説明

ケモカインレセプターのジアゼパン及びピペラジン誘導体モデュレーター

本発明は、式(I)[式中、A、X、R、R、R、R、R、R、R、R10、m、n及びpは、明細書及び特許請求の範囲に定義されている]で示される新規なヘテロシクリル化合物及びその生理学的に許容される塩に関する。これらの化合物は、CCR2レセプター、CCR5レセプター及び/又はCCR3レセプターのアンタゴニストであり、医薬として使用することができる。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
式(I)
【化121】


[式中、Aは、アリール、ヘテロアリール、アリールメチル又はヘテロアリールメチルであり、該アリール及び該アリールメチルのアリール並びに該ヘテロアリール及び該ヘテロアリールメチルのヘテロアリールは、ハロゲン、アリール、ヘテロアリール、C1−6アルキル、ハロC1−6アルキル、C1−6アルコキシ及びハロC1−6アルコキシから成る群より独立して選択される1〜3個の置換基により場合により置換されているか、又は該アリール及び該ヘテロアリールは、C1−6アルキレンジオキシにより場合により置換されており;
Xは、−N(R)(R)であり;
及びRは、独立して水素、C1−6アルキル、C3−6アルケニル、C3−6アルキニル、ヒドロキシC2−6アルキル、C1−6アルコキシC2−6アルキル、C3−7シクロアルキル、C3−7シクロアルキルC1−6アルキル、C7−10ビシクロアルキル、フェニルC1−3アルキル、ヘテロアリールC1−3アルキル、ヘテロシクリル又はヘテロシクリルC1−6アルキルであり、ここで、該C3−7シクロアルキル及び該C3−7シクロアルキルC1−6アルキルのシクロアルキル、該フェニルC1−3アルキルのフェニル、該ヘテロアリールC1−3アルキルのヘテロアリール並びに該ヘテロシクリル及び該ヘテロシクリルC1−6アルキルのヘテロシクリルは、Rから成る群より独立して選択される1〜3個の置換基により場合により置換されている(但し、R及びRの少なくとも一方は水素ではない)か;或いは
及びRは、それらが結合している窒素原子と一緒になって、Rから成る群より独立して選択される1〜3個の置換基により場合により置換されているヘテロシクリルを形成し、R及びRにより形成される該ヘテロシクリルの環炭素原子の1個は、場合によりカルボニル基と置き換わっており;かつ/又は
及びRにより形成されるヘテロシクリルの環炭素原子の1個は、C3−7シクロアルキル若しくはヘテロシクリルである別の環の環炭素原子であってもよく、該別の環の1個若しくは2個の環炭素原子は、場合によりカルボニル基と置き換わっており、該別の環は、C1−6アルキルにより場合により置換されており;
及びRは、独立して水素、ヒドロキシ、C1−6アルキル、C1−6アルコキシ、C3−7シクロアルキル、C3−7シクロアルキルC1−6アルキル、C1−6アルコキシカルボニル、カルボキシル、C1−6アルコキシカルボニルオキシ、モノ又はジ−C1−6アルキル置換アミノカルボニルオキシ、ヒドロキシ−C1−6アルキル、C1−6アルコキシ−C1−6アルキル、ハロゲン又はハロC1−6アルキル、場合により置換されているヘテロシクリル−カルボニル又はRaabbN−C(O)−(ここで、Raa及びRbbは、独立して水素、C1−6アルキル、ヒドロキシ−C1−6アルキル又はC3−7シクロアルキルである)であるか;或いは
及びRは、それらが結合している炭素原子と一緒になって、C1−4アルキル、ハロC1−4アルキル及びハロゲンから成る群より独立して選択される1〜3個の置換基により場合により置換されているC3−7シクロアルキル又はヘテロシクリルを形成し;
pは0又は1であり;
及びRは、独立して水素、C1−6アルキル又はC3−7シクロアルキルであり、該C1−6アルキル及び該C3−7シクロアルキルは、アミノ、ヒドロキシ、カルボキシル、カルバモイル、モノ又はジ−C1−6アルキル置換カルバモイル及びC1−6アルコキシカルボニルから成る群より独立して選択される1〜3個の置換基により場合により置換されているか;或いは
及びRは、それらが結合している炭素原子と一緒になって、C3−7シクロアルキル又はヘテロシクリルを形成し;
