2H, m), 2.18 (3H, s), 2.27 - 2.33 (2H, m), 2.39 (3H, s) 2.57 (2H, m), 4.29 - 4.32 (1H, m), 6.77 - 6.78 (1H, d, J = 3.64 Hz), 7.17 - 7.19 (2H, m), 7.23 - 7.26 (2H, m), 7.33 - 7.35 (1H, dd, J = 7.88, 1.80 Hz), 7.57 - 7.58 (1H, d, J = 3.68 Hz), 7.90 (1H, m);
Mass (m/z): 419.5 (M+H)+
【0113】
実施例26:1−[4'−エチル−3'−(N,N−ジメチルアミノエトキシ)ベンゼンスルホニル]−1H−インドールの調製
いくつかの重要でない変更を伴う実施例1で示した同様の方法と1−(3−ヒドロキシ−4−エチル)ベンゼンスルホニルインドール(調製3から得た)を用いて、上記誘導体を調製した。
IR (cm-1): 2965, 2932, 1372, 1170, 1131;
1H-NMR (ppm): 1.09 - 1.13 (3H, t, J = 7.56 Hz), 2.33 (6H, s), 2.55 - 2.61 (2H, q, J = 7.52 Hz), 2.71 - 2.74 (2H, t, J = 5.76 Hz), 4.01 - 4.04 (2H, t, J = 5.76 Hz), 6.64 - 6.65 (1H, d, J = 3.56 Hz), 7.16 - 7.18 (IH5 d, J = 7.92 Hz), 7.22 - 7.31 (3H, m), 7.40 - 7.42 (1H, dd, J = 7.96, 1.8 Hz). 7.52 - 7.54 (I H. d, J = 7.84 Hz), 7.55 - 7.56 (1H, d, J = 3.64 Hz), 7.98 - 8.01 (1H, d, J = 8.28 Hz);
Mass (m/z): 373.3 (M+H)+
【0114】
実施例27:5−ブロモ−1−[4'−エチル−3'−(N,N−ジメチルアミノエトキシ)ベンゼンスルホニル]−1H−インドールの調製
いくつかの重要でない変更を伴う、実施例26で示した同様の方法で上記誘導体を調製した。
IR (cm-1): 2948, 1373, 1 175;
1H-NMR (ppm): 1.10 - 1.14 (3H, t, J = 7.5), 2.35 (6H, s), 2.57 - 2.62 (2H, q, J = 7.5 Hz), 2.74 - 2.76 (2H, t, J = 5.72 Hz), 4.03 - 4.06 (2H, t, J = 5.73 Hz), 6.58 - 6.59 (1 H, d, J = 3.7 Hz), 7.17 - 7.19 (1H, d, J = 7.95 Hz), 7.21 - 7.22 (1H, d, J = 1.73 Hz), 7.38 - 7.41 (2H, m), 7.55 - 7.56 (1H, d, J = 3.69 Hz), 7.66 - 7.67 (1H, d, J = 1.84 Hz), 7.85 - 7.88 (1 H, d, J = 8.8 Hz);
Mass (m/z): 451, 453 (M+H)+
【0115】
実施例28:1−[4'−エチル−3'−(N,N−ジメチルアミノエトキシ)ベンゼンスルホニル]−5−メトキシ−1H−インドールの調製
いくつかの重要でない変更を伴う、実施例26で示した同様の方法で上記誘導体を調製した。
IR (cm-1): 2938, 1368, 1171 ;
1H-NMR (ppm): 1.09 - 1.13 (3H, t, J = 7.52 Hz), 2.33 (6H, s), 2.55 - 2.61 (2H, q, J = 7.52 Hz), 2.71 - 2.74 (2H, t, J= 5.76 Hz), 3.80 (3H, s), 4.01 - 4.04 (2H, t, J = 5.76 Hz), 6.57 - 6.58 (1H, d, J = 3.52 Hz), 6.90 - 6.93 (1H, dd, J = 9.0, 2.48 Hz), 6.96 - 6.97 (1H, d, J = 2.4 Hz); 7.15 - 7.17 (1H, d, J = 7.96 Hz); 7.21 (1H, d, J = 1.72 Hz); 7.36 - 7.39 (1H, dd, J = 7.96 , 1.76 Hz), 7.50 - 7.51 (1H, d, J = 3.6 Hz), 7.87 - 7.89 (1H, d, J = $.96 Hz);
Mass (m/z): 403.3 (M+H)+
【0116】
実施例29:6−クロロ−1−[4'−エチル−3'−(N,N−ジメチルアミノエトキシ)ベンゼンスルホニル]−1H−インドールの調製
いくつかの重要でない変更を伴う、実施例26で示した同様の方法で上記誘導体を調製した。
IR (cm-1): 2970, 2939, 1373, 1169;
1H-NMR (ppm): 1.11 - 1.15 (3H, t, J = 7.51 Hz), 2.33 (6H, s), 2.58 - 2.63 (2H, q, J = 7.51), 2.73 - 2.76. (2H, t, J = 5.69 Hz), 4.05 - 4.08 (2H, t, J = 5.70 Hz), 6.61 - 6.62 (1H, d, J = 3.69 Hz), 7.18 - 7.21 (2H, m), 7.25 - 7.26 (1H, d), 7.39 - 7.42 (1H, dd, J = 7.92, 1.82 Hz), 7.42 - 7.44 (1 H, d, J = 8.40 Hz), 7.53 - 7.54 (1H, d, J = 3.64 Hz), 8.02 - 8.03 (1H, d, J = 1.72 Hz);
Mass (m/z): 407 (M+H)+
【0117】
実施例30:1−[4'−エチル−3'−(N,N−ジメチルアミノエトキシ)ベンゼンスルホニル]−5−フルオロ−1H−インドールの調製
いくつかの重要でない変更を伴う、実施例26で示した同様の方法で上記誘導体を調製した。
IR (cm-1):2934, 1374, 1171 ;
1H-NMR (ppm): 1.10 - 1.14 (3H, t, J = 7.51 Hz), 2.34 (6H, s), 2.56 - 2.62 (2H, q), 2.72 - 2.75 (2H, t, J = 5.76 Hz), 4.02 - 4.05 (2H, t, J = 5.76 Hz), 6.60 - 6.61 (IH1 d, J = 3.44 Hz), 7.03 - 7 O4 (1 H, m), 7.16 - 7.22 (3H, m), 7.38 - 7.40 (1H, dd, J = 7.88, 1.80 Hz), 7.58 - 7.59 (1H, d, J = 3 64 Hz), 7.91 - 7.93 (1 H, q, J = 4.64 Hz);
Mass (m/z): 391 (M+H)+
【0118】
実施例31:1−[4'−エチル−3'−(N,N−ジメチルアミノプロポキシ)ベンゼンスルホニル]−1H−インドールの調製
いくつかの重要でない変更を伴う実施例4で示した同様の方法と(3−ヒドロキシ−4−エチル)ベンゼンスルホニルインドール(調製3から得た)を用いて、上記誘導体を調製した。
IR (cm-1):2947, 1373, 1 171, 1137;
1H-NMR (ppm): 1.09 - 1.13 (3H, t, J = 7.48 Hz), 1.91 - 1.98 (2H, m)> 2.26 (6H, s), 2.43 - 2.46 (2H, t, J = 7.44 Hz), 2.55 - 2.60 (2H, q, J = 7.52 Hz), 3.96 - 3.99 (2H, t, J = 6.2 Hz), 6.65 (1H, d, J = 3.84 Hz), 7.15 - 7.17 (lH,d, J = 7.92 Hz), 7.22 - 7.31 (3H, m), 7.38 - 7.40 (1H, dd, J = 7.92, 1.76 Hz), 7.52 - 7.54 (1H, d, J = 7.8 Hz), 7.55 - 7.56 (1H, d, J = 3.68 Hz), 7.99 - 8.01 (1H, d, J = 8.48 Hz);
Mass (m/z): 387.4 (M+H)+
【0119】
実施例32:5−ブロモ−1−[4'−エチル−3'−(N,N−ジメチルアミノプロポキシ)ベンゼンスルホニル]−1H−インドールの調製
いくつかの重要でない変更を伴う、実施例31で示した同様の方法で上記誘導体を調製した。
IR (cm-1):2948, 1373, 1175;
1H-NMR (ppm): 1.10 - 1.14 (3H, t, J = 7.52), 1.96 - 2.02 (2H, m), 2.29 (6H, s), 2.48 - 2.5 (2H, t, J = 7.12 Hz), 2.56 - 2.61 (2H, q, J = 7.52 Hz), 3.97 - 4.0 (2H, t, J = 6.2 Hz), 6.58 - 6.59 (1H, d, J = 3.94 Hz), 7.16 - 7.18 (1H, d, J = 7.95 Hz), 7.21 - 7.22 (1H, d, J = 1.76 Hz), 7.36 - 7.41 (2H, m), 7.55 - 7.56 (1H, d, J = 3.63 Hz), 7.66 - 7.67 (1H, d, J = 1.85 Hz), 7.86 - 7.88 (1H, d, J = 8.79 Hz);
Mass (m/z): 465, 467 (M+H)+
【0120】
実施例33:1−[4'−エチル−3'−(N,N−ジメチルアミノプロポキシ)ベンゼンスルホニル]−6−クロロ−1H−インドールの調製
いくつかの重要でない変更を伴う、実施例31で示した同様の方法で上記誘導体を調製した。
IR (cm-1):2939, 1374, 1 169;
1H-NMR (ppm): 1.11 - 1.15 (3H, t, J = 7.51), 1.92 - 1.99 (2H, m), 2.25 (6H, s), 2.41 - 2.46 (2H, t), 2.57 - 2.62 (2H, q), 3.99 - 4.02 (2H, t), 6.61 - 6.62 (1H, d, J = 3.59 Hz), 7.18 - 7.21 (2H, m), 7.27 (1 H, d, J = 1.78 Hz), 7.37 - 7.39 (1H, dd, J = 1.81 Hz and 7.91 Hz), 7.42 - 7.44 (1H, d, J = 8.40 Hz), 7.53 - 7.54 (1H, d, J = 3.66 Hz), 8.03 (1H, d, J = 1.57 Hz);
Mass (m/z): 421 (M+H)+
【0121】
実施例34:1−[4'−エチル−3'−(N,N−ジメチルアミノプロポキシ)ベンゼンスルホニル]−5−メトキシ−1H−インドールの調製
いくつかの重要でない変更を伴う、実施例31で示した同様の方法で上記誘導体を調製した。
IR (cm-1):2940, 1370, 1172;
1H-NMR (ppm): 1.09 - 1.13 (3H, t, J = 7.51 Hz), 1.91 - 1.99 (2H, m), 2.25 (6H, s); 2.42 - 2.45 (2H, t, J = 7.32 Hz), 2.55 - 2.60 (2H, q, J = 7.48 Hz ), 3.81 (3H, s), 3.96 - 3.99 (2H, t, J = 6.16 Hz), 6.57 - 6.58 (1H, d, J = 3.55 Hz), 6.90 - 6.93 (1H, dd, J = 8.99, 2.38 Hz), 6.97 ( I H, d, J = 2.2 Hz), 7.14 - 7.16 (1H, d, J = 7.92 Hz), 7.22 (1H, d, J = 1.41 Hz), 7.34 - 7.36 (1H, dd, J = 7.86, 1.54 Hz), 7.50 - 7.51 (1H, d, J = 3.57 Hz), 7.87 - 7.89 (1H, d, J = 8.95 Hz);
Mass (m/z): 417.6 (M+H)+
【0122】
実施例35:1−[4'−エチル−3'−(N,N−ジメチルアミノプロポキシ)ベンゼンスルホニル]−5−フルオロ−1H−インドールの調製
いくつかの重要でない変更を伴う、実施例31で示した同様の方法で上記誘導体を調製した。
IR (cm-1):2934, 1374, 1171;
1H-NMR ( ppm): 1.10 - 1.14 (3H, t, J = 7.51 Hz), 1.92 - 1.99 (2H, m), 2.26 (6H, s), 2.44 - 2.47 (2H, t), 2.47 - 2.61 (2H, q), 3.97 - 4.00 (2H, t), 6.60 - 6.61 (1H, d, J = 4.2 Hz), 7.03 - 7.04 (1H, m), 7.16 - 7.23 (3H, m), 7.35 - 7.38 (1H, dd, J = 7.88, 1.84 Hz), 7.58 - 7.59 (1H, d, J = 3.63 Hz), 7.91 - 7.93 (1H, d, J = 9.0 Hz);
Mass (m/z): 405 (M+H)+
【0123】
実施例36:1−[4'−イソプロピル−3'−(N,N−ジメチルアミノエトキシ)ベンゼンスルホニル]−1H−インドールの調製
いくつかの重要でない変更を伴う、実施例31で示した同様の方法で上記誘導体を調製した。
IR (cm-1): 2962, 1372, 1173;
1H-NMR (ppm): 1.11 - 1.13 (6H, d, J = 6.91 Hz), 2.35 (6H, s), 2.75 - 2.78 (2H, t, J = 5.76 Hz), 3.22 - 3.29 (1H, septet), 4.03 - 4.06 (2H, t, J = 5.79 Hz), 6.64 - 6.65 (1H, d, J = 3.59 Hz), 7.21 - 7.25 (3 H, m), 7.29 - 7.33 (1H, m), 7.43 - 7.45 (1H, dd, J = 8.05, 1.80 Hz), 7.53 - 7.55 (1H, d, J = 7.82 Hz), 7.56 (1H, d, J = 3.69 Hz), 8.00 - 8.02 (1H, d, J = 8.8 Hz);
Mass (m/z): 387.4 (M+H)+
