説明

ケース組立装置

【課題】4隅に丸みのあるケースを自動的に組立てることができるようにしたケース組立装置を提供することである。
【解決手段】内フラップ折曲げ装置50,60として、円筒状バラ物商品aの外周円筒面に沿う円弧状の押圧面54,64を先端部に有する対向一対の前部フラップ折曲げ部材51および対向一対の後部フラップ折曲げ部材61を採用し、その前部フラップ折曲げ部材および後部フラップ折曲げ部材を横送り装置52によりシート搬送路に向けて移動させて、内フラップ部Fを包装対象品のコーナ部に配置されたバラ物商品の外周円筒面に押し付け、その押し付け状態において外フラップFを内フラップ部Fに重なる位置まで折曲げて内フラップ部Fに接合する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、ビールやジュース等の飲料水が充填された缶やビン等の円筒状のバラ物商品を包装するケースの組立装置に関する。
【背景技術】
【0002】
缶やビン等の円筒状のバラ物商品を包装するラップアラウンドケースの形成用ブランクシート(以下、単にシートという)として、図8に示したものが知られている。このシートS10は、側面パネルP11、底面パネルP12、側面パネルP13および天面パネルP14を折り目線を介して一方向に連設し、底面パネルP12および天面パネルP14の両端縁に折り目線を介して一対の外フラップF11を連設し、一対の側面パネルP11、P13の両端縁に折り目線を介して一対の内フラップF12を連設している。また、一側の側面パネルP11の側縁の折り目線を介してジョイントフラップJ11を連設している。
【0003】
上記のようなシートS10を用いて包装対象品を自動的に包装するラップアラウンドケーサ(以下、ケース組立装置という)として、特許文献1に記載されたものが従来から知られている。このケース組立装置においては、図9に示すように、ホッパ70から取出されたシートS10を底面パネルP12の両側から一対の側面パネルP11、P13が起立するようJ形に折曲げて一方向に搬送し、その搬送途中において底面パネルP12に円筒状バラ物商品aを縦横に整列させた包装対象品Aを送り込み、その送り込み方向の前側(下流側)の一対の内フラップF12をそれぞれ内方向に90°折曲げるようにしている。
【0004】
また、底面パネルP12上に包装対象品Aが載置されると、他方の残りの一対の内フラップF12をそれぞれ内方向に90°折曲げ、かつ、ジョイントフラップJ11を内方に折曲げると共に、天面パネルP14を包装対象品Aの上面に重なる位置まで折り曲げて、ジョイントフラップJ11に予め塗布された接着剤を介してジョイントフラップJ11に天面パネルP14を接合している。
【0005】
さらに、その接合後、各外フラップF11を各一対の内フラップF12に重なる位置まで折曲げ、各内フラップF12に予め塗布された接着剤を介して各内フラップF12に外フラップF11を接合してケースKを組立てるようにしている。
【0006】
ところで、図8に示すシートS10から組立てられたケースKは、コーナ部が角ばった直方体形状であるため、包装対象品Aの4隅のバラ物商品aとケースKのコーナ部間に無駄なデッドスペースが生じ、また、外観も悪いという問題があった。
【0007】
そのような問題点を解決するため、特許文献2に記載されているように、4隅に丸みのある直方体のケースが提案されている。図10は、そのケースの形成用ブランクシートSを示している。このシートSにおいては、側面パネルP、底面パネルP、側面パネルPおよび天面パネルPを折り目線を介して一方向に連設し、底面パネルPおよび天面パネルPの両端縁に折り目線を介して一対の外フラップFを連設し、上記底面パネルPおよび天面パネルPの4つのコーナをバラ物商品aの外周円筒面の曲率半径と略同径の円弧状縁Cとしている。
【0008】
また、各側面パネルP、Pの両端縁間の長さを一対の外フラップFの端縁間の寸法に略等しい長さとし、その各側面パネルP、Pの両端部を内フラップ部Fとし、さらに、一側の側面パネルPの側縁に折り目線を介してジョイントフラップJを連設している。
【0009】
【特許文献1】特開2002−308220号公報
【特許文献2】特開2006−193186号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0010】
ところで、図10に示すシートSにおいては、各側面パネルP、Pの両端の内フラップ部Fを底面パネルPおよび天面パネルPの4つの円弧状縁Cに沿うよう円弧状に折り曲げてケースを形成する必要があるため、図9に示すような従来から知られているケース組立装置を用いてケースを自動的に組立てることはできず、4隅に丸みのあるケースの組立装置の出現が強く要望されている。
【0011】
