説明

カムフォロア

【課題】カムフォロアスタッドの加工コストを削減することにより、製品コストの低減に資することである。
【解決手段】スタッド21と、そのスタッド21に回転自在に組み付けられた軸受組立体22とからなり、前記スタッド21は、その一端部に軸受支持部23、他端部に取付部24が設けられ、前記スタッド21は、冷間鍛造又は切削加工などにより形成された一次加工品の状態にあり、前記軸受支持部23に圧入固定される軸受組立体22の内輪31として熱処理及び仕上げ加工を施したものを使用する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、カムフォロアに関し、特にカムフォロアスタッドの加工コストの低減に関するものである。
【背景技術】
【0002】
カムフォロアは、割り出し装置のインデッスク機構、工作機のカム機構、印刷機の紙送り機構など多岐にわたり使用されている。具体例として、一般の物揚・運搬機器のコンベヤ部、プレス機の搬送ガイド、自動ドアのスライド部、フォークリフト等のフォーク収縮部等の多くの一般機器の稼働部分をガイドしている。印刷機では、紙送り機構の紙押え爪軸の運動機構、インク練りローラやカム機構部等に用いられる。
【0003】
一般に、カムフォロアは、カムフォロアスタッド(以下、単に「スタッド」という。)の一端部に転動体を介して肉厚の外輪を回転自在に嵌合したものである。前記スタッドによって片持ち式に支持された外輪が軌道(トラック)上を転がり運動する。トラックローラとも呼ばれる(特許文献1)。
【0004】
前記従来のカムフォロアは、図5に示したように、スタッド1と、そのスタッド1の一端部に回転自在に組み付けられた軸受組立体2とからなる。スタッド1は、その一端部に軸受組立体2が回転自在に嵌合された軸受支持部3、他端部に取付部4が設けられる。軸受支持部3の前記取付部4と反対側の端部、即ち、外端部にスタッドつば部5が設けられ、また、その軸受支持部3の取付部4側の端部、即ち、内端部に段差部6によって小径となった圧入部7が設けられる。その圧入部7に軸方向に隣接してこれより若干小径の前記の取付部4が設けられる。取付部4の先端にネジ部8が設けられる。前記スタッド1の内部に潤滑剤供給孔10が設けられる。
【0005】
前記軸受組立体2は、前記軸受支持部3の外径面を軌道面として、保持器11によって保持されたころ9を介して外輪12が回転自在に嵌合される。前記圧入部7に環状の内側板13が圧入固定される。内側板13は、スタッドつば部5と同一外径を有する。
【0006】
前記外輪12の両端面において、それぞれ環状の凹部14、15が同芯状に設けられ、一方の凹部14に径方向及び軸方向に僅かの隙間をおいてスタッドつば部5が嵌入され、他方の凹部15にも径方向及び軸方向に僅かの隙間をおいて内側板13が嵌入される。スタッドつば部5及び内側板13は、軸受組立体2の軸方向の動きを規制する。
【0007】
また、前記各凹部14、15にそれぞれシール溝16、17が設けられ、これらのシール溝16、17にシール部材18、19が装着される。各シール部材18、19のリップがそれぞれスタッドつば部5及び内側板13の外径面に接触される。
【0008】
前記スタッド1は、例えば、鋼材に切削加工を施すことにより、スタッドつば部5、軸受支持部3、圧入部7、取付部4が形成され、さらに、ネジ部8のネジ切り加工、潤滑材供給孔10の孔開け加工等の一次加工を施したのち、熱処理及び軸受支持部3に対する研削加工が施され完成する。
【0009】
なお、前記シール部材18、19に代えて、外輪12とスタッドつば部5及び外輪12と内側板13の各軸方向の対向面間にそれぞれワッシャを介在したもの、またワッシャとシール部材の両方を装着したものも知られている(特許文献2)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0010】
【特許文献1】特開平7−42809号公報