【0124】
実施例37:1−[4'−イソプロピル−3'−(N,N−ジメチルアミノエトキシ)ベンゼンスルホニル]−5−メトキシ−3−メチル−1H−インドールの調製
いくつかの重要でない変更を伴う、実施例1で示した同様の方法で上記誘導体を調製した。
IR (cm-1): 2960, 1365, 1 172;
1H-NMR (ppm): 1.06 - 1.08 (6H, d, J = 6.90 Hz), 2.16 (3H, d), 2.18 (6H, s), 2.57 - 2.60 ( 2H, t), 3.14 - 3.19 (1H, septet), 3.75 ( 3H, s), 4.05 - 4.07 (2H, t), 6.91 - 6.94 ( IH, dd, J = 8.97, 2.5 Hz), 7.00 - 7.01 (1H, d, J = 2.45 Hz), 7.32 - 7.35 ( 2H, m), 7.39 - 7.41 ( I H, dd, J = 8.07, 1.74 Hz), 7.54 (1H, d, J = 1.15 Hz), 7.82 - 7.84 ( I H, d, J = 8.94 Hz);
Mass (m/z): 431.4 (M+H)+
【0125】
実施例38:1−[4'−イソプロピル−3'−(1−ジメチルアミノ−2−プロポキシ)ベンゼンスルホニル]−1H−インドールの調製
いくつかの重要でない変更を伴う、実施例1で示した同様の方法で上記誘導体を調製した。
IR (cm-1):2966, 1371, 1172;
1H-NMR (ppm): 1.10 - 1.12 (6H, d), 1.20 - 1.22 (3H, d, J = 6.12 Hz), 2.28 (6H, s), 2.41 - 2.46 (1H, dd), 2.56 - 2.61 (1H, dd), 3.20 - 3.27 (1H, m), 4.44 - 4.48 (1H, m), 6.65 - 6.66 (1H, d, J = 3.60 Hz), 7.20 - 7.24 (2H, m), 7.29 - 7.33 (2H, m), 7.39 - 7.41 (1H, dd, J = 8.08, 1.8 Hz), 7.52 - 7.55 (2H, m), 8.01 - 8.03 (1H, m);
Mass (m/z): 401.3 (M+H)+
【0126】
実施例39:1−[4'−イソプロピル−3'−(2−ジメチルアミノ−1−プロポキシ)ベンゼンスルホニル]−1H−インドールの調製
いくつかの重要でない変更を伴う、実施例1で示した同様の方法で上記誘導体を調製した。
IR (cm-1):2960, 1369, 1172, 1130;
1H-NMR (ppm): 1.12 - 1.16 (9H, m), 2.35 (6H, s), 2.95 - 2.99 (1H, m), 3.24 - 3.27 (1H, m), 3.77 - 3.81 (1H, m), 3.99 - 4.02 (1H, m), 6.65 - 6.66 (1H, m), 7.22 - 7.25 (3H, m), 7.32 (1H, m), 7.42 - 7.44 (1H, m), 7.53 - 7.55 (1H, d, J = 7.76 Hz), 7.56 - 7.57 (1H, d, J = 3.64 Hz), 8.00 - 8.02 (1H, dd, J = 8.2 Hz);
Mass (m/z): 401.3 (M+H)+
【0127】
実施例40:1−[4'−イソプロピル−3'−(N,N−ジメチルアミノエトキシ)ベンゼンスルホニル]−3−メチル−1H−インドールの調製
いくつかの重要でない変更を伴う、実施例1で示した同様の方法で上記誘導体を調製した。
IR (cm-1):2965, 1369, 1215, 1172;
1H-NMR (ppm): 1.1 1 - 1.13 (6H, d, J = 6.92 Hz), 2.24 (3H, s), 2.34 (6H, s), 2.74 (2H, t), 3.23 - 3.26 (1H, m), 4.02 - 4.05 (2H, t), 7 20 - 7.34 (5H, m), 7.40 - 7.42 (1H, dd, J = 8.05, 1.84 Hz), 7.45 - 7.47 (1H, d, J = 8 18 Hz), 7.98 - 8.00 (1H, d, J = 8.23 Hz);
Mass (m/z): 401.3 (M+H)+
【0128】
実施例41:1−[4'−イソプロピル−3'−(N,N−ジメチルアミノプロポキシ)ベンゼンスルホニル]−3−メチル−1H−インドールの調製
いくつかの重要でない変更を伴う、実施例1で示した同様の方法で上記誘導体を調製した。
IR (cm-1):2960, 1369, 1174;
1H-NMR (pptn): 1.12 - 1.13 (6H, d, J = 6.92), 1.94 - 1.98 (2H, m), 2.17 - 2.27 (9H, s), 2.44 - 2.48 (2H, t), 3.21 - 3.25 (1H, m), 3.96 - 3.99 (2H, t), 7.18 - 7.20 (1H, d, J = 8.08 Hz), 7.22 - 7.33 (4H, m), 7.37 - 7.40 (1H, dd, J = 8.08, 1.88 Hz), 7.45 - 7.47 (1H, d, J = 7.84), 7.99 - 8.01 (1H, d, J = 8.24 Hz);
Mass (m/z): 415 (M+H)+
【0129】
実施例42:1−[4'−イソプロピル−3'−(N,N−ジメチルアミノエトキシ)ベンゼンスルホニル]−5−メトキシ−1H−インドールの調製
いくつかの重要でない変更を伴う、実施例1で示した同様の方法で上記誘導体を調製した。
IR (cm-1):2956, 1477, 1357, 1234;
1H-NMR (ppm): 1.11 - 1.13 (6H, d), 2.34 (6H, s), 2.72 - 2.75 (2H, t), 3.22 - 3.28 (1H, septet), 3.81 (3H, s), 4.01 - 4.04 (2H, t), 6.58 - 6.59 (1H, d, J = 3.60 Hz), 6.91 - 6.94 (1H, dd, J = 2.48 Hz), 6.97 - 6.98 (1H, d, J = 3.80 Hz), 7.20 - 7.22 (2H, m,), 7.39 - 7.42 (1H, dd, J = 8.08, 1.84 Hz), 7.51 (1H, d, J = 3.6 Hz), 7.88 - 7.90 (1H, d, J = 8.96 Hz);
Mass (m/z): 417.5 (M+H)+
【0130】
実施例43:1−[4'−イソプロピル−3'−(N,N−ジメチルアミノプロポキシ)ベンゼンスルホニル]−5−メトキシ−1H−インドールの調製
いくつかの重要でない変更を伴う、実施例1で示した同様の方法で上記誘導体を調製した。
IR (cm-1):2960, 1365, 1174, 1147;
1H-NMR ( ppm): 1.12 - 1.14 (6H, d), 1.92 - 1.99 (2H, m), 2.26 (6H, s), 2.43 - 2.47 (2H, t), 3.22 - 3.27 (1H, m), 3.81 (3H, s), 3.96 - 3.99 (2H, t), 6.57 - 6.58 (1H, m, J = 3.65 Hz), 6.92 - 6.94 (1 H, dd, J = 8.96, 2.44 Hz), 6.97 - 6.98 (1H, d, J = 2.44 Hz), 7.19 - 7.21 (1H, d, J = 8.08 Hz), 7.23 (1H, d, 1.84 Hz), 7.37 - 7.39 (1H, dd, J = 8.08, 1.84 Hz), 7.51 - 7.52 (1H, d, J = 3.60 Hz), 7.88 - 7.90 ( 1 H, d, J = 9.0 Hz);
Mass (m/z): 431.3 (M+H)+
【0131】
実施例44:1−[4'−イソプロピル−3'−(2−ジメチルアミノプロポキシ)ベンゼンスルホニル]−5−メトキシ−1H−インドールの調製
いくつかの重要でない変更を伴う、実施例1で示した同様の方法で上記誘導体を調製した。
IR (cm-1): 2960, 1365, 1143;
1H-NMR (ppm): 1.12 - 1.14 (6H, d), 1.17 - 1.19 (3H, d), 2.38 (6H1 s), 3.02 - 3.06 (1H, m), 3.23 - 3 26 (1H, m), 3 81 (3H, s), 3 82 -3.84 (1H, m), 3.99 - 4.03 (1H, m), 6.58 - 6.59 (1H, m), 6.91 - 6.94 ( 1 H, dd, J = 9.00, 2.52 Hz), 6.98 ( 1 H, d, J = 2 40 Hz), 7.21 - 7.23 (2H, m, J = 7.64, 2.16 Hz), 7.39 - 7.42 (1H, dd, J = 8.04, 1.76 Hz), 7.51 - 7.52 (1H, d, J = 3.64 Hz), 7.89 - 7.91(1H, d, J = 9.0 Hz);
Mass (m/z): 431.3 (M+H)+
【0132】
実施例45:1−[4'−イソプロピル−3'−(1−ジメチルアミノ−2−プロポキシ)ベンゼンスルホニル]−5−メトキシ−1H−インドールの調製
いくつかの重要でない変更を伴う、実施例1で示した同様の方法で上記誘導体を調製した。
IR (cm-1): 2950, 1369, 1172, 1145;
1H-NMR (ppm): 1.10 - 1.12 (6H, m), 1.21 - 1.22 (3H, d, J = 6.12 Hz), 2.28 (6H, s), 2.40 - 2.45 (1H, m), 2.55 - 2.60 (1H, m), 3.20 - 3.25 (1H, m), 3.81 (3H, s), 4.43 - 4.47 (1H, m), 6.57 - 6.58 (1H, d, J = 3.6 Hz), 6.90 - 6.93 (1H, dd, 9.0, 2.52 Hz), 6.97 - 6.98 (1H, d, J = 2.44 Hz), 7.19 -7.21 (1H, d, J = 8.12 Hz), 7.29 (1H, d, J = 1.76 Hz), 7.35 - 7.37 (1H, dd, 8.08, 1.84 Hz), 7.49 -7.50 (1 H, d, J = 3.6 Hz), 7.89 - 7.91 (1H, d, J = 9.0 Hz);
Mass (m/z): 430.9 (M+H)+
【0133】
実施例46:1−[4'−イソプロピル−3'−(N,N−ジメチルアミノエトキシ)ベンゼンスルホニル]−5−フルオロ−1H−インドールの調製
いくつかの重要でない変更を伴う、実施例1で示した同様の方法で上記誘導体を調製した。
IR (cm-1): 2950, 1362, 1201, 1180;
1H-NMR (ppm): 1.12 - 1.14 (6H, d, J = 6.92 Hz), 2.35 (6H, s), 2.75 - 2.78 (2H, t, J = 5.76 Hz), 3.24 - 3.28 (1H, m), 4.03 - 4.06 (2H, t, J = 5.76), 6.61 - 6.62 (1H, d, J = 3.72 Hz), 6.92 - 7.04 (1H, m), 7.17 - 7.19 (1H, m), 7.22 - 7.25 (2H, m), 7.40 - 7.42 (1H, dd, J = 8.08, 1.84 Hz), 7.58 - 7.59 (1 H, d, J = 3.68 Hz), 7.92 - 7.93 (1H, m, J = 4.4 Hz);
Mass (m/z): 405.4 (M+H)+
【0134】
実施例47:1−[4'−イソプロピル−3'−(N,N−ジメチルアミノプロポキシ)ベンゼンスルホニル]−5−フルオロ−1H−インドールの調製
いくつかの重要でない変更を伴う、実施例1で示した同様の方法で上記誘導体を調製した。
IR (cm-1): 2964, 1371, 1217, 1174;
1H-NMR (ppm): 1.13 - 1 14 (6H, d, J = 6.88 Hz), 1.92 - 1.99 (2H, m), 2.25 (6H, s), 2.43 - 2.46 (2H, t, J = 7.12 Hz), 3.21 - 3.28 (1H, septet), 3.97 - 4.00 (2H, t, J = 6.2 Hz), 6.61 - 6.62 (1H, d, J = 3.68 Hz), 7.04 (1H, m), 7.17 - 7.23 (3H, m), 7.37 - 7.40 (1H, dd, J = 8.0, 1.80 Hz), 7.58 - 7.59 (1H, d, J = 3.68 Hz), 7.92 - 7.96 (1H, dd, J = 9.08, 4.4 Hz);
Mass (m/z): 419.4 (M+H)+
【0135】
実施例48:1−[4'−イソプロピル−3'−(2−ジメチルアミノプロポキシ)ベンゼンスルホニル]−5−フルオロ−1H−インドールの調製
いくつかの重要でない変更を伴う、実施例1で示した同様の方法で上記誘導体を調製した。
IR (cm-1): 2964, 1462, 1373, 1174;
1H-NMR (ppm): 1.12 - 1.15 (6H, m), 1.19 - 1.21 (3H, d), 2.40 (6H, s), 3.11 - 3.15 (1H, m), 3.24 - 3.27 (1H, m), 3.84 - 3.88 (1H, m), 4.02 - 4.05 (1H, m), 6.61 - 6.62 (1H, d, J = 3.72 Hz), 7.04 - 7.05 (1H, m), 7.17 - 7.20 (1H, m), 7.22 - 7.23 (2H, m), 7.41 - 7.43 (1H, dd, J = 8.08, 1.8 Hz), 7.59 - 7.60 (1H, d, J = 3.64 Hz), 7.94 - 8.05 (1H, d, J = 4.04 Hz);
Mass (m/z): 419.4 (M+H)+
【0136】
実施例49:1−[4'−イソプロピル−3'−(1−ジメチルアミノ−2−プロポキシ)ベンゼンスルホニル]−5−フルオロ−1H−インドールの調製
いくつかの重要でない変更を伴う、実施例1で示した同様の方法で上記誘導体を調製した。
IR (cm-1): 2968, 1373, 1247, 1182;