この発明の課題は、図10に示すシートを用いて4隅に丸みのあるケースを機械的に組立てることができるようにしたケース組立装置を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0012】
上記の課題を解決するために、第1の発明においては、底面パネルの両側に連設された一対の側面パネルを上向きに折り曲げて起立させ、その一対の側面パネルの両端縁に連設された内フラップ部を内フラップ折曲げ装置により内方に折曲げ、その内フラップ部の折曲げ後に底面パネルの両端縁に連設された外フラップを内フラップ部に重なる位置まで折曲げて内フラップ部に接合し、その接合後に、一方の側面パネルの側縁に連設されたジョイントフラップ、他方の側面パネルの側縁に連設された天面パネル、その天面パネルの両端に連設された外フラップの折り曲げを行なってケースを組立てるケース組立装置において、前記内フラップ折曲げ装置が、一対の側面パネルの両端縁に連設された内フラップ部を前記底面パネルの上面に載置された折曲げガイドの4隅の円弧状面に押し付けて円弧状に折り曲げるフラップ折曲げ部材を有し、そのフラップ折り曲げ部材を前記内フラップ部のそれぞれに対応して進退自在に設けた構成を採用したのである。
【0013】
上記の構成からなるケース組立装置において、底面パネル上に折曲げガイドを載置した状態において一対の側面パネルを上向きに90°折り曲げて起立させた後、フラップ折曲げ部材を側面パネルの両端縁に連設された内フラップ部に向けて移動させ、そのフラップ折曲げ部材により内フラップ部を折曲げガイドの隅に形成された円弧状面に押し付けることにより、その内フラップ部を円弧状に折り曲げることができる。
【0014】
上記のような内フラップ部の折り曲げ後、底面パネルの両端縁に連設された外フラップをその内フラップ部に重なる位置まで折り曲げて接合する。その接合後、一方の側面パネルの側縁に連設されたジョイントフラップ、他方の側面パネルの側縁に連設された天面パネル、その天面パネルの両端に連設された外フラップの折曲げを行なって、天面パネルとジョイントフラップの重なり部および外フラップと内フラップ部の重なり部を接合することにより、4隅に丸みのあるケースを組立てることができる。
【0015】
ここで、折曲げガイドは、円筒状のバラ物商品の整列体からなる包装対象品であってもよく、あるいは、弧状面を4隅に有する型枠であってもよい。
【0016】
型枠を採用する場合は、底面パネルの両端縁に連設された外フラップを内フラップ部に接合した後、型枠を引き上げ、底面パネルと、一対の側面パネル、内フラップ部および外フラップにより形成されたトレー状のケース本体内にバラ物商品を収納し、その商品の収納後に、ジョイントフラップ、天面パネルおよびその天面パネルの両端縁に連設された外フラップの折曲げを行なうようにする。
【0017】
上記の課題を解決するために、第2の発明においては、円筒状のバラ物商品の整列体からなる包装対象品を支持する底面パネルの両側から一対の側面パネルが起立し、一方の側面パネルに連設された天面パネルおよび他方の側面パネルに連設されたジョイントフラップが起立状態とされたケース形成用のブランクシートを一方向に搬送し、その搬送時にジョイントフラップを包装対象品の上面に重なる位置まで折曲げ、かつ、天面パネルをそのジョイントフラップに重なる位置まで折り曲げて接合し、その天面パネルの折曲げが完了するまでの間で起立状態の一対の側面パネルの両端縁に連設された内フラップ部を内フラップ折曲げ装置により内方に折曲げ、その内フラップ部の折曲げ後に底面パネルおよび天面パネルの両端縁に連設された外フラップを内フラップ部に重なる位置まで折曲げて内フラップ部に接合するケース組立装置において、前記内フラップ折曲げ装置が、前記円筒状バラ物商品の外周円筒面に沿う円弧状の押圧面を先端部に有する対向一対の前部フラップ折曲げ部材および対向一対の後部フラップ折曲げ部材と、各フラップ折曲げ部材をシート搬送路から退避する待機位置と内フラップ部を包装対象品のコーナ部に配置されたバラ物商品の外周円筒面に押し付けて円弧状に変形させる折曲げ位置との間で往復動させる横送り装置と、各フラップ折曲げ部材が内フラップ部をバラ物商品の外周円筒面に押し付ける状態で底面パネルの外フラップが折り曲げられる位置まで各フラップ折曲げ部材を横送り装置と共にブランクシートの搬送速度と同速度でもって下流側に前進移動させ、その前進停止位置でシート搬送路から退避されたフラップ折曲げ部材を待機位置まで後退させる縦送り装置とからなる構成を採用したのである。
【0018】
上記の構成からなるケース組立装置において、一方向に搬送されるブランクシート(単に、シート)の側面パネルの搬送方向前側(下流側)の内フラップ部が前部フラップ折曲げ部材と対向する位置まで搬送された際に、横送り装置の作動により前部フラップ折曲げ部材をシート搬送路に向けて移動させると、内フラップ部は前部フラップ折曲げ部材の円弧状押圧面で押されて包装対象品の隅に配置されたバラ物商品の外周円筒面に押し付けられて円弧状に変形する。
