説明

キノリンおよびその治療的使用

【課題】キノリンおよびその治療的使用を提供すること。
【解決手段】式[1]の化合物は、炎症性要素を有する状態の治療に有用なCRTH2アンタゴニストである[式中、R、R、R、RおよびRは、独立して、水素、C〜Cアルキル、C〜Cフルオロアルキル、シクロプロピル、ハロ、−S(O)、−SONR、−NR、−NRC(O)R、−CO、−C(O)NR、−C(O)R、−NO、−CNまたは−OR基であり;それぞれのRは、独立して、C〜Cアルキル、C〜Cフルオロアルキル、シクロアルキル、アリール、またはヘテロアリールであり;R、Rは、独立して、C〜Cアルキル、C〜Cフルオロアルキル、シクロアルキル、シクロアルキル−(C〜Cアルキル)−、アリール、ヘテロアリールまたは水素であり;Rは、水素、C〜Cアルキル、C〜Cフルオロアルキル、シクロアルキル、シルコアルキル−(C〜Cアルキル)−、または−SO基であり;Aは、−CHR10−、−C(O)−、−S(O)−、−0−、または−NR10−であり、nは0〜2の整数であり、R10は水素、C〜Cアルキル、またはC〜Cフルオロアルキル基であり;Bは、直接結合、または−CH−、−CHCH−、−CHR11−、−CR1112−、−CHCHR11−、−CHCR1112−、−CHR11CHR12−、および式−(CR1112−Z−の二価基から選択される二価基であり、ZはR、RおよびRを保有する環に結合しており;R11はC〜Cアルキル、シクロプロピル、C〜Cフルオロアルキルであり;R12はメチルまたはフルオロメチルであり;pは独立して1または2であり;Zは−0−、−NH−、または−S(O)であり、nは0〜2の整数であり;Xは、カルボン酸、テトラゾール、3−ヒドロキシイソオキサゾール、ヒドロキサム酸、ホスフィネート、ホスホネート、ホスホンアミド、もしくはスルホン酸基、または式C(=O)NHSOもしくはSONHC(=O)Rの基であり;Yは、アリール、ヘテロアリール、アリールと縮合したヘテロシクロアルキル、ヘテロアリールと縮合したシクロアルキル、ヘテロアリールと縮合したヘテロシクロアルキルまたはアリールと縮合したシクロアルキル基である]。


Notice: Undefined index: DEJ in /mnt/www/gzt_disp.php on line 298

【特許請求の範囲】
【請求項1】
CRTH2受容体活性の変調に応答性のある状態の治療において使用する医薬品を製造するための、式[1]の化合物またはその薬学的に許容される塩、N−オキシド、水和物もしくは溶媒和物の使用:
【化1】