1H-NMR (ppm): 1.10 - 1.13 (6H, m), 1.21 - 1.24 (3H, d), 2.28 (6H, s), 2.41 - 2.45 (1H, m), 2.56 - 2.61 (1H, m), 3.22 - 3.26 (1H, m), 4.43 - 4.48 (1H, m), 6.60 - 6.61 (1H, d, J = 3.56 Hz), 7.03 (1H, d, J = 1.8 Hz), 7.17 - 7.19 (1H, dd, J = 8.76, 2.52 Hz), 7.21 - 7.23 (1H, d, J = 8.12 Hz), 7.30 (1H, d, J = 1.8 Hz), 7.36 - 7.38 (1H, d, J = 8.08 Hz), 7.57 - 7.58 (1H, d, J = 3.68 Hz), 7.93 - 7.94 (1H, dd, J = 4.40 Hz);
Mass (m7z): 419.4 (M+H)+
【0137】
実施例50:1−[4'−イソプロピル−3'−(N,N−ジメチルアミノエトキシ)ベンゼンスルホニル]−5−フルオロ−3−メチル−1H−インドールの調製
いくつかの重要でない変更を伴う、実施例1で示した同様の方法で上記誘導体を調製した。
IR (cm-1): 2929, 2962, 1369, 1176;
1H-NMR (ppm): 1.12 - 1.14 (6H, d, J = 6.92 Hz), 2.20 (3H, s), 2.34 (6H, s), 2.72 - 2.75 (2H, t, J = 5.8 Hz), 3.22 - 3.29 (1H, m), 4.02 - 4.05 (2H, t, J = 5.84 Hz), 7.04 - 7.10 (2H, m), 7.21 - 7.23 (2H, m), 7.32 (1H, d, J = 0.96 Hz), 7.37 - 7.39 (1H, dd, J = 8.08, 1.8 Hz), 7.91 - 7.94 (1H, m);
Mass (m/z): 419.4 (M+H)+
【0138】
実施例51:1−[4'−イソプロピル−3'−(N,N−ジメチルアミノプロポキシ)ベンゼンスルホニル]−5−フルオロ−3−メチル−1H−インドールの調製
いくつかの重要でない変更を伴う、実施例1で示した同様の方法で上記誘導体を調製した。
IR (cm-1): 2962, 1367, 1247, 1178;
1H-NMR (ppm): 1.12 - 1.14 (6H, d, J = 6.92 Hz), 1.96 - 2.04 (2H, m), 2.20 (3H, s), 2.31 (6H, s), 2.52 - 2.55 (2H, t, J = 7.6 Hz), 3.19 - 3.25 (1H, m), 3.95 - 3.98 (2H, t, J = 6.16 Hz), 7.03 - 7.10 (2H, m), 7.19 - 7.21 (2H, m), 7.32 - 7.36 (2H, m), 7.91 - 7.94 (1H, m);
Mass (m/z): 433.4 (M+H)+
【0139】
実施例52:5−メトキシ−1−[4'−イソプロピル−3'−(1−メチルピペリジン−4−イルオキシ)ベンゼンスルホニル]−1H−インドールの調製
いくつかの重要でない変更を伴う、実施例7で示した同様の方法で上記誘導体を調製した。
IR (cm-1): 2966, 1614, 1467, 1361, 1139;
1H-NMR (ppm): 1.12 - 1.13 (6H, d, J = 6.84 Hz), 1.76 - 1.90 (2H, m), 1.96 - 2.04 (2H, m), 2.31 (5H, bs), 2.60 (2H, m), 3.20 - 3.26 (1H, m), 3.81 (3H, s), 4.29 (1H, m), 6.57 - 6.58 (1H, d, J = 3.48 Hz), 6.90 - 6.93 (1H, dd, J = 2.17, 8.98 Hz), 6.97 (1H, d, J = 2.08 Hz), 7.15 (1H, s), 7.20 - 7.22 (1H, d, J = 8.09 Hz), 7.35 - 7.37 (1H, dd, J = 7.99 Hz), 7.48 - 7.49 (1H, d, J = 3.53 Hz), 7.89 - 7.91 (1H, d, J = 8.97 Hz);
Mass (m/z): 443.5 (M+H)+
【0140】
実施例53:5−フルオロ−1−[4'−イソプロピル−3'−(1−メチルピペリジン−4−イルオキシ)ベンゼンスルホニル]−1H−インドールの調製
いくつかの重要でない変更を伴う、実施例7で示した同様の方法で上記誘導体を調製した。
融点: 73.2 - 74.5 ℃
IR (cm-1):3018, 2964, 1591, 1462, 1348, 1141;
1H-NMR (ppm): 1.13 - 1.15 (6H, d, J = 6.89 Hz), 1.77 - 1.80 (2H, m), 1.89 - 1.91 (2H, m), 2.31 (5H, bs), 2.59 (2H, m), 3.22 - 3.28 (1H, m), 4.30 (1H, m), 6.61 - 6.62 (1H, d, J = 3.60 Hz), 7.01 - 7.06 (1H, dt, J = 9.0, 2.48 Hz), 7.16 (1H, d, J = 1.44 Hz), 7.17 - 7.20 (1H, dd, J = 8.79, 2.4 Hz), 7.23 - 7.25 (1H, d, J = 8.13 Hz), 7.36 - 7.38 (1H, dd, J = 8.08, 1.5 Hz), 7.57 (1H, d, J = 3.64 Hz), 7.94 - 7.97 (1H, m);
Mass (m/z): 431.4 (M+H)+
【0141】
実施例54:3−メチル−1−[4'−メチル−3'−(1−メチルピペリジン−4−イルオキシ)ベンゼンスルホニル]−1H−インドールの調製
いくつかの重要でない変更を伴う、実施例7で示した同様の方法で上記誘導体を調製した。
IR (cm-1): 2931, 2794, 1593, 1450, 1365, 1168;
1H-NMR (ppm): 1.61 - 1.64 (2H, m), 1.83 - 1.84 (2H, m), 2.15 (3H, s), 2.21 (3H, s), 2.24 (3H, s), 2.54 (2H, m), 2.89 (2H, m), 4.47 (1H, m), 7.24 - 7.28 (1H, m), 7.29 (1H, s), 7.31 - 7.32 (1H, d, J = 1.69 Hz), 7.33 - 7.35 (1H, dd, J = 8.34, 1.18 Hz), 7.37 - 7.41 (1H, dt, J = 6.25, 1.13 Hz), 7.46 (1H, d, J = 1.2 Hz), 7.51 - 7.53 (1H, d, J = 7.8 Hz), 8.01 - 8.03 (1H, d, J = 8.24 Hz);
Mass (m/z): 399.2 (M+H)+
【0142】
実施例55:5−メトキシ−1−[4−エチル−3−(1−メチルピペリジン−4−イルオキシ)ベンゼンスルホニル]−1H−インドールの調製
いくつかの重要でない変更を伴う、実施例7で示した同様の方法で上記誘導体を調製した。
IR (cm-1): 2958, 11467, 1369, 1143, 1037;
1H-NMR (ppm): 1.10 - 1.43 (3H, t, J = 7.28 Hz), 1.78 (2H, m), 1.91 - 1.92 (2H, m), 2.33 (3H, s), 2.41 - 2.42 (2H, m), 2.55 - 2.58 (2H, q), 2.60 (2H, m), 3.81 (3H, s), 4.32 (1H, m), 6.57 - 6.58 (1H, d, J = 3.5 Hz), 6.90 - 6.93 (1H, dd, J = 8.9, 2.4 Hz), 6.97 (1H, d, J = 2.3 Hz), 7.14 (1H, d, J = 1.2 Hz), 7.16 - 7.18 (1H, d, J = 7.9 Hz), 7.34 - 7.36 (1H, dd, J = 7.8, 1.4 Hz), 7.48 - 7.49 (1H, d, J = 3.5 Hz), 7.88 - 7.90 (1H, d, J = 8.9 Hz);
Mass (m/z): 429.3 (M+H)+
【0143】
実施例56:5−メトキシ−1−[4'−メトキシ−3'−(ピペリジン−4−イルオキシ)ベンゼンスルホニル]−1H−インドール塩酸塩の調製
いくつかの重要でない変更を伴う、実施例7で示した同様の方法で上記誘導体を調製した。
融点: 231.2 - 232.7℃
IR (cm-1):2978, 2927, 1615, 1435, 1371, 1143, 1030;
1H-NMR (ppm): 1.69 (2H, m), 1.89 - 1.91 (2H, m), 3.04 (2H, m), 3.17 (2H, m), 3.73 (3H, s), 3.77 (3H, s), 4.63 (1H, m), 6.71 - 6.72 (1H, d, J = 3.4 Hz), 6.89 - 6.92 (1H, dd, J = 8.96, 2.12 Hz), 7.09 - 7.08 (1H, d, J = 2.02 Hz), 7.13 - 7.11 (1H, d, J = 8.7 Hz), 7.49 (1H, s), 7.55 - 7.53 (1H, dd, J = 8.62 Hz), 7.74 - 7.73 (1H, d, J = 3.46 Hz), 7.84 - 7.86 (1H, d, J = 8.97 Hz), 8.86 (1H, bs);
Mass (m/z): 417.4 (M+H)+
【0144】
実施例57:5−メトキシ−1−[4'−メトキシ−3'−(1−メチルピペリジン−4−イルオキシ)ベンゼンスルホニル]−1H−インドールの調製
いくつかの重要でない変更を伴う、実施例7で示した同様の方法で上記誘導体を調製した。
IR (cm-1): 2942, 2797, 1615, 1466, 1367, 1143, 1030,
1H-NMR (ppm)- 1 73 - 1.78 (2H, m), 1.84 - 1 .85 (2H, m), 2.02 - 2 04 (2H, m), 2.30 (3H, s), 2.68 - 2.69 (2H, m), 3 80 (3 H, s), 3.82 (3H, s), 4 14 (1H, m), 6.56 - 6 57 (1 H, d, J = 3.56 Hz), 6.81 - 6.83 ( 1H, d, J = 8.62 Hz), 6.89 - 6.92 ( I H, dd, J = 8.98, 2.40 Hz), 6.95 - 6.96 (1H, d, J = 2.32 Hz), 7.22 - 7.23 ( 1 R d5 J = 2.1 Hz), 7.45 - 7.47 (2H, m), 7.87 - 7.89 (1H, d, J = 8 97 Hz);
Mass (m/z): 431.3, (M+H)+
【0145】
実施例58:5−フルオロ−1−[4'−メトキシ−3'−(1−メチルピペリジン−4−イルオキシ)ベンゼンスルホニル]−1H−インドールの調製
いくつかの重要でない変更を伴う、実施例7で示した同様の方法で上記誘導体を調製した。
IR (cm-1): 2934, 2778, 1614, 1462, 1365, 1142, 1082;
1H-NMR (ppm): 1.71 - 1.78 (2H, m), 1.85 (2H, m), 2.04 (2H, m), 2.30 (3H, s), 2.69 (2H, m), 3.83 (3H, s), 4.14 (1H, m), 6.59 - 6.60 (1H, d, J = 3.45 Hz), 6.83 - 6.85 (1H, d, J = 8.62 Hz), 7.0 - 7.05 (1H, dt, J = 9.0, 2.16 Hz), 7.15 - 7.18 (1H, dd, J = 86.7, 2.16 Hz), 7.23 - 7.24 (1H, d, J = 1.76 Hz), 7.46 - 7.49 (1H, dd, J = 8.56, 1.84 Hz), 7.55 - 7.56 (1H, d, J = 3.49 Hz), 7.91 - 7.95 ( 1 H, q, J = 8.96, 4.32 Hz);
Mass (m/z): 419.3 (M+H)+
【0146】
実施例59:5−フルオロ−1−[4'−クロロ−3'−(1−メチルピペリジン−4−イルオキシ)ベンゼンスルホニル]−1H−インドールの調製
いくつかの重要でない変更を伴う、実施例7で示した同様の方法で上記誘導体を調製した。
IR (cm-1): 2950, 1463, 1366, 1176, 1046;
1H-NMR (ppm): 1.77- 1.83 (2H, m), 1.88 - 1.93 (2H, m), 2.31 (3H, s), 2.35 (2H, m), 2.61 (2H, n), 4.14 (1H, m), 6.64 (1H, d, J = 3.55 Hz), 7.02 -..7.07 (1H, dt, J = 9.0, 2.51 Hz), 7.18 - 7.20 (1H, dd, J = 8.63, 2.49 Hz), 7.27 - 7.28 (1H, d, J = 1.99 Hz), 7.33 - 7.35 (1H, dd, J = 8.34, 2.03 Hz), 7.40 - 7.42 (1H, d, J = 8.34 Hz), 7.52 - 7.54 (1H, d, J = 3.65 Hz)5 7.91 - 7.94 (1H, q, J = 9.04, 4.38 Hz);
Mass (m/z): 423.26, (M+H)+
【0147】
実施例60:5−フルオロ−3−メチル−1−[4'−メトキシ−3'−(1−メチルピペリジン−4−イルオキシ)ベンゼンスルホニル]−1H−インドールの調製
いくつかの重要でない変更を伴う、実施例7で示した同様の方法で上記誘導体を調製した。
IR (cm-1): 2939, 1369, 1167, 1088;