【特許文献2】実登第2513158号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0011】
前記特許文献1、2に開示されたカムフォロアは、図5に示したように、スタッド1の軸受支持部3がころ9の転動する軌道面となる。このため、所定の硬度と強度を付与すべく、切削によりスタッド1の各部を一次加工した後に、2次加工としての熱処理を施すことが不可欠である。
【0012】
また、その軌道面を円滑に仕上げるために、前記の熱処理後に軸受支持部3に研削等の仕上げ加工を施すことも不可欠である。しかし、これらの2次加工及び仕上げ加工を必要とすることから、スタッド1の加工コストが高くなる要因となっている。
【0013】
そこで、この発明は、カムフォロアにおけるスタッドの加工コストの低減を図り製品の低コスト化に資することを第一の課題とする。
【0014】
また、前記従来のカムフォロアにおいて、スタッド1に熱処理が施されていない場合は、保持器11が軸方向に振れた場合にその先端部がスタッドつば部5の内面又は内側板13の内面に接触して、これら内面を傷付け、また保持器11の円滑な回転を妨げる問題がある。
【0015】
保持器11がスタッドつば部5の内面又は内側板13の内面に接触する問題に対しては、特許文献2に開示されているように、保持器11の両端部とスタッドつば部5及び内側板13の間にそれぞれワッシャを介在させることが有効な対策である。しかし、ワッシャだけではシール性が不足するので、別にシール部材を追加する必要がある。結局、前記図5の場合のシール部材に加えワッシャが必要となるので、部品点数の増加、ひいては製品コストの増大の要因となる問題がある。
【0016】
そこで、この発明の第二の課題は、前記第一の課題と併せて、前記シール部材に関し、シール機能を維持しつつ、部品の増加なくワッシャ機能を併有させることにある。
【課題を解決するための手段】
【0017】
前記の第一の課題を解決するために、この発明に係るカムフォロアは、スタッドと、そのスタッドに回転自在に組み付けられた軸受組立体とからなり、前記スタッドは、その一端部に前記軸受組立体が回転自在に嵌合された軸受支持部、他端部に取付部が設けられ、前記軸受組立体は、前記軸受支持部の軸方向両端部に設けられた外端規制部と内端規制部によって軸方向に規制され、前記軸受組立体の外輪と前記各規制部との間にシール部材が介在されたカムフォロアにおいて、前記スタッドとして、冷間鍛造又は切削等を施して各部を形成した一次加工品を用い、前記軸受組立体の軌道面とスタッドつば部を構成する部材として、熱処理及び研削加工の施されたつば付き内輪を用い、その内輪を前記軸受支持部に圧入固定した構成としたものである。
【0018】
また、前記の第二の課題を解消するために、この発明に係るカムフォロアは、前記第一の課題を解消する前記構成のカムフォロアにおいて、前記各シール部材として、滑り性と弾性を兼備し、各規制部の対向内面に被覆される環状部を有し、その環状部の外周縁に屈曲部を形成したワッシャ兼シール部材を用いた構成としたものである。
【発明の効果】
【0019】
前記のように、この発明においては、スタッドとして、冷間鍛造又は切削加工後に通常施される熱処理及び研削加工を施す前の一次加工品の状態にあるものを用いることにより、熱処理及び研削加工が不要となるため加工コストの低減を図ることができる。スタッドに熱処理及び研削加工を施していないことによる不利は、これらの処理を施したつば付き内輪をスタッドの軸受支持部に圧入固定することにより解消される。
【0020】
また、スタッドつば部が未熱処理であるため、ワッシャが必要となるが、従来のシール部材に代えてワッシャの機能とシールの機能を一部材で果たすワッシャ兼シール部材を用いたことにより、部品点数が減少し、製品コストの低減を図ることができる。
【0021】
前記のつば付き内輪を使用せず、内輪と側板を併用することによって軌道面を構成することもできる。前記内輪及び側板は汎用品を使用できるので、部品点数が増えることによる製品コストへの影響は少ない。