、R、R及びR10は、独立して水素、C1−6アルキル、C3−7シクロアルキル又はアリールであり、該C1−6アルキルは、ヒドロキシ、C1−6アルコキシ、カルボキシル、カルバモイル、モノ又はジ−C1−6アルキル置換カルバモイル及びC1−6アルコキシカルボニル、アリール及びヘテロアリール(ここで、該アリール及び該ヘテロアリールは、ハロゲン、C1−6アルキル、ハロC1−6アルキル、C1−6アルコキシ及びハロC1−6アルコキシから成る群より独立して選択される1〜3個の置換基により場合により置換されている)から成る群より独立して選択される1〜3個の置換基により場合により置換されており;
は、ヒドロキシ、シアノ、NR、ハロゲン、C1−6アルキル、ハロC1−6アルキル、ヒドロキシC1−6アルキル、C1−6アルコキシ、C1−6アルコキシC1−6アルキル、C3−7シクロアルキル、C1−6アルコキシカルボニル、アシル、−C(O)NR、−NR−C(O)−R、−NR−C(O)−OR、−NR−C(O)−NR、−NR−SO−R、−NR−SO−NR、−OC(O)NR、−OC(O)OR、C1−6アルキルスルホニル、C1−6アルキルスルフィニル、C1−6アルキルチオ、フェニル、フェニルC1−3アルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリールC1−3アルキル及びヘテロシクリルであり、該フェニル及び該フェニルC1−3アルキルのフェニル、該ヘテロアリール及び該ヘテロアリールC1−3アルキルのヘテロアリール、並びに該ヘテロシクリルは、ヒドロキシ、シアノ、NR、ハロゲン、C1−6アルキル、ハロC1−6アルキル、ヒドロキシC1−6アルキル、C1−6アルコキシカルボニル、アシル、−C(O)NR、−NR−C(O)−R、−NR−C(O)−OR、−NR−C(O)−NR、−NR−SO−R、−NR−SO−NR、−OC(O)NR、−OC(O)OR、C1−6アルキルスルホニル、C1−6アルキルスルフィニル及びC1−6アルキルチオから成る群より独立して選択される1〜3個の置換基により場合により置換されており、該ヘテロシクリルの1個又は2個の環炭素原子は、場合によりカルボニル基と置き換わっており;
、R及びRは、独立して水素又はC1−6アルキルであり;
nは、0〜3の整数であり;
mは、0〜3の整数であり;
m+nは、1〜5の整数である]で示される化合物又はそのプロドラッグ若しくは薬学的に許容される塩
[ここで、特に示さない限り、
「アリール」という用語は、フェニル又はナフチルを意味し;
「ヘテロシクリル」という用語は、4〜9個の環原子(そのうち1〜3個の環原子は、N、O及びS(O)(式中、nは、0〜2の整数である)より独立して選択されるヘテロ原子であり、残りの環原子はCである)の非芳香族単環式又は二環式基を意味し;
「ヘテロアリール」という用語は、単独又は他の基との組み合わせにて、N、O、及びSより独立して選択される1〜3個の環ヘテロ原子を有し、残りの環原子がCである、5〜10個の環原子の芳香族単環式又は二環式芳香族基を意味し;
「アシル」という用語は、R−C(O)−(式中、Rは、C1−6アルキル、ハロC1−6アルキル、C3−7シクロアルキル又はC3−7シクロアルキルC1−6アルキルである)を意味する]。
【請求項2】
式(I)
[Aは、アリール、ヘテロアリール、アリールメチル又はヘテロアリールメチルであり、該アリール及び該アリールメチルのアリール並びに該ヘテロアリール及び該ヘテロアリールメチルのヘテロアリールは、ハロゲン、アリール、ヘテロアリール、C1−6アルキル、ハロC1−6アルキル、C1−6アルコキシ及びハロC1−6アルコキシから成る群より独立して選択される1〜3個の置換基により場合により置換されているか、又は該アリール及び該ヘテロアリールは、C1−6アルキレンジオキシにより場合により置換されており;
Xは、−N(R)(R)であり;
及びRは、独立して水素、C1−6アルキル、C3−6アルケニル、C3−6アルキニル、ヒドロキシC2−6アルキル、C1−6アルコキシC2−6アルキル、C3−7シクロアルキル、C3−7シクロアルキルC1−6アルキル、C7−10ビシクロアルキル、フェニルC1−3アルキル、ヘテロアリールC1−3アルキル、ヘテロシクリル又はヘテロシクリルC1−6アルキルであり、ここで、該C3−7シクロアルキル及び該C3−7シクロアルキルC1−6アルキルのシクロアルキル、該フェニルC1−3アルキルのフェニル、該ヘテロアリールC1−3アルキルのヘテロアリール並びに該ヘテロシクリル及び該ヘテロシクリルC1−6アルキルのヘテロシクリルは、Rから成る群より独立して選択される1〜3個の置換基により場合により置換されている(但し、R及びRの少なくとも一方は水素ではない)か;或いは
