キーディスプレイ部が結合されたキー入力装置及びそれを提供するデジタル装置
【課題】キーディスプレイ部が結合されたキー入力装置及びそれを提供するデジタル装置を提供する。
【解決手段】キーを識別できる文字またはイメージを表示するキーディスプレイ部、キーディスプレイ部により識別されるキーに付加された圧力によって下降後上昇する接触感知部及びキーに付加された圧力による電気的信号を生成する信号生成部を備え、キーディスプレイ部で表示する文字またはイメージは変更可能であることを特徴とするキーディスプレイ部が結合されたキー入力装置。
【解決手段】キーを識別できる文字またはイメージを表示するキーディスプレイ部、キーディスプレイ部により識別されるキーに付加された圧力によって下降後上昇する接触感知部及びキーに付加された圧力による電気的信号を生成する信号生成部を備え、キーディスプレイ部で表示する文字またはイメージは変更可能であることを特徴とするキーディスプレイ部が結合されたキー入力装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、キーディスプレイ部が結合されたキー入力装置及びそれを提供するデジタル装置に関する。
【背景技術】
【0002】
キーパッドは、デジタル装置で重要な入力装置である。携帯電話、リモコン、PDA、HPC、ノート型パソコンなどのデジタル装置の機能を効率的に提供するために、どんな方式でキーパッドを構成し、どんなキーをどんな位置に生成するかは、人体工学的な面で多くの研究を必要とする分野である。
【0003】
ところで、特定機能を入力することが人体工学的な側面を有しているが、キーパッドの位置やキーパッド機能を表す文字、イメージの配置があらゆる人に、そしてあらゆる機能に対して一括的に有用に適用されるものではない。例えば、左手を主に使用する人には、右手を主に使用する人に合わせて設計されたキーパッドが有用でないことがある。また、文字入力を中心に設計されたキーパッドは、文字より数字、または特殊文字を頻繁に入力する場合には有用でないことがある。
【0004】
図1は、従来、キーの機能によってキーを表示する文字を変化させるディスプレイ窓を通じてソフトキーを具現した例示図である。
【0005】
特許文献1では、特定機能によって一部キーパッドの機能が変わるソフトキーを提示した。これは、図1と類似した機能を提示する。携帯電話1000は大きく画面11、12とキーパッド110、120で構成される。画面の直下方に位置するキーパッド110は、可変的なキー機能を提供する。可変的なキー機能とは、特定機能によって該当キーが提供する機能が変わることを意味する。(a)で電話帳を使用する場合、この電話帳の使用に適した機能である削除、選択、修正の機能が110キーにマッピングされている。そして、キーにマッピングされた機能を表すために、12画面には該当機能を表示している。
【0006】
(b)は、SMS(Short Messaging System)機能を使用する場合である。文字を送るために編集を行う場合に必要な機能である取消、伝送、受信者が、110キーにマッピングされている。そして、キーにマッピングされた機能を表すために12画面には該当機能を表示している。
【0007】
図1では、一部のキーが提供する機能がアプリケーションによって可変的であり、この可変的な機能を該当アプリケーションが動作する場合に表すために1つの小さな窓を使用している。
【0008】
ところが、このような小さな窓の使用は、直接キーやボタン上に表示されたものではないので、ユーザにとって、その機能を認知するのに難点がある。また、このような方式は、アプリケーションによって設定されたキーであって、ユーザの便宜によって変更可能なものではない。
【0009】
したがって、ユーザによって、そして、機能によってキーの機能を自由に設定しうる装置が必要である。また、キーの機能またはキー自体を識別するための文字やイメージも既存の方式による場合、ユーザが自由に表すことができないという点で、このような自由なキーの使用を可能にする装置が必要である。このために該当キーの機能を表す情報をキーに直ちに表すことができる装置及び方法が必要である。
【特許文献1】韓国公開特許出願第10−2004−0059496号
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0010】
本発明の技術的課題は、キーに表示される文字またはイメージを自由に変更するところにある。
【0011】
本発明の他の技術的課題は、キーに表示される文字またはイメージをユーザが多様に選択するところにある。
【0012】
本発明の目的は、以上で言及した目的に制限されず、言及されていない他の目的は下の記載から当業者に明確に理解されうる。
【課題を解決するための手段】
【0013】
本発明は、キーディスプレイ部が結合されたキー入力装置及びそれを提供するデジタル装置に関する。
【0014】
本発明の一実施形態によるキーディスプレイ部が結合されたキー入力装置は、キーを識別できる文字またはイメージを表示するキーディスプレイ部、前記キーディスプレイ部により識別されるキーに付加された圧力によって下降後上昇する接触感知部及び前記キーに付加された圧力による電気的信号を生成する信号生成部と、を備え、前記キーディスプレイ部で表示する文字またはイメージは変更可能である。
【0015】
本発明の一実施形態によるキーディスプレイ部が結合されたキー入力装置を提供するデジタル装置は、キーを識別できる文字またはイメージを表示するキーディスプレイ部、前記キーディスプレイ部により識別されるキーに付加された圧力によって下降後上昇する接触感知部、前記キーに付加された圧力による電気的信号を生成する信号生成部、及び前記キーディスプレイ部に表示される文字またはイメージを変更するディスプレイ制御部を備える。
【0016】
キーまたはボタンは、デジタル装置で特定機能を活性化させるか、非活性化させる機能を提供する。例えば、”1”と書かれたキーまたはボタンを押さえる場合に1が押されるか、1と関連した機能が実行されることを意味する。携帯電話の場合、1つのキー上にいろいろな文字が表示されたことをよく見られるが、これは1つのキーが状況によりいろいろな他の機能を行うためである。
【0017】
キーマップは、キーディスプレイ部に表すイメージ、または文字とこのキーを押した場合のコードについての情報である。例えば、最初のキーボタンに出力する文字、またはイメージが数字‘1’でない場合、該当文字またはイメージと、最初キーボタンとマッチングされているという情報を共に有していることを意味する。キー入力装置によって、キーコードは、固定されており、単にキーに出力する文字またはイメージが何かを表す情報だけ含まれた場合も存在する。
【0018】
キーマップは、ユーザが生成して割り当ててもよく、またアプリケーションによって設定されてもよい。一方、キー入力装置が提供するデジタル装置の機能によってキー入力装置が異なる装置またはネットワークから入力される場合にも可能である。携帯電話の場合、無線通信ネットワークと連貫して設定でき、リモコンの場合、他の家電製品でキーマップ情報を受信することができる。
【発明の効果】
【0019】
本発明を具現することによって、キーに表示される文字またはイメージを自由に変更し、かつユーザが多様に選択しうる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0020】
以下、添付された図面を参照して本発明の望ましい実施形態を詳細に説明する。
【0021】
図2A、図2B、図2Cは、本発明の一実施形態によるキーの構成を示す構成図である。
【0022】
図2A、図2B、図2Cに共通で存在する各部分の機能及び名称は次の通りである。
【0023】
キーディスプレイ部100は、文字、イメージ、または既定のカラーを表示する。有機ELのようなディスプレイ装置を使用でき、有機EL以外にもLCDのような極めて小さなディスプレイ装置が使用可能である。
【0024】
有機EL(Electro−Luminescence、あるいはOLED:Organic Lighting Emiting Diodes)は、蛍光性有機化合物を電気的に励起させて発光させる自発光型ディスプレイであって、低い電圧での駆動が可能であり、薄型などの長所を有している。また、広視野角、迅速な応答速度などLCDにおいて問題と指摘されている欠点を解決しうる次世代ディスプレイの候補として注目されている。低い電圧と薄型という点でキーディスプレイ部100の具現に適している。しかし、必ずしも有機ELに限定されるものではなく、キーディスプレイ部100は、大きく携帯電話、PDAなどのキーパッドを、小さくは、1つのキーまたはボタンの大きさを有するディスプレイ装置を含む。
【0025】
コネクタ150は、キーディスプレイ部100にどんな文字またはイメージ、またはどんなカラーを表示するかを制御する。コネクタ150は、ユーザの設定、またはデジタル装置内のアプリケーションによって既定の情報を表示できるようにデータを送受信できる。
【0026】
接触感知部300は、キーが押されたか、またはキーが、どの位押されていたかを感知する部分である。接触がなされる場合、これによる信号を生成する信号生成部が付加されうる。信号生成部310は、図2A、図2Bのように接触感知部の下部に存在しうる。信号生成部310は、ユーザがキーを押す場合、電気をショートさせたりして、該当キーが押されたことを知らせる電気的信号を発生させる。また、ユーザがキーを押した後でキーが再び反動により上がるように構成される。これは、図4A、図4B、図4Cで詳細に説明する。
【0027】
