説明

アーク溶解炉およびアーク鋳造装置

【課題】再注湯可能で、浮き滓が鋳型に流れ込むのを防止することができるアーク溶解炉およびアーク鋳造装置を提供する。
【解決手段】炉本体21が、内部に溶湯1aを溜めるよう部分球面状に形成された凹状の溶湯溜部24を有し、溶湯溜部24の最深部からずれた位置に外部に連通する注湯孔25を有している。炉本体21は、常態位置から、溶湯溜部24の内部の溶湯1aを注湯孔25から排出可能な注湯位置まで傾斜可能に構成されている。第1放電手段22が、炉本体21が常態位置のとき、溶湯溜部24の内部に収納された材料1を溶解可能にアーク放電するよう設けられている。第2放電手段23が、炉本体21が注湯位置のとき、少なくとも注湯孔25の近傍の材料1を溶解可能に、注湯孔25に向かってアーク放電するよう注湯孔25の上方に設けられている。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、アーク溶解炉およびアーク鋳造装置に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、高純度金属などの材料をアーク放電により溶解するアーク溶解炉として、溶解後鋳造するとき、炉本体を傾斜させて溶湯溜部の上縁部から溶湯を鋳型に注湯する傾角炉床機構(例えば、特許文献1参照)がある。しかし、傾角炉床機構では、鋳型に浮き滓が流れ込むという問題があった。
【0003】
このような鋳型に浮き滓が流れ込む問題を解決するために、スライド炉床機構や、アーク溶解炉の炉本体の底部から注湯するボトム注湯機構が提案されている。ボトム注湯機構として、炉床を稲妻形状の分割線に沿って2等分し、一方を分割線に沿って移動させることにより、その隙間から注湯するものがある(例えば、特許文献2参照)。
【0004】
【特許文献1】特開2003−290909号公報
【特許文献2】特開2002−372378号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、スライド炉床機構は、ボトム注湯を繰り返して行うことができないという課題があった。また、特許文献2に記載のボトム注湯機構によるアーク溶解炉でも、注湯後、分割された炉床の隙間に溶湯が残留するため、残留した溶湯が固まって炉床の動きを制限したり隙間を塞いだりして、再注湯できなくなるという課題があった。
【0006】
本発明は、このような課題に着目してなされたもので、繰り返しボトム注湯可能で、浮き滓が鋳型に流れ込むのを防止することができるアーク溶解炉およびアーク鋳造装置を提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記目的を達成するために、本発明に係るアーク溶解炉は、高純度金属などの材料をアーク放電により溶解して溶湯を得るのに使用されるアーク溶解炉であって、炉本体と第1放電手段と第2放電手段とを有し、前記炉本体は内部に前記溶湯を溜めるよう凹状に形成された溶湯溜部を有し、前記溶湯溜部の最深部からずれた位置に外部に連通する注湯孔を有し、常態位置から前記溶湯溜部の内部の前記溶湯を前記注湯孔から排出可能な注湯位置まで傾斜可能に構成されており、前記第1放電手段は前記炉本体が前記常態位置のとき、前記溶湯溜部の内部に収納された前記材料を溶解可能にアーク放電するよう設けられ、前記第2放電手段は前記炉本体が前記注湯位置のとき、少なくとも前記注湯孔の近傍の前記材料を溶解可能に、前記注湯孔に向かってアーク放電するよう前記注湯孔の上方に設けられていることを、特徴とする。
【0008】
