説明

インターロイキン13結合タンパク質

本発明は、IL−13結合タンパク質を包含する。具体的には、本発明は、キメラ、CDRグラフト及びヒト化抗体である、抗体に関する。好ましい抗体は、hIL−13に対して高い親和性を有し、hIL−13活性をインビトロ及び生体内で中和する。本発明の抗体は、完全長抗体又はその抗原結合性部分であり得る。本発明の抗体を製造する方法、及び本発明の抗体を使用する方法も提供する。本発明の抗体又は抗体部分は、例えばhTL−13活性が有害である障害に罹患したヒト対象における、hIL−13の検出、及びhIL−13活性の阻害に有用である。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
結合タンパク質がIL−13に結合可能であり、抗原結合ドメインが、以下からなる群から選択されるアミノ酸配列を含む少なくとも1個のCDRを含む、抗原結合ドメインを含む結合タンパク質。
CDR−H1. X−X−X−X−X−X−X(配列番号64)(式中、
は、T、D、G又はSであり、
はSであり、
はDであり、
は、M、S、Y、L又はHであり、
は、G、W、Y、A、S又はNであり、
は、V、I又はMであり、
は、D、H、S、Y、N又はGである。)、
CDR−H2. X−X−X−X−X−X−X−X−X−X10−X11−X12−X13−X14−X15−X16−X17(配列番号65)(式中、
は、M、E、H、R、S、G又はLであり、
は、Iであり、又は存在せず、
は、H、Y、A、D、S又はWであり、
は、P、S、W又はGであり、
は、S、G、E又はDであり、
は、D、G、S、E又はNであり、
は、S、Y又はGであり、
は、E、N、Y、V又はRであり、
は、T、I又はKであり、
10は、R、Y、I、D又はAであり、
11は、L、Y、D又はFであり、
12は、N、P、S又はDであり、
13は、Q、E、D、P又はSであり、
14は、K、M、S、T、A又はVであり、
15は、F、L、V又はMであり、
16は、K、R又はQであり、
17は、D、G又はSである。)、
CDR−H3. X−X−X−X−X−X−X−X−X−X10−X11−X12−X13−X14(配列番号66)(式中、
は、W、T、G、Y、D又はIであり、
は、R、A、S、G又はVであり、
は、T、F、Y又はSであり、
は、S、T又はYであり、
は、Y、F又はGであり、
は、F又はYであり、
は、S、Y、I又はFであり、
は、D、L、Y又はPであり、
はYであり、
10はGであり、
11は、Y、A、P又はEであり、
12は、F、M、S、L又はIであり、
13は、D、V、N又はKであり、
14は、Y又はFである。)、
CDR−L1. X−X−X−X−X−X−X−X−X−X10−X11−X12−X13−X14−X1516−X17(配列番号67)(式中、
は、K又はRであり、
は、S又はAであり、
は、S又はTであり、
は、Q、K又はIであり、
は、N、S、T、G又はEであり、
は、L、T又はSであり、
は、L、Q又はVであり、
は、Y、N、H、D又はTであり、
は、S、I又はTであり、
10は、S、D、N、H又はYであり、
11は、N又はGであり、
12はQであり、
13は、K、F、N、E又はSであり、
14は、N、T又はSであり、
15は、Y又はFであり、
16は、L、A又はMであり、
17は、A、D、E、H又はNである。)、
CDR−L2. X−X−X−X−X−X−X(配列番号68)(式中、
は、L、S、K、T、W又はYであり、
は、V、T又はAであり、
は、S又はNであり、
は、N、K、T、M又はRであり、
は、R、K又はLであり、
は、F、D、E、H、P又はAであり、
は、S、R又はPである。)、及び
CDR−L3. X−X−X−X−X−X−X−X−X(配列番号69)(式中、
は、F、W、Q又はAであり、
は、Q又はLであり、
は、H、G、Y、W又はNであり、
は、N、S、T、L又はYであり、
は、Y、T、S、E又はHであり、
は、L、V、F、Y、N、G、P又はDであり、
は、P又はHであり、
は、L、F、Y、W又はRであり、
は、T又はVである。)
【請求項2】
前記少なくとも1個のCDRが、以下からなる群から選択されるアミノ酸配列を含む、請求項1に記載の結合タンパク質。
配列番号32の残基31−35、
配列番号32の残基50−66、
配列番号32の残基99−105、
配列番号33の残基24−39、
配列番号33の残基55−61、
配列番号33の残基94−102、
配列番号34の残基31−35、
配列番号34の残基50−66、
配列番号34の残基99−105、
配列番号35の残基24−39、
配列番号35の残基55−61、
配列番号35の残基94−102、
配列番号36の残基31−35、
配列番号36の残基50−66、
配列番号36の残基99−109、
配列番号37の残基24−39、
配列番号37の残基55−61、
配列番号37の残基94−102、
配列番号38の残基31−35、
配列番号38の残基50−66、
配列番号38の残基99−109、
配列番号39の残基31−35、
配列番号39の残基50−66、
配列番号39の残基99−112、
配列番号40の残基24−39、
配列番号40の残基55−61、
配列番号40の残基94−102、
配列番号41の残基31−35、
配列番号41の残基50−66、
配列番号41の残基99−112、
配列番号42の残基31−35、
配列番号42の残基50−66、
配列番号42の残基99−100、
配列番号43の残基24−39、
配列番号43の残基55−61、
配列番号43の残基94−102、
配列番号44の残基31−35、
配列番号44の残基50−65、
配列番号44の残基98−106、
配列番号45の残基24−40、
配列番号45の残基56−62、
配列番号45の残基95−103、
配列番号46の残基32−38、
配列番号46の残基52−67、
配列番号46の残基100−112、
配列番号47の残基24−34、
配列番号47の残基50−56、
配列番号47の残基89−97、
配列番号48の残基31−37、
配列番号48の残基52−67、
配列番号48の残基100−112、
配列番号49の残基24−34、
配列番号49の残基50−56、
配列番号49の残基89−97、
配列番号50の残基31−37、
配列番号50の残基52−67、
配列番号50の残基100−112、
配列番号51の残基24−34、