キーディスプレイ部100がユーザのキー入力を直接受けるならば、キーディスプレイ部100に圧力が加えられて、長期使用が難しくなりうる。したがって、キーディスプレイ部100に加えられる圧力を減らし、キーディスプレイ部100を保護し、またキーが入力される感触を提供する透明または半透明の保護部200が必要である。
【0028】
図2Cにおいて、このような保護部200に接触を感知する機能を付加した。したがって、キーディスプレイ部100を通じて文字またはイメージなどを表し、その上側方向に保護部200を結合した。この保護部200は、接触を感知する機能を追加し、接触が起こる場合、キー入力があるということを知らせるコネクタ250を結合する。図2Cは、図2A、図2Bとは違って、キーディスプレイ部100の上側で接触または入力を感知して信号を生成する。
【0029】
図3A、図3B、図3Cは、本発明の他の実施形態によるキーの構成を示す構成図である。図2A、図2B、図2Cでは、1つのキーに対して1つのキーディスプレイ部が文字またはイメージを表示する装置を示す。図3A、図3B、図3Cでは、2つ以上のキーに対して1つのキーディスプレイ部がイメージまたは文字を出力し、それぞれのイメージまたは文字が1つのキーを表す。そして、これら1つのキーに対するユーザの入力(または接触)を感知するための保護部をキーディスプレイ部の上段に配列している。
【0030】
まず、図3Aは、斜視図である。1つのキーディスプレイ部100には、多様な文字、またはイメージが現れている。これら文字またはイメージ1つ1つがキーを意味する。しかし、タッチスクリーンではないので、これらキーディスプレイ部100は、入力を感知できない。入力を感知し、これらキーディスプレイ部100を保護できるように保護部201、202、203がキーディスプレイ部の上方に存在する。コネクタ150は、キーディスプレイ部にどんな文字またはイメージなどを表示するかに関する信号を伝送し、キーディスプレイ部のカラー、輝度などを制御する。
【0031】
図3Bは、側面図である。側面から見るとき、キーディスプレイ部上に1つのキーを表す保護部201があり、この保護部は、ユーザの入力または接触を感知しうる。そして、入力、接触が起こったことを知らせるようにコネクタ250を通じて信号を伝送する。
【0032】
図3Cは、平面図である。上から見るとき、キーディスプレイ部100は、キーに該当する文字またはイメージを表示している。これらそれぞれの文字またはイメージ上には、201、202、203のように入力を感知する保護部が存在する。各保護部201、202、203は、接触感知部の機能も共に行うので、入力または接触が起こる場合、信号を伝送するコネクタ250が各々連結されている。これらを通じていかなるキーが入力されたかが分かる。
【0033】
前述したキーは、携帯電話、PDA、HPC、ノート型パソコン、リモコンなど多様なデジタル装置に適用可能である。特に、携帯電話やPDAの場合、キーまたはボタンの数が少ないので、キーディスプレイ部を結合したキーを適用する場合、多様なユーザの要求を充足させうる。そして、携帯電話などに提供される着信メロディーのダウンロードのように、文字またはイメージをダウンロードして保存するサービスが提供されうる。これについては、図9の説明で詳述する。
【0034】
図4A、図4B、図4Cは、本発明の一実施形態による接触感知部の構成を示す構成図である。
【0035】
接触感知部について詳細に説明すれば、次の通りである。接触感知部は、ユーザがキーを押す場合、キーが押されたことを知らせる機能を行う。また、ユーザにキーを押す感触を伝達するための機能を提供する。キーを押す感触とは、キーまたはボタンに一定の力を加えた場合、音と共にボタンが押されて機能が実行されるという感じをユーザに与えることを意味する。そのために、接触感知部は、微細な弾性を提供しうる。
【0036】
図4Aは、ユーザがキーを押す場合、電気的信号を発生させる接触感知部の一実施形態である。
【0037】
図4Aは、図2A及び図2Bに適用されうる接触感知部の構造である。信号生成部310は、キーが弾力的に押されるようにする支持部330を含む。支持部は、弾力性素材で構成され、例えば、ゴム、スプリングなどで構成されうる。そして、キーが押された場合、電気的信号を生成する接触部320を含む。接触部が接触する場合、電気的信号が付加されるか、あるいは電気的信号が切れる。そして、これを通じて該当キーが押されたが分かる。支持部330は、弾力的に構成されるので、キーが押された後に、再びキーが原位置に復帰できるように弾性を提供する。
【0038】
図4Bは、図4Aと類似している。但し、キーを原位置に復帰させるためにゴムなどの材質を通じて弾性を提供している。
【0039】
図4Cは、図2Cまたは図3A、図3B、図3Cに適用しうるディスプレイ保護部200と接触部300が結合された場合を示している。ディスプレイ保護部200内に接触部320を挿入し、ディスプレイ保護部200に一定の圧力が加えれる場合、両接触部320が接触して電気的信号を生成する。キーディスプレイ部の上段に位置し、文字またはイメージを外部に表すためには、透明な材質を必要とする。透明な材質のビニール、ゴムなどで作ったディスプレイ保護部200内に接触部320が挿入されている。接触部320が相互接触する場合、電気的にショートを起こせる連結部321を付加した。ディスプレイ保護部200内には、接触部320が存在し、ユーザがディスプレイ保護部200を押せば、内部で接触して電気的信号を生成する。また、連結部321は、元の形状へ戻るので、キーを押した後で接触部320を再び元の状態に離隔させる役割を行う。電気的信号は、図4Aで説明した方式と類似している。
【0040】
図5は、本発明の一実施形態によるキーディスプレイ部を備えた装置の構成図である。本実施例で使われる”部”という用語、すなわち、”モジュール”または”テーブル”という用語はソフトウェアまたはFPGAまたはASICのようなハードウェア構成要素を意味し、モジュールは所定の役割を行う。しかし、モジュールはソフトウェアまたはハードウェアに限定されるものではない。モジュールはアドレッシングできる保存媒体に位置すべく構成されても良く、1つまたはそれ以上のプロセッサーを再生させるように構成されても良い。したがって、一例としてモジュールはソフトウェア構成要素、客体向けソフトウェア構成要素、クラス構成要素及びタスク構成要素のような構成要素と、プロセス、関数、属性、プロシージャー、サブルーチン、プログラムコードのセグメント、ドライバー、ファームウェア、マイクロコード、回路、データ、データベース、データ構造、テーブル、アレイ及び変数を含む。構成要素とモジュール内で提供される機能はより少数の構成要素及びモジュールに結合されるか、追加的な構成要素とモジュールにさらに分離されうる。のみならず、構成要素及びモジュールはディバイスまたは保安マルチメディアカード内の1つまたはそれ以上のCPUを再生させるように具現されることもある。
【0041】
キーディスプレイ部100は、図2A、図2B、図2C及び、図3A、図3B、図3Cで説明したキーを識別できる文字またはイメージなどを出力するキーディスプレイ部を意味する。
【0042】
キーディスプレイ部100にどんな文字またはイメージを表示するかを設定し、変更する作業は、キーディスプレイ制御部550で行う。キーディスプレイ制御部550は、キーパッドディスプレイ出力部510とキーパッドディスプレイ設定部520、キーパッド入力処理部530を含む。
【0043】
キーパッドディスプレイ出力部510は、キーディスプレイ部100に出力する文字またはイメージを信号に伝送する。
【0044】
キーパッドディスプレイ設定部520は、どんな文字またはイメージ、どんな輝度、どんなカラーで表すかを設定する。キーパッドディスプレイ設定部520は、ユーザが自由に文字またはイメージを設定できる。また現在実行しているアプリケーションによって設定された文字またはイメージセットを表示しうる。
【0045】
一方、ピボット(pivot)機能と連係しうる。携帯電話、PDAなどを回転させて上下、または左右が変わるか、90°に回転する場合、これにより、キーパッドにディスプレイされる文字またはイメージも共に回転されうる。キーパッドディスプレイ設定部520では、ユーザの入力によって、または回転を感知するセンサーによりキーパッドディスプレイ出力部510に出力する文字、またはイメージを制御し、その結果、キーディスプレイ部100に回転、または左右、上下が変わった文字またはイメージを出力しうる。
【0046】
接触感知部300は、ユーザのキー入力を感知する。キーの機能がアプリケーションによって、ユーザによって異なって設定できるので、キーパッド入力処理部530は、入力された信号が如何なる機能と関連しているかについての情報に基づいて入力を処理しうる。このような情報は、キーパッドディスプレイ設定部520で設定した情報に基づいてなされる。
【0047】
図6は、本発明の一実施形態によるアプリケーションによって携帯電話でのキー配列が変更された場合を示す例示図である。
【0048】
1001は、通常の携帯電話のキーを示す。左手を主に使用する人に便利に数字配列を左右に変えたことが1002である。この際、各キーが提供する機能によってディスプレイされる文字が変わったことが分かる。
【0049】
1003は、衛星放送を受信する場合である。衛星放送を受信する場合に数字が羅列されたキーパッドよりは、放送チャンネルを容易に変更できるキーパッドが有用である。これにより、放送チャンネル名がキーパッドにディスプレイされる。チャンネルを選択し易くSBS、MBC、KBSとCh1、Ch2などが現れる。ユーザが特定チャンネルを選択しようとする場合、該当チャンネルが表示されたキーを押せば、チャンネルが変更される。1004は、携帯電話でインターネット機能を用いる場合である。携帯電話でインターネットを用いる場合、特定のウェブページに迅速に移動する機能が必要である。