[式中、
、R、R、RおよびRは、独立して、水素、C〜Cアルキル、完全にもしくは部分的にフッ素化されたC〜Cアルキル、シクロプロピル、ハロ、−S(O)、−SONR、−NR、−NRC(O)R、−CO、−C(O)NR、−C(O)R、−NO、−CNまたは−OR基であり;
それぞれのRは、独立して、C〜Cアルキル、完全にもしくは部分的にフッ素化されたC〜Cアルキル、シクロアルキル、アリール、またはヘテロアリールであり;
、Rは、独立して、C〜Cアルキル、完全にもしくは部分的にフッ素化されたC〜Cアルキル、シクロアルキル、シクロアルキル−(C〜Cアルキル)−、アリール、ヘテロアリールまたは水素であり;
は、水素、C〜Cアルキル、完全にもしくは部分的にフッ素化されたC〜Cアルキル、シクロアルキル、シルコ(cylco)アルキル−(C〜Cアルキル)−、または−SO基であり;
Aは、−CHR10−、−C(O)−、−S(O)−、−O−、または−NR10−であり、nは0〜2の整数であり、R10は、水素、C〜Cアルキル、または完全にもしくは部分的にフッ素化されたC〜Cアルキル基であり;
Bは、直接結合、または−CH−、−CHCH−、−CHR11−、−CR1112−、いずれかの配向の−CHCHR11−、いずれかの配向の−CHCR1112−、いずれかの配向の−CHR11CHR12−、および式−(CR1112−Z−の二価基から選択される二価基であり、ZはR、RおよびRを保有する環に結合しており;
11は、C〜Cアルキル、シクロプロピル、または完全にもしくは部分的にフッ素化されたC〜Cアルキルであり;
12は、メチルまたは完全にもしくは部分的にフッ素化されたメチルであり;
pは、独立して1または2であり;
Zは、−O−、−NH−、または−S(O)−であり、nは0〜2の整数であり;
Xは、カルボン酸、テトラゾール、3−ヒドロキシイソオキサゾール、ヒドロキサム酸、ホスフィネート、ホスホネート、ホスホンアミド、もしくはスルホン酸基、または式C(=O)NHSOもしくはSONHC(=O)Rの基であり;
Yは、アリール、ヘテロアリール、アリールと縮合したヘテロシクロアルキル、ヘテロアリールと縮合したシクロアルキル、ヘテロアリールと縮合したヘテロシクロアルキルまたはアリールと縮合したシクロアルキル基である]。
【請求項2】
CRTH2受容体活性の変調に応答性のある状態の治療方法であって、そのような疾患に罹患している患者に、有効量の請求項1に記載の化合物を投与することを含む、方法。
【請求項3】
該状態が、喘息、慢性閉塞性肺疾患、アレルギー性気道症候群、気管支炎、嚢胞性線維症、肺気腫および鼻炎から選択される、請求項1に記載の使用または請求項2に記載の方法。
【請求項4】
該状態が、乾癬、アトピー性および非アトピー性皮膚炎 クローン病、潰瘍性大腸炎、ならびに過敏性腸疾患から選択される、請求項1に記載の使用または請求項2に記載の方法。
【請求項5】
およびRが同時に水素ではなく、Bが直接結合ではない、請求項1に記載の化合物。
【請求項6】
がフルオロまたはクロロである、前記請求項のいずれかに記載の使用、治療方法、または化合物。
【請求項7】
が水素、クロロまたはメチルである、前記請求項のいずれかに記載の使用、治療方法、または化合物。
【請求項8】
が水素である、前記請求項のいずれかに記載の使用、治療方法、または化合物。
【請求項9】
がメチル、エチル、メトキシまたはジフルオロメトキシである、前記請求項のいずれかに記載の使用、治療方法、または化合物。
【請求項10】
がメチル、エチル、エトキシ、イソプロポキシ、ジフルオロメトキシまたはシアノである、前記請求項のいずれかに記載の使用、治療方法、または化合物。
【請求項11】
Aが−CH−、−O−、または−S(O)−であり、nが0、1または2である、前記請求項のいずれかに記載の使用、治療方法、または化合物。
【請求項12】
Bが−CH−、−OCH(CH)−または−OCH−であり、酸素がR、RおよびRを保有する環に結合している、前記請求項のいずれかに記載の使用、治療方法、または化合物。
【請求項13】
Xが−COHである、前記請求項のいずれかに記載の使用、治療方法、または化合物。
【請求項14】
Yが4−フルオロフェニル、4−クロロフェニル、4−メタンスルホニルフェニル、4−エタンスルホニルフェニル、4−(モルホリン−4−スルホニル)フェニル、4−(ピロリジン−1−カルボニル)フェニル、2,4−ジフルオロフェニル、2,4−ジクロロフェニル、2−クロロ−2−フルオロフェニル、2−クロロ−4−フルオロフェニル、2−クロロ−4−メタンスルホニルフェニ、2−クロロ−4−(ピロリジン−1−カルボニル)フェニルおよび2−クロロ−4−シクロブチルカルバモイルである、前記請求項のいずれかに記載の使用、治療方法、または化合物。
【請求項15】
