説明

インストルメントパネルへのメーター装置取付構造

【課題】 メーター装置と収容凹部の周縁部との間の隙間を小さくした状態で、両者を損傷することなく容易にしかも迅速に取付作業を行う。
【解決手段】 メーター装置5の上部における車幅方向中程に回転軸13を設ける。収容凹部3の上縁部における車幅方向中程に軸受25を設ける。メーター装置5の上部を収容凹部3に向けた水平乃至傾斜姿勢で回転軸13を軸受25に上方から係合させ、この係合状態からメーター装置5を回転軸13回りに下方に回転させることで収容凹部3に収容して取り付ける。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、インストルメントパネルへのメーター装置取付構造の改良に関するものである。
【背景技術】
【0002】
特許文献1には、インストルメントパネルの収容凹部の両側縁部に支持部材を突設し、上記収容凹部にメーター装置を収容して上記支持部材にネジ止めすることにより、メーター装置を収容凹部に取り付けるようにした取付構造が開示されている。
【特許文献1】特開平8−99563号公報(第2,3頁、図1,4)
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
しかし、上記の特許文献1では、メーター装置を作業者が手で持って収容凹部に挿入するため、手が収容凹部の周縁部に当たって作業し辛い。さりとて、手が当たらないように収容凹部を大きくすると、メーター装置の周りに大きな隙間ができてメーター装置の位置決めが難しく、取付作業効率が低下する。また、メーター装置が収容凹部の周縁部に強く当たったり擦ったりして両者が損傷するおそれもある。
【0004】
この発明はかかる点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、メーター装置と収容凹部の周縁部との間の隙間を小さくした状態で、両者を損傷することなく容易にしかも迅速に取付作業を行えるようにしたことである。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記の目的を達成するため、この発明は、メーター装置の一部を収容凹部の縁部に係合させてメーター装置の大半を収容凹部の外側に出した状態でメーター装置を収容凹部に対して位置決めするようにしたことを特徴とする。
【0006】
具体的には、この発明は、インストルメントパネルの収容凹部にメーター装置を収容して取り付ける取付構造を対象とし、次のような解決手段を講じた。
【0007】
すなわち、請求項1に記載の発明は、上記メーター装置の上部における車幅方向中程及び収容凹部の上縁部における車幅方向中程の一方に回転軸が設けられているとともに、他方に軸受が設けられ、上記回転軸及び軸受は、上記メーター装置をその上部を上記収容凹部に向けた水平乃至傾斜姿勢で上記回転軸と軸受とを上方から係合させた状態から回転軸回りに下方に回転させることで上記収容凹部に収容されて取り付けられるように構成されていることを特徴とする。
【0008】
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、回転軸近傍及び軸受近傍には当接部がそれぞれ設けられ、これら当接部は、上記回転軸と軸受との係合状態で互いに当接してメーター装置の車幅方向への移動を規制するようになっていることを特徴とする。
【0009】
請求項3に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、メーター装置の上部両端寄り又は収容凹部の上縁部両端寄りには、上記メーター装置を回転軸回りの回動初期段階で上記収容凹部に案内する案内リブが突設されていることを特徴とする。
【0010】
請求項4に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、回転軸近傍及び軸受近傍には、メーター装置を収容凹部に収容した状態で互いに重なる縦壁が設けられ、これら縦壁は固定手段で固定されるようになっていることを特徴とする。
【0011】