【0019】
そこで、その変形状態を維持する状態で縦送り装置の作動により、前部フラップ折曲げ部材をブランクシートの搬送速度と同速度でもって下流側に前進移動させ、その移動時に底面パネルの前側の外フラップを内フラップ部に重なるよう折り曲げて、その内フラップ部に接合させることにより、外フラップおよび内フラップ部を折曲げ状態に保持することができる。
【0020】
一方、シートの側面パネルの搬送方向後側の内フラップ部が後部フラップ折曲げ部材と対向する位置まで搬送された際に、横送り装置の作動により後部フラップ折曲げ部材をシート搬送路に向けて移動させると、内フラップ部は後部フラップ折曲げ部材の円弧状押圧面で押されて包装対象品の隅に配置されたバラ物商品の外周円筒面に押し付けられて円弧状に成形される。
【0021】
そこで、その成形状態を維持する状態で縦送り装置の作動により、後部フラップ折曲げ部材をブランクシートの搬送速度と同速度でもって下流側に前進移動させて、その移動時に底面パネルの後側の外フラップを内フラップ部に重なるよう折り曲げて、その内フラップ部に接合させることにより、外フラップおよび内フラップ部を折曲げ状態に保持することができる。
【0022】
上記のようにして、内フラップ部および外フラップの折曲げ後に天面パネルを包装対象品の上面に重なる位置まで折り曲げて先に折り曲げられたジョイントフラップに接合し、その天面パネルの両端の外フラップを内フラップ部に重なる位置まで折り曲げて接合することにより4隅に丸みのあるケースを自動的に組立てることができる。
【0023】
ここで、ブランクシートは、一対の側面パネルがシート搬送方向の両側に配置される状態で一方向に搬送するようにしてもよく、あるいは、一対の側面パネルがシート搬送方向の前後に配置される状態で一方向に搬送するようにしてもよい。
【発明の効果】
【0024】
上記のように、第1の発明においては、フラップ折曲げ部材の押圧により一対の側面パネルの両端縁に連設された内フラップ部を押圧して折曲げガイドの4隅に形成された円弧状面に押し付けることにより、その内フラップ部を円弧状に折曲げることができるため、その内フラップ部の折り曲げ後に、底面パネルの両端の外フラップ、ジョイントフラップ、天面パネルの両端に連設された外フラップの折曲げを行うことによって4隅に丸みのあるケースを機械的に組立てることができる。
【0025】
また、第2の発明においては、円筒状バラ物商品の外周円筒面に沿う円弧状の押圧面を先端部に有する対向一対の前部フラップ折曲げ部材および対向一対の後部フラップ折曲げ部材のそれぞれを横送り装置の作動によりシート搬送路に向けて移動させることによって、側面パネルの両端の内フラップ部を包装対象品の4隅のバラ物商品の外周円筒面に沿って折り曲げることができる。そして、その折曲げ状態で縦送り装置の作動により各フラップ折曲げ部材をシートと共に下流側に前進移動させ、そのシート搬送時に底面フラップの両端に設けられた内フラップ部の折り曲げを行い、かつ、ジョイントフラップの折曲げと、天面パネルの折曲げと、その天面パネルの両端に設けられた外フラップの折曲げとを行なうようにしたので、4隅に丸みのあるケースを自動的に能率よく組立てることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0026】
以下、この発明の実施形態を図面に基づいて説明する。図1は、ケースの組立て状態を段階的に示している。図示のように、包装対象品Aは、縦横に整列された円筒状のバラ物商品aからなる。その包装対象品Aは、商品搬送コンベヤ1によって前後に間隔があく状態で下流側に搬送される。
【0027】
商品搬送コンベヤ1の下方には、図10に示すシートSを積重ね状態で収容するホッパ2が設けられ、そのホッパ2内の積重ねシートSは上部から1枚ずつ取り出されて図示省略したシート供給コンベヤの搬入端部上に送り込まれ、そのシート供給コンベヤによって上記商品搬送コンベヤ1の搬出端の下流側に送り出される。
【0028】
ここで、シートSは、底面パネルPが商品搬送コンベヤ1と対向し、その底面パネルPの両端に設けられた外フラップFを前後として商品搬送コンベヤ1の搬出端の下流側に送り出される。また、シートSは、商品搬送コンベヤ1の搬送速度と同速度でもって搬送され、商品搬送コンベヤ1の搬出端の下流側に送り出されると同時に底面パネルP上に包装対象品Aが送り込まれるようになっている。
【0029】
底面パネルPによって包装対象品Aを支持するシートSは、図2に示すシート搬送装置10によって一方向に搬送される。シート搬送装置10は、センタコンベヤ11と、その両側に設けられた一対のサイドコンベヤ12とからなり、上記センタコンベヤ11の搬出端は一対のサイドコンベヤ12の搬出端より下流側に配置されている。
【0030】