配列番号51の残基60−66、
配列番号51の残基89−97、
配列番号52の残基31−35、
配列番号52の残基50−66、
配列番号52の残基99−107、
配列番号53の残基23−36、
配列番号53の残基52−58、
配列番号53の残基91−99、
配列番号54の残基31−35、
配列番号54の残基50−65、
配列番号54の残基98−107、
配列番号55の残基24−38、
配列番号55の残基54−60、
配列番号55の残基93−101、
配列番号56の残基31−35、
配列番号56の残基50−65、
配列番号56の残基98−107、
配列番号57の残基24−38、
配列番号57の残基54−60、
配列番号57の残基93−101、
配列番号58の残基31−35、
配列番号58の残基50−65、
配列番号58の残基98−107、
配列番号59の残基24−38、
配列番号59の残基54−60、
配列番号59の残基93−101、
配列番号60の残基31−35、
配列番号60の残基50−65、
配列番号60の残基98−107、
配列番号61の残基24−38、
配列番号61の残基54−60、
配列番号61の残基93−101、
配列番号62の残基31−35、
配列番号62の残基50−65、
配列番号62の残基98−107、
配列番号63の残基24−38、
配列番号63の残基54−60、及び
配列番号63の残基93−101
【請求項3】
前記結合タンパク質が、少なくとも3個のCDRを含む、請求項1に記載の結合タンパク質。
【請求項4】
前記少なくとも3個のCDRが、以下からなる可変ドメインCDRセットから選択される、請求項3に記載の結合タンパク質。
【表25】




【請求項5】
少なくとも2個の可変ドメインCDRセットを含む、請求項4に記載の結合タンパク質。
【請求項6】
前記少なくとも2個の可変ドメインCDRセットが、以下からなる群から選択される、請求項5に記載の結合タンパク質。
VH 25C8 CDRセットとVL 25C8 CDRセット、
VH 9C11 CDRセットとVL 9C11 CDRセット、
VH 21D9 CDRセットとVL 21D9 CDRセット、
VH 22D10 CDRセットとVL 22D10 CDRセット、
VH 5F1 CDRセットとVL 5F1 CDRセット、
VH 5G1 CDRセットとVL 5G1 CDRセット、
VH 3H7 CDRセットとVL 3H7 CDRセット、
VH 14B2 CDRセットとVL 14B2 CDRセット、
VH 13C5 CDRセットとVL 13C5 CDRセット、
VH 29G5 CDRセットとVL 29G5 CDRセット、
VH 33C3 CDRセットとVL 33C3 CDRセット、
VH 4A8 CDRセットとVL 4A8 CDRセット、
VH 1B6 CDRセットとVL 1B6 CDRセット、
VH 3E5 CDRセットとVL 3E5 CDRセット、
VH 6C8 CDRセットとVL 6C8 CDRセット、
VH 5D3 CDRセットとVL 5D3 CDRセット、及び
VH 8B6 CDRセットとVL 8B6 CDRセット
【請求項7】
ヒト受容体フレームワークを更に含む、請求項6に記載の結合タンパク質。
【請求項8】
前記ヒト受容体フレームワークが、以下からなる群から選択されるアミノ酸配列を含む、請求項7に記載の結合タンパク質。
配列番号6
配列番号7
配列番号8
配列番号9
配列番号10
配列番号11
配列番号12
配列番号13
配列番号14
配列番号15
配列番号16
配列番号17
配列番号18
配列番号19
配列番号20
配列番号21
配列番号22
配列番号23
配列番号24
配列番号25
配列番号26
配列番号27
配列番号28
配列番号29
配列番号30及び
配列番号31
【請求項9】
前記ヒト受容体フレームワークが、少なくとも1個のフレームワーク領域アミノ酸置換を含み、前記フレームワークのアミノ酸配列が、前記ヒト受容体フレームワークの配列と少なくとも65%同一であり、前記ヒト受容体フレームワークと同一である少なくとも70個のアミノ酸残基を含む、請求項7(又は9)に記載の結合タンパク質。
【請求項10】
前記ヒト受容体フレームワークが、重要な残基における少なくとも1個のフレームワーク領域アミノ酸置換を含み、前記重要な残基が、
CDRに隣接する残基、
グリコシル化部位残基、
希少残基、
ヒトIL−13と相互作用可能な残基、
CDRと相互作用可能な残基、
正準(canonical)残基、
重鎖可変領域と軽鎖可変領域の接触残基、
バーニア(Vernier)ゾーン内の残基、及び
Chothiaによって定義された可変重鎖CDR1とKabatによって定義された第1の重鎖フレームワークとの重複領域中の残基
からなる群から選択される、請求項8に記載の結合タンパク質。
【請求項11】
重要な残基が、2L、15L、22L、41L、42L、44L、49L、50L、51L、62L、71L、73L、10H、44H、46H、48H、67H、68H、70H、72H、74H、76H、83H、84H、86H、87H及び97Hからなる群から選択される、請求項9に記載の結合タンパク質。
【請求項12】
前記結合タンパク質が、コンセンサスヒト可変ドメインである、請求項11に記載の結合タンパク質。
【請求項13】
前記結合タンパク質が、
配列番号70
配列番号71
配列番号72
配列番号73
配列番号74
配列番号75
配列番号76
配列番号77
配列番号78
配列番号79
配列番号80
配列番号81
配列番号82
配列番号83
配列番号84
配列番号85
配列番号92
配列番号93及び
配列番号94
からなる群から選択されるアミノ酸配列を有する少なくとも1個の可変ドメインを含む、請求項1に記載の結合タンパク質。
【請求項14】
前記結合タンパク質が2個の可変ドメインを含み、前記2個の可変ドメインが、
配列番号70と配列番号71、
配列番号72と配列番号73、
配列番号74と配列番号75、
配列番号76と配列番号77、
配列番号78と配列番号79、
配列番号80と配列番号81、
配列番号82と配列番号83、
配列番号84と配列番号85
配列番号80と配列番号92、
配列番号80と配列番号93及び
配列番号80と配列番号94
からなる群から選択されるアミノ酸配列を有する、請求項13に記載の結合タンパク質。
【請求項15】
前記結合タンパク質が、
配列番号70
配列番号71
