説明

キー装置

【課題】 意図したクリック音・クリック感に設定できるキー装置を提供する。
【解決手段】 キー装置30は、第1筐体11の内部48に固定された凹凸面部33と、第1筐体11の外側面26Aに配置されてキー47が記されたキーシート46と、凹凸面部33に積層された第1シート34と、第1シート34に形成された突出するドーム部36と、ドーム部36の球面部36Aに接触する押し子部38と、押し子部38が形成された第2シート42とを備えている。さらに、凹凸面部33における凹部33Bが球面部36Aの内径を横断している。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、携帯端末等の操作キーを備えたキー装置に関する。
【背景技術】
【0002】
携帯端末等に用いられるキー装置として、メタルドームを含むスイッチ部を有し、スイッチ部に塵が侵入しないようにメタルドームを粘着フィルムシートで覆い密閉構造とし、密閉構造による操作感への影響を抑えるために空気逃げ経路を設けたものが知られている。
このキー装置によれば、メタルドームを押し下げた際に、低音・高音というキー操作時の操作音に関わらず、空気逃げ経路から空気を逃がして空気圧縮による圧力上昇を抑えることにより、低音・高音に関わらずキー操作感を損ねないようにできる(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2006−173025号公報(要約、段落0028、段落0030、図2)
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、一般にキー装置は、キー操作を行った際に生ずる操作音、いわゆるクリック音や、キー操作を行った際に操作者が指に感ずる操作感、いわゆるクリック感を所望の程度に設定することを考慮していない。
【0005】
本発明は、前述した課題を解決するためになされたものであり、その目的は、意図したクリック音・クリック感に設定できるキー装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明のキー装置は、筐体と、前記筐体の内部において前記筐体に固定され、連続的な凹凸を有する凹凸面部と、前記筐体の外側面に配置され、キーが記されたキーシートと、前記凹凸面部と前記キーシートとの間において、前記凹凸面部に積層される第1シートと、前記キーに対応する位置において前記第1シートに形成され、前記凹凸面部から前記キーシートへ向かって突出する球面部を備えるドーム部と、前記第1シートと前記キーシートとの間において、前記第1シートに積層される第2シートと、前記キーに対応する位置において前記第2シートに形成され、前記球面部を押す押し子部と、を備え、連続した前記凹凸面部の凹部が、前記球面部の内径を横断している。
【0007】
本発明においては、凹凸面部に第1シートが積層され、かつ、連続した凹凸面部の凹部が、球面部の内径を横断しているため、キー操作に伴ってドーム部が変形して球面部の内容積が減少すると、凹凸面部の凹部を通じて球面部の内部の空気が外部に排出され、ドーム部が初期形状に復元すると、凹凸面部の凹部を通じて外部の空気が球面部の内部に引き込まれる。
また、キー操作に伴ってドーム部が変形した際、あるいは変形したドーム部が初期形状に復元する際に生ずるクリック音も、凹凸面部の凹部を通じて外部に伝達される。
すなわち、本発明においては、キー操作に伴って球面部の内部に空気や音が容易に出入りできるため、凹凸面部の粗さ等を適宜選択することにより、意図したクリック音・クリック感に設定できる。
【0008】
また、本発明のキー装置は、前記凹凸面部は、均一的な凹凸を連続的に備える。
【0009】
さらに、本発明のキー装置は、前記押し子部は、前記第2シートから前記第1シートに向かって突出している。
本発明においては、押し子部が突出しているため、ドーム部を確実に押圧できる。
【0010】
また、本発明のキー装置においては、第1シートが樹脂のみで構成されているため、第1シートが樹脂および金属の複合材である場合に比較して、製造が容易であるとともに廃棄時に金属部品と樹脂部品とを分別する必要がなく、良好なリサイクル性が得られる。
【0011】