【0022】
また、スタッドを冷間鍛造により形成することにより、金属棒材のファイバーフローが切断されないので、切削加工により形成したものよりも強度の高いものが得られる。
【図面の簡単な説明】
【0023】
【図1】第一実施形態のカムフォロアの断面図
【図2】第二実施形態のカムフォロアの一部を示す断面図
【図3】第三実施形態のカムフォロアの一部を示す断面図
【図4】第四実施形態のカムフォロアの一部を示す断面図
【図5】従来のカムフォロアの断面図
【発明を実施するための形態】
【0024】
以下、この発明の実施の形態を添付図面に基づいて説明する。
【0025】
[第一実施形態]
図1(a)(b)に示した第一実施形態のカムフォロアは、従来の場合と同様に、スタッド21と、そのスタッド21に回転自在に組み付けられた軸受組立体22とからなる。
【0026】
スタッド21は、その一端部に前記軸受組立体22が回転自在に嵌合された軸受支持部23、他端部に取付部24が設けられる。軸受支持部23と取付部24の境界部分、即ち、軸受支持部23の内端部に内端規制部となるスタッドつば部25が一体に設けられる。取付部24の先端部にネジ部26が設けられる。
【0027】
また、前記ネジ部26側の端面からスタッド21の中心部に、先端部でL字形に屈曲した潤滑材供給孔27が設けられ、その先端部のL字形屈曲部が外周面に一周設けられた給油溝28に連通される。また、軸受支持部23側の端面中心にレンチ穴29が設けられる。
【0028】
前記のスタッド21は、鋼材の金属棒を、スタッド21の外面形状に対応する成形面を有するダイスとパンチによって冷間鍛造し、その後、潤滑剤供給孔27を加工することによって得られた一次加工品によって形成される。レンチ穴29は、冷間鍛造の際に、同時に加工することができる。
【0029】
このように、スタッド21を冷間鍛造によって形成すると、材料の金属棒のファイバーフローが切断されずに連続した状態で成形されるため、切削加工したものよりも強度の高いものが得られる。
【0030】
従来の場合は、前記の一次加工の後に、2次加工として硬度と強度を付与するためにスタッド1(図5参照)の全体に熱処理が施され、さらに軸受支持部3を平滑に仕上げるために研削加工等の仕上げ加工が施されていた。
【0031】
しかし、前述のように、この発明のスタッド21は、熱処理及び仕上げ加工を施すことなく、これらを施す前の一次加工品の状態にあるものが使用される。
【0032】
前記の軸受組立体22は、内輪31と外輪32、これらの相互に対面した軌道面31a、32a(図1(a)参照)の間に周方向に一定間隔をおいて介在されたころ33、各ころ33を案内する保持器34、外輪32の両端部に装着されたワッシャ兼シール部材36によって構成される。
【0033】
前記内輪31は、その外端部に外端規制部である内輪つば部37が一体に設けられる。その内輪31を軸受支持部23に圧入することにより、軸受組立体22がスタッド21に取り付けられる。軸受組立体22の抜け止めのために、スタッド21の端面において内輪つば部37の内周にカシメが施される。符号42はそのカシメ部を示す。
【0034】
なお、前記内輪31に孔40が設けられ、その孔40が給油溝28に合致する。このため、内輪31を軸受支持部23に圧入するに際しその周方向の向きに制限を受けない。孔40が給油溝28に合致することにより、軸受組立体22の内部が潤滑剤供給孔27に連通される。
【0035】
前記外輪32の軌道面32a側の両端面には、それぞれ同芯状態の環状の凹部38が設けられ、各凹部38に前記のワッシャ兼シール部材36がそれぞれ装着される。各ワッシャ兼シール部材36の素材は、耐摩耗性、滑り性に優れ、かつシール性にも優れた素材、例えば、PEEK、POM、PA等のエンジニアリングプラスチックを使用することができる。これ以外にも、所定の機能を果たすことができれば、特に材料の限定はない。
【0036】
なお、前記の内輪31と外輪32は、通常の鋼材が使用され、熱処理が施され、またそれらの軌道面31a、32aは研削加工が施されたものである。