本発明に係るアーク溶解炉は、主に鋳造に使用される高純度金属などの溶湯を得るために、以下のようにして使用される。まず、常態位置の炉本体の溶湯溜部に、高純度金属などの材料を入れ、第1放電手段からアーク放電してその材料を溶解する。材料を溶解後、炉本体を注湯位置まで傾斜させ、注湯孔から溶湯を排出し、下方に配置された鋳型に流し込む。このとき、溶湯の下方から排出するため、溶湯の表面の浮き滓が鋳型に流れ込むのを防止することができる。また、第2放電手段からアーク放電して、注湯孔の近傍の溶湯を加熱することにより、注湯時に材料を完全に溶解することができ、浮き滓を防ぐとともに生産効率を高めることができる。また、成分が均一に整った品質の良い溶湯を得ることができる。
【0009】
注湯後、注湯孔の上方の第2放電手段から注湯孔に向かってアーク放電することにより、アーク炎のガス流を伴う圧力で、注湯孔の内部に残留していた溶湯を排出することができる。これにより、注湯孔を常にきれいに保つことができるため、繰り返しボトム注湯を行うことができる。このため、本発明に係るアーク溶解炉は、1回での溶解量が少ない高純度金属等に対して使用されると特に効果的であり、品質の良い高純度金属等の溶湯を繰り返し得ることができる。
【0010】
本発明に係るアーク溶解炉で、前記炉本体は前記溶湯溜部の内面が曲面状に形成されており、前記第2放電手段は前記炉本体が前記常態位置のとき、少なくとも前記注湯孔の近傍の前記材料を溶解可能に、前記注湯孔に向かってアーク放電するよう設けられていることが好ましい。この場合、炉本体を傾斜させるとき、溶湯溜部の内部の溶湯を、溶湯溜部の曲面状の内面に沿って滑らかに移動させることができる。また、常態位置で、第2放電手段から注湯孔に向かってアーク放電することにより、残留した溶湯が注湯孔の内部で固まっている場合にも、それを溶解して排出することができ、注湯孔をよりきれいに保つことができる。
【0011】
本発明に係るアーク溶解炉で、前記炉本体は前記溶湯溜部の内面が部分球面状に形成されており、前記常態位置のときの前記溶湯溜部の最深部と前記注湯孔とを結ぶ円弧を含む円の中心を通り、前記円を含む面に対して垂直な軸を中心として回転して傾斜するよう構成されていることが好ましい。また、この場合、前記炉本体は、前記溶湯の持つ慣性を利用して前記溶湯の位置を動かすことなく、前記常態位置と前記注湯位置との間を瞬時に移動可能に設けられていることが好ましい。この場合、炉本体の外部から視たとき、炉本体を傾斜させても、溶湯溜部の内部の溶湯の位置は、溶湯の慣性と表面張力のため変化しない。このため、溶湯が暴れたり飛び散ったりせず、安全性が高く、生産効率を高めることができる。
【0012】
本発明に係るアーク鋳造装置は、本発明に係るアーク溶解炉と繰り返しボトム注湯手段とを有し、前記繰り返しボトム注湯手段は複数の鋳型を有し、前記アーク溶解炉の前記炉本体が前記注湯位置のとき前記注湯孔から排出される前記溶湯を各鋳型に順番に注入可能、かつ、最後の鋳型に前記溶湯を注入後、再び最初の鋳型から順番に注入可能に、各鋳型を断続的に移動させるよう設けられ、前記溶湯が再度注入される前に各鋳型から鋳物を取り出すよう構成されていることを、特徴とする。
【0013】
本発明に係るアーク鋳造装置は、本発明に係るアーク溶解炉により各鋳型の動きに合わせて繰り返しボトム注湯することにより、各鋳型から連続的に鋳物を得ることができる。また、成分が均一に整った品質の良い鋳物を、連続的かつ大量に得ることができる。1回での溶解量が少ない高純度金属を、本発明に係るアーク溶解炉により繰り返し溶解することにより、品質の良い高純度金属材料の鋳物を連続的かつ大量に得ることができる。
【発明の効果】
【0014】
本発明によれば、再注湯可能で、浮き滓が鋳型に流れ込むのを防止することができるアーク溶解炉およびアーク鋳造装置を提供することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0015】
以下、図面に基づき本発明の実施の形態について説明する。
図1乃至図3は、本発明の実施の形態のアーク溶解炉およびアーク鋳造装置を示している。
