説明

アミノ酸脂質およびその使用

本開示は、ある範囲のアミノ酸脂質化合物および薬物送達に有用な組成物、治療剤、ならびに疾患および状態の診断および処置を提供する。上記アミノ酸脂質化合物および組成物は、核酸治療剤のような種々の薬物を、細胞、組織、器官、および被験体に送達するために使用され得る。いくつかの局面において、本開示は、RNA構造物を細胞に送達して、RNA干渉、アンチセンス効果、もしくはゲノム発現の調節の応答を生じるための化合物、組成物および方法を提供する。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
式Iに示される構造を含む化合物:
−(C=O)−Xaa−Z−R 式I
およびその塩であって、ここで
Xaaは、式−NR−CR−(C=O)−を有する任意のD−アミノ酸残基もしくはL−アミノ酸残基、または式-{NR−CR−(C=O)}−を有するn=2〜20のアミノ酸残基のペプチドであり、ここで
は、独立して、各存在について、非水素、アミノ酸の、置換されたかもしくは置換されていない側鎖であり;
は独立して、各存在について、水素、または炭素、酸素、窒素、硫黄、および水素原子からなりかつ1〜20個の炭素原子を有する有機基、またはC(1−5)アルキル、シクロアルキル、シクロアルキルアルキル、C(3−5)アルケニル、C(3−5)アルキニル、C(1−5)アルカノイル、C(1−5)アルカノイルオキシ、C(1−5)アルコキシ、C(1−5)アルコキシ−C(1−5)アルキル、C(1−5)アルコキシ−C(1−5)アルコキシ、C(1−5)アルキル−アミノ−C(1−5)アルキル−、C(1−5)ジアルキル−アミノ−C(1−5)アルキル−、ニトロ−C(1−5)アルキル、シアノ−C(1−5)アルキル、アリール−C(1−5)アルキル、4−ビフェニル−C(1−5)アルキル、カルボキシル、もしくはヒドロキシルであり、
は独立して、各存在について、水素、または炭素、酸素、窒素、硫黄、および水素原子からなりかつ1〜20個の炭素原子を有する有機基、またはC(1−5)アルキル、シクロアルキル、シクロアルキルアルキル、C(3−5)アルケニル、C(3−5)アルキニル、C(1−5)アルカノイル、C(1−5)アルカノイルオキシ、C(1−5)アルコキシ、C(1−5)アルコキシ−C(1−5)アルキル、C(1−5)アルコキシ−C(1−5)アルコキシ、C(1−5)アルキル−アミノ−C(1−5)アルキル−、C(1−5)ジアルキル−アミノ−C(1−5)アルキル−、ニトロ−C(1−5)アルキル、シアノ−C(1−5)アルキル、アリール−C(1−5)アルキル、4−ビフェニル−C(1−5)アルキル、カルボキシル、もしくはヒドロキシルであり、
は独立して、天然に存在するかもしくは合成の脂質、リン脂質、糖脂質、トリアシルグリセロール、グリセロリン脂質、スフィンゴ脂質、セラミド、スフィンゴミエリン、セレブロシド、もしくはガングリオシドに由来する親油性テイルであり、ここで該テイルは、ステロイド;または置換されているかもしくは置換されていないC(3−22)アルキル、C(6−12)シクロアルキル、C(6−12)シクロアルキル−C(3−22)アルキル、C(3−22)アルケニル、C(3−22)アルキニル、C(3−22)アルコキシ、もしくはC(6−12)アルコキシ−C(3−22)アルキルを含み得;
は独立して、天然に存在するかもしくは合成の脂質、リン脂質、糖脂質、トリアシルグリセロール、グリセロリン脂質、スフィンゴ脂質、セラミド、スフィンゴミエリン、セレブロシド、もしくはガングリオシドに由来する親油性テイルであり、ここで該テイルは、ステロイド;または置換されているかもしくは置換されていないC(3−22)アルキル、C(6−12)シクロアルキル、C(6−12)シクロアルキル−C(3−22)アルキル、C(3−22)アルケニル、C(3−22)アルキニル、C(3−22)アルコキシ、もしくはC(6−12)アルコキシ−C(3−22)アルキルを含み得;