さらに、本発明のキー装置においては、第2シートが樹脂のみで構成されているため、第2シートが樹脂および金属の複合材である場合に比較して、製造が容易であるとともに廃棄時に金属部品と樹脂部品とを分別する必要がなく、良好なリサイクル性が得られる。
【0012】
また、本発明のキー装置においては、第1シートと第2シートとが同一の樹脂で構成されているため、第1シートおよび第2シートが樹脂および金属の複合材である場合に比較して、製造が容易であるとともに廃棄時に金属部品と樹脂部品とを分別する必要がなく、さらに良好なリサイクル性が得られる。
【0013】
さらに、本発明のキー装置は、前記凹凸面部における凸部の最小幅寸法が、3μmである。
本発明のキー装置においては、凸部の最小幅寸法が3μm以上であるため、ドーム部が変形した際に意図したクリック音(操作音)が得られる。
【0014】
また、本発明のキー装置は、前記凹凸面部の粗度はナンバー800のサンドペーパー相当である。
凹凸面部の粗度をナンバー800のサンドペーパー相当とすることにより、意図したクリック感が得られる。
【0015】
さらに、本発明のキー装置は、前記凹凸面部における凸部の最小幅寸法が、5μmである。
本発明のキー装置においては、凸部の最小幅寸法が5μm以上であるため、ドーム部が変形した際に意図したクリック音(操作音)と、意図したクリック感(操作感)とが得られる。
【0016】
また、本発明のキー装置は、前記凹凸面部の粗度はナンバー600のサンドペーパー相当である。
凹凸面部の粗度をナンバー600のサンドペーパー相当とすることにより、意図したクリック音と、意図したクリック感とが得られる。
【発明の効果】
【0017】
本発明のキー装置によれば、凹凸面部に第1シートが積層されるため、キー操作に伴って球面部の内部に空気が容易に出入りでき、凹凸面部の凸部の最小幅寸法や、凹凸面部全体の粗さ等を適宜選択することにより、意図したクリック音・クリック感に設定できる。
【図面の簡単な説明】
【0018】
【図1】本発明に係るキー装置を備えた電子機器の使用状態(開状態)を示す斜視図
【図2】図1の第1筐体を示す分解斜視図
【図3】図2のキー装置を示す分解斜視図
【図4】図1のA−A線断面図
【図5】本発明に係るキー装置のキーでドーム部を押圧する例を説明する断面図
【発明を実施するための形態】
【0019】
以下、本発明の実施形態に係るキー装置について図面を参照して説明する。
図1に示すように、本発明の実施形態である電子機器10は、第1筐体(筐体)11および第2筐体12がヒンジ部13を介して互いに相対移動可能に連結された携帯端末である。
【0020】
ヒンジ部13は、第1回転軸15を軸にして第1筐体11および第2筐体12を使用状態(開状態)と携帯状態(閉状態)との間で矢印A方向に回動自在に連結する部位である。
さらに、ヒンジ部13は、第2回転軸16を軸にして第2筐体12を矢印B方向に回動自在に連結する部位である。
すなわち、電子機器10は、第1回転軸15および第2回転軸16を有する2軸のスイベルタイプの携帯端末である。
【0021】
第2筐体12は、第2ケース21および第2カバー22で略矩形体状の箱形に形成されている。
第2ケース21の外側面21Aに表示部23が設けられるとともにレシーバ24が設けられている。
【0022】
第1筐体11は、第1ケース26および第1カバー27で略矩形体状の箱形に形成されている。第1ケース26の外側面26Aに開口28が形成され、開口28にキーシート46が設けられている。
この第1筐体11に、本発明の実施形態であるキー装置30が設けられている。
図2に示すように、キー装置30は、フレーム32と、第1シート34と、複数のドーム部36と、複数の押し子部38と、第2シート42と、スペーサ44と、キーシート46とからなる積層構造である。
【0023】
フレーム32は、第1筐体11の内部48に固定され、平面視略矩形状に形成されている。このフレーム32は、第1ケース26の開口28に向けて配置された凹凸面部33を有する。
図3に示すように、凹凸面部33は、一例として、シボ、梨地、ヘアライン等で均一的な凹凸が連続的に形成されることにより、複数の凸部33Aおよび複数の凹部33Bを有する。
図4に示すように、凹凸面部33における凸部33Aの最小幅寸法Wは、ドーム部36の内径寸法Rよりも小さく形成されている。
【0024】
ここで、凸部33Aは、最小幅寸法Wが3〜5μmであることが好ましい。
