説明

アンテナ装置

【課題】偏波ダイバーシチアンテナの構成において、送受信端末が上下階間で対角線の位置関係にある場合は、ダイバーシチ効果が十分に得られる構成ではないという課題があった。
【解決手段】従来の課題を解決するために、本発明では、各アンテナの設置方向をX軸、Y軸、Z軸の各々に対して角度を傾けることにより、いずれのアンテナでも垂直、水平偏波の双方を受信しやすい構成とする。そのため、反射や回折により、偏波の変動した電波に対応しやすくなる。
また、送受信端末が上下階間で対角線の位置関係にある場合、角度を傾ける、特に45度に傾けることにより、相手先の送受信端末の設置方向に対して、アンテナの放射パターンの最大方向が合致するため、受信信号レベルが向上する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、偏波ダイバーシチアンテナの構成方法に関するものである。
【背景技術】
【0002】
偏波ダイバーシチアンテナの従来の構成例として、特許文献1に示すアンテナがある。図9は、特許文献1におけるアンテナ装置の一構成図である。
【0003】
図9に示すアンテナ装置は、無線回路基板11上に送受信する電波の偏波面が互いに異なる2つのアンテナ1、アンテナ2と、アンテナ1、アンテナ2が取り付けられる筐体の向きを検出する傾斜センサ15と、傾斜センサ15が検出する筐体の向きに応じて、2つのアンテナのうち、通信相手の無線装置が送受信する電波の偏波面に対応するアンテナを選択して送受信回路13に接続する選択手段12とを備える。
【0004】
特許文献1のアンテナ装置は、複数のアンテナが取り付けられる筐体の向きを検出し、その向きに応じて通信相手の無線装置が送受信する電波の偏波面に対応するアンテナを選択することにより、双方のアンテナの偏波面を合わせることができる。すなわち、従来のように受信電力を検出してアンテナ切り替えを行う構成に比べて、低消費電力な回路構成により簡単に送受信間の偏波面を合わせることができる。
【0005】
また、偏波ダイバーシチアンテナの他の構成例として、特許文献2に示すアンテナ装置がある。図10は、特許文献2におけるアンテナ装置の一構成図である。
【0006】
図10に示すアンテナ装置を備えた移動通信端末20は、3次元空間における通信を考慮した放射パターンを有する複数個のアンテナ21,22,23,24,25,26と、この複数個のアンテナ21,22,23,24,25,26の各々から得られる受信強度情報により最適なアンテナを選択する選択手段とを具備するものである。すなわち、地面に対して水平方向で無指向性となる放射パターンを有するアンテナと、地面に対して垂直方向上方で最大となる放射パターンを有するアンテナと、地面に対して垂直方向下方で最大となる放射パターンを有するアンテナとより成るダイバーシチアンテナシステムを具備するものである。
【0007】
特許文献2によれば、3次元空間における通信を考慮した放射パターンを有する複数個のアンテナを具備し、受信レベルを判断して、最適なアンテナを選択するようにしているので、指向性ダイバーシチ効果が得られ、例えば家庭内において、上下階間での通信等の3次元空間において良好な通信が実現できる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0008】
【特許文献1】特開2006−25223号公報
【特許文献2】特開2001−28560号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
ところで、家電製品や窓のサッシなど金属反射物が多数存在する一般家屋、航空機や列車など金属で囲まれた環境では、垂直偏波で送信された電波が反射や回折により、水平偏波や斜め向きの偏波などに変動する場合がある。
【0010】
しかしながら、特許文献1では、アンテナ装置を有する機器として、設置方向が一定でないポータブル機器が想定されており、各アンテナが対応する偏波は機器の設置方向によって変動するため、最適な配置ではない場合があった。
【0011】
特許文献2では、水平面内に拡がる垂直偏波、または、地面に対して垂直方向上方及び下方で夫々最大となる放射パターンであるため、送受信端末が上下階間で対角線の位置関係にある場合は、送受信端末間の直線距離が最も長く、受信信号レベルが最も厳しくなり、ダイバーシチ効果が十分に得られないという問題があった。
【0012】
本発明は、アンテナの偏波を最適な組合せとし、偏波ダイバーシチ効果を向上させるアンテナ装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0013】
本発明のアンテナ装置、各アンテナの設置方向をX軸、Y軸、Z軸の各々に対して角度を傾けることにより、いずれのアンテナでも垂直、水平偏波の双方を受信しやすい構成とする。
【0014】