ここでRおよびRのうちのいずれか一方は、上記のような親油性テイルであり、他方は、アミノ酸末端基であるか、またはRおよびRの両方が親油性テイルであり;該アミノ酸末端基は、水素、ヒドロキシル、アミノ、もしくは有機保護基であり;
Zは、NH、O、S、−CHS−、−CHS(O)−、または水素、炭素、酸素、窒素、および硫黄原子から選択される1〜40個の原子からなる有機性リンカーである、
化合物。
【請求項2】
式Iに示される構造を含む化合物:
−(C=O)−Xaa−Z−R 式I
およびその塩であって、ここで
Xaaは、式−NR−CR−(C=O)−を有するD−アミノ酸残基もしくはL−アミノ酸残基であり、ここで
は、アミノ酸の、置換されているかもしくは置換されていない塩基性側鎖であり;
は、水素、もしくはC(1−5)アルキルであり、
は、水素、もしくはC(1−5)アルキルであり、
は独立して、置換されているかもしくは置換されていないC(6−22)アルキルもしくはC(6−22)アルケニルであり;
は独立して、置換されているかもしくは置換されていないC(6−22)アルキルもしくはC(6−22)アルケニルであり;
Zは、NH、O、もしくは水素、炭素、酸素、窒素、および硫黄原子から選択される1〜40個の原子からなる有機性リンカーである、
化合物。
【請求項3】
Xaaは、アルギニン、ホモアルギニン、ノルアルギニン、ノル−ノルアルギニン、オルニチン、リジン、ホモリジン、ヒスチジン、1−メチルヒスチジン、ピリジルアラニン、アスパラギン、N−エチルアスパラギン、グルタミン、4−アミノフェニルアラニン、これらのN−メチル化バージョン、およびこれらの側鎖改変誘導体から選択される、請求項2に記載の化合物。
【請求項4】
Xaaは、アルギニン、そのN−メチル化バージョン、もしくはその側鎖改変誘導体である、請求項2に記載の化合物。
【請求項5】
Xaaは、ノルアルギニン、そのN−メチル化バージョン、もしくはその側鎖改変誘導体である、請求項2に記載の化合物。
【請求項6】
Xaaは、リジン、そのN−メチル化バージョン、もしくはその側鎖改変誘導体である、請求項2に記載の化合物。
【請求項7】
Xaaは、ヒスチジン、そのN−メチル化バージョン、もしくはその側鎖改変誘導体である、請求項2に記載の化合物。
【請求項8】
Xaaは、ピリジルアラニン、そのN−メチル化バージョン、もしくはその側鎖改変誘導体である、請求項2に記載の化合物。
【請求項9】
Xaaはシステインもしくはセリンである、請求項2に記載の化合物。
【請求項10】
は水素である、請求項2に記載の化合物。
【請求項11】
は水素である、請求項2に記載の化合物。
【請求項12】
およびRは、C(6−22)アルキルであり、かつ同じであるかもしくは異なっている、請求項2に記載の化合物。
【請求項13】
およびRは、C(6−22)アルケニルであり、かつ同じであるかもしくは異なっている、請求項2に記載の化合物。
【請求項14】
はC(6−22)アルキルであり、RはC(6−22)アルケニルである、請求項2に記載の化合物。
【請求項15】
は、C(6−22)アルキルであり、Rは、C(6−22)アルケニルである、請求項2に記載の化合物。
【請求項16】
ZはNHである、請求項2に記載の化合物。
【請求項17】
ZはOである、請求項2に記載の化合物。
【請求項18】
Xaaは、2〜20個のアミノ酸残基のペプチドである、請求項2に記載の化合物。
【請求項19】
Xaaは、5〜7.5のpKaを有する官能基を含む側鎖を有する、請求項2に記載の化合物。
【請求項20】