【0050】
1004には、ユーザが頻繁に使用するウェブページがキーにディスプレイされている。ユーザは、所望のサイトに移動しようとする場合、キーを押すことによって行える。
【0051】
図7は、本発明の一実施形態によるキーパッドに現れた文字またはイメージを拡大するか、フォントを変更して表す場合を示す例示図である。
【0052】
携帯電話の場合、ユーザの好みによって画面に出力される文字のフォント、大きさ、カラーなどを設定しうる。しかし、キーパッドに文字がプリントされた場合には、これを変更できない。
【0053】
図7の携帯電話1010のキーパッドに現れたキーの機能を表す文字の大きさを拡大したのが携帯電話1011である。ユーザがディスプレイされる文字またはイメージを拡大して、ユーザが容易にキーを識別可能にした。
【0054】
一方、携帯電話1012は、ユーザの好みによってディスプレイされる文字のフォントを変更した場合を示す。このような文字のフォントセットは、デジタル装置に内蔵されたフォントを使用してもよく、無線または有線を通じて受信したフォントを使用しても良い。
【0055】
もちろん、文字のフォントを調整することだけでなく、イメージを出力することもできる。ユーザが好むカラーを付加してキーに出力でき、このような利用方案は多様である。また、動的なイメージを出力できる。動的なイメージとは、2つ以上のイメージが時間をおいて変化することを意味する。キーに現れるイメージまたは文字が固定されず、動的に変化するイメージまたは文字ならば、ユーザがキーを識別し、デジタル装置を使用するのにさらに多くの楽しみを感じることができる。
【0056】
図8は、本発明の一実施形態による一部のキーにキーディスプレイ部が結合された場合を示す例示図である。
【0057】
キーディスプレイ部は、あらゆるキーに装着される必要はない。その機能が頻繁に変わるか、ユーザが頻繁に使用する一部のキーにだけ装着され、変わる機能によって文字またはイメージを出力することもできる。携帯電話1021、1022では、様々なキーのうち、最も上にある3つのキーにのみキーディスプレイ部が結合されている。したがって、状況によって、またはユーザの選択によって、121、122のように3つのキーに表示される文字またはイメージが変わる。携帯電話1021、1022の数字キーは変化が無いということが分かる。
【0058】
図9は、本発明の一実施形態によるキーにディスプレイする文字またはイメージを外部から受信する過程を示す例示図である。
【0059】
イメージは、ファイルとして存在しうる。文字の場合は、フォントファイルとして存在しうる。したがって、インターネット、または移動通信社で提供するサービスを通じて外部のサーバー902からイメージファイルまたはフォントファイルなどをダウンロードすることができる。一方、USBを通じてノート型パソコン901からユーザが直接作ったイメージまたはフォントファイルをダウンロードしうる。現在、携帯電話、PDAなどで音楽ファイル、ゲームなどを有料でダウンロードするように、キーにディスプレイする文字またはイメージを有料でダウンロードして使用しうる。
【0060】
図10は、本発明の一実施形態によるキーに出力する文字またはイメージをセットする過程を示す例示図である。
【0061】
携帯電話1031で特定イメージを表示し、イメージを如何なるキーに割り当てるかを選択する。ここで、ユーザが‘1’を押す場合、‘1’キーにイメージを表示させる。ユーザが‘1’を選択した結果、携帯電話1032のようにキーディスプレイ部がイメージを表示している。
【0062】
図11は、本発明の一実施形態によるキーに出力する文字またはイメージをセットする過程を示す順序図である。
【0063】
図9で説明したように、外部から文字またはイメージをダウンロードされて保存する(S101)。そして、キーを設定する過程を行う。文字またはイメージを設定するアプリケーションによってキーを、先に選択するか、またはイメージや文字を先に選択するかが変わる(S102)。文字またはイメージを先に選択する場合、キーディスプレイ部に表示する文字またはイメージが携帯電話のようなデジタル装置の画面に出力される。そして、キーディスプレイ部に表示する文字またはイメージを選択する(S111)。そして、選択した文字またはイメージを表示するキーを選択する(S112)。図9の過程のように該当するキーを押すことによって可能である。
【0064】
一方、S102段階でキーを、先に選択する場合に、文字またはイメージを出力するキーを選択する(S121)。そして、前記選択したキーのキーディスプレイ部に表示する文字またはイメージを選択する(S122)。
【0065】
このように出力する文字またはイメージとキーとが選択されれば、これらについての情報を保存する(S131)。図5で説明したキーパッドディスプレイ設定部520を通じてなされる。そして、S112またはS121で選択したキーのキーディスプレイ部に、選択した文字またはイメージを出力する(S132)。
【0066】
もし、図3Aのように1つのキーディスプレイ部が様々なキーを表す場合には、該当キーに該当する位置に、選択した文字またはイメージを出力する。
【0067】
図12は、本発明の一実施形態によるネットワーク状態と現在の地域によってキーボタンが変更される例示図である。
【0068】
最初の携帯電話1051は、日本でローミングサービスを受ける場合である。携帯電話は、現在の地域が日本であるということを認識するので、日本語がキーディスプレイ部に出力される。同じ方式で米国に移動した場合、携帯電話1052は米国であるということを認識し、英語がキーディスプレイ部に出力される。同じメカニズムで韓国に移動した場合、携帯電話1053は韓国にローミングされたということを認識し、ハングルをキーディスプレイ部に出力する。ローミングサービスにより地域を認識することは、携帯電話内のローミングを担当するモジュールで制御する。
【0069】
図13は、本発明の一実施形態によるショッピング端末機のボタンが変更される例示図である。
【0070】
ユーザが買い物をするために陳列台に移動するとき、陳列台に付着された無線通信モジュールまたはRFIDから信号を発生すれば、ユーザのショッピング端末機1101、1102のボタンが値段とこれに該当するボタンに変更される。本明細書で提示したキーディスプレイ部が結合されたキーは、携帯電話以外にもキーを使用する多様な機器に装着可能である。1101と1102は、各々ユーザのショッピング時に携帯する端末機である。ユーザが食料品陳列台2001に接近すれば、食料品陳列台の無線通信モジュールまたはRFIDで商品についての情報を知らせる信号を発生し、端末機1101はその情報を受けて出力する。端末機のディスプレイ部11に豆腐という商品について表示する。そして、キーボタンには、豆腐販売数量と値段とを表示し、ユーザが容易にボタンを押してショッピングする数量と値段とを計算しうる。
【0071】
また、ユーザが洗剤陳列台2002に移動する場合、石鹸についての情報が端末機1102のディスプレイ部11に石鹸という商品について表示する。そして、キーディスプレイ部には、石鹸販売数量と値段とを表示し、ユーザが容易にボタンを押してショッピングする数量と値段とを計算しうる。
【0072】
図14は、本発明の一実施形態による携帯用端末機のキーディスプレイ部にリンクが表示される例示図である。
【0073】
ユーザが携帯用端末機1201でインターネットを行える。最近、携帯用端末機でインターネット機能を用いるのは、WAP(Wireless Application Protocol)を通じて可能である。リンクの移動時には、該当リンクに上下左右方向キーを用いて移動する方式を採択している。
【0074】
ところが、該当WAPページに存在するリンクが、図14のようにキーディスプレイ部に現れる場合、該当ボタンだけを押して移動が可能となる。
【0075】
図14において、現れたリンクは、‘ヤフー’、‘パランドットコム’‘MBC’、‘SBS’、‘M−TV’があり、それぞれのリンクに移動するために、携帯用端末機1201のキーディスプレイ部に各々表示されている。ユーザは、該当リンクへの移動を希望する場合には、該当キーを押すことで可能となる。‘ヤフー’サイトへの移動を希望する場合、‘ヤフー’が出力されたキーディスプレイ部を押すことによってサイト移動がなされる。
【0076】
図15は、本発明の一実施形態によるリモコンのキーボタンが家電機器が提供する新たなボタンイメージまたはコードを表す例示図である。
【0077】
最近、1つのリモコンが複数の電子製品を制御できるように1つのリモコンに多様な機能を設定している趨勢である。ところが、かかる場合、実際使用するキーボタンには限界がある。したがって、電子製品によってリモコンのキーディスプレイ部に文字またはイメージなどを出力する必要がある。
【0078】
TV2005と関連した機能がリモコン1301に表示される。チャンネル選択のための数字、ボリューム調節、チャンネル調節、そして様々な種類の放送を受信する場合、衛星放送を視聴するか、ケーブルを視聴するかなどを表すことができる。これは、TV2005でリモコン1301に表示する文字またはイメージをリモコン1301に伝送して設定しうる。また、‘Video’のように他の家電製品を制御できるようにトグルされるようにボタンに文字を表示しうる。
【0079】
一方、同じリモコンでビデオを制御することもできる。リモコン1301で‘Video’ボタンを押すか、ビデオから新たなキーイメージ及びキーコードなどを受信すれば、1302のようになる。ビデオの制御に必要な再生、停止、4倍速検索、1/2倍速検索のように多様な速度を制御しうる機能を提供している。