図1に示すように、アーク鋳造装置10は、アーク溶解炉11と繰り返しボトム注湯手段12とを有している。
【0016】
図1に示すように、アーク溶解炉11は、高純度金属などの材料1をアーク放電により溶解して溶湯1aを得るのに使用され、炉本体21と第1放電手段22と第2放電手段23とを有している。図2に示すように、炉本体21は、銅製で、所定の厚みを有する矩形板状を成している。炉本体21は、上面21aおよび下面21bが水平を成すよう配置されている。炉本体21は、下面21bの長さ方向に沿った中心線付近から、長さ方向に沿った一方の側面21cにかけて傾斜面21dが形成されている。
【0017】
炉本体21は、上面21aの中央部に、部分球面状に加工された凹状の溶湯溜部24を有している。溶湯溜部24は、内部に溶湯1aを溜めるようになっている。炉本体21は、溶湯溜部24の最深部から、長さ方向に沿った一方の側面21cの側にずれた位置に注湯孔25を有している。注湯孔25は、溶湯溜部24の内部と外部とを連通するよう、溶湯溜部24から傾斜面21dまで厚みを貫通して設けられている。また、炉本体21は、両端面に、凹状に形成された1対の支持用穴26を有している。
【0018】
炉本体21は、溶湯溜部24の最深部と注湯孔25とを結ぶ円弧を含む円の中心を通り、その円を含む面に対して垂直な軸を中心として回転して傾斜するよう構成されている。炉本体21は、支持部材(図示せず)により各支持用穴26で支持された状態で傾斜可能になっている。炉本体21は、傾斜していない図1(a)の常態位置から、注湯孔25の位置が最深部となる図1(b)の注湯位置まで傾斜するようになっている。炉本体21は、溶湯1aの持つ慣性を利用して溶湯1aの位置を動かすことなく、常態位置と注湯位置との間を瞬時に移動可能になっている。炉本体21は、注湯位置のとき、注湯孔25が鉛直下方に向かって伸びるよう形成されている。これにより、炉本体21は、注湯位置のとき、溶湯溜部24の内部の溶湯1aを、注湯孔25から排出可能になっている。
【0019】
図1に示すように、第1放電手段22は、細長い電極から成り、炉本体21が常態位置のとき溶湯溜部24の最深部に向かって伸びるよう、炉本体21の上方に配置されている。第1放電手段22は、炉本体21との間でアーク放電してアークを発生可能に構成されている。これにより、第1放電手段22は、炉本体21が常態位置のとき、溶湯溜部24の内部に収納された高純度金属などの材料1を溶解可能になっている。
【0020】
図1に示すように、第2放電手段23は、細長い電極から成り、炉本体21が注湯位置のとき注湯孔25に向かって伸びるよう、注湯孔25の上方に配置されている。第2放電手段23は、炉本体21との間でアーク放電してアークを発生可能に構成されている。これにより、第2放電手段23は、炉本体21が注湯位置のとき、注湯孔25に向かってアーク放電するようになっている。また、第2放電手段23は、炉本体21が注湯位置のとき、少なくとも注湯孔25の近傍の高純度金属などの材料1を溶解可能になっている。
【0021】
図1に示すように、繰り返しボトム注湯手段12は、所定の厚みを有する円盤形状を成し、上面12aおよび下面が水平を成すよう配置されている。繰り返しボトム注湯手段12は、上面12aの中心軸を中心として回転可能に設けられている。図3に示すように、繰り返しボトム注湯手段12は、中心軸を中心とした同心円状に、等角度間隔で設けられた複数の鋳型31を有している。各鋳型31は、上面12aに溶湯1aの注入口32を有し、下面に開閉可能な取出口(図示せず)を有している。図3に示す具体的な一例では、繰り返しボトム注湯手段12は、鋳型31を24個有している。
【0022】