すなわち、凸部33Aの最小幅寸法Wが3μm以上であるため、ドーム部36が変形した際、あるいは変形したドーム部36が初期形状に復元する際に意図したクリック音(操作音)を良好に得ることができる。
【0025】
ここで、凸部33Aの最小幅寸法Wが3〜5μmとなる凹凸面部33の粗度としては、ナンバー800番のサンドペーパー相当が挙げられる。
【0026】
さらに好ましくは、凸部33Aの最小幅寸法Wは、5〜8μmであることが望ましい。
すなわち、凸部33Aの最小幅寸法Wが5μm以上であるため、ドーム部36が変形した際に意図したクリック音(操作音)を良好に得るとともに、意図したクリック感(操作感)をも良好に得ることができる。
【0027】
ここで、凸部33Aの最小幅寸法Wが3〜5μmとなる凹凸面部33の粗度としては、ナンバー600番のサンドペーパー相当が挙げられる。
【0028】
フレーム32の凹凸面部33に第1シート34が積層されている。
第1シート34は、フレーム32の凹凸面部33に積層されることにより、凸部33Aに載置されたPET製のシートである。
第1シート34を凸部33Aに載置することにより、第1シート34および凹凸面部33間(第1シート34の下面側)に空間(以下、「通路」という)35が形成されている。
この通路35は、ドーム部36および凹凸面部33間の空間37を、隣接する他のドーム部36および凹凸面部33間の空間37に連通する通路である。
【0029】
第1シート34に複数のドーム部36がPET樹脂で一体に形成されている。
ドーム部36は、フレーム32から離れる方向に球状に膨張されることにより、開口28(図2参照)側に突出され、開口28に対峙する球面部36Aを有する。
凹凸面部33は、凸部33Aに挟まれた凹部33Bが、球面部36Aの内径を横断している。
【0030】
このように、第1シート34にドーム部36を一体に形成することにより、ドーム部36を個別に用意する必要がなく部品点数を減らすことができる。
部品点数を減らすことにより構成の簡略化を図り、コストを低減できる。
【0031】
さらに、第1シート34にドーム部36をPET樹脂で一体に形成することにより、従来技術のメタルドーム(すなわち、金属製のドーム部)を個別に設ける必要がない。
よって、キー装置30を分別廃棄する際に、第1シート34からドーム部36を分別する必要がないので分別廃棄が容易になり、リサイクルの作業性を高めることができる。
【0032】
加えて、第1シート34をPET樹脂のみで構成することにより、第1シート34に金属ダイアフラムを備えないようにできる。よって、キー装置30を例えば携帯電話のモックアップや、玩具等に用いる際に、接点金属等を含まないので安価に製造できる。
さらに、廃棄時に金属部品と樹脂部品とを分別する必要がなく、良好なリサイクル性が得られる。
【0033】
複数のドーム部36の各球面部36Aに押し子部38の先端部38Aがそれぞれ接触されている。
押し子部38は、複数のドーム部36の各球面部36Aに先端部38Aが接触可能に円柱状に形成され、かつ、基部38Bが開口28(図2参照)に対峙するように設けられている。
【0034】
すなわち、押し子部38は、第2シート42の下面42Aからドーム部36に向けて突出するように一体に形成されている。
よって、押し子部38を押し下げることにより、押し子部38でドーム部36の球面部36Aを確実に押圧できる。
【0035】
換言すれば、複数の押し子部38に第2シート42が積層されている。
この第2シート42は、複数の押し子部38に積層されるとともに、第1シート34よりも開口28(図2参照)側に配置されている。
【0036】
この第2シート42は、弾性変形可能にPET製で形成されることにより、開口28側から複数の押し子部38を押圧可能なシートである。
第2シート42をPET樹脂のみで構成することにより、第2シート42を安価に製造でき、かつ、良好なリサイクル性が得られる。
【0037】
さらに、第1シート34および第2シート42を同一PET樹脂で構成することにより、第1シート34と第2シート42を同一の製造方法で製造できるので、キー装置30を安価に製造できる。
さらに、第1シート34と第2シート42を分別する必要がなく、良好なリサイクル性が得られる。
【0038】
スペーサ44は、第1シート34および第2シート42間に介在された両面テープ(WF)である。