1H-NMR (ppm): 1.85 - 1.86 (2H, m), 1.89 - 1.90 (2H, m), 2.19 (3H, s), 2.21 - 2.24 (2H, m), 2.31 (3H, s), 2.70 (2H, m), 3.82 (3H, s), 4.18 (1H, m), 6.82 - 6.84 (1H, d, J = 8.6 Hz), 7.0 - 7.05 (1H, dt, J = 8.90, 2.4 Hz), 7.07 - 7.10 (1H, dd, J = 8.63, 2.40 Hz), 7.21 - 7.22 (1H, d, J = 2.1 Hz), 7.29 (1H, s), 7.44 - 7.46 (1H, dd, J = 8.5, 2.1 Hz), 7.91 - 7.94 ( I H, q, J = 8.9, 4.3 Hz);
Mass (m/z): 433.4, (M+H)+
【0148】
実施例61:5−メトキシ−3−メチル−1−[4'−イソプロピル−3'−(1−メチルピペリジン−4−イルオキシ)ベンゼンスルホニル]−1H−インドールの調製
いくつかの重要でない変更を伴う、実施例7で示した同様の方法で上記誘導体を調製した。
融点: 73.2 - 74.5 0℃
IR (cm-1): 3113, 2941, 1595, 1475, 1365, 1172;
1H-NMR (ppm): 1.12 - 1.14 (6H, d, J = 6.87 Hz), 1.77 - 1.91 (4H, m), 2.20 (3H, s), 2.32 (5H, bs), 2.61 (2H, m), 3.19 - 3.26 (1H, m), 3.83 (3H, s); 4.29 (1H, m), 6.87 (1H, d, J = 1.98 Hz)56.90 - 6.93 (1H, dd, J = 8.90, 2.23 Hz), 7.13 (1H, s), 7.19 - 7.21 (1H, d, J = 8.08 Hz), 7.24 (1H, s), 7.33 - 7.35 (1H, dd, J = 8.08 Hz), 7.88 - 7.90 (1H, d, J = 8.92 Hz);
Mass (m/z): 457.3 (M+H)+
【0149】
実施例62:6−クロロ−1−[4'−メトキシ−3'−(1−メチルピペリジン−4−イルオキシ)ベンゼンスルホニル]−1H−インドールの調製
いくつかの重要でない変更を伴う、実施例7で示した同様の方法で上記誘導体を調製した。
融点:112 - 115℃
IR (cm-1): 2966, 2786, 1581, 1459, 1374, 1140, 1092;
1H-NMR (ppm): 1.74 - 1.77 (2H, m), 1.78 - 1.81 (2H, m), 2.25 (2H, m), 2.31 (3H, s), 2.70 (2H, m), 3.84 (3H, s), 4.22 (1H, m), 6.60 - 6.61 (1H, d, J = 3.44 Hz), 6.85 - 6.87 (1H, d, J = 8.62 Hz), 7.19 - 7.21 (1H, dd, J = 8.25 Hz), 7.30 (1H, d, J = 1.72 Hz), 7.42 - 7.45 (1H, d, J = 8.37 Hz), 7.47 - 7.52 (2H, m), 8.02 (1H, s);
Mass (m/z): 435.3 (M+H)+
【0150】
実施例63:5−ブロモ−1−[4'−メトキシ−3'−(1−メチルピペリジン−4−イルオキシ)ベンゼンスルホニル]−1H−インドールの調製
いくつかの重要でない変更を伴う、実施例7で示した同様の方法で上記誘導体を調製した。
融点:127.2 - 128℃
IR (cm-1): 2933, 2806, 1585, 1440, 1369, 1170, 1092;
1H-NMR (ppm): 1.71 - 1.78 (2H, m), 1.84 (2H, m), 2.17 - 2.18 (2H, m), 2.30 (3H, s), 2.69 (2H, m), 3.83 (3H, s), 4.15 (1H, m), 6.57 - 6.58 (1H, d, J = 3.48 Hz), 6 83 - 6.85 ( I H, d, J = 8.62 Hz), 7.22 (1H, d, J = 1.87 Hz), 7.38 - 7.40 (1H, dd, J = 8.77, 1.25 Hz), 7.46 - 7.49 (1H, dd, J = 8.59, 1.92 Hz), 7.51 - 7.52 (1H, d, J = 3.49 Hz), 7.65 - 7.66 (1H, d, J = 1.1 1 Hz), 7.86 - 7.88 (1H. d, J = 8.78 Hz);
Mass (m/z): 479.2 (M+H)+
【0151】
実施例64:3−ブロモ−5−フルオロ−1−[4'−メトキシ−3'−(1−メチルピペリジン−4−イルオキシ)ベンゼンスルホニル]−1H−インドールの調製
いくつかの重要でない変更を伴う、実施例7で示した同様の方法で上記誘導体を調製した。
IR (cm-1): 2942, 2795, 1619, 1468, 1370, 1139, 1031;
1H-NMR (ppm): 1.88 - 1.97 (4H, m), 2.17 (2H, m), 2.29 (3 H, s), 2.76 - 2.79 (2H, m), 3.90 (3H, s), 4.24 (1H, m), 6.59 - 6.60 (1H, d, J = 3.65 Hz), 6.91 (1H, d, J = 2.46 Hz), 6.93 - 6.96 (1H, d, J = 8.96 Hz), 7.20 - 7.22 (1H, dd, J = 8.78, 2.44 Hz), 7.52 - 7.56 (1H, q, J = 9.01, 4.32 Hz), 7.77 - 7.78 (1H, d, J = 3.67 Hz), 7.92 - 7.95 (1H, d, J = 8.95 Hz);
Mass (m/z): 497.55 (M+H)+
【0152】
実施例65:3−ブロモ−5−フルオロ−1−[4'−エチル−3'−(1−メチルピペリジン−4−イルオキシ)ベンゼンスルホニル]−1H−インドール塩酸塩の調製
いくつかの重要でない変更を伴う、実施例7で示した同様の方法で上記誘導体を調製した。
融点:289.9 - 291.5 ℃
IR (cm-1): 2965, 2794, 1593, 1467, 1375, 1154, 1031;
1H-NMR (ppm): 1.04 - 1.08 (3H, t, J = 7.48 Hz), 1.75 - 1.78 (2H, m), 2.0 - 2.04 (2H, m), 2.53 - 2.58 (2H, q, J = 7.43 Hz), 3.1 1 - 3.16 (4H, m), 4.86 (1H, m), 7.27 - 7.32 (2H, m), 7.38 - 7.40 (1H. d, J = 7.82 Hz), 7.53 - 7.55 (2H, d, J = 8.82 Hz), 8.06 - 8.10 (1H, dd, J = 8.96, 4.32 Hz), 8.29 (1H, s), 8.59 (1 H, bs ), 8.72 (1H, bs);
Mass (m/z): 481.1 , 483.1 (M+H)+
【0153】
実施例66:5−フルオロ−1−[4'−エチル−3'−(ピペリジン−4−イルオキシ)ベンゼンスルホニル]−1H−インドール塩酸塩の調製
いくつかの重要でない変更を伴う、実施例7で示した同様の方法で上記誘導体を調製した。
融点:201.46 - 204.21 ℃
IR (cm -1): 2966, 2935, 1593, 1461, 1370, 1 139, 1037;
1H-NMR (ppm): 1.12 - 1.15 (3H, t, J = 7.43 Hz), 1.92 (2H, m), 2.07 - 2.12 (2H, m), 2.61 - 2.66 (2H, q, J = 7.23 Hz), 3.12 - 3.21 (4H, m), 4.76 (1H, m), 6.70 - 6.71 (1H, d, J = 3.45 Hz), 7.06 - 7.1 1 (1H, dt, J = 9.0 Hz), 7.24 - 7.26 (1H, dd, J = 8.79 Hz), 7.31 - 7.35 (2H, m), 7.46 - 7.48 (1H, d, J = 3.5 Hz), 8.06 - 8.10 (1H, q, J = 8.96, 4.32 Hz), 8.29 ( I H, s), 8.59 (1H, bs), 7.99 -8.03 ( 1H, dd, J = 8.95, 4.35 Hz);
Mass (m/z): 403.2 (M+H)+
【0154】
実施例67:3−ブロモ−5−フルオロ−1−[4'−エチル−3'−(1−メチルピペリジン−4−イルオキシ)ベンゼンスルホニル]−1H−インドールの調製
いくつかの重要でない変更を伴う、実施例7で示した同様の方法で上記誘導体を調製した。
融点:133.2 - 134.5 ℃
IR (Cm-1): 3145, 2969, 2799, 1614, 1589, 1365, 1153;
1H-NMR (ppm): 1.12 - 1.26 (3 H, t, J = 7.52 Hz), 1.74 - 1.79 (2H, m), 1.88 - 1.94 (2H, m), 2.31 (3H, s), 2.32 - 2.35 (2H, m), 2.57 - 2.63 (4H, m), 4.33 (1H, m), 7.08 - 7.10 (1H, dt, J = 8.98, 2.55 Hz), 7.15 - 7.16 (1H, d, J = 2.65 Hz), 7.17 (1H, d, J = 2.5 Hz), 7.20 - 7.22 (1H, d, J = 7.97 Hz), 7.35 - 7.38 (1H, dd, J = 7.93, 1.8 Hz), 7.63 (1H, s); 7.95 - 7.98 (1H, dd, J = 9.05, 4.21 Hz);
Mass (m/z): 495.2 (M+H)+
【0155】
実施例68:6−ブロモ−1−[4'−エチル−3'−(1−メチルピペリジン−4−イルオキシ)ベンゼンスルホニル]−1H−インドールの調製
いくつかの重要でない変更を伴う、実施例7で示した同様の方法で上記誘導体を調製した。
IR (cm-1): 3144, 2968, 2932, 1589, 1368, 1147;
1H-NMR (ppm): 1.1 1 - 1.15 (3H, t, J = 7.52 Hz), 1.24 - 1.27 (2H, m), 1.78 (2H, m), 1.95 (2H, m); 2.25 (3H, s), 2.31 (2H, m), 2.56 - 2.58 (2H, q, J = 7.32 Hz), 4.35 (1H, m), 6.60 - 6.61 (1H, d, J = 3.49 Hz), 7.19 - 7.21 (1H, m), 7.32 - 7.39 (4H, m), 7.50 - 7.53 (1H, d, J = 3.67 Hz), 8.19 ( 1H, s);
Mass (m/z): 477.20 (M+H)+
【0156】
実施例69:1−[4'−エチル−3'−(1−メチルピペリジン−4−イルオキシ)ベンゼンスルホニル]−1H−インドールの調製
いくつかの重要でない変更を伴う、実施例7で示した同様の方法で上記誘導体を調製した。
IR (cm-1): 2934, 2796, 1593, 1491, 1373, 1170, 1041 ;
1H-NMR (ppm): 1.09 - 1.13 (3H, t, J = 7.52 Hz), 1.74 - 1.75 (2H, m), 1 .89 (2H, m), 2.30 (3H, s), 2.34 - 2.39 (4H, m), 2.54 - 2.60 (2H, q, J = 7.48); 4.30 (1H, m), 6.64 - 6.65 (1H, d, J = 3.72 Hz), 7.15 - 7.20 (2H, m), 722 - 7.24 (1H, dt, J = 7.97 Hz) 7.28 - 7.32 (1H, dt, J = 8.35, 1.19 Hz), 7 35 - 7.38 (1 H, d, J = 7.9, 1.8 Hz), 7.51 - 7.53 (2H, m), 7.99 - 8.02 (1H, d, J = 8.32 Hz);
Mass (m/z): 399.3 (M+H)+
【0157】
実施例70:6−クロロ−1−[4'−エチル−3'−(1−メチルピペリジン−4−イルオキシ)ベンゼンスルホニル]−1H−インドールの調製
いくつかの重要でない変更を伴う、実施例7で示した同様の方法で上記誘導体を調製した。
IR (cm-1): 2930, 2796, 1594, 1490, 1376, 1169, 1042;
1H-NMR (ppm): 1.11 - 1.15 (3H, t, J = 7.51 Hz), 1.76 - 1.79 (2H, m), 1.95 (2H, m), 2.31 (3H, s), 2.35 - 2.39 (2H, m), 2.57 - 2.62 (4H7 m), 4 35 (1H, m), 6.61 - 6.62 (1H, d, J = 3.59 Hz), 7.19 - 7.21 (2H, m), 7.23 - 7.24 (1H, d, J = 1.48 Hz), 7.34 - 7.36 (1H, dd, J = 7.9, 1.66), 7.42 - 7.44 (1H, d, J = 8.38 Hz), 7.52 (1H, d, J = 3.6 Hz), 8.04 (1H, s);
Mass (m/z): 433.3 (M+H)+
【0158】
実施例71:5−フルオロ−1−[4'−エチル−3'−(1−メチルピペリジン−4−イルオキシ)ベンゼンスルホニル]−1H−インドールの調製
いくつかの重要でない変更を伴う、実施例7で示した同様の方法で上記誘導体を調製した。
IR (cm-1): 2930, 2800, 1608, 1495, 1369, 1170, 1044;
1H-NMR (ppm): 1.11 - 1.14 (3H, t, J = 7.52 Hz), 1.76 - 1.77 (2H, m), 1.88 - 1.90 (2H, m), 2.31 (3H, s), 2.35 - 2.37 (2H, m), 2.56 - 2.61 (4H, m), 4.30 (1H, m), 6.61 - 6.62 (1H, d, J = 3.58 Hz), 6.99 - 7.06 (1H, dt, J = 9.04, 2.47 Hz), 7.15 - 7.19 (3H, m), 7.34 - 7.36 (1H, dd, J = 7.9, 1.58), 7.56 - 7.57 (1H, d, J = 3.6 Hz), 7.93 - 7.96 (1H, dd, J = 9.02, 4.39 Hz);
Mass (m/z): 4 ] 7.57 (M+H)+
【0159】