配列番号72
配列番号73
配列番号74
配列番号75
配列番号76
配列番号77
配列番号78
配列番号79
配列番号80
配列番号81
配列番号82
配列番号83
配列番号84
配列番号85
配列番号92
配列番号93及び
配列番号94
からなる群から選択されるアミノ酸配列を有する少なくとも1個の可変ドメインを含む、請求項11に記載の結合タンパク質。
【請求項16】
前記結合タンパク質がIL−13に結合する、請求項1に記載の結合タンパク質。
【請求項17】
前記結合タンパク質がIL−13に結合する、請求項14に記載の結合タンパク質。
【請求項18】
前記結合タンパク質がIL−13の生物学的機能を調節可能である、請求項17に記載の結合タンパク質。
【請求項19】
前記結合タンパク質がIL−13を中和可能である、請求項17に記載の結合タンパク質。
【請求項20】
前記結合タンパク質が、表面プラズモン共鳴によって測定して、少なくとも約10−1−1、少なくとも約10−1−1、少なくとも約10−1−1、少なくとも約10−1−1、及び少なくとも約10−1−1からなる群から選択される、前記標的に対するオン速度定数(Kon)を有する、請求項17に記載の結合タンパク質。
【請求項21】
前記結合タンパク質が、表面プラズモン共鳴によって測定して、約10−3−1以下、約10−4−1以下、約10−5−1以下及び約10−6−1以下からなる群から選択される、前記標的に対するオフ速度定数(Koff)を有する、請求項17に記載の結合タンパク質。
【請求項22】
前記結合タンパク質が、約10−7M以下、約10−8M以下、約10−9M以下、約10−10M以下、約10−11M以下、約10−12M以下及び10−13M以下からなる群から選択される、前記標的に対する解離定数(K)を有する、請求項17に記載の結合タンパク質。
【請求項23】
抗体構築物が、リンカーポリペプチド又は免疫グロブリン定常ドメインを更に含む、請求項1に記載の結合タンパク質を含む抗体構築物。
【請求項24】
前記結合タンパク質が、
免疫グロブリン分子、
モノクローナル抗体、
キメラ抗体、
CDRグラフト抗体、
ヒト化抗体、
Fab、
Fab’、
F(ab’)2、
Fv、
ジスルフィド結合Fv、
scFv、
単一ドメイン抗体、
二重特異性抗体(diabody)、
多重特異性抗体、
二重特異性(dual specific)抗体及び
二重特異性(bispecific)抗体
からなる群から選択される、請求項23に記載の抗体構築物。
【請求項25】
前記結合タンパク質が、
ヒトIgM定常ドメイン、
ヒトIgG1定常ドメイン、
ヒトIgG2定常ドメイン、
ヒトIgG3定常ドメイン、
ヒトIgG4定常ドメイン、
ヒトIgE定常ドメイン及び
ヒトIgA定常ドメイン
からなる群から選択される重鎖免疫グロブリン定常ドメインを含む、請求項23に記載の抗体構築物。
【請求項26】
配列番号2
配列番号3
配列番号4及び
配列番号5
からなる群から選択されるアミノ酸配列を有する免疫グロブリン定常ドメインを含む、請求項23に記載の抗体構築物。
【請求項27】
抗体複合体が、免疫接着(immunoadhension)分子、造影剤、治療薬及び細胞毒性薬からなる群から選択される薬剤を更に含む、請求項24に記載の抗体構築物を含む抗体複合体。
【請求項28】
前記薬剤が、放射性標識、酵素、蛍光標識、発光標識、生物発光標識、磁性標識及びビオチンからなる群から選択される造影剤である、請求項27に記載の抗体複合体。
【請求項29】
前記造影剤が、H、14C、35S、90Y、99Tc、111In、125I、131I、177Lu、166Ho及び153Smからなる群から選択される放射性標識である、請求項27に記載の抗体複合体。
【請求項30】
前記薬剤が、代謝拮抗物質、アルキル化剤、抗生物質、成長因子、サイトカイン、血管新生阻害剤、有糸分裂阻害剤、アントラサイクリン、毒素及びアポトーシス剤からなる群から選択される治療薬又は細胞毒性薬である、請求項27に記載の抗体複合体。
【請求項31】
前記結合タンパク質がヒトグリコシル化パターンを有する、請求項24に記載の抗体構築物。
【請求項32】
前記結合タンパク質が、結晶化結合タンパク質である、請求項1に記載の結合タンパク質。
【請求項33】
前記抗体構築物が、結晶化抗体構築物である、請求項23に記載の抗体構築物。
【請求項34】
前記結晶化抗体構築物が、担体を含まない医薬制御放出結晶化抗体構築物である、請求項33に記載の抗体構築物。
【請求項35】
前記抗体構築物が、前記抗体構築物の可溶性対応物よりも長い生体内半減期を有する、請求項34に記載の抗体構築物。
【請求項36】
前記抗体構築物が生物活性を保持する、請求項34に記載の抗体構築物。
【請求項37】
請求項1に記載の結合タンパク質アミノ酸配列をコードする、単離核酸。
【請求項38】
請求項23に記載の抗体構築物アミノ酸配列をコードする、単離核酸。
【請求項39】
請求項38に記載の単離核酸を含む、ベクター。
【請求項40】
前記ベクターが、pcDNA、pTT、pTT3、pEFBOS、pBV、pJV及びpBJからなる群から選択される、請求項39に記載のベクター。
【請求項41】
請求項39に記載のベクターを含む、宿主細胞。
【請求項42】
前記宿主細胞が原核細胞である、請求項41に記載の宿主細胞。
【請求項43】
前記宿主細胞がE.コリ(E. coli)である、請求項42に記載の宿主細胞。
【請求項44】
前記宿主細胞が真核細胞である、請求項41に記載の宿主細胞。
【請求項45】
前記真核細胞が、原生生物細胞、動物細胞、植物細胞及び真菌細胞からなる群から選択される、請求項44に記載の宿主細胞。
【請求項46】
前記真核細胞が、ほ乳動物細胞、トリ細胞及び昆虫細胞からなる群から選択される動物細胞である、請求項44に記載の宿主細胞。
【請求項47】
前記宿主細胞がCHO細胞である、請求項44に記載の宿主細胞。
【請求項48】
前記宿主細胞がCOSである、請求項44に記載の宿主細胞。
【請求項49】
前記宿主細胞が酵母細胞である、請求項44に記載の宿主細胞。
【請求項50】
前記酵母細胞がサッカロミセス・セレビシエ(Saccharomyces cerevisiae)である、請求項49に記載の宿主細胞。
【請求項51】
前記宿主細胞が昆虫Sf9細胞である、請求項44に記載の宿主細胞。
【請求項52】