第1シート34および第2シート42間にスペーサ44を介在することにより、スペーサ44(すなわち、両面テープ)で第1シート34および第2シート42が接着された状態で固定されている。
【0039】
この状態において、キー装置30は、PET製の第1シート34、両面テープであるスペーサ44およびPET製の第2シート42で3層構造に形成されている。
このように、第1シート34、スペーサ44および第2シート42で3層構造を形成することにより、第1シート34および第2シート42間にドーム部36および押し子部38を収容する空間45が確保される。
【0040】
換言すれば、ドーム部36や押し子部38を第2シート42で覆った密閉構造が形成されている。
これにより、ドーム部36や押し子部38を備えた空間45に塵が侵入することを第2シート42で防ぐことができる。
【0041】
第2シート42上にキーシート46が設けられている。
キーシート46は、第1ケース26の開口28(図2参照)に設けられることにより第2シート42上に配置されている。
なお、図4においては、第2シート42に対して隙間Sを開けてキーシート46を設けた例について説明したが、第2シート42にキーシート46を密着させることも可能である。
【0042】
このキーシート46は、上面46Aに複数のキー(操作キー)47が設けられている。
複数のキー47は、複数の押し子部38に対応する位置に設けられている。
よって、図5に示すように、キー47を押圧力Fで押圧することにより第2シート42が押し子部38に向けて押し付けられる。
第2シート42が押し子部38に向けて押し付けられることにより押し子部38でドーム部36の球面部36Aが矢印A方向に向けて押圧される。
【0043】
ここで、前述したように、第1シート34側の空間37が通路35を経て隣接する他のドーム部36側の空間37に連通されている。
よって、キー47を押圧力Fで押圧してドーム部36を凹凸面部33に向けて変形させた際に、ドーム部36側の空間37に発生した内圧を通路35を経て隣接する他のドーム部36側の空間37に向けて矢印B方向に排出できる。
【0044】
押圧されたドーム部36の内圧を通路35を経て排出することによりドーム部36の圧力上昇を抑えることができる。
これにより、キー47を押圧力Fで操作した際に、第2シート42やドーム部36を好適に弾性変形させて低音・高音に関わらず意図した操作感や操作音(クリック感・クリック音)に設定できる。
【0045】
また、凹凸面部33における凸部33Aは、最小幅寸法Wが3μm以上であるため、ドーム部36を押圧変形させた際、あるいは変形したドーム部36が初期形状に復元する際に意図したクリック音(操作音)を良好に得ることができる。
【0046】
あるいは、凹凸面部33における凸部33Aは、最小幅寸法Wが5μm以上であるため、ドーム部36を押圧変形させた際に意図したクリック音(操作音)を良好に得るとともに、意図したクリック感(操作感)を良好に得ることができる。
【0047】
なお、本発明に係るキー装置は、前述した実施形態に限定されるものではなく適宜変更、改良等が可能である。
例えば、実施形態では、第1筐体11の内部48に固定されたフレーム32に凹凸面部33を形成した例について説明したが、これに限らないで、第1筐体11に凹凸面部33を一体に形成することも可能である。
また、実施の形態では、第1筐体11と第2筐体12とがヒンジ部13を介して回動自在に連結された電子機器10を例に説明したが、これに限らないで、ヒンジ部を持たず単一の筐体からなる棒状型の機器や、第1筐体と第2筐体とが摺動可能に連結されたスライド型の機器等にも本願発明のキー装置を適用することも可能である。
【0048】
また、実施形態では、押し子部38を円柱状に形成してドーム部36の球面部36Aを押圧可能とした例について説明したが、これに限らないで、矩形枠状等の他の形状に形成することも可能であり、球面部36A以外の部位を押圧することも可能である。
【0049】
さらに、実施形態では、キー装置30を実機用の第1筐体11に適用した例について説明したが、これに限らないで、実機の生産に先駆けて量産を行うモックアップに適用することや、玩具等に適用することも可能である。
【0050】
また、実施形態では、押し子部38を第2シート42に一体に形成した例について説明したが、これに限らないで、押し子部38を第2シート42に対して別体に形成することも可能である。