本発明の請求項1に係るアンテナ装置は、基板上に互いに直交するX軸、Y軸、Z軸方向に各々配置された3つのアンテナと、前記3つのアンテナの受信状態を検出する受信状態検出部と、前記受信状態検出部により検出された各アンテナの受信状態のうち、最も受信状態の良いアンテナを受信アンテナとして選択する制御部と、前記制御部が選択したアンテナへ信号経路を選択して切り替える切替回路とを備え、前記3つのアンテナは、それぞれ前記基板に対して所定の角度を傾けて設置する。
【0015】
また、請求項1に係るアンテナ装置において、前記X軸方向に配置されたアンテナと、前記Y軸方向に配置されたアンテナは、XY平面に対して約45度傾けて設置する。
【0016】
また、請求項1に係るアンテナ装置において前記Z軸方向に配置されたアンテナは、ZX面に対して約45度傾けて設置する。
【0017】
また、請求項1に係るアンテナ装置において前記X軸方向に配置されたアンテナと、前記Y軸方向に配置されたアンテナは、XY平面に対して約45度傾けて設置し、前記Z軸方向に配置されたアンテナは、ZX面に対して約45度傾けて設置する。
【0018】
また、本発明のアンテナ装置において、前記受信状態検出部で検出するアンテナの受信状態は受信信号強度である。
【0019】
また、前記受信状態検出部で検出するアンテナの受信状態はパケット誤り率である。
【0020】
また、前記受信状態検出部で検出するアンテナの受信状態は物理レートである。
【0021】
また、前記受信状態検出部で検出するアンテナの受信状態はパケットロスである。
【0022】
また、前記受信状態検出部で検出するアンテナの受信状態は受信信号強度、パケット誤り率、物理レート、パケットロスのいずれかの組み合わせである。
【発明の効果】
【0023】
本発明のアンテナ装置によれば、反射や回折によって偏波の変動した電波に対応しやすくなり、偏波ダイバーシチ効果の最大化をすることが可能となる。
【0024】
また、相手先の送受信端末の設置方向に対して、アンテナの放射パターンの最大方向が合致するため、受信信号レベルが向上する。
【0025】
また、相手先の送受信端末も同様のアンテナである場合、偏波ダイバーシチ効果が更に向上する。
【図面の簡単な説明】
【0026】
【図1】本発明の実施の形態1に係るアンテナ装置の一構成例を示した図
【図2】本発明の実施の形態1に係るアンテナ装置の設置例を3次元平面状に示した図
【図3】2階建て一般家屋における、本実施の形態のアンテナ装置を有する機器の設置例を示す図
【図4】本発明の実施の形態1に係るアンテナ装置の偏波の放射パターンを示す図
【図5】本発明の実施の形態1に係るアンテナ装置の偏波の放射パターンを示す図
【図6】2階建て一般家屋における、本実施の形態のアンテナ装置を有する機器の他の設置例を示す図
【図7】本発明の実施の形態2に係るアンテナ装置の偏波の放射パターンを示す図
【図8】本発明の実施の形態2に係るアンテナ装置の偏波の放射パターンを示す図
【図9】従来のアンテナ装置の構成図
【図10】従来の他のアンテナ装置の構成図
【発明を実施するための形態】
【0027】
以下に、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。
【0028】
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1におけるアンテナ装置の一構成例を示した構成図である。
【0029】
図1において、本実施の形態のアンテナ装置は、第1アンテナ素子31、第2アンテナ素子32、第3アンテナ素子33、アンテナ基板34、GND35、受信状態検出部36、制御部37、切替回路38で構成されている。
【0030】
アンテナ基板34はFR4(Flame Retardant Type4)やテフロン(登録商標)などを用いた回路基板である。GND35(図1における塗りつぶし部分)はアンテナ基板34に設けられたGND面である。
【0031】
第1アンテナ素子31、第2アンテナ素子32は、アンテナ基板34に配置された逆F型の基板パターンアンテナである。第3アンテナ素子33は、アンテナ基板34に対して、垂直に設置された逆F型のアンテナであり、板金や樹脂などで構成される。図1に示すように、第1アンテナ素子31、第2アンテナ素子32、第3アンテナ素子33は、互いに直交する配置に設置されている。互いに直交する配置とすることにより、互いのアンテナに対する相関が最も低くなるため、各々のアンテナに対する影響が最も小さく、偏波ダイバーシチ効果が高くなる。
【0032】
なお、本実施の形態では、第1アンテナ素子31、第2アンテナ素子32、および第3アンテナ素子33を逆F型のアンテナとしたが、これに限定するものではなく、異なる形状や材質のアンテナを使用しても上記の概念は損なわれない。
【0033】
受信状態検出部36は、アンテナ素子の受信状態(受信性能)を常時、もしくは所定の間隔など、予め設定された条件で検出し、検出結果を制御部37に出力する。受信状態は受信信号強度(RSSI:Received Signal Strength Indicator)、物理レート(PHY rate:Physical Layer rate)、パケットロス(Packet Loss)、パケット誤り率(PER:Packet Error Rate)等で判定される。