【0080】
電子製品に内蔵されたキーディスプレイ部に表す文字またはイメージを受信して出力することを通じて、ユーザはリモコンを多様に利用しうる。
【0081】
本発明が属する技術分野で当業者ならば本発明がその技術的思想や必須特徴を変更せずとも他の具体的な形に実施されうるということが理解できるであろう。
【0082】
したがって、前述した実施例は全ての面で例示的なものであって、限定的なものではないと理解せねばならない。本発明の範囲は詳細な説明よりは特許請求の範囲により表れ特許請求の範囲の意味及び範囲、そしてその等価概念から導かれるあらゆる変更または変形された形態が本発明の範囲に含まれると解釈されねばならない。
【産業上の利用可能性】
【0083】
本発明は、キー入力装置及びそれを提供するデジタル装置に関連した技術分野で好適に適用されうる。
【図面の簡単な説明】
【0084】
【図1】従来にキーの機能によってキーを表示する文字を変化させるディスプレイ窓を通じてソフトキーを具現した例示図である。
【図2A】本発明の一実施形態によるキーの構成を示す構成図である。
【図2B】本発明の一実施形態によるキーの構成を示す構成図である。
【図2C】本発明の一実施形態によるキーの構成を示す構成図である。
【図3A】本発明の他の実施形態によるキーの構成を示す構成図である。
【図3B】本発明の他の実施形態によるキーの構成を示す構成図である。
【図3C】本発明の他の実施形態によるキーの構成を示す構成図である。
【図4A】本発明の一実施形態による接触感知部の構成を示す構成図である。
【図4B】本発明の一実施形態による接触感知部の構成を示す構成図である。
【図4C】本発明の一実施形態による接触感知部の構成を示す構成図である。
【図5】本発明の一実施形態によるキーディスプレイ部を含む装置の構成図である。
【図6】本発明の一実施形態によるアプリケーションによって携帯電話でのキー配列が変更された場合を示す例示図である。
【図7】本発明の一実施形態によるキーパッドに現れた文字またはイメージを拡大するか、あるいはフォントを変更して表す場合を示す例示図である。
【図8】本発明の一実施形態による一部キーにキーディスプレイ部が結合された場合を示す例示図である。
【図9】本発明の一実施形態によるキーにディスプレイする文字またはイメージを外部から受信する過程を示す例示図である。
【図10】本発明の一実施形態によるキーに出力する文字またはイメージをセットする過程を示す例示図である。
【図11】本発明の一実施形態によるキーに出力する文字またはイメージをセットする過程を示す順序図である。
【図12】本発明の一実施形態によるネットワーク状態と現在地域によってキーボタンが変更される例示図である。
【図13】本発明の一実施形態によるショッピング端末機のボタンが変更される例示図である。
【図14】本発明の一実施形態による携帯用端末機のキーディスプレイ部にリンクが表示される例示図である。
【図15】本発明の一実施形態によるリモコンのキーボタンが、家電機器が提供する新たなボタンイメージまたはコードを表す例示図である。
【符号の説明】
【0085】
100 キーディスプレイ部
200 保護部
300 接触感知部
550 キーディスプレイ制御部
【技術分野】
【0001】
本発明は、キーディスプレイ部が結合されたキー入力装置及びそれを提供するデジタル装置に関する。
【背景技術】
【0002】
キーパッドは、デジタル装置で重要な入力装置である。携帯電話、リモコン、PDA、HPC、ノート型パソコンなどのデジタル装置の機能を効率的に提供するために、どんな方式でキーパッドを構成し、どんなキーをどんな位置に生成するかは、人体工学的な面で多くの研究を必要とする分野である。
【0003】
ところで、特定機能を入力することが人体工学的な側面を有しているが、キーパッドの位置やキーパッド機能を表す文字、イメージの配置があらゆる人に、そしてあらゆる機能に対して一括的に有用に適用されるものではない。例えば、左手を主に使用する人には、右手を主に使用する人に合わせて設計されたキーパッドが有用でないことがある。また、文字入力を中心に設計されたキーパッドは、文字より数字、または特殊文字を頻繁に入力する場合には有用でないことがある。
【0004】
図1は、従来、キーの機能によってキーを表示する文字を変化させるディスプレイ窓を通じてソフトキーを具現した例示図である。
【0005】
特許文献1では、特定機能によって一部キーパッドの機能が変わるソフトキーを提示した。これは、図1と類似した機能を提示する。携帯電話1000は大きく画面11、12とキーパッド110、120で構成される。画面の直下方に位置するキーパッド110は、可変的なキー機能を提供する。可変的なキー機能とは、特定機能によって該当キーが提供する機能が変わることを意味する。(a)で電話帳を使用する場合、この電話帳の使用に適した機能である削除、選択、修正の機能が110キーにマッピングされている。そして、キーにマッピングされた機能を表すために、12画面には該当機能を表示している。
【0006】
(b)は、SMS(Short Messaging System)機能を使用する場合である。文字を送るために編集を行う場合に必要な機能である取消、伝送、受信者が、110キーにマッピングされている。そして、キーにマッピングされた機能を表すために12画面には該当機能を表示している。
【0007】
図1では、一部のキーが提供する機能がアプリケーションによって可変的であり、この可変的な機能を該当アプリケーションが動作する場合に表すために1つの小さな窓を使用している。
【0008】
ところが、このような小さな窓の使用は、直接キーやボタン上に表示されたものではないので、ユーザにとって、その機能を認知するのに難点がある。また、このような方式は、アプリケーションによって設定されたキーであって、ユーザの便宜によって変更可能なものではない。
【0009】
したがって、ユーザによって、そして、機能によってキーの機能を自由に設定しうる装置が必要である。また、キーの機能またはキー自体を識別するための文字やイメージも既存の方式による場合、ユーザが自由に表すことができないという点で、このような自由なキーの使用を可能にする装置が必要である。このために該当キーの機能を表す情報をキーに直ちに表すことができる装置及び方法が必要である。
【特許文献1】韓国公開特許出願第10−2004−0059496号
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0010】
本発明の技術的課題は、キーに表示される文字またはイメージを自由に変更するところにある。
【0011】
本発明の他の技術的課題は、キーに表示される文字またはイメージをユーザが多様に選択するところにある。
【0012】
本発明の目的は、以上で言及した目的に制限されず、言及されていない他の目的は下の記載から当業者に明確に理解されうる。
【課題を解決するための手段】
【0013】
本発明は、キーディスプレイ部が結合されたキー入力装置及びそれを提供するデジタル装置に関する。
【0014】
本発明の一実施形態によるキーディスプレイ部が結合されたキー入力装置は、キーを識別できる文字またはイメージを表示するキーディスプレイ部、前記キーディスプレイ部により識別されるキーに付加された圧力によって下降後上昇する接触感知部及び前記キーに付加された圧力による電気的信号を生成する信号生成部と、を備え、前記キーディスプレイ部で表示する文字またはイメージは変更可能である。
【0015】
本発明の一実施形態によるキーディスプレイ部が結合されたキー入力装置を提供するデジタル装置は、キーを識別できる文字またはイメージを表示するキーディスプレイ部、前記キーディスプレイ部により識別されるキーに付加された圧力によって下降後上昇する接触感知部、前記キーに付加された圧力による電気的信号を生成する信号生成部、及び前記キーディスプレイ部に表示される文字またはイメージを変更するディスプレイ制御部を備える。
【0016】
キーまたはボタンは、デジタル装置で特定機能を活性化させるか、非活性化させる機能を提供する。例えば、”1”と書かれたキーまたはボタンを押さえる場合に1が押されるか、1と関連した機能が実行されることを意味する。携帯電話の場合、1つのキー上にいろいろな文字が表示されたことをよく見られるが、これは1つのキーが状況によりいろいろな他の機能を行うためである。
【0017】
キーマップは、キーディスプレイ部に表すイメージ、または文字とこのキーを押した場合のコードについての情報である。例えば、最初のキーボタンに出力する文字、またはイメージが数字‘1’でない場合、該当文字またはイメージと、最初キーボタンとマッチングされているという情報を共に有していることを意味する。キー入力装置によって、キーコードは、固定されており、単にキーに出力する文字またはイメージが何かを表す情報だけ含まれた場合も存在する。
【0018】
キーマップは、ユーザが生成して割り当ててもよく、またアプリケーションによって設定されてもよい。一方、キー入力装置が提供するデジタル装置の機能によってキー入力装置が異なる装置またはネットワークから入力される場合にも可能である。携帯電話の場合、無線通信ネットワークと連貫して設定でき、リモコンの場合、他の家電製品でキーマップ情報を受信することができる。
【発明の効果】
【0019】
本発明を具現することによって、キーに表示される文字またはイメージを自由に変更し、かつユーザが多様に選択しうる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0020】
以下、添付された図面を参照して本発明の望ましい実施形態を詳細に説明する。