図1に示すように、繰り返しボトム注湯手段12は、炉本体21の下方に配置され、炉本体21が注湯位置のとき、注湯孔25から排出される溶湯1aが、注入口32からいずれか一つの鋳型31に注入されるよう配置されている。繰り返しボトム注湯手段12は、断続的に回転可能に設けられ、同じ注湯孔25の位置で、各鋳型31に順番に注入可能、かつ、最後の鋳型31に溶湯1aを注入後、再び最初の鋳型31から順番に注入可能になっている。また、繰り返しボトム注湯手段12は、断続的な回転を、アーク溶解炉11による再注湯に同期させるよう構成されている。各鋳型31は、溶湯1aの注入時には取出口を閉じ、溶湯1aが再度注入される前に、取出口を開けて鋳物1bを取り出すよう構成されている。各鋳型31は、注入口32からノックピンを挿入して、鋳物1bを取出口から押し出すようになっている。
【0023】
次に、作用について説明する。
アーク鋳造装置10は、以下のようにして使用される。まず、常態位置の炉本体21の溶湯溜部24に、高純度金属などの材料1を入れ、第1放電手段22からアーク放電してその材料1を溶解する。炉本体21を注湯位置まで瞬時に傾斜させて注湯孔25を溶湯1aの下部に位置させ、注湯孔25から溶湯1aを排出し、下方に配置された繰り返しボトム注湯手段12の鋳型31に流し込む。一つの鋳型31に流し込んだ後、炉本体21を瞬時に常態位置に戻して再び材料1を溶解し、熔解後、炉本体21を注湯位置まで傾斜させて注湯孔25から溶湯1aを排出する。この間に、繰り返しボトム注湯手段12を回転させて、次の鋳型31を注湯孔25の下方に移動させておき、その鋳型31に溶湯1aを流し込む。このように、アーク溶解炉11により各鋳型31の動きに合わせて繰り返しボトム注湯することにより、各鋳型31から連続的に鋳物1bを得ることができる。
【0024】
アーク溶解炉11は、溶湯1aの下方から排出するため、溶湯1aの表面の浮き滓が鋳型31に流れ込むのを防止することができる。また、第2放電手段23からアーク放電して、注湯孔25の近傍の溶湯1aを加熱することにより、注湯時に材料1を完全に溶解することができ、浮き滓を防ぐとともに生産効率を高めることができる。また、成分が均一に整った品質の良い溶湯1aを得ることができる。このため、アーク鋳造装置10は、成分が均一に整った品質の良い鋳物1bを、連続的かつ大量に得ることができる。
【0025】
アーク溶解炉11は、注湯後、注湯孔25の上方の第2放電手段23から注湯孔25に向かってアーク放電することにより、アーク炎のガス流を伴う圧力で、注湯孔25の内部に残留していた溶湯1aを排出することができる。これにより、注湯孔25を常にきれいに保つことができるため、繰り返しボトム注湯を行うことができる。実際に、図2に示すアーク溶解炉11を用いて4回に分けて金属ガラスの分鋳を行った結果、分鋳後も注湯孔25はきれいな状態を維持していることが確認された。
【0026】
このため、アーク溶解炉11は、1回での溶解量が少ない高純度金属等に対して使用されると特に効果的であり、品質の良い高純度金属等の溶湯1aを繰り返し得ることができる。また、これにより、アーク鋳造装置10は、品質の良い高純度金属材料1の鋳物1bを連続的かつ大量に得ることができる。
【0027】
アーク溶解炉11は、炉本体21の外部から視たとき、炉本体21を傾斜させても、溶湯1aが有する表面張力および慣性力により、溶湯溜部24の内部の溶湯1aの位置は変化しない。このため、アーク鋳造装置10は、溶湯1aが暴れたり飛び散ったりせず、安全性が高く、生産効率を高めることができる。
【0028】
なお、アーク溶解炉11で、第2放電手段23は炉本体21が常態位置のとき、少なくとも注湯孔25の近傍の材料1を溶解可能に、注湯孔25に向かってアーク放電するよう設けられていてもよい。この場合、常態位置で、第2放電手段23から注湯孔25に向かってアーク放電することにより、残留した溶湯1aが注湯孔25の内部で固まっていても、それを溶解して排出することができ、注湯孔25をよりきれいに保つことができる。