実施例72:5−フルオロ−3−メチル−1−[4'−イソプロピル−3'−(1−メチルピペリジン−4−イルオキシ)ベンゼンスルホニル]−1H−インドールの調製
いくつかの重要でない変更を伴う、実施例7で示した同様の方法で上記誘導体を調製した。
IR (cm-1): 2941, 1595, 1467, 1369, 1139;
1H-NMR (ppm): 1.13 -1.14 (6H, d, J = 6.88 Hz), 1.74 (2H, m), 1.88 - 1.90 (2H, m), 2.20 (3H, s), 2.31 (5H, bs), 2.59 (2H, m), 3.23 - 3.28 (1H, m), 4.29 (1H, m), 7.00 - 7.05 (1H, dt, J = 2.4, 8.96 Hz), 7.08 - 7.1 1 (1H, dd, J = 8.67, 2.4 Hz), 7.14 (1H, s), 7.19 - 7.21 (1H, d, J = 8.09 Hz), 7.31 - 7.35 (2H, m), 7.92 - 7.96 (1H, dd, J = 8.95, 4.35 Hz);
Mass (m/z): 445.5 (M+H)+
【0160】
実施例73:5−ブロモ−1−[4'−イソプロピル−3'−(1−メチルピペリジン−4−イルオキシ)ベンゼンスルホニル]−1H−インドールの調製
いくつかの重要でない変更を伴う、実施例7で示した同様の方法で上記誘導体を調製した。
IR (cm-1): 2956, 1581 , 1444, 1373, 1170;
Mass (m/z): 491.2 (M+H)+;
【0161】
実施例74:5−ブロモ−1−[4'−クロロ−3'−(1−メチルピペリジン−4−イルオキシ)ベンゼンスルホニル]−1H−インドールの調製
いくつかの重要でない変更を伴う、実施例7で示した同様の方法で上記誘導体を調製した。
IR (cm-1): 2939, 1582, 1474, 1377, 1173;
1H-NMR (ppm): 1.82 - 1.88 (2H, m), 2.0 - 2.02 (2H, m), 2.32 (3H, s), 2.61 (2H, m), 2.84 (2H, s), 4.34 (1H, m), 6.61 - 6.62 (1H, d, J = 3.69 Hz), 7.26 (1H, s); 7.33 - 7.35 (1H, dd, J = 2.08, 8.34 Hz), 7.40 - 7.43 (2H, m), 7.49 - 7.50 (1H, d, J = 3.67 Hz), 7.67 - 7.68 (1H, d, J = 1.85 Hz), 7.85 - 7.87 (1H, d, J = 8.8 Hz);
Mass (m/z): 483.1 (M+H)+
【0162】
実施例75:6−メトキシ−1−[4'−クロロ−3'−(1−メチルピペリジン−4−イルオキシ)ベンゼンスルホニル]−1H−インドールの調製
いくつかの重要でない変更を伴う、実施例7で示した同様の方法で上記誘導体を調製した。
IR (cm-1): 2940, 1582, 1468, 1374, 1173;
1H-NMR (ppm): 1.67 - 1.81 (2H, m), 1.86 - 1.91 (2H, m), 2.29 (5H, bs), 2.59 - 2.61 (2H, m), 3.86 (3H, s), 4.32 (1H, m), 6.58 - 6.59 (1H, d, J = 3.61 Hz), 6.85 - 6.88 (1H, dd, J = 8.6, 2.21 Hz), 7.27 (1H, d, J = 1.82 Hz), 7.30 - 7.4 (4H, m), 7.51 - 7.52 (1H, d, J = 1.97 Hz);
Mass (m/z): 435.3 (M+H)+
【0163】
実施例76:5−ブロモ−1−[4'−エチル−3'−(1−メチルピペリジン−4−イルオキシ)ベンゼンスルホニル]−1H−インドールの調製
いくつかの重要でない変更を伴う、実施例7で示した同様の方法で上記誘導体を調製した。
1H-NMR (ppm): 1.1 1 - 1 14 (3 H, t, J = 7.48 Hz), 1.76 - 1.77 (2H, m), 1.88 - 1.90 (2H, m), 2.32 (4H, m), 2.56 - 2.61 (5H, m), 4.29 - 4.32 (1H, m), 6.58 - 6.60 (1H, d, J = 3.6 Hz), 7.14 (1H, d, J = 1.8 Hz), 7.18 - 7.19 (1H, d, J = 7.96 Hz), 7.34 - 7.36 (1H, dd, J = 7.84 Hz), 7.39 - 7.41 (1H, dd, J = 8.8 Hz), 7.53 - 7.54 (1H, d, J = 3.68 Hz), 7.66 - 7.67 (1H, d, J = 1.84 Hz), 7.88 - 7.90(1H, d, J = 8.8 Hz).
Mass (m/z): 477.2 (M+H)+;
【0164】
実施例77:6−クロロ−1−[3'−(1−メチルピペリジン−4−イルオキシ)ベンゼンスルホニル]−1H−インドールの調製
いくつかの重要でない変更を伴う、実施例7で示した同様の方法で上記誘導体を調製した。
Mass (m/z): 405.3 (M+H)+:
【0165】
実施例78:6−クロロ−1−[4'−クロロ−3'−(ピペリジン−4−イルオキシ)ベンゼンスルホニル]−1H−インドール塩酸塩の調製
いくつかの重要でない変更を伴う、実施例7で示した同様の方法で上記誘導体を調製した。
融点:258.3 - 259.5 ℃
IR (Cm-1): 3082, 2935, 2757, 1580, 1390, 1178;
1H-NMR (ppm): 1.76 - 1.81 (2H, m), 2.0 - 2.04 (2H, m), 3.10 - 3.16 (4H, m), 5.01 - 5.02 (1H, m), 7.30 - 7.33 (1H, dd, J = 8.42, 1.84 Hz), 7.56 - 7.59 (1H, dd, J = 8.41, 2.02 Hz), 7.62 - 7.64 (1H, d, J = 8.42 Hz), 7.69 - 7.71 (1H, d, J = 8.4 Hz), 7.85 (1H, d, J = 2.04 Hz), 7.90 - 7.91 (1H, d, J = 3.68 Hz), 8.02 - 8.03 (1H, d, J = 1.48 Hz), 8.71 (2H, bs).
Mass (m/z): 425.2 (M+H)+;
【0166】
実施例79:4−クロロ−1−[4'−メチル−3'−(N,N−ジメチルアミノプロポキシ)ベンゼンスルホニル]−1H−インドールの調製
いくつかの重要でない変更を伴う、実施例16で示した同様の方法で上記誘導体を調製した。
IR (cm-1): 2927, 1376, 1252, 1167, 756, 682;
1H-NMR (ppm): 2.04 (2H, m); 2.19 (3H, s), 2.36 (6H, s), 2.59 - 2.63 (2H, t); 3.97 - 4.0 (2H, t, J = 6.12), 6.76 - 6.78 (1H, d, J = 3.64 Hz), 7.15 -7.18 (1H, d, J = 3.88), 7.21 - 7.23 (3H, m), 7.35 - 7.37 (1H, d, J = 7.86 Hz), 7.59 - 7.60 (1H, d, J = 3.68 Hz), 7.88 (1H, m);
Mass (m/z): 407.4, 409.2 (MH-H)+
【0167】
実施例80:5−メトキシ−1−[3'−(N,N−ジメチルアミノエトキシ)ベンゼンスルホニル]−1H−インドールの調製
いくつかの重要でない変更を伴う、実施例1で示した同様の方法で上記誘導体を調製した。
IR (cm-1):2943, 1468, 1370, 1226, 1148, 1031;
1H-NMR (ppm): 2.34 (6H, s), 2.71 - 2.74 (2H, t, J = 5.52 Hz), 3.81 (3H, s), 4.01 - 4.04 (2H, t, J = 5.52 Hz), 6.58 - 6.59 (1H, d, J = 3.6 Hz), 6.91 - 7.08 (3H, m), 7.28 - 7.42 (3H, m), 7.49 - 7.50 (1H, d, J = 3.64 Hz), 7.86 - 7.88 (1H, d, J = 9.08 Hz);
Mass (m/z): 375.3 (M+H)+
【0168】
実施例81:1−[3'−(N,N−ジメチルアミノプロポキシ)ベンゼンスルホニル]−1H−インドールの調製
いくつかの重要でない変更を伴う、実施例4で示した同様の方法で上記誘導体を調製した。
IR (cm-1):2945, 1445, 1373, 1262, 1174;
1H-NMR (ppm): 1 .88 - 1.95 (2H, m, J = 7.20 Hz), 2.20 (6H, s), 2.39 - 2.42 (2H, t, J = 7.12 Hz), 3.95 - 3.98 (2H, t, J = 7.12 Hz), 6.66 (1 H, d, J = 3.40 Hz), 7.01 - 7.04 (1H, m), 7.21 - 7.43 (5H, m), 7.52 - 7.54 (1H, d, J = 7.76 Hz), 7.55 - 7.56 (1H, d, J = 3.7 Hz), 7.98 - 8.00 (1H, d, J = 8.30 Hz);
Mass (m/z): 359.7 (M+H)+
【0169】
実施例82:1−[4'−イソプロピル−3'−(N,N−ジメチルアミノプロポキシ)ベンゼンスルホニル]−1H−インドールの調製
いくつかの重要でない変更を伴う、実施例1で示した同様の方法で上記誘導体を調製した。
IR (cm-1):2960, 1371, 1172, 1130, 673;
1H-NMR (ppm): 1.12 - 1.14 (6H, d, J = 6.96), 1.93 - 2.00 (2H, quin, 7.52 Hz), 2.27 (6H, s), 2.43 - 2.48 (2H, t, 7.16 Hz), 3.20 - 3.27 (1H, sept, J = 6.92 Hz), 3.97 - 4.00 (2H, t, 6.16 Hz), 6.65 - 6.66 (1H, dd, J = 3.72, 0.64 Hz), 7.20 - 7.22 (1H, d, J = 8.24 Hz), 7.24 - 7.26 (2H, m), 7.29 - 7.34 (1H, m), 7.40 - 7.42 (1H, d, 8.08, 1.84 Hz), 7.53 - 7.55 (1H, d, J = 7.72 Hz), 7.56. (1H, d, J = 3.68 Hz), 8.00 - 8.02 (1H, dd, J = 8.32, 0.72 Hz);
Mass (m/z): 401.3 (M+H)+
【0170】
実施例83:5−クロロ−1−[4'−クロロ−3'−(1−メチルピペリジン−4−イルオキシ)ベンゼンスルホニル]−1H−インドールの調製
いくつかの重要でない変更を伴う、実施例7で示した同様の方法で上記誘導体を調製した。
IR (cm-1):2961, 1442, 1378, 1258, 1173;
1H-NMR (ppm): 1.80 - 1.84 (2H, m), 1.97 - 2.04 (2H, m), 2.36 (3H, s), 2.45 (2H, m), 2.64 - 2.67 (2H, m), 4.39 (1H, bs), 6.62 - 6.63 (1H, d, J = 3.63 Hz), 7.26 - 7.29 (2H, m), 7.34 - 7.36 (1H, dd, J = 8.34, 1.94 Hz), 7.41 - 7.43 (1H, d, J = 8.34 Hz), 7.51 (1H, s), 7.51 - 7.52 (1H, d, J = 3.56 Hz), 7.89 - 7.92 (1H, d, J = 8.82 Hz);
Mass (m/z): 439.2, 441.3, 442.3 (M+H)+
【0171】
実施例84:1−[4'−クロロ−3'−(1−メチルピペリジン−4−イルオキシ)ベンゼンスルホニル]−5−メトキシ−3−メチル−1H−インドールの調製
いくつかの重要でない変更を伴う、実施例7で示した同様の方法で上記誘導体を調製した。
IR (cm-1):2949, 2362, 1535, 1353, 1258, 1 174;
1H-NMR (ppm): 1.72 - 1.80 (2H, m), 1.84 - 1.89 (2H, m), 2.19 (3H, s), 2.30 (5H, bs), 2.59 - 2.61 (2H, m), 3.83 (3H, s), 4.31 (1H, m), 6.86 - 6.87 (1H, d, J = 2.32 Hz), 6.90 - 6.93 (1H, dd, = 8.96, 2.41 Hz), 7.19 (1H, s), 7.24 (1H, d, J = 1.76 Hz), 7.29 - 7.31 (1H, dd, J = 8.32, 1.84 Hz), 7.35 - 7.37 (1 H, d, J = 8 32 Hz), 7 86 - 7 88 (1H, d, J = 8.96 Hz);
Mass (m/z): 449.3, 451.3 (M+H)+
【0172】
実施例85:1−[4'−エチル−3'−(1−メチルピペリジン−4−イルオキシ)ベンゼンスルホニル]−5−フルオロ−3−メチル−1H−インドールの調製
いくつかの重要でない変更を伴う、実施例7で示した同様の方法で上記誘導体を調製した。
IR (cm-1):2964, 2783, 1592, 1362, 1252, 1172;
1H-NMR (ppm): 1.10 - 1.13 (3H, t, J = 7.52 Hz), 1.70 - 1.76 (2H, m), 1.78 (2H, m), 2.19 (3H, s), 2.31 (5H, bs), 2.54 - 2.60 (4H, m), 4.30 (1H, m), 6.99 - 7.04 (1H, dt, J = 8.98, 2.46 Hz), 7.07 - 7.10 (1H, dd, J = 8.69, 2.46 Hz), 7.13 (1H, d, J = 1.38 Hz), 7.15 - 7.17 (1H, d, J = 7.96 Hz), 7.3O (1H, s), 7.32 (1H, dd, J = 1.58 Hz); 7.90 - 7.94 (1H, dd, J = 8.96, 4.36 Hz).