Xaaは、3,5−ジヨード−チロシン、1−メチルヒスチジン、2−メチル酪酸、2−o−アニシルプロパン酸、meso−酒石酸、4,6−ジメチルピリミジンアミンp−フタル酸、クレアチニン、酪酸、N,N−ジメチル−1−ナフチルアミン、ペンタン酸、4−メチルペンタン酸、N−メチルアニリン、1,10−フェナントロリン、3−ピリジンカルボン酸、ヘキサン酸、プロパン酸、4−アミノ安息香酸、2−メチルプロパン酸、ヘプタン酸、オクタン酸、シクロヘキサンカルボン酸、キノリン、3−キノリンアミン、2−アミノ安息香酸、4−ピリジンカルボン酸、ノナン酸、メラミン、8−キノリノール、トリメチル酢酸、6−メトキシキノリン、4−(メチルアミノ)安息香酸、p−メチルアニリン、3−(メチルアミノ)安息香酸、リンゴ酸、N−エチルアニリン、2−ベンジルピリジン、3,6−ジニトロフェノール、N,N−ジメチルアニリン、2,5−ジメチルピペラジン、p−フェネチジン、5−メチルキノリン、2−フェニルベンゾイミダゾール、ピリジン、ピコリン酸、3,5−ジヨードチロシン、p−アニシジン、2−(メチルアミノ)安息香酸、2−チアゾールアミン、グルタル酸、アジピン酸、イソキノリン、イタコン酸、o−フタル酸、ベンゾイミダゾール、ピペラジン、ヘプタン二酸、アクリジン、フェナントリジン、コハク酸、メチルコハク酸、4−メチルキノリン、3−メチルピリジン、7−イソキノリノール、マロン酸、メチルマロン酸、2−メチルキノリン、2−エチルピリジン、2−メチルピリジン、4−メチルピリジン、ヒスタミン、ヒスチジン、マレイン酸、cis−1,2−シクロヘキサンジアミン、3,5−ジメチルピリジン、2−エチルベンゾイミダゾール、2−メチルベンゾイミダゾール、カコジル酸、ペリミジン、クエン酸、イソクエン酸、2,5−ジメチルピリジン、パパベリン、6−ヒドロキシ−4−メチルプテリジン、L−チロキシン、3,4−ジメチルピリジン、メトキシピリジン、trans−1,2−シクロヘキサンジアミン、2,5−ピリジンジアミン、l−1−メチルヒスチジン、l−3−メチルヒスチジン、2,3−ジメチルピリジン、キサントプテリン、1,2−プロパンジアミン、N,N−ジエチルアニリン、アロキサン酸、2,6−ジメチルピリジン、L−カルノシン、2−ピリジンアミン、N−b−アラニルヒスチジン、ピロカルピン、1−メチルイミダゾール、1H−イミダゾール、2,4−ジメチルピリジン、4−ニトロフェノール、2−ニトロフェノール、チロシンアミド、5−ヒドロキシキナゾリン、1,1−シクロプロパンジカルボン酸、2,4,6−トリメチルピリジン、ベロナール、2,3−ジクロロフェノール、1,2−エタンジアミン、1−イソキノリンアミン、およびこれらの組み合わせから選択される放出官能基を含む側鎖を有する、請求項2に記載の化合物。
【請求項21】
請求項1に記載の化合物のマルチマーを含む化合物であって、ここで2つ以上の請求項1に記載の化合物が架橋されている、化合物。
【請求項22】
請求項1に記載の化合物の結合体を含む化合物であって、ここでペプチドは、前記アミノ酸残基の側鎖に結合体化されている、化合物。
【請求項23】
オリゴマーフレームワークもしくはポリマーフレームワークに結合した請求項1に記載の化合物を含む、化合物。
【請求項24】
薬学的薬物化合物に結合した請求項1に記載の化合物を含む、化合物。
【請求項25】
(C10アシル)−Arg−NH−(C10アルキル)、(C12アシル)−Arg−NH−(C12アルキル)、(C14アシル)−Arg−NH−(C14アルキル)、(C16アシル)−Arg−NH−(C16アルキル)、(C18アシル)−Arg−NH−(C18アルキル)、(C12アシル)−Arg−NH−(C14アルキル)、(C18オレイック)−Arg−NH−(C16アルキル)、(C10アシル)−ホモArg−NH−(C10アルキル)、(C12アシル)−ホモArg−NH−(C12アルキル)、(C14アシル)−ホモArg−NH−(C14アルキル)、(C16アシル)−ホモArg−NH−(C16アルキル)、(C18アシル)−ホモArg−NH−(C18アルキル)、(C10アシル)−norArg−NH−(C10アルキル)、(C12アシル)−norArg−NH−(C12アルキル)、(C14アシル)−norArg−NH−(C14アルキル)、(C16アシル)−norArg−NH−(C16アルキル)、(C18アシル)−norArg