センタコンベヤ11およびサイドコンベヤ12のそれぞれはチェーンコンベヤからなり、各コンベヤ11、12のチェーン11a、12aには押し爪13が等間隔に取り付けられ、その押し爪13の押圧によってシートSは下流側に搬送される。
【0031】
一対のサイドコンベヤ12の外側方には、シートSの搬送方向に長く延びるガイドレール14が設けられ、そのガイドレール14は底面パネルPの両側に連設された側面パネルP、Pの移動を案内するようになっている。
【0032】
シート搬送装置10によって搬送されるシートSの搬送路の両側には、一対の側面パネル折曲げガイド15が設けられ、その側面パネル折曲げガイド15に対する接触移動によって一対の側面パネルP、Pは起立する方向に90°折り曲げられる。
【0033】
天面パネルPが連設された側面パネルPを折り曲げる一方の側面パネル折曲げガイド15の上側には天面パネルPを起立状に折り曲げる第1天面パネル折曲げガイド16が設けられ、各パネル折曲げガイド15、16の下流側端をシートSが通過することによって一対の側面パネルP、Pおよび天面パネルPは起立状態とされ、シートSはJ形の折曲げ状態とされる。
【0034】
J形の折曲げられたシートSの搬送路には、ジョイントフラップ折曲げガイド17と第2天面パネル折曲げガイド18とが設けられ、側面パネルPに連設されたジョイントフラップJは上記ジョイントフラップ折曲げガイド17との接触によって包装対象品Aの上面に重なる位置まで折り曲げられるようになっている。
【0035】
また、天面パネルPは第2天面パネル折曲げガイド18との接触によってジョイントフラップJに重なる位置まで折り曲げられるようになっている。
【0036】
一対のサイドコンベヤ12の搬送端から下流側には、底面パネルPの搬送方向前後に位置する外フラップFを起立する方向に向けて90°折り曲げると共に、その折曲げ状態でシートSを下流側に搬送する第1外フラップ折曲げ装置20が設けられている。
【0037】
また、外フラップ折曲げ装置20の上側には、ジョイントフラップJに重なる位置まで折り曲げられた天面パネルPの搬送方向前後に位置する外フラップFを下向きに90°折り曲げる第2外フラップ折曲げ装置30が設けられている。
【0038】
第1外フラップ折曲げ装置20は、一対のインナチェーンコンベヤ21と、そのインナチェーンコンベヤ21のそれぞれ外側方に設けられた一対のアウタチェーンコンベヤ22を有し、上記一対のインナチェーンコンベヤ21のチェーン21aに折り爪23を等間隔に取付け、その折り爪23がテール側スプロケット24の周囲を回ってシート搬送路上に臨む回転移動時に底面パネルPの搬送方向前側に位置する外フラップFを押し上げて上向きに90°折り曲げるようにしている。
【0039】
また、一対のアウタチェーンコンベヤ22のチェーン22aに折り爪25を等間隔に取付け、その折り爪25がテール側スプロケット26の周囲を回ってシート搬送路上に臨む回転移動時に底面パネルPの搬送方向後側に位置する外フラップFを押し上げて上向きに90°折り曲げるようにしている。
【0040】
ここで、一対のインナチェーンコンベヤ21のテール側スプロケット24とアウタチェーンコンベヤ22のテール側スプロケット26は同軸上にあり、これらのテール側スプロケット24、26はサイドコンベヤ12の搬出端とセンタコンベヤ11の搬出端間に配置されている。
【0041】
第2外フラップ折曲げ装置30は、一対のインナチェーンコンベヤ31と、そのインナチェーンコンベヤ31のそれぞれ外側方に設けられた一対のアウタチェーンコンベヤ32を有し、上記一対のインナチェーンコンベヤ31のチェーン31aに折り爪33を等間隔に取付け、その折り爪33がテール側スプロケット34の周囲を回ってシート搬送路上に臨む回転移動時に天面パネルPの搬送方向前側に位置する外フラップFを押し下げて下向きに90°折り曲げるようにしている。
【0042】
また、一対のアウタチェーンコンベヤ32のチェーン32aに折り爪35を等間隔に取付け、その折り爪35がテール側スプロケット36の周囲を回ってシート搬送路上に臨む回転移動時に天面パネルPの搬送方向後側に位置する外フラップFを押し下げて下向きに90°折り曲げるようにしている。
【0043】
上記第2外フラップ折曲げ装置30において、一対のインナチェーンコンベヤ31のテール側スプロケット34とアウタチェーンコンベヤ32のテール側スプロケット36は同軸上に配置されている。
【0044】
図4示すように、側面パネル折曲げガイド15の下流側端から第1外フラップ折曲げ装置20の搬入端部に至るシートSの搬送路の両側には、ベースプレート40が設けられ、そのベースプレート40の上面側に側面パネルP、Pの搬送方向前側(下流側)に位置する先行側の内フラップ部Fを内方向に折り曲げる第1内フラップ折曲げ装置50が設けられている。
【0045】