請求項41に記載の宿主細胞を、IL−13に結合可能な結合タンパク質の製造に十分な条件下で、培地中で培養することを含む、IL−13に結合可能なタンパク質を製造する方法。
【請求項53】
請求項52に記載の方法によって製造されるタンパク質。
【請求項54】
(a)請求項33に記載の結晶化結合タンパク質と成分とを含む製剤、及び
(b)少なくとも1種類の重合体担体
を含む、結合タンパク質の放出用組成物。
【請求項55】
前記重合体担体が、ポリアクリル酸、ポリシアノアクリラート、ポリアミノ酸、ポリ無水物、ポリデプシペプチド、ポリエステル、ポリ乳酸、ポリ(乳酸−co−グリコール酸)又はPLGA、ポリb−ヒドロキシブチラート、ポリカプロラクトン、ポリジオキサノン;ポリエチレングリコール、ポリ(ヒドロキシプロピル)メタクリルアミド、ポリ(オルガノ)ホスファゼン、ポリオルトエステル、ポリビニルアルコール、ポリビニルピロリドン、無水マレイン酸−アルキルビニルエーテルコポリマー、Pluronicポリオール、アルブミン、アルギナート、セルロース及びセルロース誘導体、コラーゲン、フィブリン、ゼラチン、ヒアルロン酸、オリゴ糖、グリコサミノグリカン(glycaminoglycan)、硫酸化多糖(polyeaccharide)、これらの混合物及びコポリマーからなる群の1種類以上から選択されるポリマーである、請求項54に記載の組成物。
【請求項56】
前記成分が、アルブミン、スクロース、トレハロース、ラクチトール、ゼラチン、ヒドロキシプロピル−β−シクロデキストリン、メトキシポリエチレングリコール及びポリエチレングリコールからなる群から選択される、請求項54に記載の組成物。
【請求項57】
請求項54に記載の組成物の有効量をほ乳動物に投与する段階を含む、ほ乳動物を治療する方法。
【請求項58】
請求項1に記載の結合タンパク質と薬学的に許容される担体とを含む、薬剤組成物。
【請求項59】
前記薬学的に許容される担体が、前記結合タンパク質の吸収又は分散の増大に有用であるアジュバントとして機能する、請求項58に記載の薬剤組成物。
【請求項60】
前記アジュバントがヒアルロニダーゼである、請求項59に記載の薬剤組成物。
【請求項61】
IL−13活性が有害である障害を治療するための少なくとも1種類の追加の治療薬を更に含む、請求項58に記載の薬剤組成物。
【請求項62】
前記追加の薬剤が、治療薬、造影剤、細胞毒性薬、血管新生阻害剤;キナーゼ阻害剤;同時刺激分子遮断薬;接着分子遮断薬;抗サイトカイン抗体又はその機能的断片;メトトレキサート;シクロスポリン;ラパマイシン;FK506;検出可能な標識又はレポーター;TNF拮抗物質;抗リウマチ薬;筋弛緩薬、麻薬、非ステロイド抗炎症薬(NSAID)、鎮痛薬、麻酔薬、鎮静薬、局所麻酔薬、神経筋遮断薬、抗菌剤、乾せん治療薬、コルチコステロイド、タンパク質同化ステロイド、エリスロポイエチン、免疫化、免疫グロブリン、免疫抑制剤、成長ホルモン、ホルモン補充薬、放射性医薬品、抗うつ薬、抗精神病薬、刺激薬、ぜん息治療薬、ベータ作動物質、吸入ステロイド、経口ステロイド、エピネフリン又は類似体、サイトカイン及びサイトカイン拮抗物質からなる群から選択される、請求項61に記載の薬剤組成物。
【請求項63】
ヒトIL−13活性が低下するように、ヒトIL−13を請求項1に記載の結合タンパク質と接触させることを含む、ヒトIL−13活性を低下させる方法。
【請求項64】
IL−13活性が有害である障害に罹患したヒト対象におけるヒトIL−13活性が低下するように、請求項1に記載の結合タンパク質をヒト対象に投与することを含む、ヒト対象におけるヒトIL−13活性を低下させる方法。
【請求項65】
治療が達成されるように、請求項1に記載の結合タンパク質を対象に投与することによって、IL−13活性が有害である疾患又は障害について対象を治療する方法。
【請求項66】
前記障害が、呼吸器障害;ぜん息;アレルギー性及び非アレルギー性ぜん息;感染によるぜん息;呼吸器合胞体ウイルス(RSV)感染によるぜん息;慢性閉塞性肺疾患(COPD);気道炎症を伴う他の症状;好酸球増加症;線維症及び過剰粘液産生;嚢胞性線維症;肺線維症;アトピー性障害;アトピー性皮膚炎;じんま疹;湿疹;アレルギー性鼻炎;及びアレルギー性胃腸炎;皮膚の炎症性及び/又は自己免疫性症状;胃腸器官の炎症性及び/又は自己免疫性症状;炎症性腸疾患(IBD);潰よう性大腸炎;クローン病;肝臓の炎症性及び/又は自己免疫性症状;肝硬変;肝線維症;B及び/又はC型肝炎ウイルスによって引き起こされる肝線維症;強皮症;腫よう又は癌;肝細胞癌;グリア芽細胞腫;リンパ腫;ホジキンリンパ腫;ウイルス感染;(例えば、HTLV−1による)HTLV−1感染;1型防御免疫応答(protective type 1 immune response)の発現抑制並びにワクチン接種中の1型防御免疫応答の発現抑制からなる群から選択される、請求項65に記載の方法。
【請求項66】
前記障害が、リウマチ様関節炎、骨関節炎、若年性慢性関節炎、敗血症性関節炎、ライム関節炎、乾せん性関節炎、反応性関節炎、脊椎関節症、全身性エリテマトーデス、クローン病、潰よう性大腸炎、炎症性腸疾患、インスリン依存性糖尿病、甲状腺炎、ぜん息、アレルギー疾患、乾せん、皮膚炎 強皮症、移植片対宿主病、臓器移植拒絶、臓器移植に付随する急性又は慢性免疫疾患、サルコイドーシス、アテローム性動脈硬化症、播種性血管内凝固、川崎病、グレーブス病、ネフローゼ症候群、慢性疲労症候群、ウェゲナー肉芽腫症、ヘノッホ シェーンライン紫斑病、腎臓の顕微鏡的血管炎、慢性活動性肝炎、ブドウ膜炎、敗血症ショック、毒素性ショック症候群、敗血症症候群、悪液質、感染症、寄生虫症、後天性免疫不全症候群、急性横断性脊髄炎、ハンチントン舞踏病、パーキンソン病、アルツハイマー病、発作、原発性胆汁性肝硬変、溶血性貧血、悪性腫よう、心不全、心筋梗塞、アジソン病、散発性多内分泌腺機能低下I型及び多内分泌腺機能低下II型、シュミット症候群、成人(急性)呼吸窮迫症候群、脱毛症、円形脱毛症、血清陰性関節症、関節症、ライター病、乾せん性関節症、潰よう性結腸炎性関節症、腸疾患性滑膜炎、クラミジア、エルシニア及びサルモネラに関連した関節症、脊椎関節症、アテローム性疾患/動脈硬化症、アトピー性アレルギー、自己免疫性水ほう症、尋常性天ぽうそう、落葉状天ほうそう、類天ほうそう、線状IgA病、自己免疫性溶血性貧血、クームス陽性溶血性貧血、後天性悪性貧血、若年性悪性貧血、筋痛性脳炎/ロイヤルフリー病、慢性