【0021】
図2A、図2B、図2Cは、本発明の一実施形態によるキーの構成を示す構成図である。
【0022】
図2A、図2B、図2Cに共通で存在する各部分の機能及び名称は次の通りである。
【0023】
キーディスプレイ部100は、文字、イメージ、または既定のカラーを表示する。有機ELのようなディスプレイ装置を使用でき、有機EL以外にもLCDのような極めて小さなディスプレイ装置が使用可能である。
【0024】
有機EL(Electro−Luminescence、あるいはOLED:Organic Lighting Emiting Diodes)は、蛍光性有機化合物を電気的に励起させて発光させる自発光型ディスプレイであって、低い電圧での駆動が可能であり、薄型などの長所を有している。また、広視野角、迅速な応答速度などLCDにおいて問題と指摘されている欠点を解決しうる次世代ディスプレイの候補として注目されている。低い電圧と薄型という点でキーディスプレイ部100の具現に適している。しかし、必ずしも有機ELに限定されるものではなく、キーディスプレイ部100は、大きく携帯電話、PDAなどのキーパッドを、小さくは、1つのキーまたはボタンの大きさを有するディスプレイ装置を含む。
【0025】
コネクタ150は、キーディスプレイ部100にどんな文字またはイメージ、またはどんなカラーを表示するかを制御する。コネクタ150は、ユーザの設定、またはデジタル装置内のアプリケーションによって既定の情報を表示できるようにデータを送受信できる。
【0026】
接触感知部300は、キーが押されたか、またはキーが、どの位押されていたかを感知する部分である。接触がなされる場合、これによる信号を生成する信号生成部が付加されうる。信号生成部310は、図2A、図2Bのように接触感知部の下部に存在しうる。信号生成部310は、ユーザがキーを押す場合、電気をショートさせたりして、該当キーが押されたことを知らせる電気的信号を発生させる。また、ユーザがキーを押した後でキーが再び反動により上がるように構成される。これは、図4A、図4B、図4Cで詳細に説明する。
【0027】
キーディスプレイ部100がユーザのキー入力を直接受けるならば、キーディスプレイ部100に圧力が加えられて、長期使用が難しくなりうる。したがって、キーディスプレイ部100に加えられる圧力を減らし、キーディスプレイ部100を保護し、またキーが入力される感触を提供する透明または半透明の保護部200が必要である。
【0028】
図2Cにおいて、このような保護部200に接触を感知する機能を付加した。したがって、キーディスプレイ部100を通じて文字またはイメージなどを表し、その上側方向に保護部200を結合した。この保護部200は、接触を感知する機能を追加し、接触が起こる場合、キー入力があるということを知らせるコネクタ250を結合する。図2Cは、図2A、図2Bとは違って、キーディスプレイ部100の上側で接触または入力を感知して信号を生成する。
【0029】
図3A、図3B、図3Cは、本発明の他の実施形態によるキーの構成を示す構成図である。図2A、図2B、図2Cでは、1つのキーに対して1つのキーディスプレイ部が文字またはイメージを表示する装置を示す。図3A、図3B、図3Cでは、2つ以上のキーに対して1つのキーディスプレイ部がイメージまたは文字を出力し、それぞれのイメージまたは文字が1つのキーを表す。そして、これら1つのキーに対するユーザの入力(または接触)を感知するための保護部をキーディスプレイ部の上段に配列している。
【0030】
まず、図3Aは、斜視図である。1つのキーディスプレイ部100には、多様な文字、またはイメージが現れている。これら文字またはイメージ1つ1つがキーを意味する。しかし、タッチスクリーンではないので、これらキーディスプレイ部100は、入力を感知できない。入力を感知し、これらキーディスプレイ部100を保護できるように保護部201、202、203がキーディスプレイ部の上方に存在する。コネクタ150は、キーディスプレイ部にどんな文字またはイメージなどを表示するかに関する信号を伝送し、キーディスプレイ部のカラー、輝度などを制御する。
【0031】
図3Bは、側面図である。側面から見るとき、キーディスプレイ部上に1つのキーを表す保護部201があり、この保護部は、ユーザの入力または接触を感知しうる。そして、入力、接触が起こったことを知らせるようにコネクタ250を通じて信号を伝送する。
【0032】
図3Cは、平面図である。上から見るとき、キーディスプレイ部100は、キーに該当する文字またはイメージを表示している。これらそれぞれの文字またはイメージ上には、201、202、203のように入力を感知する保護部が存在する。各保護部201、202、203は、接触感知部の機能も共に行うので、入力または接触が起こる場合、信号を伝送するコネクタ250が各々連結されている。これらを通じていかなるキーが入力されたかが分かる。
【0033】
前述したキーは、携帯電話、PDA、HPC、ノート型パソコン、リモコンなど多様なデジタル装置に適用可能である。特に、携帯電話やPDAの場合、キーまたはボタンの数が少ないので、キーディスプレイ部を結合したキーを適用する場合、多様なユーザの要求を充足させうる。そして、携帯電話などに提供される着信メロディーのダウンロードのように、文字またはイメージをダウンロードして保存するサービスが提供されうる。これについては、図9の説明で詳述する。
【0034】
図4A、図4B、図4Cは、本発明の一実施形態による接触感知部の構成を示す構成図である。
【0035】
接触感知部について詳細に説明すれば、次の通りである。接触感知部は、ユーザがキーを押す場合、キーが押されたことを知らせる機能を行う。また、ユーザにキーを押す感触を伝達するための機能を提供する。キーを押す感触とは、キーまたはボタンに一定の力を加えた場合、音と共にボタンが押されて機能が実行されるという感じをユーザに与えることを意味する。そのために、接触感知部は、微細な弾性を提供しうる。
【0036】
図4Aは、ユーザがキーを押す場合、電気的信号を発生させる接触感知部の一実施形態である。
【0037】
図4Aは、図2A及び図2Bに適用されうる接触感知部の構造である。信号生成部310は、キーが弾力的に押されるようにする支持部330を含む。支持部は、弾力性素材で構成され、例えば、ゴム、スプリングなどで構成されうる。そして、キーが押された場合、電気的信号を生成する接触部320を含む。接触部が接触する場合、電気的信号が付加されるか、あるいは電気的信号が切れる。そして、これを通じて該当キーが押されたが分かる。支持部330は、弾力的に構成されるので、キーが押された後に、再びキーが原位置に復帰できるように弾性を提供する。
【0038】
図4Bは、図4Aと類似している。但し、キーを原位置に復帰させるためにゴムなどの材質を通じて弾性を提供している。
【0039】
図4Cは、図2Cまたは図3A、図3B、図3Cに適用しうるディスプレイ保護部200と接触部300が結合された場合を示している。ディスプレイ保護部200内に接触部320を挿入し、ディスプレイ保護部200に一定の圧力が加えれる場合、両接触部320が接触して電気的信号を生成する。キーディスプレイ部の上段に位置し、文字またはイメージを外部に表すためには、透明な材質を必要とする。透明な材質のビニール、ゴムなどで作ったディスプレイ保護部200内に接触部320が挿入されている。接触部320が相互接触する場合、電気的にショートを起こせる連結部321を付加した。ディスプレイ保護部200内には、接触部320が存在し、ユーザがディスプレイ保護部200を押せば、内部で接触して電気的信号を生成する。また、連結部321は、元の形状へ戻るので、キーを押した後で接触部320を再び元の状態に離隔させる役割を行う。電気的信号は、図4Aで説明した方式と類似している。
【0040】
図5は、本発明の一実施形態によるキーディスプレイ部を備えた装置の構成図である。本実施例で使われる”部”という用語、すなわち、”モジュール”または”テーブル”という用語はソフトウェアまたはFPGAまたはASICのようなハードウェア構成要素を意味し、モジュールは所定の役割を行う。しかし、モジュールはソフトウェアまたはハードウェアに限定されるものではない。モジュールはアドレッシングできる保存媒体に位置すべく構成されても良く、1つまたはそれ以上のプロセッサーを再生させるように構成されても良い。したがって、一例としてモジュールはソフトウェア構成要素、客体向けソフトウェア構成要素、クラス構成要素及びタスク構成要素のような構成要素と、プロセス、関数、属性、プロシージャー、サブルーチン、プログラムコードのセグメント、ドライバー、ファームウェア、マイクロコード、回路、データ、データベース、データ構造、テーブル、アレイ及び変数を含む。構成要素とモジュール内で提供される機能はより少数の構成要素及びモジュールに結合されるか、追加的な構成要素とモジュールにさらに分離されうる。のみならず、構成要素及びモジュールはディバイスまたは保安マルチメディアカード内の1つまたはそれ以上のCPUを再生させるように具現されることもある。
【0041】
キーディスプレイ部100は、図2A、図2B、図2C及び、図3A、図3B、図3Cで説明したキーを識別できる文字またはイメージなどを出力するキーディスプレイ部を意味する。
【0042】
キーディスプレイ部100にどんな文字またはイメージを表示するかを設定し、変更する作業は、キーディスプレイ制御部550で行う。キーディスプレイ制御部550は、キーパッドディスプレイ出力部510とキーパッドディスプレイ設定部520、キーパッド入力処理部530を含む。
【0043】
キーパッドディスプレイ出力部510は、キーディスプレイ部100に出力する文字またはイメージを信号に伝送する。