請求項5に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、回転軸及び軸受は同軸線上に複数設けられ、上記軸受は、車幅方向の断面視において上方が開口し上記回転軸を挿入して係合支持する円形空間の係合凹部を備え、この係合凹部の内径は上記上方開口部の開口幅よりも長く設定され、上記回転軸は、メーター装置が水平乃至傾斜姿勢にある時、上記係合凹部の上方開口部から該回転軸が係合凹部に挿入可能となるようにその短辺の長さが上記上方開口部の開口幅よりも短く設定され、かつ長辺の長さが上記上方開口部の開口幅よりも長く設定されているとともに上記係合凹部の内径よりも僅かに短く設定された断面略長方形乃至楕円形に形成されていることを特徴とする。
【発明の効果】
【0012】
請求項1に係る発明によれば、メーター装置の上部中程及び収容凹部の上縁部中程の一方に設けられた回転軸と、他方に設けられた軸受とを上方から係合させる。この際、上記メーター装置は上部を収容凹部に向けた水平乃至傾斜姿勢になっているため、その大半が収容凹部の外側に出ており、よって、作業者の手は収容凹部の周縁部に当たらず、作業者は収容凹部の周縁部に邪魔されることなくメータ装置を回転軸回りに下方に回転させて容易かつ迅速に収容凹部に収容して取り付けることができる。また、上述の如く回転軸と軸受との係合によりメーター装置を収容凹部に位置決めできるので、メーター装置と収容凹部の周縁部との間の隙間を小さくしても、両者は強く当たったり擦ったりせず、損傷を防止することができる。
【0013】
請求項2に係る発明によれば、回転軸近傍及び軸受近傍の各々の当接部が互いに当接することにより、メーター装置の水平方向への移動を規制しているので、メーター装置を回転軸回りに回動させる初期段階においてメーター装置の左右方向のブレをなくし、メーター装置や収容凹部の周縁部の損傷を確実に防止することができるとともに、メーター装置の取付作業効率を高めることができる。
【0014】
請求項3に係る発明によれば、メーター装置の上部両端寄り又は収容凹部の上縁部両端寄りの案内リブにより、メーター装置を回転軸回りに回動させる初期段階で収容凹部に案内するようにしているので、メーター装置の上下方向のブレをなくし、メーター装置や収容凹部の周縁部の損傷を確実に防止することができるとともに、メーター装置の取付作業効率を高めることができる。
【0015】
請求項4に係る発明によれば、回転軸近傍及び軸受近傍の各々の縦壁を互いに重ねて固定手段で固定するようにしているので、メーター装置をバランス良く固定でき、固定箇所を減らすことができる。
【0016】
請求項5に係る発明によれば、メーター装置を水平乃至傾斜姿勢にした状態で、回転軸を短辺側から軸受の上方開口部を経て係合凹部に上方から挿入した後、メーター装置を回転軸回りに下方に回転させて収容凹部に収容すると、上記上方開口部の開口幅よりも長い回転軸の長辺側が上方開口部に向くので、インストルメントパネルが傾いてもメーター装置を収容凹部から脱落することなく確実に収容することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0017】
以下、この発明の実施の形態について図面に基づいて説明する。
【0018】
図1及び図2はこの発明の実施の形態に係る取付構造を示す。図1及び図2において、1は自動車の樹脂製インストルメントパネルであり、このインストルメントパネル1は車室内側から見て左側に収容凹部3が形成され、この収容凹部3に樹脂製のメーター装置5を収容して取り付けるようになっている。また、上記収容凹部3の下側にはステアリング装置取付用の開口部7が連続して形成されている。
【0019】
上記メーター装置5の上部中程には、図3に示すように、一対のブラケット9が一体に突設され、これらブラケット9間にはネジ挿通孔11aを有する縦壁11が一体に橋絡されている。また、上記両ブラケット9上端には回転軸13が同軸線上に位置するように外側方にそれぞれ一体に突設され、これら回転軸13近傍には当接部15がそれぞれ一体に突設されている。さらに、上記メーター装置5の上部両端寄りには案内リブ17が背面側に向かってそれぞれ一体に突設されている(図1、図8及び図9参照)。また、上記メーター装置5の下部両端寄りには、下端にタッピングホール19aを有する脚部19がそれぞれ一体に突設されているとともに、下部中央には位置決め孔21aを有する位置決め片21が一体に突設されている。