【0037】
前記ワッシャ兼シール部材36は、図1(b)に示したように、環状部39の外周縁に逆L形に設けた屈曲部41を有する形状をなし、その屈曲部41が外輪32の凹部38の内径面に押し当てられる。環状部39は、スタッドつば部25及び内輪つば部37の内面をカバーする幅を有し、これらのつば部25、37と、凹部38の径方向の端面との間で軸方向に挟着される。前記環状部39によって、外輪32と各つば部25、37の間のシールを行う。これと同時に、保持器34両端部と各つば部25、37の内面との摩擦を軽減するワッシャの作用を行い、外輪32の円滑な回転に寄与する。
【0038】
第一実施形態のカムフォロアは以上のようなものであり、従来の場合と同様に、ネジ部26を機械装置の一部に固定することにより軸受組立体22の部分を片持ち式に支持し、軸受組立体22の外輪32をトラックに接触させ回転させる。回転に伴って、ころ33が内輪31の軌道面31a、外輪32の軌道面32aを転動するが、これらの軌道面31a、32aは熱処理されているので、十分な耐久性をもつ。
【0039】
また、外輪32の両端部の凹部38において、各凹部38に対向した各つば部25、37との間は、ワッシャ兼シール部材36の環状部39が介在されることから、外輪32が円滑に回転し、また、同時にシール作用が行われる。また、保持器34の両端部と対向した両つば部25、37の内面は、いずれもワッシャ兼シール部材36の環状部39によって被覆されるので、保持器34の端部が接触したとしても円滑に回転することができる。また、熱処理されていないスタッドつば部25に傷を付ける恐れもない。
【0040】
[第二実施形態]
次に、図2に示した第二実施形態は、内輪31の構造において前記の場合と相違している。即ち、この場合の内輪31は円筒体であり、外端規制部を形成する別体の環状の外側板44をスタッド21の先端部外径面に圧入し、かつその内周部に沿ってカシメ部42を設けたものである。外側板44は、スタッドつば部25と同一径に形成され、前記の内輪つば部37(図1(a)参照)と同様に、外輪32の外端側の凹部38に所要の隙間をおいて嵌入される。また、その内面にワッシャ兼シール部材36が装着される。
【0041】
この外側板44の内面は、前記のように、ワッシャ兼シール部材36によって被覆されているので、熱処理を省略したものを使用することができる。
【0042】
[第三実施形態]
図3に示した第三実施形態は、前記第二実施形態(図2参照)のスタッドつば部25を省略し、その代わりにスタッド21とは別部材の独立した環状の内側板46を軸受支持部23の内端部の段差部47に当たるまで圧入し、更に、軸受組立体22の内輪31及び外側板44をそれぞれ圧入したものである。
【0043】
この場合は、内側板46及び外側板44はともに熱処理が施されるので、その内面を保護するためのワッシャは不要である。したがって、シール機能を有する通常のシール部材48を外輪32の凹部38のシール溝49に装着し、そのリップ部分をそれぞれ外側板44及び内側板46の外径面に接触させるようにしている。
【0044】
以上の第三実施形態の場合は、スタッドつば部25が不要であるので、スタッド21がストレート化し、形状的に冷間鍛造により形成し易く、一層製品コストの低減に資することができる。
【0045】
[第四実施形態]
図4に示した変形例は、前記第三実施形態(図3参照)の構成において、ころ33を総ころタイプとしたものである。この場合は保持器34が使用されないので、ころ33の端部が外側板44及びスタッドつば部25の内面に接触して、いわゆるカジリを生じることがある。
【0046】
このため、この実施形態においては、円筒状の内輪31の両端面外周部をR形状に形成することにより、外側板44とスタッドつば部25との間に凹入部45(所謂ヌスミ)を形成するようにしている。内輪31の両端面外周部をR形状にする簡単な加工によって凹入部45を形成することができる。この凹入部45の存在により、内輪31と外側板44及び内側板46との間の各コーナに空所が生じるため、ころ端部のカジリが防止される。