及びRは、それらが結合している窒素原子と一緒になって、Rから成る群より独立して選択される1〜3個の置換基により場合により置換されているヘテロシクリルを形成し、R及びRにより形成される該ヘテロシクリルの環炭素原子の1個は、場合によりカルボニル基と置き換わっており;かつ/又は
及びRにより形成されるヘテロシクリルの環炭素原子の1個は、C3−7シクロアルキル又はヘテロシクリルである別の環の環炭素原子であってもよく、該別の環の1個若しくは2個の環炭素原子は、場合によりカルボニル基と置き換わっており、該別の環は、C1−6アルキルにより場合により置換されており;
及びRは、独立して水素、ヒドロキシ、C1−6アルキル、C1−6アルコキシ、C3−7シクロアルキル、C3−7シクロアルキルC1−6アルキル、C1−6アルコキシカルボニル、カルボキシル、カルバモイル、モノ若しくはジ−C1−6アルキル置換カルバモイル、C1−6アルコキシカルボニルオキシ、モノ若しくはジ−C1−6アルキル置換アミノカルボニルオキシ、ヒドロキシ−C1−6アルキル、C1−6アルコキシ−C1−6アルキル、ハロゲン又はハロC1−6アルキルであるか;或いは
及びRは、それらが結合している炭素原子と一緒になって、C1−4アルキル、ハロC1−4アルキル及びハロゲンから成る群より独立して選択される1〜3個の置換基により場合により置換されているC3−7シクロアルキル又はヘテロシクリルを形成し;
pは、0又は1であり;
及びRは、独立して水素、C1−6アルキル又はC3−7シクロアルキルであり、該C1−6アルキル及び該C3−7シクロアルキルは、アミノ、ヒドロキシ、カルボキシル、カルバモイル、モノ若しくはジ−C1−6アルキル置換カルバモイル及びC1−6アルコキシカルボニルから成る群より独立して選択される1〜3個の置換基により場合により置換されているか;或いは
及びRは、それらが結合している炭素原子と一緒になって、C3−7シクロアルキル又はヘテロシクリルを形成し;
、R、R及びR10は、独立して水素、C1−6アルキル、C3−7シクロアルキル又はアリールであり、該C1−6アルキルは、ヒドロキシ、C1−6アルコキシ、カルボキシル、カルバモイル、モノ又はジ−C1−6アルキル置換カルバモイル及びC1−6アルコキシカルボニル、アリール及びヘテロアリールから成る群より独立して選択される1〜3個の置換基により場合により置換されており、ここで、該アリール及び該ヘテロアリールは、ハロゲン、C1−6アルキル、ハロC1−6アルキル、C1−6アルコキシ及びハロC1−6アルコキシから成る群より独立して選択される1〜3個の置換基により場合により置換されており;
は、ヒドロキシ、シアノ、NR、ハロゲン、C1−6アルキル、ハロC1−6アルキル、ヒドロキシC1−6アルキル、C1−6アルコキシ、C1−6アルコキシC1−6アルキル、C3−7シクロアルキル、C1−6アルコキシカルボニル、アシル、−C(O)NR、−NR−C(O)−R、−NR−C(O)−OR、−NR−C(O)−NR、−NR−SO−R、−NR−SO−NR、−OC(O)NR、−OC(O)OR、C1−6アルキルスルホニル、C1−6アルキルスルフィニル、C1−6アルキルチオ、フェニル、フェニルC1−3アルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリールC1−3アルキル及びヘテロシクリルであり、該フェニル及び該フェニルC1−3アルキルのフェニル、該ヘテロアリール及び該ヘテロアリールC1−3アルキルのヘテロアリール、並びに該ヘテロシクリルは、ヒドロキシ、シアノ、NR、ハロゲン、C1−6アルキル、ハロC1−6アルキル、ヒドロキシC1−6アルキル、C1−6アルコキシカルボニル、アシル、−C(O)NR、−NR−C(O)−R、−NR−C(O)−OR、−NR−C(O)−NR、−NR−SO−R、−NR−SO−NR、−OC(O)NR、−OC(O)OR、C1−6アルキルスルホニル、C1−6アルキルスルフィニル及びC1−6アルキルチオから成る群より独立して選択される1〜3個の置換基により場合により置換されており、該ヘテロシクリルの1個又は2個の環炭素原子は、場合によりカルボニル基と置き換わっており;
、R及びRは、独立して水素又はC1−6アルキルであり;
nは、0〜3の整数であり;
mは、0〜3の整数であり;
m+nは、1〜5の整数である]
で示される、請求項1記載の化合物又はそのプロドラッグ若しくは薬学的に許容される塩。