Mass (m/z): 431.3 (M+H)+
【0173】
実施例86:食物摂取測定
N.I.N(National Institute of Nutrition, Hyderabad, India)から入手した、雄のWisterラット(120〜140g)を使用した。一般式(I)の化合物の食物摂取に対する慢性的影響を以下の通りに決定した。
【0174】
ラットを単一のケージに28日間収容する。この期間中ラットに対し、経口又は腹腔内(ip)のいずれかで、式(I)の化合物含有の組成物、又は当該化合物未含有の対応する組成物(ビヒクル)(対照群)を1日1回投与した。ラットには不断給餌で食物及び水を与えた。
【0175】
0日目、1日目、14日目、21日目及び28日目に、ラットを事前秤量した量の食物と共に置いた。食物摂取及び体重増加を定期的に測定した。食物摂取法(food ingestion method)は文献にも開示されている(Kask et al., European Journal of Pharmacology, 414, 2001, 215-224, and Turnball et. al., Diabetes, vol 51, August, 2002, 及び、いくつかの社内での修正)。記載の各々の部分は、本明細書に参照として組み込まれ、これらは開示の一部となる。10mg/Kg、もしくは30mg/Kg又はその両方のいずれかの用量で、上記の手法で行った場合、いくつかの代表的な化合物は、統計的に有意な食物摂取の減少を示した。
【0176】
実施例87:式(I)の化合物を含んでなる錠剤
【表1】

成分を混合し、メタノール等の溶媒を用いて造粒した。その後製剤を乾燥させ、適切な打錠機で錠剤にした(約20mgの活性化合物を含有)。
【0177】
実施例88:経口投与のための組成物
【表2】

成分を混合し、各々約100mgを含有するカプセルに分注した。1カプセルを総1日投薬量に近似させた。
【0178】
実施例89:液体経口用製剤
【表3】

成分を混合し、経口投与用の懸濁物を形成させた。
【0179】
実施例90:非経口用製剤
【表4】

活性成分を、注入用の水に溶解させた。その後、十分量の塩化ナトリウムを攪拌しながら添加し、等張溶液にした。溶液を注入用水の残りで調合し、0.2ミクロンメンブレンフィルターを通して濾過し、滅菌条件下で包装した。
【0180】
実施例91:坐剤
【表5】

成分を共に溶解させ、スチームバス上で混合し、総重量2.5gが入る型に注いだ。
【0181】
実施例92:局所用製剤
【表6】

水以外の成分全てを混合し、攪拌しながら約60℃に加熱した。その後、約60℃の十分量の水を勢いよく攪拌しながら添加し、成分を乳化させ、その後水を適量(約100g)添加した。
【0182】
実施例93:対象認識タスクモデル(Object Recognition Task Model)
本発明の化合物による認識向上特性を、動物認識モデルである対象認識タスクモデルを用いて推定した。
N.I.N(National Institute of Nutrition, Hyderabad, India)から入手した、雄のWisterラット(230〜280g)を実験動物として使用した。4匹の動物を各ケージに収容した。動物を1日前に20%食物欠乏状態にし、実験を通して水を不断給餌で与え、12時間の明/暗サイクルを維持した。ラットは、別の対象の不存在状態で、1時間個別の活動領域に馴化させた。
【0183】
12匹のラットの1群にはビヒクル(1mL/Kg)を経口で投与し、別の動物群には式(I)の化合物を、経口又は腹腔内のいずれかで、familiar(馴化)(T1)及びchoice trial(選択試行)(T2)の1時間前に投与した。
【0184】
実験は、アクリル製の50×50×50cm開放領域で実施した。馴化期(T1)では、ラットを3分間開放領域に個別に置き、ここで黄色のマスキングテープのみで覆われた2つの同じ対象物(プラスティック瓶、高さ12.5cm×直径5.5cm)(a1及びa2)を、壁から10cmの2つの隣接する角に置いた。長期記憶試験のために、(T1)試行の24時間後、同じラットをT1試行と同じ活動領域に置いた。選択期(T2)ラットには、1個の馴化対象物(a3)及び1個の新規対象物(b)(琥珀色ガラス瓶、高さ12cm×直径5cm)が存在する、開放領域に3分間晒した。馴化対象物は、同様の風合い、色及び大きさであった。T1及びT2試行では、各対象物への探索(ecploration)(嗅ぐ、舐める、噛む、又は1cm未満の距離で対象に鼻を向ける際の鼻毛の動きとして定義した)を、ストップウォッチで個別に記録した。対象物の上に座ることは、探索行動とみなされなかったが、めったに観察されなかった。T1は馴化対象物(a1+a2)に晒す総時間である。T2は馴化対象物及び新規対象物(a3+b)に晒す総時間である。
【0185】
対象認識試験を、Ennaceur, A., Delacour, J., 1988, A new one-trial test for neurobiological studies of memory in rats - Behavioral data, Behav. Brain Res., 31, 47-59の記載に従って行った。
いくつかの代表的化合物は、新規な対象認識の増加、すなわち新規な対象物への探索の増加、及びより高い識別指標を示す正の効果を示した。
【0186】
実施例94:5−HT6アンタゴニストにより誘導される、噛み/あくび/ストレッチ
体重200〜250gの雄のWisterラットを使用した。ラットにビヒクル注入し、試験日前2日間1日当たり1時間個別の透明チャンバーに置いた。試験日に、ラットを薬物投与後速やかに観察チャンバーに置き、あくび/ストレッチ/噛み行動を、薬物又はビヒクル注入後から60〜90分間連続的に観察した。薬物投与60分前に、フィゾスチグミン0.1mg/kgの腹腔内投与を全ての動物に行った。30分間の観察期間中、あくび/ストレッチ/噛み動作の平均回数を記録した。
参考文献:(A) King M. V., Sleight A., J., Woolley M. L., and et. al., Neuropharmacology, 2004, 47, 195-204. (B) Bentey J. C, Bourson A., Boess F. G., Fone K. C. F., Marsden C. A., Petit N., Sleight A. J., British Journal of Pharmacology, 1999, 126 (7), 1537-1542)。
【0187】
実施例95:水迷路
黒色パースペクス(TSE systems, Germany)で作製された循環プール(直径1.8m、高さ0.6m)からなる水迷路装置に、水を充填し(24±2℃)、下に動物追跡用の広角ビデオカメラを設置した。10cm2のパースペクスのプラットホームを、水面下1cmの位置で、架空四分円の1つの中心に置き、全てのラットについて一定に維持した。迷路とプラットホームの作製に使用した黒色パースペクスは、逃避行動をガイドするための迷路内の案内を提供しない。対照的に、訓練室は、逃避学習のために必要な空間地図の形成を補助する、強力な迷路外の視覚的案内を提供する。自動追跡システム[Videomot 2 (5 51), TSE systems, Germany]を使用した。このプログラムで、デジタルカメラと画像獲得板(image acquisition board)を介して得られたビデオ画像から、距離、泳ぎ速度、及び水迷路の各四分円への侵入とそこでの泳ぎ時間を決定して分析した。
参考文献: (A) Yamada N., Hattoria A., Hayashi T., Nishikawa T., Fukuda H. et. Al., Pharmacology, Biochem. And Behaviour, 2004, 78, 787-791. (B) Under M. D., Hodges D B., Hogan J. B., Corsa J. A., et.al., The Journal of Pharmacology and Experimental Therapeutics, 2003, 307 (2), 682-691。
【0188】
実施例96:受動回避装置
動物を、単一試行のステップスルー型明暗受動回避パラダイムで訓練した。訓練装置は、確立したデザインになっており、長さ300mm、幅260mm、及び高さ270mmのチャンバーからなる。前面及び上部が透明で、実験者が装置内部の動物の行動を観察できるようになっている。チャンバーは、チャンバーの前面近くに設置された、幅50mm、高さ75mmの小窓を有する中心部のシャッターで分けられる、2つの小部屋に分割された。小さい方の小部屋は、幅が9mmであり、低電力(6V)の照明光源がある。大きい方の小部屋は、幅が210mmであり、照明はない。この暗小部屋の床は、16本のステンレス製の直径5mmの棒を用いる、12.5mm間隔のグリッドで作られた。電流発生器により、16本の棒に0.5秒毎にスクランブルしながら、グリッド床へ0.75mAを供給した。40〜60マクロオームの抵抗範囲でラットの対照群を計算し、それに従って装置をキャリブレートした。動物の抵抗を検出する電子回路は、抵抗で変わる電圧の自動変化により正確な電流送達が保証される。
【0189】
実験方法:
これは従来の開示に従って行った。体重200〜230gの成体雄Wisterラットを使用した。実験1時間前に、動物を実験室に入れた。訓練の日に、動物を、装置の明小部屋の背面に向かわせて置いた。動物がチャンバーの前面に向くよう完全に回転してからタイマーを開始させた。暗チャンバーへの進入まで期間を記録し(通常<20秒)、暗チャンバーに完全に進入すると、回避不能な3秒間0.75mAの足衝撃を動物にかけた。その後、動物をホームケージに戻した。各訓練期間の間に、チャンバーの両小部屋を、嗅覚的案内を混乱させる任意のものを除去するように清掃した。動物を明チャンバーに戻し、暗チャンバーに進入までの期間を記録することにより、基準時間を300秒として、この抑制刺激の呼び戻しを、訓練後24時間、72時間及び7日目に評価した。
参考文献: (A) Callahan P. M., Ilch C. P., Rowe N. B., Tehim A., Abst. 776.19.2004, Society for neuroscience, 2004. (B) Fox G. B., Connell A. W. U., Murphy K. J., Regan C. M., Journal of Neurochemistry, 1995, 65, 6, 2796-2799.
