説明

ガラス取り付け構造

【課題】ガラスを形成する2辺が交わる隅部の端面を外力から保護することができ、しかもガラスを位置決めする位置決め用ブッシュの数を少なくすることができる。
【解決手段】開口部4aを有するパネル4と、開口部4aに対向するようにパネル4に装着されるガラス5と、パネル4上に配置されガラス5を位置決めする位置決め用ブッシュと、パネル4にガラス5を接着する接着剤7とを備え、上記位置決め用ブッシュは、パネル4に固定され、ガラス5の2辺が交わる隅部5eを位置決めするとともに、隅部5eの端面を被覆可能な2辺位置決め用ブッシュ8を含む。パネル4に穴部4bを形成し、2辺位置決め用ブッシュ8は穴部4bに挿入される舌片部8dを有し、2辺位置決め用ブッシュ8の舌片部8dをパネル4の穴部4bに挿入することにより、2辺位置決め用ブッシュ8をパネル4に固定するようにしてある。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、油圧ショベル等の作業機械の運転室の窓などに設けられるガラス取り付け構造に関する。
【背景技術】
【0002】
この種の従来技術として、特許文献1に示されるものがある。この特許文献1に示されるものは、油圧ショベルの運転室の窓ガラスの取り付け構造であり、運転室の外殻を形成し、開口部を有するパネルと、開口部に対向するようにパネルに装着される窓ガラスと、この窓ガラスをパネルに接着する接着剤と、ガラスの全周縁に亘ってガラスに接触するリップ、及びパネル端部が嵌合される嵌合溝部を有するリップ付スペーサとを備えた構成になっている。
【0003】
しかし、この特許文献1に示されるものは、パネルに対する窓ガラスの位置決めが難しく、ガラス取り付け作業の能率の向上を見込み難い。このようなことから、従来、ガラスを位置決めする位置決め用ブッシュを備えたガラス取り付け構造が提案されている。この従来提案されているガラス取り付け構造は、運転室の窓を形成する開口部を有するパネルと、開口部に対向するようにパネルに装着されるガラスと、パネル上に配置され、ガラスを形成する各辺に対応して設けられ、ガラスを位置決めする位置決め用ブッシュと、パネルにガラスを接着する接着剤とを備えた構成になっている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2004−90833号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
上述した位置決め用ブッシュを備えた従来の取り付け構造は、パネルにガラスを取り付けるに際し、位置決め用ブッシュによってパネルに対してガラスを位置決めできるので、このガラス取り付け作業を能率良く行なうことができる。しかし、取り付けられるガラスを形成する2辺が交わる隅部の端面が露出した状態となることから、この隅部の端面に何らかの外力が加えられた場合には、ガラスが破損してしまうことが懸念される。また、ガラスの各辺ごとに位置決め用ブッシュを設けることが必要になることから、位置決め用ブッシュの数が多くなり、製作費が高くなりやすい。
【0006】
本発明は、上述した従来技術における実状からなされたもので、その目的は、ガラスを形成する2辺が交わる隅部の端面を外力から保護することができ、しかもガラスを位置決めする位置決め用ブッシュの数を少なくすることができるガラス取り付け構造を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
この目的を達成するために、本発明に係るガラス取り付け構造は、開口部を有するパネルと、上記開口部に対向するように上記パネルに装着されるガラスと、上記パネル上に配置され上記ガラスを位置決めする位置決め用ブッシュと、上記パネルに上記ガラスを接着する接着剤とを備えたガラス取り付け構造において、上記位置決め用ブッシュは、上記パネルに固定され、上記ガラスの2辺が交わる隅部を位置決めするとともに、上記隅部の端面を被覆可能な2辺位置決め用ブッシュを含むことを特徴としている。