【0044】
キーパッドディスプレイ設定部520は、どんな文字またはイメージ、どんな輝度、どんなカラーで表すかを設定する。キーパッドディスプレイ設定部520は、ユーザが自由に文字またはイメージを設定できる。また現在実行しているアプリケーションによって設定された文字またはイメージセットを表示しうる。
【0045】
一方、ピボット(pivot)機能と連係しうる。携帯電話、PDAなどを回転させて上下、または左右が変わるか、90°に回転する場合、これにより、キーパッドにディスプレイされる文字またはイメージも共に回転されうる。キーパッドディスプレイ設定部520では、ユーザの入力によって、または回転を感知するセンサーによりキーパッドディスプレイ出力部510に出力する文字、またはイメージを制御し、その結果、キーディスプレイ部100に回転、または左右、上下が変わった文字またはイメージを出力しうる。
【0046】
接触感知部300は、ユーザのキー入力を感知する。キーの機能がアプリケーションによって、ユーザによって異なって設定できるので、キーパッド入力処理部530は、入力された信号が如何なる機能と関連しているかについての情報に基づいて入力を処理しうる。このような情報は、キーパッドディスプレイ設定部520で設定した情報に基づいてなされる。
【0047】
図6は、本発明の一実施形態によるアプリケーションによって携帯電話でのキー配列が変更された場合を示す例示図である。
【0048】
1001は、通常の携帯電話のキーを示す。左手を主に使用する人に便利に数字配列を左右に変えたことが1002である。この際、各キーが提供する機能によってディスプレイされる文字が変わったことが分かる。
【0049】
1003は、衛星放送を受信する場合である。衛星放送を受信する場合に数字が羅列されたキーパッドよりは、放送チャンネルを容易に変更できるキーパッドが有用である。これにより、放送チャンネル名がキーパッドにディスプレイされる。チャンネルを選択し易くSBS、MBC、KBSとCh1、Ch2などが現れる。ユーザが特定チャンネルを選択しようとする場合、該当チャンネルが表示されたキーを押せば、チャンネルが変更される。1004は、携帯電話でインターネット機能を用いる場合である。携帯電話でインターネットを用いる場合、特定のウェブページに迅速に移動する機能が必要である。
【0050】
1004には、ユーザが頻繁に使用するウェブページがキーにディスプレイされている。ユーザは、所望のサイトに移動しようとする場合、キーを押すことによって行える。
【0051】
図7は、本発明の一実施形態によるキーパッドに現れた文字またはイメージを拡大するか、フォントを変更して表す場合を示す例示図である。
【0052】
携帯電話の場合、ユーザの好みによって画面に出力される文字のフォント、大きさ、カラーなどを設定しうる。しかし、キーパッドに文字がプリントされた場合には、これを変更できない。
【0053】
図7の携帯電話1010のキーパッドに現れたキーの機能を表す文字の大きさを拡大したのが携帯電話1011である。ユーザがディスプレイされる文字またはイメージを拡大して、ユーザが容易にキーを識別可能にした。
【0054】
一方、携帯電話1012は、ユーザの好みによってディスプレイされる文字のフォントを変更した場合を示す。このような文字のフォントセットは、デジタル装置に内蔵されたフォントを使用してもよく、無線または有線を通じて受信したフォントを使用しても良い。
【0055】
もちろん、文字のフォントを調整することだけでなく、イメージを出力することもできる。ユーザが好むカラーを付加してキーに出力でき、このような利用方案は多様である。また、動的なイメージを出力できる。動的なイメージとは、2つ以上のイメージが時間をおいて変化することを意味する。キーに現れるイメージまたは文字が固定されず、動的に変化するイメージまたは文字ならば、ユーザがキーを識別し、デジタル装置を使用するのにさらに多くの楽しみを感じることができる。
【0056】
図8は、本発明の一実施形態による一部のキーにキーディスプレイ部が結合された場合を示す例示図である。
【0057】
キーディスプレイ部は、あらゆるキーに装着される必要はない。その機能が頻繁に変わるか、ユーザが頻繁に使用する一部のキーにだけ装着され、変わる機能によって文字またはイメージを出力することもできる。携帯電話1021、1022では、様々なキーのうち、最も上にある3つのキーにのみキーディスプレイ部が結合されている。したがって、状況によって、またはユーザの選択によって、121、122のように3つのキーに表示される文字またはイメージが変わる。携帯電話1021、1022の数字キーは変化が無いということが分かる。
【0058】
図9は、本発明の一実施形態によるキーにディスプレイする文字またはイメージを外部から受信する過程を示す例示図である。
【0059】
イメージは、ファイルとして存在しうる。文字の場合は、フォントファイルとして存在しうる。したがって、インターネット、または移動通信社で提供するサービスを通じて外部のサーバー902からイメージファイルまたはフォントファイルなどをダウンロードすることができる。一方、USBを通じてノート型パソコン901からユーザが直接作ったイメージまたはフォントファイルをダウンロードしうる。現在、携帯電話、PDAなどで音楽ファイル、ゲームなどを有料でダウンロードするように、キーにディスプレイする文字またはイメージを有料でダウンロードして使用しうる。
【0060】
図10は、本発明の一実施形態によるキーに出力する文字またはイメージをセットする過程を示す例示図である。
【0061】
携帯電話1031で特定イメージを表示し、イメージを如何なるキーに割り当てるかを選択する。ここで、ユーザが‘1’を押す場合、‘1’キーにイメージを表示させる。ユーザが‘1’を選択した結果、携帯電話1032のようにキーディスプレイ部がイメージを表示している。
【0062】
図11は、本発明の一実施形態によるキーに出力する文字またはイメージをセットする過程を示す順序図である。
【0063】
図9で説明したように、外部から文字またはイメージをダウンロードされて保存する(S101)。そして、キーを設定する過程を行う。文字またはイメージを設定するアプリケーションによってキーを、先に選択するか、またはイメージや文字を先に選択するかが変わる(S102)。文字またはイメージを先に選択する場合、キーディスプレイ部に表示する文字またはイメージが携帯電話のようなデジタル装置の画面に出力される。そして、キーディスプレイ部に表示する文字またはイメージを選択する(S111)。そして、選択した文字またはイメージを表示するキーを選択する(S112)。図9の過程のように該当するキーを押すことによって可能である。
【0064】
一方、S102段階でキーを、先に選択する場合に、文字またはイメージを出力するキーを選択する(S121)。そして、前記選択したキーのキーディスプレイ部に表示する文字またはイメージを選択する(S122)。
【0065】
このように出力する文字またはイメージとキーとが選択されれば、これらについての情報を保存する(S131)。図5で説明したキーパッドディスプレイ設定部520を通じてなされる。そして、S112またはS121で選択したキーのキーディスプレイ部に、選択した文字またはイメージを出力する(S132)。
【0066】
もし、図3Aのように1つのキーディスプレイ部が様々なキーを表す場合には、該当キーに該当する位置に、選択した文字またはイメージを出力する。
【0067】
図12は、本発明の一実施形態によるネットワーク状態と現在の地域によってキーボタンが変更される例示図である。
【0068】
最初の携帯電話1051は、日本でローミングサービスを受ける場合である。携帯電話は、現在の地域が日本であるということを認識するので、日本語がキーディスプレイ部に出力される。同じ方式で米国に移動した場合、携帯電話1052は米国であるということを認識し、英語がキーディスプレイ部に出力される。同じメカニズムで韓国に移動した場合、携帯電話1053は韓国にローミングされたということを認識し、ハングルをキーディスプレイ部に出力する。ローミングサービスにより地域を認識することは、携帯電話内のローミングを担当するモジュールで制御する。
【0069】
図13は、本発明の一実施形態によるショッピング端末機のボタンが変更される例示図である。
【0070】
ユーザが買い物をするために陳列台に移動するとき、陳列台に付着された無線通信モジュールまたはRFIDから信号を発生すれば、ユーザのショッピング端末機1101、1102のボタンが値段とこれに該当するボタンに変更される。本明細書で提示したキーディスプレイ部が結合されたキーは、携帯電話以外にもキーを使用する多様な機器に装着可能である。1101と1102は、各々ユーザのショッピング時に携帯する端末機である。ユーザが食料品陳列台2001に接近すれば、食料品陳列台の無線通信モジュールまたはRFIDで商品についての情報を知らせる信号を発生し、端末機1101はその情報を受けて出力する。端末機のディスプレイ部11に豆腐という商品について表示する。そして、キーボタンには、豆腐販売数量と値段とを表示し、ユーザが容易にボタンを押してショッピングする数量と値段とを計算しうる。
【0071】
また、ユーザが洗剤陳列台2002に移動する場合、石鹸についての情報が端末機1102のディスプレイ部11に石鹸という商品について表示する。そして、キーディスプレイ部には、石鹸販売数量と値段とを表示し、ユーザが容易にボタンを押してショッピングする数量と値段とを計算しうる。
【0072】
図14は、本発明の一実施形態による携帯用端末機のキーディスプレイ部にリンクが表示される例示図である。