【0034】
制御部37は、受信状態検出部36が検出した各アンテナの受信状態の中で、最も受信状態の良いアンテナを選択する制御を行う。アンテナの選択タイミングは、例えば、所定の期間、同じアンテナ素子の受信状態が良好であるなど、予め定めた条件に一致するかどうかで決定する。切替回路38は、第1アンテナ素子31、第2アンテナ素子32、第3アンテナ素子33の各々に接続され、制御部37で選択されたアンテナへ信号経路を選択して切り替える。
【0035】
図2は、本実施の形態におけるアンテナ装置の設置例を3次元平面状に示した図である。図2において、直交座標はX、Y、Zで示しており、0は座標原点である。X軸は手前が正(+;プラス)方向、奥が負(−;マイナス)方向を示し、Y軸は右方が正(+;プラス)方向、左方が負(−;マイナス)方向、Z軸は上方が正(+;プラス)方向、下方が負(−;マイナス)方向を示す。
【0036】
図2に示すように、本実施の形態における第1アンテナ素子31、第2アンテナ素子32は、ZX面に対して、角度φの傾きを持って配置される。さらにアンテナ基板34は、XY面に対して、角度θの傾きを持って配置される。
【0037】
図3は、2階建て一般家屋における、本実施の形態のアンテナ装置を有する機器の設置例を示した図である。
【0038】
図3に示すように、一般家屋51の1階にAP(アクセスポイント)52が設置されており、対角線上に位置する2階の部屋にステーション端末53が設置されている。図3において、図1、図2と同じ構成要素に対しては、同符号を付与し、説明を省略する。図3において、ステーション端末53は、図1に示すアンテナ装置を有し、AP52と無線通信を行う機器である。
【0039】
本実施の形態では、第1アンテナ素子31、第2アンテナ素子32、第3アンテナ素子33として逆F型アンテナを用いている。逆F型アンテナはGND面35(アンテナ基板34)に対して、垂直方向の偏波を持ち、最大放射方向は偏波に対して直交する面となる。
【0040】
図4に、図2に示すアンテナ装置がアンテナ基板34とXY面との角度θが0度で、角度φが45度である場合の各アンテナ素子の偏波の放射パターンを示す。この場合、図4に示すように、第1アンテナ素子31の放射パターン41、第2アンテナ素子32の放射パターン42は、ZX面に水平に広がる放射パターンとなる。また、第3アンテナ素子33の放射パターン43は、XY面、すなわちアンテナ基板34に対して垂直方向の偏波、垂直偏波となる。また偏波の最大放射方向はXY面に拡がるパターンとなる。
【0041】
図4のような場合は、各アンテナ素子の偏波の最大放射方向はAP52の方向にはないので、受信信号レベルは低く、AP52とステーション端末53の無線通信はうまく行えないものとなる。
【0042】
図5に、図3において、GND面35とXY面との角度θが45度、かつ、ZX面に対する傾きφが45度である場合の各アンテナ素子の偏波の放射パターンを示す。
【0043】
図5に示すように、第1アンテナ素子の放射パターン54は、図4の放射パターン41をZX平面に対して45度傾けたパターンとなる。また、第2アンテナ素子の放射パターン55は、図4の放射パターン42をZX平面に対して、−45度傾けたパターンとなる。さらに、第3アンテナ素子の放射パターン56は、アンテナ基板34に対して水平なパターン、すなわち、図4の放射パターン43をXY平面に対して45度傾けたパターンとなる。
【0044】
このように、ZX面に対する傾きφだけでなく、XY面に対する傾きθを45度とすると、第1アンテナ素子31の最大放射方向はAP52の方向に合致することから、受信信号レベルが高くなり、通信距離が長くなる効果がある。
【0045】
本実施の形態のアンテナ装置によれば、AP52とアンテナ装置を備えた機器53が対角線に配置されている場合に、ZX面に対する傾きφと、XY面に対する傾きθを45度とすると、通信エリアが広くなる効果がある。
【0046】
(実施の形態2)
図6は2階建て一般家屋(模式図)における、本実施の形態のアンテナ装置の他の設置例を示した図である。図6において、図3と同じ構成要素に対しては、同符号を付与し、説明を省略する。図6の設置例は、ステーション端末53の配置がAP52の真上となる場合である。
【0047】
図7に第1アンテナ素子31、第2アンテナ素子32において、GND面35とXY面との角度θが0度、かつ、ZX面に対する傾きφが45度である場合の各アンテナ素子の偏波の放射パターンを示す。図7に示すように、第1アンテナ素子31の放射パターン71、第2アンテナ素子32の放射パターン72は、ZX面に水平に広がる放射パターンとなる。また、第3アンテナ素子33の放射パターン73は、XY面、すなわちGND面35に対して垂直方向の偏波、垂直偏波となる。また偏波の最大放射方向はXY面に拡がるパターンとなる。