また、ベースプレート40の下面側には、側面パネルP、Pの搬送方向後側(上流側)に位置する後行側の内フラップ部Fを内方向に折り曲げる第2内フラップ折曲げ装置60が設けられている。
【0046】
図4および図5に示すように、第1内フラップ折曲げ装置50は、前部フラップ折曲げ部材51と、その前部フラップ折曲げ部材51をシート搬送路から退避する待機位置からシート搬送路に向けて往復動させる横送り装置52と、上記前部フラップ折曲げ部材51を横送り装置52と共にシートSの搬送方向に往復動させる縦送り装置53からなる。
【0047】
前部フラップ折曲げ部材51は板体からなり、その上流側側縁の先端部には円弧状の押圧面54が形成され、その押圧面54の曲率半径はバラ物商品aの外周円筒面の曲率半径と略等しくなっている。
【0048】
前部フラップ折曲げ部材51は、横送りテーブル41により支持されている。一方、横送りテーブル41は縦送りテーブル42の上面に設けられたシート搬送方向と直交する方向に延びるレール43に沿って移動自在とされている。
【0049】
縦送りテーブル42は、ベースプレート40の上面に設けられたシート搬送方向に延びる平行2条のレール44に沿って移動自在に支持され、その縦送りテーブル42によって横送り装置52が支持されている。横送り装置52はシリンダからなり、そのシリンダによって横送りテーブル41をレール43に沿って移動させるようにしている。
【0050】
縦送り装置53は、ベースプレート40により支持されている。この縦送り装置53は、シート搬送方向に間隔おいて設けられた一対のプーリ55、56と、その一対のプーリ55、56間に掛け渡されて一部が縦送りテーブル42に連結されたベルト57からなり、上記ベルト57の移動によって縦送りテーブル42をレール44に沿って移動させるようにしている。
【0051】
第2内フラップ折曲げ装置60は、後部フラップ折曲げ部材61と、その後部フラップ折曲げ部材61をシート搬送路から退避する待機位置からシート搬送路に向けて往復動させる横送り装置62と、上記後部フラップ折曲げ部材61を横送り装置62と共にシートSの搬送方向に往復動させる縦送り装置63からなっている。
【0052】
後部フラップ折曲げ部材61は、前部フラップ折曲げ部材51と同様に、板体からなり、その下流側側縁の先端部には円弧状の押圧面64が形成され、その押圧面64の曲率半径はバラ物商品aの外周円筒面の曲率半径と略等しくなっている。
【0053】
なお、後部フラップ折曲げ部材61の支持構造は、先に述べた前部フラップ折曲げ部材51の支持構造と同一であるため、同一部品には同一の符号を付して説明を省略する。また、横送り装置62並びに縦送り装置63は、前部フラップ折曲げ部材51の横送り装置52並びに縦送り装置53と同一であるため、同一部品に同一の符号を付して説明を省略する。
【0054】
実施の形態で示すケース組立装置は上記の構造からなり、底面パネルPによって包装対象品Aを支持するシートSが一対の側面パネル折曲げガイド15間を通過することにより、一対の側面パネルP、Pは底面パネルPの両側から起立し、シートSはJ形の折曲げ状態とされる。
【0055】
そのJ形のシートSが下流側に搬送され、一対の側面パネルP、Pの搬送方向前側の先行側の内フラップ部Fが第1内フラップ折曲げ装置50の前部フラップ折曲げ部材51と対向する位置までシートSが搬送されると、横送り装置52の作動により前部フラップ折曲げ部材51がシート搬送路に向けて移動し、先行側の内フラップ部Fは前部フラップ折曲げ部材51の円弧状押圧面54で押されて包装対象品Aの隅に配置されたバラ物商品aの外周円筒面に押し付けられる。その押し付けにより内フラップ部Fは円弧状の折曲げ状態とされる。
【0056】
前部フラップ折曲げ部材51が内フラップ部Fを円弧状に折り曲げると、縦送り装置53が作動し、その前部フラップ折曲げ部材51をシートSの搬送速度と同一速度で下流側に向けて前進移動させる。
【0057】
このため、先行側の内フラップ部Fは円弧状の折り曲げ状態に保持されて下流側に移動する。一対の側面パネルP、Pの搬送方向後側の後行側の内フラップ部Fが第2内フラップ折曲げ装置60の後部フラップ折曲げ部材61と対向する位置までシートSが搬送されると、横送り装置62の作動により後部フラップ折曲げ部材61がシート搬送路に向けて移動し、後行側の内フラップ部Fは後部フラップ折曲げ部材61の円弧状押圧面64で押されて包装対象品Aの隅に配置されたバラ物商品aの外周円筒面に押し付けられる。その押し付けにより後行側の内フラップ部Fは、図4に示すように、円弧状の折曲げ状態とされる。
【0058】
後部フラップ折曲げ部材61が内フラップ部Fを円弧状に折り曲げると、縦送り装置63が作動し、その後部フラップ折曲げ部材61をシートSの搬送速度と同一速度で下流側に向けて前進移動させる。
【0059】