がフルオロまたはクロロであり;RおよびRが水素であり;Rがメチル、エチル、メトキシまたはジフルオロメトキシであり;Rがメチル、エチル、エトキシ、イソプロポキシ、ジフルオロメトキシまたはシアノであり;Aが−CH−、−O−、または−S(O)−であり、nが0、1または2であり;Bが−CH−、−OCH(CH)−または−OCH−であり、酸素がR、RおよびRを保有する環に結合しており;Xが−COHであり;Yが4−フルオロフェニル、4−クロロフェニル、4−メタンスルホニルフェニル、4−エタンスルホニルフェニル、4−(モルホリン−4−スルホニル)フェニル、4−(ピロリジン−1−カルボニル)フェニル、2,4−ジフルオロフェニル、2,4−ジクロロフェニル、2−クロロ−2−フルオロフェニル、2−クロロ−4−フルオロフェニル、2−クロロ−4−メタンスルホニルフェニ、2−クロロ−4−(ピロリジン−1−カルボニル)フェニルおよび2−クロロ−4−シクロブチルカルバモイルである、請求項1、3もしくは4に記載の使用、請求項2、3もしくは4に記載の治療方法、または請求項5に記載の化合物。
【請求項16】
以下の群から選択される化合物:
[8−クロロ−3−(4−クロロベンジル)−4−ジフルオロメトキシ−2−エチルキノリン−5−イルオキシ]酢酸、
[3−(4−クロロベンジル)−4−ジフルオロメトキシ−2−エチル−8−フルオロキノリン−5−イルオキシ]酢酸、
[3−(2,4−ジクロロベンジル)−2−ジフルオロメトキシ−8−フルオロ−4−メチルキノリン−5−イルオキシ]酢酸、
[4−ジフルオロメトキシ−2−エチル−8−フルオロ−3−(4−フルオロベンジル)キノリン−5−イルオキシ]酢酸、
[3−(2,4−ジフルオロベンジル)−4−ジフルオロメトキシ−2−エチル−8−フルオロキノリン−5−イルオキシ]酢酸、
[3−(2,4−ジクロロベンジル)−4−ジフルオロメトキシ−2−エチル−8−フルオロキノリン−5−イルオキシ]酢酸、
[3−(4−クロロ−2−フルオロベンジル)−2−ジフルオロメトキシ−8−フルオロ−4−メチルキノリン−5−イルオキシ]酢酸、
[8−クロロ−3−(4−クロロベンジル)−2−ジフルオロメトキシ−4−メチルキノリン−5−イルオキシ]酢酸、
[3−(2−クロロ−4−フルオロベンジル)−4−ジフルオロメトキシ−2−エチル−8−フルオロキノリン−5−イルオキシ]酢酸、
[3−(2−クロロ−4−フルオロベンジル)−2−ジフルオロメトキシ−8−フルオロ−4−メチルキノリン−5−イルオキシ]酢酸、
[8−クロロ−3−(4−クロロ−2−フルオロベンジル)−4−ジフルオロメトキシ−2−エチルキノリン−5−イルオキシ]酢酸、
[3−(4−クロロ−2−フルオロベンジル)−4−ジフルオロメトキシ−2−エチル−8−フルオロキノリン−5−イルオキシ]酢酸、
{4−ジフルオロメトキシ−2−エチル−8−フルオロ−3−[4−(モルホリン−4−スルホニル)ベンジル]キノリン−5−イルオキシ}酢酸、
{4−ジフルオロメトキシ−2−エチル−8−フルオロ−3−[4−(ピロリジン−1−カルボニル)ベンジル]キノリン−5−イルオキシ}酢酸、
2−[3−(2,4−ジクロロベンジル)−2−ジフルオロメトキシ−8−フルオロ−4−メチルキノリン−5−イルオキシ]プロピオン酸、
(S)−2−[3−(2,4−ジクロロベンジル)−2−ジフルオロメトキシ−8−フルオロ−4−メチルキノリン−5−イルオキシ]プロピオン酸、
2−[8−クロロ−3−(4−クロロベンジル)−2−ジフルオロメトキシ−4−メチルキノリン−5−イルオキシ]プロピオン酸、
{8−クロロ−4−ジフルオロメトキシ−2−エチル−3−[4−(ピロリジン−1−カルボニル)ベンジル]−キノリン−5−イルオキシ}酢酸、
{3−[2−クロロ−4−(ピロリジン−1−カルボニル)ベンジル]−4−ジフルオロメトキシ−2−エチル−8−フルオロキノリン−5−イルオキシ}酢酸、
(S)−2−{3−[2−クロロ−4−(ピロリジン−1−カルボニル)ベンジル]−4−ジフルオロメトキシ−2−エチル−8−フルオロキノリン−5−イルオキシ]プロピオン酸、
(S)−2−[3−(2,4−ジクロロベンジル)−4−ジフルオロメトキシ−2−エチル−8−フルオロキノリン−5−イルオキシ]プロピオン酸、
[3−(2−クロロ−4−シクロブチルカルバモイルベンジル)−4−ジフルオロメトキシ−2−エチル−8−フルオロキノリン−5−イルオキシ]酢酸、
(23)(S)−2−[3−(2−クロロ−4−シクロブチルカルバモイルベンジル)−4−ジフルオロメトキシ−2−エチル−8−フルオロキノリン−5−イルオキシ]プロピオン酸、
ならびにその薬学的に許容される塩、N−オキシド、水和物および溶媒和物。
【請求項17】
請求項5から16のいずれかに記載の化合物を薬学的に許容される担体と共に含む医薬組成物。

【公表番号】特表2009−510045(P2009−510045A)
【公表日】平成21年3月12日(2009.3.12)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−532876(P2008−532876)
【出願日】平成18年9月29日(2006.9.29)
【国際出願番号】PCT/GB2006/003644
【国際公開番号】WO2007/036743
【国際公開日】平成19年4月5日(2007.4.5)
【出願人】(507259730)アージェンタ ディスカバリー リミテッド (23)
【Fターム(参考)】