【請求項3】
Aがフェニル又はナフチルであり、該フェニル及び該ナフチルが、ハロゲン、ハロC1−6アルキル、ハロC1−6アルコキシ及びアリールから成る群より独立して選択される1〜3個の置換基により場合により置換されている、請求項1及び2のいずれか一項記載の化合物。
【請求項4】
Aが、ハロゲン、ハロC1−6アルキル及びハロC1−6アルコキシから成る群より独立して選択される1個又は2個の置換基により置換されているフェニルである、請求項1〜3のいずれか一項記載の化合物。
【請求項5】
Aが、塩素、トリフルオロメチル、トリフルオロメトキシから成る群より独立して選択される1個又は2個の置換基により置換されているフェニルである、請求項1〜4のいずれか一項記載の化合物。
【請求項6】
Aが、3、4−ジクロロフェニル、3−クロロフェニル、3−トリフルオロメチルフェニル、3−クロロ−4−トリフルオロメチルフェニル又は3−トリフルオロメトキシルフェニルである、請求項1〜5のいずれか一項記載の化合物。
【請求項7】
Xが−N(R)(R)であり、R及びRが、それらが結合している窒素原子と一緒になって、ヒドロキシ、C1−6アルキル及びヒドロキシC1−6アルキルから成る群より独立して選択される1〜3個の置換基により場合により置換されているヘテロシクリルを形成し;かつ/又は
及びRにより形成される該ヘテロシクリルの環炭素原子の1個が、C3−7シクロアルキルである別の環の環炭素原子であってもよい、請求項1〜6のいずれか一項記載の化合物。
【請求項8】
Xがモノスピロ−ヘテロシクリルであり、該スピロ−ヘテロシクリル環が、ヒドロキシ、オキソ、アルコキシ、フッ素又はC1−6アルキルから成る群より独立して選択される1〜3個の置換基により場合により置換されている、請求項1〜7のいずれか一項記載の化合物。
【請求項9】
Xが、−アザ−スピロ[2,5]オクタ−6−イル、5−アザスピロ[2.5]オクタ−5−イル、7−アザ−スピロ[3.5]ノン−7−イル、8−アザ−スピロ[4.5]デク−8−イル、1,8−ジアザ−スピロ[4.5]デク−8−イル、1,3,8−トリアザ−スピロ[4.5]デク−8−イル、2,8−ジアザ−スピロ[4.5]デク−8−イル、1−オキサ−3,8−ジアザ−スピロ[4.5]デク−8−イル、1−オキサ−8−アザ−スピロ[4.5]デク−8−イル、2−オキサ−8−アザ−スピロ[4.5]デク−8−イル、2−オキサ−7−アザ−スピロ[3.5]ノン−7−イル、1−オキサ−7−アザ−スピロ[3.5]ノン−7−イル、9−アザ−スピロ[5.5]ウンデク−9−イル、1−オキサ−4,9−ジアザ−スピロ[5.5]ウンデク−9−イルであり、スピロ−ヘテロシクリル環が、ヒドロキシ、オキソ、アルコキシ、フッ素又はC1−6アルキルから成る群より独立して選択される1〜3個の置換基により場合により置換されている、請求項1〜8のいずれか一項記載の化合物。
【請求項10】
及びRにより形成されるヘテロシクリルが、それらが結合している窒素原子と一緒になって、ピペリジル若しくはピロリジニルであり、該ピペリジル及びピロリジニルが、ヒドロキシ、C1−6アルキル及びヒドロキシC1−6アルキルから成る群より独立して選択される1個又は2個の置換基により場合により置換されており、かつ/又は
及びRにより形成される該ピペリジル及びピロリジニルの環炭素原子の1個が、シクロプロピル環により共有されていてもよい、請求項1〜9のいずれか一項記載の化合物。
【請求項11】
Xが(S)−4−ヒドロキシ−6−アザ−スピロ[2.5]オクタ−6−イルである、請求項1〜10のいずれか一項記載の化合物。
【請求項12】
m+nが、1、2又は3の整数であり、さらに好ましくは、m+nは、2又は3の整数であり、最も好ましくは、m+nは、2という整数である、請求項1〜11のいずれか一項記載の化合物。
【請求項13】
及びRの一方が、好ましくは水素であり、他方が、水素、ヒドロキシ、C1−6アルコキシカルボニル、ジ−C1−6アルキル置換カルバモイル、ヒドロキシ−C1−6アルキル、C1−6アルコキシ−C1−6アルキル、N,N−ヒドロキシ−C1−6アルキル−C1−6アルキル−カルバモイル又はN,N−C3−7シクロアルキル、C1−6アルキル−カルバモイルである、請求項1〜11のいずれか一項記載の化合物。
【請求項14】