【0190】
実施例97:ヒト5−HT6受容体の結合アッセイ
化合物を以下の方法を用いて試験した。
原料と方法
受容体供給源:HEK293細胞で発現したヒト組み換え体
放射性リガンド:[3H]LSD(60〜80Ci/mmol)
リガンド終濃度−[1.5nM]
非特異決定因子:メチオテピンメシラート−[0.1μM]
基準化合物:メチオテピンメシラート
ポジティブコントロール:メチオテピンメシラート
【0191】
インキュベーション条件:
反応は、10μM MgCl2、0.5mM EDTA含有の50μM TRIS−HCl(pH 7.4)中60分間37℃で行った。グラスファイバーフィルターでの急速真空濾過により、反応を停止させた。フィルターに捕捉された放射活性を決定し、(1又は複数の)試験化合物とクローン化セロトニン5−HT6結合部位との任意の相互作用と確認するために、対照値と比較した。
【化5】

【表7】

【0192】
100nM濃度での特異結合の阻害割合
【化6】

【表8】

参考文献:Monsma F. J. Jr., et al., Molecular Cloning and Expression of Novel Serotonin Receptor with High Affinity for Tricyclic Psychotropic Drugs MoI. Pharmacol. (43): 320-327 (1993)。
【0193】
実施例98:5−HT6機能分析サイクリックAMP
ヒト5−HT6受容体における化合物のアンタゴニスト特性を、安定形質移入HEK293細胞でのcAMP集積に対するその影響を試験することにより決定した。ヒト5−HT6受容体に対するアゴニストの結合は、アデニルシクラーゼ活性の上昇をもたらすはずである。アゴニストである化合物はcAMP生成の増加を示し、アンタゴニストである化合物はアゴニスト効果を遮断するはずである。
【0194】
ヒト5−HT6受容体をクローン化し、HEK293細胞で安定発現させた。これらの細胞を、10%ウシ胎仔血清(FCS)及び500μg/mL G418含有のDMEM/F12培地中で6ウェルプレート中に撒き、CO2インキュベータ中37℃でインキュベートした。実験開始前に、細胞を約70%コンフルエンスまで成長させた。実験日に、培養培地を除去し、細胞を血清未含有培地(SFM)で1回洗浄した。2mLのSFM+IBMX培地を添加し、37℃で10分間インキュベートした。培地を除去し、様々な化合物及び1μM セロトニン(アンタゴニストとして)を含有する新たなSFM+IBMX培地を、適切なウェルに添加し、30分間インキュベートした。インキュベーション後、培地を除去し、細胞を1mLのPBS(リン酸バッファ化食塩水)で1回洗浄した。各ウェルを1mLの冷95%エタノール及び5μM EDTA(2:1)を用いて4℃で1時間処理した。その後細胞を擦過し、エッペンドルフ管に移した。管を5分間4℃で遠心分離し、分析するまで上清を4℃で保存した。cAMP含量をAmersham Biotrak cAMP EIA kit(Amersham RPN 225)を用いてEIA(酵素−免疫アッセイ)により決定した。使用した方法は、キットのための説明に従う。簡単に言うと、cAMPは、抗−cAMP抗体上の結合部位に対する、未標識cAMPと一定量のペルオキシダーゼ標識cAMPとの間の競合により決定される。この抗体を、第二抗体で保護されたポリスチレンマイクロタイターウェルに固定する。50μLのペルオキシダーゼ標識cAMPを、抗血清(100mL)で4℃2時間プレインキュベートしたサンプル(100μL)に添加することにより反応を開始する。4℃で1時間インキュベーション後、未結合リガンドを単純な洗浄操作により分離する。その後、酵素基質であるトリメチルベンジジン(1)を添加し、室温で60分インキュベートする。100mLの1.0 M硫酸の添加により反応を停止させ、得られた色を、30分以内にマイクロタイタープレート分光光度計により450nmでの値を測定する
【0195】
機能的アデニルシクラーゼアッセイにおいて、本発明のいくつかの化合物は、5−HT1A及び5−HT7等の他のセロトニン受容体等の多くの他の受容体よりも良好な選択性を有する、競合的アンタゴニストであることがわかった。
【0196】
実施例99:齧歯類の薬物動態的研究
N.I.N(National Institute of Nutrition, Hyderabad, India)から入手した、雄のwistarラット(230〜280g)を実験動物として使用した。
3〜5匹の動物を各ケージに収容した。動物を、1日前に20%食物欠乏状態にし、実験を通して不断給餌により水を与え、12時間の明/暗サイクルを維持した。ラットのある群にはNCE化合物(3〜30mg/kg)を経口で投与し、動物の別の群には同じ化合物を静脈内から投与した。
各タイムポイントで、頸静脈から血液を採集した。分析するまで血漿を−20℃で凍結保存した。血漿中のNCE化合物の濃度は、LC−MSMS法で決定した。
【0197】
スケジュールタイムポイント:予備投与、投与後0.25、0.5、1、1.5、2、3、4、6、8、10、12及び24時間(n=3)。血漿中のNCE化合物を、固相抽出法を用いて検証されたLC−MSMSにより定量した。NCE化合物は、血漿及び脳ホモジネート中で2〜2000ng/mLのキャリブレーション範囲で定量された。試験サンプルを、バッチ中のキャリブレーションサンプルとバッチを超えて存在する品質管理サンプルを用いて分析した。
【0198】
薬物動態パラメータであるCmax、Tmax、AUC、AUCinf、半減期、分布容積、クリアランス、平均耐性時間及びそれによる経口バイオアベイラビリティを、ソフトウェアWinNonlin第4.1版を用いる非コンパートメンタルモデルにより計算した。
【0199】
実施例100:齧歯類の脳透過試験
N.I.N(National Institute of Nutrition, Hyderabad, India)から入手した、雄のWisterラット(230〜280g)を実験動物として使用した。
3〜5匹の動物を各ケージに収容した。動物を、1日前に20%食物欠乏状態にし、実験を通して不断給餌により水を与え、12時間の明/暗サイクルを維持した。動物の各群にはNCE化合物(3〜30mg/kg)を、経口又は腹腔内により投与した。
各タイムポイントで、頸静脈から血液を採集した。動物を犠牲にし、脳組織を採取し、均質化した。分析するまで血漿を−20℃で凍結保存した。血漿中のNCE化合物の濃度は、LC−MSMS法で決定した。
【0200】
スケジュールタイムポイント:予備投与、投与後0.25、0.5、1、1.5、2、3、4、6、8、10、12及び24時間(n=3)。血漿中のNCE化合物を、固相抽出法を用いて検証されたLC−MSMSにより定量した。NCE化合物は、血漿及び脳ホモジネート中で2〜2000ng/mLのキャリブレーション範囲で定量された。試験サンプルを、バッチ中のキャリブレーションサンプルとバッチを超えて存在する品質管理サンプルを用いて分析した。
【0201】
薬物動態パラメータであるCmax、Tmax、AUC、AUCinf、半減期、分布容積、クリアランス、平均耐性時間及びそれによる経口バイオアベイラビリティを、ソフトウェアWinNonlin第4.1版を用いる非コンパートメンタルモデルにより計算した。
【0202】
実施例101:神経伝達物質の可能性ある調整のための齧歯類の脳微小透析研究
N.I.N(National Institute of Nutrition, Hyderabad, India)から入手した、雄のWisterラット(230〜280g)を実験動物として使用した。
グループ分け、グループ1:ビヒクル(水;5mL/kg;経口)、グループ2:NCE(3mg/kg;経口)、グループ3:NCE(10mg/kg;経口)。
【0203】
外科手術的手法:ラットを抱水クロラールで麻酔処理し、定位フレームにセットした。ガイドカニューレ(CMA/12)を、Paxinos 及び Watsonのアトラス(1986)に従って、ブレグマからAP:-5.2 mm、ML:+5.0 mm、及び脳表面からDV:-3.8 mmの場所に取り付けた。動物がまだ麻酔された状態で、微小透析プローブ(CMA/12, 4 mm, PC)を、ガイドカニューラを通して挿入し、適当な位置に固定した。動物に試験を受けさせる前に、外科手術後48〜72時間の回復期間を取った。
【0204】
試験より前に、動物を馴化のためにホームケージに移し、移植プローブに、1.3 μM CaC12 (Sigma), 1.0 μM MgCl2 (Sigma), 3.0 μM KCl (Sigma), 147.0 μM NaCl (Sigma), 1.0 μM Na2HPO4.7H2O 及び 0.2 μM NaH2PO4.2 H2O、並びに0.3 μMネオスチグミン(sigma)を含有する修正リンガー溶液(pH 7.2)を、微量注入ポンプ(PicoPlus, Harward )で0.2μL/分に設定した速度で一晩かん流させた。実験の日に、かん流速度を、1.2 μL/分に変更し、3時間安定化させた。安定化後、投与前に20分間隔で4つの基底フラクションを回収した。CMA/170冷却フラクションコレクターを用いて、ガラスバイアル中に透析サンプルを回収した。
【0205】
4つのフラクション回収後に、胃管栄養法によりビヒクル又はNCE(3 mg/kg 又は 10 mg/kg)を投与した。かん流液は、投与6時間後まで回収した。
【0206】
透析サンプル中のアセチルコリン濃度をLC−MS/MS(API 4000, MDS SCIEX)法により測定した。アセチルコリンは、透析物中に0.250〜8.004ng/mLのキャリブレーション範囲で定量化される。
【0207】
微小透析実験の完了時点で、動物を犠牲にし、その脳を除去し、10%ホルマリン溶液に保存した。各脳を、クライオスタット(Leica)で50μにスライスし、染色し、プローブ設置を確認するために顕微鏡で調べた。誤ったプローブ設置がなされた動物から得たデータは廃棄した。
【0208】
微小透析データは、薬物投与前の4サンプルの平均絶対値(fM/10μLで表される)として定義されるベースラインの変化割合(平均±S.E.M.)として表現した。
【0209】
NCE(3及び10mg/kg)及びビヒクル処理の影響を、一元配置の分散分析とその後のダネットの多重比較検定により統計的に評価した。全ての統計的測定において、p<0.05が有意とみなされた。Graph Pad Prismプログラムによりデータを統計的に評価した。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
式(I)
【化1】

(式中、
1は、水素、ヒドロキシ、ハロゲン、(C1〜C3)アルキルチオ、(C1〜C3)アルキル、ハロ(C1〜C3)アルキル、(C1〜C3)アルコキシ、ハロ(C1〜C3)アルコキシ、シクロ(C3〜C6)アルキル、シクロ(C3〜C6)アルコキシ又はシクロアルキル(C3〜C6)アルコキシを表し、
R、R2、R3及びR4は、同じであっても異なっていてもよく、各々独立に水素、ハロゲン、(C1〜C3)アルキル、ハロ(C1〜C3)アルキル、(C1〜C3)アルコキシ、ハロ(C1〜C3)アルコキシ又はシクロアルキル(C3〜C6)アルコキシを表し、
"n"は、0〜4を表し、
"p"は、0〜6を表し、
"q"は、0〜4を表し、
任意に、Rは、R2又はR3の一方及び窒素原子と共にヘテロシクリルを形成でき、これが水素、ハロゲン、(C1〜C3)アルキル、ハロ(C1〜C3)アルキル、(C1〜C3)アルコキシ又はハロ(C1〜C3)アルコキシから選択される1又は複数の置換基により任意に置換されてもよい)
の化合物。
【請求項2】
1が、水素、ヒドロキシ、ハロゲン、(C1〜C3)アルキルチオ(C1〜C3)アルキル、ハロ(C1〜C3)アルキル、(C1〜C3)アルコキシ、シクロアルキル(C3〜C6)アルコキシア又はハロ(C1〜C3)アルコキシである、請求項1に記載の化合物。
【請求項3】
2が、水素、ハロゲン、(C1〜C3)アルキル、ハロ(C1〜C3)アルキル、(C1〜C3)アルコキシ、シクロアルキル(C3〜C6)アルコキシ又はハロ(C1〜C3)アルコキシである、請求項1に記載の化合物。
【請求項4】
3が、水素、ハロゲン、(C1〜C3)アルキル、ハロ(C1〜C3)アルキル、(C1〜C3)アルコキシ、シクロアルキル(C3〜C6)アルコキシ又はハロ(C1〜C3)アルコキシである、請求項1に記載の化合物。
【請求項5】
4が、水素、ハロゲン、(C1〜C3)アルキル、ハロ(C1〜C3)アルキル、(C1〜C3)アルコキシ、シクロアルキル(C3〜C6)アルコキシ又はハロ(C1〜C3)アルコキシである、請求項1に記載の化合物。
【請求項6】
Rが、水素、ハロゲン、(C1〜C3)アルキル、ハロ(C1〜C3)アルキル、(C1〜C3)アルコキシ、シクロアルキル(C3〜C6)アルコキシ又はハロ(C1〜C3)アルコキシである、請求項1に記載の化合物。
【請求項7】
1−[3'−(N,N−ジメチルアミノエトキシ)ベンゼンスルホニル]−1H−インドール、
5−フルオロ−1−[3'−(N,N−ジメチルアミノエトキシ)ベンゼンスルホニル]−1H−インドール、
5−ブロモ−1−[3'−(N,N−ジメチルアミノエトキシ)ベンゼンスルホニル]−1H−インドール、
5−フルオロ−1−[3'−(N,N−ジメチルアミノプロポキシ)ベンゼンスルホニル]−1H−インドール、
5−ブロモ−1−[3'−(N,N−ジメチルアミノプロポキシ)ベンゼンスルホニル]−1H−インドール、
1−[3'−(N,N−ジメチルアミノプロポキシ)ベンゼンスルホニル]−5−メトキシ−1H−インドール、
1−[3'−(1−メチルピペリジン−4−イルオキシ)ベンゼンスルホニル]−1H−インドール、
5−フルオロ−1−[3'−(1−メチルピペリジン−4−イルオキシ)ベンゼンスルホニル]−1H−インドール、
5−メトキシ−1−[3'−(1−メチルピペリジン−4−イルオキシ)ベンゼンスルホニル]−1H−インドール、
1−[4'−メチル−3'−(N,N−ジメチルアミノエトキシ)ベンゼンスルホニル]−1H−インドール、