【0047】
なお、第一から第四実施形態において、特に材料や熱処理方法の限定はなく、所定の機能を果たすものであれば、どのような材料や熱処理方法を用いても構わない。
【符号の説明】
【0048】
1 スタッド
2 軸受組立体
3 軸受支持部
4 取付部
5 スタッドつば部
6 段差部
7 圧入部
8 ネジ部
9 ころ
10 潤滑剤供給孔
11 保持器
12 外輪
13 内側板
14、15 凹部
16、17 シール溝
18、19 シール部材
21 スタッド
22 軸受組立体
23 軸受支持部
24 取付部
25 スタッドつば部
26 ネジ部
27 潤滑剤供給孔
28 給油溝
29 レンチ穴
31 内輪
31a 軌道面
32 外輪
32a 軌道面
33 ころ
34 保持器
36 ワッシャ兼シール部材
37 内輪つば部
38 凹部
39 環状部
40 孔
41 屈曲部
42 カシメ部
44 外側板
45 凹入部
46 内側板
47 段差部
48 シール部材
49 シール溝

【特許請求の範囲】
【請求項1】
スタッドと、そのスタッドに回転自在に組み付けられた軸受組立体とからなり、前記スタッドは、その一端部に前記軸受組立体が回転自在に嵌合された軸受支持部、他端部に取付部が設けられ、前記軸受組立体は、前記軸受支持部の軸方向両端部に設けられた外端規制部と内端規制部によって軸方向に規制され、前記軸受回転体の外輪と前記各規制部との間にシール部材が介在されたカムフォロアにおいて、
前記スタッドとして、冷間鍛造又は切削加工等を施して各部を形成した一次加工品を用い、前記軸受組立体の内輪として熱処理及び研削加工の施されたものを用い、その内輪を前記軸受支持部に圧入固定したことを特徴とするカムフォロア。
【請求項2】
前記内端規制部が、前記スタッドの外径面に一体に設けられたスタッドつば部であることを特徴とする請求項1に記載のカムフォロア。
【請求項3】
前記各シール部材として、滑り性と弾性を兼備し、各規制部の対向内面を被覆する環状部を有し、その環状部の外周縁に屈曲部を形成したワッシャ兼シール部材を用いたことを特徴とする請求項1又は2に記載のカムフォロア。
【請求項4】
前記外端規制部が、前記内輪の外端部に一体に設けられた内輪つば部であることを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載のカムフォロア。
【請求項5】
前記外端規制部が、前記内輪とは別体の独立した環状の外側板によって形成され、該外側板が前記内輪の外端面に押し当てられた状態で前記軸受支持部の先端部に圧入固定されたことを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載のカムフォロア。
【請求項6】
前記内側規制部が独立した環状の内側板によって形成され前記軸受支持部の内端部に圧入固定され、前記外端規制部が独立した環状の外側板によって形成され、前記外側板が前記内輪の外端面に押し当てられた状態で前記軸受支持部の外端部に圧入固定されたことを特徴とする請求項1に記載のカムフォロア。
【請求項7】
前記内輪の両端部の内周部がR形状に形成され、前記内輪の両端部に接した前記外側板と内側板との間に凹入部が形成され、前記軸受組立体の転動体が総ころ型であることを特徴とする請求項6に記載のカムフォロア。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【公開番号】特開2011−33142(P2011−33142A)
【公開日】平成23年2月17日(2011.2.17)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−180779(P2009−180779)
【出願日】平成21年8月3日(2009.8.3)
【出願人】(000102692)NTN株式会社 (9,006)
【Fターム(参考)】