【0020】
一方、上記収容凹部3の上縁部中程には、図4に示すように、軸受形成用のベース部23が車室内側に向かって一体に突設され、このベース部23先端面には、軸受25が上記両回転軸13を回転自在に支持するように車幅方向に間隔をあけて2つ一体に形成されている。上記軸受25近傍であるベース部23先端面の両軸受25間には、ネジ挿通孔27aが形成され、このネジ挿通孔27a周りのベース部23先端面を、上記メーター装置5を収容凹部3に収容した状態で両回転軸13間の縦壁11と互いに重なる縦壁27としている。上記軸受25は、図7にも示すように、上方が開口しこの上方開口部29から上記回転軸13を挿入して係合支持する円形空間の係合凹部31を備え、この係合凹部31の内径は、上記上方開口部29の開口幅よりも長く設定されている。一方、上記回転軸13は、短辺の長さが上記上方開口部29の開口幅よりも短く設定され、かつ長辺の長さが上記上方開口部29の開口幅よりも長く設定されているとともに、上記係合凹部31の内径よりも僅かに短く設定された断面略長方形乃至楕円形に形成されている。また、上記両軸受25近傍には、フランジ状の当接部33が上記回転軸13を軸受25で支持した状態で上記回転軸13側の当接部15と互いに当接するようにそれぞれ一体に形成されている。
【0021】
上記収容凹部3の上縁部のベース部23両側には、複数の掛止孔35が形成され、これら掛止孔35にはメーターフード37下端に突設された複数の掛止爪39が挿入掛止することで、メーターフード37で収容凹部3(メーター装置5)を上方から覆うようになっている。また、上記収容凹部3とその下方の開口部7との間には、水平方向に延びる支持板41が一体に形成され、この支持板41は水平面部43と鉛直面部45とからなり、上記水平面部43には、ネジ挿入孔43aがメーター装置5の両脚部19のタッピングホール19aに対応するようにそれぞれ形成されているとともに、上記鉛直面部45には、位置決めピン47がメーター装置5の位置決め片21の位置決め孔21aに対応するように一体に突設されている。
【0022】
そして、インストルメントパネルの収容凹部3にメーター装置5を取り付けるには、まず、図5に示すように、作業者がメーター装置5を手で持ってメーター装置5の上部を収容凹部3に向けた水平乃至傾斜姿勢にする。この姿勢で、図7仮想線で示すように、回転軸13は、短辺に沿った方向が大略上下方向(つまり、水平方向ではない方向)となる状態で、短辺の下方側を軸受25の上方開口部29に向けて係合凹部31に挿入可能になっているので、回転軸13を軸受25の係合凹部31に上方から挿入して係合させる。このように、メーター装置5は上部を収容凹部3に向けた水平乃至傾斜姿勢になっているので、その大半が収容凹部3の外側に出ていて、作業者の手は収容凹部3の周縁部に当たらず、作業者は収容凹部3の周縁部に邪魔されることなくその後にメーター装置5を回転軸13回りに下方に回転させて容易かつ迅速に収容凹部3に収容して取り付けることができる。また、回転軸13と軸受25との係合によりメーター装置5を収容凹部3に位置決めできるので、メーター装置5と収容凹部3の周縁部との間の隙間を小さくしても、両者は強く当たったり擦ったりせず、損傷を防止することができる。また、メーター装置5の上部における車幅方向中程及び収容凹部3の上縁部における車幅方向中程に、それぞれ回転軸13及び軸受25の係合凹部31が設けられているため、一般に収容凹部3の車幅方向中程は、該収容凹部3の内、最も上方側に位置する部位であり、収容凹部3やメーター装置5の通常の外観に適応できる。また、このとき、軸受25は、車室内側に突出することで補強構造をなすベース部23に形成されているため、位置決めの精度がより向上されることになる。また、この状態で、回転軸13近傍の当接部15と軸受25近傍の当接部33とが互いに当接しており、メーター装置5の車幅方向への移動を規制している。したがって、その後に行われるメーター装置5を回転軸13回りに回動させる初期段階においてメーター装置5の左右方向のブレをなくし、メーター装置5や収容凹部3の周縁部の損傷を確実に防止することができるとともに、メーター装置5の取付作業効率を高めることができる。