【0048】
図7に示すように、第1アンテナ素子31の偏波パターン71、第2アンテナ素子32の偏波パターン72は、AP52の方向に合致することから、制御部37は、受信状態検出部36の検出結果より、第1アンテナ素子31、第2アンテナ素子32のうち、受信状態が良い方を選択するよう、切替回路38を制御する。切替回路38は制御部37の制御に従って、アンテナ素子を選択する。
【0049】
図8に、第1アンテナ素子31、第2アンテナ素子32のGND面35とXY面との角度θ、ZX面に対する傾きφを共に45度にした場合の各アンテナ素子の偏波パターンを示す。
【0050】
図8に示すように、第1アンテナ素子31の偏波パターン81、第2アンテナ素子32の偏波パターン82、第3アンテナ素子33の偏波パターン83は、全てAP52の方向に合致することから、制御部37は、受信状態検出部36の検出結果より、第1アンテナ素子31、第2アンテナ素子32、第3アンテナ素子33のうち、受信状態が良い方を選択するよう、切替回路38を制御する。切替回路38は制御部37の制御に従って、アンテナ素子を選択する。
【0051】
家電製品や窓のサッシなど金属反射物が多数存在する一般家屋、航空機や列車など金属で囲まれた環境では、垂直偏波で送信された電波が反射や回折により、水平偏波や斜め向きの偏波などに変動する場合がある。この場合、図8に示すように、ZX面に対する傾きφを45度、XY面に対する傾きθを45度とすると、第1アンテナ素子31、第2アンテナ素子32、第3アンテナ素子33のいずれのアンテナでも垂直、水平偏波の双方を受信しやすい構成となる。そのため、反射や回折により、偏波が垂直、または、水平のいずれの偏波に変動した場合でも受信しやすくなる。
【0052】
本実施の形態におけるアンテナ装置によれば、偏波が反射や回折により変動する環境に対応し、2階建て以上の建物における通信エリアを拡大する偏波ダイバーシチアンテナを構成できる。
【0053】
なお、実施の形態1、実施の形態2において、傾きφ、傾きφを共に45度に設定したが、45度近傍の傾きに設定しても同様の効果が得られる。
【産業上の利用可能性】
【0054】
本発明にかかるアンテナ構成方法は、無線通信における通信性能の向上技術として有用である。
【符号の説明】
【0055】
31 第1アンテナ素子
32 第2アンテナ素子
33 第3アンテナ素子
34 アンテナ基板
35 GND
36 受信状態検出部
37 制御部
38 アンテナ切替回路

【特許請求の範囲】
【請求項1】
基板上に互いに直交するX軸、Y軸、Z軸方向に各々配置された3つのアンテナと、
前記3つのアンテナの受信状態を検出する受信状態検出部と、
前記受信状態検出部により検出された各アンテナの受信状態のうち、最も受信状態の良いアンテナを受信アンテナとして選択する制御部と、
前記制御部が選択したアンテナへ信号経路を選択して切り替える切替回路とを備え、
前記3つのアンテナは、それぞれ前記基板に対して所定の角度を傾けて設置するアンテナ装置。
【請求項2】
前記X軸方向に配置されたアンテナと、前記Y軸方向に配置されたアンテナは、XY平面に対して約45度傾けて設置する請求項1記載のアンテナ装置。
【請求項3】
前記Z軸方向に配置されたアンテナは、ZX面に対して約45度傾けて設置する請求項1記載のアンテナ装置。
【請求項4】
前記X軸方向に配置されたアンテナと、前記Y軸方向に配置されたアンテナは、XY平面に対して約45度傾けて設置し、前記Z軸方向に配置されたアンテナは、ZX面に対して約45度傾けて設置する請求項1記載のアンテナ装置。
【請求項5】
前記受信状態検出部で検出するアンテナの受信状態は受信信号強度である請求項1ないし請求項4記載のアンテナ装置。
【請求項6】
前記受信状態検出部で検出するアンテナの受信状態はパケット誤り率である請求項1ないし請求項4記載のアンテナ装置。
【請求項7】
前記受信状態検出部で検出するアンテナの受信状態は物理レートである請求項1ないし請求項4記載のアンテナ装置。
【請求項8】
前記受信状態検出部で検出するアンテナの受信状態はパケットロスである請求項1ないし請求項4記載のアンテナ装置。
【請求項9】
前記受信状態検出部で検出するアンテナの受信状態は受信信号強度、パケット誤り率、物理レート、パケットロスのいずれかの組み合わせである請求項1ないし請求項4記載のアンテナ装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【公開番号】特開2011−135425(P2011−135425A)
【公開日】平成23年7月7日(2011.7.7)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−294156(P2009−294156)
【出願日】平成21年12月25日(2009.12.25)
【出願人】(000005821)パナソニック株式会社 (73,050)
【Fターム(参考)】