粘膜皮膚カンジダ症、巨細胞性動脈炎、原発性硬化性肝炎、原因不明性自己免疫性肝炎、後天性免疫不全症症候群、後天性免疫不全関連疾患、B型肝炎、C型肝炎、分類不能型免疫不全症(分類不能型低ガンマグロブリン血症)、拡張型心筋症、女性不妊症、卵巣機能不全、早期卵巣機能不全、線維性肺疾患、原因不明性線維化肺胞炎、炎症後間質性肺疾患、間質性肺炎、結合組織病関連間質性肺疾患、混合性結合組織病関連肺疾患、全身性硬化症関連間質性肺疾患、リウマチ様関節炎関連間質性肺疾患、全身性エリテマトーデス関連肺疾患、皮膚筋炎/多発性筋炎関連肺疾患、シェーグレン病関連肺疾患、強直性脊椎炎関連肺疾患、血管炎性びまん性肺疾患、ヘモジデリン沈着症関連肺疾患、薬剤性間質性肺疾患、線維症、放射線線維症、閉塞性細気管支炎、慢性好酸球性肺炎、リンパ性浸潤性肺疾患、感染後の間質性肺疾患、痛風性関節炎、自己免疫性肝炎、1型自己免疫性肝炎(古典的自己免疫又はルポイド肝炎)、2型自己免疫性肝炎(抗LKM抗体肝炎)、自己免疫媒介性低血糖症、黒色表皮腫に付随するB型インスリン抵抗性、副甲状腺機能低下症、臓器移植に付随する急性免疫疾患、臓器移植に付随する慢性免疫疾患、骨関節症、原発性硬化性胆管炎、乾せん1型、乾せん2型、特発性白血球減少症、自己免疫性好中球減少症、NOS腎疾患、糸球体腎炎、腎臓の顕微鏡的血管炎、ライム病、円板状エリテマトーデス、特発性又はNOS男性不妊症、精子自己免疫、多発性硬化症(全サブタイプ)、交感性眼炎、結合組織病に続発する肺高血圧症、グッドパスチャー症候群、結節性多発性動脈炎の肺症状、急性リウマチ熱、リウマチ様脊椎炎、スティル病、全身性硬化症、シェーグレン症候群、高安病/動脈炎、自己免疫性血小板減少症、特発性血小板減少症、自己免疫性甲状腺疾患、甲状腺機能亢進症、甲状腺腫性自己免疫性甲状腺機能低下症(橋本病)、萎縮性自己免疫性甲状腺機能低下症、原発性粘液水腫、水晶体原性ブドウ膜炎、原発性血管炎、白斑 急性肝疾患、慢性肝疾患、アルコール性肝硬変、アルコール誘発性肝障害、胆汁うっ滞(choleosatatis)、特異体質性肝疾患、薬剤性肝炎、非アルコール性脂肪性肝炎、アレルギー及びぜん息、B群レンサ球菌(GBS)感染、精神障害(例えば、うつ病及び統合失調症)、Th2型及びTh1型媒介性疾患、急性及び慢性痛(とう痛の異なる形態)、肺癌、乳癌、胃癌、ぼうこう癌、結腸癌、すい臓癌、卵巣癌、前立腺癌、直腸癌、造血器悪性腫よう(白血病及びリンパ腫)などの癌、無ベータリポタンパク質血症(abetalipoprotemia)、先端チアノーゼ、急性及び慢性寄生性又は感染性過程、急性白血病、急性リンパ芽球性白血病(ALL)、急性骨髄性白血病(AML)、急性又は慢性細菌感染、急性すい炎、急性腎不全、腺癌、空気異所性拍動、AIDS認知症複合、アルコール誘発性肝炎、アレルギー性結膜炎、アレルギー性接触皮膚炎、アレルギー性鼻炎、同種移植片拒絶、アルファ−1−抗トリプシン欠乏症、筋萎縮性側索硬化症、貧血、狭心症、前角細胞変性、抗cd3療法、抗リン脂質抗体症候群、抗受容体過敏反応、大動脈(aordic)及び末梢動脈りゅう、大動脈解離、動脈性高血圧、動脈硬化症、動静脈ろう、運動失調、(持続性又は発作性)心房細動、心房粗動、房室ブロック、B細胞リンパ腫、骨移植拒絶、骨髄移植(BMT)拒絶、脚ブロック、バーキットリンパ腫、火傷、心臓不整脈、心臓不全(stun)症候群、心臓腫よう、心筋症、心肺バイパス炎症反応、軟骨移植拒絶、小脳皮質変性症、小脳疾患、無秩序型又は多源性心房頻拍、化学療法関連障害、クロム(chromic)骨髄性白血病(CML)、慢性アルコール依存症、慢性炎症性症状、慢性リンパ性白血病(CLL)、慢性閉塞性肺疾患(COPD)、慢性サリチル酸中毒、結腸直腸癌、うっ血性心不全、結膜炎、接触性皮膚炎、肺性心、冠動脈疾患、クロイツフェルト ヤコブ病、培養陰性敗血症、嚢胞性線維症、サイトカイン療法関連障害、ボクサー認知症、脱髄疾患、デング出血熱、皮膚炎、皮膚科学的症状、糖尿病、真性糖尿病、糖尿病性動脈硬化症、びまん性レヴィー小体病、拡張型うっ血性心筋症、大脳基底核の障害、中年のダウン症候群、CNSドパミン受容体を遮断する薬物によって誘発される薬剤性運動障害、薬剤感受性、湿疹、脳脊髄炎、心内膜炎、内分泌疾患、喉頭蓋炎、エプスタインバーウイルス感染症、紅痛症、錐体外路障害及び小脳疾患、家族性食血細胞リンパ組織球増多症、胎児胸腺移植片拒絶、フリードライヒ失調症、末梢動脈機能障害、真菌性敗血症、ガス壊そ、胃潰よう、糸球体腎炎、任意の器官又は組織の移植片拒絶、グラム陰性菌敗血症、グラム陽性敗血症、細胞内生物体による肉芽腫、有毛細胞白血病、Hallerrorden−Spatz病、橋本甲状腺炎、枯草熱、心臓移植拒絶、血色素症、血液透析、溶血性尿毒症症候群/血栓溶解性血小板減少性紫斑病、出血、肝炎(A)、ヒス束不整脈、HIV感染/HIV神経障害、ホジキン病、運動過剰症、過敏(hypersensitity)反応、過敏性肺炎、高血圧症、運動低下症(hypokinetic movement disorder)、視床下部−下垂体−副腎皮質系評価、特発性アジソン病、特発性肺線維症、抗体媒介性細胞傷害性、無力症、乳児脊髄性筋萎縮症、大動脈の炎症、A型インフルエンザ、電離放射線曝露、虹彩毛様体炎/ブドウ膜炎/視神経炎、虚血再潅流障害、虚血性脳卒中、若年性関節リウマチ、若年性脊髄性筋萎縮症、カポジ肉腫、腎移植拒絶、レジオネラ、リーシュマニア症、ライ病、皮質脊髄系の病変、脂肪性浮腫、肝移植拒絶、リンパ浮腫、マラリア、悪性リンパ腫、悪性組織球増殖症、悪性黒色腫、髄膜炎、髄膜炎菌血症、代謝性/特発性片頭痛、ミトコンドリア多系統障害、混合性結合組織病、モノクローナル免疫グロブリン血症、多発性骨髄腫、多系統変性症(Mencel Dejerine−Thomas Shi−Drager and Machado−Joseph)、重症筋無力症、トリ型マイコバクテリウム イントラセルラーレ(Mycobacterium avium intracellulare)、マイコバクテリウム テュバキュローシス(Mycobacterium tuberculosis)、骨髄異形成症候群、心筋梗塞、心筋虚血性障害、上咽頭癌、新生児慢性肺疾患、腎炎、ネフローゼ、神経変性疾患、神経原性I筋萎縮、好中球減少性発熱、非ホジキンリンパ腫、腹部大動脈及びその枝の閉塞、閉塞性動脈障害、okt3療法、睾丸炎/精巣上体炎、睾丸炎/精管復元術、臓器肥大、骨粗しょう症、すい臓移植拒絶、すい癌、腫よう随伴症候群/悪性腫ようの高カルシウム血症、副甲状腺移植拒絶、骨盤内炎症性疾患、通年性鼻炎、心膜疾患、末梢動脈硬化性疾患、末梢血管障害、腹膜炎、悪性貧血、カリニ肺炎、肺炎、POEMS症候群(多発性神経障害、臓器肥大、内分泌疾患、モノクローナル免疫グロブリン血症及び皮膚変化症候群)、体外潅流後(post