このため、後行側の内フラップ部Fは円弧状の折り曲げ状態に保持されて下流側に移動し、シートSは前部フラップ折曲げ部材51と後部フラップ折曲げ部材61により前後が挟持される状態で下流側に搬送される。
【0060】
上記シートSがジョイントフラップ折曲げガイド17および第2天面パネル折曲げガイド18の位置まで搬送されると、そのジョイントフラップ折曲げガイド17との接触によりジョイントフラップJが包装対象品Aの上面に重なる方向に向けて折曲げられる。また、第2天面パネル折曲げガイド18との接触によって天面パネルPがジョイントフラップJに重なる方向に向けて折り曲げられる。
【0061】
底面パネルPの搬送方向前側の先行側の外フラップFが第1外フラップ折曲げ装置20のインナチェーンコンベヤ21のテール側スプロケット24の位置までシートSが搬送されると、そのテール側スプロケット24の周囲を折り爪23が回動し、その折り爪23により外フラップFが押し上げられて上方に折り曲げられる。
【0062】
外フラップFが内フラップ部Fに重なる位置まで折り曲げられると、その衝合面の一方に予め塗布された接着剤を介して外フラップFが内フラップ部Fに接合される。なお、接着剤の塗布装置については、図では省略している。
【0063】
先行側の外フラップFが接合されると、第1内フラップ折曲げ装置50の横送り装置52が作動して、前部フラップ折曲げ部材51をシート搬送路から退避する位置に向けて移動させる。その前部フラップ折曲げ部材51がシート搬送路から退避する位置まで移動して停止すると、縦送り装置53が作動してその前部フラップ折曲げ部材51を上流側の元の待機位置まで移動させる。
【0064】
前部フラップ折曲げ部材51は側面パネルP、Pの先行側の内フラップ部Fが運び込まれてくる毎にシート搬送路に向けて移動して内フラップ部Fをバラ物商品aの外周円筒面に押し付ける。
【0065】
底面パネルPの搬送方向後側の後行側の外フラップFが第1外フラップ折曲げ装置20のアウタチェーンコンベヤ22のテール側スプロケット26の位置までシートSが搬送されると、そのテール側スプロケット26の周囲を折り爪25が回動し、その折り爪25により外フラップFが押し上げられて上方に折り曲げられる。
【0066】
外フラップFが内フラップ部Fに重なる位置まで折り曲げられると、その衝合面の一方に予め塗布された接着剤を介して外フラップFが内フラップ部Fに接合される。なお、接着剤の塗布装置については、図では省略している。
【0067】
後行側の外フラップFが接合されると、第2内フラップ折曲げ装置60の横送り装置62が作動して、後部フラップ折曲げ部材61をシート搬送路から退避する位置に向けて移動させる。その後部フラップ折曲げ部材61がシート搬送路から退避する位置まで移動して停止すると、縦送り装置63が作動してその後部フラップ折曲げ部材61を上流側の元の待機位置まで移動させる。
【0068】
後部フラップ折曲げ部材61は側面パネルP、Pの後行側の内フラップ部Fが運び込まれてくる毎にシート搬送路に向けて移動して内フラップ部Fをバラ物商品aの外周円筒面に押し付ける。
【0069】
ここで、後行側の外フラップFが接合される位置はシートSがジョイントフラップ折曲げガイド17および第2天面パネル折曲げガイド18を通過した位置であり、上記ジョイントフラップ折曲げガイド17および第2天面パネル折曲げガイド18の下流側端をシートSが通過することによって、ジョイントフラップJは包装対象品Aの上面に重なる位置まで折曲げられ、また、天面パネルPはそのジョイントフラップJに重なる位置まで折り曲げられ、その衝合面に予め塗布された接着剤を介してジョイントフラップJに天面パネルPが接合される。
【0070】
天面パネルPの接合後、その天面パネルPの搬送方向前部の先行側の外フラップFが第2外フラップ折曲げ装置30のインナチェーンコンベヤ31のテール側スプロケット34の位置までシートSが搬送されると、そのテール側スプロケット34の周囲を折り爪33が回動し、その折り爪33により外フラップFが押し下げられて下方に折り曲げられる。
【0071】
外フラップFが内フラップ部Fに重なる位置まで折り曲げられると、その衝合面の一方に予め塗布された接着剤を介して外フラップFが内フラップ部Fに接合される。なお、接着剤の塗布装置については、図では省略している。
【0072】
また、天面パネルPの搬送方向後部の後行側の外フラップFが第2外フラップ折曲げ装置30のアウタチェーンコンベヤ32のテール側スプロケット36の位置までシートSが搬送されると、そのテール側スプロケット36の周囲を折り爪35が回動し、その折り爪35により外フラップFが押し下げられて下方に折り曲げられる。
【0073】
外フラップFが内フラップ部Fに重なる位置まで折り曲げられると、その衝合面の一方に予め塗布された接着剤を介して外フラップFが内フラップ部Fに接合され、4隅に丸みのあるケースKが形成される。なお、接着剤の塗布装置については、図では省略している。
【0074】