【図面の簡単な説明】
【0029】
【図1】本発明の実施の形態のアーク溶解炉およびアーク鋳造装置を示す(a)炉本体が常態位置のときの縦断面図、(b)炉本体が注湯位置のときの縦断面図および斜視図である。
【図2】図1に示すアーク溶解炉の(a)平面図、(b)A−A線断面図である。
【図3】図1に示すアーク鋳造装置の繰り返しボトム注湯手段の平面図である。
【符号の説明】
【0030】
1 材料
1a 溶湯
1b 鋳物
10 アーク鋳造装置
11 アーク溶解炉
12 繰り返しボトム注湯手段
21 炉本体
22 第1放電手段
23 第2放電手段
24 溶湯溜部
25 注湯孔
26 支持用穴
31 鋳型
32 注入口


【特許請求の範囲】
【請求項1】
高純度金属などの材料をアーク放電により溶解して溶湯を得るのに使用されるアーク溶解炉であって、
炉本体と第1放電手段と第2放電手段とを有し、
前記炉本体は内部に前記溶湯を溜めるよう凹状に形成された溶湯溜部を有し、前記溶湯溜部の最深部からずれた位置に外部に連通する注湯孔を有し、常態位置から前記溶湯溜部の内部の前記溶湯を前記注湯孔から排出可能な注湯位置まで傾斜可能に構成されており、
前記第1放電手段は前記炉本体が前記常態位置のとき、前記溶湯溜部の内部に収納された前記材料を溶解可能にアーク放電するよう設けられ、
前記第2放電手段は前記炉本体が前記注湯位置のとき、少なくとも前記注湯孔の近傍の前記材料を溶解可能に、前記注湯孔に向かってアーク放電するよう前記注湯孔の上方に設けられていることを、
特徴とするアーク溶解炉。
【請求項2】
前記炉本体は前記溶湯溜部の内面が曲面状に形成されており、
前記第2放電手段は前記炉本体が前記常態位置のとき、少なくとも前記注湯孔の近傍の前記材料を溶解可能に、前記注湯孔に向かってアーク放電するよう設けられていることを、
特徴とする請求項1記載のアーク溶解炉。
【請求項3】
前記炉本体は前記溶湯溜部の内面が部分球面状に形成されており、前記常態位置のときの前記溶湯溜部の最深部と前記注湯孔とを結ぶ円弧を含む円の中心を通り、前記円を含む面に対して垂直な軸を中心として回転して傾斜するよう構成されていることを、特徴とする請求項1または2記載のアーク溶解炉。
【請求項4】
前記炉本体は、前記溶湯の持つ慣性を利用して前記溶湯の位置を動かすことなく、前記常態位置と前記注湯位置との間を瞬時に移動可能に設けられていることを、特徴とする請求項3記載のアーク溶解炉。
【請求項5】
請求項1、2、3または4記載のアーク溶解炉と繰り返しボトム注湯手段とを有し、
前記繰り返しボトム注湯手段は複数の鋳型を有し、前記アーク溶解炉の前記炉本体が前記注湯位置のとき前記注湯孔から排出される前記溶湯を各鋳型に順番に注入可能、かつ、最後の鋳型に前記溶湯を注入後、再び最初の鋳型から順番に注入可能に、各鋳型を断続的に移動させるよう設けられ、前記溶湯が再度注入される前に各鋳型から鋳物を取り出すよう構成されていることを、
特徴とするアーク鋳造装置。



【図2】
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【図3】
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【図1】
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【公開番号】特開2010−112573(P2010−112573A)
【公開日】平成22年5月20日(2010.5.20)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−283129(P2008−283129)
【出願日】平成20年11月4日(2008.11.4)
【出願人】(504157024)国立大学法人東北大学 (2,297)
【Fターム(参考)】