perfusion)症候群、体外循環後(post pump)症候群、心筋梗塞後の開心術症候群、子かん前症、進行性核上性麻ひ、原発性肺高血圧症、放射線療法、レイノー現象及び疾患、Raynoud病、レフスム病、規則正しい幅の狭いQRS頻拍、腎血管性高血圧、再潅流傷害、拘束型心筋症、肉腫、強皮症、老人性舞踏病、レヴィー小体型老年認知症、血清反応陰性関節症、ショック、鎌状赤血球貧血、皮膚同種移植拒絶、皮膚変化症候群、小腸移植拒絶、固形腫よう、特異的不整脈、脊髄性運動失調、脊髄小脳変性症、連鎖球菌性筋炎、小脳の構造的病変、亜急性硬化性全脳炎、失神、心血管系の梅毒、全身アナフィラキシー、全身性炎症反応症候群、全身性発症型若年性関節リウマチ、T細胞又はFAB ALL、末梢血管拡張、閉塞性血栓血管炎、血小板減少症、毒性、移植片、外傷/出血、III型過敏反応、IV型過敏症、不安定狭心症、尿毒症、尿路性敗血症、じんま疹、心臓弁膜症、静脈りゅう、血管炎、静脈疾患、静脈血栓症、心室細動、ウイルス及び真菌感染、致命的な脳炎/無菌性髄膜炎、生命に関連する血球貪食症候群、ウェルニッケ コルサコフ症候群、ウィルソン病、任意の器官又は組織の異種移植片拒絶、急性冠動脈症候群、急性特発性多発性神経炎、急性炎症性脱髄性多発神経根筋障害、急性虚血、成人スティル病、円形脱毛症、アナフィラキシー、抗リン脂質抗体症候群、再生不良性貧血、動脈硬化症、アトピー性湿疹、アトピー性皮膚炎、自己免疫性皮膚炎、ストレプトコッカス(Streptococcus)感染に付随する自己免疫異常、自己免疫性腸疾患、自己免疫性難聴、自己免疫性リンパ球増殖性症候群(ALPS)、自己免疫性心筋炎、自己免疫性早期卵巣機能不全、眼けん炎、気管支拡張症、水ほう性類天ほうそう、循環器疾患、破局的な抗リン脂質抗体症候群、セリアック病、頚椎症、慢性虚血、はん痕性類天ほうそう、多発性硬化症のリスクがある、最初のエピソードからなる症候群(clinically isolated syndrome)(CIS)、結膜炎、小児期発症型精神障害、慢性閉塞性肺疾患(COPD)、涙嚢炎、皮膚筋炎、糖尿病性網膜症、真性糖尿病、椎間板ヘルニア、椎間板脱出、薬物性免疫溶血性貧血、心内膜炎、子宮内膜症、眼内炎、上強膜炎、多形性紅斑、重症多形性紅斑、妊娠性類天ほうそう、ギラン バレー症候群(GBS)、枯草熱、Hughes症候群、特発性パーキンソン病、特発性間質性肺炎、IgE媒介性アレルギー、免疫溶血性貧血、封入体筋炎、感染性眼球炎症性疾患、炎症性脱髄疾患、炎症性心疾患、炎症性腎疾患、IPF/UIP、虹彩炎、角膜炎、乾性角結膜炎(Keratojuntivitis sicca)、クスマウル病又はKussmaul−Meier病、ランドリー麻ひ、ランゲルハンス細胞組織球増殖症、網状皮斑、黄斑変性症、顕微鏡的多発性血管炎、Bechterev病、運動ニューロン障害、粘膜類天ほうそう、多臓器不全、重症筋無力症、骨髄異形成症候群、心筋炎、神経根障害、神経障害、非A型非B型肝炎、視神経炎、骨溶解、少関節性JRA、末梢動脈閉塞性疾患(PAOD)、末梢血管疾患(PVD)、末梢動脈疾患(PAD)、静脈炎、結節性多発性動脈炎(又は結節性動脈周囲炎)、多発性軟骨炎、リウマチ性多発筋痛、白毛症、多関節性JRA、多内分泌腺機能低下症候群、多発性筋炎、リウマチ性多発筋痛(PMR)、体外循環後症候群、原発性パーキンソン症、前立腺炎、赤芽球ろう、原発性副腎
不全、再発性視神経脊髄炎、再狭窄、リウマチ性心疾患、SAPHO(滑膜炎、アクネ、膿ほう症、骨過形成及び骨髄炎)、強皮症、続発性アミロイドーシス、ショック肺、強膜炎、坐骨神経症、続発性副腎不全、シリコーン関連結合組織病、スネドン−ウィルキンソン皮膚疾患、強直性脊椎炎(spondilitis ankylosans)、スティーブンス ジョンソン症候群(SJS)、全身性炎症反応症候群、側頭動脈炎、トキソプラズマ性網膜炎、中毒性表皮壊死症、横断性脊髄炎、TRAPS(腫よう壊死因子受容体、1型アレルギー反応、II型糖尿病、じんま疹、通常型間質性肺炎(UIP)、血管炎、春季カタル、ウイルス性網膜炎、フォークト−小柳−原田症候群(VKH症候群)、しん出型黄斑変性症並びに創傷治癒からなる群から選択される、請求項63に記載の方法。
【請求項68】
第2の薬剤の投与前、投与と同時、又は投与後に、請求項1に記載の結合タンパク質を投与する段階を含み、第2の薬剤が、吸入ステロイド;ベータ作動物質;短時間作用性又は長時間作用性ベータ作動物質;ロイコトリエン又はロイコトリエン受容体の拮抗物質;ADVAIR;IgE阻害剤;抗IgE抗体;XOLAIR;ホスホジエステラーゼ阻害薬;PDE4阻害剤;キサンチン;抗コリン作用薬;肥満細胞安定剤;クロモリン;IL−4阻害剤;IL−5阻害剤;エオタキシン/CCR3阻害剤;ヒスタミン又はH1、H2、H3及びH4を含めたその受容体の拮抗物質;プロスタグランジンD又はその受容体DP1及びCRTH2の拮抗物質;TNF拮抗物質;TNF受容体の可溶性断片;ENBREL;TNF酵素拮抗物質;TNF変換酵素(TACE)阻害剤;ムスカリン受容体拮抗物質;TGFベータ拮抗物質;インターフェロンガンマ;ピルフェニドン;化学療法剤、メトトレキサート;レフルノミド;シロリムス(ラパマイシン)又はその類似体、CCI−779;COX2又はcPLA2阻害剤;NSAID;免疫調節物質;p38阻害剤;TPL−2、MK−2及びNFkB阻害剤;ブデノシド(budenoside);上皮成長因子;コルチコステロイド;シクロスポリン;スルファサラジン;アミノサリチル酸;6−メルカプトプリン;アザチオプリン;メトロニダゾール;リポキシゲナーゼ阻害剤;メサラミン;オルサラジン;バルサラジド;抗酸化剤;トロンボキサン阻害剤;IL−1受容体拮抗物質;抗IL−1β抗体;抗IL−6抗体;成長因子;エラスターゼ阻害剤;ピリジニル−イミダゾール化合物;TNF、LT、IL−1、IL−2、IL−3、IL−4、IL−5、IL−6、IL−7、IL−8、IL−9、IL−10、IL−11、IL−12、IL−14、IL−15、IL−16、IL−17、IL−18、IL−19、IL−20、IL−21、IL−22、IL−23、IL−24、IL−25、IL−26、IL−27、IL−28、IL−29、IL−30、IL−31、IL−32、IL−33、EMAP−II、GM−CSF、FGF又はPDGFの抗体又は作動物質;CD2、CD3、CD4、CD8、CD25、CD28、CD30、CD40、CD45、CD69、CD90又はこれらのリガンドの抗体;FK506;ラパマイシン;ミコフェノール酸モフェチル;イブプロフェン;プレドニゾロン;ホスホジエステラーゼ阻害薬;アデノシン作動物質;抗血栓薬;補体阻害剤;アドレナリン作動薬;IRAK、NIK、IKK、p38又はMAPキナーゼ阻害剤;IL−1β変換酵素阻害剤;TNFα変換酵素阻害剤;T細胞シグナル伝達阻害剤;メタロプロテイナーゼ阻害剤;6−メルカプトプリン;アンジオテンシン変換酵素阻害薬;可溶性サイトカイン受容体;可溶性p55 