【0008】
このように構成した本発明は、ガラスの2辺の交わる隅部の端面を被覆可能な2辺位置決め用ブッシュを備えたことから、この2辺位置決め用ブッシュによって、ガラスの2辺が交わる隅部の端面を外力から保護することができる。また、1つの2辺位置決め用ブッシュによって、ガラスを形成する2辺を同時に位置決めすることができるので、ガラスを位置決めする位置決め用ブッシュの数を少なくすることができる。
【0009】
また、本発明に係るガラス取り付け構造は、上記発明において、上記パネルに穴部を形成し、上記2辺位置決め用ブッシュは上記穴部に挿入される舌片部を有し、上記2辺位置決め用ブッシュの上記舌片部を上記パネルの上記穴部に挿入することにより、上記2辺位置決め用ブッシュを上記パネルに固定することを特徴としている。
【0010】
このように構成した本発明は、パネルに形成した穴部と、2辺位置決め用ブッシュの舌片部とによって2辺位置決め用ブッシュをパネルに固定する固定手段が形成されるので、2辺位置決め用ブッシュとは別に、この2辺位置決め用ブッシュを固定する固定手段を設ける必要がなく、部品数の増加を抑えることができる。
【0011】
また、本発明に係るガラス取り付け構造は、上記発明において、上記2辺位置決め用ブッシュは、上記ガラスの上記2辺のそれぞれに連設される2辺を有し、平面視が略三角形状から成ることを特徴としている。
【0012】
このように構成した本発明は、ガラスを形成する2辺の交わる部分をカットして隅部を形成した場合でも、ガラスの2辺のそれぞれに連設される平面視が略三角形状の2辺位置決め用ブッシュの2辺によって、ガラスの隅部と2辺位置決め用ブッシュとを合わせた平面視の外形形状が、カットして隅部を形成する前のガラスの形状、すなわち2辺を延長させて交わることによって角部を有する形状に形成することができる。これによって、隅部をカットする前のガラスの自然な全体形状に近似させた形状に形成することができる。
【0013】
また、本発明に係るガラス取り付け構造は、上記発明において、上記2辺位置決め用ブッシュは、上記ガラスの2辺が交わる隅部を位置決めするとともに、上記隅部の端面を被覆可能な段差部から成る位置決め部を有することを特徴としている。
【0014】
このように構成した本発明は、ガラスの2辺が交わる隅部を位置決めする2辺位置決め用ブッシュの位置決め部を、段差部によって簡単に形成することができる。
【0015】
また、本発明に係るガラス取り付け構造は、上記発明において、上記2辺位置決め用ブッシュは、上記ガラスの自重を受けて、このガラスを支持する支持部材を兼ねることを特徴としている。
【0016】
このように構成した本発明は、2辺位置決め用ブッシュがガラスの自重を受けるので、このガラスを支持する支持部材を別に設ける必要がなく、部品数の増加を抑えることができる。
【発明の効果】
【0017】
本発明は、ガラスを位置決めする位置決め用ブッシュが、パネルに固定され、ガラスの2辺が交わる隅部を位置決めするとともに、隅部の端面を被覆可能な2辺位置決め用ブッシュを含むことから、この2辺位置決め用ブッシュによってガラスの2辺が交わる隅部の端面を外力から保護することができ、従来提案されていた外力が隅部の端面に加えられた際のガラスの破損を防ぐことができる。また、1つの2辺位置決め用ブッシュによって、ガラスを形成する2辺を同時に位置決めすることができるので、ガラスを位置決めする位置決め用ブッシュの数を従来よりも少なくすることができ、従来に比べて製作費を低減させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0018】
【図1】本発明に係るガラス取り付け構造の一実施形態が備えられる作業機械の運転室を示す側面図である。
【図2】本発明に係るガラス取り付け構造の一実施形態を示す側面図である。