【0023】
次いで、この係合状態から作業者がメーター装置5を下方に押し下げると、メーター装置5が回転軸13回りに下方に回転する。このメーター装置5を回転軸13回りに回動させる初期段階では、図8に示すように、メーター装置5側の案内リブ17が収容凹部3の上縁部に当接してメーター装置5が収容凹部3に案内されるので、その後にメーター装置5を回転軸13回りに回転させてもメーター装置5を上下方向にブレないようにすることができ、メーター装置5や収容凹部3の周縁部の損傷を確実に防止することができるとともに、メーター装置5の取付作業効率を高めることができる。図6及び図9に示すように、メーター装置5を回転軸13回りに下方に回転させて収容凹部3に収容すると、図7に実線で示すように、上方開口部29の開口幅よりも長い回転軸13の長辺側が上方開口部29に向くので、インストルメントパネル1が傾いてもメーター装置5を収容凹部3から脱落することなく確実に収容することができる。また、図6に示すように、収容凹部3側の支持板41の位置決めピン47がメーター装置5側の位置決め片21の位置決め孔21aに挿入され、メーター装置5が収容凹部3に位置決めされる。
【0024】
その後、クリップナット49(図4参照)が挿着されたベース部23側の縦壁27に、図6に示すように、固定手段としてのネジ51をメーター装置5側の縦壁11のネジ挿通孔11aを経て縦壁27のネジ挿通孔27aに挿通してクリップナット49のネジ孔49aに螺合させて両縦壁11,27を固定する。これにより、メーター装置5をバランス良く固定できるので、固定箇所を減らすことができる。さらに、ネジ53を支持板41下方からネジ挿入孔43aを経てメーター装置5の脚部19のタッピングホール19aに螺合させ、これにより、メーター装置5が収容凹部3に動かないように取り付けられる。
【0025】
しかる後、メーターフード37の掛止爪39を収容凹部3の上縁部の掛止孔35に挿入掛止させてメーターフード37を収容凹部3の上縁部に取り付け、メーターフード37で収容凹部3(メーター装置5)を上方から覆う。
【0026】
なお、回転軸13と軸受25との係合関係を図10の変形例のようにしてもよい。この変形例では、メーター装置5の上部中程に第1アーム55を突設し、この第1アーム55に回転軸13を突設している。一方、収容凹部3の上縁部中程に第2アーム57を突設し、この第2アーム57先端に軸受25を形成し、この軸受25に上記回転軸13を挿入する軸孔25aを形成する。また、第2アーム57先端に上記軸受25に対向して上下幅の短い規制片59を突設する。そして、メーター装置5を収容凹部3に取り付けるには、メーター装置5の上部を収容凹部3に向けた水平乃至傾斜姿勢で回転軸13を軸受25の軸孔25aに側方から挿入した後、メーター装置5を回転軸13回りに下方に回転させれば、第1アーム55が軸受25と規制片59との間に挟まれて離脱しないようになっている。
【0027】
また、上記の実施の形態では、メーター装置5の上部中程に回転軸13を設けるとともに、収容凹部3の上縁部中程に軸受25を設けたが、これとは逆に、メーター装置5の上部中程に軸受25を設けるとともに、収容凹部3の上縁部中程に回転軸13を設けてもよい。
【0028】
さらに、上記の実施の形態では、メーター装置5の上部両端寄りに案内リブ17を設けたが、収容凹部3の上縁部両端寄りに案内リブ17を設けてもよい。
【産業上の利用可能性】
【0029】
この発明は、インストルメントパネルにメーター装置を取り付ける取付構造として有用である。
【図面の簡単な説明】
【0030】
【図1】インストルメントパネルにメーター装置を取り付ける前の斜視図である。
【図2】インストルメントパネルにメーター装置を取り付けた斜視図である。
【図3】メーター装置の回転軸部分の拡大図である。
【図4】インストルメントパネルの軸受部分の拡大図である。
【図5】インストルメントパネルの軸受にメーター装置の回転軸を係合させた状態の図2におけるA−A線に相当する断面図である。