上記のような作動の繰り返しによって4隅に丸みのあるケースKが次々と形成され、第2外フラップ折曲げ装置30の搬出端から次々と排出される。
【0075】
なお、図1に示す実施の形態においては、底面パネルPの両端縁に設けられた一対の外フラップFを前後としてシートSを下流側に搬送するようにしたが、図6に示すように、包装対象品Aを支持する底面パネルPの両側縁から起立するJ形のシートSを一対の側面パネルP、Pを前後とし、かつ、天面パネルPが連設された側面パネルPを前側として下流側に搬送するようにしてもよい。
【0076】
この場合、先行側の内フラップ部Fを折り曲げる前部フラップ折曲げ部材51および後行側の内フラップ部Fを折り曲げる後部フラップ折曲げ部材61には、シート搬送路と対向する側縁に円弧状の押圧面54、64を設けるようにし、その前部フラップ折曲げ部材51および後部フラップ折曲げ部材61のそれぞれを図4および図5に示す横送り装置52、62でもってシート搬送路に向けて移動させる。また、縦送り装置53、63でもってシート搬送方向に移動させるようにする。
【0077】
また、図1に示す実施の形態においては、包装対象品Aを折曲げガイドとし、その包装対象品Aの4隅のバラ物商品aの外周円筒面に沿って内フラップ部Fの折り曲げを行なうようにしたが、折曲げガイドはこれに限定されるものではない。
【0078】
例えば、図7に示すように、円弧状面81を4隅に有する型枠80を折曲げガイドとしてもよい。
【0079】
型枠80を折曲げガイドとして使用する場合は、その型枠80を昇降自在とし、かつ、ブランクシートSの搬送方向に移動自在とし、上記型枠80を下降させてブランクシートSの底面パネルPの上面に載置し、その型枠80がブランクシートSと共に移動する搬送時に、一対の側面パネルP、Pを型枠80の側面に衝合する位置まで折り曲げて起立状態とする。
【0080】
一対の側面パネルP、Pの折り曲げ後、前部フラップ折曲げ部材51および後部フラップ折曲げ部材61のそれぞれを側面パネルP、Pの両端縁に連設された内フラップ部Fに向けて移動させ、各フラップ折曲げ部材51、61により内フラップ部Fを型枠80の4隅に形成された円弧状面81に押し付けて円弧状に折り曲げる。
【0081】
内フラップ部Fの折り曲げ後、底面パネルPの両端縁に連設された外フラップFをその内フラップ部Fに重なる位置まで折り曲げて、予め塗布された接着剤を介して内フラップ部Fに接合する。その接合後、型枠80を引き上げる。
【0082】
そして、ブランクシートSの搬送路に並列された商品搬送コンベヤ82上の所定数のバラ物商品aを昇降可能な吸着盤83により吸着し、その吸着盤83の上昇と上昇後の横移動とによって底面パネルP、一対の側面パネルP、P、内フラップ部Fおよび外フラップFにより形成されたトレー状のケース本体上に搬送して、その所要数のバラ物商品aをケース本体内に収納し、その商品aの収納後、ジョイントフラップJ、天面パネルPおよびその天面パネルPの両端縁に連設された外フラップFの折曲げを行なうようにする。
【0083】
図7に示すケースの組立て装置においては、ブランクシートSを一定ストローク間歇的に搬送させるようにしてケースの組立てを行なうようにしてもよく、あるいは、図1に示す場合と同様に、一定速度で連続して搬送させるようにしてケースの組立てを行なうようにしてもよい。
【0084】
ブランクシートSを一定ストローク間歇的に搬送させる場合は、前部フラップ折曲げ部材51および後部フラップ折曲げ部材61のそれぞれを側面パネルP、Pの両端縁に連設された内フラップ部Fに向けてのみ移動自在とする。
【0085】
ブランクシートSを連続して搬送させる場合は、前部フラップ折曲げ部材51および後部フラップ折曲げ部材61のそれぞれを図4に示す場合と同様に、横送り装置および縦送り装置によってブランクシートSの搬送方向と直交する方向および搬送方向に移動させるようにする。
【0086】
なお、先に述べたいずれの実施の形態においてもブランクシートSを水平方向に搬送してケースの組み立てを行なうようにしたが、ブランクシートSを下降させ、その下降時に一対の側面パネルP、Pを折曲げガイドとの接触により起立させ、そのブランクシートSの下降停止状態で、フラップ折曲げ部材51,61による内フラップ部Fの折曲げと、底面パネルPの両端の外フラップFの折曲げを行って接合し、そのブランクシートSを水平方向に搬送し、その搬送時にバラ物商品の詰め込みを行い、商品充填後にジョイントフラップJ、天面パネルP、およびその天面パネルPの両端の外フラップFの折り曲げを行なってケースを組立てるようにしてもよい。
【図面の簡単な説明】
【0087】
【図1】この発明に係るケース組立装置によって組立てられるケースの組立て状態を段階的に示す斜視図
【図2】この発明に係るケース組立装置の平面図
【図3】図2の正面図
【図4】図2の一部分を拡大して示す平面図