【0073】
ユーザが携帯用端末機1201でインターネットを行える。最近、携帯用端末機でインターネット機能を用いるのは、WAP(Wireless Application Protocol)を通じて可能である。リンクの移動時には、該当リンクに上下左右方向キーを用いて移動する方式を採択している。
【0074】
ところが、該当WAPページに存在するリンクが、図14のようにキーディスプレイ部に現れる場合、該当ボタンだけを押して移動が可能となる。
【0075】
図14において、現れたリンクは、‘ヤフー’、‘パランドットコム’‘MBC’、‘SBS’、‘M−TV’があり、それぞれのリンクに移動するために、携帯用端末機1201のキーディスプレイ部に各々表示されている。ユーザは、該当リンクへの移動を希望する場合には、該当キーを押すことで可能となる。‘ヤフー’サイトへの移動を希望する場合、‘ヤフー’が出力されたキーディスプレイ部を押すことによってサイト移動がなされる。
【0076】
図15は、本発明の一実施形態によるリモコンのキーボタンが家電機器が提供する新たなボタンイメージまたはコードを表す例示図である。
【0077】
最近、1つのリモコンが複数の電子製品を制御できるように1つのリモコンに多様な機能を設定している趨勢である。ところが、かかる場合、実際使用するキーボタンには限界がある。したがって、電子製品によってリモコンのキーディスプレイ部に文字またはイメージなどを出力する必要がある。
【0078】
TV2005と関連した機能がリモコン1301に表示される。チャンネル選択のための数字、ボリューム調節、チャンネル調節、そして様々な種類の放送を受信する場合、衛星放送を視聴するか、ケーブルを視聴するかなどを表すことができる。これは、TV2005でリモコン1301に表示する文字またはイメージをリモコン1301に伝送して設定しうる。また、‘Video’のように他の家電製品を制御できるようにトグルされるようにボタンに文字を表示しうる。
【0079】
一方、同じリモコンでビデオを制御することもできる。リモコン1301で‘Video’ボタンを押すか、ビデオから新たなキーイメージ及びキーコードなどを受信すれば、1302のようになる。ビデオの制御に必要な再生、停止、4倍速検索、1/2倍速検索のように多様な速度を制御しうる機能を提供している。
【0080】
電子製品に内蔵されたキーディスプレイ部に表す文字またはイメージを受信して出力することを通じて、ユーザはリモコンを多様に利用しうる。
【0081】
本発明が属する技術分野で当業者ならば本発明がその技術的思想や必須特徴を変更せずとも他の具体的な形に実施されうるということが理解できるであろう。
【0082】
したがって、前述した実施例は全ての面で例示的なものであって、限定的なものではないと理解せねばならない。本発明の範囲は詳細な説明よりは特許請求の範囲により表れ特許請求の範囲の意味及び範囲、そしてその等価概念から導かれるあらゆる変更または変形された形態が本発明の範囲に含まれると解釈されねばならない。
【産業上の利用可能性】
【0083】
本発明は、キー入力装置及びそれを提供するデジタル装置に関連した技術分野で好適に適用されうる。
【図面の簡単な説明】
【0084】
【図1】従来にキーの機能によってキーを表示する文字を変化させるディスプレイ窓を通じてソフトキーを具現した例示図である。
【図2A】本発明の一実施形態によるキーの構成を示す構成図である。
【図2B】本発明の一実施形態によるキーの構成を示す構成図である。
【図2C】本発明の一実施形態によるキーの構成を示す構成図である。
【図3A】本発明の他の実施形態によるキーの構成を示す構成図である。
【図3B】本発明の他の実施形態によるキーの構成を示す構成図である。
【図3C】本発明の他の実施形態によるキーの構成を示す構成図である。
【図4A】本発明の一実施形態による接触感知部の構成を示す構成図である。
【図4B】本発明の一実施形態による接触感知部の構成を示す構成図である。
【図4C】本発明の一実施形態による接触感知部の構成を示す構成図である。
【図5】本発明の一実施形態によるキーディスプレイ部を含む装置の構成図である。
【図6】本発明の一実施形態によるアプリケーションによって携帯電話でのキー配列が変更された場合を示す例示図である。
【図7】本発明の一実施形態によるキーパッドに現れた文字またはイメージを拡大するか、あるいはフォントを変更して表す場合を示す例示図である。
【図8】本発明の一実施形態による一部キーにキーディスプレイ部が結合された場合を示す例示図である。
【図9】本発明の一実施形態によるキーにディスプレイする文字またはイメージを外部から受信する過程を示す例示図である。
【図10】本発明の一実施形態によるキーに出力する文字またはイメージをセットする過程を示す例示図である。
【図11】本発明の一実施形態によるキーに出力する文字またはイメージをセットする過程を示す順序図である。
【図12】本発明の一実施形態によるネットワーク状態と現在地域によってキーボタンが変更される例示図である。
【図13】本発明の一実施形態によるショッピング端末機のボタンが変更される例示図である。
【図14】本発明の一実施形態による携帯用端末機のキーディスプレイ部にリンクが表示される例示図である。
【図15】本発明の一実施形態によるリモコンのキーボタンが、家電機器が提供する新たなボタンイメージまたはコードを表す例示図である。
【符号の説明】
【0085】
100 キーディスプレイ部
200 保護部
300 接触感知部
550 キーディスプレイ制御部
【特許請求の範囲】
【請求項1】
キーを識別できる文字またはイメージを表示するキーディスプレイ部と、
前記キーディスプレイ部により識別されるキーに付加された圧力によって下降後上昇する接触感知部と、
前記キーに付加された圧力による電気的信号を生成する信号生成部と、を備え、
前記キーディスプレイ部で表示する文字またはイメージは、変更可能であることを特徴とするキーディスプレイ部が結合されたキー入力装置。
【請求項2】
前記キーディスプレイ部に表示する文字またはイメージを決定するキーマップ情報を受信するキーマップ受信部をさらに備える請求項1に記載のキーディスプレイ部が結合されたキー入力装置。
【請求項3】
前記キー入力装置が携帯用通信装置と結合された場合、前記キーマップ受信部は、前記携帯用通信装置が結合した通信網からキーマップを受信する請求項2に記載のキーディスプレイ部が結合されたキー入力装置。
【請求項4】
前記キー入力装置がリモコンと結合された場合、前記キーマップ受信部は、前記リモコンが制御する家電製品のキーマップを受信する請求項2に記載のキーディスプレイ部が結合されたキー入力装置。
【請求項5】
前記キーディスプレイ部は、1つのキーを識別できる文字またはイメージを表示し、前記接触感知部は、前記キーディスプレイ部の上段または下段に位置する請求項1に記載のキーディスプレイ部が結合されたキー入力装置。
【請求項6】
前記キーディスプレイ部は、複数のキーに対するそれぞれの文字またはイメージを表示し、前記接触感知部は、前記キーディスプレイ部のそれぞれの文字またはイメージの上段に位置する請求項1に記載のキーディスプレイ部が結合されたキー入力装置。
【請求項7】
前記接触感知部は、前記キーディスプレイ部を通じて入力される圧力を感知する請求項1に記載のキーディスプレイ部が結合されたキー入力装置。
【請求項8】
前記キーディスプレイ部で表示する文字またはイメージは、動的な映像で構成された請求項1に記載のキーディスプレイ部が結合されたキー入力装置。
【請求項9】
前記接触感知部が前記キーディスプレイ部の上段に存在する場合、前記キーディスプレイ部で表示する文字またはイメージを投影させる材質からなる請求項1に記載のキーディスプレイ部が結合されたキー入力装置。
【請求項10】
前記キーディスプレイ部は、有機ELまたはLCDからなる請求項1に記載のキーディスプレイ部が結合されたキー入力装置。
【請求項11】
前記キーディスプレイ部に加えられる圧力を分散させ、前記キーディスプレイ部が表示する文字またはイメージを投影させる透明または半透明素材からなるディスプレイ保護部をさらに備える請求項1に記載のキーディスプレイ部が結合されたキー入力装置。
【請求項12】
キーを識別できる文字またはイメージを表示するキーディスプレイ部と、
前記キーディスプレイ部により識別されるキーに付加された圧力によって下降後上昇する接触感知部と、
前記キーに付加された圧力による電気的信号を生成する信号生成部と、
前記キーディスプレイ部に表示される文字またはイメージを変更するディスプレイ制御部と、を備えるキーディスプレイ部が結合されたキー入力装置を提供するデジタル装置。
【請求項13】
前記キーディスプレイ部に表示する文字またはイメージを決定するキーマップ情報を受信するキーマップ受信部をさらに備える請求項12に記載のキーディスプレイ部が結合されたキー入力装置を提供するデジタル装置。
【請求項14】
前記デジタル装置が携帯用通信装置である場合、前記キーマップ受信部は、携帯用通信装置が結合した通信網からキーマップを受信する請求項13に記載のキーディスプレイ部が結合されたキー入力装置を提供するデジタル装置。
【請求項15】
前記デジタル装置がリモコンである場合、前記キーマップ受信部は、リモコンが制御する家電製品のキーマップを受信する請求項13に記載のキーディスプレイ部が結合されたキー入力装置を提供するデジタル装置。
【請求項16】
前記ディスプレイ制御部は、外部から受信して保存した文字またはイメージを前記キーディスプレイ部が出力するように制御する請求項12に記載のキーディスプレイ部が結合されたキー入力装置を提供するデジタル装置。
【請求項17】