【図6】メーター装置を回転軸回りに回転させてインストルメントパネルの収容凹部に収容した状態の図2におけるA−A線に相当する断面図である。
【図7】回転軸を軸受に係合させる要領を説明する拡大図である。
【図8】インストルメントパネルの軸受にメーター装置の回転軸を係合させた状態からメーター装置を回転軸回りに回動させる初期段階の図2におけるB−B線に相当する断面図である。
【図9】メーター装置を回転軸回りに回転させてインストルメントパネルの収容凹部に収容した状態の図2におけるB−B線に相当する断面図である。
【図10】回転軸及び軸受の変形例を示す斜視図である。
【符号の説明】
【0031】
1 インストルメントパネル
3 収容凹部
5 メーター装置
13 回転軸
25 軸受
11,27 縦壁
15,33 当接部
17 案内リブ
29 上方開口部
31 係合凹部
51 ネジ(固定手段)

【特許請求の範囲】
【請求項1】
インストルメントパネルの収容凹部にメーター装置を収容して取り付ける取付構造であって、
上記メーター装置の上部における車幅方向中程及び収容凹部の上縁部における車幅方向中程の一方に回転軸が設けられているとともに、他方に軸受が設けられ、
上記回転軸及び軸受は、上記メーター装置をその上部を上記収容凹部に向けた水平乃至傾斜姿勢で上記回転軸と軸受とを上方から係合させた状態から回転軸回りに下方に回転させることで上記収容凹部に収容されて取り付けられるように構成されていることを特徴とするインストルメントパネルへのメーター装置取付構造。
【請求項2】
請求項1に記載のインストルメントパネルへのメーター装置取付構造において、
回転軸近傍及び軸受近傍には当接部がそれぞれ設けられ、
これら当接部は、上記回転軸と軸受との係合状態で互いに当接してメーター装置の車幅方向への移動を規制するようになっていることを特徴とするインストルメントパネルへのメーター装置取付構造。
【請求項3】
請求項1に記載のインストルメントパネルへのメーター装置取付構造において、
メーター装置の上部両端寄り又は収容凹部の上縁部両端寄りには、上記メーター装置を回転軸回りの回動初期段階で上記収容凹部に案内する案内リブが突設されていることを特徴とするインストルメントパネルへのメーター装置取付構造。
【請求項4】
請求項1に記載のインストルメントパネルへのメーター装置取付構造において、
回転軸近傍及び軸受近傍には、メーター装置を収容凹部に収容した状態で互いに重なる縦壁が設けられ、これら縦壁は固定手段で固定されるようになっていることを特徴とするインストルメントパネルへのメーター装置取付構造。
【請求項5】
請求項1に記載のインストルメントパネルへのメーター装置取付構造において、
回転軸及び軸受は同軸線上に複数設けられ、
上記軸受は、車幅方向の断面視において上方が開口し上記回転軸を挿入して係合支持する円形空間の係合凹部を備え、この係合凹部の内径は上記上方開口部の開口幅よりも長く設定され、
上記回転軸は、メーター装置が水平乃至傾斜姿勢にある時、上記係合凹部の上方開口部から該回転軸が係合凹部に挿入可能となるようにその短辺の長さが上記上方開口部の開口幅よりも短く設定され、かつ長辺の長さが上記上方開口部の開口幅よりも長く設定されているとともに上記係合凹部の内径よりも僅かに短く設定された断面略長方形乃至楕円形に形成されていることを特徴とするインストルメントパネルへのメーター装置取付構造。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【公開番号】特開2006−232163(P2006−232163A)
【公開日】平成18年9月7日(2006.9.7)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−51518(P2005−51518)
【出願日】平成17年2月25日(2005.2.25)
【出願人】(591182112)株式会社ワイエヌエス (10)
【出願人】(390026538)西川化成株式会社 (492)
【出願人】(000003137)マツダ株式会社 (6,115)
【Fターム(参考)】