TNF受容体;可溶性p75 TNF受容体;sIL−1RI;sIL−1RII;sIL−6R;抗炎症性サイトカイン;IL−4;IL−10;IL−11並びにTGFβからなる群から選択される、IL−13が有害である障害に罹患した患者を治療する方法。
【請求項69】
対象に投与することが、非経口、皮下、筋肉内、静脈内、関節内、気管支内、腹腔内(intraabdominal)、嚢内、軟骨内、腔内(intracavitary)、腔内(intracelial)、小脳内、脳室内、結腸内、頚管内、胃内、肝内、心筋内、骨内、骨盤内、心膜内、腹腔内(intraperitoneal)、胸膜内、前立腺内、肺内、直腸内、腎臓内、網膜内、脊髄内、滑液嚢内、胸腔内、子宮内、ぼうこう内、ボーラス、膣、直腸、頬、舌下、鼻腔内及び経皮から選択される少なくとも1つの様式による、請求項65に記載の方法。
【請求項70】
ヒトIL−13に結合し、細胞表面に基づく受容体結合アッセイにおいて、約1.5×10−8から1×10−8M、1×10−8から1×10−9M、10−9から10−10M、及び10−10から10−11Mからなる群から選択されるIC50で、又はELISAに基づく受容体結合アッセイにおいて、約1.8×10−8から1×10−8M、1×10−8から1×10−9M、10−9から10−10M、及び10−10から10−11Mからなる群から選択されるIC50で、IL−13α2受容体に対する前記IL−13の結合を阻止する、単離抗体又はその抗原結合性フラグメント。
【請求項71】
ヒトIL−13に結合し、ヒトIL−13誘発性ぜん息モデルにおいてAHRを約50%抑制する、単離抗体又はその抗原結合性フラグメント。
【請求項72】
前記抗体がヒトIL−13誘発性ぜん息モデルにおいてAHRを約80%抑制する、請求項70に記載の抗体。
【請求項73】
前記抗体が13C5.5である、請求項72に記載の抗体。
【請求項74】
ヒトIL−13に結合し、ヒトIL−13誘発性ぜん息モデルにおいて、AHRを約50%抑制し、粘液産生を約40%抑制する、単離抗体又はその抗原結合性フラグメント。
【請求項75】
前記抗体が13C5.5である、請求項74に記載の抗体。
【請求項76】
ヒトIL−13に結合し、細胞表面に基づく受容体結合アッセイにおいて、又はELISAに基づく受容体結合アッセイにおいて、IL−13α2受容体に対する前記IL−13の結合を100nMの濃度で約70−100%阻害する、単離抗体又はその抗原結合性フラグメント。
【請求項77】
前記抗体がBAK502G9でも、mAb13.2でも、MJ2−7でもない、請求項70に記載の抗体。
【請求項78】
前記抗体が13C5.5である、請求項70に記載の抗体。
【請求項79】
前記抗体が13C5.5である、請求項76に記載の抗体。
【請求項80】
a)約10−1−1から10−1−1、又は約10−1−1から10−1−1のオン速度定数(kon)、
b)表面プラズモン共鳴によって測定して、約10−4−1から10−5−1、又は約10−5−1から10−6−1のオフ速度定数(koff)、及び
c)約1.5×10−10から1×10−10M、又は約10−10から10−11Mの解離定数(K
からなる群から選択される結合特性でIL−13に結合する、単離抗体又はその抗原結合性フラグメント。
【請求項81】
前記抗体又はその抗原結合性フラグメントが、6.68×10−1−1、7.86×10−1−1、8.35×10−1−1、8.69×10−1−1、9.15×10−1−1、1.26×10−1−1、1.7×10−1−1及び2.51×10−1−1からなる群から選択されるIL−13に対するオン速度定数(kon)を有する、請求項80に記載の抗体又はその抗原結合性フラグメント。
【請求項82】
前記抗体又はその抗原結合性フラグメントが、表面プラズモン共鳴によって測定して、1.23×10−4−1、1.76×10−4−1、4.74×10−4−1、1.91×10−5−1、2.14×10−5−1、3.82×10−5−1、8.81×10−5−1及び9.65×10−5−1からなる群から選択されるIL−13に対するオフ速度定数(Koff)を有する、請求項80に記載の抗体又はその抗原結合性フラグメント。
【請求項83】
前記抗体又はその抗原結合性フラグメントが、1.05×10−10M、7.10×10−10M、1×10−11M、2.20×10−11M、2.72×10−11M、4.17×10−11M、5.68×10−11M、7.01x10−11M、7.10×10−11M及び9.79×10−11Mからなる群から選択されるIL−13に対する解離定数(K)を有する、請求項80に記載の抗体又はその抗原結合性フラグメント。
【請求項84】
前記抗体又はその抗原結合性フラグメントがIL−13の生物学的機能を調節可能である、請求項80に記載の抗体又はその抗原結合性フラグメント。
【請求項85】
前記抗体又はその抗原結合性フラグメントがIL−13を中和可能である、請求項80に記載の抗体又はその抗原結合性フラグメント。
【請求項86】
前記抗体又はその抗原結合性フラグメントが、免疫グロブリン分子、モノクローナル抗体、キメラ抗体、CDRグラフト抗体、ヒト化抗体、Fab、Fab’、F(ab’)2、Fv、ジスルフィド結合Fv、scFv、単一ドメイン抗体、二重特異性抗体(diabody)、多重特異性抗体、二重特異性(dual specific)抗体及び二重特異性(bispecific)抗体からなる群から選択される、請求項80に記載の抗体又はその抗原結合性フラグメント。