前記信号生成部が前記接触感知部の接触を知らせる場合、前記ディスプレイ制御部は、前記キーディスプレイ部から出力する文字またはイメージが表す機能を活性化または非活性化させる請求項12に記載のキーディスプレイ部が結合されたキー入力装置を提供するデジタル装置。
【請求項18】
前記キーディスプレイ部は、1つのキーを識別できる文字またはイメージを表示し、前記接触感知部は、前記キーディスプレイ部の上段または下段に位置する請求項12に記載のキーディスプレイ部が結合されたキー入力装置を提供するデジタル装置。
【請求項19】
前記キーディスプレイ部は、複数のキーに対するそれぞれの文字またはイメージを表示し、前記接触感知部は、前記キーディスプレイ部のそれぞれの文字またはイメージの上段に位置する請求項12に記載のキーディスプレイ部が結合されたキー入力装置を提供するデジタル装置。
【請求項20】
前記接触感知部は、前記キーディスプレイ部を通じて入力される圧力を感知する請求項12に記載のキーディスプレイ部が結合されたキー入力装置を提供するデジタル装置。
【請求項21】
前記キーディスプレイ部で表示する文字またはイメージは、動的な映像で構成された請求項12に記載のキーディスプレイ部が結合されたキー入力装置を提供するデジタル装置。
【請求項22】
前記接触感知部が前記キーディスプレイ部の上段に存在する場合、前記キーディスプレイ部で表示する文字またはイメージを投影させる材質からなる請求項12に記載のキーディスプレイ部が結合されたキー入力装置を提供するデジタル装置。
【請求項23】
前記キーディスプレイ部は、有機ELまたはLCDからなる請求項12に記載のキーディスプレイ部が結合されたキー入力装置を提供するデジタル装置。
【請求項24】
前記キーディスプレイ部に加えられる圧力を分散させ、前記キーディスプレイ部が表示する文字またはイメージを投影させる透明または半透明素材からなるディスプレイ保護部をさらに備える請求項12に記載のキーディスプレイ部が結合されたキー入力装置を提供するデジタル装置。
【請求項1】
キーを識別できる文字またはイメージを表示するキーディスプレイ部と、
前記キーディスプレイ部により識別されるキーに付加された圧力によって下降後上昇する接触感知部と、
前記キーに付加された圧力による電気的信号を生成する信号生成部と、を備え、
前記キーディスプレイ部で表示する文字またはイメージは、変更可能であることを特徴とするキーディスプレイ部が結合されたキー入力装置。
【請求項2】
前記キーディスプレイ部に表示する文字またはイメージを決定するキーマップ情報を受信するキーマップ受信部をさらに備える請求項1に記載のキーディスプレイ部が結合されたキー入力装置。
【請求項3】
前記キー入力装置が携帯用通信装置と結合された場合、前記キーマップ受信部は、前記携帯用通信装置が結合した通信網からキーマップを受信する請求項2に記載のキーディスプレイ部が結合されたキー入力装置。
【請求項4】
前記キー入力装置がリモコンと結合された場合、前記キーマップ受信部は、前記リモコンが制御する家電製品のキーマップを受信する請求項2に記載のキーディスプレイ部が結合されたキー入力装置。
【請求項5】
前記キーディスプレイ部は、1つのキーを識別できる文字またはイメージを表示し、前記接触感知部は、前記キーディスプレイ部の上段または下段に位置する請求項1に記載のキーディスプレイ部が結合されたキー入力装置。
【請求項6】
前記キーディスプレイ部は、複数のキーに対するそれぞれの文字またはイメージを表示し、前記接触感知部は、前記キーディスプレイ部のそれぞれの文字またはイメージの上段に位置する請求項1に記載のキーディスプレイ部が結合されたキー入力装置。
【請求項7】
前記接触感知部は、前記キーディスプレイ部を通じて入力される圧力を感知する請求項1に記載のキーディスプレイ部が結合されたキー入力装置。
【請求項8】
前記キーディスプレイ部で表示する文字またはイメージは、動的な映像で構成された請求項1に記載のキーディスプレイ部が結合されたキー入力装置。
【請求項9】
前記接触感知部が前記キーディスプレイ部の上段に存在する場合、前記キーディスプレイ部で表示する文字またはイメージを投影させる材質からなる請求項1に記載のキーディスプレイ部が結合されたキー入力装置。
【請求項10】
前記キーディスプレイ部は、有機ELまたはLCDからなる請求項1に記載のキーディスプレイ部が結合されたキー入力装置。
【請求項11】
前記キーディスプレイ部に加えられる圧力を分散させ、前記キーディスプレイ部が表示する文字またはイメージを投影させる透明または半透明素材からなるディスプレイ保護部をさらに備える請求項1に記載のキーディスプレイ部が結合されたキー入力装置。
【請求項12】
キーを識別できる文字またはイメージを表示するキーディスプレイ部と、
前記キーディスプレイ部により識別されるキーに付加された圧力によって下降後上昇する接触感知部と、
前記キーに付加された圧力による電気的信号を生成する信号生成部と、
前記キーディスプレイ部に表示される文字またはイメージを変更するディスプレイ制御部と、を備えるキーディスプレイ部が結合されたキー入力装置を提供するデジタル装置。
【請求項13】
前記キーディスプレイ部に表示する文字またはイメージを決定するキーマップ情報を受信するキーマップ受信部をさらに備える請求項12に記載のキーディスプレイ部が結合されたキー入力装置を提供するデジタル装置。
【請求項14】
前記デジタル装置が携帯用通信装置である場合、前記キーマップ受信部は、携帯用通信装置が結合した通信網からキーマップを受信する請求項13に記載のキーディスプレイ部が結合されたキー入力装置を提供するデジタル装置。
【請求項15】
前記デジタル装置がリモコンである場合、前記キーマップ受信部は、リモコンが制御する家電製品のキーマップを受信する請求項13に記載のキーディスプレイ部が結合されたキー入力装置を提供するデジタル装置。
【請求項16】
前記ディスプレイ制御部は、外部から受信して保存した文字またはイメージを前記キーディスプレイ部が出力するように制御する請求項12に記載のキーディスプレイ部が結合されたキー入力装置を提供するデジタル装置。
【請求項17】
前記信号生成部が前記接触感知部の接触を知らせる場合、前記ディスプレイ制御部は、前記キーディスプレイ部から出力する文字またはイメージが表す機能を活性化または非活性化させる請求項12に記載のキーディスプレイ部が結合されたキー入力装置を提供するデジタル装置。
【請求項18】
前記キーディスプレイ部は、1つのキーを識別できる文字またはイメージを表示し、前記接触感知部は、前記キーディスプレイ部の上段または下段に位置する請求項12に記載のキーディスプレイ部が結合されたキー入力装置を提供するデジタル装置。
【請求項19】
前記キーディスプレイ部は、複数のキーに対するそれぞれの文字またはイメージを表示し、前記接触感知部は、前記キーディスプレイ部のそれぞれの文字またはイメージの上段に位置する請求項12に記載のキーディスプレイ部が結合されたキー入力装置を提供するデジタル装置。
【請求項20】
前記接触感知部は、前記キーディスプレイ部を通じて入力される圧力を感知する請求項12に記載のキーディスプレイ部が結合されたキー入力装置を提供するデジタル装置。
【請求項21】
前記キーディスプレイ部で表示する文字またはイメージは、動的な映像で構成された請求項12に記載のキーディスプレイ部が結合されたキー入力装置を提供するデジタル装置。
【請求項22】
前記接触感知部が前記キーディスプレイ部の上段に存在する場合、前記キーディスプレイ部で表示する文字またはイメージを投影させる材質からなる請求項12に記載のキーディスプレイ部が結合されたキー入力装置を提供するデジタル装置。
【請求項23】
前記キーディスプレイ部は、有機ELまたはLCDからなる請求項12に記載のキーディスプレイ部が結合されたキー入力装置を提供するデジタル装置。
【請求項24】
前記キーディスプレイ部に加えられる圧力を分散させ、前記キーディスプレイ部が表示する文字またはイメージを投影させる透明または半透明素材からなるディスプレイ保護部をさらに備える請求項12に記載のキーディスプレイ部が結合されたキー入力装置を提供するデジタル装置。
【図3B】
【図3C】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図1】
【図2A】
【図2B】
【図2C】
【図3A】
【図4A】
【図4B】
【図4C】
【図9】
【図15】
【図3C】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図1】
【図2A】
【図2B】
【図2C】
【図3A】
【図4A】
【図4B】
【図4C】
【図9】
【図15】
【公開番号】特開2006−216542(P2006−216542A)
【公開日】平成18年8月17日(2006.8.17)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−16683(P2006−16683)
【出願日】平成18年1月25日(2006.1.25)
【出願人】(390019839)三星電子株式会社 (8,520)
【氏名又は名称原語表記】Samsung Electronics Co.,Ltd.
【Fターム(参考)】
【公開日】平成18年8月17日(2006.8.17)
【国際特許分類】
【出願日】平成18年1月25日(2006.1.25)
【出願人】(390019839)三星電子株式会社 (8,520)
【氏名又は名称原語表記】Samsung Electronics Co.,Ltd.
【Fターム(参考)】
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