【0051】
さらに、実施形態では、押し子部38を第1シート34(ドーム部36)に対して別体に形成した例について説明したが、これに限らないで、押し子部38を第1シート34(ドーム部36)に対して別体に形成することも可能である。
【0052】
また、実施形態では、第1シート34および第2シート42をPET樹脂で形成する例について説明したが、これに限らないで、その他の樹脂で形成することも可能である。
【0053】
また、実施形態では、ドーム部36側の空間37を通路35を経て隣接する他のドーム部36側の空間37に連通させた例について説明したが、これに限らないで、ドーム部36側の空間37を通路35を経て外部51に連通させることも可能である。
【0054】
さらに、実施形態で使用した電子機器、第1筐体、開口、凹凸面部、凸部、第1シート、ドーム部、球面部、押し子部および第2シート等の形状や構成は例示したものに限定するものではなく適宜変更が可能である。
【産業上の利用可能性】
【0055】
本発明は、携帯端末等の電子機器の実機やモックアップ、玩具等への適用に好適である。
【符号の説明】
【0056】
10 電子機器
11 第1筐体(筐体)
26A 外側面
30 キー装置
33 凹凸面部
33A 凸部
34 第1シート
36 ドーム部
36A 球面部
38 押し子部
42 第2シート
46 キーシート
47 キー
48 第1筐体の内部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
筐体と、
前記筐体の内部において前記筐体に固定され、連続的な凹凸を有する凹凸面部と、
前記筐体の外側面に配置され、キーが記されたキーシートと、
前記凹凸面部と前記キーシートとの間において、前記凹凸面部に積層される第1シートと、
前記キーに対応する位置において前記第1シートに形成され、前記凹凸面部から前記キーシートへ向かって突出する球面部を備えるドーム部と、
前記第1シートと前記キーシートとの間において、前記第1シートに積層される第2シートと、
前記キーに対応する位置において前記第2シートに形成され、前記球面部を押す押し子部と、を備え、
連続した前記凹凸面の凹部が、前記球面部の内径を横断しているキー装置。
【請求項2】
請求項1に記載のキー装置であって、
前記凹凸面部は、均一的な凹凸を連続的に備えるキー装置。
【請求項3】
請求項1または請求項2に記載のキー装置であって、
前記押し子部は、前記第2シートから前記第1シートに向かって突出しているキー装置。
【請求項4】
請求項1から請求項3のうちのいずれか1項に記載のキー装置であって、
前記第1シートは、樹脂のみで構成されたキー装置。
【請求項5】
請求項1から請求項4のうちのいずれか1項に記載のキー装置であって、
前記第2シートは、樹脂のみで構成されたキー装置。
【請求項6】
請求項1から請求項5のうちのいずれか1項に記載のキー装置であって、
前記第1シートと前記第2シートとは同一の樹脂で構成されたキー装置。
【請求項7】
請求項1から請求項6のうちのいずれか1項に記載のキー装置であって、
前記凹凸面部における凸部の最小幅寸法が、3μmであるキー装置。
【請求項8】
請求項1から請求項6のうちのいずれか1項に記載のキー装置であって、
前記凹凸面部の粗度はナンバー800のサンドペーパー相当であるキー装置。
【請求項9】
請求項1から請求項6のうちのいずれか1項に記載のキー装置であって、
前記凹凸面部における凸部の最小幅寸法が、5μmであるキー装置。
【請求項10】
請求項1から請求項6のうちのいずれか1項に記載のキー装置であって、
前記凹凸面部の粗度はナンバー600のサンドペーパー相当であるキー装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【公開番号】特開2012−156059(P2012−156059A)
【公開日】平成24年8月16日(2012.8.16)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−15489(P2011−15489)
【出願日】平成23年1月27日(2011.1.27)
【出願人】(000005821)パナソニック株式会社 (73,050)
【Fターム(参考)】