【図3】図2の要部を拡大して示した断面図で、(a)図は図2のA断面拡大図、(b)図は図2のB断面拡大図、(c)図は図2のC断面拡大図である。
【図4】本発明に係るガラス取り付け構造に備えられるガラスを示す側面図である。
【図5】本実施形態に係るガラス取り付け構造に備えられる運転室のパネル部分を示す要部側面図である。
【図6】本実施形態に係るガラス取り付け構造に備えられる2辺位置決め用ブッシュを示す図で(a)図は平面図、(b)図は裏面図、(c)図は斜視図、(d)図は側面図である。
【発明を実施するための形態】
【0019】
以下、本発明に係るガラス取り付け構造の実施の形態を図に基づいて説明する。
【0020】
図1は本発明に係るガラス取り付け構造の一実施形態が備えられる作業機械の運転室を示す側面図、図2は本発明に係るガラス取り付け構造の一実施形態を示す側面図、図3は図2の要部を拡大して示した断面図で、(a)図は図2のA断面拡大図、(b)図は図2のB断面拡大図、(c)図は図2のC断面拡大図である。図4は本発明に係るガラス取り付け構造に備えられるガラスを示す側面図、図5は本実施形態に係るガラス取り付け構造に備えられる運転室のパネル部分を示す要部側面図、図6は本実施形態に係るガラス取り付け構造に備えられる2辺位置決め用ブッシュを示す図で(a)図は平面図、(b)図は裏面図、(c)図は斜視図、(d)図は側面図である。
【0021】
本発明に係るガラス取り付け構造の一実施形態が備えられる作業機械は例えば油圧ショベルであり、図1に示すように、図示しない旋回体上に配置される運転室1を備えている。運転室1の左側方には、オペレータの乗降に際して開閉される扉2が配置されている。扉2の後側部分には、横窓3が設けられている。
【0022】
図2は、図1に示す運転室1から扉2を取り外した状態を示してある。横窓3に、本実施形態に係るガラス取り付け構造が設けられている。この本実施形態に係るガラス取り付け構造は、運転室1の外殻を形成し、開口部4aを有する金属製のパネル4と、開口部4aに対向するようにパネル4に装着されるガラス5と、パネル4上に配置されガラス5を位置決めする後述の位置決め用ブッシュと、パネル4にガラス5を接着する接着剤7とを備えている。
【0023】
パネル4は、図3の(a)(c)図に示すように、横窓3の形成領域を決める凹部4cを有し、図5に示すように、図示左下方に穴部4bを有している。
【0024】
上述した位置決め用ブッシュは、それぞれ弾性を有するゴム材、あるいは合成樹脂等から成り、ガラス5の各辺に対応するようにパネル4上に配置される複数の辺位置決め用ブッシュ6と、パネル4に固定され、ガラス5の2辺、すなわち図4に示す鉛直辺5cと、傾斜辺5dの2辺が交わる隅部5eを位置決めするとともに、隅部5eの端面を被覆可能な1つの2辺位置決め用ブッシュ8とを含んでいる。
【0025】
辺位置決め用ブッシュ6は、図3の(a)図に示すように、それぞれパネル4の凹部4cを形成する壁4dに当接するように配置してある。接着剤7のそれぞれは、図3の(a)(b)(c)図に示すように、辺位置決め用ブッシュ6、あるいは2辺位置決め用ブッシュ8よりもパネル4の開口部4a側に設けられている。
【0026】
2辺位置決め用ブッシュ8は、図6の(d)図に示すように、上述したパネル4の穴部4bに挿入される舌片部8dを有し、図3の(b)図に示すように、舌片部8dをパネル4の穴部4bに挿入することによりパネル4に固定される。
【0027】
また、2辺位置決め用ブッシュ8は、図6の(a)(b)図に示すように、ガラス5の2辺に連設される2辺、すなわち上述した鉛直辺5cに連設される鉛直辺8aと、傾斜辺5dに連設される傾斜辺8bとを有し、平面視が略三角形状に形成されている。
【0028】