−NH−(C18アルキル)、(C16アシル)−norArg−NH−(C12アルキル)、(C18オレイック)−norArg−NH−(C12アルキル)、(C18オレイック)−norArg−NH−(C16アルキル)、(C18オレイック)−norArg−NH−(C18アルキル)、(C10アシル)−nornorArg−NH−(C10アルキル)、(C12アシル)−nornorArg−NH−(C12アルキル)、(C14アシル)−nornorArg−NH−(C14アルキル)、(C16アシル)−nornorArg−NH−(C16アルキル)、(C18アシル)−nornorArg−NH−(C18アルキル)、(C10アシル)−4−Pal−NH−(C10アルキル)、(C12アシル)−4−Pal−NH−(C12アルキル)、(C14アシル)−4−Pal−NH−(C14アルキル)、(C16アシル)−4−Pal−NH−(C16アルキル)、(C18アシル)−4−Pal−NH−(C18アルキル)、(C18オレイック)−4−Pal−NH−(C16アルキル)、(C10アシル)−4−Pal(Me)−NH−(C10アルキル)、(C12アシル)−4−Pal(Me)−NH−(C12アルキル)、(C14アシル)−4−Pal(Me)−NH−(C14アルキル)、(C16アシル)−4−Pal(Me)−NH−(C16アルキル)、および(C18アシル)−4−Pal(Me)−NH−(C18アルキル)から選択される、請求項1に記載の化合物。
【請求項26】
C12−norArg−C12である、化合物N−(4−グアニジノ−1−オキソ−1−(ドデシルアミノ)ブタン−2−イル)ドデカンアミド。
【請求項27】
C18(オレイック)−norArg−C16である化合物N−(4−グアニジノ−1−オキソ−1−(ヘキサデシルアミノ)ブタン−2−イル)オクタデカ−9−エナミド。
【請求項28】
(C18オレイック)−(1−CH−His)−NH−(C16アルキル)である、化合物N−(3−(1−メチル−1H−イミダゾール−4−イル)−1−オキソ−1−(ヘキサデシルアミノ)プロパン−2−イル)オクタデカ−9−エナミド。
【請求項29】
式Iに示される構造を含む化合物およびその塩:
−(C=O)−Xaa−Z−R 式I
であって、ここで
Xaaは、式−NR−CR−(C=O)−を有するD−アミノ酸もしくはL−アミノ酸残基であり、ここで
は、置換されているかもしくは置換されていない、アミノ酸の塩基性側鎖であり;
は、水素、もしくはC(1−5)アルキルであり、
は、水素、もしくはC(1−5)アルキルであり、
は、独立して、置換されているかもしくは置換されていない、C(6−22)アルキルもしくはC(6−22)アルケニルであり;
は水素であり;
Zは、NH、O、もしくは水素、炭素、酸素、窒素、および硫黄原子から選択される1〜40個の原子からなる有機性リンカーである;
化合物。
【請求項30】
Xaa、アルギニン、ホモアルギニン、ノルアルギニン、ノル−ノルアルギニン、オルニチン、リジン、ホモリジン、ヒスチジン、1−メチルヒスチジン、ピリジルアラニン、アスパラギン、N−エチルアスパラギン、グルタミン、4−アミノフェニルアラニン、これらのN−メチル化バージョン、およびこれらの側鎖改変誘導体から選択される、請求項29に記載の化合物。
【請求項31】
Xaaは、アルギニン、そのN−メチル化バージョン、もしくはその側鎖改変誘導体である、請求項29に記載の化合物。
【請求項32】
Xaaは、ノルアルギニン、そのN−メチル化バージョン、もしくはその側鎖改変誘導体である、請求項29に記載の化合物。
【請求項33】
Xaaは、リジン、そのN−メチル化バージョン、もしくはその側鎖改変誘導体である、請求項29に記載の化合物。
【請求項34】
Xaaは、ヒスチジン、そのN−メチル化バージョン、もしくはその側鎖改変誘導体である、請求項29に記載の化合物。
【請求項35】
Xaaは、ピリジルアラニン、そのN−メチル化バージョン、もしくはその側鎖改変誘導体である、請求項29に記載の化合物。