nが0であり、mが2であり、R及びRの一方が水素であり、他方が、水素、C1−6アルコキシカルボニル、ヒドロキシ−C1−6アルキル、C1−6アルコキシ−C1−6アルキル、カルボキシル又はモノ若しくはジ−C1−6アルキル置換カルバモイルである、請求項1〜13のいずれか一項記載の化合物。
【請求項15】
、R、R、R、R及びR10の一つ又は二つが、独立して水素、C1−6アルキル、フェニル又は場合によりトリフルオロメチル置換されたフェニル−C1−6アルキルであり、残りが水素である、請求項1〜14のいずれか一項記載の化合物。
【請求項16】
及びRの一方が、水素又はC1−6アルキルであり、他方が水素であり、R及びR10の一方が、水素又はC1−6アルキルであり、他方が水素であり、R及びRが水素である、請求項1〜15のいずれか記載の化合物。
【請求項17】
及びRの一方が、水素又はC1−6アルキルであり、他方が水素であり、R及びR10の一方が、水素又はメチルであり、他方が水素であり、R及びRが水素である、請求項1〜16のいずれか一項記載の化合物。
【請求項18】
及びRの一方が、水素又はC1−6アルキルであり、他方が水素であり、R、R、R及びR10が水素である、請求項1〜17のいずれか一項記載の化合物。
【請求項19】
及びRの一方がメチルであり、他方が水素であり、R、R、R及びR10が水素である、請求項1〜18のいずれか一項記載の化合物。
【請求項20】
1−(3,4−ジクロロ−フェニル)−4−[(S)−3−((S)−4−ヒドロキシ−6−アザ−スピロ[2.5]オクタ−6−イル)−1−ヒドロキシメチル−プロピル]−[1,4]ジアゼパン−5−オン、
1−(3−クロロ−フェニル)−4−[(S)−3−((S)−4−ヒドロキシ−6−アザ−スピロ[2.5]オクタ−6−イル)−1−ヒドロキシメチル−プロピル]−[1,4]ジアゼパン−5−オン、
4−[(S)−3−((S)−4−ヒドロキシ−6−アザ−スピロ[2.5]オクタ−6−イル)−1−ヒドロキシメチル−プロピル]−1−(3−トリフルオロメチル−フェニル)−[1,4]ジアゼパン−5−オン、
(S)−4−((S)−4−ヒドロキシ−6−アザ−スピロ[2.5]オクタ−6−イル)−N,N−ジメチル−2−[7−オキソ−4−(3−トリフルオロメチル−フェニル)−[1,4]ジアゼパン−1−イル]−ブチルアミド、
4−[(S)−3−((S)−4−ヒドロキシ−6−アザ−スピロ[2.5]オクタ−6−イル)−1−メトキシメチル−プロピル]−1−(3−トリフルオロメチル−フェニル)−[1,4]ジアゼパン−5−オン、
(S)−1−[3−((S)−4−ヒドロキシ−6−アザ−スピロ[2.5]オクタ−6−イル)−プロピル]−3−メチル−4−(3−トリフルオロメトキシ−フェニル)−ピペラジン−2−オン、
4−((S)−4−ヒドロキシ−6−アザ−スピロ[2.5]オクタ−6−イル)−2−[3−メチル−2−オキソ−4−(3−トリフルオロメトキシ−フェニル)−ピペラジン−1−イル]−酪酸、
1−[3−((S)−4−ヒドロキシ−6−アザ−スピロ[2.5]オクタ−6−イル)−1−ヒドロキシメチル−プロピル]−3−メチル−4−(3−トリフルオロメトキシ−フェニル)−ピペラジン−2−オン、
4−((S)−4−ヒドロキシ−6−アザ−スピロ[2.5]オクタ−6−イル)−N,N−ジメチル−2−[3−メチル−2−オキソ−4−(3−トリフルオロメトキシ−フェニル)−ピペラジン−1−イル]−ブチルアミド、
1−[3−((S)−4−ヒドロキシ−6−アザ−スピロ[2.5]オクタ−6−イル)−1−メトキシメチル−プロピル]−3−メチル−4−(3−トリフルオロメチル−フェニル)−ピペラジン−2−オン、
(R)−1−(3,4−ジクロロ−フェニル)−4−[(S)−3−((S)−4−ヒドロキシ−6−アザ−スピロ[2.5]オクタ−6−イル)−1−ヒドロキシメチル−プロピル]−2−メチル−[1,4]ジアゼパン−5−オン、
(S)−4−(3,4−ジクロロ−フェニル)−1−[3−((S)−4−ヒドロキシ−6−アザ−スピロ[2.5]オクタ−6−イル)−プロピル]−3−メチル−ピペラジン−2−オン、
(S)−4−(3−クロロ−4−トリフルオロメチル−フェニル)−1−[3−((S)−4−ヒドロキシ−6−アザ−スピロ[2.5]オクタ−6−イル)−プロピル]−3−メチル−ピペラジン−2−オン、又は
(S)−4−(3,4−ジクロロ−フェニル)−1−[4−((S)−4−ヒドロキシ−6−アザ−スピロ[2.5]オクタ−6−イル)−ブチル]−3−メチル−ピペラジン−2−オン
である、請求項1記載の化合物。
【請求項21】
式1
【化122】