5−フルオロ−1−[4'−メチル−3'−(N,N−ジメチルアミノエトキシ)ベンゼンスルホニル]−1H−インドール、
5−ブロモ−1−[4'−メチル−3'−(N,N−ジメチルアミノエトキシ)ベンゼンスルホニル]−1H−インドール、
1−[4'−メチル−3'−(N,N−ジメチルアミノエトキシ)ベンゼンスルホニル]−5−メトキシ−1H−インドール、
5−エトキシ−1−[4'−メチル−3'−(N,N−ジメチルアミノエトキシ)ベンゼンスルホニル]−1H−インドール、
6−クロロ−1−[4'−メチル−3'−(N,N−ジメチルアミノエトキシ)ベンゼンスルホニル]−1H−インドール、
1−[4'−メチル−3'−(N,N−ジメチルアミノプロポキシ)ベンゼンスルホニル]−1H−インドール、
5−フルオロ−1−[4'−メチル−3'−(N,N−ジメチルアミノプロポキシ)ベンゼンスルホニル]−1H−インドール、
5−ブロモ−1−[4'−メチル−3'−(N,N−ジメチルアミノプロポキシ)ベンゼンスルホニル]−1H−インドール、
1−[4'−メチル−3'−(N,N−ジメチルアミノプロポキシ)ベンゼンスルホニル]−5−メトキシ−1H−インドール、
5−エトキシ−1−[4'−メチル−3'−(N,N−ジメチルアミノプロポキシ)ベンゼンスルホニル]−1H−インドール、
6−クロロ−1−[4'−メチル−3'−(N,N−ジメチルアミノプロポキシ)ベンゼンスルホニル]−1H−インドール、
6−クロロ−1−[4'−メチル−3'−(1−メチルピペリジン−4−イルオキシ)ベンゼンスルホニル]−1H−インドール、
1−[4'−メチル−3'−(1−メチルピペリジン−4−イルオキシ)ベンゼンスルホニル]−1H−インドール、
5−フルオロ−1−(4'−メチル−3'−(1−メチルピペリジン−4−イルオキシ)ベンゼンスルホニル)−1H−インドール塩酸塩、
4−クロロ−1−[4'−メチル−3'−(1−メチルピペリジン−4−イルオキシ)ベンゼンスルホニル]−1H−インドール、
1−[4'−エチル−3'−(N,N−ジメチルアミノエトキシ)ベンゼンスルホニル]−1H−インドール、
5−ブロモ−1−[4'−エチル−3'−(N,N−ジメチルアミノエトキシ)ベンゼンスルホニル]−1H−インドール、
1−[4'−エチル−3'−(N,N−ジメチルアミノエトキシ)ベンゼンスルホニル]−5−メトキシ−1H−インドール、
6−クロロ−1−[4'−エチル−3'−(N,N−ジメチルアミノエトキシ)ベンゼンスルホニル]−1H−インドール、
1−[4'−エチル−3'−(N,N−ジメチルアミノエトキシ)ベンゼンスルホニル]−5−フルオロ−1H−インドール、
1−[4'−エチル−3'−(N,N−ジメチルアミノプロポキシ)ベンゼンスルホニル]−1H−インドール、
5−ブロモ−1−[4'−エチル−3'−(N,N−ジメチルアミノプロポキシ)ベンゼンスルホニル]−1H−インドール、
1−[4'−エチル−3'−(N,N−ジメチルアミノプロポキシ)ベンゼンスルホニル]−6−クロロ−1H−インドール、
1−[4'−エチル−3'−(N,N−ジメチルアミノプロポキシ)ベンゼンスルホニル]−5−メトキシ−1H−インドール、
1−[4'−エチル−3'−(N,N−ジメチルアミノプロポキシ)ベンゼンスルホニル]−5−フルオロ−1H−インドール、
1−[4'−イソプロピル−3'−(N,N−ジメチルアミノエトキシ)ベンゼンスルホニル]−1H−インドール、
1−[4'−イソプロピル−3'−(N,N−ジメチルアミノエトキシ)ベンゼンスルホニル]−5−メトキシ−3−メチル−1H−インドール、
1−[4'−イソプロピル−3'−(1−ジメチルアミノ−2−プロポキシ)ベンゼンスルホニル]−1H−インドール、
1−[4'−イソプロピル−3'−(2−ジメチルアミノ−1−プロポキシ)ベンゼンスルホニル]−1H−インドール、
1−[4'−イソプロピル−3'−(N,N−ジメチルアミノエトキシ)ベンゼンスルホニル]−3−メチル−1H−インドール、
1−[4'−イソプロピル−3'−(N,N−ジメチルアミノプロポキシ)ベンゼンスルホニル]−3−メチル−1H−インドール、
1−[4'−イソプロピル−3'−(N,N−ジメチルアミノエトキシ)ベンゼンスルホニル]−5−メトキシ−1H−インドール、
1−[4'−イソプロピル−3'−(N,N−ジメチルアミノプロポキシ)ベンゼンスルホニル]−5−メトキシ−1H−インドール、
1−[4'−イソプロピル−3'−(2−ジメチルアミノプロポキシ)ベンゼンスルホニル]−5−メトキシ−1H−インドール、
1−[4'−イソプロピル−3'−(1−ジメチルアミノ−2−プロポキシ)ベンゼンスルホニル]−5−メトキシ−1H−インドール、
1−[4'−イソプロピル−3'−(N,N−ジメチルアミノエトキシ)ベンゼンスルホニル]−5−フルオロ−1H−インドール、
1−[4'−イソプロピル−3'−(N,N−ジメチルアミノプロポキシ)ベンゼンスルホニル]−5−フルオロ−1H−インドール、
1−[4'−イソプロピル−3'−(2−ジメチルアミノプロポキシ)ベンゼンスルホニル]−5−フルオロ−1H−インドール、
1−[4'−イソプロピル−3'−(1−ジメチルアミノ−2−プロポキシ)ベンゼンスルホニル]−5−フルオロ−1H−インドール、
1−[4'−イソプロピル−3'−(N,N−ジメチルアミノエトキシ)ベンゼンスルホニル]−5−フルオロ−3−メチル−1H−インドール、
1−[4'−イソプロピル−3'−(N,N−ジメチルアミノプロポキシ)ベンゼンスルホニル]−5−フルオロ−3−メチル−1H−インドール、
5−メトキシ−1−[4'−イソプロピル−3'−(1−メチルピペリジン−4−イルオキシ)ベンゼンスルホニル]−1H−インドール、
5−フルオロ−1−[4'−イソプロピル−3'−(1−メチルピペリジン−4−イルオキシ)ベンゼンスルホニル]−1H−インドール、
3−メチル−1−[4'−メチル−3'−(1−メチルピペリジン−4−イルオキシ)ベンゼンスルホニル]−1H−インドール、
5−メトキシ−1−[4'−エチル−3'−(1−メチルピペリジン−4−イルオキシ)ベンゼンスルホニル]−1H−インドール、
5−メトキシ−1−[4'−メトキシ−3'−(ピペリジン−4−イルオキシ)ベンゼンスルホニル]−1H−インドール塩酸塩、
5−メトキシ−1−[4'−メトキシ−3'−(1−メチルピペリジン−4−イルオキシ)ベンゼンスルホニル]−1H−インドール、
5−フルオロ−1−[4'−メトキシ−3'−(1−メチルピペリジン−4−イルオキシ)ベンゼンスルホニル]−1H−インドール、
5−フルオロ−1−[4'−クロロ−3'−(1−メチルピペリジン−4−イルオキシ)ベンゼンスルホニル]−1H−インドール、
5−フルオロ−3−メチル−1−[4'−メトキシ−3'−(1−メチルピペリジン−4−イルオキシ)ベンゼンスルホニル]−1H−インドール、
5−メトキシ−3−メチル−1−[4'−イソプロピル−3'−(1−メチルピペリジン−4−イルオキシ)ベンゼンスルホニル]−1H−インドール、
6−クロロ−1−[4'−メトキシ−3'−(1−メチルピペリジン−4−イルオキシ)ベンゼンスルホニル]−1H−インドール、
5−ブロモ−1−[4'−メトキシ−3'−(1−メチルピペリジン−4−イルオキシ)ベンゼンスルホニル]−1H−インドール、
3−ブロモ−5−フルオロ−1−[4'−メトキシ−3'−(1−メチルピペリジン−4−イルオキシ)ベンゼンスルホニル]−1H−インドール、
3−ブロモ−5−フルオロ−1−[4'−エチル−3'−(1−メチルピペリジン−4−イルオキシ)ベンゼンスルホニル]−1H−インドール塩酸塩、
5−フルオロ−1−[4'−エチル−3'−(ピペリジン−4−イルオキシ)ベンゼンスルホニル]−1H−インドール塩酸塩、
3−ブロモ−5−フルオロ−1−[4'−エチル−3'−(1−メチルピペリジン−4−イルオキシ)ベンゼンスルホニル]−1H−インドール、
6−ブロモ−1−[4'−エチル−3'−(1−メチルピペリジン−4−イルオキシ)ベンゼンスルホニル]−1H−インドール、
1−[4'−エチル−3'−(1−メチルピペリジン−4−イルオキシ)ベンゼンスルホニル]−1H−インドール、
6−クロロ−1−[4'−エチル−3'−(1−メチルピペリジン−4−イルオキシ)ベンゼンスルホニル]−1H−インドール、
5−フルオロ−1−[4'−エチル−3'−(1−メチルピペリジン−4−イルオキシ)ベンゼンスルホニル]−1H−インドール、
5−フルオロ−3−メチル−1−[4'−イソプロピル−3'−(1−メチルピペリジン−4−イルオキシ)ベンゼンスルホニル]−1H−インドール、
5−ブロモ−1−[4'−イソプロピル−3'−(1−メチルピペリジン−4−イルオキシ)ベンゼンスルホニル]−1H−インドール、
5−ブロモ−1−[4'−クロロ−3'−(1−メチルピペリジン−4−イルオキシ)ベンゼンスルホニル]−1H−インドール、
6−メトキシ−1−[4'−クロロ−3'−(1−メチルピペリジン−4−イルオキシ)ベンゼンスルホニル]−1H−インドール、
5−ブロモ−1−[4'−エチル−3'−(1−メチルピペリジン−4−イルオキシ)ベンゼンスルホニル]−1H−インドール、
6−クロロ−1−[3'−(1−メチルピペリジン−4−イルオキシ)ベンゼンスルホニル]−1H−インドール、
6−クロロ−1−[4'−クロロ−3'−(ピペリジン−4−イルオキシ)ベンゼンスルホニル]−1H−インドール塩酸塩、
4−クロロ−1−[4'−メチル−3'−(N,N−ジメチルアミノプロポキシ)ベンゼンスルホニル]−1H−インドール、
5−メトキシ−1−[3'−(N,N−ジメチルアミノエトキシ)ベンゼンスルホニル]−1H−インドール、
1−[3'−(N,N−ジメチルアミノプロポキシ)ベンゼンスルホニル]−1H−インドール、
1−[4'−イソプロピル−3'−(N,N−ジメチルアミノプロポキシ)ベンゼンスルホニル]−1H−インドール、
5−クロロ−1−[4'−クロロ−3'−(1−メチルピペリジン−4−イルオキシ)ベンゼンスルホニル]−1H−インドール、
1−[4'−クロロ−3'−(1−メチルピペリジン−4−イルオキシ)ベンゼンスルホニル]−5−メトキシ−3−メチル−1H−インドール、
1−[4'−エチル−3'−(1−メチルピペリジン−4−イルオキシ)ベンゼンスルホニル]−5−フルオロ−3−メチル−1H−インドール、
からなる群から選択される、請求項1に記載の化合物、その立体異性体、及びその塩。
【請求項8】
請求項1に記載の式(I)の化合物の調製のための製法であって、式(I)の化合物を得るため、不活性溶媒の存在下、室温で好適な塩基を用いて、式(a)
【化2】

(式中、全ての置換基は請求項1に記載の通りである)
の化合物をアミン誘導体と接触させること含んでなる製法。
【請求項9】
前記塩基が、炭酸カリウム、重炭酸ナトリウム及び水酸化ナトリウムから選択される、請求項8に記載の製法。
【請求項10】
前記不活性溶媒が、テトラヒドロフラン、トルエン、酢酸エチル、水、ジメチルホルムアミド、ジメチルスルホキシド及びジメチルエーテルから選択される、請求項8に記載の製法。
【請求項11】
請求項1に記載の式(I)の化合物の調製のための製法であって、
1.式(I)の化合物を別の式(I)の化合物に変換するステップ、
2.任意の保護基を除去するステップ、又は
3.その医薬的に許容可能な塩、溶媒和物又はプロドラッグを形成させるステップ、
をさらに含んでなる製法。
【請求項12】
5−HT6受容体と関連するか又は影響を受ける中枢神経系の障害の治療のための、それを必要とする患者のための方法であって、請求項1〜7のいずれか1項に記載の式(I)の化合物の治療有効量を、当該患者に提供することを含んでなる方法。
【請求項13】
前記障害が、運動障害、不安障害、認知障害又は神経変性障害である、請求項12に記載の方法。
【請求項14】
前記障害が、注意欠陥障害;強迫神経障害;薬物、アルコール又はニコチン依存症からの離脱症状;統合失調症及び鬱病からなる群から選択される、請求項13に記載の方法。
【請求項15】
前記障害が、アルツハイマー病、パーキンソン病、統合失調症及び鬱病である、請求項12に記載の方法。
【請求項16】
前記障害が、注意欠陥障害又は強迫神経障害である、請求項12に記載の方法。
【請求項17】
前記障害が、脳卒中又は頭部外傷である、請求項12に記載の方法。
【請求項18】
前記障害が、摂食障害又は肥満である、請求項12に記載の方法。
【請求項19】
請求項1に記載の化合物及び医薬的に許容可能な担体を含んでなる、医薬組成物。
【請求項20】
医薬としての使用のための、請求項1〜7のいずれか1項に記載の式(I)の化合物。
【請求項21】
5−HT6受容体と関連するか又は影響を受ける中枢神経系の障害の治療のための医薬の製造における、請求項1〜7のいずれか1項に記載の式(I)の化合物の使用。
【請求項22】
5−HT6受容体への選択性を有するアンタゴニストとアンタゴニストを試験するための方法であって、請求項1の化合物を投与すること、及び当該動物の応答を観察すること、及び対照動物の応答を比較すること、及び当該実験動物へ別の未知化合物を投与すること、を含んでなる方法。
【請求項23】
CNS障害、摂食障害、胃腸障害、血液障害、疼痛疾患、呼吸器系疾患、尿生殖器系障害、循環器系障害及び癌を、予防又は治療するための、請求項1に記載の式(I)の化合物の使用。
【請求項24】
請求項1に記載の式(I)の化合物を使用して、CNS障害、摂食障害、胃腸障害、血液障害、疼痛疾患、呼吸器系疾患、尿生殖器系障害、循環器系障害及び癌を、予防又は治療するための方法。

【公表番号】特表2010−526057(P2010−526057A)
【公表日】平成22年7月29日(2010.7.29)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−505014(P2010−505014)
【出願日】平成20年4月15日(2008.4.15)
【国際出願番号】PCT/IN2008/000247
【国際公開番号】WO2008/136017
【国際公開日】平成20年11月13日(2008.11.13)
【出願人】(509304900)スベン ライフ サイエンシズ リミティド (4)
【Fターム(参考)】