【請求項36】
Xaaは、システインもしくはセリンである、請求項29に記載の化合物。
【請求項37】
は水素である、請求項29に記載の化合物。
【請求項38】
は水素である、請求項29に記載の化合物。
【請求項39】
は、C(6−22)アルキルである、請求項29に記載の化合物。
【請求項40】
は、C(6−22)アルケニルである、請求項29に記載の化合物。
【請求項41】
ZはNHである、請求項29に記載の化合物。
【請求項42】
ZはOである、請求項29に記載の化合物。
【請求項43】
Xaaは、2〜20アミノ酸残基のペプチドである、請求項29に記載の化合物。
【請求項44】
Xaaは、5〜7.5のpKaを有する官能基を含む側鎖を有する、請求項29に記載の化合物。
【請求項45】
Xaaは、3,5−ジヨード−チロシン、1−メチルヒスチジン、2−メチル酪酸、2−o−アニシルプロパン酸、meso−酒石酸、4,6−ジメチルピリミジンアミン p−フタル酸、クレアチニン、酪酸、N,N−ジメチル−1−ナフチルアミン、ペンタン酸、4−メチルペンタン酸、N−メチルアニリン、1,10−フェナントロリン、3−ピリジンカルボン酸、ヘキサン酸、プロパン酸、4−アミノ安息香酸、2−メチルプロパン酸、ヘプタン酸、オクタン酸、シクロヘキサンカルボン酸、キノリン、3−キノリンアミン、2−アミノ安息香酸、4−ピリジンカルボン酸、ノナン酸、メラミン、8−キノリノール、トリメチル酢酸、6−メトキシキノリン、4−(メチルアミノ)安息香酸、p−メチルアニリン、3−(メチルアミノ)安息香酸、リンゴ酸、N−エチルアニリン、2−ベンジルピリジン、3,6−ジニトロフェノール、N,N−ジメチルアニリン、2,5−ジメチルピペラジン、p−フェネチジン、5−メチルキノリン、2−フェニルベンゾイミダゾール、ピリジン、ピコリン酸、3,5−ジヨードチロシン、p−アニシジン、2−(メチルアミノ)安息香酸、2−チアゾールアミン、グルタル酸、アジピン酸、イソキノリン、イタコン酸、o−フタル酸、ベンゾイミダゾール、ピペラジン、ヘプタン二酸、アクリジン、フェナントリジン、コハク酸、メチルコハク酸、4−メチルキノリン、3−メチルピリジン、7−イソキノリノール、マロン酸、メチルマロン酸、2−メチルキノリン、2−エチルピリジン、2−メチルピリジン、4−メチルピリジン、ヒスタミン、ヒスチジン、マレイン酸、cis−1,2−シクロヘキサンジアミン、3,5−ジメチルピリジン、2−エチルベンゾイミダゾール、2−メチルベンゾイミダゾール、カコジル酸、ペリミジン、クエン酸、イソクエン酸、2,5−ジメチルピリジン、パパベリン、6−ヒドロキシ−4−メチルプテリジン、L−チロキシン、3,4−ジメチルピリジン、メトキシピリジン、trans−1,2−シクロヘキサンジアミン、2,5−ピリジンジアミン、l−1−メチルヒスチジン、l−3−メチルヒスチジン、2,3−ジメチルピリジン、キサントプテリン、1,2−プロパンジアミン、N,N−ジエチルアニリン、アロキサン酸、2,6−ジメチルピリジン、L−カルノシン、2−ピリジンアミン、N−b−アラニルヒスチジン、ピロカルピン、1−メチルイミダゾール、1H−イミダゾール、2,4−ジメチルピリジン、4−ニトロフェノール、2−ニトロフェノール、チロシンアミド、5−ヒドロキシキナゾリン、1,1−シクロプロパンジカルボン酸、2,4,6−トリメチルピリジン、ベロナール、2,3−ジクロロフェノール、1,2−エタンジアミン、1−イソキノリンアミン、およびこれらの組み合わせから選択される放出官能基を含む塩基性側鎖を有する、請求項29に記載の化合物。
【請求項46】
請求項29に従う2つ以上の化合物が架橋されている、請求項29に記載の化合物のマルチマーを含む化合物。
【請求項47】
ペプチドは、前記アミノ酸残基の側鎖に結合体化されている、請求項29に記載の化合物の結合体を含む化合物。
【請求項48】