で示される化合物を
式2
【化123】


で示される化合物と反応させる工程を含む、式(I)
【化124】


で示される化合物を製造するための方法(ここで、A、X、R、R、R、R、R、R、R、R10、m、n及びpは、請求項1で定義したとおりである)。
【請求項22】
式6
【化125】


で示される化合物をHN(R)(R)と反応させる工程を含む、式(I)
【化126】


で示される化合物を製造するための方法(ここで、A、X、R、R、R、R、R、R、R、R、R、R10、m、n及びpは、請求項1で定義したとおりである)。
【請求項23】
式9
【化127】


で示される化合物をA−LG、A−B(OH)又はA’−CHOと反応させる工程を含む、式(I)
【化128】


で示される化合物を製造するための方法(ここで、A、X、R、R、R、R、R、R、R、R10、m、n及びpは、請求項1で定義したとおりであり、A’は、アリール又はヘテロアリールであり、LGは脱離基である)。
【請求項24】
治療活性物質として使用するための、請求項1〜20のいずれか記載の化合物。
【請求項25】
CCR2レセプターアンタゴニスト、CCR3レセプターアンタゴニスト又はCCR5レセプターアンタゴニストにより処置可能な疾患の治療及び/又は予防のための治療活性物質として使用するための、請求項1〜20のいずれか記載の化合物。
【請求項26】
CCR2レセプターアンタゴニスト、CCR3レセプターアンタゴニスト又はCCR5レセプターアンタゴニストにより処置可能な疾患を処置するための、請求項1〜20のいずれか記載の化合物。
【請求項27】
疾患が、末梢動脈閉塞性疾患、重症虚血肢、不安定動脈硬化プラーク患者、不安定狭心症、うっ血性心不全、左室肥大、虚血再灌流傷害、脳卒中、心筋症、再狭窄、関節リウマチ、糖尿病性腎症、過敏性腸症候群、クローン病、多発性硬化症、神経因性疼痛、アテローム血栓症及び/若しくは糖尿病/重症虚血肢における熱傷/潰瘍、又は喘息である、請求項24記載の化合物。
【請求項28】
特に新規化合物、中間体、医薬、使用及び方法に関連する、本明細書で定義された発明。

【公表番号】特表2011−529095(P2011−529095A)
【公表日】平成23年12月1日(2011.12.1)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−520429(P2011−520429)
【出願日】平成21年7月20日(2009.7.20)
【国際出願番号】PCT/EP2009/059270
【国際公開番号】WO2010/012619
【国際公開日】平成22年2月4日(2010.2.4)
【出願人】(591003013)エフ.ホフマン−ラ ロシュ アーゲー (1,754)
【氏名又は名称原語表記】F. HOFFMANN−LA ROCHE AKTIENGESELLSCHAFT
【Fターム(参考)】