【請求項87】
前記抗体又はその抗原結合性フラグメントがヒト化抗体である、請求項80に記載の抗体又はその抗原結合性フラグメント。
【請求項88】
前記抗体又はその抗原結合性フラグメントが13C5.5抗体である、請求項80に記載の抗体又はその抗原結合性フラグメント。
【請求項89】
請求項80に記載の抗体又はその抗原結合性フラグメントと薬学的に許容される担体とを含む、薬剤組成物。
【請求項90】
IL−13活性が有害である障害を治療するための少なくとも1種類の追加の治療薬を更に含む、請求項89に記載の薬剤組成物。
【請求項91】
配列番号1の局所領域Ser26−Thr27−Ala28−Leu29−Arg30−Glu31−Leu32−Ile33−Glu34−Glu35−Leu36−Val37−Asn38及びLys123−Lys124−Leu125−Phe126−Arg127−Glu−128−Gly129−Arg130によって定義されたエピトープに結合した抗体又はその抗原結合性フラグメントを有するIL−13がIL−13受容体との結合を阻止されるように、ヒトIL−13に結合する、単離抗体又はその抗原結合性フラグメント。
【請求項92】
前記抗体又はその抗原結合性フラグメントが、配列番号1の局所領域Arg30−Glu31−Leu32−Ile33−Glu34−Glu35−Leu36−Val37−Asn38及びLys123−Lys124−Leu125−Phe126−Arg127によって定義されたエピトープに結合した前記抗体又はその抗原結合性フラグメントを有するIL−13がIL−13受容体との結合を阻止されるように、ヒトIL−13に結合する、請求項91に記載の単離抗体又はその抗原結合性フラグメント。
【請求項93】
前記抗体又はその抗原結合性フラグメントが、配列番号1の局所領域Ser26−Thr27−Ala28−Leu29−Arg30−Glu31−Leu32−Ile33−Glu34−Glu35−Leu36−Val37−Asn38及びLys123−Lys124−Leu125−Phe126−Arg127−Glu−128−Gly129−Arg130によって定義されたエピトープに結合した前記抗体又はその抗原結合性フラグメントを有するIL−13がIL−13α2受容体との結合を阻止されるように、ヒトIL−13に結合する、請求項91に記載の単離抗体又はその抗原結合性フラグメント。
【請求項94】
前記抗体又はその抗原結合性フラグメントが、配列番号1の局所領域Ser26−Thr27−Ala28−Leu29−Arg30−Glu31−Leu32−Ile33−Glu34−Glu35−Leu36−Val37−Asn38及びLys123−Lys124−Leu125−Phe126−Arg127−Glu−128−Gly129−Arg130によって定義されたエピトープに結合した前記抗体又はその抗原結合性フラグメントを有するIL−13がIL−13α2受容体との結合を阻止されるように、ヒトIL−13に結合し、ただし前記抗体がBAK502G9でもMJ2−7でもない、請求項91に記載の単離抗体又はその抗原結合性フラグメント。
【請求項95】
前記抗体が13C5.5である、請求項91に記載の抗体。
【請求項96】
配列番号1のアミノ酸104−130に結合する、単離抗体又はその抗原結合性フラグメント。
【請求項97】
前記抗体が13C5.5である、請求項96に記載の抗体。
【請求項98】
a.ヘリックスA及びDを含めて、IL−13上のエピトープとの結合、
b.約10−1−1から10−1−1、又は約10−1−1から10−1−1のオン速度定数(kon)、
c.表面プラズモン共鳴によって測定して、約10−4−1から10−5−1、又は約10−5−1から10−6−1のオフ速度定数(koff)、及び
d.約1.5×10−10から1×10−10M、又は約10−10から10−11Mの解離定数(K
からなる群から選択される結合特性で、IL−13に結合しおよびIL−13α2受容体に対するIL−13の結合を阻止する、単離抗体又はその抗原結合性フラグメント。
【請求項99】
a.ヘリックスA及びDを含めて、IL−13上のエピトープとの結合、
b.約10−1−1から10−1−1、又は約10−1−1から10−1−1のオン速度定数(kon)、
c.表面プラズモン共鳴によって測定して、約10−4−1から10−5−1、又は約10−5−1から10−6−1のオフ速度定数(koff)、及び
d.約1.5×10−10から1×10−10M、又は約10−10から10−11Mの解離定数(K
からなる群から選択される結合特性で変種IL−13に結合する、単離抗体又はその抗原結合性フラグメント。
【請求項100】
a.ヘリックスA及びDを含めて、IL−13上のエピトープとの結合、
b.約10−1−1から10−1−1、又は約10−1−1から10−1−1のオン速度定数(kon)、
c.表面プラズモン共鳴によって測定して、約10−4−1から10−5−1、又は約10−5−1から10−6−1のオフ速度定数(koff)、及び
d.約1.5×10−10から1×10−10M、又は約10−10から10−11Mの解離定数(K
からなる群から選択される結合特性で野生型IL−13及び変種IL−13に結合する、単離抗体又はその抗原結合性フラグメント。
【請求項101】
前記抗体がヒトIL−13誘発性ぜん息モデルにおいてAHRを約50%抑制する、請求項94に記載の単離抗体。
【請求項102】
前記抗体がヒトIL−13誘発性ぜん息モデルにおいて粘液産生を約50%抑制する、請求項94に記載の単離抗体。
【請求項103】
前記抗体がヒトIL−13誘発性ぜん息モデルにおいてTARCを約50%抑制する、請求項94に記載の単離抗体。

【公表番号】特表2010−502224(P2010−502224A)
【公表日】平成22年1月28日(2010.1.28)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−527451(P2009−527451)
【出願日】平成19年9月7日(2007.9.7)
【国際出願番号】PCT/US2007/019660
【国際公開番号】WO2008/127271
【国際公開日】平成20年10月23日(2008.10.23)
【出願人】(391008788)アボット・ラボラトリーズ (650)
【氏名又は名称原語表記】ABBOTT LABORATORIES
【Fターム(参考)】