【図5】図4のV−V線に沿った断面図
【図6】この発明に係る他の実施の形態のケース組立装置によって組立てられるケースの組立て状態を段階的に示す斜視図
【図7】この発明に係るさらに他の実施の形態のケース組立装置によって組立てられるケースの組立て状態を段階的に示す斜視図
【図8】従来のブランクシートを示す展開図
【図9】従来のケース組立装置によって組み立てられるケースの組立て状態を段階的に示す斜視図
【図10】この発明に係るケース組立装置によって組立てられるケース形成用のブランクシートを示す展開図
【符号の説明】
【0088】
ブランクシート
側面パネル
底面パネル
側面パネル
天面パネル
外フラップ
内フラップ部
ジョイントフラップ
A 包装対象品(折曲げガイド)
a バラ物商品
50 第1内フラップ折曲げ装置
51 前部フラップ折曲げ部材
52 横送り装置
53 縦送り装置
60 第2内フラップ折曲げ装置
61 後部フラップ折曲げ部材
62 横送り装置
63 縦送り装置
80 型枠(折曲げガイド)
81 円弧状面

【特許請求の範囲】
【請求項1】
底面パネルの両側に連設された一対の側面パネルを上向きに折り曲げて起立させ、その一対の側面パネルの両端縁に連設された内フラップ部を内フラップ折曲げ装置により内方に折曲げ、その内フラップ部の折曲げ後に底面パネルの両端縁に連設された外フラップを内フラップ部に重なる位置まで折曲げて内フラップ部に接合し、その接合後に、一方の側面パネルの側縁に連設されたジョイントフラップ、他方の側面パネルの側縁に連設された天面パネル、その天面パネルの両端に連設された外フラップの折り曲げを行なってケースを組立てるケース組立装置において、
前記内フラップ折曲げ装置が、一対の側面パネルの両端縁に連設された内フラップ部を前記底面パネルの上面に載置された折曲げガイドの4隅の円弧状面に押し付けて円弧状に折り曲げるフラップ折曲げ部材を有し、そのフラップ折り曲げ部材を前記内フラップ部のそれぞれに対応して進退自在に設けたことを特徴とするケース組立装置。
【請求項2】
前記折曲げガイドが、円筒状のバラ物商品の整列体からなる包装対象品からなる請求項1に記載のケース組立装置。
【請求項3】
前記折曲げガイドが、弧状面を4隅に有する型枠からなる請求項1に記載のケース組立装置。
【請求項4】
円筒状のバラ物商品の整列体からなる包装対象品を支持する底面パネルの両側から一対の側面パネルが起立し、一方の側面パネルに連設された天面パネルおよび他方の側面パネルに連設されたジョイントフラップが起立状態とされたケース形成用のブランクシートを一方向に搬送し、その搬送時にジョイントフラップを包装対象品の上面に重なる位置まで折曲げ、かつ、天面パネルをそのジョイントフラップに重なる位置まで折り曲げて接合し、その天面パネルの折曲げが完了するまでの間で起立状態の一対の側面パネルの両端縁に連設された内フラップ部を内フラップ折曲げ装置により内方に折曲げ、その内フラップ部の折曲げ後に底面パネルおよび天面パネルの両端縁に連設された外フラップを内フラップ部に重なる位置まで折曲げて内フラップ部に接合するケース組立装置において、
前記内フラップ折曲げ装置が、前記円筒状バラ物商品の外周円筒面に沿う円弧状の押圧面を先端部に有する対向一対の前部フラップ折曲げ部材および対向一対の後部フラップ折曲げ部材と、各フラップ折曲げ部材をシート搬送路から退避する待機位置と内フラップ部を包装対象品のコーナ部に配置されたバラ物商品の外周円筒面に押し付けて円弧状に変形させる折曲げ位置との間で往復動させる横送り装置と、各フラップ折曲げ部材が内フラップ部をバラ物商品の外周円筒面に押し付ける状態で底面パネルの外フラップが折り曲げられる位置まで各フラップ折曲げ部材を横送り装置と共にブランクシートの搬送速度と同速度でもって下流側に前進移動させ、その前進停止位置でシート搬送路から退避されたフラップ折曲げ部材を待機位置まで後退させる縦送り装置とからなることを特徴とするケース組立装置。
【請求項5】
前記ブランクシートを、前記一対の側面パネルがシート搬送方向の両側に配置される状態で一方向に搬送するようにした請求項4に記載のケース組立装置。
【請求項6】
前記ブランクシートを、前記一対の側面パネルがシート搬送方向の前後に配置される状態で一方向に搬送するようにした請求項4に記載のケース組立装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【公開番号】特開2010−30626(P2010−30626A)
【公開日】平成22年2月12日(2010.2.12)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−193566(P2008−193566)
【出願日】平成20年7月28日(2008.7.28)
【出願人】(000115980)レンゴー株式会社 (502)
【Fターム(参考)】