オリゴマー化合物フレームワークもしくはポリマーフレームワークに結合されている、請求項29に記載の化合物を含む化合物。
【請求項49】
薬学的薬物化合物に結合された、請求項29に記載の化合物を含む化合物。
【請求項50】
請求項1〜49のいずれか1項に従う1個以上のアミノ酸脂質および1つ以上の治療核酸を含む、組成物。
【請求項51】
前記治療核酸は、遺伝子抑制剤である、請求項50に記載の組成物。
【請求項52】
前記治療核酸は、RNAi誘導剤である、請求項50に記載の組成物。
【請求項53】
前記治療核酸は、二本鎖RNAである、請求項50に記載の組成物。
【請求項54】
前記治療核酸はmdRNAである、請求項50に記載の組成物。
【請求項55】
前記治療核酸は、改変ヌクレオシドを含む、請求項50に記載の組成物。
【請求項56】
1種以上の非アミノ酸非カチオン性脂質もしくはステロールをさらに含む、請求項50に記載の組成物。
【請求項57】
コレステリルヘミスクシネートをさらに含む、請求項50に記載の組成物。
【請求項58】
1種以上の非アミノ酸カチオン性脂質をさらに含む、請求項50に記載の組成物。
【請求項59】
1種以上のpeg化脂質もしくはpeg化ステロールをさらに含む、請求項50に記載の組成物。
【請求項60】
前記核酸は、1種以上のアミノ酸脂質と複合体を形成する、請求項50に記載の組成物。
【請求項61】
前記組成物は、リポソームを含む、請求項50に記載の組成物。
【請求項62】
前記組成物は、エマルジョンである、請求項50に記載の組成物。
【請求項63】
前記組成物は、ミセル分散物である、請求項50に記載の組成物。
【請求項64】
請求項1〜49のいずれか1項に記載の1種以上のアミノ酸脂質化合物、および1種以上の薬物因子もしくは生物学的に活性な薬剤を含む、薬学的組成物。
【請求項65】
治療核酸を細胞に送達するための方法であって、該方法は、請求項50に記載の組成物を調製する工程、および細胞を該組成物で処理する工程を包含する、方法。
【請求項66】
細胞における遺伝子の発現を阻害するための方法であって、該方法は、請求項50に記載の組成物を調製する工程、および細胞を該組成物で処理する工程を包含する、方法。
【請求項67】
哺乳動物における遺伝子の発現を阻害するための方法であって、該方法は、請求項50に記載の組成物を調製する工程、および該哺乳動物に該組成物を投与する工程を包含する、方法。
【請求項68】
ヒトにおける疾患を処置するための方法であって、該疾患は、関節リウマチ、肝臓疾患、脳炎、骨折、心疾患、肝炎およびインフルエンザを含むウイルス疾患、敗血症、ならびに癌から選択され、該方法は、請求項50に記載の組成物を調製する工程、および該組成物を該ヒトに投与する工程を包含する、方法。
【請求項69】
関節リウマチ、肝臓疾患、脳炎、骨折、心疾患、肝炎およびインフルエンザを含むウイルス疾患、敗血症、ならびに癌を含む疾患を処置するための医薬の製造における、請求項50に記載の組成物の使用。
【請求項70】
関節リウマチ、肝臓疾患、脳炎、骨折、心疾患、肝炎およびインフルエンザを含むウイルス疾患、敗血症、ならびに癌から選択される疾患を処置するための、請求項50に記載の組成物の使用。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【公表番号】特表2010−528985(P2010−528985A)
【公表日】平成22年8月26日(2010.8.26)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−506690(P2010−506690)
【出願日】平成20年5月2日(2008.5.2)
【国際出願番号】PCT/US2008/062526
【国際公開番号】WO2008/137758
【国際公開日】平成20年11月13日(2008.11.13)
【出願人】(507328184)エムディーアールエヌエー,インコーポレイテッド (29)
【Fターム(参考)】