また、2辺位置決め用ブッシュ8は、図4に示すガラス5の鉛直辺5cと傾斜辺5dとが交わる隅部5eを位置決めするとともに、図3の(b)図、及び図6の(c)(d)図に示すように、隅部5eの端面を被覆可能な段差部から成る位置決め部8cを有している。すなわち、図3の(b)図に示すように、2辺位置決め用ブッシュ8の位置決め部8cの段差部に形成される面8c1に、ガラス5の隅部5eの端面が当接して、ガラス5が位置決めされ、支持される。図2に示すように2辺位置決め用ブッシュ8が配置されている場合は、ガラス5は、その自重により2辺位置決め用ブッシュ8に当接して支持される。つまり、2辺位置決め用ブッシュ8は、ガラス5を支持する支持部材を兼ねている。
【0029】
同図3の(b)図に示すように、2辺位置決め用ブッシュ8の位置決め部8cの段差部の段差t1は、ガラス5の厚さとほぼ等しく形成される。このため、ガラス5が2辺位置決め用ブッシュ8の外面から外方へ突出しないようになっている。また、2辺位置決め用ブッシュ8の位置決め部8cの厚さt2は、パネル4とガラス5との距離を規定する厚さに形成される。このような構成を有する図3の(b)図等に示す2辺位置決め用ブッシュ8、及び図3の(a)図等に示す辺位置決め用ブッシュ6は、図2に示す開口部4aの開口面に沿うF方向のガラス5の位置決めと、図3の(b)図に示すように、パネル4との間隔を規定するT方向のガラス5の位置決めとを行なうものである。
【0030】
パネル4の凹部4cを形成する壁4dの近傍の辺位置決めブッシュ6と2辺位置決め用ブッシュ8、及び接着剤7が含まれるこの凹部4cの周縁領域は、黒セラミックの焼付塗装が施されている。これに対応させて、図4に示すように、ガラス5の周縁部には、パネル4の黒セラミックの焼付塗装を隠すために、また接着剤7の日光による劣化を防ぐために、黒色塗装部5aを設けてある。黒色塗装部5aの内側部分は透明部5bとなっている。
【0031】
このように構成した本実施形態は、ガラス5をパネル4に取り付けるに際しては、ガラス5の各辺に対応させてパネル4の凹部4cの壁4dに当接するように、複数の辺位置決め用ブッシュ6をパネル4に例えば接着固定し、2辺位置決め用ブッシュ8の舌片部8dをパネル4の穴部4bに挿入して、この2辺位置決め用ブッシュ8をパネル4に固定する。この状態で、接着剤7をパネル4の開口部4aの周縁の複数箇所に塗布する。最後に、ガラス5を辺位置決め用ブッシュ6及び2辺位置決め用ブッシュ8によって位置決めしながら、上述した接着剤7でパネル4に固定する。
【0032】
本実施形態に係るガラス取り付け構造によれば、ガラス5の2辺、すなわち鉛直辺5cと傾斜辺5dとが交わる隅部5eの端面を被覆可能な2辺位置決め用ブッシュ8を備えたことから、この2辺位置決め用ブッシュ8によって、ガラス5の隅部5eの端面を外力から保護することができる。これによって、外力が隅部4eの端面に加えられることによるガラス5の破損を防止することができる。また、1つの2辺位置決め用ブッシュ8によって、ガラス5を形成する鉛直辺5cと傾斜辺5dとを同時に位置決めすることができるので、ガラス5を位置決めする位置決め用ブッシュの数を少なくすることができ、製作費を安くすることができる。
【0033】
また、パネル4に形成した穴部4bと、2辺位置決め用ブッシュ8の舌片部8dとによって2辺位置決め用ブッシュ8をパネル4に固定する固定手段が形成されるので、2辺位置決め用ブッシュ8とは別に、この2辺位置決め用ブッシュ8を固定する固定手段を設ける必要がなく、部品数の増加を抑えることができる。このことも本実施形態に係るガラス取り付け構造の製作費を安くすることに貢献する。
【0034】
また、ガラス5は、鉛直辺5cと傾斜辺5dの交わる部分をカットすることによって隅部5eを形成してあるが、ガラス5の鉛直辺5c、傾斜辺5dのそれぞれに連設される平面視が略三角形状の2辺位置決め用ブッシュ8の2辺、すなわち鉛直辺8a、傾斜辺8bによって、ガラス5の隅部5eと2辺位置決め用ブッシュ8とを合わせた平面視の外形形状が、カットして隅部5eを形成する前のガラス5の形状、すなわち鉛直辺5cと傾斜辺5dを延長させて互いに交わることにより角部を有する形状に形成することができる。これによって、隅部5eをカットする前のガラス5の自然な全体形状に近似させた形状に形成することができ、優れた意匠性を確保することができる。
【0035】
また、ガラス5の鉛直辺5cと傾斜辺5dとが交わる隅部5eを位置決めする2辺位置決め用ブッシュ8の位置決め部8cを、段付部によって簡単に形成することができ、2辺位置決め用ブッシュ8の製作費を安くすることに貢献する。
【0036】
また、2辺位置決め用ブッシュ8がガラス5の自重を受けるので、ガラス5を安定した形態に保つことができ、信頼性の高いガラス取り付け構造を確保することができる。また、ガラス5を支持する支持部材を別に設ける必要がなく、部品数の増加を抑えることができる。このことも本実施形態に係るガラス取り付け構造の製作費を安くすることに貢献する。
【0037】
なお、上記実施形態は、図2における左下方位置に2辺位置決め用ブッシュ8を配置してあるが、図2における右上方のガラス5の隅部、あるいは図2における左上方のガラス5の隅部等に2辺位置決め用ブッシュ8を配置する構成にしてもよい。
【0038】
また、上記実施形態は、油圧ショベルの運転室の横窓3を形成するガラス5の取り付け構造であるが、本発明は、このような油圧ショベル等の作業機械の運転室の窓に設けられることには限定されず、建物等の窓を構成する部分ならば適用することができる。
【符号の説明】
【0039】
1 運転室
3 横窓
4 パネル
4a 開口部
4b 穴部
4c 凹部
4d 壁
5 ガラス
5a 黒色塗装部
5b 透明部
5c 鉛直辺
5d 傾斜辺
5e 隅部
6 辺位置決め用ブッシュ
7 接着剤
8 2辺位置決め用ブッシュ
8a 鉛直辺
8b 傾斜辺
8c 位置決め部
8d 舌片部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
開口部を有するパネルと、上記開口部に対向するように上記パネルに装着されるガラスと、上記パネル上に配置され上記ガラスを位置決めする位置決め用ブッシュと、上記パネルに上記ガラスを接着する接着剤とを備えたガラス取り付け構造において、
上記位置決め用ブッシュは、上記パネルに固定され、上記ガラスの2辺が交わる隅部を位置決めするとともに、上記隅部の端面を被覆可能な2辺位置決め用ブッシュを含むことを特徴とするガラス取り付け構造。
【請求項2】
請求項1に記載のガラス取り付け構造において、
上記パネルに穴部を形成し、上記2辺位置決め用ブッシュは上記穴部に挿入される舌片部を有し、
上記2辺位置決め用ブッシュの上記舌片部を上記パネルの上記穴部に挿入することにより、上記2辺位置決め用ブッシュを上記パネルに固定することを特徴とするガラス取り付け構造。
【請求項3】
請求項1に記載のガラス取り付け構造において、
上記2辺位置決め用ブッシュは、上記ガラスの上記2辺のそれぞれに連設される2辺を有し、平面視が略三角形状から成ることを特徴とするガラス取り付け構造。
【請求項4】
請求項1に記載のガラス取り付け構造において、
上記2辺位置決め用ブッシュは、上記ガラスの2辺が交わる隅部を位置決めするとともに、上記隅部の端面を被覆可能な段差部から成る位置決め部を有することを特徴とするガラス取り付け構造。
【請求項5】
請求項1〜4のいずれか1項に記載のガラス取り付け構造において、
上記2辺位置決め用ブッシュは、上記ガラスの自重を受けて、このガラスを支持する支持部材を兼ねることを特徴とするガラス取り付け構造。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【公開番号】特開2010−264951(P2010−264951A)
【公開日】平成22年11月25日(2010.11.25)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−119942(P2009−119942)
【出願日】平成21年5月18日(2009.5.18)
【出願人】(000005522)日立建機株式会社 (2,611)
【Fターム(参考)】